JP2002180805A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JP2002180805A
JP2002180805A JP2000380832A JP2000380832A JP2002180805A JP 2002180805 A JP2002180805 A JP 2002180805A JP 2000380832 A JP2000380832 A JP 2000380832A JP 2000380832 A JP2000380832 A JP 2000380832A JP 2002180805 A JP2002180805 A JP 2002180805A
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徳明 藤井
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Junichi Iwamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カムシャフトに設けられたカムと、シリンダヘ
ッドに開閉作動可能に配設される機関弁との間に、前記
カムの回転に応じた開弁方向の駆動力を前記機関弁に与
えるリフタが介装される内燃機関の動弁装置において、
リフタを摺動可能に保持するホルダの剛性が必要以上に
増大されることを回避しつつホルダの支持剛性を高め、
内燃機関の軽量化を図る。 【解決手段】カムシャフト36を回転自在に保持するカ
ムホルダ39と、該カムホルダ39とは別体に形成され
るとともに機関弁20の開閉作動方向でのリフタ38の
摺動を可能として該リフタ38を保持するリフタホルダ
40とが、シリンダヘッド15にそれぞれ締結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カムシャフトに設
けられたカムと、シリンダヘッドに開閉作動可能に配設
される機関弁との間に、前記カムの回転に応じた開弁方
向の駆動力を前記機関弁に与えるリフタが介装される内
燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特開
平6−288205号公報等で既に知られており、この
ものでは、カムシャフトを保持するようにしてシリンダ
ヘッドに締結されるホルダに、リフタが摺動可能に保持
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カムシャフ
トを回転自在に保持するホルダの剛性は、比較的高いこ
とが要求されるのに対して、リフタを保持するホルダの
剛性は比較的低くてもよいのであるが、上記従来のもの
のように、カムシャフトおよびリフタを一体のホルダで
保持するような構成では、ホルダの成形が複雑になる場
合があり、またホルダの大重量化および大型化ひいては
内燃機関の大重量化を招く場合がある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、リフタを摺動可能に保持するホルダの剛性が
必要以上に増大されることを回避しつつホルダの支持剛
性を高め、内燃機関の軽量化を図った内燃機関の動弁装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、カムシャフトに設けられた
カムと、シリンダヘッドに開閉作動可能に配設される機
関弁との間に、前記カムの回転に応じた開弁方向の駆動
力を前記機関弁に与えるリフタが介装される内燃機関の
動弁装置において、前記カムシャフトを回転自在に保持
するカムホルダと、該カムホルダとは別体に形成される
とともに前記機関弁の開閉作動方向での前記リフタの摺
動を可能として該リフタを保持するリフタホルダとが、
前記シリンダヘッドにそれぞれ締結されることを特徴と
する。
【0006】このような構成によれば、カムシャフトを
回転自在に保持するために剛性が高いことが要求される
カムホルダと、リフタを摺動可能に保持するので高い剛
性が要求されないリフタホルダとが別体であり、カムホ
ルダおよびリフタホルダがシリンダヘッドにそれぞれ締
結されるので、リフタホルダの剛性を必要以上に増大さ
せることなく、カムホルダおよびリフタホルダの全体重
量を軽量化して内燃機関の軽量化を図ることが可能とな
るとともに、カムホルダおよびリフタホルダのシリンダ
ヘッドへの取付剛性を高めることができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、一列に並ぶ複数の燃焼室に
共通であるカムシャフトが、シリンダヘッドに締結され
る複数のカムホルダで回転自在に支承され、前記リフタ
ホルダが、前記各カムホルダ相互間でシリンダヘッドに
締結されることを特徴とし、かかる構成によれば、複数
のカムホルダ間に生じたスペースを有効に利用してリフ
タホルダをシリンダヘッドに締結することで、カムホル
ダおよびリフタホルダの配置スペースをコンパクトに纏
めることができる。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明の構成に加えて、各燃焼室毎にシリンダ
ヘッドに一対ずつ配設される同種の機関弁に個別に対応
したリフタが、前記リフタホルダに設けられる複数の保
持孔に摺動自在に嵌合され、相互に隣接して対をなす保
持孔間に対応する部分で前記リフタホルダがシリンダヘ
ッドに締結されることを特徴とし、かかる構成によれ
ば、同種の機関弁に個別に対応したリフタをそれぞれ摺
動自在に嵌合せしめて隣接する一対の保持孔間のスペー
スを有効に利用して、リフタホルダをシリンダヘッドに
締結することができ、リフタホルダのシリンダヘッドへ
の取付け剛性を高めることが可能となるととともに、カ
ムホルダおよびリフタホルダの配置スペースをより一層
コンパクトに纏めることができる。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記リフタホ
ルダは、前記リフタをそれぞれ摺動可能に保持する複数
の保持部が、相互に交差する方向に延びる複数の連結壁
が連なって成る連結部で相互に連結されて成り、前記各
連結壁が、連結部の上面および下面の少なくとも一方に
凹部を形成する形状に配置されることを特徴とし、かか
る構成によれば、連結部の剛性を高めつつ軽量化するこ
とができ、リフタホルダ全体の剛性増大および軽量化を
図ることができる。
【0010】さらに請求項5記載の発明は、上記請求項
1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記リ
フタホルダは、前記リフタをそれぞれ摺動可能に保持す
る複数の保持部が、前記各カムホルダの下方に配置され
る連結部で相互に連結されて成ることを特徴とし、かか
る構成によれば、複数のカムホルダの下方に形成したス
ペースを有効利用して連結部を配置することにより、カ
ムホルダおよびリフタホルダの配置スペースをさらに一
層効果的にコンパクト化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0012】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は内燃機関の一部縦断面図であって図2の
1−1線に沿う断面図、図2はヘッドカバーを取り外し
た状態での図1の2−2線矢視図、図3は図2の3ー3
線に沿う内燃機関の一部縦断面図、図4は図1の4−4
線断面図、図5はシリンダヘッドおよびシリンダヘッド
の切欠き分解斜視図、図6は図2の6−6線断面図であ
る。
【0013】先ず図1〜図3において、この多気筒内燃
機関のシリンダブロック11には、複数のシリンダボア
12…が設けられており、各シリンダボア12…にはピ
ストン13…が摺動可能に嵌合される。シリンダブロッ
ク11には、前記各ピストン13…との間に燃焼室14
…をそれぞれ形成するシリンダヘッド15が結合され
る。このシリンダヘッド15には、各燃焼室14…の天
井面に一対ずつ開口する吸気弁口16…と、一対の吸気
弁口16…に共通に連なるとともに各燃焼室14…毎に
シリンダヘッド15の一側面に開口する吸気ポート17
…と、各燃焼室14…の天井面に一対ずつ開口する排気
弁口18…と、一対の排気弁口18…に共通に連なると
ともに各燃焼室14…毎にシリンダヘッド15の他側面
に開口する排気ポート19…とが設けられる。
【0014】図4を併せて参照して、各吸気弁口16…
は、機関弁である吸気弁20…で開閉されるものであ
り、これらの吸気弁20…のステム20a…は、吸気弁
口16…の軸線と同軸にしてシリンダヘッド15に配設
されるガイド筒21…に摺動可能に嵌合され、ガイド筒
21…の上端から上方に突出した前記ステム20a…の
上端に設けられるリテーナ22…と、シリンダヘッド1
5との間に、吸気弁20…を上方すなわち閉弁方向に付
勢する弁ばね23…が設けられる。
【0015】各排気弁口18…は、他の機関弁である吸
気弁24…で開閉されるものであり、これらの排気弁2
4…のステム24a…は、排気弁口18…の軸線と同軸
にしてシリンダヘッド15に配設されるガイド筒25…
に摺動可能に嵌合され、ガイド筒25…の上端から上方
に突出した前記ステム24a…の上端に設けられるリテ
ーナ26…と、シリンダヘッド15との間に、排気弁2
4…を上方すなわち閉弁方向に付勢する弁ばね27…が
設けられる。
【0016】シリンダヘッド15には、該シリンダヘッ
ド15との間に動弁室28を形成するヘッドカバー29
が結合されており、動弁室28には、各吸気弁20…を
開閉駆動する吸気側動弁装置30Iと、各排気弁24…
を開閉駆動する排気側動弁装置30Eとが収納される。
【0017】各燃焼室14…の略中央部に対応する部分
のシリンダヘッド15には、吸気側および排気側動弁装
置30I,30E間に配置される下部プラグ挿入筒部3
1…が上方に延びるようにして一体に設けられており、
ヘッドカバー29には、該ヘッドカバー29をシリンダ
ヘッド15に結合した際に前記下部プラグ挿入筒部31
…の上端に連なる上部プラグ挿入筒部32…が設けられ
る。而して、相互に連なった上部プラグ挿入筒部32…
および下部プラグ挿入筒部31…には点火プラグ33…
が挿入され、各点火プラグ33…は燃焼室14…の略中
央部に臨むようにしてシリンダヘッド15にねじ込まれ
る。
【0018】吸気側動弁装置30Iは、一列に並ぶ複数
の燃焼室14…に共通であるカムシャフト36と、各吸
気弁20…に個別に対応して該カムシャフト36に設け
られるカム37…および各吸気弁20…間に個別に介装
される有底円筒状のリフタ38…とを備えるものであ
り、カムシャフト36は、シリンダヘッド15に締結さ
れる複数のカムホルダ39…で回転可能に保持され、そ
れらのカムホルダ39…とは別体であるリフタホルダ4
0に、各リフタ38…が吸気弁20…の開閉作動方向で
の摺動を可能として保持される。
【0019】図5および図6をさらに併せて参照して、
各燃焼室14…の配列方向でたとえば各燃焼室14…相
互間に対応する部分においてシリンダヘッド15の上部
には、各燃焼室14…の配列方向と直交する方向、すな
わちカムシャフト36の軸線と直交する方向に間隔をあ
けた一対のボス部41,42が、上方に開いた凹部43
をそれらのボス部41,42間に形成するようにしてそ
れぞれ一体に設けられており、各ボス部41,42…に
は上方に開放したねじ孔44,45がそれぞれ設けられ
る。しかもシリンダヘッド15は、両ボス部41,42
間にそれぞれ配置されるボルト46…でシリンダブロッ
ク11に締結される。
【0020】カムホルダ39は、カムシャフト36の上
半部を支承する上部ホルダ47と、カムシャフト36の
下半部を支承する下部ホルダ48とから成るものであ
り、下部ホルダ48には、前記ボス部41,42におけ
るねじ孔44,45の上部に下半部を挿入する円筒状の
ノックピン49,50の上半部が嵌入される。而して各
ノックピン49,50をねじ孔44,45の上部に挿入
してカムシャフト36を相互間に挟んだ上部および下部
ホルダ47,48が、それらのホルダ47,48に上方
から挿通されるとともに各ノックピン49,50をそれ
ぞれ貫通するボルト50,50により、前記ボス部4
1,42にそれぞれ締結される。
【0021】しかも前記両ボス部41,42間には凹部
43が形成されているので、両ボス部41,42間にか
け渡すようにしてカムホルダ39がシリンダヘッド15
に締結された状態で、カムホルダ40の下方にはスペー
スが生じることになる。
【0022】リフタホルダ40は、たとえば一対のリフ
タ38,38をそれぞれ摺動可能に保持する複数の保持
部54…が連結部55…で相互に連結されて成り、複数
の燃焼室14…に共通にして燃焼室配列方向に延びるよ
うに形成され、各保持部54…は、たとえば一列に並ぶ
各燃焼室14…に個別に対応して配置される。
【0023】ところで各燃焼室14…毎にシリンダヘッ
ド15には一対ずつの吸気弁20…が配設されており、
それらの吸気弁20…のステム20aの上端に閉塞端内
面中央部をそれぞれ当接させる有底円筒状のリフタ38
…をそれぞれ摺動自在に嵌合せしめる一対の保持孔5
6,56が、各吸気弁20…におけるステム20a…と
同軸にして各保持部54…にそれぞれ設けられる。
【0024】リフタホルダ40は、各カムホルダ39,
39…相互間でシリンダヘッド15に締結されるもので
あり、各保持部54…において両保持孔56,56間に
対応する部分が、シリンダヘッド15に設けられている
締結座57…にボルト58,58でそれぞれ締結され
る。而してシリンダヘッド15に締結されたリフタホル
ダ40で摺動可能に保持されるリフタ38…の閉塞端外
面に、各カム37…がそれぞれ摺接されることになり、
カム37…の回転に応じた開弁方向の駆動力がリフタ3
8…から吸気弁20…に付与される。
【0025】前記保持部54が備える両保持孔56,5
6の上部にはU字状の縦断面形状を有する規制材59が
嵌合、装着される。一方、リフタ38…の外周面の一部
には前記規制部材59に摺接する平坦面38aがそれぞ
れ形成されており、1つの規制部材59を各保持部54
にそれぞれ装着することによって各リフタ38,38…
の保持孔56,56内での軸線まわりの回転が阻止され
ることになる。
【0026】連結部55は、相互に交差する方向に延び
る複数たとえば4つの連結壁55a,55b,55c,
55dが連なって成るものであり、各連結壁55a〜5
5dは、連結部55の上面および下面の少なくとも一方
(この実施例では両方)に凹部60,61を形成する形
状に配置される。
【0027】しかも連結部55は、各カムホルダ39の
下方に形成されているスペースに配置されて各保持部5
4…間を連結する。
【0028】各排気弁24…を開閉駆動する排気側動弁
装置30Eは、基本的には上記吸気側動弁装置30Iと
同様に構成されるものであり、吸気側動弁装置30Iに
対応する主要構成要素に同一の参照符号を付して図示す
るのみで、排気側動弁装置30Eについての詳細な説明
を省略する。
【0029】次にこの実施例の作用について説明する
と、吸気側動弁装置30Iおよび排気側動弁装置30E
は、カムシャフト36を回転自在に保持する複数のカム
ホルダ39…と、それらのカムホルダ39…とは別体に
形成されるとともに吸気弁20…および排気弁24…の
開閉作動方向での摺動を可能としてリフタ38…を保持
するリフタホルダ40とを備え、カムホルダ39および
リフタホルダ40がシリンダヘッド15にそれぞれ締結
される。すなわちカムシャフト36を回転自在に保持す
るために剛性が高いことが要求されるカムホルダ39
と、リフタ38…を摺動可能に保持するだけであるので
高い剛性が必要とされないリフタホルダ40とが別体で
あり、カムホルダ39およびリフタホルダ40がシリン
ダヘッド15にそれぞれ締結されるので、カムホルダ3
9およびリフタホルダ40を構成する材料の選択の自由
度が広がることになり、リフタホルダ40を、カムホル
ダ39を形成する材料よりも軽量の材料で形成すること
でリフタホルダ40の剛性を必要以上に増大させること
なく、カムホルダ39およびリフタホルダ40の全体重
量を軽量化して内燃機関の軽量化を図ることが可能とな
るとともに、カムホルダ39およびリフタホルダ40の
シリンダヘッド15への取付剛性を高めることができ
る。
【0030】また一列に並ぶ複数の燃焼室14…に共通
であるカムシャフト36が、たとえば各燃焼室14…を
相互間に挟む位置でシリンダヘッド15に締結される複
数のカムホルダ39…で回転自在に支承されており、複
数の燃焼室14…に共通にして燃焼室配列方向に延びる
リフタホルダ40が、各カムホルダ39…相互間でシリ
ンダヘッド15に締結されるので、複数のカムホルダ3
9…間に生じたスペースを有効に利用してリフタホルダ
40をシリンダヘッド15に締結することができ、カム
ホルダ39…およびリフタホルダ40の配置スペースを
コンパクトに纏めることができる。
【0031】しかもリフタホルダ40には、一対の保持
孔56,56が燃焼室14毎に設けられており、各燃焼
室14…毎にシリンダヘッド15に一対ずつ配設される
吸気弁20…または排気弁24…に個別に対応したリフ
タ38…が各保持孔56,56…にそれぞれ摺動自在に
嵌合され、両保持孔56,56間に対応する部分でリフ
タホルダ40がシリンダヘッド15に締結されている。
このため一対の保持孔56,56間のスペースを有効に
利用してリフタホルダ40をシリンダヘッド15に締結
することができ、リフタホルダ40のシリンダヘッド1
5への取付け剛性を高めることが可能となるとととも
に、カムホルダ39…およびリフタホルダ40の配置ス
ペースをより一層コンパクトに纏めることができる。
【0032】またリフタホルダ40は、たとえば各燃焼
室14…に個別に対応して配置されるとともに各燃焼室
14…毎のリフタ38,38をそれぞれ保持する複数の
保持部54…が、相互に交差する方向に延びる複数の連
結壁55a〜55dが連なって成る連結部55で相互に
連結されて成るものであり、各連結壁55a〜55d
は、連結部55の上面および下面の少なくとも一方(こ
の実施例では両方)に凹部60,61を形成する形状に
配置されるので、連結部55の剛性を高めつつ軽量化す
ることができ、各燃焼室14…に共通なリフタホルダ4
0全体の剛性増大および軽量化を図ることができる。
【0033】また複数の保持部54…を連結する連結部
55…が、各カムホルダ39…の下方に配置されるの
で、各カムホルダ39…の下方に形成したスペースを有
効利用して連結部55…を配置することにより、カムホ
ルダ39…およびリフタホルダ40の配置スペースをさ
らに一層効果的にコンパクト化することができる。
【0034】さらに各連結部55…は、シリンダヘッド
15をシリンダブロック11に締結するボルト46…の
上方スペースに配置されるので、リフタホルダ40の配
置スペースのコンパクト化により一層寄与することがで
きる。
【0035】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0036】たとえば上記実施例では、カムホルダ39
が、各燃焼室14…相互間に対応する部分でシリンダヘ
ッド15の上部に締結されていたが、各燃焼室14…の
中央部に対応する部分でカムホルダ39がシリンダヘッ
ド15の上部に締結される動弁装置にも本発明を適用す
ることができる。この際、燃焼室14毎に一対ずつの機
関弁がシリンダヘッド15に配設されている場合に、リ
フタホルダ40の保持部54は、隣接する一対の燃焼室
間に跨がる位置に配置されることになる。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、リフタホルダの剛性を必要以上に増大させることな
く、カムホルダおよびリフタホルダの全体重量を軽量化
して内燃機関の軽量化を図ることが可能となるととも
に、カムホルダおよびリフタホルダのシリンダヘッドへ
の取付剛性を高めることができる。
【0038】また請求項2記載の発明によれば、複数の
カムホルダ間に生じたスペースを有効に利用してリフタ
ホルダをシリンダヘッドに締結することで、カムホルダ
およびリフタホルダの配置スペースをコンパクトに纏め
ることができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、同種の機関
弁に個別に対応したリフタをそれぞれ摺動自在に嵌合せ
しめて隣接する一対の保持孔間のスペースを有効に利用
してリフタホルダをシリンダヘッドに締結することがで
き、リフタホルダのシリンダヘッドへの取付け剛性を高
めることが可能となるととともに、カムホルダおよびリ
フタホルダの配置スペースをより一層コンパクトに纏め
ることができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、連結部の剛
性を高めつつ軽量化することができ、リフタホルダ全体
の剛性増大および軽量化を図ることができる。
【0041】さらに請求項5記載の発明によれば、複数
のカムホルダの下方に形成したスペースを有効利用して
連結部を配置することにより、カムホルダおよびリフタ
ホルダの配置スペースをさらに一層効果的にコンパクト
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の一部縦断面図であって図2の1−1
線に沿う断面図である。
【図2】ヘッドカバーを取り外した状態での図1の2−
2線矢視図である。
【図3】図2の3ー3線に沿う内燃機関の一部縦断面図
である。
【図4】図1の4−4線断面図である。
【図5】シリンダヘッドおよびシリンダヘッドの切欠き
分解斜視図である。
【図6】図2の6−6線断面図である。
【符号の説明】
14・・・燃焼室 15・・・シリンダヘッド 20・・・機関弁としての吸気弁 24・・・機関弁としての排気弁 30I・・・吸気側動弁装置 30E・・・排気側動弁装置 36・・・カムシャフト 37・・・カム 38・・・リフタ 39・・・カムホルダ 40・・・リフタホルダ 54・・・保持部 55・・・連結部 55a,55b,55c,55d・・・連結壁 56・・・保持孔 60,61・・・凹部
フロントページの続き (72)発明者 岩本 純一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G016 AA06 AA19 BA19 BB04 BB07 CA05 CA12 CA14 CA18 CA22 CA23 CA29 CA32 CA35 EA08 FA40 GA01 3G024 AA17 AA18 DA06 DA18 FA13 GA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフト(36)に設けられたカム
    (37)と、シリンダヘッド(15)に開閉作動可能に
    配設される機関弁(20,24)との間に、前記カム
    (37)の回転に応じた開弁方向の駆動力を前記機関弁
    (20,24)に与えるリフタ(38)が介装される内
    燃機関の動弁装置において、前記カムシャフト(36)
    を回転自在に保持するカムホルダ(39)と、該カムホ
    ルダ(39)とは別体に形成されるとともに前記機関弁
    (20,24)の開閉作動方向での前記リフタ(38)
    の摺動を可能として該リフタ(38)を保持するリフタ
    ホルダ(40)とが、前記シリンダヘッド(15)にそ
    れぞれ締結されることを特徴とする内燃機関の動弁装
    置。
  2. 【請求項2】 一列に並ぶ複数の燃焼室(14)に共通
    であるカムシャフト(36)が、シリンダヘッド(1
    5)に締結される複数のカムホルダ(39)で回転自在
    に支承され、前記リフタホルダ(40)が、前記各カム
    ホルダ(39)相互間でシリンダヘッド(15)に締結
    されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁
    装置。
  3. 【請求項3】 各燃焼室(14)毎にシリンダヘッド
    (15)に一対ずつ配設される同種の機関弁(20,2
    4)に個別に対応したリフタ(38)が、前記リフタホ
    ルダ(40)に設けられる複数の保持孔(56)に摺動
    自在に嵌合され、相互に隣接して対をなす保持孔(5
    6)間に対応する部分で前記リフタホルダ(40)がシ
    リンダヘッド(15)に締結されることを特徴とする請
    求項1または2記載の内燃機関の動弁装置。
  4. 【請求項4】 前記リフタホルダ(40)は、前記リフ
    タ(38)をそれぞれ摺動可能に保持する複数の保持部
    (54)が、相互に交差する方向に延びる複数の連結壁
    (55a,55b,55c,55d)が連なって成る連
    結部(55)で相互に連結されて成り、前記各連結壁
    (55a〜55d)が、連結部(55)の上面および下
    面の少なくとも一方に凹部(60,61)を形成する形
    状に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の内燃機関の動弁装置。
  5. 【請求項5】 前記リフタホルダ(40)は、前記リフ
    タ(38)をそれぞれ摺動可能に保持する複数の保持部
    (54)が、前記各カムホルダ(39)の下方に配置さ
    れる連結部(55)で相互に連結されて成ることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の動弁
    装置。
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JP2010209796A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Toyota Motor Corp カムシャフト支持構造

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