JP2002175755A - ヒューズ装置 - Google Patents

ヒューズ装置

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JP2002175755A
JP2002175755A JP2000371771A JP2000371771A JP2002175755A JP 2002175755 A JP2002175755 A JP 2002175755A JP 2000371771 A JP2000371771 A JP 2000371771A JP 2000371771 A JP2000371771 A JP 2000371771A JP 2002175755 A JP2002175755 A JP 2002175755A
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connection
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terminal
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Taketo Kobayashi
健人 小林
Takahiro Onizuka
孝浩 鬼塚
Norio Isshiki
功雄 一色
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/04Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
    • H01H85/05Component parts thereof
    • H01H85/055Fusible members
    • H01H2085/0555Input terminal connected to a plurality of output terminals, e.g. multielectrode

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Abstract

(57)【要約】 【課題】容量差のある複数のヒューズを含むヒューズ回
路を、被装着対象を複雑化させることなく実現させ得る
ヒューズ装置を提供する。 【解決手段】溶断部1a〜6aの両端部にヒューズ端子
1b〜6b、ヒューズ端子1c〜6cが形成された、各
々別体の複数のヒューズ本体1〜6と、これらヒューズ
本体1〜6とは別部材からなる複数の接続端子11〜1
8とを備え、各ヒューズ本体1〜6のヒューズ端子1b
〜6b、ヒューズ端子1c〜6cが接続端子11〜18
に直接接続されることにより接続端子11等間に溶断部
1a等が介在するヒューズ回路が構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両等に用
いられる電気接続箱に装着され、電気接続箱に内蔵され
た電気回路に過電流が流れるのを防止するヒューズ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したヒューズ装置の従来のものとし
ては、図7や図8に示すものが知られている。図7のヒ
ューズ装置は、溶断部100の両端に、それよりも厚い
接続端子101が繋がっていて、接続端子101の先端
部を除いて絶縁性樹脂102にて覆われた構成となって
おり、溶断部100及び接続端子101は、予め溶断部
に相当する箇所が薄肉に調整された単一の金属板を打ち
抜くことにより形成されている。
【0003】一方、図8のヒューズ装置は、2つの溶断
部110におけるそれぞれの一端に、溶断部110より
も厚い共通の接続端子(入力端子)111が、他端に同
様の厚みの別々の接続端子(出力端子)112が繋がっ
ていて、各接続端子111、112の先端部を除いて絶
縁性樹脂113にて覆われた構成となっている。また、
溶断部110、接続端子111及び112は、予め溶断
部に相当する箇所が薄肉に調整された単一の金属板を打
ち抜くことにより形成されている。
【0004】ところで、上述した電気接続箱には電気回
路を構成するバスバー基板が設けられており、このバス
バー基板に上述したようなヒューズ装置を組み込むこと
により電気回路が保護されている。この場合において、
例えば図9に示すように1つのバッテリー出力端子
(B)に対して複数のヒューズを分岐させたヒューズ回
路を組むとき、図7のヒューズ装置を用いると、このヒ
ューズ装置には1つの溶断部しかないため、そのヒュー
ズの個数分だけヒューズ装置が必要になるとともにバス
バー基板も複雑になるが、図8のヒューズ装置は2つの
溶断部を有しているので、これを用いることによりヒュ
ーズ装置の個数を削減できるとともに、ヒューズ装置の
被装着対象であるバスバー基板の構成を簡素化できると
いう利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図9に示したヒューズ回路を図8のタイプのヒューズ装
置で構成する場合において、各ヒューズ部分(溶断部)
の溶断特性(ヒューズ容量)を異ならせたい場合、各溶
断部の長さや幅を変えるといった手法が採られるが、こ
の手法ではヒューズ容量差を持たせるのに限界がある。
【0006】そこで、ヒューズ容量差を持たせるのに最
も有効な手法として各溶断部の厚みを変えることが考え
られるが、図8のものは単一金属板を打ち抜いたものな
ので、各溶断部110の厚みを変えるには、打ち抜き後
に個々の溶断部110の表面を削るなどの加工が必要で
あり、その生産は容易ではない。
【0007】従って、容量差のある複数のヒューズを含
むヒューズ回路を組む場合には、量産性の面からみて事
実上、図7に示すような単一の溶断部しかないタイプの
ものを複数組み合わせて用いるしかなく、バスバー基板
の複雑化を余儀なくされていた。
【0008】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、容量差のある複数のヒュ
ーズを含むヒューズ回路を、被装着対象を複雑化させる
ことなく実現させ得るヒューズ装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のヒューズ装置
は、溶断部の両端部にヒューズ端子が形成された、各々
別体の複数のヒューズ本体と、これらヒューズ本体とは
別部材からなる複数の接続端子とを備え、各ヒューズ本
体のヒューズ端子が接続端子に直接接続されることによ
り接続端子間に溶断部が介在するヒューズ回路が構成さ
れていることを特徴とする。
【0010】本発明にあっては、接続端子に直接接続さ
れる各ヒューズ本体が、各々別体にかつ接続端子とは別
部材として形成されているので、予め溶断部の厚みを複
数レベルで異ならせた複数種のヒューズ本体を多数形成
しておき、このように形成された複数種のヒューズ本体
から所定の溶断特性に見合った溶断部の厚みをもつもの
を選択使用して接続端子に接続することで、溶断特性の
異なる複数の溶断部を含むヒューズ回路を単一のユニッ
トとして構成することが可能となる。しかも、各種ヒュ
ーズ本体は、例えばその溶断部の厚みと同等の板厚をも
つ金属板を打ち抜くことによって量産が可能であり、例
えば前記図8に示したような単一の金属板からなる導体
の各溶断部を個々に削って厚みを調整するといった場合
に比べ、生産性は飛躍的に高まる。また、単一ユニット
が複数のヒューズ本体を有するので、例えばバスバー基
板等の被装着対象に装着されるヒューズ装置の個数を削
減でき、これにより被装着対象を複雑化させることもな
い。
【0011】本発明のヒューズ装置において、少なくと
も2つのヒューズ本体における溶断部の厚みが相互に異
なっている構成とすることができる。
【0012】この構成にあっては、溶断特性の異なる複
数の溶断部を含むヒューズ回路を単一のユニットとして
構成することが実現化される。
【0013】本発明のヒューズ装置において、前記複数
のヒューズ本体それぞれにおけるヒューズ端子間の距離
が同一になっている構成とすることが好ましい。
【0014】この構成にあっては、溶断特性が異なるヒ
ューズ本体相互間での代替使用が可能となるとともに、
接続端子の共用化が可能になる。
【0015】ここで、ヒューズ本体と接続端子との直接
接続は、請求項4のように溶接で簡単に行うことがで
き、これにより接続端子とヒューズ本体とを強固に一体
化できる。従って、取り扱い性を向上させ得ると共にタ
ブ端子との接続性に優れるようにすることができる。ま
た、請求項5のように前記接続端子が前記ヒューズ本体
よりも高い強度を持つ材料からなるようにすれば、接続
端子とタブ端子との良好な接続状態を長期にわたって維
持することが可能になる。
【0016】本発明のヒューズ装置において、ヒューズ
装置の接続端子には二股状挿入部が設けられ、その二股
状挿入部にバスバー基板のタブ端子が挿入されることに
より、このタブ端子に前記接続端子が電気的に接続され
る構成とすることができる。
【0017】この構成にあっては、ヒューズ装置をタブ
端子に直接接続することができ、中継端子を使用せずに
済む。より詳細には、従来のヒューズ装置は、図7に示
す接続端子101及び図8に示す接続端子111、11
2が雄型であり、これら接続端子101及び111、1
12が接続されるタブ端子も雄型である場合には、図1
0に示す両端が雌型の中継端子121を用いる必要があ
る(図中の120は電気接続箱である。)。しかし、こ
の接続構造の場合は、タブ端子が雄型であっても、ヒュ
ーズ装置の接続端子は二股状挿入部を有するため、中継
端子を使用せずに済む。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を具体
的に説明する。
【0019】図1は本実施形態に係るヒューズ装置を示
す外観斜視図、図2はヒューズケースの内部を示す斜視
図、図3は図2の分解斜視図である。
【0020】このヒューズ装置は、図1に示すようにヒ
ューズケース10を有し、ヒューズケース10はヒュー
ズケース本体10aと蓋10bとからなる。
【0021】ヒューズケース10の内部には、図2(蓋
10bを省略)に示すように、複数、図示例では6つの
ヒューズ本体1、2、3、4、5、6が収納されている
と共に、それと同数の入力用接続端子12、13、1
4、15、16、17および2つの出力用接続端子1
1、18が一部を除き収納されている。
【0022】ヒューズ本体1〜6は、例えばZn等の低
融点金属からなる板状のもので、溶断部1a〜6aの両
端の一方にはヒューズ端子1b〜6bが、もう片方には
ヒューズ端子1c〜6cが設けられている。これらヒュ
ーズ本体1〜6は、予め溶断部1a〜6aに相当する部
分を削る等して厚みを薄くしておいた金属板をそのまま
打ち抜きすることにより量産できる。このようにして作
製されたヒューズ本体1〜6においては、ヒューズ端子
1b〜6bとヒューズ端子1c〜6cとが、同一厚みで
あって溶断部1a〜6aよりも厚く形成される。なお、
これらヒューズ本体1〜6の各部寸法の具体例について
は、後述する。
【0023】入力用接続端子12〜17は、出力用接続
端子11、18よりも短く、ヒューズケース本体10a
の内側にある端部に、例えば直角に折り曲げられて短い
接続部12a〜17aが設けられ、一方、ヒューズケー
ス本体10aの外側にある端部に、所定の間隙を有する
二股状挿入部12b〜17bが形成されている。なお、
接続部12a〜14aと接続部15a〜17aとは、逆
方向に折り曲げられている。
【0024】また、長い出力用接続端子11、18は、
ヒューズケース本体10aの内側にある端部に、例えば
直角に折り曲げられて長い接続部11a、18aが設け
られ、一方、ヒューズケース本体10aの外側にある端
部に、所定の間隙を有する二股状挿入部11b、18b
が形成されている。なお、接続部11aと18aとは、
逆方向に折り曲げられていて、各端はヒューズケース本
体10aの長手方向における約半分の位置にまで達する
寸法を有する。
【0025】これら接続端子11〜18は、ヒューズケ
ース本体10aの内部の所定位置にセットされ、そのセ
ットされた接続端子11〜18の接続部の上にヒューズ
本体1〜6のヒューズ端子を置き、例えば溶接等により
両者が連結されて電気的に接続される。
【0026】より詳細には、ヒューズ本体1のヒューズ
端子1cを接続部12aの上に、ヒューズ端子1bを接
続部11aの上に置き、またヒューズ本体2のヒューズ
端子2cを接続部13aの上に、ヒューズ端子2bを同
一の接続部11aの上に置き、またヒューズ本体3のヒ
ューズ端子3cを接続部14aの上に、ヒューズ端子3
bを同一の接続部11aの上に置き、例えば溶接等によ
り各ヒューズ端子と各接続部とが連結されている。つま
り、接続部11aは3つのヒューズ本体1〜3に共用さ
れている。
【0027】また、ヒューズ本体4のヒューズ端子4c
を接続部15aの上に、ヒューズ端子4bを接続部18
aの上に置き、またヒューズ本体5のヒューズ端子5c
を接続部16aの上に、ヒューズ端子5bを同一の接続
部18aの上に置き、またヒューズ本体6のヒューズ端
子6cを接続部17aの上に、ヒューズ端子6bを同一
の接続部18aの上に置き、例えば溶接等により各ヒュ
ーズ端子と各接続部とが連結されている。つまり、接続
部18aは3つのヒューズ本体4〜6に共用されてい
る。
【0028】かかる状態でヒューズ本体1〜6と接続端
子11〜18が取付けられているヒューズケース本体1
0aに蓋10bを被せて両者を接着等することにより、
本実施形態のヒューズ装置が完成する。なお、接続端子
11〜18における二股状挿入部11b〜18b側の端
部は、ヒューズケース10に複数設けたスリット10c
から外側に突出し、相互に対向する状態で並んでいる。
【0029】図4は、このヒューズ装置が接続される相
手側の電気接続箱40の構造を示す断面斜視図である。
この図4では電気接続箱40のケース部分40aを、A
−A線で破断している。
【0030】この電気接続箱40には、端部にタブ端子
41〜48を有するバスバー41A〜48Aがセットさ
れたバスバー基板(図示せず)が収納され、そのタブ端
子41〜48の上端部は電気接続箱40の最外ケース部
40Aの内面近くまで達している。タブ端子41〜48
の厚み寸法は、二股状挿入部11b〜18bの間隙幅と
略同一とされている。
【0031】上記最外ケース部40Aは、例えば絶縁性
の樹脂からなり、そのタブ端子41〜48を覆う部分に
は、タブ端子41〜48の幅方向Bと直交するようにヒ
ューズ装置の接続端子21〜28が挿入されるスリット
状の挿入孔51〜58が設けられている。各挿入孔51
〜58の長手方向中央部には、各タブ端子41〜48の
幅方向Bの中央部が露出している。
【0032】挿入孔51〜58の長さ寸法は、接続端子
11〜18の幅寸法とほぼ同一に形成され、また挿入孔
51〜58の幅寸法は接続端子11〜18の厚み寸法と
ほぼ同一に形成されている。また、隣り合う4つのタブ
端子41〜44の間には、前記最外ケース部40Aの一
部を垂下させてなる垂下片61〜63が、また隣り合う
4つのタブ端子45〜48の間には、前記最外ケース部
40Aの一部を垂下させてなる垂下片64〜66が設け
られ、また、タブ端子44と45の間、タブ端子41、
48の外側にはそれぞれ最外ケース部40Aの曲折部6
7、68、69が設けられている。
【0033】かかる電気接続箱40へのヒューズ装置の
接続は、ヒューズ装置の接続端子11〜18を挿入孔5
1〜58に挿入することにより、挿入孔51〜58にて
接続端子11〜18が案内されて、自ずと図5に示すよ
うに接続端子11〜18の二股状挿入部11b〜18b
にタブ端子41〜48が入り、接続端子11〜18とタ
ブ端子41〜48とが電気的に接続される。
【0034】図6は上述したヒューズ本体1〜6に使用
されるものの一例を示す正面図であり、(a)はヒュー
ズ容量が30Aのヒューズ本体、(b)はヒューズ容量
が20Aのヒューズ本体、(c)はヒューズ容量が15
Aのヒューズ本体、(d)はヒューズ容量が10Aのヒ
ューズ本体、(e)はヒューズ容量が7.5Aのヒュー
ズ本体をそれぞれ示す。
【0035】これら5種類のヒューズ本体は、それぞれ
金属板を打ち抜いて作製される。その際、各溶断部での
ヒューズ容量を調整するために、打ち抜き前の金属板に
おける溶断部1a等の相当部分の厚みt、溶断部1a等
の長さ寸法(つまり形状及び高さ寸法H)、溶断部1a
等の幅寸法Wが調整されている。なお、溶断部1a等の
形状としては、(a)〜(d)は片方を突出させた山形
に、(e)は両方に突出させた交流信号波形に形成され
ている。また、両側のヒューズ端子1b等と1c等の間
の寸法Lは各ヒューズ本体間での共用化を可能とすべく
一定の5.4mmとし、両側のヒューズ端子1b等と1
c等の形状及び大きさも共用化を可能とすべく各ヒュー
ズ本体で同一としている。
【0036】具体的には、図6(a)に示すヒューズ容
量が30Aのヒューズ本体の溶断部1a等の厚みtは
0.3mm、図6(b)に示すヒューズ容量が20Aの
ヒューズ本体の溶断部1a等の厚みtはそれよりも薄い
0.2mm、図6(c)に示すヒューズ容量が15Aの
ヒューズ本体の溶断部1a等の厚みtは同一の0.2m
m、図6(d)に示すヒューズ容量が10Aのヒューズ
本体の溶断部1a等の厚みtはそれよりも薄い0.15
mm、図6(e)に示すヒューズ容量が7.5Aのヒュ
ーズ本体の溶断部1a等の厚みtは同一の0.15mm
としており、溶断部1a等の形状、高さ寸法H及び幅寸
法Wはヒューズ容量に応じて適宜適当な形状や値に設定
されている。なお、これら5種類のヒューズ本体の溶断
部1a等の形状及び各部寸法は一例であり、また5つの
ヒューズ容量以外のヒューズ容量のものを作製すること
もできる。
【0037】なお、本実施形態では、例えばヒューズ本
体1と6はヒューズ容量が30Aのものを相互に表裏反
転し、またヒューズ本体2と5はヒューズ容量が20A
のものを相互に表裏反転し、またヒューズ本体3と4は
ヒューズ容量が10Aのものを相互に表裏反転して使用
している。但し、本実施形態の各ヒューズ本体は、ヒュ
ーズ端子1b等とヒューズ端子1c等の間の距離Lを一
定としているので、図6(a)〜(d)の任意のものを
使用することが可能である。
【0038】以上説明したように、本実施形態による場
合には、接続端子11〜18に直接接続される各ヒュー
ズ本体1〜6が、各々別体にかつ接続端子11〜18と
は別部材として形成されているので、予め溶断部1a等
の厚みを複数レベルで異ならせた複数種のヒューズ本体
1等を、各溶断部1a等の厚みレベル毎に異なる金属板
を用い、かつ同一厚みレベルでは単一の金属板を用いて
多数形成しておき、このように形成された複数種のヒュ
ーズ本体1等から溶断部1a等の厚みが異なるものを選
択使用して接続端子11〜18に接続することで、溶断
特性の異なる複数の溶断部1a等を含むヒューズ回路を
単一のユニットとして構成することが可能となる。しか
も上述したように溶断部1a等の厚みが互いに同一レベ
ルのヒューズ本体1等については、これらを例えば単一
の金属板を打ち抜くことにより量産でき、このようにし
て量産したヒューズ本体の中から適当なものを選択して
組合せるだけでよいので、生産性を悪化させることがな
く、また、単一ユニットが複数のヒューズ本体1a等を
有するので、被装着対象のバスバー基板に装着されるヒ
ューズ装置の個数を削減でき、これによりバスバー基板
を複雑化させることもない。
【0039】また、本実施形態による場合には、3つの
ヒューズ本体1〜3における溶断部1a〜3aの厚みが
相互に異なっており、また3つのヒューズ本体4〜6に
おける溶断部4a〜6aの厚みが相互に異なっている構
成とすることができるので、溶断特性の異なる6つの溶
断部を含むヒューズ回路を単一のユニットとして構成す
ることを実現化できる。また、例えば図6に一例を示し
た複数のヒューズ本体それぞれにおける両側のヒューズ
端子1b等と1c等間の距離Lが同一になっているの
で、溶断特性が異なるヒューズ本体相互間での代替使用
が可能となるとともに、接続端子11〜18の共用化が
可能になる。
【0040】また、接続端子11〜18とヒューズ本体
1〜6とが別部材で構成されているので、溶断を目的と
する溶断部1a〜6aと、タブ端子41〜48との接続
を目的とする接続端子11〜18とに、それぞれの目的
に適した材質を用いることができる。具体的には、ヒュ
ーズ本体1〜6に所望の溶断特性を持ったZn等の材料
を用いる一方、接続端子11〜18にヒューズ本体1〜
6よりも高い強度を持つCu等の材料を用いることによ
り、この接続端子11〜18とタブ端子41〜48との
良好な接続状態を長期にわたって維持することができ
る。また、このように接続端子11〜18とヒューズ本
体1〜6とを別部材にする場合、両者を例えば溶接で接
続することができ、これにより接続端子11〜18とヒ
ューズ本体1〜6とが溶接により強固に一体化されてい
るため、取り扱い性を向上させ得ると共にタブ端子41
〜48との接続性に優れるようにすることができる。
【0041】また、本実施形態による場合には、ヒュー
ズ装置の接続端子11〜18には二股状挿入部11b〜
18bが設けられ、その二股状挿入部11b〜18bに
タブ端子41〜48が挿入されることにより両者が電気
的に接続されるようになっているので、ヒューズ装置を
タブ端子41〜48に直接接続することができ、前述し
たように中継端子を使用せずに済む。また、二股状挿入
部11b〜18bの間隙幅が、その二股状挿入部11b
〜18bの間隙に挿入されるタブ端子41〜48の厚み
と略同一であるので、接続端子11〜18とタブ端子4
1〜48との接続状態が確実に行われる。また、挿入孔
51〜58にヒューズ装置の接続端子11〜18を挿入
すると、自ずと接続端子11〜18の二股状挿入部11
b〜18bへタブ端子41〜48が案内されて挿入して
いき、両者の電気的接続が容易に行われる。また、タブ
端子41〜48が最外ケース部40Aの外側に突出しな
い状態にすることができる。また、隣り合うタブ端子4
1等同士の間に、絶縁性材料で一般に構成される最外ケ
ース部40Aの一部である垂下片61〜66が介在し、
隣り合うタブ端子41等同士が絶縁されているため、隣
り合うタブ端子41等同士の間での短絡を防止すること
ができる。
【0042】また、本実施形態では、ヒューズ本体1〜
6と接続端子11〜18が別体に構成され、ヒューズ本
体1〜6と接続端子11〜18とが交差していても、ヒ
ューズ端子1b〜6b、1c〜6cが接続される接続部
11a〜18aがヒューズ端子1b〜6b、1c〜6c
と平行である故に、溶接等による接続が容易になる。ま
た、本実施形態では、3つの溶断部1a〜3aに繋がっ
たヒューズ端子1b〜3bが共通の接続部11aに、ま
た3つの溶断部4a〜6aに繋がったヒューズ端子4b
〜6bが共通の接続部18aにそれぞれ連結されている
ので、各々のヒューズ端子1b〜3b、4b〜6bを別
々の接続部に連結する場合よりも接続端子の数を少なく
することが可能になり、低コスト化が図れる利点があ
る。
【0043】なお、上述した実施形態では共通の接続部
11a、18aにそれぞれ3つのヒューズ本体1〜3と
4〜6が接続された構成としているが、本発明はこれに
限らず、共通の接続部11a、18aに2又は4以上の
ヒューズ本体を接続させた構成としてもよく、その場合
でも同様に適用することが可能である。また、本発明
は、2つの共通の接続部11a、18aを備えた構成と
する場合だけでなく、1つの共通の接続部、或いは3以
上の共通の接続部を有する構成とする場合にも同様に適
用することが可能である。
【0044】また、上述した実施形態において各溶断部
の溶断特性、つまりヒューズ容量を変更する場合、ヒュ
ーズケース10と接続端子11〜18には共通のものを
使用するといったことも可能であり、これによって量産
性を向上できる利点がある。
【0045】また、上述した実施形態ではヒューズ装置
の接続端子を電気接続箱のタブ端子に接続する場合を例
に挙げているが、本発明はこれに限らない。電気接続箱
と同じように、端部にタブ端子を有するバスバーを収納
する一般的な接続ケースにも同様にして適用することが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による場合に
は、接続端子に直接接続される各ヒューズ本体が、各々
別体にかつ接続端子とは別部材として形成されているの
で、予め溶断部の厚みを複数レベルで異ならせた複数種
のヒューズ本体の中から所望の溶断特性に見合った溶断
部の厚みをもつものを選択使用して接続端子に接続する
ことで、高い生産性を確保しながら溶断特性の異なる複
数の溶断部を含むヒューズ回路を単一のユニットとして
構成することが可能となる。また、単一ユニットが複数
のヒューズ本体を有するので、例えばバスバー基板等の
被装着対象に装着されるヒューズ装置の個数を削減で
き、これにより被装着対象を複雑化させることもないよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るヒューズ装置を示す外
観斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るヒューズ装置の内部を
示す斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】図1に示すヒューズ装置をタブ端子に接続する
説明図(斜視図)である。
【図5】図1に示すヒューズ装置の接続端子を電気接続
箱のタブ端子に接続した状態を示す平面断面図である。
【図6】(a)〜(e)は本発明の実施形態に係るヒュ
ーズ装置を構成する複数のヒューズ本体の各形態を示す
図である。
【図7】従来のヒューズ装置の一例を示す外観斜視図で
ある。
【図8】従来のヒューズ装置の他の例を示す外観斜視図
である。
【図9】1つのバッテリー出力端子に対して複数のヒュ
ーズを分岐させたヒューズ回路の等価回路を示す図であ
る。
【図10】従来のヒューズ装置が取付けられる電気接続
箱の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6 ヒューズ本体 1a、2a、3a、4a、5a、6a 溶断部 1b、2b、3b、4b、5b、6b ヒューズ端子 1c、2c、3c、4c、5c、6c ヒューズ端子 10 ヒューズケース 11、12、13、14、15、16、17、18 接
続端子 11a、12a、13a、14a、15a、16a、1
7a、18a 接続部 11b、12b、13b、14b、15b、16b、1
7b、18b 二股状挿入部 40 電気接続箱 40A 最外ケース部 41A、42A、43A、44A、45A、46A、4
7A、48A バスバー 41、42、43、44、45、46、47、48 タ
ブ端子 51、52、53、54、55、56、57、58 挿
入孔 61、62、63、64、65、66 垂下片
フロントページの続き (72)発明者 小林 健人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 鬼塚 孝浩 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 一色 功雄 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5G502 AA01 BA05 BB05 BC12 CC25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶断部の両端部にヒューズ端子が形成さ
    れた、各々別体の複数のヒューズ本体と、これらヒュー
    ズ本体とは別部材からなる複数の接続端子とを備え、各
    ヒューズ本体のヒューズ端子が接続端子に直接接続され
    ることにより接続端子間に溶断部が介在するヒューズ回
    路が構成されていることを特徴とするヒューズ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つのヒューズ本体における
    溶断部の厚みが相互に異なっていることを特徴とする請
    求項1に記載のヒューズ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のヒューズ本体それぞれにおけ
    るヒューズ端子間の距離が同一になっていることを特徴
    とする請求項1または2に記載のヒューズ装置。
  4. 【請求項4】 別部材からなる前記接続端子と前記ヒュ
    ーズ本体とが溶接されていることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のヒューズ装置。
  5. 【請求項5】 前記接続端子が前記ヒューズ本体よりも
    高い強度を持つ材料からなることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載のヒューズ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のヒュ
    ーズ装置において、ヒューズ装置の接続端子には二股状
    挿入部が設けられ、その二股状挿入部にバスバー基板の
    タブ端子が挿入されることにより、このタブ端子に前記
    接続端子が電気的に接続されるようになっていることを
    特徴とするヒューズ装置。
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