JP2002247839A - Dc−dcコンバータ装置とその調整方法 - Google Patents
Dc−dcコンバータ装置とその調整方法Info
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- JP2002247839A JP2002247839A JP2001044730A JP2001044730A JP2002247839A JP 2002247839 A JP2002247839 A JP 2002247839A JP 2001044730 A JP2001044730 A JP 2001044730A JP 2001044730 A JP2001044730 A JP 2001044730A JP 2002247839 A JP2002247839 A JP 2002247839A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 DC−DCコンバータ装置の入力と出力のリ
ップル電流を最小に設定するものである。 【解決手段】 降圧DC−DCコンバータ6,7をイン
ターリーブ制御するものにおいて、かつ各降圧DC−D
Cコンバータ6,7のチョークコイル6a,7aの中点
にフライホイルダイオード3b,4bを接続する。
ップル電流を最小に設定するものである。 【解決手段】 降圧DC−DCコンバータ6,7をイン
ターリーブ制御するものにおいて、かつ各降圧DC−D
Cコンバータ6,7のチョークコイル6a,7aの中点
にフライホイルダイオード3b,4bを接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC入力電圧を所
要のDC出力電圧に電圧変換する電力容量の比較的大き
なDC−DCコンバータ装置とその調整方法に関するも
のである。
要のDC出力電圧に電圧変換する電力容量の比較的大き
なDC−DCコンバータ装置とその調整方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のデジタル化が普及し、
その高速化・高機能化が進展するにつれて電子機器に電
力を供給するDC−DCコンバータ装置(電圧変換装
置)も、その出力として、低電圧・大電流のものが求め
られている。しかし、低電圧・大電流化になるとDC−
DCコンバータ装置の変換効率が悪化、また大電流を1
個のDC−DCコンバータでは処理できなくなってく
る。
その高速化・高機能化が進展するにつれて電子機器に電
力を供給するDC−DCコンバータ装置(電圧変換装
置)も、その出力として、低電圧・大電流のものが求め
られている。しかし、低電圧・大電流化になるとDC−
DCコンバータ装置の変換効率が悪化、また大電流を1
個のDC−DCコンバータでは処理できなくなってく
る。
【0003】その対策手段として、複数のDC−DCコ
ンバータを並列接続して構成するDC−DCコンバータ
装置がある。特に、大きな電流を効率良く処理する為に
は、DC−DCコンバータ装置の入力と出力のリップル
電流を出来るだけ小さくし、実効電流を小さくすること
が重要であり、リップル電流を小さくする技術として
は、各DC−DCコンバータを、そのPWM制御に位相
差を付けて制御するインターリーブ制御が提案されてい
る。
ンバータを並列接続して構成するDC−DCコンバータ
装置がある。特に、大きな電流を効率良く処理する為に
は、DC−DCコンバータ装置の入力と出力のリップル
電流を出来るだけ小さくし、実効電流を小さくすること
が重要であり、リップル電流を小さくする技術として
は、各DC−DCコンバータを、そのPWM制御に位相
差を付けて制御するインターリーブ制御が提案されてい
る。
【0004】図3は従来の例を示し、降圧DC−DCコ
ンバータ3,4を2個並列接続したものである。図3に
おいて、1は入力直流電圧、2は入力平滑用のコンデン
サである。降圧DC−DCコンバータ3と4とが並列接
続され、それに出力端子5が接続されている。各降圧D
C−DCコンバータ3と4は、半導体スイッチ素子3
a,4a、フライホイルダイオード3b,4b、チョー
クコイル3c,4cと出力平滑用のコンデンサ3d,4
dとで構成されている。
ンバータ3,4を2個並列接続したものである。図3に
おいて、1は入力直流電圧、2は入力平滑用のコンデン
サである。降圧DC−DCコンバータ3と4とが並列接
続され、それに出力端子5が接続されている。各降圧D
C−DCコンバータ3と4は、半導体スイッチ素子3
a,4a、フライホイルダイオード3b,4b、チョー
クコイル3c,4cと出力平滑用のコンデンサ3d,4
dとで構成されている。
【0005】図4は図3のDC−DCコンバータ装置
で、各降圧DC−DCコンバータ3,4が同期して制御
された時の入力電流波形の一例を示している。各降圧D
C−DCコンバータ3,4の入力電流が加算された、平
均入力電流値に対してリップル電流の大きな入力電流と
なっている。
で、各降圧DC−DCコンバータ3,4が同期して制御
された時の入力電流波形の一例を示している。各降圧D
C−DCコンバータ3,4の入力電流が加算された、平
均入力電流値に対してリップル電流の大きな入力電流と
なっている。
【0006】図5は同じく上記DC−DCコンバータ装
置で、各降圧DC−DCコンバータ3,4の制御にイン
ターリーブ制御を採用し、180度の位相差を設けて制
御した時の入力電流波形の一例を示している。
置で、各降圧DC−DCコンバータ3,4の制御にイン
ターリーブ制御を採用し、180度の位相差を設けて制
御した時の入力電流波形の一例を示している。
【0007】図4の例に比べて、入力リップル電流が小
さくなることが判る。図3のDC−DCコンバータ装置
では、出力電圧と入力電圧との変換比率が約0.5の時
にリップル電流が最小になり、0.5から外れるに従っ
てリップル電流は大きくなる。並列接続する降圧DC−
DCコンバータ3,4の数が変化すると、リップル電流
が最小になる位相差が異なってくる。例えば、3個の降
圧DC−DCコンバータを並列接続したDC−DCコン
バータ装置では、各DC−DCコンバータが120度の
位相差を持って駆動され、出力電圧と入力電圧との変換
比率が約0.33の時にリップル電流は最小となる。
さくなることが判る。図3のDC−DCコンバータ装置
では、出力電圧と入力電圧との変換比率が約0.5の時
にリップル電流が最小になり、0.5から外れるに従っ
てリップル電流は大きくなる。並列接続する降圧DC−
DCコンバータ3,4の数が変化すると、リップル電流
が最小になる位相差が異なってくる。例えば、3個の降
圧DC−DCコンバータを並列接続したDC−DCコン
バータ装置では、各DC−DCコンバータが120度の
位相差を持って駆動され、出力電圧と入力電圧との変換
比率が約0.33の時にリップル電流は最小となる。
【0008】以上の動作及びその効果は、DC−DCコ
ンバータ装置の出力のリップル電流についても同様であ
り、また他の方式のコンバータ(例えば、昇圧DC−D
Cコンバータなど)も同様である。
ンバータ装置の出力のリップル電流についても同様であ
り、また他の方式のコンバータ(例えば、昇圧DC−D
Cコンバータなど)も同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回路構成で
は、インターリーブ制御で入力と出力のリップル電流を
最小にするには、各DC−DCコンバータを駆動・制御
する最適な位相差量がある。一方、DC−DCコンバー
タ装置の取り扱う電力容量によっては適切なDC−DC
コンバータの並列数もあり、また変換する入力電圧値と
出力電圧値も装置によって異なってくる。よって、複数
のDC−DCコンバータを並列接続し、かつインターリ
ーブ制御を採用しただけでは、リップル電流の小さい最
適なDC−DCコンバータ装置が実現出来ないという問
題点を有していた。
は、インターリーブ制御で入力と出力のリップル電流を
最小にするには、各DC−DCコンバータを駆動・制御
する最適な位相差量がある。一方、DC−DCコンバー
タ装置の取り扱う電力容量によっては適切なDC−DC
コンバータの並列数もあり、また変換する入力電圧値と
出力電圧値も装置によって異なってくる。よって、複数
のDC−DCコンバータを並列接続し、かつインターリ
ーブ制御を採用しただけでは、リップル電流の小さい最
適なDC−DCコンバータ装置が実現出来ないという問
題点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、各種の仕様においても、リップル電流の小さい最適
なDC−DCコンバータ装置を提供することを目的とす
るものである。
で、各種の仕様においても、リップル電流の小さい最適
なDC−DCコンバータ装置を提供することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の発明は、PWMスイッチング方
式のDC−DCコンバータを、2個以上並列接続すると
ともに、各DC−DCコンバータを、そのPWM制御に
位相差をつけたインターリーブ制御を行うDC−DCコ
ンバータ装置において、前記複数のDC−DCコンバー
タの少なくとも一つはチョークコイルを有し、このチョ
ークコイルの中点に半導体素子を接続したものであり、
リップル電流の小さい最適なDC−DCコンバータ装置
が提供できる。
に、本発明の請求項1の発明は、PWMスイッチング方
式のDC−DCコンバータを、2個以上並列接続すると
ともに、各DC−DCコンバータを、そのPWM制御に
位相差をつけたインターリーブ制御を行うDC−DCコ
ンバータ装置において、前記複数のDC−DCコンバー
タの少なくとも一つはチョークコイルを有し、このチョ
ークコイルの中点に半導体素子を接続したものであり、
リップル電流の小さい最適なDC−DCコンバータ装置
が提供できる。
【0012】次に本発明の請求項2の発明は、PWMス
イッチング方式のDC−DCコンバータを、2個以上並
列接続するとともに、各DC−DCコンバータを、その
PWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行う
DC−DCコンバータ装置において、前記複数のDC−
DCコンバータは、それぞれチョークコイルを有し、各
チョークコイルの中点に半導体素子を接続したものであ
り、リップル電流の小さい最適なDC−DCコンバータ
装置が提供できる。
イッチング方式のDC−DCコンバータを、2個以上並
列接続するとともに、各DC−DCコンバータを、その
PWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行う
DC−DCコンバータ装置において、前記複数のDC−
DCコンバータは、それぞれチョークコイルを有し、各
チョークコイルの中点に半導体素子を接続したものであ
り、リップル電流の小さい最適なDC−DCコンバータ
装置が提供できる。
【0013】次に本発明の請求項3の発明は、PWMス
イッチング方式のDC−DCコンバータを、2個以上並
列接続するとともに、各DC−DCコンバータを、その
PWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行う
DC−DCコンバータにおいて、前記複数のDC−DC
コンバータの少なくとも一つはチョークコイルを有し、
このDC−DCコンバータ装置の入力と出力のリップル
電流値が最小になるように、上記チョークコイルの中点
に半導体素子を接続するものであり、リップル電流の小
さい最適なDC−DCコンバータ装置が提供できる。
イッチング方式のDC−DCコンバータを、2個以上並
列接続するとともに、各DC−DCコンバータを、その
PWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行う
DC−DCコンバータにおいて、前記複数のDC−DC
コンバータの少なくとも一つはチョークコイルを有し、
このDC−DCコンバータ装置の入力と出力のリップル
電流値が最小になるように、上記チョークコイルの中点
に半導体素子を接続するものであり、リップル電流の小
さい最適なDC−DCコンバータ装置が提供できる。
【0014】次に本発明の請求項4の発明は、PWMス
イッチング方式のDC−DCコンバータを、2個以上並
列接続するとともに、各DC−DCコンバータを、その
PWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行う
DC−DCコンバータにおいて、前記複数のDC−DC
コンバータはそれぞれチョークコイルを有し、このDC
−DCコンバータ装置の入力と出力のリップル電流値が
最小になるように、上記各チョークコイルの中点に半導
体素子を接続するものであり、リップル電流の小さい最
適なDC−DCコンバータ装置が提供できる。
イッチング方式のDC−DCコンバータを、2個以上並
列接続するとともに、各DC−DCコンバータを、その
PWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行う
DC−DCコンバータにおいて、前記複数のDC−DC
コンバータはそれぞれチョークコイルを有し、このDC
−DCコンバータ装置の入力と出力のリップル電流値が
最小になるように、上記各チョークコイルの中点に半導
体素子を接続するものであり、リップル電流の小さい最
適なDC−DCコンバータ装置が提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1を用いて、本発明の請求項1〜4に記載の発明につ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態1の回路図、
図2は同実施の形態の波形図である。
態1を用いて、本発明の請求項1〜4に記載の発明につ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態1の回路図、
図2は同実施の形態の波形図である。
【0016】なお、図1において、図3の従来例と同様
の構成を有するものには同一符号を付しその説明を簡略
化する。図1において、従来の図3と相違する点は、チ
ョークコイル3c,4cの代わりに、チョークコイル6
a,7aを接続し、その巻線の中点に半導体素子の一例
としてフライホイルダイオード3b,4bを接続し、降
圧DC−DCコンバータ6,7を形成した点である。
の構成を有するものには同一符号を付しその説明を簡略
化する。図1において、従来の図3と相違する点は、チ
ョークコイル3c,4cの代わりに、チョークコイル6
a,7aを接続し、その巻線の中点に半導体素子の一例
としてフライホイルダイオード3b,4bを接続し、降
圧DC−DCコンバータ6,7を形成した点である。
【0017】以上のような回路構成において、先ず1個
の降圧DC−DCコンバータ6の動作を説明する。
の降圧DC−DCコンバータ6の動作を説明する。
【0018】半導体スイッチ素子3aが駆動され導通
(ON)すると、チョークコイル6aの全ての巻線N1
とN2を介して出力端子5に向かって電流が供給される
とともに、チョークコイル6aにエネルギーが蓄積され
る。次に半導体スイッチ素子3aがOFFに駆動される
と、チョークコイル6aに蓄積されたエネルギーは、フ
ライホイルダイオード3bが導通し、チョークコイル6
aの巻線N2を介して出力端子5に向かって放出され、
出力端子5に連続した電流を供給することが出来る。チ
ョークコイル6aは巻線N1とN2で構成されている
が、磁気的に密に結合しているため、蓄積されたエネル
ギーは巻線N2から放出することが出来る。
(ON)すると、チョークコイル6aの全ての巻線N1
とN2を介して出力端子5に向かって電流が供給される
とともに、チョークコイル6aにエネルギーが蓄積され
る。次に半導体スイッチ素子3aがOFFに駆動される
と、チョークコイル6aに蓄積されたエネルギーは、フ
ライホイルダイオード3bが導通し、チョークコイル6
aの巻線N2を介して出力端子5に向かって放出され、
出力端子5に連続した電流を供給することが出来る。チ
ョークコイル6aは巻線N1とN2で構成されている
が、磁気的に密に結合しているため、蓄積されたエネル
ギーは巻線N2から放出することが出来る。
【0019】以上の動作により、降圧DC−DCコンバ
ータ6の出力電圧V0と入力電圧Vinとの関係式は、
下記式(1)で関係づけられる。
ータ6の出力電圧V0と入力電圧Vinとの関係式は、
下記式(1)で関係づけられる。
【0020】 V0=(D/(1+(N1/N2)・(1−D)))×Vin (1) ここで、Dは半導体スイッチ素子3aのON時間とOF
F時間よりD=ON時間/(ON時間+OFF時間)と
している。
F時間よりD=ON時間/(ON時間+OFF時間)と
している。
【0021】またチョークコイル6aのフライホイルダ
イオード3bの接続点の左右巻線N1、巻線N2のそれ
ぞれの巻線数をN1,N2としている。
イオード3bの接続点の左右巻線N1、巻線N2のそれ
ぞれの巻線数をN1,N2としている。
【0022】DC−DCコンバータ装置の事例として、
例えば、入力電圧Vin=36V、出力電圧V0=12
V、出力電流I0=40AのDC−DCコンバータ装置
を、出力電流20AのDC−DCコンバータ2個の並列
で構成するとする。
例えば、入力電圧Vin=36V、出力電圧V0=12
V、出力電流I0=40AのDC−DCコンバータ装置
を、出力電流20AのDC−DCコンバータ2個の並列
で構成するとする。
【0023】図3に示す従来例では、図3における半導
体スイッチ素子3a,4aのON時間とOFF時間は、
入力電圧Vinと出力電圧V0の関係から一義的に設定
され、D=12V/36V=約0.33と決まってしま
う。一方、2個の降圧DC−DCコンバータ3,4の並
列構成で、入力と出力のリップル電流をインターリーブ
制御技術で最小にできるのは、D=0.5の条件で、こ
れではリップル電流を小さくできない。
体スイッチ素子3a,4aのON時間とOFF時間は、
入力電圧Vinと出力電圧V0の関係から一義的に設定
され、D=12V/36V=約0.33と決まってしま
う。一方、2個の降圧DC−DCコンバータ3,4の並
列構成で、入力と出力のリップル電流をインターリーブ
制御技術で最小にできるのは、D=0.5の条件で、こ
れではリップル電流を小さくできない。
【0024】これに対して本発明の一実施形態である図
1においては、D=0.5となるように式(1)からチ
ョークコイル6a,7aのそれぞれの巻線N1と巻線N
2との巻線比率Hを設定できる。
1においては、D=0.5となるように式(1)からチ
ョークコイル6a,7aのそれぞれの巻線N1と巻線N
2との巻線比率Hを設定できる。
【0025】H=N1/N2 式(1)に、Vin=36V、V0=12V、D=0.
5を代入すると、 H=1 が得られる、即ちチョークコイル6a,7aのそれぞれ
の巻線N1と巻線N2との巻線比率を1:1に設定する
ことによって、インターリーブ制御技術の効果が発揮さ
れ、入力と出力とのリップル電流を最小にすることが可
能となる。図2(a)〜(c)に上記実施の形態におけ
る入力電流波形を示しており、(a)は降圧DC−DC
コンバータ6、(b)は降圧DC−DCコンバータ7、
(c)はトータルのそれぞれ入力電流を示し、リップル
電流の極めて小さい入力電流波形となっている。
5を代入すると、 H=1 が得られる、即ちチョークコイル6a,7aのそれぞれ
の巻線N1と巻線N2との巻線比率を1:1に設定する
ことによって、インターリーブ制御技術の効果が発揮さ
れ、入力と出力とのリップル電流を最小にすることが可
能となる。図2(a)〜(c)に上記実施の形態におけ
る入力電流波形を示しており、(a)は降圧DC−DC
コンバータ6、(b)は降圧DC−DCコンバータ7、
(c)はトータルのそれぞれ入力電流を示し、リップル
電流の極めて小さい入力電流波形となっている。
【0026】また(d)〜(f)は出力電流波形を示
し、(d)は降圧DC−DCコンバータ6、(e)は降
圧DC−DCコンバータ7、(f)はトータルのそれぞ
れ出力電流を示し、リップル電流が極めて小さいものと
なっている。
し、(d)は降圧DC−DCコンバータ6、(e)は降
圧DC−DCコンバータ7、(f)はトータルのそれぞ
れ出力電流を示し、リップル電流が極めて小さいものと
なっている。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、DC−D
Cコンバータ装置の各種の仕様に従って、半導体素子の
前後のチョークコイルの巻線比率を設定することで、入
力と出力のリップル電流を最小に設定できるため、DC
−DCコンバータ装置の高効率化、小形化が実現できる
という効果を奏するものである。
Cコンバータ装置の各種の仕様に従って、半導体素子の
前後のチョークコイルの巻線比率を設定することで、入
力と出力のリップル電流を最小に設定できるため、DC
−DCコンバータ装置の高効率化、小形化が実現できる
という効果を奏するものである。
【図1】本発明の実施の形態1におけるDC−DCコン
バータ装置の回路図
バータ装置の回路図
【図2】(a)〜(f)はそれぞれ同実施の形態におけ
る波形図
る波形図
【図3】従来のDC−DCコンバータ装置の回路図
【図4】同入力電流波形図
【図5】同入力電流波形図
1 入力直流電圧 2 入力平滑用コンデンサ 6,7 降圧DC−DCコンバータ 3a,4a 半導体スイッチ素子 3b,4b フライホイルダイオード 6a,7a チョークコイル 3d,4d 出力平滑用コンデンサ 5 出力端子
Claims (4)
- 【請求項1】 PWMスイッチング方式のDC−DCコ
ンバータを、2個以上並列接続するとともに、各DC−
DCコンバータを、そのPWM制御に位相差をつけたイ
ンターリーブ制御を行うDC−DCコンバータ装置にお
いて、前記複数のDC−DCコンバータの少なくとも一
つはチョークコイルを有し、このチョークコイルの中点
に半導体素子を接続したDC−DCコンバータ装置。 - 【請求項2】 PWMスイッチング方式のDC−DCコ
ンバータを、2個以上並列接続するとともに、各DC−
DCコンバータを、そのPWM制御に位相差をつけたイ
ンターリーブ制御を行うDC−DCコンバータ装置にお
いて、前記複数のDC−DCコンバータは、それぞれチ
ョークコイルを有し、各チョークコイルの中点に半導体
素子を接続したDC−DCコンバータ装置。 - 【請求項3】 PWMスイッチング方式のDC−DCコ
ンバータを、2個以上並列接続するとともに、各DC−
DCコンバータを、そのPWM制御に位相差をつけたイ
ンターリーブ制御を行うDC−DCコンバータにおい
て、前記複数のDC−DCコンバータの少なくとも一つ
はチョークコイルを有し、このDC−DCコンバータ装
置の入力と出力のリップル電流値が最小になるように、
上記チョークコイルの中点に半導体素子を接続するDC
−DCコンバータ装置の調整方法。 - 【請求項4】 PWMスイッチング方式のDC−DCコ
ンバータを、2個以上並列接続するとともに、各DC−
DCコンバータを、そのPWM制御に位相差をつけたイ
ンターリーブ制御を行うDC−DCコンバータにおい
て、前記複数のDC−DCコンバータはそれぞれチョー
クコイルを有し、このDC−DCコンバータ装置の入力
と出力のリップル電流値が最小になるように、上記各チ
ョークコイルの中点に半導体素子を接続するDC−DC
コンバータ装置の調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001044730A JP2002247839A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | Dc−dcコンバータ装置とその調整方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002247839A true JP2002247839A (ja) | 2002-08-30 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001044730A Pending JP2002247839A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | Dc−dcコンバータ装置とその調整方法 |
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---|---|
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005064319A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コイル部品およびそれを搭載した電子機器 |
JP2005064320A (ja) * | 2003-08-18 | 2005-03-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マルチフェーズ回路およびそれを搭載した電子機器 |
JP2005086998A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-03-31 | Marvell World Trade Ltd | 動的多位相動作 |
JP2009199864A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Seiko Instruments Inc | 燃料電池装置及び制御プログラム |
JP2015056912A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社デンソー | Dc−dcコンバータ装置 |
US9231468B2 (en) | 2012-01-31 | 2016-01-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Interleaved converter with inter-inductor switch |
WO2023058367A1 (ja) * | 2021-10-07 | 2023-04-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電圧レギュレータ及び電力変換装置 |
-
2001
- 2001-02-21 JP JP2001044730A patent/JP2002247839A/ja active Pending
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