JP2002163222A - 仮想キャラクターを管理するサーバ、クライアントコンピュータおよびサーバークライアント間の仮想キャラクターデータの同期処理方法。 - Google Patents

仮想キャラクターを管理するサーバ、クライアントコンピュータおよびサーバークライアント間の仮想キャラクターデータの同期処理方法。

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JP2002163222A
JP2002163222A JP2000403032A JP2000403032A JP2002163222A JP 2002163222 A JP2002163222 A JP 2002163222A JP 2000403032 A JP2000403032 A JP 2000403032A JP 2000403032 A JP2000403032 A JP 2000403032A JP 2002163222 A JP2002163222 A JP 2002163222A
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香織 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上のサーバおよびこのサーバに
接続されるクライアントの双方に仮想的なキャラクター
を動かすソフトウエアを設けるとともに、サーバおよび
クライアント双方の仮想的なキャラクター同士の整合性
を図る。 【解決手段】 クライアントコンピュータとサーバに仮
想的なキャラクターを動かすソフトウエアを設けるとと
もに、双方にユーザの動作を記録したユーザ属性情報も
しくは仮想的なキャラクターの動作を記録したエージェ
ント履歴情報を記録させ、サーバとクライアントコンピ
ュータが接続したときに両者の記憶内容の同期を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワーク上で仮想的なキャラクターを管理する装置およ
び方法に関するものであり、さらに、詳しくはサーバお
よびクライアント間に同一の仮想的なキャラクターを存
在させる場合における仮想的なキャラクターのデータ処
理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ上で仮想的なキャラ
クターをユーザの操作に応じて動作させるソフトウエア
が多く知られている。例えば、コンピュータの表示画面
に仮想的なキャラクターを表示させ、単語や文章を入力
すると、コンピュータ内の辞書データベースと会話プロ
グラムによって仮想的なキャラクターが応答するソフト
ウエアは典型的なものである。また、このようなスタン
ドアロンのコンピュータにより実行されるものだけでな
く、ネットワーク上で仮想的なキャラクターに動作を行
わせるものもある。これには、例えば電子メールの受渡
しを仮想的なキャラクターに行わせ、送信先のユーザが
仮想的なキャラクターに対して行った動作を記憶してお
き、この仮想的なキャラクターが送信者に送信先でどの
ようなことがあったのかを知らせるといった動作を行う
ものなどがある。
【0003】また、インターネット上のサーバに仮想的
なキャラクターを存在させ、一のユーザと会話を行うと
ともに、その会話の内容とそのユーザの識別情報を記憶
しておき、他のユーザに対して一のユーザとの会話で記
憶した単語等を知らせるようなソフトウエアも存在す
る。これらのソフトウエアは一つのコンピュータ内か、
ネットワークを通じてサーバとクライアント又はサーバ
を介して接続されるコンピュータ同士でユーザの操作に
応じて仮想的なキャラクターを動かすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの仮
想的なキャラクターはユーザにとっては擬人化されたも
のであるので、独自の行動をすることができるとユーザ
に独立した意思を持ったキャラクターとしての実感を与
えることができると考えられる。この仮想的なキャラク
ターの独自の行動はネットワーク上で行わせると他のユ
ーザ等との係わりが発生してより現実感を出すことがで
きると考えられる。一方、ユーザとしては仮想的なキャ
ラクターと会話をする場合には、ネットワークに接続し
ないで済ませることが望ましい。このような方法は、従
来のように一つのコンピュータ内だけでソフトウエアを
実行させても、ネットワーク上だけでソフトウエアを実
行させても実現することができない。そこで、本発明は
このような事情に鑑みて、ネットワーク上のサーバおよ
びこのサーバに接続されるクライアントの双方に仮想的
なキャラクターを動かすソフトウエアを設けるととも
に、サーバおよびクライアント双方の仮想的なキャラク
ター同士の整合性を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下のような構成を有する。請求項1に記載
の発明は、以下の〜の要件を満たすクライアントコ
ンピュータと通信ネットワークで接続されるサーバであ
り、以下の〜の要件を満たすものである。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜c)の要
件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターは、クライアントコンピ
ュータへユーザが行う所定の入力操作に応じて所定の動
作を行う。 c)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
属性情報として記憶する。 クライアントコンピュータには前記ユーザ属性情報を
前記ユーザのユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1
ユーザ属性記憶領域がある。 サーバはクライアントコンピュータに接続して、前記
ユーザ識別情報に関連づけられたユーザ属性情報を受信
する。 サーバには前記ユーザ属性情報を前記ユーザ識別情報
と関連づけて記憶する第2ユーザ属性記憶領域がある。 サーバは以下のa)〜b)の要件を満たすサーバエー
ジェントプログラムを組み込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
ある。 b)前記仮想的なキャラクターは、前記ユーザ属性情報
の少なくとも一部を利用し仮想的な動作を行う。 このような構成により、クライアントコンピュータのク
ライアントエージェントプログラムをユーザが操作する
ことにより得られる特定のユーザに関するユーザ属性情
報の少なくとも1部をサーバが受信し、サーバにおいて
は得られたこのユーザ属性情報がサーバエージェントプ
ログラムにより用いられることになる。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記サーバにお
いて前記受信したユーザ属性情報と前記第2ユーザ属性
記憶領域に記憶されたユーザ属性情報とを比較して前記
第2ユーザ属性記憶領域に記憶されたユーザ属性情報の
同期処理を行うものである。ここでの「同期処理」と
は、サーバとクライアントコンピュータのそれぞれに記
憶されている特定の情報に関して同じ内容に合わせるこ
とをいうものとする。このような動作により、サーバと
クライアントコンピュータに記憶されるユーザ属性情報
が統一され、クライアントエージェントプログラムとサ
ーバエージェントプログラムがそれぞれ、この統一され
たユーザ属性情報を用いた動作を行うことになる。
【0007】請求項3に記載の発明は、以下の〜の
要件を満たすクライアントコンピュータと通信ネットワ
ークで接続されるサーバであり、以下の〜の要件を
満たすサーバである。 サーバは、以下のa)〜c)の要件を満たすサーバエ
ージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
る。 サーバには前記エージェント履歴情報をユーザのユー
ザ識別情報に関連づけて記憶する第2エージェント履歴
記憶領域がある。 サーバはクライアントコンピュータに接続して前記ユ
ーザ識別情報を受信し、このユーザ識別情報に関連づけ
られたエージェント履歴情報を送信する。 クライアントコンピュータは前記エージェント履歴情
報を前記ユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1エー
ジェント履歴記憶領域がある。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜b)の要
件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
ある。 b)前記エージェント履歴情報を利用して仮想的なキャ
ラクターに所定の動作を行わせる。 このような構成により、サーバ内でサーバエージェント
プログラムにより発生する特定のユーザに対応するエー
ジェント履歴情報の少なくとも一部が、このユーザのク
ライアントコンピュータへ送信され、クライアントコン
ピュータのクライアントエージェントプログラムにより
送信されたエージェント履歴情報が用いられることにな
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記サーバにお
いてクライアントコンピュータから前記ユーザ識別情報
に関連付けられたエージェント履歴情報を受信し、第2
エージェント履歴記憶領域に記憶されたエージェント履
歴情報と比較して前記第2エージェント履歴記憶領域に
記憶されたエージェント履歴情報の同期処理を行うもの
である。このような動作によって、サーバのエージェン
ト履歴情報とクライアントのエージェント履歴情報が統
一され、この統一されたエージェント履歴情報はサーバ
エージェントプログラムおよびクライアントエージェン
トプログラムにより用いられることになる。
【0009】請求項5に記載の発明は、以下の〜の
要件を満たすサーバと通信ネットワークで接続されるク
ライアントコンピュータであり、以下の〜の要件を
満たすクライアントコンピュータである。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜c)の要
件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターは、クライアントコンピ
ュータへユーザが行う所定の入力操作に応じて所定の動
作を行う。 c)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
属性情報として記憶する。 クライアントコンピュータには前記ユーザ属性情報を
前記ユーザのユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1
ユーザ属性記憶領域がある。 クライアントコンピュータはサーバに接続して、前記
ユーザ識別情報に関連づけられたユーザ属性情報を送信
する。 サーバには前記ユーザ属性情報を前記ユーザ識別情報
と関連づけて記憶する第2ユーザ属性記憶領域がある。 サーバは以下のa)〜b)の要件を満たすサーバエー
ジェントプログラムを組み込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
ある。 b)前記仮想的なキャラクターは、前記ユーザ属性情報
の少なくとも一部を利用し仮想的な動作を行う。 このような構成により、クライアントコンピュータのク
ライアントエージェントプログラムをユーザが操作する
ことにより得られる特定のユーザに関するユーザ属性情
報の少なくとも1部がサーバへ送信され、サーバでは得
られたこのユーザ属性情報がサーバのサーバエージェン
トプログラムで用いられることになる。
【0010】請求項6に記載の発明は、以下の〜の
要件を満たすサーバと通信ネットワークで接続されるク
ライアントコンピュータであり、以下の〜の要件を
満たすクライアントコンピュータ。 サーバは、以下のa)〜c)の要件を満たすサーバエ
ージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
る。 サーバには前記エージェント履歴情報をユーザのユー
ザ識別情報に関連づけて記憶する第2エージェント履歴
記憶領域がある。 クライアントコンピュータはサーバに接続して前記ユ
ーザ識別情報を送信し、このユーザ識別情報に関連づけ
られたエージェント履歴情報を受信する。 クライアントコンピュータは前記エージェント履歴情
報を前記ユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1エー
ジェント履歴記憶領域がある。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜b)の要
件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
ある。 b)前記エージェント履歴情報を利用して仮想的なキャ
ラクターに所定の動作を行わせる。 このような構成により、サーバ内でサーバエージェント
プログラムにより発生する特定のユーザに対応するエー
ジェント履歴情報の少なくとも一部を、このユーザのク
ライアントコンピュータが受信し、クライアントコンピ
ュータにおいてクライアントエージェントプログラムに
より受信されたエージェント履歴情報が用いられること
になる。
【0011】請求項7に記載の発明は、前記クライアン
トコンピュータにおいて前記受信したエージェント履歴
情報と前記第1エージェント履歴記憶領域に記憶された
エージェント履歴情報とを比較して前記第1エージェン
ト履歴記憶領域に記憶されたエージェント履歴情報の同
期処理を行うものである。このような動作により、サー
バのエージェント履歴情報とクライアントのエージェン
ト履歴情報が統一され、この統一されたエージェント履
歴情報はサーバエージェントプログラムおよびクライア
ントエージェントプログラムにより用いられることにな
る。
【0012】請求項8に記載の発明は、サーバと通信ネ
ットワークで接続されるクライアントコンピュータに以
下のA)〜C)の動作を行わせるプログラムを記憶した
記録媒体である。 A)仮想的なキャラクターを表現する。 B)前記仮想的なキャラクターは、ユーザのクライアン
トコンピュータへ行った所定の入力操作に応じて所定の
動作を行う。 C)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
属性情報として記憶する。 D)サーバと接続して前記ユーザ属性情報を送信する。 このような構成により、サーバにユーザ属性情報を利用
する仮想的なキャラクターを表現するプログラムを組み
込んでおけば、クライアントコンピュータで得られたユ
ーザ属性情報をサーバにおいて用いることが可能とな
る。
【0013】請求項9に記載の発明は、の要件を満た
すサーバと通信ネットワークで接続されるクライアント
コンピュータに以下のA)〜C)の動作を行わせるプロ
グラムを記憶した記録媒体である。 サーバは、以下のa)〜c)の要件を満たすサーバエ
ージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
る。 A)前記仮想的なキャラクターを表現する。 B)サーバに接続して前記ユーザ識別情報を送信し、こ
のユーザ識別情報に関連づけられた前記エージェント履
歴情報を受信する。 C)前記エージェント履歴情報を利用して前記仮想的な
キャラクターに所定の動作を行わせる。 このような動作により、サーバのサーバエージェントプ
ログラムの動作から得られる特定のユーザに関するエー
ジェント履歴情報を、この特定のユーザのクライアント
コンピュータにより受信し、このエージェント履歴情報
が仮想的なキャラクターを動作させるために利用される
ことになる。
【0014】請求項10に記載の発明は、前記記録媒体
において前記プログラムは、クライアントコンピュータ
における前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動
作の少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶
するものであり、前記受信したエージェント履歴情報と
この記憶されたエージェント履歴情報とを比較して、こ
の記憶されたエージェント履歴情報の同期処理を行うも
のである。このような構成により、クライアントコンピ
ュータ側にもエージェント履歴情報を記憶させておきサ
ーバと接続していない間も、エージェント履歴情報が蓄
積される。そして、サーバと接続したときにクライアン
トコンピュータ側とサーバ側のエージェント履歴情報の
統一が図られ、統一されたエージェント履歴情報により
前記仮想的なキャラクターの動作が行われることにな
る。
【0015】請求項11に記載の発明は、以下の(1)
〜(2)の要件を満たすクライアントコンピュータと、
以下の(3)〜(5)の要件を満たすサーバとの接続後
に、前記サーバにおいて以下に示す〜の手順により
第1ユーザ属性記憶領域の内容と第2ユーザ属性記憶領
域の内容の同期処理を行う方法である。 (1)クライアントコンピュータは、以下のa)〜c)
の要件を満たすクライアントエージェントプログラムを
組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターは、クライアントコンピ
ュータへユーザが行う所定の入力操作に応じて所定の動
作を行う。 c)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
属性情報として記憶する。 (2)クライアントコンピュータは前記ユーザ属性情報
を前記ユーザのユーザ識別情報と関連づけて記憶する第
1ユーザ属性記憶領域がある。 (3)サーバはクライアントコンピュータと通信ネット
ワークで接続されている。 (4)サーバは前記ユーザ属性情報を前記ユーザ識別情
報と関連づけて記憶する第2ユーザ属性記憶領域があ
る。 (5)サーバは、以下のa)〜b)の要件を満たすサー
バエージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターは、所定の前記ユーザ属
性情報を利用し仮想的な動作を行う。 クライアントコンピュータからの接続要求を受ける。 ユーザ識別情報をクライアントコンピュータに要求す
る。 クライアントコンピュータよりユーザ識別情報が送ら
れてきたら、ユーザ認証処理をし、認証が完了すればク
ライアントコンピュータとの接続を許可する。 クライアントコンピュータと接続後、クライアントコ
ンピュータの第1ユーザ属性記憶領域に記録されている
ユーザ属性情報にアクセスする。 前記ユーザ識別情報に関連づけられているクライアン
トコンピュータの第1ユーザ属性記憶領域に記録されて
いるユーザ属性情報が、前記ユーザ識別情報に関連づけ
られているサーバの第2ユーザ属性記憶領域に記録され
ているユーザ属性情報に相違があった場合、前記ユーザ
識別情報に関連づけられている第2ユーザ属性記憶領域
に記録されているユーザ属性情報の同期処理を行う。 このような動作により、クライアントコンピュータのク
ライアントエージェントプログラムに対するユーザの操
作より得られるユーザ属性情報とサーバ内のユーザ属性
情報が統一され、この統一されたユーザ属性情報がクラ
イアントエージェントプログラムとサーバエージェント
プログラムにより利用されることになる。
【0016】請求項12に記載の発明は、以下の(1)
〜(3)の要件を満たすサーバと、以下の(4)〜
(5)の要件を満たすクライアントコンピュータとの接
続後に、前記サーバにおいて以下に示す〜の手順に
より第1エージェント履歴記憶領域の内容と第2エージ
ェント履歴記憶領域の内容の同期処理を行う方法であ
る。 (1)サーバは以下のa)〜c)の要件を満たすサーバ
エージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
る。 (2)サーバには前記エージェント履歴情報を前記ユー
ザのユーザ識別情報に関連づけて記憶する第2エージェ
ント履歴記憶領域がある。 (3)サーバはクライアントコンピュータと通信ネット
ワークで接続されている。 (4)クライアントコンピュータはキャラクターの前記
エージェント履歴情報を前記ユーザ識別情報と関連づけ
て記憶する第1エージェント履歴記憶領域がある。 (5)クライアントコンピュータは、以下のa)〜b)
の要件を満たすクライアントエージェントプログラムを
組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
る。 b)前記エージェント履歴情報を利用して仮想的なキャ
ラクターに所定の動作を行わせる。 クライアントコンピュータからの接続要求を受ける。 ユーザ識別情報をクライアントコンピュータに要求す
る。 クライアントコンピュータよりユーザ識別情報と情報
が送られてきたら、ユーザ認証処理をし、認証が完了す
ればクライアントコンピュータとの接続を許可する。 クライアントコンピュータと接続後、クライアントコ
ンピュータの第1エージェント履歴記憶領域に記録され
ているエージェント履歴情報にアクセスする。 クライアントコンピュータの前記ユーザ識別情報に関
連づけられた第1エージェント履歴記憶領域に記録され
ているエージェント履歴情報が前回接続したときと比べ
て変化があるかどうかを検分する。 第1エージェント履歴情報に記録されているエージェ
ント履歴情報に変化があった場合、この変化に応じてサ
ーバの前記ユーザ識別情報に関連づけられた第2エージ
ェント履歴記憶領域に記録されているエージェント履歴
情報と同期処理を行う。 サーバの前記ユーザ識別情報に関連づけられた第2エ
ージェント履歴記憶領域に記録されているエージェント
履歴情報が前回接続したときと変化があるかどうかを検
分する。 第2エージェント履歴記憶領域に記録されているエー
ジェント履歴情報に変化があった場合、すくなくともこ
の変化している部分をクライアントコンピュータに送信
する。 このような動作により、クライアントコンピュータのク
ライアントエージェントプログラムとサーバのサーバエ
ージェントプログラムのそれぞれにおいて別々に蓄積さ
れるエージェント履歴情報が、クライアントコンピュー
タおよびサーバのそれぞれにおいて統一され、この統一
されたエージェント履歴情報がクライアントエージェン
トプログラムおよびサーバエージェントプログラムによ
り利用されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図を用いて本発明の実施
の形態について説明する。 1.システム構成 1.1 ハードウエア構成 図1に本実施の形態に係るシステムのハードウエア構成
を表す模式図を示す。図に示すように本システムは、複
数のクライアントコンピュータAが通信ネットワークで
サーバBに接続されたものである。ここでは通信ネット
ワークとしてインターネットが用いられる。クライアン
トコンピュータAは一般的なコンピュータにより構成さ
れ、CPU、RAM、ROM等からなる本体部分にハー
ドディスク10、外部記憶装置20、マウス30やキー
ボード40よりなる入力デバイス、ネットワークに接続
するためのネットワークインターフェースとなるターミ
ナルアダプタ・データサービスユニット50などが接続
される。サーバBも同様に一般的なコンピュータにより
構成され、やはりCPU、RAM、ROM等からなる本
体部分に、ハードディスク80、ネットワークインター
フェースとなるルータ90などが接続される。
【0018】1.2 クライアントコンピュータの構成 クライアントコンピュータのハードディスク10内には
クライアントエージェントプログラム11が記憶され、
第1ユーザ属性記憶領域12、第1エージェント履歴記
憶領域13が設けられている。クライアントエージェン
トプログラム11は、仮想的なキャラクター(以下、
「エージェント」と称する。)を表現するプログラムで
あり、このエージェントに、クライアントコンピュータ
へユーザが行う所定の入力操作に応じて所定の動作を行
わせるものである。具体的には、画像としてエージェン
トをクライアントコンピュータAのモニタに表示させ、
マウスクリックなどの入力操作に対応してモニタ上のエ
ージェント画像を動かす動作プログラムと、エージェン
ト画像を通じてクライアントコンピュータAのユーザか
らのキーボードからの文字入力を促し、また、これに応
答する会話プログラムとから構成される。会話プログラ
ムについては後に詳述する。
【0019】第1ユーザ属性記憶領域は、クライアント
コンピュータAのユーザの属性を示すユーザ属性情報を
このユーザを特定するユーザ識別情報と関連づけて記憶
する。ユーザ属性情報はさらに、プロフィール情報とア
クション情報に分けられる。図2にプロフィール情報の
レコード内容を示す。図2(a)はレコードの項目を示
し、図2(b)は各項目の内容を示している。プロフィ
ール情報はユーザ自身が有する属性を示す。図に示すよ
うにプロフィール情報としては、ユーザごとに割り当て
られるユーザ識別情報となるユーザID、サーバへ接続
するためのパスワード、エージェントとの会話に用いら
れるハンドル名、ユーザの名前、名前のふりがな、ユー
ザの住所の郵便番号、ユーザの住所、電子メールアドレ
ス、電話番号、サーバへユーザが登録された日時、サー
バへ最後にログインした日時、サーバへ最後にログオフ
した日時がある。
【0020】図3にアクション情報のレコード内容を示
す。図3(a)はレコードの項目が記録された例を模式
的に示し、図3(b)はレコード項目の内容を示してい
る。アクション情報は、ユーザがエージェントプログラ
ムに対して行った会話を記憶するものである。ユーザと
エージェントプログラムとの間の会話を実現する会話プ
ログラムは、後述するように複数の会話プログラムが集
まってできたものであり、それぞれの会話プログラムに
会話IDが付されている。アクション情報は会話IDが
付された会話プログラムごとに会話の内容を記録してい
く。具体的な記録内容としては、ユーザID、会話I
D、会話が行われた日時、会話における回答の内容等が
ある。第1エージェント履歴記憶領域は、エージェント
の動作履歴を表すエージェント履歴情報を前記ユーザ識
別情報と関連づけて記憶する。図4にエージェント履歴
情報のレコード内容を示す。図4(a)はレコードの項
目が記録された例を模式的に示し、図4(b)はレコー
ド項目の内容を示している。図に示すようにエージェン
ト履歴情報には、エージェントを特定するエージェント
ID、エージェントが行った会話プログラムの会話I
D、この会話プログラムにより会話を行った相手を特定
するユーザID、会話の内容等がある。
【0021】1.3 サーバの構成 サーバのハードディスク80内にはクライアントエージ
ェントプログラム81が記憶され、第2ユーザ属性記憶
領域82、第2エージェント履歴記憶領域83が設けら
れている。サーバエージェントプログラムはユーザとの
会話に関しては前述したクライアントエージェントプロ
グラムと同様の機能を実現させるものである。サーバエ
ージェントプログラムはさらに、独自にサーバ内におい
てサーバに接続している他のクライアントコンピュータ
のユーザやサーバ内の他のサーバエージェントプログラ
ムにより実現されるエージェントに対してランダムに会
話を行うようになっている。このため、このエージェン
トに対応するユーザのクライアントコンピュータがサー
バに接続していないときもエージェントプログラムは独
自にサーバ内で会話等を行うことになる。また、さらに
サーバエージェントプログラムは後に述べる、第1ユー
ザ属性記憶領域と第2ユーザ属性記憶領域および第1エ
ージェント履歴記憶領域と第2エージェント履歴記憶領
域の同期処理動作も行う。第2ユーザ属性記憶領域8
2、第2エージェント履歴記憶領域83の内容はそれぞ
れ、前記第1ユーザ属性記憶領域12、第1エージェン
ト履歴記憶領域13と同様なので説明を省略する。
【0022】1・4 会話プログラム 以下、会話プログラムについて詳述する。まず、会話プ
ログラムは3つに分類することができる。これらをそれ
ぞれ会話プログラムI、会話プログラムII、会話プロ
グラムIIIとする。会話プログラムIは、サーバの操
作者がエージェントを通じてサーバに接続しているユー
ザと会話を行うものであり、サーバ操作者の意思により
ユーザに情報の提示等を行う場合に用いられる。会話プ
ログラムIIIは、サーバエージェントプログラムもし
くはクライアントエージェントプログラムにより実現さ
れるものであり、原則として予め定められる質問文を終
了処理が行われるまで会話の対象者へ提示するものであ
る。会話プログラムIIは、所定の動作条件に合致した
ときに、会話プログラムIIIに割り込み、予め定めら
れた会話文を対象者へ提示する。例えば、飲料について
の単語がユーザにより入力されると予め飲料の新製品に
ついての広告を会話文として提示するというような動作
を行う。
【0023】図5に各会話プログラムにより実行される
提示文の例を示す。図5(a)は会話プログラムIによ
り実行される提示文を示し、サーバの管理者がユーザに
対して、地震があったことをエージェントを通して通知
する例を示している。図5(b)は会話プログラムII
により実行される提示文を示し、ユーザがサーバへログ
インしてから一定時間経過した場合に、休憩をするかど
うかを選択的に問う文を提示する例を示している。図5
(c)は会話プログラムIIIにより実行される予め定
められた問いをユーザの答えに応じて提示していく例で
あり、最初は趣味があるかどうかを問う文を提示し、こ
れに対する応答が「Yes」である場合には、その趣味
はなにかを問う文を提示している。図6に会話プログラ
ムと会話プログラムデータベースとの関係を模式的に表
す図を示す。会話プログラムデータベースは、サーバエ
ージェントプログラムおよびクライアントエージェント
プログラムの一部として設けられるものである。図に示
すように、会話プログラムIIとIIIは会話プログラ
ムデータベースに基づいて実行される。一方、会話プロ
グラムIはサーバの操作者が相手の応答に応じて返答を
返すことができるので会話プログラムデータベースを使
用しないでも会話を実行することができる。また、会話
プログラムIにおいて会話プログラムデータベースの特
定の会話プログラムを意図的に実行させるように操作す
ることも可能である。
【0024】図7に会話プログラムデータベースの内容
の一例を示す。図7(a)は、会話プログラムデータベ
ースのレコード構造であり、このレコードに基づいて会
話プログラムは実行される。図7(b)はレコードの各
項目の内容を表している。会話プログラムデータベース
のレコード項目としては、会話プログラムの一つを特定
する会話ID、会話プログラムの種類、会話プログラム
の発動条件、最初のアクションである提示文、この提示
文に対する応答に対するアクションの内容が含まれる。
具体的に、図7(a)の内容について説明すると、会話
ID「1001」、会話プログラム「II」、条件「R
ANDAM」と記録され、最初の提示文として「趣味は
ある?」という文が記録されている。そして、この提示
文に対する応答に対するアクションとして、「B:2;
end」と記録されている。「B」は「趣味はある?」
という提示文が「Yes」か「No」の選択型返答を要
求する文であるのでこれに対する応答に対しては後述す
る判断Bがなされることを示している。また、「B:」
の後の数値が「Yes」という応答があった場合のアク
ションを示しており、その次の「;」の後は、「No」
という応答があった場合のアクションを示している。即
ち、「B:2;end」は提示文に対して「Yes」と
いう応答があった場合にはアクション2へ移行すること
を示し、「No」という応答があった場合には終了する
ことを示している。会話プログラムIIおよびIIIは
このような会話プログラムデータベースに記憶された会
話IDにより特定されるアクションに応じて実行され
る。
【0025】図7(a)では、応答が「Yes」「N
o」で表されるような提示文に対するアクションを例示
しているが、提示文には自由な文章を要求するような提
示文がある。例えば、「どんな趣味?」という提示文に
対しては会話の相手は自由に応答を返すことができる。
このような提示文に対するアクションは、大まかにはや
はり応答を継続するか会話を終了するかに分けることが
できる。図8に会話における応答を継続する場合と応答
を終了する場合の判断基準を模式的に例示する。図に示
すように応答を継続するという判断がされるのは、自由
に応答を返すことができる提示文に対するフリーキーワ
ード型返答として文章が入力された場合(判断A)と、
「Yes」か「No」で応答を返す提示文に対する選択
型返答に対して「Yes」か「No」が選択された場合
(判断B)である。なお、選択型返答に対しては「Ye
s」か「No」のいずれかが選択された場合のみ応答を
継続する場合もある。一方、会話を終了する場合は、提
示文に対して一定時間以上反応がない場合(判断C)、
提示文に対して予め定められた単語(図では「さような
ら」)が入力された場合(判断D)、他のユーザや他の
エージェントからの割り込みがあった場合(判断E)で
ある。
【0026】図9に会話の流れを具体的に表す図を示
す。この図を基づいて会話の流れについて説明する。図
9は図3(a)および図4(a)に対応している。図9
(p)ではエージェントが趣味はあるかどうかを選択す
る文を提示している。なお、ここでは会話の相手はユー
ザID「taro」を持つユーザであるとする。この提
示文に対して、ユーザが「Yes」を選択すると応答が
継続し、「No」を選択すると終了手続きが行われる。
さらに、無反応(判断C)、終了命令型応答である「さ
ようなら」の入力(判断D)、割り込み処理(判断E)
があった場合も終了する。「Yes」や「No」に対し
て継続するかどうかは会話プログラムデータベースに従
っている。ここで、応答「Yes」があった場合は、例
えば図9(q)に示すように、どのような趣味があるの
かを問う文が提示される。これに対しても、無反応(判
断C)、終了命令型応答である「さようなら」の入力
(判断D)、割り込み処理(判断E)があった場合は終
了手続きが行われる。一方、命令型応答以外の単語が入
力されると応答(判断A)があったものとして処理が継
続する。ここでは応答として「ドライブ」が例示されて
いる。図3(a)に示すユーザ属性情報としてのアクシ
ョン情報および図4(a)に示すエージェント履歴情報
は、図9(p)の提示文に対して「Yes」の応答を
し、図9(q)の提示文に対して「ドライブ」という応
答をした場合の記録内容が示されている。
【0027】図9(r)は、エージェントが一旦終了処
理をした後に別のユーザ(ユーザID:tadash
i)に対して、どんな趣味があるのかを問う文を提示し
ている状態を示している。この提示文には、趣味を問う
文のほかにユーザ属性情報に「taro」というユーザ
IDに対して記録されている趣味に関する情報である
「ドライブ」という単語が提示されている。このように
エージェントは、ユーザ属性情報の一部を用いて会話等
の動作を行う。なお、エージェント履歴情報として記録
されている内容についても同様に会話に利用される。こ
こで「tadashi」が「読書」と応答すると、図4
(a)に示すエージェント履歴情報には、ユーザID
「tadashi」のアクション情報として「読書」と
いう単語が記録されることになる。
【0028】2.プログラム動作 2.2 会話処理 以下、会話処理動作について説明する。会話は主体に応
じて6つのパタンが考えられる。図10に会話の主体に
応じたパタンの種類を示す。図10はA氏を中心として
会話パタンを分けたもので、A氏とA氏のサーバおよび
クライアントに設定されるエージェントとB氏とB氏の
エージェントとの会話のパタンを示している。図に示さ
れているパタンは、サーバ内のA氏のエージェントと
サーバ内のB氏のエージェント、サーバ内のA氏のエ
ージェントとB氏、A氏とサーバ内のB氏のエージェ
ント、A氏とB氏、A氏とサーバ内のA氏のエージ
ェント、A氏とクライアント内のA氏のエージェント
の6つのパタンである。
【0029】この6つのパタンに応じて、それぞれ会話
動作が異なる。図11に上記の場合の会話動作を
表すフローチャートを示す。これらはサーバ内のA氏の
エージェントを中心とする動作である。サーバ内のA氏
のエージェントは相手との会話を行う前に相手のユーザ
属性情報およびエージェント履歴情報を取得する。即
ち、の場合は相手がB氏およびB氏のエージェント
であるので、第2ユーザ属性記憶領域からB氏のユーザ
属性情報とエージェント履歴情報を取得することになる
(s101)。続いて、サーバ操作者からの指示がない
かどうかが判断される(s102)。ここで、サーバ操
作者からの指示がなければ会話プログラムIIに移行す
る動作条件に合致するかどうかが判断される(s10
3)。ここで、動作条件に合致していなければ会話プロ
グラムIIIが実行され、一つの文がエージェントを介
して提示される(s104)。なお、エージェント同士
の場合は、画面上に提示されることはないが仮想的に文
が提示される。この文に対して無反応等の終了手続きを
する判断がなされた場合は会話処理を一旦終了する。
【0030】上記s102でサーバ操作者からの指示が
あった場合は会話プログラムIが実行され、一つの文が
エージェントを介して提示される(s105)。ここで
も、終了手続きがなされる応答等がされると会話処理は
一旦終了する。上記s103で動作条件に合致すると判
断された場合は会話プログラムIIが実行され、一つの
文がエージェントを介して提示される(s106)。こ
こでも、やはり終了手続きがなされる応答がされると会
話処理は一旦終了する。s105、s106、s104
で応答継続の判断がされると、のサーバ内のA氏エー
ジェントとサーバ内のB氏エージェントの会話の場合、
及びのサーバ内のA氏エージェントとB氏との会話の
場合は、第2エージェント履歴記憶領域にエージェント
履歴情報が記録される(s107)。また、のサーバ
内のA氏エージェントとA氏との会話の場合は、第2ユ
ーザ属性記憶領域にユーザ属性情報(アクション情報部
分)が記録され、第2エージェント履歴記憶領域にエー
ジェント履歴が記録される(s107)。以上のs10
2からs107までの処理は終了手続きがなされるまで
繰り返される。
【0031】図12に上記の場合の会話動作を表す
フローチャートを示す。これはA氏を中心とする動作で
ある。ここでは、A氏が判断して質問したり相手の質問
に対して回答したりする。即ち、A氏のエージェントプ
ログラムの会話プログラムは動作しない。従って、B氏
のエージェントプログラムおよびB氏からのメッセージ
の応じてA氏は会話を行う(s201)。この会話にお
いてもA氏が応答するたびに終了手続きへいくのか、応
答を継続するのかの判断がなされ終了手続きをすべきと
の判断がなされると一旦会話処理は終了する。一方、応
答を継続すべき判断がなされると第2ユーザ属性記憶領
域へアクション情報として会話の内容が記録される(s
202)。以上の処理は終了処理がなされるまで繰り返
される。
【0032】図13に上記の場合の会話動作を表すフ
ローチャートを示す。これはオフラインでA氏のクライ
アントコンピュータ内で行われる動作である。ここで
は、まず、会話プログラムIIに移行する動作条件に合
致するかどうかが判断される(s301)。ここで、動
作条件に合致していなければ会話プログラムIIIが実
行され、一つの文がエージェントを介して提示される
(s302)。この文に対して無反応等の終了手続きを
する判断がなされた場合は会話処理を一旦終了する。上
記s301で動作条件に合致すると判断された場合は会
話プログラムIIが実行され、一つの文がエージェント
を介して提示される(s303)。ここでも、終了手続
きがなされる応答がされると会話処理は一旦終了する。
s302、s303で応答継続の判断がされると、会話
の内容が第1ユーザ属性記憶領域にユーザ属性情報であ
るアクション情報が記憶され、また、第1エージェント
履歴記憶領域にも会話の内容が記憶される。以上のs3
01からs304までの処理の終了手続きがなされるま
で繰り返される。
【0033】2.2 同期処理 最後に同期処理動作について説明する。同期処理はクラ
イアントコンピュータの第1ユーザ属性記憶領域とサー
バの第2ユーザ属性記憶領域における記憶内容および、
クライアントコンピュータの第1エージェント履歴記憶
領域とサーバの第2エージェント履歴記憶領域における
記憶内容を合致させる処理である。即ち、前述したよう
にクライアントエージェントプログラムはオフラインで
ユーザと会話を行う場合は第1ユーザ属性記憶領域およ
び第1エージェント履歴記憶領域が変化し、オンライン
でサーバエージェントプログラムが実行されているよう
な場合には、第2ユーザ属性記憶領域および第2エージ
ェント履歴記憶領域が変化するので、サーバとクライア
ントコンピュータのユーザ属性記憶領域同士およびエー
ジェント履歴記憶領域同士で内容が異なってしまうので
これを合致させる同期処理が必要になる。
【0034】図14に、クライアントコンピュータとサ
ーバとが接続するときの同期処理を表すシーケンス図を
示す。また、図15にクライアントコンピュータがサー
バとの接続を切断するときの同期処理を表すシーケンス
図を示す。まず、クライアントコンピュータがサーバと
接続する場合は、クライアントコンピュータから接続要
求がなされ()、サーバはこれを受けてユーザ識別情
報を要求する()。クライアントコンピュータ側では
これに応じて、ユーザ識別情報であるユーザIDとパス
ワードを送信する()。このユーザ識別情報等を用い
てサーバはユーザ認証を行い、適正なユーザかどうかを
判断する(s401)。ここで適正でないユーザである
と判断されるとサーバは再びユーザ識別情報を要求す
る。一方、適正なユーザであると判断されると、サーバ
はクライアントコンピュータに対して接続許可を行う
()。また、これと同時にサーバはクライアントコン
ピュータの第1ユーザ属性記憶領域に記憶されているユ
ーザ属性情報へアクセスする()。サーバ側ではアク
セスしたユーザ属性情報が前回接続した時と比べて変化
があるかどうかを判断する(s402)。ここで、変化
があると判断されると第1ユーザ属性記憶領域に記憶さ
れているユーザ属性情報と、第2ユーザ属性記憶領域に
記憶されているユーザ属性情報の同期処理が行われる
()。具体的には、同期処理は第1ユーザ属性記憶領
域に記憶されているユーザ属性情報のうちの変化文を記
録日時に応じて第2ユーザ属性記憶領域に付加すること
で同期処理が行われる。
【0035】次に、サーバはクライアントコンピュータ
の第1エージェント履歴記憶領域に記憶されているエー
ジェント履歴情報にアクセスする()。サーバ側では
やはりアクセスしたエージェント履歴情報が前回接続し
た時と比べて変化があるかどうかを判断する(s40
3)。ここで、変化があると判断されると第1エージェ
ント履歴記憶領域に記憶されているエージェント履歴情
報と、第2ユーザ属性記憶領域に記憶されているエージ
ェント履歴情報の同期処理を行う()。具体的な同期
処理はやはり、第1エージェント履歴記憶領域に記憶さ
れているエージェント履歴情報のうちの変化文を記録日
時に応じて第2エージェント履歴記憶領域に付加するこ
とで同期処理が行われる。以上の処理が終了すると、会
話プログラムが実行される。
【0036】次に、図15に示される切断時点における
同期処理動作について説明する。クライアントコンピュ
ータがサーバとの接続を終了しようとする場合は、ま
ず、終了手続きとしてログオフをする旨の情報をサーバ
へ送信する()。するとサーバは第1ユーザ属性記憶
領域に記録されているユーザ属性情報にアクセスする
(▲10▼)。そして、アクセスしたユーザ属性情報が
第2ユーザ属性記憶領域の内容と比較して変化があるか
どうかを判断する(s501)。ここで内容に変化があ
る場合は、第1ユーザ属性記憶領域に記憶されているユ
ーザ属性情報と、第2ユーザ属性記憶領域に記憶されて
いるユーザ属性情報との同期処理を行う(▲11▼)。
具体的には、第2ユーザ属性記憶領域に記憶されている
ユーザ属性情報の変化分をクライアントコンピュータへ
送信し、この情報をクライアントコンピュータの第1ユ
ーザ属性記憶領域の内容に記録日時に応じて付加する。
続いて、サーバはクライアントコンピュータの第1エー
ジェント履歴記憶領域に記憶されているエージェント履
歴情報にアクセスする(▲12▼)。そして、やはりア
クセスしたエージェント履歴情報が第2エージェント履
歴記憶領域の内容と比較して変化があるかどうかを判断
する(s502)。ここで内容に変化がある場合は、第
1エージェント履歴記憶領域に記憶されているエージェ
ント履歴情報と、第2エージェント履歴記憶領域に記憶
されているエージェント履歴情報との同期処理を行う
(▲13▼)。ここでも、サーバからエージェント履歴
情報の変化分をクライアントコンピュータへ送信し、こ
れを第1エージェント履歴記憶領域に付加することで同
期処理が行われる。
【0037】このように本実施の形態ではサーバエージ
ェントプログラムが対応するユーザ以外にも他のユーザ
や他のエージェントと会話を行い、そこで得られるデー
タを用いて対応するユーザとの会話を行うので、あたか
もエージェントがネット上に独自に存在しているかのよ
うな印象を与えることができる。また、ユーザの属性情
報がエージェントにより用いられ他のユーザとの会話に
これが用いられることで、他のユーザに自己の情報を与
えることができ、コミュニケーションのバリエーション
を広げることができる。
【0038】なお、上記実施の形態では、ユーザ属性情
報のアクション情報およびエージェント履歴情報のそれ
ぞれに会話の内容を記録するようにしているが、会話に
ついては別の記憶領域に識別子を付して記憶しておき、
アクション情報やエージェント履歴情報にはこの識別子
を記憶しておくようにしてもよい。また、上記実施の形
態では、サーバが主体となって同期処理を行っているが
これはクライアントコンピュータが主体となって同期処
理を行うようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から本発明は次のような効果
を奏する。請求項1、5、8に記載の発明では、クライ
アントコンピュータのユーザ操作により得られる特定の
ユーザに関するユーザ属性情報の少なくとも1部をサー
バにおいて利用できることになる。これにより、回線を
切断した状態でクライアントコンピュータにてユーザ属
性情報を集めておき、これをサーバのプログラムが利用
するので、通信費用を軽減しつつサーバとクライアント
コンピュータで同一のユーザ属性情報に基づいたキャラ
クターの動作を実現することができる。
【0040】請求項2、11に記載の発明では、サーバ
とクライアントコンピュータに記憶されるユーザ属性情
報が統一され、クライアントコンピュータとサーバがそ
れぞれ、この統一されたユーザ属性情報を用いて仮想的
なキャラクターの動作を行わせることができるので、仮
想的なキャラクターの行動がクライアントコンピュータ
とサーバの間おいて矛盾が生じることが少なくなり、よ
り仮想的なキャラクターの存在感を高めることができ
る。
【0041】請求項3、6、9に記載の発明は、サーバ
内でサーバエージェントプログラムにより発生する特定
のユーザに対応するエージェント履歴情報の少なくとも
一部がクライアントコンピュータにより用いられる。従
って、サーバ内で独自に仮想的なキャラクターが動作を
行い、クライアントコンピュータ側では、サーバに接続
したときに、この仮想的なキャラクターが独自に行った
動作に基づいたエージェント履歴情報を得て、仮想的な
キャラクターに動作を行わせることができるので仮想的
なキャラクターがあたかもネット上で独自に存在するか
のような印象をユーザに与えることが可能となる。
【0042】請求項4、7、10、12に記載の発明
は、サーバのエージェント履歴情報とクライアントのエ
ージェント履歴情報が統一され、この統一されたエージ
ェント履歴情報はサーバおよびクライアントコンピュー
タにおいて用いられるので、やはり仮想的なキャラクタ
ーの行動がクライアントコンピュータとサーバの間おい
て矛盾が生じることが少なくなり、より仮想的なキャラ
クターの存在感を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るシステムのハードウエア構成
を表す模式図である。
【図2】(a)はプロフィール情報のレコード項目を示
す図であり、(b)はプロフィール情報のレコード項目
の内容を示す図である。
【図3】(a)はアクション情報のレコード項目が記録
された例を示す図であり、(b)はアクション情報のレ
コード項目の内容を示す図である。
【図4】(a)はエージェント履歴情報のレコード項目
が記録された例を示す図であり、(b)はエージェント
履歴情報のレコード項目の内容を示す図である。
【図5】(a)は会話プログラムIにより実行される提
示文を示す図であり、(b)は会話プログラムIIによ
り実行される提示文を示す図であり、(c)は会話プロ
グラムIIIにより実行される提示文を示す図である。
【図6】会話プログラムと会話プログラムデータベース
との関係を模式的に表す図である。
【図7】(a)は、会話プログラムデータベースのレコ
ード構造を示す図であり、(b)は会話プログラムデー
タベースにあるレコードの各項目の内容を表す図であ
る。
【図8】会話における応答を継続する場合と応答を終了
する場合の判断基準の例を示す図である。
【図9】会話プログラムにより会話の流れを具体的に示
す図である。
【図10】会話の主体に応じたパタンの種類を示す図で
ある。
【図11】サーバ内のエージェントを中心とする会話動
作を表すフローチャートである。
【図12】ユーザを中心とする会話動作を表すフローチ
ャートである。
【図13】ユーザとクライアントコンピュータ内のエー
ジェントとの会話動作を示すフローチャートである。
【図14】クライアントコンピュータとサーバとが接続
するときの同期処理を示すシーケンス図である。
【図15】クライアントコンピュータがサーバとの接続
を切断するときの同期処理を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
A クライアントコンピュータ B サーバ 10、80 ハードディスク 11 クライアントエージェントプログラム 12 第1ユーザ属性記憶領域 13 第1エージェント履歴記憶領域 81 サーバエージェントプログラム 82 第2ユーザ属性記憶領域 83 第2エージェント履歴記憶領域

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の〜の要件を満たすクライアン
    トコンピュータと通信ネットワークで接続されるサーバ
    であり、以下の〜の要件を満たすサーバ。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜c)の要
    件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
    込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターは、クライアントコンピ
    ュータへユーザが行う所定の入力操作に応じて所定の動
    作を行う。 c)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
    属性情報として記憶する。 クライアントコンピュータには前記ユーザ属性情報を
    前記ユーザのユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1
    ユーザ属性記憶領域がある。 サーバはクライアントコンピュータに接続して、前記
    ユーザ識別情報に関連づけられたユーザ属性情報を受信
    する。 サーバには前記ユーザ属性情報を前記ユーザ識別情報
    と関連づけて記憶する第ユーザ属性記憶領域がある。 サーバは以下のa)〜b)の要件を満たすサーバエー
    ジェントプログラムを組み込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
    ある。 b)前記仮想的なキャラクターは、前記ユーザ属性情報
    の少なくとも一部を利用し仮想的な動作を行う。
  2. 【請求項2】 前記受信したユーザ属性情報と前記第2
    ユーザ属性記憶領域に記憶されたユーザ属性情報とを比
    較して前記第2ユーザ属性記憶領域に記憶されたユーザ
    属性情報の同期処理を行う請求項1に記載のサーバ。
  3. 【請求項3】 以下の〜の要件を満たすクライアン
    トコンピュータと通信ネットワークで接続されるサーバ
    であり、以下の〜の要件を満たすサーバ。 サーバは、以下のa)〜c)の要件を満たすサーバエ
    ージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
    行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
    少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
    る。 サーバには前記エージェント履歴情報をユーザのユー
    ザ識別情報に関連づけて記憶する第2エージェント履歴
    記憶領域がある。 サーバはクライアントコンピュータに接続して前記ユ
    ーザ識別情報を受信し、このユーザ識別情報に関連づけ
    られたエージェント履歴情報を送信する。 クライアントコンピュータは前記エージェント履歴情
    報を前記ユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1エー
    ジェント履歴記憶領域がある。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜b)の要
    件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
    込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
    ある。 b)前記エージェント履歴情報を利用して仮想的なキャ
    ラクターに所定の動作を行わせる。
  4. 【請求項4】 クライアントコンピュータから前記ユー
    ザ識別情報に関連付けられたエージェント履歴情報を受
    信し、第2エージェント履歴記憶領域に記憶されたエー
    ジェント履歴情報と比較して前記第2エージェント履歴
    記憶領域に記憶されたエージェント履歴情報の同期処理
    を行う請求項3に記載のサーバ。
  5. 【請求項5】 以下の〜の要件を満たすサーバと通
    信ネットワークで接続されるクライアントコンピュータ
    であり、以下の〜の要件を満たすクライアントコン
    ピュータ。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜c)の要
    件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
    込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターは、クライアントコンピ
    ュータへユーザが行う所定の入力操作に応じて所定の動
    作を行う。 c)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
    属性情報として記憶する。 クライアントコンピュータには前記ユーザ属性情報を
    前記ユーザのユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1
    ユーザ属性記憶領域がある。 クライアントコンピュータはサーバに接続して、前記
    ユーザ識別情報に関連づけられたユーザ属性情報を送信
    する。 サーバには前記ユーザ属性情報を前記ユーザ識別情報
    と関連づけて記憶する第2ユーザ属性記憶領域がある。 サーバは以下のa)〜b)の要件を満たすサーバエー
    ジェントプログラムを組み込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
    ある。 b)前記仮想的なキャラクターは、前記ユーザ属性情報
    の少なくとも一部を利用し仮想的な動作を行う。
  6. 【請求項6】 以下の〜の要件を満たすサーバと通
    信ネットワークで接続されるクライアントコンピュータ
    であり、以下の〜の要件を満たすクライアントコン
    ピュータ。 サーバは、以下のa)〜c)の要件を満たすサーバエ
    ージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
    行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
    少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
    る。 サーバには前記エージェント履歴情報をユーザのユー
    ザ識別情報に関連づけて記憶する第2エージェント履歴
    記憶領域がある。 クライアントコンピュータはサーバに接続して前記ユ
    ーザ識別情報を送信し、このユーザ識別情報に関連づけ
    られたエージェント履歴情報を受信する。 クライアントコンピュータは前記エージェント履歴情
    報を前記ユーザ識別情報と関連づけて記憶する第1エー
    ジェント履歴記憶領域がある。 クライアントコンピュータは、以下のa)〜b)の要
    件を満たすクライアントエージェントプログラムを組み
    込んでいる。 a)前記仮想的なキャラクターを表現するプログラムで
    ある。 b)前記エージェント履歴情報を利用して仮想的なキャ
    ラクターに所定の動作を行わせる。
  7. 【請求項7】 前記受信したエージェント履歴情報と前
    記第1エージェント履歴記憶領域に記憶されたエージェ
    ント履歴情報とを比較して前記第1エージェント履歴記
    憶領域に記憶されたエージェント履歴情報の同期処理を
    行う請求項6に記載のクライアントコンピュータ。
  8. 【請求項8】 サーバと通信ネットワークで接続される
    クライアントコンピュータに以下のA)〜C)の動作を
    行わせるプログラムを記憶した記録媒体。 A)仮想的なキャラクターを表現する。 B)前記仮想的なキャラクターは、ユーザのクライアン
    トコンピュータへ行った所定の入力操作に応じて所定の
    動作を行う。 C)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
    属性情報として記憶する。 D)サーバと接続して前記ユーザ属性情報を送信する。
  9. 【請求項9】 の要件を満たすサーバと通信ネットワ
    ークで接続されるクライアントコンピュータに以下の
    A)〜C)の動作を行わせるプログラムを記憶した記録
    媒体。 サーバは、以下のa)〜c)の要件を満たすサーバエ
    ージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
    行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
    少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
    る。 A)前記仮想的なキャラクターを表現する。 B)サーバに接続して前記ユーザ識別情報を送信し、こ
    のユーザ識別情報に関連づけられた前記エージェント履
    歴情報を受信する。 C)前記エージェント履歴情報を利用して前記仮想的な
    キャラクターに所定の動作を行わせる。
  10. 【請求項10】 前記プログラムは、クライアントコン
    ピュータにおける前記仮想的なキャラクターの所定の仮
    想的な動作の少なくとも1部をエージェント履歴情報と
    して記憶するものであり、前記受信したエージェント履
    歴情報とこの記憶されたエージェント履歴情報とを比較
    して、この記憶されたエージェント履歴情報の同期処理
    を行う請求項9に記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 以下の(1)〜(2)の要件を満たす
    クライアントコンピュータと、以下の(3)〜(5)の
    要件を満たすサーバとの接続後に、前記サーバにおいて
    以下に示す〜の手順により第1ユーザ属性記憶領域
    の内容と第2ユーザ属性記憶領域の内容の同期処理を行
    う方法。 (1)クライアントコンピュータは、以下のa)〜c)
    の要件を満たすクライアントエージェントプログラムを
    組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターは、クライアントコンピ
    ュータへユーザが行う所定の入力操作に応じて所定の動
    作を行う。 c)ユーザの入力操作の少なくとも1部の内容をユーザ
    属性情報として記憶する。 (2)クライアントコンピュータは前記ユーザ属性情報
    を前記ユーザのユーザ識別情報と関連づけて記憶する第
    1ユーザ属性記憶領域がある。 (3)サーバはクライアントコンピュータと通信ネット
    ワークで接続されている。 (4)サーバは前記ユーザ属性情報を前記ユーザ識別情
    報と関連づけて記憶する第2ユーザ属性記憶領域があ
    る。 (5)サーバは、以下のa)〜b)の要件を満たすサー
    バエージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターは、所定の前記ユーザ属
    性情報を利用し仮想的な動作を行う。 クライアントコンピュータからの接続要求を受ける。 ユーザ識別情報をクライアントコンピュータに要求す
    る。 クライアントコンピュータよりユーザ識別情報が送ら
    れてきたら、ユーザ認証処理をし、認証が完了すればク
    ライアントコンピュータとの接続を許可する。 クライアントコンピュータと接続後、クライアントコ
    ンピュータの第1ユーザ属性記憶領域に記録されている
    ユーザ属性情報にアクセスする。 前記ユーザ識別情報に関連づけられているクライアン
    トコンピュータの第1ユーザ属性記憶領域に記録されて
    いるユーザ属性情報が、前記ユーザ識別情報に関連づけ
    られているサーバの第2ユーザ属性記憶領域に記録され
    ているユーザ属性情報に相違があった場合、前記ユーザ
    識別情報に関連づけられている第2ユーザ属性記憶領域
    に記録されているユーザ属性情報の同期処理を行う。
  12. 【請求項12】 以下の(1)〜(3)の要件を満たす
    サーバと、以下の(4)〜(5)の要件を満たすクライ
    アントコンピュータとの接続後に、前記サーバにおいて
    以下に示す〜の手順により第1エージェント履歴記
    憶領域の内容と第2エージェント履歴記憶領域の内容の
    同期処理を行う方法。 (1)サーバは以下のa)〜c)の要件を満たすサーバ
    エージェントプログラムを組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記仮想的なキャラクターに所定の仮想的な動作を
    行わせる。 c)前記仮想的なキャラクターの所定の仮想的な動作の
    少なくとも1部をエージェント履歴情報として記憶す
    る。 (2)サーバには前記エージェント履歴情報を前記ユー
    ザのユーザ識別情報に関連づけて記憶する第2エージェ
    ント履歴記憶領域がある。 (3)サーバはクライアントコンピュータと通信ネット
    ワークで接続されている。 (4)クライアントコンピュータはキャラクターの前記
    エージェント履歴情報を前記ユーザ識別情報と関連づけ
    て記憶する第1エージェント履歴記憶領域がある。 (5)クライアントコンピュータは、以下のa)〜b)
    の要件を満たすクライアントエージェントプログラムを
    組み込んでいる。 a)仮想的なキャラクターを表現するプログラムであ
    る。 b)前記エージェント履歴情報を利用して仮想的なキャ
    ラクターに所定の動作を行わせる。 クライアントコンピュータからの接続要求を受ける。 ユーザ識別情報をクライアントコンピュータに要求す
    る。 クライアントコンピュータよりユーザ識別情報と情報
    が送られてきたら、ユーザ認証処理をし、認証が完了す
    ればクライアントコンピュータとの接続を許可する。 クライアントコンピュータと接続後、クライアントコ
    ンピュータの第1エージェント履歴記憶領域に記録され
    ているエージェント履歴情報にアクセスする。 クライアントコンピュータの前記ユーザ識別情報に関
    連づけられた第1エージェント履歴記憶領域に記録され
    ているエージェント履歴情報が前回接続したときと比べ
    て変化があるかどうかを検分する。 第1エージェント履歴情報に記録されているエージェ
    ント履歴情報に変化があった場合、この変化に応じてサ
    ーバの前記ユーザ識別情報に関連づけられた第2エージ
    ェント履歴記憶領域に記録されているエージェント履歴
    情報と同期処理を行う。 サーバの前記ユーザ識別情報に関連づけられた第2エ
    ージェント履歴記憶領域に記録されているエージェント
    履歴情報が前回接続したときと変化があるかどうかを検
    分する。 第2エージェント履歴記憶領域に記録されているエー
    ジェント履歴情報に変化があった場合、すくなくともこ
    の変化している部分をクライアントコンピュータに送信
    する。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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