JP2002232223A - チップアンテナおよびアンテナ装置 - Google Patents

チップアンテナおよびアンテナ装置

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JP2002232223A
JP2002232223A JP2001026002A JP2001026002A JP2002232223A JP 2002232223 A JP2002232223 A JP 2002232223A JP 2001026002 A JP2001026002 A JP 2001026002A JP 2001026002 A JP2001026002 A JP 2001026002A JP 2002232223 A JP2002232223 A JP 2002232223A
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antenna
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Takayoshi Konishi
隆義 小西
Takehiko Tsukiji
武彦 築地
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導体の表面電流が少なく、放射効率の高いチ
ップアンテナとアンテナ装置を提供する。 【解決手段】 平行部分24と、平行部分の2つの導線
を一端で直角に短絡する短絡部分25とから成るコの字
状の平行二線22が、誘電体21の表面に一体的に印刷
される。平行部分の上の導線は、誘電体21の正面と上
面との境界で直角に上面に延ばされ、その先に容量板2
3が形成される。容量板はチップアンテナの共振周波数
を下げるのに有効である。平行部分の下の導線から給電
され、短絡部分がアンテナとして機能する。このチップ
アンテナ20は誘電体21の内部に印刷してもよいし、
誘電体21の表面または内部に印刷以外の方法で配置し
てもよい。その場合には、平行二線22は、短絡部分2
5との直交関係を維持される。チップアンテナ20は回
路基板に実装されコプレーナ方式で給電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップアンテナおよ
びアンテナ装置、特にモノポールアンテナ(monopole a
ntenna)の小型化に関する。モノポールアンテナとは、
周知のように、ダイポールアンテナの中央の電流振幅が
最大になる所を接地して残り半分を大地またはグランド
による電気影像で形成するアンテナをいう。なお、ダイ
ポールアンテナは、両端の極性が反対でアンテナに垂直
な方向に極大のある放射パターンを有する。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの電子装置が小型化・軽量化
されてきている中にあって、アンテナは現在でも顕著な
小型化が実現されていない。アンテナは大きく広い面積
を有していると利得は高いが、小型化すると動作利得が
低下するからである。小型化によって、アンテナのイン
ピーダンス特性は悪化し、特に入力抵抗値は低くなる。
その結果、通信装置からの電力がアンテナの入り口で反
射される不整合を生じ、電磁波として放射される電力が
損なわれることになる。しかし、最近のパソコンや携帯
電話の急速な普及によって、パソコン間通信やブルート
ゥース(Bluetooth)によるパーソナルエリア間通信需
要に応じるために、より小型で高性能のアンテナが望ま
れている。
【0003】アンテナの長さをある程度に維持しつつ小
型化を図る技術として、従来からミアンダ(mianda)ラ
インまたはヘリカル(herical)ライン構成を採用した
アンテナが知られている。Miandaとはうねり路、herica
lとは螺旋の意である。すなわち、アンテナ本体をうね
り状または螺旋状に形成するのである。
【0004】例えば、特開平9−55618号公報には
「チップアンテナ」(従来技術1)として、ミアンダライ
ン構成のアンテナが記載されている。このチップアンテ
ナ100は、図13に斜視図で示すように、誘電材料を
複数に積層した直方体の基体101の一方の主面107
上に、一端が給電部102で、他端が自由端103の導
体104を10か所のコーナを有するミアンダ形状にし
て、印刷,蒸着,貼り合わせ,あるいはメッキすること
により形成される。ミアンダ状の導体104は、基体1
01の一方の短い側面から、相対する他方の短い側面に
かけて設けられている。基体101の一方の端面108
には、導体104に対する給電部102が接続される給
電用端子105が形成され、他方の端面109には、チ
ップアンテナ100を外部回路が設けられた実装基板
(図示せず)等に固定する固定用端子106が形成され
ている。
【0005】ところで、アンテナによって電磁波を放射
するには強い電流が必要であり、通常はこの電流を給電
点付近に発生させる。また、給電側と整合をとるには放
射抵抗を50オームとするための長さを要する。アンテ
ナ本体の余の部分は、実は、強い電流を所定の周波数で
共振によって発生させるために必要とするだけである。
【0006】このような観点に立って、上記アンテナの
余の部分をリアクタンス素子で置換することによりアン
テナを短くしようとする技術も知られている。例えば、
特開2000−188506号公報には「アンテナ装
置」(従来技術2)として、この種のアンテナが記載され
ている。このアンテナ装置は、図14に正面図で示すよ
うに、給電点113に接続された給電および放射用の直
線状導体パターン112の先端に、リアクタンス素子1
14が電気的に接続されている。リアクタンス素子11
4は、ミアンダ状導体等のように進行方向の長さがその
直角方向の長さよりも長い導体であって、プリント基板
110上のうちで、両面ともGNDパターン111が存
在しない部分に設置されている。また、直線状導体パタ
ーン112の長手方向とリアクタンス素子114の長手
方向とは垂直に配置され、逆L型を構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術1では、電磁波を導体線路に沿って通し、導
体線路長を波長の四分の一にすることでアンテナの共振
を得るため、導体線路を多数回往復させるので、線路長
が長くなりアンテナの小型化の障害になるという第1の
問題点がある。
【0008】また、狭い面積にできるだけ長い導体線路
を入れようとして導体線路を幾重にも折り曲げるため、
導体線路の間隔が小さくなり、導体線路間の電磁界結合
が強まるので、導体表面電流と導体の高周波損失と誘電
体損失の増大をもたらし、結果として、アンテナの放射
効率と利得を低下させるという第2の問題点がある。
【0009】更に、モノポールアンテナは開空中にある
ため周囲の金属部品などと電磁界結合を起こし易く、特
性が実装環境によって変化し易いので、実装時のずれを
見込んで広帯域幅に設計しておく必要がある。しかし、
従来技術1では、導体線路間隔の短縮によってアンテナ
の小型化を図るため、導体間の電磁界エネルギーの増加
が狭帯域をもたらし、アンテナ実装時に周辺部品の影響
を受けて特性が変化し易くなるという第3の問題点もあ
る。
【0010】また、上述した従来技術2では、リアクタ
ンス素子を採用しているが、このリアクタンス素子は個
別部品によるものであるため、アンテナトータルの製作
費を増大させるという第1の問題点がある。
【0011】また、このような異種の2部品構成の下で
は、アンテナ動作の正確な解析が困難となり、現実のア
ンテナが設計どおりの特性を示さない場合があるという
第2の問題点もある。
【0012】従って、本発明の第1の目的は、小型であ
りながら広帯域幅を有し、ひいては周辺部品の影響を受
け難く、実装性の良いチップアンテナおよびアンテナ装
置を提供することにある。
【0013】本発明の第2の目的は、小型でありながら
低損失で放射効率と利得の高いチップアンテナおよびア
ンテナ装置を提供することにある。
【0014】本発明の第3の目的は、構造がシンプルで
製作工数が少なく、したがって低コストかつ正確な解析
が容易なチップアンテナおよびアンテナ装置を提供する
ことにある。
【0015】本発明の第4の目的は、上記の高性能を維
持しつつ、多周波動作を行えるチップアンテナおよびア
ンテナ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のチップア
ンテナは、一対の平行部分(図1の14,図2の24)
と、該平行部分の一端で平行部分を直角に短絡する短絡
部分(図1の15,図2の25)とが一体的に形成され
た平行二線(図1の12)ないしコの字状線路の導体
(図2の平行二線22)であって、平行部分の一つから
給電されることを特徴とする。
【0017】第2の本発明のチップアンテナは、一対の
平行部分(図1の14,図2の24)と、該平行部分の
一端で平行部分を直角に短絡する短絡部分(図1の1
5,図2の25)とから成る平行二線(図1の12)な
いしコの字状線路の導体(図2の平行二線22)と、平
行部分の一つに短絡部分と平行に接続された給電線(図
1のアンテナ給電線13)とが一体的に形成され、平行
部分の一つから給電されることを特徴とする。
【0018】このように、一端短絡の一対の平行二線な
いしコの状字導体を採用したため、導体の電磁界結合お
よび表面電流,分布キャパシタンスが少なく、したがっ
て低損失,高効率,高利得,広帯域のチップアンテナお
よびアンテナ装置が得られることになる。また、導体の
電磁界結合が弱まり、実装環境の影響も比較的小さくな
る。更に、平行二線ないしコの状字導体を一体的に形成
するため、構造がシンプルで製作工数が少なく低コスト
で、かつ正確な解析が容易になる。
【0019】本発明のチップアンテナは、平行部分の少
なくとも一箇所には、平行二線ないしコの字状線路の導
線および給電線と一体的に形成されたキャパシタンス素
子を設けてもよい。キャパシタンス素子はチップアンテ
ナの共振周波数を下げ、結果としてチップアンテナの小
型化に寄与する。キャパシタンス素子は、平行二線ない
しコの字状線路の導線と共に、回路基板(図10の73)
ないし誘電体の表面、または誘電体内部の一つの面に形
成されてもよい。また、単独で(図2の23)、あるい
は上記のキャパシタンス素子と重畳的に誘電体の上面に
設けられてもよい(図7の43,図9の63)。
【0020】また、キャパシタンス素子は、平行二線な
いしコの字状線路の導線と共に、誘電体の表面、または
誘電体内部に形成され、平行部分の同じ位置で両方から
相手平行部分に向けて延ばされた導線で構成されてもよ
いし(図6のC1,C2)、平行部分の片方から相手平行部
分に向けて延ばされた導線で構成されてもよい(図7の
折返し42)。更に、誘電体の肉厚方向へ向かい、かつ
平行二線ないしコの字状線路と垂直な平面内に形成され
てもよい(図8)。図6に示すような複数のキャパシタ
ンス素子を形成すれば、複数の共振周波数を得ることが
できる。また、図8に示すように誘電体の肉厚方向へ向
って複数のキャパシタンス素子を形成すれば、平行部分
を短縮することができる。
【0021】また、給電線が、平行二線ないしはコの字
状線路の導体と同一の面上に形成されていてもよい(図
1のアンテナ給電線13)し、またはキャパシタンス素
子と回路基板の同一の面上に形成されてもよい。また、
キャパシタンス素子と共に回路基板の同一の面上に形成
されてもよい(図10)。さらに、平行二線ないしコの字
状線路の導体とキャパシタンス素子とが誘電体表面上あ
るいは内部にあり、給電線が回路基板上にあってもよい
(図4)。
【0022】また、キャパシタンス素子およびインダク
タンス素子として、平行二線ないしコの字状導体の一方
の平行部分から他方の平行部分に向けて、少なくとも一
つの一端開放のミアンダラインを形成してもよい(図
9)。ミアンダラインの部分的な採用は大きいインダク
タンスを得るのに有効である。
【0023】平行二線ないしコの字状導体,給電線およ
びキャパシタンス素子は回路基板または誘電体に印刷さ
れることによって形成されてもよい。また、誘電体を積
層構造とし、誘電体層の上に導線を印刷することによ
り、導線を誘電体の内部に組み込んでもよい。誘電体の
形状は直方体,立方体,円筒,円柱(図12)または多角
柱であってもよい。これによって、チップアンテナの様
々な使用形態に応じることができる。
【0024】第1の本発明のアンテナ装置は、チップア
ンテナ(図4の20)と、グランド電極(図4の28)
を一部除去した非グランド領域を有する回路基板(図4
の26)とから成り、給電線(図4の27)が非グラン
ド領域に配置されるようにチップアンテナを回路基板の
表面に実装し、グランド領域をチップアンテナの接地板
として使用するようにしたことを特徴とする。このよう
な構造によって、給電に必要なグランドを確保しつつ、
グランドによる弊害を軽減した。
【0025】第2の本発明のアンテナ装置は、給電線
(図11の83)を有するチップアンテナ(図11の8
0)と、チップアンテナが表面に実装され、裏面におい
てグランド領域(図11の88)を一部除去した非グラ
ンド領域を有する回路基板(図11の86)とから成
り、グランド領域と、給電線の裏面に当る領域とをチッ
プアンテナの接地板として使用し、チップアンテナを非
グランド領域の表面に配置するようにしたことを特徴と
する。この結果、通常使用されるグランド裏打ちの回路
基板を使用しながら、給電に必要なグランドを確保しつ
つ、グランドによる弊害を軽減した。
【0026】
【発明の実施の形態】第1の本発明のチップアンテナ
は、一対の平行部分と該平行部分の一端で平行部分を直
角に短絡する短絡部分とが一体的に形成された平行二線
ないしコの字状線路の導体であって、平行部分の一つか
ら給電されるようにしたものである。
【0027】第2の本発明のチップアンテナは、一対の
平行部分と該平行部分の一端で平行部分を直角に短絡す
る短絡部分とから成る平行二線ないしコの字状線路の導
体と、平行部分の一つに短絡部分と平行に接続された給
電線とが一体的に形成され、平行部分の一つから給電さ
れるようにしたものである。
【0028】また、第1の本発明のアンテナ装置は、上
記チップアンテナと、グランド領域を一部除去した非グ
ランド領域を有する回路基板とから成り、給電線が非グ
ランド領域に配置されるようにチップアンテナを回路基
板の表面に実装し、グランド領域をチップアンテナの接
地板として使用するようにしたものである。
【0029】第2の本発明のアンテナ装置は、上記チッ
プアンテナと、該チップアンテナが表面に実装され、裏
面においてグランド領域を一部除去した非グランド領域
を有する回路基板とから成り、グランド領域と、給電線
の裏面に当る領域とをチップアンテナの接地板として使
用するようにしたものである。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら具体的に説明する。なお、以下の説明では、チッ
プアンテナおよびアンテナ装置は便宜上全て縦に立たさ
れているものとするが、横置きの状態で使用されること
も多い。
【0031】(第1実施例)図1(A)は本発明のチッ
プアンテナの第1実施例を示す外観図である。このチッ
プアンテナ10は、例えばセラミック製の直方形の誘電
体11と、誘電体11の正面表面に印刷された導体で形
成された平行二線12と、平行二線12と接続されたア
ンテナ給電線13とで構成されている。平行二線12は
上下二つの導線から成る平行部分14と、上下二つの導
線を右端で短絡する短絡部分15とで構成されている。
平行二線12の内の短絡部分15もアンテナとして機能
するため、短絡部分15はアンテナ給電線13と同方向
に向くように印刷される。平行部分14の下の導線が開
放端でアンテナ給電線13と直角に接続される。
【0032】平行二線12全体とアンテナ給電線13と
は一体的に形成される。また、平行二線12およびアン
テナ給電線13は、誘電体11の内部に印刷してもよい
し、誘電体11の表面または内部に印刷以外の方法で配
置してもよい。その場合でも、平行二線12はアンテナ
給電線13との直交関係を維持するように留意される。
平行二線は必ずしも直線である必要はなく、二線間の間
隔が一定に保たれるならば、うねっていてもよい。うね
らすことにより、限られたスペース内で平行二線の長さ
を長くできるため、装荷インダクタンスを大きくでき、
したがってアンテナを小型化することができる。
【0033】このアンテナ10をモノポールアンテナと
して使用する場合には、誘電体11を金属の地板の上に
配置し、誘電体11と地板(図示省略)との間に給電部
16(図1(B)に示す)を配備する。給電部16の近
傍では、アンテナ給電線13が地板に垂直となるように
する。給電部16から供給される電流振幅が給電部16
の近傍で最大となるように共振させることによって、給
電部16の近傍に強い電流が流れ、共振周波数の電磁波
となっ大気中に放射されるのである。
【0034】ここで、一端短絡の平行二線12の開放端
から見たインピーダンスZ(L)は、平行二線12の短絡部
分15までの長さをL、電磁波の波長をλ、線路の特性
インピーダンスをZ0とするとき、線路幅を無視すれば、
Z(L)=jZ0・tan(2πL/λ)と表わせる。従って、一端短絡
の平行二線12は、長さLが1/4波長以下の場合には0〜
無限大のインダクタンス素子として機能することにな
る。平行二線12の長さLが1/4波長以下である場合のア
ンテナ線路13および給電部16を含めた等化回路を図
1(B)に示す。図1(B)においては平行二線12の
往復のインダクタンスを1つにまとめて示している。
【0035】ところで、モノポールアンテナでは、アン
テナ給電線13から電磁波を放射する場合に給電部16
からアンテナ給電線13に供給される電流iは、給電部
16からの距離、すなわちチップアンテナ10の高さh
によって図1(C)に示すように、給電部16の近傍で
最大になるように設定することが知られている。この電
流分布の設定は、放射される電磁波の周波数で共振する
ようにアンテナ給電線13の長さおよびインピーダンス
Z(L)を調節することによって行なう。すなわち、給電部
16から見た入力インピーダンスZ(L)のリアクタンス部
が0に近くなるように調整するのである。インピーダン
スZ(L)の値を与える上式は、概略値を示すだけであり、
細かくは線路幅,線路間隔および特性インピーダンスZ0
を調節して定める。平行二線12のうちの平行部分14
は細く、短絡部分15は太いほど放射可能な電磁波の帯
域幅を広くできる。
【0036】図1(C)から明らかなように、給電部1
6から離れるにつれて電流iの値は低下し、放射には関
係しなくなる。そこで、このアンテナ給電線13が無く
てもよくなる部分から先はアンテナ給電線13の代わり
に平行二線12を装荷するのである。このような平行二
線12によるアンテナ給電線13の部分的な置換をして
も、アンテナ給電線13の長さおよびインピーダンスZ
(L)の適切な調節によって、給電部16から見た場合に
アンテナ給電線13が十全な長さで存在するように見せ
かけることができる。この結果、アンテナ給電線13を
短くすることができる。
【0037】また、ミアンダアンテナやヘリカルアンテ
ナに比べて線間の電磁界結合量が少ないため、導体の表
面電流の生成が少なくなり、導体損失も小さく、放射効
率が向上する。インダクタンスの生成能力が緩やかであ
り、導体の表面電流の生成が少なくなり、導体損失が大
きくならず放射効率が向上する。更に、平行二線12と
アンテナ給電線13とが同種の線路であるため、チップ
アンテナ10の解析と製作が容易である。
【0038】次に、チップアンテナ10のサイズの決め
方について説明する。チップアンテナ10と給電部16
との整合をとり、チップアンテナ10からの反射電力を
最小にするには、前述のように給電部16から見た入力
インピーダンスのリアクタンス部を0に近づけるだけで
なく、入力インピーダンスの抵抗分を給電部用同軸ケー
ブルの特性インピーダンス50オームに一致させる必要
がある。この観点からは、アンテナ給電線13の近傍ま
で同軸ケーブルなど伝送線路状のもので構成するのが望
ましい。
【0039】入力抵抗値は、チップアンテナ10の電力
損失、すなわち熱損失と放射損失の合計を抵抗値に置換
したものになる。熱損失は導体損失と誘電体損失から成
り、放射損失は電波の放射による電力損失である。熱損
失に係る抵抗の値はアンテナ給電線13の長さに比例す
る。一方、放射損失に係る抵抗(放射抵抗)の値は、線
状アンテナの理論によると、(アンテナ給電線の長さ/
波長)の2乗に比例することが知られており、アンテナ
の放射能力の指標となる。
【0040】この場合、アンテナ給電線13上の電波の
波長は、誘電体11の厚さ,比誘電率,アンテナ導体を
誘電体11の表面に印刷するか、内部に印刷するかで変
わってくるので、上述の入力抵抗値の定め方にこれらを
も加味してアンテナ給電線13の長さを決める。すなわ
ち、入力インピーダンスの抵抗分が50オームとなるよ
うにアンテナ給電線13の長さを定めるのである。
【0041】なお、平行二線12の平行部分14からの
電波放射はなく、また、短絡部分15の長さがアンテナ
給電線13の長さに対して無視できるほど短い場合に
は、給電部16から見た入力抵抗値を定めるに当って平
行二線12を考慮する必要はなくなる。
【0042】また、チップアンテナ10の入力インピー
ダンスの虚数部については、1/4波長モノポールアンテ
ナでは、0に近いときに共振が得られ、平行二線12の
長さ,平行部分14の上下の線路間隔,線幅を調整して
適切な周波数で共振するようにする。ただし、実際に
は、入力インピーダンスの虚数部は、0よりも少し正の
方へずれたときに強い共振を起こす。それは、少し正の
方へずれた場合にアンテナ給電線13の電流振幅が最大
になり、放射抵抗値が50オームに近づいて前述の整合
条件により接近するからである。
【0043】平行二線12の特性インピーダンスZ0は
次式で与えられる。 Z0=1/(πη)・Ln(4D/w) ここに、1/η=sqrt(μ/ε)=377sqrt(μs/εs)、μは平
行二線12の周辺に在る物質の透磁界率、εはその誘電
率、μsはその比透磁界率、εsはその比誘電率、Dは線
の中心間の間隔、wは線幅であり、D>>wとする。なお、
比誘電率εsは平行二線12周辺物質の比誘電率から定
まる実効比誘電率であり、誘電体12に印刷された平行
二線12では、誘電体12の比誘電率と空気の比誘電率
との平均値となる。したがって、この場合の実効比誘電
率は誘電体12の比誘電率より小さいので、平行二線1
2が誘電体12の内部に実装された場合よりは波長短縮
効果が小さくなる。
【0044】上式によると、誘電率εが高いほど、線の
中心間の間隔Dが近いほど、あるいは線幅wが広いほど特
性インピーダンスZ0は低インピーダンスになる。逆
に、誘電率εが低いほど、線の中心間の間隔Dが遠いほ
ど、あるいは線幅wが狭いほど特性インピーダンスZ0
は高インピーダンスになる。特性インピーダンスZ0が
高いということは、平行二線12の線間の電磁界結合が
小さいことを意味し、その結果として、平行二線12の
表面電流を減少させ、導体損失を低減し、放射効率を上
げ、帯域幅を広げる。
【0045】以上の事項を勘案して、平行二線12の長
さ,線幅および線間間隔を調整することによって、チッ
プアンテナ10の装荷インダクタンスを調整し、必要な
周波数での共振を起こさせるようにする。
【0046】このように、本発明が採用する平行二線装
荷方式は、ミアンダのように線路長をできるだけ長くと
って線路長によりアンテナを共振させる考え方ではな
く、リアクタンス装荷によって短いアンテナ給電線によ
ってアンテナを共振させようとする考え方に基づくもの
である。更に、平行二線の特性インピーダンスを比較的
高くすることにより、二線間の電磁界結合を弱め、アン
テナの高周波特性を改善するものである。
【0047】(第2実施例)第1実施例における平行二
線12は高周波電磁界中で電磁界結合し、その短絡部分
15には大きい短絡電流が流れる。第1実施例の短絡部
分15は比較的短いため、この部分のアンテナ動作は無
視したが、第2実施例は、短絡部分を長くしてチップア
ンテナをコの字として、短絡電流をアンテナ動作に積極
的に利用しようとするものである。更に、短絡部分を長
くすることにより、平行二線の線間距離が長くなり、そ
の結果、平行二線の特性インピーダンスは大きくなり、
二線間の電磁界結合は弱まり、アンテナの高周波特性が
改善される。
【0048】図2は本発明のチップアンテナの第2実施
例を示す外観図である。このチップアンテナ20は、直
方形の誘電体21と、誘電体21の正面表面に印刷され
たコの字状の導体で形成された平行二線22と、誘電体
21の上面に印刷されたL字状の導線で形成された容量
板23とで構成される。平行二線22は上下二つの導線
から成る平行部分24と、上下二つの導線を右端で短絡
する短絡部分25とで構成されている。短絡部分25は
第1実施例における短絡部分15より充分長くされる。
【0049】平行二線22の上側の導線は、誘電体21
の正面と上面の継ぎ目において、その向きを90度変え
て接続導線として上面で誘電体21の肉厚方向へ延び、
上面の容量板23に接続されている。容量板23は、平
行二線22の導線や接続導線の幅より広い同種の導線で
あって、接続導線と直角に上面に印刷されている。な
お、平行二線22と容量板23は、誘電体21の内部に
印刷してもよいし、誘電体21の表面または内部に印刷
以外の方法で配置してもよい。
【0050】図3は図2に示したチップアンテナ20の
展開図であり、図3(A)は正面図、図3(B)は平面
図、図3(C)は底面図、図3(D)は左右の側面図、
図3(E)は背面図を示す。また、図4(A)は、図2
および図3に示したチップアンテナ20を回路基板26
に取り付けて、アンテナ装置を構成した場合の外観図で
あり、図5はこのアンテナ装置の側面図である。
【0051】回路基板26は、例えばガラスエポキシ樹
脂で形成され、その表面には、チップアンテナ20と接
続される給電線27と、広いランドを占めるグランド電
極28が印刷されている。グランド電極28は、グラン
ド金属が給電線27の周辺で取り除かれた形になってい
る。給電線27とグランド電極28との間には、チップ
アンテナ20に同軸ケーブルで給電する給電部29が挿
入される。給電点から先はコプレーナ(coplanar)状線
路である。
【0052】図3(A)の正面図に表された平行二線2
2の下側の導線は、誘電体21の正面と底面の継ぎ目に
おいて、その向きを90度変えて給電導線として底面で
誘電体21の肉厚方向へ延びる。誘電体21は、図3
(E)の背面図で示す3隅の取付電極によって回路基板
26と半田付けされて取り付けられる。また、1隅の励
振電極は、上述の底面上の給電導線と接続されており、
給電線27と半田付けされる。したがって、給電部29
からは、給電線27,励振電極および給電導線を経由し
てチップアンテナ20に給電することになる。
【0053】給電線27は、誘電率が誘電体21より低
い回路基板26上に印刷されていることから、そのアン
テナ機能は短絡部分25に比べて希薄であり、給電が主
たる機能となる。したがって、給電線27を回路基板2
6に印刷して構成せず、給電部29からの同軸ケーブル
で代用するようにしてもよい。
【0054】平行二線22のサイズの定め方は、第1実
施例における方法に準ずる。すなわち、チップアンテナ
20の入力インピーダンスの実数部に係る短絡部分25
はアンテナ給電線13、虚数部に係る平行二線22は平
行二線12にそれぞれ対応し、第1実施例におけるそれ
らに関する記述が同様に適用される。
【0055】この実施例の具体的な数値を挙げると、誘
電体21は比誘電率が「21」のセラミックであり、高
さ6ミリメートル、幅4ミリメートル、厚さ1.5ミリメー
トルである。導線の幅は、給電線27が1ミリメート
ル、平行部分24が0.4、短絡部分25が0.5ミリメート
ルである。誘電体21とグランド電極28との間隔は4
ミリメートル、グランド電極28の広さは10ミリメート
ル×30ミリメートル、厚みは0.02ミリメートルである。
この構成のチップアンテナ20をシミュレーション計算
した結果、共振周波数は2.4GHZ、放射効率は95%、帯域
幅は450MHZであった。
【0056】このチップアンテナ20は、同寸法のチッ
プアンテナを導線幅,導線間隔が共に0.5ミリメートル
のミアンダラインで構成した場合に比べて、導体表面電
流が小さく、シミュレーション計算によると導体の熱損
(ジュール損)は1/2であった。一方、ミアンダライン構
成のチップアンテナの放射効率は93%、帯域幅は300MHZ
であった。
【0057】これは、以下の理由によると考えられる。
ミアンダライン構成では、導線の長さが必要なため、導
線を誘電体上で密に這わせる必要があるのに対して、本
発明の平行二線装荷方式では、平行部分の線間間隔を大
きくとってインダクタンスを得る。このため、平行二線
装荷方式の方が線路間の電磁界結合、したがって分布キ
ャパシタンスも小さくなり、導体表面電流、導体近傍の
誘電体内の電界も小さくなる。更に、アンテナに増幅機
能はないので、低損失で効率が良ければ平均利得は高利
得になるのである。このように、平行二線装荷方式は、
金属との電磁界結合が他の方式に比べて小さいため、他
方式よりもモノポールアンテナ本来の性能である、高利
得,高効率および高帯域幅が得られ易いと考えられる。
【0058】また、チップアンテナ20の実装環境によ
る影響を調べるために、グランド電極28の厚みを2ミ
リメートルにした場合、グランド電極28の厚みを0.02
ミリメートルとしグランド電極28の縦方向の長さを短
くした場合、チップアンテナ20の横にグランド電極2
8を張り出した場合のそれぞれについて解析した結果、
いずれの場合にも、この平行二線装荷方式はミアンダラ
イン構成に比べてアンテナ効率に与える影響が小さいこ
とが分かった。ミアンダライン構成のように導線が密に
配置されると、導線による電磁界も密に相互結合するた
め、グランドの影響が大きく出易いのに対して、平行二
線装荷方式は前述のように平行部分の線間間隔が大きく
とられるため、グランドなどの実装環境の影響が比較的
小さいと考えられることによるものと思われる。
【0059】図2,図3および図4に表されているよう
に、第2実施例では平行部分24の先に容量板23が接
続されている。この容量板23は、図4(B)に示すよ
うに平行部分24の先端でグランド電極28との間に大
きいキャパシタンスCを持つことになる。図4(B)の
2つのインダクタンスは、短絡部分25で結合された平
行部分24の上下導線によるものである。したがって、
チップアンテナ20の等価回路は図4(C)のようにL
C直列回路となり、その共振周波数は1/(2π・ルートL
C)である。故に、大きいキャパシタンスCはチップアン
テナ20の共振周波数を下げ、結果として容量板23を
装備することによってチップアンテナ20を小型化でき
る。
【0060】(第3実施例)次に、複数の共振周波数を
得て、複数の周波数の電磁波を放射できるようにした第
3実施例について説明する。複数の共振周波数を得るた
めの多周波動作は、並列共振回路または直列共振回路に
よって行なうことができる。周知のように、並列共振回
路による方法では、角周波数の変化に対してゼロ点と極
が交互に出るが、直列共振回路による方法ではゼロ点を
隣接させることができるため広帯域にできるという特徴
がある。
【0061】図6(A)は並列共振回路による第3実施
例のチップアンテナ30の外観図を示し、図6(B)は
その等価回路を示す。図6(A)においては、平行二線
32の平行部分34の線間間隔を区間aおよびdで狭
め、その各部分でキャパシタンスC1,C2を生じさせてい
る。また、区間b,cおよびeでそれぞれインダクタン
スL1,L2およびL3を生じさせている。
【0062】ここで、区間d,eのC2,L3を例えば2.4
GHZで共振するように設定すれば、2.4GHZではチップア
ンテナ30全体はL1,C1で定まる共振周波数で共振す
る。そこで、L1,C1を2.4GHZで共振するように定め、
更に、チップアンテナ30全体が例えば1.9GHZで共振す
るようにL2を定めると、チップアンテナ30は1.9GHZ
と2.4GHZの2周波数で共振する。
【0063】(その他の様々な実施例)上述した3つの
実施例に現れたアイディアを変形し、または取捨選択
し、または組み合わせることによって、多くのチップア
ンテナおよびアンテナ装置の実施例が考えられる。以
下、その代表的なものを挙げていく。
【0064】第1に、図7に示すように、平行部分44
の下側の導線をそのまま同一平面上で内側へ折り返す形
でキャパシタンス素子を形成すると共に、第2実施例に
おけるように、誘電体41の上面の容量板43も併用す
る。したがって、このチップアンテナ40では、図7
(B)の等価回路に示すように、平行部分44によるイ
ンダクタンスLと折返し42によるキャパシタンスC1に
よる並列回路と、容量板43によるキャパシタンスC2と
の直列接続による直並列回路を生成できる。
【0065】図7(B)の給電部49から見た入力イン
ピーダンスは、Z=-j/ωC2+jωL/(1-LC1ω2)と表せ
る。この式からも明らかなように、LC1の平行根分の1
以下の角周波数では、右辺第2項の分母を分母を0に近
づけることによって、第2項で与えられうインダクタン
スを大きくすることができる。このように、キャパシタ
ンスを使ってインダクタンスの大きさを変換すると、入
力インピーダンスのインダクタンスLを小さくできるた
め、導体の表面電流の生成を抑止し、高効率・低消費電
力化できる。
【0066】第2に、第3実施例を示した図6における
キャパシタンスC1を、図8に示すように、導体A1およ
びA2で、また図6におけるキャパシタンスC2を導体B1
およびB2で構成する。導体A1およびA2,導体B1およ
びB2は、それぞれ誘電体51の肉厚方向へ延ばされて
いる。このような構成は、チップアンテナ50の平行二
線52の長さを平行二線32より短くできるため、第3
実施例の図6(A)に示すように複数のキャパシタンス
生成部分a,dを備えた実施例では特に有効である。
【0067】第3に、図9(A)に示すように、図8の
導体A1およびA2の代わりにミアンダラインD、導体B
1および導体B2の代わりにミアンダラインEを設けると
共に、誘電体61の上面に容量板63を備える。図9
(A)はこのチップアンテナ60の外観図を示し、図9
(B)はその等価回路を示す。図9(A)において、平
行部分64の上側の導線から下側の導線に向けて、2個
所にミアンダラインDおよびEを形成している。ミアン
ダラインDおよびEは大きいインダクタンスを得るため
に導入したのであって、低インダクタンスでよいのなら
直線にしてもよい。
【0068】図9(B)中のインダクタンスL1,L2,
L3,,L4,L5は、図9(A)中のA,B,C,D,
Eの部分によって生じ、またキャパシタンスC1,C2,C3
は、図9(A)中のD,E,容量板63によって生成さ
れることを示す。
【0069】いま、例えばDを2.4GHZで共振する直列共
振系とし、Aを2.4GHZで共振する長さにする。そうする
と、2.4GHZではDは短絡状態になるため、このアンテナ
は2.4GHZで共振する。また、Eを1.9GHZで共振する直列
共振系とし、AおよびBを1.9GHZで共振する長さにす
る。そうすると、1.9GHZではEは短絡状態になるため、
このアンテナは1.9GHZで共振する。D,Eは他の周波数
では短絡状態とならないので、このアンテナは2周波動
作をすることになる。
【0070】第4に、これまでは誘電率の高い誘電体の
上もしくは内部に導体を印刷するチップアンテナおよび
アンテナ装置についての説明であったが、既に述べてい
る平行二線や容量板等のアンテナ構成要素は、誘電体に
ではなく回路基板上に直接導体印刷してもよい。特に、
回路基板が高誘電率材料で構成される場合には、導体を
回路基板に直接印刷しても、小型のアンテナが得られ
る。この場合、誘電体のチップを後付けする必要がな
く、配線回路を回路基板に印刷するのと一緒にアンテナ
構成要素も印刷できるため工数の大幅な削減ができる。
【0071】図10は、容量板73を備えたチップアン
テナ70を回路基板76上の面に印刷した例を示す。こ
の容量板73による効果は、容量板23等による前述の
効果と同じである。また、容量板73は、この例では平
行二線72の上側の平行部分の左端に設けられている
が、もっと右寄りに設けてもよいし、上面に設けてもよ
い。なお、アンテナ給電線77は図1のアンテナ給電線
13、グランド電極78は図4のグランド電極78、給
電部79は図1の給電部16等と変わるところがない。
【0072】第5に、以上の実施例で設けられた容量板
は必須ではない。一端短絡の平行二線は、前述のよう
に、線路の長さが1/4波長に当る電磁波は、その周波数
ではインダクタンスが0になって共振するから、線路長
を適切に採ればよいからである。容量板23,容量板7
3等は、あくまで平行二線22,平行二線72等を短く
するためのものである。逆に、図6および図8では誘電
体の上面に容量板が示されていないが、これは容量板の
形成を排除するものではない。
【0073】第6に、第2実施例で示されたグランド電
極28をマイクロストリップライン構成にする。通常の
回路基板は部品が搭載される面の裏面はグランドになっ
ていることが多いことから、部品搭載面にチップアンテ
ナを実装するのが自然である。グランド電極はモノポー
ルアンテナの給電には必要不可欠であるが、その一方で
アンテナ導体との電磁結合によりアンテナ導体上に表
面電流および分布キャパシタンスを生起し、高周波損失
と帯域幅減少を引き起こすという弊害をもたらす。図1
1は、マイクロストリップライン構成における、このよ
う弊害を抑制する構造を採用した一例を示し、図11
(A)は正面図、図11(B)は側面図、図11(C)
は背面図である。
【0074】図11(C)に示すように、回路基板86
の裏面では、誘電体81の下面から5ミリメートルの範
囲は、給電に必要な最低限のランド幅を残して、他のラ
ンドは印刷を除外している。残されるランド幅は、回路
基板86表面の給電線83の線幅をカバーするに足りる
幅である。この構造では、グランド電極88もチップア
ンテナ80の一部として機能し、電波を放射する。図1
1におけるチップアンテナ80,給電部89は、図4に
示したチップアンテナ20,給電部29と変わるところ
がない。
【0075】第7に、以上に示した実施例の誘電体は直
方体であったが、チップアンテナを回路基板に実装しな
いような使用形態においては、本発明はこれに限定され
ることはなく、誘電体の形状は立方体,円筒,円柱,多
角柱等であってもよい。図12は図1の誘電体11がが
円柱である場合のチップアンテナ90の外観図を示す。
図12では平行二線92は誘電体91の外周を回ってい
る。この実施例によっても他の実施例と同様な効果を得
ることができ、例えば第1実施例との相違はアンテナの
形状のみにあり、給電部93は図4,図11に示した給
電部27,83と変わるところがない。
【0076】なお、第1実施例(図1),第3実施例(図
3)およびその他の実施例(図7,図8,図9)は、チッ
プアンテナを回路基板に実装したアンテナ装置として示
していないが、図4および図5で第2実施例について示
した実装構造や、図11で示したマイクロストリップ給
電方式を採用することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、線路を密に這わ
せることで線路長を長くし、共振に必要な線路長を作り
出すミアンダラインに代わって、一端短絡の一対の平行
二線ないしコの状字導体を採用したため、線路間が高イ
ンピーダンスになり、導体の電磁界結合および表面電
流,分布キャパシタンスが少なく、したがって低損失,
高効率,高利得,広帯域のチップアンテナおよびアンテ
ナ装置が得られるということである。
【0078】また、本発明の第2の効果は、一端短絡の
一対の平行二線ないしコの状字導体を採用したため、導
体の電磁界結合が弱まり、実装環境の影響も比較的小さ
い小型のチップアンテナおよびアンテナ装置が得られる
ということである。
【0079】更に、本発明の第3の効果は、平行二線な
いしコの状字導体を一体的に形成するため、構造がシン
プルで製作工数が少なく低コストで、かつ正確な解析が
容易なチップアンテナおよびアンテナ装置が得られると
いうことである。
【0080】更に、本発明の第4の効果は、上記の効果
を維持しつつ、多周波動作を行えるチップアンテナおよ
びアンテナ装置を得ることもできるということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップアンテナの第1実施例を示す図
【図2】本発明のチップアンテナの第2実施例の外観図
【図3】図2に示したチップアンテナの展開図
【図4】本発明のアンテナ装置の第1実施例を示す図
【図5】図4に示したアンテナ装置の側面図
【図6】本発明のチップアンテナの第3実施例を示す図
【図7】本発明のチップアンテナの第4実施例を示す図
【図8】本発明のチップアンテナの第5実施例の外観図
【図9】本発明のチップアンテナの第6実施例を示す図
【図10】本発明のアンテナ装置の第2実施例を示す図
【図11】本発明のアンテナ装置の第3実施例を示す図
【図12】本発明のチップアンテナの第7実施例の外観
【図13】従来のチップアンテナの一例を示す斜視図
【図14】従来のアンテナ装置の一例を示す正面図
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70,80,90 チップアンテナ 11,21,41,51,61,81,91 誘電体 12,22,32,52,72,92 平行二線 13,93 アンテナ給電線 14,24,34,44,64 平行部分 15,25 短絡部分 16,29,49,69,79,89 給電部 23,43,63,73 容量板 26,76,86 回路基板 27,83 給電線 28,78,88 グランド電極 42 折返し

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の平行部分と該平行部分の一端で平
    行部分を直角に短絡する短絡部分とが一体的に形成され
    た平行二線ないしコの字状線路の導体であって、前記平
    行部分の一つから給電されることを特徴とするチップア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】 一対の平行部分と該平行部分の一端で平
    行部分を直角に短絡する短絡部分とから成る平行二線な
    いしコの字状線路の導体と、 前記平行部分の一つに前記短絡部分と平行に接続された
    給電線とが一体的に形成され、前記平行部分の一つから
    給電されることを特徴とするチップアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記平行部分の少なくとも一箇所に、前
    記平行二線ないしコの字状線路の導体と一体的に形成さ
    れたキャパシタンス素子を設けた請求項1または請求項
    2に記載のチップアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記平行二線ないしはコの字状線路の導
    体と前記キャパシタンス素子とが回路基板ないし誘電体
    の表面、または前記誘電体内部に形成された請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載のチップアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記キャパシタンス素子は、前記平行部
    分の同じ位置で両方から相手平行部分に向けて延ばされ
    た導体で構成される請求項4に記載のチップアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記平行二線ないしコの字状線路の導体
    と前記キャパシタンス素子とが前記回路基板ないし前記
    誘電体に形成され、前記キャパシタンス素子は、前記平
    行部分の片方から相手平行部分に向けて延ばされた導体
    で構成される請求項4に記載のチップアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記給電線が、前記平行二線ないしコの
    字状線路の導体および前記キャパシタンス素子と前記回
    路基板の同一の面上に形成された請求項4に記載のチッ
    プアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記キャパシタンス素子は、前記誘電体
    の肉厚方向へ向かい、かつ前記平行二線ないしコの字状
    導体と垂直な平面内に形成された請求項4に記載のチッ
    プアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記平行二線ないしコの字状導体の一方
    の平行部分から他方の平行部分に向けて、少なくとも一
    つの一端開放のミアンダラインを形成した請求項4に記
    載のチップアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記平行二線ないしコの字状導体が実
    装される面もしくは異なる面に、グランドとの間にキャ
    パシタンスを形成する容量板が設けられた請求項4ない
    し請求項9のいずれかに記載のチップアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記平行二線ないしコの字状導体,前
    記給電線および前記キャパシタンス素子は前記回路基板
    または前記誘電体に印刷されることによって形成される
    請求項4ないし請求項10のいずれかに記載のチップア
    ンテナ。
  12. 【請求項12】 前記誘電体の形状は直方体,立方体,
    円筒,円柱または多角柱である請求項4ないし請求項1
    1のいずれかに記載のチップアンテナ。
  13. 【請求項13】 請求項2ないし請求項12のいずれか
    に記載のチップアンテナと、グランド領域を一部除去し
    た非グランド領域を有する回路基板とから成り、前記給
    電線と前記チップアンテナが前記非グランド領域に配置
    されるように前記チップアンテナを前記回路基板の表面
    に実装し、前記グランド領域を前記チップアンテナの接
    地板として使用するようにしたことを特徴とするアンテ
    ナ装置。
  14. 【請求項14】 請求項2ないし請求項12のいずれか
    に記載の給電線を有するチップアンテナと、該チップア
    ンテナが表面に実装され、裏面においてグランド領域を
    一部除去した非グランド領域を有する回路基板とから成
    り、前記グランド領域と、前記給電線の裏面に当る領域
    とを前記チップアンテナの接地板として使用し、前記チ
    ップアンテナを前記非グランド領域の表側に配置するよ
    うにしたことを特徴とするアンテナ装置。
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