JP2002201895A - 衝撃吸収構造を有する列車用トンネル - Google Patents

衝撃吸収構造を有する列車用トンネル

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JP2002201895A
JP2002201895A JP2000400845A JP2000400845A JP2002201895A JP 2002201895 A JP2002201895 A JP 2002201895A JP 2000400845 A JP2000400845 A JP 2000400845A JP 2000400845 A JP2000400845 A JP 2000400845A JP 2002201895 A JP2002201895 A JP 2002201895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車の走行時に、列車の前部に生じる外向き
のエアー圧と列車の後部に生じる内向きの吸引力に起因
する衝撃を吸収することにより、列車が安全に走行する
ことができると共に、列車のスピードが増しても、これ
に充分対応することができる衝撃吸収構造を有する列車
用トンネルを提供する。 【解決手段】 外側のトンネル壁1の内側に適宜間隔を
置いて内側トンネル壁2を設けた二重壁構造に構成し、
トンネル壁2の左右壁2a、2bと上壁2cとに、内側
トンネル壁2内のレール3上を通過する列車Rの速度に
よって生じる外側向きのエアー圧を内側トンネル壁2か
ら外側トンネル壁1側に抜けさせるための斜め外向き開
口5と、内側トンネル壁2の斜め外向き開口4の列車R
の走行方向後側に外側トンネル壁1側に抜けたエアー圧
を内側トンネル壁2内に戻すための開口5とを、列車R
の走行方向に順次複数設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外側のトンネル壁
の内側に適宜間隔を置いて内側トンネル壁を設けた二重
壁構造に構成し、内側トンネル壁の内部を通過する列車
によるエアー圧が内側トンネル壁と外側トンネル壁間の
間隙に抜けるようにして、エアー圧による衝撃を吸収す
るようにした衝撃吸収構造を有する列車用トンネルに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に列車用トンネル内を列車が走行す
るとき、列車の前面部ではトンネル内のエアーを外向き
に押し出す力が働き、また、列車の後部ではエアーが減
圧されて真空状態になり、エアーの吸引力が働くように
なる。このため、トンネル内でエアー圧の急激な変動に
よる衝撃が発生するが、従来の列車用トンネルでは、こ
の衝撃を吸収するような構造が殆ど採用されてなかっ
た。
【0003】従って、列車の走行時に列車とトンネル壁
面に衝撃が走り、車両の膨らみと縮みとが繰り返えされ
て列車の走行に支障が生じたり、飛び石がおこったり、
トンネル壁面がこの衝撃で剥げ落ちるという問題があっ
た。更に、この衝撃は、列車のスピードが増す程、大き
くなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題に鑑みてなされたものであって、列車の走行時にお
きる外向きのエアー圧と内向きの吸引力等に起因する衝
撃を吸収することにより、列車が安全に走行することが
できると共に、列車のスピードが増してもこれに充分対
応することを可能とした衝撃吸収構造を有する列車用ト
ンネルを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、請求項1に記載
の発明は、外側のトンネル壁の内側に適宜間隔を置いて
内側トンネル壁を設けた二重壁構造に構成し、前記内側
トンネル壁の左右壁と上壁とに、内側トンネル壁内のレ
ール上を通過する列車の速度によって生じる外側向きの
エアー圧を内側トンネル壁から外側トンネル壁側に抜け
させるための斜め外向き開口と、前記内側トンネル壁の
前記斜め外向き開口の列車の走行方向後側に外側トンネ
ル壁側に抜けたエアー圧を内側トンネル壁内に戻すため
の開口とを、列車の走行方向に順次複数設けたことを特
徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
に於いて、内側トンネル壁の内側に2つ列車が互いに反
対向きに走るための2対のレールが敷設されていて、各
レールの近傍の斜め外向き開口は、列車の走行方向とは
逆方向に斜め外向きにそれぞれ設けられていることを特
徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
の発明に於いて、内側トンネル壁が、金属壁で形成され
ていることを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項3の発明
に於いて、金属壁からなる内側トンネル壁の斜め外向き
開口には、開口の外側トンネル壁側に向けて列車の走行
方向に対して反対向きで前側の開口縁から後側斜め外向
きに延びるガイド板状部が設けられていることを特徴と
している。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1の発明
に於いて、内側トンネル壁が、コンクリート壁で形成さ
れていることを特徴としている。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5の発明
に於いて、コンクリート壁からなる内側トンネル壁の斜
め外向き開口は、内側の壁面から外側の壁面に向けて、
列車の走行方向に対して反対向きに後側斜め向きに貫通
して形成されていることを特徴としている。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1又は2
の発明に於いて、内側トンネル壁の左右壁に形成する斜
め外向き開口と開口の何れか一方又は両方を、側面視に
於いて傾斜した状態に形成するようにしたことを特徴と
している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る衝撃吸収構造
を有する列車用トンネルの実施の形態について、図を参
照しつつ説明する。図1は本発明の第1実施形態の衝撃
吸収構造を有する列車用トンネルを示す斜視図、図2は
同列車用トンネルの横断面図、図3は同列車用トンネル
の正面図、図4は同列車用トンネル内を列車が通過する
状態を示す横断面図、図5は同列車用トンネルにおける
内側トンネル壁に設けられた斜め外向き開口と開口とを
示す部分拡大斜視図である。
【0013】この第1実施形態の衝撃吸収構造を有する
列車用トンネルは、図1乃至図5に示すように、外側の
トンネル壁1の内側に適宜間隔を置いて金属壁からなる
内側トンネル壁2を設けた二重壁構造に構成されてい
る。そして、内側トンネル壁2の左右壁2a、2bと上
壁2cには、内側トンネル壁2内の一対のレール3、3
上を高速で通過する列車Rによって生じる外側向きのエ
アー圧を、内側トンネル壁2から外側トンネル壁1側に
逃がすための斜め外向き開口4と、内側トンネル壁2の
前記斜め外向き開口4の列車の走行方向後側に、外側ト
ンネル壁1側に抜けたエアー圧を内側トンネル壁2内に
戻すための開口5とが、列車の走行方向に順次複数設け
られている。
【0014】そして、金属壁からなる内側トンネル壁2
の斜め外向き開口4には、図5に明示するように、外側
トンネル壁1側に向けて、列車の走行方向に対して反対
向きに前側の開口縁から後側斜め外向きに延びるガイド
板状部4aが設けられている。このように構成された衝
撃吸収構造を有する列車用トンネル内を列車Rが走行す
ると、図4に示すように、列車Rの前部に生じた外向き
のエアー圧は、内側トンネル壁2の左右壁2a、2bと
上壁2cに設けられた斜め外向き開口4のガイド板状部
4aに沿って外側トンネル壁1側に向けて抜け出る。ま
た、列車Rの後部部分に生じた真空の内向きの吸引力に
より、前記外側トンネル1側に抜け出たエアー圧が開口
5から内側トンネル壁2の内部に戻される。
【0015】即ち、列車Rの走行時に、列車の前部に生
じたエアー圧の上昇が列車の後部に生じた真空により、
円滑にしかも連続的に相殺されることになり、エアー圧
の急激な変動による衝撃が吸収されることになる。その
結果、列車Rは安全に走行することができ、列車Rのス
ピードが増してもこれに充分対応することができる。
【0016】図6は、第1実施形態の衝撃吸収構造を有
する列車用トンネルにおける斜め外向き開口の別例を示
す内側トンネル壁の側面図、図7は同列車用トンネルの
内側トンネル壁の平面図である。この図6、図7に示す
別例では、内側トンネル壁2に形成する斜め外向き開口
4が側面視において傾斜した状態に形成されている。こ
のように、斜め外向き開口4が傾斜した状態に形成され
ていると、列車Rの走行時に生じるエアー圧が、内側ト
ンネル壁2から外側トンネル壁1に斜め向きにガイドさ
れてスムーズに抜け出る利点がある。
【0017】図8は、第2実施形態の衝撃吸収構造を有
する列車用トンネルの横断面図、図9は、同列車用トン
ネル内を列車が走行している状態を示す横断面図であ
る。この第2実施形態の衝撃吸収構造を有する列車用ト
ンネルにおいては、内側トンネル壁2Aがコンクリート
壁で形成されている。そして、コンクリート壁からなる
内側トンネル壁2Aの斜め外向き開口4Aは、内側の壁
面2sから外側の壁面2tに向けて、列車の走行方向に
対して反対向きに後側斜め向きに貫通して形成されてい
る。
【0018】この第2実施形態の衝撃吸収構造を有する
列車用トンネルでは、列車Rが走行すると、図9に示す
ように、列車Rの前部により外向きのエアー圧が発生
し、このエアー圧は、内側トンネル壁2Aの左右壁2
d、2eと上壁(図示略)に設けられた斜め外向き開口
4Aの斜めガイド内面4hに沿って、それぞれ外側トン
ネル壁1側に向けて抜け出て、列車Rの後部部分に生じ
た真空の吸引力により、開口5Aから内側トンネル壁2
Aの内部に戻される。その結果、第1実施形態の場合と
同様に、エアー圧の急激な変動による衝撃がうまく吸収
され、列車Rが安全に走行することができると共に、列
車Rのスピードが増しても、これに充分対応することが
できる。
【0019】この第2実施形態の衝撃吸収構造を有する
列車用トンネルによれば、内側トンネル壁2Aがコンク
リート壁で形成されているので、その施工を容易に行う
ことができ、且つ頑丈にできる利点がある。
【0020】図10は、第3実施形態の衝撃吸収構造を
有する列車用トンネルを示す正面図、図11は、同列車
用トンネル内を2つの列車が互いに反対向きに走行して
いる状態を示す横断面図である。この第3実施形態の衝
撃吸収構造を有する列車用トンネルでは、内側トンネル
壁2Bの内側に2つの列車R1、R2が互いに反対向き
に走るための2対のレール3A、3A、3B、3Bが敷
設されていて、各レール3A、3Bの近傍の斜め外向き
開口4B、4Cは、2つの列車R1、R2の走行方向と
は逆方向の斜め外向きにそれぞれ設けられている。
【0021】この第3実施形態の衝撃吸収構造を有する
列車用トンネル内を、2つの列車R1、R2が互いに反
対向きに走行すると、図11に示すように、列車R1及
びR2の前部により走行時に、互いに逆向きで外向きの
エアー圧が発生する。そして、発生したこのエアー圧
は、内側トンネル壁2Bの左右壁2a、2bと上壁2c
に設けられた斜め外向き開口4B、4Cのガイド板状部
4a、4aに沿って、それぞれ外側トンネル壁1側に向
けて抜け出る。また、外側トンネル壁1側へ抜け出たエ
アー圧は、列車R1、R2の後部部分に生じた真空の吸
引力により、開口5B、5Cから内側トンネル壁2Bの
内部に戻される。
【0022】従って、2つの列車R1、R2の走行時に
おきる列車前部の外向きのエアー圧と列車後部の内向き
の吸引力による衝撃が吸収されることになり、2つの列
車R1、R2とも安全に走行することができると共に、
列車R1、R2のスピードが増してもこれに充分対応す
ることができる。この第3実施形態の衝撃吸収構造を有
する列車用トンネルによれば、内側トンネル壁2B内を
互いに反対方向に2つの列車R1、R2が走行しても、
これらの列車R1、R2の走行で発生するエアー圧や真
空の吸引力による衝撃を充分に吸収することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、外側のトンネル壁の内側に適宜間隔を置いて内
側トンネル壁を設けた二重壁構造に構成とし、内側トン
ネル壁の左右壁と上壁とに、内側トンネル壁内のレール
上を通過する列車の速度によって生じる外側向きのエア
ー圧を内側トンネル壁から外側トンネル壁側に抜けさせ
るための斜め外向き開口と、前記斜め外向き開口の列車
の走行方向後側に、外側トンネル壁側に抜けたエアー圧
を内側トンネル壁内に戻すための開口とを、列車の走行
方向に順次複数設けた構成としているため、以下に述べ
る効果を奏する。
【0024】即ち、走行時に列車の前部に生じた外向き
のエアー圧は、内側トンネル壁の左右壁と上壁に設けら
れた斜め外向き開口のガイド板状部に沿って、それぞれ
外側トンネル壁側に向けて抜け出ると共に、列車の後部
部分に生じた真空の内向きの吸引力により、開口を通し
て内側トンネル壁の内部に戻される。従って、列車の走
行時に、列車前部に生じた外向きのエアー圧と列車後部
に生じた内向きの吸引力による衝撃は、大幅に吸収緩和
されることになり、列車が安全に走行することができる
と共に、列車のスピードが増してもこれに充分対応する
ことができる。
【0025】請求項2に記載の発明は、内側トンネル壁
の内側に2つ列車が互いに反対向きに走るための2対の
レールが敷設されていて、両レールの近傍の斜め外向き
開口は、2つの列車の走行方向とは逆方向に斜め外向き
にそれぞれ設けられている。その結果、2つの列車が互
いに反対向きに走行すると、列車の前部に生じたエアー
圧は、内側トンネル壁の左右壁と上壁に設けられた斜め
外向き開口のガイド板状部に沿って外側トンネル壁側に
向けて抜け出ると共に、列車の後部部分に生じた真空の
吸引力により、開口から内側トンネル壁の内部に戻され
る。
【0026】これにより、2つの列車の走行時におきる
外向きのエアー圧と内向きの吸引力による衝撃が吸収さ
れることとなり、2つの列車とも安全に走行することが
できる。
【0027】請求項3に記載の発明は、内側トンネル壁
が、金属壁で形成されているので、内側トンネル壁を容
易に形成することができて、しかも頑丈な構造にでき
る。また、列車走行時等に壁が割れて落ちるようなこと
がなくて安全である。
【0028】請求項4に記載の発明は、金属壁からなる
内側トンネル壁の斜め外向き開口に、外側トンネル壁側
に向けて列車の走行方向に対して反対向きで前側の開口
縁から後側斜め外向きに延びるガイド板状部が設けられ
ている。そのため、このガイド板状部によって列車の走
行時に生じる外向きのエアー圧が、内側トンネル壁内か
ら外側トンネル壁側に向けてスムーズに抜け出すことが
できる。
【0029】請求項5に記載の発明は、内側トンネル壁
が、コンクリート壁で形成されているので、その施工を
容易に行うことができ、しかも頑丈な構造とすることが
できる。
【0030】請求項6に記載の発明は、コンクリート壁
からなる内側トンネル壁の斜め外向き開口が、内側の壁
面から外側の壁面に向けて、列車の走行方向に対して反
対向きに後側斜め向きに貫通して形成されている。その
結果、列車の走行時に生じる外向きのエアー圧が、この
斜め外向き開口から、外側トンネル壁に向けて、よりス
ムーズに抜け出すことができる。
【0031】請求項7に記載の発明は、内側トンネル壁
に形成する斜め外向き開口あるいは斜め外向き開口と開
口を側面視に於いて傾斜した状態に形成するようにした
ので、開口面積をより大きくすることができる。その結
果、列車の走行時の外向きのエアー圧が内側トンネル壁
内から外側トンネル壁に向けてよりスムーズに抜け出す
ことができ、また、抜き出した空気流を、吸引力により
開口を通して、外側トンネル壁側から内側トンネル壁内
へ向けてよりスムーズに戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の衝撃吸収構造を有する
列車用トンネルを示す斜視図である。
【図2】同実施形態の同列車用トンネルの横断面図であ
る。
【図3】同実施形態の同列車用トンネルの正面図であ
る。
【図4】同実施形態の同列車用トンネル内を列車が通過
する状態を示す横断面図である。
【図5】同実施形態の同列車用トンネルにおける内側ト
ンネル壁に設けられた斜め外向き開口と開口とを示す部
分拡大斜視図である。
【図6】第1実施形態の衝撃吸収構造を有する列車用ト
ンネルにおける斜め外向き開口の別例を示す内側トンネ
ル壁の側面図である。
【図7】同実施形態の同列車用トンネルの内側トンネル
壁の平面図である。
【図8】第2実施形態の衝撃吸収構造を有する列車用ト
ンネルの横断面図である。
【図9】同実施形態の同列車用トンネル内を列車が走行
している状態を示す横断面図である。
【図10】第3実施形態の衝撃吸収構造を有する列車用
トンネルを示す正面図である。
【図11】同実施形態における同列車用トンネル内を2
つの列車が互いに反対向きに走行している状態を示す横
断面図である。
【符号の説明】
1 外側のトンネル壁 2 内側トンネル壁 2A 内側トンネル壁 2B 内側トンネル壁 2a、2b 左右壁 2c 上壁 2d、2e 左右壁 3 レール 3A、3B レール 4 斜め外向き開口 4A 斜め外向き開口 4B、4C 斜め外向き開口 4a ガイド板状部 5 開口 5A 開口 5B、5C 開口 R 列車 R1、R2 列車

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側のトンネル壁の内側に適宜間隔を置
    いて内側トンネル壁を設けた二重壁構造に構成し、前記
    内側トンネル壁の左右壁と上壁とに、内側トンネル壁内
    のレール上を通過する列車の速度によって生じる外側向
    きのエアー圧を内側トンネル壁から外側トンネル壁側に
    抜けさせるための斜め外向き開口と、前記内側トンネル
    壁の前記斜め外向き開口の列車の走行方向後側に外側ト
    ンネル壁側に抜けたエアー圧を内側トンネル壁内に戻す
    ための開口とを、列車の走行方向に順次複数設けたこと
    を特徴とする衝撃吸収構造を有する列車用トンネル。
  2. 【請求項2】 内側トンネル壁の内側に2つ列車が互い
    に反対向きに走るための2対のレールが敷設されてい
    て、各レールの近傍の斜め外向き開口は、列車の走行方
    向とは逆方向に斜め外向きにそれぞれ設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収構造を有する
    列車用トンネル。
  3. 【請求項3】 内側トンネル壁は、金属壁で形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の衝撃吸収
    構造を有する列車用トンネル。
  4. 【請求項4】 金属壁からなる内側トンネル壁の斜め外
    向き開口には、開口の外側トンネル壁側に向けて列車の
    走行方向に対して反対向きで前側の開口縁から後側斜め
    外向きに延びるガイド板状部が設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の衝撃吸収構造を有する列車用
    トンネル。
  5. 【請求項5】 内側トンネル壁は、コンクリート壁で形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸
    収構造を有する列車用トンネル。
  6. 【請求項6】 コンクリート壁からなる内側トンネル壁
    の斜め外向き開口は、内側の壁面から外側の壁面に向け
    て、列車の走行方向に対して反対向きに後側斜め向きに
    貫通して形成されていることを特徴とする請求項5に記
    載の衝撃吸収構造を有する列車用トンネル。
  7. 【請求項7】 内側トンネル壁の左右壁に形成する斜め
    外向き開口の何れか一方又は両方を、側面視に於いて傾
    斜した状態に形成するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の衝撃吸収構造を有する列車用トンネ
    ル。
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