JP2002228242A - 室圧制御方法および装置 - Google Patents

室圧制御方法および装置

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JP2002228242A
JP2002228242A JP2001029042A JP2001029042A JP2002228242A JP 2002228242 A JP2002228242 A JP 2002228242A JP 2001029042 A JP2001029042 A JP 2001029042A JP 2001029042 A JP2001029042 A JP 2001029042A JP 2002228242 A JP2002228242 A JP 2002228242A
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air
air volume
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exhaust
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JP2001029042A
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Masafumi Kinoshita
雅史 木下
Masayoshi Sakuma
正芳 佐久間
Minoru Takahashi
稔 高橋
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/0001Control or safety arrangements for ventilation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内外の気密が比較的保たれた構造の微生物
学実験室や放射性廃棄物処理施設、あるいは、クリーン
ルームなどにおいて、給気風量と排気風量との風量差
と、室圧との関係を把握し、風量差に基づいて室圧を制
御する室圧制御方法および装置を提供する。 【解決手段】 給気風量を可変にする給気用変風量装置
3と、排気風量を可変にする排気用変風量装置11を室
61に接続する。そして給気用変風量装置3と排気用変
風量装置11に制御装置21に接続するとともに、この
制御手段21に室内温度検出機17と給気温度制御装置
7を接続する。このように室圧制御装置1Aを構成すれ
ば、給気風量と排気風量の差によって室61の内部を任
意圧力に設定するとともに、室内の熱負荷に応じて風量
を変動させ、前記室内の温度を一定に保つことが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室圧制御方法およ
び装置に係り、特に、微生物学実験室や放射性廃棄物処
理施設、あるいは、クリーンルームなどのように、各室
を比較的気密に維持して室圧を陽圧又は陰圧に保持し、
室温を所定温度に保持するための室圧制御方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室圧を陰圧に制御する場合には、
密閉した室への給気風量又は排気風量の調整を図6に示
した室内微差圧制御空調設備60で行なっていた。図6
は、従来の室内微差圧制御空調設備の全体構成図であ
る。同図に示すように、例えば、密閉した室61は、大
気圧に対して−20Paの負圧に調整された緩衝調整室
63と、同じく大気圧に対して−40Paの負圧に制御
された実験室65とから構成されている。密閉した室6
1は壁67により大気あるいは廊下から隔離され、前記
室圧にそれぞれ維持されている。緩衝調整室63と実験
室65との間には第1室圧制御装置69が、また、緩衝
調整室63と廊下との間には第2室圧制御装置71がそ
れぞれ設けられている。この室圧制御装置により制御さ
れる室61は、複数の室61a、61b、61c、…よ
り構成されており、それぞれの室61a、61b、61
c、…には、給気ファン73よりメイン給気ダクト75
と、メイン給気ダクト75から分岐された分岐給気ダク
ト77にそれぞれ給気風量を可変とする変風量装置79
とが設けられており新鮮な空気が供給されている。変風
量装置79は、風量調整装置81により給気風量を可変
に制御されており、それぞれの室61a、61b、61
c、…の室圧に応じて供給する給気風量を制御してい
る。風量調整装置81には、微差圧発振器83が接続さ
れ、それぞれの室61a、61b、61c、…の室圧と
大気圧との差圧を検出し、それぞれの室61a、61
b、61c、…の室圧が所定室圧になるように風量調整
装置81により変風量装置79の給気風量を可変として
微差圧の調整を行っている。また、それぞれの室61
a、61b、61c、…の空気は、分岐排気ダクト83
からメイン排気ダクト85を介して排気ファン87によ
り吸引され、分岐排気ダクト83に設けられている定風
量装置89により一定の風量が排気されている。このよ
うに、従来の室内微差圧制御空調設備では、排気風量を
一定に保ちながら、給気風量を調整することでそれぞれ
の室61の室圧を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
室内微差圧制御空調設備では、室圧を制御するためだけ
に風量調整装置が作動するため、室内の熱負荷が大きく
変動する施設や、空調を単一の給排気系統で行なう複数
の実験室を持つ施設において、熱負荷が実験室毎に大幅
に異なる場合には、風量制御のみで室内熱負荷の除去と
室圧制御を同時に行なうことは困難であった。また、図
6では、排気風量は定風量装置とした場合を示している
が、この装置を変風量とし、例えば、室内の温度に基づ
き制御する方法が考えられる。しかし、この方法では給
気と排気との各々の変風量装置が独立して作動するとと
もに、室内の温度に単独に制御するため、室圧および室
温共に安定した制御が出来ないという問題が考えられ
る。
【0004】さらに従来の室内微差圧制御空調設備で
は、給気側および排気側に設けられた図示しないフィル
ターの抵抗、および、排気側の定風量装置による動特性
ヒステリシスと作動のタイム差により、定風量装置から
の定風量が一定に排気されずに室圧が変動するおそれも
考えられる。
【0005】本発明は上記問題点に着目し、室圧制御方
法および装置に係り、特に、室内外の気密が比較的保た
れた構造の微生物学実験室や放射性廃棄物処理施設、あ
るいは、クリーンルームなどにおいて、給気風量と排気
風量との風量差と、室圧との関係を把握し、風量差に基
づいて室圧を制御する室圧制御方法および装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】また、本発明の他の目的は、排気および給
気の風量差を制御して室圧を一定にするとともに、室内
の温度に応じて風量差を変化させて室温を所定温度に保
持し、室圧および室温の両方を共により適正値に制御す
る室圧制御方法および装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る室圧制御方
法は、給気風量と排気風量の差によって室内を任意圧力
に設定するとともに、前記室内の熱負荷に応じて風量を
変動させ、前記室内の温度を一定に保つようにした。ま
た本発明に係る室圧制御装置は、給気風量を可変にする
給気用変風量手段と、排気風量を可変にする排気用変風
量手段を室に接続するとともに、これら前記給気用変風
量手段と前記排気用変風量手段に制御手段を接続し、当
該制御手段によって前記室への給気風量と排気風量の風
量差を一定にし、前記室内を任意圧力に設定するよう構
成した。
【0008】そして前記制御手段に室温検出手段を接続
し、当該室温検出手段による室温検出に応じて、給気風
量と排気風量の風量を変動させるようにしたり、さらに
前記室の給気側に給気温度制御手段を設けるとともに当
該給気温度制御手段を前記制御手段に接続し、室温に応
じて給気温度を調整可能にするようにしてもよい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、先ず給気風量と排気風量と
の風量差が適正値であるか、否かをチェックする。給気
風量と排気風量との風量差が適正値であれば室温のチェ
ックを行う。給気風量と排気風量との風量差が適正値で
ない場合には、排気風量を調整して給気風量と排気風量
との風量差を制御する。この排気風量は、目標室圧が決
まると適正風量差が決まる特性を有している。この適正
風量差からこのシステムの給気風量と排気風量との風量
差が決定される。次に室温が適正か、否かをチェックす
る。室温が適正値であれば給気風量と排気風量との風量
差チェックを再び行う。室温が適正値でない場合には、
給気風量が熱負荷に応じた適正給気風量になるように制
御手段である給気風量調整装置で制御する。この制御中
に給気風量が最小給気風量になると、給気風量は最小給
気風量に固定され、排気風量は制御手段である室圧調整
装置によって定められた給気風量と排気風量との風量差
になるように制御される。そして給気側に取り付けられ
た給気温度調整装置によって、室内熱負荷を除去できる
ように給気温度を適切な値に制御する。これによって、
陽圧又は陰圧に保持する室圧、および、熱負荷に応じた
所定の室温は、制御手段により給気風量と排気風量との
風量差を一定に保つと共に、必要に応じて給気を加熱あ
るいは冷却することにより両方共に適正値を得られるよ
うになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る室圧制御方法および
装置の具体的実施形態を添付した図面に従って詳細に説
明する。なお、従来例と同一部品には同一符号を付して
説明は省略する。図1は本発明の第1実施例である室圧
制御装置1の全体構成図、図2は室圧制御装置の特性を
示す図、図3は給気風量と排気風量の関係を説明する
図、図4は室圧制御装置1のフローチャート図である。
【0011】図1において、例えば、室圧制御装置1の
密閉した室61は、従来例と同様に、−20Paの負圧
に調整された緩衝調整室63と、−40Paの負圧に制
御された実験室65とから構成され、密閉した室61
は、壁67により大気圧あるいは廊下から隔離され、前
記室圧にそれぞれ維持されている。室圧Pcが制御され
る室61は、複数の室61a、61b、61c、…より
構成されており、それぞれの室61a、61b、61
c、…には、給気ファン73よりメイン給気ダクト75
と、メイン給気ダクト75から分岐された分岐給気ダク
ト77のそれぞれに給気風量を可変とする給気用変風量
装置3a、3b、3c…とが設けられており新規な空気
が供給されている。給気ファン73からメイン給気ダク
ト75の給気系には、給気空気の温度を所定の温度に加
熱あるいは冷却して制御する給気温度制御装置7と、給
気温度制御装置7からの給気空気の温度Taを測定する
給気用温度検出器9が直列に配設されている。
【0012】また、それぞれの室61a、61b、61
c、…の空気は、それぞれの分岐排気ダクト83からメ
イン排気ダクト85を介して排気ファン87により吸引
されるとともに、それぞれの分岐排気ダクト83に設け
られている排気用変風量装置11a、11b、11c…
により可変の風量が排気されている。給気用変風量装置
3および排気用変風量装置11は風量調整装置15に接
続されており、風量調整装置15a,15b,15c…
からの指令により、それぞれの室61a、61b、61
c、…の室圧Pxに合わせて給気用変風量装置3から可
変の風量を給気し、また、排気用変風量装置11から可
変の風量を排気している。すなわち、風量調整装置15
は、給気風量Qiと排気風量Qoとの風量差Qcが、図
2に示すように、それぞれの室61a、61b、61
c、…の目標室圧Px(以下、室圧Pxという)に合わ
せて給排している。図2は、横軸に給気風量Qiと排気
風量Qoとの風量差Qcを、縦軸に室圧Pxをとり、図
中の適正風量差曲線QLにより風量差Qcから室圧Px
が得られる相関関係を示している。これにより、給気側
あるいは排気側に設けた図示しないフィルタが目詰まり
して抵抗が変わり、給気用変風量装置3あるいは排気用
変風量装置11の両方あるいはいずれかの流れる風量が
変わっても、その風量差Qcに基づいて給気用変風量装
置3および排気用変風量装置11を制御しているため、
一定の室圧Pxを得ることができる。上記のごとく、給
気用変風量装置3である給気用変風量手段、および、排
気用変風量装置11である排気用変風量手段とをコンピ
ュータ等よりなる風量調整装置15の制御手段に接続す
ることにより、給気風量Qiと排気風量Qoとの風量差
Qcを一定に保つ制御を行っている。
【0013】また、それぞれの室61a、61b、61
c、…には、室内の温度(以下、室温Tcという)を測
定する室内温度検出器17が配設され、検出した温度信
号を室温調整装置19に送信している。室温調整装置1
9は、メイン給気ダクト75に直列に設けられた給気温
度制御装置7および給気用温度検出器9と、分岐給気ダ
クト77に設けられている給気用変風量装置3a、3
b、3c…とに接続されている。室温調整装置19は、
室内温度検出器17からの温度信号を受けて給気温度制
御装置7に指令を出力し、室温Tcが設定された所定の
温度になるように給気空気を加熱あるいは冷却してい
る。給気用温度検出器9は、室温調整装置19から給気
温度制御装置7に出力した指令を受け、給気温度制御装
置7により室内に供給する給気空気が設定された温度に
なっているか、否か、を検出して給気温度制御装置7に
フィードバックしている。これにより、室温調整装置1
9から給気温度制御装置7に対する加熱あるいは冷却の
指令に対して正確な温度の空気が供給されるようになっ
ている。
【0014】また、それぞれの室61a、61b、61
c、…の熱負荷Haが異なる場合には、それぞれの室6
1a、61b、61c、…の熱負荷Haに応じて、それ
ぞれの室温調整装置19a、19b、19c…が各給気
用変風量装置3a、3b、3c…に指令を出力し、各室
内に給気する変風量を増減している。この各室内に給気
する変風量の増減に合わせて、風量調整装置15は、排
気用変風量装置11に排気する排気空気の増減の指令を
出力し、給気風量Qiと排気風量Qoとの風量差Qcが
各室内の設定された室圧Pxになるように制御してい
る。
【0015】図3は、横軸に熱負荷Haを、縦軸に風量
Qaをとり、図中の実線により給気風量曲線RLを示
し、熱負荷Haに対して室内に供給する給気風量Qiの
相関関係を示している。また、図中の点線により排気風
量曲線YLを示し、適正給気風量Qiに対して適正排気
風量Qoを設定することにより、各室内の設定された室
圧Pxに合わせて適正な風量差Qcが得られることを示
している。上記のごとく、給気風量が熱負荷に応じた適
正給気風量になるように風量調整装置15によって制御
される。この制御中に給気風量Qiが一点鎖線で示すご
とく最小給気風量Qminに固定され、排気風量Qoは
風量調整装置15によって定められた給気風量Qiと排
気風量Qoの風量差Qcになるように制御される。この
とき、室61に最小給気風量Qminを供給しても熱負
荷が大きくて所定の温度にならない場合には、室内が所
定の温度になるように給気を給気温度制御装置7で加熱
あるいは冷却して供給している。これにより、室内は熱
負荷を除去でき所望の温度の室温Tcに制御することが
できる。
【0016】以上のように構成された室圧制御装置1の
作動について、図4のフローチャート図を用いて説明す
る。同図において、例えば、各室61からの空気のリー
クを無くしたり、あるいは、各室温調整装置19a、1
9b、19c…の清掃などが行われたりした後に、室圧
Pxが目標圧となるような給気風量Qiと排気風量Qo
の風量差Qcを調整するなどの定期点検を行う(ステッ
プ1)。この定期点検後に、給気風量Qiと排気風量Q
oの風量差Qcが適正値か、否かを判定している(ステ
ップ2)。ステップ2で、風量差Qcが適正値に入って
いない場合(NO)には、ステップ3に行く。ステップ
3では、風量調整装置15から各排気用変風量装置11
に指令を出力して排気風量Qoを調整し、給気風量Qi
との風量差Qcが適正値に入るように制御する。このと
き、図2に示す室圧Pxと風量差Qcとの関係に応じ
て、排気用変風量装置11に指令を出力して排気風量Q
oを制御することにより行う。ステップ3で排気用変風
量装置11を調整した後には、ステップ2に戻る。
【0017】ステップ2で風量差Qcが適正値に入って
いる場合(YES)には、ステップ4に行く。ステップ
4では、室温Tcが適正値か、否か、を判定している。
ステップ4で室温Tcが適正値に入っている場合(YE
S)には、ステップ5に行き、各室61の室圧Pxおよ
び室温Tcの制御をステップ2から続行する。ステップ
4で室温Tcが適正値に入っていない場合(NO)には
ステップ6に行く。ステップ6では、風量調整装置15
から各給気用変風量装置3に指令を出力して給気風量Q
iを調整し、室温Tcが適正値に入るように制御する。
ステップ6で給気用変風量装置3を調整し、室温Tcが
適正値に入った後には、ステップ7にいく。このとき、
図3に示す熱負荷Haと風量Waとの関係に応じて、給
気用変風量装置3に指令を出力して給気風量Qiを制御
することにより行う。ステップ7では、給気風量Qiは
換気回数から決まる最小風量Qminよりも多いか、否
か、を判定している。換気回数は、パルス状にON−O
FFを繰り返して行なうが、ON−OFFの時間は適宜
選択できるようにしても良い。ステップ7で最小風量Q
minよりも多い場合(YES)には、ステップ5に行
き、各室61の室圧Pxおよび室温Tcの制御を続行す
る。
【0018】ステップ7で最小風量Qminよりも少な
い場合(NO)には、ステップ8に行く。ステップ8で
は、給気風量Qiを最小風量Qminに固定する。ステ
ップ9では、給気風量Qiと排気風量Qoとの風量差Q
cを適正な風量差Qcaに保つ。ステップ10では、室
内の熱負荷Haが除去可能な吹き出し温度になるよう
に、室温調整装置19から給気温度制御装置7に対する
加熱あるいは冷却の指令を出力し、給気温度制御装置7
により室温Tcが所定の温度になるように制御する。そ
してステップ10が終了したら、ステップ5に行き、各
室61の室圧Pxおよび室温Tcの制御を続行する。
【0019】図5は、本発明に係る第2実施例である室
圧制御装置の全体構成図である。ここで図1に示す第1
実施例となる室圧制御装置1では、風量調整装置15お
よび室温調整装置19を用いて、室圧Pxと室温Tcを
制御していた。すなわち、風量調整装置15は、給気用
変風量装置3および排気用変風量装置11に接続され、
給気風量Qiと排気風量Qoとの風量差Qcが各室内の
設定された室圧Pxになるように制御している。また、
室温調整装置19は、給気温度制御装置7、および、風
量調整装置15を介して給気用変風量装置3に接続さ
れ、給気風量Qiの増減あるいは給気空気の温度を制御
して、室温Tcが設定された状態になるように制御して
いる。
【0020】これに対して、図5の第2実施例である室
圧制御装置1Aでは、風量調整装置15および室温調整
装置19の機能を一つの制御装置21に纏めたシステム
である。制御装置21は、給気用変風量装置3、排気用
変風量装置11、給気温度制御装置7、給気用温度検出
器9、および、室内温度検出器17にそれぞれ接続され
ている。
【0021】先ず、それぞれの制御装置21a、21
b、21c…は、図2の室圧Pxと風量差Qcとの関係
に応じて、それぞれの給気用変風量装置3a、3b、3
c…および排気用変風量装置11a、11b、11c…
に指令を出力して給気風量Qiと排気風量Qoとを制御
し、それぞれの室61a、61b、61c、…の室圧P
xになるように風量差Qcを設定している。また、制御
装置21は、図4の実線RLの熱負荷Haと風量Qaと
の関係より、給気用変風量装置3に指令を出力して給気
風量Qiを制御して、それぞれの室61a、61b、6
1c、…の室温Tcになるように給気風量Qiを設定し
ている。また、制御装置21は、給気温度制御装置7に
指令を出力して給気空気の温度を制御して、それぞれの
室61a、61b、61c、…の室温Tcになるように
給気空気の温度を設定している。これにより、各1個の
制御装置21である制御手段により、第1実施例の室圧
制御装置1と同様の制御ができる。
【0022】なお、上記実施例では、給気温度制御装置
7は給気ファン73の下流側に配設した例を示したが、
上流側に配設しても良い。また、室圧は陰圧の例を示し
たが、クリーンルーム等の室内の空気が外部に漏れても
良い場合の陽圧では、給気風量制御および排気風量制御
の機能を逆にしたシステムにすることにより、陽圧制御
と室温制御を同時に行うことができる。
【0023】上記に記載したように本発明は、室への給
気風量を可変にする給気用変風量手段と、室からの排気
風量を可変にする排気用変風量手段とを有し、前記室へ
の給気風量と排気風量との風量差を一定に保ち、室内を
一定の陽圧または陰圧の室圧に制御する制御手段を有す
る構成にしたため、排気および給気の変風量を連動して
風量差を制御して室圧を一定にするとともに、室内の温
度に応じて風量差を変化させて室温を所定温度に保持
し、室圧および室温の両方を共により適正値に制御する
ようにしている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における室
圧制御方法および装置によれば、給気風量と排気風量の
差によって室内を任意圧力に設定するとともに、前記室
内の熱負荷に応じて風量を変動させ、前記室内の温度を
一定に保つようにしたり、給気風量を可変にする給気用
変風量手段と、排気風量を可変にする排気用変風量手段
を室に接続するとともに、これら前記給気用変風量手段
と前記排気用変風量手段に制御手段を接続し、当該制御
手段によって前記室への給気風量と排気風量の風量差を
一定にし、前記室内を任意圧力に設定したことから、室
の圧力を一定に保つとともに前記室内の室温を一定にす
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例である室圧制御装置の
全体構成図である。
【図2】本発明に係る室圧制御装置の特性を示す図であ
る。
【図3】本発明に係る給気風量と排気風量の関係を説明
する図である。
【図4】本発明に係る室圧制御装置のフローチャート図
である。
【図5】本発明に係る第2実施例である室圧制御装置の
全体構成図である。
【図6】従来の室内微差圧制御空調設備の全体構成図で
ある。
【符号の説明】
1A……室圧制御装置、3……給気用変風量装置、7…
…給気温度制御装置、9……給気用温度検出器、11…
…排気用変風量装置、15……風量調整装置、17……
室内温度検出器、19……室温調整装置、21……制御
装置、61……室、63……緩衝調整室、65……実験
室、67……壁、73……給気ファン、75……メイン
給気ダクト、77……分岐給気ダクト、83……分岐排
気ダクト、85……メイン排気ダクト、87……排気フ
ァン、Qi……給気風量、Qo……排気風量、Qc……
風量差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L056 BD02 BD04 BF04 3L058 BF00 BG04 3L061 BF01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給気風量と排気風量の差によって室内を
    任意圧力に設定するとともに、前記室内の熱負荷に応じ
    て風量を変動させ、前記室内の温度を一定に保つことを
    特徴とする室圧制御方法。
  2. 【請求項2】 給気風量を可変にする給気用変風量手段
    と、排気風量を可変にする排気用変風量手段を室に接続
    するとともに、これら前記給気用変風量手段と前記排気
    用変風量手段に制御手段を接続し、当該制御手段によっ
    て前記室への給気風量と排気風量の風量差を一定にし、
    前記室内を任意圧力に設定したことを特徴とする室圧制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段に室温検出手段を接続し、
    当該室温検出手段による室温検出に応じて、給気風量と
    排気風量の風量を変動させたことを特徴とする請求項2
    に記載の室圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記室の給気側に給気温度制御手段を設
    けるとともに当該給気温度制御手段を前記制御手段に接
    続し、室温に応じて給気温度を調整可能にしたことを特
    徴とする請求項3に記載の室圧制御装置。
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