JP2002283968A - 雨滴検出装置 - Google Patents

雨滴検出装置

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JP2002283968A
JP2002283968A JP2001085927A JP2001085927A JP2002283968A JP 2002283968 A JP2002283968 A JP 2002283968A JP 2001085927 A JP2001085927 A JP 2001085927A JP 2001085927 A JP2001085927 A JP 2001085927A JP 2002283968 A JP2002283968 A JP 2002283968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偶発的要因による影響を小さくし、ユーザの
使用感を向上させることができる雨滴検出装置を提供す
る。 【解決手段】 LED8とPD9との組を複数有し、発
光量に対する受光量の低下率によりワイパ駆動信号を出
力する雨滴検出装置6において、各検出エリア単独の単
独低下率と、その合計である合計低下率と、により雨滴
の状態を判定する。また、単独低下率と合計低下率移動
平均値とを用いて判定してもよいし、単独低下率と単独
低下率移動平均値とを用いて判定してもよい。これによ
り、検出エリアをソフトウェア的に拡大し、制御周期よ
り長い時間における雨滴の状態により判定することにな
るので、雨滴の付着にばらつきがあっても、ワイパ払拭
を安定させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降雨状態に応じて
ワイパを自動制御するため、ウィンドシールドに付着し
た雨滴を検出する雨滴検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雨滴検出装置は、発光ダイオード
(以下、LED)等の発光素子とフォトダイオード(以
下、PD)等の受光素子とを用いて、所定の短い制御周
期毎に、ウィンドシールドに向かって光を発光させてそ
の反射光を受光し、発光量に対する受光量の低下率から
雨滴の状態を判定しており、発光された光が反射される
ウィンドシールド上のエリアが、雨滴が検出される検出
エリアとなっている。
【0003】しかし、発光素子の照射範囲は狭いもので
あり、また、運転者の視界の妨げにならないよう装置の
体格も限られるため、検出エリアは狭い範囲に限られて
おり、雨滴が検出されるか否かは、この限られた検出エ
リアに雨滴が付着するか否かという偶発的な要因に依存
することになる。したがって、特に小雨の場合のように
雨滴がまばらな状況では、降雨状態であるにもかかわら
ず、検出に十分な雨滴が検出エリアに付着せず、降雨状
態と判定されない恐れがあった。
【0004】また、ユーザが一定雨量と感じている場合
であっても、偶発的に風向き等の自然要因により雨滴の
付着量が一時的に大きく変動することがあるが、従来の
雨滴検出装置は短い制御周期毎に雨判定が完結している
ため、雨滴の付着量の制御周期内の変動に伴ってワイパ
の払拭間隔が短時間で大きく変動する場合があり、ユー
ザにとってこの変動は不快なものとなり使用感が良くな
いという問題もあった。
【0005】この問題に対処するため、特許第2661
171号公報に示す雨滴感応式オートワイパ制御装置
は、閾値を2つ設けて、低い閾値を越えても高い閾値を
越えなければ間欠モードを変更しないこととし、センサ
に当る雨滴にばらつきが生じても払拭の間隔が変動しな
いようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報のオ
ートワイパ制御装置においても、やはり雨判定が短い制
御周期毎に完結しているため、ユーザが一定雨量と感じ
ている場合でも間欠モードが頻繁に切り替わるという現
象が発生することがあり、ユーザの使用感が十分に良好
とは言えないという問題があった。
【0007】この発明は、上述した問題を解決するもの
であり、限られた検出エリアしか持たない雨滴検出装置
においても、上記した偶発的要因による影響を小さく
し、ユーザの使用感を向上させることができる雨滴検出
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の雨滴検出
装置によれば、払拭開始の判定においては、検出エリア
単独の低下率を表す単独低下率を用いた単独判定手段に
より判定を行い、払拭開始後の判定においては、単独判
定手段と、検出エリア全体の低下率を表す合計低下率を
用いた合計判定手段と、を併用して判定を行うことを特
徴とする。これにより、払拭開始については、いずれか
の検出エリアにおいて雨滴を検出した場合にワイパ払拭
することになり、迅速な応答が可能となる。また、払拭
開始後については、個々の検出エリアのみならず検出エ
リア全体の雨滴の状態に基づき判定することとなり、検
出エリアをソフトウェア的に拡大することとなって、雨
滴の付着量が場所によってばらついた場合であっても、
正確な判定を行うことができる。
【0009】請求項2記載の雨滴検出装置によれば、払
拭開始の判定においては、単独判定手段により判定を行
い、払拭開始後の判定においては、単独判定手段と、複
数制御周期にわたる合計低下率の移動平均値を用いた合
計移動平均判定手段と、を併用して判定を行うことを特
徴とする。これにより、払拭開始については、迅速な応
答が可能となる。また、払拭開始後については、個々の
検出エリアのみならず検出エリア全体の雨滴の状態に基
づき正確な判定が可能となるとともに、制御周期に比し
て十分長い複数制御周期内の雨滴の状態に基づき判定す
るので、雨滴の付着量が偶発的に変動した場合であって
も、それまでの雨滴の状態を考慮して判定することにな
り、ワイパの払拭間隔の変動を均して、安定した払拭が
可能となる。
【0010】請求項3記載の雨滴検出装置によれば、払
拭開始の判定においては、単独判定手段により判定を行
い、払拭開始後の判定においては、単独判定手段と、複
数制御周期にわたる単独低下率の移動平均値を用いた単
独移動平均判定手段と、を併用して判定を行う。そし
て、雨滴が検出されなかった場合に、晴天時の単独低下
率移動平均値、または、晴天時の単独低下率の最大値、
のいずれかを、単独移動平均判定値に再設定することを
特徴とする。これにより、払拭開始については、迅速な
応答が可能となる。また、払拭開始後については、制御
周期内の雨滴の状態のみならず、制御周期に比して十分
長い複数制御周期内の雨滴の状態に基づき判定するの
で、雨滴の付着量が偶発的に変動した場合であっても、
それまでの雨滴の状態を考慮して判定することになり、
安定した払拭が可能となる。さらに、比較に用いられる
判定値を晴れ時(晴天時)の実際の低下率により再設定
するので、判定誤差をなくし応答性を向上させることが
できる。
【0011】請求項4記載の雨滴検出装置によれば、払
拭開始の判定においては、単独判定手段と、複数制御周
期にわたる合計低下率の移動平均値を用いた合計移動平
均判定手段と、を併用して判定を行い、払拭開始後の判
定においても、単独判定手段と、合計移動平均判定手段
と、を併用して判定を行う。そして、雨滴が検出されな
かった場合に、晴天時の合計低下率移動平均値、また
は、晴天時の合計低下率の最大値、のいずれかを、合計
移動平均判定値に再設定することを特徴とする。これに
より、迅速な応答性と払拭の安定性を確保でき、さら
に、比較に用いられる判定値を晴れ時の実際の低下率に
より再設定するので、判定誤差をなくし応答性を向上さ
せることができる。
【0012】請求項5記載の雨滴検出装置によれば、単
独低下率を用いた判定と合計低下率を用いた判定とを併
用することを特徴とする。これにより、個々の検出エリ
アのみならず検出エリア全体の雨滴の状態に基づき判定
することとなり、検出エリアをソフトウェア的に拡大す
ることとなって、雨滴の付着量が場所によってばらつい
た場合であっても、正確な判定を行うことができる。
【0013】請求項6記載の雨滴検出装置によれば、単
独低下率を用いた判定と合計低下率移動平均値を用いた
判定とを併用することを特徴とする。これにより、個々
の検出エリアのみならず検出エリア全体の雨滴の状態に
基づき正確な判定が可能となるとともに、制御周期に比
して十分長い複数制御周期内の雨滴の状態に基づき判定
するので、雨滴の付着量が偶発的に変動した場合であっ
ても、それまでの雨滴の状態を考慮して判定することに
なり、ワイパの払拭間隔の変動を均して安定した払拭が
可能となる。加えて、所定の合計移動平均判定値として
晴天時の合計低下率移動平均値を使用することとすれ
ば、払拭開始については、晴天時の合計低下率移動平均
値を判定値として随時設定していくこととなるので、複
数制御周期にわたる移動平均処理を実施しても、雨滴が
付着して低下率が変化すれば、その変化を検出可能であ
り、迅速な応答が可能となる。
【0014】請求項7記載の雨滴検出装置によれば、単
独低下率を用いた判定と単独低下率移動平均値を用いた
判定とを併用することを特徴とする。これにより、制御
周期内の雨滴の状態のみならず、制御周期に比して十分
長い複数制御周期内の雨滴の状態に基づき判定するの
で、雨滴の付着量が偶発的に変動した場合であっても、
それまでの雨滴の状態を考慮して判定することになり、
ワイパの払拭間隔の変動を均して安定した払拭が可能と
なる。加えて、所定の単独移動平均判定値として晴天時
の単独低下率移動平均値を使用することとすれば、払拭
開始については、晴天時の単独低下率移動平均値を判定
値として随時設定していくこととなるので、複数制御周
期にわたる移動平均処理を実施しても、雨滴が付着して
低下率が変化すれば、その変化を検出可能であり、迅速
な応答が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1〜第4実施形
態を図面に基づいて説明する。本発明の雨滴検出装置
は、車両、船舶、航空機等のウィンドシールドにおいて
ワイパを駆動させるシステムに利用されるものである
が、以下の第1〜第4実施形態では、いずれも本発明を
図1に示す自動車のワイパ自動制御装置に適用してい
る。
【0016】図1に示すワイパ自動制御装置は、雨滴検
出装置6とワイパ駆動装置3とから構成されている。雨
滴検出装置6は、雨滴検出の対象物であるフロントウィ
ンドシールド(以下、フロントウィンド)1に付着した
雨滴を検出するためのものであり、ワイパ駆動装置3
は、フロントウィンド1に雨滴が付着している場合にフ
ロントウィンド1に配設されたワイパ2を駆動するため
のものである。ワイパ自動制御装置への電源供給は、バ
ッテリ30からイグニッションスイッチ31を介して行
われ、雨滴検出装置6内のCPU12、ワイパ駆動装置
3内のワイパモータ4等に配電される。
【0017】ワイパ駆動装置3は、ワイパ2を駆動する
ためのワイパモータ4と、ワイパモータ駆動回路5と、
ワイパスイッチ7と、から構成されている。ワイパスイ
ッチ7は、停止(OFF)、オートモード(AUT
O)、低速作動(Lo)、及び、高速作動(Hi)の4
つの作動位置を有しており、オートモードが選択された
とき、ワイパ2はワイパ自動制御装置により自動制御さ
れる。
【0018】雨滴検出装置6には、フロントウィンド1
上の雨滴を光学的に検出するための発光素子(赤外線を
発光する発光ダイオード、以下、LED)8と受光素子
(フォトダイオード、以下、PD)9の組が設けられて
いる。なお、図1には図の簡略化のため、LED8とP
D9の組は1組しか図示されていないが、実際には複数
組(第1〜第4実施形態ではいずれも3組)設けられて
いる。そして、LED8にはLED駆動回路13が接続
されており、PD9には検波・増幅回路14が接続され
ている。
【0019】また、雨滴検出装置6には、図1に示すよ
うに、LED8の発光タイミング及び駆動電流を制御す
るCPU12が設けられている。雨滴検出時においてC
PU12は、LED8をパルス駆動させるための駆動電
流をLED駆動回路13に流し、LED8を発光させて
光(赤外線)をフロントウィンド1に入射する。この光
はフロントウィンド1で反射されてPD9により受光さ
れ、この受光量は検波・増幅回路14で光−電圧変換さ
れてCPU12に対して出力される。CPU12は、検
波・増幅回路14からの出力値に基づき発光量に対する
受光量の低下率やその合計、それらの移動平均等を演算
する演算機能、判定値や過去の低下率等を記憶しておく
記憶機能、演算された低下率等を所定の判定値とを比較
して雨滴の状態を判定する判定機能等を有しており、判
定結果に基づいてワイパモータ駆動回路5にワイパ駆動
信号を送信する。そして、CPU12はこれらの発光制
御から判定(判定結果によってはワイパ駆動信号の送
信)までの処理を所定の制御周期毎に繰り返すように構
成されている。なお、CPU12には、判定値等が記憶
されるRAM24及びROM25が設けられている。
【0020】また、雨滴検出装置6には、プリズム23
(図2参照)の結露を防止するためのヒータ20とヒー
タ回路21とプリズム温度センサ22とが設けられてお
り、CPU12は、プリズム温度センサ22からの温度
信号に応じてヒータ回路21にヒータ制御信号を送り、
ヒータ20への通電状態を制御している。また、CPU
12は、温度検出部10により検出された温度データに
応じて、低下率に対して必要に応じて温度補正を行うこ
ともある。
【0021】さらに図2に示すように、雨滴検出装置6
には、LED8及びPD9を支持するベース部17と、
前述したLED駆動回路13と検波・増幅回路14とを
有する回路基盤15と、が設けられている。これらのL
ED8、PD9、ベース部17、及び、回路基盤15は
センサケース16内に収納されて一体化され、さらにカ
バー11で覆われて、ワイパ2の払拭範囲でフロントウ
ィンド1の内壁(車室内側の面)1bの運転者の視界を
妨げない部位に、例えば光を透過する透明接着剤等を用
いて取り付けられたプリズム23を介して、固定されて
いる。そして、LED8及びPD9は、それぞれフロン
トウィンド1に対して斜め方向から向き合うように配置
されている。
【0022】第1〜第4実施形態では、フロントウィン
ド1の内壁1bには、透過部材であるプリズム23が、
透過性の接着材(シリコンシート)18を用いて接着さ
れ、LED8及びPD9とフロントウィンド1との間に
配置されている。プリズム23は、LED8からの光が
確実にPD9に入射するようにLED8の光を屈折させ
るとともに、車室外からの日射がPD9に入射すること
を防止するためのものである。プリズム23には、中央
部に板状に凹む反射部23aが形成され、反射部23a
の両側に断面が三角形状の突出部が形成され、各突出部
にはそれぞれLED8、PD9と対向する面にレンズが
形成されている。これにより、LED8から発光された
光は、図2の矢印付きの線で示すように、プリズム23
を経由してフロントウィンド1の外壁1a内面で全反射
され、次いで反射部23aで全反射され、再度フロント
ウィンド1の外壁1a内面で全反射された後、PD9に
入射される。なお、プリズム23とPD9との間には、
プリズム23では防ぎ切れない日射の影響を打ち消すた
め、PD9への可視光の入射を遮断する可視光カットフ
ィルタ19が設置され、反射部23aの後側(車室内
側)には、前述したヒータ20が配設されている。
【0023】図2で説明したように、LED8からの光
が反射される反射エリアは、1組のLED8とPD9に
つきフロントウィンド1上に2つずつ形成され、この2
つずつの反射エリアが、1組のLED8とPD9によっ
て雨滴が検出される1つの検出エリアとなる。そして、
第1〜第4実施形態ともLED8とPD9の組(以下、
ペアとも言う。)は3組ずつ設けられているので、それ
らをペアA、ペアB、ペアCとすれば、図3に示すよう
に、ペアAについて反射エリアA1及びA2、ペアBに
ついて反射エリアB1及びB2、ペアCについて反射エ
リアC1及びC2、というように各ペアについて2つず
つの反射エリアが形成され、反射エリアA1及びA2を
合わせたエリアがペアAの検出エリア、反射エリアB1
及びB2を合わせたエリアがペアBの検出エリア、反射
エリアC1及びC2を合わせたエリアがペアCの検出エ
リアとなる。
【0024】そして、これらの検出エリアに雨滴Rが付
着すると、図2に示すようにその部分では光が反射せず
外部に透過してしまうので、発光量に比べ受光量が低下
することになる。したがって、例えばフロントウィンド
1の汚れ等を考慮して、雨滴が無い状態での発光量に対
する受光量の低下率を判定値として定めておき、測定時
の低下率が判定値以下であれば雨滴無し、判定値を上回
っていれば雨滴有りと判定すればよいことになる。
【0025】次に第1〜第4実施形態について図4〜図
15を用いてそれぞれ説明する。 1.第1実施形態 1-1 払拭開始判定処理(図4のS100〜S109参
照) まず、ユーザがイグニッションスイッチ31をONにす
ると、雨滴検出装置6はスタート状態となり(S10
1)、ワイパスイッチ7がオートモードであれば(S1
02)、起動直後の初期払拭の可否判定処理を行う(S
103)。この初期払拭の可否判定処理は、従来と同様
の処理であるので説明を省略する。なお、オートモード
でない場合は(S102)、雨滴検出装置6は制御パラ
メータや演算値をクリアして(S100)、スタート状
態に戻る。
【0026】次に、雨滴検出装置6は、LED8を所定
の発光時間内にCPU12で制御された電圧で所定の回
数発光させるLED発光制御処理を行い(S104)、
PD9の受光量を測定する処理を行う(S105)。こ
れらの処理がLED8とPD9の全ペアについて完了す
れば(S106)、雨滴検出装置6は、各検出エリア
(すなわち、各ペア)についてそれぞれ低下率を演算す
る各ペアにおける低下率演算処理を行う(S107)。
この低下率は、制御周期内における各ペア単独の低下率
であるので、以下、単独低下率とも言う。
【0027】ここで低下率とは、ワイパ2が検出エリア
を払拭した直後から、予め決められた発光時間内におい
てLED8から一定光量で発光される光量(発光量)に
対するPD9で受光される光量(受光量)の減少率を言
い、LED8から発光される光の電圧VLED 、例えば、
晴天時に記憶されたLED8の一定電流発光に対するP
D9の出力電圧(PD9のLED8の発光に対する検波
・増幅回路14を含む光−電圧変換値)VLED と、現状
のPD出力電圧VPDとを用いて、次式(1) で演算され
る。なお、単位は%である。
【0028】 (VLED −VPD)/VLED *100 …(1) なお、LED8は前述したように所定の発光時間内に所
定の回数発光されるので、PD9による受光も所定回数
行われるが、VPDはそれらの所定回数分の受光した光の
電圧の例えば平均を使用する。
【0029】そして雨滴検出装置6は、各ペアにおける
低下率に基づく雨判定処理を行う(S108)。この各
ペアにおける低下率に基づく雨判定処理は、各ペアにお
ける単独低下率を、予め記憶されている所定の単独判定
値とそれぞれ比較し、少なくとも1つのペアにおいて単
独低下率が単独判定値を上回っていれば雨滴が検出され
た(雨滴有り)と判定し、いずれのペアにおいても単独
低下率が単独判定値以下であれば雨滴が検出されなかっ
た(雨滴無し)と判定するものである。ここで、単独判
定値とは、1つのペアにおける雨滴無しの状態の低下率
をフロントウィンド1の汚れ等を考慮して予め定めたも
のであり、例えば単独判定値を2%と定めた場合、単独
低下率が2%以下であれば雨滴無し、2%を上回ってい
れば雨滴有りと判定される。そして、雨滴検出装置6
は、雨滴有りの場合は払拭を開始するため後述する払拭
処理を行い、雨滴無しの場合は以下の払拭開始再判定処
理を行う(S109)。
【0030】1-2 払拭開始再判定処理(図5のS110
〜S116参照) 雨滴検出装置6は、上記した払拭開始判定処理と同様に
して、LED発光制御処理から各ペアにおける低下率に
基づく雨判定処理までを行う(S110〜S115)。
そして、雨滴有りの場合は払拭を開始するため以下の払
拭処理を行い、雨滴無しの場合は、オートモードであれ
ば払拭開始再判定処理を再び行い(S116)、オート
モードでなければ制御パラメータや演算値をクリアして
(図4のS100)、スタート状態に戻る。
【0031】1-3 払拭処理(図6のS117、S118
参照) 雨滴検出装置6は、低下率が判定値を大きく上回ってい
れば雨滴量が多いと判定してHiモードとし、少ししか
上回っていなければ雨滴量が少ないと判定してLoモー
ドとする等、低下率から雨滴量を判定してワイパ払拭モ
ードを設定し(S117)、ワイパ駆動信号を出力する
(S118)。そして以下の払拭開始後判定処理を行
う。
【0032】1-4 払拭開始後判定処理(図6のS119
〜S127参照) 雨滴検出装置6は、ワイパスイッチ7がオートモードか
否かを判断し(S119)、オートモードでなければ制
御パラメータや演算値をクリアして(図4のS10
0)、スタート状態に戻り、オートモードであれば、上
記した払拭開始判定処理と同様にしてLED発光制御処
理から各ペアにおける低下率演算処理までを行う(S1
20〜S123)。
【0033】次に、雨滴検出装置6は、各ペアの単独低
下率を合計して合計低下率を演算する(S124)。こ
の合計低下率は制御周期内におけるペア全体(すなわ
ち、検出エリア全体)の低下率となる。そして、CPU
12は各ペアにおける低下率に基づく雨判定処理を行い
(S125)、さらに各ペアの合計低下率に基づく雨判
定処理を行う(S126)。この各ペアの合計低下率に
基づく雨判定処理は、合計低下率を予め記憶されている
合計判定値と比較して、合計低下率が合計判定値を上回
っていれば雨滴有りと判定し、合計判定値以下であれば
雨滴無しと判定するものである。なお、合計判定値は、
単独判定値のペア数分の合計とは限らず、例えば単独判
定値のペア数分の合計より小さく定めることにより、個
々の検出エリアの雨滴の付着量が少なく検出されない場
合であっても、検出エリア全体の雨滴の付着量がまとま
ることにより検出されるようにできる。そして、雨滴検
出装置6は、少なくとも一方の雨判定処理において雨滴
有りと判定されれば前述の払拭処理を行った後、再び払
拭開始後判定処理を行い、いずれの雨判定処理において
も雨滴無しと判定されれば前述の払拭処理を行うことな
く、再び払拭開始後判定処理を行う(S127)。
【0034】この第1実施形態によれば、払拭開始につ
いては、いずれかの検出エリアにおいて雨滴を検出した
場合にワイパ払拭することになり、迅速な応答が可能と
なる。また、払拭開始後については、個々の検出エリア
のみならず検出エリア全体の雨滴の状態に基づき判定す
ることとなり、雨滴の付着量がばらついて個々の検出エ
リアでは雨滴無しと判定されるような場合であっても、
全体の付着量が多い場合には、合計低下率が合計判定値
より大きくなって雨滴有りと判定される等、正確な判定
を行うことができる。 2.第2実施形態 2-1 払拭開始判定処理(図7のS200〜S209参
照) 第1実施形態の払拭開始判定処理(図4のS100〜S
109参照)と同じであるので、説明を省略する。
【0035】2-2 払拭開始再判定処理(図8のS210
〜S216参照) 第1実施形態の払拭開始再判定処理(図5のS110〜
S116参照)と同じであるので、説明を省略する。
【0036】2-3 払拭処理(図9のS217、S218
参照) 第1実施形態の払拭処理(図6のS117、S118参
照)と同じであるので、説明を省略する。
【0037】2-4 払拭開始後判定処理(図9のS219
〜S227参照) 雨滴検出装置6は、第1実施形態と同様にして(図6の
S119〜S123参照)、オートモードか否かの判断
から各ペアにおける低下率演算処理までを行う(S21
9〜S223)。
【0038】次に雨滴検出装置6は、各ペアの単独低下
率を合計して合計低下率を演算し、さらに、所定の複数
制御周期にわたる合計低下率を移動平均して、合計低下
率移動平均値を演算する各ペアの合計低下率移動平均処
理を行う(S224)。
【0039】ここで合計低下率移動平均値について説明
すると、合計低下率は制御周期毎に演算されるので、t
回目の制御周期の合計低下率をSt とすれば、t回目の
制御周期において、 S1 、S2 、…、St という合計低下率の時系列が得られることになる。そし
て合計低下率移動平均値とは、これら連続した複数制御
周期分の合計低下率にそれぞれ所定の重みを乗じて加算
したものであり、例えば、5制御周期にわたる(すなわ
ち、現在の制御周期から4制御周期前までの)合計低下
率移動平均値を演算する場合、重みをWi(i=1,
2,…,5)とすれば、t回目の制御周期における合計
低下率移動平均値は次式(2) で演算される。
【0040】 St-4 *W1 +St-3 *W2 +St-2 *W3 +St-1 *W4 +St *W5 …(2) ここで、重みは合計で100%(値としては1)になる
ように設定されるが、それぞれの重みの割合は種々の設
定が可能であり、例えば、重みを均等に(例えば20
%、すなわち1/5ずつに)設定すれば、過去から現在
までの合計低下率が均等に合計低下率移動平均値に影響
するので、現在の雨滴の変動に大きく影響されることな
く、ワイパ払拭の安定性が確保され、現在の重みを大き
く(例えば、W1 <W2 <…<W5 となるように)設定
すれば、過去の合計低下率は小さく現在の合計低下率が
大きく合計低下率移動平均値に影響するので、ある程度
の安定性を確保しつつ現在の雨滴の状態に対する応答性
が良くなる。
【0041】なお、所定の複数制御周期分の合計低下率
が出揃っていない場合には、所定のデフォルト値が用い
られる。
【0042】雨滴検出装置6は、合計低下率移動平均値
を演算後、各ペアにおける低下率に基づく雨判定処理を
行い(S225)、さらに、各ペアの合計低下率移動平
均に基づく雨判定処理を行う(S226)。ここで、各
ペアにおける低下率に基づく雨判定処理は、第1実施形
態と同じなので説明を省略する。また、各ペアの合計低
下率移動平均に基づく雨判定処理は、合計低下率移動平
均値を予め記憶されている合計移動平均判定値と比較し
て、合計移動平均判定値を上回っていれば雨滴有りと判
定し、合計移動平均判定値以下であれば雨滴無しと判定
するものである。そして、雨滴検出装置6は、少なくと
も一方の雨判定処理において雨滴有りと判定されれば前
述の払拭処理を行った後、再び払拭開始後判定処理を行
い、いずれの雨判定処理においても雨滴無しと判定され
れば前述の払拭処理を行うことなく、再び払拭開始後判
定処理を行う(S227)。
【0043】この第2実施形態によれば、払拭開始につ
いては、いずれかの検出エリアにおいて雨滴を検出した
場合にワイパ払拭することになり、迅速な応答が可能と
なる。また、払拭開始後については、単独低下率のみな
らず合計低下率移動平均値を用いて判定しているので、
制御周期毎の個々の検出エリアの状態のみならず、複数
制御周期にわたる検出エリア全体の雨滴の状態に基づき
判定することとなり、雨滴の付着量が場所によってばら
ついたり偶発的に変動したりしても、それまでの検出エ
リア全体の雨滴の状態も考慮して判定されるので、正確
な判定を行うことができ、また、ワイパの払拭間隔の変
動を均して安定した払拭が可能となる。 3.第3実施形態 3-1 払拭開始判定処理(図10のS300〜S309参
照) 第1実施形態の払拭開始判定処理(図4のS100〜S
109参照)と同じであるので、説明を省略する。
【0044】3-2 払拭開始再判定処理(図11のS31
0〜S317参照) 雨滴検出装置6は、第1実施形態と同様にして(図5の
S110〜S115参照)、LED発光制御処理から雨
滴検出か否かの判定までの処理を行う(S310〜S3
15)。
【0045】次に雨滴検出装置6は、雨滴が検出された
場合には後述する払拭処理を行うが、雨滴が検出されな
かった場合には、雨滴検出装置6は各ペアにおける晴れ
時低下率移動平均処理を行う(S316)。各ペアにお
ける晴れ時低下率移動平均処理とは、所定の複数制御周
期にわたる単独低下率の移動平均、または、単独低下率
の最大値、を演算して、所定の単独移動平均判定値とし
て、予め記憶されているデフォルト値と置き換えて記憶
し直す(再設定する)処理である。
【0046】ここで、単独移動平均判定値は各ペアにつ
いて、それぞれ以下に説明するように演算され再設定さ
れる。すなわち、単独低下率は制御周期毎に演算される
ので、例えば、ペアAにおけるt回目の制御周期の単独
低下率をat とすれば、t回目の制御周期において、 a1 、a2 、…、at という単独低下率の時系列が得られることになる。そし
て、単独低下率移動平均値とは、これら連続した複数制
御周期分の単独低下率にそれぞれ所定の重みを乗じて加
算したものであり、例えば、5制御周期にわたる(すな
わち、現在の制御周期から4制御周期前までの)単独低
下率移動平均値を演算する場合、重みをw i (i=1,
2,…,5)とすれば、t回目の制御周期におけるペア
Aの単独低下率移動平均値は次式(3) で演算される。
【0047】 at-4 *w1 +at-3 *w2 +at-2 *w3 +at-1 *w4 +at *w5 …(3) ここで、重みは合計で100%(値としては1)になる
ように設定されるが、それぞれの重みの割合は合計低下
率移動平均値と同様に、種々の設定が可能である。
【0048】また、単独低下率の最大値とは、上記時系
列中の単独低下率の最大値であり、制御周期毎に更新さ
れるが、突発的に異常に大きい値が判定値として設定さ
れてそれ以降の誤判定を招いてしまうことを防ぐため、
雨滴検出装置6は予め設定された時間間隔で割り込み処
理等を行い、周期的に最大値をクリアする。したがっ
て、最大値のクリア後はそのクリアされた時点からの最
大値となる。
【0049】雨滴検出装置6は、上記した各ペアにおけ
る晴れ時低下率移動平均処理後、オートモードであれば
(S317)、払拭開始再判定処理を繰り返し、オート
モードでなければ(S317)、制御パラメータ等をク
リアして(図10のS300)、スタート状態に戻る。
【0050】3-3 払拭処理(図12のS318、S31
9参照) 第1実施形態の払拭処理(図6のS117、S118参
照)と同じであるので、説明を省略する。
【0051】3-4 払拭開始後判定処理(図12のS32
0〜S329参照) 雨滴検出装置6は、第1実施形態と同様にして(図6の
S119〜S123参照)、オートモードか否かの判断
から各ペアにおける低下率演算処理までを行う(S32
0〜S324)。
【0052】次に雨滴検出装置6は、各ペアにおける所
定の複数制御周期にわたる単独低下率移動平均値を、上
記した各ペアにおける晴れ時低下率移動平均処理と同様
にして演算する(S325)。そして、雨滴検出装置6
は、各ペアにおける低下率に基づく雨判定処理を行い
(S326)、さらに、各ペアの低下率移動平均に基づ
く雨判定処理を行う(S327)。ここで、各ペアにお
ける低下率に基づく雨判定処理は、第1実施形態と同じ
なので説明を省略する。また、各ペアの低下率移動平均
に基づく雨判定処理は、各ペアについて、単独低下率移
動平均値を単独移動平均判定値と比較し、いずれかのペ
アの単独低下率移動平均値が単独移動平均判定値を上回
っていれば雨滴有りと判定し、いずれのペアにおいても
単独低下率移動平均値が単独移動平均判定値以下であれ
ば雨滴無しと判定するものである。
【0053】そして、雨滴検出装置6は、少なくとも一
方の雨判定処理において雨滴有りと判定されれば(S3
28)、前述の払拭処理を行った後、再び払拭開始後判
定処理を行い、いずれの雨判定処理においても雨滴無し
と判定されれば(S328)、各ペアにおける晴れ時低
下率移動平均処理を行った後(S329)、前述の払拭
処理を行うことなく、再び払拭開始後判定処理を行う。
なお、各ペアにおける晴れ時低下率移動平均処理につい
ては、上記した払拭開始再判定処理の場合と同じである
ので説明を省略する。
【0054】この第3実施形態によれば、払拭開始につ
いては、いずれかの検出エリアにおいて雨滴を検出した
場合にワイパ払拭することになり、迅速な応答が可能と
なる。また、払拭開始後については、単独低下率のみな
らず単独低下率移動平均値を用いて判定しているので、
複数制御周期にわたる雨滴の状態に基づき判定すること
となり、雨滴の付着量が偶発的に変動したしても、それ
までの雨滴の状態も考慮して判定されるので、ワイパの
払拭間隔の変動を均して安定した払拭が可能となる。さ
らに、一般に余裕を見て定められている最初の判定値
(デフォルト値)を、晴れ時の実際の低下率に基づいて
置き換えているので、判定誤差が小さくなり応答性が良
くなる。また、晴れ時の単独低下率の最大値を判定値と
して再設定した場合には、電磁ノイズ等により晴れ時の
低下率が上がってしまっても、晴れ時の単独低下率移動
平均値が判定値を上回ってしまうことを防ぎ、判定誤差
を防ぐことができる。 4.第4実施形態 4-1 払拭開始判定処理(図13のS400〜S409参
照) 第1実施形態の払拭開始判定処理(図4のS100〜S
109参照)と同じであるので、説明を省略する。
【0055】4-2 払拭開始再判定処理(図14のS41
0〜S418参照) 雨滴検出装置6は、第1実施形態と同様にして(図5の
S110〜S114参照)、LED発光制御処理から各
ペアにおける低下率に基づく雨判定処理までを行う(S
410〜S414)。
【0056】次に雨滴検出装置6は、各ペアにおける合
計低下率移動平均に基づく雨判定処理を行う(S41
5)。この各ペアにおける合計低下率移動平均に基づく
雨判定処理は、合計低下率移動平均値を、上記した第2
実施形態の場合と同様にして演算し、合計低下率移動平
均値を所定の合計移動平均判定値と比較して、合計移動
平均判定値を上回っていれば雨滴有りと判定し、合計移
動平均判定値以下であれば雨滴無しと判定するものであ
る。
【0057】そして、各ペアにおける低下率に基づく雨
判定処理、または各ペアにおける合計低下率移動平均に
基づく雨判定処理、のいずれか一方において雨滴が検出
された場合には(S416)、後述する払拭処理を行う
が、いずれの雨判定処理においても雨滴が検出されなか
った場合には(S416)、雨滴検出装置6は、オート
モードであれば(S417)、各ペアにおける晴れ時合
計低下率移動平均処理を行い(S418)、オートモー
ドでなければ(S417)、制御パラメータ等をクリア
して(図13のS400)、スタート状態に戻る。
【0058】ここで、各ペアにおける晴れ時合計低下率
移動平均処理とは、合計低下率移動平均値、または、合
計低下率の最大値、を所定の合計移動平均判定値とし
て、予め記憶されているデフォルト値と置き換えて記憶
し直す(再設定する)処理である。なお、最大値の場合
には、雨滴検出装置6は、第3実施形態における各ペア
における晴れ時低下率移動平均処理と同様に、突発的に
異常に大きい値が判定値として設定されてそれ以降の誤
判定を招いてしまうことを防ぐため、予め設定された時
間間隔で割り込み処理等を行い、周期的に最大値をクリ
アする。
【0059】4-3 払拭処理(図15のS419、S42
0参照) 第1実施形態の払拭処理(図6のS117、S118参
照)と同じであるので、説明を省略する。
【0060】4-4 払拭開始後判定処理(図15のS42
1〜S430参照) 雨滴検出装置6は、第1実施形態と同様にして(図6の
S119〜S123参照)、オートモードか否かの判断
から各ペアにおける低下率の演算処理までを行う(S4
21〜S425)。
【0061】次に雨滴検出装置6は、各ペアにおける所
定の複数制御周期にわたる合計低下率移動平均値を、上
記した第2実施形態の場合と同様にして演算する(S4
26)。そして、雨滴検出装置6は、各ペアにおける低
下率に基づく雨判定処理を行い(S427)、さらに、
各ペアの合計低下率移動平均に基づく雨判定処理を行う
(S428)。ここで、各ペアにおける低下率に基づく
雨判定処理は、第1実施形態と同じなので説明を省略す
る。また、各ペアの合計低下率移動平均に基づく雨判定
処理は、各ペアについて、合計低下率移動平均値を合計
移動平均判定値と比較し、合計低下率移動平均値が合計
移動平均判定値を上回っていれば雨滴有りと判定し、合
計低下率移動平均値が合計移動平均判定値以下であれば
雨滴無しと判定するものである。
【0062】そして、雨滴検出装置6は、少なくとも一
方の雨判定処理において雨滴有りと判定されれば(S4
29)、前述の払拭処理を行った後、再び払拭開始後判
定処理を行い、いずれの雨判定処理においても雨滴無し
と判定されれば(S429)、各ペアにおける晴れ時合
計低下率移動平均処理を行った後(S430)、前述の
払拭処理を行うことなく、再び払拭開始後判定処理を行
う。なお、各ペアにおける晴れ時合計低下率移動平均処
理については、上記した払拭開始再判定処理の場合と同
じであるので説明を省略する。
【0063】この第4実施形態によれば、払拭開始につ
いては、いずれかの検出エリアにおいて雨滴を検出した
場合にワイパ払拭することになり、迅速な応答が可能と
なる。また、払拭開始後については、単独低下率のみな
らず合計低下率移動平均値を用いて判定しているので、
制御周期毎の個々の検出エリアの状態のみならず、複数
制御周期にわたる検出エリア全体の雨滴の状態に基づき
判定することとなり、雨滴の付着量が場所によってばら
ついたり偶発的に変動したりしても、それまでの検出エ
リア全体の雨滴の状態も考慮して判定されるので、正確
な判定を行うことができ、また、ワイパの払拭間隔の変
動を均して安定した払拭が可能となる。さらに、一般に
余裕を見て定められている最初の判定値(デフォルト
値)を、晴れ時の実際の低下率に基づいて置き換えてい
るので、判定誤差が小さくなり応答性が良くなる。ま
た、晴れ時の合計低下率の最大値を判定値として再設定
した場合には、電磁ノイズ等により晴れ時の低下率が上
がってしまっても、晴れ時の合計低下率移動平均値が判
定値を上回ってしまうことを防ぎ、判定誤差を防ぐこと
ができる。
【0064】なお、上記各実施形態では、本発明を雨滴
検出装置6の自動車用のワイパ自動制御装置に適用した
が、本発明は例えば船舶や航空機に適用してもよく、特
許請求の範囲を逸脱しない範囲で構成は自由に変更でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第4実施形態におけるワイパ自
動制御装置の構成図である。
【図2】第1〜第4実施形態における雨滴検出装置の構
成図である。
【図3】第1〜第4実施形態における検出エリアを示す
図である。
【図4】第1実施形態の払拭開始判定処理のフローチャ
ートである。
【図5】第1実施形態の払拭開始再判定処理のフローチ
ャートである。
【図6】第1実施形態の払拭処理と払拭開始後判定処理
のフローチャートである。
【図7】第2実施形態の払拭開始判定処理のフローチャ
ートである。
【図8】第2実施形態の払拭開始再判定処理のフローチ
ャートである。
【図9】第2実施形態の払拭処理と払拭開始後判定処理
のフローチャートである。
【図10】第3実施形態の払拭開始判定処理のフローチ
ャートである。
【図11】第3実施形態の払拭開始再判定処理のフロー
チャートである。
【図12】第3実施形態の払拭処理と払拭開始後判定処
理のフローチャートである。
【図13】第4実施形態の払拭開始判定処理のフローチ
ャートである。
【図14】第4実施形態の払拭開始再判定処理のフロー
チャートである。
【図15】第4実施形態の払拭処理と払拭開始後判定処
理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…フロントウィンド 6…雨滴検出装置 8…発光素子(LED) 9…受光素子(PD) 12…CPU 13…LED駆動回路 14…検波・増幅回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウィンドシールド上の雨滴を検出してワ
    イパによる払拭を行うため、前記ウィンドシールドに向
    かって光を発光する発光素子と、前記ウィンドシールド
    により反射された光を受光する受光素子と、からなる組
    を複数有し、所定の制御周期毎に、光を発光して発光量
    に対する受光量の低下率を演算し、前記低下率に基づい
    て雨滴の状態を判定し、判定結果に応じて前記ワイパを
    駆動させるためのワイパ駆動信号を出力する雨滴検出装
    置であって、 前記各組により雨滴が検出される各検出エリアについ
    て、前記制御周期内における前記検出エリア単独の前記
    低下率を表す単独低下率を、それぞれ演算する単独低下
    率演算手段と、 前記各単独低下率に基づいて、前記制御周期内における
    前記検出エリア全体の前記低下率を表す合計低下率を演
    算する合計低下率演算手段と、 前記各単独低下率を所定の単独判定値とそれぞれ比較し
    て、雨滴の状態を判定する単独判定手段と、 前記合計低下率を所定の合計判定値と比較して、雨滴の
    状態を判定する合計判定手段と、を有し、 払拭開始の判定においては、前記単独判定手段により判
    定を行い、雨滴が検出された場合には前記ワイパ駆動信
    号を出力し、雨滴が検出されなかった場合には前記ワイ
    パ駆動信号を出力しないこととし、 払拭開始後の判定においては、前記単独判定手段により
    判定を行うとともに、前記合計判定手段により判定を行
    い、少なくとも一方の判定において雨滴が検出された場
    合には前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの判定にお
    いても雨滴が検出されなかった場合には前記ワイパ駆動
    信号を出力しないことを特徴とする雨滴検出装置。
  2. 【請求項2】 ウィンドシールド上の雨滴を検出してワ
    イパによる払拭を行うため、前記ウィンドシールドに向
    かって光を発光する発光素子と、前記ウィンドシールド
    により反射された光を受光する受光素子と、からなる組
    を複数有し、所定の制御周期毎に、光を発光して発光量
    に対する受光量の低下率を演算し、前記低下率に基づい
    て雨滴の状態を判定し、判定結果に応じて前記ワイパを
    駆動させるためのワイパ駆動信号を出力する雨滴検出装
    置であって、 前記各組により雨滴が検出される各検出エリアについ
    て、前記制御周期内における前記検出エリア単独の前記
    低下率を表す単独低下率を、それぞれ演算する単独低下
    率演算手段と、 前記各単独低下率に基づいて、前記制御周期内における
    前記検出エリア全体の前記低下率を表す合計低下率を演
    算し、前記合計低下率に基づいて、所定の複数制御周期
    にわたる前記合計低下率の移動平均値である合計低下率
    移動平均値を演算する合計低下率移動平均演算手段と、 前記各単独低下率を所定の単独判定値とそれぞれ比較し
    て、雨滴の状態を判定する単独判定手段と、 前記合計低下率移動平均値を所定の合計移動平均判定値
    と比較して、雨滴の状態を判定する合計移動平均判定手
    段と、を有し、 払拭開始の判定においては、前記単独判定手段により判
    定を行い、雨滴が検出された場合には前記ワイパ駆動信
    号を出力し、雨滴が検出されなかった場合には前記ワイ
    パ駆動信号を出力しないこととし、 払拭開始後の判定においては、前記単独判定手段により
    判定を行うとともに、前記合計移動平均判定手段により
    判定を行い、少なくとも一方の判定において雨滴が検出
    された場合には前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの
    判定においても雨滴が検出されなかった場合には前記ワ
    イパ駆動信号を出力しないことを特徴とする雨滴検出装
    置。
  3. 【請求項3】 ウィンドシールド上の雨滴を検出してワ
    イパによる払拭を行うため、前記ウィンドシールドに向
    かって光を発光する発光素子と、前記ウィンドシールド
    により反射された光を受光する受光素子と、からなる組
    を複数有し、所定の制御周期毎に、光を発光して発光量
    に対する受光量の低下率を演算し、前記低下率に基づい
    て雨滴の状態を判定し、判定結果に応じて前記ワイパを
    駆動させるためのワイパ駆動信号を出力する雨滴検出装
    置であって、 前記各組により雨滴が検出される各検出エリアについ
    て、前記制御周期内における前記検出エリア単独の前記
    低下率を表す単独低下率を、それぞれ演算する単独低下
    率演算手段と、 前記各単独低下率に基づいて、各検出エリアについて、
    所定の複数制御周期にわたる前記各単独低下率の移動平
    均値である単独低下率移動平均値を、それぞれ演算する
    単独低下率移動平均演算手段と、 前記各単独低下率を所定の単独判定値とそれぞれ比較し
    て、雨滴の状態を判定する単独判定手段と、 前記各単独低下率移動平均値を所定の単独移動平均判定
    値とそれぞれ比較して、雨滴の状態を判定する単独移動
    平均判定手段と、を有し、 払拭開始の判定においては、前記単独判定手段により判
    定を行い、雨滴が検出された場合には前記ワイパ駆動信
    号を出力し、雨滴が検出されなかった場合には、前記各
    検出エリアについて、晴天時の前記単独低下率移動平均
    値、または、晴天時の前記単独低下率の最大値、のいず
    れかを、前記所定の単独移動平均判定値としてそれぞれ
    再設定して、前記ワイパ駆動信号を出力しないことと
    し、 払拭開始後の判定においては、前記単独判定手段により
    判定を行うとともに、前記単独移動平均判定手段により
    判定を行い、少なくとも一方の判定において雨滴が検出
    された場合には前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの
    判定においても雨滴が検出されなかった場合には、前記
    各検出エリアについて、晴天時の前記単独低下率移動平
    均値、または、晴天時の前記単独低下率の最大値、のい
    ずれかを、前記所定の単独移動平均判定値としてそれぞ
    れ再設定して、前記ワイパ駆動信号を出力しないことを
    特徴とする雨滴検出装置。
  4. 【請求項4】 ウィンドシールド上の雨滴を検出してワ
    イパによる払拭を行うため、前記ウィンドシールドに向
    かって光を発光する発光素子と、前記ウィンドシールド
    により反射された光を受光する受光素子と、からなる組
    を複数有し、所定の制御周期毎に、光を発光して発光量
    に対する受光量の低下率を演算し、前記低下率に基づい
    て雨滴の状態を判定し、判定結果に応じて前記ワイパを
    駆動させるためのワイパ駆動信号を出力する雨滴検出装
    置であって、 前記各組により雨滴が検出される各検出エリアについ
    て、前記制御周期内における前記検出エリア単独の前記
    低下率を表す単独低下率を、それぞれ演算する単独低下
    率演算手段と、 前記各単独低下率に基づいて、前記制御周期内における
    前記検出エリア全体の前記低下率である合計低下率を演
    算し、前記合計低下率に基づいて、所定の複数制御周期
    にわたる前記合計低下率の移動平均値である合計低下率
    移動平均値を演算する合計低下率移動平均演算手段と、 前記各単独低下率を所定の単独判定値とそれぞれ比較し
    て、雨滴の状態を判定する単独判定手段と、 前記合計低下率移動平均値を所定の合計移動平均判定値
    と比較して、雨滴の状態を判定する合計移動平均判定手
    段と、を有し、 払拭開始の判定においては、前記単独判定手段により判
    定を行うとともに、前記合計移動平均判定手段により判
    定を行い、少なくとも一方の判定において雨滴が検出さ
    れた場合には前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの判
    定においても雨滴が検出されなかった場合には、晴天時
    の前記合計低下率移動平均値、または、晴天時の前記合
    計低下率の最大値、のいずれかを、前記所定の合計移動
    平均判定値として再設定して、前記ワイパ駆動信号を出
    力しないこととし、 払拭開始後の判定においては、前記単独判定手段により
    判定を行うとともに、前記合計移動平均判定手段により
    判定を行い、少なくとも一方の判定において雨滴が検出
    された場合には前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの
    判定においても雨滴が検出されなかった場合には、晴天
    時の前記合計低下率移動平均値、または、晴天時の前記
    合計低下率の最大値、のいずれかを、前記所定の合計移
    動平均判定値として再設定して、前記ワイパ駆動信号を
    出力しないことを特徴とする雨滴検出装置。
  5. 【請求項5】 ウィンドシールド上の雨滴を検出してワ
    イパによる払拭を行うため、前記ウィンドシールドに向
    かって光を発光する発光素子と、前記ウィンドシールド
    により反射された光を受光する受光素子と、からなる組
    を複数有し、所定の制御周期毎に、光を発光して発光量
    に対する受光量の低下率を演算し、前記低下率に基づい
    て雨滴の状態を判定し、判定結果に応じて前記ワイパを
    駆動させるためのワイパ駆動信号を出力する雨滴検出装
    置であって、 前記各組により雨滴が検出される各検出エリアについ
    て、前記制御周期内における前記検出エリア単独の前記
    低下率を表す単独低下率を、それぞれ演算する単独低下
    率演算手段と、 前記各単独低下率に基づいて、前記制御周期内における
    前記検出エリア全体の前記低下率を表す合計低下率を演
    算する合計低下率演算手段と、 前記各単独低下率を所定の単独判定値とそれぞれ比較し
    て、雨滴の状態を判定する単独判定手段と、 前記合計低下率を所定の合計判定値と比較して、雨滴の
    状態を判定する合計判定手段と、を有し、 前記所定の単独判定値については、予め定められた値、
    前記各検出エリアにおける晴天時の前記単独低下率、ま
    たは、前記各検出エリアにおける晴天時の前記単独低下
    率の最大値、のいずれかを使用し、 前記所定の合計判定値については、予め定められた値、
    晴天時の前記合計低下率、または、晴天時の前記合計低
    下率の最大値、のいずれかを使用し、 払拭可否の判定において、前記単独判定手段により判定
    を行うとともに、前記合計判定手段により判定を行い、
    少なくとも一方の判定において雨滴が検出された場合に
    は前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの判定において
    も雨滴が検出されなかった場合には前記ワイパ駆動信号
    を出力しないことを特徴とする雨滴検出装置。
  6. 【請求項6】 ウィンドシールド上の雨滴を検出してワ
    イパによる払拭を行うため、前記ウィンドシールドに向
    かって光を発光する発光素子と、前記ウィンドシールド
    により反射された光を受光する受光素子と、からなる組
    を複数有し、所定の制御周期毎に、光を発光して発光量
    に対する受光量の低下率を演算し、前記低下率に基づい
    て雨滴の状態を判定し、判定結果に応じて前記ワイパを
    駆動させるためのワイパ駆動信号を出力する雨滴検出装
    置であって、 前記各組により雨滴が検出される各検出エリアについ
    て、前記制御周期内における前記検出エリア単独の前記
    低下率を表す単独低下率を、それぞれ演算する単独低下
    率演算手段と、 前記各単独低下率に基づいて、前記制御周期内における
    前記検出エリア全体の前記低下率を表す合計低下率を演
    算し、前記合計低下率に基づいて、所定の複数制御周期
    にわたる前記合計低下率の移動平均値である合計低下率
    移動平均値を演算する合計低下率移動平均演算手段と、 前記各単独低下率を所定の単独判定値とそれぞれ比較し
    て、雨滴の状態を判定する単独判定手段と、 前記合計低下率移動平均値を所定の合計移動平均判定値
    と比較して、雨滴の状態を判定する合計移動平均判定手
    段と、を有し、 前記所定の単独判定値については、予め定められた値、
    前記各検出エリアにおける晴天時の前記単独低下率、ま
    たは、前記各検出エリアにおける晴天時の前記単独低下
    率の最大値、のいずれかを使用し、 前記所定の合計移動平均判定値については、予め定めら
    れた値、晴天時の前記合計低下率移動平均値、または、
    晴天時の前記合計低下率の最大値、のいずれかを使用
    し、 払拭可否の判定において、前記単独判定手段により判定
    を行うとともに、前記合計移動平均判定手段により判定
    を行い、少なくとも一方の判定において雨滴が検出され
    た場合には前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの判定
    においても雨滴が検出されなかった場合には前記ワイパ
    駆動信号を出力しないことを特徴とする雨滴検出装置。
  7. 【請求項7】 ウィンドシールド上の雨滴を検出してワ
    イパによる払拭を行うため、前記ウィンドシールドに向
    かって光を発光する発光素子と、前記ウィンドシールド
    により反射された光を受光する受光素子と、からなる組
    を複数有し、所定の制御周期毎に、光を発光して発光量
    に対する受光量の低下率を演算し、前記低下率に基づい
    て雨滴の状態を判定し、判定結果に応じて前記ワイパを
    駆動させるためのワイパ駆動信号を出力する雨滴検出装
    置であって、 前記各組により雨滴が検出される各検出エリアについ
    て、前記制御周期内における前記検出エリア単独の前記
    低下率を表す単独低下率を、それぞれ演算する単独低下
    率演算手段と、 前記各単独低下率に基づいて、各検出エリアについて、
    所定の複数制御周期にわたる前記各単独低下率の移動平
    均値である単独低下率移動平均値を、それぞれ演算する
    単独低下率移動平均演算手段と、 前記各単独低下率を所定の単独判定値とそれぞれ比較し
    て、雨滴の状態を判定する単独判定手段と、 前記各単独低下率移動平均値を所定の単独移動平均判定
    値とそれぞれ比較して、雨滴の状態を判定する単独移動
    平均判定手段と、を有し、 前記所定の単独判定値については、予め定められた値、
    前記各検出エリアにおける晴天時の前記単独低下率、ま
    たは、前記各検出エリアにおける晴天時の前記単独低下
    率の最大値、のいずれかを使用し、 前記所定の単独移動平均判定値については、予め定めら
    れた値、前記各検出エリアにおける晴天時の前記単独低
    下率移動平均値、または、前記各検出エリアにおける晴
    天時の前記単独低下率の最大値、のいずれかを使用し、 払拭可否の判定において、前記単独判定手段により判定
    を行うとともに、前記単独移動平均判定手段により判定
    を行い、少なくとも一方の判定において雨滴が検出され
    た場合には前記ワイパ駆動信号を出力し、いずれの判定
    においても雨滴が検出されなかった場合には前記ワイパ
    駆動信号を出力しないことを特徴とする雨滴検出装置。
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