JP2002158119A - コイルボビン - Google Patents
コイルボビンInfo
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- JP2002158119A JP2002158119A JP2000353677A JP2000353677A JP2002158119A JP 2002158119 A JP2002158119 A JP 2002158119A JP 2000353677 A JP2000353677 A JP 2000353677A JP 2000353677 A JP2000353677 A JP 2000353677A JP 2002158119 A JP2002158119 A JP 2002158119A
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- Japan
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- insulating cover
- coil bobbin
- flange
- upper flange
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Abstract
性も良好とし、量産に適し、コスト安を図ったコイルボ
ビンを提供する。 【解決手段】 巻胴部3と、この巻胴部3の両端に上側
フランジ4、下側フランジ5がそれぞれ形成され、かつ
上側フランジ4と下側フランジ5との間に中間フランジ
6が形成され、1次、2次巻線領域が区画形成されたコ
イルボビン1において、前記上側フランジ4に断面ほぼ
コ字状をなす絶縁カバーの上板挿入用の絶縁カバー取付
部9、10を形成し、かつ前記中間フランジ6に溝状の
絶縁カバーの下板挿入用の絶縁カバー挿入部12を形成
した構成とした。
Description
オ用電源トランスとして用いられるカバー付き小型トラ
ンスのコイルボビンに関する。
としては、特開平11−297535号公報が存在す
る。図8(a)、(b)はその一例を示すもので、1次
巻線31と2次巻線32と間の絶縁距離を確保するため
にコイルボビン30の1次巻線31側に、樹脂製の箱状
の絶縁カバー33を上方から被せて取付けるようにした
ものがある。この絶縁カバー33には、コイルボビン3
0の端子部34に被せ易くするために下方に切欠き35
を形成し、容易に端子部34を覆う部分を上方に曲げる
ことができるように構成されている。
は、コイルボビン40の1次巻線側に、矢印で示す方向
から成形品または絶縁紙からなる絶縁カバー4を取付け
ている。
ではコスト競争が激しく、いかにして材料費を削減でき
るかが常に課題となっている。また、生産性、省力化等
の観点から、組立性をいかに良くするかも課題となって
いる。
(a)、(b)に示した従来例では、絶縁カバー33の
作製に費用を要し、コストを安くできない、という欠点
がある。また、コイルボビン30に絶縁カバー33を取
付ける場合、切欠き35の部分の前方を上方に曲げる手
間を要し、その分、組立性が悪い、という欠点もある。
が、この構成によると、絶縁カバー41を矢印方向から
しか取付けることができず、かつ場合によってはテープ
等を用いて固定しなければならず、その分、部分点数が
多くなり、また、作業性が煩雑である、という欠点があ
った。
ので、その目的とするところは、絶縁カバーの形状を簡
易形状とし、かつ組立性も良好とし、量産に適し、コス
ト安を図ったコイルボビンを提供することにある。
と、この巻胴部3の両端に上側フランジ4、下側フラン
ジ5がそれぞれ形成され、かつ上側フランジ4と下側フ
ランジ5との間に中間フランジ6が形成され、1次、2
次巻線領域が区画形成されたコイルボビン1において、
前記上側フランジ4に断面ほぼコ字状をなす絶縁カバー
の上板挿入用の絶縁カバー取付部9、10を形成し、か
つ前記中間フランジ6に溝状の絶縁カバーの下板挿入用
の絶縁カバー挿入部12を形成した構成とし、上記目的
を達成している。また、前記絶縁カバー取付部9、10
の天井面、前記絶縁カバー挿入部12の天井面に絶縁カ
バーの上板、下板圧入用の突起11、11aを形成した
ことを特徴としている。さらに、前記上側フランジ4の
前面側および背面側の外端部に段部7を形成して凹段部
8を形成し、かつ前記絶縁カバー取付部9、10は前面
側および背面側の両端部にそれぞれ一対ずつ形成され、
一対の絶縁カバー取付部9、10のうち一端部側の絶縁
カバー取付部9の基部9aは前記段部7上に設けられ、
他端部側の絶縁カバー取付部10の基部10aは圧入さ
れてきた絶縁カバーの位置決め用として前記凹段部8上
に設けたことを特徴としている。また、絶縁カバー挿入
部9、10はその前方または側方から絶縁カバーを挿入
可能としている。
図8のものに比べほぼコ字状からなる単純な形状とし、
その分、コスト安となるようにしている。また、コイル
ボビン1に、絶縁カバー2の脱落を防止するための突起
11、11aを有する絶縁カバー取付部9、10を形成
し、固定用のテープ等を用いることなく単に絶縁カバー
2を挿入しただけで容易に固定できるようにし、組立性
を良好にしている。さらに、絶縁カバー2を、コイルボ
ビン1の前方からの取付以外に、コア装着後において
も、横方向から差し込んで容易に取付けることもできる
ようにし、組立に自由度を持たせている。
−A’線の拡大断面図である。
イルボビン、2は断面ほぼコ字状をなす絶縁カバーであ
り、絶縁カバー2は横長矩形の本体2aと、この上下部
分において直角方向に折曲形成され、互いに対向して配
置された上板2b、下板2cとにて形成されている。
の中足(図示せず)が挿入される中空筒形の巻胴部3
と、この巻胴部3の両端にそれぞれ形成された上側フラ
ンジ4、下側フランジ5と、これらの間に形成された中
間フランジ6とを備え、これらにより巻胴部3の外周に
1次巻線領域3a、2次巻線領域3bが区画形成されて
いる。
を介して上面が一段下方に下った凹段部4bが形成さ
れ、かつ段部4aの両端部にはそれぞれほぼL字状をな
す絶縁カバー取付部9、10が形成されている。
バー取付部9の基部9aは段部7の上方に位置、すなわ
ち上側フランジ4の上面の外端部にその基部9aが形成
されている。また、左側に示す他端部側の絶縁カバー取
付部10は段部7の外側に位置、つまり凹段部8上に形
成されている。
向、つまりB方向から挿入した場合、絶縁カバー2の上
板2bの一端が、他方の絶縁カバー取付部10の基部1
0aに当接して容易に位置決めができるようにしたため
である。なお、別部材により位置決め部材を形成した場
合は、他方の絶縁カバー取付部10も一方の絶縁カバー
取付部9と同様、段部7上に設けても良い。
面ほぼ逆三角形をなす突起11がそれぞれ形成されてい
る。この突起11は絶縁カバー2の上板2bに当設し、
かつ押圧するもので、これにより絶縁カバー2の上板2
bが絶縁カバー取付部9、10の内面と凹段部8上との
間に圧入され、確実に固定される。
をなす溝状の絶縁カバー挿通部12が形成されている。
この絶縁カバー挿通部12に絶縁カバー2の下板2cが
挿通される。
にも挿通された下板2cの上面を押さえて確実に固定す
るための突起11aが形成されている。この突起11a
は天井面の長さ方向に沿って全体的に形成されている
が、部分的に形成しても良い。
図4は正面図を示す。
図4に示すように、上側フランジ4の正面側および背面
側の両端部にそれぞれ一対ずつ形成されている。
(図示せず)を位置決めするためのリブ14、15が形
成されている。各絶縁カバー取付部9、10の内側面9
b、10bはリブ14、15のほぼ延長線上に形成さ
れ、コアの位置決めも兼用し、堅固にコアを位置決め、
固定し得る。
巻胴部3に巻回される1次巻線の巻始め、巻終わり等の
引出線(図示せず)を外部に引出すための引出溝16が
複数形成されている。
宜絡げ付けるための柱状の突部17が複数突設されてい
る。
のリブ18が形成されている。この補強用のリブ18は
リブ14の外面から外側に向ってテーパ状に形成されて
いる。
側面図を示す。
ア(図示せず)を位置決め固定するためのリブ19、2
0が形成されている。
には2次巻線(図示せず)の引出線を引出すための引出
溝21が複数形成され、かつその近傍にピン端子22が
設けられている。なお、両側に設けられている突部23
は面実装のものである。
形成されている。また、外端部にほぼU字状の切欠き2
5が形成されている。
次、2次巻線26、27をそれぞれ巻回し、かつコア2
8を組込んだ状態を示す概略側断面図を示す。
び下板2cは、コア28を組込んだ後、図7において紙
面の垂直方向手前側から、つまり図1におけるB方向側
から絶縁カバー取付部9、10と上側フランジ4の凹段
部8の上面との間、中間フランジ6の絶縁カバー挿入部
12に圧入すれば、1次巻線26の外表面は絶縁カバー
本体2aによって覆うことができ、1次、2次巻線2
6、27およびコア28間の絶縁距離が絶縁カバー2に
よって確保されたカバー付き小型トランスが構成され
る。
は突起11、11aにより確実に保持され、抜け出るこ
とはない。したがって、テープ等で固定する必要はな
い。
前、図1において、前方から、つまり矢印Cで示す方向
から押し込んで圧入することも可能であり、本発明では
組立手順に自由度をもたせている。
ンジ4に絶縁カバー取付部9、10を形成するととも
に、中間フランジ6に溝状の絶縁カバー挿入部12を形
成したため、簡単に絶縁カバー2を取付けることがで
き、作業性が良い。
バー挿入部12の天井面に押さえ用の突起11、11a
がそれぞれ形成されているため、圧入された絶縁カバー
2は抜け出ることがないので、接着剤やテープ等の別途
の固定手段を用いて絶縁カバー2を固定する手間を削減
でき、また、材料費も削減でき、量産に適し、コストダ
ウンに寄与し得る。
ずつ設け、かつ上側フランジ4に段部7を形成して凹段
部8を形成し、一端部側の絶縁カバー取付部9の基部9
aは段部7上に形成し、他端部側の絶縁カバー取付部1
0の基部10aは凹段部8上に設けたため、一端部側か
ら絶縁カバー2を圧入した場合、他端部側の絶縁カバー
取付部10の基部10aの内側面がストッパーになり、
所定の位置に絶縁カバー2を位置決めして取付けること
ができる。
対しその前方または側方の何れの方向からも装着可能と
し、組立の手順に自由度をもたせている。
面図。
は組立後の側面図を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 巻胴部(3)と、この巻胴部(3)の両
端に上側フランジ(4)、下側フランジ(5)がそれぞ
れ形成され、かつ上側フランジ(4)と下側フランジ
(5)との間に中間フランジ(6)が形成され、1次、
2次巻線領域が区画形成されたコイルボビン(1)にお
いて、 前記上側フランジ(4)に断面ほぼコ字状をなす絶縁カ
バーの上板挿入用の絶縁カバー取付部(9)、(10)
を形成し、かつ前記中間フランジ(6)に溝状の絶縁カ
バーの下板挿入用の絶縁カバー挿入部(12)を形成し
たことを特徴とするコイルボビン。 - 【請求項2】 前記絶縁カバー取付部(9)、(10)
の天井面、前記絶縁カバー挿入部(12)の天井面に絶
縁カバーの上板、下板圧入用の突起(11)、(11
a)を形成した請求項1記載のコイルボビン。 - 【請求項3】 前記上側フランジ(4)の前面側および
背面側の外端部に段部(7)を形成して凹段部(8)を
形成し、かつ前記絶縁カバー取付部(9)、(10)は
前面側および背面側の両端部にそれぞれ一対ずつ形成さ
れ、一対の絶縁カバー取付部(9)、(10)のうち一
端部側の絶縁カバー取付部(9)の基部(9a)は前記
段部(7)上に設けられ、他端部側の絶縁カバー取付部
(10)の基部(10a)は圧入されてきた絶縁カバー
の位置決め用として前記凹段部(8)上に設けた請求項
1記載のコイルボビン。 - 【請求項4】 絶縁カバー挿入部(9)、(10)はそ
の前方または側方から絶縁カバーを挿入可能とした請求
項1記載のコイルボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000353677A JP3438201B2 (ja) | 2000-11-21 | 2000-11-21 | コイルボビン |
Publications (2)
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JP2002158119A true JP2002158119A (ja) | 2002-05-31 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20120031030A (ko) * | 2012-01-30 | 2012-03-29 | 삼성전기주식회사 | 트랜스포머 |
KR101932232B1 (ko) * | 2017-04-14 | 2018-12-24 | 김명덕 | 전원공급장치의 트랜스포머용 분리형 보빈 구조 |
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- 2000-11-21 JP JP2000353677A patent/JP3438201B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20120031030A (ko) * | 2012-01-30 | 2012-03-29 | 삼성전기주식회사 | 트랜스포머 |
KR101642079B1 (ko) | 2012-01-30 | 2016-07-22 | 주식회사 솔루엠 | 트랜스포머 |
KR101932232B1 (ko) * | 2017-04-14 | 2018-12-24 | 김명덕 | 전원공급장치의 트랜스포머용 분리형 보빈 구조 |
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