JP2002202849A - 広域入力可能なタッチパネル - Google Patents

広域入力可能なタッチパネル

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JP2002202849A JP2001341145A JP2001341145A JP2002202849A JP 2002202849 A JP2002202849 A JP 2002202849A JP 2001341145 A JP2001341145 A JP 2001341145A JP 2001341145 A JP2001341145 A JP 2001341145A JP 2002202849 A JP2002202849 A JP 2002202849A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面表示により入力可能な画面表示入力部以
外に、入力可能な追加入力部を形成可能とする広域入力
可能なタッチパネルを提供する。 【解決手段】 第1透明絶縁基材とその片面の平行な一
対の第1バスバー、該バスバー間の第1入力領域を有す
る第1透明電極とにより第1導電性パネルを、第2透明
絶縁基材とその片面の平行な一対の第2バスバー、該バ
スバー間の第1入力領域に対応する第2入力領域を有す
る第2透明電極とにより第2導電性パネルを構成し、第
1透明電極が上記第1入力領域に隣接し且つ上記第2バ
スバーのうちの少なくとも1つに対応する第3入力領域
をさらに有し、さらに上記第1及び第2導電性パネルを
対向して周縁部で接着層にて貼り合わせるとともに、接
着層が上記第3入力領域とこれに対応するバスバーとの
間に押圧時に両者を接触可能とする空隙部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、画面表示により
入力可能な画面表示入力部以外に、入力可能な追加入力
部を画面表示入力部とともに形成可能として、より多く
の入力作業を可能とする広域入力可能なタッチパネルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子手帳やパソコンなどに使
用されるタッチパネルとしてはアナログ抵抗膜方式のも
のがあり、通常、図11に示されているように、透明絶
縁基材41,51の片面に平行な一対のバスバー43,
53および該バスバー43,53間に形成された透明電
極42,52を有する2枚の導電性パネル4,5どうし
が、バスバー43,53が方形配置となるように対向し
て、周縁部で絶縁性の接着層6により貼り合わせられ、
さらに各導電性パネル4,5がバスバーに接続される引
き回し回路44,54を有している。
【0003】このタッチパネルはLCD(液晶ディスプ
レイ)やCRT(ブラウン管)などの画面上に配置さ
れ、透明絶縁基材41,51および透明電極42,52
を通して背後の画面を透視しながら画面の指示にしたが
って指やペンなどで上から押圧することにより、いつも
は僅かな空隙により絶縁されている透明電極42,52
間が導通し、位置入力(画面表示入力)が行われる。
【0004】また、バスバー43,53および引き回し
回路44,54は透明でないため、タッチパネルを画面
上に配置するときには、さらにタッチパネル前面に額縁
状などの筐体を配置することによりバスバー43,53
および引き回し回路44,54を覆い隠すようにしてい
る。最近では、1度の画面表示でより多くの入力を可能
とするために、バスバー43,53や引き回し回路4
4,54を形成する面積をできるだけ小さくし(狭額縁
化)、透明電極どうしが対向する領域の拡大化が図られ
てきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、透明電極どう
しが対向する領域の拡大化にも限界があり、画面表示に
より入力可能な画面表示入力部以外に、入力可能な追加
入力部を画面表示入力部とともに形成可能として、より
多くの入力作業を可能とするための新たな方策が必要と
なっている。
【0006】したがって、本発明の目的は、上記の問題
点を解決することにあり、画面表示により入力可能な画
面表示入力部以外に、入力可能な追加入力部を画面表示
入力部とともに形成可能として、より多くの入力作業を
可能とする広域入力可能なタッチパネルを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下のように構成している。
【0008】本発明の第1態様によれば、第1透明絶縁
基材と、上記第1透明絶縁基材の片面に平行に配置され
た一対の第1バスバーと、少なくとも上記第1バスバー
間の第1入力領域を有する第1透明電極と、第2透明絶
縁基材と、上記第2透明絶縁基材の片面に平行に配置さ
れた一対の第2バスバーと、上記第1入力領域に対応す
る上記第2バスバー間の第2入力領域を有する第2透明
電極とを備えて、上記第1透明絶縁基材と上記第1バス
バーと上記第1透明電極とにより第1導電性パネルを構
成するとともに、上記第2透明絶縁基材と上記第2バス
バーと上記第2透明電極とにより第2導電性パネルを構
成し、上記第1透明電極は、上記第2入力領域に対応す
る上記第1入力領域に隣接し、かつ、上記一対の第2バ
スバーのうちの少なくとも1つのバスバーに対応する第
3入力領域をさらに有し、さらに、上記第1及び第2導
電性パネル同士を、上記第1及び第2バスバーが方形配
置となるように対向して周縁部で貼り合わせるととも
に、上記一対の第2バスバーのうちの上記少なくとも1
つのバスバーと上記第1透明電極の上記第3入力領域と
の間に配置されかつ押圧時に両者を接触させて通電可能
とする空隙部を有する絶縁性の接着層と、上記各導電性
パネルの上記第1及び第2バスバーにそれぞれ接続され
る第1及び第2引き回し回路とを備える、広域入力可能
なタッチパネルを提供する。
【0009】本発明の第2態様によれば、上記第1及び
第2引き回し回路は、上記第1及び第2導電性パネルの
それぞれに配置されかつ上記第1及び第2バスバーのそ
れぞれに接続される第1の態様に記載の広域入力可能な
タッチパネルを提供する。
【0010】本発明の第3態様によれば、上記第1及び
第2引き回し回路は、上記第2導電性パネルに配置さ
れ、かつ、上記第1及び第2のそれぞれの上記バスバー
に接続される第1の態様に記載の広域入力可能なタッチ
パネルを提供する。
【0011】本発明の第4態様によれば、上記第1導電
性パネルの上記第1引き回し回路又は上記第2導電性パ
ネルの上記第2引き回し回路を形成した側の面であっ
て、当該面の上記バスバーの上記対向する透明電極との
押圧により通電可能な部分に重複しない領域及び上記引
き回し回路の領域に、絶縁性の配線オーバーコート層が
形成されている第1〜3のいずれか1つの態様に記載の
広域入力可能なタッチパネルを提供する。
【0012】本発明の第5態様によれば、上記空隙部
は、上記接着層を外縁側から切り欠いて形成した空隙で
ある第1〜4のいずれか1つの態様に記載の広域入力可
能なタッチパネルを提供する。
【0013】本発明の第6態様によれば、上記空隙部
は、上記接着層を外縁側から切り欠いた切り欠き部分を
形成し、かつ、その切り欠き部分が、一辺に2つ以上並
んで存在する空隙である第1〜4のいずれか1つの態様
に記載の広域入力可能なタッチパネルを提供する。
【0014】本発明の第7態様によれば、上記空隙に、
ドット状スペーサを配置した第1〜6の態様に記載の広
域入力可能なタッチパネルを提供する。
【0015】本発明の第8態様によれば、上記接着層の
切り欠き部分において、上記一対のバスバーのうちの少
なくとも1つの上記バスバーがカーボン層で被覆されて
いる第1〜7のいずれかの態様に記載の広域入力可能な
タッチパネルを提供する。
【0016】本発明の第9態様によれば、上記空隙部
は、上記接着層を貫通する抜き穴である第1〜3のいず
れか1つの態様に記載の広域入力可能なタッチパネルを
提供する。
【0017】本発明の第10態様によれば、上記接着層
3は、上記第1透明電極の上記第1入力領域と上記第2
透明電極の上記第2入力領域と対応して形成された貫通
穴と、上記貫通穴と上記空隙部とを区分けする仕切り部
とを有する第1〜9のいずれか1つの態様に記載の広域
入力可能なタッチパネルを提供する。
【0018】本発明の第11態様によれば、上記第1透
明電極の上記第1入力領域と上記第1入力領域に対向す
る上記第2透明電極の上記第2入力領域とにより、タッ
チパネルの下方に配置された画面を透視して入力する部
分である通常の入力部を構成するとともに、上記一対の
第2バスバーのうちの少なくとも1つのバスバーと上記
少なくとも1つのバスバーに対向する上記第1透明電極
の上記第3入力領域とにより、上記通常の入力部とは異
なる追加の入力部を構成する第1〜10のいずれか1つ
の態様に記載の広域入力可能なタッチパネルを提供す
る。
【0019】本発明の第12態様によれば、上記追加の
入力部は、上記一対の第2バスバーのうちの少なくとも
1つのバスバーから延長線部を介して接続されている追
加電極部と、上記空隙部を介して上記追加電極部に対向
する上記第1透明電極の上記第3入力領域とにより構成
される第11の態様に記載の広域入力可能なタッチパネ
ルを提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の記述を続ける前に、添付
図面において同じ部品については同じ参照符号を付して
いる。
【0021】以下に、図を参照しながら本発明の一実施
形態に係る広域入力可能なタッチパネルを詳細に説明す
る。図1及び図3は、本発明の一実施形態に係る広域入
力可能なタッチパネルを示す分解斜視図、及び、一方の
導電性パネルを除くタッチパネルの分解斜視図である。
図2及び図4は、本発明の上記実施形態の変形例に係る
広域入力可能なタッチパネルを示す分解斜視図、及び、
一方の導電性パネルを除くタッチパネルの分解斜視図で
ある。図5は、本発明の上記実施形態の別の変形例に係
る広域入力可能なタッチパネルで形成される接着層の形
状を示す斜視図である。図6は、本発明の上記実施形態
のさらに別の変形例に係る広域入力可能なタッチパネル
を示す、一方の導電性パネルを除くタッチパネルの分解
斜視図である。図7は、本発明の上記実施形態のさらに
別の変形例に係る広域入力可能なタッチパネルを示す、
一方の導電性パネルを除くタッチパネルの分解斜視図で
ある。図8は、本発明の上記実施形態のさらに別の変形
例に係る広域入力可能なタッチパネルの前面に配置する
筐体を示す斜視図である。図9は、本発明の上記実施形
態に係る広域入力可能なタッチパネルで形成されない接
着層の形状の例を示す斜視図である。図10は、本発明
の上記実施形態のさらに別の変形例に係る広域入力可能
なタッチパネルで形成される接着層の形状を示す斜視図
である。図11は、従来のタッチパネルの例を示す分解
斜視図である。図12は、本発明のさらに他の実施形態
に係る広域入力可能なタッチパネルを備えたPDAを示
す平面図及び分解図である。図13は、従来のタッチパ
ネルの例を備えたPDAを示す分解図である。
【0022】上記図中、1は第1導電性パネル、11は
第1導電性パネル1の第1透明絶縁基材、12は第1導
電性パネル1の第1透明電極、13aおよび13bは第
1導電性パネル1の第1バスバー、14aおよび14b
は第1導電性パネル1の第1引き回し回路、2は第2導
電性パネル、21は第2導電性パネル2の第2透明絶縁
基材、22は第2導電性パネル2の第2透明電極、23
aおよび23bは第2導電性パネル2の第2バスバー、
24aおよび24bは第2導電性パネル2の第2引き回
し回路、25aおよび25bは引き回し回路、26は連
絡部、27は配線オーバーコート層、28はカーボン
層、3は接着層、31は接着層3の切り欠き部、32は
接着層3の抜き穴部、7は筐体、71は筐体7の画面透
視入力部、72は筐体7のボタン入力部、8は接着層を
それぞれ示す。
【0023】図1に示すタッチパネルのタッチ入力側の
第1導電性パネル1は、第1透明絶縁基材11の片面に
平行な一対の第1バスバー13a,13bと、該第1バ
スバー13a,13b間に形成された第1透明電極12
を有し、かつ第1透明電極12の外側における絶縁部分
に第1バスバー13a,13bに接続される一組の第1
引き回し回路14a,14bを有しているものである。
詳しくは、上記第1透明電極12は、次に述べる画面側
の第2導電性パネル2の第2透明電極22に対向する第
1入力領域12Aと、画面側の第2導電性パネル2の第
2バスバー23a,23bの1つに対向する第3入力領
域12Bとにそれぞれ形成されている。一方、図1に示
すタッチパネルの画面側の第2導電性パネル2は、第2
透明絶縁基材21の片面に平行な一対の第2バスバー2
3a,23bと、該第2バスバー23a,23b間に形
成された第2透明電極22を有し、かつ第2透明電極2
2の外側における絶縁部分に第2バスバー23a,23
bに接続される一組の第2引き回し回路24a,24b
を有しているものである。上記第2透明電極22は、第
2バスバー23a,23b間の第2入力領域22Aに形
成されている。そして、これらタッチ入力側の第1導電
性パネル1と画面側の第2導電性パネル2とは、第1及
び第2バスバー13a,13b,23a,23bが方形
配置となるように対向させ、第1及び第2透明電極1
2,22間に空隙を形成するように周縁部で絶縁性の接
着層3により貼り合わせられている。
【0024】さらに、図1に示すタッチパネルでは、そ
の中央部の透視した画面の指示にしたがって指やペンな
どでその上から押圧する通常の入力部Iを構成する第1
入力領域12A、及び、この第1入力領域12Aのほか
に、タッチパネルの一辺付近にも画面を透視しない入力
部である追加の入力部IIを構成する第3入力領域12
Bを有している。具体的には、画面側の第2導電性パネ
ル2の一つの第2バスバー23aと、接着層3を外縁側
から切り欠いて形成した空隙(切り欠き部31)を介し
て臨むタッチ入力側の第1導電性パネル1の第1透明電
極12の第3入力領域12Bとが押圧により通電可能に
対向して、追加の入力部IIを構成している。したがっ
て、上記構成のタッチパネルは、従来は入力領域とされ
ていなかった第2バスバー23a上でも入力が可能とな
るため、従来より入力領域が拡大し、1度の画面表示で
より多くの入力が可能となった。
【0025】たとえば、図8に示すような筐体7をタッ
チパネル前面に第1及び第2バスバー13a,13b,
23a,23bや第1及び第2引き回し回路14a,1
4b,24a,24bを覆い隠すように配置し、その中
央に開口した画面透視入力部71においては従来通りの
画面の指示にしたがう入力を行なう一方、接着層3の複
数の切り欠き部31に対応して配置されかつ筐体7本体
の一部を利用する複数のボタン入力部72を押圧するこ
とによりタッチパネルの上記バスバー上での入力を行な
うことができる。また、筐体7本体の一部を利用せず、
筐体7本体とは別に、タッチパネル表面の上記バスバー
上に位置する部分に印刷等によりボタン入力部を形成し
てもよい。上記画面透視入力部71は、第1入力領域1
2A及び第2入力領域22Aに対応する部分であり、上
記複数のボタン入力部72は第3入力領域12Bに対応
する部分である。
【0026】なお、図1に示すタッチパネルでは、画面
側の第2導電性パネル2の一つのバスバー23aがスイ
ッチ機能を果たすようになっているが、残りの3つのバ
スバー13a,13b,23bのうちのいずれか一つ、
あるいは4つのバスバー13a,13b,23a,23
bのうち2以上と、接着層3を外縁側から切り欠いて形
成した空隙(切り欠き部31)を介して臨むこのバスバ
ーに対置する側の導電性パネルの透明電極とが押圧によ
り通電可能に対向するようにしてもよい。
【0027】なお、この実施形態では、第1導電性パネ
ル1が上部電極側、第2導電性パネル2が下部電極側
(LCD等の画面側)として配置することができる他、
逆に、第1導電性パネル1が下部電極側(LCD等の画
面側)、第2導電性パネル2が上部電極側として配置す
ることができる。
【0028】また、本発明の上記実施形態の広域入力可
能なタッチパネルは、一方の導電性パネルに二組の引き
回し回路が形成される構成になっていてもよい。たとえ
ば、タッチ入力側の第1導電性パネル1には引き回し回
路を設けず、画面側の第2導電性パネル2に透明電極2
2の外側における絶縁部分に二組の引き回し回路24
a,24b,25a,25bをまとめて設け、そのうち
一組の引き回し回路25a,25bが、その連絡部26
として配置した導電性接着剤により、接着層3の貫通口
3aを介して、タッチ入力側の第1導電性パネル1の第
1バスバー13a,13bと間接的にかつ電気的に接続
されるように構成し、他の構成は図1に示すタッチパネ
ルと同様とする(図2参照)。
【0029】ただし、一方の導電性パネルにまとめて引
き回し回路が形成される場合、前記各導電性パネルに一
組づつ引き回し回路が形成される場合と異なり、引き回
し回路をまとめて設けた側の導電性パネルの一つまたは
二つのバスバーについてのみ、該バスバーと、接着層を
外縁側から切り欠いて形成した空隙を介して臨むこのバ
スバーに対置する側の導電性パネルの透明電極とを押圧
により通電可能に対向させることができる。なぜなら、
引き回し回路を設けない側の導電性パネルのバスバーに
ついては、図2に示したように対置側のパネルの該バス
バーが対向する位置に引き回し回路および連絡部が存在
するため、入力領域にするのは難しいからである。
【0030】なお、図2に示すタッチパネルは画面側の
第2導電性パネル2に引き回し回路をまとめているが、
引き回し回路をまとめて形成するパネルをタッチ入力側
の第1導電性パネル1にしてもよい。
【0031】上記タッチ入力側の第1導電性パネル1の
第1透明絶縁基材11としては、入力のために可撓性を
有する必要があり、一般にポリカーボネート系、ポリア
ミド系、ポリエーテルケトン系等のエンジニアリングプ
ラスチック、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート
系、ポリブチレンテレフタレート系などの透明フィル
ム、それらの積層体などが用いられる。なお、タッチ入
力側の第1導電性パネル1の第1透明絶縁基材11の第
1透明電極12を設けた面と反対の面にはハードコート
層が形成されていてもよい。ハードコート層としては、
シロキサン系樹脂などの無機材料、あるいはアクリルエ
ポキシ系、ウレタン系の熱硬化型樹脂やアクリレート系
の光硬化型樹脂などの有機材料がある。また、タッチ入
力側の第1導電性パネル1の第1透明絶縁基材11は、
第1透明電極12を設けた面と反対の面に光反射防止の
ためにノングレア処理を施してもよい。たとえば、第1
透明絶縁基材11やハードコート層を凹凸加工したり、
ハードコート層中に体質顔料やシリカ、アルミナなどの
微粒子を混ぜたりする。
【0032】上記画面側の第2導電性パネル2の第2透
明絶縁基材21としては、ソーダーガラス、ホウケイ酸
ガラス、強化ガラスなどのガラス板のほか、ポリカーボ
ネート系、ポリアミド系、ポリエーテルケトン系等のエ
ンジニアリングプラスチック、アクリル系、ポリエチレ
ンテレフタレート系、ポリブチレンテレフタレート系な
どの透明樹脂板または透明フィルム、それらの積層体な
どが用いられる。
【0033】また、タッチ入力側および画面側の導電性
パネルの第1及び第2透明絶縁基材1,2は、透明電極
の支持体としての機能だけでなく、さらに別の光学的機
能等も有していてもよい。たとえば、円偏光タイプの反
射防止フィルターをタッチパネル内に備える場合、特開
平10−48625号公報などで示されているように、
タッチパネルが液晶ディスプレイ側から順に第1の1/
4波長板、スペーサを介して対向する2層の透明電極、
第1の1/4波長板と光軸が直交する第2の1/4波長
板、偏光板を少なくとも配置した構成をとるため、画面
側の導電性パネルの透明絶縁基材として第1の1/4波
長板を用いたり、タッチ入力側の導電性パネルの透明絶
縁基材として第2の1/4波長板を用いたりすることが
できる。なお、上記1/4波長板とは、直線偏光を分解
した互いに直交する2成分の偏光に時間的な位相のズレ
(位相差)を与えることにより、直線偏光を円偏光ある
いは略円偏光に変える機能を持ち、一方の偏光を可視光
領域(約400nm〜700nm)の中心波長(約55
0nm)の入射光に対し1/4波長だけ位相を遅らせる
機能を持たせた透明樹脂板または透明フィルムである。
【0034】上記各透明電極12,22は、透明絶縁基
材11,21上に部分的に形成された透明導電膜として
得ることができる。この透明導電膜のパターニング手段
としては、透明導電膜を全面に設けた後にレジスト・エ
ッチング処理によって不要な透明導電膜を除去する方法
や、メタルマスク等を介して透明導電膜をパターン形成
する方法などが挙げられる。また、上記透明電極12,
22の一方又は両方は、透明絶縁基材上に全面的に形成
された透明導電膜を部分的に絶縁パターニング層で覆
い、その透明導電膜の露出部分として得ることもでき
る。また、一方の導電性パネルに引き回し回路がまとめ
て形成される場合には、引き回し回路の形成されていな
い導電性パネルの透明電極を透明絶縁基材上に全面的に
形成された透明導電膜の一部として得ることもできる
(図示せず)。このような透明導電膜の材料としては、
酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、
酸化カドミウム、インジウムチンオキサイド(ITO)
などの金属酸化物膜、これらの金属酸化物を主体とする
複合膜、金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、パ
ラジウムなどの金属膜がある。また、透明導電膜は多層
形成してもよい。透明導電膜の形成方法としては、たと
えば真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法、CVD法などがある。
【0035】なお、図1および図2に示すタッチパネル
では、画面側の第2導電性パネル2の一つのバスバー2
3aと、接着層3を外縁側から切り欠いて形成した空隙
(切り欠き部31)を介して臨むタッチ入力側の第1導
電性パネル1の第1透明電極12とが押圧により通電可
能に対向しており、従来技術の透明電極52(図11参
照)より透明電極12の形成面積が広い。
【0036】上記バスバー13a,13b,23a,2
3b、引き回し回路14a,14b,24a,24b,
25a,25bとしては、金、銀、銅、ニッケルなどの
金属あるいはカーボンなどの導電性を有するペーストを
用いる。これらの形成方法としては、スクリーン印刷、
オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷などの印
刷法、フォトレジスト法、刷毛塗法などがある。また、
バスバーは一定の幅に形成されなくてもよく、たとえ
ば、図7(図中、引き回し回路等一部省略)に示すよう
に、上記接着層3の切り欠き部31においてバスバー2
3aがタッチパネルの外側に向かって張り出していても
よい。
【0037】上記接着層3は、タッチ入力側の第1導電
性パネル1と画面側の第2導電性パネル2とを周縁部で
貼り合わせるものであり、たとえばLCD等の画面を透
視して入力する部分を打抜いた貫通穴3bを有する枠状
の両面テープを用いる。ただし、図1および図2に示す
タッチパネルの場合、さらにバスバー23aの入力箇所
に相当する部分およびその外縁側が該外縁側から切り欠
かれている。この切り欠き部31によって、バスバー2
3aと、対置側パネルの透明電極12との間に空隙が形
成される。また、両面テープの代わりに接着剤、たとえ
ば水性、アクリル系などの印刷糊を用いてもよい。
【0038】なお、ここで接着層3を図9に示すような
コの字形状の接着層8にしないのは、コの字形状にする
とタッチパネルの上記第1透明電極12の上記第1入力
領域12Aと上記第2透明電極22の上記第2入力領域
22Aとの間、つまりLCD等の画面を透視して入力す
る部分の空間にタッチパネル外部より異物が混入し、タ
ッチパネルの視認性を低下させてしまうからである。
【0039】また、図1および図2に示される接着層3
とは反対にその内縁側から切り欠かいても問題が生ず
る。すなわち、タッチパネルの製造においては、通常、
透明電極およびバスバー、引き回し回路を多数取りした
大型のタッチ入力側の導電性パネルと画面側の導電性パ
ネルとを製作してこれらを貼り合わせた後に、切断分割
することにより個々のタッチパネルを得る方法が採用さ
れているため、接着層の形成位置がズレたり、切断位置
がズレたりしたときに、図9に示すようなコの字形状の
接着層8を有するタッチパネルができてしまいやすいか
らである。とくに、LCD等の画面の拡大化およびタッ
チパネルを設置した製品の小型化が進んだ近年では、L
CD等の画面を透視して入力する部分とタッチパネル外
形とが接近しすぎており、上記不良が発生しやすい。
【0040】よって、上記したように、上記接着層3
は、上記第1透明電極12の上記第1入力領域12Aと
上記第2透明電極22の上記第2入力領域22Aとによ
り構成される通常の入力部に対応して形成された四角形
の貫通穴3bと、上記貫通穴3bと上記空隙部31,3
1A,32とを区分けする仕切り部3cとを有してい
る。この通常の入力部Iは、タッチパネルの下方に配置
された画面を透視して入力する部分である。言いかえれ
ば、上記接着層3のLCD等の画面を透視して入力する
部分3bを介して対向する、上記第1透明電極12の第
1入力領域12Aと上記第2透明電極22の第2入力領
域22Aとにより構成される通常の入力部Iと、上記接
着層3の切り欠き部31を介して対向する、上記第1透
明電極12の第3入力領域12Bと第2バスバー32a
とにより構成される追加の入力部IIとは、接着層3の
仕切り部3cにより区分されていることが好ましい。
【0041】また、上記接着層3の切り欠き部31は、
図1および図2に示すように一辺に2つ以上並んで存在
していてもよいし、図5に示す切り欠き部31Aのよう
に一辺に一つだけ存在していてもよい。
【0042】また、上記接着層3を外縁側から切り欠い
て形成した空隙(切り欠き部31)に代えて、図10に
示すように接着層3を穴状に抜いて形成した空隙(抜き
穴部32)とすることもできる。ただし、抜き穴部32
の接着層外縁側と接着層内縁側の両方に接着層を形成す
る面積が必要になるため、タッチパネルの小型化の点か
らは接着層3を外縁側から切り欠く方がより好ましい。
【0043】また、本発明の上記実施形態及びその変形
例の広域入力可能なタッチパネルは、図1および図2に
示すような引き回し回路24a,24bを有する導電性
パネル2の回路上に接着層3が直接形成されるものに限
定されず、たとえば、上記引き回し回路24a,24b
を有する導電性パネル2の該回路を形成した側の面であ
って、バスバー23aの上記対向する透明電極12との
押圧により通電可能な部分に重複しない領域及び上記引
き回し回路の領域に、配線オーバーコート層27が形成
されて、その配線オーバーコート層27の上に接着層3
が形成されるようにしても構わない(図3および図4参
照)。配線オーバーコート層27は、従来より引き回し
回路やバスバー等の配線の酸化防止や僅かな間隔を空け
て並立する配線どうしの絶縁を目的とするものであり、
図3においては引き回し回路24a,24bおよびバス
バー23bを、図4においては引き回し回路24a,2
4b,25a,25bおよびバスバー23bを覆ってい
る。配線オーバーコート層としては、ソルダーレジスト
などの絶縁性のある樹脂、フィルムなどを用いる。配線
オーバーコート層27の形成方法としては、スクリーン
印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷な
どの印刷法、刷毛塗法、フィルムラミネートなどがあ
る。
【0044】なお、配線オーバーコート層27は、バス
バーの上記対向する透明電極との押圧により通電可能な
部分に重複しないように形成されていれば(図3および
図4参照)、接着層3と全く同じ部分に形成される必要
はない。例えば、図16に示すように、接着層3には切
り欠き部31,…,31を設けるが、配線オーバーコー
ト層27Cには切り欠き部31,…,31に対応する部
分に抜き穴27dをそれぞれ設けるようにしてもよい。
なお、図16の3e及び27eは、コネクター接続部分
に対応して形成された切欠部である。また、配線オーバ
ーコート層を有するタッチパネルの形態は図3に示した
ものに限定されず、たとえば配線オーバーコート層を画
面側の導電性パネル2ではなくタッチ入力側の導電性パ
ネル1に形成してもよい。また、画面側の導電性パネル
2とタッチ入力側の導電性パネル1のそれぞれに配線オ
ーバーコート層を形成してもよい。
【0045】また、本発明の上記実施形態の広域入力可
能なタッチパネルは、タッチ入力側の第1導電性パネル
1の第1透明電極12または画面側の第2導電性パネル
2の第2透明電極22の表面に、ドット状スペーサ60
が形成されていてもよい(図14参照)。ドット状スペ
ーサとしては、たとえばメラミンアクリレート樹脂、ウ
レタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、
メタアクリルアクリレート樹脂、アクリルアクリレート
樹脂などのアクリレート樹脂、ポリビニールアルコール
樹脂などの透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細
なドット状に形成して得ることができる。また、印刷法
により微細なドットを多数形成してスペーサとすること
もできる。また、無機物や有機物からなる粒子の分散液
を噴霧、または塗布して乾燥することによっても得るこ
とができる。
【0046】また、上記接着層3を外縁側から切り欠い
て形成した空隙(切り欠き部31)又は穴状に抜いて形
成した空隙(抜き穴部32)にドット状スペーサ60を
配置してもよい。例えば、図14に示すように、上記バ
スバー23aの上記対向する透明電極12との押圧によ
り通電可能な部分に設ける。とくに、バスバー上に形成
された空隙の面積が広い場合(図5参照)、非入力時
に、該空隙におけるバスバーと対置側の導電性パネルの
透明電極との絶縁が確実に図れる。
【0047】また、上記接着層3の切り欠き部31又は
抜き穴部32においては、図6に示すように、バスバー
23aがカーボン層28で被覆されているのが好まし
い。接着層3の切り欠き部31はタッチパネルの外側に
向かって開口しているため、この切り欠き部31におい
てバスバー上のスイッチ機能を果たす部分が外気に触れ
ることになる。カーボン層28で被覆しておけば、バス
バー23a表面の導電性を阻害することなく、バスバー
23aの酸化を防止することができる。
【0048】また、図12は、本発明のさらに他の実施
形態に係る広域入力可能なタッチパネルを備えた携帯情
報機器の一例としてのPDA(Personal Digital Ass
istants)を示す平面図及び分解図である。また、図1
3は、従来のタッチパネルの例を備えたPDAを示す分
解図である。図12(A)において、70はPDAの筐
体、71は通常の入力部IであるPDAのタッチパネル
入力部、72は追加の入力部IIであるPDAの入力ボ
タン、74はPDAのタッチパネルである。図13の従
来例のPDAでは、図11のような構成のタッチパネル
90と、メンブレンスイッチ91は別々に製造されて別
々に組み付けられるようになっているため、大きく分け
て2つの部品から構成されている。これに対して、図1
2(A)及び図12(B)に示された本発明のさらに他
の実施形態に係る広域入力可能なタッチパネルを備えた
PDAでは、以下に述べるように、1つの部品から構成
できるようにすることができる。すなわち、タッチ入力
側の第1導電性パネル1の第1透明電極12の第1バス
バー13a,13bを、画面側の第2導電性パネル2の
第2透明電極22の第2バスバー23a,23bよりも
長く構成して、通常の入力部I用の第1入力領域12A
以外の追加の入力部II用の第3入力領域12Bを大き
く形成する。一方、第2透明電極22の第2入力領域2
2Aは第1入力領域12Aと大略同等の大きさに形成
し、かつ、第2導電性パネル2の第2透明絶縁基材21
上で一方の第2バスバー23aから延長線部23cを介
して接続されているメンブレインスイッチ代替スイッチ
部用の4個の円形の追加電極部23d,…,23dを形
成している。よって、このPDAでも、先の実施形態と
同様に、図15に示すように上記接着層3のLCD等の
画面を透視して入力する部分3bを介して対向する、上
記第1透明電極12の第1入力領域12Aと上記第2透
明電極22の第2入力領域22Aとにより、通常の入力
部Iを構成する一方、上記接着層3の切り欠き部を介し
て対向する、上記第1透明電極12の第3入力領域12
Bと追加電極部23d,…,23dとにより、追加の入
力部IIを構成することができる。なお、図15は、図
12(B)のPDAの接着層3及び配線オーバーコート
層27Aの説明図であり、上記第2透明電極22の第2
入力領域22Aに対応する部分に貫通穴3b,27bを
それぞれ設けるとともに、追加電極部23d,…,23
dに対応する部分に抜き穴32A,…,32A及び27
c,…,27cをそれぞれ設けている。従って、メンブ
レインスイッチ代替スイッチ部用の第1透明電極12の
第3入力領域12Bは、上記第1透明電極12の第1入
力領域12Aと同様に、第1導電性パネル1の第1透明
絶縁基材11上に形成されており、かつ、上記第2透明
電極22の追加電極部23d,…,23dは、上記第2
透明電極22の第2入力領域22Aと同様に,第2導電
性パネル2の第2透明絶縁基材21上に形成されている
ため、全体として、メンブレインスイッチはタッチパネ
ル内に組み込まれた形となり、PDAの部品としては1
部品化させることができる。
【0049】なお、上記様々な実施形態のうちの任意の
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の広域入力可能なタッチパネル
は、以上のような構成および作用からなるので、次の効
果が奏される。
【0051】すなわち、アナログ抵抗膜方式のタッチパ
ネルにおいて、第1透明絶縁基材と、上記第1透明絶縁
基材の片面に平行に配置された一対の第1バスバーと、
少なくとも上記第1バスバー間の第1入力領域を有する
第1透明電極と、第2透明絶縁基材と、上記第2透明絶
縁基材の片面に平行に配置された一対の第2バスバー
と、上記第1入力領域に対応する上記第2バスバー間の
第2入力領域を有する第2透明電極とを備えて、上記第
1透明絶縁基材と上記第1バスバーと上記第1透明電極
とにより第1導電性パネルを構成するとともに、上記第
2透明絶縁基材と上記第2バスバーと上記第2透明電極
とにより第2導電性パネルを構成し、上記第1透明電極
は、上記第2入力領域に対応する上記第1入力領域に隣
接し、かつ、上記一対の第2バスバーのうちの少なくと
も1つのバスバーに対応する第3入力領域をさらに有
し、さらに、上記第1導電性パネルと上記第2導電性パ
ネル同士を、上記第1及び第2バスバーが方形配置とな
るように対向して周縁部で、絶縁性の接着層により、貼
り合わせるとともに、上記一対の第2バスバーのうちの
少なくとも1つのバスバーと上記第1透明電極の上記第
3入力領域との間に配置されかつ押圧時に両者を接触さ
せて通電可能とする空隙部を上記接着層に有するように
構成している。
【0052】より具体的には、各導電性パネルがバスバ
ーに接続される引き回し回路を有するアナログ抵抗膜方
式のタッチパネルにおいて、少なくとも一つのバスバー
と、接着層を外縁側から切り欠いて形成した空隙を介し
て臨むこのバスバーに対置する側の導電性パネルの透明
電極とが押圧により通電可能に対向しているように構成
している。或いは、一方の導電性パネルがこのパネルの
バスバーに接続される引き回し回路および対置側のパネ
ルのバスバーに接続される引き回し回路を有するアナロ
グ抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、引き回し回路を
まとめて有する側の導電性パネルの少なくとも一つのバ
スバーと、接着層を外縁側から切り欠いて形成した空隙
を介して臨むこのバスバーに対置する側の導電性パネル
の透明電極とが押圧により通電可能に対向しているよう
に構成している。
【0053】このように構成することにより、透明電極
同士が対向する第1及び第2入力領域以外の第3入力領
域が付加され、1度の画面表示でより多くの入力が可能
となり、従来より広域で入力作業を行うことができる。
【0054】なお、本発明は、添付図面を参照しながら
好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、
この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は
明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の
範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、そ
の中に含まれると理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る広域入力可能なタッ
チパネルを示す分解斜視図である。
【図2】本発明の上記実施形態の変形例に係る広域入力
可能なタッチパネルを示す分解斜視図である。
【図3】本発明の上記実施形態に係る広域入力可能なタ
ッチパネルを示す、一方の導電性パネルを除くタッチパ
ネルの分解斜視図である。
【図4】本発明の上記実施形態の変形例に係る広域入力
可能なタッチパネルを示す、一方の導電性パネルを除く
タッチパネルの分解斜視図である。
【図5】本発明の上記実施形態の別の変形例に係る広域
入力可能なタッチパネルで形成される接着層の形状を示
す斜視図である。
【図6】本発明の上記実施形態のさらに別の変形例に係
る広域入力可能なタッチパネルを示す、一方の導電性パ
ネルを除くタッチパネルの分解斜視図である。
【図7】本発明の上記実施形態のさらに別の変形例に係
る広域入力可能なタッチパネルを示す、一方の導電性パ
ネルを除くタッチパネルの分解斜視図である。
【図8】本発明の上記実施形態のさらに別の変形例に係
る広域入力可能なタッチパネルの前面に配置する筐体を
示す斜視図である。
【図9】本発明の上記実施形態に係る広域入力可能なタ
ッチパネルで形成されない接着層の形状の例を示す斜視
図である。
【図10】本発明の上記実施形態のさらに別の変形例に
係る広域入力可能なタッチパネルで形成される接着層の
形状を示す斜視図である。
【図11】従来のタッチパネルの例を示す分解斜視図で
ある。
【図12】本発明のさらに他の実施形態に係る広域入力
可能なタッチパネルを備えたPDAを示す平面図及び分
解図である。
【図13】従来のタッチパネルの例を備えたPDAを示
す分解図である。
【図14】本発明の上記実施形態の広域入力可能なタッ
チパネルのドット状スペーサを有する第2導電性パネル
の第2透明絶縁基材の説明図である。
【図15】図12(B)のPDAの接着層及び配線オー
バーコート層の説明図である。
【図16】本発明のさらに別の実施形態の広域入力可能
なタッチパネルの接着層及び配線オーバーコート層の説
明図である。
【符号の説明】
1 第1導電性パネル 11 第1透明絶縁基材 12 第1透明電極 13a 第1バスバー 13b 第1バスバー 14a 第1引き回し回路 14b 第1引き回し回路 2 第2導電性パネル 21 第2透明絶縁基材 22 第2透明電極 23a 第2バスバー 23b 第2バスバー 24a 第2引き回し回路 24b 第2引き回し回路 25a 引き回し回路 25b 引き回し回路 26 連絡部 27 配線オーバーコート層 28 カーボン層 3 接着層 31 切り欠き部 32 抜き穴部 7 筐体 71 画面透視入力部 72 ボタン入力部 8 接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 焼田 尚登 京都府京都市中京区壬生花井町3番地 日 本写真印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA23 AA32 AA33 BB06 BC08 BC13 5B087 AB07 AE09 CC13 CC14 CC16 CC37

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1透明絶縁基材と、上記第1透明絶縁
    基材の片面に平行に配置された一対の第1バスバーと、
    少なくとも上記第1バスバー間の第1入力領域を有する
    第1透明電極と、第2透明絶縁基材と、上記第2透明絶
    縁基材の片面に平行に配置された一対の第2バスバー
    と、上記第1入力領域に対応する上記第2バスバー間の
    第2入力領域を有する第2透明電極とを備えて、上記第
    1透明絶縁基材と上記第1バスバーと上記第1透明電極
    とにより第1導電性パネルを構成するとともに、上記第
    2透明絶縁基材と上記第2バスバーと上記第2透明電極
    とにより第2導電性パネルを構成し、上記第1透明電極
    は、上記第2入力領域に対応する上記第1入力領域に隣
    接し、かつ、上記一対の第2バスバーのうちの少なくと
    も1つのバスバーに対応する第3入力領域をさらに有
    し、さらに、上記第1及び第2導電性パネル同士を、上
    記第1及び第2バスバーが方形配置となるように対向し
    て周縁部で貼り合わせるとともに、上記一対の第2バス
    バーのうちの上記少なくとも1つのバスバーと上記第1
    透明電極の上記第3入力領域との間に配置されかつ押圧
    時に両者を接触させて通電可能とする空隙部を有する絶
    縁性の接着層と、上記各導電性パネルの上記第1及び第
    2バスバーにそれぞれ接続される第1及び第2引き回し
    回路とを備えることを特徴とする広域入力可能なタッチ
    パネル。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2引き回し回路は、上記
    第1及び第2導電性パネルのそれぞれに配置されかつ上
    記第1及び第2バスバーのそれぞれに接続される請求項
    1記載の広域入力可能なタッチパネル。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2引き回し回路は、上記
    第2導電性パネルにまとめて配置され、かつ、上記第1
    及び第2のそれぞれの上記バスバーに接続される請求項
    1記載の広域入力可能なタッチパネル。
  4. 【請求項4】 上記第1導電性パネルの上記第1引き回
    し回路又は上記第2導電性パネルの上記第2引き回し回
    路を形成した側の面であって、当該面の上記バスバーの
    上記対向する透明電極との押圧により通電可能な部分に
    重複しない領域及び上記引き回し回路の領域に、絶縁性
    の配線オーバーコート層が形成されている請求項1〜3
    のいずれかに記載の広域入力可能なタッチパネル。
  5. 【請求項5】 上記空隙部は、上記接着層を外縁側から
    切り欠いて形成した空隙である請求項1〜4のいずれか
    に記載の広域入力可能なタッチパネル。
  6. 【請求項6】 上記空隙部は、上記接着層を外縁側から
    切り欠いた切り欠き部分を形成し、かつ、その切り欠き
    部分が、一辺に2つ以上並んで存在する空隙である請求
    項1〜4のいずれかに記載の広域入力可能なタッチパネ
    ル。
  7. 【請求項7】 上記空隙に、ドット状スペーサを配置し
    た請求項1〜6のいずれかに記載の広域入力可能なタッ
    チパネル。
  8. 【請求項8】 上記接着層の切り欠き部分において、上
    記一対のバスバーのうちの少なくとも1つの上記バスバ
    ーがカーボン層で被覆されている請求項1〜7のいずれ
    かに記載の広域入力可能なタッチパネル。
  9. 【請求項9】 上記空隙部は、上記接着層を貫通する抜
    き穴である請求項1〜3のいずれかに記載の広域入力可
    能なタッチパネル。
  10. 【請求項10】 上記接着層3は、上記第1透明電極の
    上記第1入力領域と上記第2透明電極の上記第2入力領
    域と対応して形成された貫通穴と、上記貫通穴と上記空
    隙部とを区分けする仕切り部とを有する請求項1〜9の
    いずれかに記載の広域入力可能なタッチパネル。
  11. 【請求項11】 上記第1透明電極の上記第1入力領域
    と上記第1入力領域に対向する上記第2透明電極の上記
    第2入力領域とにより、タッチパネルの下方に配置され
    た画面を透視して入力する部分である通常の入力部Iを
    構成するとともに、上記一対の第2バスバーのうちの少
    なくとも1つのバスバーと上記少なくとも1つのバスバ
    ーに対向する上記第1透明電極の上記第3入力領域とに
    より、上記通常の入力部Iとは異なる追加の入力部II
    を構成する請求項1〜10のいずれかに記載の広域入力
    可能なタッチパネル。
  12. 【請求項12】 上記追加の入力部IIは、上記一対の
    第2バスバーのうちの少なくとも1つのバスバーから延
    長線部を介して接続されている追加電極部と、上記空隙
    部を介して上記追加電極部に対向する上記第1透明電極
    の上記第3入力領域とにより構成される請求項11に記
    載の広域入力可能なタッチパネル。
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