JP2002225771A - 自動二輪車における車両構成部品の配設構造 - Google Patents

自動二輪車における車両構成部品の配設構造

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JP2002225771A
JP2002225771A JP2001023110A JP2001023110A JP2002225771A JP 2002225771 A JP2002225771 A JP 2002225771A JP 2001023110 A JP2001023110 A JP 2001023110A JP 2001023110 A JP2001023110 A JP 2001023110A JP 2002225771 A JP2002225771 A JP 2002225771A
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JP2001023110A
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Yasuaki Ishihara
靖朗 石原
Yasuo Okamoto
泰雄 岡本
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車の後車輪の直径を大きくできるよ
うにして操安性を向上させるようにし、自動二輪車への
乗り心地が良好に保たれるようにする。 【解決手段】 自動二輪車1が、車体2の幅方向の中央
36に配置されて車体フレーム3の後上部に支持される
シート39と、このシート39の下方、かつ、上記車体
フレーム3の下部後方に配置され内燃機関57を主体と
して前後方向に延びる動力ユニット56とを備える。こ
の動力ユニット56の後部側が上下に揺動自在となるよ
うその前部を上記車体フレーム3に枢支させる。上記動
力ユニット56の後部にこの動力ユニット56からの駆
動力を入力して駆動する後車輪33を支承させる。上記
内燃機関57に大気側の空気を導入可能とさせる吸気系
部材69を設ける。上記シート39よりも前側で、上記
動力ユニット56の前方に、かつ、上記車体2のほぼ中
央36に上記吸気系部材69を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車体フレームに枢
支される動力ユニットと、この動力ユニットの主体とな
る内燃機関用の吸気系部材とを備えた自動二輪車におけ
る車両構成部品の配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車には、従来、特開平6−14
4328号公報で示されたものがある。
【0003】上記公報のものによれば、自動二輪車は、
車体の幅方向の中央に配置されて車体フレームの後上部
に支持されるシートと、このシートの下方、かつ、上記
車体フレームの下部後方に配置され内燃機関を主体とし
て前後方向に延びる動力ユニットとを備えている。この
動力ユニットの後部側が上下に揺動自在となるようその
前部が上記車体フレームに枢支され、上記動力ユニット
の後部にこの動力ユニットからの駆動力を入力して駆動
する後車輪が支承され、上記内燃機関に大気側の空気を
導入可能とさせる吸気系部材が設けられている。
【0004】上記内燃機関が駆動すれば、上記吸気系部
材を通し空気が燃料と共に上記内燃機関に供給されて燃
焼に供され、この燃焼に基づく内燃機関の駆動力が上記
動力ユニットを通し後車輪に伝達されて、自動二輪車の
走行が可能とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、従
来では、上記吸気系部材やバッテリは上記動力ユニット
の前部上方で、かつ、この動力ユニットの後部に支承さ
れた後車輪の前方に配置されており、特に、上記吸気系
部材を構成するエアクリーナは、その機能上、外形寸法
が大きいものである。
【0006】このため、上記後車輪の直径を大きくして
自動二輪車の操安性を向上させようとしても、これは上
記吸気系部材やバッテリの存在によって制限され、よっ
て、自動二輪車の操安性の向上は容易にはし難いという
問題点がある。
【0007】また、上記動力ユニットとバッテリはいず
れも重量物であるのにかかわらず、前、後車輪のうちの
後車輪側に偏って配置されがちであるため、自動二輪車
の前後方向における重量中心が後車輪側に偏りがちとな
って、前後方向における重量バランスが不均衡となり、
よって、自動二輪車の操安性の向上が阻害されるという
問題点もある。
【0008】そこで、上記動力ユニットの前方に上記吸
気系部材やバッテリを配置して、これらを上記後車輪の
回転中心から、より前方に位置させ、もって、この後車
輪の直径を大きくさせるようにし、また、自動二輪車の
前後方向における重量バランスをより均衡にさせるよう
にすることが考えられる。
【0009】しかし、上記吸気系部材やバッテリを単に
動力ユニットの前方に配置すると、上記シートに着座し
たライダーの足に上記吸気系部材やバッテリが干渉する
おそれを生じ、これは自動二輪車への乗り心地を阻害す
るものであって好ましくない。
【0010】また、上記内燃機関、吸気系部材、および
バッテリが車体の外側方から容易に見えると、自動二輪
車の見栄えが低下するため、上記内燃機関等を開閉自在
に覆うサイドカバーを設けることが考えられるが、この
サイドカバーを単に設けると、このサイドカバーの開閉
操作が煩雑となって、上記内燃機関等に対する保守、点
検作業がし難くなるおそれを生じる。
【0011】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、自動二輪車が、内燃機関を主体とする動
力ユニット、上記内燃機関に空気を導入可能とさせる吸
気系部材、およびバッテリ等の車両構成部品を備えた場
合において、後車輪の直径を大きくできるようにすると
共に、自動二輪車の前後方向における重量バランスをよ
り均衡にさせるようにして自動二輪車の操安性をより向
上させるようにし、また、このようにした場合でも、自
動二輪車への乗り心地や自動二輪車の見栄えが良好に保
たれるようにすると共に、上記内燃機関、吸気系部材、
およびバッテリに対する保守、点検作業が容易にできる
ようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動二輪車における車両構成部品の配設構造
は、次の如くである。
【0013】請求項1の発明は、車体2の幅方向の中央
36に配置されて車体フレーム3の後上部に支持される
シート39と、このシート39の下方、かつ、上記車体
フレーム3の下部後方に配置され内燃機関57を主体と
して前後方向に延びる動力ユニット56とを備え、この
動力ユニット56の後部側が上下に揺動自在となるよう
その前部を上記車体フレーム3に枢支させ、上記動力ユ
ニット56の後部にこの動力ユニット56からの駆動力
を入力して駆動する後車輪33を支承させ、上記内燃機
関57に大気側の空気を導入可能とさせる吸気系部材6
9を設けた自動二輪車において、
【0014】上記シート39よりも前側で、上記動力ユ
ニット56の前方に、かつ、上記車体2のほぼ中央36
に上記吸気系部材69を配置したものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記吸気系部材69が、上記内燃機関57から延出
する吸気管70と、この吸気管70の延出端部に取り付
けられるエアクリーナ71とを備えたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記車体フレーム3が、その前上端部
を構成するヘッドパイプ8と、このヘッドパイプ8から
後下方に延出しその後端部に上記動力ユニット56を枢
支するダウンチューブ10とを備えた自動二輪車におい
て、
【0017】上記ダウンチューブ10の後部上方に上記
吸気系部材69を配置したものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、上記ダウンチューブ10の前部と、上記吸気系部材
69との間の空間にバッテリ77を配置したものであ
る。
【0019】請求項5の発明は、請求項4の発明に加え
て、上記内燃機関57、吸気系部材69、およびバッテ
リ77を車体2の外側方から一体的に開閉自在に覆うサ
イドカバー78を設けたものである。
【0020】請求項6の発明は、請求項1から5のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記動力ユニット56の
前部上方に収納ボックス84を配置して上記車体フレー
ム3に支持させたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0022】図において、符号1は鞍乗型車両である自
動二輪車であり、矢印Frはその進行方向の前方を示し
ている。また、下記する左右とは、上記前方に向っての
自動二輪車1の車体2の幅方向をいうものとする。
【0023】上記車体2は車体フレーム3を備え、この
車体フレーム3はその前部を構成する車体フレーム本体
4と、後部を構成して上記車体フレーム本体4の後上部
から後上方に向って延出するシート支持フレーム5とを
備えている。
【0024】上記車体フレーム3の車体フレーム本体4
は、その前上端部を構成するヘッドパイプ8と、このヘ
ッドパイプ8からその後下方域にまで延出するそれぞれ
1本の主フレーム9およびダウンチューブ10と、これ
ら主フレーム9とダウンチューブ10の各後端部(延出
端部)を互いに結合させるリヤアームブラケット11と
を備えている。
【0025】上記主フレーム9とダウンチューブ10の
各前部は共に後下がりとされて互いに一体成形され、前
部フレーム12とされている。この前部フレーム12は
最中状に結合させられる左右パネル14,14と、これ
ら各パネル14にそれぞれ結合させられる補強パネル1
5とを備え、この前部フレーム12には十分の強度が確
保されている。また、この前部フレーム12の上部には
荷掛け用のフック16が締結具17により取り付けられ
ている。
【0026】上記主フレーム9とダウンチューブ10の
各後部はそれぞれ前後にほぼ水平方向に延び、上記主フ
レーム9の後部の下側に離れて上記ダウンチューブ10
の後部が位置させられている。このダウンチューブ10
の後部は、その横断面(車体2の正面視断面)が車体2
の幅方向に長い矩形の箱形状とされ、十分の強度が確保
されている。
【0027】上記リヤアームブラケット11は、上下方
向に延びる左右一対のリヤアームブラケット本体18,
18と、これらリヤアームブラケット本体18,18の
各上端部を互いに結合させる上クロスメンバ19と、上
記リヤアームブラケット本体18,18の各下端部を互
いに結合させる下クロスメンバ20とを備え、上記各リ
ヤアームブラケット本体18の横断面は矩形状とされて
いる。上記主フレーム9の後端部に上記両リヤアームブ
ラケット本体18,18のうち一方(右方)のリヤアー
ムブラケット本体18の上端部が結合させられ、上記ダ
ウンチューブ10の後端部に上記下クロスメンバ20が
結合させられている。
【0028】上記主フレーム9の後端部から上記リヤア
ームブラケット11の上端部を介し上記シート支持フレ
ーム5が後上方に延出させられている。このシート支持
フレーム5は、上記車体フレーム本体4の後上部である
各リヤアームブラケット本体18の上端部から後上方に
向って延出する左右一対のシートレール22,22と、
これらシートレール22,22の長手方向の中途部を互
いに結合させる円形パイプ形状の中途部クロスメンバ2
3と、上記シートレール22,22の各後端部を互いに
結合させる板形状の後部クロスメンバ24とを備えてい
る。この場合、上記シート支持フレーム5は上記主フレ
ーム9の後端部から直接的に後上方に延出してもよい。
【0029】上記ヘッドパイプ8にフロントフォーク2
6が操向自在に支承され、このフロントフォーク26の
下端部に前車輪27が支承される一方、上記フロントフ
ォーク26の上端部にハンドル28が取り付けられてい
る。
【0030】上記シート支持フレーム5の下方に配置さ
れ、かつ、上記車体フレーム3の下部であるダウンチュ
ーブ10の後部の後方に配置されて前後方向に長く延び
るリヤアーム31が設けられている。このリヤアーム3
1は、その後部側が上下に揺動自在となるよう前部が上
記ダウンチューブ10の後部にリヤアームブラケット1
1の下端部を介し枢支機構30により枢支されている。
上記リヤアーム31は、車体2の幅方向に延びる上記枢
支機構30における枢支軸心32回りに揺動自在とさ
れ、上記シート支持フレーム5のシートレール22,2
2の下方域で上記リヤアーム31の後部の側方に後車輪
33が配設され、この後車輪33は上記リヤアーム31
の後部に枢支されている。この場合、上記リヤアーム3
1は上記ダウンチューブ10の後端部に直接的に枢支さ
せてもよい。
【0031】上記車体フレーム3の後上部を構成するシ
ート支持フレーム5の中途部クロスメンバ23と、リヤ
アーム31の後部とに緩衝器35が架設され、上記前車
輪27と後車輪33によって、上記車体2が走行路面3
7上に支持されている。上記フロントフォーク26と緩
衝器35は共に緩衝機能を有している。
【0032】上記リヤアーム31の後部と緩衝器35
は、車体2の幅方向の中央36から一側方(左側方)に
偏位させられ、上記前車輪27と後車輪33とは車体2
の幅方向の中央36に位置させられている。一方、上記
主フレーム9の後部は上記中央36から他側方(右側
方)に偏位させられ、上記ダウンチューブ10の後部
は、上記中央36に配置されている。
【0033】上記車体2の幅方向の中央36に配置さ
れ、かつ、上記シート支持フレーム5の左右シートレー
ル22,22の上方に配置され前後方向に長く延びるシ
ート39が設けられ、このシート39は、上記車体フレ
ーム3の後上部である上記シート支持フレーム5のシー
トレール22,22に支持されている。上記シート39
の前部はライダーが着座可能な主シート40とされ、上
記シート39の後部はタンデムライダーが着座可能なタ
ンデムシート41とされている。上記シート39の後部
側が前上方に向って往、復回動自在となるようその前端
部が上記車体フレーム3のシート支持フレーム5側に枢
支され、上記シート39の後端部を上記シート支持フレ
ーム5の後部側に係脱自在に係止させる係止具43と、
この係止具43を係止状態のままにロック可能とする不
図示のロック装置とが設けられている。
【0034】上記主フレーム9の後部上方、かつ、上記
シート39の前方には、車体2の幅方向に貫通し、か
つ、上方に向って開く空間44が成形され、上記主シー
ト40に着座したライダーの足が上記空間44を左右に
通過可能とされている。
【0035】上記ダウンチューブ10の後部には、この
後部から左右各外側方に向って突出するブラケット45
が取り付けられ、上記主シート40に着座したライダー
の左右各足をそれぞれ全体的に載置可能とさせるフート
ボード46が上記ブラケット45に支持されている。上
記フートボード46は樹脂製で、上記ダウンチューブ1
0の後部とブラケット45とをその上方から全体的に覆
うよう、ほぼ水平方向に一体的に延び、上記ブラケット
45は上記ダウンチューブ10の後部と、フートボード
46とを補強している。
【0036】上記タンデムシート41に着座したタンデ
ムライダーの左右各足を載置可能とさせる左右一対のフ
ートレスト47,47が上記車体フレーム本体4の後部
である上記リヤアームブラケット11の各リヤアームブ
ラケット本体18に取り付けられている。上記各フート
レスト47は上記各リヤアームブラケット本体18の上
下方向のほぼ中央部である中途部から外側方に突出させ
られ、上記各フートレスト47の横断面はほぼ円形とさ
れている。上記各フートレスト47の突出端側は後上方
に向って往、復回動自在とされ、この往回動で上記車体
フレーム3の(リヤアームブラケット11の)外側面に
沿って収納可能とされている(図1中一点鎖線)。
【0037】図1〜3において、上記シート支持フレー
ム5の後端部である上記後部クロスメンバ24に、上記
タンデムシート41に着座したタンデムライダーの手で
把持可能なシートハンドル49が締結具50により着脱
自在に締結されて取り付けられている。
【0038】図1〜6において、上記リヤアーム31
は、自動二輪車1の走行駆動源とされて、上記後車輪3
3を走行駆動させる動力ユニット56とされている。こ
の動力ユニット56は、上記シート支持フレーム5とシ
ート39の下方に配置され、かつ、車体フレーム3の下
部後方に配置され、その前部を構成してこの動力ユニッ
ト56の主体をなす4サイクル内燃機関57と、上記動
力ユニット56の後部を構成して上記内燃機関57から
の駆動力を上記後車輪33側に伝達する動力伝達装置5
8とを備えている。
【0039】上記内燃機関57は、上記枢支機構30に
より車体フレーム本体4のリヤアームブラケット11に
枢支されるクランクケース60と、このクランクケース
60から前方に向って突出するシリンダ61とを備えて
いる。また、上記動力伝達装置58は、上記クランクケ
ース60の後部に連設される動力伝達ケース62と、こ
の動力伝達ケース62内に収容されて上記内燃機関57
から駆動力を入力する動力伝達機構63とを備えてい
る。
【0040】車体2の幅方向に延びる軸心65回りに回
転自在となるよう上記動力ユニット56の動力伝達ケー
ス62の後部に支承され、上記内燃機関57からの駆動
力を上記動力伝達機構63を介し入力して回転駆動する
車軸66が設けられ、この車軸66と共に回転駆動する
ようこの車軸66に上記後車輪33が支持されている。
【0041】上記内燃機関57に大気側の空気を導入可
能とさせる吸気系部材69が設けられている。この吸気
系部材69は、上記内燃機関57から一旦上方に向って
延出した後、前方に向い延出し、次に下方に向って延出
する吸気管70と、この吸気管70の延出端部に取り付
けられると共に上記内燃機関57のシリンダ61の突出
端に支持される外形寸法の大きいエアクリーナ71と、
上記吸気管70の長手方向の中途部に介設されて上記吸
気管70内を通し内燃機関57に燃料72を供給する燃
料供給手段である気化器73とを備えている。
【0042】上記吸気系部材69における吸気管70、
エアクリーナ71、および気化器73は、上記ダウンチ
ューブ10の後部上方で、上記シート39よりも前側に
配置され、かつ、特に、外形の大きい上記エアクリーナ
71は上記車体2の幅方向のほぼ中央36、かつ、上記
動力ユニット56の前方近傍に配置されている。また、
上記主フレーム9の後部が上記中央36の他側方(右側
方)に偏位させられることにより成形された上記主フレ
ーム9の後部の一側方(左側方)の空間74に上記吸気
管70と気化器73が配置されている。また、上記エア
クリーナ71は、上記動力ユニット56の内燃機関57
の前方に配置され、かつ、車体2の側面視で上記主フレ
ーム9とダウンチューブ10の各後部の間に成形された
空間75に配置されている。
【0043】上記ダウンチューブ10の前部と、上記吸
気系部材69のエアクリーナ71との間、かつ、上記空
間75の一部分にバッテリ77が配置され、このバッテ
リ77は上記ダウンチューブ10に着脱自在に支持され
ている。上記バッテリ77は、内燃機関57の点火装置
や、制御装置に電力を供給する。
【0044】上記内燃機関57のシリンダ61、吸気系
部材69、およびバッテリ77をその左右各外側方から
それぞれ開閉自在に覆う樹脂製で射出成形により一体成
形されたサイドカバー78が設けられている。このサイ
ドカバー78を上記車体フレーム3の車体フレーム本体
4に対し所定位置に着脱自在に締結させる締結具80
と、上記サイドカバー78を上記車体フレーム3の車体
フレーム本体4側に係脱自在に係止させる係止具81と
が設けられ、82はグロメットである。
【0045】図1,3,8において、上記シート39の
下方、動力ユニット56の前部である内燃機関57の上
方、かつ、上記シート支持フレーム5の左右シートレー
ル22,22の前部の間に樹脂製で射出成形により一体
成形された収納ボックス84が配置されている。この収
納ボックス84は上記車体フレーム本体4の後部の上ク
ロスメンバ19と、シート支持フレーム5の各シートレ
ール22および中途部クロスメンバ23とに支持されて
いる。
【0046】上記収納ボックス84は上方に向って開口
し、この開口を通しこの収納ボックス84内にヘルメッ
ト等の小物が収納可能とされている。上記収納ボックス
84の開口は上記シート39によってその上方から開閉
自在に覆われている。このシート39は上記収納ボック
ス84の前部を介し車体フレーム3に枢支具42により
枢支されている。
【0047】上記各シートレール22の前部は、その横
断面が上下に長い矩形状とされている。このため、これ
ら各シートレール22,22の間の内幅寸法が大きくさ
れ、その分、上記収納ボックス84の容量が大きくさ
れ、また、この収納ボックス84とシート39からの上
下方向の外力に対抗できる十分の強度を有することとさ
れている。また、上記各シートレール22は、上記収納
ボックス84に与えられる無意図的な外力に対抗するよ
うこの収納ボックス84の外側方に位置してこの収納ボ
ックス84を保護している。
【0048】図1,3において、上記シート支持フレー
ム5の後部に、前記燃料72を溜める板金製の燃料タン
ク86が支持され、この燃料タンク86はその上方から
上記シート39によって開閉自在に覆われている。
【0049】図1〜5において、上記動力ユニット56
の内燃機関57が駆動するとき、吸気系部材69のエア
クリーナ71と吸気管70とを通して空気が内燃機関5
7に吸入されると共に、上記燃料タンク86内の燃料7
2が上記気化器73を通して内燃機関57に供給され、
燃焼に供される。この燃焼に基づき上記内燃機関57か
ら出力される駆動力が上記動力伝達装置58と車軸66
を介して後車輪33に伝達され、自動二輪車1が走行路
面37上を走行可能とされる。
【0050】前記したように、車体フレーム3が、その
前上端部を構成するヘッドパイプ8と、このヘッドパイ
プ8からその後下方に延出する主フレーム9と、少なく
とも後部がこの主フレーム9の後部よりも下側に離れて
位置して上記ヘッドパイプ8からその後下方に延出する
ダウンチューブ10と、上記主フレーム9の後部から後
方に向って延出するシート支持フレーム5とを備え、上
記ヘッドパイプ8にフロントフォーク26を介して前車
輪27を支承させる一方、上記ダウンチューブ10より
も後側に配置されてその後部側が上下に揺動自在となる
よう前部が上記ダウンチューブ10の後部に枢支される
リヤアーム31を設け、このリヤアーム31の後部に後
車輪33を支承させ、上記シート支持フレーム5にシー
ト39を支持させた自動二輪車において、上記主フレー
ム9の後部上方、かつ、上記シート39の前方に、車体
2の幅方向に貫通し、かつ、上方に向って開く空間44
を成形してある。
【0051】このため、上記空間44を利用すれば、自
動二輪車1の車体2に対する乗降が、スクータ型自動二
輪車のように容易にできることとなる。
【0052】そして、上記の場合、車体フレーム3の車
体フレーム本体4は、主フレーム9と、この主フレーム
9の下方に離れて配置されるダウンチューブ10とを備
えていることから、車体フレーム3の強度を十分に大き
くできる。
【0053】また、前記したように、主フレーム9とダ
ウンチューブ10の各前部を互いに一体成形してある。
【0054】このため、上記主フレーム9とダウンチュ
ーブ10の各前部により成形された後下がりの前部フレ
ーム12は、その前後方向の幅寸法を小さくできて、そ
の分、上記前部フレーム12の前方に広い空間を確保す
ることができる。
【0055】よって、その分、上記前車輪27の直径を
大きくできて、高速時の操安性が向上する。
【0056】また、前記したように、ダウンチューブ1
0の後部にブラケット45を取り付け、このブラケット
45にフートボード46を支持させてある。
【0057】このため、上記ダウンチューブ10の後部
は上記ブラケット45により補強される。
【0058】ここで、前記したように空間44を成形す
ると、上記主フレーム9とダウンチューブ10の各後部
は上下方向で互いに接近しがちとなって、これら9,1
0による車体フレーム3の車体フレーム本体4の強度が
不十分になりがちであるが、上記したように、ダウンチ
ューブ10の後部がブラケット45により補強されたこ
とにより、上記空間44を成形しても、上記車体フレー
ム3の車体フレーム本体4の強度は十分に確保される。
【0059】また、前記したように、リヤアーム31の
後部を車体2の幅方向の中央36から一側方(左側方)
に偏位させ、上記リヤアーム31の後部の側方で上記中
央36に後車輪33を位置させ、上記主フレーム9の後
部を上記中央36から他側方(右側方)に偏位させてあ
る。
【0060】ここで、上記リヤアーム31の後部を車体
2の幅方向で後車輪33と並設される一本の部材で構成
して、上記したようにリヤアーム31の後部を車体2の
幅方向の一側方に偏位させたとすると、車体2の中央3
6を中心とした車体2の左右における重量バランスは不
均衡になりがちであるが、上記したように、主フレーム
9の後部を上記中央36から他側方に偏位させたため、
自動二輪車1の左右における重量バランスは良好なまま
に保たれる。
【0061】よって、この点でも、自動二輪車1の操安
性が向上する。
【0062】また、前記構成によれば、車体2の幅方向
の中央36に配置されて車体フレーム3の後上部に支持
されるシート39と、このシート39の下方、かつ、上
記車体フレーム3の下部後方に配置され内燃機関57を
主体として前後方向に延びる動力ユニット56とを備
え、この動力ユニット56の後部側が上下に揺動自在と
なるようその前部を上記車体フレーム3に枢支させ、上
記動力ユニット56の後部にこの動力ユニット56から
の駆動力を入力して駆動する後車輪33を支承させ、上
記内燃機関57に大気側の空気を導入可能とさせる吸気
系部材69を設けた自動二輪車において、
【0063】上記シート39よりも前側で、上記動力ユ
ニット56の前方に、かつ、上記車体2のほぼ中央36
に上記吸気系部材69を配置してある。
【0064】このため、上記吸気系部材69は上記後車
輪33の回転中心である車軸66の軸心65からその前
方により大きく離れることとなる。
【0065】よって、その分、上記後車輪33の直径を
大きくできて、自動二輪車1の操安性が向上する。
【0066】また、上記したように、吸気系部材69は
上記車体2のほぼ中央36に配置したため、上記シート
39に着座したライダーがこの自動二輪車1を運転する
通常姿勢をとったとき、その各足は上記吸気系部材69
を無理なく跨いでフートボード46上に載置されること
となる。
【0067】よって、上記したように、シート39より
も前側に吸気系部材69を配置して操安性を向上させる
ようにした場合でも、自動二輪車1への乗り心地は良好
に保たれる。
【0068】更に、上記吸気系部材69をシート39よ
りも前側に配置したことから、上記吸気系部材69がシ
ート39の下方に配置されていた従来に比べて、上記吸
気系部材69の上方が開放され、よって、上記吸気系部
材69に対する保守、点検作業がより容易にできる。
【0069】また、前記したように、吸気系部材69
は、上記内燃機関57から延出する吸気管70と、この
吸気管70の延出端部に取り付けられるエアクリーナ7
1とを備えている。
【0070】このため、その機能上、特に外形寸法が大
きいエアクリーナ71が上記後車輪33の回転中心から
その前方に大きく離れることから、上記後車輪33の直
径をより確実に大きくできて、自動二輪車1の操安性が
より確実に向上する。
【0071】また、前記したように、車体フレーム3
は、その前上端部を構成するヘッドパイプ8と、このヘ
ッドパイプ8から後下方に延出しその後端部に上記動力
ユニット56を枢支するダウンチューブ10とを備えた
自動二輪車1において、上記ダウンチューブ10の後
部、ブラケット45、およびフートボード46のそれぞ
れ上方に上記吸気系部材69を配置してある。
【0072】このため、上記吸気系部材69は、その下
方からダウンチューブ10、ブラケット45、およびフ
ートボード46によって覆われることとなり、自動二輪
車1の走行中、上記吸気系部材69がその下方の走行路
面37側からの異物による外力を無意図的に受けるとい
うことや、走行路面37側から跳ね上げられた泥を受け
るということが防止される。
【0073】よって、上記吸気系部材69が、上記外力
によって損傷したり、泥により汚損するということが防
止される。
【0074】また、前記したように、ダウンチューブ1
0の後部は、その横断面(車体2の正面視断面)が車体
2の幅方向に長い矩形の箱形状とされている。
【0075】このため、上記ダウンチューブ10には十
分の強度が確保され、また、上記走行路面37から上記
ダウンチューブ10の後部下面に至る地上高が所定高さ
に保たれると共に、上記内燃機関57が上下方向でより
広くされて、上記ダウンチューブ10の後部上方の上記
空間75に上記吸気系部材69が無理なく配置される。
【0076】また、前記したように、ダウンチューブ1
0の前部と、上記吸気系部材69との間の空間にバッテ
リ77を配置してある。
【0077】このため、上記バッテリ77が上記空間
(空間75の一部分)の利用によりコンパクトに配置さ
れると共に、上記したように吸気系部材69をシート3
9よりも前側で、上記動力ユニット56の前方、かつ、
車体2のほぼ中央36に配置したことによる前記効果と
同様の効果が生じる。
【0078】また、上記の場合、重量物であるバッテリ
77は上記動力ユニット56の前方、更に、上記吸気系
部材69の前方に配置されるため、上記バッテリ77
は、上記後車輪33の回転中心からその前方により大き
く離れることとなる。
【0079】よって、その分、自動二輪車1の前後方向
における重量中心が上記後車輪33側に偏りがちになる
ことが防止されて、前後方向における重量バランスがよ
り均衡することとなり、このため、自動二輪車1の操安
性がより向上する。
【0080】また、前記したように、内燃機関57、吸
気系部材69、およびバッテリ77を車体2の外側方か
ら一体的に開閉自在に覆うサイドカバー78を設けてあ
る。
【0081】このため、上記内燃機関57等は、上記サ
イドカバー78により覆われることから、上記自動二輪
車1の見栄えは良好に保たれる。
【0082】一方、上記内燃機関57等に対する保守、
点検作業をしようとして、上記サイドカバー78を開閉
操作すれば、上記内燃機関57等が車体2の外側方に向
って一体的に、同時に開閉される。
【0083】よって、上記サイドカバー78の開閉操作
による上記内燃機関57等の保守、点検作業が容易にで
きる。
【0084】また、前記したように、動力ユニット56
の前部上方に収納ボックス84を配置して上記車体フレ
ーム3に支持させてある。
【0085】ここで、上記収納ボックス84は成形の容
易な樹脂製であって、上記吸気系部材69に比べ外形を
自由に選択し易いため、上記後車輪33の直径を大きく
しようとする場合に、これを阻害しない範囲で、上記動
力ユニット56の前部上方の空間を利用し、この空間に
上記収納ボックス84の外形を合致させて配置させるこ
とができる。
【0086】よって、上記動力ユニット56、吸気系部
材69、および収納ボックス84を互いにコンパクトに
配置できて、自動二輪車1の大形化が防止されると共
に、上記収納ボックス84によってヘルメットなどの小
物の収納空間が確保される。
【0087】なお、以上は図示の例によるが、上記フー
トボード46はアルミ軽合金などの板金製であってもよ
い。また、上記内燃機関57は2サイクルであってもよ
い。
【0088】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0089】請求項1の発明は、車体の幅方向の中央に
配置されて車体フレームの後上部に支持されるシート
と、このシートの下方、かつ、上記車体フレームの下部
後方に配置され内燃機関を主体として前後方向に延びる
動力ユニットとを備え、この動力ユニットの後部側が上
下に揺動自在となるようその前部を上記車体フレームに
枢支させ、上記動力ユニットの後部にこの動力ユニット
からの駆動力を入力して駆動する後車輪を支承させ、上
記内燃機関に大気側の空気を導入可能とさせる吸気系部
材を設けた自動二輪車において、
【0090】上記シートよりも前側で、上記動力ユニッ
トの前方に、かつ、上記車体のほぼ中央に上記吸気系部
材を配置してある。
【0091】このため、上記吸気系部材は上記後車輪の
回転中心からその前方により大きく離れることとなる。
【0092】よって、その分、上記後車輪の直径を大き
くできて、自動二輪車の操安性が向上する。
【0093】また、上記したように、吸気系部材は上記
車体のほぼ中央に配置したため、上記シートに着座した
ライダーがこの自動二輪車を運転する通常姿勢をとった
とき、その各足は上記吸気系部材を無理なく跨ぐことと
なる。
【0094】よって、上記したように、シートよりも前
側に吸気系部材を配置して操安性を向上させるようにし
た場合でも、自動二輪車への乗り心地は良好に保たれ
る。
【0095】更に、上記吸気系部材をシートよりも前側
に配置したことから、上記吸気系部材がシートの下方に
配置されていた従来に比べて、上記吸気系部材の上方が
開放され、よって、上記吸気系部材に対する保守、点検
作業がより容易にできる。
【0096】請求項2の発明は、上記吸気系部材が、上
記内燃機関から延出する吸気管と、この吸気管の延出端
部に取り付けられるエアクリーナとを備えている。
【0097】このため、その機能上、特に外形寸法が大
きいエアクリーナが上記後車輪の回転中心からその前方
に大きく離れることから、上記後車輪の直径をより確実
に大きくできて、自動二輪車の操安性がより確実に向上
する。
【0098】請求項3の発明は、上記車体フレームが、
その前上端部を構成するヘッドパイプと、このヘッドパ
イプから後下方に延出しその後端部に上記動力ユニット
を枢支するダウンチューブとを備えた自動二輪車におい
て、
【0099】上記ダウンチューブの後部上方に上記吸気
系部材を配置してある。
【0100】このため、上記吸気系部材は、その下方か
らダウンチューブ、ブラケット、およびフートボードに
よって覆われることとなり、自動二輪車の走行中、上記
吸気系部材がその下方の走行路面側からの異物による外
力を無意図的に受けるということが防止される。
【0101】よって、上記吸気系部材が、上記外力によ
って損傷するということが防止される。
【0102】請求項4の発明は、上記ダウンチューブの
前部と、上記吸気系部材との間の空間にバッテリを配置
してある。
【0103】このため、上記バッテリが上記空間の利用
によりコンパクトに配置されると共に、上記したように
吸気系部材をシートよりも前側で、上記動力ユニットの
前方、かつ、車体のほぼ中央に配置したこと等による前
記請求項1〜3から生じる効果と同様の効果が生じる。
【0104】また、上記の場合、重量物であるバッテリ
は上記動力ユニットの前方、更に、上記吸気系部材の前
方に配置されるため、上記バッテリは、上記後車輪の回
転中心からその前方により大きく離れることとなる。
【0105】よって、その分、自動二輪車の前後方向に
おける重量中心が上記後車輪側に偏りがちになることが
防止されて、前後方向における重量バランスがより均衡
することとなり、このため、自動二輪車の操安性がより
向上する。
【0106】請求項5の発明は、上記内燃機関、吸気系
部材、およびバッテリを車体の外側方から一体的に開閉
自在に覆うサイドカバーを設けてある。
【0107】このため、上記内燃機関等は、上記サイド
カバーにより覆われることから、上記自動二輪車の見栄
えは良好に保たれる。
【0108】一方、上記内燃機関等に対する保守、点検
作業をしようとして、上記サイドカバーを開閉操作すれ
ば、上記内燃機関等が車体の外側方に向って一体的に、
同時に開閉される。
【0109】よって、上記サイドカバーの開閉操作によ
る上記内燃機関等の保守、点検作業が容易にできる。
【0110】請求項6の発明は、上記動力ユニットの前
部上方に収納ボックスを配置して上記車体フレームに支
持させてある。
【0111】ここで、上記収納ボックスは上記吸気系部
材に比べ外形を自由に選択し易いため、上記後車輪の直
径を大きくしようとする場合に、これを阻害しない範囲
で、上記動力ユニットの前部上方の空間を利用し、この
空間に上記収納ボックスの外形を合致させて配置させる
ことができる。
【0112】よって、上記動力ユニット、吸気系部材、
および収納ボックスを互いにコンパクトに配置できて、
自動二輪車の大形化が防止されると共に、上記収納ボッ
クスによってヘルメットなどの小物の収納空間が確保さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大図である。
【図2】自動二輪車の全体側面図である。
【図3】図1で示したものの平面図である。
【図4】図1の部分拡大図である。
【図5】図3の部分拡大図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【図7】図1の7‐7線矢視断面図である。
【図8】図1の8‐8線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体 3 車体フレーム 8 ヘッドパイプ 9 主フレーム 10 ダウンチューブ 22 シートレール 33 後車輪 39 シート 45 ブラケット 46 フートボード 56 動力ユニット 57 内燃機関 69 吸気系部材 70 吸気管 71 エアクリーナ 77 バッテリ 78 サイドカバー 84 収納ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 35/16 F02M 35/16 L K

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の幅方向の中央に配置されて車体フ
    レームの後上部に支持されるシートと、このシートの下
    方、かつ、上記車体フレームの下部後方に配置され内燃
    機関を主体として前後方向に延びる動力ユニットとを備
    え、この動力ユニットの後部側が上下に揺動自在となる
    ようその前部を上記車体フレームに枢支させ、上記動力
    ユニットの後部にこの動力ユニットからの駆動力を入力
    して駆動する後車輪を支承させ、上記内燃機関に大気側
    の空気を導入可能とさせる吸気系部材を設けた自動二輪
    車において、 上記シートよりも前側で、上記動力ユニットの前方に、
    かつ、上記車体のほぼ中央に上記吸気系部材を配置した
    自動二輪車における車両構成部品の配設構造。
  2. 【請求項2】 上記吸気系部材が、上記内燃機関から延
    出する吸気管と、この吸気管の延出端部に取り付けられ
    るエアクリーナとを備えた請求項1に記載の自動二輪車
    における車両構成部品の配設構造。
  3. 【請求項3】 上記車体フレームが、その前上端部を構
    成するヘッドパイプと、このヘッドパイプから後下方に
    延出しその後端部に上記動力ユニットを枢支するダウン
    チューブとを備えた自動二輪車において、 上記ダウンチューブの後部上方に上記吸気系部材を配置
    した請求項1、もしくは2に記載の自動二輪車における
    車両構成部品の配設構造。
  4. 【請求項4】 上記ダウンチューブの前部と、上記吸気
    系部材との間の空間にバッテリを配置した請求項3に記
    載の自動二輪車における車両構成部品の配設構造。
  5. 【請求項5】 上記内燃機関、吸気系部材、およびバッ
    テリを車体の外側方から一体的に開閉自在に覆うサイド
    カバーを設けた請求項4に記載の自動二輪車における車
    両構成部品の配設構造。
  6. 【請求項6】 上記動力ユニットの前部上方に収納ボッ
    クスを配置して上記車体フレームに支持させた請求項1
    から5のうちいずれか1つに記載の自動二輪車における
    車両構成部品の配設構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055584A (ja) * 2005-07-25 2007-03-08 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2007326505A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
EP2036807A1 (en) * 2007-09-14 2009-03-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle

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