JP2002195894A - 感圧センサ - Google Patents

感圧センサ

Info

Publication number
JP2002195894A
JP2002195894A JP2000397945A JP2000397945A JP2002195894A JP 2002195894 A JP2002195894 A JP 2002195894A JP 2000397945 A JP2000397945 A JP 2000397945A JP 2000397945 A JP2000397945 A JP 2000397945A JP 2002195894 A JP2002195894 A JP 2002195894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
electrode member
sensitive sensor
center electrode
elastic conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000397945A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Mohachi Mizuguchi
茂八 水口
Yoshihisa Kobayashi
良尚 小林
Hiroshi Inoue
浩 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000397945A priority Critical patent/JP2002195894A/ja
Priority to US10/025,630 priority patent/US6739198B2/en
Publication of JP2002195894A publication Critical patent/JP2002195894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • E05F15/42Detection using safety edges
    • E05F15/44Detection using safety edges responsive to changes in electrical conductivity
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/14Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch adapted for operation by a part of the human body other than the hand, e.g. by foot
    • H01H3/141Cushion or mat switches
    • H01H3/142Cushion or mat switches of the elongated strip type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49764Method of mechanical manufacture with testing or indicating
    • Y10T29/49771Quantitative measuring or gauging
    • Y10T29/49776Pressure, force, or weight determining

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であり、容易かつ低コストに製造
することができるとともに、断面サイズの小型化に適
し、大きな曲率で湾曲配置しても適切に機能し得る感圧
センサを提供する。 【解決手段】 この感圧センサ10では、外部電極であ
る弾性導電チューブ11と、その内部に設けられる中心
電極部材13との間に、アラミド繊維等の絶縁性の複数
の糸材が編み合わされてなる編組部材15が介装されて
おり、圧力印加時に弾性導電チューブ11と中心電極部
材13とが編組部材15の編み目の隙間部を介して電気
接触し、圧力が検出される。中心電極部材13は、アラ
ミド繊維からなる中心補強部材上に弾性絶縁材料が被覆
されて構成された中心部材21の外周に、導電性の金属
線23がコイル状に横巻きされて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感圧センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の感圧センサとしては、特開平10
−281906号公報記載のものがある。この感圧セン
サは、図8に示すように、細長形状の弾性絶縁体1の内
部に長手方向に延びる空隙1aを形成し、弾性絶縁体1
の肉厚内に周方向に間隔をあけて複数の電極線3A〜3
Dが埋め込まれて形成されている。複数の電極線3A〜
3Dは、空隙1aの回りに螺旋状に撚り合わされるよう
にして埋め込まれており、その外周面の周方向の一区間
が空隙1a内に露出している。そして、圧力印加により
弾性絶縁体1が空隙1aが押しつぶされるように弾性変
形すると、電極線3A〜3D同士が互いに接触して導通
し、圧力が検知されるようになっている。
【0003】この感圧センサの製造方法としては、空隙
1aと同一形状のスペーサと複数の電極線3A〜3Dと
を撚り合わせて撚り線を作成し、その撚り線に弾性絶縁
体1を被覆した後、スペーサを引き抜くことにより作成
する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の感圧センサでは、その構造上、スペーサと電極線
3A〜3Dとの撚り合わせ、およびその後のスペーサの
引き抜きという複雑な製造工程が必要であり、高コスト
であるという問題がある。
【0005】また、中心部に空隙1aを形成する必要性
および弾性絶縁体1の肉厚内に電極線3A〜3Dを埋め
込む必要性等から、センサの断面サイズが大型化にな
り、小型化に適さないという問題もある。
【0006】さらに、電極線3A〜3D同士を積極的に
離間させて絶縁する手段が設けられていないため、感圧
センサを湾曲配置した場合などにその湾曲部で電極線3
A〜3Dが誤って接触してしまい誤検知が生じるおそれ
があるという問題もある。
【0007】そこで、前記問題点に鑑み、本発明の第1
の目的は、構造が簡単であり、容易かつ低コストに製造
することができる感圧センサを提供することである。
【0008】また、本発明の第2の目的は、断面サイズ
の小型化に適し、大きな曲率で湾曲配置しても適切に機
能し得る感圧センサを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、対向配置された第1および第2の電極
部材が圧力印加により互いに接触して電気的に導通する
ことにより圧力を検出する感圧センサであって、前記第
1の電極部材と前記第2の電極部材との間に、絶縁材料
により構成され、圧力印加時にその編み目の隙間部を介
して前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との電気
接触を許容する一方、非圧力印加時には前記第1の電極
部材と前記第2の電極部材とを離間させて絶縁する編組
部材が設けられることを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記編組部材は、絶縁性の繊
維により形成された複数の糸材が編まれて形成されてお
り、前記糸材は、その表面に絶縁性の樹脂またはゴムが
塗布されることにより、あるいは内部に絶縁性の樹脂が
含浸されることにより結束されているのがよい。
【0011】また、好ましくは、前記第1の電極部材
は、弾性導電材料により構成された弾性導電チューブで
あり、前記第2の電極部材は、折曲げ可能な一方向に細
長い細長形状を有し、前記弾性導電チューブ内に設けら
れる中心電極部材であり、前記編組部材は、前記中心電
極部材の外周面を覆うように前記中心電極部材と前記弾
性導電チューブとの間に設けられているのがよい。
【0012】さらに、好ましくは、前記中心電極部材
は、所定の引っ張り強度および折曲げ変形に対する復元
性を有し、少なくとも外周部が弾性を有する細長形状の
中心部材と、前記中心部材の外周にコイル状に横巻きさ
れた導電性の金属線と、を備えているのがよい。
【0013】また、好ましくは、前記中心電極部材は、
前記編組部材の内側において、前記金属線の上から前記
中心部材の外周面を覆うように設けられる導電樹脂また
は導電ゴムからなる導電被覆層を、さらに備えるのがよ
い。
【0014】さらに、好ましくは、前記弾性導電チュー
ブは、前記弾性導電材料が前記編組部材の上から前記中
心電極部材の外周上に押出成形されて形成されているの
がよい。
【0015】また、好ましくは、前記中心電極部材は、
複数の金属素線を撚り合わせて、あるいは結束して構成
されているのがよい。
【0016】さらに、好ましくは、前記中心電極部材
は、単一の金属線によって構成されているのがよい。
【0017】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>図1は本発明の
第1実施形態に係る感圧センサの一部破断側面図であ
り、図2は図1の感圧センサの断面図である。この感圧
センサ10は、図1および図2に示すように、弾性導電
チューブ(第1の電極部材)11と、中心電極部材(第
2の電極部材)13と、編組部材15とを備えている。
なお、この感圧センサ10に用いられる材料は、−40
℃〜80℃の温度範囲に対応可能なものが用いられてい
る。
【0018】弾性導電チューブ11は、弾性材料(シリ
コーンゴム、EPDM等)に導体粉(カーボン粉等)を
混入させてなる弾性導電材料により形成されたチューブ
部材であり、ここでは円環状の断面形状を有している。
【0019】中心電極部材13は、折曲げ可能な一方向
に細長い細長形状を有し、弾性導電チューブ11内に設
けられる。この中心電極部材13は、図1および図2に
示すように、所定の引っ張り強度および折曲げ変形に対
する復元性を有し、少なくとも外周部が弾性を有する断
面円形の細長形状の折曲げ変形容易な中心部材21と、
中心部材21の外周に所定のピッチでコイル状に密に横
巻きされた導電性の細径の金属線23とを備えている。
金属線23の材料としては、ニッケル合金、銅、銅合
金、ニクロム等が用いられる。ここで、金属線23は、
位置ずれ防止等のため、図3に示すように、その断面の
一部(ここでは半分適度)が中心部材21の表面にめり
込むようにして巻き付けられている。
【0020】中心部材21は、図2に示すように、高い
引っ張り強度を有する中心補強部材(テンションメンバ
ー)21aと、その中心補強部材21aの周囲に押出成
形により設けられた弾性材料(ここでは弾性絶縁材料)
からなる弾性層(ここでは弾性絶縁層)21bとを備え
ている。中心補強部材21aの材料としては、引っ張り
強度の強い繊維(アラミド繊維等)を撚り合わせたある
いは束ねたものが用いられる。弾性絶縁層21bの弾性
絶縁材料としては、フッ素ゴム、シリコーンゴム、EP
DM等が用いられる。
【0021】ここで、本実施形態では、感圧センサ10
の組み立ては、中心電極部材13に後述する編組部材1
5を装着した状態で、中心電極部材13を編組部材15
とともに弾性導電チューブ11内に挿入して組み立てる
ことを想定しているが、変形例として後述するよるよう
に、弾性導電材料を編組部材15の上から中心電極部材
13上に押出成形して弾性導電チューブ11を形成する
ようにしてもよい。
【0022】編組部材15は、図4に示すように、絶縁
性の繊維(アラミド繊維やナイロン繊維等)により形成
された複数の糸材15aが円筒形に編まれて形成されて
おり、図1および図2に示すように、中心電極部材13
の外周面を覆うように中心電極部材13と弾性導電チュ
ーブ11の内周面との間に設けられている。糸材15a
の材料としては、機械的強度、および編組部材15の厚
み方向の圧縮に対する復元性の観点から、ここではアラ
ミド繊維が用いられているが、ナイロン繊維やガラス繊
維等の他の繊維材料を用いてもよい。また、糸材15a
を繊維ではなく、絶縁性の1本の線状素材(ゴム糸等)
により形成してもよい。
【0023】ここで、編組部材15の糸材15aは、使
用によるばらけ防止のため、その表面に樹脂またはゴム
が塗布されることにより、あるいは内部に樹脂が含浸さ
れることにより結束されている。なお、編組部材15の
形成は、このように結束された糸材15aを中心電極部
材13上で円筒形に連続的に編み上げてゆくことにより
行われる。このとき、編組部材15の位置ずれ防止のた
め、編組部材15が中心電極部材13を締め付けるよう
にして糸材15aを編み上げてゆくのがよい。
【0024】編組部材15は、図1および図2に示すよ
うに、感圧センサ10に圧力が印加されていない状態で
は、中心電極部材15(特に、金属線23)と弾性導電
チューブ11とを離間させて電気的に絶縁するようにな
っている。
【0025】一方、編組部材15は、感圧センサ10に
所定強度の圧力が印加されて、弾性導電チューブ11の
内部空洞が押しつぶされるように弾性変形し、弾性導電
チューブ11が編組部材15を介して中心電極部材13
に所定強度で押し付けられると、その編み目の隙間部3
1(図4参照)を介して弾性導電チューブ11と中心電
極部材13との電気接触を許容するようになっている。
この感圧センサ10では、この弾性導電チューブ11と
中心電極部材13との電気的導通の有無を検出すること
により、圧力印加の有無を検知するようになっている。
そして、圧力印加の解除に伴って、弾性導電チューブ1
1は図2に示す元の形状に復帰し、弾性導電チューブ1
1と中心電極部材13との電気的接触は解消される。
【0026】なお、弾性導電チューブ11および中心電
極部材13の一方側端部には、信号取り出し用のリード
線が接続される。
【0027】このように構成される感圧センサ10の適
用例としては、例えば以下のものが考えられる。第1の
用途としては、開閉扉の挟み込み防止のための開閉部の
異物検出が考えられる。具体的には、車両のドアや窓、
建物のドア、窓およびエレベータの出入り口、その他開
閉部材により開閉が行われる開閉部位に適用され、開閉
部位の閉鎖時に異物からの圧力を検出して異物の挟み込
み防止を行うために用いられる。
【0028】第2の用途としては、人等の存在検知が考
えられる。具体的には、着座確認が必要な椅子(車両の
座席シート等)やベンチ等の座面に適用して着座体の有
無を検出すること、建物の出入り口等に置かれたマット
等に適用して侵入者の有無を検出すること、フェンスの
上縁部に適用して侵入者がフェンスを乗り越える際に係
る圧力を検知することにより侵入者の有無を検出するこ
と、その他、人の存在の有無により印加重量の変化が生
じる箇所に適用して人の存在を検出することなどに適用
される。
【0029】以上のように、本実施形態によれば、弾性
導電チューブ11と中心電極部材13との間に絶縁性の
編組部材15を介在させる構成であるため、構造が簡単
であり、容易かつ低コストに製造することができる。
【0030】また、弾性導電チューブ11の外周部のい
ずれの地点に圧力が与えられても均一な感度で的確に検
出することができ、信頼性が高い。
【0031】さらに、弾性導電チューブ11と中心電極
部材13との間に絶縁性の編組部材15を介在させる構
成であるため、弾性導電チューブ11と中心電極部材1
3との間の隙間寸法を必要に応じて編組部材15の厚み
程度まで削減することができ、センサ10の断面サイズ
の小型化に適している。
【0032】また、弾性導電チューブ11と中心電極部
材13との間に絶縁性の編組部材15が介在されている
ため、感圧センサ10を大きな曲率で湾曲配置しても、
弾性導電チューブ11と中心電極部材13とが不用意に
接触して圧力の誤検知が生じることがなく、適切に機能
させることができる。
【0033】さらに、編組部材15は、圧力印加が解除
されると、圧力印加時に両電極部材の間で薄く圧縮され
ていた状態から、編組特有の厚み方向の弾性復元力によ
り元の厚みに復元するため、非圧力印加時の弾性導電チ
ューブ11と中心電極部材13との不用意な電気接触を
確実に防止することができ、この点においても信頼性が
高い。
【0034】また、編組部材15のそのような弾性復元
力は、厚み方向の繰り返し圧縮に対してもほとんど損な
われることがないため、耐久性および信頼性に優れてい
る。
【0035】さらに、編み合わされて編組部材15を形
成する糸材15aは、その表面に樹脂またはゴムが塗布
されることにより、あるいは内部に樹脂が含浸されるこ
とにより結束されているため、使用による経年変化によ
り糸材15aがほぐれて編組部材15の編み目の編組密
度(ニッティング密度)が不均一になり、場所によって
感度のバラツキや、不感知箇所が生じるのを防止するこ
とができ、感圧センサ10の信頼性を向上させることが
できる。
【0036】また、弾性導電チューブ11によって外部
電極を構成し、その内部に、折曲げ可能な一方向に細長
い細長形状を有し、弾性導電チューブ内に設けられる中
心電極部材13が設けられているため、弾性導電チュー
ブ11に周方向のいずれの方向から圧力が印加されても
的確に圧力を検知することができる。
【0037】さらに、感圧センサ10を折曲げ変形させ
た状態で種々の配設形態に対応させて容易に配設するこ
とができるとともに、センサ10の断面サイズを容易に
小型化して狭い配設箇所にも容易に配設することができ
る。
【0038】また、中心電極部材13が、所定の引っ張
り強度および折曲げ変形に対する復元性を有し、少なく
とも外周部が弾性を有する細長形状の中心部材21と、
その中心部材21の外周にコイル状に横巻きされた導電
性の金属線23とを備えて構成されているとともに、中
心電極部材13と弾性導電チューブ11との間に絶縁性
の編組部材15が介在される構成であるため、機械的強
度が高く、屈曲に対する復元性が高く、耐衝撃性に優れ
た感圧センサを提供することができる。
【0039】<第1実施形態の変形例>図5に示す変形
例では、弾性導電チューブ11が、弾性導電材料が編組
部材15の上から中心電極部材13の外周上に押出成形
されて形成されている。このとき、編組部材15の位置
ずれ防止のため、図5に示すように、編組部材15の糸
材15aが弾性導電チューブ11の内周面にややめり込
むように弾性導電材料を押出被覆して、弾性導電チュー
ブ11を形成するのが好ましい。そして、この変形例で
は、感圧センサ10の製造工程をより簡略化することが
でき、感圧センサ10のさらなる低コスト化が図れると
いう効果が得られる。
【0040】図6に示す変形例では、中心電極部材13
の構成において、横巻きされた金属線23の上から中心
部材21の外周面を覆うように、導電樹脂または導電ゴ
ムからなる導電被覆層33を追加して設けるようにして
もよい。この場合、編組部材15は、この導電被覆層3
3の上に設けられる。こうすることにより、編組部材1
5を横巻きされた金属線23の上に直接被せる場合に比
して、編組部材15と中心電極部材13との接触面積お
よび摩擦力(位置ずれに対する係止力)を増大させるこ
とがき、中心電極部材13上における編組部材15(特
に、編組部材15を構成する糸材15a)の位置ずれを
防止することができ、その結果、編組部材15の編組密
度をより一定に保持することができる。
【0041】さらに他の変形例として、中心電極部材1
3を、複数の金属素線を撚り合わせて、あるいは結束し
て構成するようにしてもよく、あるいは、単一の金属線
によって構成するようにしてもよい。
【0042】<第2実施形態>図7は、本発明の第2実
施形態に係る感圧センサの斜視図である。この感圧セン
サ40は、図7に示すように、対向配置された板状(長
尺状でも可)の第1および第2の電極部材41,43
と、その両電極部材41,43の間に介装された絶縁性
の編組部材45とを備えている。
【0043】両電極部材41,43は、前述の弾性導電
チューブ11と同様な弾性導電材料によって形成されて
いる。編組部材45も、前述の編組部材15と同様な複
数の糸材15aを編んで形成されている。
【0044】そして、本実施形態に係る感圧センサ40
においても、第1実施形態の場合と同様に、圧力印加時
に両電極部材41,43が編組部材45の編み目の隙間
部を介して互いに電気接触して導通することにより圧力
が検知されるようになっている。
【0045】本実施形態に係る感圧センサ40において
も、編組部材45を用いたことによる第1実施形態と同
様な特有の効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】請求項1ないし8に記載の発明によれ
ば、第1および第2の両電極部材の間に絶縁性の編組部
材を介在させる構成であるため、構造が簡単であり、容
易かつ低コストに製造することができる。
【0047】また、両電極部材が対向している部分であ
れば、いずれの地点に圧力が与えられても均一な感度で
的確に検出することができ、信頼性が高い。
【0048】さらに、両電極部材の間に絶縁性の編組部
材を介在させる構成であるため、両電極部材間の隙間寸
法を必要に応じて編組部材の厚み程度まで削減すること
ができ、センサの断面サイズの小型化に適している。
【0049】また、両電極部材の間に絶縁性の編組部材
が介在されているため、感圧センサを大きな曲率で湾曲
配置しても、両電極部材が不用意に接触して圧力の誤検
知が生じることがなく、適切に機能させることができ
る。
【0050】さらに、編組部材は、圧力印加が解除され
ると、圧力印加時に両電極部材の間で薄く圧縮されてい
た状態から、編組特有の厚み方向の弾性復元力により元
の厚みに復元するため、非圧力印加時の両電極部材の不
用意な電気接触を確実に防止することができ、この点に
おいても信頼性が高い。
【0051】また、編組部材のそのような弾性復元力
は、厚み方向の繰り返し圧縮に対してもほとんど損なわ
れることがないため、耐久性および信頼性に優れてい
る。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、編み合わ
されて編組部材を形成する糸材は、その表面に樹脂また
はゴムが塗布されることにより、あるいは内部に樹脂が
含浸されることにより結束されているため、使用による
経年変化により糸材がほぐれて編組部材の編み目の編組
密度(ニッティング密度)が不均一になり、場所によっ
て感度のバラツキや、不感知箇所が生じるのを防止する
ことができ、感圧センサの信頼性を向上させることがで
きる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、第1の電
極部材が、弾性導電材料により構成された弾性導電チュ
ーブであり、第2の電極部材が、折曲げ可能な一方向に
細長い細長形状を有し、弾性導電チューブ内に設けられ
る中心電極部材であるため、弾性導電チューブに周方向
のいずれの方向から圧力が印加されても的確に圧力を検
知することができる。
【0054】また、感圧センサを折曲げ変形させた状態
で種々の配設形態に対応させて容易に配設することがで
きるとともに、センサの断面サイズを容易に小型化して
狭い配設箇所にも容易に配設することができる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、中心電極
部材が、所定の引っ張り強度および折曲げ変形に対する
復元性を有し、少なくとも外周部が弾性を有する細長形
状の中心部材と、その中心部材の外周にコイル状に横巻
きされた導電性の金属線とを備えて構成されているとと
もに、中心電極部材と弾性導電チューブとの間に絶縁性
の編組部材が介在される構成であるため、機械的強度が
高く、屈曲に対する復元性が高く、耐衝撃性に優れた感
圧センサを提供することができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、中心電極
部材に、金属線の上から中心部材の外周面を覆うように
設けられる導電樹脂または導電ゴムからなる導電被覆層
が設けられているため、編組部材を横巻きされた金属線
の上に直接被せる場合に比して、編組部材と中心電極部
材との接触面積および摩擦力(位置ずれに対する係止
力)を増大させることがき、中心電極部材上における編
組部材(特に、編組部材を構成する糸材)の位置ずれを
防止することができ、その結果、編組部材の編組密度を
より一定に保持することができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、弾性導電
チューブが、弾性導電材料が編組部材上から中心電極部
材の外周上に押出成形されて形成されるため、感圧セン
サの製造工程をより簡略化することができ、感圧センサ
のさらなる低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る感圧センサの一部
破断側面図である。
【図2】図1の感圧センサの断面図である。
【図3】中心電極部材の要部拡大断面図である。
【図4】編組部材の拡大図である。
【図5】弾性導電チューブが押出成形により形成された
場合の要部拡大断面図である。
【図6】コイル状の金属線の上に被覆層が設けられた場
合の中心電極部材の要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る感圧センサの斜視
図である。
【図8】従来の感圧センサの断面図である。
【符号の説明】
10 感圧センサ 11 弾性導電チューブ 13 中心電極部材 15 編組部材 15a 糸材 21 中心部材 21a 中心補強部材 21b 弾性絶縁層 23 金属線 31 隙間部 33 導電被覆層 40 感圧センサ 41,43 電極部材 45 編組部材
フロントページの続き (72)発明者 小林 良尚 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 井上 浩 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された第1および第2の電極部
    材が圧力印加により互いに接触して電気的に導通するこ
    とにより圧力を検出する感圧センサであって、 前記第1の電極部材と前記第2の電極部材との間に、絶
    縁材料により構成され、圧力印加時にその編み目の隙間
    部を介して前記第1の電極部材と前記第2の電極部材と
    の電気接触を許容する一方、非圧力印加時には前記第1
    の電極部材と前記第2の電極部材とを離間させて絶縁す
    る編組部材が設けられることを特徴とする感圧センサ。
  2. 【請求項2】 前記編組部材は、絶縁性の繊維により形
    成された複数の糸材が編まれて形成されており、 前記糸材は、その表面に絶縁性の樹脂またはゴムが塗布
    されることにより、あるいは内部に絶縁性の樹脂が含浸
    されることにより結束されていることを特徴とする請求
    項1に記載の感圧センサ。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極部材は、弾性導電材料に
    より構成された弾性導電チューブであり、 前記第2の電極部材は、折曲げ可能な一方向に細長い細
    長形状を有し、前記弾性導電チューブ内に設けられる中
    心電極部材であり、 前記編組部材は、前記中心電極部材の外周面を覆うよう
    に前記中心電極部材と前記弾性導電チューブとの間に設
    けられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の感圧センサ。
  4. 【請求項4】 前記中心電極部材は、 所定の引っ張り強度および折曲げ変形に対する復元性を
    有し、少なくとも外周部が弾性を有する細長形状の中心
    部材と、 前記中心部材の外周にコイル状に横巻きされた導電性の
    金属線と、を備えていることを特徴とする請求項3に記
    載の感圧センサ。
  5. 【請求項5】 前記中心電極部材は、 前記編組部材の内側において、前記金属線の上から前記
    中心部材の外周面を覆うように設けられる導電樹脂また
    は導電ゴムからなる導電被覆層を、さらに備えることを
    特徴とする請求項4に記載の感圧センサ。
  6. 【請求項6】 前記弾性導電チューブは、前記弾性導電
    材料が前記編組部材の上から前記中心電極部材の外周上
    に押出成形されて形成されていることを特徴とする請求
    項3ないし5のいずれかに記載の感圧センサ。
  7. 【請求項7】 前記中心電極部材は、 複数の金属素線を撚り合わせて、あるいは結束して構成
    されていることを特徴とする請求項3記載の感圧セン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記中心電極部材は、 単一の金属線によって構成されていることを特徴とする
    請求項3記載の感圧センサ。
JP2000397945A 2000-12-27 2000-12-27 感圧センサ Pending JP2002195894A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000397945A JP2002195894A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 感圧センサ
US10/025,630 US6739198B2 (en) 2000-12-27 2001-12-26 Pressure sensitive sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000397945A JP2002195894A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 感圧センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002195894A true JP2002195894A (ja) 2002-07-10

Family

ID=18863003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000397945A Pending JP2002195894A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 感圧センサ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6739198B2 (ja)
JP (1) JP2002195894A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838267B1 (ko) 2006-10-30 2008-06-17 (주) 케이브이씨 진공센서 온도보상 구조
CN115450525A (zh) * 2022-09-19 2022-12-09 重庆长安汽车股份有限公司 基于电动车门的智能随动***、方法、车辆及存储介质

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6782759B2 (en) * 2001-07-09 2004-08-31 Nartron Corporation Anti-entrapment system
US7293467B2 (en) 2001-07-09 2007-11-13 Nartron Corporation Anti-entrapment system
US7162928B2 (en) * 2004-12-06 2007-01-16 Nartron Corporation Anti-entrapment system
US7132642B2 (en) * 2001-07-09 2006-11-07 Nartron Corporation Anti-entrapment systems for preventing objects from being entrapped by translating devices
JP3831325B2 (ja) * 2002-10-01 2006-10-11 アスモ株式会社 開閉装置
US7312591B2 (en) 2005-03-11 2007-12-25 Npc Corporation Powered panel moving system
US20070137584A1 (en) * 2005-12-16 2007-06-21 Travis Bryan R System for monitoring animal feed consumption
US7342373B2 (en) * 2006-01-04 2008-03-11 Nartron Corporation Vehicle panel control system
JP5023994B2 (ja) * 2007-11-22 2012-09-12 日立電線株式会社 コードスイッチ
JP5283973B2 (ja) * 2008-05-29 2013-09-04 アスモ株式会社 センサ支持部材の製造方法
US8893555B2 (en) * 2011-09-01 2014-11-25 Setra Systems, Inc. Pressure measuring instrument
KR101889977B1 (ko) * 2016-12-19 2018-08-20 (주)에프비지코리아 광섬유 격자센서를 이용한 변위 측정장치 및 그의 감도 및 내구성 조절방법
JP7037721B2 (ja) * 2017-12-08 2022-03-17 日立金属株式会社 感圧センサおよび感圧センサの製造方法
JP7016777B2 (ja) * 2018-08-23 2022-02-07 株式会社ミツバ センサユニットの製造方法
CN110849515A (zh) * 2019-10-23 2020-02-28 王贺 一种布状传感器
JP2022115412A (ja) * 2021-01-28 2022-08-09 日立金属株式会社 感圧センサ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6183685B1 (en) * 1990-06-26 2001-02-06 Littlefuse Inc. Varistor manufacturing method
US5114636A (en) * 1990-07-31 1992-05-19 Welch Allyn, Inc. Process for reducing the internal cross section of elastomeric tubing
US5311779A (en) * 1992-01-03 1994-05-17 Inabagomu Co., Ltd. Pressure-sensitive sensor
JPH10321070A (ja) * 1996-07-09 1998-12-04 Ebatsuku:Kk 管状スイッチ及びその接続器具
JP3275767B2 (ja) 1997-04-03 2002-04-22 日立電線株式会社 感圧センサの製造方法
JP3354506B2 (ja) * 1997-12-17 2002-12-09 アスモ株式会社 感圧センサ及び感圧センサの製造方法
JP2001174340A (ja) 1999-12-17 2001-06-29 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 荷重検知センサ
JP3473530B2 (ja) 1999-12-21 2003-12-08 住友電装株式会社 圧力センサ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100838267B1 (ko) 2006-10-30 2008-06-17 (주) 케이브이씨 진공센서 온도보상 구조
CN115450525A (zh) * 2022-09-19 2022-12-09 重庆长安汽车股份有限公司 基于电动车门的智能随动***、方法、车辆及存储介质
CN115450525B (zh) * 2022-09-19 2024-05-07 重庆长安汽车股份有限公司 基于电动车门的智能随动***、方法、车辆及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
US20020078758A1 (en) 2002-06-27
US6739198B2 (en) 2004-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002195894A (ja) 感圧センサ
WO1997021235A1 (fr) Commutateur a cordon et capteur de pression
JP3275767B2 (ja) 感圧センサの製造方法
CN101740165A (zh) 柔性电缆
RU2524523C1 (ru) Устройство для соединения провода, предназначенное для соединения проводника с волоконным сердечником
JP4597516B2 (ja) フレキシブル電気配線
JP2002206973A (ja) 荷重センサ、挟込み検出装置および荷重検出装置
JPH0829271A (ja) 感圧センサ及びその製造方法
US3453374A (en) Resilient electrical cable
US20020117047A1 (en) Coaxial musical instrument transducer
JP2002257646A (ja) 感圧センサ
US7102076B2 (en) Water sensing wire and power cable using a water sensing wire
JP2002286561A (ja) 荷重センサ、挟込み検出装置および荷重検出装置
JP2000090753A (ja) 同軸ケーブル
AU2002240886A1 (en) Water sensing wire and power cable using a water sensing wire
JPH07176359A (ja) 電線接続方法と電線接続構造
WO2022234729A1 (ja) シールド部材
JP2002139388A (ja) 荷重センサおよび挟込み検出装置
CN110071006B (zh) 拉线开关
JP2011158442A (ja) 感圧センサ及びその製造方法
WO2022234728A1 (ja) シールド部材
JP2023023871A (ja) 線状感圧センサ
JP2019139979A (ja) コードスイッチ
JP2006185683A (ja) 自動車用電線
JP2008066129A (ja) 圧力センサー

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531