JP2002172143A - 電動アシスト装置付車椅子 - Google Patents

電動アシスト装置付車椅子

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JP2002172143A
JP2002172143A JP2000374982A JP2000374982A JP2002172143A JP 2002172143 A JP2002172143 A JP 2002172143A JP 2000374982 A JP2000374982 A JP 2000374982A JP 2000374982 A JP2000374982 A JP 2000374982A JP 2002172143 A JP2002172143 A JP 2002172143A
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wheelchair
electric assist
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mounting
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JP2000374982A
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Taku Yoneda
米田  卓
Tatsuya Nunohara
達也 布原
Masatoshi Yokono
昌利 横野
Tatsuyoshi Kamata
達佳 鎌田
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行時に電動モータにて駆動車輪を回転駆動
させうる電動アシスト装置を設けてなる車椅子におい
て、電動アシスト装置を安価な構造で車椅子に着脱及び
回動可能に取り付けることができるようにする。 【解決手段】 電動アシスト装置11の支持軸20を着
脱可能に装着するとともに、装着状態にて前記支持軸2
0を中心に電動アシスト装置11を回動可能に支持する
取付装置21を車椅子1に設け、電動アシスト装置11
の回動支持と着脱とを取付装置21にて兼用するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子走行時に電
動モータから駆動車輪に回転駆動力を付与することによ
り、車椅子を押す介護者を補助してその労力の軽減を図
るために使用される電動アシスト装置を装備した車椅子
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車椅子には、特開平8−2665
74号公報に開示されている如く、バッテリからの電力
供給により電動モータを駆動させて、その回転駆動力を
駆動車輪に付与して、登り坂や砂利道等の悪路を走行す
る際に車椅子を押す介護者の労力を補助するための電動
アシスト装置が設けられている。前記電動アシスト装置
はフレームにバッテリ、電動モータ及び駆動車輪を設け
て一体化され、前記フレームを車椅子に固定された左右
一対の取付装置に着脱可能に装着してあり、車椅子を持
ち運ぶ際には前記取付装置から電動アシスト装置を取り
外すことにより、車椅子をコンパクトに折り畳めるよう
になっている。前記フレームには駆動車輪を回動可能に
支持しうる支持装置を設けてあり、前記支持装置により
電動アシスト装置を車椅子に装着した際に駆動車輪は下
方回動して接地しており、砂利道等の悪路を走行する際
には駆動車輪が上下回動して砂利道の凹凸を乗り越えれ
るようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記構造に
あっては電動アシスト装置を車椅子に着脱可能に取付け
るための取付装置と、駆動車輪を回動可能に支持するた
めの支持装置をそれぞれ別々に設けてあるため、部品点
数が多くなり製作コストが増大し、また構造も複雑にな
るという欠点があった。また取付装置を車椅子に固定す
る際、左右の取付装置が同一高さになるように各取付装
置を位置調整する必要があり、組付け作業に時間を要す
るという問題があった。そこで本発明では、上記問題点
を解決するようにした電動アシスト装置付車椅子を提供
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1では、
前輪および後輪を有する車体枠に、電動モータにて駆動
車輪を回転駆動させる電動アシスト装置を設けてなる車
椅子において、前記車体枠には電動アシスト装置の支持
軸を着脱可能に装着するとともに、装着状態にて支持軸
を中心に電動アシスト装置を回動可能に支持しうる左右
一対の取付装置を設けたことを特徴とするものである。
【0005】これにより電動アシスト装置の回動支持と
着脱とを取付装置にて兼用することができ、部品点数が
少なくなり製作コストを低減することができるととも
に、構造を簡略化することができる。請求項2では、前
輪および後輪を有する車体枠に、電動モータにて駆動車
輪を回転駆動させる電動アシスト装置を装着しうる取付
装置を左右一対設けてなる車椅子において、前記各取付
装置を前記後輪の回転中心に一致させて固定したことを
特徴とするものである。
【0006】これにより左右の取付装置を位置調整する
ことなく簡単容易に車椅子に組付けることができる。請
求項3では、前記取付装置は、前記電動アシスト装置の
上方回動にて電動アシスト装置に前記支持軸より上方に
て設けられた被係合部材若しくは係合部材と係脱しうる
ように対応した係合部材若しくは被係合部材を有し、前
記係合部材と被係合部材との係合状態にて電動アシスト
装置を接地面から離れた格納位置に保持するようにした
ことを特徴とするものである。これにより電動アシスト
装置の回動支持と着脱とを取付装置にて兼用することが
できるとともに、電動アシスト装置の回動操作にて電動
アシスト装置を簡単容易に格納することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2において1は車椅子
で、該車椅子1は金属パイプを枠組みして形成される車
体枠2と、前記車体枠2の前部左右に回転自在かつ36
0度操向自在に取付けられる小径の前輪3と、前記車体
枠2の後部左右に回転自在かつ操向不能に取付けられる
大径の後輪4と、前記車体枠2の中央部に設けられる座
部5と、前記車体枠2の前端下部に前向きに設けられる
足載せ用ステップ6と、車体枠2の後端上部に後向きに
設けられる左右一対のハンドル7とを備え、前記車体枠
2は左右幅方向に折り畳めるようになっている。
【0008】前記後輪4の中心部には図4に示す如く軸
受4aを設けてあり、前記軸受4aおよび車体枠2の縦
フレーム2aに固定されたボス部2cにボルト8を挿通
し、前記ボルト8の先部にナット9を螺合して車体枠2
に後輪4を回転可能に軸支してある。前記後輪4の外側
には、車椅子1の搭乗者が自力で車椅子1を操向する際
に使用するためのハンドルリム4bが一体に連設され、
このハンドルリム4bを搭乗者が手で掴んで強制回転す
ることにより、後輪4を回転させることができる。
【0009】前記ハンドル7は、介護者が手で掴んで車
椅子1を後側より手押しするために用いられる。前記ハ
ンドル7に近接する車体枠2には、車椅子1を押す介護
者用のブレーキレバー10が配設されており、このブレ
ーキレバー10を強く握ることにより、後輪4を制動す
るブレーキ(図示せず)を随時作動させることができ
る。
【0010】前記車体枠2には、車椅子1走行時(特に
登り坂や砂利道等の悪路走行時)にその走行動力の一部
又は全部を負担して介護者の操作労力を軽減する電動ア
シスト装置11が装着される。前記電動アシスト装置1
1は、単一の駆動車輪12と、前記駆動車輪12に連動
連結されて駆動車輪12を回転駆動する電動モータ13
と、前記電動モータ13の電源であるバッテリ(図示せ
ず)及び電動モータ13を駆動制御する制御装置(図示
せず)を収納したユニットケース14と、前記電動モー
タ13の駆動を介護者の手元で遠隔操作するための操作
スイッチ15とを備える。
【0011】前記駆動車輪12は図3に示す如くユニッ
トケース14の底部に固定された基板16にブラケット
17を介して回転可能に軸支されており、前記電動モー
タ13はその先部に設けた駆動軸18を駆動車輪12に
当接させた状態で、前記ブラケット17の一方側(図2
右側)に固定されており、電動モータ13の駆動により
駆動軸18を介して駆動車輪12が回転駆動するように
なっている。
【0012】19は前記ユニットケース14の上部に固
定された取手で、この取手19を持つことにより、ユニ
ットケース14とともに電動モータ13及び駆動車輪1
2を一体で持ち運べるようになっている。前記操作スイ
ッチ15はハンドル7に近接する車体枠2に着脱可能に
設けられており、前記操作スイッチ15にはユニットケ
ース14に一端を接続した電気配線(図示せず)の他端
を接続してある。
【0013】前記ユニットケース14の左右両側部には
支持軸20を側方に突出させて固定してあり、前記支持
軸20は車体枠2に設けられた左右一対の取付装置21
にて車体枠2に着脱および回転可能に装着されている。
前記取付装置21は、図3乃至図11に示す如く支持軸
20を係脱可能に係合して係合状態にて回転可能に支持
しうる受部材22と、前記受部材22に揺動可能に設け
られて支持軸20を係合状態に保持しうる規制部材23
と、前記規制部材23を常時保持側へ付勢するスプリン
グ24とから構成されている。
【0014】前記受部材22は横断面コ字型に形成さ
れ、車体枠2に固定される取付部25と前記支持軸20
を支持する受部26とを備えている。前記取付部25は
略L字型に形成され、その上部および下部には取付孔2
5a、25bをそれぞれ穿設してあり、前記取付孔25
aには前記ボルト8を挿通して前記ナット9をボルト8
に螺合させて取付部25の上部を車体枠2の縦フレーム
2aに固定してある。前記取付孔25bにはUボルト2
7を挿通して前記Uボルト27にナット28を螺合して
取付部25の下部を車体枠2の横フレーム2bに固定し
てある。
【0015】これにて左右一対の受部材22上部がそれ
ぞれ後輪4の回転中心Xと一致することから上下前後方
向の位置調整を行うことなく受部材22を簡単容易に取
付けることができる。前記受部26の上面には水平面2
6aと前下がりに傾斜した傾斜面26b及び後方を開口
させた略半円型の係合溝26cを一体形成してあり、電
動アシスト装置11装着時に支持軸20は水平面26a
から傾斜面26bに沿って係合溝26cに案内支持され
る。前記規制部材23は平板状に形成され、前記受部2
6の内面(取付部25との対向面)に蝶番29を介して
揺動可能に設けられ、その基部には規制孔23aを穿設
してあり、前記係合溝26cにて支持された支持軸20
を規制孔23aに挿通させることにより、支持軸20の
後方移動を規制するようになっている。
【0016】前記規制部材23の上部にはガイド部23
bを外側に折曲形成してあり、電動モータ13装着時に
支持軸20の先部を確実に受部26へ案内するようにな
っている。前記スプリング24は蝶番29の回転軸29
aに挿着され、一端を蝶番29の固定部29bに当接さ
せるとともに他端を規制部材23の基部上面に当接させ
ており、規制部材23を常時受部26側すなわち保持側
に付勢してある。
【0017】前記取付部25の上部内面(図4左側)に
は被係合部材であるロックピン30を突設してあり、前
記電動アシスト装置11の上方回動にて駆動車輪12が
接地面から離れると、ユニットケース14の右側面(図
2右側)に設けられた係合部材31が前記ロックピン3
0に係合するようになっている。前記係合部材31は、
横断面コ字型に形成された係合部材本体31aに上側係
合部31bと、踏付部31dを一体形成してなる下側係
合部31cとをそれぞれ揺動可能に設けてある。前記下
側係合部31cはスプリング31eにて常時時計方向に
付勢してあり、電動アシスト装置11を上方回動させる
と、上側係合部31bの先部がロックピン30に押され
て時計方向に揺動するとともに、下側係合部31cが上
側係合部31bの先部に押されてバネ力を抗して反時計
方向に揺動することにより、図12bの如く上側係合部
31bがロックピン30を係合した状態で上側係合部3
1b先部が下側係合部31cの上面に係合保持され、電
動アシスト装置11は図11の如く駆動車輪12が接地
面から離れた格納位置に保持されるようになっている。
【0018】これにより平坦地等の介護者の労力をあま
り必要としない場所では、電動アシスト装置11を使用
せずに介護者が車椅子1を押して走行させるが、その際
電動アシスト装置11を駆動車輪12が接地面から離れ
た格納位置に保持させることにより、駆動車輪12の接
地抵抗が無くなるため介護者の労力を軽減できるように
なっている。
【0019】また前記格納位置にて踏付部31dを足で
踏みつけて下側係合部31cを図12aに示す如く反時
計方向に回動させると、下側係合部31cと上側係合部
31bとの係合保持が解除されて電動アシスト装置11
が自重にて下方回動することにより、上側係合部31b
とロックピン30との係合が解除され、電動アシスト装
置11は駆動車輪12が接地する図3の走行位置まで下
方回動するようになっている。
【0020】32は基板16に固定された操作杆で、前
記操作杆32を持ち上げることにより電動アシスト装置
11が支持軸20を中心に上方回動するようになってい
る。尚、本実施の形態では取付装置は支持軸を回転可能
に支持してあるが、ユニットケースに支持軸を回転可能
に設け、この支持軸を取付装置に固定するようにしても
同様の作用効果を有するものである。また取付装置を左
右一対設けてあるが、左右のうちいずれか一方の取付装
置を、支持軸が挿通される孔を穿設した平板状の受部材
のみにて構成するようにしても同様の作用効果を有する
ものである。
【0021】また支持軸及び係合部材をユニットケース
に設けてあるが、その他基板等の電動アシスト装置側に
設けても同様の作用効果を有するものである。また規制
部材は、蝶番に揺動可能に設けてスプリングにて付勢さ
せているが、板バネに設けて揺動及び付勢力が作用する
構成にしても同様の作用効果を有するものであり、また
規制部材は規制孔に支持軸を挿入して係合保持させるに
してあるが、支持軸を係合溝に係合した状態で手動操作
にて規制棒を突出させて係合溝を閉鎖して支持軸を係合
保持させるようにしても同様の作用効果を有するもので
ある。
【0022】さらに係合部材を電動アシスト装置側、ロ
ックピンを取付装置側にそれぞれ設けてあるが、係合部
材を取付装置側、被係合部材を電動アシスト装置側にそ
れぞれ設けるようにしても同様の作用効果を有するもの
である。本発明は前記の如き構成で次に作用について説
明する。先ず車椅子1に左右一対の取付装置21を組付
けて電動アシスト装置11を車椅子1に着脱可能に装着
できるようにする。取付装置21の組付け作業は、ボル
ト8に螺合されているナット9を取り外した後、取付装
置21の取付部25上部に穿設された取付孔25aにボ
ルト8先部を貫通させるように取付部25外面をボス部
2cの内側面(図5左側)に当接させる。この状態でナ
ット9をボルト8に螺合させ取付部25の上部を車体枠
2の縦フレーム2aに固定する。次いで車体枠2の横フ
レーム2b外側から横フレーム2bの上下を挟み込むよ
うにUボルト27を取付部25下部の取付孔25bに挿
入し、ナット9をUボルト27に螺合して取付部25の
下部を横フレーム2bに固定する。
【0023】これにより取付装置21を車椅子1に組付
けることができる。その際、左右の取付装置21は後輪
4の回転中心Xに一致させて固定するようにしたので、
各取付装置21の上下方向や前後方向の位置調整をする
ことなく簡単容易に車椅子1に組付けることができる。
登り坂や砂利道等の悪路で電動アシスト装置11を使用
して車椅子1を走行させる場合には、電動アシスト装置
11を取付装置21に装着する。取付装置21への装着
は、図8の如くユニットケース14の左右の支持軸20
をそれぞれ取付装置21の受部26の水平面26aに載
せると、支持軸20先部が規制部材23のガイド部23
b内面に当接し、規制部材23はスプリング24の付勢
力を抗して外側に揺動した状態にて保持される。その
際、ガイド部23bは外側に傾斜しているため、この傾
斜面26bに沿って支持軸20を確実に水平面26aに
載せることができる。
【0024】支持軸20を水平面26aに支持させた
後、電動アシスト装置11を前方に押し込むと、支持軸
20は規制部材23のガイド部23bを外側へ押し広げ
ながら傾斜面26bに沿って前方へ移動して図6及び図
7の如く係合溝26cに係合されるとともに、支持軸2
0が規制部材23の規制孔23aに挿通される。このと
き規制部材23は支持軸20による押付力から解放され
るため、スプリング24の付勢力にて受部26外面に当
接した状態で保持される。
【0025】これにより、支持軸20は規制部材23に
てその後方移動が規制されるとともに、回転可能に支持
されるため、電動アシスト装置11は支持軸20を中心
に上下回動可能な状態で車椅子1に装着される。電動ア
シスト装置11を装着すると、操作スイッチ15をハン
ドル7に近接する車体枠2に固定した後、介護者によっ
て操作スイッチ15を操作して電動モータ13を駆動さ
せると、その駆動軸18を介して駆動車輪12が回転駆
動するため、車椅子1走行の際に介護者の労力を軽減す
ることができる。
【0026】また車椅子1を砂利道等の悪路を走行する
際には、駆動車輪12が支持軸20を中心に上下回動す
るため、介護者による車椅子1走行を確実に補助するこ
とができる。電動アシスト装置11を一時的に格納する
場合は、操作杆32を足で持ち上げて電動アシスト装置
11を上方回動させる。するとロック装置の係合部材3
1が図12bの如くロックピン30に係合することによ
り、電動アシスト装置11は図11の如く駆動車輪12
が接地面から離れた格納位置にロックされる。
【0027】格納位置にある電動アシスト装置11を使
用する場合は、係合部材31の踏付部31dを足で踏み
付けて図12aの如く係合部材31とロックピン30と
の係合を解除すると、電動アシスト装置11は図3の如
く下方回動して駆動車輪12が接地した走行状態とな
る。これにより電動アシスト装置11を使用することが
できる。
【0028】電動アシスト装置11を車椅子1の取付装
置21から取り外す場合は、先ず操作スイッチ15を車
体枠2から取り外す。次いで左右の規制部材23のガイ
ド部23bをスプリング24の付勢力を抗して外側に揺
動させ、図9の如く支持軸20が規制孔23aから抜け
出した状態まで規制部材23を倒し、この状態を保持し
たまま取手19を持って電動アシスト装置11を後方へ
引き出すと、支持軸20は係合溝26cから傾斜面26
b上を通過して図8の水平面26aまで移動する。その
際、支持軸20は後方へ移動するため、この状態で規制
部材23の倒伏保持を解除して規制部材23がスプリン
グ24力にて受部26外面に当接した状態に復帰して
も、支持軸20先部がガイド部23bに当接するため、
支持軸20が規制孔23aに挿通されることはない。こ
れにより取手19を持ち上げると図10の如く電動アシ
スト装置11を取付装置21から取り外すことができ、
車椅子1をコンパクトに折り畳むことができる。
【0029】
【発明の効果】以上の如く本発明の請求項1では、電動
アシスト装置の支持軸を着脱可能に装着するとともに、
装着状態にて前記支持軸を中心に電動アシスト装置を回
動可能に支持する取付装置を車椅子に設けるようにした
ので、電動アシスト装置の回動支持と着脱とを取付装置
にて兼用することができ、部品点数が少なくなり製作コ
ストを低減することができるとともに構造を簡略化する
ことができる。。
【0030】請求項2では、左右一対の取付装置を、そ
れぞれ後輪の回転中心に一致させて固定するようにした
ので、左右の取付装置を位置調整することなく簡単容易
に車椅子に組付けることができる。請求項3では、前記
取付装置に電動アシスト装置の上方回動にて電動アシス
ト装置に設けられた被係合部材若しくは係合部材を係脱
可能に係合しうる係合部材若しくは被係合部材を設ける
ようにしたので、電動アシスト装置の格納作業を簡単容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車椅子の全体側面図である。
【図2】車椅子の背面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】図4の各構成部材の分解図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】図4のC−C断面図である。
【図8】電動アシスト装置装着時の作用状態図である。
【図9】電動アシスト装置取り外し時の作用状態図であ
る。
【図10】電動アシスト装置を車椅子から取り外した作
用状態図ある。
【図11】電動アシスト装置を格納した作用状態図であ
る。
【図12】係合部材の作用状態図である。
【符号の説明】
1 車椅子 2 車体枠 3 前輪 4 後輪 11 電動アシスト装置 12 駆動車輪 13 電動モータ 20 支持軸 21 取付装置 30 ロックピン(被係合部材) 31 係合部材
フロントページの続き (72)発明者 鎌田 達佳 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1番45号 極 東開発工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪および後輪を有する車体枠に、電動
    モータにて駆動車輪を回転駆動させる電動アシスト装置
    を設けてなる車椅子において、前記車体枠には電動アシ
    スト装置の支持軸を着脱可能に装着するとともに、装着
    状態にて支持軸を中心に電動アシスト装置を回動可能に
    支持しうる左右一対の取付装置を設けたことを特徴とす
    る電動アシスト装置付車椅子。
  2. 【請求項2】 前輪および後輪を有する車体枠に、電動
    モータにて駆動車輪を回転駆動させる電動アシスト装置
    を装着しうる取付装置を左右一対設けてなる車椅子にお
    いて、前記各取付装置を前記後輪の回転中心に一致させ
    て固定したことを特徴とする電動アシスト装置付車椅
    子。
  3. 【請求項3】 前記取付装置は、前記電動アシスト装置
    の上方回動にて電動アシスト装置に前記支持軸より上方
    にて設けられた被係合部材若しくは係合部材と係脱しう
    るように対応した係合部材若しくは被係合部材を有し、
    前記係合部材と被係合部材との係合状態にて電動アシス
    ト装置を接地面から離れた格納位置に保持するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の電動アシスト装置付
    車椅子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101606200B1 (ko) 2014-11-24 2016-04-01 전남대학교산학협력단 탈부착이 가능한 전동 휠체어의 구동장치
KR200496348Y1 (ko) * 2022-10-24 2023-01-09 문종현 휠체어에 탈착 가능한 보조 동력 장치

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