JP4164172B2 - 地盤注入用薬液 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、既設構造物の下の地盤の強化、止水及び/又は液状化防止の地盤改良材として特に有用な地盤注入用薬液、更に詳しくは、コロイダルシリカ又は酸性シリカゾルとは異なり、ホモゲルのゲル化時間が長く、実用的な圧縮強度が得られる地盤注入用薬液に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の地盤注入材としては、水ガラスを主剤としたものが多用され、その硬化剤(ゲル化剤)にはポルトランドセメント、消石灰、鉄鋼スラグ等のカルシウム塩類や、硫酸水素ナトリウム、硫酸マグネシウム等の無機塩類、リン酸等の各種酸類、グリオキザール、エチレンカーボネートなどの有機酸、エステル類が使用されてきた。しかし、水ガラスを使用する方法は、既に多数の文献で紹介されているように、耐久性等に問題があり、仮設材としての価値しか認められていない。そのため水ガラスのアルカリ分を嫌って、水ガラスに酸性反応剤を作用させて中性乃至酸性に調整した薬液を注入する方法が種々提案されている。しかしながら、該注入材を中性付近に調整したものは、瞬時に硬化するため注入材としての施工方法が限定される。また、酸性に調整したものは水ガラスと硬化剤との反応により生ずるNaSO等の水溶性の塩類が薬液が固結した後にも溶出することになり、このため地下構造物を腐食したり、あるいは水質変化が生じる等の環境上の問題がある。
【0003】
そこで、コロイダルシリカを主剤とした地盤注入材も幾つか提案されている。例えば、中性のシリカゾルを主剤とし、硬化剤として多価金属の無機塩を含む地盤注入材(特開昭54−73407号公報)、珪酸のコロイド溶液とアルカリ金属中性塩を混合してゲル化時間を20時間以内に調整した注入材を地盤に注入する地盤固結法(特公平2−22115号公報)等が提案されている。また、コロイダルシリカに酸を添加するものとして、pHが4〜7およびゲル化時間が20時間以内に調整された珪酸コロイド溶液を用いることを特徴とする地盤注入工法(特開昭59−93786号公報)、珪酸のコロイド溶液と酸とアルカリ金属中性塩を混合して得られる地盤注入用薬液(特公昭64−8677号公報)、珪酸のコロイド溶液および酸性反応剤を混合して得られる酸性コロイダルシリカと水ガラスとからなる地盤注入用薬液(特公平7−10977号公報)等が提案されている。
【0004】
ここで言うコロイダルシリカは一般的にシリカゾルと称して市販されている商品であり、通常イオン交換樹脂に珪酸ソーダを通して得た活性珪酸を加熱等により安定化したものであって平均粒子径が10〜20nmのものが通常用いられている。
【0005】
一方、酸性シリカゾルやコロイダルシリカとは別に、活性珪酸水溶液を主剤とした地盤改良材も幾つか提案されている。例えば、特公平3−20430号公報及び特公平1−55679号公報には、実質的に塩を含まない活性珪酸水溶液(pH2〜4)を主剤とする地盤改良材が提案されている。
【0006】
これら従来提案されている薬液は、ゲルタイムが長いものでも20時間程度であり、このため一つの注入口から注入できる薬液の量は数立方メートルで、地盤の改良範囲は、たかだか注入孔から半径1m付近までに限られるため、幅が数メートルもあるような既設構造物の下の地盤を改良する場合には、既設構造物の床に多数の穴を空け、そこに薬液を流し込む等の煩雑な手段により地盤の改良が計られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
既設構造物の液状化防止対策として、薬液注入工法を用いる場合には、より作業を簡素化するため薬液の地盤への浸透距離の大幅な増大が必要であり、ゲル化時間が極めて長く耐久性の優れた地盤注入用薬液が求められている。
【0008】
水ガラスや酸性シリカゾルを主剤とする注入材は、それ自体の耐久性や注入材に接する構造物の耐久性に問題があること、およびコロイダルシリカを主剤とする注入材は活性珪酸を主剤とする注入材と比較してゲルの強度が弱く、ゲル化時間が長い物ほどゲルの強度が弱い傾向があり、また、実用的な固結強度を得るには、高濃度のシリカ分を必要とするだけでなく、コロイダルシリカは、上記したように、活性珪酸を更に、煩雑な手段により安定化したものもので、工業的には製造工程が複雑となり不利である。
また、これまでに提案された注入材もゲル化時間は長いものでも20時間が限度とされ、本発明が提案するようなホモゲルのゲル化時間が2日以上で、かつ実用的なゲル化強度が得られる地盤注入用薬液はこれまで知られていない。
従って、本発明は、ゲル化時間が長く、かつ実用的な圧縮強度が得られる耐久性の優れた地盤注入用薬液を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、特に既設構造物の下部の地盤を改良する場合に、既設構造物の床に多数の穴を空けずに済むようなゲル化時間が極めて長く耐久性の優れた地盤注入用薬液について鋭意研究を重ねた結果、極めて長いゲル化時間を有しかつ十分なゲル強度が得られる地盤注入材を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、活性珪酸水溶液と酸性シリカゾル水溶液とを有効成分とする地盤注入用薬液であって、酸性シリカゾル水溶液の配合割合が、活性珪酸水溶液中の全SiO 2 の2〜200重量%であることを特徴とする地盤注入用薬液を提供するものであり、この本発明の地盤注入用薬液を使用することによって、ホモゲル(地盤注入前の状態で薬液を反応させて得られるゲル)のゲル化時間を極めて長くすることができ、しかも、コロイダルシリカ系のグラウトに比べ、低濃度のシリカ分で実用的なゲルの強度が得られ、更にサンドゲルの圧縮強度も実用的な0.5kgf/cm2以上とすることができ、特に既設構造物の下部の地盤の改良材として有用である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の地盤注入用薬液は、活性珪酸水溶液のシリカ源の一部代替、もしくは、安定剤として酸性シリカゾル水溶液を用いたところに特徴がある。
本発明で用いる活性珪酸水溶液は、コロイダルシリカの前駆体と言うべき、不安定な珪酸水溶液で、珪酸ソーダなどの水溶性珪酸塩をイオン交換法、解膠法、電気泳動法、電気透析法等によってアルカリイオンを除去することによって得られ、該水溶液中には実質的に塩を含有しないものである。物性的には、該水溶液のpH2〜4のもので、水溶液中の珪酸原子には縮合に関与できるシラノール基を1コ以上有し、分子量1000以下の珪酸水溶液で、平均分子径がコロイダルシリカより微細な1〜2nmの珪酸縮合体を含有する珪酸水溶液で、SiOの濃度が12重量%以下、好ましくは、2〜10重量%以下のものが好ましい。
また、本発明では、該活性珪酸水溶液に酸性反応剤を加えて、活性珪酸水溶液を安定化させたものを用いてもよい。この場合、pHを2以下に調整することにより、長時間安定であり、必ずしも現場で製造しなくてもよく、工場で生産することができる。
【0011】
又、本発明で使用する酸性シリカゾルは、珪酸ソーダなどのいわゆる水溶性珪酸塩と硫酸などの酸を混合し、pHを酸性領域として得られるものであり珪酸ソーダに由来する多量のナトリウム成分が含まれるものである。特に酸性シリカゾルとしては、下記の酸性反応剤を加えて酸性とした水溶液に、珪酸ソーダ、珪酸カリ等の珪酸アルカリを加えて生成されるpH4未満、好ましくはpH3未満としたものを用いることが好ましい。
酸性シリカゾル水溶液のpHを4未満とした理由は、本発明で使用する活性珪酸水溶液のpHが通常2〜4であるため、一緒に用いる酸性シリカゾル水溶液がpH4より大きくなると活性珪酸が不安定となってゲル化時間が短くなる傾向があるので好ましくないからである。
【0012】
一方、地盤改良材として広く使用されているコロイダルシリカは、通常珪酸ソーダをイオン交換樹脂に通して得られる活性珪酸に少量のナトリウムイオン等を加えて加熱しシリカの核を形成し、これにさらに活性珪酸を加えて安定化するなどの方法によって、縮合して安定化したもので、通常数nm〜数十nmの粒子径を持ち、pHは4〜10のものであり、ゾル状態、即ちコロイド粒子が液体に分散していて流動性を示している状態のものを言い、本発明で用いる活性珪酸や酸性シリカゾルとは明らかに異なる。
【0013】
上記した活性珪酸および酸性シリカゾルのpHの調整等のために用いる酸性反応剤としては、例えば硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸、クエン酸、グルコン酸等の有機酸等が挙げられ、この中、構造物に対して腐食の影響が少ないリン酸が特に好ましく用いられる。
本発明の地盤注入用薬液において活性珪酸水溶液に対する酸性シリカゾル水溶液の配合割合は、通常活性珪酸水溶液中の全SiOの量を基準としてその2〜200wt%、好ましくは10〜200wt%である。この理由は、酸性シリカゾルの量が、200wt%より大きくなると、酸性シリカゾルに含まれるNaSO成分により、地下構造物を腐食したり、水質変化が生じるため好ましくないからである。また、酸性シリカゾル水溶液のSiOの量が2wt%未満では、混合液のpHが高くなる傾向となり、長いゲル化時間を得ることが困難となる。
本発明にかかる地盤注入用薬液は、pHは4未満、好ましくは2未満のものが好ましい。従って、pHを調整する目的で、上記した酸性反応剤を後に本発明の薬液に添加してもよい。pHを4未満とする理由は、このpHが4より大きくなると、ゲル化時間が短くなる傾向があるためである。また、ホモゲルのゲル化時間は、該地盤注入用薬液のpHにより影響するが、通常2日以上、好ましくは10日以上のものが好ましい。
本発明は、上述のように、pHを調整することによりゲル化時間を任意に調整することができ、そのpH調整は、改良する地盤の特性に応じて適宜選択すればよい。また、本発明の薬液を使用した固結砂の一軸圧縮強度は、JISA1216「土の一軸圧縮試験法」に準じた測定法で、通常0.5kgf/cm以上が好ましい。
【0014】
また、上記2成分の他に、助剤として、硫酸アルミニウム、塩化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、塩化カリウム、塩化カルシウム等の無機塩が配合されていても差し支えない。
本発明では、更に、例えばEDTA、ポリリン酸塩、ポリカルボン酸等の金属イオン封鎖材、N,N'ジブチルチオ尿素、N,N'ジエチルチオ尿素、ジベンジルスルホキシド、N−ドデシルピリジウムクロライド、N−セチルピリジウムクロライド金属等の腐食防止剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、カゼイン、尿素等の珪酸イオンの重合抑制剤等が配合されていても差し支えない。
【0015】
本発明の薬液の調製方法としては、活性珪酸水溶液に酸性シリカゾル水溶液を加えても、酸性シリカゾル水溶液に活性珪酸水溶液を加えてもよい。更に,必要に応じて、pHを調整するための上記の酸性反応剤および各種助剤を加えて本発明の地盤注入用薬液とすることができる。
本発明の地盤注入用薬液は、ゲル化時間が極めて長いので、例えば、既設構造物の液状化防止、既設構造物下の地盤の強化や止水等の地盤改良材として好適に用いることができる。
【0016】
次に、本発明の地盤改良材を用いた注入工法について説明する。
本発明に係る地盤注入用薬液は、上記したように長いゲル化時間を有するので、注入管内で薬液が固結することがないことから、該薬液の混合方式としては、特に限定なく、例えば、1液1工程注入(1ショット法)、2液1工程注入(1.5ショット法)、2液2工程注入(2ショット法)の何れの混合方式でも差し支えない。
該薬液の注入方式としては、公知の注入方式を適用でき、例えば二重管ストレーナー方式と二重管ダブルパッカー方式等が挙げられる。また、パッカーにより注入管口元をシールすること等により単管ロッド方式でも適用できる。
なお、該薬液は、酸性溶液の状態で使用されるが、通常使用される耐酸性の注入機械を使用することにより、装置等の問題なく注入することができる。
【0017】
本発明の地盤注入用薬液は、ゲル化時間が、従来のものと比べて非常に長いにもかかわらず、実用的な圧縮強度が得られることが最大の特徴である。従って、本発明の地盤注入用薬液は、幅が10m程度の既設構造物であれば、構造物の外周から該薬液を注入することができ、既設構造物の床に穴を空けるような施行方法をとらずにその下部の地盤を改良することができる。また、低い圧力で、長い時間をかけて地盤に注入することができることから、既設構造物や近傍への悪影響を及ぼす恐れが少なく、しかも、浸透注入状態が得られるため、浸透理論による解析が適用でき、注入範囲の予測が可能となる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、各実施例中、%は重量パーセントである。
【0019】
<活性珪酸水溶液の調製>
JIS K1408号に規定する珪酸ソーダ3号(JIS珪酸ソーダ3号という)を水で希釈してSiO濃度を3%に調整した珪酸ソーダ水溶液1500mLを、陽イオン交換樹脂(アンバーライト IR 120B;オルガノ(株)社製)1000mLに通して活性珪酸水溶液を得た。この水溶液のpHは2.5であった。
【0020】
<酸性シリカゾルの調製>
57%硫酸70Lに水430Lを加えた硫酸水溶液を激しく攪拌しながら、これに、JIS珪酸ソーダ3号250Lに水250Lを加えた珪酸ソーダ水溶液500Lを除々に滴下して、酸性シリカゾル水溶液を調製した。この水溶液のpHは1.5、全SiO濃度は10%であった。
【0021】
実施例1〜2:
上記のようにして得た活性珪酸水溶液とJIS珪酸ソーダ3号の20%水溶液を用いて、表1に示す組成のA液及びB液を調製した。またこのA液とB液を混合した薬液のpH及び及びSiO濃度を表1に示す。
【0022】
実施例3〜5:
上記のようにして調製した活性珪酸水溶液と酸性シリカゾル水溶液とを用いて、表2に示す組成のA液及びB液を調製した。またこのA液とB液を混合した薬液のpH及びSiO濃度を表2に示す。
【0023】
【表1】
Figure 0004164172
【0024】
【表2】
Figure 0004164172
【0025】
比較例1〜3
30%コロイダルシリカ水溶液と上記のようにして調製した実施例3〜5と同じ酸性シリカゾル水溶液を用いて表3に示す組成のA液及びB液を調製した。またこのA液とB液を混合した薬液のpH及びSiO 濃度を表3に示す。
【0026】
【表3】
Figure 0004164172
【0027】
<ホモゲルのゲル化時間の測定>
実施例1〜5及び比較例1〜3で調製したA液及びB液を混合した薬液をそれぞれ容器に移して室温でゲル化反応を行い、ホモゲルが得られるまでのゲル化時間を測定した。その結果を表4に示す。なお、ゲル化時間は、薬液を混合後、容器を傾けても中の薬液が流動しなくなった状態までの時間とした。
【0028】
<サンドゲルの一軸圧縮強度の測定>
また、実施例1〜5及び比較例1〜3で調製したA液及びB液を混合した薬液100mLを、5cmΦ×20cmLの型枠に豊浦標準砂を10cmの高さまで詰めた砂層に注ぎ入れ、砂層の固化反応を行った(サンドゲル)。薬液の注入1日後、7日後、28日後のサンドゲルの一軸圧縮強度をJISA1216に準じて測定した。その結果を表4に示す。
【0029】
【表4】
Figure 0004164172
【0030】
尚、実施例3〜5及び比較例1のサンプルについては、1日後はまだ固化が完了せず一軸圧縮強度は測定できなかった。
表4の結果より、本発明の地盤注入用薬液は、コロイダルシリカと酸性シリカゾルを用いた系と比べて、ホモゲルのゲル化時間が長く、シリカ濃度が低いにもかかわらず実用的な圧縮強度が得られることが分かる。
【0031】
【発明の効果】
上記したとおり、本発明の地盤注入用薬液は活性珪酸水溶液と酸性シリカゾル水溶液とを有効成分とし、従来の地盤注入用薬液と比べて、ホモゲルのゲル化時間が、2日以上という極めて長い時間が得られ、それにも拘わらず1.0kgf/cm以上という十分に実用的な圧縮強度のものが得られる。
従来の酸性シリカゾル系薬液に比べてNa2SO4等の水溶性塩類の含有量を低減でき、酸性シリカゾルと比べて耐久性を向上することができ、コロイダルシリカ系薬液よりも安価に供給できる。
また、ゲルタイムが極めて長い薬液が作成可能なので、幅が10m程度までの既設構造物であれば、構造物外周から低い圧力で長時間かけて薬液注入でき、既設構造物や近傍の付帯設備などに有害な変状を及ぼすことなく、既設構造物下部の地盤強化や止水が可能となる。

Claims (3)

  1. 活性珪酸水溶液と酸性シリカゾル水溶液とを有効成分とする地盤注入用薬液であって、酸性シリカゾル水溶液の配合割合が、活性珪酸水溶液中の全SiO 2 の2〜200重量%であることを特徴とする地盤注入用薬液
  2. 地盤注入用薬液のpHが4未満である請求項1に記載の地盤注入用薬液。
  3. さらに無機塩類を含有する請求項1又は記載の地盤注入用薬液。
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