JP2002268304A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP2002268304A
JP2002268304A JP2001071000A JP2001071000A JP2002268304A JP 2002268304 A JP2002268304 A JP 2002268304A JP 2001071000 A JP2001071000 A JP 2001071000A JP 2001071000 A JP2001071000 A JP 2001071000A JP 2002268304 A JP2002268304 A JP 2002268304A
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reversing
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JP2001071000A
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English (en)
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Akira Furuichi
章 古市
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication of JP2002268304A publication Critical patent/JP2002268304A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙パス上に複数の記録紙を循環させな
がら両面記録を行う場合であっても、紙づまりが発生し
た場合には、有効な記録紙については装置外部へ排出さ
せ、有効な記録紙が無駄になるのを防止すること。 【解決手段】 本複写機は、搬送路へ給紙された記録
紙毎に、当該記録紙を機外へ排出するか反転経路へ搬送
するかを示す排出先情報、当該記録紙の搬送路上におけ
る検出位置情報及び当該記録紙の紙ジャム情報をメモリ
に登録し、搬送路で紙づまりが発生した場合は排出先情
報及び検出位置情報に基づいて排出すべき記録紙を判定
し、当該記録紙の紙ジャム情報から紙づまりを起こして
いないと判定したら当該記録紙が機外へ排出されるよう
に搬送経路切替部105を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面記録用の紙パ
スを有し紙づまりが発生した場合に有効な記録紙を装置
外部へ排出する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録用紙(以下、「用紙」とい
う)の両面に画像を記録する両面複写の機能を備えた複
写機がある。かかる複写機では、両面複写を行う場合、
給紙カセットから記録紙を取出して画像形成部へ搬送
し、画像形成部において第1面の画像を形成すると、記
録紙の表裏を反転させる反転経路へ搬送して記録紙を反
転させ、この記録紙を再び画像形成部へ搬送して第2面
を記録し、その後に装置外部へ排出している。
【0003】上記複写機には、複数部数を両面複写する
ために中間トレイを備えたものがある。かかる複写機で
は、反転経路上に一時的に記録紙をスタックする中間ト
レイを備え、複数部を複写する場合には、この中間トレ
イに第1面が記録された記録紙を複数部スタックし、そ
の後第2面の記録のために順次中間トレイから記録紙を
搬送するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来技
術によれば、以下のような問題が生じていた。
【0005】すなわち、第1面に画像が形成された記録
紙を中間トレイに一旦複数部スタックし、その後に第2
面の記録を行うので、両面に画像が形成された最初の記
録紙が装置外部へ排出されるまでに、相当の時間を要
し、生産性が悪いという問題があった。
【0006】この問題は、反転経路上に第1面が記録さ
れた記録紙を複数部スタックせずに、紙パス上に複数の
記録紙を循環させ、第1面の記録が済んだ記録紙を次々
に反転させ、第2面の記録を行わせることで解消でき
る。
【0007】しかし、第1面を記録した記録紙を反転さ
せて、前記記録紙を反転経路から通常の紙パスに戻す個
所で紙づまりが発生した場合には、この記録紙が循環の
妨げとなる位置にあるため、循環している複数の記録紙
の搬送は全て停止させなければならなかった。この場
合、紙づまり位置から排出部までのパス上には、すでに
両面記録が済んだ記録紙も存在している可能性があり、
この記録紙までも紙づまりの記録紙として除去しなけれ
ばならないとすると、有効な記録紙までも使用不能な状
態となり、不要に無駄な記録紙を発生させるという問題
があった。
【0008】そこで、本発明は、紙パス上に複数の記録
紙を循環させながら両面記録を行う場合であっても、紙
づまりが発生した場合には、有効な記録紙については装
置外部へ排出させ、有効な記録紙が無駄になるのを防止
できる複写機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の複写機は、搬送
路へ給紙された記録紙毎に、当該記録紙を機外へ排出す
るか反転経路へ搬送するかを示す排出先情報、当該記録
紙の前記搬送路上における検出位置情報及び当該記録紙
の紙ジャム情報をメモリに登録し、搬送路で紙づまりが
発生した場合は前記排出先情報及び検出位置情報に基づ
いて排出すべき記録紙を判定し、当該記録紙の紙ジャム
情報から紙づまりを起こしていないと判定したら当該記
録紙が機外へ排出されるように前記切替手段を制御す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、給紙から
排出までに複数の記録紙を順次搬送し、その経路の途中
に表裏面を反転させる反転経路を有する搬送路と、記録
紙に画像を記録する画像形成手段と、前記搬送路へ給紙
された記録紙毎に、当該記録紙を機外へ排出するか反転
経路へ搬送するかを示す排出先情報、当該記録紙の前記
搬送路上における検出位置情報及び当該記録紙の紙ジャ
ム情報が登録されるメモリと、前記画像形成手段を通過
した記録紙の搬送方向を機外排出側又は反転経路側に切
替える切替手段と、この切替手段を前記排出先情報に基
づいて切替え制御する一方、前記搬送路で紙づまりが発
生した場合は前記排出先情報及び検出位置情報に基づい
て排出すべき記録紙を判定し、当該記録紙の紙ジャム情
報から紙づまりを起こしていないと判定したら当該記録
紙が機外へ排出されるように前記切替手段を制御する制
御手段と、を具備した複写機である。
【0011】このように構成された複写機によれば、両
面記録が済んだ有効記録紙はメモリの排出情報に基づい
て切替手段により有効記録紙として機外へ排出し、搬送
路で紙づまりが発生した場合は排出先情報及び検出位置
情報に基づいて排出すべき記録紙を判定することによ
り、搬送路内にある記録紙の中で有効記録紙を選択して
装置外部へ排出するので、有効記録紙までも紙づまりの
記録紙として除去させ、不要に無駄な記録紙が発生する
のを防止できる。
【0012】また、記録紙を排出させるか又は反転経路
へ搬送するかを切替える切替手段が判断の基礎とするメ
モリ内容を利用して、紙づまりが発生した場合に、前記
切替手段によって次に排出され又は反転経路へ搬送され
る記録紙が、前記メモリ内容に基づいて、排出する記録
紙であってこの記録紙が紙づまりを起こしていなければ
排出することにより、前記切替手段が判断の基礎とする
メモリという既存の構成を用いて両面記録が済んだ有効
記録紙か否かを判断して排出するので、新たな構成を別
途付加することなく、正確に有効記録紙を選択して装置
外部へ排出できる。
【0013】本発明の第2の態様は、給紙から排出まで
に複数の記録紙を順次搬送し、その経路の途中に表裏面
を反転させる反転経路を有する搬送路と、記録紙に画像
を記録する画像形成手段と、前記搬送路へ給紙された記
録紙毎に、当該記録紙を機外へ排出するか反転経路へ搬
送するかを示す排出先情報、当該記録紙の前記搬送路上
における検出位置情報及び当該記録紙の紙ジャム情報が
登録されるメモリと、前記画像形成手段を通過した記録
紙の搬送方向を機外排出側又は反転経路側に切替える切
替手段と、この切替手段を前記排出先情報に基づいて切
替え制御する一方、前記搬送路で紙づまりが発生した場
合は前記排出先情報及び検出位置情報に基づいて反転経
路へ搬送すべき記録紙を判定し、当該記録紙の紙ジャム
情報から紙づまりを起こしていないと判定したら当該記
録紙が反転経路へ搬送されるように前記切替手段を制御
する制御手段と、を具備した複写機である。
【0014】このように構成された複写機によれば、記
録紙を排出させるか又は反転経路に搬送するかを切替え
る切替手段によって次に排出され又は反転経路に搬送さ
れる記録紙が、メモリに登録された当該記録紙の排出先
情報及び検出位置情報に基づいて、前記反転経路に搬送
する記録紙と判断される場合には、まだ片面記録しか済
んでいない記録紙と判断して前記反転経路に戻すことに
より、機外排出側に向けた紙パス上から片面記録の記録
紙を外すことができるので、その次の記録紙が有効記録
紙である場合は、その有効記録紙を正常に装置外へ排出
でき、その分無駄な記録紙の発生を防止できる。
【0015】また、片面記録しか済んでいない記録紙
は、前記反転経路に戻され、装置外部に排出されないの
で、排出された記録紙の中に両面記録が済んだ記録紙と
片面記録しか済んでいない記録紙とが混合するのを防止
できる。
【0016】本発明の第3の態様は、給紙から排出まで
に複数の記録紙を順次搬送し、その経路の途中に表裏面
を反転させる反転経路を有する搬送路と、記録紙に画像
を記録する画像形成手段と、前記搬送路へ給紙された記
録紙毎に、当該記録紙を機外へ排出するか反転経路へ搬
送するかを示す排出先情報、当該記録紙の前記搬送路上
における検出位置情報及び当該記録紙の紙ジャム情報が
登録されるメモリと、前記画像形成手段を通過した記録
紙の搬送方向を機外排出側又は反転経路側に切替える切
替手段と、この切替手段を前記排出先情報に基づいて切
替え制御する一方、前記搬送路で紙づまりが発生した場
合は前記排出先情報及び検出位置情報に基づいて反転経
路へ搬送すべき記録紙を判定し、当該記録紙の紙ジャム
情報から紙づまりを起こしておらず、且つ反転経路内の
記録紙枚数が最大収容枚数に達していないなければ当該
記録紙が反転経路へ搬送されるように前記切替手段を制
御する制御手段と、を具備した複写機である。
【0017】このように構成された複写機によれば、記
録紙を排出させるか又は反転経路に搬送するかを切替え
る切替手段によって次に排出され又は反転経路に搬送さ
れる記録紙が、メモリに登録された当該記録紙の排出先
情報及び検出位置情報に基づいて、前記反転経路に搬送
する記録紙と判断され、且つ前記反転経路内の記録紙枚
数が前記反転経路の最大収容枚数に達していない場合に
は、まだ片面しか記録が済んでいない記録紙と判断して
前記反転経路に戻すことにより、機外排出側に向けた紙
パス上から片面記録の記録紙を外すことができるので、
反転経路に戻す記録紙の次の記録紙が有効記録紙である
場合には、その有効記録紙を正常に装置外部に排出で
き、その分無駄な記録紙が発生するのを防止できる。
【0018】また、片面記録しか済んでいない記録紙
は、前記反転経路に戻され、装置外部に排出されないの
で、排出された記録紙の中に両面記録が済んだ記録紙と
片面記録しか済んでいない記録紙とが混合するのを防止
できる。
【0019】本発明の第4の態様は、給紙から排出まで
に複数の記録紙を順次搬送し、その経路の途中に表裏面
を反転させる反転経路を有する搬送路と、記録紙に画像
を記録する画像形成手段と、前記搬送路へ給紙された記
録紙毎に、当該記録紙を機外へ排出するか反転経路へ搬
送するかを示す排出先情報、当該記録紙の前記搬送路上
における検出位置情報及び当該記録紙の紙ジャム情報が
登録されるメモリと、前記画像形成手段を通過した記録
紙の搬送方向を機外排出側又は反転経路側に切替える切
替手段と、この切替手段を前記排出先情報に基づいて切
替え制御する一方、前記搬送路で紙づまりが発生した場
合は前記排出先情報及び検出位置情報に基づいて反転経
路へ搬送すべき記録紙を判定し、当該記録紙の紙ジャム
情報から紙づまりを起こしておらず、且つ反転経路内の
記録紙枚数が最大収容枚数に達していれば当該記録紙が
機外へ排出されるように前記切替手段を制御する制御手
段と、を具備した複写機である。
【0020】このように構成された複写機によれば、記
録紙を排出させるか又は反転経路に搬送するかを切替え
る切替手段によって次に排出され又は反転経路に搬送さ
れる記録紙が、メモリに登録された当該記録紙の排出先
情報及び検出位置情報に基づいて、前記反転経路に搬送
する記録紙と判断され、且つ前記反転経路内の記録紙枚
数が前記反転経路の最大収容枚数に達している場合に
は、まだ片面記録しか済んでいない記録紙についても装
置外部へ排出することにより、排出部へ向けた紙パス上
から片面記録の記録紙を外すことができるので、その次
の記録紙が有効記録紙である場合には、その有効記録紙
を正常に装置外部に排出でき、その分無駄な記録紙の発
生を防止できる。
【0021】本発明の第5の態様は、給紙から排出まで
に複数の記録紙を順次搬送し、その経路の途中に表裏面
を反転させる反転経路を有する搬送路と、記録紙に画像
を記録する画像形成手段と、前記搬送路へ給紙された記
録紙毎に、当該記録紙を機外へ排出するか反転経路へ搬
送するかを示す排出先情報、当該記録紙の前記搬送路上
における検出位置情報及び当該記録紙の紙ジャム情報が
登録されるメモリと、前記画像形成手段を通過した記録
紙の搬送方向を機外排出側又は反転経路側に切替える切
替手段と、この切替手段を前記排出先情報に基づいて切
替え制御する一方、前記搬送路で紙づまりが発生した場
合は前記排出先情報及び検出位置情報に基づいて反転経
路へ搬送すべき記録紙を判定し、当該記録紙の紙ジャム
情報から紙づまりを起こしておらず、且つ反転経路内の
記録紙枚数が最大収容枚数に達していれば、すでに排出
した記録紙のトレーとは別のトレーに排出するように前
記切替手段及びその先の排出経路を制御する制御手段と
を具備した複写機である。
【0022】このように構成された複写機によれば、ま
だ片面記録しか済んでいない記録紙を装置外部へ排出す
る場合、この片面記録の記録紙については別のトレーに
排出することにより、両面記録が済んだ記録紙と片面記
録しか済んでいない記録紙とを別のトレーに排出するの
で、有効記録紙が無駄になる枚数を最大限減少させると
共に、排出された記録紙の中に両面記録が済んだ記録紙
と片面記録しか済んでいない記録紙とが混合するのを防
止できる。
【0023】本発明の第6の態様は、給紙から排出まで
に複数の記録紙を順次搬送し、その経路の途中に表裏面
を反転させる反転経路を有する搬送路と、記録紙に画像
を記録する画像形成手段と、前記搬送路へ給紙された記
録紙毎に、当該記録紙を機外へ排出するか反転経路へ搬
送するかを示す排出先情報、当該記録紙の表裏面の記録
状況を示す記録情報及び当該記録紙の紙ジャム情報が登
録されるメモリと、前記画像形成手段を通過した記録紙
の搬送方向を機外排出側又は反転経路側に切替える切替
手段と、この切替手段を前記排出先情報に基づいて切替
え制御する一方、前記搬送路で紙づまりが発生した場合
は前記記録情報及び紙ジャム情報から前記画像形成手段
で次に記録する記録紙が第1面を記録すべき記録紙であ
って紙づまりを起こしていないと判定したら、当該記録
紙に画像を記録せずに機外へ排出されるように前記画像
形成手段及び切替手段を制御する制御手段とを具備した
複写機である。
【0024】このように構成された複写機によれば、記
録紙を排出させるか又は反転経路へ搬送するかを切替え
る切替手段によって次に排出され又は反転経路に搬送さ
れる記録紙が、メモリに登録された記録情報に基づいて
これから第1面を記録する記録紙と判断される場合に
は、この記録紙を排出することにより、紙づまりが発生
した場合に紙パス内にある記録紙の中でいずれの面にも
画像記録していない記録紙を選択して装置外部へ排出す
るので、前記記録紙が紙づまり除去の過程で使用不能な
状態となるのを防止し、有効に再利用させることができ
る。
【0025】以下、本発明に係る複写機の一実施の形態
について図面を参照して具体的に説明する。
【0026】図1は本実施の形態に係る複写機の機能ブ
ロック図である。同図に示す複写機は、装置全体を制御
する中央処理装置100と、原稿の読取りを行う原稿読
み取り部101と、ユーザによる操作入力及びユーザに
対する情報提示のための操作パネル102と、用紙に対
して画像形成を行う画像形成部103とを有する。さら
に本複写機は、第1面が記録された用紙の表裏を反転さ
せて再び画像形成部103へ搬送する紙パスへ戻す両面
ユニット104と、画像形成部103を通過した用紙を
装置外部へ排出するか両面ユニット104へ収納するか
を切替える搬送経路切替部105と、有効な用紙と無効
な用紙を仕分けする排紙口経路切替部106とを備え
る。
【0027】上記中央処理装置100は、システムバス
110を介して接続されたCPU111、ROM11
2、RAM113、画像データ記憶部114、画像デー
タ加工部115、原稿読み取り部I/F116、画像形
成部I/F117等から構成されている。ROM112
は動作プログラムを格納するための格納領域として用い
られ、RAM113はCPU111のワークエリア等を
確保するための格納領域として用いられる。画像データ
記憶部114は画像データを記憶するための画像メモリ
で構成される。画像データ加工部115は画像データを
拡大・縮小し、又は任意の角度に回転させる画像処理回
路である。原稿読み取り部I/F116は原稿読み取り
部101とシステムバス110とを接続し読み込まれた
画像データを編集して画像データ記憶部114又は画像
データ加工部115等へ伝送する部分であり、画像形成
部I/F117は記録画像の画像データを中央処理装置
100から画像形成部103へ伝送する部分である。
【0028】図2は本複写機の通紙経路構成を示す図で
ある。用紙カセット201にセットされた用紙束202
から用紙カセット給紙ローラー203が最上面の用紙を
取出して用紙カセット中間ローラー204へ搬送する。
用紙カセット中間ローラー204が用紙カセット201
から給紙された用紙を両面ユニット中間ローラー205
へ搬送し、さらに両面ユニット中間ローラー205が本
体レジストローラー206へ搬送する。本体レジストロ
ーラー206の上流側に画像形成部103の感光体20
7が設置されている。用紙は本体レジストローラー20
6により画像形成動作に同期して搬送制御される。用紙
は感光体207表面に形成されたトナー像が転写された
後、画像形成部103から出て搬送経路切替部105に
より装置外部へ排出するか両面ユニット側へ排出するか
切替え制御される。両面ユニット209へ収納された場
合は、反転部211へ一度引き込まれ、用紙後端側より
引き出すことにより反転されて反転部211の下側に形
成された紙パス212を通過して両面ユニット給紙ロー
ラー213へ到達する。両面ユニット給紙ローラー21
3は反転された用紙を再び両面ユニット中間ローラー2
05へ搬送して再び画像形成部103を通過させること
になる。一方、搬送経路切替部105にて装置外部へ排
出するように経路選択された用紙は、排紙口経路切替部
106にて通常トレイ215又は無効用紙専用トレイ2
16のいずれに排出するか切替え制御される。
【0029】本複写機は、用紙が上記通紙経路上のどこ
に存在しているかをリアルタイムで検知するための複数
のセンサーA〜Hが設置されている。センサーAは用紙
カセット201の出口部分、センサーBは両面ユニット
中間ローラー205の直前部分(上流側)、センサーC
は本体レジストローラー206の直前部分(上流側)、
センサーDは搬送経路切替部105の直前部分(上流
側)、センサーEは両面ユニット209の入口部分、セ
ンサーFは反転部211の最深部、センサーGは反転部
211から出た部分、センサーHは両面ユニット給紙ロ
ーラー213の直前部分(上流側)にそれぞれ設置され
ている。
【0030】本実施の形態では、図3に示すように、上
記通紙経路を、各センサーA〜Hの設置位置に対応した
8つの制御部SA〜SH及び排出口部分の制御部SIの
合計9つの制御部に分割して用紙の通紙管理を行ってい
る。本実施の形態に係る複写機は、複数部数の複写を行
う場合、通紙経路上に複数の用紙を循環させ、第1面の
記録が済んだ用紙を次々に反転させて第2面の記録を行
わせる循環方式を採用しており、現在のジョブ(複数部
数の複写動作)で通紙経路上へ供給された全用紙の状態
を、図4に示す通紙管理メモリでリアルタイムで管理す
る。
【0031】通紙管理メモリは、用紙カセット201か
ら通紙経路へ供給された用紙単位で管理情報が形成され
る。1つの管理情報には、用紙給紙元、用紙排出先、原
稿読取順番号、プリント面、未達JAM検出位置、未達
JAM検出タイマー、残留JAM検出位置、残留JAM
検出タイマー、JAM情報、用紙の無効/有効の各情報
が記録される。
【0032】用紙給紙元とは、当該用紙が現在いる制御
部に用紙カセット201から給紙されて来たのか両面ユ
ニット209から給紙されて来たのかを示す情報であ
る。
【0033】用紙排出先とは、当該用紙を装置外部(機
外)へ排出するのか両面ユニット209へ搬送するのか
を示す情報であり、両面記録が指示されているときに第
2面が記録されるまで両面ユニット209への収納を意
味する「両面U」が記録され、第2面の記録が完了した
時点で装置外部への排出を意味する「機外」に変更され
る。
【0034】原稿読取順番号とは、各用紙の表裏面に記
録すべき画像を、原稿を読み取った画像の順番を示す番
号にて示すものである。
【0035】プリント面とは、当該用紙の表面及び裏面
の各々について記録が済んでいるか否かを示す情報のこ
とであり、表裏面の記録状況を示す記録情報となる。記
録が完了した面は「済」、未記録の面は「未」が記録さ
れる。
【0036】未達JAM検出位置とは、現在時刻から所
定時間内に当該用紙を検知すべきセンサーの情報であ
る。通紙経路上を搬送されている用紙をあるタイミング
にてある制御部のセンサーが検知した場合、その時から
所定時間内に下流側に存在する次の制御部のセンサーで
用紙を検出することにより紙ジャムが発生していないこ
とを確認する。そこで、上記次の制御部のセンサー名が
未達JAM検出位置に記録される。
【0037】未達JAM検出タイマーとは、上記次の制
御部のセンサーが当該用紙を検知するまでに許容されて
いる時間のことである。
【0038】残留JAM検出位置とは、現在時刻から所
定時間経過しても当該用紙が残留していることを検知す
べきセンサーの情報である。通紙経路上を搬送されてい
る用紙をあるタイミングである制御部のセンサーが検知
した場合、その時から所定時間経過しても依然として同
一センサーで同一用紙が検出されている場合は当該制御
部において紙ジャムが発生していると判断する。なお、
未達JAM検出位置及び残留JAM検出位置は、搬送路
内に給紙された各用紙の現在の位置を示す検出位置情報
として利用される。
【0039】残留JAM検出タイマーとは、紙ジャムが
発生して用紙が残留していると判断するための時間であ
る。
【0040】JAM情報とは、当該用紙の紙ジャムが発
生しているか否かを示す情報である。未達JAM検出タ
イマーの時間が経過しても所定センサーの検知が無かっ
た時、又は残留JAM検出タイマーの時間が経過しても
所定センサーの検知が用紙を検知したままの状態の時に
「有り」が記録される。
【0041】用紙の無効/有効とは、両面記録が済んだ
有効用紙と片面しか記録画済んでいないが機外へ排出し
なければならい用紙であることを示す無効用紙とを区別
するための情報である。例えば、両面記録すべき用紙に
対して第1面(本実施の形態では裏面)しか記録されて
いないが紙ジャムの発生により両面ユニット209へ搬
送できない場合、又は両面ユニット209へ搬送したい
が最大収容枚数に達しているために搬送できない場合
に、しかたなく機外へ排出すべきであると判定された用
紙は「無効」が記録される。
【0042】以上のように構成された複写機の動作内容
について具体的に説明する。本実施の形態に係る複写機
は、図5から図19に示すフローチャートに基づいて、
通紙管理メモリを逐次更新しながら各種制御を実行す
る。
【0043】具体的な制御内容を説明する前に、図2
0、図21、図22を用いて通紙管理メモリに用紙の管
理情報が登録更新されていく動作について説明する。図
20(a)〜(k)は1枚目の用紙を給紙カセット20
1から給紙してから、2枚目の用紙を続けて給紙し、1
枚目の用紙が本体レジストローラー206を通過するま
での遷移状況を示している。
【0044】後述する両面プリント時の給紙口決定制御
にて1枚目の用紙を給紙カセット201から給紙するこ
とを決定した時に初めて1枚目の用紙の管理情報が通紙
管理メモリの1行目に登録される(図20(a))。1
枚目の用紙の給紙を開始したら、未達JAM検出位置に
センサーAを記録し、未達JAM検出タイマーに規定値
を記録する(図20(b))。そして、1枚目の用紙が
センサーAに到達したら、残留JAM検出位置にセンサ
ーAを記録し、未達JAM検出位置は次ぎの制御部のセ
ンサーCに更新し(図20(c))、さらに1枚目の用
紙がセンサーAを通過すれば残留JAM検出位置を非検
出に変える(図20(d))。
【0045】給紙カセット201から1枚目の用紙の給
紙が正常に完了したら、2枚目の用紙を給紙する給紙決
定がなされ、2枚目の用紙の給紙が開始される(図20
(e))。通紙管理メモリの2行目には2枚目の用紙の
給紙決定時に管理情報が登録される。給紙決定時は図2
0(a)のように未達JAM検出位置及び残留JAM検
出位置を非検出であるが、給紙開始後は未達JAM検出
位置にセンサーAが記録される(図20(e))。以
降、新たな用紙の給紙決定が有る度に通紙管理メモリに
1行づつ管理情報が追加登録されていく。
【0046】一方、1枚目の用紙の第1面(本実施の形
態では裏面)に記録すべき画像を感光体207に形成し
て第1面に記録すると、プリント面の裏面を「済」に更
新する(図20(j))。
【0047】図21(a)〜(e)には3枚目の用紙が
センサーAに到達してから4枚目の用紙の給紙開始時ま
での通紙管理メモリ上の管理情報の状態遷移、及び図2
2(a)〜(c)には1枚目の用紙の両面ユニットから
の給紙決定時から両面記録の済んだ1枚目の用紙を排出
するまでの通紙管理メモリ上の管理情報の状態遷移を示
している。
【0048】次に、図5及び図6を参照しながら、用紙
カセット201又は両面ユニット209のいずれから紙
パスへ用紙を供給するのかを決めるための「給紙口決定
制御」について説明する。
【0049】今、操作パネル102から用紙の両面に画
像を記録する両面プリントが指示されているものとす
る。両面プリントが指示された状態で操作パネル102
のスタート釦が押されるとプリント動作が開始され(S
501)、原稿読取り部101により原稿の読取りが行
われる。読取り画像は必要な処理を加えられた後、画像
データ記憶部114へ格納される。
【0050】CPU111は、「給紙口決定制御」を開
始すると、画像データ記憶部114に格納された読み込
み画像の中に用紙を給紙していない読み込み画像がある
か否か判断する(S502)。実際の画像形成と平行し
て紙パス内に複数枚の用紙が給紙されるが、両面ユニッ
ト209の収納可能枚数には限りがあるので、全読み込
み画像に対する用紙が給紙されるまで「用紙を給紙して
いない読み込み画像」が存在することになる。
【0051】「用紙を給紙していない読み込み画像」が
存在する場合は、さらに全ての裏面画像に対する給紙が
完了したか否か判断する(S503)。本実施の形態で
は用紙カセット201から供給された用紙に対して最初
に裏面画像を形成し、その後両面ユニット209から給
紙して表面画像を形成するものとする。そのため、表面
画像ではなく裏面画像に対する給紙を判断している。
【0052】裏面画像に対する給紙が完了していなけれ
ば、用紙カセット201の用紙無しや通紙経路における
紙ジャムの発生無しを確認し(S504)、両面ユニッ
ト209に収納された用紙が両面ユニット209の収容
可能な最大枚数に達していないことを確認する(S50
5)。複写部数が収容可能最大枚数より多い場合は、両
面ユニット209に収容可能な最大枚数の用紙を収納し
て循環させることが効率化を図る上で有効なので、ステ
ップS505の確認を行って最大限の能力を引出すよう
に制御している。
【0053】そして、用紙を給紙していない裏面の読み
込み画像が画像データ記憶部114に存在していること
を確認した後(S506)、先に給紙中である用紙との
衝突を避けるために、両面ユニット209の給紙制御が
停止していること確認し(S507)、用紙カセット2
01の給紙制御が停止していることを確認する(S50
8)。さらに、紙ジャムが発生していないことを通紙管
理メモリで再度確認してから(S509)、通紙管理メ
モリに今回用紙カセット201から給紙する用紙の管理
情報を新規登録する(S510)。
【0054】図20(a)には、1枚目の用紙を用紙カ
セット201から給紙することを決定した結果、通紙管
理メモリに登録された用紙管理情報の例を示している。
ここで、用紙管理情報の用紙排出先が「両面U」となっ
ているのは、今回用紙カセット201から給紙された用
紙は、裏面記録後に表面記録のため反転させる目的で両
面ユニット209へ収納しなければならないからであ
る。
【0055】上記ステップS510で通紙管理メモリに
今回給紙する用紙の用紙管理情報を新規登録したら、用
紙カセット201から裏面画像を記録する用紙を給紙す
るための給紙制御を起動する(S511)。なお、上記
ステップS507、508、509でステップS512
へ分岐する場合は、カセット用紙無しや紙ジャムが解消
されるまで、ステップS507、508、509、51
2をループする。
【0056】ステップS511で用紙カセット201か
らの用紙の給紙制御を起動したら、再びステップS50
1へ処理を戻して、次の裏面画像に対する用紙カセット
201からの給紙制御の必要性を判断する。そして、ス
テップS503で全ての裏面画像に対する給紙が完了し
たと判定し、又はステップS505で両面ユニット20
9に収容可能な最大枚数に達していると判定した場合
は、ステップS513へ分岐して両面ユニット209か
らの給紙制御の必要性を判断する。
【0057】また、ステップS504でカセット用紙無
しや紙ジャムが発生していると判定した場合、又はステ
ップS507、508で両面ユニット給紙制御中である
と判定したり用紙カセット給紙制御中であると判定した
場合(但し、ステップS512も併せて判断している)
は、用紙カセット201からの給紙は無理であるので、
ステップS513(図6)へ分岐して両面ユニット20
9からの給紙制御の必要性判断に切替える。
【0058】ステップS513では両面ユニット209
から給紙できる用紙があるか否か判断する。給紙可能な
用紙が有る場合は、用紙を給紙していない表面の読み込
み画像があることを確認し(S514)、両面ユニット
209が現在給紙制御停止中であることを確認する(S
515)。そして、両面ユニット給紙ローラー213に
用紙が到着するまで待機し(S516)、両面ユニット
209の反転部211で反転した用紙が両面ユニット給
紙ローラー213に到着したら、通紙管理メモリを参照
してセンサー未達JAM以外の紙ジャムが発生していな
いことを確認する(S517)。
【0059】センサー未達JAM以外の紙ジャムが発生
していない場合は、通紙管理メモリから表面が未プリン
トになっている用紙を検索し、表面が未プリントになっ
ている用紙の中から先頭の用紙を検索する(S51
8)。
【0060】例えば、複写機内の通紙経路に収納された
用紙が図3に示すような状態であったとすると、このと
きの通紙管理メモリの状態は図4に示す状態となってい
る。今、ステップS516では3枚目の用紙()が両
面ユニット給紙ローラー213に到着していることをセ
ンサーHにより検知したところである。ステップS51
8では図4に示す状態の通紙管理メモリから表面が未プ
リントになっている先頭用紙を検索するので、3枚目の
用紙()が該当用紙として検索されることになる。
【0061】ステップS518で給紙対象の用紙が検索
されたならば、通紙管理メモリに登録されている当該用
紙の用紙管理情報を更新する(S519)。すなわち、
用紙給紙元を「両面U」とし、用紙排出先を「機外」と
する。残留JAM検出位置も「非検出」とする。
【0062】両面ユニット209から給紙する用紙の用
紙管理情報が更新されたら、両面ユニット209から用
紙を給紙する給紙制御を起動する(S520)。なお、
ステップS514で用紙を給紙していない表面の読み込
み画像が用意できていないと判定されたり、ステップS
515で両面ユニット209が給紙制御中であると判定
した場合は、ステップS513へ戻ることにより、表面
画像の用意又は給紙制御動作が完了するまで待機する。
【0063】ステップS520で両面ユニット209か
らの用紙の給紙制御を起動したら、「給紙口決定制御」
の最初の処理ステップであるステップS501へ戻る。
その時点で、未給紙の裏面画像が残っていて、かつ両面
ユニット209に新規の用紙を収容可能であれば、用紙
カセット201から用紙を給紙する給紙制御を起動する
ための処理に入る。また、未給紙の裏面画像が無くなっ
ていれば、再び両面ユニット209から用紙を給紙する
給紙制御を起動するための処理に入る。
【0064】なお、ステップS513で両面ユニット2
09から給紙できる用紙がないと判断した場合も、「給
紙口決定制御」の最初の処理ステップであるステップS
501へ戻る。
【0065】上記ステップS511で用紙カセット20
1から給紙を行う給紙制御の起動が掛けられると、「用
紙カセット給紙制御」が実行される。
【0066】図7及び図8は、「用紙カセット給紙制
御」の制御内容を示すフローチャートである。用紙カセ
ット給紙制御の起動がかけられると(S701)、通紙
管理メモリに登録された各用紙の管理情報の中から用紙
給紙元がカセットになっている最後尾の用紙を検索する
(S702)。上記ステップS510で新規登録された
用紙の管理情報は通紙管理メモリの最後尾に登録されて
いる。この登録時点では用紙給紙元が「カセット」にな
っているので、この管理情報内の未達JAM検出位置を
センサーAとし、未達JAM検出タイマーを規定の初期
値に設定する(S703)。図20(e)は2枚目の給
紙開始時の管理情報を示している。これはステップS7
03の処理で更新された直後の状態を示している。
【0067】上記ステップS703で通紙管理メモリの
最後尾に登録されている用紙の管理情報を更新した後、
用紙カセット給紙ローラー203を回転させる(S70
4)。用紙カセット201で紙ジャムや用紙無しが発生
していなければ、所定時間内に用紙がセンサーAに到達
するはずである。用紙カセット給紙ローラー203によ
って用紙カセット201から繰出された用紙がセンサー
Aに検知されたら(S705)、当該用紙管理情報をさ
らに更新する(S706)。未達JAM検出位置をセン
サーCに変更し、未達JAM検出タイマーをセンサーC
に対応した規定の初期値に変更する。さらに、残留JA
M検出位置をセンサーAに変更し、残留JAM検出タイ
マーを規定の初期値に変更する。これにより、用紙カセ
ット201から給紙された用紙が本体用紙カセット制御
部SA内で発生した紙ジャムや、両面ユニット給紙制御
部SB内で発生した紙ジャムを検知できる。
【0068】用紙カセット201から取出された用紙が
本体側の用紙カセット中間ローラー204に到達するま
での規定時間だけ用紙カセット給紙ローラー203を回
転し(S707)、その規定時間が経過したら用紙カセ
ット給紙ローラー203を停止させる(S708)。本
体側の紙パスへ給紙された用紙の後端がセンサーAを通
過したことが検知されたならば(S713)、センサー
Aが残留ジャム検知すべき本体用紙カセット給紙制御部
SAでは紙ジャムが発生しなかったので、その情報が反
映されるように該当用紙の管理情報を更新する(S71
4)。すなわち、通紙管理メモリに登録した当該用紙の
管理情報に対して残留JAM検出位置を「非検知」とす
る。その後、用紙カセット給紙制御を停止し(S71
2)、次の用紙カセット給紙制御の起動がかかるのを待
つことになる(S701)。
【0069】一方、ステップS704で用紙カセット給
紙ローラー203の回転を開始してから未達JAM検出
タイマーがタイムオーバーしても給紙用紙がセンサーA
に到達しなかった場合は(S709)、直ちに用紙カセ
ット給紙ローラー203の回転を停止させる(S71
0)。この場合は、用紙カセット201内に用紙がない
か紙ジャムが発生している可能性が高いので、当該用紙
に対するジャム検出を停止させるため、通紙管理メモリ
の該当用紙の管理情報を次のように更新する。すなわ
ち、未達JAM検出位置及び残留JAM検出位置を「非
検出」とし、JAM情報を「用紙カセット中間センサー
未達JAM」とする(S711)。その後、用紙カセッ
ト給紙制御を停止し(S712)、次の用紙カセット給
紙制御の起動がかかるのを待つことになる(S70
1)。
【0070】用紙カセット給紙ローラー203を停止さ
せた後(S708)、残留JAM検出タイマーがタイム
オーバーしても給紙用紙がセンサーAを通過したことを
検知しない場合は(S715)、本体用紙カセット給紙
制御部SAにて紙ジャムが発生したことを意味する。そ
こで、当該用紙に対するジャム検出を停止させるため
に、通氏管理メモリ中の該当用紙の管理情報を次のよう
に更新する。すなわち、未達JAM検出位置及び残留J
AM検出位置を「非検出」とし、JAM情報を「用紙カ
セット中間センサー残留JAM発生」とする(S71
6)。これにより、用紙カセット201において残留ジ
ャムが発生したことが通紙管理メモリに記録される。
【0071】以上のようにして、給紙カセット201か
ら給紙が行われると共に、給紙カセット201からの給
紙時に発生した紙ジャム又は用紙無しを検知して通紙管
理メモリに記録される。
【0072】一方、上記ステップS520(図6)で両
面ユニット209から給紙を行う給紙制御の起動が掛け
られると、「両面ユニット給紙制御」が実行される。
【0073】図9及び図10は、「両面ユニット給紙制
御」の制御内容を示すフローチャートである。両面ユニ
ット給紙制御の起動がかけられると(S901)、通紙
管理メモリに登録された各用紙の管理情報の中から用紙
給紙元が「両面U」になっている最後尾の用紙を検索す
る(S902)。上記ステップS516で両面ユニット
給紙ローラー213に到達していることが検知されてい
る用紙に対して、上記Sステップ519(図6)で給紙
元を「両面U」と更新しており、ステップS902では
当該用紙が、用紙給紙元が「両面U」になっている最後
尾の用紙として検索される。この検索された用紙の管理
情報のうち未達JAM検出位置をセンサーBとし、未達
JAM検出タイマーを規定の初期値に設定する(S90
3)。これにより、両面ユニット給紙制御部SBでの未
達JAM検出の用意が出来たことになる。
【0074】両面ユニット給紙制御部SBにおける未達
JAM検出の用意が出来たならば、両面ユニット給紙ロ
ーラー213を回転させる(S904)。この結果、両
面ユニット209に収納されていた用紙が、両面ユニッ
ト給紙制御部SBへ送り込まれることになる。
【0075】両面ユニット収納完了制御部SHにおいて
紙ジャムが発生していなければ、該当用紙は所定時間内
にセンサーBに到達するはずである。両面ユニット収納
完了制御部SHから繰出された用紙がセンサーBで検知
されたら(S905)、当該用紙管理情報をさらに更新
する(S906)。未達JAM検出位置をセンサーCに
変更し、未達JAM検出タイマーをセンサーCに対応し
た規定の初期値に変更する。さらに、残留JAM検出位
置をセンサーBに変更し、残留JAM検出タイマーを規
定の初期値に変更する。これにより、両面ユニット収納
完了制御部SHから給紙された用紙が両面ユニット収納
完了制御部SH内で起こした紙ジャムや両面ユニット給
紙制御部SB内で起こした紙ジャムを検知できる。
【0076】両面ユニット給紙ローラー213によって
給紙される用紙が両面ユニット収納完了制御部SHから
正常に繰出されたことをセンサーHで検知したら(S9
07)、両面ユニット給紙ローラー213の回転を停止
する(S908)。さらに、両面ユニット中間ローラー
205によって搬送される用紙がセンサーBを通過した
ことを検知したら(S912)、両面ユニット収納完了
制御部SH及び両面ユニット給紙制御部SBにおいて紙
ジャムが発生しなかったことになるので、その情報が反
映されるように当該用紙の管理情報を更新する(S91
3)。すなわち、通紙管理メモリに登録した当該用紙の
管理情報に対して残留JAM検出位置を「非検出」とす
る。その後、両面ユニット給紙制御を停止し(S91
6)、次の両面ユニット給紙制御の起動がかかるのを待
つことになる(S901)。
【0077】一方、ステップS904で両面ユニット給
紙ローラー213の回転を開始してから未達JAM検出
タイマーがタイムオーバーしても給紙用紙がセンサーB
に到達しなかった場合は(S909)、紙ジャムが発生
している可能性が高いので、直ちに両面ユニット給紙ロ
ーラー213の回転を停止させる(S910)。この場
合は、当該用紙に対するジャム検出を停止させるため、
通紙管理メモリの該当用紙の管理情報を次のように更新
する。すなわち、未達JAM検出位置及び残留JAM検
出位置を「非検出」とし、JAM情報を「両面ユニット
中間センサー未達JAM」とする(S911)。その
後、両面ユニット給紙制御を停止し(916)、次の両
面ユニット給紙制御の起動がかかるのを待つ(S90
1)。
【0078】なお、両面ユニット給紙ローラー213を
停止させた後(S908)、残留JAM検出タイマーが
タイムオーバーしても給紙用紙がセンサーBを通過した
ことを検知しない場合は(S914)、両面ユニット給
紙制御部SBにて紙ジャムが発生したことを意味する。
そこで、当該用紙に対するジャム検出を停止させるため
に、通紙管理メモリ中の該当用紙の管理情報を次のよう
に更新する。すなわち、未達JAM検出位置及び残留J
AM検出位置を「非検出」とし、JAM情報を「両面ユ
ニット中間センサー残留JAM発生」とする(S91
5)。これにより、両面ユニット給紙制御部SBにおい
て残留ジャムが発生したことが通紙管理メモリに記録さ
れる。残留ジャムが発生したことを通紙管理メモリに記
録した後、両面ユニット給紙制御を停止し(S91
6)、次の両面ユニット給紙制御の起動がかかるのを待
つ(S901)。
【0079】以上のようにして、両面ユニット209か
ら給紙が行われると共に、両面ユニット209からの給
紙時に発生した紙ジャムを検知して通紙管理メモリに記
録される。
【0080】次に、本体レジスト制御部SCに到達した
用紙の排出先判定及び画像記録の要否判定の処理に関す
る「本体レジスト制御」について、図11、図12、図
13、図14を参照して説明する。
【0081】上記した用紙カセット給紙制御及び両面ユ
ニット給紙制御により用紙が給紙されると、本体レジス
ト制御部SCにおいて当該用紙が到達するのを待ってい
る。そして、センサーCで用紙が検知されると(S10
1)、通紙管理メモリを参照して、現在センサーCで検
出している用紙が紙ジャムを起こして残留している用紙
でないことを確認し(S102)、当該用紙の通紙管理
メモリ中の管理情報を次のように更新する。すなわち、
未達JAM検出位置をセンサーDとし、未達JAM検出
タイマーを規定値に設定し、残留JAM検出位置をセン
サーCとし、残留JAM検出タイマーを規定値に設定す
る(S103)。これにより、本体レジスト制御部SC
での紙ジャム及び搬送経路切替制御部SDでの紙ジャム
を検知できるものとなる。
【0082】上記ステップS103で通紙管理メモリを
更新したら、用紙の斜行を補正するために規定時間だけ
本体レジストローラー206等の搬送用ローラーを回転
させた後、全ての給紙制御及び用紙搬送を停止させる
(S105)。この後、紙ジャムの発生有無や発生位
置、さらに記録画像の表裏情報等により用紙の排出先判
定及び画像記録の要否判定を行う。
【0083】なお、センサーCが用紙を検出するまで
は、通紙管理メモリ上から未達JAM検出位置センサー
がセンサーCになっている用紙を検索する(S10
6)。この検索の結果、該当用紙が無ければ上記ステッ
プS101へ戻り(S107)、給紙されるを待機す
る。また、該当用紙があれば当該用紙の未達JAM検出
タイマーがタイムオーバーしているか否か判定し(S1
08)、タイムオーバーしている場合は該当用紙に対す
る紙ジャム検出を停止させるために、通紙管理メモリの
該当用紙の管理情報を次のように更新する。すなわち、
未達JAM検出位置及び残留JAM検出位置を「非検
出」とする(S109)。さらに、両面ユニット給紙制
御及び用紙カセット給紙制御を停止させる(S11
0)。そして、JAM情報に「本体レジストセンサー未
達JAM発生」を記録する(S111)。なお、上記ス
テップS108において未達JAM検出位置センサーが
センサーCになっている用紙がタイムオーバーとなって
いなければさらに別の該当用紙があるか否か検索するた
めに、ステップS106へ戻る(S112)。
【0084】次に、上記ステップS105において全て
の給紙制御及び用紙搬送を停止させたならば、通紙管理
メモリからセンサーC上の用紙以外で、未達JAM検出
位置がセンサーDになっているか、又は残留JAM検出
位置がセンサーDになっている用紙を検索する(S11
3)。これにより、搬送制御切替制御部SDにおける用
紙の存在を確認できる。さらに、通紙管理メモリを参照
して反転経路上に紙ジャムとして登録されている用紙情
報を取得し(S114)、反転経路上に紙ジャムが存在
しているか否かチェックする(S115)。反転経路と
は、センサーD−E−F−G−H−両面ユニット給紙ロ
ーラー213の範囲の紙パスをいう。
【0085】ここで、反転経路上に紙ジャムが存在して
いる場合と存在していない場合とで処理内容が異なる。
【0086】上記ステップS115で反転経路上に紙ジ
ャムが存在していないと判定した場合、さらに搬送経路
切替制御部SDに用紙が存在するか否か判定し(S11
6)、搬送経路切替制御部SDに用紙がなければ当該用
紙の排出先を通紙管理メモリを参照して認識する。セン
サーC上の用紙の排出先が両面ユニット209の場合は
(S117)、搬送経路切替部105が排出側となって
いるか否か判定し(S118)、排出側になっていれば
両面ユニット209へ搬送するように切替える(S11
9)。
【0087】また、上記ステップS117でセンサーC
上の用紙の排出先が排出側であった場合は、無効な用紙
を収容する専用トレイがあるか否か判定する(S12
0)。本実施の形態では無効用専用トレイ216が有
る。このような場合は、排出口経路切替部106が無効
用専用トレイ216側になっているか否か確認し(S1
21)、無効用専用トレイ216側になっていれば通常
トレイ側に切替える(S122)。さらに、搬送経路切
替部105が排出側となっているか否か判定し(S12
3)、両面ユニット209への収納側になっていれば機
外排出側へ切替える(S124)。
【0088】一方、上記ステップS115で反転経路上
に紙ジャムが存在していると判定した場合、図13に示
すステップS125へ移行する。ステップS125では
通紙管理メモリを参照してセンサーC上の用紙の排出先
が両面ユニット209であるか否を判定する。この判定
の結果、排出先が両面ユニット209であった場合は、
先にステップS114で検索した反転経路上のジャム情
報をチェックして反転経路に当該用紙を収納可能か否か
判定する(S126)。そして、センサーC上の用紙が
裏面を記録してから反転経路(両面ユニット209)へ
収納か否か判断する(S127)。未達JAM検出位置
又は残留JAM検出位置がセンサーDとなっていてジャ
ム情報に紙ジャムの発生が記録されている場合以外は、
反転経路へ収納可能である。
【0089】ステップS127でセンサーC上の用紙を
反転経路へ収納可能と判定した場合は、さらに両面ユニ
ット209内に収容されている用紙枚数が最大収容枚数
未満であるか否か判断する(S128)。両面ユニット
209内に収容されている用紙枚数が最大収容枚数未満
であれば、裏面を記録した用紙を両面ユニット209内
に収容できるので、センサーC上の用紙を両面ユニット
209へ収納する準備へと移行する。すなわち、搬送経
路切替制御部105を通過中の用紙がないことを確認し
てから(S129)、搬送経路切替部105が排出側で
あるか否か判断し(S130)、排出側であれば両面ユ
ニット収納側へ切替える(S131)。
【0090】これにより、反転経路で紙ジャムが発生し
ている場合であっても、反転経路への収容が可能で両面
ユニット209に収容されている用紙枚数が最大収容枚
数未満のときには、センサーC上の用紙を裏面記録して
から反転経路へ収容するので、まだ片面記録しか済んで
いない用紙と判断して反転経路に戻すことにより、機外
排出側に向けた紙パス上から片面記録の用紙を外すこと
ができるので、その次の用紙が有効記録紙である場合
は、その有効記録紙を正常に装置外へ排出でき、その分
無駄な記録紙の発生を防止できる。また、片面記録しか
済んでいない用紙は、反転経路に戻され、装置外部に排
出されないので、排出された記録紙の中に両面記録が済
んだ記録紙と片面記録しか済んでいない記録紙とが混合
するのを防止できる。
【0091】また、上記ステップS127でセンサーC
上の用紙を反転経路へ収納不可能と判定した場合並びに
上記ステップS128で両面ユニット209内に収容さ
れている用紙枚数が最大収容枚数に達していると判定し
た場合は、センサーC上の用紙に対する通紙管理メモリ
上の管理情報の用紙の無効/有効に「無効」を記録する
(S132)。この「無効」は両面ユニット209へ収
容すべき用紙であるにもかかわらず、両面ユニット20
9への収容が不可能な状態となっているので記録を行わ
ずに機外へ排出することを意味する。そこで、センサー
C上の用紙に対して「無効」が記録された場合は、当該
用紙を機外へ排出するための準備へと移行する。すなわ
ち、搬送経路切替制御部105を通過中の用紙がないこ
とを確認してから(S133)、無効な用紙を排出する
無効用紙専用トレイ216が装備されているかチェック
し(S134)、無効用紙専用トレイ216が装備され
ている場合は排出口経路切替部106を無効用紙専用ト
レイ216側へ切替える制御を行い(S136)、さら
に搬送経路切替部105が排出側であるか否か判断し
(S137)、両面ユニット側であれば排出側へ切り替
える(S138)。
【0092】これにより、反転経路で紙ジャムが発生し
た場合にセンサーC上の用紙が反転経路へ搬送して第2
面を記録すべき用紙であるが反転経路へ収容できない状
態の場合には機外へ排出するようにしたので、まだ片面
記録しか済んでいない記録紙についても装置外部へ排出
することにより、排出部へ向けた紙パス上から片面記録
の記録紙を外すことができるので、その次の記録紙が有
効記録紙である場合には、その有効記録紙を正常に装置
外部に排出でき、その分無駄な記録紙の発生を防止でき
る。
【0093】また、上記ステップS125で該当用紙の
管理情報からセンサーC上の用紙の排出先が機外である
と判定した場合は、当該用紙を有効な記録済み用紙とし
て機外へ排出するための準備へと移行する。すなわち、
搬送経路切替制御部105を通過中の用紙がないことを
確認してから(S139)、無効な用紙を排出する無効
用紙専用トレイ216が装備されているかチェックし
(S140)、無効用紙専用トレイ216が装備されて
いる場合は排出口経路切替部106を通常トレイ215
側へ切替える制御を行い(S141、142)、さらに
搬送経路切替部105が排出側であるか否か判断し(S
143)、両面ユニット側であれば排出側へ切り替える
(S144)。
【0094】これにより、反転経路で紙づまりが発生し
た場合はセンサーC上の用紙が第1面の記録が済んでい
て第2面を記録すれば有効記録しとして排出可能な場合
には第2面記録して排出するようにしたので、有効記録
紙までも紙づまりの記録紙として除去させ、不要に無駄
な記録紙が発生するのを防止できる。
【0095】以上のようにしてセンサーC上の用紙を反
転経路へ収納すべき準備又は機外へ排出すべき準備が整
ったならば、通紙管理メモリを参照してセンサーC上の
用紙に「無効」が記録されているか否か判断する(S1
45)。センサーC上の用紙に「無効」が記録されてい
る場合は、反転経路へ収納すべき用紙であるが収納でき
ないために機外へ排出しなければならない状態となって
いることを意味する。本実施の形態は、上記ステップS
145でセンサーC上の用紙に「無効」が記録されてい
ると判定した場合は、プリント画像を白マスクして白紙
プリントとなるように画像形成部103を制御する(S
146)。
【0096】これにより、紙づまりが発生した場合に、
紙パス内にある用紙の中でいずれの面にも画像記録して
いない用紙を選択して機外へ排出するので、用紙が紙づ
まり除去の過程で使用不能な状態となるのを防止し、有
効に再利用させることができる。
【0097】上記ステップS145でセンサーC上の用
紙に「有効」が記録されていると判定した場合は、ステ
ップS146の処理を飛ばしてステップS147へ移行
して画像形成処理を実行する。最初にプリント画像の出
力制御を実行する部分に「画像出力許可状態」を通知し
(S147)、画像データ記憶部114から画像形成部
103に対してプリント画像の出力を開始する(S14
8)。
【0098】プリント画像の出力開始から規定時間経過
したら本体レジストローラー206の搬送開始タイミン
グが到来したと判断し(S149)、本体レジストロー
ラー206による用紙搬送を開始すると共に(S15
0)、上記ステップS105で一次停止していた給紙制
御を開始する(S151)。
【0099】そして、現在画像形成している用紙をセン
サーCで検出しなくなったら(S152)、通紙管理メ
モリ上の該当用紙の残留JAM検出位置を「未検出」に
更新し(S157)、用紙が本体レジストローラーを通
過するのを待ち(S158)、通過に必要な規定時間経
過したら本体レジストローラー106の回転を停止させ
て(S159)、次の用紙がセンサーCに到達するのを
待つ(S101)。一方、現在画像形成している用紙が
本体レジストローラー206を通過中に紙ジャムが発生
した場合は、ステップS153で残留ジャム検出タイマ
ーがタイムオーバーしたと判定される。この場合は、当
該用紙に対する紙ジャム検出を停止させるために、通紙
管理メモリ上の該当用紙情報を次にように更新する。す
なわち、未達ジャム検出位置及び残留ジャム検出位置を
「非検出」とする(S154)。その後、全用紙搬送制
御を停止し(S155)、ジャム情報に「本体レジスト
センサー残留ジャム発生」を記録する(S156)。
【0100】次に、搬送経路切替制御部SDにおける
「搬送経路切替制御」について図15、図16、図1
7、図18、図19のフローチャートを参照して説明す
る。画像形成部103を通過した用紙をセンサーDで検
出したら(S201)、当該用紙が紙ジャムの発生して
いる用紙でないことを確認した後(S202)、現在セ
ンサーDで検出されている用紙の用紙排出先を通紙管理
メモリから検出する(S203)。用紙排出先が機外で
あれば、該当用紙の通紙管理メモリを次のように更新す
る。すなわち、未達JAM検出位置を非検出とし、残留
JAM検出位置をセンサーDとし、残留JAM検出タイ
マーを初期値に設定する(S204)。また、用紙排出
先が両面ユニット(両面U)であれば、該当用紙の通紙
管理メモリを次のように更新する。すなわち、未達JA
M検出位置をセンサーEとし、残留JAM検出タイマー
を規定の初期値とし、残留JAM検出位置をセンサーD
とし、残留JAM検出タイマーを初期値に設定する(S
205)。
【0101】上記ステップS204又はS205で用紙
排出先に応じてジャム検出パラメータを設定したら、用
紙がセンサーDを通過するのを待ち(S206)、セン
サーDが用紙を検出しなくなったならば用紙がセンサー
Dを通過したと認識して通紙管理メモリ上の該当用紙の
残留JAM検出位置を非検出とする(S208)。そし
て、用紙が搬送経路切替部105を通過するのを待つ
(S209)。
【0102】なお、搬送経路切替部105における紙ジ
ャム発生によりセンサーDが検出している用紙の残留J
AM検出タイマーがタイムオーバーになったならば(S
207)、該当用紙に対するジャム検出を停止するため
に、該当用紙の未達JAM検出位置及び残留JAM検出
位置を非検出とする(S210)。その後、全用紙搬送
制御を停止し(S211)、該当用紙のジャム情報に排
紙センサー残留ジャム発生を記録する(S212)。
【0103】一方、上記ステップS201の判定でセン
サーDが用紙を検出できない場合は、ステップS213
(図16)へ分岐して通紙管理メモリから未達JAM検
出位置がセンサーDになっている用紙を検索する。この
結果、該当用紙が無ければステップS201へ戻るが、
現時点で本体レジストローラー206からセンサーDへ
搬送されている用紙が存在する場合は(S214)、該
当用紙の未達JAM検出タイマーがタイムオーバーとな
っているか否か判断し(S215)、タイムオーバーと
なれば該当用紙に対するジャム検出を停止させるため、
通紙管理メモリ中の管理情報を次のように更新する。す
なわち、未達JAM検出位置及び残留JAM検出位置を
非検出とする(S216)。その後、全用紙搬送制御を
停止し(S217)、該当用紙のジャム情報に「排紙セ
ンサー未達JAM発生」を記録する(S218)。
【0104】上記ステップS206で用紙がセンサーD
を通過したのを検出し、ステップS209で用紙が搬送
経路切替部105を通過するだけの時間待機したら、ス
テップS220(図17)へ分岐して、通紙管理メモリか
ら反転経路上のジャム発生情報を取得する。反転経路上
に紙ジャムが発生していなければ(S221)、通紙管
理メモリから搬送経路切替制御部SDの先頭紙情報を取
得する(S222)。センサーDの未達JAM検出タイ
マーの残時間が一番小さいものを取得することにより先
頭紙情報を取得できる。該当先頭用紙が存在すれば(S
223)、該当先頭用紙の排出先を判定し(S22
4)、両面ユニット209であれば搬送経路切替部10
5の状態が排出側でないことを確認する(S225)。
搬送経路切替部105の状態が排出側であった場合は、
両面ユニット収容側へ切替える(S226)。また、上
記ステップS224の排出先の判定で「機外」と判定し
た場合は、無効な用紙を収容する無効用紙専用トレイ2
16を装備しているか否か判定し(S227)、無効用
紙専用トレイ216があれば排出口経路切替部106に
状態を確認する(S228)。排出口経路切替部106
が無効用紙専用トレイ216へ排出する状態になってい
れば、排出口経路切替部106を通常トレイ215側に
切替え(S229)、さらに搬送経路切替部105の状
態が両面ユニット収納側になっていれば機外排出側に切
替える(S231)。
【0105】これにより、まだ片面記録しか済んでいな
い用紙を装置外部へ排出する場合、この片面記録の用紙
については別の無効用紙専用トレイ216に排出するこ
とにより、両面記録が済んだ用紙と片面記録しか済んで
いない用紙とを別々のトレイに排出するので、有効記録
紙が無駄になる枚数を最大限減少させると共に、排出さ
れた用紙の中に両面記録が済んだ用紙と片面記録しか済
んでいない用紙とが混合するのを防止できる。
【0106】上記ステップS221で反転経路上に紙ジ
ャムが発生していると判定した場合はステップS232
(図18)へ分岐して、通紙管理メモリから搬送経路切
替制御部SDにおける先頭用紙情報を検索する。該当用
紙があれば(S233)、該当先頭用紙の排出先を判定
し(S234)、排出先が両面ユニットになっていれば
検索した反転経路上のジャム情報をチェックして反転経
路に該当用紙を収納可能か否か判定する(S235)。
【0107】反転経路に該当用紙を収納可能であると判
定した場合は、さらに両面ユニット209内の用紙が最
大収容枚数未満であるか否か判定する(S237)。最
大収容枚数未満であると判定した場合は、反転経路上に
紙ジャムが発生しているが両面ユニット209内へ収容
可能であるので搬送経路切替部105の状態が排出側に
なっていないことを確認し(S238)、機外排出側に
なっていれば搬送経路切替部105の状態を両面ユニッ
ト収納側に切替える(S239)。
【0108】これにより、反転経路で紙ジャムが発生し
ている場合であっても、反転経路への収容が可能で両面
ユニット209に収容されている用紙枚数が最大収容枚
数未満のときには、搬送経路切替制御部SD内の先頭用
紙を反転経路へ収容するので、まだ片面記録しか済んで
いない用紙と判断して反転経路に戻すことにより、機外
排出側に向けた紙パス上から片面記録の用紙を外すこと
ができるので、その次の用紙が有効記録紙である場合
は、その有効記録紙を正常に装置外へ排出でき、その分
無駄な記録紙の発生を防止できる。また、片面記録しか
済んでいない用紙は、反転経路に戻され、装置外部に排
出されないので、排出された記録紙の中に両面記録が済
んだ記録紙と片面記録しか済んでいない記録紙とが混合
するのを防止できる。
【0109】また、上記ステップS236又はS237
で両面ユニット209への収容が不可能と判定したり最
大収容枚数に達していると判定した場合は、当該用紙を
機外へ排出する処理を実行する。すなわち、ステップS
240へ分岐して無効用紙専用トレイ216が装備され
ているか否か判定し、無効用紙専用トレイ216があれ
ばさらに排出口経路切替部106の状態を確認し(S2
41)、通常トレイ215側であれば無効用紙専用トレ
イ216側へ切替える(S242)。そして、搬送経路
切替部105が両面ユニット収納側になっていないこと
を確認し(S243)、搬送経路切替部105の状態が
両面ユニット収納側になっていれば搬送経路切替部10
5を機外排出側にする(S244)。
【0110】これにより、反転経路で紙ジャムが発生し
た場合に搬送経路切替制御部SD内の先頭用紙が反転経
路へ搬送して第2面を記録すべき用紙であるが反転経路
へ収容できない状態の場合には機外へ排出するようにし
たので、まだ片面記録しか済んでいない用紙についても
装置外部へ排出することにより、トレイへ向けた紙パス
上から片面記録の用紙を外すことができるので、その次
の用紙が有効記録紙である場合には、その有効記録紙を
正常に装置外部に排出でき、その分無駄な記録紙の発生
を防止できる。
【0111】一方、上記ステップS234で搬送経路切
替制御部SDの先頭用紙の排出先が機外排出であった場
合は、ステップS245(図19)へ分岐して無効用紙専
用トレイ216が装備されているか否か判定し、無効用
紙専用トレイ216があればさらに排出口経路切替部1
06の状態を確認し(S246)、無効用紙専用トレイ
216側であれば通常トレイ215側へ切替える(S2
47)。そして、搬送経路切替部105が両面ユニット
収納側になっていないことを確認し(S248)、搬送
経路切替部105の状態が両面ユニット収納側になって
いれば搬送経路切替部105を機外排出側にする(S2
49)。
【0112】これにより、反転経路で紙づまりが発生し
た場合は搬送経路切替制御部SD内の先頭用紙が両面記
録の済んだ有効記録紙として排出可能な場合には、そこ
に滞留させること無く機外へ排出するようにしたので、
両面記録の済んだ有効記録紙までも紙づまりの記録紙と
して除去させ、不要に無駄な記録紙が発生するのを防止
できる。
【0113】しかも、搬送経路切替制御部SD内の先頭
用紙を機外へ排出する際に、両面記録の済んだ用紙は通
常トレイ215へ排出し、「無効」用紙は無効用紙専用
トレイ216へ排出するようにしたので、有効記録紙と
無効記録紙とが混在するのを防止できる。
【0114】また、以上の本実施の形態によれば搬送経
路切替部105が経路制御のための排出先情報を登録す
る通紙管理メモリを用いて上述した各種制御を行うよう
にしたので、新たな構成を別途付加することなく、正確
に有効記録紙を選択して装置外部へ排出できる。
【0115】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、紙
パス上に複数の記録紙を循環させながら両面記録を行う
場合であっても、紙づまりが発生した場合には、有効な
記録紙については装置外部へ排出させ、有効な記録紙が
無駄になるのを防止できる複写機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る複写機の機能ブロ
ック図
【図2】上記実施の形態に係る複写機の通紙経路の構成
【図3】上記実施の形態に係る複写機の通紙経路をセン
サーに基づく制御ブロックに分割した状態を示す図
【図4】上記実施の形態に係る複写機に備えた通紙管理
メモリの構成図
【図5】上記実施の形態に係る複写機における両面プリ
ント時の給紙口決定制御の前半部のフロー図
【図6】上記実施の形態に係る複写機における両面プリ
ント時の給紙口決定制御の後半部のフロー図
【図7】上記実施の形態に係る複写機における用紙カセ
ット給紙制御の前半部のフロー図
【図8】上記実施の形態に係る複写機における用紙カセ
ット給紙制御の後半部のフロー図
【図9】上記実施の形態に係る複写機における両面ユニ
ット給紙制御の前半部のフロー図
【図10】上記実施の形態に係る複写機における両面ユ
ニット給紙制御の後半部のフロー図
【図11】上記実施の形態に係る複写機における本体レ
ジスト制御の一部のフロー図
【図12】上記実施の形態に係る複写機における本体レ
ジスト制御の他の一部のフロー図
【図13】上記実施の形態に係る複写機における本体レ
ジスト制御のさらに他の一部のフロー図
【図14】上記実施の形態に係る複写機における本体レ
ジスト制御のさらに他の一部のフロー図
【図15】上記実施の形態に係る複写機における搬送経
路切替制御の一部のフロー図
【図16】上記実施の形態に係る複写機における搬送経
路切替制御の他の一部のフロー図
【図17】上記実施の形態に係る複写機における搬送経
路切替制御のさらに他の一部のフロー図
【図18】上記実施の形態に係る複写機における搬送経
路切替制御のさらに他の一部のフロー図
【図19】上記実施の形態に係る複写機における搬送経
路切替制御のさらに他の一部のフロー図
【図20】上記実施の形態に係る複写機における通紙管
理メモリの状態遷移図
【図21】上記実施の形態に係る複写機における通紙管
理メモリの他の状態遷移図
【図22】上記実施の形態に係る複写機における通紙管
理メモリのさらに他の状態遷移図
【符号の説明】
100 中央処理装置 101 原稿読み取り部 102 操作パネル 103 画像形成部 104 両面ユニット 105 搬送経路切替部 106 排紙口経路切替部 110 システムバス 111 CPU 112 ROM 113 RAM 114 画像データ記憶部 201 用紙カセット 202 用紙束 203 用紙カセット給紙ローラー 204 用紙カセット中間ローラー 205 両面ユニット中間ローラー 206 本体レジストローラー 207 感光体 209 両面ユニット 211 反転部 212 紙パス 213 両面ユニット給紙ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 500 G03G 21/00 500 3F100 Fターム(参考) 2H027 DC03 DC04 DC05 DC06 DC07 DE07 ED19 EE05 EE08 EK10 HA02 HA04 2H028 BA09 BA12 BA14 BB04 2H072 AA02 AA16 AA17 AA24 AA28 AA29 AB14 CA01 CB01 EA11 EA14 FB01 JA02 3F048 AA02 AB01 BA14 BB02 CC01 CC11 DA06 DB04 DB07 DC12 EA03 EA12 EA14 EB22 EB24 EB28 EB40 3F053 EA02 EB01 EB04 EC00 ED15 ED17 ED19 ED27 LA02 LB01 3F100 AA02 BA14 CA12 DA00 EA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙から排出までに複数の記録紙を順次
    搬送し、その経路の途中に表裏面を反転させる反転経路
    を有する搬送路と、記録紙に画像を記録する画像形成手
    段と、前記搬送路へ給紙された記録紙毎に、当該記録紙
    を機外へ排出するか反転経路へ搬送するかを示す排出先
    情報、当該記録紙の前記搬送路上における検出位置情報
    及び当該記録紙の紙ジャム情報が登録されるメモリと、
    前記画像形成手段を通過した記録紙の搬送方向を機外排
    出側又は反転経路側に切替える切替手段と、この切替手
    段を前記排出先情報に基づいて切替え制御する一方、前
    記搬送路で紙づまりが発生した場合は前記排出先情報及
    び検出位置情報に基づいて排出すべき記録紙を判定し、
    当該記録紙の紙ジャム情報から紙づまりを起こしていな
    いと判定したら当該記録紙が機外へ排出されるように前
    記切替手段を制御する制御手段と、を具備した複写機。
  2. 【請求項2】 給紙から排出までに複数の記録紙を順次
    搬送し、その経路の途中に表裏面を反転させる反転経路
    を有する搬送路と、記録紙に画像を記録する画像形成手
    段と、前記搬送路へ給紙された記録紙毎に、当該記録紙
    を機外へ排出するか反転経路へ搬送するかを示す排出先
    情報、当該記録紙の前記搬送路上における検出位置情報
    及び当該記録紙の紙ジャム情報が登録されるメモリと、
    前記画像形成手段を通過した記録紙の搬送方向を機外排
    出側又は反転経路側に切替える切替手段と、この切替手
    段を前記排出先情報に基づいて切替え制御する一方、前
    記搬送路で紙づまりが発生した場合は前記排出先情報及
    び検出位置情報に基づいて反転経路へ搬送すべき記録紙
    を判定し、当該記録紙の紙ジャム情報から紙づまりを起
    こしていないと判定したら当該記録紙が反転経路へ搬送
    されるように前記切替手段を制御する制御手段と、を具
    備した複写機。
  3. 【請求項3】 給紙から排出までに複数の記録紙を順次
    搬送し、その経路の途中に表裏面を反転させる反転経路
    を有する搬送路と、記録紙に画像を記録する画像形成手
    段と、前記搬送路へ給紙された記録紙毎に、当該記録紙
    を機外へ排出するか反転経路へ搬送するかを示す排出先
    情報、当該記録紙の前記搬送路上における検出位置情報
    及び当該記録紙の紙ジャム情報が登録されるメモリと、
    前記画像形成手段を通過した記録紙の搬送方向を機外排
    出側又は反転経路側に切替える切替手段と、この切替手
    段を前記排出先情報に基づいて切替え制御する一方、前
    記搬送路で紙づまりが発生した場合は前記排出先情報及
    び検出位置情報に基づいて反転経路へ搬送すべき記録紙
    を判定し、当該記録紙の紙ジャム情報から紙づまりを起
    こしておらず、且つ反転経路内の記録紙枚数が最大収容
    枚数に達していないなければ当該記録紙が反転経路へ搬
    送されるように前記切替手段を制御する制御手段と、を
    具備した複写機。
  4. 【請求項4】 給紙から排出までに複数の記録紙を順次
    搬送し、その経路の途中に表裏面を反転させる反転経路
    を有する搬送路と、記録紙に画像を記録する画像形成手
    段と、前記搬送路へ給紙された記録紙毎に、当該記録紙
    を機外へ排出するか反転経路へ搬送するかを示す排出先
    情報、当該記録紙の前記搬送路上における検出位置情報
    及び当該記録紙の紙ジャム情報が登録されるメモリと、
    前記画像形成手段を通過した記録紙の搬送方向を機外排
    出側又は反転経路側に切替える切替手段と、この切替手
    段を前記排出先情報に基づいて切替え制御する一方、前
    記搬送路で紙づまりが発生した場合は前記排出先情報及
    び検出位置情報に基づいて反転経路へ搬送すべき記録紙
    を判定し、当該記録紙の紙ジャム情報から紙づまりを起
    こしておらず、且つ反転経路内の記録紙枚数が最大収容
    枚数に達していれば当該記録紙が機外へ排出されるよう
    に前記切替手段を制御する制御手段と、を具備した複写
    機。
  5. 【請求項5】 給紙から排出までに複数の記録紙を順次
    搬送し、その経路の途中に表裏面を反転させる反転経路
    を有する搬送路と、記録紙に画像を記録する画像形成手
    段と、前記搬送路へ給紙された記録紙毎に、当該記録紙
    を機外へ排出するか反転経路へ搬送するかを示す排出先
    情報、当該記録紙の前記搬送路上における検出位置情報
    及び当該記録紙の紙ジャム情報が登録されるメモリと、
    前記画像形成手段を通過した記録紙の搬送方向を機外排
    出側又は反転経路側に切替える切替手段と、この切替手
    段を前記排出先情報に基づいて切替え制御する一方、前
    記搬送路で紙づまりが発生した場合は前記排出先情報及
    び検出位置情報に基づいて反転経路へ搬送すべき記録紙
    を判定し、当該記録紙の紙ジャム情報から紙づまりを起
    こしておらず、且つ反転経路内の記録紙枚数が最大収容
    枚数に達していれば、すでに排出した記録紙のトレーと
    は別のトレーに排出するように前記切替手段及びその先
    の排出経路を制御する制御手段と、を具備した複写機。
  6. 【請求項6】 給紙から排出までに複数の記録紙を順次
    搬送し、その経路の途中に表裏面を反転させる反転経路
    を有する搬送路と、記録紙に画像を記録する画像形成手
    段と、前記搬送路へ給紙された記録紙毎に、当該記録紙
    を機外へ排出するか反転経路へ搬送するかを示す排出先
    情報、当該記録紙の表裏面の記録状況を示す記録情報及
    び当該記録紙の紙ジャム情報が登録されるメモリと、前
    記画像形成手段を通過した記録紙の搬送方向を機外排出
    側又は反転経路側に切替える切替手段と、この切替手段
    を前記排出先情報に基づいて切替え制御する一方、前記
    搬送路で紙づまりが発生した場合は前記記録情報及び紙
    ジャム情報から前記画像形成手段で次に記録する記録紙
    が第1面を記録すべき記録紙であって紙づまりを起こし
    ていないと判定したら、当該記録紙に画像を記録せずに
    機外へ排出されるように前記画像形成手段及び切替手段
    を制御する制御手段とを具備した複写機。
JP2001071000A 2001-03-13 2001-03-13 複写機 Withdrawn JP2002268304A (ja)

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