JP2002159530A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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Abstract
ナを使用したテープファスナを一時的におむつ内面に止
着して、おむつの取り扱いを容易にする。 【解決手段】 使い捨ておむつ1の側縁部から延出する
テープファスナ21が、おむつ内面に折り重ねられ、お
むつ1の内面とファスナ21の内面とが部分31におい
て局部的に溶着される。
Description
ープファスナを有する使い捨ておむつに関する。
に、後胴周り域の左右側縁部から延出するテープファス
ナを前胴周り域の所要部位に着脱させる手段を利用する
ことは周知である。かかるテープファスナに、雌雄一対
の止着部材で構成されるメカニカルファスナの一方の部
材を使用することも周知である。例えば、米国特許第
4,869,724号に開示された使い捨ておむつで
は、フック形状の止着部材を有するテープファスナが胴
周り側縁部から延出している。このおむつを着用すると
きには、その部材を前身頃外面に形成されたランディン
グゾーンに止着する。
は、テープファスナがおむつの側縁部から延出したまま
の状態にあって、フック形状の止着用雄部材が露出して
いるから、これを着用する前には、例えばおむつを保管
しているときには、その止着部材が周囲の様々なものに
引っ掛かり易く、母親にとっては、何枚ものおむつをき
れいに整理整頓しておくことが難しい場合もある。しか
しながら、このテープファスナが邪魔にならないよう
に、ファスナを一時的に止着しておくことができるよう
な相手方のファスナ部材をおむつ内面に取り付けておく
ことは、著しいコストの上昇を招く。
この種メカニカルファスナを利用したテープファスナが
おむつを取り扱うときの支障にならないようにすること
を課題にしている。
に、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、
不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸
液性コアとからなり、前後方向が前胴周り域と、後胴周
り域と、これら両胴周り域間に位置する股下域とによっ
て構成され、前記前後胴周り域のうちの一方の左右両側
縁からテープファスナが延出し、該テープファスナがも
う一方の胴周り域の所要部位に着脱自在な使い捨ておむ
つである。
徴とするところは、前記使い捨ておむつ内面の少なくと
も前記テープファスナの基端部近傍および/または前記
テープファスナの内面の少なくとも一部が熱溶融性材料
で構成され、前記テープファスナがその内面を内側にし
て前記基端部近傍におけるおむつ内面に折り重ねられ、
かつ、前記基端部近傍におけるおむつ内面とテープファ
スナ内面とが、前記熱溶融性材料で構成された部位にお
いて、互いに離脱可能な程度に熱エンボスまたは超音波
溶着のいずれかで溶着していることである。
の一つが特徴とするところは、前記使い捨ておむつ内面
の少なくとも前記テープファスナの基端部近傍および前
記テープファスナが、熱溶融性材料で構成され、前記テ
ープファスナが、その内面を内側にして前記基端部近傍
におけるおむつ内面に折り重ねられ、かつ、前記基端部
近傍におけるおむつ内面とテープファスナ内面とが、互
いに離脱可能な程度に熱エンボスまたは超音波溶着のい
ずれかで溶着していることである。
かかる使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとお
りである。
おむつ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シー
ト3と、吸液性コア4とからなり、前後方向が前胴周り
域6と、後胴周り域7と、これら両胴周り域6,7間に
位置する股下域8とによって構成されている。表裏面シ
ート2,3は、コア4の周縁から延出する部分で互いに
接合し、前後各胴周り域6,7における側縁部11,1
2、股下域8における左右脚周り側縁部13、および前
後各胴周り域6,7における前後端縁部14,16を形
成している。脚周り側縁部13と前後端縁部14,16
とでは、脚周り弾性部材17と前後胴周り弾性部材1
8,19とが表裏面シート2,3の少なくとも一方の内
面に伸長状態で接合している。後胴周り域7の左右側縁
部12には、側方へ延出可能なテープファスナ21が配
置されている。図では、左右一対のテープファスナ21
のうちの一方のファスナ21が、おむつ1の内面に折り
重ねられ、もう一方のファスナ21が側方へ延出した状
態にある。
は、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹脂を原料とする
不織布または開孔フィルムが使用され、裏面シート3に
は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹
脂のフィルムが使用されている。テープファスナ21
は、ポリプロピレン等の熱溶融性合成樹脂を原料とする
不織布および/またはフィルムからなるテープ基材22
の内面に止着部23が形成されたものであって、ファス
ナ21の基端となる内端部24がおむつ側縁部12に固
着し、外端部26が側縁部12から延出可能である。外
端部26の内面には止着部23があり、止着部23の外
側端寄りには摘持部28がある。
る。テープファスナ21は、内端部24が表裏面シート
2,3それぞれの内面にホットメルト接着剤(図示せ
ず)を介して固着し、外端部26が表面シート2の外面
に折り重ねられ、テープ基材22からなる摘持部28の
うちの極く狭い部分31が表面シート2と溶着してい
る。この溶着部分31は、0.3〜2.0mm2の面積
を有し、摘持部28に1〜3箇所形成されている。図1
に例示した部分31は、摘持部28において小さなMの
字を描いている。止着部23は、商品名マジックテープ
等で知られる雌雄一対の止着部材で構成されるメカニカ
ルファスナのうちの雄の部材を外端部26の内面に溶着
等の手段(図示せず)で固着することにより形成されて
いる。
は、摘持部28を持って、おむつの内面(表面シート2
の外面)から引き起こすようにすると、部分31におい
てテープファスナ21の外端部26がおむつ内面から離
脱し、仮想線のごとく使用可能な状態になる。かかるテ
ープファスナ21の離脱は、部分31におけるファスナ
21の表面シート2からの剥離、ファスナ21または表
面シート2の部分31におけるむしれ等によって可能に
なる。
同様の図面である。このおむつ1では、表面シート2の
幅が裏面シート3のそれよりも狭く、表面シート2の側
縁から延出する裏面シート3の側縁部分が第2表面シー
ト32によって覆われ、両シート3,32がホットメル
ト接着剤(図示せず)を介して接合している。テープフ
ァスナ21は、内端部24が第2表面シート32と裏面
シート3との内面に固着し、摘持部28の溶着部分31
では、摘持部28と第2表面シート32と内端部24と
が溶着して一体となっている。かかるテープファスナ2
1もまた、摘持部28を持って引き上げると、おむつ内
面(第2表面シート32の外面)から簡単に離脱する。
使い捨ておむつをこのように構成すると、第2表面シー
ト32に表面シート2よりも引き裂き強度の高い素材を
使用して、テープファスナ21が離脱するときのおむつ
内面側の損傷を軽微にすることが可能になる。また、第
2表面シート32には表面シート2とは異なる熱溶融特
性の素材を使用してテープファスナ21とのより好まし
い溶融特性の組合せを実現することが容易になる。例え
ば、第2表面シート32にはテープファスナ21の基材
22よりも溶融温度の高い素材を使用して、溶着部分3
1における第2表面シート32の表面平滑度の損傷を軽
微にすることができる。
ープファスナ21の外端部26が部分31においてのみ
おむつ内面に溶着していればよいから、テープファスナ
21とおむつ1の表面シート2(または第2表面シート
32)とは、その部分31に対応する部分とその近傍と
が熱溶着性であればよい。それゆえ、おむつ1の内面
は、テープファスナ21の内端部24とその近傍だけを
所要の熱溶融特性を有するシートで被覆してもよい。ま
た、内端部24がおむつ内面に露出して、そこに外端部
26が溶着していてもよい。さらにはまた、おむつ内面
と外端部26内面のいずれか一方のみを溶融して、それ
を溶融していない相手方に接合することも可能である。
外端部26をおむつ内面に溶着するには、熱エンボス加
工技術や超音波溶着技術を利用することができる。
メカニカルファスナを使用したテープファスナがおむつ
内面に折り重ねられ、該内面に対して離脱可能に溶着さ
れているから、このおむつを取り扱う際にテープファス
ナは邪魔になることがない。
フック形状の雄ファスナは、そのフック先端が鋭利であ
れば、不織布製の表面シートに一時的に止着してこの発
明と同様の目的を達成することも可能である。しかしな
がら、そのようなフック先端の肌への刺激を抑えるため
にその鋭利さを柔らげると、表面シートへの一時的な止
着が不可能になる。この発明に係る使い捨ておむつは、
そのような肌を刺激することのないテープファスナを使
用する場合に優れた効果を発揮する。
Claims (5)
- 【請求項1】 透液性表面シートと、不透液性裏面シー
トと、これら両シート間に介在する吸液性コアとからな
り、前後方向が前胴周り域と、後胴周り域と、これら両
胴周り域間に位置する股下域とによって構成され、前記
前後胴周り域のうちの一方の左右両側縁からテープファ
スナが延出し、該テープファスナがもう一方の胴周り域
の所要部位に着脱自在な使い捨ておむつにおいて、 前記使い捨ておむつ内面の少なくとも前記テープファス
ナの基端部近傍および/または前記テープファスナの内
面の少なくとも一部が熱溶融性材料で構成され、前記テ
ープファスナがその内面を内側にして前記基端部近傍に
おけるおむつ内面に折り重ねられ、かつ、前記基端部近
傍におけるおむつ内面とテープファスナ内面とが、前記
熱溶融性材料で構成された部位において、互いに離脱可
能な程度に熱エンボスまたは超音波溶着のいずれかで溶
着していることを特徴とする前記おむつ。 - 【請求項2】 前記熱溶融性材料が、ポリプロピレン等
の熱溶融性合成樹脂を原料とする不織布および/または
フィルムである請求項1記載のおむつ。 - 【請求項3】 前記熱溶融性材料で構成された前記テー
プファスナの内面の少なくとも一部が、ポリプロピレン
等の熱溶融性合成樹脂を原料とするフィルムである請求
項1記載のおむつ。 - 【請求項4】 透液性表面シートと、不透液性裏面シー
トと、これら両シート間に介在する吸液性コアとからな
り、前後方向が前胴周り域と、後胴周り域と、これら両
胴周り域間に位置する股下域とによって構成され、前記
前後胴周り域のうちの一方の左右両側縁からテープファ
スナが延出し、該テープファスナがもう一方の胴周り域
の所要部位に着脱自在な使い捨ておむつにおいて、 前記使い捨ておむつ内面の少なくとも前記テープファス
ナの基端部近傍および前記テープファスナが、熱溶融性
材料で構成され、前記テープファスナが、その内面を内
側にして前記基端部近傍におけるおむつ内面に折り重ね
られ、かつ、前記基端部近傍におけるおむつ内面とテー
プファスナ内面とが、互いに離脱可能な程度に熱エンボ
スまたは超音波溶着のいずれかで溶着していることを特
徴とする前記おむつ。 - 【請求項5】 前記テープファスナは、熱溶融性材料か
らなるテープ内面の一部に雌雄一対の止着部材で構成さ
れるメカニカルファスナの雄部材が接合するものである
請求項1ないし4のいずれかに記載のおむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001276361A JP3701892B2 (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001276361A JP3701892B2 (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 使い捨ておむつ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8183808A Division JPH1024066A (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
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JP2002159530A true JP2002159530A (ja) | 2002-06-04 |
JP3701892B2 JP3701892B2 (ja) | 2005-10-05 |
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Family Applications (1)
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JP2001276361A Expired - Lifetime JP3701892B2 (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 使い捨ておむつ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3701892B2 (ja) |
-
2001
- 2001-09-12 JP JP2001276361A patent/JP3701892B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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