JP3038789B2 - フートレスト付電動三輪車 - Google Patents

フートレスト付電動三輪車

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JP3038789B2
JP3038789B2 JP2114405A JP11440590A JP3038789B2 JP 3038789 B2 JP3038789 B2 JP 3038789B2 JP 2114405 A JP2114405 A JP 2114405A JP 11440590 A JP11440590 A JP 11440590A JP 3038789 B2 JP3038789 B2 JP 3038789B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、老人、身障者等に利用される電動三輪車に
係り、特に、乗降辞に便利なフートレスト付電動三輪車
に関するものである。
(従来の技術) 従来の電動三輪車は、第10図、第11図に示すように車
体前部にステアリング1を設け、床面2を介して後部に
乗員の座席3が配設されている。ステアリング1には走
行させるためのアクセル、ブレーキの操作機能が付加さ
れ、座席3の下部には後輪を回転させるための駆動モー
タやバッテリーが収納されている。また、運転操作時の
乗員の姿勢を維持するため、床面2に足を揃えて載せ、
着座した状態で前方に手を伸ばすとステアリング1に届
くように間隔が設けられている。しかしながら、乗降時
においては、床面2が狭くて不安定な姿勢を取りやす
く、一方、老人、身障者等の乗降時に身体を支えて介添
えする場合でもステアリング1が邪魔になることがあ
る。このため、第11図に示すように、乗降時において、
座席3を左右方向に回転させる機構を備えるものが提案
されている(実開昭61−163629号公報参照)。この座席
の回転機構が備わっていると、老人、身障者等が乗降す
るときに座席3を側方に回転させておけば、窮屈な姿勢
をとることもなく、介添えするにもステアリング1が邪
魔になることもない。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、電動三輪車の座席3は前述したよう
に、運転時において床面2に足が着きステアリング1を
容易に持つようにされているので、座席3を側方に向け
た状態では足が地面から離れ不安定な状態になる。ま
た、老人、身障者等が乗降するときにステアリング1の
支柱を補助として利用するには困難であり、介添えをす
る者にとっても老人、身障者等を支えるのでその体重が
掛かりかなりの負担となる。このため、座席3への乗降
を容易に行うことができ、不安定な姿勢を取らなくても
すむ電動三輪車が望まれていた。
本発明は、座席を側方に向けて乗降するためのフート
レストを設けた電動三輪車を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、請求項1に記載
の発明は車体後部に設置したボックス上に上下方向の軸
芯で回転機能を備えた座席を設け、前記ボックス前方の
前輪との間に足載せ用の平坦な車体床面を備えた電動三
輪車において、 車体床面下方に略平板状のフートレストを前記車体床
面に沿って収納し、該フートレストを前記座席の回転に
連動して前記座席の向いている側の車体縁から突出可能
としたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、座席は、車体フレー
ムのホルダパイプに回転可能に挿通し、かつ、ボックス
を上下方向に貫いて設けた回転軸パイプの上部に支持
し、 フートレストは、該フートレストに形成したフットプ
レートの延長方向を前記座席の向きと同方向にして、車
体下方にまで延出した前記回転軸パイプの下端に固着
し、前記フットプレートと前記座席とを一体に連結した
ことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、座席は、車体フレ
ームのホルダパイプに回転可能に挿通し、かつ、ボック
スを上下方向に貫いて設けた回転軸パイプの上部に支持
し、 フートレストは、車体下方にまで延出した前記回転軸
パイプの下端に固着した平歯車と、前記平歯車と噛合し
左右に回転もしくは左右に摺動自在に車体下部に収納さ
れ、かつ、前記座席の向きの移動に追従し、前記座席が
車体側方を向いたときに車体縁から突出可能としたフッ
トプレートとから構成されていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、上記のように構成したので、電動三輪車4
に乗っている利用者が、座席16に座ったままで座席16を
電動三輪車4の側方に回転させると、身体の向きはステ
アリング7の対向位置から外れ、また、足も床面14から
外れるが、座席16の回転に追従して床面14と同程度の高
さ位置からフートレスト(フットプレート17)が車体側
方に突出するので、足を保持して安定姿勢を維持するこ
とができ、乗降時に、車体側方から突出したフートレス
ト(フットプレート17)を補助として利用できる。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を第1図ないし第6図に基づ
いて説明する。
第1図に示すように電動三輪車4は、車体前部に後方
開口の空洞部となるフロントカバー5が取り付けられ、
これを貫通してステアリングシャフト6が突設しその上
部には乗員が操作するステアリング7が設けられてい
る。ステアリングシャフト6には携帯品を入れる篭8を
取り付けるようにされている。車体下部には、ステアリ
ングシャフト6に連結したフロントフォーク9に前輪10
が回転自在に設けられている。また、車体後部にはその
両側に駆動輪11が取り付けられ、駆動輪11を回転させる
ための駆動モータ、バッテリーは車体フレーム12上のボ
ックス13の中に収納されている。ボックス13前方の平坦
な床面14はその前端がフロントカバー5の下方にまで達
しており、ボックス13の上部には肘掛け15を有する座席
16が回動自在に設置されている。また、車体フレーム12
の下部に配して座席16の回動と連動する略平板状のフー
トレスト(フットプレート17)が座席16の向きと合わせ
て取り付けられ、その大きさは正面を向いているときの
横幅が車体幅より小さく、座席16が側方を向いたときに
は車体側部より十分に突出される長さとされている。
座席16とフットプレート17とは第5図にその概略を示
すように、ボックス13を上下方向に貫き車体フレーム12
に回動自在に取り付けられた回転軸パイプ18によって連
結されている。車体フレーム12は第4図に示すように、
前方12aを略円形状にされ、上方に僅かに傾斜され床面1
4を形成して後部12bにはボックス13の枠組となるように
フレームが箱形に形成されメンバー19が横方に張設され
補強されている。メンバー19の中央には孔が穿設されて
ホルダパイプ20が嵌着され、この接合上部をリーンフォ
ースメント21によってホルダパイプ20の軸心の向きが曲
がらないように補強されている。ホルダパイプ20の内径
は上部が拡径され中央に段差面20aを形成している(第
2図参照)。また、ホルダパイプ20の上部外周には前方
に向かってステー22が固着されている。回転軸パイプ18
は第2図および第3図に示すように、上部パイプ18aと
下部パイプ18bとから構成され、上部パイプ18aの上端に
は図示を略した座席フレームが取り付けられて座席16を
保持し、下部パイプ18bの下端には前述のフットプレー
ト17が座席16と同方向に取り付けられている。フットプ
レート17の大きさは、回転軸パイプ18によって車体の側
方を向き車体フレーム12から突出したときに、その突出
した面積が両足の十分に乗る大きさとされている。上部
パイプ18aと下部パイプ18bとの接合端部は互いに180度
の位置に矩形の切り込み23が形成され、互いの端部を90
度ずらすことによって上部パイプ18aと下部パイプ18bと
結合されるようになっている。また、下部パイプ18bの
上端は同形状のアッパーリング24が嵌着され、ホルダパ
イプ20の内径段差面20aに係合され、かつ、ホルダパイ
プ20の下端と係合するロアリング25が下部パイプ18bに
装着されて、下部パイプ18bが滑落しないようにホルダ
パイプ20に支持されている。また、回転軸パイプ18を挿
通するホルダパイプ20の上端には、上端に摺接面を形成
した回転支持筒26が固着されブラケット27を介してステ
ー22にボルト28で固定されている。この回転支持筒26の
摺接面に延設された平板上には孔26aが穿設され、一
方、上部パイプ18aには回転支持筒26の摺接面に当接す
る支持部材29が固着されこの支持部材29にばね30によっ
て下方に付勢された係合子31が設けられ、上部パイプ18
aの回転によって係合子31が孔26aに係合することによっ
て運転位置に位置決めされる。
次に作用を説明する。
先ず、座席16を回動させることによって、対向するス
テアリング7との位置をずらせる。同時に回転軸パイプ
18によって連結されているフットプレート17が回動して
車体フレーム12の側方からその先端を突出させる。この
状態で、必要とあれば介添えをしてもらい、フットプレ
ート17を補助として着座すると第6図に示すように、足
がフットプレート17上に載りこの姿勢が維持される。そ
の後、座席16を正面に向けることによって、運転姿勢を
取ることができる。このとき、足はフロントカバー5内
に入る。電動三輪車4から降りるときは座席16を回転さ
せ、突出したフットプレート17に足を移しステアリング
7が邪魔にならない空間に身体の向きを変えてからフッ
トプレート17を補助として降りることができる。
なお、座席の回転は90度以上回転しないようにストッ
パを車体下部に設けても良く、座席を脱着自在にし交換
可能としても良い。
次に第2の実施例を第7、8図に基づいて説明する。
第1の実施例と同様に座席に回転軸パイプ18が連結され
回動自在に設けられている構成の説明については省略す
る。
第2の実施例において、回転軸パイプ18の片側である
下部パイプ18bには、その下部に扇状に形成された平歯
車32が取り付けられ、この平歯車32と噛合し半円板状の
フットプレート33を固着した小歯車34が車体フレーム12
両側に回転自在に設けられている。また、小歯車34には
座席16が前方を向いているときに車体フレーム12の下部
に収納されるべくリターンスプリング35が取り付けられ
フットプレート33を定位置に保持している。
したがって、座席16の回転は平歯車32、小歯車34を回
転させ、フットプレート33を車体側方に突出させる。こ
れにより、第1の実施例と同様な効果を得る。また、フ
ットプレート33は第1の実施例と比べ回転半径を小さく
することができ、フットプレート33の面を有効に使用で
きる。
次に第3の実施例を第9図に基づいて説明する。この
実施例では、下部パイプ18bの下部に平歯車32が取り付
けられ、この平歯車32と噛合するラック36が車体横方向
に摺動するフットプレート37と固着されている。フット
プレート37は摺動方向の両側に設けたガイド38によって
支持されている。なお、フットプレート37は一定長さ引
き出されて係止するようにされ、左右どちら側にも突出
可能とすることができる。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように構成したものであるか
ら、電動三輪車の座席を側方に回転させることにより、
車体側方の車体床面と同程度の高さ位置からフートレス
トが突出するので、身体の向きがステアリングの対向位
置から外れても、フートレストが乗員の足を保持するの
で、着座した姿勢を維持することができる。これによ
り、乗降時にはフートレストを補助として使用でき、老
人、身障者にも簡便に使用できるという効果を奏する。
また、座席とフートレストとの連動関係は、座席の略
水平面上の回転に対してフートレストの略水平面上の移
動によるものであるので、乗員の足載せの移動をスムー
ズに行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による実施例のフートレスト付電動三輪
車の斜視図、第2図は実施例のフートレストと座席の連
繋部を示す側断面図、第3図は第2図の要部の斜視図、
第4図は実施例の電動三輪車の車体フレームの斜視図、
第5図は実施例のフートレスト付電動三輪車の概要を説
明する模式図、第6図は実施例のフートレスト付電動三
輪車の使用態様を説明する模式図、第7図は第2の実施
例のフートレスト付電動三輪車の斜視図、第8図は第2
の実施例の要部構造を示す平面図、第9図は第3の実施
例のフートレスト付電動三輪車の斜視図、第10図および
第11図は従来の電動三輪車の使用態様を説明する模式図
である。 4……電動三輪車 7……ステアリング 14……床面 16……座席 17、33、37……フートレスト(フットプレート) 18……回転軸パイプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部に設置したボックス上に上下方向
    の軸芯で回転機能を備えた座席を設け、前記ボックス前
    方の前輪との間に足載せ用の平坦な車体床面を備えた電
    動三輪車において、 車体床面下方に略平板状のフートレストを前記車体床面
    に沿って収納し、該フートレストを前記座席の回転に連
    動して前記座席の向いている側の車体縁から突出可能と
    したことを特徴とするフートレスト付電動三輪車。
  2. 【請求項2】座席は、車体フレームのホルダパイプに回
    転可能に挿通し、かつ、ボックスを上下方向に貫いて設
    けた回転軸パイプの上部に支持し、 フートレストは、該フートレストに形成したフットプレ
    ートの延長方向を前記座席の向きと同方向にして、車体
    下方にまで延出した前記回転軸パイプの下端に固着し、
    前記フットプレートと前記座席とを一体に連結したこと
    を特徴とする請求項1記載のフートレスト付電動三輪
    車。
  3. 【請求項3】座席は、車体フレームのホルダパイプに回
    転可能に挿通し、かつ、ボックスを上下方向に貫いて設
    けた回転軸パイプの上部に支持し、 フートレストは、車体下方にまで延出した前記回転軸パ
    イプの下端に固着した平歯車と、前記平歯車と噛合し左
    右に回転もしくは左右に摺動自在に車体下部に収納さ
    れ、かつ、前記座席の向きの移動に追従し、前記座席が
    車体側方を向いたときに車体縁から突出可能としたフッ
    トプレートとから構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のフートレスト付電動三輪車。
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