JPH0819148A - ガス絶縁送電路 - Google Patents

ガス絶縁送電路

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JPH0819148A
JPH0819148A JP14340194A JP14340194A JPH0819148A JP H0819148 A JPH0819148 A JP H0819148A JP 14340194 A JP14340194 A JP 14340194A JP 14340194 A JP14340194 A JP 14340194A JP H0819148 A JPH0819148 A JP H0819148A
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JP
Japan
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jacket
outer cover
gas
tip
insulating spacer
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Application number
JP14340194A
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English (en)
Inventor
Setsuyuki Matsuda
節之 松田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0819148A publication Critical patent/JPH0819148A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外被の構成を単純で組み立て易くできかつ十
分良好な特性を有する安価なガス絶縁送電路を得るこ
と。 【構成】 所定長さの外被11中に、導体2と複数個の
二脚形の絶縁スペーサを一体として、絶縁スペーサの二
脚先端で支持して納め形成されたユニット23を、長手
方向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、ユニ
ット23は外被11の端部から遠い位置にある1個所の
上記絶縁スペーサ15の外被への取り付けを先端16に
対応する位置の外被11に小孔19を設けて外被外部か
ら行い、取付後小孔19を閉鎖するとともに、外被端部
側の絶縁スペーサ12の外被への取り付けは絶縁スペー
サ先端13に対応する位置の外被11に設けた溝部を有
する案内金具18により外被の軸方向のみ移動可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス絶縁送電路に関
し、特に経済性を重視した改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば特公昭60−48970
号公報に示された従来のガス絶縁送電路の構成を示す断
面図、図22は図21における線XXII−XXIIに
沿った断面図である。図において、1は円筒形の外被で
分割外被1a,1bを接続環1cで接続して所定長さを
形成している。2は導体、3は二つの先端3aを有し導
体2の中央側に固定された二脚形の絶縁スペーサ、4は
二つの先端4aを有し導体2の端部側に固定された二脚
形の絶縁スペーサでこれら導体2と絶縁スペーサ3,4
が一体化して外被1に収納され絶縁スペーサ4の先端4
aが外被1に溶接で固定されている。5は外被1の内面
に設けられ絶縁スペーサ3の端部3aを軸方向のみ移動
可能にガイドする案内金具で、これら1〜5によってユ
ニット6を構成している。7は導体2同志を電気的に接
続するチューリップ型の接触子、8は接触子7の部分の
電界集中を防ぐシールド、9はユニット6間で隣接する
外被1を接続する接続環で両端が外被1に溶接されてい
る。10は接続環を溶接する際スパッタ等が内部に侵入
しないようシールするパッキンである。ユニット6が長
手方向に接続された状態で内部にはSF6ガスなどの絶
縁性に優れたガスが封入される。
【0003】このような構成のガス絶縁送電路において
は、絶縁スペーサ3,4と導体2を一体に組み立てた内
部部品を外被1の内に挿入して、端側の絶縁スペーサ4
を外被1に固定すればガス絶縁送電路のユニット6が完
成し、このユニット6を現地にて、導体2の接続端を接
触子7に押し込み、接続環9で外被1と溶接接続するこ
とにより、長尺化敷設が可能である。しかも、外被1と
導体2の熱伸縮差は接触子7と導体2の間及び案内金具
5と絶縁スペーサ3の端部3aとの間の滑りにより逃げ
ることができる。従って、簡単な構造で信頼度の高いか
つ、経済的なガス絶縁送電路を提供するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁送電路
は以上のように構成されていたので、比較的細い外被1
であって、ユニット送電路の外被として必要な長さのも
のが、押出パイプとして一体に製造できるような場合に
も、案内金具5の取付部近傍で外被1を切断して案内金
具5を取り付け、その後溶接接続する必要があり多大の
手間を要するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、外被を切断して再び溶接接続す
るという多大の手間を必要とせず十分良好な特性を有す
るガス絶縁送電路を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
のガス絶縁送電路は、所定長さの外被中に、導体と複数
個の二脚形の絶縁スペーサを一体として、絶縁スペーサ
の二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手
方向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、ユニ
ットは上記外被の端部から遠い位置にある1個所の上記
絶縁スペーサの外被への取り付けを先端に対応する位置
の外被に小孔を設けて外被外部から行い、取付後小孔を
閉鎖するとともに、外被端部側の絶縁スペーサの外被へ
の取り付けは絶縁スペーサ先端に対応する位置の外被に
設けた溝部を有する案内金具により外被の軸方向のみ移
動可能としたものである。
【0007】また、請求項2のガス絶縁送電路は、ユニ
ットは外被の端部から遠い位置にある1個所の絶縁スペ
ーサの外被への取り付けを先端に対応する位置の外被に
小孔を設けて外被外部から行い、取付後小孔を閉鎖する
とともに、ユニット間を外被の外径よりも内径の大きい
接続環を用いて接続しかつ、接続環の内面に外被端部側
にある絶縁スペーサが外被との間で軸方向に移動可能と
なる案内金具を設けたものである。
【0008】また、請求項3のガス絶縁送電路は、ユニ
ットは外被の端部から遠い位置にある1個所の絶縁スペ
ーサの外被への取り付けを先端に対応する位置の上記外
被に小孔を設けて外被外部から行い、取付後小孔を閉鎖
するとともに、ユニット間で外被の両端の内いずれか一
方側に拡管部を設け、拡管部は内面に外被端部側にある
絶縁スペーサ外被との間で外被軸方向のみ移動可能とな
る案内金具を有しかつ、他方側の外被を覆い外被同志を
接続するようにしたものである。
【0009】また、請求項4のガス絶縁送電路は、請求
項2または3において、案内金具を設けた内面の下部側
に低電界部より成る微小金属片捕捉装置を設けたもので
ある。
【0010】また、請求項5のガス絶縁送電路は、外被
の端部から遠い位置にある絶縁スペーサの先端に対応す
る位置の外被に孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方
向にのみ移動可能な案内溝を有する案内金具を、外被外
部から取付部が気密になるように固定するとともに、外
被の端部側にある絶縁スペーサの先端に対応する位置の
外被に小孔を設け、小孔を利用して先端を固定後、外被
の外径よりも内径の大きい接続環を用いてユニットの接
続及び小孔を気密閉鎖するようにしたものである。
【0011】また、請求項6のガス絶縁送電路は、外被
の端部から遠い位置にあるスペーサの先端に対応する位
置の外被に孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方向に
のみ移動可能な案内溝を有する案内金具を、外被外部か
ら取付部が気密になるように固定するとともに、外被の
端部側にあるスペーサの先端に対応する位置の一方の外
被に小孔を設け、小孔を利用して先端を固定しかつ、ユ
ニット間の外被同志の接続は他方の外被に拡管部を設け
一方側を外側から覆い外被同志を気密に接続したもので
ある。
【0012】また、請求項7のガス絶縁送電路は、外被
の端部から遠い位置にあるスペーサの先端に対応する位
置の外被に孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方向に
のみ移動可能な案内溝を有する案内金具を、外被外部か
ら取付部が気密になるように固定するとともに、外被の
端部側にある絶縁スペーサは隣接する外被端間にはめ込
まれた円環状あるいは円環の一部が欠けた形状で絶縁ス
ペーサの先端に対応する位置に小孔を有する取付環に、
小孔を利用して固定しかつ、外被の外径よりも内径の大
きい接続環を用いて外被同志を気密接続するようにした
ものである。
【0013】また、請求項8のガス絶縁送電路は、外被
の端部から遠い位置にある絶縁スペーサの先端に対応す
る位置の外被に孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方
向にのみ移動可能な案内溝を有する案内金具を、外被外
部から取付部が気密になるように固定するとともに、外
被の端部側にある絶縁スペーサは隣接する外被端間には
め込まれた円環状あるいは円環の一部が欠けた形状で絶
縁スペーサの先端に対応する位置に小孔を有する取付環
に、小孔を利用して固定しかつ、ユニット間の外被同志
の接続は一方の外被に拡管部を設け、取付環と他方の外
被の外側から覆い外被同志を気密に接続したものであ
る。
【0014】また、請求項9のガス絶縁送電路は、請求
項7または8において、取付環の下部側に低電界部より
成る微小金属片捕捉装置を設けたものである。
【0015】また、請求項10のガス絶縁送電路は、請
求項5〜9のいずれかにおいて、案内金具は案内溝の縁
の一部を切欠いた形状とし、導体と一体の絶縁スペーサ
を外被中に挿入する時、上記絶縁スペーサの先端が上記
外被に接しないように外被軸方向に移動し、上記切欠き
部近傍に達してから外被軸の直角方向に移動して上記案
内金具の溝部に上記絶縁スペーサ先端を挿入し、さらに
上記案内金具の切欠き部のない部分まで軸方向に移動し
て組立を行うものである。
【0016】また、請求項11のガス絶縁送電路は、請
求項1〜9のいずれかにおいて、ユニットの接続側にあ
る絶縁スペーサの内一部を円板あるいは円錐形状のもの
とし内部絶縁ガスの区分を行ったものである。
【0017】また、請求項12のガス絶縁送電路は、請
求項1〜9のいずれかにおいて、ユニットの外被あるい
は接続環による接続はそれぞれ接続端に一対のフランジ
を対向して設けフランジを気密結合してなるものであ
る。
【0018】
【作用】この発明におけるガス絶縁送電路は、外被に設
けられた小孔が外被を分割することなく外被の端部から
遠い位置の絶縁スペーサ先端の固定を可能とし、外被端
内面に設けた案内金具がユニットの接続側の絶縁スペー
サ先端を軸方向にのみガイドする。
【0019】また、案内金具を外被の外径よりも内径の
大きい接続環に設けたことにより絶縁スペーサをユニッ
トの中央側および接続側共同一形状で外被に対して大き
い絶縁距離を確保することができる。
【0020】また、外被の一方側に設けた拡管部が部品
を減らすとともに溶接部を減少させる。
【0021】また、微小金属片捕捉装置が案内金具を設
けた内面の下部側に簡単な構成で取り付けできる。
【0022】また、外被に設けた孔と孔に位置し案内溝
を有する案内金具が外被を分割することなくユニットの
接続から遠い位置の絶縁スペーサ先端を軸方向にのみ移
動可能に取り付けでき、外被端の小孔と外被の外径より
も内径の大きい接続環がユニットの接続側の絶縁スペー
サの固定と外被同志の接続を可能にする。
【0023】また、外被端側に設けた拡管部が部品を減
らすとともに溶接部を減少させる。
【0024】また、外被と分割された取付環が接続側に
要する小孔の加工を容易にする。
【0025】また、取付環と他方の外被を覆う一方側の
外被端の拡管部が部品を減らすとともに溶接部を減少さ
せる。
【0026】また、微小金属片捕捉装置が取付環に簡単
な構成で取り付けできる。
【0027】また、案内金具の案内溝で縁の一部にある
切欠き形状が、導体を外被内で支持する絶縁スペーサの
先端の案内溝挿着を容易にする。
【0028】また、ユニット接続側に設けた円板あるい
は円錐形状の絶縁スペーサが、内部で発生した事故の他
のユニット部分へ影響することを防止する。
【0029】また、ユニット間の外被接続に用いたフラ
ンジ結合は、接合部の溶接接続の不具合な時、据付接合
を可能にする。
【0030】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1におけるガス絶縁送電
路の構成を示す断面図、図2は図1における線II−I
Iに沿った断面図、図3は図1における線III−II
Iに沿った断面図である。図において、2,7,8は従
来と同様でありその説明は省略する。11は円筒形で輸
送可能な所定長さの外被、12は導体2の端部側に固定
され開き角度θとして突出した二脚の先に先端13を有
する二脚形の絶縁スペーサ、14は絶縁スペーサ12の
先端に取り付けられる固定用金具、15は導体2の中央
側に固定され開き角度θとして突出した二脚の先に先端
16を有する二脚形の絶縁スペーサ、17は絶縁スペー
サ15の先端16に取り付けられる固定用金具、18は
外被11端側の内面で絶縁スペーサ12の先端13の対
応位置に設けられた案内金具で固定用金具14と係合す
る奥が拡がった溝を外被11の軸方向に沿って形成して
いる。19は外被11で絶縁スペーサ15の先端16の
対応位置に貫通する小孔、20は小孔19を外被の外側
から密閉するふた、21は隣接する外被11を接続する
接続環、22は溶接スパッタ等の侵入防止するシール用
のパッキンである。
【0031】このような構成の組立は、まず一体となっ
ている導体2と絶縁スペーサ15および固定金具18を
取り付けた絶縁スペーサ12を外被11内に挿入し、絶
縁スペーサ15の先端16を小孔19に位置させるとと
もに固定金具14を案内金具18に係合させる。なお絶
縁スペーサ12および15の二脚は外被11の底部をま
たがって配置されている。次に小孔19の外側から絶縁
スペーサ15の先端16を固定用金具17で固定するこ
とによって導体2が外被11内に支持される。その後、
固定用金具17及び小孔19をふた20で覆い溶接で密
閉して所定長さのユニット23が得られる。このユニッ
ト23を現地で複数本長手方向に接続するが、ユニット
23間で、導体2の接続は接触子7,シールド8によ
り、外被11は接続環21をそれぞれ外被11に溶接し
てなされ、内部にSF6ガスなどの絶縁性に優れたガス
が封入される。
【0032】次に動作について述べる。まず、ユニット
23の外被11の中央部にある絶縁スペーサ15は、外
被11に対し固定することにしたため、外被11に小孔
19を設けて外部から絶縁スペーサ15を取り付けるこ
とが可能となった。また、外被11に対し軸方向の移動
可能な取り付け、即ち、案内金具18による絶縁スペー
サ12の取付位置を、外被11の端の開口近傍の内側と
したので、外被11の端側から案内金具18を外被内面
に溶接などで固着することが可能となった。そのため、
図21に示す従来のガス絶縁送電路のように外被1を切
断して案内金具を取り付け再び溶接するという大掛かり
な作業が不要となった。
【0033】なお、絶縁スペーサ15の先端16を外被
11に小孔19を通して支持する方法としては、絶縁ス
ペーサの脚部の開き角度θが120〜180度のように
比較的大きい場合には、図3の固定金具17のように小
孔19より大きい頭部の移動止めでなく、図4に示すよ
うに、外被11の小孔19の回りに取付座24を設け、
小孔19を通って先端13と螺合するボルト25及びカ
ラー26で絶縁スペーサ15を固定し塞ぎ板27,ボル
ト28,パッキン29で密閉するようにしても良い。
【0034】実施例2.なお、上記実施例1ではユニッ
ト20間で接続される隣接する外被11は当接し、案内
金具18は一方側の外被11端の内面に取り付けられて
いる構成のものを示したが、実施例2として図5に示す
ように、外被11間に所定隙間30aを設けて接続環3
0で接続するようにして接続環30の内面、即ち所定隙
間30aの位置に案内金具18を取り付けるようにして
もよい。図6は図5における線VI−VIに沿った断面
図である。この構成によると接続環30の内径は外被1
1の内径より大きいため、案内金具18の外被11の内
部に突き出た部分が丁度外被11の内面とほぼ同一面と
することができる。従って、絶縁スペーサの形状がユニ
ット20の中央部および端側の絶縁スペーサ12,15
とも同一でしかも同じ直径の外被11に対し、より大き
い絶縁距離を確保できる絶縁スペーサを用いることがで
きるという利点がある。
【0035】実施例3.また、上記実施例2では外被1
1に所定隙間30aを設け、内面に案内金具18を取り
付けた接続環30で外被11を接続するものを示した
が、実施例3として図7に示すように、一方側の外被1
1端に拡管部11bを設け、この拡管部11bの内面に
案内金具18を取り付けるとともに他方側の外被11端
を挿入して外被11同志を溶接接続するようにすれば、
実施例2に比較して溶接部分が減少し、ガス漏れなどに
よる不具合の機会が減少し信頼性が向上する。
【0036】実施例4.図8はこの発明の実施例4にお
けるガス絶縁送電路の構成を示す断面図、図9−(A)
は図8における線IX−IXに沿った断面図、図9−
(B)は図9−(A)のB矢視の斜視図である。図にお
いて、図5と同じ符号の部分は同じ名称で同等の作用を
する。31は接続環30の内側下部に設けられた低電界
部より成る微小金属片捕捉装置で、細長い孔31aを持
った薄板で作られた電極31bと接続環30との間の低
電界部31cにより形成され、特公昭60−24645
号公報にも例があるようなもので、導体2に電圧が加わ
った時、静電気力により外被11の底部で跳躍運動する
微小金属片が、この低電界部31cに落ち込むと静電気
力が小さくなるため捕捉されるという原理のもので、絶
縁性能の低下をもたらすガス中の微小金属片が悪影響を
及ぼさなくなり、優れた絶縁性能が得られる。案内金具
18は板材をC字形に曲げて成形し、微小金属片捕捉装
置31の電極31bも孔明きの薄板を接続環30に前も
って溶接しておけば容易に安価に製造できる。
【0037】実施例5.また、上記実施例4では外被1
1に所定隙間11aを設け、内面に案内金具18と微小
金属片捕捉装置31を取り付けた接続環30で外被11
を接続するものを示したが、図示はしないが実施例5と
して接続環30を図7に示すように一方側の外被11の
拡管部11bで代用し拡管部11bの内面に案内金具1
8と微小金属片捕捉装置31を取り付けるようにすれ
ば、実施例4の作用に加え溶接部が減少するので信頼性
が向上する。
【0038】実施例6.以下、この発明の実施例6を図
について説明する。図10はこの発明の実施例6におけ
るガス絶縁送電路の構成を示す断面図、図11は図10
における線XI−XIに沿った断面図、図12は図11
における線XII−XIIに沿った断面図、図13は図
10における線XIII−XIIIに沿った断面図であ
る。図において、2,7,8,21,22は実施例1と
同様でありその説明は省略する。32は円筒形で輸送可
能な所定長さの外被、33は導体2の中央側に固定され
突出した二脚の先に先端34を有する二脚形の絶縁スペ
ーサ、35は絶縁スペーサ33の先端34に取り付けら
れる固定金具、36は導体2の端側に固定され突出した
二脚の先に先端37を有する二脚形の絶縁スペーサ、3
8は絶縁スペーサ36の先端37に取り付けられる固定
金具、39は外被32で絶縁スペーサ33の先端34の
対応位置に開口された孔、40は孔39を外側から塞ぐ
とともに内面に固定金具35と係合し外被32の軸方向
に溝41aを形成する案内金具41を有する取付板、4
2は外被32で絶縁スペーサ36の端部37の対応位置
に貫通する小孔である。
【0039】この実施例6の特徴は従来のもの即ち図2
1の例と同様に、ユニットの中央部の絶縁スペーサは外
被へ軸方向の移動が可能な案内溝により支持されるが、
案内溝を有する取付板40を外被32に開口する孔39
によって、外部から取り付ける構造としたことである。
このような構成の組み立ては、まず、取付板40を外被
32の孔39の部分に溶接などにより固着する。なお、
この案内金具41は図12に示すように溝41aを形成
する。一部41bが切り欠かれている。次に一体となっ
ている導体2と固定金具35を取り付けた絶縁スペーサ
33および絶縁スペーサ36を外被32の中に壁面に触
れないように挿入、その後図12の矢印に示した方向に
鎖線で示した固定金具35を動かして、案内金具41の
溝41aに滑り込ませ絶縁スペーサ36が外被32の軸
方向にのみ可動となる支持を行う。一方、外被32の端
側に置かれる絶縁スペーサ36は図13のように外被3
2に明けられた小孔42を介して固定金具38により固
定されて所定長さのユニット43となる。なお、小孔4
2の部分の気密はユニット間を接続する接続環21が外
被32に溶接されて確保される。
【0040】この構成によれば、実施例1と同様絶縁ス
ペーサ36を外被32へ支持するために、外被32を切
断するというような大掛かりな作業を行う必要がない。
また、外被32の端から遠い複数個所での取付金具41
の取り付けを行えば一つのユニット43で、3個所以上
の個所で絶縁スペーサ36を取り付けることも可能で、
長いユニットの場合に効果的である。
【0041】実施例7.また、上記実施例6ではユニッ
トの接続において小孔42を有する一方側の外被32端
に他方側の外被32端を当接させ接続環21を両外被に
溶接して接続する構成のものとしたが、実施例7として
図14に示すように、他方側の外被32に拡管部32a
を設け、小孔42を有する一方側外被32を覆って外被
同志を溶接して接続するようにすれば、実施例6の作用
に加え溶接部が減少するので信頼性が向上する。
【0042】実施例8.また、上記実施例6ではユニッ
ト43間で接続される隣接する外被32は当接し、固定
金具38が取り付けられる小孔42が一方側の外被32
に設けられているものを示したが、実施例8として図1
5に示すように、外被32間に所定隙間32bを設け、
この所定隙間32bに外被32と内外径がほぼ等しく小
孔42を有する環状の取付環44を外被32間に挟み込
んで、この取付環44に絶縁スペーサ37を固定金具3
8でセットし、その後、接続環30で覆い溶接で密閉し
て接続するようにしてもよい。この場合外被32に小孔
42を加工するよりも対象物が小さい取付環44の加工
の方が容易であること、さらに外被32の肉厚の小さい
時には固定金具38が取付困難なためこの方法が良い。
なお、取付環44は環状でなく円環の一部が欠けた形状
であってもよい。また、図示してないが、外被32の一
方側に実施例7のように拡管部を設け、取付環44と他
方側の外被を覆って外被同志を溶接して接続するように
してもよい。
【0043】実施例9.以下、本発明における実施例9
について説明する。図16はこの発明の実施例9におけ
るガス絶縁送電路の構成を示す断面図、図17は図16
における線XVII−XVIIに沿った断面図、図18
は図17における線XVIII−XVIIIに沿った断
面図、図19は図16における線XIX−XIXに沿っ
た断面図である。図において、図10または図15と同
一符号のものはそれぞれ同等品を示す。45は孔39の
位置に固定される取付金具で、ここでは図10で示され
た取付板40と案内金具41を一体とした例を示してい
る。取付金具45は外被32に明けられた孔39に外被
32の外側から、溶接などにより気密に固着される。4
6は微小金属片捕捉装置であり取付環44の低部側を一
部切り欠いた部分に孔明き電極46bが取り付けられ低
電界部46cが形成されている。46aは孔明きのスリ
ットを示す。
【0044】この構成において、ユニット43は以下の
ように組み立てられる。まず、外被32と接続環30の
片側とが溶接などにより固着される。次に導体2へ絶縁
スペーサ33,36を固着し、固定金具35を絶縁スペ
ーサ33に取り付けるとともに微小金属片捕捉装置46
の付いた取付環44を固定金具38で絶縁スペーサ36
に取り付けた後、これら一体となったものを外被32の
中に挿入し固定金具35を取付金具45の溝45aに図
12で示す方法と同様の作業ではめ込む。また、同時に
取付環44を接続環30の内側に挿入する。このように
構成されたユニット43は前述の実施例6のガス絶縁送
電路と同様の作用に加え実施例4の構成を同様に、微小
金属片を捕捉して優れた絶縁性能を発揮する。
【0045】なお、図16の左側はユニット43と異な
り絶縁スペーサに円板形絶縁スペーサ48を用いたユニ
ット47の例を示した。これは長尺のガス絶縁送電路で
は内部の絶縁ガスを気密に区分する必要のある場合があ
り、このような場合にこの構造が採られる。図中、49
は取付環,50はOリング、51は接続環であり、円板
形絶縁スペーサ48を気密に取り付ける。52,53は
微小金属片捕捉装置である。このガス絶縁送電路のユニ
ット47に組み立てる場合には、導体2と固定金具35
を付けた絶縁スペーサ33(図示されていない)と、取
付環49,微小金属片捕捉装置52,53などを取り付
けた絶縁スペーサ48が一体となったものを、外被32
の中に向かって挿入し、絶縁スペーサ33の先端34に
取り付けられた固定金具35が取付金具45の溝45a
に入るように挿入して位置を決めた後、接続環51を外
被32に溶接などにより固着してユニットが組み立てら
れる。なお、前述した実施例1,2,4,6の場合も、
それぞれユニット端側の絶縁スペーサの二脚形の形状を
円板形や円錐形の絶縁スペーサ48を用い、図16と同
様の取り付けを行い、この絶縁スペーサの近傍、例えば
実施例1の図1で右側の絶縁スペーサ12のすぐ左にも
う一個チューリップ型接触子7とシールド8を設けると
いう構造とすることにより前述のガス区分を行うことが
可能である。
【0046】実施例10.また、上記実施例において、
ユニット間の外被接続は外被同志あるいは接続環で溶接
などによる接続のものを示したが、実施例10として図
20に示すように図1における接続環21に代えて外被
11の両端にフランジ54,55を設け、パッキン57
を介しボルト56で締結して接続するようにしてもよ
い。この構成のガス絶縁送電路では、締付場所が外被1
1の溶接接続を行うには狭すぎる場合や、溶接時の汚れ
たガスの排気の難しい場所などにも、ガス絶縁送電路を
据付可能とする。なお、図16のような接続環30を使
用する構成の場合は、接続環30の一方のみ外被32に
溶接し他方にフランジを設け、外被32の端部に設けた
フランジとを締結するようにすればよい。
【0047】なお、その他ガス絶縁送電路でユニットが
長いものにおいて、一つのユニットの導体を3個以上の
絶縁スペーサで支える場合には上記実施例を組み合わせ
て適用することができる。即ち、外被の端部から遠い位
置にある絶縁スペーサのうち1個は図3,図4などのよ
うに外被に対し移動できない取り付けとし、外被の端部
から遠い位置の他の絶縁スペーサは外被に対し移動でき
る図11,図17などのような取り付けを行い、外被の
端部の絶縁スペーサは外被に対し移動できる図6,図9
のような取り付け方法を採ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、所定長さの外被中に、導体と複数個の二脚形の絶
縁スペーサを一体として、絶縁スペーサの二脚先端で支
持して納め形成されたユニットを、長手方向に複数接続
してなるガス絶縁送電路において、ユニットは上記外被
の端部から遠い位置にある1個所の上記絶縁スペーサの
外被への取り付けを先端に対応する位置の外被に小孔を
設けて外被外部から行い、取付後小孔を閉鎖するととも
に、外被端部側の絶縁スペーサの外被への取り付けは絶
縁スペーサ先端に対応する位置の外被に設けた溝部を有
する案内金具により外被の軸方向のみ移動可能としたの
で、外被を分割することなく外被の端部から遠い位置の
絶縁スペーサ先端の固定を可能にし組立が容易で安価な
ガス絶縁送電路が得られる効果がある。
【0049】また、請求項2によれば、ユニットは外被
の端部から遠い位置にある1個所の絶縁スペーサの外被
への取り付けを先端に対応する位置の外被に小孔を設け
て外被外部から行い、取付後小孔を閉鎖するとともに、
ユニット間を外被の外径よりも内径の大きい接続環を用
いて接続しかつ、接続環の内面に外被端部側にある絶縁
スペーサが外被との間で軸方向に移動可能となる案内金
具を設けたので、絶縁スペーサをユニットの中央側およ
び接続側とも同一形状で外被に対して大きい絶縁距離を
確保でき絶縁特性が向上する。
【0050】また、請求項3によれば、ユニットは外被
の端部から遠い位置にある1個所の絶縁スペーサの外被
への取り付けを先端に対応する位置の上記外被に小孔を
設けて外被外部から行い、取付後小孔を閉鎖するととも
に、ユニット間で外被の両端の内いずれか一方側に拡管
部を設け、拡管部は内面に外被端部側にある絶縁スペー
サが外被との間で外被軸方向のみ移動可能となる案内金
具を有しかつ、他方側の外被を覆い外被同志を接続する
ようにしたので、部品を減らすとともに溶接部を減少さ
せて信頼性が向上する。
【0051】また、請求項4によれば、請求項2または
3において、案内金具を設けた内面の下部側に低電界部
より成る微小金属片捕捉装置を設けたので、簡単な構成
で絶縁性を向上させる。
【0052】また、請求項5によれば外被の端部から遠
い位置にある絶縁スペーサの先端に対応する位置の外被
に孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方向にのみ移動
可能な案内溝を有する案内金具を、外被外部から取付部
が気密になるように固定するとともに、外被の端部側に
ある絶縁スペーサの先端に対応する位置の外被に小孔を
設け、小孔を利用して先端を固定後、外被の外径よりも
内径の大きい接続環を用いてユニットの接続及び小孔を
気密閉鎖するようにしたので、外被を分割することなく
ユニットの接続から遠い位置の絶縁スペーサ先端を軸方
向のみ移動を可能にし組立が容易で安価なガス絶縁送電
路が得られる。
【0053】また、請求項6によれば、外被の端部から
遠い位置にあるスペーサの先端に対応する位置の外被に
孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方向にのみ移動可
能な案内溝を有する案内金具を、外被外部から取付部が
気密になるように固定するとともに、外被の端部側にあ
るスペーサの先端に対応する位置の一方の外被に小孔を
設け、小孔を利用して先端を固定しかつ、ユニット間の
外被同志の接続は他方の外被に拡管部を設け一方側を外
側から覆い外被同志を気密に接続したので、拡管部が部
品を減らすとともに溶接部を減少させて信頼性が向上す
る。
【0054】また、請求項7によれば、外被の端部から
遠い位置にあるスペーサの先端に対応する位置の外被に
孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方向にのみ移動可
能な案内溝を有する案内金具を、外被外部から取付部が
気密になるように固定するとともに、外被の端部側にあ
る絶縁スペーサは隣接する外被端間にはめ込まれた円環
状あるいは円環の一部が欠けた形状で絶縁スペーサの先
端に対応する位置に小孔を有する取付環に、小孔を利用
して固定しかつ、外被の外径よりも内径の大きい接続環
を用いて外被同志を気密接続するようにしたので、外被
と分割された取付環が小孔の加工を容易にする。
【0055】また、請求項8によれば、外被の端部から
遠い位置にある絶縁スペーサの先端に対応する位置の外
被に孔を設け、孔に位置して先端が外被軸方向にのみ移
動可能な案内溝を有する案内金具を、外被外部から取付
部が気密になるように固定するとともに、外被の端部側
にある絶縁スペーサは隣接する外被端間にはめ込まれた
円環状あるいは円環の一部が欠けた形状で絶縁スペーサ
の先端に対応する位置に小孔を有する取付環に、小孔を
利用して固定しかつ、ユニット間の外被同志の接続は一
方の外被に拡管部を設け、取付環と他方の外被の外側か
ら覆い外被同志を気密に接続したので、拡管部が部品を
減らすとともに溶接部を減少させて信頼性が向上する。
【0056】また、請求項9によれば、請求項7または
8において、取付環の下部側に低電界部より成る微小金
属片捕捉装置を設けた簡単な構成で絶縁性を向上させ
る。
【0057】また、請求項10によれば、請求項5〜9
のいずれかにおいて、案内金具は案内溝の縁の一部を切
欠いた形状とし、導体と一体の絶縁スペーサを外被中に
挿入する時、上記絶縁スペーサの先端が上記外被に接し
ないように外被軸方向に移動し、上記切欠き部近傍に達
してから外被軸の直角方向に移動して上記案内金具の溝
部に上記絶縁スペーサ先端を挿入し、さらに上記案内金
具の切欠き部のない部分まで軸方向に移動して組立を行
うようにしたので導体の外被内への挿入および支持が容
易にかつ適確にできる。
【0058】また、請求項11によれば、請求項1〜9
のいずれかにおいて、ユニットの接続側にある絶縁スペ
ーサの内一部を円板あるいは円錐形状のものとし内部絶
縁ガスの区分を行ったので、内部で発生した事故の他の
ユニット部分へ影響することを防止する。
【0059】また、請求項12によれば、請求項1〜9
のいずれかにおいて、ユニットの外被あるいは接続環に
よる接続はそれぞれ接続端に一対のフランジを対向して
設けフランジを気密結合して接続するようにしたので、
溶接接続の実施が不具合な時据付接合を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1におけるガス絶縁送電路
の構成を示す断面図である。
【図2】 図1における線II−IIに沿った断面図で
ある。
【図3】 図1における線III−IIIに沿った断面
図である。
【図4】 図3に対応する他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】 この発明の実施例2におけるガス絶縁送電路
の構成を示す断面図である。
【図6】 図5における線VI−VIに沿った断面図で
ある。
【図7】 この発明の実施例3におけるガス絶縁送電路
の構成を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施例4におけるガス絶縁送電路
の構成を示す断面図である。
【図9】 図8における線IX−IXに沿った断面図
(A)と部分斜視図(B)である。
【図10】 この発明の実施例6におけるガス絶縁送電
路の構成を示す断面図である。
【図11】 図10における線XI−XIに沿った断面
図である。
【図12】 図11における線XII−XIIに沿った
断面図である。
【図13】 図10における線XIII−XIIIに沿
った断面図である。
【図14】 この発明の実施例7におけるガス絶縁送電
路の構成を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施例8におけるガス絶縁送電
路の構成を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施例9におけるガス絶縁送電
路の構成を示す断面図である。
【図17】 図16における線XVII−XVIIに沿
った断面図である。
【図18】 図17における線XVIII−XVIII
に沿った断面図である。
【図19】 図16における線XIX−XIXに沿った
断面図である。
【図20】 この発明の実施例20におけるガス絶縁送
電路の構成を示す断面図である。
【図21】 従来のガス絶縁送電路の構成を示す断面図
である。
【図22】 図21における線XXII−XXIIに沿
った断面図である。
【符号の説明】
2 導体、11 外被、11b 拡管部、12 絶縁ス
ペーサ、13 先端、14 固定金具、15 絶縁スペ
ーサ、16 先端、17 固定金具、18 案内金具、
19 小孔、20 ふた、21 接続環、23 ユニッ
ト、30 接続環、30a 所定隙間(内面)、31
微小金属片捕捉装置、31b 電極、31c 低電界
部、32 外被、32b 拡管部、33 絶縁スペー
サ、34 先端、35 固定金具、36 絶縁スペー
サ、37 先端、38 固定金具、39 孔、40 取
付板、41 案内金具、41a 溝、41b 切欠き、
42 小孔、43 ユニット、44 取付環、45 取
付金具、46 微小金属片捕捉装置、46b 電極、4
6c 低電界部、47 ユニット、48 円板形絶縁ス
ペーサ、54,55 フランジ、56 締結ボルト。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さの外被中に、導体と複数個の二
    脚形の絶縁スペーサを一体として、上記絶縁スペーサの
    二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手方
    向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、上記ユ
    ニットは上記外被の端部から遠い位置にある1個所の上
    記絶縁スペーサの上記外被への取り付けを上記先端に対
    応する位置の上記外被に小孔を設けて上記外被外部から
    行い、取付後上記小孔を閉鎖するとともに、上記外被端
    部側の上記絶縁スペーサの上記外被への取り付けは上記
    絶縁スペーサ先端に対応する位置の上記外被に設けた溝
    部を有する案内金具により上記外被の軸方向のみ移動可
    能としたことを特徴とするガス絶縁送電路。
  2. 【請求項2】 所定長さの外被中に、導体と複数個の二
    脚形の絶縁スペーサを一体として、上記絶縁スペーサの
    二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手方
    向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、上記ユ
    ニットは上記外被の端部から遠い位置にある1個所の上
    記絶縁スペーサの上記外被への取り付けを上記先端に対
    応する位置の上記外被に小孔を設けて上記外被外部から
    行い、取付後上記小孔を閉鎖するとともに、上記ユニッ
    ト間を上記外被の外径よりも内径の大きい接続環を用い
    て接続しかつ、上記接続環の内面に上記外被端部側にあ
    る上記絶縁スペーサが上記外被との間で軸方向に移動可
    能となる案内金具を設けたことを特徴とするガス絶縁送
    電路。
  3. 【請求項3】 所定長さの外被中に、導体と複数個の二
    脚形の絶縁スペーサを一体として、上記絶縁スペーサの
    二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手方
    向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、上記ユ
    ニットは上記外被の端部から遠い位置にある1個所の上
    記絶縁スペーサの上記外被への取り付けを上記先端に対
    応する位置の上記外被に小孔を設けて上記外被外部から
    行い、取付後上記小孔を閉鎖するとともに、上記ユニッ
    ト間で上記外被の両端の内いずれか一方側に拡管部を設
    け、上記拡管部は内面に上記外被端部側にある上記絶縁
    スペーサが上記外被との間で外被軸方向のみ移動可能と
    なる案内金具を有しかつ、他方側の外被を覆い外被同志
    を接続するようにしたことを特徴とするガス絶縁送電
    路。
  4. 【請求項4】 案内金具を設けた内面の下部側に低電界
    部より成る微小金属片捕捉装置を設けたことを特徴とす
    る請求項2または3に記載のガス絶縁送電路。
  5. 【請求項5】 所定長さの外被中に、導体と複数個の二
    脚形の絶縁スペーサを一体として、上記絶縁スペーサの
    二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手方
    向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、上記ユ
    ニットは上記外被の端部から遠い位置にある上記絶縁ス
    ペーサの先端に対応する位置の上記外被に孔を設け、上
    記孔に位置して上記先端が外被軸方向にのみ移動可能な
    案内溝を有する案内金具を、上記外被外部から取付部が
    気密になるように固定するとともに、上記外被の端部側
    にある上記絶縁スペーサの先端に対応する位置の上記外
    被に小孔を設け、上記小孔を利用して上記先端を固定
    後、上記外被の外径よりも内径の大きい接続環を用いて
    上記ユニットの接続及び上記小孔を気密閉鎖するように
    したことを特徴とするガス絶縁送電路。
  6. 【請求項6】 所定長さの外被中に、導体と複数個の二
    脚形の絶縁スペーサを一体として、上記絶縁スペーサの
    二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手方
    向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、上記ユ
    ニットは上記外被の端部から遠い位置にある上記絶縁ス
    ペーサの先端に対応する位置の上記外被に孔を設け、上
    記孔に位置して上記先端が外被軸方向にのみ移動可能な
    案内溝を有する案内金具を、上記外被外部から取付部が
    気密になるように固定するとともに、上記外被の端部側
    にある上記スペーサの先端に対応する位置の一方の上記
    外被に小孔を設け、上記小孔を利用して上記先端を固定
    しかつ、上記ユニット間の外被同志の接続は他方の上記
    外被に拡管部を設け上記一方側を外側から覆い外被同志
    を気密に接続することを特徴とするガス絶縁送電路。
  7. 【請求項7】 所定長さの外被中に、導体と複数個の二
    脚形の絶縁スペーサを一体として、上記絶縁スペーサの
    二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手方
    向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、上記ユ
    ニットは上記外被の端部から遠い位置にある上記絶縁ス
    ペーサの先端に対応する位置の上記外被に孔を設け、上
    記孔に位置して上記先端が外被軸方向にのみ移動可能な
    案内溝を有する案内金具を、上記外被外部から取付部が
    気密になるように固定するとともに、上記外被の端部側
    にある上記絶縁スペーサは隣接する上記外被端間にはめ
    込まれた円環状あるいは円環の一部が欠けた形状で上記
    絶縁スペーサの先端に対応する位置に小孔を有する取付
    環に、上記小孔を利用して固定しかつ、上記外被の外径
    よりも内径の大きい接続環を用いて上記外被同志を気密
    接続するようにしたことを特徴とするガス絶縁送電路。
  8. 【請求項8】 所定長さの外被中に、導体と複数個の二
    脚形の絶縁スペーサを一体として、上記絶縁スペーサの
    二脚先端で支持して納め形成されたユニットを、長手方
    向に複数接続してなるガス絶縁送電路において、上記ユ
    ニットは上記外被の端部から遠い位置にある上記絶縁ス
    ペーサの先端に対応する位置の上記外被に孔を設け、上
    記孔に位置して上記先端が外被軸方向にのみ移動可能な
    案内溝を有する案内金具を、上記外被外部から取付部が
    気密になるように固定するとともに、上記外被の端部側
    にある上記絶縁スペーサは隣接する上記外被端間にはめ
    込まれた円環状あるいは円環の一部が欠けた形状で上記
    絶縁スペーサの先端に対応する位置に小孔を有する取付
    環に、上記小孔を利用して固定しかつ、上記ユニット間
    の外被同志の接続は一方の上記外被に拡管部を設け、上
    記取付環と他方の上記外被の外側から覆い外被同志を気
    密に接続することを特徴とするガス絶縁送電路。
  9. 【請求項9】 取付環の下部側に低電界部より成る微小
    金属片捕捉装置を設けたことを特徴とする請求項7また
    は8に記載のガス絶縁送電路。
  10. 【請求項10】 案内金具は案内溝の縁の一部を切欠い
    た形状とし、導体と一体の絶縁スペーサを外被中に挿入
    する時、上記絶縁スペーサの先端が上記外被に接しない
    ように外被軸方向に移動し、上記切欠き部近傍に達して
    から外被軸の直角方向に移動して上記案内金具の溝部に
    上記絶縁スペーサ先端を挿入し、さらに上記案内金具の
    切欠き部のない部分まで軸方向に移動して組立を行うこ
    とを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載のガス絶
    縁送電路。
  11. 【請求項11】 ユニットの接続側にある絶縁スペーサ
    の内一部を円板あるいは円錐形状のものとし内部絶縁ガ
    スの区分を行ったことを特徴とする請求項1〜9のいず
    れかに記載のガス絶縁送電路。
  12. 【請求項12】 ユニットの外被あるいは接続環による
    接続はそれぞれ接続端に一対のフランジを対向して設け
    上記フランジを気密結合してなることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれかに記載のガス絶縁送電路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7193978B2 (en) 2001-02-15 2007-03-20 Ntt Docomo, Inc. Communications system employing a scheme of radio channel setting control
JP2007274823A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toshiba Corp ガス絶縁母線

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