JP2002168485A - 瀑気気化式加湿器 - Google Patents
瀑気気化式加湿器Info
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- JP2002168485A JP2002168485A JP2000403789A JP2000403789A JP2002168485A JP 2002168485 A JP2002168485 A JP 2002168485A JP 2000403789 A JP2000403789 A JP 2000403789A JP 2000403789 A JP2000403789 A JP 2000403789A JP 2002168485 A JP2002168485 A JP 2002168485A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加湿水を気化させる加湿材を使用せずに
加湿水を空気の顕熱で自然蒸発させるとともに、加湿水
に水道水をそのまま使用しても水中の不純物を空気中に
放出しないクリーンな高湿度空気を室内に供給する。 【解決手段】 加湿水槽と加圧送風吹出装置と加湿水の
自動給水装置と自動排水装置を有する。水中へ空気を吹
き出すためのエヤーバック２を水槽底部に設けている。
加湿される空気は送風機４で加圧され、エヤーバック２
の多数の小さい孔から水中に吹き出されて、空気泡に接
する水の１部が空気の顕熱により空気中に気化して高湿
度空気を得ることができる。
加湿水を空気の顕熱で自然蒸発させるとともに、加湿水
に水道水をそのまま使用しても水中の不純物を空気中に
放出しないクリーンな高湿度空気を室内に供給する。 【解決手段】 加湿水槽と加圧送風吹出装置と加湿水の
自動給水装置と自動排水装置を有する。水中へ空気を吹
き出すためのエヤーバック２を水槽底部に設けている。
加湿される空気は送風機４で加圧され、エヤーバック２
の多数の小さい孔から水中に吹き出されて、空気泡に接
する水の１部が空気の顕熱により空気中に気化して高湿
度空気を得ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は空気の顕熱で水を
気化させ、室内へ加湿する加湿器に関するものである。
気化させ、室内へ加湿する加湿器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より空気の顕熱で水を気化させる方
法としては、加湿材の上部から加湿材に水を滴下させて
ぬらし、通風気化させる滴下方式や水を通さずに水蒸気
のみを通す透湿膜チューブを用いてチューブの内部に水
を入れてチューブの外部に通風して気化させる透湿膜方
式等がある。これらの気化式の問題点は、滴下方式では
加湿材が汚れるのでシーズン毎の清掃点検が必要であ
り、透湿膜方式では透湿膜の目が詰まるのでシーズン毎
の清掃点検が必要であった。
法としては、加湿材の上部から加湿材に水を滴下させて
ぬらし、通風気化させる滴下方式や水を通さずに水蒸気
のみを通す透湿膜チューブを用いてチューブの内部に水
を入れてチューブの外部に通風して気化させる透湿膜方
式等がある。これらの気化式の問題点は、滴下方式では
加湿材が汚れるのでシーズン毎の清掃点検が必要であ
り、透湿膜方式では透湿膜の目が詰まるのでシーズン毎
の清掃点検が必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明では次のよう
な目的がある。 （１）電気ヒーター等で蒸発させる方法ではなく、自然
蒸発させることにより安いランニングコストで加湿す
る。 （２）空気に加湿して高湿度空気を作るときに、水中の
不純物を空気中に放出しないこと。 （３）水を気化させる加湿材を使用せずに気化させるこ
と。 （４）加湿用の水は水道水をそのまま使用し、純水器や
軟水器を使用しないこと。
な目的がある。 （１）電気ヒーター等で蒸発させる方法ではなく、自然
蒸発させることにより安いランニングコストで加湿す
る。 （２）空気に加湿して高湿度空気を作るときに、水中の
不純物を空気中に放出しないこと。 （３）水を気化させる加湿材を使用せずに気化させるこ
と。 （４）加湿用の水は水道水をそのまま使用し、純水器や
軟水器を使用しないこと。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
にこの発明では次のような技術的手段を講じている。 （１）加湿器には加湿水槽を設ける。 （２）加湿水槽の底部には空気泡吹出口を設けて、水槽
の上部の加圧送風機とダクトで接続する。 （３）水槽の上部には気化した水分を含んだ高湿度空気
の出口を設ける。 （４）加湿器には加湿水を自動的に補給する給水装置を
設ける。 （５）加湿器には水槽の水の不純物濃度が高くなった時
には水槽の水を自動的に排水する装置を設ける。 （６）微生物の汚染防止をするために、加湿器停止中に
電気ヒーターで水槽の水を加熱する装置を設ける。
にこの発明では次のような技術的手段を講じている。 （１）加湿器には加湿水槽を設ける。 （２）加湿水槽の底部には空気泡吹出口を設けて、水槽
の上部の加圧送風機とダクトで接続する。 （３）水槽の上部には気化した水分を含んだ高湿度空気
の出口を設ける。 （４）加湿器には加湿水を自動的に補給する給水装置を
設ける。 （５）加湿器には水槽の水の不純物濃度が高くなった時
には水槽の水を自動的に排水する装置を設ける。 （６）微生物の汚染防止をするために、加湿器停止中に
電気ヒーターで水槽の水を加熱する装置を設ける。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１に示すように、この実施形態
の瀑気気化式加湿器はビル用空調機などと組み合わせて
使用したり、単独で家庭用として使用するのに好適であ
り、構造としては加湿水槽と加圧送風吹出装置と自動給
水装置と不純物濃度が高くなった加湿水の自動排水装置
と微生物汚染防止装置を有する。加湿水槽１と加圧送風
吹出装置については、水中へ空気を吹き出すためのエヤ
ーバック２を水槽底部に設けるとともにエヤーバックの
周囲にはエヤーバックの浮き上りを防止するための格子
状のケーシング３を取り付けていることと水槽上部には
空気を取り入れ加圧する送風機４を取り付けていること
と高湿度空気の出口５を設けている。出口にはエリミネ
ーター６を取り付けている。送風機４で加圧された空気
は水槽側面の空気箱７から水槽底部のエヤーバック２に
送風される。自動給水装置については、給水管８に逆流
防止弁９と給水開閉電磁弁１０を取り付けており、水槽
の水位を常時監視して水位が低下すれば加湿水を自動的
に補給する構造になっている。自動排水装置について
は、排水管１１に排水開閉電磁弁１２を取り付けてお
り、水槽内の加湿水の気化に伴い水中に溶存している不
純物濃度が高くなるので、加湿水の不純物濃度を常時監
視して濃度が高くなれば自動的に排水して、排水量と同
量の加湿水を補給する構造になっている。次に、この実
施形態の瀑気気化式加湿器の運転状態を説明する。加湿
される空気は送風機４で加圧され、エヤーバック２に送
り込まれた後、エヤーバックの多数の小さい孔から水中
１３に吹き出されて、空気泡１４に接する水の１部が空
気の顕熱により空気中に気化して高湿度空気を得ること
ができる。この高湿度空気を空調給気ダクト内に吹き出
す方法と加湿器本体の吹出口から直接室内に吹き出す方
法で加湿することができる。エヤーバックの材料とし
て、例えば織布を筒状にしたものや多数の小さい孔の明
いた薄い金属板を筒状にしたものなどを用いることがで
きる。次に、この実施形態の瀑気気化式加湿器の微生物
の汚染防止方法を説明する。加湿器停止中において、給
水電磁弁１０を開き水槽の水面を格子状のケーシングの
上部が水没する位置まで給水した後で、水槽内に設置し
ている電気ヒーター１５に通電して水槽内の微生物が死
滅する水温まで加熱して、過熱を一定時間維持した後
で、排水弁１２を開き温水を外に排水する。水槽内を空
にした状態を次回の加湿器運転開始まで維持する。
の瀑気気化式加湿器はビル用空調機などと組み合わせて
使用したり、単独で家庭用として使用するのに好適であ
り、構造としては加湿水槽と加圧送風吹出装置と自動給
水装置と不純物濃度が高くなった加湿水の自動排水装置
と微生物汚染防止装置を有する。加湿水槽１と加圧送風
吹出装置については、水中へ空気を吹き出すためのエヤ
ーバック２を水槽底部に設けるとともにエヤーバックの
周囲にはエヤーバックの浮き上りを防止するための格子
状のケーシング３を取り付けていることと水槽上部には
空気を取り入れ加圧する送風機４を取り付けていること
と高湿度空気の出口５を設けている。出口にはエリミネ
ーター６を取り付けている。送風機４で加圧された空気
は水槽側面の空気箱７から水槽底部のエヤーバック２に
送風される。自動給水装置については、給水管８に逆流
防止弁９と給水開閉電磁弁１０を取り付けており、水槽
の水位を常時監視して水位が低下すれば加湿水を自動的
に補給する構造になっている。自動排水装置について
は、排水管１１に排水開閉電磁弁１２を取り付けてお
り、水槽内の加湿水の気化に伴い水中に溶存している不
純物濃度が高くなるので、加湿水の不純物濃度を常時監
視して濃度が高くなれば自動的に排水して、排水量と同
量の加湿水を補給する構造になっている。次に、この実
施形態の瀑気気化式加湿器の運転状態を説明する。加湿
される空気は送風機４で加圧され、エヤーバック２に送
り込まれた後、エヤーバックの多数の小さい孔から水中
１３に吹き出されて、空気泡１４に接する水の１部が空
気の顕熱により空気中に気化して高湿度空気を得ること
ができる。この高湿度空気を空調給気ダクト内に吹き出
す方法と加湿器本体の吹出口から直接室内に吹き出す方
法で加湿することができる。エヤーバックの材料とし
て、例えば織布を筒状にしたものや多数の小さい孔の明
いた薄い金属板を筒状にしたものなどを用いることがで
きる。次に、この実施形態の瀑気気化式加湿器の微生物
の汚染防止方法を説明する。加湿器停止中において、給
水電磁弁１０を開き水槽の水面を格子状のケーシングの
上部が水没する位置まで給水した後で、水槽内に設置し
ている電気ヒーター１５に通電して水槽内の微生物が死
滅する水温まで加熱して、過熱を一定時間維持した後
で、排水弁１２を開き温水を外に排水する。水槽内を空
にした状態を次回の加湿器運転開始まで維持する。
【０００６】
【発明の効果】この発明では次のような効果がある。 （１）電気ヒーター等で蒸発させる方法ではなく、空気
の持っている顕熱により自然蒸発させるためにランニン
グコストを安くすることができる。 （２）水中の不純物を空気中に放出しない。 （３）気化させるための加湿材を使用しないために、加
湿材の汚れや不純物の付着に伴なう定期的な清掃作業は
発生しない。 （４）加湿水は水道水をそのまま使用するために、純水
器や軟水器を使用しなくてよい。 （５）加湿器停止中において、１日１回は水槽内壁とエ
ヤーバックを熱水で加熱殺菌するために、加湿水が微生
物に汚染されにくい。
の持っている顕熱により自然蒸発させるためにランニン
グコストを安くすることができる。 （２）水中の不純物を空気中に放出しない。 （３）気化させるための加湿材を使用しないために、加
湿材の汚れや不純物の付着に伴なう定期的な清掃作業は
発生しない。 （４）加湿水は水道水をそのまま使用するために、純水
器や軟水器を使用しなくてよい。 （５）加湿器停止中において、１日１回は水槽内壁とエ
ヤーバックを熱水で加熱殺菌するために、加湿水が微生
物に汚染されにくい。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の吹出空気泡が水と接触し、高湿度空
気ができる実施形態を説明する図。
気ができる実施形態を説明する図。
Claims (1)
- 【請求項１】送風機で加圧された空気を水槽底部のエヤ
ーバックの多数の小さい孔から水中に吹き出して、水中
の不純物を空気中に放出することなく水槽内の水を気化
させてクリーンな高湿度空気を供給することのできる瀑
気気化式加湿器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000403789A JP2002168485A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 瀑気気化式加湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000403789A JP2002168485A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 瀑気気化式加湿器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002168485A true JP2002168485A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18867846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000403789A Pending JP2002168485A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 瀑気気化式加湿器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002168485A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005106364A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Daiwa House Ind Co Ltd | 加湿装置 |
| JP2016161272A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | ヤフー株式会社 | 空調システム、建物及びデータセンター |
| JP2018036046A (ja) * | 2017-10-06 | 2018-03-08 | ヤフー株式会社 | 空調システム、建物及びデータセンター |
| IT201700060109A1 (it) * | 2017-06-01 | 2018-12-01 | Consiglio Nazionale Ricerche | Generatore climatico a punto di rugiada e corrispondente procedimento di condizionamento climatico. |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000403789A patent/JP2002168485A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005106364A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Daiwa House Ind Co Ltd | 加湿装置 |
| JP4607441B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2011-01-05 | 大和ハウス工業株式会社 | 加湿装置 |
| JP2016161272A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | ヤフー株式会社 | 空調システム、建物及びデータセンター |
| IT201700060109A1 (it) * | 2017-06-01 | 2018-12-01 | Consiglio Nazionale Ricerche | Generatore climatico a punto di rugiada e corrispondente procedimento di condizionamento climatico. |
| WO2018220548A1 (en) * | 2017-06-01 | 2018-12-06 | Consiglio Nazionale Delle Ricerche | Dew point climate generator and corresponding climate conditioning method |
| US11408632B2 (en) | 2017-06-01 | 2022-08-09 | Consiglio Nazionale Delle Ricerche | Dew point climate generator and corresponding climate conditioning method |
| JP2018036046A (ja) * | 2017-10-06 | 2018-03-08 | ヤフー株式会社 | 空調システム、建物及びデータセンター |
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