JP2002270451A - インダクタ部品の製造方法 - Google Patents

インダクタ部品の製造方法

Info

Publication number
JP2002270451A
JP2002270451A JP2001072202A JP2001072202A JP2002270451A JP 2002270451 A JP2002270451 A JP 2002270451A JP 2001072202 A JP2001072202 A JP 2001072202A JP 2001072202 A JP2001072202 A JP 2001072202A JP 2002270451 A JP2002270451 A JP 2002270451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
coil pattern
forming
insulating substrate
magnetic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001072202A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Tada
信広 多田
Toshihide Tabuchi
利英 田渕
Hiroshi Ikezaki
博 池▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001072202A priority Critical patent/JP2002270451A/ja
Priority to EP02702792A priority patent/EP1367611A4/en
Priority to US10/275,587 priority patent/US6992556B2/en
Priority to PCT/JP2002/002115 priority patent/WO2002073641A1/ja
Priority to CNB028005716A priority patent/CN100346428C/zh
Publication of JP2002270451A publication Critical patent/JP2002270451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波数帯域において減衰特性の向上を図
れ、かつ磁性体部を薄くして低背化を図れるインダクタ
部品の製造方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 絶縁基板形成工程11と、コイル形成工
程14と、磁性体部積層工程16と、外部電極形成工程
18と、接続工程19と、同時焼成工程20を備え、コ
イル形成工程14では、螺旋状の凹部に導体材料を充填
した印刷用基板を絶縁基板に重ね、印刷用基板の凹部に
充填した導体材料を絶縁基板に転写し、絶縁基板ととも
に焼成して、コイルパターン部を絶縁基板の同一平面上
に形成する凹版印刷工程22を設けた方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種民生機器等に
おけるノイズ除去用のインダクタ部品の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のインダクタ部品について図
面を参照しながら説明する。
【0003】図8は従来のインダクタ部品の分解斜視
図、図9は同インダクタ部品の斜視図、図10は同イン
ダクタ部品のインピーダンス−周波数特性図である。
【0004】図8、図9において、従来のインダクタ部
品は、磁性材料からなる磁性体部1と、この磁性体部1
内に形成するとともに、導体部2を螺旋状にして形成し
たコイルパターン部と、このコイルパターン部と電気的
接続した外部電極3とを備えている。
【0005】また、磁性体部1は複数の磁性体基板層4
を積層して形成しており、この複数の磁性体基板層4に
コイルパターン部の導体部2を1ターンに満たない円弧
状の導体部2として各々配置し、上下の磁性体基板層4
に配置した円弧状の導体部2をビア部5を介して電気的
接続することによって、数ターン程度のコイルパターン
部を磁性体部1内に形成している。
【0006】さらに、導体部2はコモンモードチョーク
コイルを形成するようにしている。
【0007】このとき、インピーダンス−周波数特性は
図10に示すようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、情報通信機器等
においては、1GHz程度の高周波数帯域において、多
量の情報信号を数百Mbps程度の高速で転送する必要
性が高まっている。
【0009】上記従来の構成では、円弧状の導体部2が
配置された磁性体基板層4を複数積層して、コイルパタ
ーン部を磁性体部1内に形成するので、隣接する上下の
磁性体基板層4に配置された上下の導体部2間には磁性
体部1が介在する。
【0010】この磁性体部1によって、磁性体基板層4
の上下で対向する導体部2間は透磁率が大きくなるの
で、この導体部2間を通過する磁束量(漏れ磁束量)が
増加し、その分、コイルパターン部を周回する磁束量が
減少し、これにともなって、インピーダンス値も減少し
て十分な減衰量が得られない。
【0011】そのために、磁性体部1として透磁率の大
きい磁性材料を用いて、コイルパターン部を周回する磁
束量を増加させることにより、インピーダンス値を増加
させて、減衰量の低下を抑制していた。
【0012】しかし、透磁率の大きい磁性材料を用いる
と、インピーダンス値のピーク値が低周波数帯域側に推
移するので、高周波数帯域において減衰特性が劣化して
しまう。
【0013】特に、図10に示すインピーダンス−周波
数特性図のように、コモンモードチョークコイルとして
用いた場合は、ノイズ成分であるコモンモード電流に対
するインピーダンス値6のピーク値が低周波数帯域側に
推移して、高周波数帯域におけるノイズ成分の減衰特性
が劣化するとともに、情報信号成分であるノーマルモー
ド電流に対するインピーダンス値7のピーク値も低周波
数帯域側に推移して、低周波数帯域側の情報信号成分が
減衰されることになる。
【0014】また、一般的に、コイルパターン部に磁性
体基板層4を積層する場合は、磁性体基板層4をコイル
パターン部に向かって押圧する等して、コイルパターン
部の導体部2間に磁性体基板層4を容易に配置できるよ
う、導体部2の断面形状は横寸法より縦寸法を短くして
箔状にしている。
【0015】しかし、これでは、上下の磁性体基板層4
に配置された導体部2の対向面積が大きくなり、この対
向面積に比例して浮遊容量が発生し、インピーダンス値
のピーク値がより低周波数帯域側に推移するので、高周
波数帯域において減衰特性が劣化してしまう。
【0016】このように、上記構成では、高周波数帯域
において減衰特性が劣化するという問題点を有するとと
もに、数ターン程度のコイルパターン部を形成するため
には磁性体基板層4を何層も重ねて磁性体部1を厚くす
る必要もあるので低背化もできないという問題点を有し
ていた。
【0017】本発明は上記問題点を解決するもので、高
周波数帯域において減衰特性の向上を図れるとともに、
磁性体部を薄くして低背化を図れるインダクタ部品の製
造方法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、特に、前記コイル形
成工程では、螺旋状の凹部に導体材料を充填した印刷用
基板を前記絶縁基板に重ね、前記印刷用基板の前記凹部
に充填した前記導体材料を前記絶縁基板に転写して、前
記コイルパターン部を前記絶縁基板の同一平面上に形成
する凹版印刷工程を設け、前記コイル形成工程後に、前
記コイルパターン部の前記導体部間に非磁性材料からな
る非磁性体部を形成する非磁性体部形成工程を設けると
ともに、前記絶縁基板と前記コイルパターン部と前記磁
性体部とを同時焼成する同時焼成工程を設けた製造方法
である。
【0019】上記製造方法により、凹版印刷工程を用い
るので、螺旋状の導体部間を非常に高密度にしたコイル
パターン部でも容易に形成でき、特に、絶縁基板の同一
平面上にコイルパターン部を形成することができる。
【0020】よって、コイルパターン部は同一平面上に
形成できるので、コイルパターン部を数層に分けて磁性
体内部に形成する必要がなく、上下に形成された導体部
間に磁性体部が介在するということもなくなり、導体部
間を通過する磁束量(漏れ磁束量)は減少し、その分、
コイルパターン部を周回する磁束量が増加し、これにと
もなって、コイルパターン部の磁気的結合度が高くなっ
て減衰量の低下を抑制することができる。これにより、
磁性体部として透磁率の小さい磁性材料を用いて、イン
ピーダンス値のピーク値を高周波数帯域側に推移させて
も、減衰量の低下を抑制できる。
【0021】一般的には、磁性体部として透磁率の小さ
い磁性材料を用いると、インピーダンス値のピーク値が
低下して減衰量が低下するものの、上記方法によって、
コイルパターン部の磁気的結合度を高くしているので、
インピーダンス値のピーク値を高周波数帯域側に推移さ
せつつ、減衰量の低下を抑制できる。
【0022】さらに、コイルパターン部を同一平面上に
形成できるので、隣接する導体部の対向面積を小さくし
て対向する導体部間に生じる浮遊容量を低減し、インピ
ーダンス値のピーク値をより高周波数帯域側に推移させ
ることができるとともに、磁性体部を薄く形成でき、低
背化を図ることもできる。
【0023】このように、コイルパターン部を同一平面
上に形成できるので、導体部間に磁性体部が介在するこ
とがなく、高周波数帯域において減衰特性の向上を図る
ことができるとともに、低背化を図ることもできる。
【0024】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、特に、非磁性材料をセラミックと
した製造方法である。
【0025】上記製造方法により、コイルパターン部の
導体部間を通過する磁束量をより低減して磁気的結合度
をより向上できる。
【0026】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明において、特に、非磁性材料をガラスとした
製造方法である。
【0027】上記製造方法により、コイルパターン部の
導体部間を通過する磁束量をより低減して磁気的結合度
をより向上できるだけでなく、導体部および導体部間の
周囲、または導体部間にガラスが充填されるので空隙が
なくなり、空隙の空気に含有される水分等に起因した導
体部の腐食やマイグレーションも抑制できる。
【0028】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
記載の発明において、非磁性体部形成工程では、コイル
パターン部の導体部および導体部間の周囲、または導体
部間に非磁性材料として絶縁樹脂を充填する工程を設け
るとともに、同時焼成工程では、前記絶縁樹脂を焼失さ
せて、前記導体部および前記導体部間の周囲、または前
記導体部間に空隙部を形成する工程を設けた製造方法で
ある。
【0029】上記製造方法により、コイルパターン部の
導体部および導体部間の周囲、または導体部間に非磁性
材料として充填した絶縁樹脂を焼失させるので、焼失さ
せた絶縁樹脂の残部には空隙部が形成される。
【0030】そして、空隙部自体は非磁性体部となるの
で、導体部間の透磁率が非常に小さくなり、導体部間で
はコイルパターンで発生した磁束の通過が妨げられ、コ
イルパターン部を周回するように、効率よく磁束を発生
させることができ、導体部間の磁気的結合度を向上し、
減衰量を大きくできる。
【0031】また、空隙部の誘電率は小さいので、導体
部間に生じる浮遊容量を低減し、インピーダンス値のピ
ーク値をより高周波数帯域側に推移させることができ
る。
【0032】本発明の請求項5記載の発明は、請求項1
記載の発明において、非磁性体部形成工程では、コイル
パターン部の導体部および導体部間の周囲、または導体
部間に非磁性材料としてガラスを充填する工程を設ける
とともに、同時焼成工程では、前記ガラスを液化させ、
液化させた前記ガラスを、磁性体部および絶縁基板に浸
透させて、前記コイルパターン部の周囲を囲むように、
ガラス層を形成する工程を設け、かつ、前記導体部およ
び前記導体部間の周囲、または前記導体部間に空隙部を
形成する工程を設けた製造方法である。
【0033】上記製造方法により、コイルパターン部の
導体部および導体部間の周囲、または導体部間に非磁性
材料として充填したガラスを液化させ、液化させたガラ
スは磁性体部および絶縁基板に浸透させるので、液化さ
せたガラスの残部には空隙部が形成される。
【0034】そして、空隙部自体は非磁性体部となるの
で、導体部間の透磁率が非常に小さくなり、導体部間で
はコイルパターンで発生した磁束の通過が妨げられ、コ
イルパターン部を周回するように、効率よく磁束を発生
させることができ、導体部間の磁気的結合度を向上し、
減衰量を大きくできる。
【0035】また、空隙部の誘電率は小さいので、導体
部間に生じる浮遊容量を低減し、インピーダンス値のピ
ーク値をより高周波数帯域側に推移させることができ
る。
【0036】さらに、導体部および導体部間の周囲、ま
たは導体部間近傍の磁性体部には液化させたガラスが浸
透してガラス層を形成し、磁性体部の透磁率を減少させ
磁性体部を非磁性化させることができる。
【0037】これにより、非磁性体部が空隙部の周囲に
も形成されるので、導体部間の透磁率がより非常に小さ
くなって、導体部間ではコイルパターンで発生した磁束
の通過が妨げられ、コイルパターン部を周回するよう
に、効率よく磁束を発生させることができ、導体部間の
磁気的結合度を向上し、より減衰量を大きくできる。
【0038】その上、空隙部の周囲の磁性体部は非磁性
化されるので、空隙部および空隙部近傍の誘電率がより
小さくなり、導体部間に生じる浮遊容量を低減し、イン
ピーダンス値のピーク値をより高周波数帯域側に推移さ
せることができる。
【0039】特に、空隙部の周囲に形成されるのはガラ
ス層となるので、一般的に、磁性体部に吸湿性があって
も、磁性体部を介して空隙部に水分等が浸透しにくく、
空隙部内の水分等に起因した導体部の腐食やマイグレー
ションを防止することができる。
【0040】本発明の請求項6記載の発明は、請求項1
記載の発明において、特に、コイル形成工程と磁性体部
積層工程とを複数回繰り返し、コイルパターン部と磁性
体部とを交互に積層する工程を設けた製造方法である。
【0041】上記製造方法により、複数個のコイルパタ
ーン部を磁性体部内に形成することができる。
【0042】本発明の請求項7記載の発明は、請求項1
記載の発明において、特に、接続工程は、磁性体部に貫
通孔を設けるとともに、前記貫通孔に導電部材を充填
し、コイルパターン部と外部電極とを前記導電部材から
なるビア部を介して電気的接続する工程とした製造方法
である。
【0043】上記製造方法により、コイルパターン部と
外部電極とをビア部を介して的確に電気的接続すること
ができる。
【0044】本発明の請求項8記載の発明は、請求項7
記載の発明において、特に、磁性体部は貫通孔を有した
複数の磁性体部層を積層して形成するとともに、ビア部
は前記貫通孔に導電部材を充填した複数のビア部層を積
層して形成し、隣接する上下の前記磁性体部層の貫通孔
外周部間に前記ビア部層の端部と突出させ、前記磁性体
部層の貫通孔外周部と前記ビア部層の端部とを交互に積
層する工程を設けた製造方法である。
【0045】上記製造方法により、磁性体部とビア部と
の接触面に空隙が生じるのを防止でき、空隙の空気に含
有される水分等に起因したビア部の腐食を抑制できると
ともに、隣接する上下の磁性体部層の貫通孔の位置が互
いに位置ずれしても、隣接する上下のビア部層どうしを
的確に電気的接続することができる。
【0046】これにより、ビア部の電気的接続を劣化さ
せることなく、磁性体部およびビア部を所定の厚さ寸法
まで形成することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】(実施の形態)以下、実施の形態
を用いて、本発明の全請求項に記載の発明について、図
面を参照しながら説明する。
【0048】図1は本発明の実施の形態におけるインダ
クタ部品の製造工程図、図2は同インダクタ部品の斜視
図、図3は同インダクタ部品の断面図、図4は同インダ
クタ部品の図3におけるA部分の拡大断面図、図5は同
インダクタ部品の図3におけるB部分の拡大断面図、図
6は同インダクタ部品のコイルパターン部を形成した絶
縁基板の平面図、図7は同インダクタ部品のインピーダ
ンス−周波数特性図である。
【0049】図1〜図6において、本発明の実施の形態
におけるインダクタ部品の製造工程は、絶縁基板10を
形成する絶縁基板形成工程11と、導体部12を螺旋状
に形成したコイルパターン部13を絶縁基板10上に形
成するコイル形成工程14と、絶縁基板10上に磁性体
部15を積層する磁性体部積層工程16と、外部電極1
7を形成する外部電極形成工程18と、外部電極17と
コイルパターン部13を電気的接続する接続工程19
と、絶縁基板10とコイルパターン部13と磁性体部1
5とを同時焼成する同時焼成工程20とを備えている。
このとき、同時焼成工程20を設けているので、絶縁基
板10および磁性体部15は未焼成のものを用いてもよ
く、同時焼成工程20の後には、ガラス積層工程を設け
て、第1の保護用ガラス25と第2の保護用ガラス27
を形成してもよい。
【0050】また、コイル形成工程14は、螺旋状の凹
部に導体材料を充填した印刷用基板を絶縁基板10に重
ね、印刷用基板の凹部に充填した導体材料を絶縁基板1
0に転写して、コイルパターン部13を絶縁基板10の
同一平面上に形成する凹版印刷工程22としている。
【0051】さらに、コイル形成工程14後には、コイ
ルパターン部13を取り囲むように、導体部12および
導体部12間の周囲、または導体部12間に、非磁性材
料からなる非磁性体部23を形成する非磁性体部形成工
程24を設けている。
【0052】この非磁性体部形成工程24では、コイル
パターン部13の導体部12および導体部12間の周
囲、または導体部12間に非磁性材料としてガラスを充
填する工程を設けるとともに、同時焼成工程20では、
ガラスを液化させ、液化させたこのガラスを、磁性体部
15および絶縁基板10に浸透させて、コイルパターン
部13の周囲を囲むように、ガラス層を形成する工程を
設け、かつ、導体部12および導体部12間の周囲、ま
たは導体部12間に空隙部を形成する工程を設けてい
る。
【0053】そして、接続工程19は、磁性体部15に
貫通孔を設けるとともに、この貫通孔に導電部材を充填
し、コイルパターン部13と外部電極17とを前記導電
部材からなるビア部29と引き出し電極30を介して電
気的接続する工程としている。
【0054】このとき、磁性体部15は貫通孔を有した
複数の磁性体部層31を積層して形成するとともに、ビ
ア部29は貫通孔に導電部材を充填した複数のビア部層
32を積層して形成し、隣接する上下の磁性体部層31
の貫通孔外周部33間にビア部層32の端部34を突出
させ、磁性体部層31の貫通孔外周部33とビア部層3
2の端部34とを交互に積層する工程を設けている。
【0055】このようなインダクタ部品におけるインピ
ーダンス−周波数特性は図7に示すようになり、特に、
コイルパターン部13を2線輪の導体部12で形成して
コモンモードチョークコイルとして用いた場合は、ノイ
ズ成分であるコモンモード電流に対するインピーダンス
値35のピーク値を高周波数帯域側に推移させることが
でき、情報信号成分であるノーマルモード電流に対する
インピーダンス値36を低周波数帯域から高周波数帯域
において小さくすることができる。よって、高周波数帯
域において、情報信号成分であるノーマルモード電流に
対するインピーダンス値36を減衰しないようにしつ
つ、ノイズ成分であるコモンモード電流に対するインピ
ーダンス値35を減衰することができ、1GHz程度の
高周波数帯域において、多量の情報信号を数百Mbps
程度の高速で転送するのに有利となる。
【0056】上記製造方法によって製造されたインダク
タ部品は、縦方向が0.5〜1.6mm、横方向が1.
0〜3.2mm、高さ方向が0.9〜1.2mmの外形
寸法であって、比透磁率が650程度のNi系フェライ
トからなる絶縁基板10と、この絶縁基板10上に積層
するとともに、導体部12を螺旋状に形成したコイルパ
ターン部13と、絶縁基板10上に積層した比透磁率が
100程度のNi系フェライトからなる磁性体部15
と、コイルパターン部13と引き出し電極30を介して
電気的接続した外部電極17とを備え、絶縁基板10の
厚さ(H1)は磁性体部15の厚さ(H2)の1倍より
も大きく、3倍よりも小さく、導体部12は螺旋状に2
ターン以上形成されるとともに、隣接する導体部12間
の導体部12間幅(W1)は導体部12幅(W2)の1
/2倍よりも大きく、2倍よりも小さくなっている。
【0057】また、コイルパターン部13を取り囲むよ
うに、非磁性材料の結晶化ガラス等のガラスからなる非
磁性体部23がコイルパターン部13の導体部12およ
び導体部12間の周囲に形成されている。このとき、非
磁性体部23と接触する磁性体部15近傍には、非磁性
材料のガラスが浸透し、ガラスからなる磁性材料層を形
成している。
【0058】さらに、磁性体部15に貫通孔が設けられ
るとともに、この貫通孔にAgからなる導電部材が充填
されてビア部29が形成され、コイルパターン部13と
外部電極17とが、このビア部29を介して電気的接続
されている。
【0059】このとき、磁性体部15は貫通孔を有した
複数の磁性体部層31を積層して形成されるとともに、
ビア部29は貫通孔に導電部材を充填した複数のビア部
層32を積層して形成され、隣接する上下の磁性体部層
31の貫通孔外周部33間にビア部層32の端部34が
突出し、磁性体部層31の貫通孔外周部33とビア部層
32の端部34とが交互に積層されている。
【0060】上記製造方法により、凹版印刷工程22を
用いるので、螺旋状の導体部12間を非常に高密度にし
たコイルパターン部13でも容易に形成でき、特に、絶
縁基板10の同一平面上にコイルパターン部13を形成
することができる。
【0061】よって、コイルパターン部13は同一平面
上に形成できるので、コイルパターン部13を数層に分
けて磁性体内部に形成する必要がなく、上下に形成され
た導体部12間に磁性体部15が介在するということも
なくなり、導体部12間を通過する磁束量(漏れ磁束
量)は減少し、その分、コイルパターン部13を周回す
る磁束量が増加し、これにともなって、コイルパターン
部13の磁気的結合度が高くなって減衰量の低下を抑制
することができる。これにより、磁性体部15として透
磁率の小さい磁性材料を用いて、インピーダンス値のピ
ーク値を高周波数帯域側に推移させても、減衰量の低下
を抑制できる。
【0062】一般的には、磁性体部15として透磁率の
小さい磁性材料を用いると、インピーダンス値のピーク
値が低下して減衰量が低下するものの、上記方法によっ
て、コイルパターン部13の磁気的結合度を高くしてい
るので、インピーダンス値のピーク値を高周波数帯域側
に推移させつつ、減衰量の低下を抑制できる。
【0063】さらに、コイルパターン部13を同一平面
上に形成できるので、隣接する導体部12の対向面積を
小さくして対向する導体部12間に生じる浮遊容量を低
減し、インピーダンス値のピーク値をより高周波数帯域
側に推移させることができるとともに、磁性体部15を
薄く形成でき、低背化を図ることもできる。
【0064】このように、コイルパターン部13を同一
平面上に形成できるので、導体部12間に磁性体部15
が介在することがなく、高周波数帯域において減衰特性
の向上を図ることができるとともに、低背化を図ること
もできる。
【0065】特に、非磁性材料をガラスとしているの
で、コイルパターン部13の導体部12間を通過する磁
束量をより低減して磁気的結合度をより向上できるだけ
でなく、導体部12および導体部12間の周囲、または
導体部12間にガラスが充填されるので空隙がなくな
り、空隙の空気に含有される水分等に起因した導体部1
2の腐食やマイグレーションも抑制できる。
【0066】さらに、コイルパターン部13の導体部1
2および導体部12間の周囲、または導体部12間に非
磁性材料として充填したガラスを液化させ、液化させた
ガラスは磁性体部15および絶縁基板10に浸透させる
ので、液化させたガラスの残部には空隙部が形成され空
隙部自体が非磁性体部23となる。このとき、導体部1
2間の透磁率が非常に小さくなり、導体部12間ではコ
イルパターン部13で発生した磁束の通過が妨げられ、
コイルパターン部13を周回するように、効率よく磁束
を発生させて、導体部12間の磁気的結合度を向上し減
衰量を大きくできるとともに、空隙部の誘電率は小さい
ので、導体部12間に生じる浮遊容量を低減し、インピ
ーダンス値のピーク値をより高周波数帯域側に推移させ
ることができる。
【0067】また、液化させたガラスは、導体部12お
よび導体部12間の周囲、または導体部12間近傍の磁
性体部15に浸透してガラス層を形成し、磁性体部15
の透磁率を減少させ磁性体部15を非磁性化させること
ができるので、非磁性体部23が空隙部の周囲にも形成
されることとなる。このとき、導体部12間の透磁率が
より非常に小さくなって、導体部12間ではコイルパタ
ーン部13で発生した磁束の通過が妨げられ、コイルパ
ターン部13を周回するように、効率よく磁束を発生さ
せて、導体部12間の磁気的結合度を向上し、より減衰
量を大きくできるとともに、空隙部の周囲の磁性体部1
5は非磁性化されるので、空隙部および空隙部近傍の誘
電率がより小さくなり、導体部12間に生じる浮遊容量
を低減し、インピーダンス値のピーク値をより高周波数
帯域側に推移させることができる。
【0068】特に、空隙部の周囲に形成されるのはガラ
ス層となるので、一般的に、磁性体部15に吸湿性があ
っても、磁性体部15を介して空隙部に水分等が浸透し
にくく、空隙部内の水分等に起因した導体部12の腐食
やマイグレーションを防止することができる。
【0069】そして、磁性体部15とビア部29との接
触面に空隙が生じるのを防止でき、空隙の空気に含有さ
れる水分等に起因したビア部29の腐食を抑制できると
ともに、隣接する上下の磁性体部層31の貫通孔の位置
が互いに位置ずれしても、隣接する上下のビア部層32
どうしを的確に電気的接続することができ、ビア部29
の電気的接続を劣化させることなく、磁性体部15およ
びビア部29を所定の厚さ寸法まで形成することができ
る。
【0070】このように本発明の実施の形態によれば、
コイルパターン部13を同一平面上に形成できるので、
上下の磁性体基板層に導体部12が形成されず、導体部
12間に磁性体部15が介在するということがなくな
り、高周波数帯域において減衰特性の向上を図ることが
できるとともに、磁性体部15を薄くして低背化を図る
こともできる。
【0071】また、非磁性材料をガラスとするので、コ
イルパターン部13の導体部12間を通過する磁束量を
より低減して磁気的結合度をより向上できるだけでな
く、導体部12および導体部12間の周囲、または導体
部12間にガラスが充填されるので空隙がなくなり、空
隙の空気に含有される水分等に起因した導体部12の腐
食やマイグレーションを抑制できる。
【0072】さらに、ビア部29の電気的接続を劣化さ
せることなく、磁性体部15およびビア部29を所定の
厚さ寸法まで形成することができる。
【0073】なお、実施の形態では、非磁性材料をガラ
スとしたがセラミックや絶縁樹脂でもよいが、セラミッ
クの場合は、非磁性体部形成工程24において空隙部を
形成せず、絶縁樹脂の場合は、磁性体部15を焼成する
焼成温度以下で、絶縁樹脂を焼失させることにより、空
隙部を形成することができる。
【0074】さらに、実施の形態では、コイル形成工程
14と磁性体部積層工程16とを1回ずつしか行ってい
ないが、複数回繰り返し、コイルパターン部13と磁性
体部15とを交互に積層する工程を設けてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コイルパ
ターン部を同一平面上に形成できるので、上下の磁性体
基板層に導体部が形成されず、導体部間に磁性体部が介
在するということがなくなり、高周波数帯域において減
衰特性の向上を図れるとともに、磁性体部を薄くして低
背化を図れるインダクタ部品の製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるインダクタ部品の
製造工程図
【図2】同インダクタ部品の斜視図
【図3】同インダクタ部品の断面図
【図4】同インダクタ部品の図3におけるA部分の拡大
断面図
【図5】同インダクタ部品の図3におけるB部分の拡大
断面図
【図6】同インダクタ部品のコイルパターン部を形成し
た絶縁基板の平面図
【図7】同インダクタ部品のインピーダンス−周波数特
性図
【図8】従来のインダクタ部品の分解斜視図
【図9】同インダクタ部品の斜視図
【図10】同インダクタ部品のインピーダンス−周波数
特性図
【符号の説明】
10 絶縁基板 11 絶縁基板形成工程 12 導体部 13 コイルパターン部 14 コイル形成工程 15 磁性体部 16 磁性体部積層工程 17 外部電極 18 外部電極形成工程 19 接続工程 22 凹版印刷工程 23 非磁性体部 24 非磁性体部形成工程 29 ビア部 30 引き出し電極 31 磁性体部層 32 ビア部層 33 貫通孔外周部 34 端部 35 コモンモード電流に対するインピーダンス値 36 ノーマルモード電流に対するインピーダンス値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池▲崎▼ 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E062 FF01 5E070 AA01 AB02 AB07 BA12 CB03 CB13 CB17 CB18 EA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板を形成する絶縁基板形成工程
    と、導体部を螺旋状に形成したコイルパターン部を前記
    絶縁基板上に形成するコイル形成工程と、前記絶縁基板
    上に磁性体部を積層する磁性体部積層工程と、外部電極
    を形成する外部電極形成工程と、前記外部電極と前記コ
    イルパターン部を電気的接続する接続工程とを備え、前
    記コイル形成工程では、螺旋状の凹部に導体材料を充填
    した印刷用基板を前記絶縁基板に重ね、前記印刷用基板
    の前記凹部に充填した前記導体材料を前記絶縁基板に転
    写して、前記コイルパターン部を前記絶縁基板の同一平
    面上に形成する凹版印刷工程を設け、前記コイル形成工
    程後に、前記コイルパターン部の前記導体部間に非磁性
    材料からなる非磁性体部を形成する非磁性体部形成工程
    を設けるとともに、前記絶縁基板と前記コイルパターン
    部と前記磁性体部とを同時焼成する同時焼成工程を設け
    たインダクタ部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 非磁性材料をセラミックとした請求項1
    記載のインダクタ部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 非磁性材料をガラスとした請求項1記載
    のインダクタ部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 非磁性体部形成工程では、コイルパター
    ン部の導体部および導体部間の周囲、または導体部間に
    非磁性材料として絶縁樹脂を充填する工程を設けるとと
    もに、同時焼成工程では、前記絶縁樹脂を焼失させて、
    前記導体部および前記導体部間の周囲、または前記導体
    部間に空隙部を形成する工程を設けた請求項1記載のイ
    ンダクタ部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 非磁性体部形成工程では、コイルパター
    ン部の導体部および導体部間の周囲、または導体部間に
    非磁性材料としてガラスを充填する工程を設けるととも
    に、同時焼成工程では、前記ガラスを液化させ、液化さ
    せた前記ガラスを、磁性体部および絶縁基板に浸透させ
    て、前記コイルパターン部の周囲を囲むように、ガラス
    層を形成する工程を設け、かつ、前記導体部および前記
    導体部間の周囲、または前記導体部間に空隙部を形成す
    る工程を設けた請求項1記載のインダクタ部品の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 コイル形成工程と磁性体部積層工程とを
    複数回繰り返し、コイルパターン部と磁性体部とを交互
    に積層する工程を設けた請求項1記載のインダクタ部品
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 接続工程は、磁性体部に貫通孔を設ける
    とともに、前記貫通孔に導電部材を充填し、コイルパタ
    ーン部と外部電極とを前記導電部材からなるビア部を介
    して電気的接続する工程とした請求項1記載のインダク
    タ部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 磁性体部を複数の磁性体部層を積層して
    形成するとともに、ビア部は複数のビア部層を積層して
    形成し、前記磁性体部と前記ビア部との接触部におい
    て、前記磁性体部の端部と前記ビア部の端部とを交互に
    積層する工程を設けた請求項7記載のインダクタ部品の
    製造方法。
JP2001072202A 2001-03-08 2001-03-14 インダクタ部品の製造方法 Pending JP2002270451A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072202A JP2002270451A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 インダクタ部品の製造方法
EP02702792A EP1367611A4 (en) 2001-03-08 2002-03-07 INDUCTANCE PART AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME
US10/275,587 US6992556B2 (en) 2001-03-08 2002-03-07 Inductor part, and method of producing the same
PCT/JP2002/002115 WO2002073641A1 (fr) 2001-03-08 2002-03-07 Partie d'inductance et procede de production associe
CNB028005716A CN100346428C (zh) 2001-03-08 2002-03-07 电感元件及该电感元件的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072202A JP2002270451A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 インダクタ部品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002270451A true JP2002270451A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18929812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001072202A Pending JP2002270451A (ja) 2001-03-08 2001-03-14 インダクタ部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002270451A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303209A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd コモンモードノイズフィルタ
JP2010192715A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Murata Mfg Co Ltd 電子部品及びその製造方法
JP2011129575A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Tdk Corp 電子部品
CN110364339A (zh) * 2018-04-09 2019-10-22 株式会社村田制作所 线圈部件
JP7467910B2 (ja) 2019-12-24 2024-04-16 Tdk株式会社 コイル部品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303209A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd コモンモードノイズフィルタ
JP2010192715A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Murata Mfg Co Ltd 電子部品及びその製造方法
JP2011129575A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Tdk Corp 電子部品
CN110364339A (zh) * 2018-04-09 2019-10-22 株式会社村田制作所 线圈部件
CN110364339B (zh) * 2018-04-09 2023-07-07 株式会社村田制作所 线圈部件
JP7467910B2 (ja) 2019-12-24 2024-04-16 Tdk株式会社 コイル部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106328339B (zh) 线圈部件
JP2637332B2 (ja) 固体複合磁性素子の製造方法
JP5196038B2 (ja) コイル内蔵基板
JP3551876B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2004128506A (ja) 積層型コイル部品及びその製造方法
US6992556B2 (en) Inductor part, and method of producing the same
JP2002305111A (ja) 積層インダクタ
JP4831101B2 (ja) 積層トランス部品及びその製造方法
JP3797205B2 (ja) 多層配線基板およびその製造方法
KR20160084712A (ko) 코일 내장형 기판 및 이의 제조방법
KR101057567B1 (ko) 트랜스포머 및 액정 폴리머(lcp) 물질을 사용한 관련 제조 방법
JP2004172561A (ja) セラミック多層基板及びその製造方法
JP2002270451A (ja) インダクタ部品の製造方法
JP2002270429A (ja) インダクタ部品
JPH11297531A (ja) 積層電子部品
CN100542379C (zh) 具有嵌入式元件的基板及其制造方法
JP2002270449A (ja) インダクタ部品の製造方法
JP2002270448A (ja) インダクタ部品の製造方法
JP2002270450A (ja) インダクタ部品の製造方法
JPH11186040A (ja) 積層型ノイズフィルタ
JPH09275013A (ja) 積層型電子部品
JP2009099698A (ja) 積層型コイル部品
JP4622231B2 (ja) ノイズフィルタ
JP3476887B2 (ja) コイル部品および電極の形成方法
JP3427007B2 (ja) 積層チップコイル

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302