JP2002157898A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002157898A
JP2002157898A JP2000348680A JP2000348680A JP2002157898A JP 2002157898 A JP2002157898 A JP 2002157898A JP 2000348680 A JP2000348680 A JP 2000348680A JP 2000348680 A JP2000348680 A JP 2000348680A JP 2002157898 A JP2002157898 A JP 2002157898A
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memory cell
cell array
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semiconductor integrated
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JP2000348680A
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Tetsuichiro Ichiguchi
哲一郎 市口
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実デバイスで容易にDRAMリフレッシュ時間
のモニタができ、消費電力、デバイスの動作上に最適な
リフレッシュ時間を設定できるとともに、リフレッシュ
不良発生の早期発見が可能な半導体集積回路を得る。 【解決手段】 半導体集積回路がチップ内に内蔵するD
RAM121に、実際のデータをストアする正規メモリ
セルアレイ122以外にリフレッシュ時間をモニタする
ための冗長メモリセルアレイ123を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイナミックラ
ンダムアクセスメモリ(リフレッシュ動作が必要な揮発
性メモリ:以下、DRAMという)、およびディジタル
信号処理プロセッサ(以下、DSPという)をチップ内
に内蔵する半導体集積回路(以下、システムLSIとい
う)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体プロセス技術の進歩にともない、
プロセッサやメモリ、その他の回路を1チップに集積し
たシステムLSIが開発され、半導体チップの主力品種
になろうとしている。このようなシステムLSIの内蔵
するメモリには、記憶素子(メモリセル)が1つのトラ
ンジスタと1つのキャパシタ(コンデンサ)よりなるD
RAMを採用するのが、チップ面積削減上得策である。
このような1つのトランジスタと1つのキャパシタによ
るDRAMでは、データをメモリセルの記憶部であるコ
ンデンサの充電電圧としている。このコンデンサの電荷
は時間の経過とともに放電されてゆくため、記憶データ
としての充電電圧が低下し、記憶データの破壊が起こ
る。すなわち、データ的にはハイレベル(High L
evel:以下、Hレベルという)のデータがローレベ
ル(Low Level:以下、Lレベルという)のデ
ータに化けてしまう。
【0003】DRAMではこのようなデータ破壊、デー
タ化けの前に所望のデータを再書き込みすることによ
り、そのようなデータ破壊、データ化けを防いでいる。
このデータの再書き込み動作をリフレッシュ動作と呼ん
でいる。なお、このリフレッシュ動作は、DRAMのデ
ータ保持のためにはが不可欠なものである。
【0004】以下にシステムLSIにおけるDRAM動
作、リフレッシュ動作の詳細を説明する。図3は“IE
EE 2000 CUSTOM INTEGRATED
CIRCUITS CONFERENCE”P.27
1に掲載されたFig.1をベースに作成した、この発
明および従来の半導体集積回路に用いられるDRAMの
構成を示すブロック図であり、図4はそのようなDRA
Mに用いられるメモリセルの構成を示す回路図である。
図3において、101はワード線、102はビット線、
103はメモリセルであり、104はコントロール信号
発生部、105はロウアドレスバッファ、106はロウ
デコーダ、107はビット線イコライズ回路、108は
センスアンプ、109はコラムアドレスバッファ、11
0はコラムデコーダ、111はビット線選択スイッチ、
112は入出力バッファ、113はIO線である。ま
た、図4において、114はMOSトランジスタ、11
5はコンデンサである。
【0005】次に動作について説明する。ロウアドレス
バッファ105によって行アドレス(RA)が確定され
ると、ロウデコーダ106を介して一本のワード線10
1が活性化され、それに接続されているメモリセル10
3よりビット線102にデータが読み出される。ここ
で、そのデータがHレベルであればビット線102の電
位は微増する。センスアンプイネーブル(SAE)信号
によってセンスアンプ108を活性にすると、ビット線
102のレベルは電源電圧レベルに充電される。このビ
ット線102のHレベルは、コラムアドレスストローブ
(/CAS)信号によるコラムアドレス確定後に、コラ
ムデコーダ110を通して発生されるデコード信号によ
り、該当ビット線がIO線に接続され、入出力バッファ
112を介して外部ピンにデータ出力される。この一連
の動作がDRAMのリード動作である。
【0006】また、図4に示すように、メモリセル10
3は記憶部としてコンデンサ115が用いられており、
このコンデンサ115の電荷は時間経過に伴って放電す
るため、メモリセル103の再書き込みが必要となる。
このメモリセル103の再書き込みがリフレッシュ動作
であり、同一ワード線101に対する活性化周期がリフ
レッシュ時間である。
【0007】なお、このメモリセル103のリフレッシ
ュ時間は、その半導体ウエハプロセス技術、微細化技
術、あるいはシステムLSIの動作電圧、温度に大きく
依存してばらつく。カタログ値等、リフレッシュ時間の
下限値の目安となるものはあるが、リフレッシュ時間の
実力値は、通常、大きなマージンがとられており、この
カタログ値よりもはるかに短く設定されている場合が多
い。そのため、メモリセル103のリフレッシュ時間
は、システムLSIの動作環境を考慮して実デバイスを
評価してみないとわからない。ここで、カタログ値を遵
守して、頻繁にリフレッシュすればよいという考え方も
あり、むろん、動作的にはそのようにした方が安全であ
る。従って、システムLSIは通常、そのようなカタロ
グのスペックに準拠したリフレッシュ周期によりリフレ
ッシュ動作を繰り返している。
【0008】しかしながら、リフレッシュ動作には前述
のように、ロウデコーダ106やセンスアンプ108の
動作が伴うものである。よって、リフレッシュ時間を短
くすると、その都度内蔵するDRAMの容量に応じて、
再書き込みのための膨大な電流が流れることとなる。こ
のリフレッシュ周期をそのデバイスの実力に応じてでき
るだけ長く最適化することは、リフレッシュ電流の軽減
につながり、低消費電力化が要求されるシステムLSI
の、携帯端末市場等の分野への参入にとって必要不可欠
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されているので、内蔵するDRAM
のリフレッシュ時間の設定は、およそのカタログスペッ
クでファームウェア等によって決定されており、これで
は、デバイス完成後のそのチップのリフレッシュ実力値
等を手軽に知る手段もなく、システムLSIに対する低
消費電力化に対するアプローチ、リフレッシュ不良モニ
タのアプローチがとられていないなどの課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、実デバイスで容易にリフレッシュ
時間が測定でき、消費電力およびデバイスの動作上で最
適なリフレッシュ時間の設定、システム動作中のリフレ
ッシュ時間の妥当性のモニタ(監視)が可能な半導体集
積回路を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、リフレッシュ時間モニタ用の冗長メモリセル
アレイを、DRAMの実際のデータをストアする正規メ
モリセルアレイとは別に設けたものである。
【0012】この発明に係る半導体集積回路は、冗長メ
モリセルアレイのメモリセルと、正規メモリセルアレイ
のメモリセルとを同一の構造としたものである。
【0013】この発明に係る半導体集積回路は、冗長メ
モリセルアレイのメモリセルの蓄積容量を、正規メモリ
セルアレイのメモリセルの蓄積容量よりも小さくしたも
のである。
【0014】この発明に係る半導体集積回路は、正規メ
モリセルアレイで発生したメモリセルの不良を救済する
ための不良救済メモリセルアレイを、リフレッシュ時間
モニタ用の冗長メモリセルアレイとして使用するように
したものである。
【0015】この発明に係る半導体集積回路は、冗長メ
モリセルアレイに対するデータの書き込み、読み出し
を、それが接続されているDSPによって行うようにし
たものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体集積回路の構成を示すブロック図である。図におい
て、121は当該半導体集積回路に内蔵されているDR
AMである。122はこのDRAM121内で、実際の
データをストアする正規メモリセルアレイである。12
3はこのDRAM121内に正規メモリセルアレイ12
2とは別に設けられ、当該DRAM121のリフレッシ
ュ時間のモニタに用いられる冗長メモリセルアレイであ
る。124は当該システムLSIにおけるディジタル信
号処理を行い、DRAM121内のリフレッシュ時間モ
ニタ用の冗長メモリセルアレイ123に対する書き込み
および読み出しを行うDSPである。125はこのDS
P124と冗長メモリセルアレイ123との間を接続
し、DSP124の指示に従って冗長メモリセルアレイ
123を制御する冗長メモリセルコントロール回路であ
る。
【0017】なお、図2は図1に示したDRAM121
の正規メモリセルアレイ122以外の部分の回路構成を
示すブロック図である。図において、101はこの冗長
メモリセルアレイ123のワード線であり、102はビ
ット線である。103はそれらワード線101とビット
線102との交点に配置されたメモリセルである。10
7は対となるビット線102の等化用のビット線イコラ
イズ回路であり、108はリードデータを増幅するセン
スアンプである。
【0018】124は図1に示したディジタル信号処理
用のDSPである。126aはリード/ライトのイネー
ブル信号を受けるDフリップフロップ(以下、D−FF
という)であり、126bはライトデータ(WDAT
A)を受けるD−FF、126cはリードデータ(RD
ATA)を受けるD−FFである。127aはライトイ
ネーブル信号を遅延させる遅延ユニットであり、127
bはワード線101のレベル変化よりセンスアンプ10
8へのトリガとなる遅延信号(SAE)を生成する遅延
ユニットである。
【0019】また、図3において、101はDRAM1
21の正規メモリセルアレイ122のワード線であり、
102はビット線である。103はそれらワード線10
1とビット線102との交点に配置された正規メモリセ
ルアレイ122のメモリセルである。104はこのDR
AM121の制御に必要なコントロール信号を発生する
コントロール信号発生部である。
【0020】105はワード線101を選択するための
RAを保持するロウアドレスバッファであり、106は
このRAのデコードを行うロウデコーダである。107
は対となるビット線102の等化用のビット線イコライ
ズ回路であり、108はリードデータを増幅するセンス
アンプである。109は列アドレス(CA)を保持する
コラムアドレスバッファであり、110はそのCAをデ
コードするコラムデコーダである。111はコラムデコ
ーダ110の出力に応じてこの正規メモリセルアレイ1
22のビット線102を選択するビット線選択スイッチ
である。112は入出力データを保持する入出力バッフ
ァであり、113はビット線選択スイッチ111で選択
されたビット線102を入出力バッファ112に接続す
るIO線である。
【0021】また、図4はこのようなDRAMで用いら
れるメモリセル103の構成を示す回路図である。図に
おいて、114はワード線101とビット線102の交
点に接続されたMOSトランジスタであり、115はこ
のMOSトランジスタ114に接続された記憶部として
のコンデンサである。なお、図2に示した冗長メモリセ
ルアレイ123で用いられるメモリセル103と、図3
に示した正規メモリセルアレイ122で用いられるメモ
リセル103は、図4に示す同一構造にて形成されてい
る。
【0022】次に動作について説明する。ここでは、ま
ず、DRAM121のリード動作について図3および図
4を用いて説明する。図3において、コントロール信号
発生部104がまず、ロウアドレスストローブ(/RA
S)信号をラッチして、ロウアドレスラッチ(RAL)
信号を出力する。このRAL信号を受けたロウアドレス
バッファ105は、その時のロウアドレスの値を保持す
る。一旦、RAが確定されると、ビット線イコライズ回
路107によってショートされていたビット線102の
ペアは、コントロール信号発生部104の発生するビッ
トラインイコライズ(BLEQ)信号によって互いに切
り離される。その後、ロウデコーダ106を介してワー
ド線101一本の、例えばWL1が活性化されると、そ
れに接続されているメモリセル103よりビット線10
2にデータが読み出される。
【0023】ここで、当該データがHレベルの場合に
は、ビット線102の電位は読み出し前のリファレンス
レベルに比べて微増する。ワード線101(WL1)の
活性後、所定の遅延を経てコントロール信号発生部10
4より発生するSAE信号をアクティブにし、センスア
ンプ108を活性化する。これにより、ビット線102
のレベルは電源電圧レベルに充電される。その後、/C
AS信号によるコラムアドレス確定すると、コラムデコ
ーダ110を通して発生されるデコード信号によりビッ
ト線選択スイッチ111が動作して、該当ビット線10
2がIO線113に接続される。これにより、ビット線
102のHレベルは、入出力バッファ112を介して外
部ピンにデータ出力される。この一連のDRAMのリー
ド動作は従来の場合と同様である。
【0024】また、DRAM121の正規メモリセルア
レイ122および冗長メモリセルアレイ123のメモリ
セル103は、図4に示すように、その記憶部としてコ
ンデンサ115が用いられている。ここで、記憶データ
としてのコンデンサ115に充電された電荷は時間が経
過するにつれて放電(リーク)するため、記憶データの
破壊が起こる。従って、定期的にワード線101を活性
化させ、センスアンプ108を活性化させて、電源電圧
レベルに充電された電位をメモリセル103に再書き込
みする必要が生じる。このDRAM121のメモリセル
103の再書き込みがリフレッシュ動作であり、同一ワ
ード線101に対する活性化の周期がリフレッシュ時間
である。
【0025】このリフレッシュ周期を、そのデバイスの
実力に応じてできるだけ長く最適化し、リフレッシュ電
流を軽減するために、この発明の実施の形態1では図1
に示すように、DRAM121内に、実際のデータをス
トアする正規メモリセルアレイ122とは別に、リフレ
ッシュ時間をモニタするための冗長メモリセルアレイ1
23を併設している。この冗長メモリセルアレイ123
は、レイアウト面積を削減するため、図2に示すよう
に、1本のワード線101による1行だけの構成として
いる。ただし、そのメモリセル103の構造について
は、正規メモリセルアレイ122とまったく同一構造と
する。なお、このように形成された冗長メモリセルアレ
イ123は、冗長メモリセルコントロール回路125を
介してDSP124と接続され、データのライト、リー
ドが容易に可能なような構成になっている。
【0026】すなわち、DSP124はそれ自身にプロ
グラムされたソフトウェアであるファームウェア上で、
データのライト、リードのインターバル時間を設定し、
データを書き込んだ後、設定されたインターバル時間が
経過してからそのデータを読み出すことにより、書き込
んだデータが読み出せるか、どこまでのインターバル時
間であればデータが問題なく読み出せるかについて、実
システム動作中におけるDRAM121のリフレッシュ
時間の測定、および定期的なモニタを行うことができ
る。そして、最適なリフレッシュ時間をDSP124の
ファームウェア上に設定する。
【0027】以下、図2を使って詳細に説明する。ここ
で、図2は図1に示したシステムLSIの、正規メモリ
セルアレイ122以外の部分を示す回路ブロック図であ
り、リフレッシュ実力値測定用の簡易擬似DRAMを形
成している。
【0028】データの書き込み時においては、DSP1
24の発生したライトイネーブル信号がD−FF126
aを介して遅延ユニット127aに送られる。このライ
トイネーブル信号は所定の遅延時間を経てワード線10
1(WL0)に伝達され、そのワード線101(WL
0)を活性化する。一方、このライトイネーブル信号の
発生により、DSP124からのWDATAがD−FF
126bを介してビット線102、例えばビット線BL
0に伝達される。これによって、ワード線101が開い
ている該当メモリセル103にデータの書き込みが行わ
れる。
【0029】また、データの読み出し時には、DSP1
24よりリードイネーブル信号が発生すると、ビット線
イコライズ回路107によってショートされていたビッ
ト線102のペア(BL0,/BL0)が切り離され
る。その後、データの書き込み時と同様に、遅延ユニッ
ト127aによる所定の遅延時間を経てワード線101
(WL0)が活性化される。そして、ビット線102
(BL0)の電位は、ワード線101(WL0)の活性
化前に比べて微少量だけ変化する。その微少変位分を、
遅延ユニット127bで所定時間だけ遅延させたワード
線101(WL0)のSAEをトリガ信号として、セン
スアンプ108で増幅させる。このセンスアンプ108
で増幅されたレベルのRDATAをDSP124で読み
込む。
【0030】DSP124は読み込んだRDATAと、
ライト時に書き込んだWDATAとを比較し、両者が一
致していれば、書き込み動作、読み出し動作のインター
バル時間が、当該DRAM121のリフレッシュ実力値
以内にある、つまり、DRAM121のリフレッシュ実
力値は、このインターバル時間をクリアして、それ以上
あるということになる。
【0031】このように、上記の方法によってDRAM
121のリフレッシュ実力の限界時間を求め、DSP1
24に搭載されたファームウェアのリフレッシュ時間と
してこの値を使えば、リフレッシュ周期をそのデバイス
の実力に応じてできるだけ長く最適化することが可能と
なって、フレッシュ電流が軽減され、システムLSIの
低消費電力化をはかることができる。
【0032】また、システム動作中に、上記の方法によ
ってDRAM121のリフレッシュ実力の限界時間を定
期的に求めることにより、DSP124上のファームウ
ェアに記述しているリフレッシュ時間に問題がないか、
リフレッシュ不良を起こしていないかをモニタすること
ができる。もし、冗長メモリセルアレイ123のモニタ
によってエラーの発生が検出された場合には、正規メモ
リセルアレイ122でもリフレッシュ不良の恐れがある
ものと判断して、DSP124に割り込み等を出力する
ことによってそれをシステムに反映させる。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、システムLSIに内蔵されるDRAM121のリフ
レッシュ時間の設定を、実デバイスの測定により決定し
ているので、デバイス完成後においても、そのチップの
リフレッシュ実力値等を手軽に知ることができるように
なって、低消費電力化、デバイスの動作における最適な
リフレッシュ時間の設定が可能になるという効果が得ら
れ、また、DRAM121のリフレッシュ実力の限界時
間を定期的に求めることにより、システム動作中のリフ
レッシュ時間の妥当性をモニタ(監視)することも可能
になるという効果も得られる。
【0034】実施形態2.なお、上記実施の形態1で
は、リフレッシュ時間をモニタするための冗長メモリセ
ルアレイ123を構成しているメモリセル103の構造
を、実際のデータをストアする正規メモリセルアレイ1
22のメモリセル103の構造とまったく同一であるも
のとしたが、それらの構造を互いに異なるようにしても
よい。この発明の実施の形態2は、そのような冗長メモ
リセルアレイ123のメモリセル103と正規メモリセ
ルアレイ122のメモリセル103とでその構造が異な
る場合の一例として、正規メモリセルアレイ122のメ
モリセル103におけるコンデンサ115の蓄積容量よ
りも、冗長メモリセルアレイ123のメモリセル103
におけるコンデンサ115の蓄積容量を小さくしたもの
である。
【0035】ここでは、リフレッシュ時間モニタ用の冗
長メモリセルアレイ123のメモリセル103は、正規
メモリセルアレイ122のメモリセル103の代表とい
う位置付けである。しかしながら、システムLSIの集
積度を高くした場合、正規メモリセルアレイ122中の
ワーストメモリセルのリフレッシュ時間を、冗長メモリ
セルアレイ123中の数少ないメモリセル103でモデ
ィファイするのは困難である。そのため、リフレッシュ
時間モニタ用の冗長メモリセルアレイ123のメモリセ
ル103では、そのコンデンサ115の蓄積容量を、正
規メモリセルアレイ122のメモリセル103のコンデ
ンサ115の蓄積容量よりも小さい構造としている。こ
れによって、リフレッシュ不良が加速され、正規メモリ
セルアレイ122の中のワーストメモリセルのリフレッ
シュ時間に近づけることが可能となる。
【0036】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、正規メモリセルアレイ122のメモリセル103よ
りも、冗長メモリセルアレイ123のメモリセル103
の方が、コンデンサ115の蓄積容量が小さくなってい
るので、集積度の高いシステムLSIにおいても、正規
メモリセルアレイ122中のワーストメモリセルのリフ
レッシュ時間を、冗長メモリセルアレイ123中の数少
ないメモリセル103にてモディファイすることが可能
になるという効果が得られる。
【0037】実施形態3.また、上記実施の形態1で
は、DRAM121の正規メモリセルアレイ122に、
別途用意した冗長メモリセルアレイ123を付加したも
のについて説明したが、この発明による半導体集積回路
はこれにのみ限られるものではない。通常、DRAM1
21の正規メモリセルアレイ122には、そのメモリセ
ル103の不良救済、不良置換のための不良救済メモリ
セルアレイが備えられている場合が多い。この発明の実
施の形態3はそのような不良救済メモリセルアレイを、
リフレッシュ時間をモニタするための冗長メモリセルア
レイ123として利用したものである。
【0038】メモリセル103に不良が発生した場合
に、その不良救済、不良置換を行うための不良救済メモ
リセルアレイが備えられているDRAM121の正規メ
モリセルアレイ122において、もし、正規メモリセル
アレイ122のメモリセル103に不良がない場合に
は、備えられている不良救済メモリセルアレイが未使用
状態となっている。そのような場合、リフレッシュ時間
モニタ用の冗長メモリセルアレイ123として、この不
良救済メモリセルアレイを利用する。すなわち、DRA
M121が不良となったメモリセル103の不良救済、
不良置換を行うために備えている不良救済メモリセルア
レイの、ワード線101の1本分をリフレッシュ時間モ
ニタ用の冗長メモリセルアレイ123として流用すれ
ば、実施の形態1の場合と同様に、リフレッシュ時間の
測定により、消費電力の削減、リフレッシュ不良のモニ
タを行うことができる。
【0039】以上のように、この実施形態3によれば、
フレッシュ時間モニタ用の冗長メモリセルアレイ123
として、不良救済メモリセルアレイを使用しているの
で、DRAM121に正規メモリセルアレイ122とは
別の冗長メモリセルアレイ123を設ける必要がなくな
って、システムLSIのチップ面積を削減することがで
きるという効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、正規
メモリセルアレイに、それとは別に設けたリフレッシュ
時間モニタ用の冗長メモリセルアレイを接続するように
構成したので、実デバイスで容易にDRAMのリフレッ
シュ時間をモニタすることができ、消費電力、デバイス
の動作に最適なリフレッシュ時間を設定することが可能
となって、リフレッシュ不良の発生を早期に発見できる
などの半導体集積回路が得られる効果がある。
【0041】この発明によれば、冗長メモリセルと正規
メモリセルのメモリセルの構造が同一になるように構成
したので、冗長メモリセルアレイと正規メモリセルアレ
イとを別々に設計する必要がなくなり、システムLSI
の設計、製造が容易になるという効果がある。
【0042】この発明によれば、メモリセルの蓄積容量
を、正規メモリセルアレイよりも冗長メモリセルアレイ
の方が小さくなるように構成したので、正規メモリセル
アレイの中のワーストメモリセルのリフレッシュ時間の
モディファイを、冗長メモリセルアレイ中の数少ないメ
モリセルによって行うことが可能になるという効果があ
る。
【0043】この発明によれば、冗長メモリセルアレイ
として、不良救済メモリセルアレイを使用するように構
成したので、別途リフレッシュ時間モニタ用の冗長メモ
リセルアレイを設ける必要がなくなり、DRAMのチッ
プ面積を削減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1における冗長メモリセルアレイ
を示すブロック図である。
【図3】 この発明および従来の半導体集積回路で用い
られるDRAMを示すブロック図である。
【図4】 この発明および従来のDRAMで用いられる
メモリセルの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
101 ワード線、102 ビット線、103 メモリ
セル、104 コントロール信号発生部、105 ロウ
アドレスバッファ、106 ロウデコーダ、107 ビ
ット線イコライズ回路、108 センスアンプ、 10
9 コラムアドレスバッファ、110 コラムデコー
ダ、111 ビット線選択スイッチ、112 入出力バ
ッファ、113 IO線、114 MOSトランジス
タ、115コンデンサ、121 DRAM、122 正
規メモリセルアレイ、123 冗長メモリセルアレイ、
124 DSP、125 冗長メモリセルコントロール
回路、126a,126b,126c D−FF、12
7a,127b 遅延ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 11/401 G11C 11/34 371A 371D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイナミックランダムアクセスメモリを
    チップ内に内蔵する半導体集積回路において、 前記ダイナミックランダムアクセスメモリ内に、実際の
    データをストアする正規メモリセルアレイとは別に、リ
    フレッシュ時間をモニタするための冗長メモリセルアレ
    イを設けたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 リフレッシュ時間をモニタするための冗
    長メモリセルアレイのメモリセルの構造を、実際のデー
    タをストアする正規メモリセルアレイのメモリセルの構
    造と同一にしたことを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】 リフレッシュ時間をモニタするための冗
    長メモリセルアレイのメモリセルの蓄積容量を、実際の
    データをストアする正規メモリセルアレイのメモリセル
    の蓄積容量よりも小さくしたことを特徴とする請求項1
    記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 ダイナミックランダムアクセスメモリを
    チップ内に内蔵する半導体集積回路において、 前記ダイナミックランダムアクセスメモリ内に、実際の
    データをストアする正規メモリセルアレイのメモリセル
    に不良が発生した場合に、その不良を救済するための不
    良救済メモリセルアレイを設け、 前記不良救済メモリセルアレイを、リフレッシュ時間を
    モニタするための冗長メモリセルアレイとして利用する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 チップ内に、半導体集積回路内の信号を
    ディジタル処理するためのディジタル信号処理プロセッ
    サを設け、 前記ディジタル信号プロセッサと、リフレッシュ時間を
    モニタするための冗長メモリセルアレイとを接続し、 前記冗長メモリセルアレイに対するデータの書き込み、
    読み出しを、前記ディジタル信号処理プロセッサにて行
    うことを特徴とする請求項1または請求項4記載の半導
    体集積回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045197A (ja) * 2001-06-29 2003-02-14 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ装置及びそのテスト方法
JP2014524098A (ja) * 2011-06-30 2014-09-18 シリコン イメージ,インコーポレイテッド 動的メモリデバイスの細粒度セルフリフレッシュ制御を容易にするための機構
JP2017139047A (ja) * 2016-01-28 2017-08-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の動作方法

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