JP2002220399A - フーゼル油と糖質から溶解補助剤を調製する方法 - Google Patents

フーゼル油と糖質から溶解補助剤を調製する方法

Info

Publication number
JP2002220399A
JP2002220399A JP2001344980A JP2001344980A JP2002220399A JP 2002220399 A JP2002220399 A JP 2002220399A JP 2001344980 A JP2001344980 A JP 2001344980A JP 2001344980 A JP2001344980 A JP 2001344980A JP 2002220399 A JP2002220399 A JP 2002220399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
oil
mixture
water
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001344980A
Other languages
English (en)
Inventor
Jean-Noel Bertho
ベルト ジャン−ノエル
Baynast Regis De
ドゥ ベイナスト レジ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agro Industrie Recherches et Developpements ARD
Original Assignee
Agro Industrie Recherches et Developpements ARD
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agro Industrie Recherches et Developpements ARD filed Critical Agro Industrie Recherches et Developpements ARD
Publication of JP2002220399A publication Critical patent/JP2002220399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/66Non-ionic compounds
    • C11D1/662Carbohydrates or derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/02Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
    • C07H15/04Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K23/00Use of substances as emulsifying, wetting, dispersing, or foam-producing agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親油性の分子の水に対する溶解度を向上さ
せ、且つ生分解性に優れ、低刺激性で環境毒性の少ない
溶解補助剤を提供する。 【解決手段】 フーゼル油を酸触媒の存在下に1種以上
の還元糖と接触させて水含有反応系を得、該水含有反応
系から水を除去しつつ、該水含有反応系の温度を50℃
〜130℃に保持してアルキルグリコシドを得、そし
て、該溶液から該アルキルグリコシドを分離することを
包含する、溶解補助剤の調製方法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶解補助剤の調製方
法並びに溶解補助剤の用途及びそれを含む組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フーゼル油は無色又は淡黄色の液体であ
り、特徴的な匂いを有する。フーゼル油の密度は約0.
83である。種々の沸点を有する物質の複雑な混合物で
あるためにフーゼル油の沸点は安定と言うには程遠く、
沸騰は約80℃で開始し、130〜134℃まで沸騰し
つづける。
【0003】フーゼル油はアルコール発酵に必ず伴う副
産物である。嫌気状態で酵母によって窒素化合物から生
産されたフーゼル油は精留後に回収するか、または力価
が40〜50°のアルコール系の液体が回収される蒸留
塔の中段から回収する。フーゼル油は水に不溶であるこ
とから、通常は水で洗った後、静置して相分離させるこ
とによってフーゼル油に4〜5%含まれるエタノールの
量を減少させる。尚、本発明においては、すべてのパー
センテージは重量パーセントである。
【0004】フーゼル油は目的の生産物であるエタノー
ルを平均して2〜5%含有する。フランスにおいて工業
的に製造されるエタノール(生物燃料は除外する)の量
は3万ヘクトリットルであることから、フーゼル油の潜
在的なストックは900トンと考えられる。
【0005】時には「アミル油」又は「フーゼル」と呼
ばれるフーゼル油の組成は、その原料(ジャガイモ、ビ
ート、小麦、大麦やマスト)によって異なる。
【0006】具体的には、フーゼル油は以下の物質の混
合物である。5〜20%の水、60〜95%の、主に炭
素数が2〜5の直鎖状又は分岐状のアルカノールからな
るアルコール類、そして極端な場合には最大15%の不
純物(フルフリルアルコール類、エーテル類、脂肪酸な
ど)。
【0007】フーゼル油に含まれる主なアルカノール類
の分布を以下に示す。
【0008】
【表1】
【0009】上記表に示したアルカノール類の合計は1
00%となる。
【0010】フーゼルアルコールは蒸留所においてバイ
オテクノロジーを用い、中間の化学的工程を経ることな
く直接製造される天然のアルコールである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、アル
コール発酵の副産物であるフーゼル油を用いて、生分解
性に優れ、低刺激性で、環境毒性の少ない溶解補助剤を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、フーゼル油を酸触
媒の存在下に1種以上の還元糖と接触させて水含有反応
系を得、該水含有反応系から水を除去しつつ、該水含有
反応系の温度を50℃〜130℃に保持してアルキルグ
リコシドの溶液を得、そして該溶液から該アルキルグリ
コシドを分離することを包含する方法によって調製され
る溶解補助剤は、親油性分子の水に対する溶解度を向上
させるのみならず、生分解性に優れ、低刺激性で、環境
毒性が少ないことを見出した。本発明はこれらの知見に
基いて完成されたものである。
【0013】従って、本発明の1つの目的は、フーゼル
油を酸触媒の存在下に1種以上の還元糖と接触させて水
含有反応系を得、該水含有反応系から水を除去しつつ、
該水含有反応系の温度を50℃〜130℃に保持してア
ルキルグリコシドの溶液を得、そして該溶液から該アル
キルグリコシドを分離することを包含する、溶解補助剤
を調製する方法を提供することである。
【0014】本発明において「還元糖」とは、トレオー
ス、エリスロース、キシロース、リキソース、リボー
ス、アラビノース、グルコース、ガラクトース、マンノ
ース、イドース、グロース、タロース、アロース及びア
ルトロースなどのアルドース、フルクトース、ソルボー
ス、エリトルロースなどのケトース、マルトース等の二
糖類、でんぷん、デキストラン、アラビノキシラン、ペ
ントサン及びキシランなどのオリゴ糖類又は多糖類から
選ばれる還元糖である。
【0015】また、本発明おいて「還元糖」は、ガラク
ツロン酸、グルクロン酸及びマンヌロン酸等のウロン酸
も包含する。更に本発明の「還元糖」には、例えばショ
糖のように非還元性の二糖類やオリゴ糖類であっても、
硫酸などの酸触媒の存在下では還元性の単糖類となる糖
質も含まれる。そして、本発明における「還元糖」は、
上記の糖質の混合物も包含する。
【0016】上記の糖質は、α形またはβ形の異性体、
L体またはD体、フラノース型またはピラノース型のい
ずれでもよい。
【0017】還元糖としてはペントースが好ましく、色
々な植物のヘミセルロースに多量に含まれるL−アラビ
ノースとD−キシロースが特に好ましい。
【0018】また、D形のヘキソースも本発明に用いる
ことができる。具体的には、D−グルコース、D−ガラ
クトース及びD−マンノースが好ましい。糖質の市場に
多量に存在するという点で、D−グルコースが特に好ま
しい。
【0019】還元糖の混合物としては、主としてD−グ
ルコースとペントースからなる混合物が用いられるが、
特にペントースとしてD−キシロースとL−アラビノー
スを含む混合物が好ましい。また、例えば、麦わらや未
処理のふすま又はでんぷんを除去したふすまなどのヘミ
セルロース及び/又はでんぷんに富んだ農業副産物、EP
0 699 472号に記載のでんぷん工場の副産物、EP 0 880
538号に記載の農業副産物なども好ましく用いることが
できる。具体的には、25%〜100%、好ましくは6
0%〜100%、より好ましくは90%〜100%、更
に好ましくは90〜98%のペントースと、0〜75
%、好ましくは0〜40%、より好ましくは0〜34
%、更に好ましくは0〜10%、更に好ましくは2〜1
0%のヘキソースを含有する還元糖の混合物を用いるこ
とができる。
【0020】還元糖及び還元糖の混合物は結晶化された
ものでもよいが、好ましくはシロップ状のものが用いら
れる。
【0021】本発明の方法の第1の工程は、一般的にグ
リコシル化と呼ばれる工程であり、フーゼル油を酸触媒
の存在下に1種以上の還元糖と接触させてアルキルグリ
コシドの溶液を得るための工程である。本発明において
は、フーゼル油と糖質を接触させる前に、フーゼル油を
精製しておくことが好ましい。この精製工程は精留によ
って有意に行うことができる。具体的には、フーゼル油
に含まれる沸点が140℃を越える重留分(主に不純
物)を精留によって除去することができる。重留分に加
え、主に水、エタノール、プロパノール及び2−メチル
プロパノールからなる沸点が100℃未満の軽留分も除
去することができる。
【0022】本発明においては、通常、糖質に対して1
〜20モル等量、好ましくは1.5〜6モル等量のアル
カノール類を用いる。
【0023】糖質とフーゼル油を接触させることによっ
て、粗フーゼル油または精製フーゼル油に含まれるアル
カノール類を糖質のアノマー炭素に結合してアルキルグ
リコシドを製造する。
【0024】糖質とフーゼル油との接触は、硫酸、スル
ホン酸(例えば、メタスルホン酸)、塩酸、過リン酸等
の酸触媒、グリコシル化に用いるその他の酸触媒や、酸
触媒の混合物の存在下で行う。また、酸触媒反応は0.
05〜6重量等量のプロトン型のスルホン系樹脂又は酸
性樹脂の存在下で行うこともできる。
【0025】糖質とフーゼル油との接触は、50℃〜1
30℃、好ましくは90℃〜110℃の温度範囲で、1
5分〜3時間、好ましくは1〜2時間行う。
【0026】本発明において定量可能な量の反応生成物
を得るためには、原料に元々含まれているか及び/又は
反応に伴って副生される水を水含有反応系から除去しな
がらグリコシル化反応を行うことが好ましい。この操作
は精留用カラムを用いた共沸蒸留によって有意に行うこ
とができる。具体的には、縮合蒸気を静電デカンターに
デカンテーションして2相に分離し、水に富んだ下相を
除去し、上相を精留カラムに戻す。これによって、反応
系の還流が行われる。
【0027】本発明におけるグリコシル化反応は溶媒の
全く存在しない状態で行うことが好ましいが、適切な場
合には溶媒を使用することもできる。例えば、テトラヒ
ドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、
イソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、エ
チルt−ブチルエーテル及びジグリム等の酸化エーテ
ル、塩化メチレン、クロロフォルム及び1、2−ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素、ニトロメタン及び2
−ニトロプロパン等のニトロ系溶媒、N−メチルホルム
アミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド及びN−メチル−2−ピロリドン等の
アミドファミリーに属する溶媒、アセトニトリル等のニ
トリル類、ヘキサン、へプタン及びオクタン等のアルカ
ン類、並びにトルエン及びキシレン等の芳香族系溶媒か
らなる群より選ばれる溶媒を使用することができる。
【0028】フーゼル油と還元糖との接触は、電磁波の
存在下で行うこともできる。
【0029】本発明の方法においては、上記のようにグ
リコシル化反応を行って、反応生成物であるアルキルグ
リコシドの溶液を得る。この溶液はアルキルグリコシド
の混合物が残存フーゼル油に由来するアルカノール類な
どに溶解した溶液である。次に、アルキルグリコシドの
混合物を以下の工程1〜3からなる方法でアルキルグリ
コシドの溶液から分離・回収する。
【0030】工程1: 水含有反応系に溶媒が含まれる
場合には、溶媒を除去する工程。
【0031】工程2: 酸触媒を中和して塩とし、その
塩を濾過で除去する工程。酸触媒の中和には、アルカリ
金属またはアルカリ土金属の炭酸塩、又はアルカリ金属
またはアルカリ土金属の炭酸水素塩(特に炭酸水素ナト
リウム)またはトリエタノールアミン等の有機塩基性化
合物を用いることができる。
【0032】工程3:以下に記載するいずれかの方法を
用いた目的反応生成物を精製する工程。 − 過剰なアルカノール類を0.001〜100ミリバ
ールの減圧下、60℃〜200℃で蒸発させる方法。好
ましい方法としては、薄膜蒸発器を用いて1〜50ミリ
バール、60℃〜120℃でアルカノール類を蒸発させ
る。 − シリカゲル、アルミナゲル、活性炭またはイオン交
換樹脂を用いたカラムクロマトグラフィー法。 − 合成した目的反応生成物が結晶化することのできる
物質である場合には、適当な溶媒または混合溶媒から目
的反応生成物を結晶化する方法。溶媒としては、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサ
ン、イソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテ
ル、エチルt−ブチルエーテル及びジグリム等の酸化エ
ーテル、塩化メチレン、クロロフォルム及び1、2−ジ
クロロエタン等のハロゲン化炭化水素、ニトロメタン及
び2−ニトロプロパン等のニトロ系溶媒、N−メチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド及びN−メチル−2−ピロリドン
等のアミドファミリーに属する溶媒、アセトニトリル等
のニトリル類、ヘキサン、へプタン及びオクタン等のア
ルカン類、並びにトルエン及びキシレン等の芳香族系溶
媒からなる群より選ばれた溶媒を用いる。 − 水と不混和性の溶媒を用いる選択的抽出方法。 上記のいずれかの方法によって単離したアルキルグリコ
シドは、残存フーゼル油から誘導されたアルカノール類
の含有量が0%〜5%、好ましくは0%〜1%となる。
【0033】必要な場合には、単離したアルキルグリコ
シドを水に溶解し、固形物含有量が40%〜80%の溶
解補助剤とする工程4を行う。
【0034】更に必要な場合には、上記工程4で得られ
た溶解補助剤の脱色工程5も行う。脱色は15℃〜10
0℃において0.05%〜10%、好ましくは0.5%
〜3%の過酸化水素、アルカリ金属またはアルカリ土金
属のペルオキソ二硫酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸塩、過リ
ン酸塩または過炭酸塩、オゾンあるいは過ヨウ素酸塩で
行うことができる。具体的には、30%〜50%の過酸
化水素溶液を用いることが好ましい。本発明で用いる脱
色剤としては、組成物に最終的に含まれるすべての原料
及び完成した組成物と共に使用される物質と本質的に混
和性を示す物質を用いるべきである。
【0035】更に本発明は、下記式(I): H3C-CH2-O(G1)a(G2)b(G3)c(G4)d(G5)e (I) (式中、G1、G2、G3、G4及びG5は、それぞれ独立に
糖残基を表し、a、b、c、d及びeはそれぞれ0又は
1であり、a、b、c、d及びeの合計は少なくとも1
である)によりで表わされるポリグリコシド I の混合
物を0重量%〜20重量%、下記式(II): H3C-CH2-CH2-O(G1)a(G2)b(G3)c(G4)d(G5)e (II) (式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、b、c、d、
eは上記で定義した通りである)により表わされるポリ
グリコシド II の混合物を0重量%〜5重量%、下記式
(III):
【0036】
【化4】
【0037】(式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、
b、c、d、eは上記で定義した通りである)により表
わされるポリグリコシド III の混合物を0重量%〜2
0重量%、下記式(IV):
【0038】
【化5】
【0039】(式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、
b、c、d、eは上記で定義した通りである)により表
わされるポリグリコシド IV の混合物を20重量%〜8
0重量%、そして下記式(V):
【0040】
【化6】
【0041】(式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、
b、c、d、eは上記で定義した通りである)により表
わされるポリグリコシド V の混合物を10重量%〜4
0重量%、を包含し、該ポリグリコシド I、II、III、I
V 及び Vの合計量が100重量%であることを特徴とす
る溶解補助剤を提供する。
【0042】本発明の溶解補助剤においては、G1
2、G3、G4及びG5の由来する糖質がヘキソース及び
ペントースよりなる群から選ばれることが好ましく、ペ
ントースはアラビノース又はキシロースであることが更
に好ましい。又、溶解補助剤の効力及び調製の簡便性か
ら、式(IV)により表わされるポリグリコシド IV の混
合物の含量が45重量%〜80重量%であることを特徴
とする溶解補助剤が好ましい。更にこのましい溶解補助
剤は、式(IV)により表わされるポリグリコシドIV の
混合物の含量が60重量%〜75重量%であり、そして
式(V)により表わされるポリグリコシドの混合物の含
量が25重量%〜40重量%であることを特徴とする溶
解補助剤である。
【0043】実際に本発明の溶解補助剤を還元糖及びフ
ーゼル油から製造するための主な手順としては、以下の
3つの手順が挙げられる。
【0044】第1の手順においては、フーゼル油を酸触
媒の存在下に還元糖と接触させて水含有反応系を得、水
含有反応系から水を除去しつつ、水含有反応系の温度を
50℃〜130℃に保持してアルキルグリコシドの溶液
を得る。得られたアルキルグリコシド溶液からアルキル
グリコシドを分離し、分離したアルキルグリコシドに目
的に応じた他のアルキルグリコシド(種々の還元糖を用
いて製造したアルキルグリコシド)を混合して、本発明
の溶解補助剤とする。
【0045】第2の手順においては、種々の還元糖を混
合した混合物を調製し、フーゼル油を酸触媒の存在下に
還元糖の混合物と接触させて水含有反応系を得、水含有
反応系から水を除去しつつ、水含有反応系の温度を50
℃〜130℃に保持してアルキルグリコシドの溶液を得
る。得られたアルキルグリコシド溶液からアルキルグリ
コシドを分離して本発明の溶解補助剤とする。
【0046】第3の手順においては、でんぷん及びヘミ
セルロースに富んだ植物性の出発材料から誘導した還元
糖の混合物であるシロップを用いる。このシロップは、
25%〜100%、好ましくは60%〜100%、より
好ましくは90%〜100%、更に好ましくは90%〜
98%のペントースと、0%〜75%、好ましくは0%
〜40%、より好ましくは0%〜34%、更に好ましく
は0%〜10%、更に好ましくは2%〜10%のヘキソ
ースを含有する。フーゼル油を酸触媒の存在下に還元糖
のシロップと接触させて水含有反応系を得、水含有反応
系から水を除去しつつ、50℃〜130℃でアルキルグ
リコシドの溶液を得る。得られたアルキルグリコシド溶
液からアルキルグリコシドを分離して本発明の溶解補助
剤とする。
【0047】更に本発明は、10重量%〜60重量%の
溶解補助剤、及び40重量%〜90重量%の非イオン
性、陰イオン性、両性又は陽イオン性の界面活性剤又は
これらの混合物を包含する組成物、即ち溶解補助組成物
を提供する。
【0048】本発明の組成物に用いることができる陰イ
オン性界面活性剤を以下の(a)〜(e)に列挙する。
(a) 下記式で表されるスルホカルボン酸アルキルエ
ステルとその塩。 R−CH(SO3M)−COOR’ (式中、RはC8〜C20、好ましくはC10〜C16のアル
キルラジカルを表し、R’はC1〜C6、好ましくはC1
〜C3のアルキルラジカルを表し、Mはアルカリ金属
(ナトリウム、カリウム又はリチウム)のカチオン、置
換型又は非置換型のアンモニウム(具体的には、メチル
アンモニウム、ジメチルアンモニウム、トリメチルアン
モニウム、テトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリ
ジニウムなど)又はアルカノールアミン誘導体(モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミンなど)を表す。)
【0049】(b) 下記式で表される硫酸アルキルエ
ステルとその塩。 ROSO3M (式中、RはC10〜C24、好ましくはC12〜C20、より
好ましくはC12〜C18のアルキルラジカル又はヒドロキ
シアルキルラジカルを表し、Mは水素原子、アルカリ金
属(ナトリウム、カリウム又はリチウム)のカチオン、
又はこれらカチオンがエトキシル化(EO)及び/又は
プロポキシル化(PO)された誘導体であって、平均し
て0.5〜6、好ましくは0.5〜3のEO及び/又は
PO単位を有する。)
【0050】(c) 下記式で表されるアシルアミノア
ルキルスルホン酸とその塩。 RCONHR’OSO3M (式中、RはC2〜C22、好ましくはC6〜C20のアルキ
ルラジカル、R’はC2〜C3のアルキルラジカルを表
し、Mは水素原子、アルカリ金属(ナトリウム、カリウ
ム又はリチウム)のカチオン、又はこれらカチオンがエ
トキシル化(EO)及び/又はプロポキシル化(PO)
された誘導体であって、平均して0.5〜60のEO及
び/又はPO単位を有する。)
【0051】(d) 下記式で表されるアルキル−D−
ガラクトシドウロネート。
【0052】
【化7】
【0053】(式中、R3は炭素数6〜22、好ましく
は8〜16の直鎖状又は分岐状のアルキルラジカル、1
〜4の不飽和エチレン結合を有する炭素数6〜22の炭
化水素からなるラジカル、これらのラジカルがヒドロキ
シル基、ハロゲン原子又はトリフルオロメチル基から選
ばれた1〜3の置換基によって置換されたものを表し、
Rは以下のいずれかの式で表される置換基である。 >CH−CH(OH)−CO24 又は
【0054】
【化8】
【0055】(但し、上記式においてヒドロキシル基の
結合した炭素原子は環内の酸素原子とは結合しておら
ず、R4は水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土金
属原子又は四級アンモニウムを表す。))
【0056】(e) C8〜C24、好ましくはC14〜C20
の飽和又は不飽和脂肪酸塩、C9〜C2 0のベンゼンスル
ホン酸アルキル、C8〜C22の一級又は二級のスルホン
酸アルキル又はグリセリルスルホン酸アルキル、GB-A-1
082 179号に記載のスルホン化されたポリカルボン酸、
スルホン酸パラフィン、N−アシル−N−アルキルタウ
リンのエステル(N-acyl-N-alkyltaurates)、リン酸ア
ルキル、イセチオン酸アルキル、コハク酸アルキル、ス
ルホコハク酸アルキル、スルホコハク酸モノエステル又
はスルホコハク酸ジエステル、N−アシルサルコシネー
ト(N-acyl sarcosinates)、硫酸アルキルグリコシド
又はポリエトキシカルボキシレートであり、いずれの化
合物の有するカチオンもアルカリ金属(ナトリウム、カ
リウム又はリチウム)である、あるいは置換型又は非置
換型のアンモニウム(具体的には、メチルアンモニウ
ム、ジメチルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、
テトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムな
ど)又はアルカノールアミン誘導体(モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンな
ど)。
【0057】本発明で非イオン性界面活性剤として用い
ることができる物質を以下の(f)〜(q)に列挙す
る。
【0058】(f)アルキル基の炭素数が6〜12であ
り、アルキレン基の数が5〜25である、ポリオキシア
ルキレン化アルキルフェノール(即ち、ポリオキシエチ
レン化アルキルフェノール、ポリオキシプロピレン化ア
ルキルフェノール又はポリオキシブチレン化アルキルフ
ェノール)。例えば、Rohm & Haas Co.より販売されて
いる Triton X-45、Triton X-114、Triton X-100、Trit
on X-102等。
【0059】(g)グルコサミド及びグルカミド。 (h)N−アルキルアミンより誘導されるグリセロアミ
ド類(US-A-5 223 179号及び FR-A-1 585 966号を参
照)。
【0060】(i)1〜25のオキシアルキレン基(ポ
リオキシエチレン基またはポリオキシプロピレン基)と
結合した、炭素数が8〜22の脂肪族アルコール。例え
ば、Tergitol 15-S-9 及び Tergitol 24-L-6 NMW(Unio
n Carbide Corp.製)、Neodol45-9、Neodol 23-65、Neo
dol 45-7及び Neodol 45-4(Shell Chemical Co.より販
売)並びに Kyro EOB(Procter & Gamble Co.製)等。
【0061】(j)BASF社の“Pluronic”などの、
プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合生
成物である疎水性化合物と、エチレンオキシドとの縮合
生成物。
【0062】(k)BASF社の“Tetronic”などの、
エチレンオキシド又はプロピレンオキシドとエチレンジ
アミンとの縮合生成物。
【0063】(l)炭素数が10〜18のアルキルジメ
チルアミンオキシドや炭素数が8〜22のアルコキシエ
チルジヒドロキシエチルアミンオキシド等のアミンオキ
シド。
【0064】(m)下記式で表される、EP 0 699 472号
に記載のアルキルポリグリコシド。 R5−O(A1)f(A2)g(A3)h(A4)i(A5)j (式中、A1、A2、A3、A4及びA5は、それぞれ独立に
糖残基を表し、f、g、h、i及びjはそれぞれ0又は
1であり、f、g、h、i及びjの合計は少なくとも1
であり、R5は、炭素数6〜22の直鎖状または分岐状
のアルキルラジカル、1〜4の不飽和エチレン結合を有
する炭素数6〜22の炭化水素からなるラジカル、又は
これらのラジカルがヒドロキシル基、ハロゲン原子、ト
リフルオロメチル基から選ばれた1〜3の置換基によっ
て置換されたものである。)A1、A2、A3、A4及びA5
の由来する糖質がヘキソース及びペントースからなる群
より選ばれることが好ましく、ヘキソースとしてはD−
グルコースが好ましく、ペントースとしてはアラビノー
ス又はキシロースが好ましい。
【0065】(n)炭素数が8〜20の脂肪酸アミド。 (o)エトキシル基を有する脂肪酸。 (p)エトキシル基を有する脂肪族アミド。 (q)エトキシル基を有するアミン。
【0066】本発明で用いる陽イオン性界面活性剤とし
ては、ハロゲン化アルキルジメチルアンモニウム等が挙
げられる。
【0067】本発明で用いる両性(両性イオン)界面活
性剤としては、アルキルジメチルベタイン、アルキルア
ミドプロピルジメチルベタイン、アルキルトリメチルス
ルホベタイン、脂肪酸の縮合生成物及びタンパク質の水
化物が挙げられる。
【0068】本発明の組成物を用いると、親油性分子の
水に対する溶解度を向上させることが可能になる。
【0069】本発明の組成物と共に用いることができる
親油性分子の代表的なものを以下の(1)〜(15)に例示す
る。 (1) 精油。具体的には、クラスターパイン油(cluster
pine oil)やスコッチパイン油(Scotch pine oil)、
柑橘類(レモン、グレープフルーツ、オレンジ、マンダ
リン等)の精油、穀草の精油(小麦グルテン油、小麦胚
芽油(ジャーム油)、アニス油(aniseed oil)、ビタ
ーアーモンド油、バーチ油、カミツレ油、ベルガモット
油、シナモン油、レモングラス油等)、芳香性植物の精
油(ホワイトタイム、レッドタイム、ローズマリー、ミ
ント、ユーカリ、バジル、タラゴン、月桂樹、オレガ
ノ、バーベナ等の精油)、ジュニパー油、クローブ油、
ラベンダー油、ゼラニウム油、シダー油、コリアンダー
油、コモンジュニパー油、エバーラスティング油(ever
lasting oil)、マジョラム油等の精油。
【0070】(2) 合成芳香性物質。具体的には、酢酸ベ
ンジル、酢酸リナリル、酢酸テルペニル、酢酸ベチベリ
ル、酢酸アミル、酢酸ボルニル、酢酸セドリル、酢酸ゲ
ラニル、酢酸フェニルエチル、酢酸p−クレシル又は酢
酸スチラリル、ブタン酸アミル等の芳香性エステル、オ
イゲノール、ゲラニオール、アニシルアルコール、シン
ナミルアルコール、スチラリルアルコール等のアルコー
ル類、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、ウンデ
シレニルアルデヒド、ラウリルアルデヒド、ミリスチル
アルデヒド、セチルアルデヒド、ステアリルアルデヒ
ド、ベンズアルデヒド、アニサルアルデヒド等のアルデ
ヒド類、並びに合成カンフルや合成リモネン等。
【0071】(3) 天然又は合成の香料。 (4) 親油性の化粧品用補助剤。 (5) ソホロース脂質等の糖脂質。
【0072】(6) 保存剤。具体的には、メチルp−ヒド
ロキシ安息香酸エステル、エチルp−ヒドロキシ安息香
酸エステル、プロピルp−ヒドロキシ安息香酸エステル
及びブチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、安息香酸
ナトリウム、“Germaben”(登録商標)やその他の細菌
やカビの繁殖を阻害するために従来から化粧品に用いら
れている化学薬品であって、通常は0.01〜3重量%
の割合で使用する保存剤。
【0073】(7) UV−A活性及び/又はUV−B活性
を有する、皮膚や頭髪を太陽光や紫外線から保護するた
めの日焼防止剤となる有機物質。例えば、欧州指令(Eu
ropean Directive)No. 76/768/EECとその追補版及びそ
の改訂版で認可されている化合物が挙げられる。
【0074】(8) 酸化防止剤。 (9) 防虫剤。 (10) ビタミン剤。 (11) 着色料。
【0075】(12) 植物の保護に用いられる活性物質、
例えば、“THE PESTICIDE MANUAL”(第9版、C. R. WO
RKLING 及び R. J. HANCE編集、The British Crop Prot
ection Council発行)に記載された除草剤、殺菌剤、殺
虫剤等。(本発明の溶解補助剤とこのような活性物質と
を組合わせることにより、活性物質の植物への浸透が促
進されてその効力が増加する。従って、活性物質の使用
量を減少することが可能となる。)
【0076】(13) 菜種由来のメチルエステル。 (14) タンパク質。 (15) 医薬品の成分となる親油性物質。
【0077】本発明の溶解補助組成物を用いると上記の
親油性分子の水への溶解度が向上する理由は、界面活性
剤のミセル又は十分にミセル化していない分子構造の内
部に親油性分子が取り込まれて、親水媒体を形成するた
めである。
【0078】本発明の好ましい組成物は、10%〜60
%の溶解補助剤と40%〜90%の上記(f)〜(q)
等の非イオン性界面活性剤を含有する組成物である。
【0079】また、溶解補助剤としての優れた効力、並
びに生分解性に優れ、低刺激性で、環境毒性が少ないと
いう点において、更に好ましい組成物は、上記(m)の
非イオン性界面活性剤、即ち、下記式で表される、アル
キルポリグリコシドを含有する。 R5−O(A1)f(A2)g(A3)h(A4)i(A5)j (式中、A1、A2、A3、A4及びA5はそれぞれ独立に糖
残基を表し、f、g、h、i及びjはそれぞれ0又は1
であり、f、g、h、i及びjの合計少なくとも1であ
り、R5は、炭素数6〜22の直鎖状または分岐状のア
ルキルラジカル、1〜4の不飽和エチレン結合を有する
炭素数6〜22の炭化水素からなるラジカル、又はこれ
らのラジカルがヒドロキシル基、ハロゲン原子、トリフ
ルオロメチル基から選ばれた1〜3の置換基によって置
換されたものである。) 本発明においては、上記式のA1、A2、A3、A4及びA
5が由来する糖質がヘキソース及びペントースからなる
群より選ばれることが好ましく、ヘキソースとしてはD
−グルコースが好ましく、ペントースとしてはアラビノ
ース又はキシロースが好ましい。更に、上記式のR5
炭素数8〜16のアルキルラジカルであることが好まし
く、特にオクチルポリグリコシド及びデシルポリグリコ
シドの混合物、デシルポリグリコシド及びドデシルポリ
グリコシドの混合物、ドデシルポリグリコシド及びテト
ラデシルポリグリコシドの混合物、オクチルポリグリコ
シド、デシルポリグリコシド、ドデシルポリグリコシド
及びテトラデシルポリグリコシドの混合物並びにドデシ
ルポリグリコシド、テトラデシルポリグリコシド及びヘ
キサデシルポリグリコシドの混合物が好ましい。
【0080】更に本発明は、以下の成分を包含する透明
な組成物を提供する。0.5重量%〜5重量%の本発明
の溶解補助剤、1重量%〜10重量%の、炭素数8〜1
4のアルキル鎖を有するアルキルポリグリコシド、1重
量%〜10重量%の、炭素数2〜5の直鎖状または分岐
状アルカノール又はこれらの混合物、及び0.1重量%
〜3重量%の溶解させるべき親油性活性物質。
【0081】炭素数2〜5の直鎖状または分岐状アルカ
ノールとして、例えば、エタノール、2-プロパノー
ル、n−ブタノール、2−メチルプロパノール、2−メ
チルブタノール、3-メチルプロパノール、n−ペンタ
ノール及びフーゼル油に含まれているアルカノール類が
挙げられる。
【0082】本発明の組成物に含まれる、溶解させるべ
き親油性活性物質を以下の(1)〜(15)に例示する。 (1) 精油。具体的には、クラスターパイン油(cluster
pine oil)やスコッチパイン油(Scotch pine oil)、
柑橘類(レモン、グレープフルーツ、オレンジ、マンダ
リン等)の精油、穀草の精油(小麦グルテン油、小麦胚
芽油(ジャーム油)、アニス油(aniseed oil)、ビタ
ーアーモンド油、バーチ油、カミツレ油、ベルガモット
油、シナモン油、レモングラス油等)、芳香性植物の精
油(ホワイトタイム、レッドタイム、ローズマリー、ミ
ント、ユーカリ、バジル、タラゴン、月桂樹、オレガ
ノ、バーベナ等の精油)、ジュニパー油、クローブ油、
ラベンダー油、ゼラニウム油、シダー油、コリアンダー
油、コモンジュニパー油、エバーラスティング油(ever
lasting oil)、マジョラム油等の精油。
【0083】(2) 合成芳香性物質。具体的には、酢酸ベ
ンジル、酢酸リナリル、酢酸テルペニル、酢酸ベチベリ
ル、酢酸アミル、酢酸ボルニル、酢酸セドリル、酢酸ゲ
ラニル、酢酸フェニルエチル、酢酸p−クレシル又は酢
酸スチラリル、ブタン酸アミル等の芳香性エステル、オ
イゲノール、ゲラニオール、アニシルアルコール、シン
ナミルアルコール、スチラリルアルコール等のアルコー
ル類、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、ウンデ
シレニルアルデヒド、ラウリルアルデヒド、ミリスチル
アルデヒド、セチルアルデヒド、ステアリルアルデヒ
ド、ベンズアルデヒド、アニサルアルデヒド等のアルデ
ヒド類、並びに合成カンフルや合成リモネン等。
【0084】(3) 天然又は合成の香料。 (4) 親油性の化粧品用補助剤。 (5) ソホロース脂質等の糖脂質。
【0085】(6) 保存剤。具体的には、メチルp−ヒド
ロキシ安息香酸エステル、エチルp−ヒドロキシ安息香
酸エステル、プロピルp−ヒドロキシ安息香酸エステル
及びブチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、安息香酸
ナトリウム、“Germaben”(登録商標)やその他の細菌
やカビの繁殖を阻害するために従来から化粧品に用いら
れている化学薬品であって、通常は0.01〜3重量%
の割合で使用する保存剤。
【0086】(7) UV−A活性及び/又はUV−B活性
を有する、皮膚や頭髪を太陽光や紫外線から保護するた
めの日焼防止剤となる有機物質。例えば、欧州指令(Eu
ropean Directive)No. 76/768/EECとその追補版及びそ
の改訂版で認可されている化合物が挙げられる。
【0087】(8) 酸化防止剤。 (9) 防虫剤。 (10) ビタミン剤。 (11) 着色料。
【0088】(12) 植物の保護に用いられる活性物質、
例えば、“THE PESTICIDE MANUAL”(第9版、C. R. WO
RKLING 及び R. J. HANCE編集、The British Crop Prot
ection Council発行)に記載された除草剤、殺菌剤、殺
虫剤等。
【0089】(13) 菜種由来のメチルエステル。 (14) タンパク質。 (15) 医薬品の成分となる親油性物質。
【0090】本発明において最も好ましい組成物は、炭
素数8〜14のアルキル鎖を有するアルキルポリグリコ
シドの含量が2重量%〜7重量%であり、溶解させるべ
き親油性活性物質が、組成物の重量を基準として、0.
1重量%〜2重量%の精油、及び、0重量%〜0.5重
量%の保存剤を包含する組成物である。保存剤として
は、例えば、メチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、
エチルp−ヒドロキシ安息香酸エステル、プロピルp−
ヒドロキシ安息香酸エステル及びブチルp−ヒドロキシ
安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、“Germaben”
(登録商標)やその他の細菌やカビの繁殖を阻害するた
めに従来から化粧品や洗浄剤に用いられている保存剤を
用いることができる。
【0091】上記の組成からなる組成物は、平滑な面の
洗浄に効果的な、高品質で、生分解性に優れ、環境にや
さしい、多目的に使用することのできる洗浄剤である。
【0092】通常、本発明の溶解補助剤を使用すること
のできる製品を以下に例示する。粉末又は液体の洗浄
剤、発泡性泡又は非発泡性の化粧水(ローション)、流
動性又は半流動性のコンシステンシーを保持した乳濁液
(例えば、脂質相が水相中に分散している乳液や、その
逆に水相が脂質相中に分散している乳液)、クリームや
軟膏のような軟性のコンシステンシーの懸濁液又は乳濁
液、化粧石鹸のようなジェル状又は固形の製品、化粧品
などをパッドや保湿用マスク含浸させたもの。
【0093】特に本発明の溶解補助剤は、家庭用及び工
業用洗浄剤(例えば、多目的洗剤、食器用洗剤又は床、
窓、浴室若しくは繊維製品用洗剤)、化粧品(化粧水、
クレンジングミルク、化粧落し用の組成物、保護用クリ
ーム、太陽光や紫外線からの保護を目的としたクリーム
又は化粧水、整髪又は櫛通りの改善を目的としたムー
ス、ジェル又はその他の形態の整髪剤、頭髪用シャンプ
ー又はボディシャンプー、顔面若しくは身体の洗浄用の
ゲル、液体石鹸、泡立て溶剤、洗口液や歯磨き等の歯又
は口腔用洗浄剤、及び固形の石鹸又はクレンジング剤)
並びに植物保護剤に好適に用いることができる。
【0094】
【発明の実施の形態】以下の実施例により本発明を更に
具体的に説明する。
【0095】
【実施例1】D−キシロースとフーゼル油を用いた溶解
補助剤の合成 以下の組成を有する粗フーゼル油(1277g)を精留
塔に付設された煮沸器中で沸騰させる。
【0096】
【表2】
【0097】精留塔の第1段から沸点が100℃未満の
留分A(204g)を回収する。次に、精留塔の第2段
から沸点が100℃〜140℃の留分B(994g)を
回収する。留分Bは以下の組成を有する精製フーゼル油
である。
【0098】
【表3】
【0099】硫酸を留分Bに添加して、硫酸3.4gを
含有する精製フーゼル油630gを調製する。そこにD
−キシロース170gを添加し、水含有反応系を得る。
得られた水含有反応系から水を共沸蒸留で除去しつつ、
減圧下、100℃で3時間保持してフーゼル油とキシロ
ースとを反応させ、アルキルキシロシドの溶液を得る。
反応終了後、反応系に30.5%の水酸化ナトリウム水
溶液を添加し、反応系中の酸を中和してpHを7〜8に
する。反応系に含まれる過剰のフーゼルアルコール類を
減圧下、80℃で留去する。残渣(244g)を100
gの逆浸透水(osmosed water)に溶解してアルキルキシ
ロシドの水溶液とする。アルキルキシロシドを、5gの
50%過酸化水素水の存在下、中性pHにおいて脱色す
る。
【0100】
【実施例2】L−アラビノースとフーゼル油を用いた補
助剤の合成 以下の組成を有する粗フーゼル油(1441g)を精留
塔に付設された煮沸器中で沸騰させる。
【0101】
【表4】
【0102】精留塔の第1段から沸点が100℃未満の
留分A(594g)を回収する。次に、精留塔の第2段
から沸点が100℃〜140℃の留分Bを回収する。留
分Bを静置して相分離し、上相C(582g)を回収す
る。上相Cは以下の組成を有する精製フーゼル油であ
る。
【0103】
【表5】
【0104】硫酸を上相Cに添加して、硫酸4gを含有
する精製フーゼル油774gを調製する。そこにL−ア
ラビノース200gを添加し、水含有反応系を得る。得
られた水含有反応系から水を共沸蒸留で除去しつつ、減
圧下、100℃で3時間保持してフーゼル油とアラビノ
ースとを反応させ、アルキルアラビノシドの溶液を得
る。反応終了後、反応系に30.5%の水酸化ナトリウ
ム水溶液を添加し、反応系中の酸を中和してpHを7〜
8にする。反応系に含まれる過剰のフーゼルアルコール
類を減圧下、80℃で留去する。残渣(282g)を1
20gの逆浸透水に溶解してアルキルアラビノシドの水
溶液とする。アルキルアラビノシドを、5gの50%過
酸化水素水の存在下、中性pHにおいて脱色する。
【0105】
【実施例3】D−グルコースとフーゼル油を用いた溶解
補助剤の合成 以下の組成を有する粗フーゼル油(1277g)を精留
塔に付設された煮沸器中で沸騰させる。
【0106】
【表6】
【0107】精留塔の第1段から沸点が100℃未満の
留分A(204g)を回収する。次に、精留塔の第2段
から沸点が100℃〜140℃の留分B(994g)を
回収する。留分Bは以下の組成を有する精製フーゼル油
である。
【0108】
【表7】
【0109】硫酸を留分Bに添加して、硫酸3.6gを
含有する精製フーゼル油562gを調製する。そこにD
−グルコース200gを添加し、水含有反応系を得る。
得られた水含有反応系から水を共沸蒸留で除去しつつ、
減圧下、100℃で3時間保持してフーゼル油とグルコ
ースとを反応させ、アルキルグリコシドの溶液を得る。
反応終了後、反応系に30.5%の水酸化ナトリウム水
溶液を添加し、反応系中の酸を中和してpHを7〜8に
する。反応系に含まれる過剰のフーゼルアルコール類を
減圧下、80℃で留去する。残渣(244g)を100
gの逆浸透水に溶解してアルキルグリコシドの水溶液と
する。アルキルグリコシドを、5gの50%過酸化水素
水の存在下、中性pHにおいて脱色する。
【0110】
【実施例4】D−キシロース、L−アラビノースおよび
D−グルコースの混合物とフーゼル油からの溶解補助剤
の合成 以下の組成を有する粗フーゼル油(1277g)を精留
塔に付設された煮沸器中で沸騰させる。
【0111】
【表8】
【0112】精留塔の第1段から沸点が100℃未満の
留分A(204g)を回収する。次に、精留塔の第2段
から沸点が100℃〜140℃の留分B(994g)を
回収する。留分Bは以下の組成を有する精製フーゼル油
である。
【0113】
【表9】
【0114】硫酸を留分Bに添加して、硫酸6gを含有
する精製フーゼル油1050gを調製する。そこにD−
キシロース100g、L−アラビノース100g及びD
−グルコース無水物100gを添加し、水含有反応系を
得る。得られた水含有反応系から水を共沸蒸留で除去し
つつ、減圧下、100℃で3時間保持してフーゼル油と
糖質を反応させ、アルキルグリコシドの溶液を得る。反
応終了後、反応系に30.5%の水酸化ナトリウム水溶
液を添加し、反応系中の酸を中和してpHを7〜8にす
る。反応系に含まれる過剰のフーゼルアルコール類を減
圧下、80℃で留去する。残渣(420g)を180g
の逆浸透水に溶解してアルキルグリコシドの水溶液をと
する。アルキルグリコシドを、12gの50%過酸化水
素水の存在下、中性pHにおいて脱色する。
【0115】
【実施例5】小麦のわらから誘導した糖シロップとフー
ゼル油を用いた溶解補助剤の合成 以下の組成を有する粗フーゼル油を原料として用いる。
【0116】
【表10】
【0117】上記のフーゼル油1500gを、精留塔を
取り付けた煮沸器で沸騰させる。精留塔の第1段から沸
点が100℃未満である留分A(242g)を回収し、
続いて第2段から沸点が100〜140℃である留分B
(1160g)を回収する。留分Bは以下の組成を有す
る精製フーゼル油である。
【0118】
【表11】
【0119】水37.5g、D−キシロース79g、L
−アラビノース13.6g、D−グルコース8g、D−
ガラクトース4.5g及びD−マンノース4.5gを含
む、小麦のわらから誘導した糖シロップ150gを還元
糖として用いた。硫酸を留分Bに添加して得た、2.2
5gの硫酸を含む400gの精製フーゼル油に、100
℃〜107℃の温度において、1時間30分かけて糖シ
ロップを滴下して水含有反応系を得る。糖シロップを滴
下している間に、水含有反応系から水を共沸蒸留で除去
しつつ、還元糖とフーゼル油を反応させる。糖シロップ
の添加が完了したら、水含有反応系の温度を保持したま
ま、気圧が300〜900ミリバールとなるように徐々
に減圧して微量に残る水を除去してアルキルグリコシド
の溶液を得る。反応系に30.5%の水酸化ナトリウム
水溶液を添加し、反応混合物中の酸を中和してpHを7
〜8にする。反応系に含まれる過剰のフーゼルアルコー
ル類を減圧下、80℃で留去する。残渣(155g)を
65gの逆浸透水に溶解してアルキルグリコシドの水溶
液とする。得られたアルキルグリコシドを、5gの50
%過酸化水素水の存在下、中性pHにおいて脱色する。
【0120】
【実施例6】デンプンを除去した小麦のふすまから抽出
した糖シロップとフーゼル油を用いた溶解補助剤の合成 以下の組成を有する粗フーゼル油を原料として用いる。
【0121】
【表12】
【0122】上記のフーゼル油1277gを、精留塔を
取り付けた煮沸器で沸騰させる。精留塔の第1段から沸
点が100℃以下である留分A(204g)を回収し、
続いて第2段から沸点が100〜140℃である留分B
(994g)を回収する。留分Bは以下の組成を有する
精製フーゼル油である。
【0123】
【表13】
【0124】水50g、D−キシロース72g、L−ア
ラビノース42g、D−グルコース10.4g、D−ガ
ラクトース3.7g及びD−マンノース3.7gを含
む、デンプンを除去した小麦のふすまから抽出した糖シ
ロップ200gを還元糖として用いた。硫酸を留分Bに
添加して得た、3gの硫酸を含む525gの精製フーゼ
ル油に、100℃〜105℃の温度において、1時間3
0分かけて糖シロップを滴下して水含有反応系を得る。
糖シロップを滴下している間に、水含有反応系から水を
共沸蒸留で除去しつつ、還元糖とフーゼル油を反応させ
る。糖シロップの添加が完了したら、水含有反応系の温
度を保持したまま、気圧が300〜900ミリバールと
なるように徐々に減圧して微量に残る水を除去し、アル
キルグリコシドの溶液を得る。反応系に30.5%の水
酸化ナトリウム水溶液を添加し、反応混合物中の酸を中
和してpHを7〜8にする。反応系に含まれる過剰のフ
ーゼルアルコール類を減圧下、80℃で留去する。残渣
(207g)を90gの逆浸透水に溶解してアルキルグ
リコシドの水溶液をとする。得られたアルキルグリコシ
ドを、6gの50%過酸化水素水の存在下、中性pHに
おいて脱色する。
【0125】
【実施例7】未精製の小麦のふすまから抽出した糖シロ
ップとフーゼル油を用いた溶解補助剤の合成 以下の組成を有する粗フーゼル油を原料として用いる。
【0126】
【表14】
【0127】上記のフーゼル油1277gを、精留塔を
取り付けた煮沸器で沸騰させる。精留塔の第1段から沸
点が100℃未満である留分A(204g)を回収し、
続いて第2段から沸点が100〜140℃である留分B
(994g)を回収する。留分Bは以下の組成を有する
精製フーゼル油である。
【0128】
【表15】
【0129】水50g、D−キシロース34.5g、L
−アラビノース20g、D−グルコース71g、D−ガ
ラクトース2g及びD−マンノース2gを含む、未精製
の小麦のふすまから抽出した糖シロップ200gを還元
糖として用いた。硫酸を留分Bに添加して得た、3gの
硫酸を含む470gの精製フーゼル油に、100℃〜1
05℃の温度において、1時間30分かけて糖シロップ
を滴下して水含有反応系を得る。糖シロップを滴下して
いる間に、水含有反応系から水を共沸蒸留で除去しつ
つ、還元糖とフーゼル油を反応させる。糖シロップの添
加が完了したら、水含有反応系の温度を保持したまま、
気圧が300〜900ミリバールとなるように徐々に減
圧して微量に残る水を除去してアルキルグリコシドの溶
液を得る。反応系に30.5%の水酸化ナトリウム水溶
液を添加し、反応混合物中の酸を中和してpHを7〜8
にする。反応系に含まれる過剰のフーゼルアルコール類
を減圧下、80℃で留去する。残渣(202g)を90
gの逆浸透水に溶解してアルキルグリコシドの水溶液を
得る。得られたアルキルグリコシドを、8gの50%過
酸化水素水の存在下、中性pHにおいて脱色する。
【0130】
【実施例8】D−キシロースとフーゼル油を用いた溶解
補助剤の合成 以下の組成を有するフーゼル油を原料として用いる。
【0131】
【表16】
【0132】硫酸をフーゼル油に添加して、硫酸7.5
gを含有するフーゼル油740gを調製する。そこにD
−キシロース150gを添加し、水含有反応系を得る。
得られた水含有反応系から水を共沸蒸留で除去しつつ、
減圧下、110℃で1時間保持してフーゼル油とD−キ
シロースを反応させ、アルキルキシロシドの溶液を得
る。反応系に30.5%の水酸化ナトリウム水溶液を添
加し、反応混合物中の酸を中和してpHを7〜8にす
る。反応系に含まれる過剰のフーゼルアルコール類を減
圧下、80℃で留去する。残渣(200g)を100g
の逆浸透水に溶解してアルキルキシロシドの水溶液とす
る。アルキルキシロシドを、10gの50%過酸化水素
水の存在下、中性pHにおいて脱色する。
【0133】
【実施例9】溶解補助剤の調製 実施例1の溶解補助剤50gを、実施例2の溶解補助剤
25g及び実施例3の溶解補助剤25gと攪拌しながら
混合して、新たな溶解補助剤を得た。
【0134】
【実施例10】溶解補助剤の調製 実施例1の溶解補助剤85gを、実施例3の溶解補助剤
15gと攪拌しながら混合して、新たな溶解補助剤を得
た。
【0135】
【実施例11】溶解補助剤の調製 実施例1の溶解補助剤31gを、実施例3の溶解補助剤
69gと攪拌しながら混合して、新たな溶解補助剤を得
た。
【0136】
【実施例12】溶解補助組成物の調製 実施例10の溶解補助剤30gを、EP 0 699 472号の実
施例9の記載に従って調製したアルキルポリグリコシド
70gと攪拌しながら混合して、溶解補助組成物を得
た。
【0137】
【実施例13】溶解補助組成物の調製 実施例11の溶解補助剤30gを、EP 0 699 472号の実
施例9の記載に従って調製したアルキルポリグリコシド
70gと攪拌しながら混合して、溶解補助組成物を得
た。
【0138】
【実施例14】溶解補助組成物の調製 実施例5の溶解補助剤40gを、EP 0 699 472号の実施
例6の記載に従って調製したアルキルポリグリコシド6
0gと攪拌しながら混合して、新たな溶解補助組成物を
得た。
【0139】
【実施例15】溶解補助組成物の調製 実施例6の溶解補助剤25gを、EP 0 699 472号の実施
例9の記載に従って調製したアルキルポリグリコシド7
5gと攪拌しながら混合して、溶解補助組成物を得た。
【0140】
【実施例16】溶解補助組成物の調製 実施例1の溶解補助剤30gを、EP 0 699 472号の実施
例9の記載に従って調製したアルキルポリグリコシド6
0gと攪拌しながら混合して、溶解補助組成物を得た。
【0141】
【実施例17】合成レモン香料の可溶化 非水溶性の合成レモン香料(lemon 19-11454; Huber th
e Nose製)100μlを、実施例12の溶解補助組成物
を含む逆浸透水5mlに懸濁する。8.4gの溶解補助
組成物に1gの香料を溶解することができる。上記の懸
濁液を1分間攪拌することで、完全に透明な溶液が得ら
れる。
【0142】
【実施例18】合成マリン系香料の可溶化 非水溶性の合成マリン系香料(marine fragrance 81341
7F)100μlを、実施例12の溶解補助組成物を含む
逆浸透水5mlに懸濁する。7.4gの溶解補助組成物
に1gの香料を溶解することができる。上記の懸濁液を
1分間攪拌することで、完全に透明な溶液が得られる。
【0143】
【実施例19】菜種由来のメチルエステルの可溶化 非水溶性の菜種由来のメチルエステル(Total Radia 79
61)100μlを、実施例13の溶解補助組成物を含む
逆浸透水5mlに懸濁する。5.4gの溶解補助組成物
に1gの菜種由来のメチルエステルを溶解することがで
きる。上記の懸濁液を1分間攪拌することで、完全に透
明な溶液が得られる。
【0144】
【実施例20】1−デカノールの可溶化 非水溶性の1-デカノール100μlを、実施例13の
溶解補助組成物を含む逆浸透水5mlに懸濁する。6.
5gの溶解補助組成物に1gの1−デカノールを溶解す
ることができる。上記の懸濁液を1分間攪拌すること
で、完全に透明な溶液が得られる。
【0145】
【実施例21】ミリスチン酸イソプロピルの可溶化 非水溶性のミリスチン酸イソプロピル100μlを、実
施例12の溶解補助組成物を含む逆浸透水5mlに懸濁
する。10gの溶解補助組成物に1gのミリスチン酸イ
ソプロピルを溶解することができる。上記の懸濁液を1
分間攪拌することで、完全に透明な溶液が得られる。
【0146】
【実施例22】ローズマリー精油の可溶化 非水溶性のローズマリー精油100μlを、実施例12
の溶解補助組成物を含む逆浸透水5mlに懸濁する。
5.9gの溶解補助組成物に1gのローズマリー精油を
溶解することができる。上記の懸濁液を1分間攪拌する
ことで、完全に透明な溶液が得られる。
【0147】
【実施例23】透明な組成物の調製 以下の物質を混合し、透明な組成物を調製する。 7.1gの実施例12の溶解補助組成物、 3gのエタノール、 0.3gのレモン香料(lemon 19-11454; Huber the No
se 製)、 0.4gの保存剤(Phenonip(登録商標))及び合計重
量が100gとなる量の逆浸透水。
【0148】
【実施例24】透明な組成物の調製 以下の物質を混合し、透明な組成物を調製する。 8.6gの実施例15の溶解補助組成物、 4gのエタノール、 0.5gのパインの精油(pine 34230 (OSF))、 0.4gの保存剤(Phenonip(登録商標))及び合計重
量が100gとなる量の逆浸透水。
【0149】調製した組成物は、多目的洗浄剤、特に平
滑面の洗浄のための洗浄剤、として優れた性能を有す
る。
【0150】
【実施例25】透明な組成物の調製 以下の物質を混合し、透明な組成物を調製する。 8.1gの実施例15の溶解補助組成物、 0.3gのドデシル硫酸ナトリウム、 3gのエタノール、 0.5gのパインの精油(pine 34230 (OSF))、 0.4gの保存剤(Phenonip(登録商標))及び合計重
量が100gとなる量の逆浸透水。
【0151】調製した組成物は、多目的洗浄剤、特に平
滑面の洗浄のための洗浄剤、として優れた性能を有す
る。
【0152】
【実施例26】透明な組成物の調製 以下の物質を混合し、透明な組成物を調製する。 8.6gの実施例15の溶解補助組成物、 3gのエタノール、 0.5gのレモンの精油(lemon 9286 (OSF))、 0.4gの保存剤(Phenonip(登録商標))及び合計重
量が100gとなる量の逆浸透水。
【0153】調製した組成物は、多目的洗浄剤、特に平
滑面の洗浄のための洗浄剤、として優れた性能を有す
る。
【0154】
【実施例27】透明な組成物の調製 以下の物質を混合し、透明な組成物を調製する。 8.1gの実施例15の溶解補助組成物、 0.3gのドデシル硫酸ナトリウム、 3gのエタノール、 0.5gのレモンの精油(lemon 9286 (OSF))、 0.4gの保存剤(Phenonip(登録商標))及び合計重
量が100gとなる量の逆浸透水。
【0155】調製した組成物は、多目的洗浄剤、特に平
滑面の洗浄のための洗浄剤、として優れた性能を有す
る。
【0156】
【発明の効果】本発明によれば、アルコール発酵の副産
物であるフーゼル油を用いた、親油性分子の水に対する
溶解度を向上させることのできる溶解補助剤及びその製
造方法が提供される。本発明の溶解補助剤を用いること
により、生分解性に優れ、低刺激性で、環境毒性の少な
い洗剤、化粧品や植物保護剤を提供することが可能にな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4C057 AA17 AA19 BB02 BB03 BB04 DD01 JJ03 4C076 AA16 BB31 DD69E FF15 GG46 4C083 AD391 BB41 CC01 CC02 DD01 FF01 4G035 AA28 4H039 CA61 CD30

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解補助剤を調製する方法であって、 フーゼル油を酸触媒の存在下に1種以上の還元糖と接触
    させて水含有反応系を得、 該水含有反応系から水を除去しつつ、該水含有反応系の
    温度を50℃〜130℃に保持してアルキルグリコシド
    の溶液を得、そして該溶液から該アルキルグリコシドを
    分離する、ことを包含する方法。
  2. 【請求項2】 フーゼル油を1種以上の還元糖と接触さ
    せる前に、フーゼル油から140℃を超える沸点を有す
    る重留分を除去することを更に包含することを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該重留分を蒸留により除去することを特
    徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 フーゼル油を1種以上の還元糖と接触さ
    せる前に、フーゼル油から100℃未満の沸点を有する
    軽留分を除去することを更に包含することを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 該軽留分を蒸留により除去することを特
    徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 L−アラビノース及びD−キシロースよ
    りなる群から選ばれるペントースを還元糖として使用す
    ることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 グルコースを還元糖として使用すること
    を特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 L−アラビノース及びD−キシロースよ
    りなる群から選ばれるペントースを25重量%〜100
    重量%、並びに、D−グルコース、D−ガラクトース及
    びD−マンノースよりなる群から選ばれるヘキソースを
    0重量%〜75重量%を包含する糖質の混合物を還元糖
    として使用することを特徴とする、請求項1〜5のいず
    れかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 該糖質の混合物が、L−アラビノース及
    びD−キシロースよりなる群から選ばれるペントースを
    60重量%〜100重量%、並びに、D−グルコース、
    D−ガラクトース及びD−マンノースよりなる群から選
    ばれるヘキソースを0重量%〜40重量%を包含するこ
    とを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 溶解補助剤であって、 下記式(I): H3C-CH2-O(G1)a(G2)b(G3)c(G4)d(G5)e (I) (式中、G1、G2、G3、G4及びG5は、それぞれ独立に
    糖質残基を表し、a、b、c、d及びeはそれぞれ0又
    は1であり、a、b、c、d及びeの合計は少なくとも
    1である)によりで表わされるポリグリコシド I の混
    合物を0重量%〜20重量%、 下記式(II): H3C-CH2-CH2-O(G1)a(G2)b(G3)c(G4)d(G5)e (II) (式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、b、c、d、
    eは上記で定義した通りである)により表わされるポリ
    グリコシド II の混合物を0重量%〜5重量%、 下記式(III): 【化1】 (式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、b、c、d、
    eは上記で定義した通りである)により表わされるポリ
    グリコシド III の混合物を0重量%〜20重量%、 下記式(IV): 【化2】 (式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、b、c、d、
    eは上記で定義した通りである)により表わされるポリ
    グリコシド IV の混合物を20重量%〜80重量%、そ
    して 下記式(V): 【化3】 (式中、G1、G2、G3、G4、G5及びa、b、c、d、
    eは上記で定義した通りである)により表わされるポリ
    グリコシド V の混合物を10重量%〜40重量%、を
    包含し、 該ポリグリコシド I、II、III、IV 及び Vの合計量が1
    00重量%であることを特徴とする溶解補助剤。
  11. 【請求項11】 G1、G2、G3、G4及びG5の由来す
    る糖質がヘキソース及びペントースよりなる群から選ば
    れることを特徴とする、請求項10に記載の溶解補助
    剤。
  12. 【請求項12】 式(IV)により表わされるポリグリコ
    シド IV の混合物の含量が45重量%〜80重量%であ
    ることを特徴とする、請求項10又は11に記載の溶解
    補助剤。
  13. 【請求項13】 式(IV)により表わされるポリグリコ
    シド IV の混合物の含量が60重量%〜75重量%であ
    り、そして式(V)により表わされるポリグリコシドの
    混合物の含量が25重量%〜40重量%である、 ことを特徴とする、請求項10又は11に記載の溶解補
    助剤。
  14. 【請求項14】 L−アラビノース及びD−キシロース
    よりなる群から選ばれるペントースに由来することを特
    徴とする、請求項10〜13のいずれかに記載の溶解補
    助剤。
  15. 【請求項15】 D−グルコースに由来することを特徴
    とする、請求項10〜13のいずれかに記載の溶解補助
    剤。
  16. 【請求項16】 L−アラビノース及びD−キシロース
    よりなる群から選ばれるペントースを25重量%〜10
    0重量%、並びに、D−グルコース、D−ガラクトース
    及びD−マンノースよりなる群から選ばれるヘキソース
    を0重量%〜75重量%を包含する糖質の混合物に由来
    することを特徴とする、請求項10〜13のいずれかに
    記載の溶解補助剤。
  17. 【請求項17】 該糖質の混合物が、L−アラビノース
    及びD−キシロースよりなる群から選ばれるペントース
    を60重量%〜100重量%、並びに、D−グルコー
    ス、D−ガラクトース及びD−マンノースよりなる群か
    ら選ばれるヘキソースを0重量%〜40重量%を包含す
    ることを特徴とする、請求項16に記載の溶解補助剤。
  18. 【請求項18】 10重量%〜60重量%の請求項10
    〜17のいずれかの溶解補助剤、及び40重量%〜90
    重量%の非イオン性、陰イオン性、両性又は陽イオン性
    の界面活性剤又はこれらの混合物、を包含する組成物。
  19. 【請求項19】 該界面活性剤が非イオン性界面活性剤
    であることを特徴とする、請求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 該非イオン性界面活性剤が炭素数8〜
    22のアルキル鎖を有するアルキルポリグリコシドであ
    ることを特徴とする、請求項19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 0.5重量%〜5重量%の請求項10
    〜17のいずれかの溶解補助剤、 1重量%〜10重量%の、炭素数8〜14のアルキル鎖
    を有するアルキルポリグリコシド、 1重量%〜10重量%の、炭素数2〜5の直鎖状または
    分岐状アルカノール又はこれらの混合物、及び0.1重
    量%〜3重量%の溶解させるべき親油性活性物質、を包
    含する組成物。
  22. 【請求項22】 炭素数8〜14のアルキル鎖を有する
    該アルキルポリグリコシドの含量が2重量%〜7重量%
    であり、 該溶解させるべき親油性活性物質が、組成物の重量を基
    準として、0.1重量%〜2重量%の精油、及び、0重
    量%〜0.5重量%の保存剤を包含する、ことを特徴と
    する、請求項21に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 該精油が、パイン油、レモン油、オレ
    ンジ油、マンダリン油、グレープフルーツ油、ラベンダ
    ー油、ミント油、タイム油、ローズマリー油及びユーカ
    リ油よりなる群から選ばれる精油であることを特徴とす
    る、請求項22に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 化粧品、皮膚用化粧品、医薬品及び植
    物保護剤における、請求項10〜17のいずれかの溶解
    補助剤の使用。
JP2001344980A 2000-11-14 2001-11-09 フーゼル油と糖質から溶解補助剤を調製する方法 Pending JP2002220399A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0014589A FR2816517B1 (fr) 2000-11-14 2000-11-14 Procede de preparation d'adjuvants de solubilisation a partir d'huiles de fusel et d'oses
FR0014589 2000-11-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002220399A true JP2002220399A (ja) 2002-08-09

Family

ID=8856393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001344980A Pending JP2002220399A (ja) 2000-11-14 2001-11-09 フーゼル油と糖質から溶解補助剤を調製する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6774113B2 (ja)
EP (1) EP1211258B1 (ja)
JP (1) JP2002220399A (ja)
DE (1) DE60105949T2 (ja)
FR (1) FR2816517B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008520627A (ja) * 2004-11-23 2008-06-19 デュルラン、フランス 植物由来の溶剤のみを原料とするワニス組成物
JP2014125474A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Kao Corp アルキルグリコシドの製造方法
JP2017531071A (ja) * 2014-09-17 2017-10-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 混合物、その製造および使用方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080269299A1 (en) * 2007-01-25 2008-10-30 Randy Beussink Soil-Wetting Insecticide
US8231887B2 (en) 2008-04-11 2012-07-31 Basf Corporation Pesticidal compositions
EP2366376B1 (de) 2010-03-05 2016-01-13 Dr. Straetmans Chemische Produkte GmbH Solubilisatorzubereitung
DE102012221021A1 (de) * 2012-11-19 2014-05-22 Henkel Ag & Co. Kgaa Wasch- und Reinigungsmittel mit Alkylpolypentosiden
FR3014683B1 (fr) 2013-12-18 2017-10-13 Soc D'exploitation De Produits Pour Les Ind Chimiques Seppic Utilisation d'alkylpolyglycosides comme solubilisants de parfums et composition parfumante les comprenant
EP3266859A1 (en) 2016-07-05 2018-01-10 Basf Se Composition suitable as degreasing agent for removing greasy and/or oil type deposits
EP3266858A1 (en) 2016-07-05 2018-01-10 Basf Se Anti-greying agent
EP3995127A1 (en) 2020-11-06 2022-05-11 Basf Se Solubilizer free from ethoxylated emulsifiers

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3450690A (en) * 1966-12-23 1969-06-17 Corn Products Co Preparation of alkali-stable alkyl glucosides
AT371499B (de) * 1981-03-25 1983-06-27 Steyrermuehl Papier Verfahren zur gewinnung von monosacchariden sowie anlage zur durchfuehrung des verfahrens
US4939245A (en) * 1988-12-21 1990-07-03 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for the direct production of glysoside product in the presence of solid saccharide
FR2723858B1 (fr) * 1994-08-30 1997-01-10 Ard Sa Procede de preparation d'agents tensioactifs a partir de sous-produits du ble et nouveaux xylosides d'alkyle
DE19535031A1 (de) * 1995-09-21 1997-03-27 Goldschmidt Ag Th Verfahren zur Auftrennung von Alkylglycosiden
FR2744648B1 (fr) * 1996-02-08 1998-03-20 Ard Sa Procede de preparation d'agents tensioactifs
JPH09315932A (ja) * 1996-03-27 1997-12-09 Shiseido Co Ltd 可溶化剤及びそれを含有する化粧料
FR2767069B1 (fr) * 1997-08-08 1999-09-17 Ard Sa Composition emulsionnante a base de polyglycosides et d'alcool gras
FR2789330B1 (fr) * 1999-02-10 2001-03-09 Agro Ind Rech S Et Dev Ard Emulsion stable, son procede de preparation et agent a cet effet,qui comprend un alcool gras et des polyglycosides

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008520627A (ja) * 2004-11-23 2008-06-19 デュルラン、フランス 植物由来の溶剤のみを原料とするワニス組成物
JP2014125474A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Kao Corp アルキルグリコシドの製造方法
JP2017531071A (ja) * 2014-09-17 2017-10-19 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 混合物、その製造および使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR2816517A1 (fr) 2002-05-17
EP1211258B1 (fr) 2004-09-29
US20020099187A1 (en) 2002-07-25
US6774113B2 (en) 2004-08-10
DE60105949D1 (de) 2004-11-04
EP1211258A1 (fr) 2002-06-05
DE60105949T2 (de) 2006-03-16
FR2816517B1 (fr) 2002-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0699472B1 (fr) Procédé de préparation d'agents tensioactifs à partir de sous-produits du blé et leurs applications
EP0729382B1 (fr) Un concentre comprenant des alkylglycosides et ses utilisations
CA2094267C (fr) Utilisation de compositions a base d'alcools gras, pour la preparation d'emulsions; procede de preparation d'emulsions et emulsions ainsi obtenues
US6087403A (en) Emulsifying composition based on polyglycosides and fatty alcohol
US5688929A (en) Surface active galacturonic acid derivatives
JP2000309507A (ja) 安定な乳濁液、該乳濁液の調製方法、及びそのための試薬
JP2002220399A (ja) フーゼル油と糖質から溶解補助剤を調製する方法
JPH08511294A (ja) 非常に穏やかな界面活性剤混合物
US7241875B2 (en) Method for the production of surface active agent mixtures
US5883068A (en) Pumpable water-containing surfactant concentrates
DE4010876A1 (de) Waessrige tensidmischungen mit guter hautvertraeglichkeit
Hill Surfactants based on carbohydrates and proteins for consumer products and technical applications
DE69533216T2 (de) Nichtionisches oberflächenaktives mittel, emulsionszusammensetzung, und dispersion
US7655611B2 (en) Structural family on non-ionic carbohydrate based surfactants (NICBS) and a novel process for their synthesis
US20040147424A1 (en) Surfactant mixture
JPH08511295A (ja) 非常に穏やかな界面活性剤の混合物
JPH05168893A (ja) 界面活性剤
Renault et al. Surfactants based on green/blue sugars: towards new functionalities in formulations
JPH08269077A (ja) β−ヒドロキシアルキルグリコシド及びそれを含有する皮膚外用剤及び洗浄剤組成物
JPH10121089A (ja) 香料組成物
KR20170021356A (ko) 이소소르비드 모노올레에이트를 포함하는 조성물
JP2001064294A (ja) ポンガモール配糖体およびそれを含有する皮膚外用剤
WO2021255248A1 (en) Process for preparing surfactant
JPH0476082A (ja) ゲル化剤
JPH08188586A (ja) α−スルホ脂肪酸誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081010