JP2002155279A - 地盤硬化方法 - Google Patents

地盤硬化方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本来の地盤硬化とこれに用いる機材の腐食抑制
とを同時に図ることができる地盤硬化方法を提供する。 【解決手段】地盤中へ硬化用薬液を注入して該地盤を硬
化させる方法において、硬化用薬液と共に腐食抑制剤を
用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地盤硬化方法に関す
る。地盤の強化及び止水を図るため、地盤中へ硬化用薬
液を注入して該地盤を硬化させることが行なわれる。本
発明はかかる地盤硬化方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のような地盤硬化方法として
一般に、地盤中へ、硬化用薬液として、酸性シリカゾル
と、アルカリ性剤の水溶液とを注入する方法が行なわれ
ている(特公昭54−19088、特公平3−2451
5)。この場合の酸性シリカゾルは水ガラスの水溶液と
酸性剤の水溶液とを混合してpH1〜2程度に調製した
水分散液であり、かかる酸性剤としては通常、硫酸又は
硫酸を主成分とするものが用いられている。またアルカ
リ性剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウム等が用いられている。一方、前記
のような地盤硬化方法としては、地盤中へ、硬化用薬液
として、水ガラスの水溶液と、酸性剤の水溶液とを注入
する方法も行なわれている。この場合の酸性剤としても
通常、硫酸又は硫酸を主成分とするものが用いられてい
る。
【0003】かかる従来の地盤硬化方法ではいずれも、
水ガラスのゲル化を利用して地盤を硬化させている。既
によく知られている通り、水ガラスのゲル化は、地盤中
へ注入する硬化用薬液の組成やゲル化時の温度等によっ
ても影響されるが、硬化用薬液のpHにより大きく影響
される。例えば、水ガラスの水溶液に硫酸の水溶液を徐
々に加え、そのpHを順次下げると、該水ガラスは概し
て、pH6.0〜9.0において数秒〜数十秒でゲル化
する所謂瞬結状態になり、またpH4.5〜6.0未満
において数分〜数十分でゲル化する所謂中結状態にな
り、更にpH3.0〜4.5未満において数時間〜数十
時間でゲル化する所謂長結状態になり、そしてpH2未
満では安定な酸性シリカゾルになる。
【0004】したがって前記した従来の地盤硬化方法で
は概して、地盤中へ注入する硬化用薬液のpHを調整す
ることにより地盤の硬化時間を調節しているのである
が、注入作業の現場では、その前後の作業をも全体とし
て円滑に進めるため、前記のような瞬結を行なう場合は
少なく、多くの場合は前記のような中結又は長結を行な
っているのが実情である。具体的には、酸性シリカゾル
に対するアルカリ性剤の水溶液の使用割合により、又は
水ガラスの水溶液に対する酸性剤の水溶液の使用割合に
より、地盤中へ注入する硬化用薬液のpHを酸性領域に
おける所望値となるように調整しているのである。
【0005】ところで、注入作業の現場では、酸性シリ
カゾルとアルカリ性剤の水溶液とを、又は水ガラスの水
溶液と酸性剤の水溶液とを、1)双方を注入直前に混合
しておいてから注入する方法(1ショット法)、2)双
方を途中混合しながら注入する方法(1.5ショット
法)、3)双方を注入直後に混合する方法(2ショット
法)のいずれかで、地盤中へ硬化用薬液を注入してい
る。そしてこれらの方法において一般に、1)の方法で
は1本の注入管を用い、また2)の方法では1本のY字
管を用い、更に3)の方法では2本の注入管又は1本の
2重注入管を用いている。かかる注入作業の現場では、
前記のような注入管の外に、タンク、ポンプ、配管等の
各種の機材が使用されているが、これらのなかには、酸
性シリカゾルや酸性剤の水溶液等、酸性液と直接に接触
する機材もある。従来の地盤硬化方法では、かかる機材
が酸による腐食を受け易く、とりわけそれが鉄で作製さ
れている場合には酸による腐食が激しく、その寿命が短
いという問題があり、その改善が強く要請されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、地盤中への硬化用薬液の注入作業に用いる
機材の酸による腐食を抑えてその寿命を長くした地盤硬
化方法を提供する処にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、地盤中へ硬化用薬液を注入して該地盤を硬化さ
せる方法において、硬化用薬液と共に腐食抑制剤を用い
ることを特徴とする地盤硬化方法に係る。
【0008】本発明に係る地盤硬化方法でも、地盤中へ
硬化用薬液を注入して該地盤を硬化させる。地盤中へ注
入する硬化用薬液の組成は、それを地盤中へ注入するこ
とにより該地盤を硬化させ得るものであれば、特に制限
されないが、硬化用薬液としては通常、酸性シリカゾル
とアルカリ性剤の水溶液とを用いるか、又は水ガラスの
水溶液と酸性剤の水溶液とを用いる。この場合の酸性シ
リカゾルは水ガラスの水溶液と酸性剤の水溶液とを混合
してpH1〜2程度に調製した水分散液である。
【0009】前記した酸性シリカゾルの調製に用いる水
ガラス、また前記した硬化用薬液として用いる水ガラス
としては、通常はJIS3号の水ガラスを用いるが、N
2O1モル当たりSiO2を3.6〜4.5モルの割合
で含有するSiO2高モル比の水ガラスを用いることも
できる。前記した酸性シリカゾルの調製に用いる酸性
剤、また前記した硬化用薬液として用いる酸性剤として
は、通常は塩酸、硫酸、これらと共に用いる場合のリン
酸等の無機酸を用い、なかでも硫酸を用いるが、かかる
無機酸を主成分とし、更に無機酸のアルミニウム塩類及
びリン酸塩類から選ばれる一つ又は二つ以上を含有する
ものが好ましい。無機酸のアルミニウム塩類、例えば硫
酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニ
ウム等を用いると、そのような硬化用薬液を地盤中へ注
入したとき、強固で耐久性の強いアルミニウムシリケー
トを形成する。またリン酸塩類、例えばリン酸2水素ナ
トリウム、トリポリリン酸ナトリウム、テトラポリリン
酸ナトリウム等を用いると、そのような硬化用薬液を地
盤中へ注入するとき、該硬化用薬液のpHの振れを抑え
る優れた緩衝作用を示す。前記した硬化用薬液として用
いるアルカリ性剤としては通常、水酸化ナトリウム、水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等を用いる。
【0010】本発明に係る地盤硬化方法において、地盤
中への硬化用薬液の注入は、前記した1ショット法、
1.5ショット法、2ショット法のいずれによってもよ
い。硬化用薬液として、酸性シリカゾルとアルカリ性剤
の水溶液とを、又は水ガラスの水溶液と酸性剤の水溶液
とを用いる場合、1)双方を注入直前に混合しておいて
から注入する方法(1ショット法)、2)双方を途中混
合しながら注入する方法(1.5ショット法)、3)双
方を注入直後に混合する方法(2ショット法)のいずれ
によってもよいのである。
【0011】本発明に係る地盤硬化方法では、以上説明
した硬化用薬液と共に腐食抑制剤を用いる。前記したよ
うに、硬化用薬液を地盤中へ注入する注入作業の現場で
は、硬化用薬液を地盤中へ注入するための注入管の外
に、タンク、ポンプ、配管等、各種の機材を使用し、こ
れらのなかには、硬化用薬液として用いる酸性シリカゾ
ル、該酸性シリカゾルの調製に用いる酸性剤の水溶液、
硬化用薬液として用いる酸性剤の水溶液、硬化用薬液と
して用いる酸性シリカゾルとアルカリ性剤の水溶液との
混合液、硬化用薬液として用いる水ガラスの水溶液と酸
性剤の水溶液との混合液等、酸性液と直接に接触するも
のもある。かかる機材は酸による腐食を受け易く、とり
わけそれが鉄で作製されている場合には酸による腐食が
激しい。本発明に係る地盤硬化方法では、かかる酸によ
る機材の腐食を抑えるため、腐食抑制剤を用いる。結果
として、硬化用薬液の外に、腐食抑制剤をも、地盤中へ
注入するのである。腐食抑制剤の注入方法には各種があ
るが、その性質上、前記のような酸性液のいずれかに予
め加えておくのが好ましい。
【0012】本発明に係る地盤硬化方法では、一方で本
来の地盤硬化を図りつつ、同時に他方で酸による機材の
腐食抑制を図る。これに適う腐食抑制剤としては、ジエ
チル尿素、ジブチルチオ尿素、ベンゾチアゾール等の有
機硫黄化合物、1級アミン、2級アミン、3級アミン等
を有するアミン化合物、第4級アンモニウム化合物等も
挙げられるが、分子中に2個以上のアミノ基を有する重
量平均分子量300〜150000のポリアミン系化合
物又はその塩が好ましい。かかるポリアミン系化合物に
はポリアリルアミン系化合物やポリジアリルアミン系化
合物等があり、またその塩には塩酸塩やアンモニウム塩
等があるが、なかでも下記の式1、式2、式3、式4、
式5又は式6で示される構成単位を繰り返し単位とする
ものから選ばれる一つ又は二つ以上が好ましい。これら
はいずれも、それ自体としては公知であり、市販品を利
用できる。
【0013】
【式1】
【式2】
【式3】
【式4】
【式5】
【式6】
【0014】本発明は係る地盤硬化方法において、地盤
中へ注入する硬化用薬液に対する腐食抑制剤の使用量は
特に制限されないが、腐食抑制剤として前記したような
ポリアミン系化合物又はその塩を用いる場合、硬化用薬
液1L当たり、0.1〜50gの割合となるようにする
のが好ましく、0.5〜5gの割合となるようにするの
がより好ましい。経済的に機材の酸による腐食を抑える
ためである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る地盤硬化方法の実施
形態としては、下記の1)〜12)が挙げられる。 1)JIS3号の水ガラス70kg、78%硫酸14kg及
び残部として水を用い、pH1.8の酸性シリカゾル2
00Lを調製し、この酸性シリカゾルに腐食抑制剤とし
て前記の式2で示される構成単位を繰り返し単位とする
重量平均分子量約1000のポリアミン系化合物の塩
(日東紡績社製の商品名PAA−HCI−01)を40
0g溶解する(A液)。別に、水酸化マグネシウム0.
8kg及び残部として水を用い、アルカリ性剤の水溶液2
00Lを調製する(B液)。A液とB液とを等量割合で
前記の1.5ショット法により地盤中へ注入する地盤硬
化方法。
【0016】2)JIS3号の水ガラス98kg及び残部
として水を用い、水ガラスの水溶液200Lを調製する
(A液)。別に、78%硫酸18kg及び残部として水を
用い、酸性剤の水溶液200Lを調製し、この酸性剤の
水溶液に前記1)と同じ腐食抑制剤を400g溶解する
(B液)。A液とB液とを等量割合で前記の1.5ショ
ット法により地盤中へ注入する地盤硬化方法。
【0017】3)JIS3号の水ガラス140kg及び残
部として水を用い、水ガラスの水溶液200Lを調製す
る(A液)。別に、78%硫酸22kg、アルミナ分含有
量17%の硫酸アルミニウム4kg及び残部として水を用
い、酸性剤の水溶液200Lを調製する(B液)。A液
とB液とを混合し、その混合液に前記1)と同じ腐食抑
制剤を400g溶解したものを前記の1ショット法によ
り地盤中へ注入する地盤硬化方法。
【0018】4)腐食抑制剤として前記の式3で示され
る構成単位を繰り返し単位とする重量平均分子量約50
00のポリアミン系化合物の塩(日東紡績社製の商品名
PAS−A−1)を2kg用いたこの以外は前記の1)と
同様に行なう地盤硬化方法。 5)前記の4)と同じ腐食抑制剤を2kg用いたこと以外
は前記の2)と同様に行なう地盤硬化方法。 6)前記の4)と同じ腐食抑制剤を2kg用いたこと以外
は前記の3)と同様に行なう地盤硬化方法。
【0019】7)腐食抑制剤として前記の式4で示され
る構成単位を繰り返し単位とする重量平均分子量約50
00のポリアミン系化合物の塩(日東紡績社製の商品名
PAS−92)を200g用いたこの以外は前記の1)
と同様に行なう地盤硬化方法。 8)前記の7)と同じ腐食抑制剤を200g用いたこと
以外は前記の2)と同様に行なう地盤硬化方法。 9)前記の7)と同じ腐食抑制剤を200g用いたこと
以外は前記の3)と同様に行なう地盤硬化方法。
【0020】10)腐食抑制剤として前記の式5で示さ
れる構成単位を繰り返し単位とする重量平均分子量約3
28のポリアミン系化合物(三菱ガス化学社製の商品名
ガスカミン328)を400g用いたこと以外は前記の
1)と同様に行なう地盤硬化方法。 11)前記の10)と同じ腐食抑制剤を400g用いた
こと以外は前記の2)と同様に行なう地盤硬化方法。 12)前記の10)と同じ腐食抑制剤を400g用いた
こと以外は前記の3)と同様に行なう地盤硬化方法。
【0021】
【実施例】試験区分1(硬化試験) 実施例1 JIS3号の水ガラス70g、78%硫酸14g及び残
部として水を用い、pH1.8の酸性シリカゾル200
mlを調製し、この酸性シリカゾルに腐食抑制剤として前
記の式2で示される構成単位を繰り返し単位とする重量
平均分子量約1000のポリアミン系化合物の塩(日東
紡績社製の商品名PAA−HCI−01)を0.4g溶
解した(A液)。別に、水酸化マグネシウム0.8g及
び残部として水を用い、アルカリ性剤の水溶液200ml
を調製した(B液)。そして、A液とB液とを混合し
た。混合液のpHは3.4、ゲルタイムは20時間であ
った。
【0022】比較例1 腐食抑制剤を用いないこと以外は実施例1と同様に行な
った。混合液のpHは3.4、ゲルタイムは20時間で
あり、ゲルの状態は実施例1と同じであった。
【0023】実施例2 JIS3号の水ガラス98g及び残部として水を用い、
水ガラスの水溶液200mlを調製した(A液)。別に、
78%硫酸18g及び残部として水を用い、酸性剤の水
溶液200mlを調製し、この酸性剤の水溶液に実施例1
と同じ腐食抑制剤を0.4g溶解した(B液)。そし
て、A液とB液とを混合した。混合液のpHは3.0、
ゲルタイムは28時間であった。
【0024】比較例2 腐食抑制剤を用いないこと以外は実施例2と同様に行な
った。混合液のpHは3.0、ゲルタイムは28時間で
あり、ゲルの状態は実施例2と同じであった。
【0025】実施例3 JIS3号の水ガラス140g及び残部として水を用
い、水ガラスの水溶液200mlを調製した(A液)。別
に、78%硫酸22g、アルミナ分含有量17%の硫酸
アルミニウム4g及び残部として水を用い、酸性剤の水
溶液200mlを調製した(B液)。A液とB液とを混合
し、その混合液に実施例1と同じ腐食抑制剤を0.4g
溶解した。そのpHは3.5、ゲルタイムは5時間であ
った。
【0026】比較例3 腐食抑制剤を用いないこと以外は実施例3と同様に行な
った。そのpHは3.5、ゲルタイムは5時間であり、
ゲルの状態は実施例3と同じであった。
【0027】実施例4〜6 腐食抑制剤として前記の式3で示される構成単位を繰り
返し単位とする重量平均分子量約5000のポリアミン
系化合物の塩(日東紡績社製の商品名PAS−A−1)
を2g用いたこと以外は実施例1〜3と同様に行なっ
た。実施例1に対応する実施例4のpHは3.4、ゲル
タイムは20時間、実施例2に対応する実施例5のpH
は3.0、ゲルタイムは28時間、更に実施例3に対応
する実施例6のpHは3.5、ゲルタイムは5時間であ
った。
【0028】比較例4〜6 腐食抑制剤を用いないこと以外は実施例4〜6と同様に
行なった。実施例4に対応する比較例4のpHは3.
4、ゲルタイムは20時間、実施例5に対応する比較例
5のpHは3.0、ゲルタイムは28時間、実施例6に
対応する比較例6のpHは3.5、ゲルタイムは5時間
であり、各比較例のゲルの状態は対応する各実施例と同
じであった。
【0029】実施例7〜9 腐食抑制剤として前記の式4で示される構成単位を繰り
返し単位とする重量平均分子量約5000のポリアミン
系化合物の塩(日東紡績社製の商品名PAS−92)を
0.2g用いたこと以外は実施例1〜3と同様に行なっ
た。実施例1に対応する実施例7のpHは3.4、ゲル
タイムは20時間、実施例2に対応する実施例8のpH
は3.0、ゲルタイムは28時間、更に実施例3に対応
する実施例9のpHは3.5、ゲルタイムは5時間であ
った。
【0030】比較例7〜9 腐食抑制剤を用いないこと以外は実施例7〜9と同様に
行なった。実施例7に対応する比較例7のpHは3.
4、ゲルタイムは20時間、実施例8に対応する比較例
8のpHは3.0、ゲルタイムは28時間、実施例9に
対応する比較例9のpHは3.5、ゲルタイムは5時間
であり、各比較例のゲルの状態は対応する各実施例と同
じであった。
【0031】実施例10〜12 腐食抑制剤として前記の式5で示される構成単位を繰り
返し単位とする重量平均分子量約328のポリアミン系
化合物(三菱ガス化学社製の商品名ガスカミン328)
を0.4g用いたこと以外は実施例1〜3と同様に行な
った。実施例1に対応する実施例10のpHは3.4、
ゲルタイムは20時間、実施例2に対応する実施例11
のpHは3.0、ゲルタイムは28時間、更に実施例3
に対応する実施例12のpHは3.5、ゲルタイムは5
時間であった。
【0032】比較例10〜12 腐食抑制剤を用いないこと以外は実施例10〜12と同
様に行なった。実施例10に対応する比較例10のpH
は3.4、ゲルタイムは20時間、実施例11に対応す
る比較例11のpHは3.0、ゲルタイムは28時間、
実施例12に対応する比較例12のpHは3.5、ゲル
タイムは5時間であり、各比較例のゲルの状態は対応す
る各実施例と同じであった。
【0033】試験区分2(腐食抑制試験その1) 試験区分1の実施例1、4、7及び10については腐食
抑制剤を溶解した酸性シリカゾルを試験液とし、またこ
れらに対応する比較例1、4、7及び10については腐
食抑制剤を溶解しない酸性シリカゾルを試験液とした。
これらの各比較例の試験液は同じである。試験区分1の
実施例2、5、8及び11については腐食抑制剤を溶解
した酸性剤の水溶液を試験液とし、またこれらに対応す
る比較例2、5、8及び11については腐食抑制剤を溶
解しない酸性剤の水溶液を試験液とした。これらの各比
較例の試験液は同じである。試験区分1の実施例3、
6、9及び12については腐食抑制剤を溶解した混合液
を試験液とし、またこれらに対応する比較例3、6、9
及び12については腐食抑制剤を溶解しない混合液を試
験液とした。これらの各比較例の試験液は同じである。
【0034】各試験液に、縦50mm×横32mm×厚さ6
mmの平板状の鉄片を30分間浸漬した後、引き上げた鉄
片を同じ各試験液に再び30分間浸漬するという操作
を、通算7日間行ない、その重量減(%)を求めた。結
果を表1にまとめて示した。
【0035】
【表1】
【0036】表1において、腐食抑制剤の使用量は試験
液100ml当たりの腐食抑制剤の使用量(g)である。
【0037】試験区分3(腐食抑制試験その2) 試験区分1の実施例1において、腐食抑制剤の使用量を
変えた複数の酸性シリカゾルを調製し、これらを試験液
として、試験区分2と同様に、鉄片の重量減(%)を求
めた。また試験区分1の実施例2において、腐食抑制剤
の使用量を変えた複数の酸性剤の水溶液を調製し、これ
らを試験液として、試験区分2と同様に、鉄片の重量減
(%)を求めた。更に試験区分1の実施例3において、
腐食抑制剤の使用量を変えた複数の混合液を調製し、こ
れらを試験液として、試験区分2と同様に、鉄片の重量
減(%)を求めた。結果を図1に示した。
【0038】図1は、横軸に試験液100ml当たりの腐
食抑制剤の使用量(g)を目盛り、縦軸に鉄片の重量減
(%)を目盛っていて、片対数で腐食抑制剤の使用量
(g)に対する重量減(%)を示している。図中、1は
酸性シリカゾルにおける鉄片の重量減曲線、2は酸性剤
の水溶液における鉄片の重量減曲線、3は混合液におけ
る鉄片の重量減曲線を示しており、点11は実施例1の
酸性シリカゾル、点12は比較例1の酸性シリカゾル、
点21は実施例2の酸性剤の水溶液、点22は比較例2
の酸性剤の水溶液、点31は実施例3の混合液、点32
は比較例3の混合液に相当している。
【0039】図示を省略するが、試験区分1の実施例4
〜6、7〜9及び10〜12で用いた他の腐食抑制剤に
ついても同様にその使用量を変えた腐食抑制試験を行な
ったところ、図1とほぼ同様の傾向を示した。
【0040】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、本来の地盤硬化とこれに用いる機材の腐食抑制
とを同時に図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地盤硬化方法において腐食抑制剤
の使用による腐食抑制効果を例示するグラフ。
【符号の説明】
1・・酸性シリカゾルにおける鉄片の重量減曲線、2・
・酸性剤の水溶液における鉄片の重量減曲線、3・・混
合液における鉄片の重量減曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 105:00 C09K 105:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤中へ硬化用薬液を注入して該地盤を
    硬化させる方法において、硬化用薬液と共に腐食抑制剤
    を用いることを特徴とする地盤硬化方法。
  2. 【請求項2】 硬化用薬液として、水ガラスの水溶液及
    び酸性剤の水溶液を用いて調製した酸性シリカゾルと、
    アルカリ性剤の水溶液とを用いる請求項1記載の地盤硬
    化方法。
  3. 【請求項3】 硬化用薬液として、水ガラスの水溶液
    と、酸性剤の水溶液とを用いる請求項1記載の地盤硬化
    方法。
  4. 【請求項4】 酸性剤が、無機酸である請求項2又は3
    記載の地盤硬化方法。
  5. 【請求項5】 酸性剤が、無機酸を主成分とし、更に無
    機酸のアルミニウム塩類及びリン酸塩類から選ばれる一
    つ又は二つ以上を含有するものである請求項2又は3記
    載の地盤硬化方法。
  6. 【請求項6】 腐食抑制剤を、硬化用薬液として用いる
    酸性シリカゾル、該酸性シリカゾルの調製に用いる酸性
    剤の水溶液、硬化用薬液として用いる酸性剤の水溶液、
    硬化用薬液として用いる酸性シリカゾルとアルカリ性剤
    の水溶液との混合液又は硬化用薬液として用いる水ガラ
    スの水溶液と酸性剤の水溶液との混合液に予め加えてお
    く請求項2〜5のいずれか一つの項記載の地盤硬化方
    法。
  7. 【請求項7】 腐食抑制剤が、分子中に2個以上のアミ
    ノ基を有する重量平均分子量300〜150000のポ
    リアミン系化合物又はその塩である請求項1〜6のいず
    れか一つの項記載の地盤硬化方法。
  8. 【請求項8】 ポリアミン系化合物又はその塩が、下記
    の式1、式2、式3、式4、式5又は式6で示される構
    成単位を繰り返し単位とするものから選ばれる一つ又は
    二つ以上である請求項7記載の地盤硬化方法。 【式1】 【式2】 【式3】 【式4】 【式5】 【式6】
  9. 【請求項9】 ポリアミン系化合物又はその塩を、硬化
    用薬液1L当たり、0.1〜50gの割合となるように
    用いる請求項7又は8記載の地盤硬化方法。
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