JP2002168294A - プロペラシャフトの回転振動防止装置 - Google Patents

プロペラシャフトの回転振動防止装置

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JP2002168294A
JP2002168294A JP2000365725A JP2000365725A JP2002168294A JP 2002168294 A JP2002168294 A JP 2002168294A JP 2000365725 A JP2000365725 A JP 2000365725A JP 2000365725 A JP2000365725 A JP 2000365725A JP 2002168294 A JP2002168294 A JP 2002168294A
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flange
propeller shaft
dynamic damper
peripheral side
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Shoji Yagi
章次 八木
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロペラシャフトのねじり振動を確実に抑制
することができるプロペラシャフトの回転振動防止装置
を提供すること。 【解決手段】 デフフランジ21の一部に段部21cを
形成し、この段部21cに、環状質量体としての振動リ
ング32、弾性連結体としてのゴム材31及びスリーブ
30から構成したダイナミックダンパ29を圧入して装
着した。また、振動リング32の一側面内周側に切欠き
部32aを形成して、この切欠き部32aに、切欠き部
32aと所定の間隔を保持するようにフランジ部21b
の外周側を配置した。ダイナミックダンパ29をデフフ
ランジ21とデフキャリアとの間に配置することができ
るため、ダイナミックダンパ29を小型化できると共
に、ディファレンシャル装置の大型化を防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のディファ
レンシャル装置に適用するプロペラシャフトの回転振動
防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪駆動機構には、車両旋回時
に円滑に走行できるようにディファレンシャル装置が設
けられている。このディファレンシャル装置は、ディフ
ァレンシャルギアの噛合いによって、左右の車輪の回転
数が変化する車両の旋回時においても左右の車輪に円滑
に動力を伝達するが、車輪を介して路面側からの抵抗も
受けるので、走行時にディファレンシャル装置の入力軸
側にねじり振動が発生することがある。また、ディファ
レンシャル装置は、車輪や懸架装置から反力を受けるの
で、ワインドアップと称される回転軸の回転方向以外の
動きや、高速回転時の振れまわりがある。
【0003】そこで、従来から、ディファレンシャル装
置の入力軸とプロペラシャフトの結合部分に回転振動防
止装置を介装している。これを図を用いて説明する。図
4は後輪駆動式車両の駆動機構のレイアウトを示してい
る。エンジン1に結合したトランスミッション2の出力
軸3にはユニバーサルジョイント4を介してプロペラシ
ャフト5の先端が結合されている。そしてこのプロペラ
シャフト5の後端にはユニバーサルジョイント6を介し
て出力軸7が結合され、この出力軸7に取付けられたフ
ランジ8にはデフフランジ9が、図示しないボルトによ
って結合されている。
【0004】デフフランジ9はディファレンシャル装置
10の入力軸に結合されており、また、ディファレンシ
ャル装置10は、デフキャリア11の内部にディファレ
ンシャルギアを組み込んでいる。ディファレンシャル装
置10のデフキャリア11から左右に突出した出力軸1
2には、ユニバーサルジョイント13を介して駆動輪軸
14が結合されており、この駆動輪軸14にはユニバー
サルジョイント15を介して左右の後輪16が結合され
ている。
【0005】このような構造において、ダイナミックダ
ンパからなるプロペラシャフトの回転振動防止装置を設
ける場合には、図4には図示を省略したが、デフフラン
ジ9の部分に設けている。従来のダイナミックダンパの
概要を、デフフランジ9の部分のみを示した図5により
説明する。デフフランジ9はディファレンシャル装置の
入力軸を嵌挿するパイプ部9aと、フランジ部9bとか
らなっており、フランジ部9bの外周面に、ダイナミッ
クダンパ17の構成部品としてのスリーブ18、ゴム材
19(弾性連結体として機能する)及び振動リング20
(環状質量体として機能する)が、それぞれの外周側に
順次嵌着して取付けられている。符号9cは、フランジ
部9bをフランジ8に結合するボルト挿通用の孔であ
る。
【0006】スリーブ18は、断面形状がクランク形状
に形成されており、フランジ部9bとの嵌着部にゴム材
19(弾性連結体として機能する)が嵌合されて一体に接
着されている。このゴム材19は、スリーブ18の嵌着
部から立上がる起立部の基端部の側面と一部当接してお
り、また、ゴム材19は内周側は幅広に形成されると共
に、その外周側は幅狭になっていて、この外周側部分は
常時はスリーブ18の起立部に接触しないようになって
いる。そしてゴム材19の外周側に振動リング20(環
状質量体として機能する)の内周側が結合されている。
【0007】この構造においては、トランスミッション
2を介してエンジン側からの回動駆動力によりプロペラ
シャフト5が回転するとき、前述の理由によってデフフ
ランジ9にねじり振動が作用するが、このねじり振動
は、デフフランジ9と共に回転する振動リング20の質
量によって抑制される。なお、振動リング20の作動中
に振動リング20の移動量が大きくなり過ぎると他の部
材に接触するおそれがあるため、これを規制する構造が
必要となる。そこで、スリーブ18の形状をクランク形
状等の複雑な形状にして、軸方向の振動が過大になった
ときには振動リング20の側部をスリーブ18の起立部
に当接させて位置規制し、また、径方向の振動が過大に
なったときには振動リング20の内周側をスリーブ18
の起立部の外周部分に当接させて位置規制している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のダイナミックダンパにおいても、過大入力による振動
リングの過大な動きを抑制することができるが、上記従
来のダイナミックダンパは、スリーブの形状が複雑なも
のとならざるを得ず、また、ダイナミックダンパ全体が
デフフランジのフランジ部の外周面に取付けられるの
で、大型化してしまうという問題がある。
【0009】また、従来の回転振動防止装置として、特
開平3−129141号公報には、プロペラシャフトの
リヤ側ジョイント近傍にダイナミックダンパを設け、該
ダイナミックダンパのウエイト部分に、ディファレンシ
ャル側連結部材とジョイント側連結部材とを固定するボ
ルトの逃げを設けることが開示されている。
【0010】さらに、他の従来の回転振動防止装置とし
て、特開平8−200444号公報には、コンパニオン
フランジを結合する結合部材の円筒部に、異なる周波数
に設定されたダイナミックダンパを設けることにより、
予め狙った周波数域を限定して振動を低減させることが
開示されている。
【0011】これらの従来の回転振動防止装置は、それ
ぞれ所定の目的を達成することができるものの、本発明
のように、ダイナミックダンパの外径寸法を小さくし
て、ディファレンシャル装置を小型化すると共に、回転
振動防止装置を構成する部品の形状を簡略化できるもの
ではない。
【0012】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、プロペラシャフトのねじり振動を確実に抑制するこ
とができるプロペラシャフトの回転振動防止装置を提供
しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明は、
ディファレンシャル装置の入力軸をプロペラシャフトに
結合するデフフランジにダイナミックダンパを介装した
プロペラシャフトの回転振動防止装置において、デフフ
ランジの一部に、デフフランジの最大径部分よりも小径
の段部を形成し、該段部に、環状質量体と弾性連結体及
びスリーブで構成したダイナミックダンパのスリーブを
装着し、環状質量体の内径をデフフランジの最大径部分
よりも小径に形成したことを特徴とする。このように構
成することにより、デフキャリアとデフフランジとの間
にダイナミックダンパを配置することができるため、回
転振動防止装置、即ち、ダイナミックダンパの外径寸法
を小さくして、ディファレンシャル装置が大型化するこ
とを防止する。また、プロペラシャフトが回転するとき
のねじり振動は、外径寸法は小さくなるが、十分な重量
を備えた環状質量体によって抑制される。
【0014】また、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載したプロペラシャフトの回転振動防止装置にお
いて、環状質量体の一部に、ダイナミックダンパが軸方
向の過大入力を受けたときにデフフランジと当接する軸
方向規制部を形成したことを特徴とする。このように構
成することにより、プロペラシャフトの回転時に軸方向
の過大振動が生じても、その過大振動は、環状質量体の
軸方向規制部とデフフランジとが当接することによりデ
フフランジがストッパとして機能して、弾性連結体の破
損を防止すると共に、環状質量体の位置を適性に保持す
る。
【0015】さらに、請求項3に記載した発明は、請求
項1または2に記載したプロペラシャフトの回転振動防
止装置において、環状質量体の一部に、ダイナミックダ
ンパが径方向の過大入力を受けたときにデフフランジと
当接する径方向規制部を形成したことを特徴とする。こ
のように構成することにより、プロペラシャフトの回転
時に径方向の過大振動が生じても、その過大振動は、環
状質量体の径方向規制部とデフフランジとが当接するこ
とによりデフフランジがストッパとして機能して、弾性
連結体の破損を防止すると共に、環状質量体の位置を適
性に保持する。
【0016】さらにまた、請求項4に記載した発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載したプロペラシャフトの
回転振動防止装置において、環状質量体の少なくとも一
側面内周側に環状の切欠き部を形成し、該切欠き部に、
前記切欠き部との間に所定の間隔を保持するようにデフ
フランジの外周側を配置したことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、プロペラシャフトの回転時に
軸方向及び径方向の過大振動が生じても、その過大振動
は、環状質量体の切欠き部にデフフランジとが当接する
ことによりデフフランジがストッパとして機能して、弾
性連結体の破損を防止すると共に、環状質量体の位置を
適性に保持する。
【0017】さらにまた、請求項5に記載した発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載したプロペラシャフトの
回転振動防止装置において、弾性連結体の断面形状を、
内周側及び外周側を厚く、中央部を内周側及び外周側よ
り薄く形成したことを特徴とする。このように構成する
ことにより、ダイナミックダンパが軸方向及び径方向の
過大入力を受けたときに変形しやすくなり、この過大入
力を吸収する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、本
発明に係る回転振動防止装置をディファレンシャル装置
に装着した状態を一部切欠いて示した図1及びそのA―
A断面を示した図2と、本発明に係る回転振動防止装置
の要部を示した図3により説明する。なお、図4及び図
5と同等の部分及び部材については同一の符号を付し
て、その説明は適宜省略する。図1及び図2に示すディ
ファレンシャル装置10は、図示しないプロペラシャフ
トの後端にユニバーサルジョイントを介して結合された
出力軸のフランジ(図4参照)にボルト結合されるデフフ
ランジ21を備えている。このデフフランジ21は、デ
フキャリア11の内側で2個の軸受24を介して回転自
在に支持される入力軸23の先端部にナット22で結合
されている。また、入力軸23の後端にはドライブピニ
オンギア23aが一体に設けられており、このドライブ
ピニオンギア23aはリングギア25に噛合している。
リングギア25は、ディファレンシャルケース25aに
ボルト結合されており、ディファレンシャルケース25
aと一体に回転する。ディファレンシャルケース25a
内には、リングギア25と平行にピニオンシャフト26
が設けられており、このピニオンシャフト26の両端に
はピニオンギア27が取り付けられている。また、ディ
ファレンシャルケース25a内側の両側面には、ピニオ
ンギア27と噛合するサイドギア28が設けられてお
り、このサイドギア28は、デフキャリア11の左右に
突出した出力軸12にスプライン結合されている。そし
て、図示しないプロペラシャフトの回転駆動力は、デフ
フランジ21、このデフフランジ21を結合した入力軸
23のドライブピニオンギア23a、リングギア25、
リングギア25と一体回転するように結合されたディフ
ァレンシャルケース25a、ディファレンシャルケース
25a内に配設したピニオンシャフト26、ピニオンギ
ア27、サイドギア28を介して、駆動輪に連結された
出力軸12に伝達される。
【0019】図3に示すように、デフフランジ21のパ
イプ部21aとフランジ部21bの境界部分には、デフ
フランジ21の最大径部分よりも小径の環状の段部21
cが設けられており、この段部21cに、ダイナミック
ダンパ29を構成する部材の内のスリーブ30が圧入装
着されている。このスリーブ30の形状は単純な円筒状
に形成されており、図5に示す従来のスリーブ18のよ
うな複雑な形状に形成されていない。スリーブ30の外
周面には弾性連結体としての環状のゴム材31の内周部
が接着固定されており、ゴム材31の外周側には、環状
質量体としての振動リング32が接着固定されている。
【0020】図3から明らかなように、弾性連結体とし
てのゴム材31の断面形状は内周側で厚く、外周側に向
けて次第に薄くなり、さらに振動リング32を結合する
部分で厚くなるように形成している。ゴム材31をこの
ような形状としたことにより、ダイナミックダンパ29
が軸方向及び径方向の過大入力を受けたときに変形しや
すくなり、この過大入力を効果的に吸収することができ
る。
【0021】環状質量体としての振動リング32は、そ
の内径がデフフランジ21の最大径部分よりも小径に形
成され、また、環状質量体としての振動リング32の断
面形状は、一側面内周側に環状の切欠き部32aを形成
して、この切欠き部32aがデフフランジ21の最大径
部分の外周側、即ち、フランジ部21bの外周面及び側
面の一部とオーバーラップするように、ほぼL字形に形
成されている。そして、振動リング32に形成した切欠
き部32aの、フランジ部21bの外周面と対向する部
分が径方向規制部として機能すると共に、フランジ部2
1bの側面と対向する部分が軸方向規制部として機能す
る。
【0022】振動リング32をこのような形状としたこ
とにより、ディファレンシャル装置10の作動時にプロ
ペラシャフト5がねじり振動しても、そのねじり振動は
ダイナミックダンパ29の質量と慣性によって効果的に
抑制される。そして何らかの原因によって、ダイナミッ
クダンパ29に軸方向の過大入力が発生したときには、
振動リング32の切欠き部32aがフランジ部21bの
側面に当接してこれを抑制し、また、ダイナミックダン
パ29に径方向の過大入力が発生したときには、振動リ
ング32の切欠き部32aがフランジ部21bの外周面
に当接してこれを抑制することになる。なお、図3にお
いて符号33で示すものはデフキャリア11の端部のオ
イルシールを保護し、異物のデファレンシャル内部への
侵入を防止するラビリンスを形成するダストカバーであ
る。また、本実施の形態では、振動リング32の一側面
内周側に環状の切欠き部32aを形成したが、この切欠
き部32aは、振動リング32の両側面内周側に形成し
て、振動リング32の断面形状を逆凸形状とすることも
できる。さらに、本実施の形態では、振動リング32の
一側面内周側に環状の切欠き部32aを形成したが、フ
ランジ部21bに環状の切欠き部を形成することもでき
る。この場合、デフフランジ21とプロペラシャフトと
の間で所定の結合力を確保するためのボルト孔を形成す
る必要があるため、デフフランジの径を大きくするか、
或はデフフランジの軸方向の長さが長くする必要があ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したようにプロペラシャフトの
回転振動防止装置を構成したので、請求項1に記載した
発明によれば、デフキャリアとデフフランジの間の狭い
空間にダイナミックダンパを配設することができるの
で、回転振動防止装置を小型化することが可能となるた
め、ディファレンシャル装置が大型化することを防止す
ることができる。また、従来のダイナミックダンパより
も外径寸法を小さくすることができるため、スリーブの
形状も簡単になり、軸方向の長さも短くすることができ
る。また、環状質量体をデフフランジのフランジ部の外
周側に配置できるので、狭い取付箇所に影響されること
なく、振動減衰に必要な環状質量体の重量(大きさ)の
確保が容易に行えることになると共に、環状質量体の形
状を軸方向に大きくすることができるので、必要な重量
を確保しながら環状質量体の外形を小さくすることがで
きる。
【0024】請求項2に記載した発明によれば、プロペ
ラシャフトの回転時に軸方向の過大振動が生じても、そ
の過大振動は、環状質量体の軸方向規制部とデフフラン
ジ、即ち、環状質量体の軸方向規制部とデフフランジの
フランジ部の側面とが当接することによりフランジ部の
側面がストッパとして機能して、弾性連結体の破損を防
止できると共に、環状質量体の位置を適性に保持するこ
とが可能となる。
【0025】請求項3に記載した発明によれば、プロペ
ラシャフトの回転時に径方向の過大振動が生じても、そ
の過大振動は、環状質量体の径方向規制部とデフフラン
ジ、即ち、環状質量体の径方向規制部とデフフランジの
フランジ部の外周面とが当接することによりフランジ部
の外周面がストッパとして機能して、弾性連結体の破損
を防止できると共に、環状質量体の位置を適性に保持す
ることが可能となる。
【0026】請求項4に記載した発明によれば、プロペ
ラシャフトの回転時に軸方向及び径方向の過大振動が生
じても、その過大振動は、環状質量体の切欠き部とデフ
フランジ、即ち、環状質量体の切欠き部とデフフランジ
のフランジ部の側面及び外周面とが当接することにより
デフフランジがストッパとして機能して、弾性連結体の
破損を防止できると共に、環状質量体の位置を適性に保
持することが可能となる。
【0027】請求項5に記載した発明によれば、ダイナ
ミックダンパが軸方向及び径方向の過大入力を受けたと
きに変形しやすくなり、この過大入力を効果的に吸収す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る回転振動防止装置を
ディファレンシャル装置に装着した状態を一部切欠いて
示した断面図である。
【図2】図1のA―A線に沿う部分の断面図である。
【図3】図1及び図2に示す回転振動防止装置を拡大し
て概略的に示した断面図である。
【図4】後輪駆動式車両の駆動機構のレイアウトを示す
説明図である。
【図5】従来の回転振動防止装置を概略的に示した断面
図である。
【符号の説明】
5 プロペラシャフト 10 ディファレンシャル装置 11 デフキャリア 12 出力軸 21 デフフランジ 21c 段部 29 ダイナミックダンパ 30 スリーブ 31 弾性連結体(ゴム材) 32 環状質量体(振動リング)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディファレンシャル装置の入力軸をプロ
    ペラシャフトに結合するデフフランジにダイナミックダ
    ンパを介装したプロペラシャフトの回転振動防止装置に
    おいて、 前記デフフランジの一部に、デフフランジの最大径部分
    よりも小径の段部を形成し、該段部に、環状質量体、弾
    性連結体及びスリーブで構成したダイナミックダンパの
    スリーブを装着し、前記環状質量体の内径を、前記デフ
    フランジの最大径部分よりも小径に形成したことを特徴
    とするプロペラシャフトの回転振動防止装置。
  2. 【請求項2】 前記環状質量体の一部に、ダイナミック
    ダンパが軸方向の過大入力を受けたときにデフフランジ
    と当接する軸方向規制部を形成したことを特徴とする請
    求項1に記載のプロペラシャフトの回転振動防止装置。
  3. 【請求項3】 前記環状質量体の一部に、ダイナミック
    ダンパが径方向の過大入力を受けたときにデフフランジ
    と当接する径方向規制部を形成したことを特徴とする請
    求項1または2に記載のプロペラシャフトの回転振動防
    止装置。
  4. 【請求項4】 前記環状質量体の少なくとも一側面内周
    側に環状の切欠き部を形成し、該切欠き部に、前記切欠
    き部との間に所定の間隔を保持するようにデフフランジ
    の外周側を配置したことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のプロペラシャフトの回転振動防止装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性連結体の断面形状を、内周側及
    び外周側を厚く、中央部を内周側及び外周側より薄く形
    成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    のプロペラシャフトの回転振動防止装置。
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