JP2002192012A - 非鉄金属分別装置及び非鉄金属分別方法 - Google Patents

非鉄金属分別装置及び非鉄金属分別方法

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JP2002192012A
JP2002192012A JP2000398019A JP2000398019A JP2002192012A JP 2002192012 A JP2002192012 A JP 2002192012A JP 2000398019 A JP2000398019 A JP 2000398019A JP 2000398019 A JP2000398019 A JP 2000398019A JP 2002192012 A JP2002192012 A JP 2002192012A
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magnet rotor
outer cylinder
front pulley
magnetic field
transport belt
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Kenzo Takahashi
橋 謙 三 高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業廃棄物から非鉄金属を分別する装置にお
いて、種々の被処理物に対して、その被処理物に応じた
分別ができるようにすることを目的とする。 【解決手段】 被処理物を搬送する搬送用ベルトと、こ
の搬送用ベルトが巻回された中空状の外筒と、この外筒
内に回転可能に設けられ、前記外筒の内周面に対して接
近、離間可能にされた、周方向に交互に異なる磁石が配
列された、マグネットロータと、を備えることを特徴と
する非鉄金属分別装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性物と非鉄金属
とその他の廃棄物が混在している各種産業廃棄物を分別
回収するのに利用される非鉄金属分別装置及び非鉄金属
分別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非鉄金属分別装置として、分別対
象の原材料としての産業廃棄物を電磁力によって、非鉄
金属、磁性物、その他の廃棄物に分別をするようにした
ものがあった。この装置について、以下に簡単に説明す
る。
【0003】モータによりプーリ(後方プーリ)を回転
させ、この前方のもう一つの前方プーリとの間に巻掛け
た供給ベルト(搬送ベルト)を回転させる。原材料とし
ての廃棄物が上記供給ベルトに乗ったまま前方プーリへ
送られる。前方プーリの内側には、交互にN極とS極が
ならぶ永久磁石を有する回転ロータ(マグネットロー
タ)を設けてある。このため、前方プーリ側へ送られた
廃棄物は、この回転ロータからの電磁力によって分別さ
れる。すなわち、アルミニウム、銅、真鍮等の非鉄金属
は相互に反発する電磁力によって前方遠くにとばされ、
磁性物は回転ロータの磁力によって前方プーリに吸着さ
れたまま反転して下側に回転して、前記マグネットロー
タの磁力の弱くなったところでやや後方の下側に落ち、
その他の廃棄物は前方プーリとともに回転して前方プー
リの真下に落ち、分別が行われる。
【0004】このような従来の装置の前記マグネットロ
ータには大きく分けて、2つのタイプがあった。1つ
は、マグネットロータの軸と前方プーリの軸とが相互に
固定状態にあって、両方が同軸上で回転するタイプ、も
う1つは、マグネットロータの軸と前方プーリの軸とを
互いに偏心可能としておき、マグネットロータの軸を前
方の内周面に沿って移動可能としたタイプである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、上述
のいずれのタイプにおいても、処理対象とする廃棄物の
種類に拘わらずに、効果的な分別を行い得るようにする
ことは期待できなかった。そこで、本発明は、この点に
鑑みてなされたもので、処理物の種類に拘わらずより効
果的な分別ができる分別装置及び分別方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の非鉄金属分別装
置は、被処理物を搬送する搬送用ベルトと、この搬送用
ベルトが巻回された中空状の外筒と、この外筒内に回転
可能に設けられ、前記外筒の内周面に対して接近、離間
可能にされた、周方向に交互に異なる磁石が配列され
た、マグネットロータとを備えるものとして構成され
る。
【0007】また、前記の非鉄金属分別装置において、
前記マグネットロータの前記外筒の内周面に対しての接
近離間が、前記マグネットロータの軸と前記外筒の軸と
を結ぶ線上において行われるものとして構成される。
【0008】さらに、本発明の非鉄金属分別方法は、被
処理物を搬送ベルトで搬送し、この搬送ベルトが巻回さ
れた中空上の外筒内で、周方向に交互に異なる磁極の磁
石を配列したマグネットロータを回転させると共に、こ
のマグネットロータを前記外筒の内周面へ接近、離反さ
せることにより、前記外筒を介して前記搬送ベルト上に
ある前記被処理物へ加える磁場の強さを変えて、前記処
理物の磁力による分別を行うようにしたものとして構成
される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる非鉄金属
分別装置の実施例である。
【0010】先ず、この装置の構造を説明する。この装
置は、供給ホッパ18に供給した分別対象である廃棄物
を供給ベルト(搬送用ベルト)13で前方プーリ(外
筒)14Bへ運び、この前方プーリ内14Bで回転して
いるマグネットロータ11の電磁作用により、非鉄金
属、磁性物、その他の廃棄物に分別するようにしたもの
である。より詳しくは、この装置は、フレーム17を備
えている。このフレーム17には一対のプーリ、すなわ
ち、後方及び前方プーリ14A、14Bが所定の間隔
(例えば、1.5m)で回転可能に設けられている。こ
れらのプーリ14A、14B、間に任意数の磁性物のか
きおとし用スクレーパ12を付設した原材料供給用の供
給ベルト13が巻き付けられている。
【0011】後方プーリ14Aの上方には原材料として
の廃棄物が供給される供給ホッパ18が設けられてい
る。さらにこの後方プーリ14Aと、前記フレーム17
に固定されたベルト駆動用モータ15との間に、動力伝
達ベルト15Aが巻き掛けてある。これにより、このモ
ータ15によって供給ベルト13が図中矢印A1の方向
に、例えば、20〜120m/minの速度で、回転さ
せられることになる。
【0012】前記前方プーリ14Bの内部空間には、前
記供給ベルト13によって搬送されてくる原材料を電磁
力と自然落下によって図示の3つのシュート19A、1
9B、19Cに分別するためのマグネットロータ11が
回転可能に設けられている。このマグネットロータ11
はフレーム17に固定されたマグネットロータ駆動用モ
ータ16からの動力が動力伝達ベルト16Aによって伝
えられて、例えば、1500rpmの速度で回転させら
れるようになっている。この前方プーリ14Bのさらに
前方には、廃棄物の飛散を防止するカバー20が設けら
れている。
【0013】次にこの装置の作用について説明する。ベ
ルト駆動用モータ15が回転すると後方プーリ14Aが
回転する。後方プーリ14Aが回転すると、それに掛け
られている供給ベルト13も回転する。供給ベルト13
の前方には前方プーリ14Bが設けられている。この前
方プーリ14Bの内側には、マグネットロータ11が設
けられており、これは、マグネットロータ駆動用モータ
16により回転している。供給ベルト13によって運ば
れてきた廃棄物は、前方プーリ14B上に発生する電磁
力により、19A〜19Cのシュートに振り分けられ
る。具体的には以下の通りである。
【0014】原材料としての廃棄物が供給ホッパ18か
ら供給されると、この廃棄物は、供給ベルト13によっ
て前方プーリ14Bに送られる。この前方プーリ14B
の内側では、マグネットロータ11が回転している。こ
のマグネットロータ11からの電磁力によって、非鉄金
属には渦電流が発生し、非鉄金属は、それに伴って生じ
る磁界とマグネットロータ11による磁界との相互の反
発力によって前方遠くにとばされて一番遠くにあるシュ
ート19Aに落ちる。これに対し、磁性物は磁化して前
方プーリ14Bに吸着され、そのまま反転ながら下側に
回転して、マグネットロータ11の磁界の弱まったとこ
ろで一番後方のシュータ19Cに落ちる。その他の廃棄
物は前方プーリ14Bとともに回転して真中のシュータ
19Bに落ち、分別が行われる。
【0015】前方プーリ14B上の磁界と被処理物との
間に生じる電磁作用について具体的に述べると以下の通
りである。
【0016】すなわち、前方プーリ14B上には、その
内側にあるマグネットロータ11の回転により、周期的
にN、Sが変化する磁界が形成されている。この常時変
化する磁界中を、非鉄金属が通過すると、非鉄金属に
は、この磁界との変化をうち消すようにそれと反対の向
きの磁界が発生する。そのため、マグネットロータ11
による磁界と被処理物としての非鉄金属に生じる磁界と
の反発作用により、非鉄金属は、遠くにとばされること
になる。一方、磁性物は、上記磁界中を通過するときに
は、容易に磁化されて、前方プーリ14B側に吸着され
た状態で回転する。そして、磁界が弱まったところで、
前方プーリ14Bから落下する。また、これら以外のそ
の他の廃棄物は、磁界の渦の影響を受けにくいので、前
方プーリ14Bの回転とともに、前方プーリ14Bの真
下のシュート19Bに落ちる。
【0017】而して、本発明の実施例は分別対象物に応
じてマグネットロータ11からの磁力を調節可能に構成
されている。以下、磁力の調節について述べる。
【0018】被処理対象物に応じて、マグネットロータ
11を前方プーリ14Bの半径方向に任意に移動させれ
ばよい。すなわち、マグネットロータ11の軸の位置を
半径方向に移動させて、前方プーリ14B上の磁場強度
を任意に調整することで、幅広い処理物の分別が可能と
なる。より具体的には、より大きな反発力を必要とする
被処理対象物の場合は、マグネットロータ11の表面を
前方プーリ14Bの内表面に近づけることで、より強い
磁場強度の磁場を被処理対象物に与えることができる。
またより小さな反発力でよい被処理対象物の場合は、マ
グネットロータ11の表面を前方プーリ14Bの内表面
より遠ざけることで、より弱い磁場強度の磁場を与える
ことができる。このようにして、マグネットロータ11
を前方プーリ14B内においてその半径方向に任意に移
動することにより、被処理対象物の種類に対応可能であ
る。
【0019】ここで、マグネットロータ11を前方プー
リ14B内で移動させることにより、マグネットロータ
11とマグネットロータ駆動用モータ16との間の距離
が変わることになる。この場合は、マグネットロータ駆
動用モータ16を前後に移動させることにより両者間の
距離を調節すればよい。
【0020】次に、マグネットロータ11を前方プーリ
14Bの半径方向に移動させる機構についての説明をす
る。図2は、本発明の実施例の要部であるマグネットロ
ータの断面図である。
【0021】先ず、この装置の構造を説明する。前方プ
ーリ14Bの内側にはマグネットロータ11が設けてあ
る。マグネットロータ11と前方プーリ14Bはそれぞ
れ異なる中心軸を有しており、マグネットロータ11は
前方プーリ14Bの半径方向に移動可能な構造となって
いる。前方プーリ14Bには、供給ベルト13が巻き付
けられており、また、マグネットロータ11には駆動用
ベルト16Aが巻き付けられている。
【0022】次に、この要部の作用を説明する。この要
部は、前述のような構造をもっているため、マグネット
ロータ11の表面と前方プーリ14Bの表面との距離は
任意に変えることができる。すなわち、より大きな反発
力を必要とする被処理対象物の場合は、マグネットロー
タ11の中心軸を前方プーリ14Bの内表面に近づける
ことで、より強い磁場強度の磁場を被処理対象物に与え
ることができ、それにより十分な分別ができる。またよ
り小さな反発力でよい被処理対象物の場合は、マグネッ
トロータ11の中心軸を前方プーリ14Bの内表面より
遠ざけることで、より弱い磁場強度の磁場を与えること
ができ、それにより適正な分別ができる。このようにし
て、各種の被処理対象物に対する分別ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、マグネットロータを廃
棄物の搬送用ベルトが巻きかけられた外筒の内周面に対
して接近、離反するように移動可能にしたので、搬送用
ベルト上の磁界の強度を任意に変化させて、そこを流れ
る被処理物に対して与える磁界の強さを適切なものとす
ることができる。これにより、より大きな反発力を必要
とする被処理対象物から、より小さな反発力でよい被処
理対象物までの各種の被処理物の分別がより適正に可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる分別装置の実施例の全体構成図
である。
【図2】本発明にかかる分別装置の要部断面図である。
【符号の説明】
11 マグネットローラ 13 供給ベルト 14A、14B プーリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を搬送する搬送用ベルトと、 この搬送用ベルトが巻回された中空状の外筒と、 この外筒内に回転可能に設けられ、前記外筒の内周面に
    対して接近、離間可能にされた、周方向に交互に異なる
    磁極の磁石が配列された、マグネットロータと、を備え
    ることを特徴とする非鉄金属分別装置。
  2. 【請求項2】前記マグネットロータの前記外筒の内周面
    に対しての接近離間は、前記マグネットロータの軸と前
    記外筒の軸とを結ぶ線上において行わせるように構成さ
    せていることを特徴とする請求項1に記載の非鉄金属分
    別装置。
  3. 【請求項3】被処理物を搬送ベルトで搬送し、この搬送
    ベルトが巻回された中空状の外筒内で、周方向に交互に
    異なる磁極の磁石を配列したマグネットロータを回転さ
    せると共に、このマグネットロータを前記外筒の内周面
    へ接近、離反させることにより、前記外筒を介して前記
    搬送ベルト上にある前記被処理物へ加える磁場の強さを
    変えて、前記被処理物の磁力による分別を行うようにし
    たことを特徴とする非鉄金属分別方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337763A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Sharp Corp レンズ保持手段
CN113080128A (zh) * 2021-04-09 2021-07-09 王昭贤 一种小龙虾养殖用一体化水体环境监测装置
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