JP2002275077A - リパーゼ阻害剤 - Google Patents
リパーゼ阻害剤Info
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- JP2002275077A JP2002275077A JP2001033295A JP2001033295A JP2002275077A JP 2002275077 A JP2002275077 A JP 2002275077A JP 2001033295 A JP2001033295 A JP 2001033295A JP 2001033295 A JP2001033295 A JP 2001033295A JP 2002275077 A JP2002275077 A JP 2002275077A
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- Japan
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- lipase inhibitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】肥満抑制や防止および肥満体質の改善に有効な
リパーゼ阻害剤を提供する。 【解決手段】ユッカ、高麗人参、ジャスミン茶、山査
子、黄杞茶、ルイボス茶、大豆胚芽、生姜、および杜仲
茶よりなる群から選択される少なくとも１種以上の素材
からの抽出エキスを有効成分とするリパーゼ阻害剤。
リパーゼ阻害剤を提供する。 【解決手段】ユッカ、高麗人参、ジャスミン茶、山査
子、黄杞茶、ルイボス茶、大豆胚芽、生姜、および杜仲
茶よりなる群から選択される少なくとも１種以上の素材
からの抽出エキスを有効成分とするリパーゼ阻害剤。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、リパーゼ阻害剤に
関し、詳しくは、生体内で脂肪の吸収をにない、肥満症
の鍵を握る膵リパーゼを有効に抑制して肥満の抑制や予
防に寄与し得るリパーゼ抑制剤に関する。
関し、詳しくは、生体内で脂肪の吸収をにない、肥満症
の鍵を握る膵リパーゼを有効に抑制して肥満の抑制や予
防に寄与し得るリパーゼ抑制剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】食生活の欧米化に伴い、年々脂肪摂取量
が増加するにもかかわらず生活の中で運動する量も減少
し、肥満或いは肥満傾向の人が増加している。このよう
な中で、健康上の問題も増加の一途をたどり、心疾患、
動脈硬化などいわゆる生活習慣病の中で肥満が原因とな
る割合も増加している。また最近の過食、運動不足、ス
トレスなどによる肥満の増加に対し、特に女性は外見上
からもスリムな引き締まった体を切望する傾向にある。
したがって、健康上だけでなく美容上からも、皮下脂肪
等の減少は重要な問題となっている。
が増加するにもかかわらず生活の中で運動する量も減少
し、肥満或いは肥満傾向の人が増加している。このよう
な中で、健康上の問題も増加の一途をたどり、心疾患、
動脈硬化などいわゆる生活習慣病の中で肥満が原因とな
る割合も増加している。また最近の過食、運動不足、ス
トレスなどによる肥満の増加に対し、特に女性は外見上
からもスリムな引き締まった体を切望する傾向にある。
したがって、健康上だけでなく美容上からも、皮下脂肪
等の減少は重要な問題となっている。
【０００３】これの対応として、脂肪摂取量を減少さ
せ、適度な運動をするようにしていく必要があるが、な
かなか容易に実施できない。具体的には食欲抑制剤等の
経口薬、食事制限および規則正しい運動等によるアプロ
ーチが種々なされているが、これらの療法は、効果が現
れるまでに長時間を要し、かつ強固な意志を必要とする
ため多忙な現代においては持続的な実行が極めて困難で
ある。このため、簡便な方法として、摂取した脂肪の吸
収を押さえることで肥満の抑制を図ることが考えられ
る。ヒトの消化管における脂肪吸収過程においては、膵
臓のリパーゼ（膵リパーゼ）が腸管における脂肪消化吸
収のキー酵素として働いており、膵リパーゼ活性を阻害
して、肥満症を抑制したり予防する開発が薬剤のみなら
ず飲食品においても従来より試みられている。このこと
は、例えば、特開昭５５−９８１１４号公報に記載され
た抗肥満及びトリグリセライド減少剤、特開昭６４−３
４２６４号広報に記載された穀類、豆類から分離した阻
害物質を添加した飲食品肥満予防剤等を例示することが
できる。
せ、適度な運動をするようにしていく必要があるが、な
かなか容易に実施できない。具体的には食欲抑制剤等の
経口薬、食事制限および規則正しい運動等によるアプロ
ーチが種々なされているが、これらの療法は、効果が現
れるまでに長時間を要し、かつ強固な意志を必要とする
ため多忙な現代においては持続的な実行が極めて困難で
ある。このため、簡便な方法として、摂取した脂肪の吸
収を押さえることで肥満の抑制を図ることが考えられ
る。ヒトの消化管における脂肪吸収過程においては、膵
臓のリパーゼ（膵リパーゼ）が腸管における脂肪消化吸
収のキー酵素として働いており、膵リパーゼ活性を阻害
して、肥満症を抑制したり予防する開発が薬剤のみなら
ず飲食品においても従来より試みられている。このこと
は、例えば、特開昭５５−９８１１４号公報に記載され
た抗肥満及びトリグリセライド減少剤、特開昭６４−３
４２６４号広報に記載された穀類、豆類から分離した阻
害物質を添加した飲食品肥満予防剤等を例示することが
できる。
【０００４】一方、緑茶を始めとする茶類の抗肥満作用
も着目され始め、中でも中国茶、特に８０年代後半から
国内でも流行し始めた烏龍茶についてはラットを用いて
脂質代謝や血圧などに及ぼす脂質低下作用が検討され、
例えばリパーゼ活性の阻害については特許２６０２３８
７号広報に開示されている。
も着目され始め、中でも中国茶、特に８０年代後半から
国内でも流行し始めた烏龍茶についてはラットを用いて
脂質代謝や血圧などに及ぼす脂質低下作用が検討され、
例えばリパーゼ活性の阻害については特許２６０２３８
７号広報に開示されている。
【０００５】更に、烏龍茶以外のいわゆる健康茶が持つ
生理機能についても科学的研究がなされ、プアール茶や
決明子等についてはリパーゼ阻害作用として特開平９−
２２７３９８号広報及び特許２６０２３８７号広報など
に例示されている。
生理機能についても科学的研究がなされ、プアール茶や
決明子等についてはリパーゼ阻害作用として特開平９−
２２７３９８号広報及び特許２６０２３８７号広報など
に例示されている。
【０００６】このように、リパーゼ阻害作用を持つ素材
は既に種々知られているが、食品素材として更により広
く用いられる素材が待ち望まれていた。そこで、本願発
明者らは安全かつ容易に使用できる特徴を持ち、生体内
での脂肪吸収の調整で肥満を抑制し、肥満から派生する
心疾患、動脈硬化など生活習慣病にも有効なリパーゼ阻
害剤を得るべく探索した。
は既に種々知られているが、食品素材として更により広
く用いられる素材が待ち望まれていた。そこで、本願発
明者らは安全かつ容易に使用できる特徴を持ち、生体内
での脂肪吸収の調整で肥満を抑制し、肥満から派生する
心疾患、動脈硬化など生活習慣病にも有効なリパーゼ阻
害剤を得るべく探索した。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かかる課題を鋭意検討し
た結果、従来より広く用いられている漢方素材や食品素
材の中に目的に適う物が存在した。すなわち、ユッカ、
高麗人参、ジャスミン茶、山査子、黄杞茶、ルイボス
茶、大豆胚芽、生姜、および杜仲茶の抽出物を配合する
ことによって問題を解決できることが分かった。すなわ
ち本発明はユッカ、高麗人参、ジャスミン茶、山査子、
黄杞茶、ルイボス茶、大豆胚芽、生姜、および杜仲茶よ
りなる群から選択される少なくとも１種以上の素材から
の抽出エキスを有効成分とするリパーゼ阻害剤に関し、
好ましくはユッカまたは高麗人参からの抽出エキスを有
効成分とするリパーゼ阻害剤に関してである。また本発
明は上記リパーゼ阻害剤を含む抗肥満食品である。
た結果、従来より広く用いられている漢方素材や食品素
材の中に目的に適う物が存在した。すなわち、ユッカ、
高麗人参、ジャスミン茶、山査子、黄杞茶、ルイボス
茶、大豆胚芽、生姜、および杜仲茶の抽出物を配合する
ことによって問題を解決できることが分かった。すなわ
ち本発明はユッカ、高麗人参、ジャスミン茶、山査子、
黄杞茶、ルイボス茶、大豆胚芽、生姜、および杜仲茶よ
りなる群から選択される少なくとも１種以上の素材から
の抽出エキスを有効成分とするリパーゼ阻害剤に関し、
好ましくはユッカまたは高麗人参からの抽出エキスを有
効成分とするリパーゼ阻害剤に関してである。また本発
明は上記リパーゼ阻害剤を含む抗肥満食品である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明について、その詳細を
説明する。まず本発明に用いられる各種植物抽出エキス
の製造方法や保存形態等について述べるが、これらのみ
に限定されるものではない。なお、本発明で言う各種植
物抽出エキスとは、下記に示した水やエタノール等の有
機溶媒または水を含む各有機溶媒抽出によって得られた
液状エキスの他に、液状エキスを減圧乾燥や凍結乾燥等
の通常の乾燥方や濃縮方法等により乾固または濃縮した
ものであってもよい。また、必要に応じてその効力に影
響がない範囲で脱臭、脱色等の精製処理をしてから用い
ても良く、また下記に述べるごとく適宜賦形剤を用いて
顆粒状にする等、使用し易い状態に製剤化されたものを
用いることが好ましい。
説明する。まず本発明に用いられる各種植物抽出エキス
の製造方法や保存形態等について述べるが、これらのみ
に限定されるものではない。なお、本発明で言う各種植
物抽出エキスとは、下記に示した水やエタノール等の有
機溶媒または水を含む各有機溶媒抽出によって得られた
液状エキスの他に、液状エキスを減圧乾燥や凍結乾燥等
の通常の乾燥方や濃縮方法等により乾固または濃縮した
ものであってもよい。また、必要に応じてその効力に影
響がない範囲で脱臭、脱色等の精製処理をしてから用い
ても良く、また下記に述べるごとく適宜賦形剤を用いて
顆粒状にする等、使用し易い状態に製剤化されたものを
用いることが好ましい。
【０００９】ユッカとはリュウゼツラン科の低木植物
（Yucca）で、その全草地上部、地下部、種子等からの
精製水もしくはプロピレングリコール、エタノール等の
有機溶媒による抽出物がユッカエキスで、様々なサポニ
ンを含む。
（Yucca）で、その全草地上部、地下部、種子等からの
精製水もしくはプロピレングリコール、エタノール等の
有機溶媒による抽出物がユッカエキスで、様々なサポニ
ンを含む。
【００１０】高麗人参とは、学名がPanax Ginsengであ
るウコギ科の多年生宿根草で、薬用あるいは健康食品と
して広く利用されている。薬効として強壮、疲労回復な
どのほか抗ストレス作用、整腸作用、利尿作用などが知
られ、乾燥高麗人参より抽出した高麗人参エキスが広く
利用されている。高麗人参エキスは高麗人参をアルコー
ル中に浸透させて、アルコール中に同人参エキスを溶解
させ、その後に、アルコールを減圧濃縮操作によって、
アルコール分と分離されるゲル状の画分で、主成分はサ
ポニンである。
るウコギ科の多年生宿根草で、薬用あるいは健康食品と
して広く利用されている。薬効として強壮、疲労回復な
どのほか抗ストレス作用、整腸作用、利尿作用などが知
られ、乾燥高麗人参より抽出した高麗人参エキスが広く
利用されている。高麗人参エキスは高麗人参をアルコー
ル中に浸透させて、アルコール中に同人参エキスを溶解
させ、その後に、アルコールを減圧濃縮操作によって、
アルコール分と分離されるゲル状の画分で、主成分はサ
ポニンである。
【００１１】ジャスミンとは、モクセイ科ソケイ属の植
物の総称で、普通つる性か低木で、熱帯から亜熱帯にか
けて約２００種ある。葉は３〜７個の小葉からなる羽状
複葉である。花は黄、白などの先が４〜９裂した筒状花
で強い芳香がある。ジャスミン茶はこのジャスミンの
花、葉、茎を乾燥させ、特に花を用いそれを中国茶と混
合し、醗酵、火入れをしたものである。
物の総称で、普通つる性か低木で、熱帯から亜熱帯にか
けて約２００種ある。葉は３〜７個の小葉からなる羽状
複葉である。花は黄、白などの先が４〜９裂した筒状花
で強い芳香がある。ジャスミン茶はこのジャスミンの
花、葉、茎を乾燥させ、特に花を用いそれを中国茶と混
合し、醗酵、火入れをしたものである。
【００１２】山査子とは、バラ科の落葉低木であり、そ
の果実は径約１．５ｃｍの球形で赤熟する。乾燥果実は
健胃、整腸剤に用いる。漢方薬として、効能が知られて
おり、天然物であるため、最近の健康ブームに合致した
健康飲料であって、健康増進の面で効果が大きい。
の果実は径約１．５ｃｍの球形で赤熟する。乾燥果実は
健胃、整腸剤に用いる。漢方薬として、効能が知られて
おり、天然物であるため、最近の健康ブームに合致した
健康飲料であって、健康増進の面で効果が大きい。
【００１３】黄杞茶とは、中国南部地域に野生するクル
ミ科の常緑高木、黄杞の葉を利用した中国茶の１種で、
その抽出物は黄杞茶エキスとして民間薬としても利用さ
れる。茶の抽出物である黄杞茶エキスは茶葉または茶葉
を粉末したものを、水、温水または熱水にて抽出した画
分で、その主成分としてジヒドロフラノール配糖体のア
スチルビンがある。これら配糖体の働きにより、活性酸
素消去能、過酸化脂質生成抑制作用および生体内抗酸化
作用が認められており、中性脂肪低下作用、糖尿病併発
病抑制など生活習慣病への効能が知られている。
ミ科の常緑高木、黄杞の葉を利用した中国茶の１種で、
その抽出物は黄杞茶エキスとして民間薬としても利用さ
れる。茶の抽出物である黄杞茶エキスは茶葉または茶葉
を粉末したものを、水、温水または熱水にて抽出した画
分で、その主成分としてジヒドロフラノール配糖体のア
スチルビンがある。これら配糖体の働きにより、活性酸
素消去能、過酸化脂質生成抑制作用および生体内抗酸化
作用が認められており、中性脂肪低下作用、糖尿病併発
病抑制など生活習慣病への効能が知られている。
【００１４】ルイボス茶とは、アフリカ南部の酸性乾燥
土壌に成育するマメ科の植物で、学名アスパラサス・リ
ネアリス（Aspalathus linealis ）またはアスパラサス
・セダルベルゲンシス（Aspalathus cedarbergensis ）
の乾燥葉由来の飲料で、長年アフリカ南部において飲用
されている。スーパーオキシド・ディスムターゼ(Super
Oxide Dismutase) 様活性（以下、ＳＯＤ様活性とい
う）が強力で、アレルギー性疾患に対して有効性が証明
されている（特開平６−７０６８１号公報）。
土壌に成育するマメ科の植物で、学名アスパラサス・リ
ネアリス（Aspalathus linealis ）またはアスパラサス
・セダルベルゲンシス（Aspalathus cedarbergensis ）
の乾燥葉由来の飲料で、長年アフリカ南部において飲用
されている。スーパーオキシド・ディスムターゼ(Super
Oxide Dismutase) 様活性（以下、ＳＯＤ様活性とい
う）が強力で、アレルギー性疾患に対して有効性が証明
されている（特開平６−７０６８１号公報）。
【００１５】大豆胚芽は抗酸化能を持ち健康増進物質と
して知られるイソフラボンを含むことで知られ、イソフ
ラボンの摂取を目的として、大豆の胚軸部分を特殊焙煎
した大豆胚芽茶が飲用物として市販されている。
して知られるイソフラボンを含むことで知られ、イソフ
ラボンの摂取を目的として、大豆の胚軸部分を特殊焙煎
した大豆胚芽茶が飲用物として市販されている。
【００１６】生姜は食品素材として広く用いられている
が、これにはショーガオールやジンゲロンという辛味性
の成分が含まれ、これらには解熱作用、抗炎症作用、鎮
咳作用、健胃作用などがあることが知られている。また
これらの成分は同時に保温作用や発汗作用を促し、血行
促進や嘔吐の鎮静、消化吸収の効能促進を有するものと
しても知られている。
が、これにはショーガオールやジンゲロンという辛味性
の成分が含まれ、これらには解熱作用、抗炎症作用、鎮
咳作用、健胃作用などがあることが知られている。また
これらの成分は同時に保温作用や発汗作用を促し、血行
促進や嘔吐の鎮静、消化吸収の効能促進を有するものと
しても知られている。
【００１７】杜仲茶は、その樹皮が中国で古くから薬効
を持つ事が知られている杜仲の葉を原料にした滋養健康
飲料として、中国や韓国で古くから愛飲されている。そ
の薬理作用として鎮痛作用、血圧降下作用や利尿作用が
知られている。
を持つ事が知られている杜仲の葉を原料にした滋養健康
飲料として、中国や韓国で古くから愛飲されている。そ
の薬理作用として鎮痛作用、血圧降下作用や利尿作用が
知られている。
【００１８】これらリパーゼ阻害剤は食品に配合すれば
容易に摂取できる。配合できる食品は特に限定はなく、
飲料等に配合してダイエット食品や健康食品に応用でき
る。また、一般の食事に利用することもできる。そして
このように配合された食品は、肥満および肥満から派生
する心臓疾患、動脈硬化等のいわゆる生活習慣病を改善
できる。
容易に摂取できる。配合できる食品は特に限定はなく、
飲料等に配合してダイエット食品や健康食品に応用でき
る。また、一般の食事に利用することもできる。そして
このように配合された食品は、肥満および肥満から派生
する心臓疾患、動脈硬化等のいわゆる生活習慣病を改善
できる。
【００１９】食品に配合するにあたっては、例えば有効
成分を充分摂取できるような製剤方法として、素材の抽
出エキスをフリーズドライ化した顆粒タイプを用いる事
が好ましい。
成分を充分摂取できるような製剤方法として、素材の抽
出エキスをフリーズドライ化した顆粒タイプを用いる事
が好ましい。
【００２０】すなわち、例えば各素材を85〜90℃で１時
間水抽出し、減圧濃縮（BX10.5〜11.0）後賦型剤として
のデキストリンを添加。その後予備凍結（-25℃、5時間
以上）してフリーズドライ化する。顆粒は2ｍｍメッシ
ュで分級し、2g単位で、窒素置換率90％以上の環境に置
くことがのぞましい。
間水抽出し、減圧濃縮（BX10.5〜11.0）後賦型剤として
のデキストリンを添加。その後予備凍結（-25℃、5時間
以上）してフリーズドライ化する。顆粒は2ｍｍメッシ
ュで分級し、2g単位で、窒素置換率90％以上の環境に置
くことがのぞましい。
【００２１】上記製剤化によって、使用に際し、湯を注
ぐだけで常に一定量の抽出エキスを摂取可能にできる。
この時各植物抽出エキスは固形分換算で、代表的には約
0.001質量％〜99質量％、好ましくは約0.01質量％〜50
質量％、より好ましくは約0.05質量％〜20質量％が含有
される。
ぐだけで常に一定量の抽出エキスを摂取可能にできる。
この時各植物抽出エキスは固形分換算で、代表的には約
0.001質量％〜99質量％、好ましくは約0.01質量％〜50
質量％、より好ましくは約0.05質量％〜20質量％が含有
される。
【００２２】
【実施例】」 以下、本発明に開示される各植物抽出エ
キス画分の膵臓リパーゼ（膵リパーゼ）に対する阻害作
用測定の実施例を詳細に記載するが、本発明は以下の実
施例に限定されるものではない。
キス画分の膵臓リパーゼ（膵リパーゼ）に対する阻害作
用測定の実施例を詳細に記載するが、本発明は以下の実
施例に限定されるものではない。
【００２３】（植物抽出エキス画分調整法）ユッカ、高
麗人参及び黄杞茶については各エキス分をHanks buffer
（pH7.4）に溶かしたものを植物抽出エキス画分とし
た。
麗人参及び黄杞茶については各エキス分をHanks buffer
（pH7.4）に溶かしたものを植物抽出エキス画分とし
た。
【００２４】ジャスミン茶、山査子、ルイボス茶、大豆
胚芽、生姜、および杜仲茶についてはそれぞれ7.62ｇ、
10.44ｇ、7.42ｇ、9.66ｇ、9.33ｇおよび15.71ｇの乾燥
素材をそれぞれの重量の10倍量の純水で100℃、30分間
抽出した。更にこの水抽出物を凍結乾燥した物をHanks
buffer （pH7.4）に溶かし植物抽出エキス画分とした。
胚芽、生姜、および杜仲茶についてはそれぞれ7.62ｇ、
10.44ｇ、7.42ｇ、9.66ｇ、9.33ｇおよび15.71ｇの乾燥
素材をそれぞれの重量の10倍量の純水で100℃、30分間
抽出した。更にこの水抽出物を凍結乾燥した物をHanks
buffer （pH7.4）に溶かし植物抽出エキス画分とした。
【００２５】（膵リパーゼ活性測定法）被験物質の調整
にあたっては、各植物抽出エキス画分を0.1MTES buffer
(pH7.0)で酵素反応液中の最終濃度10mg/mlになるよう調
整し、サンプル液とした。また基質溶液の調整には、80
mgトリオレイン、10mgホスファチジルコリン及び5mgタ
ウロコール酸ナトリウムを9mlの0.1MTES緩衝液で中で超
音波処理したものを用い、これを基質溶液とした。酵素
溶液として、ブタ膵臓由来リパーゼを最終濃度8μg/ml
に0.1MTTES緩衝液で調整したものを用いた。リパーゼ活
性の測定は、基質溶液100μlに酵素溶液50μl及びサン
プル液100μlを加え、37℃で１時間反応させた後、遊離
する脂肪酸量を以下の方法で定量して行った。
にあたっては、各植物抽出エキス画分を0.1MTES buffer
(pH7.0)で酵素反応液中の最終濃度10mg/mlになるよう調
整し、サンプル液とした。また基質溶液の調整には、80
mgトリオレイン、10mgホスファチジルコリン及び5mgタ
ウロコール酸ナトリウムを9mlの0.1MTES緩衝液で中で超
音波処理したものを用い、これを基質溶液とした。酵素
溶液として、ブタ膵臓由来リパーゼを最終濃度8μg/ml
に0.1MTTES緩衝液で調整したものを用いた。リパーゼ活
性の測定は、基質溶液100μlに酵素溶液50μl及びサン
プル液100μlを加え、37℃で１時間反応させた後、遊離
する脂肪酸量を以下の方法で定量して行った。
【００２６】反応後遊離した脂肪酸を市販のキット(和
光純薬、ＮＥＦＡ テストワコー)により測定した。反応
液にＮＥＦＡ抽出液3mlを加えた後10分間振とうし、遠
心分離後（2500rpmx5min）上層（水層）を吸引除去す
る。さらに銅試薬1mlを加え、同様に10分間振とう、遠
心分離（2500rpmx5min）を繰り返し、上層の0.5mlを別
の試験管に入れ、発色試薬0.5mlを加えてかき混ぜ、480
nmの吸光度を測定し遊離脂肪酸量を定量した。
光純薬、ＮＥＦＡ テストワコー)により測定した。反応
液にＮＥＦＡ抽出液3mlを加えた後10分間振とうし、遠
心分離後（2500rpmx5min）上層（水層）を吸引除去す
る。さらに銅試薬1mlを加え、同様に10分間振とう、遠
心分離（2500rpmx5min）を繰り返し、上層の0.5mlを別
の試験管に入れ、発色試薬0.5mlを加えてかき混ぜ、480
nmの吸光度を測定し遊離脂肪酸量を定量した。
【００２７】その結果を図１に示す。植物抽出エキス無
添加試料であるコントロールにおける脂肪酸遊離量を１
００％とし、各植物抽出エキス添加試料の脂肪酸遊離量
を相対値で示した。
添加試料であるコントロールにおける脂肪酸遊離量を１
００％とし、各植物抽出エキス添加試料の脂肪酸遊離量
を相対値で示した。
【００２８】植物抽出エキス無添加のコントロールに比
べ、ユッカエキス、高麗人参エキスが著しくリパーゼ活
性阻害効果を示し、またジャスミン茶、山査子、ルイボ
ス茶、大豆胚芽、生姜、黄杞茶エキスおよび杜仲茶にも
明らかな抑制効果が見られた。
べ、ユッカエキス、高麗人参エキスが著しくリパーゼ活
性阻害効果を示し、またジャスミン茶、山査子、ルイボ
ス茶、大豆胚芽、生姜、黄杞茶エキスおよび杜仲茶にも
明らかな抑制効果が見られた。
【００２９】
【発明の効果】本発明が、膵臓リパーゼの活性を抑制し
て腸管における食物中のトリグリセライドの分解を阻害
し、小腸よりの脂肪吸収量を下げる事で脂肪組織を減少
させ、肥満の抑制または防止、肥満体質の改善に有効な
リパーゼ阻害剤を提供できることは明らかである。
て腸管における食物中のトリグリセライドの分解を阻害
し、小腸よりの脂肪吸収量を下げる事で脂肪組織を減少
させ、肥満の抑制または防止、肥満体質の改善に有効な
リパーゼ阻害剤を提供できることは明らかである。
【図１】実施例のリパーゼ活性阻害作用測定の結果を示
した図である。
した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｐ 3/04 Ａ６１Ｐ 3/04 43/00 １１１ 43/00 １１１ Ｃ１２Ｎ 9/99 Ｃ１２Ｎ 9/99 Ｆターム(参考） 4B018 LE02 MD53 MD58 MD61 MD64 MD66 ME01 MF01 MF06 4C088 AB12 AB18 AB51 AB61 AB64 AB71 AB81 AC02 AC04 AC05 AC10 CA06 MA52 NA14 ZA70 ZC20
Claims (3)
- 【請求項１】ユッカ、高麗人参、ジャスミン茶、山査
子、黄杞茶、ルイボス茶、大豆胚芽、生姜、および杜仲
茶よりなる群から選択される少なくとも１種以上の素材
からの抽出エキスを有効成分とするリパーゼ阻害剤。 - 【請求項２】ユッカまたは高麗人参の抽出エキスを有効
成分とするリパーゼ阻害剤。 - 【請求項３】請求項１または請求項２記載のリパーゼ阻
害剤を含む抗肥満食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001033295A JP2002275077A (ja) | 2001-01-11 | 2001-02-09 | リパーゼ阻害剤 |
Applications Claiming Priority (3)
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