JP2010213973A - ガス乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスバーナーの着火状態及び失火状態を確実に検出可能なガス乾燥機を提供する。
【解決手段】ドラム26と、ガスバーナー11を備える燃焼室12とを備え、ガスバーナー11により加熱した空気をドラム26に導入して被乾燥物の乾燥を行うガス乾燥機1において、記ガスバーナー11に熱電対21を設け、制御部50は、熱電対21の出力値が着火判定閾値を上回る場合にガスバーナー11の着火状態を判定し、当該出力値が失火判定閾値を下回る場合に失火状態を判定すると共に、被乾燥物の乾燥中の所定の期間における熱電対21の出力値に基づいて、着火判定閾値及び失火判定閾値を更新する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガスバーナーで加熱した空気によって被乾燥物を乾燥するガス乾燥機に関する。
従来、ドラムに被乾燥物を収容し、ガスバーナーで加熱した空気をこのドラムに導入して被乾燥物の乾燥を行う回転ドラム式乾燥機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−283091号公報
特許文献1のように、ガスバーナーで加熱した空気を利用して乾燥を行う乾燥機では、ガスバーナーの着火状態及び失火状態を確実に検出したい、とするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ガスバーナーの着火状態及び失火状態を確実に検出可能なガス乾燥機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、被乾燥物を収容するドラムと、ガスバーナーを備える燃焼室とを備え、前記燃焼室で前記ガスバーナーにより加熱した空気を前記ドラムに導入して被乾燥物の乾燥を行うガス乾燥機において、前記ガスバーナーの近傍に着火状態及び失火状態を検出するための熱電対を設け、前記熱電対の出力値が着火判定閾値を上回る場合に前記ガスバーナーの着火状態を判定すると共に、前記熱電対の出力値が失火判定閾値を下回る場合に前記ガスバーナーの失火状態を判定する着火失火判定手段と、被乾燥物の乾燥中の所定の期間における前記熱電対の出力値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新する閾値更新手段と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、乾燥中の所定の期間における熱電対の出力値に基づいて、着火判定閾値及び失火判定閾値が定められる。このため、当該所定の期間における熱電対の出力値の状態を反映させた上で、当該熱電対の着火及び失火を判定する上で適切な着火判定閾値及び失火判定閾値を定めることができ、この定めた着火判定閾値及び失火判定閾値を用いて確実にガスバーナーの着火状態及び失火状態を検出することができる。
ここで、「点火」とは、点火器等によって意図的にガスバーナーに炎を点けることを意味し、「着火状態」とは、ガスバーナーから炎が噴出している状態のことを意味する。また、「消火」とは、ガスバーナーに供給されるガスの量を調整するガスバルブ等によって意図的にガスバーナーの炎を消すことを意味し、「失火状態」とは、ガスバーナーの炎が消えている状態のことを意味する。
また、上記発明のガス乾燥機において、前記燃焼室から前記ドラムに供給される空気の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された温度が、第1所定温度を上回る場合に前記ガスバーナーを消火すると共に、前記第1所定温度より低い第2所定温度を下回る場合に前記ガスバーナーを点火する点火消火手段と、を備え、前記閾値更新手段は、前記点火消火手段によって前記ガスバーナーが点火されている状態の所定の着火状態期間における前記熱電対の出力値、及び、前記点火消火手段によって前記ガスバーナーが消火されている状態の所定の失火状態期間における前記熱電対の出力値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新するようにしてもよい。
この構成によれば、前記ガスバーナーが点火されている状態の所定の着火状態期間における前記熱電対の出力値、及び、前記点火消火手段によって前記ガスバーナーが消火されている状態の所定の失火状態期間における前記熱電対の出力値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を定めることにより、着火状態のガスバーナーに対する熱電対の出力値の状態、及び、失火状態のガスバーナーに対する熱電対の状態を共に反映させた上で、当該熱電対の着火及び失火を判定する上で適切な着火判定閾値及び失火判定閾値を定めることができる。
また、上記発明のガス乾燥機において、前記閾値更新手段は、前記点火消火手段により前記ガスバーナーが消火された時、及び、前記点火消火手段により前記ガスバーナーが点火された時に、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新するようにしてもよい。
この構成によれば、点火消火手段によってガスバーナーが消火される度に、当該消火に至るまでの熱電対の出力値の状態が反映された適切な着火判定閾値及び失火判定閾値を定めることができる。同様に、点火消火手段によってガスバーナーが着火される度に、当該着火に至るまでの熱電対の出力値の状態が反映された適切な着火判定閾値及び失火判定閾値を定めることができる。
また、上記発明のガス乾燥機において、前記閾値更新手段は、前記点火消火手段により前記ガスバーナーが消火された時に、直近の点火から当該消火に至る期間における前記熱電対の出力値の最高値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新すると共に、前記点火消火手段により前記ガスバーナーが点火された時に、直近の消火から当該点火に至る期間における前記熱電対の出力値の最低値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新するようにしてもよい。
この構成によれば、点火消火手段によってガスバーナーが消火される度に、直近の点火から当該消火に至る期間における前記熱電対の出力値の最高値が反映された適切な着火判定閾値及び失火判定閾値が定められることとなる。同様に、点火消火手段によってガスバーナーが点火される度に、直近の消火から当該点火に至る期間における熱電対の出力値の最低値が反映された適切な着火判定閾値及び失火判定閾値が定められることとなる。
前記ドラムに、被乾燥物として布団を収容するようにしてもよい。
ここで、ガス乾燥機によって布団を乾燥する場合、乾燥運転の開始直後は、湿った布団がドラムの内周壁に張り付きドラムの内周壁に形成された通風孔を塞ぐので、ドラム内に空気がこもってしまう。これに起因して、燃焼室からドラムへの空気の流通が円滑に進まず、燃焼室の温度が高温となり、この燃焼室の高温化に影響を受けて、着火状態のガスバーナーに対する熱電対の出力値が高くなる傾向がある。同時に、熱電対は、熱電対と炎との距離が近い方が、遠い場合と比較してその出力値が高くなる。従って、ガスバーナーから噴出される炎の揺れが小さい場合の方が、大きい場合と比較して、出力値が高くなる。そして、乾燥工程開始直後は、上述したようにドラム内に空気がこもるため、これに起因して燃焼室からドラムへの空気の流通が円滑に進まず、炎の揺れが小さくなり、着火状態のガスバーナーに対する熱電対の出力値が高くなる傾向がある。一方で、乾燥運転の開始から時間を経るに従って、布団の乾燥が進み、布団がドラムの内周壁からはがれて、ドラムの通風孔を塞がなくなるため、空気の流通が円滑に進み出す。この場合、空気の流通が円滑に進んでいない場合と比較して、燃焼室の温度が低温となる。そして、この燃焼室の低温化に影響を受けて、着火状態のガスバーナーに対する熱電対の出力値が低くなる傾向がある。同時に、燃焼室からドラムへの空気の流通が円滑に進みだすと、炎の揺れが大きくなり、熱電対の出力値が低くなる傾向がある。
そして、上記構成によれば、被乾燥物としてドラムに布団を収容して、当該布団の乾燥を行う場合であっても、上述した乾燥開始後の時間の経過に伴う熱電対の出力値の変動に応じて、着火判定閾値及び失火判定閾値が適切に定められ、確実に、着火状態及び失火状態を判定することができる。
本発明によれば、ガスバーナーの着火状態及び失火状態を確実に検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るガス乾燥機1の筐体の内部構成を模式的に示す図である。
ガス乾燥機1は、コインランドリー等に設けられ、ユーザーが持ち込んだ被乾燥物を乾燥する装置である。ガス乾燥機1は、紙幣や硬貨を投入可能な貨幣投入口10(図2参照)を備えており、この貨幣投入口10を介してユーザーによって支払われた金額に応じた時間分、被乾燥物の乾燥を実行する。本実施形態に係るガス乾燥機1は、被乾燥物として、衣類と比較して大きな被乾燥物である布団を乾燥することが想定されている。
図1に示すように、ガス乾燥機1は、ガスバーナー11が収納された燃焼室12と、この燃焼室12に空気入口13を介して連結された乾燥室14と、この乾燥室14に空気出口15を介して連結された通風室16とを備えている。
燃焼室12は、ガスバーナー11を備えており、燃焼室12に導入された空気をガスバーナー11によって加熱した後、当該空気を空気入口13に連なる燃焼室出口17を通過させ、空気入口13から乾燥室14に導出する部屋である。
ガスバーナー11には、ガスを供給するためのガス供給管18が接続されており、このガス供給管18には、ガスバーナー11へのガスの供給量を調整するガスバルブ19(図2)が設けられている。ガスバーナー11の上面には、複数の火口20が並んで形成されており、着火状態時、ガスバーナー11は、火口20から炎を噴出し、この炎で燃焼室12に導入された空気を加熱する。ガスバーナー11の火口20の近傍には、ガスバーナー11が着火状態にあるか失火状態にあるかを検出する熱電対21が設けられている。熱電対21は、使用温度範囲が0〜約700℃と高温領域で使用できるため、着火状態及び失火状態の検出に利用している。
なお、以下の説明では、点火器22(図2)によって意図的にガスバーナー11に炎を点けることを「点火」といい、ガスバーナー11から炎が噴出している状態のことを「着火状態」といって、これらを区別する。また、ガスバルブ19によってガス供給管18を介したガスの供給を停止して意図的にガスバーナー11の炎を消すことを「消火」といい、ガスバーナー11の炎が消えている状態のことを「失火状態」といって、これらを区別する。
燃焼室12において、燃焼室出口17の近傍には、入口温度センサー23(例えば、サーミスタ)が設けられている。この入口温度センサー23は、燃焼室12から乾燥室14に供給される空気の温度を検出する温度センサーである。なお、入口温度センサー23は、燃焼室12から乾燥室14に供給される空気の温度を適切に検出できる位置に設けられていればよく、例えば、空気入口13の近傍に設けられていてもよい。
乾燥室14は、被乾燥物を乾燥するための部屋であり、円筒状のドラムケース25と、このドラムケース25に収納され、被乾燥物が収納されるドラム26とを備えている。
ドラム26は、その周壁に多数の通風孔が形成された有底円筒形状をしており、内部空間に被乾燥物を投入するための被乾燥物投入口27がその上面に形成されている。ドラム26は、ドラムモーター28(図2)に、このドラムモーター28の出力軸に結合されたプーリー(不図示)を介して接続されており、乾燥運転中、ドラムモーター28の駆動に応じて回転する。これにより、ドラム26内において被乾燥物が回転され、効率の良い乾燥が実現される。乾燥運転中、空気入口13を介して、燃焼室12から高温の空気がドラム26内に導入され、この高温の空気によって被乾燥物の乾燥が行われると共に、乾燥に利用した空気が通風孔及び空気出口15を介して通風室16に導出される。
ガス乾燥機1は、ガス乾燥機1が設置される場所の床や、地面に載置、固定される基礎部29を備えており、この基礎部29に複数のダンパー30を介してドラムケース25が連結されている。このように、ドラムケース25がダンパー30を介して基礎部29に接続されているため、乾燥運転中、ドラム26の回転に伴って、ドラムケース25を含む部材が振動しても、その振動がダンパー30によって緩和され、振動がガス乾燥機1の周囲に伝わることが防止される。
通風室16は、乾燥室14から空気出口15を介して流入した空気をガス乾燥機1の外部へ排出する部屋であり、リントフィルター33とファン34とを備えている。
リントフィルター33は、空気中に含まれる塵埃を除去するフィルターである。
ファン34は、ファンモーター35(図2)に接続され、乾燥運転時、ファンモーター35の駆動に応じて駆動する。ファン34が駆動すると、図1の矢印Y1に示すように、ガス乾燥機1の外部の空気が燃焼室12に導入され、空気入口13を介して乾燥室14のドラム26に流入した後、空気出口15から流出し、通風室16を通ってガス乾燥機1の外部へ排出される、という空気の流れが形成される。
なお、本実施形態に係るガス乾燥機1は、被乾燥物を乾燥する機能のほか、被洗濯物を洗濯する機能も有している。ここで、ガス乾燥機1のドラム26には、ドラム26内に温水を供給する温水供給管38が接続されている。この温水供給管38には、所定温度の温水が流れる給湯管39と、冷水が流れる給水管40とが連結されており、給湯管39には給湯管39を流れる温水を制御する給湯バルブ41が設けられ、給水管40には給水管40を流れる冷水を制御する給水バルブ42が設けられ、これら給湯バルブ41及び給水バルブ42の開度が制御されて、所定の温水が温水供給管38を介してドラム26に供給される構成となっている。また、温水供給管38には、温水供給管38に洗剤を供給するための洗剤供給管43と、柔軟剤を供給するための柔軟剤供給管44とが連結されており、これら供給管を介して温水供給管38を流れる温水に洗剤や柔軟剤を混合することが可能となっている。洗濯動作時、洗濯によって生じる排水は、排水管45から排出される。
図2は、ガス乾燥機1の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ガス乾燥機1は、制御部50と、表示部51と、コインメカ52と、ドアスイッチ53と、ドラムインバーター54と、ドラムモーター28と、ファンインバーター55と、ファンモーター35と、ガスバルブ19と、点火器22と、熱電対21と、入口温度センサー23と、を備えている。
制御部50は、ガス乾燥機1の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行部としてのCPUや、このCPUに実行される基本制御プログラムや、この基本制御プログラムに係るデータ等を不揮発的に記憶するROM、CPUに実行されるプログラムやこのプログラムに係るデータ等を一時的に記憶するRAM、その他の周辺回路等を備えている。
この制御部50は、運転時間タイマー部60と、タイマー時間制御部61と、乾燥運転制御部62と、表示制御部63と、投入金額検出部64と、点火器制御部65と、着火失火検出部66と、入口温度検出部67と、着火失火判定閾値更新部68と、を備えている。これら制御部50が備える各部の機能は、例えば、制御部50が備えるCPUがROMに記憶されたプログラムを実行する等して実現される。
制御部50が備える運転時間タイマー部60は、乾燥運転開始後の経過時間を計測する。
また、制御部50が備えるタイマー時間制御部61は、図示せぬ発振器が生成した基準クロックに基づいて各種計時動作を実行する。
また、制御部50が備える乾燥運転制御部62は、運転時間タイマー部60が計測した経過時間を参照し、乾燥運転を開始してから、ユーザーの投入金額に応じて定められる所定の時間が経過するまでの間、ガス乾燥機1の各部を制御して、乾燥運転を実行する。
表示部51は、ガス乾燥機1の筐体に設けられたLEDや液晶表示パネル等の表示機器に接続され、制御部50が備える表示制御部63の制御の下、当該表示機器にユーザーによって投入された金額や、運転残時間、運転中に発生した異常等の各種情報を表示する。
コインメカ52は、ユーザーが紙幣や硬貨を投入する貨幣投入口10を備え、貨幣投入口10に投入された紙幣や貨幣を検出し、制御部50に出力する。制御部50が備える投入金額検出部64は、コインメカ52の出力値に基づいて、ユーザーが投入した金額の合計を検出する。
ドアスイッチ53は、ドラム26の被乾燥物投入口27に被乾燥物の出し入れを行うためのドア(不図示)が開状態か閉状態かを検出するためのセンサーである。例えば、ドアスイッチ53は、ドアが閉状態の場合オンとなり、ドアが開状態の場合オフとなるスイッチ式センサーである。制御部50は、ドアスイッチ53の出力値に基づいて、ドアが開状態か閉状態かを検出する。ユーザーは、ドラム26に被乾燥物を投入し、また、ドラム26から被乾燥物を取り出す場合、ドアを開状態とし、被乾燥物投入口27を露出させて、これら動作をおこなう。
ドラムインバーター54は、ドラムモーター28と接続されており、制御部50は、ドラムインバーター54の周波数を制御することによって、ドラムモーター28の駆動を制御し、ドラム26の駆動を制御する。
ファンインバーター55は、ファンモーター35と接続されており、制御部50は、ファンインバーター55の周波数を制御することによって、ファンモーター35の駆動を制御し、ファン34の駆動を制御する。
ガスバルブ19は、制御部50の制御の下、その開度が制御され、ガス供給管18を介してガスバーナー11に供給されるガスの量を調整する。
点火器22は、制御部50の点火器制御部65から点火信号が入力された場合、ガスバーナー11を点火する。
熱電対21は、ガスバーナー11が着火状態にあるか失火状態にあるかを検出するためのセンサーである。上述したように、熱電対21は、ガスバーナー11の火口20の近傍に設けられており、検出温度に応じた電圧信号を出力する。熱電対21が出力した電圧信号は、図示せぬA/Dコンバーターにおいてデジタルデータに変換され、制御部50に出力される。熱電対21の出力値は、例えば、値「0」〜値「255」(8ビット)の階調データである。
制御部50が備える着火失火検出部66は、熱電対21の出力値が着火判定閾値TSより大きい場合、ガスバーナー11が着火状態にあると判別し、熱電対21の出力値が失火判定閾値SSより小さい場合、ガスバーナー11が失火状態にあると判別する。本実施形態では、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSは、固定値ではなく、熱電対21の出力値に応じて変動する変動値であるが、これについては後述する。
入口温度センサー23は、燃焼室12の燃焼室出口17の近傍に設けられ、燃焼室12から乾燥室14のドラム26に供給される空気の温度を検出するためのセンサーである。制御部50が備える入口温度検出部67は、入口温度センサー23の出力値に基づいて、燃焼室12から乾燥室14に供給される空気の温度を検出する。
制御部50が備える着火失火判定閾値更新部68については、後述する。
次いで、ガス乾燥機1の乾燥運転時における基本的な動作について説明する。
図3は、乾燥運転開始後の経過時間と、燃焼室12からドラム26に供給される空気の温度との関係を表すグラフである。
まず、ユーザーは、上述したドアを開状態とし、ドラム26に形成された被乾燥物投入口27を露出し、ドラム26内に被乾燥物を投入した後、ドアを閉状態とする。なお、制御部50は、ドアスイッチ53の出力値に基づいて、ドアが開状態か閉状態かを検出し、ドアが開状態である限り、乾燥運転を実行しない。
次に、ユーザーは、貨幣投入口10に使用料金に応じた紙幣、硬貨を投入し、乾燥運転を開始するための運転開始スイッチ(不図示)を操作する。
運転開始スイッチが操作されると、制御部50は、ファンインバーター55によってファンモーター35を駆動し、ファン34を駆動する。これにより、上述したように、図1の矢印Y1に示す空気の流れが形成される。次に、制御部50は、ドラムインバーター54によってドラムモーター28を駆動して、ドラム26を回転する。同時に、制御部50は、ガスバルブ19を開状態としてガスバーナー11にガスを供給すると共に、点火器22に点火信号を出力して、ガスバーナー11を点火する。
これにより、燃焼室12においてガスバーナー11が着火状態となり、このガスバーナー11によって加熱された空気が、空気入口13を介して乾燥室14のドラム26に流入し、ドラム26に収納された被乾燥物に接触して、被乾燥物を乾燥する。ドラム26において被乾燥物に接触した空気は、空気出口15を介して通風室16へ流入した後、ガス乾燥機1の外部へ排出される。
制御部50は、運転時間タイマー部60が計測した乾燥運転開始後の経過時間が、ユーザーが支払った使用料金に対応する所定の運転時間に至るまで上述した動作を継続して実行し、被乾燥物の乾燥を行う。
制御部50は、乾燥運転実行中、燃焼室12からドラム26に供給される空気の温度が、第1所定温度及び第2所定温度(第1所定温度>第2所定温度)の範囲内にあるようにガス乾燥機1の動作を制御する。具体的には、図3を参照して、入口温度センサー23の出力値に基づいて、制御部50の入口温度検出部67がドラム26に供給される空気の温度を検出し、制御部50は、入口温度検出部67により検出された温度が第1所定温度を上回る場合(図3のポイントPA1、PA2、PA3)、ガスバルブ19を制御してガスバーナー11を消火し、第2所定温度を下回る場合(ポイントPB1、PB2)、点火器制御部65により点火器22に点火信号を出力してガスバーナー11を点火する。
これにより、乾燥運転実行中、図3に示すように、燃焼室12からドラム26に供給される空気の温度が、第1所定温度及び第2所定温度の範囲内に維持される。
また、制御部50の着火失火検出部66は、乾燥運転実行中、ガスバーナー11が着火状態にあるか失火状態にあるかを検出する。これは、ガスバーナー11を点火したにもかかわらずガスバーナー11が失火状態にあることや、ガスバーナー11を消火したにもかかわらずガスバーナー11が着火状態にあることを検出し、これらの事態が検出された場合、表示部51にその旨表示してこれら事態が発生していることを報知したり、また、安全を確保するために乾燥運転を停止したりする等、これらの事態に応じた適切な処理を行うためである。
このように、乾燥運転実行中、制御部50の着火失火検出部66は、ガスバーナー11が着火状態にあるか失火状態にあるかを検出する。具体的には、上述したように、熱電対21の出力値が着火判定閾値TSより大きい場合、ガスバーナー11が着火状態にあると判別し、熱電対21の出力値が失火判定閾値SSより小さい場合、ガスバーナー11が失火状態にあると判別する。
ここで、熱電対21は、検出温度に応じて電圧信号を出力するものであり、同じようにガスバーナー11が着火状態にある場合、又は、失火状態にある場合であっても、熱電対21とガスバーナー11の炎との距離、燃焼室12の温度、燃焼室12を流れる空気の流速等の影響を受けるので、熱電対21の出力値が異なる恐れがある。
特に、本実施形態に係るガス乾燥機1は、布団を乾燥することを想定した乾燥機であるが、ガス乾燥機1によって布団を乾燥する場合、乾燥運転の開始直後は、湿った布団がドラム26の内周壁に張り付きドラム26の内周壁に形成された通風孔を塞ぐので、ドラム26から通風室16へ空気が円滑に流出せず、この結果、ドラム26に高温の空気がこもった状態となる。これに起因して、燃焼室12からドラム26への空気の流通が円滑に進まず、燃焼室12の温度が高温となり、この燃焼室12の高温化に影響を受けて、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が高くなる傾向がある。
さらに、熱電対21は、熱電対21と炎との距離が近い方が、遠い場合と比較してその出力値が高くなる。従って、ガスバーナー11から噴出される炎の揺れが小さい場合の方が、大きい場合と比較して、出力値が高くなる。そして、乾燥工程開始直後は、上述したようにドラム26から通風室16への空気の流通が円滑に進まず、その結果、燃焼室12からドラム26への空気の流通が円滑に進まなくなるので、炎の揺れが小さくなり、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が高くなる傾向がある。
一方で、ガス乾燥機1によって布団を乾燥する場合、乾燥運転の開始から時間を経るに従って、布団の乾燥が進み、ドラム26の内周壁から布団がはがれ、布団がドラム26に形成された通風孔を塞がなくなるため、ドラム26から通風室16への空気の流通が円滑に進むと共に、燃焼室12からドラム26への空気の流通が円滑に進む。この場合、空気の流通が円滑に進んでいない場合と比較して、燃焼室12の温度が低温となる。そして、この燃焼室12の低温化に影響を受けて、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が低くなる傾向がある。さらに、燃焼室12からドラム26への空気の流通が円滑に進みだすと、炎の揺れが大きくなり、熱電対21の出力値が低くなる傾向がある。
以上を踏まえて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを固定値とした場合を想定する。この想定下において、ガス乾燥機1によって布団を乾燥する場合、上述した理由により、乾燥運転の開始から時間を経るに従って、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が低くなっていき、当該出力値が着火判定閾値TSを下回り続ける可能性がある。この場合、ガスバーナー11が着火状態となっても、着火失火検出部66によってガスバーナー11が着火状態にあることを検出できない。
以上を鑑み、本実施形態では、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを変動値とした上で、以下の動作によって、適宜、これら閾値を適切に定めることにより、ガスバーナー11の着火状態及び失火状態を確実に検出している。
なお、図4を参照して、本実施形態に係るガス乾燥機1については、着火状態のガスバーナー11に対して熱電対21が実際に出力する出力値の最高値Rと、失火状態のガスバーナー11に対して熱電対21が実際に出力する出力値の最低値Lとの中間の値、すなわち、式「{(最高値R−最低値L)×0.5}+最低値L」によって算出される着火判定閾値TS(図4参照)を、熱電対21の出力値が上回った場合には、確実に、ガスバーナー11が着火状態にあると判定できることが、事前の実験等によって判明しているものとする。
同様に、着火状態のガスバーナー11に対して実際に熱電対21が出力する出力値の最高値Rと、失火状態のガスバーナー11に対して実際に熱電対21が出力する出力値の最低値Lとの差を「1」とした場合において、最低値Lから「0.3」離れた値、すなわち、式「{(最高値R−最低値L)×0.3}+最低値L」によって算出される失火判定閾値SS(図4参照)を、熱電対21の出力値が下回った場合には、確実に、ガスバーナー11が失火状態にあると判定できることが、事前の実験等によって判明しているものとする。
そして、本実施形態では、以下の動作を実行することにより、最高値R及び最低値Lに応じて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを適切に変動させる。
なお、上述の2つの式は、上述の内容に限らず、ガス乾燥機1の構造、使用するガスの種類、熱電対21とガスバーナー11との位置関係等に基づいて、また、事前の実験の結果に基づいて、適切に定められる。
図5は、ガス乾燥機1の動作を示すフローチャートである。
なお、以下の説明では、ガス乾燥機1によって布団を乾燥する場合を例にして説明する。この場合、上述したように、乾燥運転の開始から時間を経るに従って、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が低下していく。
また、以下の動作において、制御部50は、着火失火判定手段、閾値更新手段、温度検出手段、及び点火消火手段として機能する。
まず、乾燥運転の開始の指示がされると、制御部50の点火器制御部65は、点火器22に点火信号を出力し、ガスバーナー11を点火する(ステップSA1)
次に、制御部50の入口温度検出部67は、入口温度センサー23の出力値に基づいて、燃焼室12からドラム26へ流入する空気の温度(以下、「燃焼室出口温度」という)が、第1所定温度を上回るか否かを判別する(ステップSA2)。
ステップSA2において燃焼室出口温度が第1所定温度を下回る場合(ステップSA2:NO)、制御部50は、直近の点火後の熱電対21の出力値の最高値によって、変数である最高値MAXを更新し(ステップSA3)、処理をステップSA2に戻す。この最高値MAXは、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを求める際に使用する着火レベルTL(変数)を定めるための変数である。
ここで、ステップSA3における動作について詳述する。
図6は、乾燥運転開始後の経過時間と、熱電対21の出力値との関係を表すグラフである。図6のポイントPA1、PA2、PA3、PB1、PB2は、それぞれ、図3のポイントPA1、PA2、PA3、PB1、PB2に対応している。
ステップSA3では、直近の点火から、次に消火が行われるまでの間、熱電対21の出力値を所定のサンプリング周期で取得し、最高値MAXに入っている値よりも、取得した出力値が大きい場合、当該出力値によって最高値MAXの値を上書き更新する。これにより、次に消火が行われた時には、最高値MAXには、直近の点火から当該消火に至るまでの間における熱電対21の出力値の最高値が格納されていることとなる。
図6を例にして説明すると、ポイントP0(乾燥運転の開始に伴う1回目の点火)からポイントPA1に至るまでの間、最高値MAXが、ポイントP0以後における熱電対21の出力値の最高値によって更新され続ける。そして、ポイントPA1の時点では、最高値MAXに、着火状態期間HA1(ポイントP0〜ポイントPA1)における熱電対21の出力値の最高値が格納される。
同様に、ポイントPB1からポイントPA2に至るまでの間、最高値MAXが、ポイントPB1以後における熱電対21の出力値の最高値によって更新され続ける。そして、ポイントPA2の時点では、最高値MAXに、着火状態期間HA2(ポイントPB1〜ポイントPA2)における熱電対21の出力値の最高値が格納される。
さらに同様に、ポイントPB2からポイントPA3に至るまでの間、最高値MAXが、ポイントPB2以後における熱電対21の出力値の最高値によって更新され続ける。そして、ポイントPA3の時点では、最高値MAXに、着火状態期間HA3(ポイントPB2〜ポイントPA3)における熱電対21の出力値の最高値が格納される。
さて、前掲図5に戻り、ステップSA2において、燃焼室出口温度が第1所定温度を上回る場合(ステップSA2:YES)、制御部50は、燃焼室出口温度を第1所定温度よりも低くすべく、ガスバルブ19を制御して、ガスバーナー11を消火する(ステップSA4)。
次に、制御部50は、変数である着火レベルTLに、最高値MAXの値を格納する(ステップSA5)。ステップSA5では、最高値MAXには、直近の点火からステップSA4における消火に至る期間における熱電対21の出力値の最高値が格納されており、この値が着火レベルTLに格納される。なお、ステップSA5の処理後、最高値MAXの値は、クリアされる。
次に、制御部50の着火失火判定閾値更新部68は、所定の計算式に基づいて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを算出(更新)する(ステップSA6)。本実施形態では、着火判定閾値TSを求める計算式は、式X「{(着火レベルTL−失火レベルSL)×0.5}+失火レベルSL」であり、失火判定閾値SSを求める計算式は、式Y「{(着火レベルTL−失火レベルSL)×0.3}+失火レベルSL」である。
ここで、失火レベルSLの値が変わらないとすると、着火レベルTLの値が低下した場合、これに対応して式Xで求められる着火判定閾値TSも低下すると共に、式Yで求められる失火判定閾値SSも低下する。図4の例では、最高値R(着火レベルTLに該当)が低下すると、これに対応して着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSが低下する。
つまり、式Xによって着火判定閾値TSを求めた場合、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が、乾燥運転開始からの経過時間に応じて低下していく場合であっても、この低下に対応して着火判定閾値TSが適切に低下する。例えば、図6を参照して、ポイントPA1に至った時に算出する着火判定閾値TSの値が着火判定閾値TS1であった場合、ポイントPA2に至った時に算出する着火判定閾値TSの値は、着火判定閾値TS1よりも低い着火判定閾値TS2となる。なぜなら、ポイントPA1における着火レベルTLは着火状態期間HA1における熱電対21の出力値の最高値である出力値R1である一方、ポイントPA2における着火レベルTLは、着火状態期間HA2における熱電対21の出力値の最高値である出力値R2(<出力値R1)だからである。
これにより、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が、乾燥運転開始からの経過時間に応じて低下していく場合であっても、この低下に対応して着火判定閾値TSが適切に低下するため、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が着火判定閾値TSを下回り続けることを防止でき、確実にガスバーナー11の着火状態を検出することができる。
なお、同一条件下における着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が、乾燥運転開始からの経過時間に応じて上昇していく場合は、式Xの計算式によって、着火判定閾値TSが適切に上昇する。
さて、前掲図5に戻り、ステップSA7において、制御部50の入口温度検出部67は、入口温度センサー23の出力値に基づいて、燃焼室出口温度が、第2所定温度を下回るか否かを判別する(ステップSA7)。燃焼室出口温度が第2所定温度を上回る場合(ステップSA7:NO)、制御部50は、直近の消火(直近のステップSA4における消火)後の熱電対21の出力値の最低値によって、変数である最低値MINを更新し(ステップSA8)、処理をステップSA7に戻す。
ここで、ステップSA8における動作について図6を用いて詳述する。
ステップSA8では、直近の消火から、次に点火が行われるまでの間、熱電対21の出力値を所定のサンプリング周期で取得し、最低値MINに入っている値よりも、取得した出力値が小さい場合、当該出力値によって最低値MINの値を上書き更新する。これにより、次に点火が行われた時には、最低値MINには、直近の消火から当該点火に至るまでの間における熱電対21の出力値の最低値が格納されていることとなる。
図6を例にして説明すると、ポイントPA1からポイントPB1に至るまでの間、最低値MINが、ポイントPA1以後における熱電対21の出力値の最低値によって更新され続ける。そして、ポイントPB1の時点では、最低値MINに、失火状態期間HB1(ポイントPA10〜ポイントPB1)における熱電対21の出力値の最低値が格納される。
同様に、ポイントPA2からポイントPB2に至るまでの間、最低値MINが、ポイントPA2以後における熱電対21の出力値の最低値によって更新され続ける。そして、ポイントPB2の時点では、最低値MINに、失火状態期間HB2(ポイントPA2〜ポイントPB2)における熱電対21の出力値の最低値が格納される。
さて、前掲図5に戻り、ステップSA7において、燃焼室出口温度が第2所定温度を下回る場合(ステップSA7:YES)、制御部50の点火器制御部65は、燃焼室出口温度を第2所定温度よりも高くすべく、点火器22に点火信号を出力して、ガスバーナー11を点火する(ステップSA9)。
次に、制御部50は、変数である失火レベルSLに、最低値MINの値を格納する(ステップSA10)。ステップSA10では、最低値MINには、直近の点火からステップSA9における消火に至る期間における熱電対21の出力値の最低値が格納されており、この値が失火レベルSLに格納される。ステップSA10の処理後、最低値MINの値は、クリアされる。
次に、制御部50の着火失火判定閾値更新部68は、上述した式X及び式Yを用いて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを算出(更新)する(ステップSA11)。
ここで、算出された着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSは、着火レベルTLと失火レベルSLとが反映された適切な値となる。
次に、制御部50は、処理をステップSA2へ戻す。制御部50は、乾燥運転を実行している間、図5のフローチャートに示す動作を継続して実行する。
以上説明したように、本実施形態に係るガス乾燥機1は、被乾燥物を収容するドラム26と、ガスバーナー11を備える燃焼室12とを備え、燃焼室12でガスバーナー11により加熱した空気をドラム26に導入して被乾燥物の乾燥を行う。
そして、ガスバーナー11に熱電対21を設け、熱電対21の出力値が着火判定閾値TSを上回る場合にガスバーナー11の着火状態を判定すると共に、熱電対21の出力値が失火判定閾値SSを下回る場合にガスバーナー11の失火状態を判定する。また、乾燥運転中の所定の期間(例えば、着火状態期間HA1)における熱電対21の出力値に基づいて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを更新する。
これによれば、所定の期間における熱電対21の出力値に基づいて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSが定められる。このため、所定の期間における熱電対21の出力値の状態を反映させた上で、熱電対21の着火状態及び失火状態を判定する上で適切な着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを定めることができ、この定めた着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを用いて確実にガスバーナー11の着火状態及び失火状態を検出することができる。
また、本実施形態では、入口温度センサー23によって燃焼室12からドラム26に流入する空気の温度(燃焼室出口温度)を検出し、検出された温度が、第1所定温度を上回る場合にガスバーナー11を消火すると共に、第1所定温度より低い第2所定温度を下回る場合にガスバーナー11を点火する。そして、制御部50の着火失火判定閾値更新部68は、ガスバーナー11が点火されている状態の所定の着火状態期間(例えば、着火状態期間HA1)における熱電対21の出力値、及び、ガスバーナー11が消火されている状態の所定の失火状態期間(例えば、失火状態期間HB1)における熱電対21の出力値に基づいて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを算出(更新)する。
これによれば、ガスバーナー11が点火されている状態の所定の着火状態期間における熱電対21の出力値、及び、ガスバーナー11が消火されている状態の所定の失火状態期間における熱電対21の出力値に基づいて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを定めることにより、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値の状態、及び、失火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の状態を共に反映させた上で、熱電対21の着火状態及び失火状態を判定する上で適切な着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを定めることができる。
また、本実施形態では、制御部50の着火失火判定閾値更新部68は、ガスバーナー11が消火された時、及び、ガスバーナー11が点火された時に、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを更新する。
これによれば、ガスバーナー11が消火される度に、当該消火に至るまでの熱電対21の出力値の状態が反映された適切な着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを定めることができる。同様に、ガスバーナー11が着火される度に、当該着火に至るまでの熱電対21の出力値の状態が反映された適切な着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを定めることができる。
また、本実施形態では、着火失火判定閾値更新部68は、ガスバーナー11が消火された時に、直近の点火から当該消火に至る期間における熱電対21の出力値の最高値に基づいて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを更新すると共に、ガスバーナー11が点火された時に、直近の消火から当該点火に至る期間における熱電対21の出力値の最低値に基づいて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSを更新する。
これによれば、ガスバーナー11が消火される度に、直近の点火から当該消火に至る期間における熱電対21の出力値の最高値が反映された適切な着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSが定められることとなる。同様に、ガスバーナー11が点火される度に、直近の消火から当該点火に至る期間における熱電対21の出力値の最低値が反映された適切な着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSが定められることとなる。
また、本実施形態に係るガス乾燥機1は、被乾燥物として布団を乾燥する。
ここで、ガス乾燥機1によって布団を乾燥する場合、乾燥運転の開始直後は、湿った布団がドラム26の内周壁に張り付きドラム26の内周壁に形成された通風孔を塞ぐので、ドラム26から通風室16へ空気が円滑に流出せず、この結果、ドラム26に高温の空気がこもった状態となる。これに起因して、燃焼室12の温度が高温となり、この燃焼室12の高温化に影響を受けて、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が高くなる傾向がある。さらに、熱電対21は、熱電対21と炎との距離が近い方が、遠い場合と比較してその出力値が高くなる。従って、ガスバーナー11から噴出される炎の揺れが小さい場合の方が、大きい場合と比較して、出力値が高くなる。そして、乾燥工程開始直後は、上述したようにドラム26から通風室16への空気の流通が円滑に進まず、その結果、燃焼室12からドラム26への空気の流通が円滑に進まなくなるので、炎の揺れが小さくなり、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が高くなる傾向がある。一方で、ガス乾燥機1によって布団を乾燥する場合、乾燥運転の開始から時間を経るに従って、布団の乾燥が進み、ドラム26の内周壁から布団がはがれ、布団がドラム26に形成された通風孔を塞がなくなるため、ドラム26から通風室16への空気の流通が円滑に進むと共に、燃焼室12からドラム26への空気の流通が円滑に進む。この場合、空気の流通が円滑に進んでいない場合と比較して、燃焼室12の温度が低温となる。そして、この燃焼室12の低温化に影響を受けて、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が低くなる傾向がある。さらに、燃焼室12からドラム26への空気の流通が円滑に進みだすと、炎の揺れが大きくなり、熱電対21の出力値が低くなる傾向がある。
しかしながら、本実施形態によれば、布団の乾燥を行う場合であっても、上述した乾燥開始後の時間の経過に伴う熱電対21の出力値の変動に応じて、着火判定閾値TS及び失火判定閾値SSが適切に定められ、確実に、着火状態及び失火状態を判定することができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が、時間の経過と共に上昇する場合であっても、本発明を応用できる。すなわち、図4を参照して、上記の場合、「着火状態のガスバーナー11に対して実際に熱電対21が出力する出力値の最高値R」が、時間の経過と共に上昇することとなるが、これに応じて、着火判定閾値TS、及び、失火判定閾値SSが適切に上昇する。
なお、着火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が上がっていく場合として、冬の寒い日に、乾燥運転を開始した場合であって、当該乾燥運転と同時にガス乾燥機1が設置された部屋を暖めた場合がある。
また例えば、失火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が、時間の経過と共に上昇する場合であっても、本発明を応用できる。すなわち、図4を参照して、上記の場合、「失火状態のガスバーナー11に対して実際に熱電対21が出力する出力値の最低値L」が、時間の経過と共に上昇することとなるが、これに応じて、着火判定閾値TS、及び、失火判定閾値SSが適切に上昇する。
なお、失火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が上がっていく場合として、ガス乾燥機1が設置された部屋を暖房し、その影響を受ける場合がある。
また例えば、失火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が、時間の経過と共に低下する場合であっても、本発明を応用できる。すなわち、図4を参照して、上記の場合、「失火状態のガスバーナー11に対して実際に熱電対21が出力する出力値の最低値L」が、時間の経過と共に低下することとなるが、これに応じて、着火判定閾値TS、及び、失火判定閾値SSが適切に低下する。
なお、失火状態のガスバーナー11に対する熱電対21の出力値が低下していく場合として、ガス乾燥機1が設置された部屋を冷房し、その影響を受ける場合がある。
本実施形態に係るガス乾燥機を示す図である。 ガス乾燥機の機能的構成を示すブロック図である。 乾燥運転開始後の経過時間と、燃焼室出口の温度との関係を表すグラフである。 熱電対の出力値を示す図である。 ガス乾燥機の動作を示すフローチャートである。 乾燥運転開始後の経過時間と、熱電対の出力値との関係を表すグラフである。
1 ガス乾燥機
11 ガスバーナー
12 燃焼室
21 熱電対
23 入口温度センサー
26 ドラム
50 制御部(着火失火判定手段、閾値更新手段、温度検出手段、点火着火手段)

Claims (5)

  1. 被乾燥物を収容するドラムと、ガスバーナーを備える燃焼室とを備え、前記燃焼室で前記ガスバーナーにより加熱した空気を前記ドラムに導入して被乾燥物の乾燥を行うガス乾燥機において、
    前記ガスバーナーの近傍に着火状態及び失火状態を検出するための熱電対を設け、
    前記熱電対の出力値が着火判定閾値を上回る場合に前記ガスバーナーの着火状態を判定すると共に、前記熱電対の出力値が失火判定閾値を下回る場合に前記ガスバーナーの失火状態を判定する着火失火判定手段と、
    被乾燥物の乾燥中の所定の期間における前記熱電対の出力値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新する閾値更新手段と、
    を備えることを特徴とするガス乾燥機。
  2. 前記燃焼室から前記ドラムに供給される空気の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度が、第1所定温度を上回る場合に前記ガスバーナーを消火すると共に、前記第1所定温度より低い第2所定温度を下回る場合に前記ガスバーナーを点火する点火消火手段と、を備え、
    前記閾値更新手段は、
    前記点火消火手段によって前記ガスバーナーが点火されている状態の所定の着火状態期間における前記熱電対の出力値、及び、前記点火消火手段によって前記ガスバーナーが消火されている状態の所定の失火状態期間における前記熱電対の出力値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新することを特徴とする請求項1に記載のガス乾燥機。
  3. 前記閾値更新手段は、
    前記点火消火手段により前記ガスバーナーが消火された時、及び、前記点火消火手段により前記ガスバーナーが点火された時に、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新することを特徴とする請求項2に記載のガス乾燥機。
  4. 前記閾値更新手段は、
    前記点火消火手段により前記ガスバーナーが消火された時に、直近の点火から当該消火に至る期間における前記熱電対の出力値の最高値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新すると共に、前記点火消火手段により前記ガスバーナーが点火された時に、直近の消火から当該点火に至る期間における前記熱電対の出力値の最低値に基づいて、前記着火判定閾値及び前記失火判定閾値を更新することを特徴とする請求項3に記載のガス乾燥機。
  5. 前記ドラムに、被乾燥物として布団を収容することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のガス乾燥機。
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