JP2002193510A - 搬送される可とう性の面状物のずれを生ぜしめる装置 - Google Patents

搬送される可とう性の面状物のずれを生ぜしめる装置

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JP2002193510A
JP2002193510A JP2001360067A JP2001360067A JP2002193510A JP 2002193510 A JP2002193510 A JP 2002193510A JP 2001360067 A JP2001360067 A JP 2001360067A JP 2001360067 A JP2001360067 A JP 2001360067A JP 2002193510 A JP2002193510 A JP 2002193510A
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displacement
roller pair
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Dirk Dobrindt
ドブリント ディルク
Uwe Fischer
フィッシャー ウーヴェ
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H23/00Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
    • B65H23/02Registering, tensioning, smoothing or guiding webs transversely
    • B65H23/032Controlling transverse register of web
    • B65H23/038Controlling transverse register of web by rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2301/30Orientation, displacement, position of the handled material
    • B65H2301/31Features of transport path
    • B65H2301/311Features of transport path for transport path in plane of handled material, e.g. geometry
    • B65H2301/3112S-shaped

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙の大きさを戻す必要なしに、紙の大きさに
無関係に機能するようにする。 【解決手段】 ずれ発生装置(10)が少なくとも2つ
の平行に位置する互いに逆向きに働く転向部(8,9又
は8,8′,9,9′)を有しており、これらの転向部
は、供給側の搬送軌道区分(5)の平面内で測定して、
若しくはこの平面に対して投影して、90°と異なって
いる角度(γ)にもたらされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送される可とう
性の面状物、特に紙シート、のずれを生ぜしめる装置で
あって、供給側の搬送軌道区分及び搬出側の搬送軌道区
分と、ずれ発生装置に所属する搬送軌道区分とを有して
いる形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなずれを生ぜしめる装置は、印
刷技術機械の排紙パイルにおいてその都度ある程度の数
のシートをずらせて排紙し、例えば1つの仕事のシート
を別の仕事のシートから分離するのに役立つ。このよう
なずれはしかしながら、個々の面状物の排紙を位置の正
確さに関して修正し、申し分のない排紙パイルを得るた
めにも役立つことができる。
【0003】最初に述べた形式の装置には、種々の構成
のものがある。横ストッパ、搬送方向に対して横方向あ
るいは搬送方向に対して斜めに配置されたローラあるい
は球又は横方向にしゅう動可能なローラを有する横搬送
手段が提案されている。最後に述べた例としては、DE 4
3 13 840 C1 が挙げられる。
【0004】これらの提案は、一般に横搬送手段として
構成されたずれ発生装置の最初の位置を、DE 43 13 840
C1 の場合のように、高価に制御し、かつしばしば戻す
殊を必要とする。またこれらの提案の多くは、紙の大き
さに無関係ではなく、このことは紙の大きさを把握し、
かつ考慮することを必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、最初に述べた形式の簡単に調整可能な装置が、紙
の大きさを戻す必要なしに、紙の大きさに無関係に機能
するようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば次にことによって、すなわち、ずれ発生装置が少なく
とも2つの平行に位置する互いに逆向きに働く転向部を
有しており、これらの転向部は、供給側の搬送軌道区分
の平面内で測定して、若しくはこの平面に対して投影し
て、90°と異なっている角度γにもたらされるように
することによって、解決される。後者は、供給側の搬送
軌道区分の平面内に位置していない転向部である。
【0007】本発明による解決策では、特定の角度を生
ぜしめることによって、特定のずれを達成することが可
能である。この場合、ずれ発生装置は、角度γが面状物
の搬送方向に対して90°である最初の位置から、角度
αだけ、どちらの方向に面状物をずらすかに応じて、一
方又は他方の方向に旋回せしめられる。制御又は調節装
置はこのために必要ではない。それは各角度に、これに
よって生ぜしめられるずれが直接的に配属されているか
らである。要するに、配属されたずれの大きさを有する
角度調整を行うことで、充分である。この装置によれ
ば、装置がその構造大きさに関して使用可能である大き
な範囲の内部で、可とう性の面状物のその大きさに無関
係にその側縁の位置に関連してずらすことができ、その
場合装置は種々の紙に大きさに調整する必要はない。ず
れ発生装置が各シートごとに、その大きさを戻す必要は
ない。それはずれ発生装置は連続的に働くからである。
これによってずれを単にシートだけでなしに、連続した
ウェブに生ぜしめることも可能である。機構は連続的に
戻す必要がないので、機構は簡単で故障が少ない。
【0008】
【発明の実施の形態】一般に、シートをずらすことが重
要であるので、本発明は、案内エレメント対を次のよう
に、すなわち、シートが少なくとも1つの案内エレメン
ト対により両側で保持されかつ搬送されるように、配置
することを提案する。シートはこの場合外縁か、全幅
か、あるいは全面にわたって保持することができる。
【0009】装置が、供給側及び搬出側の搬送軌道区分
が平行な平面上に位置していないように、構成されてい
る場合には、平行ずれも角度ずれも達成することがで
き、後者は平面の角度調整に関連している。正常な場合
はしかしながら、最初に述べた目的のための平行ずれが
望ましい。したがって、供給側及び搬出側の搬送軌道区
分を平行な平面上に位置させることを、提案する。
【0010】本発明の合目的的な構成では、ずれ発生装
置が角度αだけ旋回可能なユニットとして構成されてい
る。この場合ずれ発生装置に具体的な構成とは無関係
に、ずれを生ぜしめるために旋回させなければならない
すべての部分を全体として共通に旋回させることができ
る。
【0011】ある構成では、2つの転向部が設けられて
おり、その際一方の転向部は他方の転向部に対して逆向
きである。これら2つの転向部は湾曲案内として構成し
ておくことができる。この場合、2つの転向部をS形に
寄せ合わせるか、あるいは両方の転向部の間に面状の搬
送軌道があるようにすることが可能である。
【0012】代替的な構成では、複数の転向部が設けら
れており、少なくとも2つの転向部は第1の方向に転向
し、少なくとも1つの転向部は逆向きに転向する。この
構成の利点は、より強くない転向部が必要なことであ
る。このことは特に厚紙のような可とう性のわずかな面
状材料の場合に有利である。類似の効果はしかしなが
ら、湾曲案内が相応して大きな半径を有している場合に
も、達成することができる。
【0013】1つの可能な構成では、ずれ発生装置に配
属されている搬送軌道区分が転向部の間に位置している
平らな平面を有しており、この平面は、別の搬送軌道区
分に対して90°の角度βで延びている。この構成で
は、搬送方向に対して角度αの調節によって、大きなず
れが生ぜしめられる。この場合ずれの大きさは、角度α
のほかに、所属の搬送軌道区分の平面の、搬出側の搬送
軌道区分の平面の対する間隔hにも関連している。要す
るに、前述の高さに延びる面が増大せしめられることに
よって、生ぜしめられるずれもやはり増大せしめられ
る。
【0014】別の構成では、ずれ発生装置に配属された
搬送軌道区分は転向部の間に位置する面を有しており、
この面は他の搬送軌道区分に対して、少なくとも90°
の角度βで延びている。ずれ発生装置の搬送軌道を傾斜
した面としてこのように構成することは、一面では達成
されるずれがわずかになるけれども、しかしながら他面
では、転向が鈍角で行われ、これによって、厚い紙ある
いは厚紙のような可とう性がわずかな面状材料でもずら
すことができるという利点を有している。この場合、複
数の転向部あるいは大きな半径を有する転向部との組み
合わせも可能である。
【0015】転向部の構成に付いては種々の可能性があ
る。1つの提案では、面状物の案内が複数のローラ対か
ら成っており、その際、ローラ対の一部は案内ローラ対
として、かつローラ対の一部は転向ローラ対として構成
されており、かつその際、後者はその搬送方向に対する
角度に関して90°ではない角度αにもたらすことがで
きる。この構成では、もちろんローラ対は比較的に密に
詰めておかなければならず、面状物が引き続き搬送され
る際に、常に確実に次のローラ対によってつかまれるよ
うに、単にわずかな角度ずれを有していなければならな
い。
【0016】別の実施形では、転向部を有するずれ発生
装置は案内面の間に案内ギャップを有する案内駆動部と
して構成されている。この場合においても、案内軌道の
始端及び終端に案内ローラ対を設けておいて、これが面
状物を案内軌道によって搬送するのに役立つようにする
ことができる。この案内ローラ対はその場合、ずれ発生
装置に、あるいは供給側の搬送軌道区分若しくは搬出側
の搬送軌道区分に、配属しておくことができる。搬送軌
道は薄板成形品であって、S形に、直線状の区分をもっ
て、要するに曲面の間の面をもって、構成しておくこと
ができる。搬送軌道はもちろんすべての可能な材料であ
ることができ、搬送すべき面状物に対してわずかな摩擦
を有し、極めて滑らかな表面に構成することができるも
のである。例えば案内軌道はアルミニウムの連続押し出
し成形材として構成することができ、案内面の特別な滑
り表面を有することができる。
【0017】搬送軌道の内部で、面状物を搬送するため
の案内ローラを配置しておかなければならず、案内ロー
ラはその間隔を面状物の長さよりも大きくしておくこと
ができないので、案内軌道の内部において少なくとも1
つの案内ローラ対を設けておくのが合目的的である。合
目的的には、最小の寸法の面状物でもまだ確実につかむ
ことができるような数の案内ローラ対を、駆動部ととも
にずれ発生装置の案内軌道内に設けられる。少なくとも
1つの案内ローラ対、有利にはしかしすべての案内ロー
ラ対が、面状物のシートをずれ発生装置の範囲内で搬送
するための駆動ローラ対として役立つ。この構成によっ
て小さなシートの場合でも、大きなずれを生ぜしめるこ
とができる。
【0018】搬送される面状物はずれ発生装置の傾斜位
置によって、前縁及び後縁に関してやはり傾斜している
ので、案内ローラ対が相応して調整されていると、合目
的的である。したがって、ずれ発生装置の少なくとも1
つの案内ローラ対が次のように、すなわち案内ローラ対
の傾斜位置が側方にずらすべき面状物のシート前縁の傾
斜位置とこの少なくとも1つの案内ローラ対の箇所にお
いて相応しているように、傾斜せしめられていることを
提案する。これによって、面状物の前縁が同時に2つあ
るいはそれ以上のローラによってつかまれ、かつこれに
よって、駆動ローラ対あるいはロール対による面状物の
前縁の同時でないつかみによる不所望の傾斜位置が回避
される。この傾斜位置自体は、ずれ発生装置が特定のず
れを生ぜしめるために調整される角度αに相応してい
る。
【0019】案内ローラ対の傾斜位置の具体的な構成で
は、案内ローラ対を支持している支承部が中央の範囲に
おいて旋回可能にずれ発生装置に支承されており、かつ
旋回機構が案内ローラ対の旋回位置を達成するために、
その旋回をずれ発生装置の角度αの旋回と結び付ける。
これによって、面状物の前縁が同時に2つ以上のローラ
によりつかまれ、かつ搬送され、かつこれによって面状
物の前縁が駆動ローラ対あるいはローラ対による同時で
ないつかみによる不所望の傾斜位置が回避される。旋回
機構は種々の形式で構成することができる。1つの提案
では、旋回機構はリンクであり、このリンクは一面では
案内ローラ対の支承部に連接され、かつ他面では機械ケ
ーシングの固定された保持体に連接されており、その際
枢着部は支承部の回転軸線から離れていて、支承部のこ
の回転軸線を中心とする旋回を達成する。
【0020】有利には旋回機構は次のように構成されて
いる。すなわち、その都度の案内ローラ対が傾斜位置を
もって同時に側方にずらされていて、このずれが、案内
ローラ対の範囲において既に有している面状物のずれに
相応しているように構成されている。これによって、面
状物が常にその縁の範囲において保持されかつ案内され
ることが、達成される。このことは、面状物が印刷され
ている場合に、確実な案内及び像範囲の保護に役立つ。
実地における構成のための提案では、案内ローラの支承
部は旋回レバーにより支持され、旋回レバーはずれ発生
装置に連接されている。
【0021】合目的的には、前記のローラ対は、それが
面状物の幅に調整可能であるように、構成されている。
この形式で、各シート幅に最適の考慮を払うことができ
る。代替的にローラは、最大のシート幅を有するローラ
として構成することができ、その場合にはシート寸法の
変更の際に、調整の変化は必要でない。
【0022】代替的に、ローラあるいは案内軌道によっ
て面状物を搬送するために、装置が少なくとも1つの搬
送ベルトを有していることもできる。このような搬送ベ
ルトの利点は、各種の面状物をその大きさに無関係に確
実に搬送できることである。この場合、装置が少なくと
も1対の、このように互いに協働する搬送ベルトを有し
ていると、面状物は搬送ベルトの間で搬送可能である。
例えば、ずらすべき面状物を保護してかつ確実に保持
し、かつ案内することが可能である。それは、面状物は
面上を滑らなくてもよいからである。更にこのような搬
送ベルトはシート大きさに関して大きな変化に対して使
用可能である。それは大きいシートが、あるいは小さな
シートが搬送ベルトによって走るかは、どうでもよいか
らである。
【0023】搬送ベルトは、搬送ベルト対が供給のため
に、角度を調節可能な搬送ベルト対がずれを生ぜしめる
ために、かつ搬送ベルトが搬出のための役立つように、
構成することができる。
【0024】すべての前述の解決策では、ずれ発生装置
の傾斜位置によって角度形のギャップが生じ、これは搬
送すべき面上物によって橋絡しなければならない。した
がって、供給する搬送軌道区分からずれ発生装置との間
の移行部及び後者から搬出する搬送軌道区分との間の移
行部に移行案内を配置しておくのが、合目的的なことが
ある。これらの移行案内は次のように、すなわち、角度
調節を一緒になすように、構成しなければならない。例
えば移行案内は棒から成ることができ、これらの棒は一
面では旋回可能な枢着部を有し、他面では滑り案内を有
している。滑り案内は旋回可能に懸架しておくことがで
き、あるいは棒がその中で旋回し得るように、構成して
おくことができる。もちろん旋回運動を一緒にする別の
構成も考えることができ、例えば一面では不動にかつ他
面ではその滑り案内に支承されている薄板を使用するこ
ともできる。
【0025】特に有利な構成では、搬送ベルト対はすべ
ての搬送軌道区分にわたって延びており、その際その都
度1つのローラ対が両方の搬送ベルトの端部に案内及び
駆動のために、及びその間に搬送ベルト対に作用するず
れ発生装置が配置されており、その際ローラ対の少なく
とも1つは、それが生じた搬送ベルトのずれを受容する
ように、構成されている。この構成の根底をなす認識
は、このような搬送ベルトは、このようなずれ発生装置
によって案内されるシートと同じように振る舞い、ずれ
発生装置の角度位置に関連するずれを有していることで
ある。搬送ベルト対はこれによって、面状物がずれ発生
装置から離れる箇所において、面状物と同じずれを有し
ているので、そこにおいてローラ対はずれを受容するよ
うに構成しておかなければならない。ローラ対は搬送ベ
ルトよりも大きな幅を有しているか、1つの軸上でしゅ
う動可能なローラ対である。例えばそれはゴムローラで
あり、その際ゴムローラは軸上で案内されていて、わず
かな力でしゅう動させることができ、要するに支承部を
有していて、この支承部は軸上でわずかな力でしゅう動
させることができる。このようなローラ対は調整されて
いるずれに相応してその側方の位置に関して自動的に調
整される。
【0026】この構成においても、ずれ発生装置によっ
て搬送ベルトに所望のずれを押すための種々の可能性が
ある。1つの実施例では、ずれ発生装置が少なくとも2
つの案内面から成っていて、これらの案内面は搬送ベル
トに転向部を強く押す。この構成では搬送ベルトと案内
面との間の摩擦が生じるけれども、しかしながらこの摩
擦は案内面及び搬送ベルトの相応する構成及び材料選択
によって相応してわずかにすることができ、案内面に比
較的に弱い転向部、要するに大きな半径を備えることが
可能であり、これによって搬送ベルトひいては面状物の
保護した転向を達成することができる。
【0027】搬送ベルト対に作用するずれ発生装置の別
の実施形の要旨とするところは、ずれ発生装置が少なく
とも2つの回転可能なエレメントから成っており、これ
らのエレメントは、搬送ベルトに少なくとも2つの転向
部を押すように、配置されている点に存する。この実施
形の利点は、回転可能なエレメントが搬送ドラムに対し
て摩擦を有しておらず、あるいはわずかな摩擦しか有し
ておらず、したがって摩滅をわずかにし得ることであ
る。2つ以上の回転可能なエレメントを設けておくこと
ができる。この場合、2つの比較的に大きな転向ローラ
を各転向部に対して設けておくことができる。これによ
って、面状物の保護した転向が達成される。代替的に、
複数の小さなローラを設けておき、これらのローラが転
向を2段あるいは多段で行い、転向はこれによって複数
の平らな角度で行われる。
【0028】搬送ベルトも種々の形式で構成することが
できる。すなわち、複数の平行に案内されるベルトとし
て構成されてもよいし、あるいは、各搬送ベルトにつ
き、1つの幅広い扁平ベルトを使用してもよい。
【0029】
【実施例】以下においては図面に示した原理図及び実施
例について本発明を説明する。
【0030】図1は本発明の根底をなす原理を示す。こ
の原理は、可とう性の面状物3のためのずれ2を生ぜし
める装置1において、面状物3の供給及び搬出を種々の
平面において行い、可とう性の面状物3をこれらの平面
の間で第1の転向部8及び逆向きに働く転向部9とに供
給することに存する。本発明によれば、これらの転向部
8及び9は角度αだけ水平方向に旋回せしめられ、搬送
方向4に対して90°ではない角度γを形成する。これ
によって、面状物3は、供給側の搬送軌道区分5からず
れ発生装置10の搬送軌道区分6に転向せしめられると
きに、垂直にではなしに、斜め上方に搬送され、面上物
3の外縁はやはり角度αだけ垂直線からはずれている。
これによって、搬送軌道区分6の高さに応じて、ずれ2
が生ぜしめられ、その後面状物3は逆向きに働く転向部
9の後に搬出側の搬送軌道区分7に達する。
【0031】図示の例では、転向ローラ40及び逆向き
に働く転向ローラ41の軸線41及び41′がずれ発生
装置10上に支承されており、このずれ発生装置は軸線
33を中心にして角度αだけ旋回させることができる。
この場合ずれ発生装置10は、図示のように角度αだけ
旋回させることができ、あるいはずれ2を達成するため
に別の側において他方の方向に旋回させることができ
る。図1の実施例では、可とう性の面状物3は連続した
ウェブとして示されている。これは本発明の1用途であ
って、背景技術の非連続的に働くずれ発生装置において
は不可能なことである。一般にはしかしながら個々のシ
ートが前述の形式でずらされる。この目的のために、本
発明は一連の構成を示し、これは以下においてなお説明
する。これらの構成に共通なことは、個々のシートを前
述の搬送軌道区分5,6及び7上で確実に案内する手段
を有していることであり、シートは常に少なくとも1つ
の案内エレメント対13,13′,13″,14,1
4′,17,17′,18,18′,19,19′,2
0,20′により両面で保持されかつ搬送される。
【0032】図2は図1に示した装置の平面図を示し、
その際ずれ発生装置10は概略的に示されていて、達成
可能なずれ2はずれ発生装置10の角度αの回動によっ
て、更に示されている。
【0033】図3は本発明によって達成可能なずれ2を
計算するための図を示し、このずれはここではsとし
て、あるいはsges =s−aとして示されている。
【0034】最初、図1に示されているような構成のた
めに、ずれ2−要するにs−が次のように計算される。
上方の転向部8のところのずれはs′であり、高さh及
び角度αによりs′=tan α・hである。s′は角度α
だけ搬送方向4に対して傾斜して延びているので、s′
に対するsの比はs=s′・cos α・hである。これに
より、s=tan α・cos α・hが得られる。
【0035】このことは、図1の実施例に対して、要す
るに図2の図示に関して角度β=90°である場合に、
当てはまる。
【0036】ずれ発生装置の搬送軌道区分6が角度βだ
け傾斜している場合には、ずれ2はsges =s−a
に減少する。このためにaを計算しなければならない。
この計算において角度βが入り込む。最初、aをa=si
n α・bにより計算する。bは転向部8が水平方向で転
向部9に対してずらされている距離である。b自体は、
b=cos β・hで計算され、したがって、a=sin α・
cos β・hである。したがって、sges =h・(tan
α・cos α−sin α・cos β)である。
【0037】図3はローラを有する実施例を概略的に示
す。この実施例においては面状物3は搬送方向4で多数
のローラによって搬送される。例えば供給側の搬送軌道
区分5に2つのローラ対13が配置されており、これら
のローラ対は面状物3を転向ローラ対14に供給する。
ローラ対13の1つ、転向ローラ対14,案内ローラ対
13″及び逆方向に働く転向ローラ対14′はずれ発生
装置10の構成部分であり、ずれ発生装置は既に述べた
角度αだけ傾斜せしめられている。この場合搬送軌道区
分6であり、これはずれ発生装置10によって形成され
る。このような角度αの傾斜位置が設けられていると、
面状物3は、逆方向に働く転向ローラ対14′を過ぎる
と、ずれ2を有している。したがって搬出側の搬送軌道
区分7において供給側の搬送軌道区分5に対してずれ2
だけずらされて引き続き搬送され、場合により各仕事に
対して異なったずれ2をもって角度αを相応して調整さ
れて、排紙される。
【0038】図5は案内軌道15を有する実施例を概略
的に示す。この場合においても、ローラ13及び13′
を、搬送軌道区分6あるいは供給側の搬送軌道区分5及
び搬出側の搬送軌道区分7に配属しておくことができ
る。ずれ発生装置10は案内軌道15を備えており、こ
の案内軌道はずれ2を生ぜしめる。この案内軌道15は
転向部8及び9を有しており、これらの転向部は、湾曲
案内11として、かつ逆向きに働く湾曲案内12として
構成されている。案内軌道15は案内面32を有する案
内ギャップとして形成されており、これらの案内面は面
状物3に対してわずかな摩擦を有している。この実施例
においては、案内軌道15として構成されているずれ発
生装置10は角度αだけ傾斜せしめられていて、軸線3
3を中心として旋回せしめられている。この場合ローラ
対13及び13′はずれ発生装置10に配属されて、こ
れと一緒に旋回せしめられるか、案内軌道端部とローラ
対13及び13′との間隔が大きく、このような旋回が
可能でなければならない。場合によっては後述する移行
案内35を設けることもできる。もちろん、案内ローラ
対13,13′はずれ発生装置10に配属しておくこと
も、ずれ発生装置の前方あるいは後方に設けておくこと
もできる。この構成では、案内ローラ対と次の案内ロー
ラ対との間隔は、面状物3のシートの長さよりも大きく
てはならないので、図6に示した展開形成を提案する。
【0039】図6は図5に示した実施例を示し、これは
付加的に、ずれ発生装置10の搬送軌道区分6の平面2
1内に案内ローラ対13″を備えている。もちろん複数
の案内ローラ対13″も可能である。この場合、1つの
案内ローラ対13,13′,13″から別の案内ローラ
対への間隔は面状物3のシートの長さよりも大きくな
く、従ってシートは常に1つの、有利にはしかしながら
2つの案内ローラ対13,13′,13″によって案内
されるようにする。もちろん、この実施例並びに他の実
施例において、搬送方向4が逆方向に延びることもでき
る。
【0040】面状物3のシートはずれ発生装置10の搬
送軌道区分6の範囲において斜めに搬送され、要するに
シート前縁22は角度αだけ傾斜せしめられているの
で、搬送軌道区分6の平面21内の水平に配置された案
内ローラ対による案内の問題は、ローラ13″がシート
前縁22を同時につかまず、したがって面状物3の欲せ
ざる位置変化を生じることがあることである。したがっ
て、案内ローラ対13″を、それがシート前縁22の斜
めの経過に相応してやはり傾斜せしめられているよう
に、構成するのが合目的的である。このために、図7に
示した展開形成が役立つ。
【0041】図7は搬送軌道区分6の平面21内で傾斜
可能な案内ローラ対13″の構成を示す。この図示で
は、残りの案内ローラ対13及び13′並びに場合によ
り設けられる案内軌道15が取り除かれており、もちろ
ん案内ローラ対13及び13′は、それがずれ発生装置
10に配属される場合には、やはり相応する形式で傾斜
せしめることができる。前述の傾斜可能な案内ローラ対
13″の構成は、図6あるいは図4の実施形のおいて設
けることができる。この場合、単数又は複数の案内ロー
ラ対13″あるいは単数又は案内ローラ対13,1
3′,13″であることができる。簡単にするために、
案内ローラ対13″だけを示した。
【0042】この実施例では、旋回機構24は、搬送軌
道区分6の平面21内の案内ローラ対13″が、シート
前縁22に対して平行に位置するように、旋回せしめら
れるのに役立つ。この旋回は矢印47によって示されて
いる。旋回は同時に、ずれ発生装置10が旋回せしめら
れると同じ角度αで行われる。この旋回は軸線33を中
心として行われ、旋回駆動部49によって行うことがで
きる。
【0043】案内ローラ対13″が同じ角度αだけ旋回
するようにするために、案内ローラ対は支承部30に配
置されており、この支承部は旋回レバー50と結合され
ている。旋回レバー50はずれ発生装置10にその軸線
33の範囲において回転軸線29を中心にして旋回可能
に枢着部52によって固定されている。旋回レバー50
によって、案内ローラ対13″の側方の枢着も達成さ
れ、この枢着は、面状物3が案内ローラ対13″の範囲
に既に有しているずれに調和せしめられている。回転軸
線29は大体において面21に対して垂直に延びてい
る。案内ローラ対13″の支承部30が、ずれ発生装置
10に対して同時の旋回を行うようにするために、機械
ケーシング26に保持体27が設けられており、この保
持体にリンク25の枢着部31が配置されており、リン
クはその他方の端部において枢着部28によって支承部
30と結合されている。この場合、回転軸線29からの
枢着部28の間隔並びに支承部30に関する中心外の枢
着部28が支承部30の運動を達成するために必要であ
り、この運動は所望の角度位置α並びに必要なずれを含
んでいる。このために、旋回レバー50の長さ、リンク
25の長さ及びその枢着部31及び28の配置を相応し
て定め若しくは配置しておかなければならない。これら
の寸法は技術者のよって計算可能であり、あるいは経験
的に調べることができる。案内ローラ対13″の正確な
位置決めを保証するために、支承部30はその端部にお
いて案内48によって案内され、これらの案内はずれ発
生装置10と結合されている。これらの案内48は、側
方のずれも許容するように、構成しておかなければなら
ない。
【0044】面状物3のシートのきれいな搬送を達成す
るために、更に、ずれ発生装置10,供給側の搬送軌道
区分5及び搬出側の搬送軌道区分7の間に移行案内35
が配置されている。この場合移行案内は例えば複数の棒
36であることができる。
【0045】図8はこのような移行案内35の可能な構
成を示す。上側の図示は側面断面図を示し、下側の図示
は平面図であり、その際滑り案内38は断面して示され
ている。棒36は一面では旋回可能な枢着部37によっ
て支承されており、かつ他面では滑り案内38によって
支承されている。後者は、ずれ発生装置10の旋回を二
重矢印46(図8)の方向で許容するように、構成して
おかなければならない。
【0046】図9は搬送ベルトを有する実施例の原理を
示す。この実施形においては、1対の搬送ベルト18,
18′が供給側の搬送軌道区分5に配属されており、別
の対の搬送ベルト対19,19′がずれ発生装置10の
搬送軌道区分6に配属されており、かつ第3の対の搬送
ベルト20,20′が搬出側の搬送軌道区分7に配属さ
れている。この順序は矢印4の方向の搬送方向に対して
当てはまり、その際シート前縁22は右から左に搬送さ
れる。/の後の符号は、逆の搬送方向に対して当てはま
る配置を示す。このことは、シート後縁23がシート前
縁となり、搬送方向が逆になることを意味する。
【0047】図示の構成では、転向8及び9は搬送ベル
ト対18,18′から搬送ベルト対19,19′への引
き渡し及び搬送ベルト対19,19′から搬送ベルト対
20,20′への引き渡しの際に行われる。この場合、
一面では搬送ベルト19及び19′の傾斜位置を行うた
めに充分なスペースがあること、他面ではこのスペース
が過度に大きくなくて、シート前縁22が確実に1つの
ベルトから他方のベルトに引き渡されるようにすること
が必要である。したがって既に述べたような移行案内を
挿入しておくことができる。単に搬送ベルト対17,1
7′だけを設けることによって、このような引き渡しを
回避することも可能である。これは以下の実施形の対称
である。
【0048】図10は、ただ1つの搬送ベルト対17,
17′を有する実施例を示す。転向部8,9は湾曲案内
11,12によって行われる。ローラ対53,53′は
上方の搬送ベルト17′及び下方の搬送ベルト17を案
内し、かつ駆動する。これらのローラ対は旋回不能の機
械ケーシング26に支承されている。ずれ発生装置10
は案内から成り、この案内は湾曲案内11として構成さ
れた転向部8と、逆向きに働く湾曲案内12として構成
された転向部9とを有している。搬送ベルト17,1
7′の戻り側はやはり転向せしめられ、これにより逆向
きのずれは出発位置に戻される。この湾曲案内11,1
2を有する案内軌道15は角度αで水平方向に傾斜可能
であり、その際、既に図1に示した形式で搬送ベルト1
7及び17′のずれ2を生ぜしめる。搬送ベルト17及
び17′の間で面状物3のシートが搬送される場合に、
シートはやはり搬送ベルト17及び17′のずれ2を受
ける。搬送ベルト17及び17′は湾曲案内11及び1
2の案内面32と摩擦するので、案内面32は極めて良
好な、例えば研磨された表面を備えている。搬送ベルト
17,17′のよる案内の利点は、面状物3がこれらの
搬送ベルト17及び17′の間で、寸法に無関係に確実
に保持されかつ搬送されることである。面状物3の供給
及び搬出に役立つエレメントは図示においては省略され
ている。搬送ベルト17,17′とずれ発生装置10の
間の摩擦を回避するために、以下の代替的な実施形が役
立つ。
【0049】図11は、図10と類似した実施例を示
し、しかしながらこの場合湾曲案内11及び12は転向
ローラ40及び40′によって、代替されている。この
場合一方の転向ローラは他方の転向ローラに対して逆向
きである。図示の実施例では転向部8は転向ローラ4
0′によって、かつ転向部9は転向ローラ40によって
達成される。ずれ2はここでは次のことによって、すな
わち、転向ローラ40及び40′の軸線41及び41′
が、図1に関連して既に説明したように、角度αだけ傾
斜せしめられることによって、生ぜしめられる。この場
合においても、両方の方向で搬送方向4が可能であり、
その際面状物3はやはり確実に−図10において説明し
たように−搬送され、その場合搬送ベルト17及び1
7′と案内面との間に摩擦が生じることはない。転向ロ
ーラ40,40′の相応する大きさによって、面状物3
を保護する転向部8及び9が達成される。この場合にお
いても、搬送ベルト17及び17′の戻り側の逆のずれ
を生ぜしめなければならない。このことは簡単にするた
めに示されていないが、しかしやはり転向ローラによっ
て行うことができる。
【0050】図12は既に図11に記載した原理で機能
する実施例の斜視図を示す。相違点は、転向ローラの代
わりに、複数のローラ34が設けられている点に存す
る。ローラ34は次のように、すなわち、一方の方向で
2つの転向部8及び8′を、かつ他方の方向で逆向きの
働く2つの転向部9及び9′を形成するように、配置さ
れている。更にローラ34は搬送ベルト17及び17′
を戻すためにも役立つ。この構成では、すべてのローラ
34はずれ発生装置10に配置されており、このずれ発
生装置はやはり軸線33を中心として旋回可能である。
図示ではこの旋回は行われないが、行われるようになっ
ており、搬送ベルト17及び17′は一方の側で変位
し、このために、ケーシング26内で支承されているロ
ーラ対53あるいは53′がこの側で搬送ベルト17及
び17′のずれ2を受容することが必要である。この目
的のために、これらのローラ対53あるいは53′は相
応して幅広くなければならず、あるいは図13に示すよ
うな構成を有していなければならない。
【0051】図13は、滑り支承部44を有するゴムロ
ーラ43として構成されているローラ対53若しくは5
3′のローラを示す。このローラは軸42上で滑動し、
この軸上で二重矢印45の方向にしゅう動することがで
きる。これによって、ずれ発生装置10がケーシング2
6内に支承されている軸線33を中心として角度αだけ
旋回せしめられると直ちに、ローラ対53又は53′は
ずれ2だけしゅう動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の根底をなす原理を示した図である。
【図2】図1の平面図を示す。
【図3】本発明により達成されるずれを計算する図を示
す。
【図4】ローラを有する実施例を概略的に示す。
【図5】案内軌道を有する実施例を概略的に示す。
【図6】図5による実施例の展開形成を示す。
【図7】調節可能な案内ローラ対及び移行案内の構成を
示した図を示す。
【図8】図7の細部を示す。
【図9】搬送ベルトを有する実施例の原理を示す。
【図10】搬送ベルト及び湾曲した案内を有する実施例
を示す。
【図11】搬送ベルト及び及びローラを有する実施例を
示す。
【図12】搬送ベルと及び多数の回転可能なローラを有
する別の実施例の斜視図を示す。
【図13】図12の細部を示す。
【図14】図10に示した湾曲した案内及び案内ローラ
を有する実施例の斜視図である。
【図15】図10に示した湾曲した案内及び案内ローラ
を有する実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 装置、 2 ずれ、 3 面状物、 4 搬送方
向、 5 搬送軌道区分、 6 搬送軌道区分、 7
搬送軌道区分、 8 転向部、 8′ 転向部、9 転
向部、 9′ 転向部、 10 ずれ発生装置、 11
湾曲案内、12 湾曲案内、 13 案内エレメン
ト、 13′ 案内エレメント、 13″ 案内エレメ
ント、 14 案内エレメント、 14′ 案内エレメ
ント、15 案内軌道、 16 案内ギャップ、 17
案内エレメント、 17′案内エレメント、 18
案内エレメント、 18′ 案内エレメント、 19案
内エレメント、 19′ 案内エレメント、 20 案
内エレメント、 20′ 案内エレメント、 21 平
面、 22 シート前縁、 23 シート後縁、 24
旋回機構、 25 リンク、 26 機械ケーシン
グ、 27 保持体、 28 枢着部、 29 回転軸
線、 30 支承部、 31 枢着部、32 案内面、
33 軸線、 34 ローラ、 35 移行案内、
36棒、 37 枢着部、 38 滑り案内、 39
切り欠き、 40 転向ローラ、 40′ 転向ロー
ラ、 41 軸線、 41′ 軸線、 42 軸、 4
3 ゴムローラ、 44 滑り支承部、 45 二重矢
印、 46 矢印、 47 矢印、 48 案内、 4
9 旋回駆動部、 50 旋回レバー、 51ずれ、
52 枢着部、 53 ローラ、 53′ ローラ、
h 高さ、 sずれ、 s′ ずれ、 α 角度、 β
角度、 γ 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウーヴェ フィッシャー ドイツ連邦共和国 ロストック ルートヴ ィッヒシュトラーセ 25 Fターム(参考) 3F104 AA01 CA13 FA16 GA02 GA15

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される可とう性の面状物(3)、特
    に紙シート、のずれ(2)を生ぜしめる装置であって、
    供給側の搬送軌道区分(5)及び搬出側の搬送軌道区分
    (7)と、ずれ発生装置(10)に所属する搬送軌道区
    分(6)とを有している形式のものにおいて、 ずれ発生装置(10)が少なくとも2つの平行に位置す
    る互いに逆向きに働く転向部(8,9又は8,8′,
    9,9′)を有しており、これらの転向部は、供給側の
    搬送軌道区分(5)の平面内で測定して、若しくはこの
    平面に対して投影して、90°と異なっている角度
    (γ)にもたらされることを特徴とする、搬送される可
    とう性の面状物のずれを生ぜしめる装置。
  2. 【請求項2】 面状物(3)のずれ(2)のために、案
    内エレメント対(13,13′,13″,14,1
    4′,17,17′,18,18′,19,19′,2
    0,20′)が次にように、すなわち、シートが常に少
    なくとも1つの案内エレメント対(13,13′,1
    3″,14,14′,17,17′,18,18′,1
    9,19′,20,20′)によって両面を保持されか
    つ搬送されるように、配置されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 供給側及び搬出側の搬送軌道区分(5及
    び7)が互いに平行な平面上に位置していることを特徴
    とする、請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 ずれ発生装置(10)が、角度(α)だ
    け旋回可能なユニットとして構成されていることを特徴
    とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 2つの転向部(8,9)が設けられてい
    ることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1
    項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 2つの転向部(8,9)が湾曲案内(1
    1,12)として構成されていることを特徴とする、請
    求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 2つの転向部(8,9)がS形に合い並
    んでいることを特徴とする、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 複数の転向部(8,8′,9,9′)が
    設けられており、その際少なくとも2つの転向部(8,
    8′)は第1の方向に転向し、少なくとも2つの転向部
    (9,9′)は逆向きに転向することを特徴とする、請
    求項1から4までのいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 ずれ発生装置(10)に配属されている
    搬送軌道区分(6)が転向部(8及び9又は8,8′及
    び9,9′)の間に位置する面(21)を有しており、
    この面は他の搬送軌道区分(5及び7)に対して90°
    の角度(β)で延びていることを特徴とする、請求項1
    から8までのいずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 ずれ発生装置(10)に配属されてい
    る搬送軌道区分(6)が転向部(8及び9又は8,8′
    及び9,9′)の間に位置する面(21)を有してお
    り、この面は他の搬送軌道区分(5及び7)に対して9
    0°よりも小さな角度で延びていることを特徴とする、
    請求項1から8までのいずれか1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】 面状物(3)の案内が複数のローラ対
    (13,13′,13″,14,14′)から成ってお
    り、その際ローラ対の一部は案内ローラ対(13,1
    3′,13″)として構成され、かつローラ対の一部は
    転向ローラ対(14,14′)として構成されており、
    かつその際少なくとも転向ローラ対はその搬送方向
    (4)に対する角度に関して90°と異なった角度
    (γ)にもたらすことができることを特徴とする、請求
    項1から10までのいずれか1項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 転向部(8,8′,9,9′)を有す
    るずれ発生装置(10)が案内面(32)の間に案内ギ
    ャップ(16)を有する案内軌道(15)として構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1から10までのい
    ずれか1項に記載の装置。
  13. 【請求項13】 案内軌道の始端及び終端に案内ローラ
    対(13,13′)が設けられていることを特徴とす
    る、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 案内軌道(15)の内部に少なくとも
    1つの案内ローラ対が設けられていることを特徴とす
    る、請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの案内ローラ対(1
    3,13′,13″)が、面状物(3)をずれ発生装置
    (10)の範囲内で搬送する駆動ローラ対として役立つ
    ことを特徴とする、請求項11から14までのいずれか
    1項に記載の装置。
  16. 【請求項16】 ずれ発生装置(10)の少なくとも1
    つの案内ローラ対(13,13′,13″)が、次のよ
    うに、すなわち案内ローラ対(13,13′,13″)
    の傾斜位置が側方にずらされるべき面状物(3)の、こ
    の少なくとも1つの案内ローラ対(13,13′,1
    3″)の箇所における前縁の傾斜位置に等しくなるよう
    に、傾斜せしめられていることを特徴とする、請求項1
    5記載の装置。
  17. 【請求項17】 案内ローラ対(13,13′,1
    3″)を支持している支承部(30)が旋回可能にずれ
    発生装置に支承されており、かつ旋回機構(24)が、
    案内ローラ対(13,13′,13″)の傾斜位置を達
    成するために、その旋回を、ずれ発生装置(10)の角
    度(α)の旋回と結び付けていることを特徴とする、請
    求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 旋回機構(24)がリンク(25)で
    あり、このリンクは一面では案内ローラ対(13,1
    3′,13″)の支承部(30)に連接され、かつ他面
    では機械ケーシング(26)に固定された保持体(2
    7)に連接されており、その際支承部(30)における
    連接部(28)は旋回(47)を生ぜしめるためにその
    回転軸線(29)から離れていることを特徴とする、請
    求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】 旋回機構(24)が次のように、すな
    わちその都度の案内ローラ対(13,13′,13″)
    が傾斜位置をもって同時に側方にずらされていて、この
    ずれ(51)が面状物(3)の、案内ローラ対(13,
    13′,13″)の範囲において既に有しているずれに
    相応するように、構成されていることを特徴とする、請
    求項16から18までのいずれか1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】 案内ローラ(13,13′,13″)
    の支承部(30)が旋回レバー(50)によって支持さ
    れており、この旋回レバーはずれ発生装置(10)に連
    接されていることを特徴とする、請求項19記載の装
    置。
  21. 【請求項21】 ローラ対(13,13′,13″,1
    4,14′)の間隔が面状物(3)の幅に調整可能であ
    ることを特徴とする、請求項11から20までのいずれ
    か1項に記載の装置。
  22. 【請求項22】 ローラ対(13,13′,13″,1
    4,14′)の代わりに、少なくとも面状物(3)の最
    大の幅のローラが配置されていることを特徴とする、請
    求項11から20までのいずれか1項に記載の装置。
  23. 【請求項23】 少なくとも1つの搬送ベルト(17,
    17′,18,18′,19,19′,20,20′)
    を有していることを特徴とする、請求項1から10まで
    のいずれか1項に記載の装置。
  24. 【請求項24】 少なくとも、面状物(3)をそれらの
    間で搬送するように協働する1対の搬送ベルト(17,
    17′,18,18′,19,19′,20,20′)
    を有していることを特徴とする、請求項23記載の装
    置。
  25. 【請求項25】 搬送ベルト対(18,18′)が供給
    に役立ち、角度を調節可能な搬送ベルト対(19,1
    9′)がずれ(2)の発生に役だち、かつ搬送ベルト対
    (20,20′)が搬出に役立つことを特徴とする、請
    求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】 供給側の搬送軌道区分(5)からずれ
    発生装置(10)への移行部に、かつずれ発生装置(1
    0)から搬出側の移行部に、移行案内(35)が配置さ
    れていることを特徴とする、請求項1から25までのい
    ずれか1項に記載の装置。
  27. 【請求項27】 移行案内(35)が棒(36)から成
    っており、これらの棒は、一面では旋回可能な枢着部
    (37)を、かつ他面では滑り案内(38)を有してい
    ることを特徴とする、請求項26記載の装置。
  28. 【請求項28】 搬送ベルト対(17,17′)がすべ
    ての搬送ベルト対(5,6,7)にわたって延びてお
    り、その際その都度1つのローラ対(53又は53′)
    が搬送ベルト(17,17′)の端部に、その案内及び
    駆動のために配置され、かつその間に搬送ベルト(1
    7,17′)も作用するずれ発生装置(10)が配置さ
    れており、かつその際、少なくとも1つのローラ対(5
    3又は53′)が次のように、すなわち、搬送ベルト
    (17及び17′)を受容するように、構成されている
    ことを特徴とする、請求項24記載の装置。
  29. 【請求項29】 ずれ発生装置(10)が少なくとも2
    つの案内面(32)から成っており、これらの案内面は
    少なくとも搬送ベルト(17,17′)を転向部(8,
    9)で強く押すことを特徴とする、請求項28記載の装
    置。
  30. 【請求項30】 ずれ発生装置(10)が少なくとも2
    つの回転可能なエレメント(34,49,40′)から
    成っており、これらのエレメントは、搬送ベルト(1
    7,17′)に少なくとも2つの転向部(8,9又は
    8,8′,9,9′)を強く押すことを特徴とする、請
    求項28記載の装置。
  31. 【請求項31】 搬送方向(4)で見て、第2の案内ロ
    ーラ対(53又は53′)がずれ(2)を受容するため
    に軸方向にしゅう動可能に支承されているこを特徴とす
    る、請求項28から30までのいずれか1項に記載の装
    置。
  32. 【請求項32】 搬送ベルト(17,17′,18,1
    8′,19,19′,20,20′)がそれぞれ複数の
    ベルトであることを特徴とする、請求項23から31ま
    でのいずれか1項に記載の装置。
  33. 【請求項33】 搬送ベルト(17,17′,18,1
    8′,19,19′,20,20′)が扁平ベルトであ
    ることを特徴とする、請求項23から31までのいずれ
    か1項に記載の装置。
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