JP2002230224A - 評価装置、情報処理方法、評価サーバシステム - Google Patents

評価装置、情報処理方法、評価サーバシステム

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JP2002230224A
JP2002230224A JP2001067732A JP2001067732A JP2002230224A JP 2002230224 A JP2002230224 A JP 2002230224A JP 2001067732 A JP2001067732 A JP 2001067732A JP 2001067732 A JP2001067732 A JP 2001067732A JP 2002230224 A JP2002230224 A JP 2002230224A
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Masafumi Sawara
雅史 佐原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービス又は商品を適切に評価する。 【解決手段】評価サーバシステム10、受取サーバシス
テム12、クライアントシステム14と、を備える評価
装置1であって、提供者T1,T2,T3は、受取サー
バシステム12を利用して評価サーバシステム10から
所定の識別情報を入手することが可能とされ、享受者K
1,K2,K3は、クライアントシステム14によって
所定サービス又は商品を享受した際に受取った上記識別
情報を利用して評価サーバシステム10にアクセスし、
この評価サーバシステム10と連係して所定サービス又
は商品を評価可能とされ、評価サーバシステム10は、
クライアントシステム14から評価情報を受取った際に
享受者K1,K2,K3に対して所定のポイント、サー
ビス、物品又は金銭のいずれかを提供すると共に、この
評価情報を蓄積可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、提供者によって提供さ
れる所定サービス又は商品(以下サービス等という)を
評価する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サービス等を提供する提供者は、
テレビコマーシャルや新聞・雑誌の折り込み広告等の各
種広告手段を利用して消費者におけるサービス等の認知
度を向上させようとしている。また、これらの広告には
サービス等に関する詳細情報、例えば品質や価格等が記
載されていることが多く、これらのサービスを受ける者
或は商品を購入する者(以下享受者という)は、各社の
広告内容を比較することで自分が欲しているサービス等
を選択する。また現在、広告手段としてホームページを
活用している場合も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、享受者
・提供者の双方において情報提供の面で必ずしも満足で
きない状況も存在する。例えば以下のような問題点があ
る。
【0004】(問題点A)すべての業種が自由に広告す
ることができる訳ではなく、公益的な立場からある程度
規制されている場合がある。その規制は、例えばサービ
ス等の提供価格を表示することを禁じていたり、そのサ
ービスの具体的な内容を表示することを禁止していた
り、比較広告を禁止していたりするものである。このよ
うな場合以下のような問題が生じることが多い。
【0005】A−1.(情報不足による享受者の不安)
サービス等の具体的内容が情報開示されない場合、享
受者はサービス等を享受する際に非常に不安に感じる。
例えば病院について考えてみると、治療を受ける直前に
なるまで具体的な治療方法について知らされないことが
あり、病院に行く前に不安を感じる者もいる。
【0006】このような情報不足の状況では、自分に合
っているサービス等の提供者を事前に選択することが困
難となり、とりあえず提供者に直接会って相談してか
ら、或は、商品を実際に購入してからでないとその内容
がわからないのが実状である。
【0007】A−2.(サービス等提供者の自由競争の
阻害) 自由競争的な考えであれば、享受者は、優れた
サービス等を低価格で提供できる提供者を選択する。し
かし、自由な広告が規制されている場合、提供者は自分
のサービス等の良さをアピールする手段が殆どなくな
り、優れたサービス等を有する者であっても、そのサー
ビス等を市場に売り込む機会が減少してしまう。これ
は、提供者側において、サービス等の質の向上・価格の
低減等に対する努力を怠る可能性を秘めている。
【0008】なお、これらの問題点があるからといって
広告の法的規制の存在自体が悪い訳ではない。法的規制
は公共の利益を十分に考慮した結果であり、問題点より
も公益が上回っているからこそ存置されているものと考
えられる。従って、規制を存置したまま上記の問題点を
克服できれば有益であると考える。
【0009】(問題点B) 上記の問題は広告等が規制
されている場合であるが、規制されていなくても享受
者、提供者の双方にとって満足できない状況がある。つ
まり現在の広告手法だけでは下記のようなデメリットが
ある。
【0010】B−1.例えば、提供者から享受者に一方
的に配信される広告は、必ずしも他社と比較しやすいも
のではない。また広告の内容が特定情報に偏っていたり
すると享受者側では正確な判断ができないという問題が
ある。
【0011】B−2.一方、提供者においても、享受者
に対して一方的に配信する広告だけでは市場のニーズを
敏感にキャッチすることができない。その為には、自ら
が提供するサービス等が享受者を満足させているか否か
を正確に知ることが大切だが、現在は、モニター(試験
的にサービス等を享受させる享受者)を利用して感想を
収集したり、アンケートを実施したりするのが一般的で
ある。
【0012】しかし、モニターやアンケートは、その対
象者が市場と完全に一致してない可能性が高く、正確な
結論を得るのが難しいという問題がある。また、特典や
高額な報酬が無い限り、モニター活用やアンケート収集
が難しく、情報収集にかかる費用が高いという問題があ
る。
【0013】(問題点C) ところで最近、市場に流通
しているサービス等を評価し、その評価結果をインター
ネットを利用して公表している評価サイトが存在する。
これらの評価サイトは、(1)運営者自らがサービス等
を個人的に評価して公表したり、(2)第三者から広く
評価を募集してそれらを公表するものである。所定のサ
ービス等を受けようと予定している享受者は、サービス
等を享受する前にこれらのサイトにアクセスし、事前に
評価情報を収集することが出来るので、サービス等を享
受する際の参考になる。
【0014】しかし、(1)の場合、個人評価の結果が
一方に偏っていることが多く、客観的な情報とは言えな
い。また(2)の場合は、複数であるものの特定の人々
によって偏った評価がなされる可能性があり、また実際
にはサービス等を享受していない者によって評価されて
いる可能性もあり得る。このような評価サイトはさまざ
まな面で有益であるが、反対に、事実に基づいていない
不正確な評価結果が公表されると、提供者側も不利益を
被ることになる。
【0015】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、提供者、享受者の双方にとって有益となる評価
手法等を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】以下に示される手段によ
って、上記課題の少なくとも一部が解決される。
【0017】(1)評価サーバシステムと、サービス又
は商品の提供者側が利用する受取サーバシステムと、サ
ービス又は商品の享受者側が利用するクライアントシス
テムと、を備えている評価装置であって、前記提供者
は、前記受取サーバシステムを利用して前記評価サーバ
システムから所定の識別情報を入手することが可能とさ
れ、前記享受者は、前記提供者から所定サービス又は商
品を享受した際に受取った前記識別情報を利用して前記
クライアントシステムによって前記評価サーバシステム
にアクセスし、該評価サーバシステムと連係して該所定
サービス又は商品を評価可能とされ、前記評価サーバシ
ステムは、前記クライアントシステムから評価情報を受
取った際に該享受者に対して所定のポイント、サービ
ス、物品又は金銭のいずれかを提供すると共に、該評価
情報を蓄積可能とされていることを特徴とする評価装
置。
【0018】(2)上記(1)において、前記評価サー
バシステムは、受け取った前記評価情報を第3者に提供
可能とされていることを特徴とする評価装置。
【0019】(3)上記(1)又は(2)において、前
記評価サーバシステムは、前記提供者によって提供され
る前記サービス又は商品に関する情報を第3者に提供可
能とされていることを特徴とする評価装置。
【0020】(4)上記(1)、(2)又は(3)にお
いて、前記受取サーバシステムが前記評価サーバシステ
ムから前記識別情報を購入するようにしたことを特徴と
する評価装置。
【0021】(5)提供者が提供する所定のサービス又
は商品を、評価サーバシステムを利用して評価する際の
該評価サーバシステムにおける情報処理方法であって、
複数の前記提供者がそれぞれ利用している受取サーバシ
ステム対して所定の識別情報を発行し、且つ、該識別情
報を記憶装置に記録されている発行済み識別情報リスト
に登録するステップと、前記提供者から前記サービス又
は商品を享受した享受者がそれぞれ利用しているクライ
アントサーバシステムに対して識別情報入力フォームを
送信して前記識別情報の入力を促し、前記享受者が前記
識別情報を有しているか否かを前記発行済み識別情報リ
ストを参照して判定するステップと、前記識別情報を有
している前記享受者の前記クライアントサーバシステム
に対して評価フォームを送信し、前記提供者から享受し
た前記所定サービス又は商品を評価するように促すステ
ップと、前記クライアントサーバシステムから評価情報
を受取った際に該享受者に対してポイント、サービス、
物品又は金銭のいずれかを提供する為の処理伝票を生成
するステップと、受け取った前記評価情報を蓄積して第
三者に送信可能とするステップと、を備えることを特徴
とする評価サーバシステムの情報処理方法。
【0022】(6)上記(5)において、前記評価フォ
ームが、前記複数の提供者が提供する同種の前記サービ
ス又は商品に対して共通した評価項目を含んでおり、該
共通した評価項目に関する前記評価情報を、前記複数の
提供者名を含んだリスト表示として第三者に提供するこ
とを特徴とする評価サーバシステムの情報処理方法。
【0023】(7)上記(5)又は(6)において、前
記受取サーバシステムに対して前記識別情報を発行する
際に、該識別情報の発行に基づく対価を前記提供者に請
求するための請求伝票を生成することを特徴とする評価
サーバシステムの情報処理方法。
【0024】(8)上記(5)又は(6)において、前
記クライアントシステムから評価情報を受け取った際
に、前記識別情報の消費に基づく対価を前記提供者に請
求するための請求伝票を生成することを特徴とする評価
サーバシステムの情報処理方法。
【0025】(9)上記(5)乃至(8)のいずれかに
おいて、前記提供者が利用する前記受取サーバシステム
に対して、該提供者が提供する前記サービス又は商品に
関する前記享受者からの前記評価情報の少なくとも一部
を送信するステップを有することを特徴とする評価サー
バシステムの情報処理方法。
【0026】(10)上記(5)乃至(9)のいずれか
において、前記享受者が前記識別情報を有していると判
定された際、又は該判定の後に該享受者から前記評価情
報を受け取った際のいずれかにおいて、利用された前記
識別情報を前記発行済み識別情報リストから除外するこ
とを特徴とする評価サーバシステムの情報処理方法。
【0027】(11)上記(5)乃至(10)のいずれ
かにおいて、発行時から所定の時間が経過した前記識別
情報を、前記発行済み識別情報リストから除外すること
を特徴とする評価サーバシステムの情報処理方法。
【0028】(12)上記(5)乃至(11)のいずれ
かにおいて、互いに異なる前記サービス又は商品を享受
した複数の前記享受者のそれぞれに対して同種のポイン
トを提供するようにしたことを特徴とする評価サーバシ
ステムの情報処理方法。
【0029】(13)複数の提供者が提供する所定のサ
ービス又は商品を評価する評価サーバシステムであっ
て、前記複数の提供者からの識別情報発行要求を受付け
た際に該提供者のそれぞれに対して所定の識別情報を発
行し、且つ、該発行した識別情報を発行済み識別情報リ
ストに登録する識別情報発行処理部と、前記提供者から
所定のサービス又は商品を享受した享受者からアクセス
された際に、該享受者に対して識別情報入力フォームを
送信して少なくとも前記識別情報の入力を促し、入力さ
れた情報が前記発行済み識別情報リストに含まれるか否
かによって該享受者が前記識別情報を所持しているか否
かを判定する受付処理部と、前記識別情報を所持してい
る前記享受者に対して所定の評価入力フォームを提供す
ると共に、該入力フォームに入力された評価情報を受信
して蓄積する評価処理部と、該評価情報を受信した際に
前記享受者に対してポイント、サービス、物品又は金銭
のいずれかを提供する為の処理伝票を生成、記録する謝
礼提供処理部と、蓄積された前記評価情報を第三者に公
表する情報提供処理部と、を備えることを特徴とする評
価サーバシステム。
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施形態について詳細に説明する。
【0031】図1に、本発明の第1実施形態にかかる評
価装置1の全体構成を示す。
【0032】評価装置1は、運営者Uによって運営され
る評価サーバシステム10と、サービス又は商品を提供
している複数の提供者T1,T2,T3がそれぞれ利用
する受取サーバシステム12と、サービス又は商品の享
受者K1,K2,K3が利用するクライアントシステム
14と、を備えている。これらの評価サーバシステム1
0と受取サーバシステム12は専用回線Sによって接続
されており、また評価サーバシステム10とクライアン
トシステム14はインターネットNを介して接続されて
いる。なお、評価サーバシステム10と受取サーバシス
テム12もインターネットNによって接続されるように
してもよく、また、有線の場合に限らず無線通信が介在
しても良い。評価サーバシステム10には、データベー
ス(記憶装置)26及び課金サーバ50が接続されてい
る。
【0033】ここでは、複数の提供者T1,T2,T3
がそれぞれ病院であり、患者である享受者K1,K2,
K3に対して「医療サービス」を提供する場合を想定し
ている。更に、提供者T1が享受者K1に、提供者T2
が享受者K2に、提供者T3が享受者K3に、医療サー
ビスを提供する場合を示す。
【0034】評価サーバシステム10は、図2に拡大し
て示されるように、提供者T1,T2,T3からの識別
情報発行要求を受付けるとともに、この提供者T1,T
2,T3に対して所定の識別情報(ここではパスワー
ド)を発行する識別情報発行処理部16と、享受者K
1,K2,K3からアクセスされた際に、この享受者K
1,K2,K3が前記パスワードを所持しているか否か
を判定する受付処理部18と、パスワードを所持してい
る享受者K1,K2,K3に対して所定の評価フォーム
を提供すると共に、この評価フォームに入力された評価
情報を受信して蓄積する評価処理部20と、この評価情
報を受信した際に享受者K1,K2,K3に対してポイ
ント、サービス、物品又は金銭を発行する謝礼提供処理
部22と、蓄積された評価情報(の一部)を第三者に公
表する情報提供処理部24と、を備える。
【0035】なお、これらの各部は、所定のプログラム
が計算機の演算装置で処理されることで実現されるのが
一般的である。これは1台の計算機ですべて処理するよ
うにしてもよく、また複数の計算機に分散処理させても
かまわない。
【0036】次に、この評価装置1の作用について、実
際の業務フローを含めながら説明する。
【0037】ステップ100:提供者T1,T2,T3
が、受取サーバシステム12を利用して評価サーバシス
テム10にアクセスし、パスワードの発行(購入指示)
を要求する。この際、提供者T1,T2,T3が受取サ
ーバシステム12を用いて、上記パスワードを渡す予定
である享受者K1,K2,K3の氏名を評価サーバシス
テム10に送信する。
【0038】ステップ102:評価サーバシステム10
における識別情報発行処理部16は、上記要求の応答と
して所定のパスワードを受取サーバシステム12に送信
する。その際、自らの記憶装置26に、提供者T1,T
2,T3の氏名(病院名)、各提供者T1、T2、T3
発行したパスワード、そのパスワードを渡す予定である
享受者K1,K2,K3の氏名をそれぞれ対応させて
「発行済み識別情報リスト」として記録しておく。例え
ば図3に示されるような発行済み識別情報リストが生成
される。
【0039】ステップ104:パスワードが発行された
時点で、課金用サーバ50においてパスワード売買伝票
が生成される。これは、提供者T1,T2,T3から運
営者Uにパスワード代金(ここでは100円とする)が
支払われることを意味する。なお、ここでは有料でパス
ワードを発行しているが、もちろん無料でもかまわな
い。
【0040】ステップ106:病院である提供者T1,
T2,T3は、患者である享受者K1,K2,K3に対
して医療サービスを提供し、更に、サービス終了後に上
記パスワードを渡す。これは、たとえば図4に示される
ような紙面を渡すことによって実現される。この紙面に
は、享受者K1,K2,K3の名前、上記パスワード、
そして評価サーバシステム10にアクセスするためのU
RL等が記載されている。なお、これは電子メール等を
利用して享受者K1,K2,K3に上記パスワード等を
提供するようにしても良い。
【0041】ステップ108:享受者K1,K2,K3
は医療サービスを受けた後に帰宅し、クライアントシス
テム14(PCであることが多い)を用いて評価サーバ
システム10にアクセスする。その結果、評価サーバシ
ステム10における受付処理部18が起動され、クライ
アントシステム14に対して図5に示されるようなパス
ワード入力画面が送信される。享受者K1,K2,K3
はそこに自身の名前とパスワードを入力して返信する。
なお、ここでは自宅にクライアントシステム14を有す
る場合を示したが、それ以外にもインターネットに接続
可能な街頭のキオスク端末等を利用しても良い。
【0042】ステップ110:受付処理部18では、返
信された上記「名前」及び「パスワード」と、記憶装置
26における発行済み識別情報リストに記録されている
「名前」「パスワード」とを照合し、一致しているもの
が存在すれば実際に医療サービスを受けた享受者K1,
K2,K3であると判定する。どちらか一方でも誤って
いる限り受付を拒否する。
【0043】ステップ112:正確な享受者K1,K
2,K3であると判断された場合、評価処理部20が起
動され、提供者T1,T2,T3の医療サービスを評価
するための評価フォーム(図6参照)をクライアントシ
ステム14に送信する。ここでは、医者の対応、診察の
丁寧度合、受付から診察までの待ち時間、清潔度合等の
各種項目について、「良い」「まあまあ良い」「普通」
「あまり良くない」「悪い」の選択枝が用意されている
ので、各項目について享受者K1,K2,K3が評価を
して返信する。なお、この評価項目は一例であって、ど
のような評価を行うかは適宜決定されるものである。
【0044】ステップ114:評価フォームを受信した
評価処理部20は、記憶装置26に評価結果を蓄積して
おく。この場合、評価処理部20はその評価情報を享受
者K1,K2,K3の名前を匿名として提供者T1,T
2,T3のシステム(受取サーバシステム12を利用す
ることもできる)に送信するようにしても良い。
【0045】ステップ115:評価を受信した時点で謝
礼提供処理部22が起動され、享受者K1,K2,K3
にポイントを発行する。この発行とは、ここでは所定の
ポイント数(例えば20ポイント)を享受者K1,K
2,K3の氏名に対応させて記憶装置26に記録してお
くことを意味する。このポイントが規定値以上に達する
と、享受者K1,K2,K3に対して所望の商品が配送
されたり、金銭が得られたりする。ここでは異なる提供
者K1,K2,K3に対して同種のポイントを発行して
いる。従って、例えば既に提供者T1の医療サービスを
評価して20ポイント獲得している享受者K1が、その
後に提供者T3からの医療サービスを受け、それを評価
することで得られる20ポイントは、既に獲得した20
ポイントに累積させて計40ポイントにすることができ
る。
【0046】なお、本発明はこのようにポイント制度を
利用する場合に限られず、享受者K1,K2,K3に対
して口座番号等の金銭受取用の識別番号を入力させ、直
接、金銭(ここでは提供者T1,T2,T3にパスワー
ドを販売した額と同じである100円)を入金するよう
な処理伝票を課金用サーバ50で生成するようにしても
かまわない。また、電子マネーや地域通貨などを配信す
るようにしても良い。
【0047】なお、上記パスワードは使用済みとなるの
で、受付処理部18で参照する発行済み識別情報リスト
からこのパスワードを除外(削除)する。従って、享受
者K1,K2,K3は同じパスワードを用いて繰り返し
て評価をすることが出来ない。
【0048】ステップ116:以上の評価情報は、情報
提供処理部24によって全部又は一部が第3者に広く公
開される。多数の享受者K1,K2,K3からの評価情
報が収集された場合には統計情報として公開しても良
い。これは、一般的にはWWWサーバアプリケーション
プログラム(例えばapache)によって実現され
る。
【0049】本評価装置1によれば、識別情報(パスワ
ード)を有効活用することで、医療サービスを実際に受
けている享受者K1,K2,K3に該医療サービスを評
価させるようにしている。つまり、パスワードを入手し
た享受者K1,K2,K3でなければ評価できないこと
から、評価情報の正確性が高められる。ここでは享受者
K1,K2,K3の氏名も含めて受付の判定基準として
いるので、実際に医療サービスを受けている者を判定す
るという点ではより確かとなるが、パスワードだけでも
十分な正確性を確保できる。従って、どの提供者T1、
T2、T3を選択するか迷っている第三者によって、公
開された評価情報が有益な情報源になる。
【0050】また、各提供者T1,T2,T3に対して
多数の享受者K1,K2,K3・・・の評価が蓄積され
るほど、評価情報の正確性が自ずと高められることにな
る。つまり、各評価の1つ1つは個人的な評価である
が、それが蓄積されることで情報の偏りが防止される。
【0051】ポイント制度を利用することで、享受者K
1,K2,K3が積極的に評価サーバシステム10にア
クセスするように誘引しているので、単に趣味的にイン
ターネットを利用している者に評価者(享受者)が限定
されず、より一般的な(実際の市場と一致した)多くの
評価情報を蓄積することができる。
【0052】更にこれらの評価が第3者に公開されてい
るので、今後医療サービスを受けようとする者は事前に
病院(提供者T1,T2,T3)の情報を得ることがで
きるようになる。更に、複数の病院(提供者)の評価情
報が蓄積されれば、その中から最も自分に合った病院等
を選択することができる。
【0053】提供者T1,T2,T3にとっても、評価
情報を直接受取ったり、或は情報提供処理部24にアク
セスして評価状況を観察したりすることができるので、
顧客である享受者K1,K2,K3の満足度合(市場の
ニーズ)を察知することができる。また、他の病院との
評価度合を比較することで、自らのサービスが優れてい
る点、劣っている点を認知することができるようにな
り、サービス品質の向上に努めることができる。これは
患者にとっても大変有意義である。特に、広告が規制さ
れている業種の場合には自らを積極的に売り込むことが
出来ないが、このように患者である享受者K1,K2,
K3から直接評価されることで、いわゆる口コミ作用に
より顧客を獲得する機会が得られる。つまり、より良い
医療サービスを提供する提供者T1,T2,T3には自
ずと患者が集まることになり、相乗的なメリットが得ら
れる。
【0054】また、評価サーバシステム10にリストア
ップされる提供者T1,T2,T3は、パスワードを享
受者に提供することで、自らのサービスが評価されるこ
とを積極的に申し出る「顧客重視」の姿勢を示すことが
出来る。その結果、享受者K1,K2,K3にとっても
事前に安心感を得ることができると共に、リストアップ
されている提供者T1,T2,T3の中から選択すれば
医療サービスを受けた際にポイントを獲得する機会が確
保される。これも提供者T1,T2,T3にとって顧客
の吸引力を高める結果になる。この点では、必ずしも評
価情報を第3者に公開する必要はなく、識別情報提供者
リストとして、各提供者T1,T2,T3に関する特定
情報(連絡先、サービス等の内容等)を第3者に公開す
れば十分である。
【0055】なお、本実施形態ではポイントを評価サー
バシステム10で統一している。従って、提供者T1、
T2、T3以外の他の業種に関しても同種のポイントを
発行すれば、享受者K1,K2,K3は日常利用する商
品、サービス等から広くポイントを収集することができ
る。
【0056】更に、クライアントシステム14から評価
サーバシステム10にアクセスするために一度利用され
たパスワードは発行済み識別情報リストから除外される
ので、享受者K1,K2,K3は新しいパスワードを手
得しない限り、即ち新しくサービス等を享受しない限り
再び評価することができない。その結果、一つのパスワ
ードを用いて同一人によって何度も評価されることを防
止できるので、よりリアルタイムで正確な評価結果を得
ることができる。なお、ここでは提供者Tと運営者Uが
異なる場合を示したが、同一者が担当しても良い。
【0057】次に、本発明の第2実施形態として、上記
評価装置1を用いて商品を評価する場合について説明す
る。従って図1で示した評価装置1と同じ符号を付する
ことで図示を省略する。ここでは、商品メーカである提
供者T1,T2,T3が、インターネット上で同種の競
合商品を享受者K1,K2,K3に販売する場合を想定
しており、評価装置1の作用について重点的に説明す
る。
【0058】ステップ200:複数の提供者T1,T
2,T3が、それぞれ、受取サーバシステム12を利用
して評価サーバシステム10にアクセスして、パスワー
ドの発行(購入指示)を要求する。ここでは、生産され
た商品数に応じて、提供者T1,T2,T3がそれぞれ
1000個のパスワードを評価サーバシステム10に要
求する。
【0059】ステップ202:評価サーバシステム10
における識別情報発行処理部16は、上記要求の応答と
して所定の1000個のパスワードを各受取サーバシス
テム12に送信する。その際、自らの記憶装置26に、
提供者T1,T2,T3の「商品名」と発行した「パス
ワード」を対応させて記録しておく。例えば図7に示さ
れるような発行済み識別情報リストが生成される。
【0060】ステップ204:メーカである提供者T
1,T2,T3は、商品のパッケージ内に外部から見え
ない状態でカードを挿入する。このカードには1つのパ
スワードと、評価サーバシステム10のURL等が記載
されており、計1000個の商品に1枚ずつ挿入され
る。
【0061】ステップ206:提供者T1,T2,T3
は卸し売り業者や小売店等を介して商品を販売する。享
受者K1,K2,K3がそれぞれの商品を購入した時点
で享受者K1,K2,K3に上記パスワードが渡された
ことになる。
【0062】ステップ208:享受者K1,K2,K3
は商品を購入して実際に使用した後に、クライアントシ
ステム14を用いて上記カードに記載されているURL
に従って評価サーバシステム10にアクセスする。そう
すると、評価サーバシステム10における受付処理部1
8が起動され、先ず、クライアントシステム14に対し
て図8に示されるような購入商品選択画面が表示され
る。この中から自分が購入した商品を選択すると、更に
図5に示したようなパスワード入力画面が送信される。
享受者K1,K2,K3はそこに自身の名前とパスワー
ドを入力して返信する。名前は照合目的ではなく、後述
するポイントを提供する相手を特定するために利用され
る。
【0063】ステップ210:受付処理部18では、選
択された「商品」と入力された「パスワード」が、記憶
装置26の発行済み識別情報リストに記録されているか
を確認し、一致しているものがあれば正確な享受者K
1,K2,K3であると判定する。一方、どちらか一方
でも誤っている限り受付を拒否する。
【0064】ステップ212:正確な享受者K1,K
2,K3であると判断された場合は評価処理部20が起
動され、購入した商品を評価するための評価フォームを
クライアントシステム14に送信する。
【0065】評価フォームは、図9に示されるように公
開用評価領域S1と詳細評価領域S2に別れている。公
開用評価領域S1は、同じ系統の競合商品(他社商品)
と比較し易い質問が用意されており、例えば、商品のデ
ザイン、使い易さ、価格設定、機能等の各種項目につい
て、「良い」「まあまあ良い」「普通」「あまり良くな
い」「悪い」の選択枝が用意されており、更にコメント
欄が儲けられている。一方、詳細評価領域S2は、提供
者T1,T2,T3の要求に基づいてカスタマイズされ
たものであり、より具体的な評価項目が用意されてい
る。
【0066】各項目について享受者K1,K2,K3が
評価をして返信する。公開用評価領域S1における評価
結果は情報提供処理部24によって一般公開され、ま
た、詳細評価領域S2の評価結果は公開されずに各提供
者T1,T2,T3に提供される。提供手法としては評
価処理部24によって送信しても良い。提供者T1,T
2,T3はこの評価結果に基づいて自分の商品を改善し
たり、或は次の商品開発の参考にすることができる。
【0067】ステップ214:評価フォームを受信した
評価処理部20は、記憶装置26にその評価結果を記録
する。
【0068】ステップ215:評価を受信した時点で謝
礼提供処理部22が起動され、その享受者K1,K2,
K3にポイント(例えば30ポイント)を発行する。発
行とは、ここでは所定のポイント数を入力された享受者
K1,K2,K3の氏名に対応させて記憶装置26に記
録することを意味する。例えば今回の享受者K1,K
2,K3が、第1実施形態における享受者K1,K2,
K3と同一人であったとすると、病院を評価した際に得
たポイント数(20ポイント)に今回のポイント(30
ポイント)が累積されて計50ポイントになる。
【0069】ポイントが規定値以上に達すると、享受者
K1,K2,K3は商品が得られたり、或は、金銭が得
られたりする。なお、ポイント制度にする場合に限られ
ず、享受者K1,K2,K3に対して口座番号等の金銭
受取用の識別番号を入力させ、直接、金銭(ここでは提
供者T1,T2,T3にパスワードを販売した額と同じ
である100円)を入金するような処理伝票を課金サー
バ50で生成するようにしてもかまわない。その他、ネ
ット上で利用可能な 電子マネーを、インターネットを
介してプレゼントしても良い。
【0070】また既に述べたように、詳細評価領域S2
における評価情報は、評価処理部20によって(享受者
名を匿名として)提供者T1,T2,T3のシステム
(受取サーバシステム12を利用することもできる)に
送信されるが、これと同時に、上記評価情報を提供者T
1,T2,T3に提供した対価として、或いは、パスワ
ード発行対価として、提供者T1,T2,T3から運営
者Uに所定の金銭を支払う旨の伝票が課金サーバ50に
よって生成される。勿論、他のタイミングで伝票を生成
しても構わない。
【0071】ステップ216:公開用評価領域S1に関
する評価情報は、情報提供処理部24によって全部或は
一部が第3者に公開される。多数の享受者K1,K2,
K3…からの評価情報が収集された場合には、それらを
1つずつリスト表示する場合のほかに、これらを統計情
報として公開しても良い。これは、一般的にはWWWサ
ーバアプリケーションプログラム(例えばapach
e)によって実現される。
【0072】なお、ここでは評価サーバシステム10が
享受者K1,K2,K3を識別するために、享受者K
1,K2,K3の名前を利用しているが、初回の評価時
や事前に、住所、氏名、メールアドレス、振り込み口座
等の情報を登録してもらい、評価サーバシステム10か
ら享受者K1,K2,K3に対して個人IDを提供する
ようにしても良い。このようにすれば、同性同名の2人
以上の享受者K1,K2,K3を名前ではなくIDで確
実に識別することができる。また、ここでは自分のポイ
ントを自分が利用する場合を示したが、他人にポイント
を譲渡できるように設定しても良い。
【0073】次に、本発明の第3実施形態にかかる評価
装置3(図10参照)について説明する。
【0074】ここでは、図1で示した評価装置1の構成
に加えて、提供者T1,T2,T3がそれぞれ販売サー
バ40を用意している。他の構成は図1の評価装置1と
同様であるので、同一部分については同一符号を付すこ
とで説明は省略する。提供者T1,T2,T3は小売店
であり、数々の商品をインターネットショップとして提
供している。この提供者T1,T2,T3は商品の提供
者であると共に、一方では、小売りサービスというサー
ビスの提供者でもある。それは、後述する評価フォーム
の内容によって決定されるが、ここでは商品を評価する
場合について説明する。
【0075】ステップ300:提供者T1,T2,T3
は、販売用サーバ40を利用して、インターネットNを
介して商品を享受者K1,K2,K3に販売する。販売
用サーバ40はここでは別途用意されているが上記受取
サーバシステム12を利用しても良い。享受者K1,K
2,K3は自宅等のクライアントシステム14によって
販売用サーバ40にアクセスし、所定の商品を選択して
商品を購入する。
【0076】ステップ302:提供者T1,T2,T3
と享受者K1,K2,K3との間で商品の売買契約が成
立すると、すなわち、商品購入伝票が作成されると、こ
の販売サーバ40と連動している受取サーバシステム1
2が評価サーバシステム10にアクセスしてパスワード
の発行を依頼する。依頼を受けた評価サーバシステム1
0は、単価100円で受取サーバシステム12に所定の
パスワードを発行するが、今回は、そのパスワードを直
接クライアントシステム14に送信する。従って、外見
上は評価サーバシステム10からクライアントシステム
14に発行されることになるが、実質的には、受取サー
バシステム12からの依頼に基づいているので、提供者
T1,T2,T3によって享受者K1,K2,K3にパ
スワードが渡されることになる。
【0077】その結果、クライアントシステム14の画
面には、商品の購入と同時に図11に示されるような情
報が表示される。この情報の中には、商品購入に関する
情報に加えて、上記パスワード、評価する時にアクセス
する場所となる評価サーバシステム10のアドレス情報
(URL)、パスワードの有効期限、等が含まれてい
る。
【0078】ステップ304:一方、評価サーバシステ
ム10では、自らの記憶装置26に、提供者T1,T
2,T3の商品名、発行したパスワード、享受者K1,
K2,K3の氏名、上記パスワードの有効期限等をそれ
ぞれ対応させて発行済み識別情報リストに記録する。有
効期限とは、例えば、「商品発送日から2週間」等であ
る。期限を超過した未使用のパスワードは上記リストか
ら自動的に除外され、再利用することが可能になる。ま
た、課金サーバ50によってパスワード発行の対価を請
求する処理伝票を生成する。この課金サーバ50は、電
子決済用のサーバ(図示省略)に接続されており、その
結果、提供者T1,T2,T3から運営者Uに対して所
定時に代金100円が振り込まれる。
【0079】ステップ306:小売店である提供者T
1,T2,T3は、享受者K1,K2,K3に対して所
定の商品を提供する。この場合、有形の物品は物流シス
テムによって配送され、音楽、映像のように電子情報商
品の場合はインターネットを介して配信される場合もあ
る。
【0080】ステップ308:享受者K1,K2,K3
は商品を購入して使用した後(例えば音楽の配信を受け
て聞いてみた後)に、クライアントシステム14を用い
て、購入時に提供されたURLに従って評価サーバシス
テム10にアクセスする。その結果、評価サーバシステ
ム10における受付処理部18が起動され、第1及び第
2実施形態と同様に、クライアントシステム14に対し
てパスワード入力画面が送信される。享受者K1,K
2,K3はそこに自身の名前とパスワードを入力して返
信する。
【0081】ステップ310:受付処理部18では、入
力された「パスワード」と「名前」が記憶装置26に記
録されているかを確認し、更に、上記有効期限(商品発
送日から2週間)を満たしているか否かも確認する。一
致しているパスワード、名前の組み合わせが存在し且つ
有効期限内であれば正確な享受者K1,K2,K3であ
ると判定する。誤っている場合はその旨を伝えて受付を
拒否する。
【0082】ステップ312:正確な享受者K1,K
2,K3であると判断された場合は評価処理部20が起
動され、購入した商品(例えば音楽)を評価するための
評価フォームをクライアントシステム14に送信する。
この評価フォームは、例えば、商品価格に対する満足度
合い、商品の品質、商品のカラーの選択理由等が含まれ
ており、提供者T1、T2、T3はこの評価情報を参考
にして、今後の店頭(実際の店舗とインターネット上店
舗の双方)の品揃えを工夫することが出来る。
【0083】ステップ314:評価フォームを受信した
評価処理部20は、記憶装置にその評価結果を記録して
おく。
【0084】ステップ315:評価を受信した時点で謝
礼提供処理部22が起動され、その享受者K1,K2,
K3に金銭(100円)を発行する。
【0085】ステップ316:評価情報は、情報提供処
理部24によって第3者に一般公開される。多数の享受
者K1,K2,K3から評価情報が収集された場合には
統計情報として公開しても良い。
【0086】この統計情報の中には、同じ商品に対して
各享受者K1,K2,K3から仮に複数回の評価を受け
付けた場合、各享受者K1,K2、K3における評価平
均値或は最新評価だけを採用することで、一人の享受者
における同一商品(サービス)の重複評価の影響を統計
から除外した「整理済み評価情報」を提供してもよい。
そうすると、一人の享受者によって偏った評価がなされ
た場合であっても、全体的な評価結果に大きく反映され
ないのでより有用な情報源となる。公開は、例えば競合
商品と比較できるような状態で提供される。
【0087】また、本第3実施形態においては、提供者
T1,T2,T3の商品販売用のホームページにて、商
品の購入時に享受者K1,K2,K3が上記パスワード
の要・不要を任意に選択できるようにしてもよい。ま
た、評価情報の受付は、評価サーバシステム10に直接
アクセスするようにしてもよいし、また、提供者T1,
T2,T3のWWWサーバなどに評価サーバシステム1
0の機能の一部を分散して用意しておき、そのホームペ
ージが評価サーバシステムの処理を代行してもかまわな
い。つまり、提供者T1,T2,T3が所有するサーバ
によって評価情報を享受者K1,K2,K3から間接的
に受取り、それを評価サーバシステム10に送信するよ
うにしても良い。
【0088】その他にも、享受者K1,K2,K3によ
って評価情報が評価サーバシステム10に送信された後
は、その評価対象となった提供者T1,T2,T3の各
ホームページにリンクさせてもよい。商品の評価が高い
場合、享受者K1,K2,K3が再度そのホームページ
において同じ商品を購入したり、或は提供者T1,T
2,T3が提供する他の商品に興味が湧く可能性が高い
からである。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、享受者側は以下に示す
利点の少なくとも1つを得ることが出来る。 (1)評価をすればポイント、物品、金銭等が提供され
る。 (2)公開される評価情報を参照することで、リスト中
から自分に合った商品又はサービスを選択することが出
来る。 (3)従来と比較して信頼性の高い評価情報を事前に入
手することが出来る。 (4)広告等が規制されている業種においては評価情報
が貴重な情報源となる。 (5)ポイント等は、評価対象となる商品又はサービス
等の種類や業種を超えて共通させることができるので、
容易にポイント等を収集することが出来る。 (6)評価を受ける提供者がより良いサービス等を提供
するように努力をするので、享受者が享受するサービス
等の質、価格等のレベルが向上する。
【0090】一方、提供者側には以下のような利点の内
少なくとも1つを得ることが出来る。 (1)実際の享受者から直接評価されることで、評価情
報を入手すれば自分が提供するサービス等の市場におけ
るランク等を認識することが出来、サービス等の改善に
役立てることが出来る。 (2)実際にサービス等を提供した時点(つまり売上が
計上された時点)、或は、評価情報を入手した時点でパ
スワード代を支払うシステムにすることができるので、
予め莫大な費用が発生する一般的な広告よりも売上に比
例した投資で済み、更に通常のアンケート等よりも投資
効率が良い。 (3)享受者から高い評価を受ければ、新たな顧客を獲
得する機会が増大する。 (4)上記(3)は、特に、自らの積極的な広告が禁止
されている業種においても情報が公開されることにな
り、良い評価を受けている者はいわゆる口コミ作用によ
って顧客の増大を期待できる。 (5)評価フォームをカスタマイズすれば、必要とする
評価情報を効率よく回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2実施形態にかかる評価装
置の全体構成を示す図
【図2】同評価装置における評価サーバシステムの具体
的構成を示す図
【図3】同評価サーバシステムによって生成される発行
済み識別情報リストを示す概念図
【図4】享受者に渡されるパスワード等が記載された紙
面を示す図
【図5】同評価サーバシステムによって提供されるパス
ワード入力画面を示す図
【図6】同評価サーバシステムによって提供される評価
フォームを示す図
【図7】同評価サーバシステムによって生成される発行
済み識別情報リストを示す概念図
【図8】同評価サーバシステムによって提供される商品
選択画面を示す概念図
【図9】同評価サーバシステムによって提供される評価
フォームを示す図
【図10】本発明の第3実施形態にかかる評価装置の全
体構成を示す図
【図11】同評価サーバシステムによって提供されるパ
スワード提供画面を示す図
【符号の説明】
1、3…評価装置 10…評価サーバシステム 12…受取サーバシステム 14…クライアントシステム 26…データベース 40…販売サーバ 50…課金サーバ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】評価サーバシステムと、サービス又は商品
    の提供者側が利用する受取サーバシステムと、サービス
    又は商品の享受者側が利用するクライアントシステム
    と、を備えている評価装置であって、 前記提供者は、前記受取サーバシステムを利用して前記
    評価サーバシステムから所定の識別情報を入手すること
    が可能とされ、 前記享受者は、前記提供者から所定サービス又は商品を
    享受した際に受取った前記識別情報を利用して前記クラ
    イアントシステムによって前記評価サーバシステムにア
    クセスし、該評価サーバシステムと連係して該所定サー
    ビス又は商品を評価可能とされ、 前記評価サーバシステムは、前記クライアントシステム
    から評価情報を受取った際に該享受者に対して所定のポ
    イント、サービス、物品又は金銭のいずれかを提供する
    と共に、該評価情報を蓄積可能とされていることを特徴
    とする評価装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記評価サーバシステ
    ムは、受け取った前記評価情報を第3者に提供可能とさ
    れていることを特徴とする評価装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記評価サーバ
    システムは、前記提供者によって提供される前記サービ
    ス又は商品に関する情報を第3者に提供可能とされてい
    ることを特徴とする評価装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記受取サ
    ーバシステムが前記評価サーバシステムから前記識別情
    報を購入するようにしたことを特徴とする評価装置。
  5. 【請求項5】提供者が提供する所定のサービス又は商品
    を、評価サーバシステムを利用して評価する際の該評価
    サーバシステムにおける情報処理方法であって、 複数の前記提供者がそれぞれ利用している受取サーバシ
    ステム対して所定の識別情報を発行し、且つ、該識別情
    報を記憶装置に記録されている発行済み識別情報リスト
    に登録するステップと、 前記提供者から前記サービス又は商品を享受した享受者
    がそれぞれ利用しているクライアントサーバシステムに
    対して識別情報入力フォームを送信して前記識別情報の
    入力を促し、前記享受者が前記識別情報を有しているか
    否かを前記発行済み識別情報リストを参照して判定する
    ステップと、 前記識別情報を有している前記享受者の前記クライアン
    トサーバシステムに対して評価フォームを送信し、前記
    提供者から享受した前記所定サービス又は商品を評価す
    るように促すステップと、 前記クライアントサーバシステムから評価情報を受取っ
    た際に該享受者に対してポイント、サービス、物品又は
    金銭のいずれかを提供する為の処理伝票を生成するステ
    ップと、 受け取った前記評価情報を蓄積して第三者に送信可能と
    するステップと、 を備えることを特徴とする評価サーバシステムの情報処
    理方法。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記評価フォームが、前記複数の提供者が提供する同種
    の前記サービス又は商品に対して共通した評価項目を含
    んでおり、 該共通した評価項目に関する前記評価情報を、前記複数
    の提供者名を含んだリスト表示として第三者に提供する
    ことを特徴とする評価サーバシステムの情報処理方法。
  7. 【請求項7】請求項5又は6において、 前記受取サーバシステムに対して前記識別情報を発行す
    る際に、該識別情報の発行に基づく対価を前記提供者に
    請求するための請求伝票を生成することを特徴とする評
    価サーバシステムの情報処理方法。
  8. 【請求項8】請求項5又は6において、 前記クライアントシステムから評価情報を受け取った際
    に、前記識別情報の消費に基づく対価を前記提供者に請
    求するための請求伝票を生成することを特徴とする評価
    サーバシステムの情報処理方法。
  9. 【請求項9】請求項5乃至8のいずれかにおいて、 前記提供者が利用する前記受取サーバシステムに対し
    て、該提供者が提供する前記サービス又は商品に関する
    前記享受者からの前記評価情報の少なくとも一部を送信
    するステップを有することを特徴とする評価サーバシス
    テムの情報処理方法。
  10. 【請求項10】請求項5乃至9のいずれかにおいて、 前記享受者が前記識別情報を有していると判定された
    際、又は該判定の後に該享受者から前記評価情報を受け
    取った際のいずれかにおいて、利用された前記識別情報
    を前記発行済み識別情報リストから除外することを特徴
    とする評価サーバシステムの情報処理方法。
  11. 【請求項11】請求項5乃至10のいずれかにおいて、 発行時から所定の時間が経過した前記識別情報を、前記
    発行済み識別情報リストから除外することを特徴とする
    評価サーバシステムの情報処理方法。
  12. 【請求項12】請求項5乃至11のいずれかにおいて、 互いに異なる前記サービス又は商品を享受した複数の前
    記享受者のそれぞれに対して同種のポイントを提供する
    ようにしたことを特徴とする評価サーバシステムの情報
    処理方法。
  13. 【請求項13】複数の提供者が提供する所定のサービス
    又は商品を評価する評価サーバシステムであって、 前記複数の提供者からの識別情報発行要求を受付けた際
    に該提供者のそれぞれに対して所定の識別情報を発行
    し、且つ、該発行した識別情報を発行済み識別情報リス
    トに登録する識別情報発行処理部と、 前記提供者から所定のサービス又は商品を享受した享受
    者からアクセスされた際に、該享受者に対して識別情報
    入力フォームを送信して少なくとも前記識別情報の入力
    を促し、入力された情報が前記発行済み識別情報リスト
    に含まれるか否かによって該享受者が前記識別情報を所
    持しているか否かを判定する受付処理部と、 前記識別情報を所持している前記享受者に対して所定の
    評価入力フォームを提供すると共に、該入力フォームに
    入力された評価情報を受信して蓄積する評価処理部と、 該評価情報を受信した際に前記享受者に対してポイン
    ト、サービス、物品又は金銭のいずれかを提供する為の
    処理伝票を生成、記録する謝礼提供処理部と、 蓄積された前記評価情報を第三者に公表する情報提供処
    理部と、を備えることを特徴とする評価サーバシステ
    ム。
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