JP2002196700A - 半導体装置とその製造方法、及びそれを用いた液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置 - Google Patents

半導体装置とその製造方法、及びそれを用いた液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置

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JP2002196700A
JP2002196700A JP2000390397A JP2000390397A JP2002196700A JP 2002196700 A JP2002196700 A JP 2002196700A JP 2000390397 A JP2000390397 A JP 2000390397A JP 2000390397 A JP2000390397 A JP 2000390397A JP 2002196700 A JP2002196700 A JP 2002196700A
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JP
Japan
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film
forming
insulating film
semiconductor device
display device
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JP2000390397A
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English (en)
Inventor
Nobuitsu Takehashi
信逸 竹橋
Yutaka Minamino
裕 南野
Koji Senda
耕司 千田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、電気特性が安定した半導体装
置、該半導体装置を用いた表示装置を提供する。 【解決手段】 半導体装置は、ガラス基板1と、該ガラ
ス基板1上に形成された薄膜トランジスタ20と、前記
薄膜トランジスタ20を覆うように前記ガラス基板1上
に形成された平坦化膜14と、前記平坦化膜14上に形
成された画素電極18bと、を備え、前記平坦化膜14
から前記薄膜トランジスタ20を構成するゲート絶縁膜
6に渡って一括的にコンタクトホール15が形成され、
該コンタクトホール15を介して、前記画素電極18b
が前記ドレイン領域10に直接接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置とその
製造方法、及びそれを用いた液晶表示装置、エレクトロ
ルミネッセンス表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モバイルPCや携帯電話等の携帯
端末の表示デバイスとして、液晶表示装置やエレクトロ
ルミネッセンス表示装置の開発が活発に行われており、
特に、液晶表示装置の実用化の急速な進展には驚くべき
ものがある。また、前記液晶表示装置の中でも、外部か
ら入射した光を反射して表示を行う反射型液晶表示装置
は、光源であるバックライトが不要であるため消費電力
が低く、また、薄型であり携帯機器等の軽量化が可能な
ため注目されている。
【0003】従来、液晶表示装置にはTN(ツイステッ
ドネマティック)方式やSTN(スーパーツイステッド
ネマティック)方式が一般的に用いられている。これら
の液晶表示装置は、画素単位に形成された薄膜トランジ
スタ(Thin Film Transistor、以下「TFT」と称す
る)を駆動させて液晶の屈折率を変化させることによ
り、偏光板を介して液晶層に入射される入射光量を変化
させて表示を行うように構成されている。
【0004】また、従来、液晶を駆動するスイッチング
素子であるTFTの製造プロセスでは、アモルファスシ
リコンプロセスによるa−SiTFTの実用化が図られ
ているが、近年、高価な石英基板を使用せず、画素TF
Tと同時に周辺ドライバ回路も同一基板に同時に形成で
き、液晶表示装置の小型軽量化が図ることが可能な低温
ポリシリコンプロセスによるTFTの開発、実用化もな
されている。
【0005】ここで、従来のTFTの構造について図面
を用いて説明する。図10は、従来の薄膜トランジスタ
の構造を示す概略断面図である。
【0006】図10に示すように、絶縁性基板としての
ガラス基板100上にSiO2膜からなるバッファ層1
01が形成され、該バッファ層101上には島状にパタ
ーンニングされた多結晶シリコン半導体層103が形成
されている。前記多結晶シリコン層103は、ゲート電
極102の直下に位置するチャネル領域115と、ソー
ス領域(n+層)113と、ドレイン領域(n+層)1
14と、前記チャネル領域115とソース領域113の
間、及び前記チャネル領域115とドレイン領域114
の間に形成された低濃度不純物領域(LDD領域:n−
層)111a・111bと、を備えている。
【0007】前記低濃度不純物領域111a・111b
の形成方法にはいくつかあるが、一般的な形成方法とし
ては、ゲート電極102を形成した後、該ゲート電極1
02をマスクとして多結晶シリコン半導体層103に低
濃度不純物による第1の不純物注入を行う。次に、前記
ゲート電極102上に該ゲート電極102より所定のは
み出しをもった状態のレジストパターン(図示せず)を
フォトリソグラフィーにより形成する。その後、第1の
不純物注入より不純物濃度が高い第2の不純物注入を行
う。そして、第2の不純物注入完了後、前記ゲート電極
102上のレジストパターンを除去することによりゲー
ト電極102よりはみ出したレジストパターン直下には
低濃度不純物領域111a・111b(LDD(Lightl
y DopedDrain)領域)が形成される。
【0008】また、前記多結晶シリコン半導体層103
上にはSiO2(酸化シリコン)からなるゲート絶縁膜
104が形成され、該ゲート絶縁膜104上にゲート電
極102及び層間絶縁膜116が形成されている。そし
て、前記ゲート絶縁膜104及び前記層間絶縁膜116
にコンタクトホールが形成され、該コンタクトホールを
介して、ソース領域113にソース電極117が、ま
た、ドレイン領域114にドレイン電極118が接続さ
れている。
【0009】また、前記層間絶縁膜116上には窒化シ
リコン(SiNx)からなる保護膜112が形成されて
TFT122が構成され、前記保護膜112上には、感
光特性を有するアクリル樹脂からなる平坦化膜119が
形成され、TFT122表面が平坦化されている。そし
て、前記平坦化膜119及び保護膜112には、前記ド
レイン電極118に達するコンタクトホールが形成さ
れ、該コンタクトホールを介して、前記平坦化膜119
上に形成された反射電極121と前記ドレイン電極11
8とが接続されている。
【0010】このようにして、ガラス基板100上にT
FT122が形成され、該ガラス基板100と、図示せ
ぬ透明電極を有する対向基板とを貼り合わせて液晶セル
を作製し、液晶セル内に液晶を封入して封止することに
より、液晶表示装置を得ているのであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示装置には下記のような課題があった。
【0012】(第1の課題)液晶表示装置のスイッチン
グ素子である画素TFTとしては、一般的にnチャネル
型TFTが用いられるが、該nチャネル型TFTのスイ
ッチング速度は速い反面、OFF電流が大きいという課
題がある。その課題を解決するために、従来の技術で述
べたように、nチャネル型TFTのソース領域またはド
レイン領域のうち少なくとも一方に低濃度不純物領域を
設けて、OFF電流の低減を図ると同時にON電流の減
少を少なくするようにしている。
【0013】このため、前記ソース領域及び前記ドレイ
ン領域の所定領域に低濃度不純物領域を設けるためにフ
ォトリソプロセスを行わなければならず、該フォトリソ
プロセスにおいてフォトマスクを必要とし、液晶表示装
置の製造タクトが低下し、製造コストが増大する。
【0014】また、前記低濃度不純物領域の形成の際の
不純物注入量や、多結晶シリコン半導体層膜厚、ゲート
絶縁膜膜厚等の製膜のばらつきによって低濃度不純物領
域のシート抵抗値がばらつき、TFTの電気特性が不安
定となり、液晶表示装置の表示特性を著しく損なうこと
も有り得る。
【0015】(第2の課題)また、従来の液晶表示装置
の製造プロセスでは、TFTのゲート電極や多結晶シリ
コン半導体層のソース領域及びドレイン領域の電極形成
時、及び平坦化膜上に形成した画素電極とドレイン電極
を接続するための配線形成時の2回にわたってコンタク
トホール形成工程を必要とした。これにより、コンタク
トホール形成に伴う、フォトリソプロセス工程及びフォ
トマスクを必要とし、プロセス歩留まりの低下と液晶表
示装置の製造タクトが低下するため、製造コストが著し
く増大する。
【0016】また、図10に示すように、ドレイン電極
を介して画素電極をドレイン領域に接続する構成として
いるので、接続箇所が2箇所であり電気的な接続不良が
起こることもあり得るので、より信頼性を向上させる必
要がある。
【0017】そこで、本発明の目的は、フォトマスクの
使用を大幅に削減して製造プロセスの簡略化を図り、低
コストの半導体装置、該半導体装置を用いた表示装置を
提供するものである。また、接続不良が起こるようなこ
ともなく、電気特性が安定した半導体装置、該半導体装
置を用いた表示装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、絶縁性基板と、前記絶縁
性基板上にマトリクス状に配置される薄膜トランジスタ
であり、チャネル領域と、該チャネル領域の両側にソー
ス領域及びドレイン領域と、が形成された多結晶シリコ
ン半導体層を有し、前記チャネル領域の上方には、ゲー
ト絶縁膜を介してゲート電極が形成され、該ゲート電極
を覆うように前記ゲート絶縁膜上には層間絶縁膜及び保
護膜が順に形成された薄膜トランジスタと、前記薄膜ト
ランジスタを覆うように前記絶縁性基板上に形成された
平坦化膜と、前記平坦化膜上に形成された画素電極と、
を備え、前記平坦化膜、前記保護膜、前記層間絶縁膜及
び前記ゲート絶縁膜に渡って一括的にコンタクトホール
が形成され、該コンタクトホールを介して、前記画素電
極が前記ソース領域または前記ドレイン領域に直接接続
された構成であることを特徴とする。
【0019】前記構成のように、前記平坦化膜、前記保
護膜、前記層間絶縁膜及び前記ゲート絶縁膜に渡って一
括的にコンタクトホールが形成されているので、画素電
極と多結晶シリコン半導体層とをコンタクトホールを介
して直接接続した構成とすることができ、従来のよう
に、ドレイン電極を介して前記画素電極を多結晶シリコ
ン半導体層に接続するような構成とする必要はない。こ
のような構成においては、画素電極と多結晶シリコン半
導体層との接続箇所は1カ所であり、従来(接続箇所は
2カ所)と比較して、異種金属の接続箇所を減らすこと
ができるので、接続不良が起こる可能性が低くなり、信
頼性のある半導体装置を得ることが可能となる。
【0020】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の半導体装置であって、前記多結晶シリコン半導体
層がp型半導体層であることを特徴とする。
【0021】前記多結晶シリコン半導体層をp型とする
ことにより、多結晶シリコン半導体層を構成するチャネ
ル領域とドレイン領域との間での電界集中は小さくなる
ので、n型多結晶シリコン半導体層のようにLDD領域
を設けなくても、OFF電流の低減を図ることができ
る。
【0022】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の半導体装置であって、前記薄膜ト
ランジスタを複数個直列接続したマルチゲート構造であ
ることを特徴とする。
【0023】前記マルチゲート構造とすることにより、
前記電界集中を分散させることができるので、更に、O
FF電流の低減を図ることができる。
【0024】また、請求項4に記載の発明は、薄膜トラ
ンジスタの製造方法であって、絶縁性基板上に、多結晶
シリコン半導体層をパターン状に形成する多結晶シリコ
ン半導体層形成工程と、前記多結晶シリコン半導体層を
覆うように絶縁性基板上にゲート絶縁膜を形成するゲー
ト絶縁膜形成工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極
をパターン状に形成するゲート電極形成工程と、前記多
結晶シリコン半導体層に前記ゲート電極をマスクとして
不純物を注入して、ソース領域、チャネル領域、ドレイ
ン領域を形成する不純物注入工程と、前記ゲート電極を
覆うようにゲート絶縁膜上に層間絶縁膜を形成する層間
絶縁膜形成工程と、前記層間絶縁膜上に保護膜を形成す
る保護膜形成工程と、前記保護膜上に平坦化膜をパター
ン状に形成する平坦化膜形成工程と、前記平坦化膜をマ
スクとして前記層間絶縁膜から前記ゲート絶縁膜に渡っ
て一括的にエッチングを行なってコンタクトホールを形
成するコンタクトホール形成工程と、前記平坦化膜上お
よび前記コンタクトホール内に導電膜材料からなる画素
電極をパターン状に形成して、該画素電極を前記コンタ
クトホールを介して前記ソース領域またはドレイン領域
に直接接続する画素電極形成工程と、を備えたことを特
徴とする。
【0025】前記方法とすることにより、画素電極と多
結晶シリコン半導体層とをコンタクトホールを介して直
接接続することができるので、接続性の向上した半導体
装置を得ることができる。また、このような方法とする
ことにより、従来のようにコンタクトホールを2回形成
する必要がなく、コンタクトホールの形成を1回で済ま
せることができるので、フォトリソプロセス及びフォト
マスクを削減することができ、半導体装置の構成とその
製造方法とを簡略化することができる。
【0026】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
記載の薄膜トランジスタの製造方法であって、前記不純
物注入工程において、前記多結晶シリコン半導体層に注
入する不純物がボロンであることを特徴とする。
【0027】前記方法とすることにより、多結晶シリコ
ン半導体層をP型半導体層とすることができるので、O
FF電流低減のためのLDD領域が不要となり、該LD
D領域形成のためのフォトリソプロセス及びフォトマス
クをさらに削減でき、製造方法の簡略化を図ることがで
きる。
【0028】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
記載の薄膜トランジスタの製造方法であって、前記平坦
化膜形成工程後に平坦化膜の熱処理を行なう熱処理工程
を備えたことを特徴とする。
【0029】前記方法とすることにより、平坦化膜のパ
ターンニング断面に形成されるコンタクトホールのテー
パ角度を緩やかにすることができる。
【0030】また、請求項7に記載の発明は、液晶表示
装置であって、請求項1〜請求項3記載の半導体装置か
らなる第1の基板と、前記第1の基板に対向する対向電
極が配置された第2の基板と、前記第1の基板と前記第
2の基板との間に配置された液晶層と、を備えたことを
特徴とする。
【0031】前記構成とすることにより、平坦化膜から
ゲート絶縁膜に渡って一括的にコンタクトホールが形成
された半導体装置を用いた液晶表示装置は、請求項1に
記載の半導体装置の特性、即ち、接続不良が起こる可能
性が低くなり、信頼性のある液晶表示装置とすることが
できる。
【0032】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
記載の液晶表示装置であって、前記画素電極が反射膜材
料であることを特徴とする。
【0033】前記構成とすることにより、反射膜材料か
らなる画素電極とドレイン領域とを直接接続することが
できるので、従来の液晶表示装置(ドレイン電極を介し
て画素電極とドレイン領域とを接続する構成)と比較し
て電気的な接続性が向上する。従って、信頼性が高く、
表示性能に優れた反射型の液晶表示装置とすることがで
きる。
【0034】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
記載の液晶表示装置であって、前記画素電極が透明導電
膜材料であることを特徴とする。
【0035】従来の透過型液晶表示装置では、ドレイン
電極を介して画素電極がドレイン領域に接続され、前記
ドレイン電極としてAl等の金属を用いていたが、請求
項9に記載の発明のように、画素電極として透明導電材
料を用いることにより、コンタクトホール内に透明導電
膜が形成されることとなる。よって、従来のドレイン電
極に相当する位置が透明となるので画素の開口率が向上
し、明るい表示が可能な透過型液晶表示装置を得ること
ができる。また、透明導電膜材料からなる画素電極とド
レイン領域とを直接接続することができるので、請求項
8に記載の発明と同様に、電気的な接続性が良好とな
り、信頼性の高い液晶表示装置を得ることができる。
【0036】また、請求項10に記載の発明は、エレク
トロルミネッセンス表示装置であって、請求項1〜請求
項3記載の半導体装置からなる基板と、前記基板上に配
置された発光層と、前記発光層上に形成された対向電極
と、を備えたことを特徴とする。
【0037】前記構成とすることにより、平坦化膜から
ゲート絶縁膜に渡って一括的にコンタクトホールが形成
された半導体装置を用いたエレクトロルミネッセンス表
示装置は、請求項1に記載の半導体装置の特性、即ち、
接続不良が起こる可能性が低くなり、信頼性のあるエレ
クトロルミネッセンス表示装置を得ることが可能とな
る。
【0038】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1に係る半導体装置について図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の
概略平面図、図2は、図1のA−A線矢視断面図であ
る。
【0039】図1、図2に示すように、本発明の半導体
装置は、絶縁性基板であるガラス基板1と、該ガラス基
板1上にマトリックス状に形成された薄膜トランジスタ
20と、該薄膜トランジスタ20を覆うようにガラス基
板1上に形成された平坦化膜14と、前記平坦化膜14
上に形成された画素電極18bと、を備えている。
【0040】前記薄膜トランジスタ20は、トップゲー
ト型薄膜トランジスタであり、ガラス基板1上に、バッ
ファ層2と、多結晶シリコン半導体層5と、ゲート絶縁
膜6と、ゲート電極7と、層間絶縁膜11と、保護膜1
2とが順に積層されて構成されている。
【0041】また、前記薄膜トランジスタ20上には平
坦化膜14が形成されており、該平坦化膜14上にはI
TO等からなる信号配線18a及び画素電極18bが形
成されている。
【0042】前記多結晶シリコン半導体層5は、チャネ
ル領域9とソース領域8とドレイン領域10とを備え、
前記ソース領域8及びドレイン領域10はチャネル領域
9の両側に位置し、ボロン等の不純物イオンがドーピン
グされてP型半導体層とされている。一方、前記チャネ
ル領域9はゲート電極7の下方に位置するように形成さ
れている。
【0043】前記ゲート絶縁膜6、前記層間絶縁膜1
1、前記保護膜12及び前記平坦化膜14には一括して
コンタクトホール15・15が形成され、該コンタクト
ホールは、前記多結晶シリコン半導体層5を構成するソ
ース領域8及びドレイン領域10に達している。そし
て、前記コンタクトホール15・15を介して、信号配
線18a及び画素電極18bが、ソース領域8及びドレ
イン領域10にそれぞれ、直接接続されている。
【0044】このように構成された半導体装置を透過型
液晶表示装置に適用した場合について説明する。このと
き、1画素の面積を600μm2(20×30μm角)
とすると、従来のようにドレイン電極を介して画素電極
をドレイン領域に接続した場合には、該ドレイン電極に
Al等の金属を用いているために、ドレイン電極の面積
(169μm2(13×13μm角))部分が開口率に
寄与しない。それに対して、本発明の半導体装置を用い
た液晶表示装置では、ドレイン領域10に、ITO等か
らなる透明の画素電極18bをコンタクトホール15を
介して直接接続されることとなるので、従来のように、
ドレイン電極を設ける必要はなくなり、1画素全体で約
28%開口率を向上した構成とすることができ、明るい
表示が可能な液晶表示装置を得ることができる。
【0045】また、画素電極と多結晶シリコン半導体層
との接続箇所は1カ所であり、従来(接続箇所は2カ
所)と比較して接続箇所を減らすことができるようにな
る。従って、異種金属の接続箇所を減らすことができ電
気的な接続不良が起こる可能性が低くなり、信頼性の向
上した液晶表示装置を得ることが可能となり、TFT特
性が安定し、液晶表示装置の表示特性を優れたものとす
ることができる。
【0046】さらに、多結晶シリコン半導体層はP型半
導体層(Pチャネル型)とされているので、チャネル領
域とドレイン領域との間での電界集中は小さくなるの
で、LDD構造が必要なく、簡単な構成でありながらO
FF電流の低減を図ることができるようになる。
【0047】次に、半導体装置の製造方法について、図
3、図4を用いて説明する。図3、図4は、本発明の実
施の形態1に係る半導体装置の製造工程を示す概略断面
図である。
【0048】まず、絶縁性基板であるガラス基板1上
に、PECVD法(Plasma-EnhancedChemical Vapor De
position:プラズマ化学的気相成長法)により、ガラス
基板1中の不純物の拡散を防ぐためSiO2(酸化シリコ
ン) からなるバッファ層2を成膜する。次に、前記バッ
ファ層2上に、PECVD法あるいは減圧CVD法によ
り、膜厚が500〜1000Åのアモルファスシリコン
層3を形成する(図3(a))。尚、レーザーアニール
によるアモルファスシリコン層3の結晶化の際、アモル
ファスシリコン層3中の水素の離脱による該アモルファ
スシリコン層3のアブレーションを防止するための脱水
素処理処理(図示せず)を400℃の温度で行う。
【0049】続いて、前記アモルファスシリコン層3
を、波長308nmのエキシマレーザーを用いたレーザ
ーによるレーザーアニールによって、アモルファスシリ
コン層3を溶融再結晶化(多結晶化)を行ない、多結晶
シリコン半導体層5を形成する(図3(b))。
【0050】次に、前記多結晶シリコン半導体層5をフ
ォトリソグラフィー及びエッチング技術により、所定の
形状(島状)となるようにパターニングして加工する
(図3(c))。
【0051】続いて、前記多結晶シリコン半導体層5を
覆うように、同じくPECVD法などにより、厚さが1
000ÅのSiO2(酸化シリコン)からなるゲート絶縁
膜6を形成する(図3(d))。
【0052】次に、前記ゲート絶縁膜6の全面に、M
o、Ta等の金属からなる金属薄膜をスパッタリング法
等により成膜し、更に、フォトリソグラフィー及びエッ
チング技術を用いて、所定の形状にパターニングして、
ゲート電極7を形成する(図3(e))。
【0053】次に、イオン注入技術により、ゲート電極
7をマスクとして、自己整合的に、ドナーとなる不純物
イオンの不純物注入を行う。このときの不純物注入はイ
オンドーピング法によって行われ、不純物にはボロンイ
オンが用いられ、注入濃度は高濃度で注入される。これ
により、ゲート電極7の直下に位置するポリシリコン層
5のチャネル領域9はボロン不純物が注入されない領域
となる反面、ポリシリコン層5のチャネル領域9を除く
ソース領域8とドレイン領域10とは第1の不純物注入
による高濃度不純物領域(p+層)となる(図3
(f))。
【0054】次に、前記ゲート絶縁膜6及びゲート電極
7上にシリコン窒化膜(SiOx 等)などからなる層間
絶縁膜11を、同じくPECVD法などにより形成する
(図3(g))。
【0055】次に、層間絶縁膜11上に保護膜(SiN
等)12を形成する(図4(h))。
【0056】次に、前記多結晶シリコン半導体層5中の
不純物の活性化とTFTの信頼性を高めるため熱処理を
行う(図4(i))。
【0057】次に、TFT表面の平坦化を図るため、前
記保護膜12上に、感光性を有するアクリル樹脂から成
る平坦化膜14を形成する(図4(j))。
【0058】次に、前記平坦化膜14をフォトリソグラ
フィーによってパターニングを行ない開口部16を形成
し、その後、熱処理(図示せず)によって平坦化膜14
を軟化溶融させて、パターンニング断面のテーパ角度を
緩やかにする(図4(k))。
【0059】次に、前記パターニング後の平坦化膜14
をマスクにして、前記ゲート絶縁膜6、層間絶縁膜膜1
1及び保護膜13に渡って一括にエッチングを行って、
ポリシリコン層5のソース領域8とドレイン領域10に
それぞれ達するコンタクトホール17・17を開口する
(図4(l))。
【0060】そして、図2に示すように、ITOからな
る金属薄膜を全面に形成し、再び、フォトリソグラフィ
とエッチング技術を用い、前記平坦化膜15上およびコ
ンタクトホール17.17内に画素電極18b、信号配
線18aを同時に形成し、ポリシリコン層5を構成する
ソース領域8と前記信号配線18aを電気的に直接接続
し、ドレイン領域10と前記画素電極18bとを電気的
に直接接続する。
【0061】以上のようにして、半導体装置が完成す
る。
【0062】ここで、従来の半導体装置の製造方法と本
発明の半導体装置の製造方法の相違点について、図5を
用いて説明する。図5は、従来の半導体装置の製造工程
と本発明の半導体装置の製造工程を比較するためのフロ
ーチャートである。
【0063】図5に示すように、従来の半導体装置の製
造方法では、(1)多結晶半導体層形成時、(2)ゲー
ト電極形成時、(3)LDD領域形成のためのレジスト
膜形成時、(4)コンタクトホール形成時、(5)ドレ
イン電極形成時、(6)平坦化膜形成時、(7)画素電
極形成時において、フォトマスクを使用する必要があ
り、合計で7枚使用しなければならなかった。
【0064】それに対して、本発明の半導体装置の製造
方法では、多結晶シリコン半導体層をpチャネル型とす
ることにより、チャネル領域とドレイン領域との間での
電界集中を緩和することができるのでLDD領域を形成
する必要がなくなり、(1)多結晶半導体層形成時、
(2)ゲート電極形成時、(3)平坦化膜形成時、
(4)画素電極形成時に使用すれば良く、フォトマスク
の使用を4枚とすることができる。このようにして、半
導体装置の工程プロセス及びフォトマスクを削減でき、
その結果、プロセス歩留まりが向上し、液晶表示装置の
製造コストを大幅に低減することが可能となる。
【0065】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る半導体装置について、図面を用いて説明する。図6
は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置の概略平面
図、図7は、図6のB−B線矢視断面図である。
【0066】本実施の形態では、前記薄膜トランジスタ
を複数個、より具体的には3つ直列接続し、該複数個の
薄膜トランジスタのゲート電極を共通接続したマルチゲ
ート構造であることを特徴とした半導体装置について説
明する。このような構成とすることにより、前記実施の
形態1に比べて、更にオフ特性を向上(リーク電流を抑
制)することが可能となる。以下に具体的な構成につい
て説明する。
【0067】図6、7に示すように、ガラス基板21上
に、バッファ層22が形成され、該バッファ層22上に
TFTが形成されている。TFTは、多結晶シリコン半
導体層25と、ゲート絶縁膜26と、ゲート電極27…
と、層間絶縁膜31と、保護膜32とが順に積層されて
構成されている。更に、前記保護膜32上には平坦化膜
34が形成されており、該平坦化膜34上にはITO等
からなる信号配線38a及び画素電極38bが設けられ
ている。
【0068】前記多結晶シリコン半導体層25には、3
つの互いに分離したチャネル領域29・29・29が形
成されており、該チャネル領域29・29・29は不純
物注入領域(p+領域)33・33により互いに接続さ
れている。また、前記チャネル領域の両側には、ソース
領域28及びドレイン領域30が形成され、ボロン等の
不純物イオンがドーピングされてP型半導体層とされて
いる。
【0069】また、ゲート絶縁膜26を介して所定の形
状にパターンニングされたゲート電極27・27・27
が、前記チャネル領域29・29・29の直上に位置す
るように設けられている。
【0070】また、ゲート絶縁膜26、前記層間絶縁膜
31、前記保護膜32及び前記平坦化膜34には一括し
てコンタクトホールが形成され、該コンタクトホール
は、前記多結晶シリコン半導体層25を構成するソース
領域28及びドレイン領域30に達している。そして、
前記コンタクトホールを介して、信号配線38a及び画
素電極38bが、ソース領域28及びドレイン領域30
にそれぞれ、直接接続されている。
【0071】このようなマルチゲート構造の半導体装置
は、複数のチャネル領域が形成されているので、チャネ
ル領域とドレイン領域との間で発生する電界集中を分散
させて緩和することができ、LDD構造を必要とするこ
となく、OFF電流を抑制(オフ特性を向上)すること
ができる。そして、LDD構造を備えた場合のようなイ
オン注入量や膜厚のばらつきによって電気特性が不安定
となるようなことはなく、このような半導体装置を液晶
表示装置に用いた場合には、電気特性が安定し、表示特
性が優れた表示装置とすることが可能となる。
【0072】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る半導体装置について、図面を用いて説明する。図8
は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置の概略断面
図である。
【0073】前記実施の形態2では、透過型液晶表示装
置に用いることのできる半導体装置、即ち、画素電極と
して透明導電膜材料を用いた半導体装置について説明し
たが、これに限るものではなく、本実施の形態では、図
8に示すように、平坦化膜34上に形成される画素電極
39bを、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム等
から成る比較的反射効率の高い金属材料の反射膜を用い
て形成することができる。このような半導体装置を液晶
表示装置に適用することにより、反射型液晶表示装置を
得ることができる。
【0074】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係る半導体装置について図面を用いて説明する。図9
は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置をエレクト
ロルミネッセンス表示装置に適用した場合の概略断面図
である。
【0075】前記実施の形態1〜3では、本発明の半導
体装置を液晶表示装置に適用した例を示したが、図9に
示すように、エレクトロルミネッセンス表示装置に適用
することができる。以下に具体的な構成について説明す
る。
【0076】図9に示すように、ガラス基板41上に、
図示せぬバッファ層を形成、該バッファ層上に、pチャ
ネル型のTFT48が形成されている。前記TFT48
上には平坦化膜44が形成されている。そして、前記実
施の形態1〜3で説明したように、前記平坦化膜44か
らTFT48を構成する層間絶縁膜43、ゲート絶縁膜
42に渡って一括的にコンタクトホールが形成され、画
素電極45がコンタクトホールを介して前記TFT48
を構成するドレイン電極48cに直接接続されている。
また、前記画素電極45上には発光層46が形成され、
該発光層46上には陰極47が形成されている。このよ
うな構成とすることによって、前記実施の形態1の場合
と同様に、表示特性が優れたエレクトロルミネッセンス
表示装置とすることができ、また、エレクトロルミネッ
センス表示装置の製造コストを大幅に削減することがで
きる。
【0077】尚、本実施の形態では、TFT48の構成
をシングルゲート型としているが、マルチゲート型構造
とすることもできるのは勿論である。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、半導体
装置の工程プロセス及びフォトマスクを削減でき、その
結果、プロセス歩留まりが向上し、液晶表示装置やエレ
クトロルミネッセンス表示装置等の表示装置の製造コス
トを大幅に低減することが可能となる。
【0079】また、TFTをpチャネル型とすることに
よりオフ特性を向上させることができ、TFT特性が安
定する。また、pチャネル型TFTを用いた表示装置は
表示特性が優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の概略
平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造
工程を示す概略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造
工程を示す概略断面図である。
【図5】従来の半導体装置の製造工程と本発明の半導体
装置の製造工程を比較するためのフローチャートであ
る。
【図6】本発明の実施の形態2に係る半導体装置の概略
平面図である。
【図7】図7は、図6のB−B線矢視断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る半導体装置の概略
断面図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係る半導体装置をエレ
クトロルミネッセンス表示装置に適用した場合の概略断
面図である。
【図10】従来のTFTの構造を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 バッファ層 3 アモルファスシリコン層 5 多結晶シリコン半導体層 6 ゲート絶縁膜 7 ゲート電極 8 ソース領域 9 チャネル領域 10 ドレイン領域 11 層間絶縁膜 12 保護膜 14 平坦化膜 15・15 コンタクトホール 16 開口部 18a 信号配線 18b 画素電極 20 薄膜トランジスタ 21 ガラス基板 22 バッファ層 25 ポリシリコン層 26 ゲート絶縁膜 27 ゲート電極 28 ソース領域 29 チャネル領域 30 ドレイン領域 31 層間絶縁膜 32 保護膜 33 P+領域 34 平坦化膜 39a 信号配線 39b 画素電極 41 ガラス基板 42 ゲート絶縁膜 43 層間絶縁膜 44 平坦化膜 45 陽極 46 発光層 47 陰極 48 TFT 48c ドレイン電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/336 H01L 29/78 617N (72)発明者 千田 耕司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA14Z FA44Z GA13 HA07 HA10 LA30 2H092 GA29 HA28 JA24 JA34 JA37 JA41 JA46 JB58 KA04 KB25 MA13 MA17 MA29 MA30 NA19 NA29 PA01 QA07 5C094 AA42 AA43 AA44 BA03 BA27 BA43 CA19 DA15 EA04 EA07 EB02 5F110 AA06 AA16 AA26 BB01 CC02 DD02 DD13 EE04 EE28 EE44 FF02 FF30 GG02 GG13 GG25 GG45 GG47 HJ01 HJ12 HJ18 HJ23 HL02 HL03 HL04 HL07 NN03 NN23 NN24 NN27 NN35 NN72 PP03 PP04 PP35 QQ11 QQ19

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板上にマトリクス状に配置される薄膜トラ
    ンジスタであり、チャネル領域と、該チャネル領域の両
    側にソース領域及びドレイン領域と、が形成された多結
    晶シリコン半導体層を有し、前記チャネル領域の上方に
    は、ゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成され、該ゲ
    ート電極を覆うように前記ゲート絶縁膜上には層間絶縁
    膜及び保護膜が順に形成された薄膜トランジスタと、 前記薄膜トランジスタを覆うように前記絶縁性基板上に
    形成された平坦化膜と、 前記平坦化膜上に形成された画素電極と、を備え、 前記平坦化膜、前記保護膜、前記層間絶縁膜及び前記ゲ
    ート絶縁膜に渡って一括的にコンタクトホールが形成さ
    れ、 該コンタクトホールを介して、前記画素電極が前記ソー
    ス領域または前記ドレイン領域に直接接続された構成で
    あることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記多結晶シリコン半導体層がp型半導
    体層であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記薄膜トランジスタを複数個直列接続
    したマルチゲート構造であることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 絶縁性基板上に、多結晶シリコン半導体
    層をパターン状に形成する多結晶シリコン半導体層形成
    工程と、 前記多結晶シリコン半導体層を覆うように絶縁性基板上
    にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極をパターン状に形成す
    るゲート電極形成工程と、 前記多結晶シリコン半導体層に前記ゲート電極をマスク
    として不純物を注入して、ソース領域、チャネル領域、
    ドレイン領域を形成する不純物注入工程と、 前記ゲート電極を覆うようにゲート絶縁膜上に層間絶縁
    膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、 前記層間絶縁膜上に保護膜を形成する保護膜形成工程
    と、 前記保護膜上に平坦化膜をパターン状に形成する平坦化
    膜形成工程と、 前記平坦化膜をマスクとして前記層間絶縁膜から前記ゲ
    ート絶縁膜に渡って一括的にエッチングを行なってコン
    タクトホールを形成するコンタクトホール形成工程と、 前記平坦化膜上および前記コンタクトホール内に導電膜
    材料からなる画素電極をパターン状に形成して、該画素
    電極を前記コンタクトホールを介して前記ソース領域ま
    たはドレイン領域に直接接続する画素電極形成工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記不純物注入工程において、前記多結
    晶シリコン半導体層に注入する不純物がボロンであるこ
    とを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記平坦化膜形成工程後に平坦化膜の熱
    処理を行なう熱処理工程を備えたことを特徴とする請求
    項4記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項3記載の半導体装置か
    らなる第1の基板と、 前記第1の基板に対向する対向電極が配置された第2の
    基板と、 前記第1の基板と前記第2の基板との間に配置された液
    晶層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画素電極が反射膜材料であることを
    特徴とする請求項7記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記画素電極が透明導電膜材料であるこ
    とを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項3記載の半導体装置
    からなる基板と、 前記基板上に配置された発光層と、 前記発光層上に形成された対向電極と、を備えたことを
    特徴とするエレクトロルミネッセンス表示装置。
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