JP2002268468A - 画像複写装置 - Google Patents

画像複写装置

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JP2002268468A
JP2002268468A JP2001071017A JP2001071017A JP2002268468A JP 2002268468 A JP2002268468 A JP 2002268468A JP 2001071017 A JP2001071017 A JP 2001071017A JP 2001071017 A JP2001071017 A JP 2001071017A JP 2002268468 A JP2002268468 A JP 2002268468A
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JP2001071017A
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Hirotaka Shiraishi
裕孝 白石
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の異なる複写条件での複写を一度のユー
ザ操作に応じて連続的に行うことが可能で、しかもサイ
ズが異なる原稿が混在した原稿群の複写にも柔軟に対応
することを可能とする。 【解決手段】 CPU8は、複写条件の指定を複数受け
付け、ADF6や原稿載置台にセットされた原稿をスキ
ャナ部2により読み取った画像を、複数の複写条件のそ
れぞれに応じてそれぞれ異なる用紙へとプリンタ部3に
より記録させる。CPU8は、この画像記録のために使
用する用紙のサイズを、複写条件にて指定された用紙サ
イズと原稿サイズ検出部13により検出された原稿サイ
ズとに基づいて判断し、そのサイズの用紙に対して画像
記録を行うべく給紙機構部4に適宜用紙の給紙を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取って、その画像を任意の条件で他の用紙に記録するこ
とで上記原稿の複写を作成する画像複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は一般に、一度の複写動作
では単一の複写条件での複写のみを行うものとなってい
る。このため、自動原稿送り装置(以下、ADFと称す
る)を用いての原稿読み取りを行いつつ複写を行う場合
には、複写条件を変更する毎に原稿をADFへと再装填
する必要があり、ユーザの手間となっていた。
【0003】そこで、このような不具合を解消するため
の技術が特開平10-319790号公報に開示されている。こ
れは、複数の給紙段のそれぞれに対応付けてコピーモー
ドを設定可能とし、これらのコピーモードに応じたコピ
ー動作を連続的に実行するものである。
【0004】従って、この特開平10-319790号公報に開
示された技術によれば、複数の異なる複写条件での複写
を一度に行うことができるのであり、ユーザの負担が軽
減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平10
-319790号公報の技術によると、1つのコピーモードで
は単一の給紙段に収容されている単一のサイズの用紙し
か使用することができない。
【0006】このため、サイズが異なる原稿が混在した
原稿群をサイズを変更せずに複写したい場合には上記技
術では対応できない。
【0007】またあるコピーモードに対応する給紙段の
用紙が無くなった場合には、例え他の給紙段に同一サイ
ズの用紙が収容されていたとしてもその用紙を使用して
コピー動作を継続することができず、当該コピーモード
のコピー動作は停止せざるを得ない。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、複数の異なる
複写条件での複写を一度のユーザ操作に応じて連続的に
行うことが可能で、しかもサイズが異なる原稿が混在し
た原稿群の複写にも柔軟に対応することができる画像複
写装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、セットされた原稿の画像を読み取る例え
ばスキャナ部などの読取手段と、前記読み取り手段が読
み取り対象とする前記原稿のサイズを検出する例えば原
稿サイズ検出部などの原稿サイズ検出手段と、給紙され
る用紙に対して任意の画像を記録する例えばプリンタ部
などの画像記録手段と、サイズが異なる複数種類の用紙
を選択的に前記画像記録手段へと給紙する例えば給紙機
構部などの給紙手段と、少なくとも用紙サイズの指定を
含む所定の複写条件の指定を複数受け付ける、例えばC
PUのソフトウェア処理により実現される複写条件受付
手段と、前記読取手段により読み取られた画像を記録対
象画像とし、前記複写条件受付手段により受け付けられ
た複数の複写条件における用紙サイズの指定と前記記録
対象画像の読み取りに際する前記原稿サイズ検出手段の
検出結果とに基づいて定まる用紙サイズの用紙の給紙を
前記給紙手段に行わせつつ、これらの各用紙に対して前
記複数の複写条件にそれぞれ応じて前記記録対象画像の
記録を前記画像記録手段に行わせる、例えばCPUのソ
フトウェア処理により実現される複写制御手段とを備え
た。
【0010】このような手段を講じたことにより、少な
くとも用紙サイズの指定を含む所定の複写条件の指定が
複数受け付けられ、セットされた原稿を読取手段により
読み取った画像を記録対象画像としてこの画像がそれぞ
れ別の用紙に対して複数の複写条件にそれぞれ応じて記
録されるが、この画像記録のために使用される用紙は、
複写条件における用紙サイズの指定と読み取りに際して
の原稿サイズ検出手段による検出結果とに基づいて定ま
る用紙サイズのものが適宜選択される。従って、予め指
定された複数の複写条件のそれぞれに応じた複写動作が
連続的に実行されるとともに、この複写動作のための画
像記録に際しては、逐一適切な用紙サイズが判定され
て、その用紙サイズの用紙が使用される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態につき説明する。
【0012】図1は本実施形態に係る画像複写装置を適
用して構成されたディジタル複写機の概略構成を示す断
面図である。
【0013】この図に示すように、ディジタル複写機は
装置本体1を備えている。この装置本体1内には、スキ
ャナ部2、プリンタ部3および給紙機構部4が設けられ
ている。
【0014】装置本体1の上面には、原稿Dを載置する
ための透明なガラスからなる原稿載置台5が設けられて
いる。また、装置本体1の上面には、原稿載置台5上に
原稿Dを自動的に送る自動原稿送り装置6(以下、AD
Fと称する)が配設されている。
【0015】スキャナ部2は、例えばハロゲンランプな
どで構成され、原稿載置台5に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ21と、原稿Dからの反射光を所定の方
向に偏向する第1ミラー22とを有している。これらの
露光ランプ21および第1ミラー22は、原稿載置台5
の下方に配設された第1キャリッジ23に取り付けられ
ている。
【0016】第1キャリッジ23は、原稿載置台5と平
行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を
介してスキャナモータ24により、原稿載置台5の下方
を往復移動される。スキャナモータ24は、ステッピン
グモータなどにより構成されている。
【0017】また、原稿載置台5の下方には、原稿載置
台5と平行に移動可能な第2キャリッジ25が配設され
ている。第2キャリッジ25には、第1ミラー22によ
り偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2ミ
ラー26および第3ミラー27が互いに直角に取り付け
られている。第2キャリッジ25は、第1キャリッジ2
3を駆動する歯付きベルト等により、スキャナモータ2
4からの回転力が伝達され、第1キャリッジ23に対し
て従動されるとともに、第1キャリッジ23に対して、
1/2の速度で原稿載置台5に沿って平行に移動され
る。
【0018】また、原稿載置台5の下方には、第2キャ
リッジ25上の第3ミラー27からの反射光を集束する
結像レンズ28と、この結像レンズ28により集束され
た反射光を受光して光電変換するCCDセンサ29とが
配設されている。結像レンズ28は、第3ミラー27に
より偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介し
て移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を
所望の倍率(主走査方向)で結像する。そして、CCD
センサ29は、後述するCPUから与えられる画像処理
クロックに従って入射した反射光を光電変換し、これに
より得られる電気信号、すなわち画像信号を出力する。
副走査方向の倍率の変更は、第1キャリッジ23の移動
速度を変更することにより対応できるようになってい
る。
【0019】一方、プリンタ部3は、回転自在な感光体
ドラム31を有する。そしてこの感光ドラム31の周辺
には、帯電チャージャ32、レーザ露光装置33、現像
器34、転写チャージャ35、剥離チャージャ36、清
掃装置37および除電器38が配置されている。さらに
プリンタ部3は、感光体ドラム31から剥離された用紙
が排出される側に、定着装置39が配置されている。そ
してプリンタ部3は、これらの各部により周知の電子写
真プロセスを実行することで、給紙機構部4から給紙さ
れる用紙に対して任意の画像を記録する。
【0020】給紙機構部4は、それぞれ装置本体1から
引き出し可能な用紙カセット41,42,43を有して
いる。これらの用紙カセット41,42,43には、そ
れぞれ任意のサイズの用紙Pが収容される。用紙カセッ
ト41,42,43に収容される用紙Pのサイズは、
「A4」、「B4」、「A3」といった具合にそれぞれ
異なっていても良いし、あるいは複数の用紙カセットに
同一サイズの用紙Pを収容することも可能である。そし
て給紙機構部4は、これらの用紙カセット41,42,
43に収容されている用紙Pのサイズを検出するセンサ
(図示せず)を有していて、その検出結果を後述するC
PUへと通知する。
【0021】また給紙機構部4は、モータ、ギヤ、ロー
ラおよび用紙ガイドなどからなる搬送機構44を有して
いる。そして給紙機構部4は、用紙カセット41,4
2,43に収容された用紙Pを選択的にプリンタ部3へ
と給紙する。
【0022】装置本体1の外部には、ソータ部7が装着
されている。ソータ部7は、装置本体1とは別体をな
し、装置本体1に対して着脱可能である。ソータ部7
は、ディジタル複写機の一部をなすものとして装置本体
1と一体的に提供されるものであっても良いし、あるい
はオプションとして装置本体1とは個別に提供されるも
のであっても良い。ソータ部7は、定着装置39に対向
した装置本体1の側壁に形成された排出口1aから定着
装置39を通った用紙が排出されると、この用紙が送り
込まれるようになっている。そしてソータ部7は、複数
の排紙トレイ71を有していて、排紙先の排紙トレイ7
1を適宜切り換えることで、ソートやスタックなどとい
った複数形態での排紙を行う。
【0023】図2は本実施形態のディジタル複写機の制
御系の要部構成を示すブロック図である。なお、この図
2において図1と同一部分には同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0024】この図に示すように制御系においては、図
1にも示されているスキャナ部2、プリンタ部3、給紙
機構部4、ADF6およびソータ部7の他に、CPU
8、ROM9、RAM10、画像処理部11、画像メモ
リ12、原稿サイズ検出部13およびコントロールパネ
ル14を有している。そしてこれらの各部は、システム
バス15を介して互いに接続されている。またスキャナ
部2と画像処理部11、画像処理部11と画像メモリ1
2、画像メモリ12とプリンタ部3がそれぞれ画像デー
タの授受のためにシステムバス15を介さずに接続され
ている。
【0025】CPU8は、ROM9に格納された制御プ
ログラムに基づくソフトウェア処理により各部を総括制
御するための制御処理を行うことでディジタル複写機と
しての動作を実現する。
【0026】このCPU8がソフトウェア処理により実
現する処理手段は、ディジタル複写機における周知の一
般的な機能を実現するための処理手段に加えて、複写条
件受付手段および複写制御手段を有している。
【0027】ここで複写条件受付手段は、一連の複写動
作に関する複写条件として内容の異なる複数の複写条件
の指定を受け付ける。
【0028】また複写制御手段は、複写条件受付手段に
より受け付けられた複数の複写条件のそれぞれでの複写
を一連の複写動作により実現するための後述するコピー
処理を実行する。
【0029】ROM9は、CPU8の制御プログラム等
を記憶する。
【0030】RAM10は、CPU8が各種の処理を行
うために必要となる各種の情報を記憶するためのワーク
エリアなどとして使用される。なおこのRAM10の記
憶領域の一部は条件メモリ10aに設定されている。こ
の条件メモリ10aは、ユーザが指定した複写条件を記
憶するために利用されるのであって、複数モードの複写
条件を記憶可能である。
【0031】画像処理部11には、スキャナ部2により
原稿Dを読み取って生成された画像データが与えられ
る。画像処理部11はこのスキャナ部2から与えられる
画像データに対して、拡大/縮小や色処理などの所定の
画像処理をCPU8から指定される条件に応じて施す。
【0032】画像メモリ12は、例えば大容量のDRA
Mや、ハードディスク装置などを用いてなり、画像処理
部11により画像処理が施された後の画像データを一時
的に記憶しておく。そして画像メモリ12は、記憶して
いる画像データをCPU8からの指示に応じてプリンタ
部3へと出力する。ところで画像メモリ12の記憶領域
は、理論的には図3に示すようにマトリクス状に区切ら
れていて、この区切られた個々のエリアに1ページ分の
画像データが格納される。そして各エリアは、図3に示
すように「行番号−列番号」の形で表わす番号が付され
ている。
【0033】原稿サイズ検出部13は、スキャナ部2に
より読み取りがなされる原稿Dのサイズを検出する。
【0034】コントロールパネル14は、ユーザによる
CPU8に対する各種の指示入力を受け付けるためのキ
ー入力部や、ユーザに対して報知すべき各種の情報をC
PU8の制御の下に表示するためのLCD表示部などを
有する。
【0035】図4はコントロールパネル14の具体的構
成例を示す平面図である。
【0036】この図に示すようにコントロールパネル1
4には、LCD表示部14a、テンキー14b、クリア
/ストップキー14c、スタートキー14d、カーソル
キー14e、濃度設定キー14f、モード設定キー14
gおよび割り込みキー14hが配設されている。なお図
4においては、LCD表示部14aは複写条件の設定画
面を表示している状態を示す。
【0037】次に以上のように構成されたディジタル複
写機の動作につき説明する。
【0038】まず、複写条件を設定しようとする場合に
ユーザは、モード設定キー14gを押下する。そうする
とCPU8は、図4に示したような複写条件の設定画面
をLCD表示部14aに表示させ、この状態で複写条件
の指定を受け付ける。なお、初期の設定画面において示
される複写条件は図4に示すようなものではなく、所定
のデフォルト条件としておく。
【0039】そして、ユーザはカーソルキー14eを用
いて変更すべき項目を選びながら、各項目についての設
定を任意に行うことにより、例えば図4に示すような条
件を設定する。なお、図4ではモード1〜モード3まで
の3種類の複写条件が設定されている状態を示している
が、画面切り換えなどによりモード4以降の複写条件の
設定も行えるようにしても良い。またモード1のみ、あ
るいはモード1およびモード2のみについて複写条件の
設定を行うのみであっても良い。
【0040】このようなユーザ指示を受け付けることで
CPU8は複数の複写条件を取り込み、これを条件メモ
リ10aに格納しておく。
【0041】そして複写条件の設定が終了したならばユ
ーザは、原稿載置台5またはADF6に原稿Dをセット
した上でスタートキー14dを押下する。
【0042】このようなスタートキー14dの押下がな
されたことに応じてCPU8は、図5に示すようなコピ
ー処理を開始する。
【0043】このコピー処理においてCPU8はまず、
ユーザが複写条件の設定を行ったモードの数を変数mに
代入する(ステップST1)。また原稿枚数をカウント
するための変数iに初期値「1」を代入する(ステップ
ST2)。
【0044】続いてCPU8は、ADF6を使用する状
態であるか否かを確認する(ステップST3)。ここで
ADF6を使用する状態であることを確認したならばC
PU8は、スキャン対象とする原稿が何ページ目である
かを管理するための変数Iの値を初期値「1」に設定す
る(ステップST4)。さらにCPU8は、ADF6を
動作させて、1枚の原稿Dを原稿載置台5まで搬送し
(ステップST5)、この後にこの搬送した原稿Dをス
キャン対象としてのスキャン処理(ステップST6)を
実行する。
【0045】スキャン処理の詳細な手順を図6に示す。
この図に示すようにスキャン処理においてCPU8はま
ず、実行対象とするモードの番号を管理するための変数
Mに初期値「1」を代入する(ステップST21)。
【0046】次にCPU8は、原稿サイズ検出部13に
よる検出結果、すなわちスキャン対象である原稿Dのサ
イズと、第Mモードにて設定されている用紙条件とを考
慮して複写倍率を判定する(ステップST22)。ここ
で用紙条件は、「A4」や「B4」などといった特定の
用紙サイズを指定する他に、原稿と同一サイズの用紙を
使用することを意味する「等倍」を指定することが可能
となっている。そして、用紙条件として特定の用紙サイ
ズが指定されているならば、原稿サイズと指定用紙サイ
ズとの比により定まる倍率を求める。具体的には例え
ば、原稿サイズが「A4」であって指定用紙サイズも
「A4」であれば100%、原稿サイズが「A4」であ
って指定用紙サイズが「A3」であれば141%、また
原稿サイズが「B4」であって指定用紙サイズが「A
4」であれば81%とする。なお指定用紙サイズが「等
倍」であるならば、原稿サイズに拘わらずに一律に10
0%とする。
【0047】続いてCPU8は、上述のように判定した
倍率と、第Mモードにて設定されている色を画像処理部
11に設定し(ステップST23)、この上でスキャナ
部2にスキャン動作を実行させる(ステップST2
4)。これに応じてスキャナ部2がスキャンを行って生
成される画像データは画像処理部11へと与えられ、こ
こで上述のように設定された倍率・色に応じた画像処理
が施される。そしてこのように画像処理が施された後の
画像データは、画像処理部11から画像メモリ12へ向
けて出力される。そこでCPU8は、このように画像メ
モリ12へと与えられる画像処理後の画像データを、画
像メモリ12における「M−I」なる番号のエリアに格
納する(ステップST25)。すなわち、最初のスキャ
ンの際に得られる1枚目の原稿の第1モードに関する画
像データは、「1−1」なる番号のエリアに格納され
る。
【0048】このようにして行われる1回の原稿読取動
作が終了したならばCPU8は、変数Mの値が変数mの
値と一致しているか否かを確認する(ステップST2
6)。そして変数Mの値と変数mの値とが一致していな
いことを確認したならば、この場合にはまだ対応する読
み取りを行っていないモードが存在するので、CPU8
は変数Mの値を1つ増加させ(ステップST27)、こ
の上でステップST22以降の処理を繰り返すことで、
既に原稿載置台5にセットされている原稿Dについての
他のモードに関するスキャンを設定されたモード数だけ
繰り返し行う。これにより順次得られる画像データは、
画像メモリ12における「2−1」「3−1」「4−
1」…なる番号の各エリアに順に格納される。
【0049】そして最後のモード(m番目のモード)に
関する読み取りが終了し、ステップST26にて変数M
の値が変数mの値に一致していることを確認したならば
CPU8は、今回のスキャン処理を終了する。
【0050】以上のようにして図5中のステップST6
におけるスキャン処理が終了したならばCPU8は続い
て、次の原稿DがADF6に無いか否かを確認する(図
5中のステップST7)。そしてまだ原稿DがADF6
に残っているのならばCPU8は、変数Iおよび変数i
の値をともに1つ増加させ(ステップST8)、この上
でステップST5以降の処理を繰り返す。これにより、
2枚目以降の原稿Dについて各モードに関する読み取り
が実行される。このとき、2枚目の原稿Dに関する画像
データは、画像メモリ12における「1−2」「2−
2」「3−2」…なる番号の各エリアに順に格納され
る。また3枚目の原稿Dに関する画像データは、画像メ
モリ12における「1−3」「2−3」「3−3」…な
る番号の各エリアに順に格納される。
【0051】そして全ての原稿Dに関する読み取りが終
了し、ステップST7にて次の原稿DがADF6に無い
ことを確認したならばCPU8は、続いてプリント処理
を実行する(ステップST9)。
【0052】プリント処理の詳細な手順を図7に示す。
この図に示すようにプリント処理においてCPU8はま
ず、変数Mと、排紙のために使用する排紙トレイの番号
を管理するための変数Sとにそれぞれ初期値「1」を代
入する(ステップST31)。またCPU8は、プリン
ト枚数を管理するための変数Jと、プリント動作が一連
の原稿に関する何回目のものであるかを管理するための
変数Kとにそれぞれ初期値「1」を代入する(ステップ
ST32)。さらにCPU8は、第Mモードに関してユ
ーザが設定した部数を変数jに代入する(ステップST
33)。
【0053】続いてCPU8は、第Mモードに関してユ
ーザが設定した排紙形態がソートおよびスタックのいず
れであるかの確認を行う(ステップST34)。
【0054】排紙形態としてソートが設定されているな
らばCPU8は、No.Sの排紙トレイ71をソータ部
7に選択させる(ステップST35)。なお排紙トレイ
71には、重複することがないように「1」から順にN
o.が付されている。
【0055】続いてCPU8は、Nページ目(ただし変
数の値は、変数Kの値から1つ減じた値を変数iの値か
ら差し引いた値)の原稿Dの原稿サイズと第Mモードに
て設定されている用紙条件とを考慮して使用するべき用
紙のサイズを判定する(ステップST36)。具体的に
は、用紙条件として特定の用紙サイズが指定されている
ならば、その指定された用紙サイズをそのまま使用する
べき用紙のサイズとするが、用紙条件として「等倍」が
指定されているならばNページ目の原稿Dの原稿サイズ
と同一サイズを使用するべき用紙のサイズとする。そし
てCPU8は、ここで判定したサイズの用紙Pを収容し
ている用紙カセットからの給紙を給紙機構部4に対して
指示する(ステップST37)。これに応じて給紙機構
部4は、指定されたサイズの用紙Pをプリンタ部3へと
送り出す。
【0056】そしてCPU8は、用紙Pがプリンタ部3
へと送り込まれるタイミングに合わせて、画像メモリ1
2における「M−N」なる番号のエリアに格納されてい
る画像データをプリンタ部3へと出力させる(ステップ
ST38)。なおここで、変数Nの値は上述のようにi
−(K−1)なる値であるから、例えば全3ページ(i
=3)の一連の原稿Dに関する第1モード(M=1)に
ついての1回目(K=1)のプリント動作の際には変数
Nの値は「3」となる。従ってこのときには「1−3」
なる番号のエリアに格納されている画像データが出力さ
れる。
【0057】これにより、プリンタ部3では上述のよう
に画像メモリ12から与えられる画像データを用いての
周知の動作により、給紙機構部4により送り込まれてく
る用紙Pに対する画像の記録が行われる。そして画像が
記録された用紙Pは、ソータ部7にて選択されているN
o.Sの排紙トレイ71へと排出される。
【0058】このようにして1枚の画像記録が終了した
ならばCPU8は続いて、変数Nの値が「1」になって
いるか否かを確認する(ステップST39)。そしてこ
こで変数Nの値が「1」では無いことを確認したならば
CPU8は、変数Kの値を1つ増加し(ステップST4
0)、この上でステップST36以降の処理を繰り返
す。これにより、前回と同一のモードについての2回目
以降のプリント動作が、i回目まで繰り返し行われる。
すなわち例えば、全3ページ(i=3)の一連の原稿D
に関する第1モード(M=1)についての2回目(K=
2)および3回目(K=3)のプリント動作が順次行わ
れることとなる。そしてこれらのプリント動作に当って
は、「1−2」なる番号および「1−1」なる番号のエ
リアに格納されている画像データがそれぞれプリントに
使用されることとなる。このように、一連の原稿Dの最
後のページから昇順で各ページに対応する画像を記録し
た用紙Pが排出されることになるが、プリンタ部3は用
紙を、その記録面を上方に向けて排出する構造であるの
で記録面から見た順番は1ページ目から昇順で並ぶこと
となり、正しくソートされていることとなる。
【0059】さて、全ページに関するプリント動作が終
了し、変数Nの値が「1」になっていることをステップ
ST39にて確認したならばCPU8は、続いて変数J
の値が変数jの値に一致しているか否かの確認を行う
(ステップST41)。すなわち、プリントを行った部
数が第Mモードに関してユーザが設定した部数と一致す
るか否かを確認する。
【0060】ここで変数Jの値が変数jの値に一致して
いないことを確認したならばCPU8は、変数Jおよび
変数Sの値をそれぞれ1つ増加させるとともに変数Kを
初期値「1」に戻し(ステップST42)、この上でス
テップST35以降の処理を繰り返す。これにより、排
出先の排紙トレイ71を1段下に変更した上で、前回と
同一の内容の印刷が再度行われることとなり、2部目以
降がプリントされることになる。
【0061】一方、排紙形態としてスタックが設定され
ているならばCPU8は、No.Sの排紙トレイ71を
ソータ部7に選択させる(ステップST43)。
【0062】続いてCPU8は、Kページ目の原稿Dの
原稿サイズと第Mモードにて設定されている用紙条件と
を考慮して使用するべき用紙のサイズを判定する(ステ
ップST44)。この用紙サイズの判定の具体的な方法
はステップST36と同様である。そしてCPU8は、
ここで判定したサイズの用紙Pを収容している用紙カセ
ットからの給紙を給紙機構部4に対して指示する(ステ
ップST45)。これに応じて給紙機構部4は、指定さ
れたサイズの用紙Pをプリンタ部3へと送り出す。
【0063】そしてCPU8は、用紙Pがプリンタ部3
へと送り込まれるタイミングに合わせて、画像メモリ1
2における「M−K」なる番号のエリアに格納されてい
る画像データをプリンタ部3へと出力させる(ステップ
ST46)。すなわち、例えば全3ページ(i=3)の
一連の原稿Dに関する第1モード(M=1)についての
1回目(K=1)のプリント動作の際には、「1−1」
なる番号のエリアに格納されている画像データが出力さ
れる。
【0064】これにより、プリンタ部3では上述のよう
に画像メモリ12から与えられる画像データを用いての
周知の動作により、給紙機構部4により送り込まれてく
る用紙Pに対する画像の記録が行われる。そして画像が
記録された用紙Pは、ソータ部7にて選択されているN
o.Sの排紙トレイ71へと排出される。
【0065】このようにして1枚の画像記録が終了した
ならばCPU8は続いて、変数Jの値が変数jの値と一
致しているか否かを確認する(ステップST47)。す
なわち、プリントを行った部数が第Mモードに関してユ
ーザが設定した部数と一致するか否かを確認する。
【0066】ここで変数Jの値が変数jの値に一致して
いないことを確認したならばCPU8は、変数Jの値を
1つ増加させ(ステップST48)、この上でステップ
ST46以降の処理を繰り返す。これにより、同一サイ
ズの用紙Pに対する同一の画像データに基づくプリント
動作が繰り返し行われることとなる。そしてこのような
プリント動作をj回繰り返したことによって、変数Jの
値が変数jの値に一致したことをステップST47にて
確認したならばCPU8は、続いて変数Kの値が変数i
の値に一致しているか否かの確認を行う(ステップST
49)。
【0067】ここで変数Kの値が変数iの値に一致して
いないことを確認したならばCPU8は、変数Kおよび
変数Sの値を1つずつ増加させるとともに変数Jを初期
値「1」に戻し(ステップST50)、この上でステッ
プST43以降の処理を繰り返す。これにより、前回と
同一のモードについての2ページ目以降の原稿Dに関す
るプリント動作が繰り返し行われる。すなわち例えば、
全3ページ(i=3)の一連の原稿Dに関する第1モー
ド(M=1)についての2ページ目(K=2)および3
ページ目(K=3)のプリント動作が順次行われること
となる。そしてこれらのプリント動作に当っては、「1
−2」なる番号および「1−3」なる番号のエリアに格
納されている画像データがそれぞれプリントに使用され
ることとなる。また対象となる原稿Dのページが変わる
毎に、排出先の排紙トレイ71が1段下に変更される。
このように、一連の原稿Dの最初のページから指定部数
ずつプリント動作が行われて、画像が記録された用紙P
は同一ページの原稿Dに対応するものが同一の同一排紙
トレイ71へと排出されることとなり、正しくスタック
されていることとなる。
【0068】ところで、第Mモードに関してユーザが設
定した部数をプリントし終え、変数Jが変数jに一致し
ていることをステップST41にて確認した場合、ある
いは第Mモードについての全ページに関するプリント動
作が終了し、変数Kの値が変数iに一致していることを
ステップST49にて確認した場合にCPU8は、変数
Mの値が変数mの値に一致しているか否かを確認する
(ステップST51)。そしてここで、変数Mの値が変
数mの値に一致していないことを確認したならばCPU
8は、変数Mおよび変数Sの値を1つずつ増加させ(ス
テップST52)、この上でステップST32以降の処
理を繰り返す。これにより、第2モード以降のモードに
関するプリント動作が、設定された最後のモードに関す
るプリント動作が完了するまで繰り返し行われることに
なる。なお対象となるモードが変更されるときには、排
出先の排紙トレイ71が1段下に変更される。
【0069】そして設定された最後のモードに関するプ
リント動作が完了し、変数Mの値が変数mの値に一致し
ていることをステップST51で確認したならばCPU
8は、これをもって今回のプリント処理を終了する。
【0070】以上のようにして図5中のステップST9
におけるスキャン処理が終了したならばCPU8は、こ
れをもって今回のコピー処理を終了する。
【0071】ところで、ADF6を使用する状態ではな
いことをステップST3で確認したならばCPU8は、
原稿載置台5に載置されている1枚の原稿のみを対象と
して、スキャン処理(ステップST10)およびプリン
ト処理(ステップST)11を行い、これをもって今回
のコピー処理を終了する。なおこのときのスキャン処理
およびプリント処理は、ステップST6およびステップ
ST9における処理と同様であり、図6および図7に示
す処理である。
【0072】次に、以上のようなコピー処理による複写
動作の実行状況の具体例を説明する。なおここでは、図
4においてLCD表示部14aに表示されたようなモー
ド設定がなされたものとする。すなわち、第1〜第3の
3つのモードが設定されている。各モードは、 第1モード:用紙サイズ=等倍、部数=2、排紙形態=
ソート、色=黒 第2モード:用紙サイズ=A3、部数=3、排紙形態=
スタック、色=黒 第3モード:用紙サイズ=A4、部数=1、排紙形態=
ソート、色=黒 なる条件が指定されている。
【0073】またADF6にA,B,Cの3枚の原稿D
がセットされているものとする。なお原稿Dのサイズ
は、A原稿およびB原稿がA4、またC原稿がB4とす
る。
【0074】この場合、図5中のステップST6のスキ
ャン処理が繰り返し行われることで、図8に示すような
条件でのスキャン動作が順に行われる。
【0075】すなわち、1回目のスキャンでは、A原稿
を読取対象として第1モードの設定に応じて、倍率10
0%(等倍)、色を黒としての画像データ生成がスキャ
ナ部2および画像処理部11で行われる。そしてこれに
より生成された画像データA1が画像メモリ12の「1
−1」なる番号のエリアに格納される。
【0076】2回目のスキャンでは、A原稿を読取対象
として第2モードの設定に応じて、倍率141%(A4
→A3)、色を黒としての画像データ生成がスキャナ部
2および画像処理部11で行われる。そしてこれにより
生成された画像データA2が画像メモリ12の「2−
1」なる番号のエリアに格納される。
【0077】3回目のスキャンでは、A原稿を読取対象
として第3モードの設定に応じて、倍率100%(A4
→A4)、色を黒としての画像データ生成がスキャナ部
2および画像処理部11で行われる。そしてこれにより
生成された画像データA3が画像メモリ12の「3−
1」なる番号のエリアに格納される。
【0078】以下、4回目から6回目のスキャンでは、
B原稿を読取対象として第1〜第3の各モードの設定に
応じての画像データ生成がスキャナ部2および画像処理
部11で行われ、生成される各画像データB1,B2,
B3が画像メモリ12の「1−2」「2−2」「3−
2」なる番号のエリアにそれぞれ格納される。
【0079】さらに、7回目から9回目のスキャンで
は、C原稿を読取対象として第1〜第3の各モードの設
定に応じての画像データ生成がスキャナ部2および画像
処理部11で行われ、生成される各画像データC1,C
2,C3が画像メモリ12の「1−3」「2−3」「3
−3」なる番号のエリアにそれぞれ格納される。
【0080】このようなスキャン動作が行われた結果、
画像メモリ12には図9に示す状態で画像データが格納
されることとなる。
【0081】続いて図5中のステップST9のプリント
処理が行われることで、図10に示すような条件でのプ
リント動作が順に行われる。
【0082】すなわち、1回目のプリントでは、画像メ
モリ12の「1−3」なる番号のエリアに格納された画
像データC1に基づき、B4の用紙Pに対して画像記録
が行われ、記録後の用紙PはNo.1の排紙トレイ71
へと排出される。2回目のプリントでは、画像メモリ1
2の「1−2」なる番号のエリアに格納された画像デー
タB1に基づき、A4の用紙Pに対して画像記録が行わ
れ、記録後の用紙PはNo.1の排紙トレイ71へと排
出される。3回目のプリントでは、画像メモリ12の
「1−1」なる番号のエリアに格納された画像データA
1に基づき、A4の用紙Pに対して画像記録が行われ、
記録後の用紙PはNo.1の排紙トレイ71へと排出さ
れる。
【0083】かくして、この1回目〜3回目のプリント
により、No.1の排紙トレイ71上に、C原稿を10
0%の倍率で複写したB4サイズの用紙P、B原稿を1
00%の倍率で複写したA4サイズの用紙P、A原稿を
100%の倍率で複写したA4サイズの用紙Pの順で各
用紙Pが重なることになる。前述したように、プリンタ
部3は記録面を上にして排紙するから、A原稿の複写
物、B原稿の複写物、C原稿の複写物の順で並んでいる
ことになり、一連の原稿Dと同一内容、同一サイズの複
写結果が得られることになる。
【0084】4回目〜6回目のプリントでは、上述の1
回目〜3回目のプリントと同一内容のプリント動作が繰
り返され、記録後の用紙PはNo.2の排紙トレイ71
へと排出される。この結果、一連の原稿Dと同一内容、
同一サイズの複写結果がもう一部得られることになる。
【0085】以上のような1回目〜6回目のプリントに
より、第1モードの指定通りの複写結果が、No.1お
よびNo.2の排紙トレイ71にて得られることにな
る。
【0086】7回目〜9回目のプリントではいずれも、
画像メモリ12の「2−1」なる番号のエリアに格納さ
れた画像データA2に基づき、A3の用紙Pに対して画
像記録が行われ、記録後の用紙PはNo.3の排紙トレ
イ71へと排出される。この結果、A原稿をA4サイズ
からA3サイズへと拡大して複写した複写物がNo.3
の排紙トレイ71にて3枚得られることとなる。
【0087】10回目〜12回目のプリントではいずれ
も、画像メモリ12の「2−2」なる番号のエリアに格
納された画像データB2に基づき、A3の用紙Pに対し
て画像記録が行われ、記録後の用紙PはNo.4の排紙
トレイ71へと排出される。この結果、B原稿をA4サ
イズからA3サイズへと拡大して複写した複写物がN
o.4の排紙トレイ71にて3枚得られることとなる。
【0088】13回目〜15回目のプリントではいずれ
も、画像メモリ12の「2−3」なる番号のエリアに格
納された画像データC2に基づき、A3の用紙Pに対し
て画像記録が行われ、記録後の用紙PはNo.5の排紙
トレイ71へと排出される。この結果、C原稿をB4サ
イズからA3サイズへと拡大して複写した複写物がN
o.5の排紙トレイ71にて3枚得られることとなる。
【0089】以上の7回目から15回目のプリントによ
り、第2モードの指定通りの複写結果がNo.3〜N
o.5の排紙トレイ71にて得られることになる。
【0090】16回目のプリントでは、画像メモリ12
の「3−3」なる番号のエリアに格納された画像データ
C3に基づき、A4の用紙Pに対して画像記録が行わ
れ、記録後の用紙PはNo.6の排紙トレイ71へと排
出される。17回目のプリントでは、画像メモリ12の
「3−2」なる番号のエリアに格納された画像データB
3に基づき、A4の用紙Pに対して画像記録が行われ、
記録後の用紙PはNo.6の排紙トレイ71へと排出さ
れる。18回目のプリントでは、画像メモリ12の「3
−1」なる番号のエリアに格納された画像データA3に
基づき、A4の用紙Pに対して画像記録が行われ、記録
後の用紙PはNo.6の排紙トレイ71へと排出され
る。
【0091】かくして、この16回目〜18回目のプリ
ントにより、No.6の排紙トレイ71上に、C原稿を
81%の倍率で複写したA4サイズの用紙P、B原稿を
100%の倍率で複写したA4サイズの用紙P、A原稿
を100%の倍率で複写したA4サイズの用紙Pの順で
各用紙Pが重なることになる。前述したように、プリン
タ部3は記録面を上にして排紙するから、A原稿の複写
物、B原稿の複写物、C原稿の複写物の順で並んでいる
ことになり、第3モードの指定通りの複写結果がNo.
6の排紙トレイ71にて得られることになる。
【0092】以上のように本実施形態によれば、複数の
モードの条件指定を事前にまとめて受け付け、これらの
モードのそれぞれに応じた複写動作を連続して行うよう
にしている。従って、ユーザは同一の原稿Dから異なる
条件で複数の複写物を得たい場合には、原稿Dのセット
や条件指定を条件毎に個別に行う必要が無く、ユーザの
負担が大幅に軽減されて非常に便利となる。
【0093】しかも複写条件としては使用する用紙トレ
イの指定を受けるのではなく、使用するべき用紙Pのサ
イズの指定を受ける。そして原稿Dの読み取りに当って
は、各原稿Dのサイズを原稿サイズ検出部13により検
出し、この検出した原稿サイズと用紙サイズの指定内容
とをともに考慮して、プリントに使用する用紙を適宜選
択して給紙機構部4より給紙する。この結果、サイズの
異なる原稿Dが混在した一連の原稿を等倍で複写するな
どのように異なるサイズの用紙Pを混在して使用する形
態の複写を行うことが可能であって、より多様な条件指
定を行うことが可能である。
【0094】またプリントに使用する用紙Pはサイズに
より管理していることから、同一サイズの用紙Pが複数
の用紙トレイに収容されている場合には、それらを適宜
使用することが可能であって、いずれかの用紙トレイで
のみ用紙切れとなっても問題なく複写動作を継続するこ
とが可能である。
【0095】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば上記実施形態では、複写条件とし
て用紙サイズ、部数、排紙形態および色の指定を受け付
けるようにしているが、少なくとも用紙サイズを含んで
いれば、その他の条件の指定は受け付けないようにして
も良いし、あるいは例えば濃度などのような他の条件の
指定を受け付けるようにしても良い。
【0096】また上記実施形態では、倍率を原稿サイズ
および用紙サイズに応じて自動設定することとしている
が、複写条件にて倍率の指定を受け付け、その指定倍率
での画像記録を行うようにしても良い。この場合、用紙
サイズとして「自動選択」が指定された場合に、指定倍
率と原稿サイズとに基づいて用紙サイズを自動選択する
ことも可能である。
【0097】また上記実施形態では、給紙機構部4は用
紙カセット41,42,43からの給紙のみを行うもの
となっているが、手差しトレイにセットされた用紙も給
紙することが可能なものとしても良い。
【0098】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも用紙サイズ
の指定を含む所定の複写条件の指定を複数受け付け、セ
ットされた原稿を読取手段により読み取った画像を記録
対象画像としてこの画像がそれぞれ別の用紙に対して複
数の複写条件にそれぞれ応じて記録するが、この画像記
録のために使用する用紙は、複写条件における用紙サイ
ズの指定と読み取りに際しての原稿サイズ検出手段によ
る検出結果とに基づいて定まる用紙サイズのものを適宜
選択するようにしているので、予め指定された複数の複
写条件のそれぞれに応じた複写動作が連続的に実行され
るとともに、この複写動作のための画像記録に際して
は、逐一適切な用紙サイズが判定されてその用紙サイズ
の用紙が使用されることとなり、この結果、複数の異な
る複写条件での複写を一度のユーザ操作に応じて連続的
に行うことが可能で、しかもサイズが異なる原稿が混在
した原稿群の複写にも柔軟に対応することができる画像
複写装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像複写装置を適用
して構成されたディジタル複写機の概略構成を示す断面
図。
【図2】本実施形態のディジタル複写機の制御系の要部
構成を示すブロック図。
【図3】画像メモリ12の記憶領域の理論的なエリアの
設定状況と各エリアに付された番号とを示す図。
【図4】図2中のコントロールパネル14の具体的構成
例を示す平面図。
【図5】図2中のCPU8によるコピー処理における処
理手順を示すフローチャート。
【図6】図2中のCPU8によるスキャン処理における
処理手順を示すフローチャート。
【図7】図2中のCPU8によるプリント処理における
処理手順を示すフローチャート。
【図8】スキャン動作の実行状況の具体例を示す図。
【図9】画像メモリ12への画像データが格納状況の具
体例を示す図。
【図10】プリント動作の実行状況の具体例を示す図。
【符号の説明】
1…装置本体 2…スキャナ部 3…プリンタ部 4…給紙機構部 5…原稿載置台 6…自動原稿送り装置(ADF) 7…ソータ部 8…CPU 9…ROM 10…RAM 11…画像処理部 12…画像メモリ 13…原稿サイズ検出部 14…コントロールパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セットされた原稿の画像を読み取る読取
    手段と、 前記読み取り手段が読み取り対象とする前記原稿のサイ
    ズを検出する原稿サイズ検出手段と、 給紙される用紙に対して任意の画像を記録する画像記録
    手段と、 複数種類の用紙を選択的に前記画像記録手段へと給紙す
    る給紙手段と、 少なくとも用紙サイズの指定を含む所定の複写条件の指
    定を複数受け付ける複写条件受付手段と、 前記読取手段により読み取られた画像を記録対象画像と
    し、前記複写条件受付手段により受け付けられた複数の
    複写条件における用紙サイズの指定と前記記録対象画像
    の読み取りに際する前記原稿サイズ検出手段の検出結果
    とに基づいて定まる用紙サイズの用紙の給紙を前記給紙
    手段に行わせつつ、これらの各用紙に対して前記複数の
    複写条件にそれぞれ応じて前記記録対象画像の記録を前
    記画像記録手段に行わせる複写制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする画像複写装置。
  2. 【請求項2】 前記複写制御手段は、前記複写条件にて
    特定の用紙サイズが指定されている場合にはその指定さ
    れた用紙サイズの用紙の給紙を、また前記複写条件にて
    用紙サイズを原稿サイズと同一とする旨が指定されてい
    る場合には前記原稿サイズ検出手段により検出された原
    稿サイズと同一の用紙サイズの用紙の給紙をそれぞれ前
    記給紙手段に行わせることを特徴とする請求項1に記載
    の画像複写装置。
  3. 【請求項3】 前記複写制御手段は、前記複写条件にて
    特定の用紙サイズが指定されている場合にはその指定さ
    れた用紙サイズと前記原稿サイズ検出手段により検出さ
    れた原稿サイズとの比率に応じた所定の倍率で前記記録
    対象画像のサイズを変更した画像の記録を前記画像記録
    手段に行わせ、また前記複写条件にて用紙サイズを原稿
    サイズと同一とする旨が指定されている場合には前記記
    録対象画像をそのままのサイズで前記画像記録手段に記
    録させることを特徴とする請求項2に記載の画像複写装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像記録手段により画像の記録が行
    われた後の用紙を所定の複数の排紙形態でのいずれかで
    排出する排紙装置を装着可能で、 前記複写条件受付手段は前記排紙手段での排紙形態の指
    定を含む複写条件の指定を受け付けることとし、 かつ前記複写制御手段は、前記複数の複写条件のそれぞ
    れに応じた排紙形態での前記用紙の排出を前記排紙装置
    に行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像複写
    装置。
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