JP2002213137A - ハンガーローラーユニット - Google Patents

ハンガーローラーユニット

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JP2002213137A
JP2002213137A JP2001013458A JP2001013458A JP2002213137A JP 2002213137 A JP2002213137 A JP 2002213137A JP 2001013458 A JP2001013458 A JP 2001013458A JP 2001013458 A JP2001013458 A JP 2001013458A JP 2002213137 A JP2002213137 A JP 2002213137A
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Japan
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roller unit
hanger roller
hanger
inner race
race
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JP2001013458A
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English (en)
Inventor
Shigeru Takatsu
茂 高津
Hiroharu Takatsu
弘治 高津
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TASHIKO KK
Original Assignee
TASHIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減したハンガーローラーユニッ
トを提供する。 【解決手段】 エレベータ等のスライドドア60は、ブ
ラケット10を介してハンガーローラーユニット100
に吊り下げられ、レール70上を走行する。インナーレ
ース110はボール130の転動面のみに熱処理が施さ
れ、硬化され、レース面は標準ベアリング同等に研磨さ
れる。取付部120は熱処理を受けず、カシメ加工K1
によりブラケット10に固着される。アウターレース1
40に対してローラー部材150が固着され、ローラー
部材150の外周部の溝部にウレタンが充填され、走行
輪部材150が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエレベータ
のドア等を吊り下げてレール上を転動するハンガーロー
ラー等に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータは、エレベータのホールとか
ごの双方に摺動ドアを設けて、乗客の昇降時に開閉す
る。例えば、特開平9−290985号公報は、この種
のエレベータのドア開閉装置を開示している。
【0003】図7は、従来のエレベータのドアのハンガ
ー装置を示すものである。全体を符号1で示すハンガー
装置は、板金製のブラケット10を有し、エレベータの
ドア60がボルト62により吊り下げられる。ブラケッ
ト10に対して、ハンガーローラー20がピン30によ
り取付けられる。ピン30はブラケット10を貫通し、
ナット32、ワッシャ34等によりブラケット10に固
着される。
【0004】ハンガーローラー20は、ボールベアリン
グ40を介してピン30に取付けられる。ボールベアリ
ング40のインナーレース42はピン30に対して圧入
され、ハンガーローラー20はボールベアリング40の
アウターレース44に対して圧入され、ストップリング
又はカシメで固着される。
【0005】ハンガーローラー20の外周部は凹部に形
成され、ゴム等の弾性材層22が積層される。この弾性
材層22は、ハンガーレールとの間の緩衝と、スリップ
防止のために設けられるハンガーローラー20は、ハン
ガーレール70上に吊り下げられ、ハンガーレール70
は、エレベータホールやエレベータの箱の固定部75に
固着される。
【0006】ブラケット10の下部には、押えローラー
50がナット52により取付けられる、押えローラー5
0は、ハンガーローラー20と共にハンガーレール70
を挟み込み、ハンガーローラー20の脱輪とドア開閉時
の衝撃を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のハンガ
ーローラー装置にあっては、ハンガーローラーと、ボー
ルベアリングを取付用のピンによりユニットを構成して
いたので、部品点数が多くなり、製造コストも高く、ま
た、ユニットの交換等の工数も大きなものであった。本
発明は、上述した問題を解消するハンガーローラーを提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスライドドアを
吊り下げてレール上を転動するベアリングを備えたハン
ガーローラーユニットは、スライドドアの上部に固着さ
れるブラケットと、ブラケットに固着されるベアリング
のインナーレースとインナーレースに対してベアリング
ボールを介して嵌装されるアウターレースと、アウター
レースの外周部に固着されるローラー部材と、ローラー
部材の外周部に形成される溝部に充填される熱硬化ウレ
タンゴム等の弾性材でつくられる転動輪部材とを備えた
ものである。
【0009】また、インナーレースは炭素鋼材でつくら
れ、ボールの転動面は表面硬化処理されるものである。
そして、インナーレースの端部に設けられる取付部を有
し、取付部はカシメ加工によりブラケットに固着される
か、又は、ねじ部を有するものである。
【0010】さらに、取付部はインナーレースの一方の
端部に設けられるか、又は両方の端部に設けられるもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
説明図である。本発明のハンガー装置のハンガーローラ
ーユニット100は、ブラケット10を介してエレベー
タドア60を吊り下げる。ハンガーローラーユニット1
00は、インナーレース110と、ベアリングボール1
30、アウターレース140、ローラー部材150、走
行輪部材160を備える。
【0012】図2にも示すようにインナーレース110
は炭素鋼材でつくられ、一端部に取付部120が突出し
た構成を有する。インナーレース110のボール転動面
112は、高周波焼入れ等の熱硬化処理が施され、通常
のボールベアリングのインナーレースと同等の硬度が確
保される。
【0013】取付部120は、熱処理を施さないので機
械加工が可能である。そこで、この取付部120をブラ
ケット10の穴に差し込み、カシメ加工K1を施してハ
ンガーローラーユニット100をブラケット10に固着
することができる。
【0014】ローラー部材150は、例えば板金製の2
枚の部材をスポット溶接等により固着して形成するもの
であって、その内周部でボールベアリングのアウターレ
ース140を保持する。アウターレース140やボール
130は、通常のベアリング鋼材でつくられ、熱処理等
が施される。ローラー部材150の外周部は、凹溝を形
成し、この凹溝内に弾性材で走行輪部材160が設けら
れる。走行輪部材160は、例えばウレタン等の材料を
金型を使用してローラー部材150の外周部に充填し、
硬化させることによって形成される。従来は熱硬化ウレ
タンゴムを成形し、レール形状に合せて研磨加工されて
いた。
【0015】板金をプレス加工してつくられるローラー
部材150に波形の凹凸を形成しておくことにより、樹
脂材を充填して接合される走行輪部材160との密着性
が向上する。波形の凹凸は、ローラー部材の円周方向に
直交する方向に形成することが望ましい。
【0016】この走行輪部材160は、弾性を有するの
で、ドア60を吊り下げてレール70上を走行する際
に、騒音発生が防止される。また、その弾性によりスム
ーズな走行が達成される。ブラケット10の下部には、
押えローラー50が取付けられ、レール70の下部に当
接される。この構成によりハンガーローラーユニット1
00の脱輪が防止される。
【0017】レール70は、エレベータホールやエレベ
ータのかご等の固定部75により支持される。このハン
ガーローラーユニット100によれば、ベアリングのイ
ンナーレース110を炭素鋼で作成して取付部120を
形成し、レース面112のみに表面硬化処理を施すの
で、取り付け部120にカシメ加工等を施すことによ
り、ブラケット10に対して直接に固着することができ
る。
【0018】図3は、本発明の他の実施例に係るインナ
ーレースの構造を示す。このインナーレース210にあ
っては、両端部に取付部220、230が形成されてい
る。ボールが転動するレース面212には、高周波焼入
れ等により、表面硬化処理が施され、取付部220、2
30はカシメ加工等が可能な状態に保たれる。両端の取
付部220、230を利用して、ブラケット等にハンガ
ーローラーユニットを取りつける。
【0019】図4は、本発明の更に他の実施例に係るハ
ンガーローラーユニットを示す説明図である。ハンガー
ローラーユニット300は、インナーレース310とア
ウターレース340、ローラー部材350、走行輪部材
360を有する。インナーレース310は両端部に取付
部320、330を有する。取付部320、330には
それぞれ外ねじ部322、332が形成されている。こ
のねじ部322、332を利用して、ナット等を用いて
ハンガーローラーユニット300をブラケット等にとり
つける。インナーレース310のボール転動面には、高
周波焼入れ等により表面硬化処理を施す。
【0020】図5は、本発明に更に他の実施例を示す説
明図である。ハンガーローラーユニットに装備されるイ
ンナーレース410は、取付部420と、取付部420
から突出する細径のねじ部422を有する。インナーレ
ース410の外周部のボール転動面412は表面硬化処
理される。インナーレース410の中心穴414は、ハ
ンガーローラーユニットの弾性材の走行転動部材の充填
加工時の治具への取付け等に利用される。
【0021】図6は、本発明の更に他の実施例に係るハ
ンガーローラーユニットを示す。ハンガーローラーユニ
ット500は、インナーレース510、アウターレース
540、ローラー部材550、走行転動輪560を有す
る。インナーレース510は、一方の端部にカシメ加工
用の取付部520を、他方の端部にねじ部532を有す
る取付部530を有する。カシメ加工や、ナット等によ
りハンガーローラーユニット500をブラケットに固着
する。
【0022】
【発明の効果】本発明のハンガーローラーユニットは以
上のように、炭素鋼材製のインナーレースを有するボー
ルベアリングを備え、ベアリングのアウターレースに固
着されるローラー部材の外周面の溝部にウレタン等を充
填して走行輪部材を形成した構成を有する。そして、イ
ンナーレースの端部に取付部を形成し、この取付部にカ
シメ加工を施す等の手段によりハンガーローラーユニッ
トを直接にブラケット等の相手部材に固着するものであ
る。
【0023】インナーレースのボール転動面には、高周
波焼入れ等の表面硬化処理を施して、耐久性を確保して
いる。この構成により、部品点数は削減され、コスト低
減を図ることができる。また、ハンガーローラーユニッ
トの交換等も容易に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンガーローラーユニットの説明図。
【図2】本発明のハンガーローラーユニットのインナー
レースの断面図。
【図3】インナーレースの他の実施例を示す断面図。
【図4】本発明のハンガーローラーユニットの他の実施
例を示す説明図。
【図5】インナーレースの他の実施例を示す断面図。
【図6】本発明のハンガーローラーユニットの他の実施
例を示す説明図。
【図7】従来のハンガーローラーユニットの説明図。
【符号の説明】
10 ブラケット 50 押えローラー 60 スライドドア 70 レール 100 ハンガーローラーユニット 110 インナーレース 120 取付部 130 ベアリングボール 140 アウターレース 150 ローラー部材 160 走行輪部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアを吊り下げてレール上を転
    動するベアリングを備えたハンガーローラーユニットで
    あって、 スライドドアの上部に固着されるブラケットと、ブラケ
    ットに固着されるベアリングのインナーレースとインナ
    ーレースに対してベアリングボールを介して嵌装される
    アウターレースと、アウターレースの外周部に固着され
    るローラー部材と、ローラー部材の外周部に形成される
    溝部に充填される弾性材でつくられる転動輪部材とを備
    えたハンガーローラーユニット。
  2. 【請求項2】 インナーレースは炭素鋼材でつくられ、
    ボールの転動面は表面硬化処理される請求項1記載のハ
    ンガーローラーユニット。
  3. 【請求項3】 インナーレースの端部に設けられる取付
    部を有する請求項1又は2記載のハンガーローラーユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 取付部はカシメ加工によりブラケットに
    固着される請求項3記載のハンガーローラーユニット。
  5. 【請求項5】 取付部はねじ部を有する請求項3記載の
    ハンガーローラーユニット。
  6. 【請求項6】 取付部はインナーレースの一方の端部に
    設けられる請求項3記載のハンガーローラーユニット。
  7. 【請求項7】 取付部はインナーレースの両方の端部に
    設けられる請求項3記載のハンガーローラーユニット。
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