JP2002179361A - エレベータのガバナテンショナ装置 - Google Patents

エレベータのガバナテンショナ装置

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JP2002179361A
JP2002179361A JP2000385901A JP2000385901A JP2002179361A JP 2002179361 A JP2002179361 A JP 2002179361A JP 2000385901 A JP2000385901 A JP 2000385901A JP 2000385901 A JP2000385901 A JP 2000385901A JP 2002179361 A JP2002179361 A JP 2002179361A
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Japan
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weight
governor tensioner
tensioner
arm member
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JP2000385901A
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English (en)
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Yuichi Yazaki
雄一 矢▲崎▼
Kiyoshi Sakai
清 酒井
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガバナテンショナの浮き上がりを抑制する。 【解決手段】 調速機のガバナロープ6に所要の張りを
与えるためにシーブ8とおもり9を有するガバナテンシ
ョナ7が設けられる。このガバナテンショナ7をガイド
レール3側から横方向へ延びた根元側がガイドレール3
側に回動自在に支持されている腕部材22により支持す
る。この腕部材の根元側に歯型部35を設け、この歯型
部に係合される爪部材37をガイドレール3側に設けて
ガバナテンショナの下方への移動は自由とし、上方への
移動を阻止する。これにより、ガバナロ一プに加振力が
加わってもガバナテンショナが浮き上がって、ガバナロ
ープの張力を一時的に失わせるような事態を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗りかごに連結さ
れたガバナロープを介して、昇降路内を昇降する乗りか
ごに同期して駆動される調速機の、ガバナテンショナの
浮き上がりを抑制するようにしたエレベータのガバナテ
ンショナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの乗りかごの下降速度に関し
て、建築基準法施行令第129条の7において、乗りか
ごの下降速度が規定された値を超えたときに、乗りかご
の降下を自動的に制止する装置を設けなければならない
ことが規定されている。そのため、通常エレベータに
は、調速機が付設されていて、この調速機によって乗り
かごの下降速度を検出し、乗りかごの下降速度が規定さ
れた値を超えたときに非常止め装置を動作させて、乗り
かごを非常停止させるようになっている。
【0003】そこで先ず、この調速機によって非常止め
装置を動作させる仕組みについて、乗りかごが昇降する
昇降路内の概略を示した図13を参照して説明する。
【0004】乗りかご1は、メインロープ2の一端に連
結されているとともに、メインロープ2の他端には図示
しない釣り合いおもりが連結されていて、これらは、昇
降路の最上部に位置する機械室に設けられている図示し
ない巻上機の綱車につるべ式に吊されている。そして、
昇降路には一対のガイドレール3が立設されており、乗
りかご1は、このガイドレール3に沿って、巻上機によ
って昇降される。
【0005】また、上記の機械室には、調速機(ガバ
ナ)5が設置されている。そして、上方端側がこの調速
機5に巻装されたループ状のガバナロープ6が、昇降路
内に垂下されており、その下方端側は、昇降路の底部近
傍にまで達しシーブ8に巻きかけられている。すなわ
ち、ガバナロープ6は、調速機5とガバナテンショナ7
のシーブ8との間に、ループ状に掛け回されている。さ
らに、ガバナロープ6の下方端側には、ガバナロープ6
に適当な張リを与えるためのガバナテンショナ7が、昇
降路の底部に接することのないように取付けられてい
る。このガバナテンショナ7は、ガバナロープ6を巻装
するシーブ8と、このシーブ8の回転軸8aに連結され
たおもり9とから構成されている。
【0006】ガバナロープ6の一部には取付部6aが形
成されていて、この取付部6aは、乗りかご1に設けら
れているセフティリンク10の一端に結合されている。
よって、通常、ガバナロープ6は、乗りかご1の昇降に
伴い、乗りかご1と同じ方向に同じ速度で移動する。こ
のとき、ガバナロープ6はガバナテンショナ7によっ
て、適当な張リが与えられているので、空回りすること
なく調速機5に乗りかご1の移動速度が伝達される。ま
た、セフティリンク10は、乗りかご1の非常止め装置
11にリフトロッド12を介して連結されている。この
非常止め装置11は、乗りかご1の底部の両側に、ガイ
ドレール3に係合するように設けられており、各非常止
め装置11にそれぞれリフトロッド12が連結されてい
る。
【0007】さて、調速機5は常に乗りかご2の下降速
度を検出しており、乗りかご2の下降速度が規定の値を
超えると、調速機5はガバナロープ6を掴んで止めるよ
うに作用する。よって、乗りかご2の下降速度が規定値
を超えたり、万が一、メインロープ2が破断したような
場合には、乗りかご2の下降速度の異常を調速機5がキ
ャッチしてガバナロープ6を掴むので、それまでは乗り
かご2と同じ方向へ同じ速度で移動していたガバナロー
プ6は、落下する乗りかご1に対して反対に上昇する方
向となる。従って、ガバナロープ6の取付部6aに連結
されているセフティリンク10が、ガバナロープ6によ
って引上げられることになり、セフティリンク10に連
結されている一対のリフトロッド12も引上げられる。
さらに、リフトロッド12が引上げられることによっ
て、非常止め装置11がガイドレール3をしっかり挟み
込むように掴む。このように、一対の非常止め装置11
が同時に動作することにより、落下する乗りかご1を停
止させる。
【0008】ところで、上述のように、調速機5が乗り
かご1の過速度を確実に検出して、非常止め装置11を
動作させるためには、ガバナロープ6には常に適当な張
力が加えられていることが必要である。これによって乗
りかご1の速度を正確に調速機5へ伝達することができ
るからである。よって、ガバナロープ6に必要な張力を
与えるようにするために、ガバナテンショナ7が設けら
れている訳であるが、このガバナテンショナ7は、ガバ
ナロープ6の経時変化に伴う伸びに応じて下方へは移動
できるようにするとともに、横方向への移動は制限する
ように安定に保持する必要がある。このガバナテンショ
ナ7を安定に保持する従来の手段には、大別すると、ガ
バナテンショナ7のシーブ8とガイドレール3とを横方
向の腕で連結する第1の方式と、ガバナテンショナ7用
のガイドレールを設置しておき、これにガバナテンショ
ナ7のおもり9を案内させる第2の方式との2通りがあ
った。
【0009】そこで次に、従来のガバナテンショナ7の
保持手段について、図14ないし図17を参照して説明
する。なお、これらの図において、図13と同一部分に
は同一符号を付して示してある。
【0010】図14は、第1の方式によるガバナテンシ
ョナの設置状態を示した正面図であり、図15は、図1
4の矢視A方向の部分的な平面図である。これらの図に
示されているように、ガバナテンショナ7は、ガバナロ
ープ6を巻装しガバナロープ6に従動するシーブ8と、
ガバナロープ6に張力を与えるための、シーブ8の回転
軸8aに連結され垂下しているおもり9とから構成され
ており、平面的には機械室に設置されている調速機5と
同位置に設置されている。そして、シーブ8は、乗りか
ご1の昇降を案内するガイドレール3に取り付けられた
固定部材21に腕部材22を介して連結されている。な
お、腕部材22の一端は、シーブ8の回転軸8aを回動
自在に支持しており、腕部材22の他端は、固定部材2
1にシャフト23によって回動自在に支持されている。
【0011】一方、図16は、第2の方式によるガバナ
テンショナ7の設置状態を示した正面図であり、図17
は、図16のB−B線に沿う部分的な断面図である。こ
こで、ガバナテンショナ7が、ガバナロ一プ6を巻装し
ガバナロ一プ6に従動するシーブ8と、ガバナロープ6
に張力を与えるための、シーブ8の回転軸8aに連結さ
れ垂下しているおもり9とから構成され、平面的には機
械室に設置されている調速機5と同位置に設置されてい
るのは、第1の方式のものと同様である。第1の方式の
ものと異なるところは、図に示されているように、乗り
かご1の昇降を案内するガイドレール3に、上下方向に
間隔を置いて一対の支持腕24a、24bを取り付け、
この一対の支持腕24a、24bにそれぞれ断面がコの
字型をしたガバナテンショナ用ガイド25a、25b
を、互いに向き合うように垂直に取り付け、このガバナ
テンショナ用ガイド25a、25b間におもり9を上下
動自在に支持したところである。
【0012】このように、ガバナテンショナ7は必要な
張力を得るための質量を有しており、その質量によって
ガバナロープ6が伸びても、張力を失わないように上下
方向には自由に移動できるようになっている。そして、
質量を確保するおもり9及びシーブ8は腕部材22また
は支持体25a、25bによって、上下方向以外への移
動を制限されている。また、ガバナロープ6の伸びが促
進し、ガバナテンショナ7が昇降路の底部(ピットの底
部)に接触するようになると、ガバナロープ6の張力が
失われることになるため、エレベータの保守・点検時
に、ガバナロープ6の伸びも点検し、その伸び量が所定
量に達していれば、張力が失われる前にガバナロープ6
の切り詰め作業を実施して、その張力を保つことにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ガバナテンショナ7は、ガバナロープ6の伸びに追従し
て張力を発揮させるために、シーブ8に連結した腕部材
22を、シヤフト23を中心にして固定部材21に対し
て上下方向には抵抗無く回動できる構造(第1の方式)
となっており、あるいは、おもり9をガバナテンショナ
用ガイド25a、25bで保持することによって、上下
方向には抵抗なく移動できる構造(第2の方式)となっ
ていた。しかし、乗りかご1に乗っている乗客が、いた
ずらなどにより乗りかご1を無理に揺すったような場合
には、加振力がガバナロープ6に伝達されて、ガバナテ
ンショナ7を上下に振動させることになっていた。加振
力がわずかな場合には、シーブ8が回転するのみである
が、しかし、その加振力が過度のものであった場合に
は、シーブ8とおもり9から成るガバナテンショナ7
が、上下に振動するようになり、ガバナロープ6とガバ
ナテンショナ7とは、ばね質量系のような振動系となっ
て、この振動はしばらく持続することになる。
【0014】そして、このガバナテンショナ7の上下方
向の振動が大きくなると、ガバナテンショナ7が浮き上
がって、ガバナロープ6の張力を一時的に失わせる事態
に繋がり、さらにガバナロープ6に非常に大きな振動を
起こさせる原因ともなるものであった。従って、張力を
失ったガバナロープ6がその振動によって、調速機5の
シーブから脱落したり、昇降路内の構造物に引っ掛るこ
とによって、調速機5としての機能を果たさなくなる可
能性があった。また、一時的に浮き上がったガバナテン
ショナ7が、ガバナロープ6上に落下して支持されると
いう状況も起こり、このとき、重力の加速度によってガ
バナテンショナ7の質量の2倍以上の負荷がガバナロー
プ7にかかる隣間も発生し、これを受ける調速機5にも
高い応力が掛かって、調速機5を故障させる可能性があ
った。
【0015】これらは、調速機5の本来の役割を妨げる
事態となり、万が一のために設置されている安全装置の
動作環境としては望ましいものではない。
【0016】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、ガバナテンショナの過度の上下方向
振動を抑制することができ、もって調速機の故障を未然
に防止することのできるエレベータのガバナテンショナ
装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、昇降路内を昇降する乗りかごにガバナロ
ープを連結し、このガバナロープを介して同期して駆動
される調速機により前記乗りかごの過速度を検知するエ
レベータであって、前記ガバナロープが巻きかけられる
シーブ及びこのシーブに付加されたおもりにより前記ガ
バナロープに所要の張りを与えるガバナテンショナ装置
において、前記ガバナテンショナを前記昇降路内の構造
物から横方向へ延びた腕部材により支持し、この腕部材
の根元側を直接または支持体を介して前記構造物に回動
自在に軸支するとともにこの軸支部に前記腕部材の上方
への回動を抑制する手段を設けたことを特徴とする。
【0018】このように、腕部材の上方への回動を抑制
することによって、ガバナテンショナの上下方向の振動
を抑制するので、ガバナロープの張力を一時的に失わせ
るような事態は防止され、エレベータの安全性を向上す
ることができる。また、おもりの質量を増加させること
なく、或いはおもりの質量を低減しても、所望の振動抑
制効果を得ることができる。
【0019】また本発明は、昇降路内を昇降する乗りか
ごにガバナロープを連結し、このガバナロープを介して
同期して駆動される調速機により前記乗りかごの過速度
を検知するエレベータであって、前記ガバナロープが巻
きかけられるシーブ及びこのシーブにおもりを付加して
前記ガバナロープに所要の張りを与えるガバナテンショ
ナ装置において、前記ガバナテンショナの前記おもりを
ガバナテンショナ用ガイドにより上下方向に案内支持
し、このガバナテンショナ用ガイドと前記おもりとの間
に前記おもりの上方への移動を抑制する手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0020】上記のように、ガバナテンショナのおもり
の上方への移動を抑制することにより、ガバナテンショ
ナの上下方向の振動が抑制されるので、ガバナロ一プの
張力を一時的に失わせるような事態は防止され、エレベ
ータの安全性を向上させることができる。また、おもり
の質量を増加させることなく、或いはおもりの質量を低
減しても、所望の振動抑制効果を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るエレベータのガ
バナテンショナ装置の実施の形態について、図1ないし
図12を参照して詳細に説明する。なお、これらの図に
おいて、図13ないし図17と同一部分には同一符号を
付してあるので、その部分の説明は省略する。
【0022】図1は、本発明のエレベータのガバナテン
ショナ装置の第1の実施の形態を示した正面図であり、
図2は、図1の矢視A1方向の部分的な平面図である。
図1に示す本実施の形態において、ガバナロープ6、シ
ーブ8、腕部材22、固定部材21などの構成は従来の
技術を示した図14とほぼ同様であるが、図2に示され
ているように、本実施の形態は、ガイドレール3に取り
付けられた固定部材21に、シーブ8の回転軸8aに取
り付けられた腕部材22を、回動自在に軸支しているシ
ャフト23部分に、摩擦材で形成された座31とばね部
材として例えば皿ばね32とを介在させたところに特徴
を有する。摩擦材は表面を粗面化等して摩擦力による摺
動抵抗を高めたものである。すなわち、固定部材21と
腕部材22とに貫通させて両者を連結するシャフト23
に、固定部材21と腕部材22との対向する面の側に、
座31をそれぞれ配置するとともに、この一対の座31
に挟さまれるように、皿ばね32を配置し、これらにシ
ャフト23を貫通をさせることによって、そのシャフト
23で固定部材21と腕部材22とを回動可能に支持す
るとともに座31、31を腕部材22および固定部材2
1にそれぞれ接触させて摩擦力を発生させることにより
腕部材22の回動を抑制している。なお、腕部材22は
固定部材21を介さずに、直接ガイドレール3に回動自
在に取り付けてもよい。また、座31だけを介在させる
ようにしてもよい。
【0023】よって、乗客が乗りかご1を揺すったよう
な場合に、その加振力がガバナロープ6を伝わって、ガ
バナテンショナ7をシャフト23を中心に腕部材22を
介して円弧状に上下に振動させるように作用するが、シ
ャフト23に設けられ皿ばね32によって押し付け力が
付与された座31、31が、固定部材21と腕部材22
とに接触し摩擦力を発生しているので、ガバナテンショ
ナ7の上下方向への運動を阻止ないし抑制するような力
が働くことになる。また振動が発生した場合において
も、座31、31による摩擦力が、発生した振動を収束
させるように作用するので、カバナロープ6とガバナテ
ンショナ7とは、ばね質量系を形成することがなくな
り、すみやかにその振動を収束して安定化させることが
できる。従って、ガバナテンショナ7の上下方向の振動
が大きくなることを阻止して、ガバナロープ6の張力を
一時的に失わせるような事態を防止し、エレベータ装置
の安全性を向上することができる。
【0024】なお、この摩擦力はガバナテンショナ7の
質量を支持できるような大きなものではないので、経時
変化によってカバナロープ6が徐々に伸びていった際
に、ガバナテンショナ7が下へ移動することを妨げるこ
とはない。よって、カバナロープ6が伸びても、ガバナ
ロープ6には所要の張りが常に与えられるので、その張
力を失わせることはない。勿論、カバナロープ6が伸び
た場合には、ガバナロープ6の切り詰め作業も必要であ
る。
【0025】次に、上記の図1および図2に示した本発
明の第1の実施の形態に対して、一部の部材を追加した
実施の形態について、図3および図4を参照して説明す
る。なお、図3は、本発明のエレベータのガバナテンシ
ョナ装置の部分を示した正面図であり、図4は、図3の
矢視A2方向の部分的な平面図である。なお、図3およ
び図4において、図1および図2と同一部分には同一符
号を付して、その部分の説明は省略する。
【0026】この実施の形態は、シャフト23に巻き付
けるようにねじりコイルばね33を設け、その両方端を
固定部材21と腕部材22に係止したものである。すな
わち、固定部材21と腕部材22とに貫通させて両者を
連結するシャフト23に、固定部材21と腕部材22と
の対向する面の側に、座31をそれぞれ配置するととも
に、この一対の座31に挟さまれるように、皿ばね32
を配置し、これらにシャフト23を貫通させることによ
って、そのシャフト23で固定部材21と腕部材22と
を回動可能に軸支するとともに、さらに、ねじりコイル
ばね33をシャフト23に巻き付けるようにして設け、
その一方の端を固定部材21に係止し、他方の端を腕部
材22に係止している。
【0027】よって、ガバナロープ6を伝わって加振力
がガバナテンショナ7に作用した場合に、図1、図2に
示した実施の形態での、座31と皿ばね32とによる振
動抑制作用に加えて、固定部材21と腕部材22にそれ
ぞれ係止したねじりコイルばね33によって、素早く振
動を吸収し、ガバナテンショナ7の上方への移動を抑制
することができる。さらに、ねじりコイルばね33のば
ね力を強めると、見掛上ガバナテンショナ7の質量が増
加して上方への移動が困難になるので、ねじりコイルば
ね33のばね力を適切に設定すれば、おもり9の質量を
低減しても、所望の振動抑制効果を得ることができる。
【0028】このねじりコイルばね33を設けた場合で
も、座31と皿ばね32とを含めた摩擦力は、ガバナテ
ンショナ7の質量を支持できるような大きなものではな
いので、経時変化によってカバナロープ6が徐々に伸び
ていった際に、ガバナテンショナ7が下へ移動すること
を妨げるものではない。よって、カバナロープ6が伸び
ても、ガバナロープ6には所要の張りが常に与えられ
る。
【0029】次に、上述の図1ないし図4に示した本発
明の実施の形態に対して、一部を変更した実施の形態に
ついて、図5および図6を参照して説明する。なお、図
5は、本発明のエレベータのガバナテンショナ装置の部
分を示した正面図であり、図6は、図5の矢視A3方向
の部分的な平面図である。この図5および図6において
も、図1ないし図4と同一部分には同一符号を付して、
その部分の説明は省略する。
【0030】この実施の形態において、図1ないし図4
と異なるところは、固定部材21と腕部材22とを回動
自在に軸支しているシャフト23部分に、座31や皿ば
ね32あるいはねじりコイルばね33を介在させること
なく、シャフト23の部分に近い腕部材22の端部に歯
型35を形成し、この歯型35に係合されて腕部材22
の上方への移動を阻止する爪部材36を、固定部材21
に取り付けたものである。
【0031】すなわち、腕部材22の一端は、シーブ8
の回転軸8aに回動自在に軸支され、腕部材22の他端
は、固定部材21にシャフト23によって回動自在に軸
支されている。そして、腕部材22のシャフト23に近
い端部(すなわち根元側端部)は半円形に形成されてい
て、この半円形部分に歯型35が形成されている。さら
に、この歯型35に係合される爪部材36が、固定部材
21に設けられている。この爪部材36は、先端部が歯
型35に係合され、根元部が軸36aによって固定部材
21に回動自在に軸支され、さらに、爪部材36はばね
37によって引っ張られていて、腕部材22の反時計方
向への動きを規制している。
【0032】よって、歯型35に爪部材36が係合され
た状態では、ガバナテンショナ7が下降する方向すなわ
ち、腕部材22がシャフト23を中心に時計方向へ回ろ
うとするときにはその回転に対しては自由である。逆
に、ガバナテンショナ7が上方へ移動しようとすると
き、すなわち、腕部材22がシャフト23を中心に反時
計方向へ回ろうするときには、爪部材36が歯型35に
噛み合って、腕部材22の回動を阻止するように作用す
るものである。
【0033】従って、乗客が乗りかご1を揺すったよう
な場合に、その加振力がガバナロープ6を伝わって、ガ
バナテンショナ7を上下に振動させようとしても、歯型
35に爪部材36が係合されているために、シャフト2
3を中心とした腕部材22の円弧運動が、時計方向へは
自由であるが反時計方向へは阻止される。すなわち、ガ
バナテンショナ7が下降しようとするときの腕部材22
の時計方向への回動に対しては自由であるが、ガバナテ
ンショナ7が上昇しようとするときの腕部材22の反時
計方向への回動は阻止されることになる。よって、ガバ
ナテンショナ7の振動が阻止されて、ガバナロープ6の
張力を一時的に失わせるような事態を防止し、エレベー
タ装置の安全性を向上することができる。
【0034】なお、歯型35に係合されている爪部材3
6は、ガバナテンショナ7の下降を阻止するものではな
いので、経時変化によってガバナロープ6が徐々に伸び
たときは、それに伴ってガバナテンショナ7は下へ移動
することになる。よって、ガバナロープ6が伸びても、
ガバナロープ6には所要の張りが常に与えられる。
【0035】次に、本発明に係るエレベータのガバナテ
ンショナ装置の第2の実施の形態と、その実施の形態に
対して一部部材を追加したり、変更した実施の形態につ
いて説明する。
【0036】図7は、本発明のエレベータのガバナテン
ショナ装置の第2の実施の形態を示した正面図であり、
図8は、図7のB1−B1線に沿う部分的な断面図であ
る。本実施の形態におけるガバナロープ6、シーブ8、
おもり9、支持体25a、25bなどの構成は、従来の
技術を示した図16とほぼ同様であるが、支持体25
a、25bとおもり9との接触構造に特徴がある。
【0037】図8に示されているように、本実施の形態
は、ガイドレール3に固着された支持腕24a、24b
に垂直方向に断面がコの字型をしたガバナテンショナ用
ガイド25aが取り付けられており、これらガバナテン
ショナ用ガイド25a内におもり9が摺動自在に保持さ
れている。おもり9がガバナテンショナ用ガイド25a
内面に接触する側の面には、摩擦材で形成された座41
とばね部材としての例えば皿ばね42とが取り付けられ
ている。すなわち、座41と皿ばね42とは、略中心部
がシャフト43によって支持されて一体化されておもり
9に進退自在に取り付けられており、これが、おもり9
の両側と支持体25aの内面との隙間に位置し、皿ばね
42のばね力によって摩擦材で形成された座41をガバ
ナテンショナ用ガイド25aの内面に押付けて、所定の
摩擦力が発生するようになっている。なお、図8には示
されていないが、ガバナテンショナ用ガイド25bの内
面とおもり9の両側との隙間にも、同様に、座41と皿
ばね42との略中心部がシャフト43によって支持され
て一体化されておもり9に取り付けられた部材が介在さ
れている。
【0038】このように構成されたものにあっては、乗
客が乗りかご1を揺すったような場合に、その加振力が
ガバナロープ6を介してガバナテンショナ7へ伝達さ
れ、ガバナテンショナ7は上下に振動しようとするが、
シャフト43に支持され皿ばね42によって押し付けら
れた座41がガバナテンショナ用ガイド25a、25b
の内面に対して摩擦力を発生しているので、ガバナテン
ショナ7の上下方向への運動を阻止ないし抑制するよう
な力が働くことになる。また振動が発生した場合におい
ても、座41とガバナテンショナ用ガイド25a(25
b)との間の摩擦力が、発生した振動を収束させるよう
に作用するので、カバナロープ6とガバナテンショナ7
とは、ばね質量系を形成することがなくなり、すみやか
にその振動を収束して安定化させることができる。従っ
て、ガバナテンショナ7の上下方向の振動が大きくなる
ことを阻止して、ガバナロープ6の張力を一時的に失わ
せるような事態を防止し、エレベータの安全性を向上す
ることができる。
【0039】なお、この座41による摩擦力はガバナテ
ンショナ7の質量を支持できるような大きなものではな
いので、経時変化によってカバナロープ6が徐々に伸び
ていく際に、ガバナテンショナ7が下へ移動することを
妨げるものではない。よって、カバナロープ6が伸びて
も、ガバナロープ6には所要の張りが常に与えられるの
で、その張力を失わせることはない。
【0040】次に、上記の図7および図8に示した本発
明の第2の実施の形態に対して、一部部材を追加した実
施の形態について、図9および図10を参照して説明す
る。なお、図9は、本発明のエレベータのガバナテンシ
ョナ装置の部分を示した正面図であり、図10は、図9
のB2−B2線に沿う部分的な断面図である。また、図
9および図10において、図7および図8と同一部分に
は同一符号を付して、その部分の説明は省略する。
【0041】この実施の形態は、おもり9の両側を保持
する断面がコの字型をしたガバナテンショナ用ガイド2
5a、25bの内面に、摩擦材で形成された座41を接
触させる構成に加えて、おもり9の下部と昇降路の底部
との間に取付け具45、46によりコイルばね44を連
結し、おもり9を上下方向に弾性支持するようにしたも
のである。すなわち、ガバナテンショナ用ガイド25
a、25bの内面はおもり9の両側に設けられ皿ばね4
2のばね力によって押付けられた座41により、所定の
摩擦力が作用するようになっており、さらに、おもり9
と昇降路の底部の間には、所定の間隔を保ちながらおも
り9が昇降路の底部(ピットの底部)側へ所定のばね力
で引かれるように連結されている。
【0042】このように構成された本実施の形態におい
ても、ガバナロープ6を伝わって加振力がガバナテンシ
ョナ7に作用した場合に、ガバナテンショナ用ガイド2
5a、25bの内面と座41との摩擦力により、ガバナ
テンショナ7の振動を素早く収束させる。そして、この
ようなガバナテンショナ7の上下方向への振動の抑制作
用に加えて、おもり9の下部と昇降路の床面との間を連
結しているコイルばね44によって、ガバナテンショナ
7の上方向への移動を確実に抑制することができる。さ
らに、コイルばね44のばね力を適切に設定すれば、お
もり9の質量を低減しても、所望の振動抑制効果を得る
ことができる。
【0043】このコイルばね44のばね力は、ガバナテ
ンショナ7の質量を下方に引っ張っているので、経時変
化によってカバナロープ6が徐々に伸びていって、ガバ
ナテンショナ7が下へ移動することを妨げるようなこと
はない。よって、カバナロープ6が伸びても、ガバナロ
ープ6には所要の張りが常に与えられるので、その張力
を失わせることはない。
【0044】上述の図6ないし図10に示した本発明の
実施の形態に対して、一部を変更した実施の形態につい
て、図11および図12を参照して説明する。なお、図
11は、本発明のエレベータのガバナテンショナ装置の
部分を示した正面図であり、図12は、図11のB3部
を切欠した支持体内の部分的な正面図である。この図1
1および図12においても、図6ないし図10と同一部
分には同一符号を付して、その部分の説明は省略する。
【0045】この実施の形態において、図6ないし図1
0と異なるところは、おもり9の両側を保持するガバナ
テンショナ用ガイド25a、25bの内面に、座41や
皿ばね42を介在させたり、おもり9の下部を昇降路の
底に連結するコイルばね44を設けることなく、ガバナ
テンショナ用ガイド25aの内面に、鋸状の歯型が縦方
向に形成された歯型部材47を固着し、この歯型部材4
7の歯に係合しておもり9の上方への移動を阻止する爪
部材48を、おもり9の側面に設けたところにある。
【0046】すなわち、歯型部材47はガバナテンショ
ナ用ガイド25aの内面におもり9の側面に対向するよ
うに、止めねじ47aなどによりしっかり固定されてい
る。一方、おもり9の側面には、先端部が歯型部材47
の歯に係合される爪部材48が、その根元部を軸48a
によって回動自在に軸支されている。さらに、爪部材4
8はばね49によって下方へ引っ張られている。
【0047】よって、歯型部材47の歯に爪部材48が
係合された状態では、ガバナテンショナ7が下降する方
向すなわち、おもり9が下降しようとするときには、爪
部材48は歯型部材47の歯面を滑って下方へ自由に移
動できる。しかし逆に、ガバナテンショナ7が上昇する
方向すなわち、おもり9が上方へ移動しようとするとき
には、爪部材48は歯型部材47の歯面に噛み合わさっ
て、おもり9の上方への移動を阻止するように作用する
ものである。
【0048】なお、図11、図12には、ガバナテンシ
ョナ用ガイド25a側に歯型部材47を形成したものを
示したが、これはガバナテンショナ用ガイド25b側に
形成してもよく、ガバナテンショナ用ガイド25a、2
5bの両方に設けてもよい。さらに、おもり9側に歯型
部材47を形成し、ガバナテンショナ用ガイド25a、
25b側に爪部材48を設けるようにしてもよい。ただ
しこの場合は、歯型部材47の歯と爪部材48との係合
状態は、図12に示したものとは上下が逆向きとなる。
【0049】このように構成されたものにあっては、乗
客が乗りかご1を揺すったような場合に、その加振力が
ガバナロープ6を伝わって、ガバナテンショナ7を上下
に振動させようとしても、歯型部材47の歯に爪部材4
8が係合されているために、おもり9の下方への移動は
自由であるが上方への移動は阻止される。すなわち、ガ
バナテンショナ7の下向き方向への移動に対しては自由
であるが、ガバナテンショナ7の上向き方向への移動は
阻止されることになる。よって、ガバナテンショナ7の
振動が阻止されて、ガバナロープ6の張力を一時的に失
わせるような事態を防止し、エレベータの安全性を向上
することができる。
【0050】なお、歯型部材47の歯に係合されている
爪部材48は、ガバナテンショナ7の下降を阻止するも
のではないので、経時変化によってカバナロープ6が徐
々に伸びたときは、それに伴ってガバナテンショナ7は
下へ移動することになる。よって、カバナロープ6が伸
びても、ガバナロープ6には所要の張りが常に与えられ
る。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、ガバナテンショナの上下方向の振動を抑制し、
発生した振動をすみやかに収束させることができる。よ
って、いたずらなどにより乗客が乗りかごを揺すったよ
うな場合に、ガバナロープを介してガバナテンショナに
伝達される加振力に基づく振動を、すみやかに収束させ
て安定化させることができる。そのため、ガバナロープ
の張力を一時的に失わせるような事態が防止され、エレ
ベータの安全性を向上することができる。また、おもり
の質量を増加させることなく、或いはおもりの質量を低
減しても、所望の振動抑制効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータのガバナテンショナ装
置の第1の実施の形態を、示した正面図である。
【図2】図1の矢視A1方向の部分的な平面図である。
【図3】図1に対して一部の部材を追加した実施の形態
の、ガバナテンショナ装置の部分を拡大して示した正面
図である。
【図4】図3の矢視A2方向の部分的な平面図である。
【図5】図1に対して一部を変更した実施の形態の、ガ
バナテンショナ装置の部分を拡大して示した正面図であ
る。
【図6】図5の矢視A3方向の部分的な平面図である。
【図7】本発明に係るエレベータのガバナテンショナ装
置の第2の実施の形態を示した正面図である。
【図8】図7のB1−B1線に沿う部分的な断面図であ
る。
【図9】図7に対して一部の部材を追加した実施の形態
の、ガバナテンショナ装置の部分を拡大して示した正面
図である。
【図10】図9のB2−B2線に沿う部分的な断面図で
ある。
【図11】図7に対して一部の部材を追加した実施の形
態の、ガバナテンショナ装置の部分を拡大して示した正
面図である。
【図12】図11のB3部を切欠したガバナテンショナ
用ガイド内の部分的な正面図である。
【図13】調速機によって非常止め装置を動作させる仕
組みについて説明するための、乗りかごが昇降する昇降
路内の概略を示した説明図である。
【図14】従来のガバナテンショナ装置の設置状態の一
例を示した正面図である。
【図15】図14の矢視A方向の部分的な平面図であ
る。
【図16】従来のガバナテンショナ装置の他の設置状態
を示した正面図である。
【図17】図16のB−B線に沿う部分的な断面図であ
る。
【符号の説明】
3 ガイドレール 6 ガバナロープ 7 ガバナテンショナ 8 シーブ 9 おもり 21 固定部材 22 腕部材 23 シャフト 35 歯型 36 爪部材 37 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 清 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 3F305 BB03 BC20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内を昇降する乗りかごにガバナロ
    ープを連結し、このガバナロープを介して同期して駆動
    される調速機により前記乗りかごの過速度を検知するエ
    レベータであって、 前記ガバナロープが巻きかけられるシーブ及びこのシー
    ブに付加されたおもりにより前記ガバナロープに所要の
    張りを与えるガバナテンショナ装置において、 前記ガバナテンショナを前記昇降路内の構造物から横方
    向へ延びた腕部材により支持し、 この腕部材の根元側を直接または支持体を介して前記構
    造物に回動自在に軸支するとともに、 この軸支部に前記腕部材の上方への回動を抑制する手段
    を設けたことを特徴とするエレベータのガバナテンショ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】 前記腕部材の上方への回動を抑制する手
    段は、前記構造物または支持体側と前記腕部材側の少な
    くとも一方に摩擦材を接触させて構成することを特徴と
    する請求項1に記載のエレベータのガバナテンショナ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦材は弾性体により前記構造物ま
    たは支持体側と前記腕部材のいずれかに押し付けられて
    いることを特徴とする請求項2に記載のエレベータのガ
    バナテンショナ装置。
  4. 【請求項4】 前記腕部材の上方への回動を抑制する手
    段は、前記軸支部にコイルばねを設け、このコイルばね
    の一端を前記構造物側に係止するとともに、他端を前記
    腕部材側に係止して前記コイルばねにより前記腕部材に
    下方への押圧力を作用させて構成することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータのガバ
    ナテンショナ装置。
  5. 【請求項5】 前記腕部材の上方への回動を抑制する手
    段は、前記腕部材の根元側に形成された歯型部と、この
    歯型部に係合され、前記ガバナテンショナの上方への移
    動を阻止する前記構造物または支持体側に設けられた爪
    部材とにより構成することを特徴とする請求項1に記載
    のエレベータのガバナテンショナ装置。
  6. 【請求項6】 昇降路内を昇降する乗りかごにガバナロ
    ープを連結し、このガバナロープを介して同期して駆動
    される調速機により前記乗りかごの過速度を検知するエ
    レベータであって、 前記ガバナロープが巻きかけられるシーブ及びこのシー
    ブにおもりを付加して前記ガバナロープに所要の張りを
    与えるガバナテンショナ装置において、 前記ガバナテンショナの前記おもりをガバナテンショナ
    用ガイドにより上下方向に案内支持し、このガバナテン
    ショナ用ガイドと前記おもりとの間に前記おもりの上方
    への移動を抑制する手段を設けたことを特徴とするエレ
    ベータのガバナテンショナ装置。
  7. 【請求項7】 前記おもりの上方への移動を抑制する手
    段は、前記ガバナテンショナ用ガイドと前記おもりの少
    なくとも一方に摩擦材を接触させて構成することを特徴
    とする請求項6に記載のエレベータのガバナテンショナ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記摩擦材は弾性体により前記ガバナテ
    ンショナ用ガイドレールとおもりのいずれかに押し付け
    られていることを特徴とするエレベータのガバナテンシ
    ョナ装置。
  9. 【請求項9】 前記おもりの上方への移動を抑制する手
    段は、前記おもりと前記昇降路の底部とを弾性部材によ
    り連結し、この弾性部材により前記おもりを下方に引っ
    張る力を付加して構成することを特徴とする請求項6な
    いし8のいずれかに記載のエレベータのガバナテンショ
    ナ装置。
  10. 【請求項10】 前記おもりの上方への移動を抑制する
    手段は、歯型部と爪部材の一方を前記ガバナテンショナ
    用ガイドに設け、他方を前記おもりに設けて前記おもり
    の上方への移動を阻止するように構成することを特徴と
    する請求項6ないし9のいずれかに記載のエレベータの
    ガバナテンショナ装置。
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