JP2002248107A - 義肢を移植する手術における大腿骨の切開に用いられる位置決め装置 - Google Patents

義肢を移植する手術における大腿骨の切開に用いられる位置決め装置

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JP2002248107A
JP2002248107A JP2001346872A JP2001346872A JP2002248107A JP 2002248107 A JP2002248107 A JP 2002248107A JP 2001346872 A JP2001346872 A JP 2001346872A JP 2001346872 A JP2001346872 A JP 2001346872A JP 2002248107 A JP2002248107 A JP 2002248107A
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drill guide
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drill
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ニコラス・デロゲ
Jean-Pierre Bree
ジャン‐ピエール・ブレー
Arnaud Aux Epaules
アルノー・オー・エポール
Philippe Lavieille
フィリップ・ラヴィエイユ
Christophe Cueille
クリストフ・クイユ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質組織を損傷させずかつ窓部を容易に塞ぐ
ことができる、義肢を移植する手術における大腿骨の切
開に用いられる位置決め装置を提供すること。 【解決手段】 義肢を移植する手術における大腿骨の切
開に用いられる位置決め装置を提供するものであり、本
装置は、それぞれがドリルを案内する直線状に配置され
た複数のドリル開口部を備えるドリル案内要素と、ドリ
ル案内要素を切開される大腿骨に固着する手段とを備え
ており、直線状に配置された複数の開口部は近位部から
遠位部に向かう方向に延長して配列されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、義肢を移植する手
術における大腿骨の切開に用いられる位置決め装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の外科手術において、大腿骨は近
位部から遠位部に向かう方向に沿って切開される。この
場合、軟質組織(皮膚および筋肉)は幅方向の両側に折
り返されて骨を露出させている。大腿骨の近位端はこの
ようにして切開されて窓部を形成し、大腿義肢がこの窓
部から大腿導管内に挿入される。
【0003】この外科手術は、通常、X線検査に基づき
注意深い手術前の計画が立てられ、窓部をどれ程度の大
きさに形成するかが予め計算され、その窓部の遠位端が
手術の基準点にされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような手術の難
点、すなわち欠点は、骨を切開するときに軟質組織を酷
く痛める可能性があるという点にある。この手術におい
ては、軟質組織を近位部から遠位部に向かう方向に沿っ
て切開してから同じ方向に沿って骨を切開する必要があ
る。この骨の切開は通常鋸によってなされるので、骨の
上部の軟質組織が破損する。また、義肢の移植のための
窓部を形成するためには、さらに骨の2箇所を左右に切
開する必要があり、骨は近位部から遠位部に向かう方向
に沿ってさらに2箇所切開され、軟質組織は再び酷い損
傷を受け、義肢を移植した後に窓部を塞ぐ復元プロセス
に悪影響を与える。
【0005】本発明の目的は、軟質組織を損傷させずか
つ窓部を容易に塞ぐことができる、義肢を移植する手術
における大腿骨の切開に用いられる位置決め装置を提供
することにある。
【0006】また、本発明は大腿骨の切開に続く義肢を
移植する手術にも適用することができる。
【0007】所定の角度位置にある義肢を大腿導管に挿
入するのは明らかに種々の困難さを伴う。例えば、義肢
が挿入される大腿骨の切開位置は正確に定められる必要
がある。また、1つ以上の保持ボルトを義肢の幹部の遠
位端に配置するのも困難な作業である。これらのボルト
またはピンは、骨の片側から骨および義肢の幹部を貫通
し、骨の他の側から外に突出させて義肢を固定してい
る。この場合、外科医は義肢に予め設けられた穴と一致
させて骨に穴を正確に形成する必要があり、このような
穿孔の位置決めも困難な作業である。また、義肢の角度
位置、すなわち、義肢に予め設けられた穴の位置を正確
に選定する必要がある。さらに、義肢に予め設けられた
穴の位置が正確な脚の長さと対応するように、大腿骨と
の正確な距離を定めるのも困難な作業である。
【0008】従って、本発明の他の目的は、上記の困難
さのいくつかを克服することができる義肢を移植する手
術に用いられる装置と、それに結合して用いられる装置
を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】本発明による、義肢を移植する手術におけ
る大腿骨の切開に用いられる位置決め装置は、それぞれ
がドリルを案内する直線状に配置された複数のドリル開
口部を備えるドリル案内要素と、前記ドリル案内要素を
切開される大腿骨に固着する手段とを備え、前記直線状
に配置された複数の開口部は近位部から遠位部に向かう
方向に延長して配列されていることを特徴としている。
【0010】本装置を用いることによって、ドリル案内
要素を大腿骨に固着し、直線状に配置された複数の開口
部を介して骨を穿孔して非連続的な穴からなる切開部を
骨に設けることができる。ドリルは軟質組織も貫通する
が、軟質組織は完全には切開されず、その長さ方向にお
いて単に一連のミシン目状の打ち抜き穴が形成されるの
みである。なお、骨に直線状の複数の穴を形成する前
に、骨の上部に鋸によって近位部から遠位部に向かう方
向に切開線が形成され、次いで、骨の幅方向の両側にお
いて長手方向に沿って直線状のドリル穴の破壊によって
切開線が形成される。このとき、軟質組織は骨の残りの
部分(下側部分)とすでに切り離された骨の部分(上側
の2つの四半分)との間に存在し、骨の残りの部分の両
側に切り離された骨の部分(上側の2つの四半分)を折
り返した状態で保持し、窓部が塞がれるときに係留部に
なる。これと同様の技術を他の骨の側にも用いれば、大
腿導管を露出させる完全に切開された窓部が形成され
る。
【0011】なお、上記の切開線の形成の前に、横断切
開線が最初に形成され、その端部から窓部が近位方向に
広げられるようになっている。
【0012】好ましくは、ドリル案内要素が大腿骨に固
定された後、大腿骨上のドリル案内要素の近位/遠位軸
回りの角度位置を変更して穴を正確に位置決めする手段
をさらに備えているとよい。骨の両側に再調整せずに複
数の開口を形成するために、ドリル案内要素は互いに平
行に配列された2列のドリル開口部を備えているとよ
い。
【0013】ドリル開口部の隣接する2つの開口部は、
それらのドリル開口部がドリル案内要素の外側における
よりも内側においてより近接して離間されるように、互
いに傾斜しているとよい。さらに好ましくは、ドリル開
口部はドリル案内要素の外側に位置する入口穴と内側に
位置する出口穴からなり、1つの入口穴を2つ以上の出
口穴に分岐させることによって、ドリル案内要素の内側
の出口穴の数を外側の入口穴の数よりも多くなるように
設定するとよい。この構成によって、近接して離間され
た開口部の列を骨の各側に設けることができる。
【0014】また、ドリル案内要素は、近位部から遠位
部に向かう方向に沿って大腿骨を露出させる案内手段を
備えているとよい。好ましくは、この案内手段は案内長
穴の形からなる。外科医は、予め横方向に大腿骨を切開
した後、案内長穴を介して軟質組織を切開し、次いで、
大腿骨を鋸によって切開して、大腿骨に最初の長手方向
切開線を形成することができる。
【0015】ドリル案内要素は、殺菌をするために固定
手段に対して離脱可能に接続されると都合がよい。ま
た、離脱可能に接続されると、固定手段を他の装置に用
いることも可能になる。
【0016】好ましくは、ドリル案内要素を大腿骨に固
定させる手段は、大腿骨の周囲に部分的に包囲される開
かれた顎部を有する調整可能な固定具であるとよい。
【0017】第1横断部分切開部が大腿骨に形成された
後、固定手段を第1横断部分切開部の横方向の端部に配
置する手段をさらに備えているとよい。
【0018】本発明によって特別に設計された固定手段
は、義肢を移植するための他の装置にも用いることがで
きる。
【0019】ドリル案内要素が大腿骨に固定する手段か
ら取り外された場合には、その固定手段を、本出願と同
じ日に出願された本出願人による同時係属英国特許出願
に記載の装置に取り付けることができる。
【0020】本発明はまた、ドリルガイドが設けられた
支持要素と、支持要素を切開された大腿骨に固定する手
段と、ドリル案内要素を固定するための固定手段を支持
要素に接続させる手段と、切開された大腿骨に対して近
位/遠位軸回りのドリルガイドの角度位置を調整する手
段とをさらに備える、大腿義肢を移植する手術に用いら
れる位置決め装置を提供するものである。
【0021】この構成において、前述の大腿骨を切開す
る位置決め装置の固定手段は、ドリルガイドを有する支
持要素を移植される義肢と切開された大腿骨に固定する
手段、および切開された大腿骨に対するドリルガイドの
近位軸回りの角度位置を調整する手段として作用するも
のである。
【0022】従って、前述の固定手段を含むこの装置
は、骨に保持用のボルトまたはピンを嵌入させる穴を形
成するために、(前傾して配置された)義肢に設けられ
たドリルガイドの角度位置を正確に定める目的に用いら
れる。
【0023】好ましくは、支持要素は大腿義肢の近位端
に接続される手段を備えているとよい。また、切開され
た大腿骨に対するドリルガイドの相対的な角度位置を示
す手段が設けられているとよい。
【0024】従って、慎重にX線検査を行った後、正確
な前傾設定がなされ、次いで、正確な角度位置が得られ
るように装置を調整することができる。
【0025】また、本装置は、支持要素を脚の長さの変
更に対応できるように調整する手段をさらに備えてもよ
い。さらに具体的には、義肢を固定する手段に対して支
持要素の近位部から遠位部に向かう方向における位置を
変化させる手段をさらに備えることができる。
【0026】好ましくは、支持要素は2つのアームを有
するL字形のフレームであり、アームの一方はドリルガ
イドと固定手段に接続され、アームの他方は移植される
大腿義肢に接続される手段に接続されるとよい。
【0027】この構成によって、窓部の切開にすでに用
いられた大腿固定手段をブラケットによってL字形のフ
レームに接続させることができる。ブラケットはフレー
ムに対して近位/遠位方向において調整可能であり、ま
た、このブラケットに対する固定手段の近位/遠位軸回
りの角度位置も調整可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明は種々の形態で実施可能で
あるが、ここでは、添付の図面に基づいて、一実施形態
について説明する。
【0029】図1および図2は、義肢を移植するための
手術を概略的に示す図である。図2において、参照符号
Tで示される軟質組織は、鎖線Lで示される近位/遠位
方向(長手方向)に沿って露出されている。軟質組織T
は幅方向の各側に折り返され、大腿骨6を露出させてお
り、その骨質部は3箇所の切開線、すなわち、2箇所の
側方切開線Mと1箇所の横断切開線Cによって前記鎖線
Lに沿って切開されている。大腿骨6の近位端は、図2
に示されるように、窓状に広げられている。図2から明
らかなように、大腿骨6の上側の2つの四半分48は大
腿骨6の残りの部分、すなわち、下側部分の両側に広げ
られ、大腿導管を露出させており、この大腿導管に義肢
が挿入されるようになっている。
【0030】上記の切開手術に用いられる本発明の装置
は、ドリル案内要素100を大腿骨6に固定する手段5
を備えている。この固定手段5の本体30には、移動可
能な締付け顎部31が配置されている。締付け顎部31
の上部は、ネジ部材33が螺入するネジ穴32を有して
いる。ネジ部材33の一端は操作ハンドル34に固着さ
れ、ネジ部材33の他端は本体30内に回転可能に収容
されている。従って、締付け顎部31は、ハンドル34
の回転により上下に移動し、長穴136を貫通する保持
ネジ35によって位置決めされるようになっている。
【0031】締付け顎部31の下端は1対の湾曲尖端3
6として構成されている。この湾曲尖端36は切開され
る大腿骨6を包囲し、手段5を大腿骨6に固定させるも
のである。
【0032】本体30に取り付けられる円板38として
構成される案内手段は、本体30の下端39から下方に
突出するようにして設けられている。
【0033】ボス17は、本体30の長穴40内に配置
され、ナット37の締付けによって固定されている。従
って、ボス17を長穴40内で移動させることによっ
て、ドリル案内要素100の位置は、大腿部6から径方
向へ接近または離間させるべく、調整可能となってい
る。
【0034】ドリル案内要素100は、位置設定ブラケ
ット102に接合される半円状支持体101を備えてい
る。このブラケット102は、ボス17の端部が貫入す
る長穴103を有している。ブラケット102は、適当
な位置においてナット16によって保持されるようにな
っている。
【0035】ブラケット102の表面には、ブラケット
102とボス17間の相対的な角度位置を示す目盛10
4が設けられている。
【0036】ドリル案内要素100は、ドリルを案内す
るための複数のドリル開口部106を有しており、これ
らドリル開口部106は、近位/遠位方向に沿って直線
状に並んでいる。このような線状に並んだ2列のドリル
開口部106が幅方向の両側において互いに平行に設け
られている。
【0037】隣接するドリル開口部106は、ドリル案
内要素100の外側から内側に向かって互いに傾斜する
ように形成されている。さらに具体的には、図5に示さ
れるように、各ドリル開口部106は、ドリル案内要素
100の外側の1つの入口穴107がドリル案内要素1
00の内側において3つの出口穴108に分岐するよう
に構成されている。すなわち、各ドリル開口部106に
おいて、ドリル案内要素100の内側の出口穴の数が外
側の入口穴の数よりも多く設定されている。このような
構成によって、大腿骨の幅方向の各側において、互いに
近接した開口列をドリルによって形成することができ
る。
【0038】また、近位/遠位方向に沿って大腿骨を露
出させるための切開手段を案内する案内手段が、案内長
穴110として設けられている。外科医は、予め横方向
に大腿骨を切開した後、案内長穴110を介して軟質組
織を切開し、次いで、大腿骨6を鋸によって切開して、
大腿骨6に最初の長手方向切開線を形成することが可能
となる。
【0039】本発明による装置は、以下の手順によっ
て、義肢を移植する手術における大腿骨の切開に用いら
れる。外科医は、まず、大腿骨の近位端を露出させる横
断切開線Cを形成する。この横断切開線Cは基準点とし
て用いられる。この基準点が外科医によって露出されて
から、大腿骨にドリル案内要素を固着する手段、すなわ
ち、固定手段5が大腿骨の適当な位置に配置される。こ
の場合、案内円板38を参照番号49で示される横断切
開線Cの端部を塞ぐように配置し、骨の周囲に湾曲尖端
36を滑らせることによって、固定手段5は大腿骨の適
当な位置に配置されることになる。既述したように、こ
のような位置決めは、固定手段5を回転させることによ
って行われる。次いで、ハンドル34を操作して湾曲尖
端36を大腿骨に対して締付けことにより、固定手段5
が大腿骨の適当な位置に保持される。その後、ドリル案
内要素100が配置され、ナット16によって適当な位
置に固定される。このドリル案内要素100は大腿骨の
全体にわたって延長されており、外科医は、ドリル案内
要素100の長穴110を介して軟質組織を切除するこ
とによって大体骨の上部を切開する。この切開によって
露出した大腿骨に、近位/遠位方向に切開線を形成す
る。次いで、外科医は、ドリル案内手段を用いて、軟質
組織を介して骨内に達する一連の穴を形成する。骨内に
形成された一列の穴はミシン目状の打ち抜き穴であり、
穴の繋ぎ目が容易に破壊されて側方切開線Mを形成し、
一方、一列の穴が形成された軟質組織は穴の繋ぎ目が破
壊されることがない。従って、図2に示されるように、
側方切開線Mによって切開された大腿骨の2つの上側四
半分は、軟質組織によって、大腿骨の残りの部分、すな
わち、下側部分で繋がっている。
【0040】このようにして得られた大腿骨の近位部の
窓により、後半の手術、すなわち、大腿骨への義肢の移
植が行われる。
【0041】後半の手術が行われる前に、ドリル案内要
素100はナット16を緩めることによって取り外され
るが、固定手段5はそのままの位置に保持される。この
固定手段5は、後半の手術が行われる間、移植される義
肢および切開された大腿骨に対してドリルガイドを備え
た支持要素を固定する手段として、また切開された大腿
骨に対する近位/遠位軸(長手方向軸)回りのドリルガ
イドの角度位置を調整する手段として用いられる。
【0042】図7および図8は、上記の大腿骨に義肢を
移植するための装置を示している。本装置は、第1アー
ム10と第2アーム11を有するL字形フレームからな
る支持要素1を備えている。第1アーム10は、複数の
ドリルガイド2と大腿骨固定手段5を備え、第2アーム
11は、大腿義肢4の近位端に接続される手段3を備え
ている。
【0043】図3及び図4を参照してすでに説明した大
腿骨固定手段5は、ここでは、調整可能なブラケット1
2によって第1アーム10に接続されている。ブラケッ
ト12の近位/遠位方向の位置は、アーム10の長穴1
3内においてのみブラケット12の端部を相対的に移動
させることによって調整可能であり、そのように調整さ
れた位置において、ブラケット12は保持ナット14に
よって固定されることになる。また、大腿骨固定手段5
の角度位置は、ブラケット12に設けられた長穴15内
において手段5の端部を相対的に移動させることによっ
て調整可能であり、そのように調整された位置におい
て、手段5はナット16によって固定されることにな
る。
【0044】図8は、支持要素1を移植される大腿義肢
4に接続させる手段3をさらに詳細に示している。この
手段3は第2アーム11に固定されるスリーブ20を備
え、そのスリーブ20内に固定用植込みボルト21が配
置されている。
【0045】義肢4の近位端22には、植込みボルト2
1の一端のネジ部24が螺合するネジ穴23が設けられ
ている。植込みボルト21の他端はナット25によって
第2アーム11に保持されている。
【0046】スリーブ20の遠位端には、互いに対向す
る1対の凸状キー26が設けられており、これら凸状キ
ー26は、義肢4のネジ穴23の大径端部に設けられた
1対の長穴状のキー溝27と係合するようになってい
る。
【0047】従って、義肢4は、第2アーム11の適当
な位置にキー26とキー溝27の係合によって、相対的
な回転が拘束された状態で保持されるようになってい
る。
【0048】ボス17が固定手段5の本体30の長穴1
5に配置され、ナット37によって固定された状態で、
固定手段5の調整ブラケット12に対する相対的な位置
を調整し、大腿骨6に対する径方向の距離を変更させる
ことができる。
【0049】ドリルガイド2は固定板40によって第1
アーム10に保持され、固定板40はナット42に螺合
されるネジ軸41によって適当な位置に保持されてい
る。このネジ軸41は、第1アーム10に形成された4
つの開口部43の1つを貫通している。図から明らかな
ように、ドリルガイド2がいったん適当な位置に固定さ
れると、それらのドリルガイド2と支持要素1を大腿義
肢4に接続させる手段3との間の距離が定まるようにな
っている。しかし、この距離は別の開口部43を用いる
ことによって調整可能である。このようにして、所定の
義肢に対するドリルガイド2の位置を、ドリルガイド2
が義肢4内の穴44と一直線上に並ぶように設定して配
置することができる。
【0050】ドリルガイド2の1つに嵌入される代表的
なドリル・ビット45が図に示されている。このドリル
・ビット45の穿孔下端46は、大腿部6の外側と義肢
4の幹部47の穴44を貫通して大腿骨6内に穴を形成
している。
【0051】第2アーム11は、支持要素1に対して離
脱可能に取り付けられている。具体的には、プラグ/ソ
ケット接続によって第1アーム10に固定されている。
三角形のソケット91が第1アーム10に設けられ、第
2アーム11に設けられた三角形のプラグ90がそのソ
ケット91に挿入されるようになっている。
【0052】プラグ90は、アームの端部内において固
定ネジ93によって適切な位置に固定されている。
【0053】図7において、各側に折り返されて大腿部
6を露出させて窓部を形成する軟質組織Tは示されてい
ない。
【0054】義肢を移植する手術を行う場合、外科医は
まず適切なX線撮影を行って大腿骨から除去する必要の
ある骨の量を決定する。この除去する骨の量を決定した
後、本発明の装置を用いるのに必要な測定を注意深く行
う。
【0055】上記の大腿骨に固定されたドリル案内要素
を用いて軟質組織を切開し、大腿骨を露出させてその骨
を切開することにより、図7において参照番号49で示
される近位端Cを設ける。さらに、固定手段5に取り付
けられたドリル案内要素を用いて、前述したように、大
腿部を切開して窓部を形成する。次いで、義肢4の幹部
47を大腿導管に挿入し、第1アーム10おとび第2ア
ーム11からなるフレームを義肢4に固定手段3を介し
て接続させる。
【0056】ナット14を緩めてブラケット12を長穴
13内で移動させ、長穴15内のボス17にナット16
を締付けることによって、ブラケット12を大腿骨固定
手段5に固定させる。ナット16の締付け前の緩んだ状
態で、ボス17と長穴15の位置関係を変更することに
よって、大腿骨に対する径方向の距離を変更させること
ができる。図から明らかなように、長穴13内における
ブラケット12の端部の位置を変更することによって、
脚の長さに対する装置の位置を調整することができる。
前傾/後傾位置の調整は、支持フレーム1を義肢4の軸
回りに回転させることによって行うことができ、ナット
16を締付けることによって、装置を所定の角度位置に
固定することができる。この角度位置の調整のために支
持フレーム1を回転させている間、支持フレーム1に固
着された義肢4はドリルガイド2と共に回転することに
なる。
【0057】ドリルガイド2の近位/遠位方向の位置決
めは手術前に予め決められ、それらのドリルガイドは、
ナット42を緩めることによって大腿骨の皮層に接触す
るように位置決めされ、ナット42によってその位置に
締付けられる。
【0058】次いで、ドリルガイド2を用いて、必要な
ボルトまたはピンが嵌入される穴を骨に形成することが
できる。
【0059】上記の構成において、2本のドリルガイド
2が図示されているが、ドリルガイド2の数は必要に応
じて一本でもまたは3本以上であってもよい。
【0060】本装置は、義肢4内の植込みボルト21を
緩め、かつナット16を緩めると共に、フレームを除去
することによって、簡単に取り外すことができる。固定
手段5も独立して取り外すことができる。
【0061】上記の窓部は、公知の後手術方法によって
塞ぐことができる。
【0062】図9は前述の実施形態の変形例を示し、同
一の参照番号は同一または類似の部品を示している。こ
の変形例において、調整可能なブラケット12はL字形
フレームの第1アーム10から容易に脱離することがで
きるように構成されている。この構成において、ナット
14は手動ナットであり、ボス50に螺合されている。
ボス50は、ブラケット12の端部に設けられた差込部
52を受容する穴51を有している。また、ボス50に
はネジ固定ナット53が螺合されている。このネジ固定
ナット53はボス50のネジ穴(図示せず)内を通って
前進し、穴51内に配置される差込部52に係合し、そ
の差込部52を所定の位置に固定している。この構成に
よって、固定ナット14を緩めることなく、ブラケット
12を移動させることができ、脚の長さに対するブラケ
ット12の位置を再調整せずに設定することができる。
【0063】図10、 図11および図12は、顎状の
固定手段の変形例を示している。これらの図において、
図3および図4と同一の参照番号は同一または類似の部
品を示している。この構成において、ボス17はボルト
60に置き換えられている。ボルト60は長穴40を貫
通し、スペーサ61を有している。スペーサ61の一端
62は皿状の形状を有しており、その皿状の一端62に
部分的に球状のワッシャ63が嵌合されている。第2の
部分的に球状のワッシャ64もボルト60に設けられ、
その一端側はナット66の皿状スペーサ65内に収容さ
れている。ナット66は、組立中にソケットレンチを受
け入れる弾性リング(図示せず)を収容する円周溝67
を有している。また、ワッシャ63,64の各々は、ボ
ルト60をブラケット12の長穴12内に貫通させて全
体を組み立てるときに、その長穴15と対向する側に平
坦な面を有している。
【0064】ナット66を締めつけると、組立体が固定
されることになる。一方、ナット66を緩めると、ブラ
ケット12は、スペーサ61,65内の部分的に球状の
ワッシャ63,64を動かすことによって、3つの異な
った方向に位置調整される。具体的に、ブラケット12
は3つの相対的な回転を行うことができる。その1つ
は、前傾する方向への回転であり、固定手段の位置決め
が好ましくなかった場合は、他の2つの回転によって大
腿部の幹部の芯合わせを行うことができる。
【0065】上記の構成によって、図11の矢印68の
方向に固定手段の位置を移動させた場合においてもブラ
ケット12に対して固定手段の取り付けを調整して固定
することが可能となるので、固定手段を容易に大腿骨の
径に合わせることができ、いったん設定した後、固定手
段を強固にブラケット12に固定することができる。
【0066】図13は、設けることが可能な目視指示計
ガイドを示す図である。棒状の目視指示計ガイドアーム
70は、L字形第1フレーム10にそのフレームの軸に
対して15°の角度で傾斜して取り付けられている。一
方、棒状の第2目視指示ガイドアーム71は、固定手段
の本体30にその長手方向の軸に対して鉛直に取り付け
られている。
【0067】これらの目視指示ガイドアーム70,71
を用いることによって、本装置は、固定手段が90°膝
屈伸面に対して垂直になるような位置に配置されてい
る。図13は前傾角度が0°の第1位置を示している。
図14において、L字形第1フレーム10は、目視指示
ガイドアーム70,71が平行になるまで回転されてい
る。この位置で、第1フレーム10は固定手段の本体3
0に対して15°回転している。従って、頚部の軸は第
1フレーム10の軸と平行であり、このようなフレーム
の回転によって、固定手段とフレーム間の角度を前傾角
度に設定することができる。正確な前傾角度は、ブラケ
ット12に設けられた参照番号72で示される目盛から
読み取ることができる。
【0068】標準的な前傾角度は15°であり、この角
度は装置を取り付ける場合の基準角度として用いること
ができる。
【0069】窓部を復元する場合、折り返されている軟
質組織と骨を逆に折り返して、窓を義肢の周囲を包囲す
るように塞ぐ必要がある。図15は窓部を復元するため
の装置を示す図である。図示されるように、義肢4に予
め配列された穴76を介して、近位ドリルガイド75に
案内されるドリルにより、折り返された窓部分が穿孔さ
れる。この装置は開いた顎部を有する固定ブロック77
を備えている。固定ブロック77には、ブロック内のネ
ジ穴(図示せず)を貫通して下側固定顎80および上側
固定顎81間の間隙部79を通る締付ネジ78が設けら
れている。固定ブロック77は、1対のドリルガイド8
3を支持するアーム82を備えている。
【0070】図15から明らかなように、義肢4には一
連の開口穴76が設けられている。義肢が支持要素1内
の適切な位置において第2アーム11により保持された
状態で、保持ブロックは適切な位置に配置され、ガイド
棒すなわちドリル84を義肢の開口穴に通すことによっ
てドリルガイドが位置決めされる。次に、ドリルガイド
が開口穴76に対して位置決めされると、固定ネジ78
が締付けられて固定ブロックが適切な位置に固定され
る。ガイド棒すなわちドリル84が除去され、次いで、
窓部が塞がれ、その後、ドリルガイドに案内されるガイ
ド棒すなわちドリル84によって、戻された骨と軟質組
織の上側の2つの四半分48(図2を参照)に穴が形成
される。そのように穿孔された開口部にワイヤフープを
通すことによって、戻された骨と軟質組織の上側の2つ
の四半分48が下側部分に縫い込まれることになる。
【0071】
【発明の効果】本発明の位置決め装置は以上のように構
成されるので、軟質組織を損傷させずに大腿骨を切開し
て義肢が挿入される窓部を形成することができ、かつ義
肢が窓部から大腿導管内に挿入された後には窓部の復元
も良好に行うことができる。また、義肢が挿入される大
腿骨の切開位置を正確に定めることができ、また、義肢
の角度位置、すなわち、義肢に予め設けられた穴の位置
を正確に選定して、それらの穴と一致させて骨に穴を正
確に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】義肢を移植する手術における大腿骨の切開を示
す概略側面図である。
【図2】義肢を移植する手術における大腿骨への窓部の
形成を示す斜視図である。
【図3】本発明によるドリル案内要素を大腿骨に固着す
る手段の端面図である。
【図4】本発明のドリル案内要素に取り付けられる、図
3に示された固着手段の側面図である。
【図5】図4に示されたドリル案内要素を線V−Vに沿
って一部を破断して上方から見た平面図である。
【図6】図5に示されたドリル案内要素の端面図であ
る。
【図7】図3および図4に示された支持手段を含む義肢
を移植するための装置の斜視図である。
【図8】移植される義肢に図7で示された装置の支持要
素を固定する手段の部分断面図である。
【図9】支持要素の変形例を示す斜視図である。
【図10】図3および図4に示された固定手段の変形例
を示す部分側面図である。
【図11】図10に示された変形例の斜視図である。
【図12】一部が解体されている、図10に示された変
形例の斜視図である。
【図13】図9、図10、図11及び図12に示された
変形例の構成を含み、さらに目視指示ガイドを備える図
3に示された装置の支持要素が第1位置にある状態を示
す端面図である。
【図14】図13に示された装置の支持要素が第2位置
にある状態を示す端面図である。
【図15】義肢が移植された後、窓部の大腿骨に折り返
された骨と軟質組織Tに穴を形成するために適切な位置
に固定されたドリルガイドを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支持要素 2 ドリルガイド 3 固定手段 5 固定手段 6 大腿骨 10 第1アーム 11 第2アーム 30 本体 31 締付け顎部 36 湾曲尖端 100 ドリル案内要素 101 半円状支持体 102 ブラケット 106 ドリル開口部 110 案内長穴 C 横断切開線 M 側方切開線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン‐ピエール・ブレー フランス国、14790 フォンテーヌ・エト ゥーペフール、リュ・デュ・ボワ・ドゥ・ リル、21 (72)発明者 アルノー・オー・エポール フランス国、14750 サン‐オーバン‐シ ュール‐メール、アヴェニュー・デュ・ジ ェネラル・コニグ 3 (72)発明者 フィリップ・ラヴィエイユ フランス国、14000 カン、リュ・デルヴ ィル 26 (72)発明者 クリストフ・クイユ フランス国、14210 ミッシー、レ・オー ツ・モンソー(番地無し) Fターム(参考) 4C060 LL01 LL03 LL07 LL08 LL20

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 義肢を移植する手術における大腿骨の切
    開に用いられる位置決め装置において、それぞれがドリ
    ルを案内する直線状に配置された複数のドリル開口部を
    備えるドリル案内要素と、前記ドリル案内要素を切開さ
    れる大腿骨に固着する手段とを備え、前記直線状に配置
    された複数の開口部は近位部から遠位部に向かう方向に
    延長して配列されていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記ドリル案内要素が前記大腿骨に固定
    された後、前記大腿骨上の前記ドリル案内要素の近位/
    遠位軸回りの角度位置を変更する手段をさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記ドリル案内要素は、互いに平行に配
    置された2列のドリル開口部を備えていることを特徴と
    することを特徴とする請求項1または2に記載の位置決
    め装置。
  4. 【請求項4】 前記ドリル開口部の隣接する2つの開口
    部は、それらのドリル開口部が前記ドリル案内要素の外
    側におけるよりも内側においてより近接して離間される
    ように、互いに傾斜していること特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1つに記載の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記ドリル開口部は、前記ドリル案内要
    素の外側に位置する入口穴と内側に位置する出口穴から
    なり、1つの前記入口穴を2つ以上の前記出口穴に分岐
    させることによって、前記ドリル案内要素の内側の出口
    穴の数が外側の入口穴の数よりも多くなっていることを
    特徴とする請求項4に記載の位置決め装置。
  6. 【請求項6】 前記ドリル案内要素は、近位部から遠位
    部に向かう方向に沿って前記大腿骨を露出させる手段を
    案内する案内手段をさらに備えていることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれか1つに記載の位置決め装
    置。
  7. 【請求項7】 前記案内手段は、案内長穴であることを
    特徴とする請求項6に記載の位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記ドリル案内要素は前記固定手段に離
    脱可能に接続されていることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれか1つに記載の位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記ドリル案内要素を前記大腿骨に固定
    させる前記手段は、前記大腿骨の周囲に部分的に包囲さ
    れる開かれた顎部を有する調整可能な固定具であること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の
    位置決め装置。
  10. 【請求項10】 第1横断部分切開部が前記大腿骨に形
    成された後、前記固定手段を前記第1横断部分切開部の
    横方向の端部に配置する手段をさらに備えていることを
    特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の位
    置決め装置。
  11. 【請求項11】 大腿義肢を移植する手術に用いられ
    る、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の位置決
    め装置であって、ドリルガイドが設けられた支持要素
    と、前記支持要素を切開された大腿骨に固定する手段
    と、前記ドリル案内要素を固定するための固定手段を前
    記支持要素に接続させる手段と、前記切開された大腿骨
    に対して近位/遠位軸回りの前記ドリルガイドの角度位
    置を調整する手段とをさらに備えることを特徴とする位
    置決め装置。
  12. 【請求項12】 前記支持要素は、前記大腿義肢の近位
    端に接続される手段を備えていることを特徴とする請求
    項11に記載の位置決め装置。
  13. 【請求項13】 前記切開された大腿骨に対する前記ド
    リルガイドの相対的な角度位置を示す手段をさらに備え
    ていることを特徴とする請求項11または12に記載の
    位置決め装置。
  14. 【請求項14】 前記支持要素を脚の長さの変更に対応
    できるように調整する手段をさらに備えていることを特
    徴とする請求項11ないし13のいずれか1つに記載の
    位置決め装置。
  15. 【請求項15】 前記義肢を固定する手段に対して前記
    支持要素の近位部から遠位部に向かう方向における位置
    を変化させる手段をさらに備えていることを特徴とする
    請求項14に記載の位置決め装置。
  16. 【請求項16】 前記ドリルガイドは、前記大腿義肢の
    近位端に接続される手段から近位部から遠位部に向かう
    方向において所定の位置に配置されていることを特徴と
    する請求項14または15に記載の位置決め装置。
  17. 【請求項17】 前記ドリルガイドを前記支持要素上の
    近位部から遠位部に向かう方向において別の位置に配置
    する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1
    1ないし16のいずれか1つに記載の位置決め装置。
  18. 【請求項18】 2つ以上のドリルガイドが設けられて
    いることを特徴とする請求項11ないし17のいずれか
    1つに記載の位置決め装置。
  19. 【請求項19】 前記大腿骨の切開された近位端に配置
    される案内手段をさらに備えていることを特徴とする請
    求項11ないし18のいずれかに記載の位置決め装置。
  20. 【請求項20】 前記案内手段は前記大腿骨固定手段に
    支持されていることを特徴とする請求項19に記載の位
    置決め装置。
  21. 【請求項21】 前記支持要素は2つのアームを有する
    L字形のフレームであり、前記アームの一方は前記ドリ
    ルガイドと前記固定手段に接続され、前記アームの他方
    は移植される前記大腿義肢に接続される前記手段に接続
    されていることを特徴とする請求項11ないし20のい
    ずれか1つに記載の位置決め装置。
  22. 【請求項22】 前記固定手段は、調整可能なブラケッ
    トによって前記L字形のフレームに接続され、前記ブラ
    ケットは近位部から遠位部に向かう方向において前記フ
    レームに対して調整可能であり、前記固定手段の前記ブ
    ラケットに対する近位/遠位軸回りの角度位置が調整可
    能であることを特徴とする請求項21に記載の位置決め
    装置。
  23. 【請求項23】 前記調整可能なブラケットは、前記L
    字形のフレームから取り外し可能となっていることを特
    徴とする請求項22に記載の位置決め装置。
  24. 【請求項24】 前記大腿骨固定手段は、大腿骨の径に
    応じて前記固定手段を調整して固定する手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項11ないし23のいずれか1
    つに記載の位置決め装置。
  25. 【請求項25】 前記支持要素を前記切開された大腿骨
    に固定する手段は、自在継手を備えていることを特徴と
    する請求項11ないし24のいずれか1つに記載の位置
    決め装置。
  26. 【請求項26】 前記骨と軟質組織が前記大腿骨の近位
    端の適切な位置に折り返された後、前記折り返された前
    記骨と軟質組織を穿孔するためのドリルガイドをさらに
    備えていることを特徴とする請求項11ないし25のい
    ずれか1つに記載の位置決め装置。
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