JP2002184679A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002184679A JP2000384263A JP2000384263A JP2002184679A JP 2002184679 A JP2002184679 A JP 2002184679A JP 2000384263 A JP2000384263 A JP 2000384263A JP 2000384263 A JP2000384263 A JP 2000384263A JP 2002184679 A JP2002184679 A JP 2002184679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像液中に発生するマイクロバブルの発生を
抑制し、フォトレジスト膜のパターン欠陥を低減するこ
とができる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 100〜500rpmの速度でウエハ1
1を回転させながら、ウエハ11に現像液13を滴下す
る第1の工程と、現像液13の滴下を停止し、500〜
1500rpmの速度でウエハ11を回転させる第2の
工程と、ウエハ11を静止させた状態で、あるいは10
0rpm以下の速度で回転させながら、再び現像液13
を滴下する第3の工程とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のパタ
ーン欠陥の原因となる気泡の発生を低減できる半導体装
置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造における超微細加工の
一工程として、ウエハ(半導体基板)の表面上に形成さ
れた露光済みのフォトレジスト(感光性材料)膜の現像
処理が行われている。
【0003】この工程では、ウエハ上に現像液を滴下
し、ウエハを回転させて現像液を拡散させる方法が採用
されている。しかし、現像液がウエハに接触する際や、
現像液滴下後のウエハの回転中に、現像液中にマイクロ
バブル(気泡)を取り込んでしまうことがある。さら
に、滴下前の現像液中にマイクロバブルが含まれている
こともある。このマイクロバブルは、現像を阻害してパ
ターン欠陥を起こす原因になることから、半導体の生産
効率を低下させてしまう。
【0004】このマイクロバブルを除去して、半導体装
置の生産効率を向上させる製造方法としては、特開平1
0−339956号公報に開示された製造方法が挙げら
れる。
【0005】ここで、上記公報に記載された従来の製造
方法を図3に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0006】図3は、従来の方法により、ウエハ面に形
成された露光済みのレジストの現像処理を行うときの、
現像シーケンスのタイムチャートである。図3におい
て、Aは、現像液を滴下するノズルのウエハに対する位
置を示しており、はノズルの移動シーケンスを示して
いる。
【0007】最初に、ウエハを回転させるためのスピン
チャックに、ウエハの中心を固定して、120rpmで
ウエハを回転させる。ノズルは最初ウエハの外3mm
(−3mm)の位置にあり、現像液のダミー滴下を1秒
間行って、ウエハ表面の現像液を新しい現像液と入れ替
えている。その後、ノズルは、ウエハの中央部に向かっ
て最初20mm/sで、次いで、150mm/sの速度
で移動を開始する。また、この移動と同時に、Bの状態
において、急速にスピンモータの回転速度を、3000
rpm/s、次いで10000rpm/sの加速度で回
転速度を上昇させる。
【0008】0.3秒後に、ノズルがウエハの外周まで
達したところで、ウエハの回転速度は、1000rpm
に達し、この状態で現像液がウエハ外周部に滴下され
て、マイクロバブルを振り切っている。さらに、ノズル
がウエハ中央部に達する時点で、ウエハの回転速度は3
000rpmまで上昇しており(C状態)、この回転速
度を、0.7秒間維持する。
【0009】上記のC状態により、ウエハの中心部に現
像液を滴下し、マイクロバブルの振り切りを行ってい
る。ウエハの中心部に現像液を滴下する際に、1000
〜3000rpmでウエハを回転させているのは、ウエ
ハ上のマイクロバブルの付着を減少させ、高速回転のウ
エハに滴下された際に発生する現像液のミスト(霧)の
飛散が増加しない回転速度であるためである。
【0010】その後、段階的にウエハの回転速度を落と
して液盛りを行い、正味の現像液滴下時間4.2秒で現
像液の滴下を終了する。さらに、この後、パドル現像方
式により現像を進行させていき、リンス処理により現像
液が除去されて、スピンドライによってウエハを乾燥さ
せる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の製造方法では、マイクロバブルの発生を十
分に抑えることができるまでには至っていない。すなわ
ち、従来の製造方法は、ウエハを1000〜3000r
pmという比較的高速で回転させながら現像液を滴下す
るため、現像中にマイクロバブル(気泡)が発生しやす
いという問題を有していた。
【0012】ウエハ上に滴下された現像液にマイクロバ
ブルが発生する原因としては、現像液を滴下してウエハ
と現像液が接触する際に、現像液に衝撃が与えられてマ
イクロバブルが発生する場合と、元々現像液中にマイク
ロバブルを含んでいた場合とが考えられる。
【0013】上述した従来の方法では、ウエハ外周部か
ら中央部にノズルを移動させながら現像液を滴下してい
る。しかし、ウエハを回転させているため、現像液は遠
心力を受けてウエハの周辺部に向かって移動する。よっ
て、ノズルから滴下される現像液と、ウエハ上に滴下さ
れた現像液とが、互いに相反する方向に流動しながら衝
突して、マイクロバブルの発生を助長してしまう。
【0014】さらに、現像液を滴下させながら段階的に
ウエハの回転速度が低下して、液盛りを行い、パドル現
像方式による現像へ移行している。このため、現像液の
滴下時に発生したマイクロバブルや、元々現像液中に含
まれていたマイクロバブルが同一場所にとどまってしま
う。このマイクロバブルのとどまっている部分では、現
像が進行しないため、パターン欠陥が発生するという問
題が生じる。また、現像を進行させている際に、ウエハ
が回転しているために、ウエハの外周部の方が中心部に
比べて単位時間当たりの現像液の接触量が多くなり、外
周部の方が中心部よりも現像が進行してしまい、均一な
現像を行うことができない。
【0015】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、現像液中に発生するマイクロ
バブルの発生を抑制し、フォトレジスト膜のパターン欠
陥を低減することができる半導体装置の製造方法を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、上記の課題を解決するために、半導体基板に
現像液を滴下して、半導体基板上に形成されたフォトレ
ジスト膜の現像を行う半導体装置の製造方法において、
100〜500rpmの速度で半導体基板を回転させな
がら、半導体基板に現像液を滴下する第1の工程と、現
像液の滴下を停止し、500〜1500rpmの速度で
半導体基板を回転させる第2の工程と、半導体基板を静
止させたまま、あるいは100rpm以下の速度で回転
させながら、再び現像液を滴下する第3の工程とを含む
ことを特徴としている。
【0017】本発明によれば、第1の工程において、半
導体基板上に現像液が滴下される際に、500rpm以
下の速度で半導体基板を回転させているために、現像液
が半導体基板に接触する際の衝撃を従来の製造方法に比
べて小さくできる。これにより、現像液滴下時の気泡の
発生を大幅に低減できる。
【0018】また、半導体基板は、100rpm以上の
回転速度で回転しているために、半導体基板上に滴下さ
れた現像液に遠心力を与え、現像液中に含まれる気泡が
レジスト表面に付着して同一場所にとどまるのを防止で
きるとともに、常に新しい現像液を供給することができ
る。これにより、気泡が同一場所にとどまって現像未進
行の部分ができるのを防ぐことができる。
【0019】さらに、第2の工程において、一旦現像液
の滴下を停止して、半導体基板の回転速度を500〜1
500rpmに上げて現像液を振り切ることにより、現
像液中に元々存在した気泡が同一場所にとどまって所定
時間経過することで発生するパターン欠陥を低減でき
る。
【0020】さらに、第3の工程において、半導体基板
を静止させた状態で、あるいは100rpm以下で回転
させながら、再び現像液を滴下することにより、第1の
工程時と同様に、現像液が半導体基板に接触する際の衝
撃を小さくできる。これにより、現像液が半導体基板に
滴下される際に気泡の発生を低減できる。これに加え
て、半導体基板上から現像液がこぼれない程度の回転速
度であるため、半導体基板上に現像液の液盛りを行うこ
とができる。よって、このままパドル現像へ移行でき
る。
【0021】従来の製造方法では、高速回転中の半導体
基板上に現像液を滴下後、段階的に回転速度を落として
液盛りを行い、そのままパドル現像へ移行している。こ
の従来の製造方法では、現像液が高速回転中の半導体基
板に接触する時に現像液に気泡が発生しやすい。この現
像液中に発生した気泡がフォトレジスト膜上の同一場所
にとどまり、所定時間経過することにより、現像が進行
しない領域が発生しやすくなる。さらに、従来の製造方
法では、現像進行中に現像液が半導体基板上から振り切
られるような速度で半導体基板を回転させている。これ
により、半導体基板の外周部の方が中心部と比べて、単
位時間当たりの現像液との接触量が多くなり、外周部の
現像が中心部よりも進行してしまい、半導体基板が均一
に現像できなくなる。
【0022】これに対し本発明では、第1の工程で滴下
した現像液を、第2の工程で一旦振り切って、第3の工
程で再度半導体基板上に現像液を滴下して所定の時間現
像を行っている。これにより、気泡が同一の場所にとど
まることはなく、現像未進行の部分が生じてパターン欠
陥ができるのを防止できる。
【0023】また、前記第3の工程の半導体基板の回転
速度は、10〜100rpmであることがより好まし
い。
【0024】これにより、液盛りを行う際に、比較的ゆ
っくりと半導体基板が回転しているため、現像液中に最
初から含まれていた気泡が同一場所にとどまるのを防ぐ
ことができるとともに、現像液を半導体基板上に均一に
液盛りすることができる。よって、半導体基板を静止さ
せて第3の工程を行うよりも、10〜100rpmで回
転させる方がより好ましい。
【0025】また、第1の工程を3〜5秒間、第2の工
程を3〜5秒間および第3の工程を2〜4秒間行うこと
がより好ましい。
【0026】これにより、第1の工程における現像液の
滴下、第2の工程における現像液の振り切り、および第
3の工程における現像液の液盛りという各工程の目的を
達成し、さらに製造効率も考慮した最適な製造条件が得
られる。よって、各工程における回転数および時間の両
面について管理することにより、より良好な製造方法を
得ることができる。
【0027】以上のように、本発明の半導体装置の製造
方法では、従来の製造方法のように高速回転中の半導体
基板上に現像液を滴下しないことで、現像液中に発生す
る気泡の発生を低減できる。さらに、現像液中に元々含
まれている気泡がレジスト上の同一場所にとどまること
がないように、半導体基板を回転させているため、現像
液中の気泡が原因となっておきるフォトレジスト膜のパ
ターン欠陥を低減でき、半導体装置の歩留りの向上、品
質の安定を図ることが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の半導体製造工程における
製造方法に関する実施の一形態について、図1および図
2に基づいて説明すれば以下のとおりである。
【0029】図1は、本実施形態の半導体装置の製造方
法を概略的に示した説明図である。
【0030】本実施形態の半導体装置の製造方法は、図
1(a)〜(d)に示すように、ウエハ(半導体基板)
11、スピンチャック(回転体)12、現像液13およ
び現像液供給ノズル14を用いて行われ、続いて、図1
(e)に示すようにリンス液16およびリンス液供給ノ
ズル17によって、現像液13および溶融したフォトレ
ジスト膜15の洗浄が行われる。
【0031】ここで、半導体装置の現像工程を示す図1
(a)〜(e)の各工程について詳しく説明する。
【0032】図1(a)に示すウエハ11は、表面にフ
ォトレジスト膜15が塗布され、露光が終了した状態で
あり、その中心はスピンチャック12で保持されてい
る。このウエハ11を300rpmの速度で回転させな
がら、ウエハ11の中心上に誘導された現像液供給ノズ
ル14より現像液13が滴下されて、ウエハ11上の全
面に現像液13が行き渡る(第1の工程)。
【0033】次に、図1(b)に示すように、現像液供
給ノズル14から現像液13の滴下が一旦停止されると
ともに、ウエハ11の回転速度を1000rpmに上げ
て、ウエハ11上の現像液13が遠心力によって振り切
られる(第2の工程)。
【0034】続いて、ウエハ11の回転速度を50rp
mまで落として、図1(c)に示すように、現像液供給
ノズル14から再び現像液13がウエハ11上に滴下さ
れる(第3の工程)。
【0035】その後、図1(d)に示すように、現像液
13を表面張力により、ウエハ11の表面に保持して静
止したまま所定の時間、フォトレジスト膜15の現像が
パドル現像方式により行われる。
【0036】さらに、図1(e)に示すように、図1
(d)の終了後、再び回転させたウエハ11上にリンス
液供給ノズル17からリンス液16が滴下されて、現像
液13および溶解したフォトレジスト膜15が洗い流さ
れる。
【0037】なお、前記パドル現像方式とは、前記図1
(d)のように、現像液13の表面張力を利用してウエ
ハ11上に現像液13を液盛りし、ウエハ11を静止さ
せた状態で現像を行う現像方式の一種である。
【0038】本実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記のように、スピンチャック12上に保持したウエハ
11を、300rpmの速度で回転させながら現像液1
3を滴下し、一旦現像液13の滴下を停止した後、回転
速度を1000rpmにしてウエハ11上の現像液13
を振り切る。その後、50rpmの回転速度でウエハ1
1を回転させながら現像液13を滴下させている。
【0039】上記のような方法によって、半導体装置の
製造が行われることにより、第1の工程において、ウエ
ハ11上に現像液13が滴下される際に、現像液13が
ウエハ11に接触する際の衝撃を従来の製造方法に比べ
て小さくできる。これにより、現像液13の滴下時のマ
イクロバブルの発生を大幅に低減できる。また、ウエハ
11は、300rpmの回転速度で回転しているため
に、現像液13中のマイクロバブルを同一場所にとどま
らせることなく、常に新しい現像液13を供給できる。
【0040】また、第1の工程において現像液13を滴
下することにより現像が始まり、フォトレジスト膜15
の表面が現像される。これにより、第3の工程におい
て、液盛りを行って現像を進行させる際に、フォトレジ
スト膜15表面を塗れ性(親水性)の高い状態にするこ
とができる。よって、第3の工程時に、滴下前の現像液
13中にマイクロバブルが含まれていても、マイクロバ
ブルが同一場所にとどまる可能性を低くし、マイクロバ
ブルが同一場所にとどまって現像未進行の部分ができる
の防ぐことができる。
【0041】本実施形態においては、第1の工程におい
て、ウエハ11を300rpmで回転させている例につ
いて説明したが、100〜500rpmの範囲であれ
ば、上記と同様の効果を得ることができる。
【0042】ウエハ11の回転速度を、上記範囲に限定
したのは、以下の理由からである。第1の工程における
ウエハ11の回転を100rpm以上とした場合、現像
液13中に元々含まれているマイクロバブルがウエハ1
1表面に形成されたフォトレジスト膜15上の同一場所
にとどまることはない。よって、現像未進行部分である
パターン欠陥の発生を防止できる。ただし、ウエハ11
を250rpm以上で回転させることがより好ましい。
また、500rpm以下とした場合、現像液13滴下時
に現像液13とウエハ11が接触する際、現像液13に
対して大きな衝撃が与えられて生じるマイクロバブルの
発生を抑制できる。ただし、ウエハ11を350rpm
以下で回転させることがより好ましい。
【0043】さらに、第2の工程において、一旦現像液
13の滴下を停止して、ウエハ11の速度を1000r
pmに上げて現像液13を振り切ることにより、現像液
13中に元々存在したマイクロバブルが同一場所にとど
まって所定時間経過することで発生するパターン欠陥を
低減できる。
【0044】本実施形態においては、第2の工程におい
て、ウエハ11を1000rpmで回転させている例に
ついて説明したが、500〜1500rpmの範囲であ
れば、上記と同様の効果を得ることができる。
【0045】第2の工程におけるウエハ11の回転速度
を500rpm以上としたのは、500rpmが、第1
の工程でウエハ11上に滴下した現像液13が十分に振
り切るための最低の回転速度であるためである。ただ
し、第2の工程において、ウエハ11を800rpm以
上で回転させることがより好ましい。この残存した現像
液13中にマイクロバブルが含まれていると、フォトレ
ジスト膜15表面に付着して同一場所にとどまり、パタ
ーン欠陥が発生してしまう。よって、第2の工程では、
パターン欠陥の発生要因であるマイクロバブルを十分に
振り切ることができる。
【0046】また、第2の工程の目的は、第1の工程で
滴下された現像液13をウエハ11上から振り切ること
であるため、500rpm以上の回転速度であれば目的
は達成できる。しかし、第2の工程のウエハ11の回転
速度を敢えて1500rpm以下としたのは、現像液1
3と溶解したレジストが霧状のミストとなり、ウエハ1
1上に飛散してパターン欠陥の発生を防止するためであ
る。上記ミスト中には、溶解したレジストがパーティク
ルとなって含まれており、ウエハ11上に飛散するとパ
ターン欠陥となるため、ミストの発生のない程度の回転
数でウエハ11を回転させることが重要となる。なお、
1200rpm以下でウエハ11を回転させることが、
ミストの発生を抑えるためにはより好ましい回転速度で
ある。
【0047】さらに、第3の工程において、ウエハ11
を50rpmで回転させながら、再び現像液13を滴下
することにより、第1の工程時と同様に、現像液13が
ウエハ11に接触する際の衝撃を小さくできる。これに
より、現像液13がウエハ11に滴下される際のマイク
ロバブルの発生を低減できる。これに加えて、ウエハ1
1は、ウエハ11上から現像液13がこぼれない程度の
回転速度で回転しているため、ウエハ11上に現像液1
3の液盛りを行うことができる。よって、このままパド
ル現像へ移行できる。なお、ウエハ11が静止した状態
であっても、滴下された現像液13中にマイクロバブル
が混入する恐れはなく、液盛りを行うことができる。
【0048】本実施形態においては、第3の工程におい
て、ウエハ11を50rpmで回転させている例につい
て説明したのは、上記の効果を得るための最適な回転速
度であるためであるが、ウエハ11の回転速度が100
rpm以下であれば、ウエハ11を静止させた状態であ
っても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0049】第3の工程におけるウエハ11の回転速度
を、100rpm以下としたのは、100rpmより速
くウエハ11を回転させながら現像液13を滴下する
と、現像液13に与えられる遠心力が大き過ぎてウエハ
11上から振り切られてしまい、液盛りを行うことがで
きないためである。また、第3の工程の目的は、パドル
現像へ移行する前段階の液盛りを行うことであるため、
ウエハ11を静止させた状態であってもよいことは言う
までもない。しかし、10〜100rpmの範囲でゆっ
くりと回転させることにより、現像液13中に含まれる
少量のマイクロバブルに遠心力を与え、同一場所にとど
まるのをさらに確実に防止できる。さらに、現像液13
をウエハ11上により均一に液盛りすることができる。
【0050】なお、上記第3の工程において、静止した
状態も含んでいるのは、ウエハ11が静止した状態であ
っても、滴下された現像液13中にマイクロバブルが発
生する恐れはなく、液盛りも行うことができるためであ
る。さらに、上述したように、第1の工程で滴下された
現像液13によってフォトレジスト膜15の表面が塗れ
性の高い状態となっている。これにより、現像液13中
に滴下前から存在したマイクロバブルがフォトレジスト
膜15表面に付着して、同一場所にとどまる可能性が低
くなる。よって、第3の工程で液盛りを行っても、パタ
ーン欠陥が発生することはない。
【0051】ここで、上記本実施形態の製造方法におい
て、ウエハ11の回転速度と経過時間との関係を図2に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0052】図2に示したように、上記第1の工程にお
いて、ウエハ11を300rpmで回転させながら、現
像液13が約4秒間(好ましくは、3〜5秒間)、ウエ
ハ11上に滴下される。
【0053】次に、上記第2の工程において、現像液1
3の滴下が停止され、ウエハ11を1000rpmで約
4秒間(好ましくは3〜5秒間)回転させて、ウエハ1
1上に滴下された現像液13が振り切られる。
【0054】さらに、上記第3の工程において、ウエハ
11を50rpmで回転させながら、ウエハ11上に現
像液13が約4秒間(好ましくは2〜4秒間)滴下され
て、ウエハ11の全面に現像液13の液盛りが行われ
る。
【0055】そして、ウエハ11の回転を停止して、現
像液13の表面張力により現像液13がフォトレジスト
膜15上にとどまって、所定の時間現像が行われる。
【0056】上記の工程が終了後、ウエハ11を回転さ
せながらリンス液16がリンス液供給ノズル17から滴
下され、現像液13および溶解したフォトレジスト膜1
5を洗い流して現像が終了する。
【0057】従来の製造方法では、ウエハ11を100
0〜3000rpmの高速で回転させながら、現像液1
3を滴下後、段階的に回転速度を落として液盛りを行
い、そのままパドル現像方式による現像へ移行してい
る。よって、現像液13の滴下時に現像液13内にマイ
クロバブルが発生し易いとともに、フォトレジスト膜1
5上の同一場所にとどまり、所定時間の経過により、現
像の進行しない領域が発生することになる。
【0058】しかし、本実施形態の製造方法では、前述
したように、前記第1の工程において、ウエハ11を3
00rpmの低速で回転させながら、現像液13が滴下
されている。よって、従来の製造方法よりも、現像液1
3の滴下時における、現像液13とウエハ11との接触
時の衝撃が小さく、現像液13中に混入するマイクロバ
ブルの数を大幅に低減できる。また、第3の工程におい
ても、さらに低速の50rpmでウエハ11を回転させ
ているため、このウエハ11上に現像液13を滴下して
もマイクロバブルが発生しにくい。
【0059】さらに、上記第2の工程において、現像液
13の滴下を一旦停止して、ウエハ11を1000rp
mで高速回転させるため、現像液13は、ウエハ11上
から振り切られる。よって、滴下前に現像液13内に存
在したマイクロバブルがあったとしても、ウエハ11上
にとどまることはない。これにより、マイクロバブルが
所定時間、同一場所にとどまって現像が進行しない領域
を発生させるのを防止できる。
【0060】以上より、フォトリソグラフ工程において
現像する際に、現像液13中のマイクロバブルがフォト
レジスト膜15上に付着して、部分的に発生するフォト
レジスト膜15のパターン欠陥数を飛躍的に低減し、半
導体装置の歩留り向上および品質の安定を達成すること
が可能になる。
【0061】また、フォトレジスト膜15の塗布と露光
が終了したウエハ11を低速回転させながら現像液13
を滴下する第1の工程と、現像液13の滴下を停止する
とともにウエハ11を高速回転させてウエハ11上の現
像液13を除去する第2の工程と、ウエハ11を低速回
転させながら、若しくは、静止させた状態で現像液13
を滴下する製造方法であってもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法は、上記
のように、100〜500rpmの速度で半導体基板を
回転させながら、半導体基板に現像液を滴下する第1の
工程と、現像液の滴下を停止し、500〜1500rp
mの回転速度で半導体基板を回転させる第2の工程と、
半導体基板を静止させた状態で、あるいは100rpm
以下の回転速度以下で回転させながら、再び現像液を滴
下する第3の工程とを含む構成である。
【0063】上記の構成によれば、第1の工程におい
て、半導体基板上に現像液が滴下される際に、現像液が
半導体基板に接触する際の衝撃を小さくでき、現像液の
滴下時の気泡の発生を大幅に低減できるという効果を奏
する。
【0064】さらに、第2の工程において、一旦現像液
の滴下を停止させ、半導体基板の回転速度を上げて現像
液を振り切ることにより、現像液中に元々存在した気泡
が同一場所にとどまって所定時間経過することで発生す
るパターン欠陥を低減できるという効果を奏する。
【0065】さらに、第3の工程において、半導体基板
を静止させた状態で、あるいは100rpm以下で回転
させながら、再び現像液を滴下することにより、第1の
工程時と同様に、現像液が半導体基板に接触する際の衝
撃を小さくできる。これにより、現像液が半導体基板に
滴下される際に気泡の発生を低減できる。さらに、半導
体基板上から現像液がこぼれない程度の回転速度である
ため、半導体基板上に現像液の液盛りを行うことができ
るという効果を奏する。よって、このままパドル現像へ
移行できる。
【0066】また、第3の工程の半導体基板の回転速度
は、10〜100rpmであることがより好ましく、上
述したような現像液中の気泡の発生の低減と、気泡が原
因となって発生する現像未進行部分である半導体装置の
パターン欠陥を、より確実に防止でき、現像が均一に行
われた半導体装置を提供できるという効果を奏する。
【0067】また、第1の工程を3〜5秒間、第2の工
程を3〜5秒間および第3の工程を2〜4秒間行うこと
がより好ましい。それゆえ、第1の工程における現像液
の滴下、第2の工程における現像液の振り切り、および
第3の工程における現像液の液盛りという各工程の目的
を達成し、さらに製造効率も考慮した最適な製造条件が
得られる。よって、各工程における回転数および時間の
両面について管理することにより、より良好な製造方法
を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である半導体装置の製造
方法を概略的に示した説明図である。
【図2】上記製造方法における現像液の滴下とウエハの
回転速度と経過時間との関係を示すグラフである。
【図3】従来の製造方法によりレジストの現像処理を行
う際の現像シーケンスを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
11 ウエハ(半導体基板) 12 スピンチャック(回転体) 13 現像液 14 現像液供給ノズル 15 フォトレジスト膜 16 リンス液 17 リンス液供給ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に現像液を滴下して、半導体基
    板上に形成されたフォトレジスト膜の現像を行う半導体
    装置の製造方法において、 100〜500rpmの速度で半導体基板を回転させな
    がら、半導体基板に現像液を滴下する第1の工程と、 現像液の滴下を停止し、500〜1500rpmの速度
    で半導体基板を回転させる第2の工程と、 半導体基板を静止させた状態で、あるいは100rpm
    以下の速度で回転させながら、再び現像液を滴下する第
    3の工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記第3の工程の半導体基板の回転速度
    は、10〜100rpmであることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】上記第1の工程を3〜5秒間、第2の工程
    を3〜5秒間および第3の工程を2〜4秒間行うことを
    特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造
    方法。
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