JP2002160665A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JP2002160665A
JP2002160665A JP2000361050A JP2000361050A JP2002160665A JP 2002160665 A JP2002160665 A JP 2002160665A JP 2000361050 A JP2000361050 A JP 2000361050A JP 2000361050 A JP2000361050 A JP 2000361050A JP 2002160665 A JP2002160665 A JP 2002160665A
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lower cross
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Hideki Teramae
英樹 寺前
Nobuya Nakade
暢也 中出
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータの外形寸法からみて、ラジエータ
サポートの外形寸法が過大とならないようにし、このラ
ジエータサポートが軽量になるようにすると共に、車体
前部におけるラジエータサポートの組み付け作業が容易
にできるようにする。 【解決手段】 ラジエータサポート11が、左右一対の
サポートサイドメンバ32,32と、アッパクロスメン
バ33と、ロアクロスメンバ34とを備える。各サポー
トサイドメンバ32,32の中途部37,37を各サイ
ドメンバ6,6の前端部に支持させ、ロアクロスメンバ
34の中途部40にラジエータ10の下端部を支持させ
る。幅方向で、サポートサイドメンバ32,32の中途
部37,37とロアクロスメンバ34の中途部40との
間のロアクロスメンバ34の部分34a,34bを、こ
のロアクロスメンバ34の中途部40側からその外側方
に向うに従い斜め上方に向って傾斜するよう成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ラジエータサポー
トを備えた自動車の車体前部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車の車体前部構造には、従来、
特開平7−165117号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体前部が、こ
の車体の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバと、
これら両サイドメンバの前端部に支持されるラジエータ
サポートとを備えている。また、このラジエータサポー
トが、このラジエータサポートにおける車体の幅方向の
各側部を構成して上下方向に延びる左右一対のサポート
サイドメンバと、上記幅方向に延びて上記サポートサイ
ドメンバの上端部同士を互いに結合させるアッパクロス
メンバと、上記幅方向に延びて上記サポートサイドメン
バの下端部同士を互いに結合させるロアクロスメンバと
を備えている。そして、上記各サポートサイドメンバの
長手方向の中途部が上記各サイドメンバの前端部に支持
させられている。
【0004】上記ラジエータサポートには左右一対のラ
ジエータが支持され、これら各ラジエータは、車体の正
面視で、互いに同形同大の矩形をなしており、このた
め、これら両ラジエータを支持する上記ラジエータサポ
ートは上記幅方向に長い長方形状とされている。
【0005】一方、従来より、ラジエータが単一のみ設
けられて、このラジエータの上、下端部が上記アッパ、
ロアクロスメンバのそれぞれ長手方向の中途部に支持さ
れたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した車
体の幅方向に長い矩形のラジエータサポートに対し、ラ
ジエータを単一のみ支持させた場合には、このラジエー
タの外形寸法からみて、上記ラジエータサポートの外形
寸法が過大となりがちであり、このため、ラジエータサ
ポートの重量が過大となり、また、このように重量が過
大である分、上記各サイドメンバの前端部に対する上記
ラジエータサポートの組み付け作業が煩雑になるという
問題点がある。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、車体の幅方向で、ラジエータサポートの
中途部にラジエータを支持させるようにした車体前部に
おいて、上記ラジエータの外形寸法からみて、上記ラジ
エータサポートの外形寸法が過大とならないようにし、
このラジエータサポートが軽量になるようにすると共
に、車体前部における上記ラジエータサポートの組み付
け作業が容易にできるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車体前部構造は、次の如くである。
【0009】請求項1の発明は、車体2の前後方向に延
びる左右一対のサイドメンバ6,6と、これら両サイド
メンバ6,6の前端部に支持されるラジエータサポート
11とを備え、このラジエータサポート11が、このラ
ジエータサポート11における車体2の幅方向の各側部
を構成して上下方向に延びる左右一対のサポートサイド
メンバ32,32と、上記幅方向に延びて上記サポート
サイドメンバ32,32の上端部同士を互いに結合させ
るアッパクロスメンバ33と、上記幅方向に延びて上記
サポートサイドメンバ32,32の下端部同士を互いに
結合させるロアクロスメンバ34とを備え、上記各サポ
ートサイドメンバ32,32の長手方向の中途部37,
37を上記各サイドメンバ6,6の前端部に支持させ、
上記ロアクロスメンバ34の上記幅方向の中途部40に
上記ラジエータ10の下端部を支持させた自動車の車体
前部構造において、
【0010】上記幅方向で、上記サポートサイドメンバ
32,32の上記中途部37,37と上記ロアクロスメ
ンバ34の上記中途部40との間の上記ロアクロスメン
バ34の部分34a,34bを、このロアクロスメンバ
34の中途部40側からその外側方に向うに従い斜め上
方に向って傾斜するよう成形したものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記ラジエータサポート11を樹脂製とし、上記左
右サポートサイドメンバ32,32と、アッパ、ロアク
ロスメンバ33,34とを互いに一体成形したものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0013】図中符号1は自動車で、矢印Frはこの自
動車1の前方を示し、下記する左右とは上記前方に向っ
ての自動車1の車体2の幅方向(以下、単に「幅方向」
という)をいうものとする。
【0014】上記車体フレーム3は、車輪等を介して走
行路面上に支持される車体フレーム3と、この車体フレ
ーム3に支持される板金製の車体本体4とを備えてい
る。
【0015】上記車体フレーム3は、車体2の前後方向
に延びてその各前端部がそれぞれ前方に突出する自由端
とされた左右一対のサイドメンバ6,6と、「幅方向」
に延びてこれらサイドメンバ6,6を互いに結合させる
不図示のクロスメンバと、上記各サイドメンバ6,6の
外側方かつ上方に位置して前後方向に延びその各前端部
がそれぞれ前方に突出する自由端とされた左右一対のア
ッパサイドメンバ7,7と、上記車体フレーム3の各側
部において上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7
の各前部同士を互いに結合させる左右一対の結合メンバ
8,8と、上記車体フレーム3の前端部を構成し上記サ
イドメンバ6とアッパサイドメンバ7の各前端部に支持
されてラジエータ、コンデンサの組立体であるラジエー
タ10を支持するラジエータサポート11とを備えてい
る。
【0016】上記各サイドメンバ6、アッパサイドメン
バ7、および結合メンバ8は板金製で、互いに溶接によ
り強固に結合されている。上記ラジエータサポート11
は樹脂や、樹脂と金属とを複合させて成形した樹脂製で
上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7の各前端部
に締結具12により着脱自在に締結されることにより、
上記サイドメンバ6とアッパサイドメンバ7に支持され
ている。
【0017】上記車体本体4は、上記サイドメンバ6と
アッパサイドメンバ7をそれぞれその外側方から覆って
上記アッパサイドメンバ7に締結具により支持される左
右一対のフロントフェンダ14,14と、これら左右フ
ロントフェンダ14,14の間に形成され自動車1の駆
動源であるエンジンを収容する空間15、つまり、エン
ジンルームとを備え、上記左右フロントフェンダ14,
14の各上端縁部の間における上記空間15の上端に
は、この空間15を車体本体4の上方に開放させる開口
16が形成されている。
【0018】上記車体本体4は、上記開口16をその上
方から開閉自在に閉じるフード17を備えている。この
フード17はその前端部側が上方に向って往、復回動
(上、下回動)自在となるようその後端部が上記車体フ
レーム3にヒンジにより枢支されている。
【0019】上記フード17が復回動(下方回動)して
上記開口16を全閉状に閉じたとき、上記フード17の
前端部(回動端部)を、上記車体フレーム3の前上端部
を構成する上記ラジエータサポート11の上端部に解除
可能にロックするフードロック装置19が設けられてい
る。
【0020】上記フードロック装置19は、上記フード
17の前端部の下面から下方に向けて突設されたストラ
イカ20と、上記ラジエータサポート11の上端部の前
方近傍に配置されると共に、この上端部に支持され上記
フード17が復回動して上記開口16を全閉状に閉じた
とき、上記ストライカ20を上記車体フレーム3に解除
可能にロックするロック機構21と、外部からの操作力
を入力してこの操作力を上記ロック機構21に伝達し、
このロック機構21のロック状態を解除可能とさせるロ
ック解除操作具22とを備えている。
【0021】上記ロック解除操作具22は、車体本体4
内の車室に設けられる不図示の操作レバーと、上記ロッ
ク機構21から延出し上記操作レバーを上記ロック機構
21に連動連結させるロック解除ケーブル23とを備
え、上記操作レバーを操作すれば、その操作力が上記ロ
ック解除ケーブル23を介し上記ロック機構21に伝達
されてこのロック機構21がロック解除動作させられ、
上記ストライカ20に対するロック機構21のロックが
解除されて、上記フード17の往回動が可能とされる。
【0022】上記車体本体4は、上記ラジエータサポー
ト11の下部をその前方から覆うバンパ26と、上記フ
ード17の前端部の下方、かつ、上記バンパ26の上方
に位置して上記ラジエータサポート11の上部をその前
方から覆うグリル27とを備え、これらバンパ26とグ
リル27は共に樹脂や、樹脂と金属とを複合させて成形
した樹脂製で互いに射出成形などにより一体成形されて
おり、上記ラジエータサポート11に不図示の締結具に
より締結されて支持されている。また、上記グリル27
は上記ロック機構21とこのロック機構21近傍の上記
ロック解除ケーブル23の部分とをその前下方から覆っ
ている。
【0023】上記バンパ26と、グリル27のそれぞれ
「幅方向」の中央部には、これらバンパ26とグリル2
7をそれぞれ前後方向に貫通する通風孔28が形成さ
れ、これら各通風孔28は、車体2の正面視で「幅方
向」に長く延びる形状とされ、バンパ26とグリル27
にそれぞれ上下方向で複数設けられている。
【0024】上記バンパ26の左右各側部の上方、か
つ、上記グリル27の各外側方には、それぞれヘッドラ
ンプ29が設けられ、これら各ヘッドランプ29はラジ
エータサポート11の各側部に支持されている。
【0025】上記ラジエータサポート11は、このラジ
エータサポート11における「幅方向」の各側部を構成
して上下方向に延びる左右一対のサポートサイドメンバ
32,32と、「幅方向」に延びて上記各サポートサイ
ドメンバ32の上端部同士を互いに結合させるアッパク
ロスメンバ33と、「幅方向」に延びて上記各サポート
サイドメンバ32の下端部同士を互いに結合させるロア
クロスメンバ34と、上記アッパクロスメンバ33とロ
アクロスメンバ34のそれぞれ「幅方向」のほぼ中央部
を互いに結合させるセンタメンバ35とを備え、これら
32〜35は射出成形などにより互いに一体成形されて
いる。
【0026】上記各サポートサイドメンバ32の長手方
向(上下方向)の中途部37には、これら中途部37を
上記各サイドメンバ6の前端部に締結具12により支持
させる支持部38が形成されている。また、上記アッパ
クロスメンバ33とロアクロスメンバ34のそれぞれ
「幅方向」(長手方向)の中途部39,40に上記ラジ
エータ10の上、下端部がそれぞれ支持具41,42に
より着脱自在に支持されている。
【0027】上記ラジエータサポート11には、上記サ
ポートサイドメンバ32、アッパクロスメンバ33、ロ
アクロスメンバ34、およびセンタメンバ35で囲まれ
た左右一対の空間44,45が設けられ、これら空間4
4,45のうち、一方(左側)の空間44は上記ラジエ
ータサポート11を前後に貫通させると共に、上記空間
44には上記ラジエータ10が収容され、他方(右側)
の空間45は上記ラジエータサポート11を単に前後に
貫通させている。
【0028】上記ラジエータ10の後方近傍に位置して
このラジエータ10における走行風の通風を促進させる
起風手段47が設けられている。この起風手段47は、
上記一方の空間44の後方近傍に位置して上記ラジエー
タサポート11に一体成形されるブラケット48と、上
記ラジエータ10の後方近傍に位置して上記ブラケット
48に支持される電動式のファン49とを備えている。
【0029】上記ラジエータサポート11の前側に配置
されて上記左右支持部38,38に架設されると共に、
これら各支持部38に締結具12の締結により結合され
る板金製のバンパリインホース51と、このバンパリイ
ンホース51の長手方向の中途部から突出してその突出
部が上記アッパクロスメンバ33の中途部39に結合さ
れるフードロックサポート52とが設けられている。
【0030】上記バンパ26に上記バンパリインホース
51とフードロックサポート52とが結合されて、これ
ら51,52により上記バンパ26が十分に補強されて
おり、もって、このバンパ26の強度と剛性が向上させ
られると共に、このバンパ26が上記ラジエータサポー
ト11に強固に支持されている。
【0031】上記構成において、「幅方向」で、各サポ
ートサイドメンバ32の中途部37と上記ロアクロスメ
ンバ34の中途部40との間の上記ロアクロスメンバ3
4の各部分34a,34bが、上記ロアクロスメンバ3
4の中途部40側からその外側方に向うに従いそれぞれ
漸次斜め上方に向って傾斜するよう形成されている。
【0032】このため、車体2の正面視(図1)で、上
記ラジエータサポート11を単に「幅方向」に長い長方
形状としていた従来の技術に比べて、上記したようにロ
アクロスメンバ34の各部分34a,34bを斜め上方
に傾斜させた分、上記ラジエータサポート11の外形寸
法が小さくなり、よって、このラジエータサポート11
を軽量にさせることができる。
【0033】また、上記各サポートサイドメンバ32の
中途部37を上記各サイドメンバ6の前端部に支持させ
た場合に、上記したように、ロアクロスメンバ34の中
途部40側からその外側方に向うに従い、つまり、上記
各サポートサイドメンバ32の中途部37側に向うに従
い漸次斜め上方に向って傾斜するよう上記ロアクロスメ
ンバ34の各部分34a,34bを成形してある。
【0034】このため、車体2の正面視(図1)で、上
記ラジエータサポート11を単に「幅方向」に長い長方
形状としていた従来の技術に比べ、上記ロアクロスメン
バ34の各部分34a,34bを上記各サポートサイド
メンバ32の中途部37側に向って斜め上方に傾斜させ
た分、これら各サポートサイドメンバ32の中途部37
の下方の周辺に、より広い空間50を確保できる。
【0035】よって、上記各サイドメンバ6の前端部に
上記各サポートサイドメンバ32の中途部37を締結具
12により締結させて上記ラジエータサポート11を支
持させるとき、上記空間50を作業空間として利用で
き、このため、前記したように、ラジエータサポート1
1を軽量にできることと相俟って、このラジエータサポ
ート11を上記各サイドメンバ6の前端部に組み付ける
作業が容易にできる。
【0036】更に、上記したように、ロアクロスメンバ
34の各部分34a,34bを傾斜させたことから、上
記各サイドメンバ6の前端部に支持される各サポートサ
イドメンバ32の中途部37と、ラジエータ10の下端
部を支持するロアクロスメンバ34の中途部40とはこ
のロアクロスメンバ34の各部分34a,34bによっ
て、より直接的に連結されることとなる。
【0037】よって、上記ラジエータ10は重量物であ
るが、これが上記ラジエータサポート11を介し上記各
サイドメンバ6に、より強固に支持されることとなり、
ラジエータ10の支持強度上、有益である。
【0038】また、前記したように、ラジエータサポー
ト11を樹脂製とし、上記左右サポートサイドメンバ3
2,32と、アッパ、ロアクロスメンバ33,34と、
センタメンバ35とを互いに一体成形している。
【0039】このため、上記ラジエータサポート11の
各構成部品32〜35を個別に成形していた従来の技術
に比べて、このラジエータサポート11の部品点数が大
きく減少する。
【0040】よって、上記ラジエータサポート11の構
成が簡単になり、また、これに伴い、上記各サイドメン
バ6の前端部に対する上記ラジエータサポート11の組
み付け作業が更に容易となる。
【0041】なお、以上は図示の例によるが、上記ロア
クロスメンバ34の各部分34a,34bは、いずれか
一方のみを傾斜させてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0043】請求項1の発明は、車体の前後方向に延び
る左右一対のサイドメンバと、これら両サイドメンバの
前端部に支持されるラジエータサポートとを備え、この
ラジエータサポートが、このラジエータサポートにおけ
る車体の幅方向の各側部を構成して上下方向に延びる左
右一対のサポートサイドメンバと、上記幅方向に延びて
上記サポートサイドメンバの上端部同士を互いに結合さ
せるアッパクロスメンバと、上記幅方向に延びて上記サ
ポートサイドメンバの下端部同士を互いに結合させるロ
アクロスメンバとを備え、上記各サポートサイドメンバ
の長手方向の中途部を上記各サイドメンバの前端部に支
持させ、上記ロアクロスメンバの上記幅方向の中途部に
上記ラジエータの下端部を支持させた自動車の車体前部
構造において、
【0044】上記幅方向で、上記サポートサイドメンバ
の上記中途部と上記ロアクロスメンバの上記中途部との
間の上記ロアクロスメンバの部分を、このロアクロスメ
ンバの中途部側からその外側方に向うに従い斜め上方に
向って傾斜するよう成形している。
【0045】このため、車体の正面視で、上記ラジエー
タサポートを単に「幅方向」に長い長方形状としていた
従来の技術に比べて、上記したようにロアクロスメンバ
の部分を斜め上方に傾斜させた分、上記ラジエータサポ
ートの外形寸法が小さくなり、よって、このラジエータ
サポートを軽量にさせることができる。
【0046】また、上記各サポートサイドメンバの中途
部を上記各サイドメンバの前端部に支持させた場合に、
上記したように、ロアクロスメンバの中途部側からその
外側方に向うに従い、つまり、上記サポートサイドメン
バの中途部側に向うに従い斜め上方に向って傾斜するよ
う上記ロアクロスメンバの部分を成形してある。
【0047】このため、車体の正面視で、上記ラジエー
タサポートを単に「幅方向」に長い長方形状としていた
従来の技術に比べて、上記ロアクロスメンバの部分を上
記サポートサイドメンバの中途部側に向って斜め上方に
傾斜させた分、上記サポートサイドメンバの中途部の下
方周辺に、より広い空間を確保できる。
【0048】よって、上記サイドメンバの前端部に上記
サポートサイドメンバの中途部を締結具により締結させ
て支持させるとき、上記空間を作業空間として利用で
き、このため、前記したように、ラジエータサポートを
軽量にできることと相俟って、このラジエータサポート
を上記サイドメンバの前端部に組み付ける作業が容易に
できる。
【0049】更に、上記したように、ロアクロスメンバ
の部分を傾斜させたことから、上記サイドメンバの前端
部に支持されるサポートサイドメンバの中途部と、ラジ
エータを支持するロアクロスメンバの中途部とはこのロ
アクロスメンバの部分によって、より直接的に連結され
ることとなる。
【0050】よって、上記ラジエータは重量物である
が、これが上記ラジエータサポートを介し上記サイドメ
ンバに、より強固に支持されることとなり、ラジエータ
の支持強度上、有益である。
【0051】請求項2の発明は、上記ラジエータサポー
トを樹脂製とし、上記左右サポートサイドメンバと、ア
ッパ、ロアクロスメンバとを互いに一体成形している。
【0052】このため、上記ラジエータサポートの各構
成部品を個別に成形していた従来の技術に比べて、この
ラジエータサポートの部品点数が大きく減少する。
【0053】よって、上記ラジエータサポートの構成が
簡単になり、また、これに伴い、上記各サイドメンバの
前端部に対する上記ラジエータサポートの組み付け作業
が更に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体前部の正面図である。
【図2】車体前部の側面断面図である。
【図3】車体前部の平面図である。
【図4】車体前部の斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 車体フレーム 4 車体本体 6 サイドメンバ 10 ラジエータ 11 ラジエータサポート 32 サポートサイドメンバ 33 アッパクロスメンバ 34 ロアクロスメンバ 34a,34b 部分 37,40 中途部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向に延びる左右一対のサイ
    ドメンバと、これら両サイドメンバの前端部に支持され
    るラジエータサポートとを備え、このラジエータサポー
    トが、このラジエータサポートにおける車体の幅方向の
    各側部を構成して上下方向に延びる左右一対のサポート
    サイドメンバと、上記幅方向に延びて上記サポートサイ
    ドメンバの上端部同士を互いに結合させるアッパクロス
    メンバと、上記幅方向に延びて上記サポートサイドメン
    バの下端部同士を互いに結合させるロアクロスメンバと
    を備え、上記各サポートサイドメンバの長手方向の中途
    部を上記各サイドメンバの前端部に支持させ、上記ロア
    クロスメンバの上記幅方向の中途部に上記ラジエータの
    下端部を支持させた自動車の車体前部構造において、 上記幅方向で、上記サポートサイドメンバの上記中途部
    と上記ロアクロスメンバの上記中途部との間の上記ロア
    クロスメンバの部分を、このロアクロスメンバの中途部
    側からその外側方に向うに従い斜め上方に向って傾斜す
    るよう成形した自動車の車体前部構造。
  2. 【請求項2】 上記ラジエータサポートを樹脂製とし、
    上記左右サポートサイドメンバと、アッパ、ロアクロス
    メンバとを互いに一体成形した請求項1に記載の自動車
    の車体前部構造。
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