JP2002155207A - 熱可塑性組成物およびそれからなるフィルム - Google Patents

熱可塑性組成物およびそれからなるフィルム

Info

Publication number
JP2002155207A
JP2002155207A JP2000352484A JP2000352484A JP2002155207A JP 2002155207 A JP2002155207 A JP 2002155207A JP 2000352484 A JP2000352484 A JP 2000352484A JP 2000352484 A JP2000352484 A JP 2000352484A JP 2002155207 A JP2002155207 A JP 2002155207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
acid
acrylic compound
thermoplastic
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000352484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4178742B2 (ja
Inventor
Nobuhisa Yamane
延久 山根
Kozo Takahashi
弘造 高橋
Minoru Yoshida
実 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2000352484A priority Critical patent/JP4178742B2/ja
Publication of JP2002155207A publication Critical patent/JP2002155207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4178742B2 publication Critical patent/JP4178742B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】成形加工性、美麗性に優れており、特に単体、
金属、紙、不織布、ポリマー素材との積層において成形
加工する用途に好適に使用することができる成形加工用
ポリエステルフィルムを提供すること。 【解決手段】熱可塑性ポリマーにアクリル系化合物を1
〜60重量%添加してなる熱可塑性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性組成物お
よびそれからなるフィルムに関するものである。詳しく
は耐候性、成形加工性に優れる熱可塑性組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニルは、その分子骨格のた
め、可塑剤を含有させることにより、流動性、粘弾性、
機械特性などを大きく変更させることが可能であり、硬
質から軟質材料まで多くの成形材料を製造しうるのに好
適なポリマーとして使用されてきた。一方、分子骨格に
塩素を含有しているため、焼却時の燃焼ガスのダイオキ
シンや塩素含有ガスの発生が問題として取り上げられて
きている。
【0003】ポリ塩化ビニルの代替素材としては、ポリ
エステル、ポリオレフィン、ナイロンなどが挙げられる
が、いずれの素材もポリ塩化ビニルのような優れた加工
性を発現させるには至っていない。
【0004】ポリマーの流動性を向上させる方法として
は、ポリ塩化ビニルのように可塑剤を添加する方法が知
られており、ポリエステル用の可塑剤も提案されている
が特性は十分とはいえなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の問題点を解消することにあり、優れた成
形加工性を有し、特にエンボス加工や真空成形、圧空成
形などの加工性に優れる熱可塑性組成物およびそれから
なるフィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、熱可塑性ポリマーにアクリル系化合物を1〜60重
量%添加してなる熱可塑性組成物とすることによって達
成することができる。
【0007】本発明は、鋭意検討の結果、熱可塑性ポリ
マーにアクリル系化合物を1〜60重量%含有させるこ
とにより、成形に適した材料を得ることができたもので
ある。
【0008】本発明は、成形加工される際の高温成形加
工性、耐白化性(成形時の白化を防止できる特性)に優
れる成形加工製品が得られることを見出したものであ
り、特にエンボス成形加工や真空成形、圧空成形、しぼ
り成形などの成形加工性に優れる熱可塑性組成物を提供
することを可能にしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の熱可塑性ポリマーとは、
好ましくはポリエステル、ポリオレフィン、ナイロン、
ポリ乳酸から選択される高分子重合体である。
【0010】アクリル系化合物の分散性を良好にする点
から、熱可塑性ポリマーには共重合成分を含有させたも
のが好ましく、その共重合成分としては、エーテル基、
水酸基、カルボン酸基、スルホン酸基、あるいは水酸
基、カルボン酸基、スルホン酸基の金属塩などの極性ま
たは水素結合性を有する成分が分散性、流動性の点で好
ましく挙げられ、加工性を特に良好にする点では、1〜
50重量%または1〜50モル%含有させることが好ま
しい。
【0011】共重合成分として挙げられた上記成分は複
数併用してもよい。
【0012】本発明では、熱可塑性ポリマーとして、ポ
リエステルが耐熱性の点で好ましいが、ポリエステルと
は、主鎖中の主要な結合をエステル結合とする高分子の
総称であって、通常ジカルボン酸成分とグリコール成分
を重縮合反応させることによって得ることができる。こ
こでジカルボン酸成分としては、たとえばテレフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニ
ルジカンルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、
ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウムスル
ホンジカルボン酸、フタル酸などの芳香族ジカルボン
酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダ
イマー酸、マレイン酸、フマル酸などの脂肪族ジカルボ
ン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカル
ボン酸、パラオキシ安息香酸などのオキシカルボン酸な
どを挙げることができる。また、グリコール成分として
は、たとえばエチレングリコール、プロパンジオール、
ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族グリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなどのポリオキシアルキレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリ
コール、ビスフェノールA、ビスフェノールSなどの芳
香族グリコール、イソソルビドなどが挙げられる。
【0013】このとき上記挙げられたジカルボン酸成分
および/またはグリコール成分は本発明の特性を損ねな
い範囲で複数併用してもよい。
【0014】本発明では、耐熱性、成形加工性を両立
し、美麗性に優れるフィルムを得る点で熱可塑性ポリマ
ーの融点が150〜280℃であることが好ましく、さ
らに好ましくは180〜270℃、特に好ましくは20
0〜260℃であることが好ましい。
【0015】特にポリエステルを構成する酸成分の主成
分がテレフタル酸成分および/またはイソフタル酸成分
であることが、成形加工性、耐熱性の点で好ましい。さ
らに50モル%以上がテレフタル酸成分および/または
イソフタル酸成分であることが好ましい。耐熱性、成形
加工性の点で、グリコール成分の中でも、エチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、イソソルビドが
好ましく、ポリエステルを構成するグリコール成分の主
成分が、エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノ
ール、イソソルビドから選択されることが好ましい。好
ましくは50モル%以上がエチレングリコール、シクロ
ヘキサンジメタノール、イソソルビドから選択される成
分であることが好ましい。
【0016】本発明のポリエステルを製造する際の触媒
としては特に限定されないが、アルカリ土類金属化合
物、マンガン化合物、コバルト化合物、アルミニウム化
合物、アンチモン化合物、チタン化合物、チタン/シリ
カ複合酸化物、チタン/ジルコニア複合酸化物、ゲルマ
ニウム化合物などが使用できる。さらに熱安定剤として
リン化合物などを使用することができる。
【0017】本発明におけるポリエステルに熱安定剤と
して添加されるリン化合物は特に限定されないが、リン
酸、亜リン酸などが好ましい。
【0018】また、ポリエステルの耐熱性、成形加工性
を向上させる点で触媒金属成分の金属元素のミリモル%
をM、リン化合物のリン元素のミリモル%をPとした際
に、M/Pが0.5〜5であることが好ましく、特に
0.5〜3であることが好ましい。
【0019】本発明におけるポリエステルは、好ましく
はジエチレングリコール成分量が0.01〜5モル%、
さらに好ましくは0.01〜3モル%であることが高温
成形加工時の色調の変化、機械特性の変化を小さくする
点で望ましい。
【0020】また、ポリエステルの固有粘度は0.5〜
1.5であることが好ましく、特に耐熱性、耐経時性が
要求される用途では固有粘度が0.6〜1.0であるこ
とが好ましい。
【0021】ポリオレフィンでは、エチレンまたはプロ
ピレン単位を有するものが好ましく、これらの共重合成
分としてビニルアルコール、メタクリル酸、アクリル酸
およびそれらの金属塩が好ましく挙げられる。共重合率
としては、1〜70重量%が好ましく、さらに好ましく
は1〜60重量%である。共重合成分としては複数を選
択しても良い。
【0022】ナイロンでは、たとえばポリアミド6、ポ
リアミド12、ポリアミド11、ポリアミド6−6、ポ
リアミド6−10、ポリアミド6−12などの脂肪族ポ
リアミド、また各種公知の芳香族ポリアミドを用いるこ
とができ、さらにこれらの共重合物または混合物なども
挙げることができる。共重合成分としては特に限定され
ないが、2価または3価以上のカルボン酸が好ましい。
共重合率としては、1〜50重量%が好ましく、さらに
好ましくは1〜45重量%である。共重合成分としては
複数を選択しても良い。
【0023】ポリ乳酸としては、例えば、D−乳酸ホモ
ポリマー、L−乳酸ホモポリマー、D−乳酸/L−乳酸
コポリマー、D−乳酸/ヒドロキシカルボン酸コポリマ
ーおよびそれらの混合物を挙げることができるが、本発
明ではこれらに限定されない。またポリ乳酸は、L−乳
酸成分を主体とし、D−乳酸成分の含有量が0〜30重
量%であることが、耐熱性、熱収縮特性の点で好まし
い。特に好ましくはD−乳酸成分の含有量が0〜20重
量%である 本発明の熱可塑性フィルムは、成形加工性、成形加工後
の耐衝撃性を良好にする点で、20℃〜融点−60℃で
長手方向破断伸度、幅方向破断伸度を測定し、その和が
最大となるときの値をそれぞれS1、S2とした際に、
下記式(1)を満足することが好ましい。さらに好まし
くは(S1+S2)/2が350%以上、特に好ましく
は400%以上である。 (S1+S2)/2≧300% ………(1) 本発明では、熱可塑性ポリマーに対して、アクリル系ポ
リマーを配合してなることが必要である。その添加量は
1〜60重量%の範囲であり、さらに好ましくは2〜4
0重量%、特に好ましくは5〜30重量%の範囲であ
る。添加量がこの範囲の下限より少ないと十分な特性が
発現できない。またこの範囲を超えると組成物の製造が
不安定となる。
【0024】ここで、本発明のアクリル系化合物とは構
成する30重量%以上がアクリル酸およびその塩、メタ
クリル酸およびその塩などの単量体で構成されればよ
く、このとき1種のみの単独重合体、また2種以上の単
量体からなる共重合体のいずれであってもよい。また、
耐候性などの特性向上の点からはこの構成量は50重量
%以上である。
【0025】これらのアクリル酸単量体の具体例として
は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブ
チル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシ
ル、アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル
酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)
アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル
酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノ
エチル、(メタ)アクリル酸クロロエチル、(メタ)ア
クリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸ヘプ
タデカフルオロオクチルエチル、(メタ)アクリル酸イ
ソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチルおよび
(メタ)アクリル酸トリシクロデシニルなどが挙げられ
る。
【0026】また、上記アクリル系化合物には共重合成
分を導入することが可能であり、たとえばスチレン系単
量体などを好ましく用いることができる。このとき共重
合量としては70モル%以下の任意の量をとることがで
きる。
【0027】アクリル化合物として共重合のものを用い
る場合、その形式はブロック共重合体、ランダム共重合
体、グラフト共重合体あるいはこれらの組み合わせによ
るいずれの共重合体であってもよい。
【0028】アクリル系化合物の数平均分子量(Mn)
は800〜20000であることが好ましく、さらに好
ましくは800〜10000、特に好ましくは1000
〜5000である。分子量がかかる範囲より大きなもの
になるとアクリル化合物の分散性の悪化などを引き起こ
し、またかかる範囲より小さくなるとブリードアウトな
どの問題を引き起こしやすくなるため好ましくない。
【0029】また、アクリル化合物の重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)は
加工性、美麗性などの特性を向上させる点から好ましく
は1〜2.5であり、さらに好ましくは1〜2、特に好
ましくは1〜1.8である。
【0030】上記Mw/Mnを所定の範囲内とする重合
の手法については、特公平2−33041、特公平5−
58005、特公平5−61284などに塊状重合によ
る手法開示されており、これらの技術、および得られた
化合物を好ましく適用することができる。
【0031】加工性を向上させる点および低温特性(低
温での加工性、耐衝撃性)を良好にする点で、アクリル
系化合物の融点が120℃以下であることが好ましい。
低温特性を良好にする上でさらに好ましくは80℃以
下、特に好ましくは20℃以下である。
【0032】アクリル化合物は水酸基の量が50(KO
H mg/g)以下、さらに好ましくは20(KOH
mg/g)以下であることが好ましい、特に好ましくは
10(KOH mg/g)以下である。カルボン酸基が
50(KOH mg/g)以下、さらに好ましくは20
(KOH mg/g)以下であることが好ましい、特に
好ましくは10(KOH mg/g)以下である。これ
ら好ましい水酸基、カルボン酸基の量に下限は特になく
少ないほど樹脂の流動性向上、異物の発生を抑制の点か
ら好ましい。
【0033】本発明においては、組成物の成形加工性、
ハンドリング、着色性の点で、フィルム中に粒子を含有
させることが好ましく、粒子径が0.01〜30μmの
粒子を添加することが好ましく、特に0.01〜10μ
mの粒子径を有するものが好ましい。添加量としては
0.001〜70重量%含有させることが好ましく、
0.1〜60重量%であることがさらに好ましい。
【0034】具体的には、無機粒子として、湿式および
乾式シリカ、湿式シリカ、コロイダルシリカ、ケイ酸ア
ルミニウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カル
シウム、硫酸バリウム、アルミナ、マイカ、カオリン、
クレ−等が挙げられ、表面形成性の点からケイ酸アルミ
ニウム、コロイダルシリカ等が好ましい。
【0035】また、有機粒子としては、様々な有機高分
子粒子を用いることができるが、その種類としては、少
なくとも一部が用いる熱可塑性ポリマーに対して不溶の
粒子であれば用いることができる。このような粒子の素
材としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリメチ
ルメタクリレート、ホルムアルデヒド樹脂、フェノール
樹脂、架橋ポリスチレン、シリコーン樹脂およびこれら
の混合、共重合樹脂などの種々のものを使用することが
できるが、耐熱性が高く、かつ粒度分布の均一な粒子が
得られやすいビニル系架橋高分子粒子が特に好ましい。
【0036】また、組成物には必要に応じて従来から知
られている各種の顔料および/または染料を添加して用
いることができる。
【0037】美麗性を良好にする点では、熱可塑性組成
物を溶融押出する際に、30μm以下の粗大粒子、異物
をカットするフィルターを用いることが好ましく、特に
20μm以下をカットするフィルターを用いることが望
ましい。
【0038】また、アクリル系化合物の添加方法として
は、重合反応前または後にバッチ添加する方法、ベント
式押出機を用いる方法、スクリューまたは管壁から送液
ポンプを用いて添加する方法などが挙げられる。
【0039】本発明の熱可塑性組成物はフィルム状に押
出成型して好適に用いることがでる。この場合、加工
性、防汚性の点で前記アクリル化合物を含有する熱可塑
性組成物からなる層(A層)の少なくとも片面に、アク
リル系化合物含有量の少ないまたはアクリル系化合物を
実質的に含有しない熱可塑性ポリマーからなる層(B
層)を構成せしめることも好ましい。
【0040】前記B層の厚みは特に限定されないが、成
形加工性、美麗性を重視した場合は、0.001〜10
μmとすることが好ましく、さらに0.01〜5μmで
あることが好ましい。積層構成は特に限定されないが、
A/B、B/A/B、A/B/Aとなる構成が好まし
く、特に防汚性の点でA/B、B/A/Bが好ましい。
【0041】本発明の実施態様としてのフイルムの厚さ
は、特に限定されないが、成形加工性、耐熱性の点で8
〜1000μmであることが好ましく、さらに好ましく
は10〜500μm、特に好ましくは15〜300μm
である。
【0042】本発明におけるフィルムの製造方法として
は、特に限定されないが、例えばポリエステルをヘ゛ント式
二軸押出機(ベント部3ヶ所)に供給し、真空ベント部
2ヶ所を通過させて溶融させたポリエステルに、100
℃に加温した可塑剤をプランジャーポンプで計量してポ
リエステルに逆流しないようなスクリューセグメントで
添加・混練させ、ポリエステルの溶融温度を約30℃低
下させ真空ベント通過後に短管を通過させ、別途ポリエ
ステルBを同様に溶融させて、ピノール部で複合させ、
ダイランド、ダイ下部をアモルファスクロム(表面粗さ
0.2S)にホーニング処理した材料としたスリット状
のダイからシート状に押出し、静電印加方式によりキャ
スティングドラムに密着させ冷却固化し未延伸シートを
得る。
【0043】さらに必要に応じて、該未延伸シートをフ
ィルムの長手方向及び/または幅方向に延伸、熱処理し
てもよい。延伸の方式としては好ましくはフィルムの品
質の点でテンター方式によるものが好ましく、長手方向
に延伸した後、幅方向に延伸する逐次二軸延伸方式、長
手方向、幅方向をほぼ同時に延伸していく同時二軸延伸
方式が望ましい。延伸倍率としては、それぞれの方向に
1.5〜5.0倍、好ましくは1.5〜4.0倍であ
る。長手方向、幅方向の延伸倍率はどちらを大きくして
もよく、同一としてもよい。また、延伸速度は1000
%/分〜1000000%/分であることが望ましく、
特に縦延伸速度を300000%/分以下で製膜するこ
とが好ましい。延伸温度は100℃以上150℃以下で
あれば任意の温度とすることができるが、ガラス転移温
度+20℃〜60℃が好ましい。
【0044】更に、この後に必要に応じてフィルムの熱
処理を行うことができるが、この熱処理はオ−ブン中、
加熱されたロ−ル上等、従来から知られている任意の方
法で行なうことができる。
【0045】熱処理温度は60℃以上250℃以下の任
意の温度とすることができるが、好ましくは150〜2
40℃である。また熱処理時間は任意とすることができ
るが、0.1〜60秒間が好ましく、さらに好ましくは
1〜20秒間である。熱処理は、フィルムをその長手方
向および/または幅方向に弛緩させつつ行ってもよい。
さらに、再延伸を各方向に対して1回以上行ってもよ
く、その後熱処理を行ってもよい。
【0046】得られたフィルムは加工性の点から25℃
での弾性率が1〜2000MPaであることが好まし
く、さらに好ましくは、10〜1000MPaである。
【0047】また、フィルム表面にコロナ放電処理など
の表面処理を施すことが、接着性をさらに向上させる点
で好ましい。表面張力としては45mN/m以上である
ことが好ましく、特に50mN/m以上であることが好
ましい。
【0048】本発明のフィルムには、各種コーティング
を施してもよく、その塗布化合物、方法、厚みは、本発
明の効果を損なわない範囲であれば特に限定されない。
【0049】さらに、120℃で30分フィルムを熱処
理した際の熱収縮率が5%以下であることが成形性、印
刷性を良好にする上で好ましい。さらに好ましくは4%
以下、特に好ましくは3%以下である。
【0050】本発明では、単体、金属または非金属素材
と積層して成形加工することが好適であるが、金属では
スチール、アルミ、あるいは合金、非金属素材では紙、
不織布、ガラス、ポリマー素材であることが好ましい。
さらに積層構成において金属、非金属素材との間に接着
層、印刷層などが形成されていてもよい。成形加工方法
としては、ラミネート成形加工、真空成形、圧空成形、
真空圧空成形、絞り成形、折り曲げ成形などの成形加工
を単独または複数施されてもよく、成形加工方法として
は特に限定されない。
【0051】単体で使用される場合は、真空成形、圧空
成形、真空圧空成形、絞り成形、折り曲げ成形、張り出
し成形などの成形加工を単独または複数施されてもよ
く、成形加工方法としては特に限定されない。
【0052】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。なお、特性は以下の方法により測定、評価した。 (1)触媒金属元素量、リン元素量、M/P フィルムを融点+20℃に加熱して溶融させ、円形ディ
スクを作成し、蛍光X線分析により、触媒金属元素量、
リン元素量を求めた。なお、量の決定の際にはあらかじ
め各金属元素の添加量を変更したサンプルから求めた蛍
光X線での検量線を使用した。
【0053】フィルム中の粒子による金属成分は、該成
分を除去して求めた。なお、粒子を除去する方法として
は、例えばフィルムを80〜100℃に熱した良溶媒に
溶解させ、遠心分離操作を行い、粒子を取り除き、溶液
中のポリマーを析出した後に上記の蛍光X線分析を行う
方法がある。
【0054】なお、積層フィルムの場合は、各層を削り
取るなどして、分離して求めた。M/Pは、Mを触媒金
属元素のミリモル%、Pをリン元素量のミリモル%とし
て求めた。 (2)弾性率(MPa) テンシロン(引っ張り試験機)を用いて、25℃におい
て測定した。引っ張り速度300mm/min、幅10
mm、試料長50mmとして、フィルム長手方向、幅方
向の弾性率(MPa)をそれぞれ5点測定しこれらすべ
ての平均値から弾性率を求めた。 (3)エンボス成形加工性 熱可塑性フィルムを作成し、印刷を施し、金属板と熱接
着し、ロール加熱(100〜140℃)と集光型ラジエ
ーションによる直前加熱により熱可塑性フィルム側を加
熱し、エンボスロール(30μmの高さの凹凸、1μm
の高さの凹凸)を通過させた後に、冷却ロール(40
℃)で冷却した。得られたフィルムのエンボス性を下記
の通り判定した。なお、美麗性は、色の変化がないこ
と、しわ、ぎらつきがないことにより判定した。
【0055】◎:エンボスロールの凹凸形状を大小とも
にフィルム側へ良好に形成。美麗性も良好。
【0056】○:エンボスロールの凹凸形状の大きい部
分をフィルム側へ良好に形成。美麗性にほとんど変化な
し。
【0057】△:エンボスロールの凹凸形状をフィルム
側へ形成しているがやや凹凸が浅い。美麗性の変化も認
められる。
【0058】×:エンボスロールの凹凸形状をフィルム
側へ形成しているが凹凸が浅く、美麗性の変化も大き
い。 (4)真空圧空成形性 フィルムを作成し、PET不織布をウレタン系接着剤で
フィルムと貼り合わせて、80〜150℃で真空圧空成
形を行い、最もよい条件について下記により判定した。
【0059】○:偏肉、白化なく、成形性良好。
【0060】△:偏肉、白化はほとんどなく、成形性良
好。
【0061】×:偏肉:白化があり、成形性不良。 (5)アクリル化合物の分子量(Mw、Mn) ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC法)によって測定
を行った。 <アクリル化合物>表1に示す組成、分子量を有する化
合物を準備した。ここで、表中の組成物Cはアクリル単
量体の量が15重量%と低く、本発明上のアクリル化合
物の範囲外のものである。
【0062】
【表1】
【0063】なお、表中の略号は以下の通り、 AMS:α−メチルスチレン S:スチレン AA:アクリル酸 2−EHA:2−エチルヘキシルアクリレート <熱可塑性ポリマー>上記アクリル化合物を添加せしめ
る材料として下記熱可塑性ポリマーを準備した。 ポリマーA:ポリエチレンテレフタレート(PET) カルシウム化合物触媒、アンチモン化合物触媒、リン酸
(M/P=2.0)および粒子としてコロイダルシリカ
粒子(平均径1.5μm)を用いて重合を行った。(固
有粘度:1.0) ポリマーB:シクロヘキサンジメタノール30モル%共
重合PET(PET/CHDM) ポリエステルの酸成分はテレフタル酸のみを用い、グリ
コール成分はエチレングリコール70モル%、シクロヘ
キサンジメタノール(CHDM)の比率で共重合せしめ
たポリエステル(固有粘度:0.8)を用いた。 ポリマーC:ポリ乳酸(PLA) D−乳酸80モル%、L−乳酸20モル%の比率で共重
合せしめたD−乳酸/L−乳酸コポリマーを用いた。 実施例1 ポリマーAをベント式二軸押出機(ベント部3ヶ所)に
供給し、真空ベント部2ヶ所を通過させて270℃で溶
融させた。さらに次のベント部にてアクリルAを添加し
た。スリット状のダイ(ハードクロムメッキ、ホーニン
グ加工、表面粗さの最大高さ1.1μm)より押し出さ
れたシートは静電印加方式によりキャスティングドラム
に密着させ冷却固化し、エッジ部をスリットで除去し、
巻き取り工程でフィルムロールを作成した。
【0064】得られたフィルムの特性は、表2の通りで
あり、非常に特性の優れたものであった。
【0065】
【表2】
【0066】実施例2〜4 それぞれ表2に示したアクリルとポリマーの組み合わせ
で実施例1と同様の手法で製膜を行った。得られたフィ
ルムの特性は表2に示した通りである。 実施例5(積層フィルム) A層:ポリマーBをベント式二軸押出機(ベント部3ヶ
所)に供給し、真空ベント部2ヶ所を通過させて270
℃で溶融させた。さらに次のベント部にてアクリルAを
添加した。
【0067】B層:また、別途二軸押出機よりポリマー
Aを溶融させた。
【0068】各溶融ポリエステルをピノールを通じて複
合し、スリット状のダイ(ハードクロムメッキ、ホーニ
ング加工、表面粗さの最大高さ1.1μm)からシート
状に押出し、静電印加方式によりキャスティングドラム
に密着させ冷却固化し、エッジ部をスリットで除去し、
巻き取り工程でフィルムロールを作成した。フィルム厚
みは100μm積層構成はB層/A層/B層で積層比は
1:18:1である。
【0069】得られたフィルムは、80℃×1時間経時
後にもブリードアウトが見られず表面特性にも優れ、さ
らにその他特性も表2に示した通り非常に優れたもので
あった。
【0070】実施例6(2軸延伸フィルム) 実施例1と同様の手法で得られた未延伸フィルムをテン
ター方式の逐次二軸延伸機で製膜した。その際の条件
は、縦延伸温度102℃、縦延伸倍率3.1倍、横延伸
温度115℃、横延伸倍率2.7倍、熱処理温度182
℃、リラックス4%である。なお、フィルム厚みは50
μmとなるよう樹脂押出量を調整した。フィルム特性を
表2に示す。
【0071】比較例1、2 表1、2に示すポリマーおよび組成物Cを用いて実施例
1と同様にフィルムを製膜した。得られたフィルムは厚
み100μmであった。フィルム特性を表2に示すが、
いずれも成形加工性に劣るものであった。
【0072】特に比較例2では溶融押し出しが安定せ
ず、フィルムを製膜することができなかった。
【0073】
【発明の効果】本発明の熱可塑性組成物およびフィルム
は、単体または金属、非金属素材と積層した際の成形加
工性、美麗性に優れており、多くの成形加工用素材に好
適に使用することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA02 AA31 AA43 AB26 BB06 BC01 BC10 4F100 AA20H AK01A AK01B AK01C AK25A AK25B AK25C AK41A AK41B AK41C AK42 AK51 AK51H AL05A AL05B AL05C BA02 BA03 BA06 BA07 BA10B BA10C BA27 DE01A DE01B DE01C DG15 EH17 EH172 JA07A JA07B JA07C JB16A JB16B JB16C JL01 JL09 YY00A YY00B YY00C 4J002 BB04W BB08W BB10W BB14W BC03Y BG04X BG05X BG06X BG06Y CC01Y CC03Y CF03W CF05W CF06W CF07W CF10W CF18W CL02W CL03W CL05W CM04Y CP03Y DE136 DE146 DE236 DG046 DH046 DJ006 DJ016 DJ036 DJ056 FA08Y

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性ポリマーにアクリル系化合物を1
    〜60重量%配合してなる熱可塑性組成物。
  2. 【請求項2】アクリル系化合物の数平均分子量(Mn)
    が800〜20000であることを特徴とする請求項1
    に記載の熱可塑性組成物。
  3. 【請求項3】アクリル系化合物の重量平均分子量(M
    w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が1〜
    2.5であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の熱可塑性組成物。
  4. 【請求項4】熱可塑性ポリマーがポリエステルであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑
    性組成物。
  5. 【請求項5】熱可塑性ポリマーがポリ乳酸であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性組
    成物。
  6. 【請求項6】粒子径0.01〜30μmの粒子を0.0
    01〜70重量%含有することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の熱可塑性組成物。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のアクリル
    系化合物を含有する熱可塑性組成物を構成成分とするフ
    ィルム。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のフィルム(A層)の少な
    くとも片面に、アクリル系化合物の含有量が少ないかま
    たはアクリル系化合物を実質的に含有しない熱可塑性ポ
    リマー(B層)を積層してなることを特徴とするフィル
    ム。
  9. 【請求項9】25℃での弾性率が1〜2000MPaで
    あることを特徴とする請求項7または8に記載のフィル
    ム。
JP2000352484A 2000-11-20 2000-11-20 熱可塑性組成物およびそれからなるフィルム Expired - Fee Related JP4178742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000352484A JP4178742B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 熱可塑性組成物およびそれからなるフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000352484A JP4178742B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 熱可塑性組成物およびそれからなるフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002155207A true JP2002155207A (ja) 2002-05-28
JP4178742B2 JP4178742B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=18825371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000352484A Expired - Fee Related JP4178742B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 熱可塑性組成物およびそれからなるフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4178742B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006097979A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fujitsu Limited 植物性樹脂組成物及び植物性樹脂成形体
JP2007099952A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Achilles Corp 自己粘着性ポリ乳酸系樹脂軟質フィルム
WO2007060930A1 (ja) * 2005-11-25 2007-05-31 Kuraray Co., Ltd. ポリ乳酸組成物
WO2007063864A1 (ja) * 2005-11-30 2007-06-07 Toray Industries, Inc. ポリ乳酸系樹脂積層シートおよびそれからなる成形体
WO2008001917A1 (fr) * 2006-06-30 2008-01-03 Mitsubishi Plastics, Inc. Film, film thermorétractable, article moulé utilisant le film thermorétractable, étiquette thermorétractable, et récipient utilisant l'article moulé ou fixé avec l'étiquette
JP2009007528A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nippon A & L Kk 熱可塑性樹脂組成物
US20090148715A1 (en) * 2007-12-11 2009-06-11 Toray Plastics (America), Inc. Process to produce biaxially oriented polylactic acid film at high transverse orientation rates
WO2010103915A1 (ja) * 2009-03-12 2010-09-16 東レ株式会社 ポリ乳酸系積層シート
JP2011042802A (ja) * 2010-10-25 2011-03-03 Toray Ind Inc ポリ乳酸系延伸フィルム
US7919549B2 (en) 2005-05-09 2011-04-05 Kaneka Corporation Biodegradable resin composition and molded article produced from the same
US7973101B2 (en) 2005-05-13 2011-07-05 Kaneka Corporation Biodegradable resin composition and molded article produced from the same
EP2740767A1 (en) 2005-07-08 2014-06-11 Toray Industries, Inc. Resin composition and molded article comprising of the same
US9023443B2 (en) 2009-09-25 2015-05-05 Toray Plastics (America), Inc. Multi-layer high moisture barrier polylactic acid film
US9150004B2 (en) 2009-06-19 2015-10-06 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with improved heat seal properties
US9221213B2 (en) 2009-09-25 2015-12-29 Toray Plastics (America), Inc. Multi-layer high moisture barrier polylactic acid film
US9238324B2 (en) 2010-03-31 2016-01-19 Toray Plastics (Amercia), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with reduced noise level
US9314999B2 (en) 2008-08-15 2016-04-19 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with high barrier
US9492962B2 (en) 2010-03-31 2016-11-15 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with reduced noise level and improved moisture barrier
US9670358B2 (en) 2013-02-12 2017-06-06 Kaneka Corporation Polyester resin composition, and molded article containing said resin composition

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045143A (ja) * 2007-10-31 2008-02-28 Toray Ind Inc ポリ乳酸含有樹脂組成物、それからなる成形品、および、フィルムまたはシート

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4616334B2 (ja) * 2005-03-11 2011-01-19 富士通株式会社 植物性樹脂組成物及び植物性樹脂成形体
WO2006097979A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fujitsu Limited 植物性樹脂組成物及び植物性樹脂成形体
US7989559B2 (en) 2005-03-11 2011-08-02 Fujitsu Limited Plant resin composition and plant resin molded product
JPWO2006097979A1 (ja) * 2005-03-11 2008-08-21 富士通株式会社 植物性樹脂組成物及び植物性樹脂成形体
US7919549B2 (en) 2005-05-09 2011-04-05 Kaneka Corporation Biodegradable resin composition and molded article produced from the same
US7973101B2 (en) 2005-05-13 2011-07-05 Kaneka Corporation Biodegradable resin composition and molded article produced from the same
EP2740767A1 (en) 2005-07-08 2014-06-11 Toray Industries, Inc. Resin composition and molded article comprising of the same
US8829099B2 (en) 2005-07-08 2014-09-09 Toray Industries, Inc. Resin composition and molded article composed of the same
JP2007099952A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Achilles Corp 自己粘着性ポリ乳酸系樹脂軟質フィルム
WO2007060930A1 (ja) * 2005-11-25 2007-05-31 Kuraray Co., Ltd. ポリ乳酸組成物
JP5466823B2 (ja) * 2005-11-25 2014-04-09 株式会社クラレ ポリ乳酸組成物
US8022139B2 (en) 2005-11-25 2011-09-20 Kuraray Co., Ltd. Polylactic acid composition
JP4952252B2 (ja) * 2005-11-30 2012-06-13 東レ株式会社 ポリ乳酸系樹脂積層シートおよびそれからなる成形体
WO2007063864A1 (ja) * 2005-11-30 2007-06-07 Toray Industries, Inc. ポリ乳酸系樹脂積層シートおよびそれからなる成形体
JPWO2007063864A1 (ja) * 2005-11-30 2009-05-07 東レ株式会社 ポリ乳酸系樹脂積層シートおよびそれからなる成形体
CN101336167B (zh) * 2005-11-30 2012-07-18 东丽株式会社 聚乳酸类树脂叠层片及其成型体
KR101277336B1 (ko) * 2005-11-30 2013-06-20 도레이 카부시키가이샤 폴리락트산계 수지 적층 시트 및 그것으로 이루어지는성형체
US7799412B2 (en) 2005-11-30 2010-09-21 Toray Industries, Inc. Polylactic acid-based resin laminate sheet and molded product therefrom
WO2008001917A1 (fr) * 2006-06-30 2008-01-03 Mitsubishi Plastics, Inc. Film, film thermorétractable, article moulé utilisant le film thermorétractable, étiquette thermorétractable, et récipient utilisant l'article moulé ou fixé avec l'étiquette
JP2009007528A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nippon A & L Kk 熱可塑性樹脂組成物
US20090148715A1 (en) * 2007-12-11 2009-06-11 Toray Plastics (America), Inc. Process to produce biaxially oriented polylactic acid film at high transverse orientation rates
US9314999B2 (en) 2008-08-15 2016-04-19 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with high barrier
WO2010103915A1 (ja) * 2009-03-12 2010-09-16 東レ株式会社 ポリ乳酸系積層シート
US9150004B2 (en) 2009-06-19 2015-10-06 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with improved heat seal properties
US9023443B2 (en) 2009-09-25 2015-05-05 Toray Plastics (America), Inc. Multi-layer high moisture barrier polylactic acid film
US9221213B2 (en) 2009-09-25 2015-12-29 Toray Plastics (America), Inc. Multi-layer high moisture barrier polylactic acid film
US9238324B2 (en) 2010-03-31 2016-01-19 Toray Plastics (Amercia), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with reduced noise level
US9492962B2 (en) 2010-03-31 2016-11-15 Toray Plastics (America), Inc. Biaxially oriented polylactic acid film with reduced noise level and improved moisture barrier
JP2011042802A (ja) * 2010-10-25 2011-03-03 Toray Ind Inc ポリ乳酸系延伸フィルム
US9670358B2 (en) 2013-02-12 2017-06-06 Kaneka Corporation Polyester resin composition, and molded article containing said resin composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP4178742B2 (ja) 2008-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002155207A (ja) 熱可塑性組成物およびそれからなるフィルム
WO2007063864A1 (ja) ポリ乳酸系樹脂積層シートおよびそれからなる成形体
JP2017209996A (ja) ヒートシール性および剥離性ポリエステルフィルム、その使用およびその製造方法
KR20050045867A (ko) 점착-촉진, 열시일성 및 필러블 폴리에스테르 필름, 그제작방법 및 그 용도
JP5127296B2 (ja) 深絞り成型同時転写箔用ポリエステルフィルム
KR101762467B1 (ko) 폴리락트산계 수지 시트
JP2006316137A (ja) 熱収縮性フィルム並びに該フィルムを用いた成形品及び容器
JP2006199917A (ja) 金属板貼合せ用ポリエステルフィルム、ラミネート金属板及び金属容器
JP2006009023A (ja) 二軸延伸ポリエステルフィルム及びその製造方法
JP2008519130A5 (ja)
JP4583699B2 (ja) ポリエステルフィルム、成形用ポリエステルフィルム及びそれを用いた成形部材
JP2008207553A (ja) 積層フィルム
JP2000001554A (ja) 熱可塑性樹脂フィルムの表面処理方法
JP2008142916A (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JP2005097528A (ja) 成型用ポリエステルフィルム及びそれを成型してなる成形部材
JP2006199915A (ja) 金属板貼合せ用ポリエステルフィルム、ラミネート金属板及び金属容器
JP4760186B2 (ja) 熱収縮性ポリエステル系フィルム及びその製造方法、熱収縮性ラベル
JP5249796B2 (ja) フレキシブルプリント回路基板補強用フィルム、フレキシブルプリント回路基板補強板およびフレキシブルプリント回路基板積層体
JP4467121B2 (ja) 芳香族ポリエステル樹脂系積層フィルム
JPH08104763A (ja) ポリエステルフィルムおよびポリエステルフィルム複合体
JP2004262029A (ja) ヒートシール性ポリ乳酸系二軸延伸フィルム
JP4804273B2 (ja) 帯電防止性ポリエステルフィルム
JP4670484B2 (ja) 金属板貼合せ用ポリエステルフィルム、ラミネート金属板及び金属容器
JP2003313404A (ja) 脂肪族ポリエステル樹脂組成物及び脂肪族ポリエステル多層フィルム
JP4655409B2 (ja) 成形用積層ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4178742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees