JP2009057023A - 車両用補機の配設構造 - Google Patents
車両用補機の配設構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009057023A JP2009057023A JP2007228460A JP2007228460A JP2009057023A JP 2009057023 A JP2009057023 A JP 2009057023A JP 2007228460 A JP2007228460 A JP 2007228460A JP 2007228460 A JP2007228460 A JP 2007228460A JP 2009057023 A JP2009057023 A JP 2009057023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- vehicle
- power train
- auxiliary machine
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネル3が設けられ、ダッシュパネル3に設けられた凹部4内に車輪を駆動するパワートレインユニット31が設けられ、ダッシュパネル3の車室内側の凹部4の側方には車両用補機ユニット40が設けられ、パワートレイン31は、正面視で車幅方向に傾斜しては配設されたことを特徴とする。
【選択図】図6
Description
一方、特許文献2、特許文献3には、パワートレインユニットのさらなる後退配置を達成する目的で、車室内を空調する空調ユニットが、車室後方に配設された車両用補機の配設構造が開示されているが、空調ユニットの占有スペースに対応して車室または荷室が狭くなるので、実用性に乏しい問題点があった。
上記構成の車両用補機ユニットは、車室内を空調する空調ユニットに設定してもよい。
特に、吸気経路を所定長さに長く設定することができ吸気効率の向上と、吸気系のレイアウトの自由度向上を図ることができ、慣性吸気の関係上、有利となる。
上記構成によれば、車両用補機ユニットが上記凹部の側方で、かつパワートレインユニットと前後方向にオーバラップしているので、該車両用補機ユニットを適切にレイアウトすることができる。
すなわち、助手席側にはステアリングホイール、ステアリングシャフトが存在しない分、レイアウト的に余裕があり、この助手席側スペースを利用して、車両用補機ユニットを配設したので、車室への影響を抑えることができ、助手席乗員の安全性と居住空間を維持しつつ、パワートレインユニットの後方シフトレイアウトを確保することができる。
すなわち、上記空調ユニットはその容積が大きく、剛性も大きいので、上記配設構造を採用することで、安全性上有利となる。
上述のエンジンとしては、ロータリエンジン、またはレシプロエンジンを、エンジンルームに対して縦置きに配設して用いることができる。
すなわち、パワートレインユニットの後方シフトレイアウトにより、該パワートレインユニットに対するエンジンルーム側からのサービス性が悪化するが、上記凹部にサービスホールおよびサービスリッドを設けることにより、車室内からパワートレインユニットに対するサービスを行なうことができ、サービス性とパワートレインユニットの後方シフトレイアウトとの両立を図ることができる。
図面は車両用補機の配設構造を示し、図1は平面図、図2は側面図、図3は正面図であり、図4〜図6は詳細構造を示す部分平面図、部分側面図、部分正面図である。
このトンネル部6は、車体剛性の中心となる部材であり、上述の凹部4の前部と、トンネル部6の下部とは連続するように構成されている。
このフロントサイドフレーム9は車体剛性部材であって、該フロントサイドフレーム9の前端には、左右一対のクラッシュカン10,10(衝撃エネルギ吸収部材)を介して、車幅方向に延びるバンパレイン11を取付けている。
上述のダッシュロアパネル3、ダッシュクロスメンバ15の左右両端部は、図1に示す左右のヒンジピラー16,16(車体剛性部材)に接合固定されている。
詳しくは、エンジン回転軸としてのエキセントリックシャフトの軸芯を中心に、該軸芯を通る仮想垂直線L1に対して、ロータリエンジン32の上部が車幅方向右方に角度θ1だけ傾斜するように配設(いわゆるスラント配置)したものである。
なお、この実施例では、図5から明らかなように、ロータリエンジン32として2ロータ構造のものを例示したが、これに限定されるものではなく、3ロータ等の他のロータリエンジンを搭載してもよい。
車室内側で、かつ、助手席29側の上記凹部4の側方(この実施例では、右ハンドル車両を例示しているので、凹部4の左側方)には、車両用補機ユニットとしての空調ユニット40を配設している。
上述の空調風の取入れユニット41と、エアミックスユニット42との両ユニットを前後方向に並設すると、限られた車幅方向の空間を有効利用して、上記空調ユニット40を適切に配設することができる。
そして、これらのナット53に対応する取付け部材としての複数のボルト54,54…を用いて、サービスリッド51を、縦壁部52を介して上記ナット53に締付け固定するように構成している。
すなわち、図7、図8で示したボルト54,ナット53による締結箇所と対応して、図9の実施例では、サービスリッド51の側片部(スカート部)に複数のフック56を取付け固定する一方、上記凹部4(またはトンネル部6)の縦壁部52の車内側には、係合手段57を設けている。
特に、吸気経路(吸気通路35参照)を所定長さに長く設定することができ、
吸気効率の向上と、吸気系のレイアウトの自由度向上を図ることができ、慣性吸気の関係上、有利となる。
この構成によれば、車両用補機ユニット(空調ユニット40参照)が凹部4の側方で、かつパワートレインユニット31と前後方向にオーバラップしているので、該車両用補機ユニット(空調ユニット40参照)を適切にレイアウトすることができる。
すなわち、助手席29側にはステアリングホイール30、ステアリングシャフトが存在しない分、レイアウト的に余裕があり、この助手席29側スペースを利用して、車両用補機ユニット(空調ユニット40参照)を配設したので、車室への影響を抑えることができ、助手席乗員の安全性と居住空間を維持しつつ、パワートレインユニット31の後方シフトレイアウトを確保することができる。
この構成によれば、次のような効果がある。
すなわち、上記空調ユニット40はその容積が大きく、剛性も大きいので、上記配設構造を採用することで、安全性上有利となる。
この構成によれば、エンジン32およびトランスミッション33は所定の大きさを有するので、上記配設構造を採用することで、パワートレインユニット31の後方シフトレイアウトに寄与することができる。
すなわち、パワートレインユニット31の後方シフトレイアウトにより、該パワートレインユニット31に対するエンジンルーム1側からのサービス性が悪化するが、上記凹部4にサービスホール50およびサービスリッド51を設けることにより、車室2内からパワートレインユニット31に対するサービスを行なうことができ、サービス性とパワートレインユニット31の後方シフトレイアウトとの両立を図ることができる。
ここで、パワートレイン31を構成するレシプロエンジン80は、図12に示すように、正面視で車幅方向に傾斜して配設したものである。
つまり、レシプロエンジン80には、正面視において、そのエンジン回転軸としてのクランクシャフトよりも上方にパワートレインユニット補機としての発電機84およびスロットルボディ85が車幅方向左側外方に出っ張るようにレイアウトされており、レシプロエンジン80を図12に示すように、正面視においてクランクシャフトの軸芯を中心として車幅方向右方に傾斜させると、正面視における車幅方向の全幅が小さくなり、該レシプロエンジン80の凹部4内への配設が容易となるものである。
この発明のダッシュパネルは、実施例のダッシュロアパネル3に対応し、
以下同様に、
パワートレインで駆動される車輪は、FR車両の後輪に対応し、
車両用補機ユニットは、空調ユニット40に対応し、
縦置きエンジンは、エンジンルーム1内に縦置に配設されたロータリエンジン32または、レシプロエンジン80に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記構成を電気自動車に適用する場合には、エンジン32,80の搭載位置に、これらの内燃機関に代えて、モータを搭載してもよい。
2…車室
3…ダッシュロアパネル(ダッシュパネル)
4…凹部
28…運転席
29…助手席
31…パワートレインユニット
32…ロータリエンジン(縦置きエンジン)
33…トランスミッション
40…空調ユニット(車両用補機ユニット)
50…サービスホール
51…サービスリッド
80…レシプロエンジン(縦置きエンジン)
Claims (6)
- 車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルが設けられ、該ダッシュパネルに設けられた凹部内に車輪を駆動するパワートレインユニットが設けられた車両において、
上記ダッシュパネルの車室内側の上記凹部の側方には車両用補機ユニットが設けられ、
上記パワートレインユニットは、正面視で車幅方向に傾斜して配設された
車両用補機の配設構造。 - 上記車両用補機ユニットは平面視で上記パワートレインユニットと前後方向でオーバラップして配設された
請求項1記載の車両用補機の配設構造。 - 上記ダッシュパネル後方の車室内には、運転席と助手席とが車幅方向に並設して配設され、
上記車両用補機ユニットは上記助手席側の上記凹部側方に配設された
請求項1または2記載の車両用補機の配設構造。 - 上記車両用補機ユニットは空調ユニットである
請求項1〜3の何れか1に記載の車両用補機の配設構造。 - 上記パワートレインユニットは、縦置きエンジンとその後方に接続されたトランスミッションから構成された
請求項1〜4の何れか1に記載の車両用補機の配設構造。 - 上記ダッシュパネルの凹部には車室内から上記パワートレインユニットにアクセス可能なサービスホールが形成され、
該サービスホールがサービスリッドによって開閉可能に覆われている
請求項1〜5の何れか1に記載の車両用補機の配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007228460A JP5266690B2 (ja) | 2007-09-04 | 2007-09-04 | 車両用補機の配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007228460A JP5266690B2 (ja) | 2007-09-04 | 2007-09-04 | 車両用補機の配設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009057023A true JP2009057023A (ja) | 2009-03-19 |
JP5266690B2 JP5266690B2 (ja) | 2013-08-21 |
Family
ID=40553148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007228460A Expired - Fee Related JP5266690B2 (ja) | 2007-09-04 | 2007-09-04 | 車両用補機の配設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5266690B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010221783A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Mazda Motor Corp | 車両の歩行者保護装置 |
JP2012176674A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Mazda Motor Corp | 車両の下部構造 |
JP2020011693A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 株式会社神戸製鋼所 | 車体のフレーム構造 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04133987U (ja) * | 1991-03-29 | 1992-12-14 | マツダ株式会社 | 車両の下部車体構造 |
JPH051624U (ja) * | 1991-03-29 | 1993-01-14 | マツダ株式会社 | 自動車のニ−プロテクタ−構造 |
JPH07228156A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-29 | Mazda Motor Corp | 車両の補機配設構造 |
JP2003326981A (ja) * | 2002-05-13 | 2003-11-19 | Mazda Motor Corp | 車両のエンジン配設構造 |
-
2007
- 2007-09-04 JP JP2007228460A patent/JP5266690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04133987U (ja) * | 1991-03-29 | 1992-12-14 | マツダ株式会社 | 車両の下部車体構造 |
JPH051624U (ja) * | 1991-03-29 | 1993-01-14 | マツダ株式会社 | 自動車のニ−プロテクタ−構造 |
JPH07228156A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-29 | Mazda Motor Corp | 車両の補機配設構造 |
JP2003326981A (ja) * | 2002-05-13 | 2003-11-19 | Mazda Motor Corp | 車両のエンジン配設構造 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010221783A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Mazda Motor Corp | 車両の歩行者保護装置 |
JP2012176674A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Mazda Motor Corp | 車両の下部構造 |
JP2020011693A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | 株式会社神戸製鋼所 | 車体のフレーム構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5266690B2 (ja) | 2013-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3660296B2 (ja) | 高圧電装ボックスの車載構造 | |
JP4649358B2 (ja) | シート型車両の吸気構造 | |
US20100194086A1 (en) | All-terrain vehicle with improved power steering unit | |
US20080289896A1 (en) | Four wheeled utility vehicle | |
JP2000238541A (ja) | 車両のバッテリ搭載構造 | |
JP5266690B2 (ja) | 車両用補機の配設構造 | |
US7000726B2 (en) | Engine positioning structure for an automobile | |
JP4756332B2 (ja) | 自動車のバッテリ搭載構造 | |
JP4103455B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP4363106B2 (ja) | 車両エンジンルーム内の補機配設構造 | |
JP4140272B2 (ja) | 車両のエンジンルーム内の配設構造 | |
JP2005028911A (ja) | 車両エンジンルーム内の補機配設構造 | |
JP2009051375A (ja) | 車両用補機の配設構造 | |
JP2009051239A (ja) | 車両用補機の配設構造 | |
JP2005029103A (ja) | 車両の車体構造 | |
JP2009057024A (ja) | 車両用補機の配設構造 | |
JP4048823B2 (ja) | 車両のパワートレイン配設構造 | |
JP4363096B2 (ja) | 車両用駆動装置の配設構造 | |
JP2009090915A (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP3693913B2 (ja) | 自動車におけるフードロック装置 | |
JP4045889B2 (ja) | 車体の側部車体構造 | |
JP2009067165A (ja) | 車両用補機の配設構造 | |
JP5277589B2 (ja) | 車両用補機の配設構造 | |
JPH1199833A (ja) | ハイブリッド電気自動車 | |
JP4058992B2 (ja) | 車両のエンジン配設構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100316 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120321 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130422 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5266690 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |