JP2002231699A - フロロカーボン系プラズマ生成用シリコン製電極の洗浄方法およびこれを利用した半導体装置の製造方法 - Google Patents

フロロカーボン系プラズマ生成用シリコン製電極の洗浄方法およびこれを利用した半導体装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリコン製電極からのパーティクルの発生を抑
制し、シリコン製電極を本来の寿命まで使用することを
可能にするフロロカーボン系プラズマを生成する装置の
シリコン製電極の洗浄方法の提供。 【解決手段】フロロカーボン系プラズマを生成する装置
の反応室内にフロロカーボン系ガスを供給するための複
数のガスノズル孔が形成されたプラズマ生成用シリコン
製電極を洗浄する方法であって、プラズマの生成によっ
て形成され、ガスノズル孔内壁に付着したフロロカーボ
ン系ポリマーを、シリコンに対してエッチング作用を有
する無機酸系洗浄液を用いて除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
製造工程に用いられる、ドライエッチング装置などのフ
ロロカーボン系プラズマ生成用のシリコン製電極の洗浄
方法およびこれを適用する半導体装置の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程で用いられるドラ
イエッチング技術では、平行平板の電極を配設した反応
室をもつプラズマドライエッチング装置が一般的に用い
られている。半導体ウェハに対向する電極の材料には、
シリコン、カーボン、シリコンカーバイド、アルミニウ
ム、アルマイト合金等が使用されており、反応ガスの種
類や被エッチング材料に応じて適宜選択されている。半
導体装置の絶縁材料として用いられるシリコン酸化膜の
ドライエッチングの場合は、フロロカーボン系プラズマ
が用いられる。このとき、半導体ウェハに対向する電極
にはシリコンあるいはカーボンが通常用いられる。なか
でも、シリコンはカーボンと比較して不純物濃度が低い
こと、酸素や一酸化炭素を含んだ反応性プラズマでもス
パッタ侵食レートが低く、長寿命であることなど、優れ
た特性を有している。例えば、使用開始後ドライエッチ
ング加工性能が劣化しはじめる時間を寿命として評価し
た場合、スパッタ侵食レートから算出される寿命は、カ
ーボンの場合の3倍程度となる。
【0003】図1に、シリコン酸化膜のドライエッチン
グ装置を示す。同図において、上部石英治具9に周囲を
囲まれた上部電極1および下部石英治具10に周囲を囲
まれた下部電極4の間には高周波電源11から高周波電
力スプリッタ12を介して高周波が印加される。上部電
極1と下部電極4の間に高周波が印加された状態で、プ
ラズマ化させるガス、例えばフロロカーボン系のガスを
ガス導入口8から上部電極1を通って反応室7に導入す
ることにより、フロロカーボン系プラズマを生成させ
る。上部電極1は、上部電極基台2a、ガス分散板2
b、冷却板2cおよびシリコン製電極3からなる。シリ
コン製電極3は例えば特開平8−236505号に記載
されたような方法で高純度シリコンインゴットを加工し
て製造される。半導体ウェハ6は、静電チャック5を用
いて下部電極4上にシリコン製電極3と対向するように
固着される。
【0004】上部電極基台2aには反応性ガスが導入さ
れるガス導入口8が形成されており、ガス分散板2b、
冷却板2cおよびシャワーヘッドとして兼用されるシリ
コン製電極3に形成されたガスノズル孔を通じて反応性
ガスが反応室7内に均一に導入される。このシリコン製
電極3の寸法は、ウェハ6のサイズに依存するが、例え
ば、8インチウェハの場合では、直径280mm、厚さ
5mmのものが使用される。この場合、図2に示すよう
に、電極3には直径0.5mmのガスノズル孔13が6
40個形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シリコン製電極は、上
述したように、長寿命等、優れた特性を有している。と
ころが、シリコン酸化膜用ドライエッチング装置にシリ
コン製電極を用いて実際にドライエッチングを行った場
合、高周波印加(放電)の累積時間が150時間程度に
達した時点でパーティクルが発生し、それ以上の使用が
不可能になるという問題があった。すなわち、シリコン
製電極は、スパッタ侵食レートから算出される寿命に到
達する以前に、パーティクルの発生によって実効的な寿
命が律速されてしまう。なお、この150時間は、カー
ボン電極の寿命と同程度である。
【0006】パーティクルの発生により寿命に至ったシ
リコン製電極のガスノズル孔の内壁には、厚さ3μm程
度のポリマー層が付着していることが確認される。この
ポリマー層をエネルギー分散X線分光(EDX)法で分
析したところ、Siピークは観測されず、C、F、Oの
軽元素ピークのみが観測される。このポリマー層は、シ
リコン酸化膜ドライエッチング装置のエッチャントであ
るフロロカーボン系ガスがプラズマによって気相成長し
たものである。以下、本明細書において、これをCFx
ポリマーと表記する。
【0007】このCFxポリマーは、通常、シリコン酸
化膜ドライエッチング装置の反応室(チャンバ)構成部
品の表面に形成される。プラズマに照射されるチャンバ
構成部品は、主として石英やアルマイトよりなるが、こ
れら表面に形成されるCFxポリマーは、フッ素系有機
溶媒による膨潤特性を利用して洗浄し、除去することが
可能である。一方、上部電極(シリコン製電極)のガス
ノズル孔の内壁に形成されるCFxポリマーは、下地が
シリコンであることにより、石英やアルマイトなどの表
面に形成されたCFxポリマーとは構造的に異なること
が発明者による検討によって明らかになった。
【0008】すなわち、ガスノズル孔の内壁のCFxポ
リマー層は、成長速度が0.1〜0.2nm/min程
度で、石英表面に形成されるCFxポリマーの成長速度
の1%以下と極めて小さい。また、反応生成物の蓄積に
よって形成された石英やアルマイトなどの表面に形成さ
れたCFxポリマーとは構造的に異なり、下地シリコン
とCFxポリマーが化学的に反応して形成された中間層
を介して下地シリコン表面に強固に付着したポリマー層
となっている。そのため、石英やアルマイトなどに付着
したCFxポリマーと異なり、フッ素系有機溶媒では洗
浄除去できないという問題があった。
【0009】上記のフッ素系有機溶媒のような洗浄液を
用いた薬液洗浄以外で、反応室内に蓄積されたポリマー
層を除去する方法としては、クリーニングガスを用いた
ドライクリーニング法が知られている。しかし、この方
法の場合、プラズマが効率的に照射される部分に対する
クリーニング効果は高いものの、プラズマ照射量の少な
いガスノズル孔の内壁部に対する洗浄効果は低い。その
ためクリーニング時間が長時間に及び、スループット、
コストの面で採算が合わず、結局シリコン製電極を短時
間で交換せざるを得ないという問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を鑑み、シリコン
製電極からのパーティクルの発生を抑制し、シリコン製
電極をスパッタ侵食レートから算出される本来の寿命ま
で使用することを可能にする、フロロカーボン系プラズ
マを生成する装置のプラズマ生成用シリコン製電極の洗
浄方法を提供することを第1の課題とするものである。
また、本発明は、本発明のシリコン製電極の洗浄方法を
適用することにより、製造加工される半導体ウェハへの
パーティクルの落下が防止され、それにより製造される
半導体装置の歩留まり低下が抑制される半導体装置の製
造方法を提供することを第2の課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本発明の第1の態様は、フロロカーボン系プ
ラズマを生成する装置の反応室内にフロロカーボン系ガ
スを供給するための複数のガスノズル孔が形成されたプ
ラズマ生成用シリコン製電極を洗浄する方法であって、
前記プラズマの生成によって形成され、前記ガスノズル
孔内壁に付着したフロロカーボン系ポリマーを、シリコ
ンに対してエッチング作用を有する洗浄液を用いて除去
することを特徴とするシリコン製電極の洗浄方法を提供
するものである。
【0012】ここで、前記洗浄液のシリコンに対するエ
ッチング速度は、100nm/min以下であるのが好
ましい。また、洗浄液は無機酸系洗浄液であるのが好ま
しい。
【0013】また、前記洗浄液は、バッファードフッ酸
を含むのが好ましい。また、前記洗浄液は界面活性剤を
含むのが好ましい。
【0014】また、前記ガスノズル孔内壁に付着したフ
ロロカーボン系ポリマーの除去は、前記シリコン製電極
を前記洗浄液に浸漬することにより行うのが好ましい。
また、上記洗浄液への浸漬によるシリコン製電極の洗浄
において、超音波を印加するのが好ましい。
【0015】また、前記シリコン製電極の洗浄方法にお
いて、さらに物理洗浄を行うのが好ましい。ここで前記
物理洗浄が、ドライアイス洗浄であるのが好ましい。
【0016】また、前記ガスノズル孔は、前記シリコン
製電極の2つの対向する面にわたって直線的に開口さ
れ、前記物理洗浄は前記対向する面の一方の面側から行
われ、前記洗浄液による洗浄は前記対向する面の両方の
面側から行われるのが好ましい。
【0017】また、上記第2の課題を達成するために、
本発明の第2の態様は、フロロカーボン系プラズマドラ
イエッチング装置を用いて半導体装置を製造するに際
し、前記プラズマドライエッチング装置の反応室内にフ
ロロカーボン系ガスを供給するための複数のガスノズル
孔が形成されたプラズマ生成用シリコン製電極を、本発
明のシリコン製電極の洗浄方法を用いて洗浄して繰り返
し使用して前記フロロカーボン系ガスのプラズマを生成
し、生成したプラズマを用いて半導体ウェハのドライエ
ッチングを行うことを特徴とする半導体装置の製造方法
を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のシリコン製電極の洗浄方法では、フロロ
カーボン系プラズマを生成する装置の反応室内にフロロ
カーボン系ガスを供給するためにシリコン製電極に形成
されたガスノズル孔の内壁に、プラズマ生成によって形
成され、蓄積したCFxポリマーを除去するために、シ
リコン製電極をシリコンに対してエッチング作用をもつ
洗浄液を用いて、好ましくは洗浄液に浸漬して洗浄す
る。
【0019】本発明において、洗浄液は、シリコンに対
してエッチング作用を有するものであれば、いずれであ
ってもよいが、シリコンに対するエッチング速度(エッ
チレート)が100nm/min以下である洗浄液が好
ましい。このエッチング速度が100nm/min超で
あると、本発明が目的とするシリコン製電極のガスノズ
ル孔の内壁に付着したCFxポリマーの除去には、エッ
チング速度が大きすぎ、下地シリコンが侵食され、ガス
ノズルの孔径が拡大してしまうという問題が生じるので
好ましくない。本発明において、洗浄液は、より好まし
くは、シリコンに対するエッチング速度が0.1nm/
min〜10nm/minの洗浄液である。このエッチ
ング速度が、0.1nm/min未満でも、ポリマーの
除去は可能であるが、エッチング速度が低いため、ポリ
マーを適切に除去するのに長時間を要する。
【0020】シリコンに対するエッチング速度が、上述
した範囲である洗浄液としては、バッファードフッ酸、
または、フッ酸・硝酸混合溶液が好ましく、バッファー
ドフッ酸が、特に好ましい。これらの無機酸系の洗浄液
は、石英やアルマイトの構成部品洗浄に使用されるフッ
素系有機溶媒とは異なり、CFxポリマーに対する膨潤
効果を持たない。しかし、シリコンに対するエッチング
作用を有することにより、CFxポリマーが付着した下
地のシリコンをエッチングし、CFxポリマーを剥離さ
せる作用(リフトオフ作用)によって、シリコン製電極
上に蓄積したCFxポリマーを除去することが可能であ
る。また、シリコンに対して適切なエッチング速度を有
し、リフトオフ作用によってCFxポリマーを除去可能
な洗浄液であれば、これらに限らず、使用することがで
きる。
【0021】本発明のシリコン製の電極の洗浄方法は、
シリコン製電極の複数、すなわち多数のガスノズル孔の
内壁に付着したCFxポリマーを除去できれば、いずれ
であってもよいが、好ましくはシリコン製電極を洗浄液
に浸漬することにより行う。洗浄方法が洗浄液への浸漬
である場合、洗浄液への浸漬時間は、電極へのCFxポ
リマーの付着の程度、および使用する洗浄液のエッチン
グ速度に応じて適宜選択する。例えば、洗浄液がバッフ
ァードフッ酸(フッ化水素6wt.%,フッ化アンモニ
ウム30wt.%)の場合、前記エッチング速度が1n
m/min程度であるので、高周波印加の累積時間が1
50時間で、パーティクルの発生が認められるシリコン
製電極を洗浄する場合、75時間以上浸漬することが好
ましい。
【0022】本発明の洗浄方法において、洗浄液には界
面活性剤を含めてもよい。本発明のシリコン製電極の洗
浄方法において、シリコン製電極に対して洗浄効果が高
いバッファードフッ酸およびフッ酸・硝酸混合溶液を用
いてシリコン製電極を洗浄した場合、ガスノズル孔内壁
にマイクロラフネスの発生が認められる場合がある。バ
ッファードフッ酸の場合を例にとると、Rmax 15μm
程度のマイクロラフネスがガスノズル内壁に発生するこ
とがある。この程度のマイクロラフネスの発生がシリコ
ン製電極の使用に悪影響を与えることはないと考えられ
る。しかしながら、洗浄の繰り返しにより、マイクロラ
フネスが進行する恐れがあることから、実施可能な洗浄
回数が制限される可能性がある。洗浄液への界面活性剤
の添加は、マイクロラフネスの発生を低減する効果を有
する。
【0023】本発明の洗浄方法において、添加する界面
活性剤は、特に限定されず、陰イオン界面活性剤、陽イ
オン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤のいずれであってもよく、界面活性効果のあるものを
適宜選択すればよい。また、カルボン酸などの陽イオン
界面活性剤にアミン塩などの陰イオン界面活性剤を組み
合わせるなど、これらの界面活性剤を複数組み合わせ、
混合して使用してもよい。添加量も界面活性剤の種類に
応じて適宜選択してよい。例えば、界面活性剤がカルボ
ン酸塩の場合、100〜500ppm添加すればよい。
また、バッファードフッ酸等の無機酸系洗浄液にカルボ
ン酸塩等の有機系の界面活性剤を添加した場合であって
も、添加濃度が低く、洗浄作用が主として無機酸によっ
てもたらされる場合には、無機酸系洗浄液であるとみな
せる。
【0024】本発明の洗浄方法において、シリコン製電
極を洗浄液に浸漬するのが好ましいが、この場合、シリ
コン製電極を洗浄液に浸漬している時に超音波を印加す
るのがよい。洗浄液にバッファードフッ酸またはフッ酸
・硝酸混合溶液を用いてシリコン製電極を浸漬した場
合、洗浄液の反応により水素ガスが発生する。シリコン
製電極の表面に形成されたガスノズルの孔径は0.5m
m程度と狭小であり、ガスノズル内で水素ガスが発生し
た場合、ガスノズル内部に滞留しやすい構造となってい
る。そして、発生した水素ガスが、ガスノズル内壁に付
着した場合、マイクロラフネスの発生につながる場合も
ある。このため、シリコン製電極を洗浄液に浸漬してい
る時に、超音波を印加することは、ガスノズル孔の内壁
に付着した水素を効果的に除去し、マイクロラフネスの
発生を抑制する効果を生じる。
【0025】本発明の洗浄方法において、超音波を印加
する方法は、いずれであってもよいが、例えば図3に示
す洗浄装置を用いることにより、洗浄液への浸漬中に超
音波を印加することができる。図3に示す洗浄装置にお
いて、浸漬槽14内に基台15が設けられておりシリコ
ン製電極3を3枚まで同時に浸漬することができる。浸
漬槽14の下部には超音波を印加するための超音波発生
器16が設置されている。また、洗浄装置には洗浄液を
循環させるための循環ポンプ19を備えており、浸漬槽
14中の洗浄液はドレン18、循環ポンプ19、フィル
タ20を介して循環される。洗浄液の循環は、液の遥動
を目的とするものである。洗浄液の遥動は他の方法で実
施してもよく、例えば、電極の振動、さらには装置自体
の振動によって実施してもよい。また、超音波が定在波
を形成することによって生じる影響を防止するため、基
台15の位置を浸漬槽14内で適宜上下に移動する可変
スペーサ17が設けられている。なお、超音波の周波数
は、例えば900kHzとすることができる。また基台
15の可動スペーサ17による上下移動量は、1段当た
り、例えば5mmとすることができる。なお、ここに示
した超音波周波数と基台の振幅量は、表記のものに限定
する必要はなく、超音波の周波数に依存して発生する定
在波の間隔によって適宜調節すれば良い。
【0026】本発明の洗浄方法において、洗浄液への浸
漬に加えて、物理洗浄を併用してもよい。例えば、洗浄
液への浸漬の前に予め物理洗浄を行うことにより、比較
的除去しやすいポリマー膜を除去することができ、洗浄
液への浸漬時間を短縮することができる。また、物理洗
浄の併用によって、浸漬時間が短縮されることにより、
ガスノズル孔内壁でのマイクロラフネスの発生を防止、
もしくは抑制することができる。
【0027】物理洗浄を用いる場合、洗浄方法はいずれ
であってもよい。しかし、サンドブラストやドライホー
ニングのように硬い粒子を吹き付ける方法を用いる場合
には、シリコン表面を傷つけないように注意を要する。
本発明の洗浄方法において、物理洗浄は、好ましくはド
ライアイスペレットを用いるドライアイス洗浄である。
ドライアイス洗浄は、CFxポリマー除去効果に優れて
おり、また、シリコン表面に損傷を生じさせることもな
い。なお、物理洗浄は前記洗浄液への浸漬の前後いずれ
の段階で実施してもよく、洗浄液への浸漬前後の両方に
実施してもよい。好ましくは前記洗浄液への浸漬の前に
実施するのが良い。
【0028】例えば、シリコン製電極3のガスノズル孔
13は、一般的に図4(A)に示すように、2つの対向
する面にわたって直線的に開口され、この2つの対向す
る面の一方の面はスパッタ侵食されて漏斗状に拡径して
いる。このガスノズル孔13においては、図4(B)で
示すように、直線的な開口部分にポリマーが付着し、ポ
リマー付着部位13aを形成する。このようなガスノズ
ル孔13の場合には、物理洗浄は、2つの対向する面の
内、漏斗状に開口している側から行うのが効果的であ
る。なお、洗浄液による洗浄を浸漬によって行う場合、
ガスノズル孔13の2つの対向する面の両側から行われ
る。
【0029】本発明の洗浄方法では、CFxポリマーの
除去(リフトオフ)効果をガスノズル孔内壁にマイクロ
ラフネスが発生しない程度に増進するために、バッファ
ードフッ酸混合薬液中に過酸化水素などの酸化剤を添加
してもよい。
【0030】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板のドライエッチング工程に用いるフロロカーボン系
プラズマドライエッチング装置のプラズマ生成用のシリ
コン製電極を、本発明のシリコン製電極の洗浄方法を用
いて洗浄して、繰り返し使用する。本発明の半導体装置
の製造方法に用いるフロロカーボン系プラズマドライエ
ッチング装置は、シリコン基板上に形成されたシリコン
酸化膜のドライエッチングに使用されるものであり、例
えば、図1に示す装置が例示される。ただし、装置はこ
れに限定されるものではない。また、高周波(RF)印
加方式は、アノードカップリング方式、カソードカップ
リング方式およびスプリット方式のいずれであってもよ
い。
【0031】本発明の半導体装置の製造方法において、
シリコン製電極の洗浄を行う時期は適宜選択してよい。
例えば、高周波印加の累積時間が、およそ150時間に
達した時点でパーティクルが発生する場合が多いことか
ら、この時間を基準に洗浄を行ってもよい。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 実施例1:洗浄液の洗浄効果の評価 高周波印加の累積時間が150時間で、CFxポリマー
のパーティクルが発生しているシリコン製電極から切り
出した実験サンプルを用いて、種々の洗浄液への浸漬に
よる洗浄効果を評価した。本実施例では、各洗浄液にサ
ンプルを浸漬した後、10分間の超音波純水洗浄、10
分間の超音波イソプロピルアルコール(IPA)洗浄を
経た上でサンプルを切断し、断面走査型電子顕微鏡(S
EM)によりCFxポリマーの除去効果を確認した。な
お、全ての実験サンプルは、共通のシリコン製電極から
切り出したものを用いた。結果を表1に示す。
【0033】
【表1】 ポリマー除去力 シリコンマイクロラフネス ○…ポリマー除去力十分 ○…シリコンマイクロラフネスなし △…ポリマー除去力が認められる △…シリコンマイクロラフネス微小 ×…ポリマー除去力なし ×…シリコンマイクロラフネス顕著
【0034】表1から明らかなように、有機系薬液であ
るイソプロピルアルコールおよびフッ素系有機溶媒には
洗浄効果が認められなかった。酸系薬液では、バッファ
ードフッ酸(フッ素6wt.%:フッ化アンモニウム3
0wt.%、残部は水)に75時間常温で浸漬させたサ
ンプルが最も洗浄効果が高く、CFxポリマーを完全に
除去することができることが確認された。フッ素と硝酸
の混合溶液(フッ酸1wt.%:硝酸50wt.%:氷
酢酸30wt.%、残部は水)が、これに続いたが、C
Fxポリマーの除去効果が50%程度だった。但し、フ
ッ酸と硝酸の混合溶液は、シリコンのエッチング速度が
大きいため、短時間の浸漬でも、ガスノズル径が拡大す
るという問題があった。50%フッ酸、98%硫酸、硫
酸と過酸化水素の混合溶液、98%硝酸では、CFxポ
リマーの除去に関して全く効果が認められなかった。
【0035】以上より、これらの有機系洗浄液および酸
系洗浄液の中で、バッファードフッ酸が最もポリマー除
去効果が高いことが確認できる。ここで、バッファード
フッ酸自体にはCFxポリマーの溶解力はない。しか
し、前述したように、バッファードフッ酸は、エッチレ
ートが1mm/min程度と小さいながらも、シリコン
に対するエッチング作用を有する。このため、75時間
程度の浸漬により、リフトオフの効果でCFxポリマー
の除去が進むことがわかる。すなわち、本発明のシリコ
ン製電極の洗浄方法によるポリマーの除去が、CFxポ
リマーが付着した下地シリコンの一部がエッチングされ
ることによることを示している。これは、ポリマーの除
去効果が確認されたバッファードフッ酸およびフッ酸・
硝酸混合溶液で洗浄したシリコン製電極のガスノズル孔
内壁にマイクロラフネスが発生していたことからもわか
る。
【0036】実施例2:界面活性剤の添加による効果の
評価 本発明の洗浄方法において、界面活性剤の添加によるマ
イクロラフネスの発生抑制効果を確認した。バッファー
ドフッ酸はシリコン表面に対してぬれ性が低く、これが
マイクロラフネス発生の要因の一つであると考えられ
る。さらに、ガスノズル孔内は、その直径が、例えば、
0.5mm程度と狭小であるので、洗浄液浸漬ができに
くい構造になっている。
【0037】そこで、本実施例では、界面活性剤とし
て、陰イオン界面活性剤(3−ブトキシ−プロピオン
酸)を200ppmの濃度で配合した表1と同一組成の
バッファードフッ酸(フッ酸6wt.%:フッ化アンモ
ニウム30wt.%、残部は水)を用いて実施例1と同
一のシリコン製電極を100時間浸漬した。その結果、
表1のバッファードフッ酸洗浄では、ガスノズル孔内壁
にRmax 15μm程度のマイクロラフネスが発生してい
たのに対し、CFxポリマーの除去能力を損なうことな
く、マイクロラフネスがRmax 10μm程度に低減され
ることが確認された。
【0038】実施例3:超音波の印加による洗浄効果の
評価 本実施例では、洗浄液への浸漬時に超音波を印加するこ
とによる、シリコン製電極の洗浄、すなわちシリコン製
電極のガスノズル孔に付着したCFxポリマーの遊離除
去時ガスノズル孔内壁におけるマイクロラフネスの発生
抑制効果を評価した。本実施例では、図3に示す装置で
実施例1と同一のシリコン製電極3枚を実施例2と同一
の界面活性剤を配合したバッファードフッ酸に100時
間浸漬させた。シリコン製電極の浸漬中、900kHz
の超音波を印加時間30分間で12時間毎に印加した。
浸漬槽内の洗浄液は、超音波の印加の前後30分間にわ
たって循環させた。超音波の印加時、超音波が定在波を
発生することによって生じる影響を防止するため、10
分間毎に基台の高さを5mm間隔で3段階に変化させ
た。この結果、CFxポリマーの除去効果を損なわれる
ことなく、マイクロラフネスがRmax 5μm以下に低減
されることが確認された。その結果、マイクロラフネス
の発生によって洗浄回数が限定されるということがなく
なることがわかる。
【0039】実施例4:物理洗浄によるポリマー除去効
果の評価 本実施例では、下記に示す種々の物理洗浄方法を用い
て、CFxポリマーの除去効果を評価した。本実施例で
は、まず物理洗浄のみでのCFxポリマーの除去効果を
評価するため、表2に示す手順で、実施例1と同様にし
て作製されたシリコン製電極の実験サンプルを物理洗浄
をし、10分間の超音波純水洗浄、10分間の超音波イ
ソプロピルアルコール(IPA)洗浄を経た後、シリコ
ン製電極を切断し、断面走査型電子顕微鏡(SEM)に
よりCFxポリマーの除去効果を確認した。この場合に
も、全ての実験サンプルは、共通のシリコン製電極から
切り出した。但し、シリコン製電極は、高周波印加の累
積時間が200時間で、CFxポリマーのパーティクル
が発生したものを用いた。結果を表2に示す。
【0040】
【表2】 ポリマー除去力 シリコンマイクロラフネス ○…ポリマー除去力十分 ○…シリコンマイクロラフネスなし △…ポリマー除去力が認められる △…シリコンマイクロラフネス微小 ×…ポリマー除去力なし ×…シリコンマイクロラフネス顕著
【0041】表2に示したように、物理洗浄の中ではド
ライアイス洗浄(ドライアイスペレット径:0.3m
m、粉砕方式:ロール方式、照射時間はプラズマ照射面
と反対面の両面に対してそれぞれ各ノズル毎に5秒)が
最も有効であることが確認できた。但し、ドライアイス
洗浄では、CFxポリマーを完全に除去することはでき
ず、図4(C)に示すように、特定の部位(漏斗状に拡
大したガスノズル端部より3.2mmから4.4mm程
度(シリコン製電極は厚さ5mm))にCFxポリマー
が残留することが確認された。これは、ガスノズルの形
状から説明できる。すなわち、プラズマによりスパッタ
侵食されて漏斗状に拡大したガスノズル端部からは、ド
ライアイスペレットは効率よく入射し、ある入射角でガ
スノズル孔内壁に衝突できるので、洗浄効果が高くな
る。一方、プラズマ照射面と反対側には漏斗状に拡大し
た部分がないので、この面に対し洗浄しても、ドライア
イスペレット入射量が制限されるとともに、入射したド
ライアイスペレットがガスノズル孔内壁と平行して進行
するため、逆側より洗浄効果が得にくい。その結果、ド
ライアイス洗浄では、図4(C)に示すポリマー付着部
位13aにCFxポリマーが残留する。
【0042】これに対し、洗浄液への浸漬でも、浸漬時
間が不十分な場合に、図4(D)に示すように、特定の
部位にCFxポリマーが残留することが確認された。バ
ッファードフッ酸(フッ酸6wt. %:フッ化アンモニ
ウム30wt. %:界面活性剤200ppm、残部は
水)による40時間浸漬、およびフッ酸と硝酸の混合溶
液の50分浸漬(フッ酸1wt. %:硝酸50wt.
%:氷酢酸30wt. %、残部は水)により残留するC
Fxポリマー付着部位13aは、図4(D)に示すよう
に、いずれも漏斗状に拡大したガスノズル端部より2.
7mmから3.3mm程度の領域であった。これは洗浄
液による洗浄では、ポリマーの除去はガスノズル孔の両
端から同時に進行し、洗浄が不十分な場合にはその中央
部にポリマーが残留することを示している。
【0043】すなわち、物理洗浄と洗浄液への浸漬とで
は、CFxポリマーの残留部位が異なり、互いに補完関
係にあることが認められた。この結果に基づいて、物理
洗浄と洗浄液による浸漬を併用する実験をおこなった。
ここで、物理洗浄は表2と同じくドライアイス洗浄(ド
ライアイスペレット径:0.3mm、粉砕方式:ロール
方式、照射時間は両面からぞれぞれ各ノズル毎に5se
c)とした。また、洗浄液による浸漬は表1と同一の組
成のバッファードフッ酸(フッ酸6wt. %:フッ化ア
ンモニウム30wt. %:界面活性剤200ppm)へ
の60時間の浸漬である。この結果、CFxポリマーを
完全に除去しつつ、顕著なマイクロラフネスの発生は見
られなかった。さらに、バッファードフッ酸への浸漬に
よるガスノズル径の拡大量が、洗浄液への浸漬のみの場
合と比較して、半減されることが確認できた。
【0044】これにより、物理洗浄と洗浄液への浸漬の
併用の場合、洗浄液への浸漬のみの場合と比較して、洗
浄回数を倍増でき、シリコン製電極の寿命のさらなる延
長、およびそれによるコストの削減を図ることができ
る。なお、表2においてはポリマー除去効果が認められ
なかったプラスチックブラスト洗浄や、もしくは、高圧
純水洗浄も、洗浄液と組み合わせることによってポリマ
ー除去効果が得られることも明らかになった。
【0045】すなわち、洗浄液に比較的短時間浸漬し、
部分的にポリマーが残留した状態でプラスチックブラス
ト洗浄や、もしくはさらに高圧純水洗浄を行った場合、
残留したポリマーを除去できることが確認された。物理
的作用が弱く、強固に付着したCFxポリマーに対して
は除去効果を示さないプラスチックブラスト洗浄であっ
ても、洗浄液のリフトオフ作用によって剥離しかけたポ
リマーに対しては、除去作用を示すものと理解できる。
プラスチックブラスト洗浄や高圧純水洗浄は、ドライア
イス洗浄に比較してさらにソフトであり、シリコン製電
極に対するダメージを最小限に抑えながら、CFxポリ
マーを効果的に除去できることが分かった。
【0046】実施例5 本実施例では、フロロカーボン系プラズマドライエッチ
ング装置で、二酸化シリコン酸化膜のドライエッチング
処理を行い、一定期間ドライエッチング加工を実施した
後に、シリコン製電極を浸漬洗浄し、洗浄を終えたシリ
コン製電極を用いてさらにドライエッチング加工を実施
し、この工程でのシリコン製電極からのパーティクル発
生量を評価した。シリコンインゴットの切断切削加工に
よりシリコン円板を切り出し、ドリル研削によりシリコ
ン円板にガスノズル孔を形成、続いて表面をラッピング
により鏡面加工を施して図2に示すシリコン製電極を作
製した。図2に示すシリコン製電極は、直径280m
m、厚さ5mmで、直径0.5mmのガスノズル孔が6
40個形成されている。
【0047】作製したシリコン製電極を図1に示すシリ
コン酸化膜用ドライエッチング装置に上部電極1に取り
付け、シリコン酸化膜のドライエッチング加工を実施し
た。図1の装置において、反応室7は、10-8Torr
程度の真空度まで減圧できる。反応室7の上下には上部
電極1および下部電極4が配置され、平行平板電極を構
成している。上部電極1は、上部電極基台2a、ガス分
散板2b、冷却板2cおよびシリコン製電極3からな
る。シリコンウェハ6は静電チャック5を用いて下部電
極4上に固着される。反応性ガス導入口8からはエッチ
ャントガスが導入でき、シリコン製電極3に形成された
ガスノズル孔を通じて、反応室7内にエッチングガスが
導入される。図1の装置では、高周波電源11により、
高周波電力スプリッタ12を介して上下部電極に高周波
が印加される。すなわち、高周波印加方式として上下部
電極に高周波を印加するスプリット方式を採用した。上
部電極1および下部電極4の周囲は、石英治具9、10
により覆われており、これにより平行平板電極間にプラ
ズマが集中する構成となっている。
【0048】本実施例では、ドライエッチングされるウ
ェハに、図5に示すようなシリコン基板21上に二酸化
シリコン膜22が1.0μmの厚さで成膜されており、
さらにその上にフォトレジスト膜23によるマスクパタ
ーンを1.2μmの厚さで形成させたものを用いた。マ
スクには0.25μm径のホール形状を開口したものを
用いた。ドライエッチングのガスとしては、CF4 、C
HF3 、C4 8 のエッチャントガスおよびAr、CO
の混合ガスを用いた。
【0049】二酸化シリコン酸化膜の処理は、ウェハ換
算で2000枚、高周波印加の累積時間が100時間に
なるまで実施した。その後、ドライエッチング装置から
シリコン製電極を取り外し、洗浄処理を行った。この洗
浄処理は、界面活性剤を含むバッファードフッ酸混合溶
液を用いて実施した。ここで、バッファードフッ酸中の
フッ化水素とフッ化アンモニウムの重量比は(フッ酸6
wt. %:フッ化アンモニウム30wt. %)とし、ま
た界面活性剤は3−ブトキシープロピオン酸200pp
mを配合した。なお、各薬液の組成比はここに示した値
に限定されることはなく、シリコン製電極のCFxポリ
マー付着量や薬液浸漬時間に応じ、適宜選択すればよ
い。
【0050】洗浄処理は、図3に示す洗浄装置を用いて
シリコン製電極を洗浄液に浸漬することにより実施し
た。図3において、洗浄装置は、シリコン製電極3を同
時に浸漬可能な基台15を備え、さらに基台15の位置
を浸漬槽14内で連続的に上下動できる手段として可変
スペーサ17を備えている。浸漬槽の下部には超音波発
生器16が設置され、ここから超音波が印加される。こ
こで、超音波周波数は900kHzとした。浸漬槽14
中の洗浄液は、ドレン18、循環ポンプ19およびフィ
ルタ20を介して循環させることができる。
【0051】洗浄処理は、シリコン製電極を図3に示す
装置に100時間浸漬することにより行った。シリコン
製電極の浸漬処理時、12時間毎に30分間にわたって
超音波を印加した。その際、10分毎に基台15の高さ
を3段階に変更した。基台15の上下移動幅は1段階で
5mmとしたので、振幅量は10mmとなる。また、超
音波印加の前後30分間、計1時間にわたって洗浄液を
循環させた。
【0052】浸漬開始100時間経過した時点で、浸漬
槽14内から洗浄液を回収し、10分間純水による超音
波純水洗浄を行い、浸漬槽14内およびシリコン製電極
表面の洗浄液を置換した。次に高圧純水洗浄(圧力10
0kg/cm2 、照射時間は各ノズル毎に10秒)、超
音波純水洗浄10分間、超音波IPA洗浄を10分間行
った。ここで超音波の周波数は900kHzとした。乾
燥工程は、高圧窒素ブローを経た後、60℃の乾燥クリ
ーンオーブンに24時間放置することで行った。
【0053】洗浄工程を経たシリコン製電極のガスノズ
ル径は、洗浄前と比較し20μm程度拡大した。シリコ
ン製電極を、再び図1に示したドライエッチング装置に
設置し、シリコン酸化膜のドライエッチング加工をおこ
なった。ドライエッチング加工は図5に示した二酸化シ
リコン酸化膜の処理とし、ウェハ換算で2000枚、高
周波の印加の累積時間が100時間になるまで実施し
た。この時の反応室7内のパーティクルカウント数推移
を図6に示した。パーティクルは高周波印加の累積時間
で10時間毎にカウントした。0.25μm径パーティ
クル量の増分は、高周波印加の累積時間が0から100
時間と、100時間から200時間で変動はなく、15
0時間近傍でパーティクルが増加するという問題が回避
できた。このことにより、本発明の洗浄方法により、シ
リコン製電極の清浄度が回復していることがわかった。
なお、図6において、50時間毎にプロットが途切れて
いるのは、この時期に装置の保守を行ったためである。
すなわち、図6において50時間周期でパーティクル数
の変動があるように見えるのは、50時間ごとの保守を
必要とする他の要因によるものであり、シリコン製電極
からのパーティクル発生量の変動を示すものではない。
【0054】実施例6 本実施例では、物理洗浄を併用して、実施例5と同様の
実験を行った。本実施例において、物理洗浄に関連する
手順以外は全て実施例5と同様である。すなわち、ドラ
イエッチング装置、シリコン製電極、ドライエッチング
加工されるウェハ、ドライエッチング条件は、すべて実
施例5と共通である。
【0055】本実施例では、図1のドライエッチング装
置を用い、図5のウェハ構造の二酸化シリコン酸化膜の
処理をウェハ換算で2000枚、高周波印加の累積時間
が100時間になるまで実施した。その後、ドライエッ
チング装置からシリコン製電極を取り外し、第1の洗浄
として、ドライアイスペレットによる物理洗浄を施し
た。ドライアイスペレットはロール方式で粉砕し、ペレ
ット径0.3mmとした。ペレット流を得るためのエア
圧力は8.0kg/cm2 とした。ペレット流の照射時
間は両面それぞれ各ガスノズルに対し5秒とした。な
お、ここで示したドライアイスペレット径や高速エア圧
力、ペレット流の照射時間は、CFxポリマーの厚み
や、シリコン製電極のガスノズル孔径によって適宜選択
すればよい。
【0056】ドライアイス洗浄の後洗浄工程として、高
圧窒素ブロー、高圧純水洗浄を経た後、超音波純水洗
浄、超音波IPA洗浄を各10分間実施した。超音波周
波数は900kHzとした。乾燥工程は、高圧窒素ブロ
ーを経た後、60℃乾燥クリーンオーブンに6時間放置
することで行った。
【0057】次に第2の洗浄として、洗浄液への浸漬を
実施した。ここで、洗浄液の種類、浸漬槽は実施例5と
同様である。すなわち、界面活性剤を含むバッファード
フッ酸混合溶液(フッ酸6wt.%:フッ化アンモニウ
ム30wt.%:界面活性剤200ppm)を図3の装
置の浸漬槽14に満たし、シリコン製電極の常温浸漬を
おこなった。超音波印加や洗浄液の循環の条件も実施例
5と共通とした。ただし、浸漬時間のみ実施例5とは異
なり40時間とした。洗浄液への浸漬の後洗浄手順は実
施例5と同様に実施した。すなわち、洗浄液の置換、高
圧純水洗浄、超音波を併用した純水、およびIPA洗
浄、乾燥工程を行った。
【0058】次にプラスチックブラスト洗浄を行った。
0.1mm径の、ポリスチレン等のプラスチックペレッ
トを含んだ混合水に、7.0kg/cm2 のエアー圧力
を印加し、照射時間は、両面それぞれ各ノズル孔に対し
て5秒間とした。後洗浄工程は、純水シャワー洗浄、高
圧純水洗浄、超音波純水洗浄、超音波IPA洗浄、およ
び乾燥工程とした。
【0059】洗浄工程実施後のシリコン製電極のガスノ
ズル径は、洗浄前と比較し5μm程度しか拡大しなかっ
た。シリコン製電極を、再び図1に示したドライエッチ
ング装置に設置し、シリコン酸化膜のドライエッチング
加工をおこなった。ドライエッチング加工は図5に示し
た二酸化シリコン酸化膜の処理とし、ウェハ換算で20
00枚、高周波印加の累積時間が100時間になるまで
実施した。この時の反応室7内のパーティクルカウント
数推移を図7に示した。パーティクルは高周波印加の累
積時間で10時間毎にカウントした。0.25μm径パ
ーティクルの量の増分は、高周波印加の累積時間が0か
ら100時間と、100時間から200時間で変動はな
く、150時間近傍で増加するという問題が回避でき
た。このことより、本洗浄方法によりシリコン製電極の
清浄度が回復していることがわかった。なお、図7でプ
ロットが50時間毎に途切れているのは、この時期に装
置の保守を行ったためである。
【0060】なお、プラスチックブラスト洗浄を行わな
かった場合でも、バッファードフッ酸浸漬時間を適切に
設定することによって、CFxポリマーを除去し、パー
ティクル発生を防止することは可能であった。ただしこ
の場合には、浸漬時間を60時間にする必要があった。
この場合ガスノズル孔は10μm程度拡大した。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の洗浄方法を
用いれば、シリコン製電極に付着したCFxポリマーが
効果的に除去され、またマイクロラフネスやガスノズル
径の拡大も最小に抑制されるので、シリコン製電極を洗
浄後に再利用することができる。本発明の半導体装置の
製造方法によれば、ドライエッチング工程に用いるフロ
ロカーボン系プラズマを生成する装置の反応室内のパー
ティクル発生数を常に未使用シリコン製電極なみに低下
させることができ、従来の性能が維持できるとともに、
歩留まり低下の抑制が計れ、同時にシリコン製電極の寿
命延長によるコスト低減効果が得られる等、優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プラズマドライエッチング装置の概念図であ
る。
【図2】 シリコン製電極の上面図である。
【図3】 洗浄液への浸漬中に超音波を印加するシリコ
ン製電極の洗浄装置の概念図である。
【図4】 (A)、(B)、(C)および(D)は、そ
れぞれシリコン製電極のガスノズルの形状、ガスノズル
へのポリマーの付着部位、物理洗浄後のガスノズルへの
ポリマー残留部位および不十分な洗浄液浸漬でのガスノ
ズルへのポリマー残留部位を示す断面模式図である。
【図5】 ドライエッチングされるウェハの概念図であ
る。
【図6】 実施例5におけるシリコン製電極でのパーテ
ィクル挙動を示すグラフである。
【図7】 実施例6におけるシリコン製電極でのパーテ
ィクル挙動を示すグラフである。
【符号の説明】
1 上部電極 2a 上部電極基台 2b ガス拡散板 2c 冷却板 3 シリコン製電極 4 下部電極 5 静電チャック 6 ウェハ 7 反応室 8 ガス導入口 9 上部石英治具 10 下部石英治具 11 高周波電源 12 高周波電力スプリッタ 13 ガスノズル孔 13a ポリマー付着部位 14 浸漬槽 15 基台 16 超音波発生器 17 可変スペーサ 18 ドレン 19 循環ポンプ 20 フィルタ 21 シリコン基板 22 二酸化シリコン膜 23 フォトレジスト膜
フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA46 AB53 BA06 BB03 BB21 BB83 BB90 CC03 CD22 3B201 AA46 AB53 BA06 BB05 BB21 BB83 BB90 BB92 BB93 BB94 BB96 CB12 CC12 CD22 4H003 BA12 DA15 DB01 DC04 EA05 FA15 FA21 FA29 5F004 AA15 BB22 DA00 DA01 DA16 DA23 DB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロロカーボン系プラズマを生成する装置
    の反応室内にフロロカーボン系ガスを供給するための複
    数のガスノズル孔が形成されたプラズマ生成用シリコン
    製電極を洗浄する方法であって、 前記プラズマの生成によって形成され、前記ガスノズル
    孔内壁に付着したフロロカーボン系ポリマーを、シリコ
    ンに対してエッチング作用を有する洗浄液を用いて除去
    することを特徴とするシリコン製電極の洗浄方法。
  2. 【請求項2】前記洗浄液のシリコンに対するエッチング
    速度が、100nm/min以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載のシリコン製電極の洗浄方法。
  3. 【請求項3】前記洗浄液が無機酸系洗浄液であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のシリコン製電極の
    洗浄方法。
  4. 【請求項4】前記洗浄液が、バッファードフッ酸を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    シリコン製電極の洗浄方法。
  5. 【請求項5】さらに物理洗浄を行うことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載のシリコン製電極の洗
    浄方法。
  6. 【請求項6】前記物理的洗浄が、ドライアイス洗浄であ
    ることを特徴とする請求項5に記載のシリコン製電極の
    洗浄方法。
  7. 【請求項7】フロロカーボン系プラズマドライエッチン
    グ装置を用いて半導体装置を製造するに際し、前記プラ
    ズマドライエッチング装置の反応室内にフロロカーボン
    系ガスを供給するための複数のガスノズル孔が形成され
    たプラズマ生成用シリコン製電極を、請求項1ないし6
    のいずれかの洗浄方法を用いて洗浄して繰り返し使用し
    て前記フロロカーボン系ガスのプラズマを生成し、生成
    したプラズマを用いて半導体ウェハのドライエッチング
    を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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