JP2002186390A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2002186390A
JP2002186390A JP2000391775A JP2000391775A JP2002186390A JP 2002186390 A JP2002186390 A JP 2002186390A JP 2000391775 A JP2000391775 A JP 2000391775A JP 2000391775 A JP2000391775 A JP 2000391775A JP 2002186390 A JP2002186390 A JP 2002186390A
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JP
Japan
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shaft
fishing reel
bearings
spool
pinion
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JP2000391775A
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English (en)
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Shuichi Matsuzawa
修一 松澤
Harumichi Oishi
晴通 大石
Hiroshi Toma
弘 遠間
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣用リールの回転軸等の金属製の可動変位
部材とその金属製の支持部材間の材質の相違によって発
生する電蝕を防止するために両者間に介在せしめる樹脂
カラーの組込み作業性を向上する。 【解決手段】 魚釣用リールにおけるスプール軸7、ピ
ニオン12及びハンドル軸16を支持する軸受4・5、
10・11、14・15の内周面に樹脂カラー19を夫
々着脱自在に固定してユニット化し、異質の金属製材質
かなるスプール軸7と軸受4・5、ピニオン12と軸受
10・11及びハンドル16軸と軸受10・11間に生
ずる電蝕の防止とこれらの組込み又は分解操作を容易に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用リールにおけ
る金属製の可動変位部材とその支持部材間の支持機構の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣用リールには主として両軸受型リー
ルとスピニング型リールとがあり、前者においてはハン
ドル軸、スプール軸等の回転部材がその軸受のような支
持部材に対して回転変位する支持機構が多く、また後者
においては前記回転変位機構の外にスプールを設けたス
プール軸が回転体を有しかつハンドル軸で駆動される回
転軸筒にオシレート機構等を介して軸方向に摺動変位す
る支持機構も存在している。
【0003】しかして支持機構のおける前記のような回
転変位部や摺動変位部を構成する部品は、耐久性及び強
度の関係から双方が異質の金属製材料を使用しているの
が一般的であるが、回転又は摺動変位時の摩擦抵抗が大
きく引掛かりが生じると共に魚釣用リールは海水が侵入
付着し易い環境の厳しい場所での使用が多いことから、
特に使用する金属素材によって両者間に生じる電位差に
より電蝕現象が発生し円滑な回転作用や摺動作用を阻害
し長期使用に耐えない欠陥がある。
【0004】この欠点を改善すべく使用金属材料に表面
処理を施すことが行われているが、長期に亘り腐食を防
止することが困難であるため、回転部や回転摺動部に電
蝕防止用の樹脂カラーを介在させ回転抵抗や摺動抵抗を
減少せしめて表面の剥がれを防いで腐食の発生を防止す
ることが一般的に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の樹脂カラーは回転部、摺動部等の可動変位部に固定
されていないので、組立時や分解時の取扱い操作が面倒
で特に小さな部品では紛失し易く、しかも回転時や摺動
時にその位置がずれると回転不良及び摺動不良等の原因
となる等の問題点がある。
【0006】本発明はこれらの問題点を改善して、製造
組立時の操作を容易とすると共に分解時の各部材の紛失
等も防止して長期に亘り安定した回転又は摺動等の変位
作用を行うようにした魚釣用リールを提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
すために、ハンドル操作で釣糸をスプールに巻回できる
ようにした魚釣用リールにおいて、金属製の可動変位部
材とその金属製の支持部材間に電蝕防止用の樹脂カラー
を介在せしめると共に該樹脂カラーを何れか一方に固定
してユニット化したことを特徴とするものであり、前記
金属製の可動変位部材とその金属製支持部材とから構成
される支持機構としては、魚釣用両軸受型リールにおけ
るハンドル軸、スプール軸等とこれらをリール本体に夫
々支持する軸受との間の回転変位作用やまた魚釣用スピ
ニングリールにおける回転体を有する回転軸筒とスプー
ル本体に支持された軸受との回転変位作用やローターを
設けた回転軸筒とスプールを有するスプール軸との摺動
回転変位作用等がある。また前記樹脂カラーのユニット
化のための固定手段としては、その弾力を利用して係止
嵌着又は圧入嵌着して着脱可能にするのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例の図
面について説明すると、図1に示す実施例は魚釣用両軸
受型リールの場合であって、夫々側板1・1′を嵌着し
たリール本体2のフレーム3・3′間には夫々軸受4・
5を介してスプール6を取付けたスプール軸7が回転自
在に支持されると共に該スプール軸7の側板1側の延長
軸部7′にはフレーム3と側板1とに夫々軸受10・1
1を介して回転自在に支持されたピニオン12が摺動自
在に嵌装され、該ピニオン12はその一端に形成された
係合部12′がスプール軸7の係止部7″に公知のよう
にクラッチ機構13で係脱自在に構成されている。
【0009】また前記ピニオン12は、フレーム3と側
板1間に夫々軸受14・15を介して回転自在に支持さ
れたハンドル軸16の駆動歯車17と噛合しており、該
駆動歯車17とハンドル軸16は公知のようにドラグ機
構18によってその動力伝達力を調整できるように構成
されている。
【0010】従って従来の両軸受型リールと同様にハン
ドル軸16を回動すると、その動力はドラグ機構18及
びクラッチ機構13を介して駆動歯車17、ピニオン1
2、スプール軸7に伝達されてスプール6を回動し釣糸
を巻回するものであり、クラッチ機構13を分離すれば
スプール6に巻回されている釣糸は繰出されるものであ
る。
【0011】しかして前記軸受4・5、10・11、1
4・15は金属製で形成され、その内周面にはポリアセ
タール(POM)、ポリフェニレンスルフィルド(PP
S)、ポリアミド樹脂等からなる樹脂カラー19がその
両端縁に形成された切溝20′のある弾性係止爪20の
弾性係合力によって着脱自在に固定されてユニット化さ
れており、これらの樹脂カラー19を介して夫々異質の
金属からなるスプール軸7、ピニオン12及びハンドル
軸16を回転可能に支持しているものである。
【0012】なお一般的にリールを構成するリール本体
2、各部軸受4・5、10・11、14・15、スプー
ル軸7、ピニオン12及びハンドル軸16等の材質を例
示すれば、リール本体2はアルミ合金、マグネシウム合
金、樹脂等を使用し、前記軸受及びスプール軸7には主
にステンレスを使用し、またピニオン12にはステンレ
ス、銅合金を、更にハンドル軸16には銅合金等夫々使
用している。
【0013】図6に示すものは樹脂カラー19の固定手
段の変形例であって、前記弾性係止爪に代えて小突起2
1により軸受に圧入嵌着したものであり、更に図7は環
状突条22で着脱して一体的にユニット化するようにし
たものである。
【0014】図8及び図9は魚釣用スピニングリールに
適用した実施例であって、リール本体2の前部には軸受
23・24が設けられ、軸には前部にローター25を設
けかつ後端にピニオン26を形成した回転軸筒27がピ
ニオン26の前部において軸受23によって回転自在に
支持され、前記軸受24は回転軸筒27に一体的に嵌着
された管軸27′を回転自在に支持していると共に前記
回転軸筒27内には先端にスプール28を取付けたスプ
ール軸29が軸方向自在に挿通され、該スプール軸29
の後端に固定された摺動子30はリール本体2内の下部
に架設されたトラバースカム軸31に係合している。
【0015】従って従来公知のように前記ピニオン26
がハンドル回転軸32の歯車33と噛合回転して回転軸
筒27を介してローター25を回転すると同時にトラバ
ースカム軸31の連動により摺動子30を介してスプー
ル軸29を前後摺動せしめて前後往復動するスプール2
8にローター25で釣糸を巻回するように構成されてい
る。
【0016】しかして前記軸受23及び24は夫々金属
製で形成され夫々その内周面に樹脂カラー19が着脱自
在に固定ユニット化され、軸受23・24と異質の金属
製からなる回転軸筒27と管軸27′を夫々回転自在に
支持していると共に回転軸筒27の内周面には全長に亘
りパイプ状樹脂カラー19が固着ユニット化され、該パ
イプ状樹脂カラー19が回転軸筒27と異質の金属から
なるスプール軸29を摺動自在に嵌挿支持している。な
おこの場合におけるリール本体2、スプール軸29、樹
脂カラー19等の材質は前記両軸受型リールの場合と同
材質を使用しているが、ピニオン26を形成した回転軸
筒27には銅合金、ステンレスを使用するのが通常一般
である。
【0017】
【発明の効果】本発明においては前記のように魚釣用リ
ールおける回転軸、摺動軸等の金属製の可動変位部材と
これと異質の金属製の支持部材との間に介在せしめた電
蝕防止用の樹脂カラーを何れか一方に固定してユニット
化したことによって両者の製造時の組込又は分解操作を
容易にすることができ、特に部材同士の紛失、落下等も
防止でき、しかも回転又は摺動時の樹脂カラーのずれや
傾斜を阻止して長期に亘り安定した回転又は摺動等の変
位作用を円滑確実に行うことができ、釣糸巻取り性能を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断正面図。
【図2】同要部の縦断正面図。
【図3】A軸受の縦断正面図。 B軸受の側面図。
【図4】軸受の分解斜面図。
【図5】軸受のユニット化直前の縦断正面図。
【図6】本発明の別変形例の斜視図。
【図7】同要部の更に他の変形例の斜面図。
【図8】本発明別実施例の一部切欠正面図。
【図9】同要部の縦断正面図。
【符号の説明】
4・5 軸受 6 スプール 7 スプール軸 10・11 軸受 14・15 軸受 16 ハンドル軸 19 樹脂カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠間 弘 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号ダイ ワ精工株式会社内 Fターム(参考) 2B108 BA09 BE04 BH02 EC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル操作で釣糸をスプールに巻回で
    きるようにした魚釣用リールにおいて、金属製の可動変
    位部材とその金属製の支持部材間に電蝕防止用の樹脂カ
    ラーを介在せしめると共に該樹脂カラーを何れか一方に
    固定してユニット化したことを特徴とする魚釣用リー
    ル。
  2. 【請求項2】 可動変位部材が回転体であって、支持部
    材が軸受であることを特徴とする請求項1記載の魚釣用
    リール。
  3. 【請求項3】 可動変位部材が摺動部材であって、支持
    部材が非摺動部材であることを特徴とする請求項1記載
    の魚釣用リール。
  4. 【請求項4】 樹脂カラーをその弾力を利用して着脱自
    在に固定してユニット化したことを特徴とする請求項1
    乃至3何れか記載の魚釣用リール。
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Cited By (4)

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