JP2002219849A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2002219849A
JP2002219849A JP2001112542A JP2001112542A JP2002219849A JP 2002219849 A JP2002219849 A JP 2002219849A JP 2001112542 A JP2001112542 A JP 2001112542A JP 2001112542 A JP2001112542 A JP 2001112542A JP 2002219849 A JP2002219849 A JP 2002219849A
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Hirohide Hashimoto
博英 橋元
Yosuke Ike
陽介 池
Mitsuru Takeno
満 竹野
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Riso Kagaku Corp
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Riso Kagaku Corp
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F13/00Common details of rotary presses or machines
    • B41F13/08Cylinders
    • B41F13/18Impression cylinders

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、且つ、印刷媒体の印刷濃度を
ほとんど低下させることなく印刷媒体の汚染を防止でき
る孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 孔版原紙20が外周壁50aに装着可能
で回転自在な下流側の版胴50と、この版胴50の外周
壁50aに押圧する押圧位置と版胴50の外周壁50a
より離間する離間位置との間で変移可能で回転自在な押
圧ロール56とを有し、給紙された印刷用紙45が共に
回転する版胴50と押圧ロール56との間で押圧搬送さ
れ、この押圧搬送過程で印刷用紙45にインク転写され
ることによって印刷が行われる孔版印刷装置1におい
て、押圧ロール56の外周面に微小な凹凸を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版原紙を装着す
る版胴とこの版胴を押圧する押圧回転部材との間で印刷
媒体を押圧搬送させて印刷を行う孔版印刷装置に関し、
特に、版胴と押圧回転部材とを2組有して両面印刷でき
る孔版印刷装置に好適な技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】図16には従来の両面印刷できる孔版印
刷装置の全体の概略構成図が示されている。図16に示
すように、孔版印刷装置100は、各孔版原紙101に
それぞれの画像データに基づいて各サーマルヘッド10
2,103で感熱穿孔する上流側及び下流側製版部10
4,105と、この上流側製版部104で製版された孔
版原紙101を上流側の版胴106に巻き付け装着し、
給紙された印刷用紙107を版胴106と押圧ロール1
08との間で押圧搬送し、この押圧搬送過程で印刷用紙
107の上面(一方の面)にインク転写を行う上流側印
刷部109と、この上流側印刷部109に印刷用紙10
7を給紙する給紙部110と、上流側印刷部109の印
刷用紙107の排出側に配置され、ベルト121の移動
で印刷用紙107を下流に搬送する上流側ベルト搬送機
構111と、下流側製版部105で製版された孔版原紙
101を下流側の版胴112に巻き付け装着し、上流側
ベルト搬送機構111により給紙された印刷用紙107
を版胴112と押圧ロール114との間で押圧搬送し、
この押圧搬送過程で印刷用紙107の下面(他方の面)
にインク転写を行う下流側印刷部115と、この下流側
印刷部115の印刷用紙107の排出側に配置され、ベ
ルト122の移動で印刷用紙107を下流の排紙台11
6に搬送する下流側ベルト搬送機構117とを備えてい
る。
【0003】又、上流側及び下流側印刷部109,11
5は、各版胴106,112の内部に配置され、各版胴
106,112の外周壁106a,112aの内面に接
触するスキージロール123と、このスキージロール1
23に所定のギャップを介して配置されたドクターロー
ル124と、この双方のロール123,124間にイン
クを供給するインク供給部125とを有し、各版胴10
6,112の回転に連動してスキージロール123が外
周壁106a,112aの内周面を回転移動するように
構成されている。そして、版胴106,112の回転と
共にスキージロール123が回転すると、スキージロー
ル123の外周面にはドクターロール124とのギャッ
プを通過して一定膜厚のインクが付着し、この付着イン
クが外周壁106a,112aに転写されることによっ
て常時インクが孔版原紙101の内面側に供給されるも
のである。
【0004】次に、両面印刷動作を簡単に説明する。各
版胴106,112が回転され、この回転に同期して給
紙部110より印刷用紙107が上流側の版胴106に
給紙される。この給紙された印刷用紙107は押圧ロー
ル108で版胴106の孔版原紙101に押圧されるこ
とによって印刷用紙107の上面にインク画像が転写さ
れ、上面印刷された印刷用紙107は版胴106の外周
面より剥離されて上流側ベルト搬送機構111に導かれ
る。上流側ベルト搬送機構111は、印刷用紙107の
下面を接触面として印刷用紙107をベルト121の移
動で搬送し、ベルト121の最下流より下流側の版胴1
12に給紙される。この給紙された印刷用紙107は押
圧ロール114で版胴112の孔版原紙101に押圧さ
れることによって印刷用紙107の下面にインク画像が
転写され、下面印刷された印刷用紙107は版胴112
の外周面より剥離されて下流側ベルト搬送機構117に
導かれる。下流側ベルト搬送機構117は、印刷用紙1
07をベルト122の移動で搬送し、ベルト122の最
下流より排紙台116に排出される。排紙台116に排
紙された印刷用紙107はここで積層状態で載置され
る。
【0005】尚、この孔版印刷装置100に関する類似
技術は、特開平8−90893号公報に開示されてい
る。
【0006】ところで、上記した両面印刷用の孔版印刷
装置100においては、上流側印刷部109で上面側に
印刷された印刷用紙107がインク未定着の状態で下流
側印刷部115に給紙され、下流側印刷部115では印
刷用紙107のインク未定着状態の上面側を押圧ロール
114で押圧する。従って、図17に示すように、押圧
ロール114の外周面と印刷用紙107の未定着インク
130とが広い範囲で面接触される。そのため、押圧ロ
ール114と印刷用紙107とが離間する際に面接触し
た箇所に対応する未定着インク130部分が開き裂かれ
て未定着インク130の一部が押圧ロール114側に付
着することになる。つまり、未定着インク130が押圧
ロール114に転写され、この転写インクがさらに印刷
用紙107に再転写する等して印刷用紙107を汚染す
るという問題があった。
【0007】このような問題を解決するため、押圧ロー
ル114に転写したインクをウエス等で洗浄する手段が
考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押圧ロ
ール114に付着したインクを洗浄する手段では、洗浄
のための機構が複雑であり、又、印刷用紙107から押
圧ロール114へのインク転写によって印刷用紙107
の印刷濃度が低下するという問題が新たに発生する。
【0009】一方、単一の印刷部を有し、片面印刷しか
できない孔版印刷装置においても、印刷用紙がジャミン
グにより版胴と押圧ロール間に給紙されず、押圧ロール
が直接に孔版原紙を押圧する場合、孔版原紙の横サイズ
より小さい印刷用紙を給紙し、押圧ロールの一部が直接
に孔版原紙を押圧する場合、片面印刷を施し、インク未
定着状態の印刷用紙に対してもう一方の面の印刷を施す
ような場合にあって、押圧ロールにインクが転写される
可能性があり、この転写インクがさらに印刷用紙に再転
写する等によって印刷用紙を汚染するという問題があ
る。
【0010】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、簡単な構成で、且つ、印刷媒
体の印刷濃度をほとんど低下させることなく印刷媒体の
汚染を防止できる孔版印刷装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、孔版
原紙が外周壁に装着可能で回転自在な版胴と、この版胴
の外周壁に押圧する押圧位置と前記版胴の外周壁より離
間する離間位置との間で変移可能で回転自在な押圧回転
部材とを有する印刷部と、前記版胴と前記押圧回転部材
との間に印刷媒体を給紙する給紙部とを有し、この給紙
部より給紙された前記印刷媒体が共に回転する前記版胴
と前記押圧回転部材との間で押圧搬送され、この押圧搬
送過程で前記印刷媒体にインク転写されることによって
印刷が行われる孔版印刷装置において、前記押圧回転部
材の外周面に微小な凹凸が設けられていることを特徴と
する。
【0012】この孔版印刷装置では、押圧回転部材の外
周面に単に微小な凹凸を設けるだけで良く、押圧回転部
材が直接孔版原紙に押圧する場合でもインクとの接触面
積が少なく、又は、押圧回転部材の外周面と印刷媒体等
の未定着インク面側との接触面積が少なく、押圧回転部
材が孔版原紙より離間する際、又は押圧回転部材が印刷
媒体等より離間する際に押圧回転部材が接触しなかった
部分に対応する部分の上記インク又は未定着インクが押
圧回転部材側に付着しないことから未定着インクが押圧
回転部材側にあまり付着しない。
【0013】請求項2の発明は、孔版原紙が外周壁に装
着可能で回転自在な版胴と、この版胴の外周壁に押圧す
る押圧位置と前記版胴の外周壁より離間する離間位置と
の間で変移可能で回転自在な押圧回転部材とを有する上
流側及び下流側の2組の印刷部と、前記上流側印刷部に
印刷媒体を給紙する給紙部と、前記上流側印刷部より排
紙された前記印刷媒体を前記下流側印刷部まで搬送して
給紙する上流側搬送機構とを有し、前記給紙部より前記
上流側印刷部に給紙された前記印刷媒体が共に回転する
上流の前記版胴と前記押圧回転部材との間で押圧搬送さ
れ、この押圧搬送過程で前記印刷媒体の一方の面にイン
ク転写され、このインク転写された前記印刷媒体が前記
上流側搬送機構で搬送されて前記下流側印刷部に給紙さ
れ、この給紙された前記印刷媒体が共に回転する下流側
の前記版胴と前記押圧回転部材との間で押圧搬送され、
この押圧搬送過程で前記印刷媒体の他方の面にインク転
写されることによって両面印刷が行われる孔版印刷装置
において、少なくとも下流側の前記押圧回転部材の外周
面に微小な凹凸が設けられていることを特徴とする。
【0014】この孔版印刷装置では、少なくとも下流側
の押圧回転部材の外周面に単に微小な凹凸を設けるだけ
で良く、又、少なくとも下流側の押圧回転部材の外周面
と印刷媒体の未定着インク面側との接触面積が少なく、
押圧回転部材が印刷媒体より離間する際に押圧回転部材
が接触しなかった部分に対応する部分の未定着インクが
押圧回転部材側に付着しないことから未定着インクが押
圧回転部材側にあまり付着しない。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の孔版印刷装置であって、前記押圧回転部材の外周
面の凹凸は深さが0.035mm以上のものであること
を特徴とする。
【0016】この孔版印刷装置では、請求項1又は請求
項2の発明の作用に加え、押圧回転部材が印刷媒体を介
して版胴を押圧する際に、押圧回転部材の外周面の凹凸
段差が大きいことから凹部が印刷媒体の未定着インクに
ほとんど接触することがなく、未定着インクの押圧回転
部材への転写を十分に少なくできる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
記載の孔版印刷装置であって、前記押圧回転部材の外周
面の凹凸は深さが0.044mm以上のものであること
を特徴とする。
【0018】この孔版印刷装置では、請求項1又は請求
項2の発明の作用に加え、押圧回転部材が印刷媒体を介
して版胴を押圧する際に、押圧回転部材の外周面の凹凸
段差が十分に大きいことから凹部が印刷媒体の未定着イ
ンクに全くと言っていいほど接触することがなく、未定
着インクの押圧回転部材への転写をより十分に少なくす
ることができる。
【0019】請求項5の発明は、請求項1〜請求項4記
載の孔版印刷装置であって、前記押圧回転部材の外周面
の凹凸は頂点間の間隔が0.64mm以下のものである
ことを特徴とする。
【0020】この孔版印刷装置では、請求項1〜請求項
4の発明の作用に加え、押圧回転部材が印刷媒体を介し
て版胴を押圧する際に、押圧回転部材の外周面の凹凸間
隔が狭いことから目視で見えるような凹凸パターンが印
刷画像に現れない。
【0021】請求項6の発明は、請求項1〜請求項5記
載の孔版印刷装置であって、前記押圧回転部材の外周面
の凹凸は点状の凹凸であることを特徴とする。
【0022】この孔版印刷装置では、請求項1〜請求項
5の発明の作用に加え、押圧回転部材の外周面にどの方
向にもほぼ均等に凹凸が形成される。
【0023】請求項7の発明は、請求項1〜請求項5記
載の孔版印刷装置であって、前記押圧回転部材の外周面
の凹凸は前記印刷媒体の搬送方向と同一方向の線状の凹
凸であることを特徴とする。
【0024】この孔版印刷装置では、請求項1〜請求項
5の発明の作用に加え、押圧回転部材の外周面にその軸
線方向の直交方向について規則正しく明確な凹凸が形成
される。
【0025】請求項8の発明は、請求項6記載の孔版印
刷装置であって、前記押圧回転部材の外周面の点状の凹
凸は前記押圧回転部材の表面にスクリーンメッシュを配
置して形成されたことを特徴とする。
【0026】この孔版印刷装置では、請求項6の発明の
作用に加え、スクリーンメッシュ自体を別個に作成し、
これを押圧回転部材の外周面に被せたり、接着したりし
て配置することにより微小な凹凸を作成できる。
【0027】請求項9の発明は、請求項6記載の孔版印
刷装置であって、前記押圧回転部材の外周面の点状の凹
凸は前記押圧回転部材の表面に多数の球状体を配置して
形成されたことを特徴とする。
【0028】この孔版印刷装置では、請求項6の発明の
作用に加え、多数の球状体自体を別個に作成し、これを
押圧回転部材の外周面に接着したりして配置することに
より微小な凹凸を作成できる。
【0029】請求項10の発明は、請求項1又は請求項
2記載の孔版印刷装置であって、前記押圧回転部材の外
周面に液体を塗布する液体塗布手段を設けたことを特徴
とする。
【0030】この孔版印刷装置では、請求項1又は請求
項2の発明の作用に加え、押圧回転部材と印刷媒体とが
離間する際に未定着インク部分で開き裂かれずに液体部
分で開き裂かれ、未定着インクが押圧回転部材側に付着
することがない。
【0031】請求項11の発明は、請求項10記載の孔
版印刷装置であって、前記液体は粘度が1000ミリパ
スカルセカンド(mpa・s)以下のものであることを
特徴とする。
【0032】この孔版印刷装置では、請求項10の発明
の作用に加え、押圧回転部材と印刷媒体とが離間する際
に粘度が小さい液体部分で未定着インクが確実に開き裂
かれ、未定着インクが押圧回転部材側に付着することが
ない。
【0033】請求項12の発明は、請求項10記載の孔
版印刷装置であって、前記液体は粘度が500ミリパス
カルセカンド(mpa・s)以下のものであることを特
徴とする。
【0034】この孔版印刷装置では、請求項10の発明
の作用に加え、押圧回転部材と印刷媒体とが離間する際
に粘度がより小さい液体部分でより未定着インクが確実
に開き裂かれ、未定着インクが押圧回転部材側に付着す
ることがない。
【0035】請求項13の発明は、請求項10〜請求項
12記載の孔版印刷装置であって、前記液体はシリコ−
ンオイルであることを特徴とする。
【0036】この孔版印刷装置では、シリコーンオイル
を使用することによって請求項10〜請求項12の発明
の作用が得られる。
【0037】請求項14の発明は、請求項10記載の孔
版印刷装置であって、前記液体塗布手段は、前記押圧回
転部材に押し当てられた回転自在な液体塗布ロールと、
この液体塗布ロールの外周面に液体を供給する液体供給
部とを有し、前記液体塗布ロールが前記押圧回転部材と
共に回転しつつ前記液体供給部より供給される液体を前
記押圧回転部材の外周面に塗布するようにしたことを特
徴とする。
【0038】この孔版印刷装置では、請求項10の発明
の作用に加え、液体塗布ロールは押圧回転部材と共に回
転しつつ押圧回転部材に液体を塗布する。
【0039】請求項15の発明は、請求項10記載の孔
版印刷装置であって、前記液体塗布手段は、前記押圧回
転部材に押し当てられ、液体が含浸されたシート状部材
を有し、このシート状部材を前記押圧回転部材に押し当
てながら移動自在に設けたことを特徴とする。
【0040】この孔版印刷装置では、請求項10の発明
の作用に加え、液体の含浸されたシート状部材が押圧回
転部材に押し当たる箇所を可変できる。
【0041】請求項16の発明は、請求項10記載の孔
版印刷装置であって、前記液体塗布手段は、前記押圧回
転部材に押し当てられ、液体を含浸保持可能な押し当て
部材と、この押し当て部材よりも前記押圧回転部材の回
転上流側の外周面に液体を供給する液体供給手段とを有
することを特徴とする。
【0042】この孔版印刷装置では、請求項10の発明
の作用に加え、液体供給手段によって押圧回転部材に供
給された液体が押し当て部材によって押圧回転部材の外
周面にならされて液体が塗布されるものであり、液体供
給手段によって押圧回転部材への液体塗布量を調整でき
る。
【0043】請求項17の発明は、請求項10記載の孔
版印刷装置であって、前記液体塗布手段は、前記押圧回
転部材に押し当てられ、前記押圧回転部材への押し当て
箇所を移動により可変させるシート状部材と、このシー
ト状部材の押し当て箇所よりも前記押圧回転部材の回転
上流側の外周面に液体を供給する液体供給手段とを有す
ることを特徴とする。
【0044】この孔版印刷装置では、請求項10の発明
の作用に加え、液体供給手段によって押圧回転部材に供
給された液体がシート状部材によって押圧回転部材の外
周面にならされて液体が塗布されるものであり、シート
状部材が押圧回転部材に押し当たる箇所を可変できると
共に、液体供給手段によって押圧回転部材への液体塗布
量を調整できる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0046】図1は本発明の第1〜第3実施形態に係る
孔版印刷装置の全体の概略構成図を示し、図1を用いて
第1〜第3実施形態の共通構成を説明する。
【0047】図1に示すように、デジタル式の孔版印刷
装置1は、図示しない原稿読取部と、上流側製版部2及
び下流側製版部3と、上流側印刷部4及び下流側印刷部
5と、給紙部6と、上流側ベルト搬送機構7及び下流側
ベルト搬送機構8と、排紙部9と、上流側排版部10及
び下流側排版部11とから主に構成されている。
【0048】原稿読取部は、例えば自動原稿送り読取部
と原稿載置読取部とを有する。自動原稿送り読取部は、
原稿を載置する斜め傾斜の原稿傾斜板と、この原稿傾斜
板に載置された原稿を搬送する一対の原稿搬送ロール
と、搬送された原稿内容を電気信号に変換して読み取る
ラインイメージセンサとから構成されている。このライ
ンイメージセンサは原稿載置読取部のものと兼用されて
いる。
【0049】原稿載置読取部は、原稿を載置する水平な
原稿載置ガラス台と、この原稿載置ガラス台上に開閉可
能に設けられた圧板と、原稿載置ガラス台の下方に配置
され、パルスモータの駆動力により移動するガイドベル
トと、このガイドベルトの案内により原稿載置ガラス台
の下方を移動するラインイメージセンサとを有する。
【0050】そして、自動原稿送り読取部の原稿は、原
稿搬送ロールにより搬送される原稿をラインイメージセ
ンサが読み取る。原稿載置読取部の原稿は、ラインイメ
ージセンサがガイドベルトに案内されて移動し、原稿に
記載された画像情報を読み取る。
【0051】上流側製版部2は、ロール状に形成された
長尺状の孔版原紙20を収容する原紙収容部21と、原
紙収容部21に対して孔版原紙20の搬送方向の下流に
配置された書き込みヘッドであるサーマルヘッド22
と、このサーマルヘッド22の対向位置に配置され、図
示しないパルスモータの駆動力により回転するプラテン
ロール23と、プラテンロール23及びサーマルヘッド
22に対して孔版原紙20の搬送方向の下流に配置さ
れ、パルスモータの駆動力により回転する一対の原紙送
りロール24,24と、この一対の原紙送りロール2
4,24の更に搬送下流に配置された一対の原紙送りロ
ール25,25と、この一対の原紙送りロール25,2
5の搬送下流に配置された原紙カッタ26とを有する。
サーマルヘッド22は孔版原紙20の搬送方向の垂直方
向に配置された複数の点状発熱体を有し、この実施形態
では最大印刷用紙がA3であるためA3幅の範囲に亘っ
て点状発熱体が配置されている。
【0052】そして、プラテンロール23と原紙送りロ
ール24の回転により孔版原紙20を搬送し、ラインイ
メージセンサで読み取った上面(一方の面)側対応の画
像データに基づきサーマルヘッド22の各点状発熱体が
選択的に発熱動作することにより孔版原紙20に感熱穿
孔して製版し、この製版した孔版原紙20の下流箇所を
原紙カッタ26で切断して所定長さの孔版原紙20を作
成する。
【0053】下流側製版部3は、ロール状に形成された
長尺状の孔版原紙20を収容する原紙収容部31と、原
紙収容部31に対して孔版原紙20の搬送方向の下流に
配置された書き込みヘッドであるサーマルヘッド32
と、このサーマルヘッド32の対向位置に配置され、図
示しないパルスモータの駆動力により回転するプラテン
ロール33と、プラテンロール33及びサーマルヘッド
32に対して孔版原紙20の搬送方向の下流に配置さ
れ、パルスモータの駆動力により回転する一対の原紙送
りロール34,34と、この一対の原紙送りロール3
4,34の更に搬送下流に配置された一対の原紙送りロ
ール35,35と、この一対の原紙送りロール35,3
5の搬送下流に配置された原紙カッタ36とを有する。
サーマルヘッド32は孔版原紙20の搬送方向の垂直方
向に配置された複数の点状発熱体を有し、この実施形態
では最大印刷用紙がA3であるためA3幅の範囲に亘っ
て点状発熱体が配置されている。
【0054】そして、プラテンロール33と原紙送りロ
ール34の回転により孔版原紙20を搬送し、ラインイ
メージセンサで読み取った下面(他方の面)側対応の画
像データに基づきサーマルヘッド32の各点状発熱体が
選択的に発熱動作することにより孔版原紙20に感熱穿
孔して製版し、この製版した孔版原紙20の下流箇所を
原紙カッタ36で切断して所定長さの孔版原紙20を作
成する。
【0055】上流側印刷部4は、多孔構造によるインク
通過性の部材で外周壁40aが構成され、この外周壁4
0aが図示しないメインモータの駆動力によって図1の
矢印A方向に回転する上流側の版胴40と、この版胴4
0の外周壁40aに設けられ、孔版原紙20の先端をク
ランプするクランプ部41とを有する。
【0056】又、上流側印刷部4は、前記版胴40の内
部に配置され、外周壁40aの内周面に接触するスキー
ジロール42と、このスキージロール42に所定のギャ
ップを介して配置されたドクターロール43と、この双
方のロール42,43間にインクを供給するインク供給
部44とを有する。又、スキージロール42に版胴40
の外周壁40aを介して対向する外側位置に配置された
押圧回転部材である押圧ロール46と、この押圧ロール
46を版胴40の外周壁40aに押圧する押圧位置(図
1の実線位置)と版胴40の外周壁40aから離間する
離間位置(図1の仮想線位置)とに移動させる図示しな
いプレス圧手段とを有する。押圧ロール46は、印刷時
には版胴40の回転に連動して押圧位置と離間位置との
間を変移し、版胴40の回転に同期して搬送されて来る
印刷媒体である印刷用紙45の通過時には押圧位置に位
置し、それ以外の時(印刷用紙45の非通過時)には離
間位置に位置するように構成されている。
【0057】そして、上流側製版部2から搬送される孔
版原紙20の先端をクランプ部41でクランプし、この
クランプした状態で版胴40が回転されて孔版原紙20
が版胴40の外周部40aに巻き付け装着され、版胴4
0の回転に同期して搬送されて来る印刷用紙45を押圧
ロール46にて版胴40の孔版原紙20に押圧すること
によって印刷用紙45の上面(一方の面)に孔版原紙2
0の穿孔部分からインクが転写されて画像が印刷され
る。
【0058】下流側印刷部5は、多孔構造によるインク
通過性の部材で外周壁50aが構成され、この外周壁5
0aが図示しないメインモータの駆動力によって図1の
矢印B方向に回転する下流側の版胴50と、この版胴5
0の外周壁50aに設けられ、孔版原紙20の先端をク
ランプするクランプ部51とを有する。
【0059】又、下流側印刷部5は、前記版胴50の内
部に配置され、外周壁50aの内周面に接触するスキー
ジロール52と、このスキージロール52に所定のギャ
ップを介して配置されたドクターロール53と、この双
方のロール52,53間にインクを供給するインク供給
部54とを有する。又、スキージロール52に版胴50
の外周壁50aを介して対向する外側位置に配置された
押圧回転部材である押圧ロール56と、この押圧ロール
56を版胴50の外周壁50aに押圧する押圧位置(図
1の実線位置)と版胴50の外周壁50aから離間する
離間位置(図1の仮想線位置)とに移動させる図示しな
いプレス圧手段と、押圧ロール56に接触し、押圧ロー
ル56の外周面に液体であるシリコーンオイルを塗布す
る液体塗布ロール(液体塗布手段)70とを有する。押
圧ロール56は、印刷時には版胴50の回転に連動して
押圧位置と離間位置との間を変移し、版胴50の回転に
同期して搬送されて来る印刷媒体である印刷用紙45の
通過時には押圧位置に位置し、それ以外の時(印刷用紙
45の非通過時)には離間位置に位置するように構成さ
れている。液体塗布ロール70は、押圧ロール56の回
転に伴って連れ回りするように設けても、又、押圧ロー
ル56の回転によっても回転しないように設け(固定
し)ても良い。
【0060】そして、下流側製版部3から搬送される孔
版原紙20の先端をクランプ部51でクランプし、この
クランプした状態で版胴50が回転されて孔版原紙20
が版胴50の外周部50aに巻き付け装着され、版胴5
0の回転に同期して搬送されて来る印刷用紙45を押圧
ロール56にて版胴50の孔版原紙20に押圧すること
によって印刷用紙45の下面(他方の面)に孔版原紙2
0の穿孔部分からインクが転写されて画像が印刷され
る。
【0061】給紙部6は、印刷媒体である印刷用紙45
が積層される給紙台57と、この給紙台57から最上位
置の印刷用紙45のみを移動させる一次給紙ロール58
と、この一次給紙ロール58によって移動された印刷用
紙45を上流側の版胴40の回転に同期して版胴40と
押圧ロール46間に搬送する一対の二次給紙ロール5
9,59とを有する。一次給紙ロール58や二次給紙ロ
ール59には図示しない各給紙クラッチを介して図示し
ないメインモータの回転が選択的に伝達されるように構
成されている。
【0062】上流側搬送機構である上流側ベルト搬送機
構7は、上流側印刷部4より排出された印刷用紙45を
受け取り、この受け取った印刷用紙45を下流側印刷部
5の手前まで搬送して下流側印刷部5に給紙するもので
ある。上流側ベルト搬送機構7は、一対のベルト掛け部
材60a,60bと、この一対のベルト掛け部材60
a,60b間に掛けられたベルト62と、このベルト6
2の印刷用紙45の搬送面側を吸引するための吸引ボッ
クス63及び吸引ファン64と、上記ベルト掛け部材6
0a(又は60b)を介してベルト62を回転駆動させ
る図示しないベルト駆動手段とを有する。そして、上流
側ベルト搬送機構7は、ベルト62が印刷用紙45の直
前印刷面とは反対側を接触面として印刷用紙45を吸引
しつつ自らの移動によって印刷用紙45を搬送するもの
である。
【0063】下流側ベルト搬送機構(下流側搬送機構)
8は、下流側印刷部5より排出された印刷用紙45を受
け取り、この受け取った印刷用紙45を排紙部9まで搬
送するものであり、一対のプーリ66a,66bと、こ
の一対のプーリ66a,66b間に掛けられたベルト6
7と、このベルト67の印刷用紙45の搬送面側を吸引
するための吸引ボックス及び吸引ファン(いずれも図示
省略)と上記プーリ66a(又は66b)を介してベル
ト67を回転駆動させる図示しないベルト駆動手段とを
有する。そして、下流側ベルト搬送機構8は、ベルト6
7が印刷用紙45を吸引しつつ自らの移動によって印刷
用紙45を搬送するものである。
【0064】排紙部9は、下流側ベルト搬送機構8によ
って搬送されて来た印刷済みの印刷用紙45の落下位置
に配置された排紙台71を有し、この排紙台71に印刷
用紙45を積層状態で載置する。
【0065】上流側排版部10は、上流側の版胴40に
巻き付け装着された孔版原紙20の先端がクランプ解除
され、このクランプ解除された孔版原紙20を版胴40
より引き剥がしながら孔版原紙20を搬送する一対の排
版ロール72,72と、この一対の排版ロール72,7
2によって搬送されて来る孔版原紙20を収納する排版
ボックス73とを有する。
【0066】下流側排版部11は、下流側の版胴50に
巻き付け装着された孔版原紙20の先端がクランプ解除
され、このクランプ解除された孔版原紙20を版胴50
より引き剥がしながら孔版原紙20を搬送する一対の排
版ロール74,74と、この一対の排版ロール74,7
4によって搬送されて来る孔版原紙20を収納する排版
ボックス75とを有する。
【0067】以上が第1実施形態〜第3実施形態の共通
構成であり、次に、第1実施形態〜第3実施形態の異な
る構成箇所を説明する。
【0068】第1実施形態は、図6に示すように、下流
側の押圧ロール56の外周面56aに図示しない微小な
凹凸が設けられ、且つ、この押圧ロール56には液体塗
布ロール70よりシリコーンオイルを塗布しないもので
ある。押圧ロール56の外周面56aの凹凸は、ポリエ
ステルメッシュスクリーンを装着することによって形成
されており、図2に示すように、凹凸の頂点間の間隔及
び凹凸の深さが可変されている。
【0069】ここで、ポリエステルメッシュスクリーン
の繊維交点部を凹凸の頂点と見なした。そして、頂点間
の間隔データはポリエステルメッシュスクリーンのメッ
シュ数から算出した計算値を用い、凹凸の深さデータは
繊維交点部における縦糸、横糸間段差を接触式表面粗さ
で測定した実験値を用いた。凹凸の深さを前述の方法で
実測した理由について説明する。ポリエステルメッシュ
スクリーンを使用した場合、その構造によって汚染の防
止効果が得られにくいことがある。十分な効果が得られ
る場合、印刷用紙の未定着インクは凹凸の頂点である繊
維交点部のみと接触するが、繊維交点部の縦糸、横糸間
段差が小さい繊維交点部以外の部分にまで未定着インク
が接触すると、その効果が得られにくくなる。よって、
繊維交点部における縦糸、横糸間段差を凹凸の深さと見
なした。後述する第2及び第3実施形態も同様である。
【0070】第2実施形態は、下流側の押圧ロール56
の外周面56aには図示しない微小な凹凸が設けられ、
且つ、この押圧ロール56には液体塗布ロール70より
一定粘度のシリコーンオイルを少量塗布するものであ
る。押圧ロール56の外周面56aの凹凸は、ポリエス
テルメッシュスクリーンを装着することによって形成さ
れており、図3に示すように、凹凸の頂点間の間隔及び
凹凸の深さが可変されていると共に、シリコーンオイル
の粘度が一定値とされている。
【0071】第3実施形態は、下流側の押圧ロール56
の外周面56aには図示しない微小な凹凸が設けられ、
且つ、この押圧ロール56には液体塗布ロール70によ
りシリコーンオイルを塗布するものである。押圧ロール
56の外周面56aの凹凸はポリエステルメッシュスク
リーンを装着することによって形成されており、図4に
示すように、凹凸の頂点間の間隔及び凹凸の深さが一定
値とされていると共に、シリコーンオイルの粘度が可変
されている。
【0072】又、比較例(従来例)は、下流側の押圧ロ
ール56が天然ゴム材にて設けられ、図5に示すよう
に、外周面には微小な凹凸がなく平面であり、且つ、こ
の押圧ロール56には液体塗布ロール70よりシリコー
ンオイル等の液体を塗布しないものである。
【0073】次に、前記孔版印刷装置1の製版、印刷動
作を説明する。製版モードが選択されると、各版胴4
0,50に孔版原紙20が巻付け装着されているか否か
をチェックし、装着されている場合には孔版原紙20を
各版胴40,50より取り除き排版ボックス73,75
にそれぞれ廃棄する。
【0074】排版処理が終了すると、原稿読み取り動作
により読み取った上面側対応の画像データに基づき孔版
原紙20にサーマルヘッド22にて感熱穿孔する。そし
て、製版された孔版原紙20が上流側の版胴40に巻き
付け装着される着版処理が行われ、これで上流側の製版
動作が終了する。又、読み取った下面側対応の画像デー
タに基づき孔版原紙20にサーマルヘッド32にて感熱
穿孔する。そして、製版された孔版原紙20が下流側の
版胴50に巻き付け装着される着版処理が行われ、これ
で下流側の製版動作が終了する。
【0075】次に、印刷モードが選択されると、給紙台
57上に印刷用紙45があるか否かをチェックし、印刷
用紙45がなければ紙なしエラー処理を行う。又、孔版
原紙20が各版胴40,50に着版されているか否かを
チェックし、孔版原紙20が着版されていなければ版無
しエラー処理を行う。又、スキージロール42,52及
びドクターロール43,53間のインク溜まりにインク
があるか否かをチェックし、インクがなければインク無
しエラー処理を行う。
【0076】そして、これらのチェックを全て通ると、
メインモータが回転して各版胴40,50が回転され、
この回転に同期して給紙部6より印刷用紙45が上流側
の版胴40に給紙される。この給紙された印刷用紙45
は押圧ロール46で版胴40の孔版原紙20に押圧され
ることによって印刷用紙45の上面にインク画像が転写
され、上面印刷された印刷用紙45は版胴40の外周面
より剥離されて上流側ベルト搬送機構7に導かれる。上
流側ベルト搬送機構7は、印刷用紙45の下面を接触面
として印刷用紙45をベルト62の移動で搬送し、ベル
ト62の最下流より下流側の版胴50に給紙される。こ
の給紙された印刷用紙45はベルト67を介して押圧ロ
ール56で版胴50の孔版原紙20に押圧されることに
よって印刷用紙45の下面にインク画像が転写され、下
面に印刷された印刷用紙45は版胴50の外周面より剥
離されて下流側ベルト搬送機構8に導かれる。下流側ベ
ルト搬送機構8は、印刷用紙45をベルト67の移動で
搬送し、ベルト67の最下流より排紙台71に排出され
る。排紙台71に排紙された印刷用紙45はここで積層
状態で載置される。
【0077】そして、第1実施形態〜第3実施形態、比
較例について前述した両面印刷動作を実行し、印刷用紙
45及び押圧ロール56の汚染状況、印刷用紙45の下
面の画像品質について図2〜図5に示すような結果が得
られた。図2〜図5において、汚染状況の目視評価基準
は、◎:印刷用紙45に汚染がなく、押圧ロール56の
外周面56aにも殆どインクが付着していない場合、
○:印刷用紙45に汚染が殆どないが、押圧ロール56
の外周面56aに若干のインクが付着している場合、
△:印刷用紙45に若干の汚染が見られる場合、×:印
刷用紙45がかなり汚染されている場合とした。印刷用
紙45の下面の画像品質の目視評価基準は、○:ムラが
なく、綺麗に印刷されている場合、×:押圧ロール56
の凹凸パターンが確認できる場合とした。
【0078】第1実施形態と比較例との評価結果より、
押圧ロール56の外周面56aに微小な凹凸を設けたこ
とで汚染状況の改善が見られる。つまり、押圧ロール5
6の外周面56aに微小な凹凸を設けたことにより、押
圧ロール56の外周面56aと印刷用紙45の未定着イ
ンク面側との接触面積が少なく、押圧ロール56が印刷
用紙45より離間する際に押圧ロール56が接触しなか
った部分に対応する部分の未定着インクが押圧ロール5
6側に付着しないことから未定着インクが押圧ロール5
6側にあまり付着しないため、印刷用紙45の印刷濃度
をほとんど低下させることなく印刷用紙45の汚染を防
止できたと考えられる。又、印刷用紙45の汚染を防止
するのに、押圧ロール56の外周面56aに単に微小な
凹凸を設けるだけで良く、簡単な構成で汚染防止ができ
る。以上より、簡単な構成で、且つ、印刷用紙45の印
刷濃度をほとんど低下させることなく印刷用紙45の汚
染を防止できる。
【0079】又、第1実施形態の評価結果より、押圧ロ
ール56の外周面56aの凹凸は、深さが0.035m
m以上のものであれば、印刷用紙45の汚染を殆どなく
すことができる(汚染状況が○の評価)。つまり、押圧
ロール56が印刷用紙45を介して版胴50を押圧する
際に、押圧ロール56の外周面56aの凹凸段差が大き
いことから凹部が印刷用紙45の未定着インクにほとん
ど接触することがなく、未定着インクの押圧ロール56
への転写を十分に少なくできるため、目視で見えるよう
な印刷用紙45の汚染を確実に防止できたと考えられ
る。
【0080】又、第2実施形態の評価結果より、押圧ロ
ール56の外周面56aの凹凸は、深さが0.044m
m以上のものであれば、印刷用紙45の汚染をなくすこ
とができる(汚染状況が◎の評価)。つまり、押圧ロー
ル56が印刷用紙45を介して版胴50を押圧する際
に、押圧ロール56の外周面56aの凹凸段差が十分に
大きいことから凹部が印刷用紙45の未定着インクに全
くと言っていいほど接触することがなく、未定着インク
の押圧ロール56への転写をより十分に少なくすことが
できるため、目視で見えるような印刷用紙45の汚染を
より確実に防止できたと考えられる。
【0081】又、第1実施形態及び第2実施形態の評価
結果より、押圧ロール56の外周面56aの凹凸は、頂
点間の間隔が0.64mm以下のものであれば、印刷用
紙45の裏面側の印刷がムラなく、綺麗にできる(画像
品質が○の評価)。つまり、押圧ロール56が印刷用紙
45を介して版胴50を押圧する際に、押圧ロール56
の外周面56aの凹凸間隔が狭いことから目視で見える
ような凹凸パターンが印刷画像に現れないため、品質の
良い画像が得られたと考えられる。
【0082】又、第2実施形態の評価結果より、押圧ロ
ール56の外周面56aにシリコーンオイルを塗布する
ことで、印刷用紙45の汚染防止に効果がある。つま
り、図6に示すように、押圧ロール56と印刷用紙45
とが離間する際に未定着インク部分aで開き裂かれずに
液体部分bで開き裂かれ、未定着インクaが押圧ロール
56側に付着することがないため、印刷用紙45の汚染
をほぼ完全に防止できたと考えられる。
【0083】又、第3実施形態の評価結果より、シリコ
ーンオイルは粘度が1000ミリパスカルセカンド(m
pa・s)以下のものであれば、印刷用紙45の汚染を
殆どなくすことができる(汚染状況が○の評価)。つま
り、押圧ロール56と印刷用紙45とが離間する際に粘
度が小さい液体部分で確実に開き裂かれ、未定着インク
aが押圧ロール56側に付着することがないため、印刷
用紙45の汚染を完全に防止できたと考えられる。
【0084】又、第3実施形態の評価結果より、シリコ
ーンオイルは粘度が500ミリパスカルセカンド(mp
a・s)以下のものであれば、印刷用紙45の汚染をな
くすことができる(汚染状況が◎の評価)。つまり、押
圧ロール56と印刷用紙45とが離間する際に粘度がよ
り小さい液体部分でより確実に開き裂かれ、未定着イン
クaが押圧ロール56側に付着することがないため、印
刷用紙45の汚染を更に完全に防止できたと考えられ
る。
【0085】又、第1実施形態〜第3実施形態の評価結
果を総合すると、押圧ロール56の外周面56aの凹凸
は、その頂点間の間隔が0.10〜0.64mmで、その
深さが0.035(好ましくは0.044)〜0.20m
mであり、押圧ロール56に500ミリパスカルセカン
ド(mpa・s)以下の粘度のシリコーンオイルを塗布
することが好ましいと考えられる。
【0086】次に、本発明の第4〜第9実施形態を説明
する。これら各実施形態にかかる孔版印刷装置の全体の
概略構成は、前記第1〜第3実施形態のものと同様であ
るため詳細な説明を省略し、異なる構成箇所のみを説明
する。
【0087】第4実施形態及び第5実施形態では、下流
側の押圧ロール56の外周面56aに設けられる微小な
凹凸の具体的構成が次のように構成されている。
【0088】図7に示す第4実施形態の微小な凹凸は、
外周面56aに多数の点状体77が配置された点状の凹
凸であり、図8に示す第5実施形態の微小な凹凸は、多
数の線状体79が特定方向に微小間隔で配置された線状
の凹凸である。図8の各線状体79は、押圧ロール56
の円周方向、つまり、用紙搬送方向と同一方向(押圧ロ
ール56の軸線方向の直交方向)に配置されている。
【0089】そして、図9は、図7,図8の各N−N線
に対応する拡大模式図であり、図9に示すように、点状
体77又は線状体79の頂点a1,a2間の距離をA、
頂点a1(又はa2)と底面の最下点bとの間の高さ、
つまり、凹凸の深さをBとすると、A及びBの寸法が前
記第1〜第3実施形態で述べたような寸法とされる。具
体的には、凹凸の頂点間距離であるA寸法は、0.64
mm以下が好ましい。凹凸の深さであるB寸法は、0.
035mm以上が好ましく、更には0.045mm以上
が好ましい。
【0090】第4実施形態では、押圧ロール56の外周
面56aに、どの方向にもほぼ均等に凹凸が形成される
ため、あらゆる方向についてインク転写をほぼ均等に防
止できる。
【0091】第5実施形態では、押圧ロール56の外周
面56aに、用紙搬送方向と同一方向について規則正し
く線状の凹凸が形成されているので、その軸線方向の直
交方向についてインク転写を確実に防止できる。
【0092】尚、第5実施形態の線状体79の方向は、
用紙搬送方向に対して同一方向であるが、線状体79の
方向は螺旋方向であっても良いし、用紙搬送方向に対し
て傾斜する方向でも良いし、その方向はいずれの方向で
も良い。そして、いずれの方向であってもその線状体の
方向に直交する方向についてインク転写を確実に防止で
きる。
【0093】又、第4実施形態に示す点状の凹凸の具体
的作成手段としては、図10(A),(B)に示すもの
と、図11(A),(B)に示すものとがある。
【0094】図10(A),(B)の点状の凹凸は、円
筒状のスクリーンメッシュ80を押圧ロール56の外周
面56aに被せ、又は、スクリーンメッシュ80を押圧
ロール56の外周面56aに接着することにより形成さ
れている。つまり、前記第1〜第3実施形態で使用した
ものである。図11(A),(B)の点状の凹凸は、多
数の点状体である球状体81を接着材82で押圧ロール
56の外周面56aに接着することにより形成されてい
る。
【0095】図10(A),(B)に示す具体例は、ス
クリーンメッシュ80自体を押圧ロール56とは別個に
作成し、これを押圧ロール56の外周面56aに被せた
り、接着したりして配置することにより微小な凹凸を作
成できるため、点状の凹凸を容易に作成できる。
【0096】図11(A),(B)に示す具体例は、多
数の球状体81自体を押圧ロール56とは別個に作成
し、これを押圧ロール56の外周面56aに接着したり
して配置することにより微小な凹凸を作成できるため、
点状の凹凸を容易に作成できる。
【0097】第6実施形態〜第9実施形態では、下流側
の押圧ロール56の外周面56aに液体を塗布する液体
塗布手段の具体的構成が次のように構成されている。
【0098】図12(A),(B)に示す第6実施形態
の液体塗布手段83Aは、押圧ロール56に押し当てら
れた回転自在な液体塗布ロール84と、この液体塗布ロ
ール84と同芯で内周位置に配置され、内部に液体が充
填された液体供給パイプ85と、この液体供給パイプ8
5の外周と液体塗布ロール84の内周との間に配置され
た不織布等の多孔シート86とから構成されている。液
体供給パイプ85には多数の孔85aが形成されてお
り、液体供給パイプ85の内部の液体が孔85aより多
孔シート86に浸透し、この浸透した液体が液体塗布ロ
ール84の外周面に供給されるものであり、液体供給パ
イプ85と多孔シート86によって液体供給部が構成さ
れている。
【0099】この第6実施形態では、液体塗布ロール8
4は押圧ロール56と共に回転しつつ押圧ロール56に
液体を塗布するため、押圧ロール56にほとんど回転負
荷を及ぼすことなく液体を塗布できる。又、液体塗布ロ
ール84を自転できるように構成すれば、押圧ロール5
6への回転負荷をほぼ完全になくすことができる。
【0100】図13に示す第7実施形態の液体塗布手段
83Bは、押し当てロール87によって押圧ロール56
に押し当てられ、液体が含浸されたシート状部材88
と、このシート状部材88を移動させるための供給ロー
ル89a及び巻取りロール89bとから構成されてい
る。
【0101】この第7実施形態では、液体の含浸された
シート状部材88が押圧ロール56に液体を塗布するも
のであり、シート状部材88が押圧ロール56に押し当
たる箇所を可変できるため、押圧ロール56に押し当た
る箇所を徐々に可変することにより過不足なく液体を押
圧ロール56に塗布することができる。又、シート状部
材88の移動速度は、押圧ロール56の外周速度に対し
て極めて遅い速度とすることによりシート状部材88と
押圧ロール56との接触が十分に行われるようにするこ
とが好ましい。又、シート状部材88は押圧ロール56
との接触箇所を移動により可変するため、シート状部材
88が摩耗することによるシート状部材88と押圧ロー
ル56との接触不良がない。
【0102】図14に示す第8実施形態の液体塗布手段
83Cは、押圧ロール56に押し当てられ、液体を含浸
保持可能な押し当て部材である押し当てロール90と、
この押し当てロール90よりも押圧ロール56の回転上
流側の外周面に液体を滴下して供給する液体供給手段9
1とから構成されている。
【0103】この第8実施形態では、液体供給手段91
によって押圧ロール56に供給された液体が押し当てロ
ール90によって押圧ロール56の外周面56aにまん
べんなくならされて押圧ロール56に過不足なく液体が
塗布される。そして、液体供給手段91によって押圧ロ
ール56への液体塗布量を調整できるため、印刷条件等
に応じて転写防止に最適な液体塗布量を供給できる。つ
まり、転写防止に最適な液体の塗布量は、印字パターン
や用紙の質、環境等の印刷条件によって変化するため、
印刷条件に応じて転写防止に最適な液体塗布量を押圧ロ
ール56に供給できる。
【0104】又、押し当てロール90は固定であっても
良いが、押圧ロール56に追従して回転自在とすれば、
押圧ロール56にほとんど回転負荷を及ぼすことなく液
体を塗布できるという利点がある。又、押し当てロール
90を自転できるように構成すれば、押圧ロール56へ
の回転負荷をほぼ完全になくすことができる。
【0105】図15に示す第9実施形態の液体塗布手段
83Dは、押し当てロール92によって押圧ロール56
に押し当てられ、液体が含浸されていないシート状部材
93と、このシート状部材93を移動させるための供給
ロール94a及び巻取りロール94bと、上記シート状
部材93の押し当て箇所よりも押圧ロール56の回転上
流側の外周面に液体を滴下して供給する液体供給手段9
5とから構成されている。
【0106】この第9実施形態では、液体供給手段95
によって押圧ロール56に供給された液体がシート状部
材93によって押圧ロール56の外周面56aにまんべ
んなくならされて押圧ロール56に過不足なく液体が塗
布される。そして、シート状部材93が押圧ロール56
に押し当たる箇所を可変できるため、シート状部材93
が押圧ロール56に押し当たる箇所を徐々に可変するこ
とにより過不足なく液体を押圧ロール56に塗布するこ
とができる。又、液体供給手段95によって押圧ロール
56への液体塗布量を調整できるため、前記第8実施形
態と同様に、印刷条件等に応じて転写防止に最適な液体
量を塗布できる。
【0107】又、シート状部材93の移動速度は、押圧
ロール56の外周速度に対して極めて遅い速度とするこ
とによりシート状部材93と押圧ロール56との接触が
十分に行われるようにすることが好ましい。又、シート
状部材93は押圧ロール56との接触箇所を移動により
可変するため、シート状部材93が摩耗することによる
シート状部材93と押圧ロール56との接触不良がな
い。
【0108】以上の第6実施形態〜第9実施形態液体に
おいて使用される液体は、前記第1〜第3実施形態で説
明したように、粘度が500パスカルセカンド以下のも
のが好ましく、更に100パスカルセカンド以下のもの
が好ましい。液体の種類は例えばシリコ−ンオイルであ
る。
【0109】以上各実施形態によれば、両面印刷可能な
孔版印刷装置の下流側の押圧回転部材としての押圧ロー
ル56の外周面56aに微小な凹凸を設けた場合につい
て説明したが、両面印刷可能な孔版印刷装置の上流側の
押圧回転部材としての押圧ロール46の外周面に微細な
凹凸を設けても良く、又、片面印刷用の孔版印刷装置の
押圧回転部材の外周面に微小な凹凸を設けても良い。つ
まり、印刷用紙がジャミングにより版胴と押圧回転部材
間に給紙されず、押圧回転部材が直接に孔版原紙を押圧
する場合、又は孔版原紙の横サイズより小さい印刷用紙
を給紙し、押圧回転部材の一部が直接に孔版原紙を押圧
する場合、又は片面印刷を施し、インク未定着状態の印
刷用紙に対してもう一方面の印刷を施すような場合に、
押圧回転部材にインクが転写される可能性があり、この
転写インクがさらに印刷用紙に再転写する等によって印
刷用紙を汚染するという問題があるが、このような場合
の押圧回転部材及び印刷用紙の汚染対策に有効である。
【0110】又、前記各実施形態によれば、液体塗布手
段は液体塗布ロール70にて構成されているが、押圧ロ
ール56の外周面に液体を塗布できる手段であれば良
い。又、液体はシリコーンオイルが使用されているが、
印刷用紙45と押圧ロール56の接触によって発色を呈
しなく、且つ、インクと混り合わない液体であれば良
く、水等であっても良い。
【0111】尚、前記各実施形態によれば、押圧回転部
材は版胴40,50よりも十分に小径の押圧ロール4
6,56にて構成されている場合を説明したが、押圧回
転部材は版胴40,50との間で印刷圧を付与できる部
材であれば良く、例えば版胴40,50とほぼ同一径を
有する圧胴にて構成されている場合であっても良い。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、押圧搬送過程で印刷媒体にインク転写されるこ
とによって印刷が行われる孔版印刷装置において、押圧
回転部材の外周面には微小な凹凸が設けられているの
で、押圧回転部材の外周面に単に微小な凹凸を設けるだ
けで良く、押圧回転部材が直接孔版原紙に押圧する場合
でもインクとの接触面積が少なく、又は、押圧回転部材
の外周面と印刷媒体等の未定着インク面側との接触面積
が少なく、押圧回転部材が孔版原紙より離間する際、又
は押圧回転部材が印刷媒体等より離間する際に上記イン
ク又は未定着インクが押圧回転部材側にあまり付着しな
いため、簡単な構成で且つ印刷媒体の印刷濃度をほとん
ど低下させることなく印刷媒体の汚染を防止できる。
【0113】請求項2の発明によれば、上流側及び下流
側の2組の印刷部を有して両面印刷が行われる孔版印刷
装置において、少なくとも下流側の押圧回転部材の外周
面には微小な凹凸が設けられているので、少なくとも下
流側の押圧回転部材の外周面に単に微小な凹凸を設ける
だけで良く、又、少なくとも下流側の押圧回転部材の外
周面と印刷媒体の未定着インク面側との接触面積が少な
く、押圧回転部材が印刷媒体より離間する際に未定着イ
ンクが押圧回転部材側にあまり付着しないため、簡単な
構成で且つ印刷媒体の印刷濃度をほとんど低下させるこ
となく印刷媒体の汚染を防止できる。
【0114】請求項3の発明によれば、押圧回転部材の
外周面の凹凸の深さを0.035mm以上にしたので、
押圧回転部材が印刷媒体を介して版胴を押圧する際に、
押圧回転部材の外周面の凹凸段差が大きいことから凹部
が印刷媒体の未定着インクにほとんど接触することがな
く、未定着インクの押圧回転部材への転写を十分に少な
くできるため、目視で見えるような印刷媒体の汚染を確
実に防止できる。
【0115】請求項4の発明によれば、押圧回転部材の
外周面の凹凸の深さを0.044mm以上にしたので、
押圧回転部材が印刷媒体を介して版胴を押圧する際に、
押圧回転部材の外周面の凹凸段差が十分に大きいことか
ら凹部が印刷媒体の未定着インクに全くと言っていいほ
ど接触することがなく、未定着インクの押圧回転部材へ
の転写をより十分に少なくすることができるため、目視
で見えるような印刷媒体の汚染をより確実に防止でき
る。
【0116】請求項5の発明によれば、押圧回転部材の
外周面の凹凸の頂点間の間隔を0.64mm以下にした
ので、押圧回転部材が印刷媒体を介して版胴を押圧する
際に、押圧回転部材の外周面の凹凸間隔が狭いことから
目視で見えるような凹凸パターンが印刷画像に現れない
ため、品質の良い画像が得られる。
【0117】請求項6の発明によれば、押圧回転部材の
外周面の凹凸を点状の凹凸としたので、押圧回転部材の
外周面にはどの方向にもほぼ均等に凹凸が形成されるた
め、あらゆる方向についてインク転写をほぼ均等に防止
できる。
【0118】請求項7の発明によれば、押圧回転部材の
外周面の凹凸を印刷媒体の搬送方向と同一方向の線状の
凹凸としたので、押圧回転部材の外周面にはその軸線方
向の直交方向について規則正しく明確な凹凸が形成され
るため、線状方向の直交方向についてインク転写を確実
に防止できる。
【0119】請求項8の発明によれば、押圧回転部材の
外周面の点状の凹凸をスクリーンメッシュを配置して形
成したので、スクリーンメッシュ自体を別個に作成し、
これを押圧回転部材の外周面に被せたり、接着したりし
て配置することにより微小な凹凸を作成できるため、点
状の凹凸を容易に作成できる。
【0120】請求項9の発明によれば、押圧回転部材の
外周面の点状の凹凸を多数の球状体を配置して形成した
ので、多数の球状体自体を別個に作成し、これを押圧回
転部材の外周面に接着したりして配置することにより微
小な凹凸を作成できるため、点状の凹凸を容易に作成で
きる。
【0121】請求項10の発明によれば、押圧回転部材
の外周面に液体を塗布する液体塗布手段を設けたので、
押圧回転部材と印刷媒体とが離間する際に未定着インク
部分で開き裂かれずに液体部分で開き裂かれ未定着イン
クが押圧回転部材側に付着することがないため、印刷媒
体の汚染をほぼ完全に防止できる。
【0122】請求項11の発明によれば、液体の粘度を
1000ミリパスカルセカンド以下にしたので、押圧回
転部材と印刷媒体とが離間する際に液体部分で確実に乖
離され未定着インクが押圧回転部材側に付着することが
ないため、印刷媒体の汚染を完全に防止できる。
【0123】請求項12の発明によれば、液体の粘度を
500ミリパスカルセカンド以下にしたので、押圧回転
部材と印刷媒体とが離間する際に液体部分でより確実に
乖離され未定着インクが押圧回転部材側に付着すること
がないため、印刷媒体の汚染を更に完全に防止できる。
【0124】請求項13の発明によれば、液体をシリコ
−ンオイルにしたので、シリコーンオイルを使用するこ
とによって請求項10〜請求項12の発明の効果が得ら
れる。
【0125】請求項14の発明によれば、液体塗布ロー
ルは押圧回転部材と共に回転しつつ押圧回転部材に液体
を塗布するため、押圧回転部材にほとんど回転負荷を及
ぼすことなく液体を塗布できる。
【0126】請求項15の発明によれば、液体の含浸さ
れたシート状部材が押圧回転部材に押し当たる箇所を可
変できるため、押圧回転部材に押し当たる箇所を徐々に
可変することにより過不足なく液体を押圧回転部材に塗
布することができる。
【0127】請求項16の発明によれば、液体供給手段
によって押圧回転部材への液体塗布量を調整できるた
め、印刷条件等に応じて転写防止に最適な液体の塗布量
を塗布できる。
【0128】請求項17の発明によれば、液体供給手段
によって押圧回転部材に供給された液体がシート状部材
によって押圧回転部材の外周面に塗りつけられて押圧回
転部材に液体が塗布されるため、シート状部材が押圧回
転部材に押し当たる箇所を可変できると共に、液体供給
手段によって押圧回転部材への液体塗布量を調整でき
る。従って、シート状部材が押圧回転部材に押し当たる
箇所を徐々に可変することにより過不足なく液体を押圧
回転部材に塗布することができると共に、印刷条件等に
応じて転写防止に最適な液体の塗布量を塗布できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、孔版印刷装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態(下流側の押圧ロールの
外周面には微小な凹凸が設けられ、且つ、この押圧ロー
ルには液体塗布ロールよりシリコーンオイルを塗布しな
いもの)の汚染状況と画像品質の評価を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態(下流側の押圧ロールの
外周面には微小な凹凸が設けられ、且つ、この押圧ロー
ルには液体塗布ロールよりシリコーンオイルを少量塗布
するもの)の汚染状況と画像品質の評価を示す図であ
る。
【図4】本発明の第3実施形態(下流側の押圧ロールの
外周面には微小な凹凸が設けられ、且つ、この押圧ロー
ルには液体塗布ロールによりシリコーンオイルを塗布す
るもの)の汚染状況と画像品質の評価を示す図である。
【図5】本発明に対する比較例(下流側の押圧ロールが
天然ゴム材にて設けられ、外周面には微小な凹凸がなく
平面であり、且つ、この押圧ロールには液体塗布ロール
よりシリコーンオイル等の液体を塗布しないもの)の汚
染状況と画像品質の評価を示す図である。
【図6】本発明の実施形態を示し、押圧ロールと印刷用
紙とが離間する際に、押圧ロールに塗布されたシリコー
ンオイルの部分で乖離する状態を示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示し、押圧ロールの斜
視図である。
【図8】本発明の第5実施形態を示し、押圧ロールの斜
視図である。
【図9】本発明の第4,第5実施形態における凹凸の段
差寸法を説明するための模式図である。
【図10】本発明の第4実施形態の具体例を示し、
(A)は押圧ロールの正面図、(B)はその一部の拡大
断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態の他の具体例を示し、
(A)は押圧ロールの正面図、(B)はその一部の拡大
断面図である。
【図12】本発明の第6実施形態を示し、(A)は液体
塗布手段の概略構成図、(B)は液体塗布手段の概略斜
視図である。
【図13】本発明の第7実施形態を示し、液体塗布手段
の概略構成図である。
【図14】本発明の第8実施形態を示し、液体塗布手段
の概略構成図である。
【図15】本発明の第9実施形態を示し、液体塗布手段
の概略構成図である。
【図16】従来例の孔版印刷装置の概略構成図である。
【図17】従来例を示し、押圧ロールと印刷用紙とが離
間する際に、未定着インクの部分で乖離して押圧ロール
側にインクが転写される状態を示す図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 2 上流側製版部 3 下流側製版部 4 上流側印刷部 5 下流側印刷部 6 給紙部 7 上流側ベルト搬送機構(上流側搬送機構) 8 下流側ベルト搬送機構 9 排紙部 10 上流側排版部 11 下流側製版部 20 孔版原紙 40 上流側の版胴 40a 外周壁 45 印刷用紙(印刷媒体) 46 押圧ロール(押圧回転部材) 50 下流側の版胴 50a 外周壁 56 押圧ロール(押圧回転部材) 56a 外周面 70 液体塗布ロール(液体塗布手段) 77 点状体 79 線状体 80 スクリーンメッシュ 81 球状体(点状体) 83A〜83D 液体塗布手段 84 液体塗布ロール 85 液体供給パイプ(液体供給部) 86 多孔シート(液体供給部) 88,93 シート状部材 90 押し当て部材 91,95 液体供給手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔版原紙が外周壁に装着可能で回転自在
    な版胴と、この版胴の外周壁に押圧する押圧位置と前記
    版胴の外周壁より離間する離間位置との間で変移可能で
    回転自在な押圧回転部材とを有する印刷部と、前記版胴
    と前記押圧回転部材との間に印刷媒体を給紙する給紙部
    とを有し、この給紙部より給紙された前記印刷媒体が共
    に回転する前記版胴と前記押圧回転部材との間で押圧搬
    送され、この押圧搬送過程で前記印刷媒体にインク転写
    されることによって印刷が行われる孔版印刷装置におい
    て、 前記押圧回転部材の外周面に微小な凹凸が設けられてい
    ることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 孔版原紙が外周壁に装着可能で回転自在
    な版胴と、この版胴の外周壁に押圧する押圧位置と前記
    版胴の外周壁より離間する離間位置との間で変移可能で
    回転自在な押圧回転部材とを有する上流側及び下流側の
    2組の印刷部と、前記上流側印刷部に印刷媒体を給紙す
    る給紙部と、前記上流側印刷部より排紙された前記印刷
    媒体を前記下流側印刷部まで搬送して給紙する上流側搬
    送機構とを有し、前記給紙部より前記上流側印刷部に給
    紙された前記印刷媒体が共に回転する上流の前記版胴と
    前記押圧回転部材との間で押圧搬送され、この押圧搬送
    過程で前記印刷媒体の一方の面にインク転写され、この
    インク転写された前記印刷媒体が前記上流側搬送機構で
    搬送されて前記下流側印刷部に給紙され、この給紙され
    た前記印刷媒体が共に回転する下流側の前記版胴と前記
    押圧回転部材との間で押圧搬送され、この押圧搬送過程
    で前記印刷媒体の他方の面にインク転写されることによ
    って両面印刷が行われる孔版印刷装置において、 少なくとも下流側の前記押圧回転部材の外周面に微小な
    凹凸が設けられていることを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の孔版印刷装
    置であって、 前記押圧回転部材の外周面の凹凸は深さが0.035m
    m以上のものであることを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の孔版印刷装
    置であって、 前記押圧回転部材の外周面の凹凸は深さが0.044m
    m以上のものであることを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4記載の孔版印刷装置
    であって、 前記押圧回転部材の外周面の凹凸は頂点間の間隔が0.
    64mm以下のものであることを特徴とする孔版印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5記載の孔版印刷装置
    であって、 前記押圧回転部材の外周面の凹凸は点状の凹凸であるこ
    とを特徴とする孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5記載の孔版印刷装置
    であって、 前記押圧回転部材の外周面の凹凸は前記印刷媒体の搬送
    方向と同一方向の線状の凹凸であることを特徴とする孔
    版印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の孔版印刷装置であって、 前記押圧回転部材の外周面の点状の凹凸は前記押圧回転
    部材の表面にスクリーンメッシュを配置して形成された
    ことを特徴とする孔版印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の孔版印刷装置であって、 前記押圧回転部材の外周面の点状の凹凸は前記押圧回転
    部材の表面に多数の球状体を配置して形成されたことを
    特徴とする孔版印刷装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は請求項2記載の孔版印刷
    装置であって、 前記押圧回転部材の外周面に液体を塗布する液体塗布手
    段を設けたことを特徴とする孔版印刷装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の孔版印刷装置であっ
    て、 前記液体は粘度が1000ミリパスカルセカンド以下の
    ものであることを特徴とする孔版印刷装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の孔版印刷装置であっ
    て、 前記液体は粘度が500ミリパスカルセカンド以下のも
    のであることを特徴とする孔版印刷装置。
  13. 【請求項13】 請求項10〜請求項12記載の孔版印
    刷装置であって、 前記液体はシリコ−ンオイルであることを特徴とする孔
    版印刷装置。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の孔版印刷装置であっ
    て、 前記液体塗布手段は、前記押圧回転部材に押し当てられ
    た回転自在な液体塗布ロールと、この液体塗布ロールの
    外周面に液体を供給する液体供給部とを有し、前記液体
    塗布ロールが前記押圧回転部材と共に回転しつつ前記液
    体供給部より供給される液体を前記押圧回転部材の外周
    面に塗布するようにしたことを特徴とする孔版印刷装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項10記載の孔版印刷装置であっ
    て、 前記液体塗布手段は、前記押圧回転部材に押し当てら
    れ、液体が含浸されたシート状部材を有し、このシート
    状部材を前記押圧回転部材に押し当てながら移動自在に
    設けたことを特徴とする孔版印刷装置。
  16. 【請求項16】 請求項10記載の孔版印刷装置であっ
    て、 前記液体塗布手段は、前記押圧回転部材に押し当てら
    れ、液体を含浸保持可能な押し当て部材と、この押し当
    て部材よりも前記押圧回転部材の回転上流側の外周面に
    液体を供給する液体供給手段とを有することを特徴とす
    る孔版印刷装置。
  17. 【請求項17】 請求項10記載の孔版印刷装置であっ
    て、 前記液体塗布手段は、前記押圧回転部材に押し当てら
    れ、前記押圧回転部材への押し当て箇所を移動により可
    変させるシート状部材と、このシート状部材の押し当て
    箇所よりも前記押圧回転部材の回転上流側の外周面に液
    体を供給する液体供給手段とを有することを特徴とする
    孔版印刷装置。
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