JP2002223906A - 冷凍・冷蔵ショーケース - Google Patents

冷凍・冷蔵ショーケース

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JP2002223906A
JP2002223906A JP2001022319A JP2001022319A JP2002223906A JP 2002223906 A JP2002223906 A JP 2002223906A JP 2001022319 A JP2001022319 A JP 2001022319A JP 2001022319 A JP2001022319 A JP 2001022319A JP 2002223906 A JP2002223906 A JP 2002223906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の冷凍・冷蔵商品を、顧客に対する視野
を広げるだけでなく、各種商品を効率良く陳列すること
ができ延いてはこの種の商品の販売促進に寄与すること
ができる冷凍・冷蔵ショーケースを提供する。 【解決手段】 冷凍・冷蔵ショーケース1の内枠4内に
おける冷気吹出口G1下方の所定高さ位置に、商品載置
棚L1を移動自在に設けることにとにより、この商品載
置棚L1の移動によってその下方に陳列される商品W
を、顧客からの視野が制限されずに容易に目視すること
ができ、各種商品Wを効率良く陳列することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍・冷蔵食品な
どを陳列する平型の冷凍・冷蔵ショーケースに係り、特
に庫内に陳列される多数の商品を効率良く取扱えるよう
にした冷凍・冷蔵ショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパーマーケット、コンビニエ
ンスストア、デパート等の食品売場において、ショーケ
ース本体の庫内容積を拡張して多量の冷凍・冷蔵商品を
上下方向にストックし陳列して販売する冷凍・冷蔵ショ
ーケースが使用されていた。
【0003】例えば、図4に示されるように、外枠02
によって周囲が囲まれた商品収納部03を有する上部開
放の冷凍・冷蔵ショーケース01aでは、商品収納部0
3内に収容される多量の冷凍・冷蔵商品04a、04
b、04cが、仕切り板05、06によって種類別に区
分けして陳列されるようになっている。
【0004】また、図5に示されるような上部開放の冷
凍・冷蔵ショーケース01bでは、商品収納部03内の
全面に亘って多量の冷凍・冷蔵商品08を収容し、それ
ら商品の上方に商品棚010を配置してその商品棚01
0にも各種冷凍・冷蔵商品が陳列されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示されるような従来のショーケース01aでは、商品収
納部03内の多量の冷凍・冷蔵商品04a、04b、0
4cは、仕切り板05、06によって区分けして陳列さ
れるものの、各商品04a、04b、04cが上下に重
ねて陳列されるため、下に位置する商品04a、04
b、04cが隠れて顧客の視野に入らなくくなり、仕切
り板05、06も顧客からの視野を狭くする問題を有し
ている。
【0006】また、図5に示されるショーケース01b
では、商品08を仕切り板によって仕切らずに商品収納
部03内の全面に亘って陳列して顧客の視野を広げ、別
の種類の商品09を、上方に設置された商品棚010に
陳列するようにしているが、顧客の視点V位置から視た
商品棚010の下方に配置されている商品(ハッチング
領域)は視野から外れてしまうばかりか、その位置に陳
列される商品の取扱いが面倒なことから販売効率が低下
する問題を有していた。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、多量の冷凍・冷蔵商品を、顧客に対する
視野を広げるだけでなく、各種商品を効率良く陳列する
ことができ延いてはこの種の商品の販売促進に寄与する
ことができる冷凍・冷蔵ショーケースを提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の冷凍・冷蔵ショーケースは、上面が開口
する内枠との間に形成される冷気循環用通路内に、送風
機と冷却器とを配設し、且つ内枠の背板に冷気吹出口
を、前板に冷気吸込口を設けた冷蔵ショーケースにおい
て、前記内枠内の所定高さ位置に、商品載置棚を移動自
在に設けたことを特徴とする。この特徴によれば、商品
載置棚の移動によってその下方に陳列される商品を、顧
客からの視野が制限されずに容易に目視することがで
き、各種商品を効率良く陳列することができる。
【0009】上記冷凍・冷蔵ショーケースにおいて、前
記商品載置棚は、前記内枠内における冷気吹出口下方に
配置されているのが好ましい。このようにすると、商品
載置棚上に載置される冷凍食品や生鮮食料品等を所定冷
却温度に維持することができる。
【0010】上記冷凍・冷蔵ショーケースにおいて、前
記商品載置棚が、少なくとも一端縁が内枠の背板または
前板に設けられたレールに案内されて移動可能に支持さ
れていることが好ましい。このようにすると、商品載置
棚が、レールに案内されて移動可能に支持されるので、
商品の配置を自由に変えることができる
【0011】上記冷凍・冷蔵ショーケースにおいて、前
記商品載置棚が、少なくとも両側縁に上方に向けて立設
するよう縁部材が設けられていることが好ましい。この
ようにすれば、商品載置棚上に陳列された商品の落下を
防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態とし
ての商品載置棚を設けた冷凍・冷蔵ショーケースの断面
図、図2は冷凍・冷蔵ショーケースに移動自在に設けら
れた商品載置棚の斜視図である。
【0013】先ず図1には、本発明の適用されたショー
ケースとして上面が開口する箱形の平型冷凍・冷蔵ショ
ーケース1が示されている。
【0014】この冷凍・冷蔵ショーケース1は、上面が
開口する外枠2と、この外枠2の内方に配置され上面が
開口する内枠4とによって上部開放の箱形ケースとして
形成され、外枠2と内枠4との間には冷気循環通路6
a、6b、6cが形成されると共に、この冷気循環通路
6a、6b、6c6c内には、図示しない送風機と冷却
器Rが配置されている。
【0015】そこで、これら冷気循環経路6a、6b、
6c内に設けられる図示しない送風機のファンを駆動さ
せることで、商品収納部3の一方の内枠4上端縁に設け
られた冷気吹出口G1から吹き出された冷気を、対向す
る他方の内枠4上端縁の冷気取込口G2から取り込んで
冷却器Rにより更に冷却し、図中矢印方向に対流させて
商品収納部3内の冷凍食品や生鮮食料品等を所定温度ま
で冷却できるようになっている。また、内枠4の所定箇
所にも冷気循環経路6a、6b、6c内の冷気を商品収
納部3内に向けて吹き出す図示しない複数の冷気吹出し
口が配設されている。
【0016】さらに、冷凍・冷蔵ショーケース1の冷気
吹出口G1から冷気取込口G2に向けて吹き出される冷
気によって、商品収納部3の開口部にエアーカーテンが
作り出され、商品収納部3内の冷気の拡散や外部からの
熱侵入が防止され、商品収納部3内の温度が一定に保持
されるようになっている。そして、商品収納部3を構成
する内枠4内には所定高さ位置に商品載置棚L1が移動
自在に設けられている。
【0017】この商品載置棚L1は、商品Wを多量に載
置する矩形状の棚板15と、この棚板15下面の両側に
取付けられ後端部の上下にそれぞれローラ10a、10
b及び12a、12bを軸支した一対のブラケット14
と、これらローラ10a、10b及び12a、12bを
転動可能に案内支持すべく内枠4の背板4aの所定高さ
位置に上下に並設された一対のレール8a、8bとから
構成され、前下りに傾斜した状態で左右に移動自在に設
けられている。
【0018】この商品載置棚L1は、冷気吹出口G1の
下方に配設されており、棚板15の両側縁上面ないし前
縁上面には縁部材としてのフレーム16が着脱自在に装
着されている。
【0019】このように構成された冷凍・冷蔵ショーケ
ース1の商品収納部3内全面に亘って多量の冷凍・冷蔵
商品Wが収容されると、これら商品Wの上方に左右に移
動可能に支持された商品載置棚L1の棚板15にも別の
種類の商品Wが載置される。そこで、顧客が商品載置棚
L1の下方に陳列されている商品Wを視たい場合は、商
品載置棚L1を左右に移動させて容易に視ることができ
る。
【0020】また、商品載置棚L1の移動によってその
下方に陳列される商品Wを、顧客からの視野が制限され
ずに容易に目視することができ、各種商品Wを効率良く
陳列することができる。
【0021】さらに、商品載置棚L1が、内枠4内にお
ける冷気吹出口G1の下方に配置されているので、商品
載置棚L1上に載置される冷凍食品や生鮮食料品等を所
定冷却温度に維持することができる。
【0022】商品載置棚L1を、レール8a、8bに移
動可能に支持することにより、多段に重ねたり、傾斜さ
せて各種形態で陳列しても、下方に配置される商品Wが
目視不能となることがなく、冷凍・冷蔵商品Wの陳列効
果を向上させることができ、延いてはこの種の商品Wの
販売を促進することができる。
【0023】加えて、商品載置棚L1の前方ないし両側
縁に縁部材が上方に向けて立設するよう縁部材としての
フレーム16が着脱自在に装着されているので、商品載
置棚L1上の商品Wの落下を防止することができる。
【0024】次に、本発明の第2実施形態につき図3を
参照して説明する。図3は本発明の第2実施形態として
の商品載置棚を設けた冷凍・冷蔵ショーケースの断面図
である。なお、前記実施形態に係る構成部分と同一構成
部分についは、同一符号を付し重複する説明を省略す
る。
【0025】図3において、符号L2は、本実施形態に
係る商品載置棚を示し、この商品載置棚L2は、内枠4
の背板4aに加えて前板4bの所定高さ位置に平行に取
付けられた一対のレール24a、24bと、これらレー
ル24a、24bに転動可能に支持されるローラ20
a、20b及び22a、22bを前後に軸支した矩形状
の棚板18とから構成されている。
【0026】このように構成された商品載置棚L2に
は、冷凍・冷蔵ショーケース1の商品収納部3内全面に
亘って陳列される多量の冷凍・冷蔵商品Wと共に、別の
種類の冷凍・冷蔵商品Wが陳列される。
【0027】そこで、顧客が商品載置棚L2の下方に陳
列されている商品Wを視たい場合は、商品載置棚L2を
左右に移動させることで容易に視ることができる。
【0028】従って、このように商品載置棚L2は、内
枠4の背板4aならびに前板4bのレール24a、24
bに前後両端が移動可能に支持されているので、強度上
安定し多量の商品Wを載置して陳列することができる。
なお、本実施形態の他の作用、効果は前述した第1実施
形態と同一であり、その説明を省略する。
【0029】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0031】(a)請求項1に記載の発明によれば、商
品載置棚の移動によってその下方に陳列される商品を、
顧客からの視野が制限されずに容易に目視することがで
き、各種商品を効率良く陳列することができる。
【0032】(b)請求項2に記載の発明によれば、商
品載置棚上に載置される冷凍食品や生鮮食料品等を所定
冷却温度に維持することができる。
【0033】(c)請求項3に記載の発明によれば、商
品載置棚が、レールに案内されて移動可能に支持される
ので、商品の配置を自由に変えることができる
【0034】(c)請求項4に記載の発明によれば、商
品載置棚上に陳列された商品の落下を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての商品載置棚を設
けた冷凍・冷蔵ショーケースの断面図である。
【図2】冷凍・冷蔵ショーケースに移動自在に設けられ
た商品載置棚の斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態としての商品載置棚を設
けた冷凍・冷蔵ショーケースの断面図である。
【図4】従来の冷凍・冷蔵ショーケースの断面図であ
る。
【図5】同じく、従来の冷凍・冷蔵ショーケースの断面
図である。
【符号の説明】
1 冷凍・冷蔵ショーケース 2 外枠 3 商品収納部 4 内枠 4a 背板 4b 前板 6a、6b、6c 冷気循環経路 8a、8b レール 10a、10b ローラ 12a、12b ローラ 14 ブラケット 15 棚板 16 フレーム(縁部材) 18 棚板 20a、20b ローラ 22a、22b ローラ 24a、24b レール G1 冷気吹出口 G2 冷気取込口 L1、L2 商品載置棚 R 冷却器 V 視点 W 冷凍・冷蔵商品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口する外枠と、該外枠の内方に
    設けられ、上面が開口する内枠との間に形成される冷気
    循環用通路内に、送風機と冷却器とを配設し、且つ内枠
    の背板に冷気吹出口を、前板に冷気吸込口を設けた冷蔵
    ショーケースにおいて、 前記内枠内の所定高さ位置に、商品載置棚を移動自在に
    設けたことを特徴とする冷凍・冷蔵ショーケース。
  2. 【請求項2】 前記商品載置棚は、前記内枠内における
    冷気吹出口下方に配置されている請求項1に記載の冷凍
    ・冷蔵ショーケース。
  3. 【請求項3】 前記商品載置棚は、少なくとも一端縁が
    内枠の背板または前板に設けられたレールに案内されて
    移動可能に支持されている請求項1または2に記載の冷
    凍・冷蔵ショーケース。
  4. 【請求項4】 前記商品載置棚は、少なくとも両側縁に
    上方に向けて立設するよう縁部材が設けられている請求
    項1〜3の何れかに記載の冷凍・冷蔵ショーケース。
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