JP2002169439A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002169439A
JP2002169439A JP2000368025A JP2000368025A JP2002169439A JP 2002169439 A JP2002169439 A JP 2002169439A JP 2000368025 A JP2000368025 A JP 2000368025A JP 2000368025 A JP2000368025 A JP 2000368025A JP 2002169439 A JP2002169439 A JP 2002169439A
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toner
waste toner
cover
image forming
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JP2000368025A
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Makoto Sato
佐藤  誠
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃トナー容器内からトナーが飛散し難くす
る。 【解決手段】 装置本体内で発生した廃トナーを搬送す
るパイプ22と、装置の開閉可能なカバーに取り付けら
れ、カバーが閉じられたときにパイプのトナー排出口2
2aが挿通されるトナー回収口41を有する廃トナー容
器40と、トナー回収口に設けられたシール部材70と
を備え、トナー回収口が、縦方向に長い長穴状に形成さ
れている。シール部材には、パイプの中心を通り縦方向
にのみ伸びる切れ目71と、パイプの外径D2よりも小
さな径D1の開口72とが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、そのクリーニング手
段で発生した廃トナーを回収する廃トナー容器に関する
ものである。
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視
像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により
現像されたトナー像を転写対象である用紙等の記録材に
転写させる転写手段と、転写後に感光体の表面に残留し
ているトナーを除去するクリーニング手段とを有してい
る。また、転写手段としては、感光体上に形成されたト
ナー像が転写(一次転写)され、このトナー像をさらに
転写対象である用紙等の記録材に転写(二次転写)する
中間転写体を用いたものが知られており、その中間転写
体に対してもクリーニング手段が設けられている。そし
て、このような画像形成装置において、クリーニング手
段により除去されたトナー(廃トナー)の回収容量の増
大化を図るためには、クリーニング手段とは別の廃トナ
ー容器を用いて、クリーニング手段により除去されたト
ナーを回収するようにすることが望ましい。また、廃ト
ナー容器は、これが廃トナーで一杯になったときに交換
することができるように、あるいは上記クリーニング手
段等の交換を可能とするために、装置本体に対して着脱
可能に構成することが望ましい。
【0002】そこで、このような要望に応えるものとし
て、従来、図9に示すような画像形成装置が知られてい
る(特開昭60−134273号公報)。同図におい
て、1は画像形成装置本体、2はクリーニング手段(廃
トナーの発生源)である。クリーニング手段2には、廃
トナーを搬送するねじりバネ3cが内蔵されたパイプ3
が設けられている。パイプ3の先端部には、トナーの排
出口3aと、この排出口3aを開閉する筒状のシャッタ
4とが設けられている。シャッタ4には2つの鍔部4
a、4bが設けられており、鍔部4bと本体1との間に
はバネ5が設けられている。このバネ5によって、シャ
ッタ4は排出口3aを閉じる方向(矢印a方向)へ常時
付勢されているが、パイプ3の先端に設けられた突起3
bと当接することで、シャッタ4の抜けが防止されてい
る。一方、画像形成装置にはヒンジ1aで前面カバー6
が開閉可能に取り付けられており、このカバー6の内面
に、取付金具7で廃トナー容器8が着脱可能に取り付け
られている。廃トナー容器8には、廃トナーの回収口8
aが設けられており、この回収口8aには、図(b)に
示すようにゴム製のシール部材9が設けられている。シ
ール部材9には、カバー6の回動軌跡における半径方向
(この場合縦方向)に伸びる切れ目9a1とこれに直交
する横方向の切れ目9a2とからなる十字型の切れ目9
aが設けられている。
【0003】このような画像形成装置によれば、図
(a)に示すようにカバー6を開いた状態で廃トナー容
器8を着脱でき、図(c)に示すようにカバー6を閉め
ると、パイプ3の先端部が図(d)に示すようにシール
部材9を押し開くようにして容器8の回収口8aに挿入
され、クリーニング手段2からの廃トナーが容器8内に
回収されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像形
成装置には次のような問題がある。すなわち、廃トナー
容器8に挿入されたパイプ3の排出口3aから容器8内
に排出されるトナーTが容器8の回収口8aから外部に
飛散しないようにするためには、パイプ3の排出口3a
をできるだけ廃トナー容器8の奥部まで進入させるよう
にすることが望ましい。一方、パイプ3は、廃トナー容
器8の回動動作によって容器8内に挿入されるから、パ
イプ3の排出口3aをできるだけ廃トナー容器8の奥部
まで進入させようとした場合に、上述した従来の画像形
成装置のように回収口8aが図9(b)に示したような
単純な円形であると、例えば図10に模式的に示すよう
に、廃トナー容器8を中心(ヒンジ)1a回りに矢印C
方向へ回動させた際に、仮想線で示すように容器8の回
収口8aの縁部8a1がパイプ3の先端に当接してしま
うこととなる。このような事態は、同図(b)に示すよ
うに、回収口8aの外径Dを仮想線8aで示すように大
きくすることによって回避することが可能である。しか
しながら、回収口8aの外径Dを仮想線8aで示すよう
に大きくすると、パイプ3の外周面と回収口8aの内周
面との隙間Sが大きくなり、この隙間Sからトナーが飛
散しやすくなってしまう。また、従来のシール部材9に
は横方向に伸びる切れ目9a2(図9(b)参照)も設
けられているので、この切れ目9a2からもトナーが飛
散しやすくなる。なお、さらに、このような隙間Sから
のトナーの飛散を防止すべく、シール部材9の厚さt
を、当該隙間Sを塞ぐだけの厚さとすることも考えられ
ないではないが、そうすると、廃トナー容器8の回動動
作に伴うパイプ3の抜き差し、すなわち、廃トナー容器
8の回動動作が困難となる。特に、パイプ3が抜かれる
ように廃トナー容器8を回動させる際の(図9(a)の
矢印b参照)、シール部材9による抵抗が大きくなっ
て、その回動が困難となる。
【0005】この発明の目的は、以上のような課題を解
決し、廃トナー容器内からトナーが飛散し難い画像形成
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、装置本体内で発生し
た廃トナーを搬送するパイプと、装置の開閉可能なカバ
ーに取り付けられ、カバーが閉じられたときに前記パイ
プのトナー排出口が挿通されるトナー回収口を有する廃
トナー容器とを備え、トナー回収口に、前記パイプとの
間の隙間を塞ぐシール部材が設けられている画像形成装
置において、前記トナー回収口が、前記カバーの回動軌
跡における半径方向に長い長穴状に形成されていること
を特徴とする。請求項2記載の画像形成装置は、請求項
1記載の画像形成装置において、前記シール部材には、
前記パイプの中心を通り前記カバーの回動軌跡における
半径方向にのみ伸びる切れ目が設けられていることを特
徴とする。請求項3記載の画像形成装置は、請求項1ま
たは2記載の画像形成装置において、前記トナー回収口
は、その下方が前記パイプの後方へ向かって突き出すよ
うに傾斜していることを特徴とする。請求項4記載の画
像形成装置は、請求項1,2,または3記載の画像形成
装置において、前記シール部材には、前記トナー回収口
に挿通されたパイプに対応する位置に、パイプの外径よ
りも小さな径の開口が形成されていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、装
置本体内で発生した廃トナーを搬送するパイプと、装置
の開閉可能なカバーに取り付けられ、カバーが閉じられ
たときに前記パイプのトナー排出口が挿通されるトナー
回収口を有する廃トナー容器とを備え、トナー回収口
に、前記パイプとの間の隙間を塞ぐシール部材が設けら
れている画像形成装置において、前記トナー回収口が、
前記カバーの回動軌跡における半径方向に長い長穴状に
形成されているので、トナー回収口全体を大きくしなく
ても廃トナー容器の回動時における回収口の縁部とパイ
プとの当接を回避することができ、パイプを廃トナー容
器の奥部まで進入させることが可能となる。すなわち、
長穴の短軸方向長さをパイプの外径に可及的に近づけて
パイプと回収口との隙間を小さくすることができると同
時に、パイプを廃トナー容器の奥部まで進入させること
ができ、結果として、廃トナー容器からのトナーの飛散
を防止することができることとなる(少なくともトナー
の飛散を著しく低減させることができる)。請求項2記
載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装
置において、前記シール部材には、前記パイプの中心を
通り前記カバーの回動軌跡における半径方向にのみ伸び
る切れ目が設けられているので、パイプの回収口に対す
る回動を伴う抜き差し動作が円滑になされるとともに、
長穴の短軸方向側からのトナーの飛散を確実に防止する
ことができる。請求項3記載の画像形成装置によれば、
請求項1または2記載の画像形成装置において、前記ト
ナー回収口は、その下方が前記パイプの後方へ向かって
突き出すように傾斜しているので、トナー回収口からの
トナーの飛散がより一層生じ難くなる。請求項4記載の
画像形成装置によれば、請求項1,2,または3記載の
画像形成装置において、前記シール部材には、前記トナ
ー回収口に挿通されたパイプに対応する位置に、パイプ
の外径よりも小さな径の開口が形成されているので、パ
イプ外周面とシール部材との密着性が向上し、トナー回
収口からのトナーの飛散がより一層生じ難くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形
成装置の一実施の形態における感光体と中間転写体とを
示す概略正面図、図2は廃トナー容器を示す斜視図、図
3(a)は図2の部分拡大図、図3(b)は図(a)に
おけるb−b断面図(端面図)である。
【0009】図1に示すように、この画像形成装置は、
図示矢印方向に回転駆動される、外周面に感光層を有す
る感光体10と、この感光体10の外周面を一様に帯電
させる帯電手段(帯電ローラ)11と、この帯電手段1
1により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光L
1して静電潜像を形成する露光手段12と、この露光手
段12により形成された静電潜像に現像剤であるトナー
を付与して可視像(トナー像)とする4色の現像手段
(現像ローラ)13(Y、C、M、K)と、この現像手
段13により現像されたトナー像が転写(一次転写)さ
れ、このトナー像をさらに転写対象である用紙等の記録
材に転写(二次転写)する中間転写体(中間転写ベル
ト)14と、一次転写後に感光体10の表面に残留して
いるトナーを除去する第1クリーニング手段20と、二
次転写後に中間転写ベルト14上に残留しているトナー
を除去する第2クリーニング手段30とを有している。
また、上記第1,第2クリーニング手段からの廃トナー
を回収する廃トナー容器40(図2参照)を有してい
る。
【0010】第1クリーニング手段20は、感光体10
の表面から残留トナーを掻き落とすクリーニングブレー
ド21と、このブレード21で掻き落とされたトナーを
廃トナーボトル40(図2参照)へ向けて搬送するスク
リュー内蔵の搬送パイプ22とを有している。第2クリ
ーニング手段30は、中間転写ベルト14の表面から残
留トナーを掻き落とすクリーニングブレード31と、こ
のブレード31で掻き落とされたトナーを廃トナーボト
ル40(図2参照)へ向けて搬送するスクリュー内蔵の
搬送パイプ32とを有している。
【0011】図2に示すように、廃トナー容器40は、
容器本体50と、この容器本体50の上部で最上部(頭
部)53に形成された、上記第1クリーニング手段20
の搬送パイプ22との連結部(廃トナーの回収口でもあ
る)41と、同じく容器本体50の上部(頭部)54に
形成された、上記第2クリーニング手段30の搬送パイ
プ32との連結部(廃トナーの回収口でもある)42と
を有している。これら回収口41,42は、前記パイプ
22,32の位置に対応させて、水平方向および鉛直方
向において位置を異にして設けられている。
【0012】廃トナー容器40は、図4(a)(b)に
示すように画像形成装置本体60に対して軸62回りに
開閉可能に設けられているカバー(例えば前面カバー)
61の内面に着脱可能に取り付けられていて、カバー6
1の開閉によりカバー61とともに図4(a)(b)の
矢印a、b方向へ上記軸62を中心として回動するよう
になっている。そして、図4(b)に示すようにカバー
61が矢印b方向へ閉じられたとき、上記連結部(回収
口)41、42に搬送パイプ22、32の先端部が挿入
され、上記クリーニング手段20,30からの廃トナー
が搬送パイプ22、32およびそのトナー排出口22
a、32aを通じて廃トナー容器40内に回収されるよ
うになっている。トナー回収口41,42は、図2に示
すようにカバー61の回動軌跡における半径方向(この
実施の形態では鉛直方向)に長い長穴状に形成されてお
り、図5に示すように、その下方41a、42aがそれ
ぞれパイプ22の後方(図5において左方)へ向かって
突き出すように傾斜している。
【0013】図2,図5に示すように、回収口41,4
2の内方には、それぞれ開閉蓋46が設けられている。
図5に示すように、開閉蓋46は、容器40内部に設け
られた支持部47に軸47aで回動可能に支持されてい
る。軸47aに装着されたねじりバネ48の一端48a
が開閉蓋46の背部に当接し、他端48bが容器40内
のバネ掛け部40aに係合していることによって、開閉
蓋46は図(a)に示すように回収口41(42)を閉
じる方向へ常時付勢されていて、パイプ22(32)が
挿入されない状態では回収口41(42)を閉じている
が、図(b)に示すように、回収口41(42)にパイ
プ22(32)が挿入されると、パイプの先端に押され
て図示のように回動し、回収口41(42)が開かれる
ようになっている。
【0014】図5(a)に示すように、パイプ22(3
2)の挿入時にパイプ22(32)が当接を開始する、
開閉蓋46における当接開始位置46aと、図5(b)
に示すように、パイプ22(32)の挿入完了時の開閉
蓋46における当接完了位置46bとは同一面上になく
かつ図5(a)に示すように当接開始位置46aがパイ
プ22(32)側寄りに偏倚している。この実施の形態
では、当接完了位置46bをなす面から、当接開始位置
46aをなす部位が突起状に形成されており(図2参
照)、これによって、当接開始位置46aがパイプ22
(32)側寄りに偏倚している。
【0015】開閉蓋46におけるトナー回収口側(図5
において左側)の面には、開閉蓋46が図5(a)に示
すように閉じた際に、トナー回収口の縁部41c(図
(b)参照)との間に介装されるシール体46cが上記
当接開始位置46aを除いて設けられている。すなわ
ち、当接開始位置46aにはシール体46cは設けられ
ていない。シール体46cは、例えば、発泡ウレタンシ
ートで構成する。
【0016】上記連結部(回収口)41、42と搬送パ
イプ22、32との連結構造について、主として図6を
参照してより詳しく説明する。なお、連結部(回収口)
41、42と搬送パイプ22、32との連結構造は基本
的に同一構造であるので、連結部41および搬送パイプ
22を代表させて説明する。
【0017】図6(a)に示すように、搬送パイプ22
の先端には上記排出口22aと、これを開閉する筒状の
シャッタ23とが設けられている。シャッタ23(3
3)には鍔部23a(33a)(図1参照)と、バネ受
け部23b(33b)とが設けられており、バネ受け部
23bとパイプ本体のバネ受け部22b(32b)との
間にバネ24が設けられている。このバネ24によっ
て、シャッタ23は排出口22aを閉じる方向(矢印X
1方向)へ常時付勢されているが、図示しないストッパ
と当接することで、シャッタ23のパイプ22からの抜
けが防止されている。
【0018】一方、図6(a)〜(d)に示すように、
画像形成装置のカバー61には、これに装着される廃ト
ナー容器40の前記頭部53(54)の両側にレバー6
5,65が設けられている。レバー65は、長部65a
と短部65bとからなる平面視略Lであり、カバー61
の内面に設けられた支持部61aに軸61bで回動可能
に支持されている。軸61bに装着されたねじりバネ6
6の一端66aがレバー65のバネ掛け部65cに係合
し、他端66bがカバー61側のバネ掛け部61cに係
合していることによって、レバー65は図(b)におい
て常時矢印Y1方向へ付勢されているが、その回動はカ
バー61側に設けられたストッパ61dに当接すること
によって規制されている。したがって、レバー65は、
これに外力が作用しない状態(カバー61に対して廃ト
ナー容器40が適正に装着されていない状態)では、図
(b)に示す状態となっている。そして、図(a)に示
すように、画像形成装置本体60側には、カバー61
が、これに廃トナー容器40が装着されない状態(すな
わちレバー65が図(a)(b)に示す状態)で矢印b
方向へ閉じられてきた際に、レバー65の先端65dに
当接する当接部60aが設けられている。したがって、
廃トナー容器40が適正に装着されない状態でカバー6
1が完全に閉じられてしまうという事態が防止される。
【0019】他方、図(c)(d)に示すように、カバ
ー61に対して廃トナー容器40が適正に装着される
と、廃トナー容器40の上記頭部53(54)の背面5
3a(54a)がレバー65の短部65bを押圧するこ
とによってレバー65がねじりバネ66の付勢力に抗し
て図(b)において矢印Y2方向へ回動し、図(c)
(d)に示すような状態となる。したがって、このよう
な状態(図(a)の仮想線65参照)で、カバー61が
図(a)に矢印bで示すように閉じられてくると、レバ
ー65の先端65dが画像形成装置本体60側の当接部
60aには当接せずに、パイプ22(32)のシャッタ
23(33)の鍔部23a(33a)と当接する状態と
なり、これによってシャッタ23(33)がバネ24の
付勢力に抗して矢印X2方向へ開いて廃トナーが廃トナ
ー容器40内に回収され得る状態となる(図5(b)参
照)。なお、搬送パイプ22、32からの廃トナーは、
自然落下によって廃トナー容器40内に貯留される。
【0020】図2および図3に示すように、容器本体5
0の、画像形成装置本体側(図2において手前側)の側
壁51には、その外方(図2において手前側(図3
(b)において下方))に向かって内空の凸状でかつ縦
方向に伸び、回収された廃トナーによって内方が徐々に
満たされる、光透過性を有する薄肉部52が一体的に形
成されている。この実施の形態では、容器本体50は、
透明(または半透明)の合成樹脂をブロー成形すること
によって作成され、したがって、上記薄肉部52はこの
ブロー成形によって容器本体50と同時に形成される。
【0021】一方、画像形成装置本体の適所63(図3
(b)参照)には、前記カバー61が矢印b方向へ閉じ
られたときに、廃トナー容器40の上記薄肉部52を両
側から挟む位置に透過型の光センサ17が設けられてい
る。光センサ17は、投光部17aと受光部17bとを
有し、その光路(薄肉部52を横切る光路)にトナーが
ないとき、すなわち薄肉部52がトナーで満たされてい
ないときには、投光部17aからの光が薄肉部52を透
過して受光部17bで受光され、薄肉部52がトナーで
満たされると、投光部17aからの光が薄肉部52内の
トナーで遮光されて、受光部17bによる受光がなされ
なくなる。これによって、薄肉部52における検出位置
がトナーで満たされたこと、すなわち、この実施の形態
では廃トナー容器40の交換時期が検出されることとな
る。この実施の形態では、図2に示すように、廃トナー
容器40に2つの搬送パイプとの連結部(回収口)4
1、42が高さを異にして設けられているので、光セン
サ17は、低い方の連結部42よりも下方に設けられて
おり、低い方の連結部42からトナーが漏れ出す前に廃
トナー容器40が交換されるようになっている。
【0022】なお、図2において、43は廃トナー容器
40を交換する際に掴まれる掴み部、44は画像形成装
置本体側に設けられた突片64(図4参照)と係合する
ことによる位置決め凹部、45は例えばメーカー等によ
り回収された廃トナー容器40から廃トナーを捨てる際
に開けられるキャップである。
【0023】図7に示すように、廃トナー容器40のト
ナー回収口41,42には、パイプ22(32)との間
の隙間C(図(a)(c)参照)を塞ぐシール部材70
が設けられている。シール部材70は、ゴムシートまた
は発泡ウレタンシートによって構成される。図7(b)
に示すように、トナー回収口41,42および上記頭部
53,54の前面53b、54bは、それぞれ長穴状に
形成されているので、図(d)に示すようにシール部材
70もその形状が全体として長円状に形成されている。
シール部材70は、適宜の接着剤で、上記頭部53,5
4の前面53b、54bに貼り付けられている。図
(b)および(d)に示すように、シール部材70に
は、パイプ22(32)の中心Oを通り、カバーの回動
軌跡における半径方向(この実施の形態では鉛直方向)
にのみ伸びる切れ目71が設けられているとともに、回
収口41(42)に挿通されたパイプ22(32)に対
応する位置に、パイプ22(32)の外径D2よりも小
さな径D1の開口72が形成されている。
【0024】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。 (a)装置本体60内で発生した廃トナーを搬送するパ
イプ22(32)と、装置の開閉可能なカバー61に取
り付けられ、カバー61が閉じられたときにパイプ22
(32)のトナー排出口22a(32a)が挿通される
トナー回収口41(42)を有する廃トナー容器40と
を備え、トナー回収口41(42)に、パイプ22(3
2)との間の隙間Cを塞ぐシール部材70が設けられて
おり、トナー回収口41(42)が、カバー61の回動
軌跡における半径方向に長い長穴状に形成されているの
で、トナー回収口41(42)全体を大きくしなくても
廃トナー容器40の回動時における回収口41(42)
の縁部41b(42b)(図5(a)参照)とパイプ2
2(32)との当接を回避することができ、パイプ22
(32)を廃トナー容器40の奥部まで進入させること
が可能となる。すなわち、図7(c)に示すように、回
収口(長穴)の短軸方向長さL2をパイプの外径D2に
可及的に近づけてパイプ22(32)と回収口41(4
2)との隙間C1を小さくすることができると同時に、
パイプ22(32)を廃トナー容器40の奥部まで進入
させることができ、結果として、廃トナー容器40から
のトナーの飛散を防止することができることとなる(少
なくともトナーの飛散を著しく低減させることができ
る)。 (b)シール部材70には、パイプ22(32)の中心
Oを通りカバー61の回動軌跡における半径方向にのみ
伸びる切れ目71が設けられているので、パイプ22
(32)の回収口41(42)に対する回動を伴う抜き
差し動作が円滑になされるとともに、回収口(長穴)4
1(42)の短軸方向側からのトナーの飛散を確実に防
止することができる。 (c)トナー回収口41(42)は、その下方41a
(42a)がパイプ22(32)の後方(図5において
左方)へ向かって突き出すように傾斜しているので、ト
ナー回収口41(42)からのトナーの飛散がより一層
生じ難くなる。 (d)シール部材70には、トナー回収口41(42)
に挿通されたパイプ22(32)に対応する位置に、パ
イプの外径D2よりも小さな径D1の開口72が形成さ
れているので、パイプ外周面とシール部材70との密着
性が向上し、トナー回収口41(42)からのトナーの
飛散がより一層生じ難くなる。
【0025】(e)廃トナー容器40には、その側壁5
1において外方に向かって内空の凸状でかつ縦方向に伸
び、回収された廃トナーによって内方が徐々に満たされ
る、光透過性を有する薄肉部52が一体的に形成されて
いるとともに、画像形成装置本体には、薄肉部52を両
側から挟む位置に透過型の光センサ17が設けられてい
るので、廃トナー容器40に回収された廃トナーの量が
次第に増大すると、これに伴って、廃トナー容器40の
上記薄肉部52の内方も廃トナーによって徐々に満たさ
れて行き、この廃トナーが上記光センサ17の透過光を
遮断することによって、廃トナー容器40が廃トナーで
一杯になる前にその交換時期が検出されることとなる。
すなわち、簡単な構造で、廃トナー容器40の交換時期
を検出することが可能となる。
【0026】(f)トナー回収口41(42)には、パ
イプ22(32)が挿入される際にパイプの先端部22
cに押されて当該回収口41(42)を開き、パイプ2
2(32)が抜かれると当該回収口41(42)を閉じ
る開閉蓋46が、バネ48により常時閉方向へ付勢され
た状態で回動可能に設けられているので、廃トナー容器
40の着脱作業時における廃トナー容器40内からのト
ナー漏れが防止される。そして、パイプ22(32)の
挿入時にパイプが当接を開始する、開閉蓋における当接
開始位置46aと、パイプ22(32)の挿入完了時
の、開閉蓋46における当接完了位置46bとが同一面
上になくかつ当接開始位置46aがパイプ側寄りに偏倚
している構成となっているので、パイプ22(32)を
トナー回収口41(42)に挿入した際の開閉蓋46の
開き角度θ1(図5(b)参照)は、上記構成としない
場合の開き角度θ2(図5(b)参照)に比べて小さく
なり、したがって、バネ力による開閉蓋46のパイプ2
2(32)に対する押圧力も小さくなる。このため、廃
トナー容器40の装着性(この実施の形態ではカバー6
1を閉じる際の円滑性)が損なわれるということがなく
なる。また、装着後においても、パイプ22(32)か
らの反力が小さくなるため、廃トナー容器40を所定位
置に保持することが容易になるとともに、廃トナー容器
40およびパイプ22(32)に大きなストレスが生じ
てしまうということもなくなる。結果として、バネ48
のバネ力を大きくして、開閉蓋46がトナー回収口41
(42)を閉じる力を大きくし、回収口41(42)か
らのトナー漏れを確実に防止することが可能となる。す
なわち、この実施の形態の画像形成装置によれば、廃ト
ナー容器40の装着性を損なわず、また装着後において
も廃トナー容器40およびパイプ22(32)に大きな
ストレスを生じさせることなく、廃トナー容器40の着
脱作業時に廃トナー容器40内からのトナー漏れを防止
することができることとなる。 (g)開閉蓋46におけるトナー回収口側の面には、開
閉蓋46が閉じた際にトナー回収口の縁部41cとの間
に介装されるシール体46cが設けられているので、廃
トナー容器40の着脱作業時における廃トナー容器40
内からのトナー漏れが確実に防止される。そして、この
シール体46cは、パイプの挿入時にパイプが当接を開
始する開閉蓋における当接部位46aを除いて設けられ
ているので、開閉蓋46の開動作が円滑になされること
となる。
【0027】<シール部材70の変形例>図8(a)〜
(d)はそれぞれシール部材70の変形例を示す図であ
る。この図において、上記実施の形態と同一部分ないし
相当する部分には同一の符号を付してある。図(a)に
示すシール部材70は、切れ目71のみが設けられてお
り、開口72が設けられていない。図(b)に示すシー
ル部材70は、パイプ22(32)の中心から下方のみ
をシールするようにしたもので、切れ目71のみが設け
られている。図(c)に示すシール部材70は、パイプ
22(32)の中心から下方のみをシールするようにし
たもので、切れ目71および半円状の開口72が設けら
れている。図(d)に示すシール部材70は、切れ目7
1およびパイプ22(32)の中心から放射状に伸びる
切れ目73が設けられている。これらの図(a)〜
(d)に示す回収口およびシール部材によっても、それ
ぞれ上述した(a)の作用効果がられる。
【0028】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜4記載のいずれの画像形成装
置によっても、廃トナー容器内からトナーが飛散し難く
なるという効果が得られる。さらに、請求項2記載の画
像形成装置によれば、パイプの回収口に対する回動を伴
う抜き差し動作が円滑になされるとともに、長穴の短軸
方向側からのトナーの飛散を確実に防止することができ
る。請求項3記載の画像形成装置によれば、トナー回収
口からのトナーの飛散がより一層生じ難くなる。請求項
4記載の画像形成装置によれば、パイプ外周面とシール
部材との密着性が向上し、トナー回収口からのトナーの
飛散がより一層生じ難くなる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態にお
ける感光体と中間転写体とを示す概略正面図。
【図2】廃トナー容器を示す斜視図。
【図3】(a)は図2の部分拡大図、(b)は図(a)
におけるb−b断面図(端面図)。
【図4】(a)(b)はカバーの開閉状態を示す図概
略。
【図5】(a)(b)は開閉蓋の開閉状態を示す図。
【図6】廃トナー容器と搬送パイプとの連結構造を示す
図で、(a)は廃トナー容器が装着されていない場合の
カバーと本体との関係を示す部分側面図、(b)は廃ト
ナー容器が装着されていない場合のカバーの状態を示す
部分側面図、(c)は廃トナー容器が装着された場合の
カバーの部分平面図(図(a)を正面とした場合の平面
図)、(d)は同じく部分側面図。
【図7】(a)は廃トナー容器40のトナー回収口にパ
イプが挿入された状態を示す部分側面図、(b)(c)
(d)はそれぞれ図(a)を正面とした場合の部分省略
左側面図。
【図8】(a)〜(d)はそれぞれシール部材70の変
形例を示す図。
【図9】(a)〜(d)は従来技術の説明図。
【図10】(a)(b)は従来技術の説明図。
【符号の説明】
22,32 パイプ 22a、32a トナー排出口 40 廃トナー容器 41,42 トナー回収口 60 装置本体 61 カバー 70 シール部材 71 切れ目 72 開口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内で発生した廃トナーを搬送す
    るパイプと、装置の開閉可能なカバーに取り付けられ、
    カバーが閉じられたときに前記パイプのトナー排出口が
    挿通されるトナー回収口を有する廃トナー容器とを備
    え、トナー回収口に、前記パイプとの間の隙間を塞ぐシ
    ール部材が設けられている画像形成装置において、 前記トナー回収口が、前記カバーの回動軌跡における半
    径方向に長い長穴状に形成されていることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シール部材には、前記パイプの中心
    を通り前記カバーの回動軌跡における半径方向にのみ伸
    びる切れ目が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー回収口は、その下方が前記パ
    イプの後方へ向かって突き出すように傾斜していること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シール部材には、前記トナー回収口
    に挿通されたパイプに対応する位置に、パイプの外径よ
    りも小さな径の開口が形成されていることを特徴とする
    請求項1,2,または3記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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