JP2002171424A - 動画像処理方法、動画像処理装置および動画像表示装置 - Google Patents

動画像処理方法、動画像処理装置および動画像表示装置

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JP2002171424A
JP2002171424A JP2000364949A JP2000364949A JP2002171424A JP 2002171424 A JP2002171424 A JP 2002171424A JP 2000364949 A JP2000364949 A JP 2000364949A JP 2000364949 A JP2000364949 A JP 2000364949A JP 2002171424 A JP2002171424 A JP 2002171424A
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moving
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Yoshifusa Wada
容房 和田
Kenichi Kamijo
憲一 上條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像の輝度変化に時間フィルタ処理を行う
際に、移動する対象物の動きに不自然さを感じることの
ない動画像処理方法、動画像処理装置および動画像表示
装置を提供する。 【解決手段】 入力データ変換部1は、入力される動画
像信号を画像処理するためのデータ形式(ディジタル動
画像信号)に変換する。画像メモリ部2は、入力データ
変換部1から出力されるディジタル動画像信号および、
フィルタ処理中のディジタル動画像信号を、フレーム単
位で複数フレーム分蓄積する。動き検出部3は、画像メ
モリ部2よりフレーム単位の画像を読み出し、フレーム
間で移動する対象物を検出し、そのエリアをマスクする
マスク信号を出力する。時間フィルタ処理部4は、マス
ク信号でマスクされてないエリアについて、時間フィル
タ処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ、テレビゲ
ーム、ビデオ、コンピュータ等で輝度変化の激しい動き
を含んだ画像を見続けることによりもたらされる人体へ
のストレスを緩和する為に、動画像の輝度変化における
特定の周波数帯を減衰させる動画像処理方法、動画像処
理装置および動画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年コンピュータゲームの発展とコンピ
ュータグラフィツクス技術の進歩に伴い、種々様々な映
像がテレビやコンピュータディスプレイ上で表示される
ようになっている。それらの映像の中には、眩しい程の
像が速く動いたり激しく点滅する画像が含まれている。
このような輝度の時間変化の激しい画像は、見る者の興
味を引く反面、また強いストレスをも与えうる。このよ
うな刺激的に加工された画像を見ることによって、光感
受性障害(高橋剛夫「テレビ映像と光感受性発作−その
脳波診断と防止策−」(株)新興医学出版社)を起こす
VDT(ビデオディスプレイターミナル)ストレスの存
在が確認されている。
【0003】その防止策として、人間が特に敏感に感じ
る10Hz前後を含む7〜60Hz程度の周波数帯で輝
度変化する動画像信号について時間フィルタを行う方法
および装置が特許第2795214号公報に公開されて
いる。上記発明は、上記周波数帯での動画像信号の時間
変化を、輝度信号もしくはRGB(3原色:R(赤)、
G(緑)、B(青))信号の時間変化として、時間フィ
ルタ処理し上記周波数帯の周波数成分を減衰させること
によって、VDTの使用者に過度のストレスを与えるこ
とを防ぐものである。RGBの各信号は場合によりそれ
ぞれアナログからディジタルに変換してディジタル化さ
れた画像の輝度もしくはRGBの各信号値に対して時間
フィルタ処理が行われている。なお、人間が最も敏感に
感じる周波数とは、例えばグレーの背景画面上に白黒の
点滅を白黒のコントラストと周波数を変えて表示し、コ
ントラストを落としても点滅を確認できる周波数を調べ
ることなどにより得られる。
【0004】さらに、上記発明は、画像の内容に関わり
なく、画像全体の時間的変化を抽出し、変化量がある基
準以上の場合に時間フィルタ処理を行っていた。即ち、
アナログまたはディジタル信号で表現された画像におい
て輝度成分の時間変化の大きさあるいはRGB成分にデ
ィジタル化された画像の時間変化の大きさを画像全体に
渡って計測集計し、得られた画像の輝度変化量の大きさ
に応じて、時間周波数成分の減衰の程度を適応的に調節
する時間フィルタ処理を行っていた。また、動画像の中
に移動を行う対象物がある場合、対象物と背景画像の輝
度差が検出され対象物の視野に対する移動量、相対的な
移動速度に関わりなく、対象物の移動により背景画像と
の輝度差が検出されて、移動する対象物に対しても一様
に時間フィルタが掛けられていた。尚、動画像の中を移
動する対象物の認識に関しては、従来から、フレーム間
差分法、動きベクトル検出法や勾配法等のいくつかの方
法が知られており、作業量、装置の分量、画質、価格等
を勘案して最適な方式がそれぞれの装置、システムにお
いて選択されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のVDT障害の防止対策では、移動する対象物に対して
特別に処理しておらず、一様に時間フィルタ処理を行っ
ていたため、対象物のエッジ部分の像が不鮮明になり、
見る人は対象物の動きに不自然さを感じるという問題が
あった。この発明は、上述した事情を考慮してなされた
もので、動画像の輝度変化に時間フィルタ処理を行う際
に、移動する対象物の動きに不自然さを感じることのな
い動画像処理方法、動画像処理装置および動画像表示装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決すべ
く、請求項1に記載の発明は、動画像の画像変化の周波
数について、指定された特定の周波数域の周波数成分を
フィルタ処理により減衰させる動画像処理方法であっ
て、動画像の画面上を移動する対象物に対して選択的も
しくは一律にフィルタ処理による減衰量を減らすもしく
は前記フィルタ処理をしないよう制限することを特徴と
する。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、少なくと
も画像入力部、時間フィルタ処理部を備え、前記時間フ
ィルタ処理部が、動画像の画像変化の周波数について、
指定された特定の周波数域の周波数成分をフィルタ処理
により減衰させる動画像処理装置において、動画像の画
面上を移動する対象物を検出する動き検出手段と、動き
検出手段が検出した対象物に対してフィルタ処理による
減衰量を減らすもしくはフィルタ処理しないよう制限す
るフィルタ処理制限手段を具備したことを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の動画像処理装置において、上記動き検出手段
は、大きさ、形状、輝度、彩色及び移動速度のいずれか
一つもしくは複数の要因に依存して対象物を検出するこ
とを特徴とする。また、請求項4に記載の発明は、請求
項2または請求項3に記載の動画像処理装置において、
上記フィルタ処理制限手段は、輝度または色の彩度のい
ずれか一つもしくは複数に対してフィルタ処理の制限を
行うことを特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
〜請求項4のいずれかに記載の動画像処理装置におい
て、上記フィルタ処理制限手段は、フィルタ処理による
減衰量を、一つもしくは複数の値より選定するもしくは
任意の値を指定することを特徴とする。また、請求項6
に記載の発明は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載
の動画像処理装置において、圧縮画像データを復元する
復元処理手段を更に具備し、上記動き検出手段は、復元
処理手段より、移動する対象物についての情報を取得す
ることを特徴とする。また、請求項7に記載の発明は、
動画像表示装置において、請求項2〜請求項6のいずれ
かに記載の動画像処理装置と、動画像処理装置が処理し
た動画像情報を表示する表示手段とを具備すること特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
動画像処理装置について図を参照して説明する。図1
は、本発明の第一の実施形態における動画像処理装置お
よび動画像表示装置の構成を示すブロック図である。符
号1は、入力される動画像信号を受信し、画像処理する
ためのデータ形式に変換する入力データ変換部である。
例えば、入力される動画像信号がアナログ信号なら、A
/D変換して所定のディジタル動画像信号に変換する。
2は、入力データ変換部1から出力されるディジタル動
画像信号および、フィルタ処理中のディジタル動画像信
号を、フレーム単位で複数フレーム分蓄積する画像メモ
リ部である。3は、画像メモリ部2よりフレーム単位の
画像を読み出し、フレーム間において移動する対象物
(以下、移動物体とする)があれば検出する動き検出部
である。4は、動画像の時間軸方向における画像変化の
周波数について、指定された特定の周波数域の周波数成
分を減衰させる時間フィルタ処理部である。5は、フィ
ルタ処理の終わったディジタル動画像データを所定の動
画像信号に変換する出力データ変換部である。
【0011】6は、輝度変化の激しい動画像による人体
へのストレスの強さを、時間フィルタ処理部4での処理
中に使用する信号の減衰量を基に、所定の演算式で数値
化して表示する表示部である。7は、上記各処理部での
処理タイミングを制御する制御部である。また、制御部
7は、時間フィルタ処理部でのフィルタ処理を制限する
フィルタ処理制限部を具備する。尚、入力された動画像
信号がテレビジョン放送データ等のようなインターレー
スされた動画像信号である場合には、制御部7からの制
御により奇数フレームと偶数フレームとを区別して画像
メモリ部2に格納して、以後の処理も奇数フレームと偶
数フレームで別々に行う。また、時間フィルタ処理後の
動画像データが出力データ変換部5へ出力される際に
は、奇数フレームと偶数フレームが制御部7の制御によ
り合成される。以上により動画像処理装置8が構成され
る。9は、動画像処理装置8の出力である動画像信号を
表示する動画像表示部である。以上に示した動画像処理
装置8と動画像表示部9により動画像表示装置が構成さ
れる。尚、動画像表示部9の具体例としては、CRT
(Cathode Ray Tube)、液晶表示装置、
プロジェクターなどが挙げられる。
【0012】次に、上述のように構成された動画像処理
装置8の動作について説明する。図2は図1に示した本
発明の第一の実施形態における動画像処理装置8の動作
を示すフロー図である。まず動画像信号を動画像処理装
置8へ入力する(ステップS10)。次に、入力データ
変換部1が入力信号(例えばNTSC(Nationa
l Television System Comit
tee system)テレビジョン信号)を所定のデ
ィジタル動画像データ(例えば各8ビットのRGBデー
タ)へ変換する(ステップS11)。次に、画像メモリ
部2が入力データ変換部1の出力するディジタル動画像
データをフレーム単位で順次格納する(ステップS1
2)。次に、動き検出部3は、画像メモリ部2に格納さ
れるディジタル動画像データを読み出し、フレーム間の
差分を取ることで、移動物体の検出を行い、移動物体が
移動した画像中の領域を時間フィルタ処理しないマスク
領域とするための信号である動画像マスク信号を時間フ
ィルタ処理部4へ出力する(ステップS13)。
【0013】次に、時間フィルタ処理部4は、画像メモ
リ部2からディジタル動画像データを読み出し、動画像
マスク信号でマスクされていない領域については、動画
像の輝度変化の周波数において特定の周波数帯を減衰さ
せる時間フィルタ処理を行う(ステップS14)。ま
た、動画像マスク信号でマスクした領域では時間フィル
タ処理を行わない。以上のフィルタ処理制限は制御部7
が具備するフィルタ処理制限部が行う。また、動画像マ
スク信号で時間フィルタ処理をマスクするタイミング制
御は制御部7が行っている。尚、動き検出部3と時間フ
ィルタ処理部4の詳細な構成と動作については後述す
る。次に、出力データ変換部5は、時間フィルタ処理を
終えたディジタル動画像データを所定の動画像信号(例
えばNTSCテレビジョン信号)へ変換する(ステップ
S15)。次に、出力データ変換部5は、変換後の動画
像信号を出力する(ステップS16)。この動画像信号
を受けて、動画像表示部9は、時間フィルタ処理後の動
画像を表示する。以上により移動物体を考慮した時間フ
ィルタ処理を行うことができ、動画像の中で移動する移
動物体が不自然な形に見えるのを防ぐことができる。
尚、この時、時間フィルタ処理部4にて演算される値を
用いて、表示中(=時間フィルタ処理中)の動画像が、
人体へ与えるストレスの強さを、数値化して表示部6へ
表示することができる。この数値化について詳しくは後
述する。また、動画像処理部8が表示部6を具備しない
場合は、上記数値をOSD(On Screen Di
splay)処理して動画像信号出力に加算し、動画像
表示部9の画面の隅に文字情報として表示してもよい。
【0014】次に、動き検出部3の詳細な構成と動作に
ついて、画像メモリ部2と合わせて以下に説明する。図
3は、本発明の第一の実施形態における画像メモリ部2
と、動き検出部3の内部構成について示すブロック図で
ある。まず画像メモリ部2の内部構成について説明す
る。符号21は、入力されるディジタル動画像信号を最
初に格納する第一のフレームメモリである。また、22
は、フレームメモリ21が出力するディジタル動画像信
号を格納する第二のフレームメモリである。また、23
は、フレームメモリ22が出力するディジタル動画像信
号を格納する第三のフレームメモリである。
【0015】次に、動き検出部3の内部構成について説
明する。符号31は、フレームメモリ21とフレームメ
モリ22の差分画像B1 x,y(t)を演算する差分画像処
理部である。同様に、フレームメモリ22とフレームメ
モリ23の差分画像B2 x,y(t)を差分画像処理部32
が演算する。また、33、34は、差分画像処理部3
1、差分画像処理部32が出力する差分画像B
1 x,y(t)、B2 x,y(t)を指定された閾値との比較に
より2値化して2値化画像G(B1 x,y(t))、G(B
2 x ,y(t))を出力する2値化画像処理部である。ま
た、35は、2値化画像G(B1 x,y(t))とG(B2
x,y(t))のAND論理の演算をすることで、動画像
マスクデータCx,y(t-1)を作成し動画像マスク信号
を出力する動画像マスクデータ作成部である。以下に動
画像マスクデータ作成部35で演算される式を示す。 Cx,y(t-1)=G(B1 x,y(t))∩G(B
2 x,y(t))
【0016】次に、上述した動き検出部3の動作につい
て、画像メモリ部2と合わせて以下に説明する。図4
は、本発明の第一の実施形態における動き検出部3での
画像データの処理動作を示す図である。図4において
は、移動物体(図中の車)が移動する画像例での、各処
理後のデータ形態を示している。ここで、画像メモリ部
2において、フレームメモリ21に図4に示す画像デー
タであるフレームIx,y(t)が格納され、フレームメ
モリ22にフレームIx,y(t-1)が格納され、フレー
ムメモリ23にフレームIx,y(t-2)が格納された状
態とする。
【0017】この時、動き検出部3で以下の処理を行う
ことで動画像マスクデータを算出する。まず、差分画像
処理部31がフレームIx,y(t)とフレームIx,y(t
-1)の差分画像B1 x,y(t)を演算する。同時に、差
分画像処理部32がフレームIx,y(t-1)とフレーム
x,y(t-2)の差分画像B2 x,y(t)を演算する。次
に、2値化画像処理部33、34は、差分画像B
1 x,y(t)、B2 x,y(t)を指定された閾値との比較に
より2値化して(図4では白黒化)2値化画像G(B 1
x,y(t))、G(B2 x,y(t))を出力する。次に、
動画像マスクデータ作成部35は、2値化画像G(B1
x,y(t))とG(B2 x,y(t))のAND論理の演算
をすることで、動画像マスクデータCx,y(t-1)を作
成する。以上に示した動作により、動き検出部3は動画
像マスクデータを作成する。また、図4に示す動画像マ
スクデータの黒部分(斜線部分)がフィルタ処理を制限
したい部分となる。
【0018】尚、本実施形態では、輝度の違いにより動
き検出を行ったが、彩色の違いで検出してもよい。更
に、検出した輝度等の違いより、移動物体の大きさ(面
積)や形状を算出したり、移動物体の移動距離より移動
速度を算出して、動き検出の対象とするかの判断を行っ
てもよい。また、上述した実施形態では、移動物体の認
識方法として、フレーム間差分画像法を用いたが、この
限りではない。例えば、フレーム間で対応する画素を決
定して動きベクトルを抽出して移動体を認識する方法
や、フレームの空間図形上の空間的勾配の時間的変化を
抽出して動きベクトルを算出する勾配法など、他の種々
の方法について移動物体を検出する方法として用いても
よい。また、2値化画像処理部33、34において、ノ
イズ等によって間違って2値化された場合に対処する
為、拡大縮小処理法等によりノイズ成分を除去する機能
を加えてもよい。
【0019】ここで、この動画像マスクデータから動画
像マスク信号を生成する方法の一例を以下に示す。例え
ば、画像メモリ部2から画像を読み出して時間フィルタ
処理部4で処理する場合、画像の左上の画素から順に時
間フィルタ処理しているとする。この時に画素毎の処理
タイミングに合わせて、動画像マスクデータを読み出す
ことで、動画像マスク信号となる。すなわち、図4の動
画像マスクデータにおいて白部分を”H”信号、黒部分
を”L”信号として読み出すことで動画像マスク信号と
して出力する。これにより、フィルタ処理したくない移
動物体の部分である黒部分の所では、”L”信号がフィ
ルタ処理部4へ入力され、この”L”信号をトリガにし
てフィルタ処理を止めるもしくは、フィルタ処理による
減衰量を調節することができる。
【0020】次に、時間フィルタ部4の時間フィルタ処
理について、図5を用いて詳細に説明する。図5は、本
発明の第一の実施形態における時間フィルタ処理部4の
内部構成を画像メモリ部2と合わせて示すブロック図で
ある。符号41〜44は、フレームメモリ81〜85か
らデータを読み出して演算を行う演算処理部である。ま
た、フレームメモリ81〜85は、入力データであるI
x,y(t)や演算処理部41〜44の処理結果A
1 x,y(t)〜A4 x,y(t)を格納する。次に、動画像マ
スクデータメモリ91〜94は、動き検出部3で作成さ
れる動画像マスクデータを、順次格納する為のメモリで
ある。尚、この動画像マスクデータメモリ91〜94か
ら読み出されるデータ列が、そのまま動画像マスク信号
となり時間フィルタ処理部4を制御する。
【0021】各画素の輝度をフレーム間で時間フィルタ
処理するには、図5に示すように複数個のフレームメモ
リ81〜85を多段に縦続接続して行う。この段数がフ
ィルタの段数であり、フィルタの効果と処理画像の時間
的な滑らかさを調整するパラメータとなる。また、フィ
ルタの効果と、許容できる装置のコストを鑑みて10段
以下のフィルタの段数が現実的である。図5に示す実施
形態では、4段の時間フィルタ処理であり、時間フィル
タ処理部4の各段の演算処理部41〜44と、画像メモ
リ部2の各段のフレームメモリ81〜85がそれぞれ組
として1段のフィルタ機能となる。フレーム単位で入力
される動画像に順次各段の処理を行うことで全体として
滑らかなフィルタ処理を実現する。それと同時に、動画
像マスク信号により移動物体への時間フィルタ処理を制
御している。
【0022】次に、図5で示した時間フィルタ処理部4
の動作について画像メモリ部2と合わせて説明する。初
段のフィルタにおいては、入力された画像のフレームメ
モリ81内のデータIx,y(t)と、フレームメモリ8
2内に格納される演算処理部41の前回の処理結果A1
x,y(t-1)と、その時点での動画像マスクデータメモ
リ91に格納されるC1 x,y(t)と、その時点での時定
数τ(t)から、演算処理部41が以下の式を演算する
ことでフレームデータA1 x,y(t)を求める。 A1 x,y(t)=τ(t)・A1 x,y(t-1)+(1−τ(t))・Ix,y(t) … C1 x,y(t)= 1の時 A1 x,y(t)=Ix,y(t) … C1 x,y(t)=0の 時 次に、演算処理部41は、フレームメモリ82に処理後
の画像データA1 x,y(t)を書き込む。尚、上記式のC
1 x,y(t)=0は、図4の動画像マスクデータの説明で
移動物体のある黒(”L”)の部分、C1 x,y(t)=1
は図4の説明で静止画像部分となる白(”H”)の部分
に相当する。また、制御部7には、動画像マスクデータ
(C1 x,y(t)…)の値によって、演算処理部41〜4
4での演算処理を制御するフィルタ処理制限部が具備さ
れている。
【0023】尚、時定数τ(t)は、1フレーム間にお
ける画像全体の輝度変化、すなわち人間が感じる時間変
化的な視覚刺激の量により設定される、時間フィルタ処
理の時定数である。この時定数τ(t)は、フィルタの
段数別に設定してもよく種々の値をとる。実際の算出方
法としては、図示していないが時間フィルタ処理部4
に、画像の輝度変化を求める輝度変化抽出処理部を具備
し、この輝度変化抽出処理部が、制御部7からの指令に
より、画像メモリ部2から最新のフレームデータとしき
い値算定の為の画像データを取り込み、両画像の同一点
の画素における輝度値の差を求め、これを全画素分加算
する。この加算値を画像中の最大の明るさで規格化し有
効減衰量E(t)を求める。ここで、有効減衰量の大き
さににより、時間フィルタに使用する時定数の関数τ
(t)を設定する。この関数で使われる定数は、時間フ
ィルタの効果、即ち効き具合により臨床学的に選定でき
る。更に、光感受性障害の臨床検査用等の目的により、
複数個の定数を設定できる、もしくは任意の値に設定で
きる。また、上述したτ(t)やE(t)の計算式等の
詳細については特許第2795214号公報に公開され
ている。更に、動画像が人体に与えるストレスの強さを
数値化して表示部6に表示する場合、上記の時定数τ
(t)や有効減衰量E(t)を用いて数値化し表示する
ことができる。また、時間フィルタ処理後の動画像信号
の有効減衰量E(t)を求め時間フィルタ処理前の動画
像信号の有効減衰量E(t)との差を求めることで、時
間フィルタ処理の効果を数値化でき、それを表示部6に
表示してもよい。
【0024】次に、次段のフィルタにおいては、同様に
フレームメモリ83に格納される演算処理部42の前回
の処理結果A2 x,y(t-1)と、フレームメモリ82に
格納される初段フィルタの出力A1 x,y(t)とより以下
の式を演算処理部42が演算して画像データA
2 x,y(t)を求め、フレームメモリ83に書き込む。 A2 x,y(t)=τ(t)・A2 x,y(t-1)+(1−τ(t))・A1 x,y(t) … C2 x,y(t)= 1の時 A2 x,y(t)=A1 x,y(t) … C2 x,y(t)=0の 時 3段目以降におけるj段目のフィルタの出力A
j x,y(t)は、同様にしてj段目のフレームメモリ内に
格納されるj段目の演算処理部の前回の処理結果Aj x,y
(t-1)と前段(j−1段)の処理結果Aj-1 x,y(t-
1)とからj段目の演算処理部が求め、j段目のフレー
ムメモリへ書き込む。 Aj x,y(t)=τ(t)・Aj x,y(t-1)+(1−τ(t))・Aj-1 x,y(t) … Cj x,y(t) =1の時 Aj x,y(t)=Aj-1 x,y(t) … Cj x,y(t)=0 の時 ここで、演算処理部41〜44は、各々が時間分割で演
算を行う。場合により演算処理部41〜44は、前段の
出力を得て疑似並列に演算を行うこともできる。以上に
より、時間フィルタ処理部4は、時間フィルタ処理を動
画像マスク信号の制御を受けながら行う。尚、上述した
実施形態では、輝度についての時間フィルタ処理を示し
たが、この限りではない。例えば、R(赤)G(緑)B
(青)のそれぞれに同じようにフィルタ処理を行っても
よく。また、上記三色の内のいずれか一色または二色の
みフィルタ処理を行ったり、各色のフィルタ処理による
減衰量を各々設定してフィルタ処理を行ってもよい。更
に、RGBのみならず、種々の色相においても同様であ
る。
【0025】次に、本発明の第2の実施形態における時
間フィルタ処理部4の動作について以下に説明する。上
記に示した本発明の第1の実施形態では、移動物体には
フィルタ作用を及ぼさないようにする処理を行ってい
た。第2の実施形態として、フィルタ作用を弱めて作用
させる場合には、一般的に記述するならばj段目の演算
処理部は、下記式によって演算処理を行う。j段目のフ
ィルタの出力Aj x,y(t)は、弱める割合のフィルタ制限
用変数q(0≦q≦1)を用いると Aj x,y(t)=τ(t)・Aj x,y(t-1)+(1−τ(t))・Aj-1 x,y(t) … Cj x,y(t)=1の時 (式1 ) Aj x,y(t)=q・Aj-1 x,y(t)+(1−q)・{τ(t)・Aj x,y(t-1)+(1-τ(t))・Aj -1 x,y (t)} … Cj x,y(t)=0の時 (式2 ) 上記の式を使ったフィルタ処理の実施形態として、本発
明の第二の実施形態における時間フィルタ処理部4の処
理フローについて図6に示す。
【0026】まず、入力データ変換部1より画像データ
が入力される(ステップS61)。次に、時間フィルタ
処理部4が時定数τ(t)を設定する(ステップS6
2)。同時に、動き検出部3が移動物体の抽出を行い、
動画像マスクデータを生成する(ステップS63)。次
に、その動画像マスクデータより生成する動画像マスク
信号により移動物体部分(マスク部分)であるか判別す
る(ステップS64)。ここで、移動物体部分でなかっ
た場合(ステップS64のNO)、時間フィルタ処理部
4は、時間フィルタの時定数として上記の(式1)を用
いたτ(t)を使用して減衰させた画像を算出する(ス
テップS65)。また、移動物体部分でであった場合
(ステップS64のYES)、時間フィルタ処理部4
は、フィルタ制限用変数qを設定する(ステップS6
6)。次に、時間フィルタ処理部4は、上記(式2)を
用いて減衰させた画像を算出する(ステップS67)。
以上で算出した画像のタイミングを合わせて合成し、出
力することで、時間フィルタ処理を終了する。以上によ
り、移動する移動物体に関してはフィルタ制限用変数q
により制限をかけた時間フィルタ処理、それ以外の背景
等は通常の時間フィルタ処理を行うことができる。尚、
時間フィルタが多段フィルタの場合、時定数τ(t)の
設定は、フィルタの段毎に各々行ってもよい。また、ス
テップS63はステップS62と同時処理ではなく、順
次処理でもよい。
【0027】次に、動画像中の動画像マスク信号でマス
クする部分において、その部分専用で算出する時定数τ
1(t)もしくは通常の時定数τ(t)のどちらかを選
択して時間フィルタ処理を行う場合の時間フィルタ処理
部4について以下に説明する。尚、時定数τ1(t)の
算出式は時定数τ(t)と同じでよく、式中の定数を任
意の値に変更することで、時定数τ(t)と違う値を算
出する。また、時間フィルタ処理における算出式は、マ
スク部分に関らず(Cj x,y(t)=1、0に関らず)上
記の(式1)の計算式を用いる。そして、時定数τ
(t)を、マスク部分(Cj x,y(t)=0の時)におい
て時定数τ1(t)に置換して計算する。図7は、本発
明の第三の実施形態における時間フィルタ処理部4の処
理フローについて示す図である。まず1フレームの画像
データが入力データ変換部1より入力される(ステップ
S71)。次に、過去の画像データが貯蔵されているか
確認する(ステップS72)。
【0028】ここで、最初の入力画像データにおいては
(ステップS72の無し)、過去の画像データの貯蔵が
画像メモリ部2に無く、フレーム間処理ができないの
で、制御部7は、入力画像データをそのまま出力すると
共に画像メモリ部2に貯蔵する(ステップS82)。ま
た、画像メモリ部2に貯蔵データが有った場合(ステッ
プS72の有り)、動き検出部3は、画像メモリ部2よ
り画像データを読み出す(ステップS73)。次に、動
き検出部3は、読み出した画像データと入力された画像
データを基に移動物体の抽出を行う(ステップS7
4)。この時、動画像マスクデータを生成し、画像メモ
リ部2へ格納し、制御部7が時間フィルタ処理4の処理
タイミングに合わせて、動画像マスクデータを読み出す
ことで動画像マスク信号を生成する。次に、時間フィル
タ処理部4は、時間フィルタの時定数τ(t)を設定す
る(ステップS75)。次に、時間フィルタ処理部4
は、動画像マスク信号を基に移動物体の部分(マスク部
分)であるかどうか判断する(ステップS76)。
【0029】ここで、移動物体の部分でなかった場合
(ステップS76のNO)、時定数τ(t)で時間フィ
ルタ処理を行う(ステップS77)。また、移動物体の
部分であった場合(ステップS76のYES)、時間フ
ィルタ処理部4は、時定数τ(t)を使うか、時定数τ
1(t)を使うか選択する(ステップS78)。ここ
で、時定数τ(t)を選択した場合(ステップS78の
NO)、時間フィルタ処理部4は、ステップS77へ進
む。また、時定数τ1(t)を選択した場合(ステップ
S78のYES)、時定数τ(t)を時定数τ1(t)
に変換する(ステップS79)。次に、時間フィルタ処
理部4は、時定数τ1(t)で時間フィルタ処理を行う
(ステップS80)。次に、時間フィルタ処理部4は、
1フレームの処理が完了したか判別する(ステップS8
1)。ここで、1フレームの処理が完了していない場合
(ステップS81のNO)、ステップS76へ戻る。ま
た、1フレームの処理が完了した場合(ステップS81
のYES)、1フレームの画像データを出力し、計算結
果を画像メモリ部2へ貯蔵する(ステップS82)。
【0030】以上により、複数フレームの動画像につい
て、移動する移動物体の内選択された部分にある移動物
体には、減衰量を弱めたもしくは減衰無しの時定数τ1
(t)の時間フィルタ処理を行う。また、それ以外の背
景もしくは移動する移動物体の内選択されて無い部分に
ある移動物体には、時定数τ(t)の時間フィルタ処理
を行う。これにより、移動物体の大きさや色等でVDT
ストレスへの影響を判断し、違う時定数を選択して時間
フィルタ処理を行うことができる。上記移動物体のVD
Tストレスへの影響は、画面全体の大きさに対する移動
物体の大きさと移動速度により人の感じ方が異なるの
で、臨床学的データに基づいて決められる。例えば移動
物体の面積が画面の面積に対して1/100以上の場合
は、VDTストレスが高いと判断され時定数τ(t)の
時間フィルタ処理を行う。
【0031】次に、圧縮データ復元処理を備える場合の
動画像処理装置8について以下に説明する。図8は、本
発明の第四の実施形態における動画像処理装置8’の概
略構成を示す図である。入力データ変換部1、画像メモ
リ部2、時間フィルタ部4、出力データ変換部5、表示
部6、制御部7は、上述した実施形態と同じ構成、動作
である。圧縮データ復元部101は、MPEG2等の圧
縮された動画像信号が入力された場合に、その圧縮をデ
コードする。また、移動物体の認識および切り出しも行
う。動き検出部102は、圧縮データ復元部101から
移動物体の情報を得て、移動する移動物体を抽出する。
以上により動画像処理装置8’は、圧縮された動画像信
号を時間フィルタ処理する。その際に、動き検出部10
2は、圧縮データ復元部101から、移動物体の情報を
得るので、移動物体の検出をより容易に確実に行うこと
ができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、人
間が敏感に感じる7〜60Hz程度の周波数における動
画像信号の時間変化を、時間フィルタ処理により減衰さ
せることによって、使用者へ過度のストレスを与えるこ
とを防止、緩和するとともに、動きのある画像に対して
時間フィルタ処理しないようにするか、もしくは時間フ
ィルタ処理の効果を制限することができる。これによ
り、動画像における移動する対象物に対する不自然な動
きを感じさせず、心地よい画像鑑賞ができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における動画像処理装
置および動画像表示装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第一の実施形態における動画像処理装
置8の動作を示すフロー図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における画像メモリ部
2と、動き検出部3の内部構成について示すブロック図
である。
【図4】本発明の第一の実施形態における動き検出部3
での画像データの処理動作を示す図である。
【図5】本発明の第一の実施形態における時間フィルタ
処理部4の内部構成を画像メモリ部2と合わせて示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の第二の実施形態における時間フィルタ
処理部4の処理フローについて示す図である。
【図7】本発明の第三の実施形態における時間フィルタ
処理部4の処理フローについて示す図である。
【図8】本発明の第四の実施形態における動画像処理装
置8’の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 入力データ変換部 2 画像メモリ部 3 動き検出部 4 時間フィルタ処理部 5 出力データ変換部 6 表示部 7 制御部 8 動画像処理装置 9 動画像表示部 101 圧縮データ復元部 102 動き検出部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA20 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC03 CE06 CE12 DA08 DA16 DA20 DB02 DB06 DB09 DC32 5C021 PA45 PA66 PA79 RA01 RB03 XA06 YC06 YC08 5C059 KK00 MA00 NN01 NN37 NN40 UA05 UA31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像の画像変化の周波数について、指
    定された特定の周波数域の周波数成分をフィルタ処理に
    より減衰させる動画像処理方法であって、 前記動画像の画面上を移動する対象物に対して選択的も
    しくは一律に前記フィルタ処理による減衰量を減らすも
    しくは前記フィルタ処理をしないよう制限することを特
    徴とする動画像処理方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも画像入力部、時間フィルタ処
    理部を備え、前記時間フィルタ処理部が、動画像の画像
    変化の周波数について、指定された特定の周波数域の周
    波数成分をフィルタ処理により減衰させる動画像処理装
    置において、 前記動画像の画面上を移動する対象物を検出する動き検
    出手段と、 前記動き検出手段が検出した対象物に対して前記フィル
    タ処理による減衰量を減らすもしくはフィルタ処理しな
    いよう制限するフィルタ処理制限手段を具備したことを
    特徴とする動画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記動き検出手段は、大きさ、形状、輝
    度、彩色及び移動速度のいずれか一つもしくは複数の要
    因に依存して対象物を検出することを特徴とする請求項
    2に記載の動画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ処理制限手段は、輝度また
    は色の彩度のいずれか一つもしくは複数に対してフィル
    タ処理の制限を行うことを特徴とする請求項2または請
    求項3に記載の動画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ処理制限手段は、前記フィ
    ルタ処理による減衰量を、一つもしくは複数の値より選
    定するもしくは任意の値を指定することを特徴とする請
    求項2〜請求項4のいずれかに記載の動画像処理装置。
  6. 【請求項6】 圧縮画像データを復元する復元処理手段
    を更に具備し、 前記動き検出手段は、前記復元処理手段より、移動する
    対象物についての情報を取得することを特徴とする請求
    項2〜請求項5のいずれかに記載の動画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜請求項6のいずれかに記載の
    動画像処理装置と、 前記動画像処理装置が処理した動画像情報を表示する動
    画像表示手段とを具備すること特徴とする動画像表示装
    置。
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