JP2002271707A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置

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JP2002271707A
JP2002271707A JP2001061955A JP2001061955A JP2002271707A JP 2002271707 A JP2002271707 A JP 2002271707A JP 2001061955 A JP2001061955 A JP 2001061955A JP 2001061955 A JP2001061955 A JP 2001061955A JP 2002271707 A JP2002271707 A JP 2002271707A
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Taiichi Abe
泰一 安部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示する映像の変調方式が高階層の変調方式
から低階層の変調方式に切り替えられた時に、表示モー
ドを利用者により選択可能にしたデジタル放送受信装置
を提供する。 【解決手段】 同一チャンネル内で2以上の階層サービ
スが存在するデジタル放送の受信信号から所望の選局チ
ャンネルを抜き出して出力する周波数選局手段と、前記
周波数選局手段によって選局されたチャンネル内の2以
上の階層の復調を各階層毎に行う階層復調手段と、各階
層ごとの受信品質に基づいて表示する階層を切替可能な
表示階層切り替え手段と、を備えたデジタル放送受信装
置において、高階層から低階層への階層切替が行われた
場合に、低階層映像を表示するための表示モードを選択
可能な表示モード切替手段を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一チャンネル内
で2以上の階層サービスが存在するデジタル放送を受信
するデジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地上波を用いたテレビ放送のほか
に、静止衛星を用いた衛星放送やCATV(ケーブルテ
レビジョン)においてデジタル放送のサービスが開始さ
れ、普及しつつある。
【0003】このデジタル放送には、映像符号化方式と
して、例えばMPEG2(Moving Picture Image codin
g Experts Group phase 2)の動画像圧縮符号化技術が
採用され、複数の画像データや音声データ等の情報が多
重化されて伝送される。MPEG2の規格等については
既知であるので詳細な説明は割愛するが、このMPEG
2は、転送レートの上限が60Mビット/秒でありHD
TV(High DefinitionTelevision:高精細テレビ)の高
品位画質にも適応可能な規格である。
【0004】そして、衛星デジタル放送方式は、MPE
G2などの圧縮技術によりデータ圧縮した複数のテレビ
放送番組の信号を1つのキャリア(搬送波)に多重化し
て提供するものであり、従来の地上波を用いたテレビ放
送とは異なる態様のテレビ番組放送を行うことができ
る。
【0005】現在、日本で採用されている衛星デジタル
放送のフォーマットには、例えば480i、480p、
720p、1080iと呼ばれるフォーマット等があ
る。この中で、高階層映像には走査線数1125本(有
効走査線数が1080本)のインタレース方式である
「1080i」と720本のブログレッシブ方式である
「720p」が用いられ、低階層映像には現在のBSア
ナログ放送と同程度の標準画質で走査線数525本(有
効走査線数が480本)のインタレース方式である「4
80i」とブログレッシブ方式「480p」が用いられ
る。
【0006】ここで、「インタレース(飛び越し走査)
方式」とは、走査線を1本おきに操作して奇数フィール
ドと偶数フィールドとで一画面分を表示する方式で、
「ブログレッシブ(順次走査)方式」とは、すべての走
査線を上から順番に走査して表示する方式である。この
ようにブログレッシブ方式はインタレース方式に比較し
て情報量が2倍になるため、インタレース方式よりチラ
つきのない高画質を得ることができる。つまり、各フォ
ーマットによる映像の鮮明さは、720p、1080
i,480p,480iの順になる。
【0007】ただし、映像フォーマットが同一でも衛星
デジタル放送を受信する環境により受信状態は異なり、
例えば、受信アンテナを設置する方向によっても受信状
態は異なってくる。つまり、衛星デジタル放送の受信ア
ンテナを設置する際、方位磁石の指針等を目安にして衛
星の方向に向け、さらに受信される信号の強度を衛星放
送受信装置等のレベルメータ等で確認しながら微調整す
る必要がある。例えば、特開平10−206473号公
報で開示された衛星放送信号強度計装置は、衛星デジタ
ル放送からの電波の受信を識別する機能を設けて、アン
テナの向きを容易に調整できるようにしている。
【0008】また、衛星デジタル放送は、受信状況が天
候や大気の状態によって大きく左右されることが知られ
ており、例えば、雷雨や降雪時には受信電波強度が弱く
なり、映像にノイズが混入したり、または映像・音声が
遮断されたり(映像はフリーズ、音声はミュートする)
して放送品質が低下してしてしまう。そこで通常は、同
じ番組について高階層映像に加えて降雨等に強い低階層
映像を平行して送り、降雨時には変調方式の切り替えが
行われこの低階層映像が表示されるようにしている。例
えば、特開2000−165766号公報で開示された
デジタル放送受信装置では、常に最良な受信状態を得ら
れる階層に自動的に切り替えて受信することにより、出
力される映像や音声の乱れを少なくするようにしてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した技術のよう
に、デジタル放送受信装置においては、衛星デジタル放
送からの映像情報を高品質で受信して、鮮明な映像が得
られるように様々な工夫がなされている。
【0010】そして、市販されている高階層映像に対応
したデジタル放送受信装置においては、通常は高階層映
像が表示され、降雨等により高階層映像の受信状態が悪
くなった場合には自動的に低階層映像に切り替わって表
示されるようになっている。
【0011】しかしながら、低階層映像は降雨等の天候
の悪化に強い反面、前記したように伝送できる情報量は
高階層映像に比較してかなり少なくなるので解像度が低
くなるが、高階層映像と同じ大きさの画面領域に表示さ
れるといっそう映像の粗いのが目立ってしまう。特に、
高階層映像に最適なテレビは大画面であるから余計に映
像の粗さが目立ってしまうという問題があった。
【0012】一方、低階層映像であっても、せっかく大
画面のテレビであるのだから映像の鮮明さを犠牲にして
も大画面映像を楽しみたいという要望もある。
【0013】本発明は、表示する映像の変調方式を高階
層の変調方式から低階層の変調方式に切り替える時に、
表示モードを利用者により選択可能にしたデジタル放送
受信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するためになされたもので、同一チャンネル内で2以
上の階層サービスが存在するデジタル放送の受信信号か
ら所望の選局チャンネルを抜き出して出力する周波数選
局手段と、前記周波数選局手段によって選局されたチャ
ンネル内の2以上の階層の復調を各階層毎に行う階層復
調手段と、各階層ごとの受信品質に基づいて表示する階
層を切替可能な表示階層切り替え手段とを備え、表示す
る階層を切替可能なデジタル放送受信装置において、前
記前記表示階層切り替え手段によって高階層から低階層
への階層切替が行われた場合に、低階層映像を表示する
表示モードを選択可能な表示モード切替手段を備えるよ
うにした。
【0015】これにより、低階層映像を表示させるにあ
たりユーザが自分の意志により表示領域の大きさを重視
するか、または画質の鮮明さを重視するか決定すること
ができる。
【0016】具体的には、前記表示モード切替手段は、
デジタル放送受信装置の画面全体を表示領域として表示
する第1の表示モードと、表示する階層に対応して縮小
された表示領域に表示する第2の表示モードのいずれか
の表示モードに切り替えるようにする。すなわち、ユー
ザが表示領域の大きさを重視する場合は第1の表示モー
ドに切り替え、画質の鮮明さを重視する場合は第2の表
示モードに切り替える。
【0017】ここで、第2の表示モードとは、例えば、
1080iフォーマットの高階層映像に対応したデジタ
ル放送受信装置において、480iフォーマットの低階
層映像を走査線数480本分の表示領域(画面全体の約
1/2)に表示する表示モードとすることができる。な
お、映像の縦横比は保持されたまま表示される。
【0018】また、前記表示モード切替手段は、入力装
置からの入力情報に基づいて表示モードの切替を実行す
るように構成するとよい。これにより、ユーザは所望す
る表示モードを自由に選択することができる。
【0019】例えば、前記表示モードを切り替えるため
の表示モード切替画面を表示させる表示モード切替支援
手段を備え、前記表示モード切替手段は、前記表示モー
ド切替画面上においてユーザが選択入力した情報に基づ
いて表示モードの切替を実行するように構成できる。
【0020】または、表示モード切替画面を表示させず
に、デジタル放送受信装置本体またはリモコン等に設け
られた表示モード切替ボタンを押すごとに表示モードが
順次切り替えられるように構成することもできる。
【0021】さらに、前記表示モード切替支援手段は、
前記表示階層切り替え手段による高階層から低階層への
階層切替に基づいて、または入力装置からの実行命令の
入力に基づいて前記表示モード切替画面を表示させるよ
うにするとよい。例えば、デジタル放送受信装置のリモ
コン等に表示モード切替のボタンを設け、ユーザが表示
モードを変更したいときに前記ボタンを押すことにより
表示モード切替支援手段を実行させ、表示モード切り替
え画面を表示するようにできる。
【0022】または、階層の変調方式が切り替えられる
時に選択される表示モードを予め設定しておき、階層の
変調方式が切り替えられた時には自動的にその表示モー
ドが選択されるようにすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0024】図1は、本実施形態に係る高階層映像対応
のデジタル放送受信装置の構成および信号の流れの概略
を示すブロック図である。
【0025】図1において、まず、パラボラアンテナ等
で構成されるBSアンテナ20で受信された例えば12
GHz帯の衛星放送電波は、BSアンテナ20が備える
LNB(Low Noise Block downconverter:低雑音コンバ
ータ部)で1GHz帯の中間周波信号に周波数変換され
たトランスポートストリーム出力信号TSとされた後、
デジタル放送受信装置のチューナパック1に入力され
る。
【0026】チューナパック1では、トランスポートス
トリーム出力信号TSから受信する周波数を選局すると
共に直交検波を行って復調・復号部2へ出力する。復調
・復号部2では、信号にTC8PSK(Trellis Coded
8 Phase Shift Keying)復調処理、QPSK(Quadratur
e Phase Shift Keying:4位相偏位変調)復調処理およ
びBPSK(Binary Phase Shift Keying:2値PS
K)処理を施してからデインタリーブ部4へ出力する。
【0027】ここで、TC8PSKは、BSデジタル放
送に用いられるデジタル変調方式であり、CSデジタル
放送に用いられるQPSK方式より周波数利用効率が高
く耐雑音性に優れている。また、QPSKは現在放送中
のCSデジタル放送に用いられているデジタル変調方式
である。なお、PSKとは搬送波(情報を伝送するため
の高周波信号)の位相を使用して、情報を伝送する位相
変調方式であり、前記TC8PSKは使用する位相の数
が8であることをを表している。また、TC8PSKで
は3ビット、QPSKでは2ビット、BPSKでは1ビ
ットの伝送が可能である。通常は、高階層の変調方式と
してTC8PSKが用いられ、低階層の変調方式として
QPSKあるいはBPSKが用いられる。
【0028】また、チューナパック1で選局・直交検波
された信号の一部はTMCC(Transmission & Multipl
exing Configuration Control:伝送多重制御信号)復
号部3へ入力される。なお、TMCCは、階層ごとのキ
ャリア変調方式や誤り訂正などを指定するために挿入さ
れるものである。
【0029】ここで、デインターリーブ処理は、インタ
ーリーブされたシンボルをもとの時系列に復元する処理
である。なお、インターリーブは、伝送路符号化技術で
用いられるバースト誤りに対する耐性を向上させる技術
であり、時系列で送られるシンボルを並べ替えることに
より、バースト誤りを擬似的なランダム誤りに変換する
ことで、誤り訂正能力を向上させるものある。 また、
デスクランブル処理は、スクランブル化(暗号化)され
ているトランスポートストリーム出力信号TSを解読す
る処理である。
【0030】次いで、トランスポートストリーム出力信
号TSはリードソロモン復号部5に入力される。ここ
で、リードソロモン符号(Reed-Solomon code)は、誤り
訂正符号の一種であり、バイト単位で誤りを訂正するブ
ロック符号の1方式である。衛星放送では、降雨等によ
り受信状態が劣化した場合でも安定した受信品質を保つ
ために、このリードソロモン符号等を用いて強力な誤り
訂正機能が付加されている。そして、リードソロモン復
号部5では、リードソロモン符号を用いた誤り訂正処理
が行われる。なお、この誤り訂正処理において、エラー
訂正率を算出することが可能である。
【0031】続いて、トランスポートストリーム出力信
号TSは、CAデスクランブル部6およびCAモジュー
ル7に入力される。CAモジュール7は、有料放送など
の限定受信(CA:コンデショナルアクセス)を可能と
するデータを受信するための高速デジタルインターフェ
イスを持つモジュールであり、モデム14を介して電話
回線や専用回線等に接続され、放送会社の課金センター
のホストコンピュータ等と通信を行うことができるよう
に構成されている。そして、CAデスクランブル部6は
受信したデータに基づいて限定受信のスクランブルを解
除する処理を行う。
【0032】次いで、スクランブルが解除されたトラン
スポートストリーム出力信号TSは、MPEG2デマル
チプレックス部8に入力され、MPEG2で圧縮された
放送内容の多重化が解除される。そして、多重化が解除
された信号は、EPC&基本データデコーダ9、高階層
映像復号部10、低階層映像復号部11および音声復号
部12へ入力される。
【0033】EPG&基本データデコーダ9では、MP
EG2で圧縮された信号から、電子番組表(EPG:El
ectronic Program Guide)データと、プログラム選択や
限定受信に関する基本データの分離・抽出が行われる。
【0034】高階層映像復号部10では、MPEG2で
圧縮された信号から高解像度映像データの分離・抽出
し、また低階層映像復号部11では、MPEG2で圧縮
された信号から低階層の低解像度映像データの分離・抽
出が行われる。音声復号部12では、MPEG2で圧縮
された信号から音声データの分離・抽出が行われて、音
声出力される。
【0035】そして、上記のようにして分離・抽出され
た電子番組表データ、高解像度映像データおよび低解像
度映像データは、映像合成ディスプレイプロセッサ13
に入力され、合成された映像信号としてCRTや液晶表
示装置等のディスプレイに出力される。後述する表示モ
ード切替による画面表示は、この映像合成ディスプレイ
プロセッサ13で低階層の低解像度映像を拡大・縮小す
ることにより実現される。
【0036】符号30は、上記各部を統合して制御する
マイクロコンピュータ等からなる制御装置である。ま
た、符号40はデジタル放送受信装置本体に設けられた
入力キー、またはカーソルキーや数字キー等を備えたリ
モコンであり、本実施形態において表示モードを選択す
るときに利用される。なお、入力装置40には既存の入
力装置の構成を適用することができるので説明は省略す
る。
【0037】図2は、本実施形態に係るデジタル放送受
信装置の表示例を示す説明図である。本実施例のシステ
ムでは、通常は高階層映像(図2(a)参照)により表
示され、天候等の悪化によりエラー訂正率が規定値(例
えば50%)を超えると低階層映像による表示への切り
替えが行われる。なお、前記階層切替はデジタル放送受
信装置により自動的に行われるようにしてもよいし、ユ
ーザにより階層切替を行うか否かを決定させるようにし
てもよい。
【0038】また本実施形態では、前記低階層映像によ
る表示モードとして例えばテレビ画面全体を表示領域と
する通常モード(図2(b)参照)と、低階層映像に基
づいてテレビ画面全体の一部を表示領域とする縮小モー
ド(図2(c)参照)とを用意している。通常モードで
は、1080iフォーマットの高階層映像に対応してい
るデジタル放送受信装置に480iフォーマットの低階
層映像が表示される、つまり、受信した走査線数480
本の解像度の映像情報が走査線数1080本の大画面の
表示領域に表示されるので、図2(b)に示すように映
像の粗さが目立って表示される。一方、縮小モードで
は、図2(c)に示すように低階層映像が走査線数48
0本分の表示領域、つまり画面全体の半分以下に表示領
域を縮小して表示されるため映像が通常モードに比較し
て鮮明に見える。例えば、本実施形態では縮小画面は画
面中央に配置されるようにしている。
【0039】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て本実施形態に係るデジタル放送受信装置において低階
層映像の表示モードを設定して切り替える手順について
説明する。
【0040】高階層映像による表示から低階層映像によ
る表示へと切替えが行われると、図3のフローチャート
に従った制御が開始され、まず、ステップS11で図4
に示す表示モード切替画面が画面全体に表示され、デジ
タル放送受信装置に備えられた入力装置を利用して表示
モードが選択可能になる。なお、図4に示す表示モード
切替画面は一例であり、背景に映像を表示しながら画面
の一部に表示モード切替画面を表示するようにもでき
る。
【0041】ステップS11で表示モード切替画面が表
示された後、ステップS12でユーザから表示モードの
指定があったか判定され、指定があった場合はステップ
S15に移行され、ユーザからの入力がなかった場合は
ステップS13に移行される。
【0042】例えば、図4に示す表示モード切替画面に
おいて、ユーザはリモコンのカーソルキーを利用した
り、表示モードの先頭に付された番号の数字キーを押す
ことにより図4右側の表示モード選択カーソルCを移動
させて表示モードを選択できる。
【0043】ステップS12において、ユーザのリモコ
ン操作により表示モードが選択され、決定ボタン等によ
り表示モードが決定されると、ステップS15に移行し
て表示モードとしてステップS12で決定された表示モ
ードが設定される。
【0044】一方、ステップS12でユーザのリモコン
操作による入力がない場合にはステップS13に移行し
て一定時間が経過したか判定される。そして、ステップ
S13で一定時間(例えば10秒間)ユーザによる入力
がないと判断されると、ステップS14に移行されデフ
ォルトで設定されている表示モード(例えば通常モー
ド)が設定される。
【0045】そして、ステップS14またはステップS
15において、通常モードが設定された場合には図2
(b)に示すように画質の粗い映像に切り替えられ、縮
小モードが設定された場合には図2(c)に示すように
比較的鮮明な映像が縮小画面に表示される(ステップS
16)。
【0046】このように、本実施形態ではユーザにより
低階層映像の表示モードを選択できるようにしたので、
表示画面の大きさと画質の鮮明さのどちらを重視して表
示させるかユーザが決定することができる。
【0047】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではない。例えば、表示モードの変更は
階層切替時だけに限らず、デジタル放送受信装置本体ま
たはリモコン等に設けられた表示モード切替画面ボタン
を押すことにより、表示モードを選択可能な画面を表示
させるようにして、ユーザによりいつでも変更可能に構
成してもよい。また、表示モード切替画面を表示させず
に、デジタル放送受信装置本体またはリモコン等に設け
られた表示モード切替ボタンを押すごとに表示モードが
例えば通常モードと縮小モードに交互に切り替えられる
ように構成することもできる。
【0048】または、予め階層切替が行われた際に用い
られる表示モードを設定しておくことにより、階層切替
が行われるたびに表示モードを選択可能な画面を表示さ
せなくすることもできる。
【0049】また、本実施形態の縮小モードでは、縮小
表示画面を画面中央に配置するようにしたが、画面の端
に寄せて表示することもできるし、さらには、ユーザに
よって表示位置を任意に設定することもできる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、同一チャンネル内で2
以上の階層サービスが存在するデジタル放送の受信信号
から所望の選局チャンネルを抜き出して出力する周波数
選局手段と、前記周波数選局手段によって選局されたチ
ャンネル内の2以上の階層の復調を各階層毎に行う階層
復調手段と、各階層ごとの受信品質に基づいて表示する
階層を切替可能な表示階層切り替え手段と、を備えたデ
ジタル放送受信装置において、画面に表示される表示モ
ードを選択可能な表示モード切替手段を備えるようにし
たので、低階層映像を表示させるにあたりユーザが自分
の意志により表示領域の大きさを重視するか、または画
質の鮮明さを重視するか決定することができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るデジタル放送受信装置の構成
及び信号の流れの概略を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係るデジタル放送受信装置におけ
る表示モードごとの表示状態を示す説明図である。
【図3】本実施形態に係るデジタル放送受信装置の制御
装置における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態に係るデジタル放送受信装置におけ
る表示モード切替画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 チューナパック 2 復調・復号部 3 TMCC復号部 4 デインタリーブ部 5 リードソロモン復号部 6 CAデスクランブル部 7 CAモジュール 8 MPEG2デマルチプレックス部 9 EPG,基本データデコーダ 10 高階層映像復号部 11 低階層映像復号部 12 音声復号部 13 映像合成ディスプレイプロセッサ 14 モデム 20 BSアンテナ 30 制御装置(マイクロコンピュータ) 40 入力装置 TS トランスポートストリーム出力信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一チャンネル内で2以上の階層サービ
    スが存在するデジタル放送の受信信号から所望の選局チ
    ャンネルを抜き出して出力する周波数選局手段と、 前
    記周波数選局手段によって選局されたチャンネル内の2
    以上の階層の復調を各階層毎に行う階層復調手段と、各
    階層ごとの受信品質に基づいて表示する階層を切替可能
    な表示階層切り替え手段と、を備えたデジタル放送受信
    装置であって、 前記表示階層切り替え手段によって高階層から低階層へ
    の階層切替が行われた場合に低階層映像を表示する表示
    モードを、デジタル放送受信装置の画面全体を表示領域
    として表示する第1の表示モードと、表示する階層に対
    応して表示領域を縮小して表示する第2の表示モードの
    いずれかの表示モードに切替可能な表示モード切替手段
    を備え、 前記表示モード切替手段は、入力装置からの入力に基づ
    いて表示モードの切り替えを実行することを特徴とする
    デジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 同一チャンネル内で2以上の階層サービ
    スが存在するデジタル放送の受信信号から所望の選局チ
    ャンネルを抜き出して出力する周波数選局手段と、前記
    周波数選局手段によって選局されたチャンネル内の2以
    上の階層の復調を各階層毎に行う階層復調手段と、各階
    層ごとの受信品質に基づいて表示する階層を切替可能な
    表示階層切り替え手段と、を備えたデジタル放送受信装
    置であって、 前記表示階層切り替え手段によって高階層から低階層へ
    の階層切替が行われた場合に、低階層映像を表示するた
    めの表示モードを選択可能な表示モード切替手段を備え
    ることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記表示モード切替手段は、デジタル放
    送受信装置の画面全体を表示領域として表示する第1の
    表示モードと、表示する階層に対応して縮小された表示
    領域に表示する第2の表示モードのいずれかの表示モー
    ドに切り替えることを特徴とする請求項2に記載のデジ
    タル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記表示モード切替手段は、入力装置か
    らの入力情報に基づいて表示モードの切替を実行するこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3に記載のデジタ
    ル放送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記表示モードを切り替えるための表示
    モード切替画面を表示させる表示モード切替支援手段を
    備え、 前記表示モード切替手段は、前記表示モード切替画面上
    においてユーザが選択入力した情報に基づいて表示モー
    ドの切替を実行することを特徴とする請求項4に記載の
    デジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記表示モード切替支援手段は、前記表
    示階層切り替え手段による高階層から低階層への階層切
    替に基づいて、または入力装置からの実行命令の入力に
    基づいて前記表示モード切替画面を表示させることを特
    徴とする請求項5に記載のデジタル放送受信装置。
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