JP2002153598A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002153598A
JP2002153598A JP2000355518A JP2000355518A JP2002153598A JP 2002153598 A JP2002153598 A JP 2002153598A JP 2000355518 A JP2000355518 A JP 2000355518A JP 2000355518 A JP2000355518 A JP 2000355518A JP 2002153598 A JP2002153598 A JP 2002153598A
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JP2000355518A
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English (en)
Inventor
Masaki Kinoshita
正樹 木下
Shigeru Masuzawa
茂 増沢
Yasuo Kono
康夫 河野
Toshihiro Yoneda
利宏 米田
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Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己の技量により、利益を増加させることが
できるという満足感や達成感を得ることができ、また、
技量に劣る者も楽しむことができ、また、緊張感を持っ
て、興味溢れる遊技を行うことができる遊技機を提供す
る。 【解決手段】 遊技機(10)は、特別入賞フラグの成立に
関する情報を遊技者に向かって報知するためのフラグ成
立報知手段(170)と、フラグ成立報知手段(170)により最
初に報知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ
成立中の入賞図柄(61)を所定の有効入賞ライン上に揃え
ることができて、入賞確定した遊技までの遊技回数に基
づいた得点をカウントするための得点カウント手段(14
3)と、得点を記憶するための得点記憶手段(144)と、得
点に基づいて、遊技者に利益を付与する利益付与手段(1
60)とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特別入賞フラグ
が成立した遊技から数えて、入賞確定した遊技までの遊
技回数に対応した得点に基づいて、遊技者に利益を付与
可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、抽選結
果が入賞である場合に当該入賞図柄の入賞フラグが成立
し、前記入賞フラグ成立中に、前記回転リールが停止し
た状態で、予め設定した所定の方向の有効入賞ライン上
に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄が所定の組合せで揃
うことを条件として入賞が確定して遊技者に利益を付与
するように設定されていた。
【0003】そして、入賞フラグ成立中であることを、
遊技者に向かって報知するものがあった。入賞フラグ成
立中であることを遊技者に報知することは、遊技者が当
該入賞図柄をいわゆる目押しにより揃えることができる
可能性が増加するため、遊技者に一種の利益を与えるも
のである。そして、かかる入賞フラグ成立に関する情報
を報知するような遊技者への利益付与を行うか否かは、
抽選により決定されていた。
【0004】また、いわゆるビッグボーナスゲーム(以
下、「BBゲーム」という。)や、レギュラーボーナス
ゲーム(以下、「RBゲーム」という。)等の特別遊技
の入賞フラグは、当該入賞フラグが成立したにも拘わら
ず、当該遊技で入賞確定することができなかった場合
に、次の遊技に当該入賞フラグ成立の権利を持ち越し可
能な特別入賞フラグからなるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の遊技機
では、入賞フラグ成立に関する情報の報知等の遊技者へ
の利益付与を行うか否かが遊技機内部の抽選によって決
定するため、遊技者によっては、自己の技量に全く関係
ないところで決定されることが面白くないと感じる者が
いた。このため、自己の技量によって、自己の利益を獲
得するという満足感や達成感を得ることができず、遊技
を興味溢れるものにすることができないといった第一の
問題点があった。
【0006】また、いわゆる目押しの技量に優れた熟練
者は、常に多くの利益を獲得することができるが、目押
しの技量に劣る初級者は、少ない利益しか獲得できず、
楽しむことができないといった第二の問題点があった。
また、フラグ成立の権利が次の遊技にまで持ち越し可能
なBBゲーム等の特別遊技の特別入賞フラグの場合、当
該特別入賞フラグ成立が、種々の報知手段により、遊技
者に解ってしまうと、当該特別入賞フラグ成立の権利が
取り消されることがないため、漫然と遊技をする傾向が
見受けられ、遊技に緊張感が無くなり、遊技としての面
白みに欠くことになるといった第三の問題点があった。
【0007】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する第一及び第三の問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、自己の技
量により、利益を増加させることができるという満足感
や達成感を得ることができ、また、遊技者の技量の差の
影響を抑えることもできて、技量に劣る者も熟練者と同
じように楽しむことができ、また、緊張感を持って、興
味溢れる遊技を行うことができる遊技機を提供しようと
するものである。
【0008】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、n回の遊技回
数範囲内に、入賞確定することができるか否かを考慮し
ながら遊技を進めるという新たな遊技性を有する遊技を
行うことができる遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0009】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3記載の発明は、入賞確定する
までの遊技回数が、予め定めたどの範囲に分類されるか
を考慮しながら遊技を進めるという新たな遊技性を有す
る遊技を行うことができる遊技機を提供しようとするも
のである。
【0010】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項4記載
の発明は、自己の技量により、多くの利益を獲得するこ
とができるという満足感や達成感を得ることができ、ま
た、遊技者の技量の差の影響を抑えることもできて、技
量に劣る者も熟練者と同じように楽しむことができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0011】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発
明は、自己の技量により、入賞判定テーブルを選択する
ことができて、結果として、メダルを獲得することがで
きるという達成感や満足感を得ることができ、遊技を興
味溢れるものにすることができ、また、遊技者の技量の
差の影響を抑えることができ、技量に優れた熟練者も、
技量に劣る初心者も同じように楽しむことができる遊技
機を提供しようとするものである。
【0012】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1乃至5のいずれか1項に発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発
明は、新たな特別入賞フラグ成立を、前回の得点結果に
左右されることなく、新たな気分で迎えることができる
遊技機を提供しようとするものである。
【0013】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載
の発明は、遊技者の目押しの技量により、得点の増加だ
けでなく減少にも影響を与えることができて、目押しの
技量と得点との相関関係をより大きなものにすることが
でき、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機
を提供しようとするものである。
【0014】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載
の発明は、通常遊技中における遊技性を異なるものにす
ることができ、通常遊技中の遊技内容が単調となること
なく、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機
を提供しようとするものである。
【0015】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項9記載
の発明は、通常遊技中における遊技性を異なるものにす
ることができ、通常遊技中の遊技内容が単調となること
なく、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機
を提供しようとするものである。
【0016】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明の
目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項1
0記載の発明は、特別遊技中における遊技性を異なるも
のにすることができ、特別遊技中の遊技内容が単調とな
ることなく、遊技を興味溢れるものにすることができる
遊技機を提供しようとするものである。
【0017】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明の
目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項1
1記載の発明は、特別遊技終了後の通常遊技中における
遊技性を異なるものにすることができ、特別遊技終了後
の通常遊技中の遊技内容が単調となることなく、遊技を
興味溢れるものにすることができる遊技機を提供しよう
とするものである。
【0018】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すな
わち、請求項12記載の発明は、得点に基づき報知の出
現回数を決定することにより、遊技者の技量に基づい
て、遊技者へ付与する利益量をいずれの方向にも調整す
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る遊技機を提供しようとするものである。
【0019】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すな
わち、請求項13記載の発明は、得点に基づき報知の出
現確率を決定することにより、遊技者の技量に基づい
て、遊技者へ付与する利益量をいずれの方向にも調整す
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る遊技機を提供しようとするものである。
【0020】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すな
わち、請求項14記載の発明は、得点に基づき報知内容
の信頼性を決定することにより、遊技者の技量に基づい
て、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方向にも調整
することができ、遊技を興味溢れるものにすることがで
きる遊技機を提供しようとするものである。
【0021】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すな
わち、請求項15記載の発明は、得点に基づき報知内容
の範囲を決定することにより、遊技者の技量に基づい
て、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方向にも調整
することができ、遊技を興味溢れるものにすることがで
きる遊技機を提供しようとするものである。
【0022】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項15記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項16記載の発明は、得点
に基づきフラグ成立報知手段の報知の出現を決定するこ
とにより、遊技者の技量に基づいて、遊技者へ付与する
利益量を、いずれの方向にも調整することができ、遊技
を興味溢れるものにすることができる遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0023】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1乃至16のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
17記載の発明は、演出制御装置を変更することによ
り、得点の採取期間や、かかる得点に基づく、報知決定
の条件が異なる同一シリーズの遊技機や、全く演出内容
が異なる別のものに変更可能な遊技機を提供しようとす
るものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0025】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0026】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、前記
回転リール(40)の回転を制御するとともに、入賞図柄(6
1)の抽選を行うための制御装置(20)とを備えている。そ
して、本発明に係る遊技機(10)は、前記制御装置(20)に
よる抽選結果が入賞である場合に当該入賞図柄(61)の入
賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記回転
リール(40)が停止した状態で、予め設定した所定の方向
の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄
(61)が所定の組合せで揃うことを条件として入賞が確定
して遊技者に利益を付与するように設定されている。
【0027】本発明に係る遊技機(10)は、前記入賞フラ
グとして、前記入賞フラグが成立したにも拘わらず、当
該遊技で入賞確定することができなかった場合に、次の
遊技に当該入賞フラグ成立の権利を持ち越し可能な特別
入賞フラグを備えている。そして、前記遊技機(10)は、
前記制御装置(20)による抽選結果、前記特別入賞フラグ
の成立に関する情報を遊技者に向かって報知するための
フラグ成立報知手段(170)と、前記フラグ成立報知手段
(170)により最初に報知を行った遊技から数えて、当該
特別入賞フラグ成立中の入賞図柄(61)を所定の有効入賞
ライン上に揃えることができて、入賞確定した遊技まで
の遊技回数に基づいた得点をカウントするための得点カ
ウント手段(143)と、前記得点カウント手段(143)の前記
得点を記憶するための得点記憶手段(144)と、前記得点
記憶手段(144)により記憶された前記得点に基づいて、
遊技者に利益を付与する利益付与手段(160)とを備えた
ことを特徴とする。
【0028】なお、ここで、「回転リール(40)」とある
のは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転
するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に
表示されるようなものも含まれるものである。具体的に
は、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液
晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示
した回転リール(40)が回転するような画像を当該液晶装
置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。
また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例え
ば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)
を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものであ
る。
【0029】また、ここで、「遊技回数に基づいた得
点」とは、フラグ成立報知手段(170)により最初に報知
を行った遊技から数えて、特別入賞フラグ成立中の入賞
図柄を所定の有効入賞ライン上に揃えることができて、
入賞確定した遊技までの遊技回数と、得点との間に何ら
かの対応関係があれば良いものである。具体的には、例
えば、得点の初期設定を2に設定し、前記遊技回数が3
回以内のとき、得点に1を加算し、前記遊技回数が3回
を越えるとき、得点に−1を加算(1を減算)するよう
なものを含むものである。
【0030】また、例えば、得点の初期設定を1に設定
し、前記遊技回数が1回又は2回のとき、得点に2を加
算し、前記遊技回数が3回又は4回のとき、得点に1を
加算し、前記遊技回数が5回以上のとき、得点に−1を
加算(1を減算)するようなものを含むものである。ま
た、例えば、現状の得点に加算するものではなく、前記
遊技回数が1回又は2回のとき、得点を3に設定し、前
記遊技回数が3回又は4回のとき、得点を2に設定し、
前記遊技回数が5回以上のとき、得点を1に設定するよ
うなものを含むものである。
【0031】(作用)本発明によれば、利益付与手段(1
60)は、得点記憶手段(144)に記憶された得点に基づい
て、遊技者に利益を付与している。そして、この得点
は、フラグ成立報知手段(170)による最初の報知を行っ
た遊技から数えて、当該特別入賞フラグ成立中の入賞図
柄を所定の有効入賞ライン上に揃えることができて、入
賞確定した遊技までの遊技回数に基づいた得点をカウン
トしたものである。すなわち、遊技者は、いわゆる自己
の目押しの技量によって、入賞確定するまでの遊技回数
を自ら決定することができて、得点を左右することがで
きる。これにより、自己の技量により、利益付与手段(1
60)による遊技者への利益に影響を与えることができ、
結果として、遊技機(10)内部の抽選だけに左右されるの
ではなく、自己の技量によって、利益を増加させること
ができるという自己満足感や達成感を得ることが可能と
なる。これにより、遊技を興味溢れるものにすることが
できる。
【0032】具体的には、得点の増加に伴って、利益付
与手段(160)による遊技者への利益を増加させるように
設定した場合、いわゆる目押しの技量に優れた遊技者
は、自己の技量により得点を増加させることができ、そ
れに伴って、利益付与手段(160)による遊技者への利益
も増加させることができる。これにより、遊技者は、自
己の技量により、利益を増加させることができるという
達成感や満足感を得ることができ、遊技を興味溢れるも
のにすることができる。
【0033】一方、得点の増加に伴って、利益付与手段
(160)による遊技者への利益を減少させるように設定し
た場合、遊技者の目押しの技量の差による利益の差を抑
えることができる。これにより、遊技者の技量の差の影
響を抑えることができ、技量に優れた熟練者も、技量に
劣る初心者も同じように楽しむことができる遊技機を提
供することができる。
【0034】また、フラグ成立報知手段(170)による特
別入賞フラグ成立の報知後、入賞確定するまでの遊技回
数に基づいて得点がカウントされ、その得点に基づいて
利益付与手段(160)により利益が付与されることにな
る。このため、遊技者は停止操作時に、いわゆる目押し
よって、当該利益が増大する方向となるように遊技を進
めることとなる。これにより、特別入賞フラグ成立後
も、遊技者は、漫然と遊技を行うことなく、緊張感を持
って、興味溢れる遊技を行うことができる。
【0035】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記得点カウント手段(143)は、前
記フラグ成立報知手段(170)により最初に報知を行った
遊技から数えて、n(n>1)回の遊技回数範囲内に、
当該特別入賞フラグ成立中の入賞図柄(61)を所定の有効
入賞ライン上に揃えることができて、入賞確定した場合
に得点をカウントすることを特徴とする。
【0036】本発明は、具体的には、例えば、n=3に
設定されているような場合、フラグ成立報知手段(170)
による報知を行った遊技から数えて3回以内に、当該特
別入賞フラグ成立中の入賞図柄を揃えることができて入
賞確定したときに、現在の得点に1点を加算し、3回を
越えて入賞確定したときは現状の得点に点数を加算しな
いようなものを含むものである。また、他の例として、
フラグ成立報知手段(170)による報知を行った遊技から
数えて3回以内に、当該特別入賞フラグ成立中の入賞図
柄を揃えることができて入賞確定したときに、現在の得
点を3に設定し、3回を越えて入賞確定したときは得点
を初期設定値と同じ数値の1に設定するようなものを含
むものである。
【0037】(作用)本発明によれば、遊技者は、特別
入賞フラグ成立の報知が行われた遊技から、n回の遊技
回数範囲内に、入賞確定することができるか否かを考慮
しながら遊技を進めるという新たな遊技性を有する遊技
を行うことができる。すなわち、n回の遊技回数範囲内
に入賞確定することができた場合にカウントされる得点
のプラス、マイナスや、或いは、当該得点の増加により
付与される利益の増減を考慮して、遊技を進めるもので
ある。そして、フラグ成立報知手段(170)の報知を行っ
た遊技から入賞確定までの遊技回数を、いわゆる目押し
による停止操作によって、自己の利益を増加させる方向
に調整することができる。これにより、特別入賞フラグ
成立後も、緊張感を持って、興味溢れる遊技を行うこと
ができ、また、自己満足感や、達成感を得ることができ
る。
【0038】具体的には、例えば、n回の遊技範囲内に
入賞確定することができたときにプラスの得点が加算さ
れ、かかる得点の増加により付与される利益も増加する
ように設定されている場合、遊技者は、フラグ成立報知
手段(170)の報知後、目押しによって、n回の遊技回数
範囲内で入賞確定することができるように遊技を進める
ことができる。これにより、遊技者は、自己の利益を増
加させるため、自己の意志により遊技を進めることがで
き、漫然と遊技を行うことなく、緊張感を持って、遊技
を行うことができる。そして、その結果、利益を得るこ
とができれば、自己の技量によって、利益を得ることが
できたという自己満足感や達成感を得ることが可能とな
り、遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0039】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記フラグ成立報知手段(170)によ
り最初に報知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フ
ラグ成立中の入賞図柄(61)を所定の有効入賞ライン上に
揃えることができて、入賞確定した遊技までの遊技回数
を予め複数の範囲に分類し、前記得点カウント手段(14
3)は、前記遊技回数が属する当該範囲に対応する得点を
カウントすることを特徴とする。
【0040】本発明は、具体的には、例えば、以下のよ
うなものである。フラグ成立報知手段(170)により最初
に報知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ成
立中の入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に揃えること
ができて、入賞確定した遊技までの遊技回数(>1)
を、1以上且つ3未満と、3以上且つ5未満と、5以上
との3つの範囲に予め分類する。そして、それぞれの範
囲に対応する得点を、順に、2、1、−1に予め設定す
る。そして、得点の初期設定を1に設定する。そして、
入賞確定するまでの前記遊技回数が1以上且つ3未満
(1回又は2回)の範囲に属するとき、得点に2を加算
する。また、前記遊技回数が3以上且つ5未満(3回又
は4回)の範囲に属するとき、得点に1を加算する。ま
た、前記遊技回数が5以上(5回、6回・・・)の範囲
に属するとき、得点に−1を加算する。このように、本
発明に係る得点カウント手段(143)は、前記遊技回数が
属する範囲に対応する得点をカウントするようなものを
含むものである。
【0041】(作用)本発明は、得点カウント手段(14
3)が、特別入賞フラグの入賞確定までの遊技回数が属す
る範囲に対応する得点をカウントしている。このため、
遊技者は、特別入賞フラグ成立の報知が行われた遊技か
ら、入賞確定するまでの遊技回数が、予め定めたどの範
囲に分類されるかを考慮するという新たな遊技性を有す
る遊技を行うことができる。
【0042】すなわち、フラグ成立報知手段(170)の報
知を行った遊技から入賞確定までの遊技回数を、いわゆ
る目押しによる停止操作によって、自己の利益を増加さ
せる遊技回数の範囲に属するように調整することができ
る。これにより、特別入賞フラグ成立後も、緊張感を持
って、興味溢れる遊技を行うことができ、また、自己満
足感や、達成感を得ることができる。
【0043】具体的には、例えば、上述したような例の
場合であって、得点の増加に伴い大きな利益が付与され
るときは、遊技者は、特別入賞フラグ成立の遊技(1回
目)、若しくは、その次の遊技(2回目)までに当該特
別入賞フラグの入賞図柄を揃えることができて、入賞確
定することができれば、現状の得点に、加算される得点
の中では最大の2の数値が加算されることになる。この
ため、特別入賞フラグ成立報知が行われた場合、遊技者
は、大きな利益を得るために、いわゆる目押しにより、
かかる遊技回数の範囲内で入賞確定させることを狙うこ
とになる。これにより、新たな遊技性を有する遊技を行
うことができ、また、漫然と遊技を行うことなく、緊張
感を持って、遊技を行うことができる。そして、その結
果、利益を得ることができれば、自己の技量によって、
利益を得ることができたという自己満足感や達成感を得
ることが可能となり、遊技を興味溢れるものにすること
ができる。
【0044】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記利益付
与手段(160)は、前記得点記憶手段(144)により記憶され
た前記得点に基づいて、前記フラグ成立報知手段(170)
による報知の出現を決定するための報知決定手段(145)
を備えたことを特徴とする。
【0045】なお、ここで、「前記フラグ成立報知手段
(170)による報知の出現を決定する」とは、フラグ成立
報知手段(170)による報知の出現回数の多少を決定する
ものを含むものであり、また、フラグ成立報知手段(17
0)による報知を行う確率を決定するための報知入賞判定
テーブルを複数有するような場合に、所定の報知入賞判
定テーブルに決定するようなものを含むものである。
【0046】(作用)本発明によれば、報知決定手段(1
45)が、得点記憶手段(144)により記憶された得点に基づ
いて、フラグ成立報知手段(170)による報知の出現を決
定することができる。このため、得点の増加に伴って、
フラグ成立報知手段(170)による報知の出現も増加する
ように設定した場合、いわゆる目押しの技量に優れた遊
技者は、自己の技量により得点を増加させることがで
き、それに伴って、フラグ成立報知手段(170)による報
知の出現も増加させることができ、結果として、メダル
を多く獲得することができる。これにより、遊技者は、
自己の技量により、メダルを獲得することができるとい
う達成感や満足感を得ることができ、遊技を興味溢れる
ものにすることができる。
【0047】一方、得点の増加に伴って、フラグ成立報
知手段(170)による報知の出現を減少するように設定し
た場合、遊技者の目押しの技量の差によるメダル獲得枚
数の差を抑えることができる。これにより、遊技者の技
量の差の影響を抑えることができ、技量に優れた熟練者
も、技量に劣る初心者も同じように楽しむことができる
遊技機を提供することができる。
【0048】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記制御装
置(20)は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの
入賞判定の抽選を行うための入賞抽選手段(110)を備え
ている。そして、前記入賞抽選手段(110)は、抽選確率
が異なる複数の入賞判定テーブル(113)を有している。
そして、前記利益付与手段(160)は、前記得点記憶手段
(144)により記憶された前記得点に基づいて、前記入賞
抽選手段(110)の複数の入賞判定テーブル(113)のうちか
ら一つの入賞判定テーブル(113)を選択するための抽選
確率決定手段(161)を備えたことを特徴とする。
【0049】(作用)本発明によれば、抽選確率決定手
段(161)が、得点記憶手段(144)により記憶された得点に
基づいて、抽選確率が異なる複数の入賞判定テーブル(1
13)のうちから一つの入賞判定テーブル(113)を選択する
ことができる。このため、抽選確率決定手段(161)によ
り、得点の増加に伴って、抽選確率が高い入賞判定テー
ブル(113)を選択するように設定した場合、いわゆる目
押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により得点を
増加させることができ、それに伴って、抽選確率が高い
入賞判定テーブル(113)を選択することができ、結果と
して、メダルを多く獲得することができる。これによ
り、遊技者は、自己の技量により、メダルを獲得するこ
とができるという達成感や満足感を得ることができ、遊
技を興味溢れるものにすることができる。
【0050】一方、得点の増加に伴って、抽選確率が低
い入賞判定テーブル(113)を選択するように設定した場
合、遊技者の目押しの技量の差によるメダル獲得枚数の
差を抑えることができる。これにより、遊技者の技量の
差の影響を抑えることができ、技量に優れた熟練者も、
技量に劣る初心者も同じように楽しむことができる遊技
機を提供することができる。
【0051】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記得点カ
ウント手段(143)は、前記利益付与手段(160)による利益
付与の実行の後、前記得点をキャンセルして初期設定に
戻すことを特徴とする。
【0052】本発明は、具体的には、例えば、得点カウ
ント手段(143)によりカウントされた得点が3となっ
て、当該得点に基づいた利益が、利益付与手段(160)に
より付与された場合、現状の得点3がキャンセルされ
て、予め設定された得点の初期設定値、例えば1に戻る
ようなものを含むものである。 (作用)本発明は、利益付与手段(160)による利益付与
の実行の後、得点カウント手段(143)が、得点をキャン
セルして初期設定値に戻しているため、今回の得点の結
果が、次の特別入賞フラグ成立による得点に影響を与え
ない。このため、新たな特別入賞フラグ成立を、前回の
得点結果に左右されることなく、新たな気分で迎えるこ
とができる。また、二つの特別入賞フラグ成立の間に遊
技者が交代するような場合、後の遊技者の得点は、前の
遊技者の得点とは無関係に開始することができ、後の遊
技者は常に新鮮な気持ちで遊技を開始することができ
る。
【0053】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記得点カ
ウント手段(143)は、前記フラグ成立報知手段(170)によ
り最初に報知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フ
ラグ成立中の入賞図柄(61)を所定の有効入賞ライン上に
揃えることができて入賞確定した遊技までの遊技回数に
基づいた点数を、前記得点から減算することを特徴とす
る。
【0054】なお、ここで、「遊技回数に基づいた点
数」とあるのは、フラグ成立報知手段(170)により最初
に報知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ成
立中の入賞図柄(61)を所定の有効入賞ライン上に揃える
ことができて、入賞確定した遊技までの遊技回数と、点
数との間に何らかの対応関係があるようなものを意味す
るものである。具体的には、例えば、かかる遊技回数が
3回を越えるような場合、点数1を、前記得点から減算
する(−1を加算する)ようなものを含むものである。
【0055】(作用)本発明によれば、フラグ成立報知
手段(170)により最初に報知を行った遊技から数えて、
当該特別入賞フラグ成立中の入賞図柄を所定の有効入賞
ライン上に揃えることができて、入賞確定した遊技まで
の遊技回数に基づいた点数を、前記得点から減算してい
る。このため、入賞確定した遊技までの遊技回数によっ
ては、得点を減少させることになる。これにより、遊技
者のいわゆる目押しの技量により、得点の減少にも影響
を与えることができ、目押しの技量と得点との相関関係
をより大きなものにすることができ、遊技を興味溢れる
ものにすることができる。
【0056】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技とし
て、通常遊技と、特定の入賞確定或いは抽選結果に基づ
いて開始する特別遊技とを少なくとも備え、前記得点カ
ウント手段(143)による前記得点の採取期間を、前記通
常遊技中に設定したことを特徴とする。
【0057】なお、ここで、「特別遊技」とは、具体的
には、例えば、特定導入遊技(BBゲーム)や、特定遊
技(RBゲーム)を含むものである。 (作用)本発明によれば、通常遊技中において、特別遊
技に移行するか否か、或いは、小役に入賞確定するか否
か等のメダルが払い出される直接的な楽しみに加えて、
メダル獲得量を左右する得点を貯める楽しみや、その得
点が現在どれくらいに達しているか、或いは達していな
いか等の間接的な楽しみを持つことができる。これによ
り、通常遊技中における遊技性を異なるものにすること
ができ、通常遊技中の遊技内容が単調となることなく、
遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0058】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技とし
て、通常遊技と、特定の入賞確定或いは抽選結果に基づ
いて開始する特別遊技とを少なくとも備え、前記利益付
与手段(160)による利益を付与する期間を、前記通常遊
技中に設定したことを特徴とする。
【0059】なお、ここで、「特別遊技」とは、請求項
8で説明したものと同様の意味を有するものである。 (作用)本発明によれば、通常遊技中に、利益付与手段
(160)による利益を付与する期間を設けることができ
る。これにより、通常遊技中における遊技性を異なるも
のにすることができ、通常遊技中の遊技内容が単調とな
ることなく、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0060】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技と
して、通常遊技と、特定の入賞確定或いは抽選結果に基
づいて開始する特別遊技とを少なくとも備え、前記利益
付与手段(160)による利益を付与する期間を、前記特別
遊技中に設定したことを特徴とする。
【0061】なお、ここで、「特別遊技」とは、請求項
8で説明したものと同様の意味を有するものである。 (作用)本発明によれば、特別遊技中に、利益付与手段
(160)による利益を付与する期間を設けることができ
る。これにより、特別遊技中における遊技性を異なるも
のにすることができ、特別遊技中の遊技内容が単調とな
ることなく、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0062】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技と
して、通常遊技と、特定の入賞確定或いは抽選結果に基
づいて開始する特別遊技とを少なくとも備え、前記利益
付与手段(160)による利益を付与する期間を、前記特別
遊技終了後の所定の遊技回数からなる通常遊技中に設定
したことを特徴とする。
【0063】なお、ここで、「前記特別遊技終了後の所
定の遊技回数からなる通常遊技中に設定した」とは、具
体的には、例えば、BBゲーム終了後、遊技回数50回
の通常遊技中に、利益付与手段(160)による利益を付与
するようなものを含むものである。また、ここで、「特
別遊技」とは、請求項8で説明したものと同様の意味を
有するものである。
【0064】(作用)本発明によれば、特別遊技終了後
の所定の遊技回数からなる通常遊技中に、利益付与手段
(160)による利益を付与する期間を設けることができ
る。これにより、特別遊技終了後の通常遊技中における
遊技性を異なるものにすることができ、特別遊技終了後
の通常遊技中の遊技内容が単調となることなく、遊技を
興味溢れるものにすることができる。
【0065】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。す
なわち、前記報知決定手段(145)は、前記得点記憶手段
(144)の前記得点に基づいて、前記フラグ成立報知手段
(170)による報知の出現回数を決定することを特徴とす
る。
【0066】なお、ここで、「前記フラグ成立報知手段
(170)による報知の出現回数を決定」とは、具体的に
は、例えば、得点が1乃至3の整数となるような場合で
あって、得点が1のとき、フラグ成立報知手段(170)に
よる報知回数の最大値を5回に設定し、得点が2のと
き、フラグ成立報知手段(170)による報知回数の最大値
を15回に設定し、得点が3のとき、フラグ成立報知手
段(170)による報知回数の最大値を30回に設定するよ
うなものを含むものである。
【0067】(作用)本発明によれば、報知決定手段(1
45)は、得点記憶手段(144)の得点に基づいて、フラグ成
立報知手段(170)による報知の出現回数を決定してい
る。このため、得点の増加に基づいて、フラグ成立報知
手段(170)による報知の出現回数が少なくなるように設
定すると、いわゆる目押しにより入賞確定できる回数が
少なくなり、結果として、遊技者への利益を小さなもの
にすることができる。これにより、目押しの技量に優れ
ている熟練者と、技量に劣る初級者とのメダル獲得枚数
の差を抑えることができる。
【0068】また、得点の増加に基づいて、フラグ成立
報知手段(170)による報知の出現回数が多くなるように
設定すると、目押しにより入賞確定できる回数が多くな
り、結果として、遊技者への利益を大きなものにするこ
とができる。これにより、自己の技量に基づく達成感や
満足感を増加させることができる。したがって、上述し
たように、得点に基づき報知の出現回数を決定すること
により、遊技者の技量に基づいて、遊技者へ付与する利
益量を、いずれの方向にも調整することができ、遊技を
興味溢れるものにすることができる。
【0069】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。す
なわち、前記報知決定手段(145)は、前記得点記憶手段
(144)の前記得点に基づいて、前記フラグ成立報知手段
(170)による報知の出現確率を決定することを特徴とす
る。
【0070】なお、ここで、「前記フラグ成立報知手段
(170)による報知の出現確率を決定」とは、具体的に
は、例えば、得点が1乃至3の整数となるような場合で
あって、得点が1のとき、フラグ成立報知手段(170)に
よるフラグ成立の報知を行うか否かの抽選確率を1/3
の低確率に設定し、得点が2及び3のとき、フラグ成立
報知手段(170)によるフラグ成立の報知を行うか否かの
抽選確率を2/3の高確率に設定するようなものを含む
ものである。
【0071】(作用)本発明によれば、報知決定手段(1
45)は、得点記憶手段(144)の得点に基づいて、フラグ成
立報知手段(170)による報知の出現確率を決定してい
る。このため、得点の増加に伴って、フラグ成立報知手
段(170)による報知の出現確率を小さな数値に設定する
と、抽選の結果、報知される回数が減って、いわゆる目
押しにより入賞確定できる回数が少なくなり、結果とし
て、遊技者への利益を小さなものにすることができる。
これにより、目押しの技量に優れた熟練者と、目押しの
技量に劣る初級者とにおけるメダル獲得枚数の差を抑え
ることができる。
【0072】また、得点の増加に伴って、フラグ成立報
知手段(170)による報知の出現確率を大きな数値に設定
すると、抽選の結果、報知される回数が増加し、目押し
により入賞確定できる回数が多くなり、結果として、遊
技者への利益を大きなものにすることができる。これに
より、自己の技量に基づく達成感や満足感を増加させる
ことができる。
【0073】したがって、上述したように、得点に基づ
き報知の出現確率を決定することにより、遊技者の技量
に基づいて、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方向
にも調整することができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができる。 (請求項14)請求項14記載の発明は、上記した請求
項2、3、4、6乃至11のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0074】すなわち、前記報知決定手段(145)は、前
記得点記憶手段(144)により記憶された前記得点に基づ
いて、前記フラグ成立報知手段(170)による報知内容の
信頼性を決定することを特徴とする。なお、ここで、
「フラグ成立報知手段(170)による報知内容の信頼性」
とは、フラグ成立報知手段(170)による入賞フラグ成立
に関する報知のうち、どれくらいの割合で入賞フラグが
実際に成立しているかを意味するものである。例えば、
フラグ成立報知手段(170)により、10回、報知が行わ
れた場合、実際に入賞フラグが成立している回数が10
回のとき、フラグ成立報知手段(170)による報知内容の
信頼性は100%となる。また、10回の報知のうち、
実際に入賞フラグが成立している回数が8回であって、
残りの2回が入賞フラグが成立していないにも拘わらず
報知が行われる、いわゆるがせ報知のとき、フラグ成立
報知手段(170)による報知内容の信頼性は80%とな
る。また、実際に入賞フラグが成立している回数が5回
であって、残りの5回が入賞フラグが成立していないに
も拘わらず報知が行われる、いわゆるがせ報知のとき、
フラグ成立報知手段(170)による報知内容の信頼性は5
0%となる。
【0075】(作用)本発明によれば、得点の増加に伴
って、フラグ成立報知手段(170)による報知内容の信頼
性を小さな数値に設定すると、入賞フラグが真に成立し
ているときの報知回数が減って、目押しにより入賞確定
できる回数が少なくなり、結果として、遊技者への利益
を小さなものにすることができる。これにより、目押し
の技量に優れた熟練者と、目押しの技量に劣る初級者と
におけるメダル獲得枚数の差を抑えることができる。
【0076】また、得点の増加に伴って、フラグ成立報
知手段(170)による報知内容の信頼性を大きな数値に設
定すると、入賞フラグが真に成立しているときの報知回
数が増加し、目押しにより入賞確定できる回数が多くな
り、結果として、遊技者への利益を大きなものにするこ
とができる。これにより、自己の技量に基づく達成感や
満足感を増加させることができる。
【0077】したがって、上述したように、得点に基づ
き報知内容の信頼性を決定することにより、遊技者の技
量に基づいて、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方
向にも調整することができ、遊技を興味溢れるものにす
ることができる。 (請求項15)請求項15記載の発明は、上記した請求
項2、3、4、6乃至11のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0078】すなわち、前記報知決定手段(145)は、前
記得点記憶手段(144)により記憶された前記得点に基づ
いて、前記フラグ成立報知手段(170)による報知内容の
範囲を決定することを特徴とする。なお、ここで、「フ
ラグ成立報知手段(170)による報知内容の範囲」とは、
入賞フラグ成立に関する情報の量や、詳細さや、具体性
を意味するものである。具体的には、例えば、小役であ
る図柄「ベル」の入賞フラグが成立しているような場
合、得点が1のとき、外れではないこと、すなわち、小
役や、BBゲーム等の何らかの入賞フラグが成立してい
ることを報知し、得点が2のとき、小役のうちのいずれ
かの入賞フラグが成立していることを報知し、得点が3
のとき、具体的に図柄「ベル」の入賞フラグが成立して
いることを報知するようなものを含むものである。ま
た、例えば、BBゲームの入賞図柄である図柄「赤セブ
ン」の入賞フラグが成立しているような場合、得点が1
のとき、外れではないこと、すなわち、小役や、BBゲ
ーム等の何らかの入賞フラグが成立していることを報知
し、得点が2のとき、「赤セブン」と「青セブン」との
うちのいずれか一方の入賞フラグが成立していることを
報知し、得点が3のとき、具体的に図柄「赤セブン」の
入賞フラグが成立していることを報知するようなものを
含むものである。
【0079】(作用)本発明によれば、得点の増加に伴
って、フラグ成立報知手段(170)による報知内容の範囲
をより抽象的且つ概略的なものに設定すると、入賞フラ
グが真に成立している入賞図柄の選択範囲が拡がり、実
際に入賞フラグが成立している入賞図柄を選択する確率
が減って、目押しにより入賞確定できる回数が少なくな
り、結果として、遊技者への利益を小さなものにするこ
とができる。これにより、目押しの技量に優れた熟練者
と、目押しの技量に劣る初級者とにおけるメダル獲得枚
数の差を抑えることができる。
【0080】また、得点の増加に伴って、フラグ成立報
知手段(170)による報知内容の範囲をより具体的且つ詳
細なものに設定すると、入賞フラグが真に成立している
入賞図柄の選択範囲が狭くなり、実際に入賞フラグが成
立している入賞図柄を選択できる確率が増加して、目押
しにより入賞確定できる回数が多くなり、結果として、
遊技者への利益を大きなものにすることができる。
【0081】したがって、上述したように、得点に基づ
き報知内容の範囲を決定することにより、遊技者の技量
に基づいて、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方向
にも調整することができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができる。 (請求項16)請求項16記載の発明は、上記した請求
項15に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0082】すなわち、前記入賞の態様として、第1の
特別入賞態様と、第2の特別入賞態様とを少なくとも設
けている。そして、前記第1の特別入賞態様の入賞図柄
(61)の組合せと、前記第2の特別入賞態様の入賞図柄(6
1)の組合せとを前記回転リール(40)毎に比較した場合、
特定の一つの前記回転リール(40)上の入賞図柄(61)は、
互いに異なり、残りの前記回転リール(40)上の入賞図柄
(61)は、同一となるように設定されている。
【0083】そして、前記特定の一つの回転リール(40)
には、停止操作により、前記第1の特別入賞態様の入賞
図柄(61)と、前記第2の特別入賞態様の入賞図柄(61)と
を同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位
置が無い。そして、前記フラグ成立報知手段(170)は、
前記第1の特別入賞態様と、前記第2の特別入賞態様と
の特定の一方が入賞していることを、当該特定の一方を
明示して遊技者に向かって報知可能に設定されている。
【0084】そして、前記報知決定手段(145)は、前記
得点記憶手段(144)により記憶された前記得点に基づい
て、前記特別入賞態様のうち、特定の一方が入賞してい
ることの前記フラグ成立報知手段(170)による報知の所
定期間内における出現を決定することを特徴とする。な
お、ここで、本発明は、具体的には、表2に示すよう
に、第1の特別入賞態様を「リプレイ、リプレイ、セブ
ン」に設定し、第2の特別入賞態様を「リプレイ、リプ
レイ、ジュピター」に設定するようなものを含むもので
ある。
【0085】また、ここで、「前記第1の特別入賞態様
の入賞図柄の組合せと、前記第2の特別入賞態様の入賞
図柄の組合せとを前記回転リール(40)毎に比較した場
合、特定の一つの前記回転リール(40)上の入賞図柄は、
互いに異なり、残りの前記回転リール(40)上の入賞図柄
は、同一となるように設定され」とは、第1及び第2の
特別入賞態様が、特定の一つの回転リール(40)を除い
て、同時に入賞確定待ちの状態、いわゆるテンパイ状態
となることができるような入賞図柄の組合せに設定され
ているものである。具体的には、例えば、表2に示すよ
うに、第1の特別入賞態様が、「リプレイ、リプレイ、
セブン」であって、第2の特別入賞態様が、「リプレ
イ、リプレイ、ジュピター」に設定されているようなと
きに、それらの入賞図柄の組合せを回転リール(40)毎に
比較した場合、右側回転リール(45)上の入賞図柄は、
「セブン」と「ジュピター」とで異なり、残りの左側回
転リール(43)及び中央回転リール(44)の入賞図柄は、い
ずれも「リプレイ」で同一となるように設定されている
ようなものを含むものである。
【0086】また、ここで、「前記特定の一つの回転リ
ール(40)には、停止操作により、前記第1の特別入賞態
様の入賞図柄と、前記第2の特別入賞態様の入賞図柄と
を同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位
置が無く」とは、具体的には、例えば、引き込み可能図
柄の範囲が、当該停止操作を行った位置から、4個まで
に設定されているような場合、表2の右側回転リール(4
5)の図柄態様に示すように、第1の特別入賞態様と第2
の特別入賞態様とで互いに異なる入賞図柄、「セブン」
と「ジュピター」との二つの入賞図柄が、引き込み可能
な4個の範囲内に同時に存在するようなことが無いよう
に設定されているようなものを含むものである。すなわ
ち、回転リール(40)の全ての停止位置において、「セブ
ン」及び「ジュピター」が引き込み可能な範囲内に同時
に存在しないことを意味するものである。
【0087】また、ここで、「前記フラグ成立報知手段
(170)は、前記第1の特別入賞態様と、前記第2の特別
入賞態様との特定の一方が入賞していることを、当該特
定の一方を明示して遊技者に向かって報知可能に設定さ
れ」とは、具体的には、上述した例の場合、特定入賞態
様のうち、「リプレイ、リプレイ、セブン」と、「リプ
レイ、リプレイ、ジュピター」とのうち、いずれが入賞
していることを、例えば入賞している入賞図柄が、「リ
プレイ、リプレイ、セブン」であることを、具体的に明
示して報知するようなものを含むものである。
【0088】また、ここで、「報知の所定期間内におけ
る出現を決定する」における「所定期間内」とは、例え
ば、BBゲームの30回の小役遊技の期間内や、BBゲ
ーム終了後の所定回数(例えば50回)の通常遊技の期
間内等を含むものである。また、「出現を決定する」と
は、出現回数を決定するものや、出現確率を決定するも
ののいずれも含むものであり、例えば、フラグ成立報知
手段(170)による前記特別入賞態様のうち、特定の一方
の入賞の有無の報知の出現回数を決定するものや、かか
る報知の出現確率を決定するものを含むものである。
【0089】そして、「得点に基づいて」、「出現を決
定する」とは、具体的には、例えば、通常遊技中に採取
した得点が1のとき、BBゲームの小役遊技30回のう
ち10回は、フラグ成立報知手段(170)により、特別入
賞態様のうち、特定の一方の入賞の有無の報知を行い、
得点が2のとき、BBゲームの小役遊技30回のうち2
0回は、フラグ成立報知手段(170)により、特別入賞態
様のうち、特定の一方の入賞の有無の報知を行い、得点
が3のとき、BBゲームの小役遊技30回の全てにおい
て、フラグ成立報知手段(170)により、特別入賞態様の
うち、特定の一方の入賞の有無の報知を行うようなもの
を含むものである。また、逆に、得点の増加とともに報
知回数が減少するように、すなわち得点が1、2、3の
ときのフラグ成立報知手段(170)による上述した報知回
数を、それぞれ30回、20回、10回となるように設
定するようなものも含むものである。
【0090】(作用)本発明によれば、第1の特別入賞
態様と、第2の特別入賞態様との入賞図柄の組合せが、
特定の一つの回転リール(40)を除いて同一であるため、
特定の一つの回転リール(40)を除いた残りの二つの回転
リール(40)の停止図柄が、第1及び第2の特別入賞態様
の入賞図柄と同一となることにより、遊技者から見て、
第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様とのいずれ
もが入賞確定待ちの状態、いわゆるテンパイ状態とな
る。
【0091】そして、前記特定の一つの回転リール(40)
には、停止操作により、第1の特別入賞態様の入賞図柄
と、第2の特別入賞態様の入賞図柄とを同時に有効入賞
ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無い。このた
め、フラグ成立報知手段(170)により特別入賞態様のど
ちらの入賞であるかを、特定して報知しない限り、いわ
ゆる目押しの技術に熟練している者であっても、第1及
び第2の特別入賞態様のうち、どちらの入賞図柄が入賞
しているか判断することができない。
【0092】したがって、二つの特別入賞態様の両者が
入賞確定待ちの状態、いわゆるテンパイ状態の際、フラ
グ成立報知手段(170)による特別入賞態様のどちらの入
賞であるかを特定した報知を行わないことにより、二つ
の特別入賞態様のうちから、どちらかの特別入賞態様の
入賞を予想して、目押しを行うという、新たな遊技性を
有する遊技を行うことができる。
【0093】そして、フラグ成立報知手段(170)による
特別入賞態様のうちどちらの入賞であるかを特定した報
知を行わない場合、理論上、完璧な目押しができる熟練
者であっても、所定の入賞図柄を引き込んで入賞確定さ
せることができる確率を、フラグ成立報知手段(170)に
よるかかる報知を行う場合と比較して、確実に低下させ
ることができる。そして、フラグ成立報知手段(170)に
よるかかる報知を行う場合、ある程度の目押しの技量を
有するものであれば、特定の入賞図柄を所定の有効入賞
ライン上に引き込んで入賞確定できる確率を、確実に高
めることができる。
【0094】このように、特定の入賞図柄を引き込んで
入賞確定できる確率を、フラグ成立報知手段(170)の特
別入賞態様のうちどちらの入賞であるかを特定した報知
の有無により、簡単に変更することができる。これによ
り、通常、遊技者の目押しの技量によってのみ変動する
図柄の引き込み確率をフラグ成立報知手段(170)の特別
入賞態様のうちどちらの入賞であるかを特定した報知の
有無により操作することができて、遊技内容を変化させ
ることができ、遊技性を向上させることができる。
【0095】さらに、本発明によれば、得点の増加に伴
って、フラグ成立報知手段(170)による上述した報知を
行わないように設定すると、第1の特別入賞態様と、第
2の特別入賞態様とのうち、いずれの入賞フラグが成立
しているか判別することができず、完璧に目押しができ
る熟練者であっても、入賞フラグ成立中の図柄を選択す
る確率を、特定入賞報知装置(240)によりかかる報知を
行う場合と比較して、確実に減少させることができ、結
果として、遊技者への利益を小さなものにすることがで
きる。これにより、目押しの技量に優れた熟練者と、目
押しの技量に劣る初級者とにおけるメダル獲得枚数の差
を抑えることができる。
【0096】また、得点の増加に伴って、フラグ成立報
知手段(170)による上述した報知を行うように設定する
と、第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様とのう
ち、いずれの入賞フラグが成立しているか判別すること
ができ、ある程度の目押しができる者であれば、入賞フ
ラグ成立中の図柄を停止させて入賞確定することができ
る。このため、フラグ成立報知手段(170)によるかかる
報知を行わない場合と比較して、目押しにより入賞確定
できる回数が多くなり、入賞確定できる割合を確実に増
加させることができて、結果として、遊技者への利益を
大きなものにすることができる。これにより、自己の技
量に基づく達成感や満足感を増加させることができる。
【0097】したがって、上述したように、得点に基づ
きフラグ成立報知手段(170)の報知の出現を決定するこ
とにより、遊技者の技量に基づいて、遊技者へ付与する
利益量を、いずれの方向にも調整することができ、遊技
を興味溢れるものにすることができる。 (請求項17)請求項17記載の発明は、上記した請求
項1乃至16のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。
【0098】すなわち、前記制御装置(20)は、入賞に関
する抽選確率を記憶するとともに主として入賞抽選に関
する遊技の制御を行うための遊技制御装置(21)と、演出
情報を記憶するとともに前記遊技制御装置(21)からの出
力信号に基づいて演出の実施を制御するための演出制御
装置(22)とを備えている。そして、前記演出制御装置(2
2)は、入賞演出に関するデータを記憶するための入賞演
出データ記憶手段(141)と、前記入賞演出データ記憶手
段(141)からの入賞演出データに基づいて、入賞演出を
表示可能な表示装置(66)を制御するための入賞演出制御
手段(142)と、前記得点カウント手段(143)と、前記得点
記憶手段(144)と、前記利益付与手段(160)とを備えたこ
とを特徴とする。
【0099】なお、ここで、遊技制御装置(21)は、主と
して入賞抽選に関する遊技の制御を行うためのものであ
って、具体的には、例えば、通常遊技制御手段(70)や、
特別遊技制御手段(80)や、入賞抽選手段(110)を備え、
入賞確率等の抽選確率のためのデータを有し、乱数発生
手段(111)からの乱数に基づいて、入賞の有無を決定
し、その決定結果に基づいて、回転リール(40)の回転停
止を制御するようなものを含むものである。一方、演出
制御装置(22)は、遊技制御装置(21)の抽選結果や、入賞
確定の結果に基づいて、遊技制御装置(21)からの出力信
号に基づいて、それらの演出を行うようなものを含むも
のである。
【0100】(作用)本発明によれば、制御装置(20)
は、主として入賞抽選に関する遊技の制御を行うための
遊技制御装置(21)と、演出情報に関するものを取り扱う
演出制御装置(22)とを備えている。そして、演出制御装
置(22)は、入賞演出データ記憶手段(141)と、入賞演出
制御手段(142)と、得点カウント手段(143)と、得点記憶
手段(144)と、利益付与手段(160)とを備えている。この
ため、得点のカウントや記憶や、遊技者への利益の付与
の決定が、遊技制御装置(21)ではなく、演出制御装置(2
2)により行われる。これにより、演出制御装置(22)だけ
を、交換することにより、遊技制御装置(21)の入賞抽選
に関するものは、共通のものを使用して、得点のカウン
トや記憶や、かかる得点に基づいて行われる遊技者への
利益付与の決定に関する内容だけが異なる姉妹機を簡単
に製造することができる。すなわち、演出制御装置(22)
を変更することにより、得点の採取期間や、かかる得点
に基づく、遊技者への利益付与の条件が異なる同一シリ
ーズの遊技機(10)や、全く演出内容が異なる別のものに
変更することができる。
【0101】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明)図1乃至図10は、本発明の第一の実施
の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及
び出力のブロック図、図2は抽選手段のブロック図、図
3は遊技機の外観正面図、図4乃至図10は遊技機の動
作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
【0102】(遊技機10)図3中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図3に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部に
は、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成
されている。そして、この中央部の表示窓12の中央に
は、四個の回転リール40の図柄61を見ることができる図
柄表示窓13が形成されている。
【0103】上記回転リール40は、向かって左側の3個
からなる入賞抽選用の抽選用回転リール41と、向かって
右側の1個からなり、入賞フラグ成立を報知するための
演出用回転リール46とを備えている。前記抽選用回転リ
ール41は、図3の向かって左端側に位置する左側回転リ
ール43と、この左側回転リール43の右側に位置する中央
回転リール44と、この中央回転リール44の向かって右側
に位置する右側回転リール45とからなるものである。そ
して、この抽選用回転リール41の前面側には、特に図示
しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に
二本の合計五本の有効入賞ラインが形成されている。
【0104】上部の前記表示窓12の向かって左側には、
BBゲーム中の小役遊技における入賞フラグ成立の報知
回数を表示するための方形状の報知回数表示手段180が
配置されている。そして、この報知回数表示手段180の
向かって右側には、通常遊技中に、所定の条件の下で入
賞確定した遊技回数により計算される得点を表示するた
めの得点表示手段175が配置されている。
【0105】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0106】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66等を制御するための演出制御装置22とが内
蔵されている。そして、前記遊技制御装置21は、遊技の
制御を行うための主基板23に配置され、演出制御装置22
は、この主基板23に付属するサブ基板24に配置されてい
る。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置
22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに
限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良
く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても
良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI
/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いもの
である。
【0107】(遊技制御装置21)上記遊技制御装置21
は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作
により、回転リール40の回転及び停止を制御するための
ものである。そして、この遊技制御装置21は、次の
(1)乃至(3)の手段として機能する。 (1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)抽選手段105 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0108】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、主として演
出データに関するものであって、ランプやスピーカ等の
表示装置66、フラグ成立報知手段170、得点表示手段175
及び報知回数表示手段180を制御するためのものであ
る。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担
保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間で
の信号のやりとりは、一方通行となるように設定されて
いる。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22
に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置
22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出さ
れないように設定されている。これにより、抽選確率等
の入賞抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデ
ータ保護を容易なものにすることができる。
【0109】そして、この演出制御装置22は、次の
(1)乃至(7)の手段として機能する。 (1)入賞演出データ記憶手段141 (2)入賞演出制御手段142 (3)得点カウント手段143 (4)得点記憶手段144 (5)利益付与手段160(報知決定手段145) (6)報知回数カウント手段147 (7)報知回数記憶手段148 また、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(7)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。
【0110】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、高精細の動画からなる複雑な種々の演出内
容のもの等に容易に変更することができる。
【0111】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0112】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。
【0113】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0114】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0115】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)表示装置66(ランプ及びスピーカ) (4)フラグ成立報知手段170 (5)得点表示手段175 (6)報知回数表示手段180 なお、出力段としては、上記した(1)乃至(6)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0116】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知す
るためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図3に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0117】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図3に示すように、回転リールの斜め下方に位置す
るスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すた
めのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Re
play)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リー
ルユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0118】なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Repl
ay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技
(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技
(リプレイ、Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃
うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに
投入することなく、再度、遊技を行うことができるもの
である。
【0119】(ストップスイッチ50)上記ストップスイ
ッチ50は、リールユニット60の抽選用回転リール41の駆
動を停止させるためのものである。具体的には、ストッ
プスイッチ50は、図3に示すように、抽選用回転リール
41にそれぞれ対応した三個のスイッチから構成され、抽
選用回転リール41の下方に1個ずつ配置されているもの
である。そして、抽選用回転リール41に対応したストッ
プスイッチ50の操作により、当該対応した抽選用回転リ
ール41が回転を停止するように設定されているものであ
る。
【0120】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された四
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された四個
の回転リール40とから構成されている。この回転リール
40は、入賞抽選用の三個の抽選用回転リール41と、入賞
フラグ成立を報知するための演出用回転リール46とを備
えている。なお、演出用回転リール46は、入賞フラグ成
立を報知するためのフラグ成立報知手段170の一つの構
成要素でもあるものである。
【0121】上記抽選用回転リール41は、合成樹脂から
なる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付される
テープ状のリールテープ42とを備えている。このリール
テープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄
61が表示されている。上記演出用回転リール46のリール
テープ42の外周面にも、複数個(例えば7個)の図柄61
が表示されている。具体的には、演出用回転リール46の
リールテープ42の外周面には、「ボーナスゲーム」、
「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ」、
「ハズレ」及び「ホームポジション」からなる7個の図
柄が配置されているものである。「ボーナスゲーム」が
正面側に停止すると、BBゲーム若しくはRBゲームの
入賞フラグが成立していることを意味するものである。
また、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」及び「リプ
レイ」の図柄が正面側に停止すると、それぞれの小役の
入賞フラグが成立していることを意味するものである。
また、「ハズレ」が正面側に停止すると、いずれの入賞
フラグも成立していないことを意味するものである。ま
た、「ホームポジション」は、入賞フラグ成立を報知し
ないときの遊技中に前面側に停止させるものである。
【0122】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (表示装置66)上記表示装置66は、スピーカや表示ラン
プ等であって、遊技者に入賞等を報知させるためのもの
である。具体的には、演出制御装置22の制御により、入
賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ランプを点
灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等を報知さ
せるためのものである。
【0123】(フラグ成立報知手段170)上記フラグ成
立報知手段170は、特別入賞フラグを含む入賞フラグの
成立に関する情報を遊技者に向かって報知するためのも
のである。具体的には、フラグ成立報知手段170は、図
3に示すように、回転リール40のうちの向かって右側に
位置する演出用回転リール46を有するものである。そし
て、入賞フラグ成立に関する情報を遊技者に向かって報
知することに決定されている場合、フラグ成立報知手段
170は、所定の入賞図柄に対応する演出用回転リール46
の図柄を、正面側に停止させることにより、遊技者に当
該入賞図柄の入賞フラグ成立の可能性が大きいことを報
知するものである。また、フラグ成立報知手段170は、
入賞フラグが成立していない外れに対応する演出用回転
リール46の図柄「ハズレ」を正面側に停止させることに
より、遊技者に入賞フラグが成立していない可能性が大
きいことを報知することができるものである。
【0124】上記フラグ成立報知手段170は、通常遊技
中、入賞抽選手段110及び報知抽選手段146の抽選結果に
基づいて、BBゲームの特別入賞フラグ成立に関する情
報を遊技者に向かって報知する。具体的には、通常遊技
中、入賞抽選手段110の入賞抽選結果、BBゲームの特
別入賞フラグが成立し、且つ、報知抽選手段146の報知
を行うか否かの報知抽選結果、報知を行うことに決定し
た場合、フラグ成立報知手段170は、BBゲームの特別
入賞フラグ成立の報知を行うものである。なお、ここ
で、かかる報知には、いわゆるがせ報知を含めるように
設定しても良いものである。すなわち、入賞抽選手段11
0の抽選結果、BBゲームの特別入賞フラグが成立して
いないにも拘わらず、報知抽選手段146の抽選結果、報
知することに決定した場合、BBゲームの特別入賞フラ
グ成立の報知を行うがせ報知を行うようにしても良いも
のである。
【0125】そして、上記フラグ成立報知手段170は、
BBゲームの小役遊技中、報知決定手段145の決定に基
づいて、入賞抽選手段110の抽選結果による小役入賞の
入賞フラグ成立に関する情報を遊技者に向かって報知す
る。具体的には、通常遊技中の遊技内容に基づいて、報
知決定手段145の決定により、BBゲームの小役遊技中
のフラグ成立報知手段170の報知回数が5回、15回又
は30回に決定される。そして、BBゲームの小役遊技
中、報知決定手段145の決定に基づく報知回数に相当す
る遊技回数の間、フラグ成立報知手段170が、小役遊技
の入賞フラグ成立に関する情報を報知するものである。
なお、ここで、BBゲームの小役遊技中のフラグ成立報
知手段170による報知には、いわゆるがせ報知は含まれ
ていないが、もちろん、がせ報知を含むように設定して
も良いものである。
【0126】また、ここで、抽選用回転リール41の周囲
の図柄と、演出用回転リール46の周囲の図柄とは、例え
ば「7」のように同一形態のものでも良いが、視覚的
に、或いは、他の説明文等により対応関係が理解できる
ように設定されているもの、例えば「ビッグ当たり」の
ように、同一形態でなくても良いものである。また、本
実施の形態では、フラグ成立報知手段170は、演出用回
転リール46を使用しているものであるが、特にこれに限
定されるものではなく、遊技者に入賞フラグ成立に関す
る図柄を報知することができるものであれば、他のもの
でも良いものである。具体的には、例えば、フラグ成立
報知手段170は、上部の表示窓12に位置して、それぞれ
の入賞図柄や外れ図柄を画面に表示可能な方形状の液晶
表示装置からなるようなものであっても良いものであ
る。
【0127】(得点表示手段175)上記得点表示手段175
は、前記得点記憶手段144に記憶されている得点を、遊
技中に遊技者に向かって表示するためのものである。具
体的には、得点表示手段175は、図3に示すように、上
部の表示窓12の向かって右側に位置する方形状の一個の
7セグメントLEDからなり、一桁の数値を表示可能な
ものである。この得点表示手段175は、遊技中、
「1」、「2」及び「3」のいずれか一つを表示可能に
設定されている。
【0128】もちろん、上記得点表示手段175は、上述
した7セグメントLEDに限定されるものではなく、ド
ット状の大型パネルのLED表示装置や、液晶表示装置
によるものでも良いものである。さらに、得点表示手段
175は、内部に埋設したランプを点灯することにより、
「1」、「2」及び「3」の数値を、或いはそれらの数
値に対応する面積領域を、それぞれ点灯させることによ
り、各数値やその内容を表示可能なものでも良いもので
ある。
【0129】(報知回数表示手段180)上記報知回数表
示手段180は、報知回数記憶手段148に記憶されているB
Bゲーム中の小役遊技の入賞フラグ成立に関する報知の
残りの回数を、遊技者に向かって表示するためのもので
ある。具体的には、図3に示すように、上部の表示窓12
の向かって左側に位置する方形状の二個の7セグメント
LEDからなり、二桁の数値を表示可能なものである。
この報知回数表示手段180は、BBゲームへ移行したと
き、報知決定手段145の決定に基づいて、得点が1のと
き、残りの報知回数5回を表示し、得点が2のとき、残
りの報知回数15回を表示し、得点が3のとき、残りの
報知回数30回を表示するものである。そして、BBゲ
ーム中、フラグ成立報知手段170による入賞フラグ成立
や不成立に関する報知を行うごとに、当該表示の数値が
一つずつ減少して、残りの報知回数が表示されるように
設定されている。
【0130】もちろん、上記報知回数表示手段180は、
上述した二個の7セグメントLEDに限定されるもので
はなく、ドット状の大型パネルのLED表示装置や、液
晶表示装置によるものでも良いものである。さらに、報
知回数表示手段180は、内部に埋設したランプを点灯す
ることにより、1乃至30の数値を、或いはそれらの数
値に対応する面積領域を、それぞれ点灯させることによ
り、各数値を表示可能なものでも良いものである。
【0131】(通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御
手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すな
わち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を
条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時に
は前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ
30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の
回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイ
ッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40
の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個
全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て
停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、
予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット
65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メ
ダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0132】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(リプレイ、Replay)」とを備えている。そして、その
抽選結果がいずれかの入賞となった場合(内部的当選、
内部的入賞または内部当たりとも言う。)、その入賞に
対応した入賞フラグが成立する。そして、抽選結果が特
別入賞である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特
別入賞フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール
40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の
特別入賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が
三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、
遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されてい
る。そして、抽選により特別入賞フラグが成立したが、
回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄
61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フ
ラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。
なお、小役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技
で当該入賞図柄を揃えることができなくて入賞を確定さ
せられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊技への
持ち越しはない。
【0133】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0134】上記通常遊技制御手段70は、通常遊技中に
入賞抽選手段110の抽選結果、入賞フラグが成立した場
合、報知抽選手段146に信号を出力し、当該報知抽選手
段146による報知を行うか否かの抽選を行わせる。そし
て、報知抽選手段146の抽選の結果、入賞フラグ成立の
報知を行う旨に決定した場合、遊技制御装置21からの信
号を入力した入賞演出制御手段142が、入賞演出データ
記憶手段141のデータを基にして、フラグ成立報知手段1
70である演出用回転リール46を用いて、所定の入賞図柄
の入賞フラグが成立中であることを報知するものであ
る。具体的には、「BBゲーム」の特別入賞フラグ成立
中の場合、演出用回転リール46の外周面の「7」の図柄
が、正面側に停止するように設定されている。
【0135】なお、通常遊技制御手段70は、入賞抽選手
段110の抽選の結果、入賞フラグが成立していない場合
でも、ある程度の割合で、演出用回転リール46を用い
て、入賞フラグ成立中である旨の報知を行うように設定
しても良いものである。これにより、入賞フラグ成立の
報知の頻度を増加させて、遊技者の入賞に対する興味を
増加させることができる。
【0136】そして、通常遊技中、フラグ成立報知手段
170により、特別入賞フラグ成立中である旨を報知した
遊技から数えて、3回の遊技回数範囲内に、遊技者のス
トップスイッチ50の操作により、当該特別入賞フラグ成
立中の入賞図柄を所定の有効入賞ラインに停止させるこ
とができて、BBゲームの入賞が確定した場合、通常遊
技制御手段70は、得点カウント手段143に、得点を加算
する旨の信号を出力する。かかる場合、得点カウント手
段143は、得点記憶手段144からの現在の得点に、1を加
算し、かかる加算後の得点のデータは、得点表示手段17
5によって、遊技者に報知されるとともに、得点記憶手
段144に記憶される。
【0137】一方、通常遊技中、フラグ成立報知手段17
0により、入賞フラグ成立中である旨を報知した遊技か
ら数えて、3回を遊技回数範囲内に、遊技者のストップ
スイッチ50の操作により、当該入賞フラグ成立中の入賞
図柄を所定の有効入賞ラインに停止させることができな
くて、入賞が確定しなかった場合、すなわち、かかる遊
技回数が3回を越えて4回以上になって入賞確定したよ
うな場合、通常遊技制御手段70は、得点カウント手段14
3に、得点を減算する旨の信号を出力する。かかる場
合、得点カウント手段143は、得点記憶手段144からの現
在の得点に、−1を加算し(1を減算し)、かかる加算
後の得点のデータは、得点表示手段175によって、遊技
者に報知されるとともに、得点記憶手段144に記憶され
る。
【0138】なお、ここで、得点カウント手段143によ
り、計算後の得点は、最大値が3で、最小値が1の整数
に設定されてあり、加算後、それ以外の数値にはなり得
ないように設定されている。すなわち、得点記憶手段14
4に記憶される得点は、1、2又は3のいずれかとなる
ものである。 (特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御手段80は、抽
選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技
を行わせるためのものである。
【0139】上記特別遊技としては、大別すると、次の
ゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0140】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0141】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段
90である。
【0142】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止さ
せた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか
否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合に
は、その後RBゲームに移行するものである。
【0143】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊
技の最大回数は、上述したものに限定されるものではな
く、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、
RBゲームの最大回数が2回)に設定されているもので
も良いものである。
【0144】そして、BBゲーム中は、特定導入遊技制
御手段91が得点記憶手段144に信号を出力し、この得点
記憶手段144が、得点表示手段175に現在の得点のデータ
を送出し、当該得点表示手段175が現在の得点(1、2
又は3)を表示するように設定されている。さらに、B
Bゲームに移行した際、特定導入遊技制御手段91は、報
知決定手段145に信号を出力する。当該報知決定手段145
は、得点記憶手段144からの得点に基づいて、当該BB
ゲーム中の小役遊技の入賞フラグ成立の有無の報知の出
現回数を決定する。具体的には、得点記憶手段144の得
点が1のとき、当該BBゲーム中の小役遊技の入賞フラ
グ成立に関する報知の出現回数を5回に設定し、得点記
憶手段144の得点が2のとき、当該BBゲーム中の小役
遊技の入賞フラグ成立に関する報知の出現回数を15回
に設定し、得点記憶手段144の得点が3のとき、当該B
Bゲーム中の小役遊技の入賞フラグ成立に関する情報の
報知の出現回数を30回に設定するものである。そし
て、報知決定手段145は、かかる決定結果の信号を、報
知回数表示手段180に出力して、当該報知回数表示手段1
80が遊技者に向かって報知する。また、報知決定手段14
5は、決定結果の信号を、報知回数記憶手段148に出力
し、その内容を記憶させる。
【0145】そして、BBゲーム中の小役遊技に移行す
ると、特定導入遊技制御手段91は、報知決定手段145及
び報知回数カウント手段147に信号を出力する。そし
て、この報知決定手段145は、報知回数記憶手段148から
の残りの報知回数が0回に達していなければ、入賞演出
制御手段142を介して、フラグ成立報知手段170の演出用
回転リール46により入賞フラグ成立中の入賞図柄の報
知、若しくは入賞フラグが成立していない旨の報知を行
う。同時に、報知回数カウント手段147は、BBゲーム
中の小役遊技において、フラグ成立報知手段170による
報知が行われるごとに、報知回数記憶手段148に記憶さ
れた当該BBゲーム中の小役遊技の報知回数に−1を加
算(1を減算)する。
【0146】(特定遊技制御手段101)上記特定遊技制
御手段101は、RBゲームを制御するためのものであ
る。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1
枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12
のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定
入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームで
は、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行える
ものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能であ
る。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最
大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終
了するものである。
【0147】(抽選手段105)上記抽選手段105は、遊技
中の入賞か否かの抽選を行うための入賞抽選手段110
と、入賞フラグ成立を報知するか否かの抽選を行うため
の報知抽選手段146とを備えている。 (入賞抽選手段110)上記入賞抽選手段110は、予め定め
た抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行
うものである。そして、入賞抽選手段110による抽選結
果が入賞である場合(内部的当選、内部的入賞または内
部当たりとも言う。)に入賞フラグが成立し、この入賞
フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせ
が予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞
が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の
利益が付与されるように設定されている。
【0148】上記入賞抽選手段110は、図2に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0149】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で
0乃至65535)で発生させるものである。なお、こ
こで、「乱数発生手段」とは、ソフト乱数としての平均
採中法等で乱数を発生させることができるものの、一定
範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構
成することもできる。例えば、0乃至16383の範囲
の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにし
たカウンタが考えられる。
【0150】そして、「乱数抽出手段」としては、スタ
ートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読
みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生
手段」では乱数を発生しているわけではないものの、
「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも
乱数のような分布となるものである。このように結果と
して乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、こ
こでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含
めて考えるものである。
【0151】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (入賞判定テーブル113)上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。
【0152】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テ
ーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111が
とる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入
賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属
する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0153】(報知抽選手段146)上記報知抽選手段146
は、入賞抽選手段110の抽選結果、BBゲームに入賞し
て当該特別入賞フラグが成立した場合、予め定めた抽選
確率に基づいて、フラグ成立報知手段170によるBBゲ
ームの特別入賞フラグ成立の有無の報知を行うか否かの
抽選を行うものである。そして、報知抽選手段146によ
る抽選結果、報知することに決定した場合、入賞演出制
御手段142を介して、フラグ成立報知手段170の演出用回
転リール46により、「7」を表示し、遊技者に向かって
報知されるように設定されている。
【0154】なお、ここで、報知抽選手段146は、通常
遊技中のBBゲームの特別入賞フラグ成立に関する情報
を報知するか否かを抽選によって決定しているが、それ
以外の入賞図柄「ベル」等の小役の入賞フラグ成立を報
知するか否かを抽選によって決定するようにしても良い
ものである。上記報知抽選手段146は、図2に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。
【0155】(1)報知乱数発生手段151 (2)報知乱数抽出手段152 (3)報知入賞判定テーブル153 (4)報知判定手段154 なお、報知抽選手段146としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0156】(報知乱数発生手段151)上記報知乱数発
生手段151は、入賞フラグ成立の有無の報知の抽選用の
乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至6553
5)で発生させるものである。なお、ここで、「報知乱
数発生手段151」及び「報知乱数抽出手段152」とは、入
賞抽選手段110の「乱数発生手段111」及び「乱数抽出手
段112」で説明したものと同一であって、あたかも乱数
のような分布となるものである。
【0157】(報知乱数抽出手段152)上記報知乱数抽
出手段152は、報知乱数発生手段151が発生する乱数を、
所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽
出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数
データとする。 (報知入賞判定テーブル153)上記報知入賞判定テーブ
ル153は、報知乱数発生手段151がとる乱数の全領域中、
報知を行うか否かの各項目の入賞領域を有するものであ
る。
【0158】(報知判定手段154)上記報知判定手段154
は、報知乱数抽出手段152が抽出した抽出乱数データ
と、報知入賞判定テーブル153の抽選確率データを基
に、報知乱数発生手段151がとる乱数の全領域中の各入
賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合
し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する項
目を決定するものである。
【0159】(入賞演出データ記憶手段141)上記入賞
演出データ記憶手段141は、表示装置66、フラグ成立報
知手段170、得点表示手段175及び報知回数表示手段180
の演出データを記憶するためのものである。具体的に
は、例えば、BBゲームの入賞確定時の表示装置66のス
ピーカから発生させるサウンドや、ランプの点灯、点滅
の時間や順序等のデータが記憶されているものである。
また、入賞フラグ成立をフラグ成立報知手段170の演出
用回転リール46によって報知する場合、単に、入賞フラ
グ成立中の入賞図柄を前面側に停止させるような演出デ
ータだけではなく、入賞フラグ成立中の入賞図柄を前面
側に停止させるまでに、演出用回転リール46の回転方向
を複数回変更し、回転速度も緩やかに、或いは断続的
に、変更させるような演出データも含むものである。も
ちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるもの
ではなく、例えば、回転リール40を照らす光の色の変更
や、回転リール40へのフラッシュ光の照射や、演出用回
転リール46の回転速度の変更や、演出用回転リール46の
回転開始のタイミングを、標準よりも、遅く或いは早く
ずらす等の種々の報知手段の組合せによるものでも良い
ものである。
【0160】(入賞演出制御手段142)上記入賞演出制
御手段142は、入賞演出データ記憶手段141からの各演出
データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、表
示装置66又はフラグ成立報知手段170に出力し、かかる
装置を制御するためのものである。具体的には、BBゲ
ームや、RBゲーム等や、他の小役等の入賞フラグが成
立したときや、所定の入賞フラグ成立中に所定の有効入
賞ライン上に当該入賞図柄が揃うことにより入賞が確定
したときに、入賞演出データ記憶手段141からの演出情
報に基づいて、表示装置66の所定のランプを点灯又は点
滅させたり、表示装置66のスピーカから所定の電子音を
発生させるためのものである。また、入賞フラグ成立を
報知するために、フラグ成立報知手段170の演出用回転
リール46の停止位置や、回転速度や、回転方向を所定の
条件に設定するためのものである。
【0161】上記入賞演出制御手段142は、通常遊技
中、入賞抽選手段110及び報知抽選手段146の抽選結果に
基づいて、BBゲームの特別入賞フラグ成立に関する情
報を、フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46を
介して報知する。上記入賞演出制御手段142は、BBゲ
ーム中の小役遊技中、報知回数記憶手段148からの残り
の報知回数が1以上の数値に設定されている場合、当該
小役遊技の小役入賞の入賞フラグ成立の有無を、フラグ
成立報知手段170の演出用回転リール46を介して、遊技
者に向かって報知する。また、入賞演出制御手段142
は、BBゲーム中の小役遊技において、報知回数記憶手
段148からの残りの報知回数が0に設定されている場
合、当該小役遊技の小役入賞の入賞フラグ成立の有無
を、フラグ成立報知手段170の演出用回転リール46を介
して、遊技者に向かって報知しない。
【0162】(得点カウント手段143)上記得点カウン
ト手段143は、通常遊技中、フラグ成立報知手段170によ
り最初にBBゲームの特別入賞フラグ成立に関する情報
の報知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ成
立中の入賞図柄「7、7、7」を所定の有効入賞ライン
上に揃えることができて、入賞確定した遊技までの遊技
回数に基づいた得点をカウントするためのものである。
【0163】具体的には、得点カウント手段143は、フ
ラグ成立報知手段170により最初にBBゲームの特別入
賞フラグ成立の報知を行った遊技から数えて、3回の遊
技回数範囲内に、遊技者がストップスイッチ50の操作に
より、当該特別入賞フラグ成立中の入賞図柄「7、7、
7」を所定の有効入賞ライン上に揃えることができて、
入賞確定した場合に、得点記憶手段144からの現在の得
点に1を加算するものである。
【0164】また、かかる場合、遊技者が、ストップス
イッチ50の操作により、入賞図柄「7、7、7」を、所
定の有効入賞ライン上に停止させることができなくて、
BBゲームの入賞が確定しなかったときは、得点カウン
ト手段143は、得点記憶手段144からの現在の得点に−1
を加算(1を減算)するものである。なお、得点は、最
小値が1、最大値が3の整数からなるように設定されて
いる。したがって、得点カウント手段143により、1が
加算されて、計算結果が3以上の数値になるような場合
であっても、得点は3に設定される。また、得点カウン
ト手段143の加算計算により、−1が加算されて、計算
結果が1以下の数値になるような場合であっても、得点
は1に設定される。
【0165】なお、BBゲームの入賞確定により、遊技
は、BBゲームに移行し、そのBBゲームの小役遊技
中、現状の得点に基づいて、小役遊技の入賞フラグ成立
に関する情報の報知が行われるものである。そして、当
該BBゲームが修了して、通常遊技に移行した後も、現
状の得点が保持され、その得点に対して、次のBBゲー
ムの特別入賞フラグ成立の際の遊技内容に基づいて、新
たな得点が加算もしくは減算されるものである。
【0166】また、ここで、通常遊技中、BBゲームの
特別入賞フラグを得点カウント手段143の計算の対象と
しているが、これに限定されるものではなく、RBゲー
ム等の他の特別入賞フラグを得点記憶手段144の計算の
対象としても良いし、また、次の遊技に入賞フラグ成立
の権利が持ち越されるようなものであれば、他の入賞フ
ラグを対象にしても良いものである。
【0167】上記得点カウント手段143は、新たな得点
を計算した後、当該計算結果からなる信号を得点記憶手
段144に送出し、当該得点記憶手段144は、新たな得点を
現状の得点として記憶する。また、得点カウント手段14
3は、新たな得点を計算した後、当該計算結果からなる
信号を得点表示手段175に送出し、当該得点表示手段175
は、新たな得点を現状の得点として、遊技者に向かって
表示する。
【0168】(得点記憶手段144)上記得点記憶手段144
は、得点カウント手段143の計算後の現状の得点を、記
憶するためのものである。なお、得点の初期設定値、い
わゆる電源投入時の最初の通常遊技の得点は、2に設定
されている。また、BBゲームの終了後の最初の通常遊
技の得点は、BBゲーム開始前の通常遊技における得点
が維持されるものである。もちろん、得点カウント手段
143は、BBゲームの小役遊技中、フラグ成立報知手段1
70による所定回数の報知を行った後、次の通常遊技の得
点は、BBゲーム開始前の通常遊技の得点をキャンセル
して、初期設定時の得点2に設定するようにしても良い
ものである。さらに、上記初期設定は2に設定している
が、特にこれに限定するものではなく、1や3等の他の
数値に設定しても良いものである。
【0169】(利益付与手段160(報知決定手段145))
上記利益付与手段160は、得点記憶手段144により記憶さ
れた得点に基づいて、遊技者に利益を付与するためのも
のである。そして、上記利益付与手段160は、得点記憶
手段144により記憶された得点に基づいて、フラグ成立
報知手段170による報知の出現を決定するための報知決
定手段145からなるものである。具体的には、通常遊技
からBBゲームに移行した際、得点記憶手段144により
記憶された得点が、1のとき、BBゲーム中の小役の入
賞フラグ成立に関する情報の報知は、最初の5回に設定
される。そして、得点記憶手段144により記憶された得
点が、2のとき、BBゲーム中の小役の入賞フラグ成立
に関する情報の報知は、最初の15回に設定される。そ
して、得点記憶手段144により記憶された得点が、3の
とき、BBゲーム中の小役の入賞フラグ成立に関する情
報の報知は、BBゲーム中の全ての小役遊技回数である
30回に設定される。そして、報知決定手段145は、得
点記憶手段144の得点に基づいて決定されたBBゲーム
中の小役遊技の入賞フラグ成立に関する情報の報知回数
からなる信号を、報知回数記憶手段148に送付する。か
かる信号を入力した報知回数記憶手段148は、当該報知
回数からなるデータを、その内部に記憶するとともに、
当該データを報知回数表示手段180に出力する。そし
て、かかるデータを入力した報知回数表示手段180は、
BBゲーム中の小役遊技中の入賞フラグ成立に関する情
報の残りの報知回数を、遊技者に向かって数値で報知す
る。例えば、得点が2の場合で、BBゲームの小役遊技
中、フラグ成立報知手段170による小役遊技の入賞フラ
グ成立に関する情報の報知が15回可能な状態のとき、
既に3回報知が行われているときは、残りの報知回数1
2回の数値が、報知回数表示手段180に表示されるもの
である。
【0170】なお、BBゲーム中の小役遊技の入賞フラ
グ成立に関する情報の報知は、通常遊技中とは異なり、
報知抽選手段146による報知を行うか否かの抽選は行わ
ないものである。もちろん、報知抽選手段146による抽
選を行うように設定しても良いものである。 (報知回数カウント手段147)上記報知回数カウント手
段147は、報知回数記憶手段148からの現状の残りの報知
回数が0になっていない場合であって、BBゲーム中の
小役遊技において、フラグ成立報知手段170の演出用回
転リール46により、小役の入賞フラグ成立に関する情報
を報知した際、報知回数記憶手段148からの現状の報知
回数に1を加算し、当該BBゲーム中の小役遊技の現状
の遊技回数を計算し、また、報知回数記憶手段148から
の現状の残りの報知回数に−1を加算し(1を減算
し)、当該BBゲーム中の小役遊技における残りの報知
回数を計算するためのものである。
【0171】そして、この報知回数カウント手段147
は、当該計算結果からなる信号を、報知回数記憶手段14
8に送付する。当該報知回数記憶手段148は、計算結果後
の報知回数からなるデータを、その内部に記憶する。 (報知回数記憶手段148)上記報知回数記憶手段148は、
BBゲーム中の小役遊技において、当該小役入賞の入賞
フラグ成立に関する情報の現時点までの報知回数と、残
りの報知回数とを、その内部に記憶するためのものであ
る。なお、BBゲームに移行したときには、報知決定手
段145からの信号により、得点記憶手段144からの得点に
基づいて、残りの報知回数は、5回、15回又は30回
のいずれかの数値が記憶される。そして、その後、BB
ゲーム中の小役遊技において、遊技が行われたときは、
報知回数カウント手段147の計算結果により、現状の報
知回数と、残りの報知回数とを記憶するように設定され
ている。
【0172】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図4乃至図7に示した
フローを用いて説明する。先ず、図4に示すステップ1
00において、スタートスイッチ30が操作されることに
より、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次の
ステップ101に進む。
【0173】ステップ101において、既に、前回まで
の遊技でBBゲームに入賞確定して、BBゲーム中フラ
グが成立しているか(BBゲーム中フラグがONとなっ
ているか)否かが判定される。なお、ここで、BBゲー
ム中フラグは、入賞抽選手段110の抽選に成立するBB
ゲームの入賞フラグとは種類が異なるもので、BBゲー
ムの入賞確定から、BBゲームの終了条件が成立してB
Bゲームが終了するまで成立するもので、現在の遊技状
態がBBゲーム中であるか否かを判断するための判断フ
ラグとなるものである。そして、BBゲーム中フラグが
成立していないと判定された場合、すなわち、現在の遊
技状態がBBゲーム中でないと判断された場合、次のス
テップ102に進む。
【0174】ステップ102において、入賞抽選手段11
0により、抽選処理が行われる。そして、次のステップ
103に進む。ステップ103において、報知抽選手段
146により、フラグ成立報知手段170による報知を行うか
否かの抽選処理が行われる。そして、次のステップ10
4に進む。
【0175】ステップ104において、入賞抽選手段11
0の抽選の結果、BBゲームに入賞したか否か、すなわ
ちBBゲームの特別入賞フラグが成立しているか否かが
判定される。そして、入賞抽選手段110の抽選の結果、
BBゲームに入賞していると、すなわちBBゲームの特
別入賞フラグが成立していると判定された場合、次のス
テップ105に進む。
【0176】ステップ105において、報知抽選手段14
6の抽選の結果、フラグ成立報知手段170による報知を行
うことに決定したか否かが判定される。そして、フラグ
成立報知手段170による報知を行うことに決定している
と判定された場合、次のステップ106に進む。ステッ
プ106において、入賞演出制御手段142を介して、フ
ラグ成立報知手段170の演出用回転リール46により、入
賞フラグ成立の有無の報知が行われる。具体的には、入
賞抽選手段110の抽選結果、BBゲームに入賞し、当該
入賞図柄「7、7、7」の入賞フラグが成立している場
合であって、報知抽選手段146の抽選結果、フラグ成立
報知手段170による報知を行うことに決定したとき、演
出用回転リール46の「7」の図柄が、前面側に停止する
ことにより、遊技者にBBゲームの特別入賞フラグ成立
中であることを報知するものである。そして、次のステ
ップ107に進む。
【0177】ステップ107において、抽選用回転リー
ル41の回転が開始する。そして、次のステップ108に
進む。ステップ108において、ストップスイッチ50が
操作されることにより、ストップスイッチ50がONとな
る。そして、次のステップ109に進む。ステップ10
9において、回転リール40の回転停止処理が行われる。
そして、次のステップ110に進む。
【0178】ステップ110において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、次のステップ121(図5)に進む。ステップ1
21において、BBゲームに入賞確定したか否かが判定
される。具体的には、BBゲームの特別入賞フラグ成立
中に、BBゲームの入賞図柄「7、7、7」を所定の有
効入賞ライン上に揃えることができて、入賞確定するこ
とができたか否かが判定される。そして、BBゲームに
入賞確定していないと判定された場合、次のステップ1
22に進む。
【0179】ステップ122において、RBゲームを含
む他の入賞が確定したか否かが判定される。そして、他
の入賞が確定していると判定された場合、次のステップ
123に進む。ステップ123において、入賞が確定し
た入賞図柄に相当する枚数のメダルの払い出し処理が行
われる。そして、当該遊技は終了する。
【0180】前記ステップ104において、入賞抽選手
段110の抽選の結果、BBゲームに入賞していないと、
すなわちBBゲームの特別入賞フラグが成立していない
と判定された場合、次のステップ107に進む。前記ス
テップ105において、フラグ成立報知手段170による
報知を行うことに決定していないと判定された場合、次
のステップ107に進む。
【0181】前記ステップ110において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ108に戻る。前
記ステップ122において、他の入賞が確定していない
と判定された場合、当該遊技は終了する。前記ステップ
121において、BBゲームに入賞確定していると判定
された場合、次のステップ124に進む。
【0182】ステップ124において、BBゲームの入
賞後、フラグ成立報知手段170によるBBゲームの特別
入賞フラグ成立に関する情報の報知が行われているか否
かが判定される。そして、BBゲームの入賞後、フラグ
成立報知手段170によるかかる報知が行われていると判
定された場合、次のステップ125に進む。ステップ1
25において、特別入賞フラグが成立した遊技から数え
て、入賞確定までの遊技回数が3以下か否かが判定され
る。すなわち、フラグ成立報知手段170により最初にB
Bゲームの特別入賞フラグ成立に関する情報の報知を行
った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ成立中の入賞
図柄「7、7、7」を遊技者のストップスイッチ50の操
作により、所定の有効入賞ライン上に揃えることができ
て、入賞確定した遊技までの遊技回数が3以下か否か
が、得点カウント手段143により判定される。そして、
かかる入賞確定までの遊技回数が3以下であると判定さ
れた場合、次のステップ126に進む。
【0183】ステップ126において、得点カウント手
段143は、得点記憶手段144に記憶された現状の得点に1
を加算する。但し、得点の上限は3に設定されてあり、
1を加算後、3を上回るような数値となっても、得点
は、上限の3に設定される。そして、次のステップ12
7に進む。ステップ127において、BBゲームの入賞
図柄「7、7、7」に対応する枚数(例えば15枚)の
メダルの払い出し処理が行われる。そして、当該遊技は
終了する。
【0184】前記ステップ125において、入賞確定ま
での遊技回数が3以下でない、すなわち4以上であると
判定された場合、次のステップ128に進む。ステップ
128において、得点カウント手段143は、得点記憶手
段144に記憶された現状の得点に−1を加算(1を減
算)する。但し、得点の下限は1に設定されてあり、−
1を加算後、1を下回るような数値となっても、得点
は、下限の1に設定される。そして、次のステップ12
9に進む。
【0185】ステップ129において、BBゲームの入
賞図柄「7、7、7」に対応する枚数(例えば15枚)
のメダルの払い出し処理が行われる。そして、次のステ
ップ130に進む。ステップ130において、BBゲー
ム中フラグをONにする。これにより、現在の遊技状態
がBBゲーム中となる。そして、当該遊技が終了する。
【0186】前記ステップ124において、BBゲーム
の入賞後、フラグ成立報知手段170によるかかる報知が
行われていないと判定された場合、ステップ129に進
む。前記ステップ101において、前回までの遊技で、
BBゲーム中フラグが成立している(BBゲーム中フラ
グがOFFではなくONとなっている)、すなわち、現
在の遊技状態がBBゲーム中であると判断された場合、
次のステップ141(図6)に進む。
【0187】ステップ141において、入賞抽選手段11
0による抽選処理が行われる。そして、次のステップ1
42に進む。ステップ142において、RBゲーム中で
あるか否かが判定される。そして、RBゲーム中でない
と判定された場合、次のステップ143に進む。ステッ
プ143において、報知決定手段145により、得点記憶
手段144に記憶された現時点における得点が1であるか
否かが判定される。そして、現時点における得点が1で
あると判定された場合、次のステップ144に進む。
【0188】ステップ144において、BBゲーム中の
小役の入賞フラグ成立に関する報知回数が5回未満か否
かが判定される。具体的には、報知回数記憶手段148に
記憶された現時点の報知回数に基づいて、報知決定手段
145が判断するものである。そして、BBゲーム中の小
役の入賞フラグ成立に関する報知回数が5回未満である
と判定された場合、次のステップ145に進む。
【0189】ステップ145において、小役の入賞フラ
グ成立に関する報知が行われる。具体的には、所定の小
役入賞図柄の入賞フラグが成立しているときには、当該
小役の入賞図柄を特定して報知する。また、小役の入賞
フラグが成立していないときには、外れに相当する外れ
図柄「ハズレ」を表示する。そして、次のステップ14
6に進む。
【0190】ステップ146において、報知回数カウン
ト手段147により、報知回数記憶手段148に記憶された現
状の報知回数に1回を加算する。そして、次のステップ
170(図7)に進む。前記ステップ142において、
現在の遊技状態がRBゲーム中であるか否かが判定され
る。そして、現在の遊技状態がRBゲーム中であると判
定された場合、ステップ170(図7)に進む。
【0191】前記ステップ144において、BBゲーム
中の小役の入賞フラグ成立に関する報知回数が5回未満
でないと判定された場合、次のステップ170(図7)
に進む。なお、ここで、入賞フラグ成立に関する報知と
は、入賞フラグが成立していることの報知や、入賞フラ
グが成立していないことの報知のいずれも含むものであ
る。
【0192】ステップ170(図7)において、抽選用
回転リール41の回転が開始される。そして、次のステッ
プ171に進む。ステップ171において、ストップス
イッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50
がONとなる。そして、次のステップ172に進む。ス
テップ172において、抽選用回転リール41の回転停止
処理が行われる。そして、次のステップ173に進む。
【0193】ステップ173において、三個の抽選用回
転リール41に対応するストップスイッチ50の操作が行わ
れたか否かが判定される。そして、三個の抽選用回転リ
ール41に対応するストップスイッチ50の操作が行われた
と判定された場合、次のステップ174に進む。ステッ
プ174において、入賞図柄が所定の有効入賞ライン上
に停止することにより、入賞が確定したか否かが判定さ
れる。そして、入賞が確定していると判定された場合、
次のステップ175に進む。
【0194】ステップ175において、入賞確定した入
賞図柄に相当する枚数のメダルが遊技者に払い出され
る。そして、次のステップ176に進む。ステップ17
6において、BBゲームの終了条件が成立しているか否
かが判定される。そして、BBゲームの終了条件が成立
していないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0195】前記ステップ176において、BBゲーム
の終了条件が成立していると判定された場合、次のステ
ップ177に進む。ステップ177において、現状の遊
技状態がBBゲーム中であるか否かを判定するためのB
Bゲーム中フラグがOFFとなる。そして、当該遊技が
終了する。前記ステップ174において、入賞が確定し
ていないと判定された場合、次のステップ176に進
む。
【0196】前記ステップ173において、三個の抽選
用回転リール41に対応するストップスイッチ50の操作が
行われていないと判定された場合、ステップ171に戻
る。前記ステップ142(図6)において、RBゲーム
中であると判定された場合、ステップ170(図7)に
進む。前記ステップ143において、報知決定手段145
により、得点記憶手段144に記憶されている現時点の得
点が1でないと判定された場合、次のステップ147に
進む。
【0197】ステップ147において、報知決定手段14
5により、得点記憶手段144に記憶された現時点における
得点が2であるか否かが判定される。そして、現時点に
おける得点が2であると判定された場合、次のステップ
148に進む。ステップ148において、BBゲーム中
の小役の入賞フラグ成立に関する報知回数が15回未満
か否かが判定される。具体的には、報知回数記憶手段14
8に記憶された現時点の報知回数に基づいて、報知決定
手段145が判断するものである。そして、BBゲーム中
の小役の入賞フラグ成立に関する報知回数が15回未満
であると判定された場合、次のステップ149に進む。
【0198】ステップ149において、小役の入賞フラ
グ成立に関する報知が行われる。具体的には、所定の小
役入賞図柄の入賞フラグが成立しているときには、当該
小役の入賞図柄を特定して報知する。また、小役の入賞
フラグが成立していないときには、外れに相当する外れ
図柄「ハズレ」を表示する。そして、次のステップ15
0に進む。
【0199】ステップ150において、報知回数カウン
ト手段147により、報知回数記憶手段148に記憶された現
状の報知回数に1回を加算する。そして、次のステップ
170(図7)に進む。前記ステップ148において、
BBゲーム中の小役の入賞フラグ成立に関する報知回数
が15回未満でないと判定された場合、次のステップ1
70(図7)に進む。
【0200】前記ステップ147において、報知決定手
段145により、得点記憶手段144に記憶された現時点にお
ける得点が2でないと判定された場合、得点記憶手段14
4に記憶されている現時点の得点は、1乃至3の整数で
あって、1でもなく、2でもないことから、3となり、
次のステップ151に進む。ステップ151において、
BBゲーム中の小役の入賞フラグ成立に関する報知回数
が30回未満か否かが判定される。具体的には、報知回
数記憶手段148に記憶された現時点の報知回数に基づい
て、報知決定手段145が判断するものである。そして、
BBゲーム中の小役の入賞フラグ成立に関する報知回数
が30回未満であると判定された場合、次のステップ1
52に進む。
【0201】ステップ152において、小役の入賞フラ
グ成立に関する報知が行われる。具体的には、所定の小
役入賞図柄の入賞フラグが成立しているときには、当該
小役の入賞図柄を特定して報知する。また、小役の入賞
フラグが成立していないときには、外れに相当する外れ
図柄「ハズレ」を表示する。そして、次のステップ15
3に進む。
【0202】ステップ153において、報知回数カウン
ト手段147により、報知回数記憶手段148に記憶された現
状の報知回数に1回を加算する。そして、次のステップ
170(図7)に進む。前記ステップ151において、
BBゲーム中の小役の入賞フラグ成立に関する報知回数
が30回未満でないと判定された場合、次のステップ1
70(図7)に進む。
【0203】なお、特に図示していないが、ステップ1
44、148及び151において、BBゲーム中の小役
の入賞フラグ成立に関する情報の残りの報知回数は、報
知回数表示手段180により表示されるものである。上述
したステップ102及びステップ141の入賞抽選手段
110の抽選処理について、図8のフローを用いて説明す
る。
【0204】ステップ200において、入賞抽選手段11
0の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数
抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のス
テップ201に進む。ステップ201において、抽出さ
れた乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そし
て、次のステップ202に進む。
【0205】ステップ202において、判定手段114に
より、抽出された乱数と、入賞判定テーブル113の入賞
判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステ
ップ203に進む。ステップ203において、判定手段
114により、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113の
どの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が
決定される。そして、次のステップ204に進む。
【0206】ステップ204において、所定の図柄の蹴
飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そし
て、抽選処理が終了する。上述したステップ103の報
知抽選手段146の抽選処理について、図9のフローを用
いて説明する。ステップ250において、報知抽選手段
146の報知乱数発生手段151により発生された乱数の中か
ら報知乱数抽出手段152により乱数が抽出される。そし
て、次のステップ251に進む。
【0207】ステップ251において、抽出された乱数
が報知乱数抽出手段152の内部に記憶される。そして、
次のステップ252に進む。ステップ252において、
報知判定手段154により、抽出された乱数と、報知入賞
判定テーブル153の入賞判定領域データとの比較が行わ
れる。そして、次のステップ253に進む。
【0208】ステップ253において、報知判定手段15
4により、抽出された乱数が、報知入賞判定テーブル153
のどの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価
が決定される。すなわち、当該報知を行うか否かが決定
される。そして、当該抽選処理が終了する。上述したス
テップ109及びステップ172の抽選用回転リール41
の回転停止処理について、図10を用いて説明する。
【0209】ステップ300において、所定の図柄に対
して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定され
る。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されて
いないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リー
ル40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ば
しを行う。そして、次のステップ302に進む。
【0210】ステップ302において、上述した1個の
図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がス
トップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが
判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した
後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄
の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止さ
せる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転
停止までの遊技機10の動作が終了する。
【0211】前記ステップ300において、所定の図柄
の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、
次のステップ304に進む。ステップ304において、
いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否
かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き
込みが設定されていると判定された場合、次のステップ
305に進む。
【0212】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0213】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0214】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステッ
プ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引
き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御
としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を
押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リー
ル40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御
の方法によるものでも良いものである。このテーブル停
止制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中
の入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数
のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択
されるものである。
【0215】なお、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0216】(第二の実施の形態)図11及び図12
は、本発明の第二の実施の形態であって、遊技機の動作
の概略のフローを示すものである。本実施の形態は、フ
ラグ成立報知手段170により最初に報知を行った遊技か
ら数えて、BBゲームの特別入賞フラグ成立中の入賞図
柄「7、7、7」を所定の有効入賞ライン上に揃えるこ
とができて、入賞確定した遊技までの遊技回数を予め3
つの範囲に分類しておくものである。具体的には、かか
る入賞確定までの遊技回数を、1回以上且つ3回未満
(1回又は2回)と、3回以上且つ5回未満(3回又は
4回)と、5回以上との全部で3つの範囲に分類するも
のである。
【0217】そして、得点カウント手段143が、上述し
たように3つに分類した範囲に対応する点数をカウント
することを特徴とするものである。具体的には、上述し
た3つの範囲に対応する点数を、順に、2、1、−1に
予め設定する。そして、得点の初期設定を2に設定す
る。そして、入賞確定するまでの前記遊技回数が1以上
且つ3未満(1回又は2回)の範囲に属するとき、得点
に2を加算する。また、前記遊技回数が3以上且つ5未
満(3回又は4回)の範囲に属するとき、得点に1を加
算する。また、前記遊技回数が5以上(5回、6回・・
・・)の範囲に属するとき、得点に−1を加算(1を減
算)する。このように、本発明に係る得点カウント手段
143が、前記遊技回数が属する範囲に対応する点数をカ
ウントするようなものを含むものである。その他の構成
の内容や、作用や、効果等は、第一の実施の形態と同一
であって、説明を省略する。
【0218】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の特徴部分について、図11及び図12
に示したフローを用いて説明する。本実施の形態は、第
一の実施の形態において説明した図4乃至図10のう
ち、図5を除く、図4、図6、図7、図8、図9及び図
10は、第一の実施の形態と同一であって、説明を省略
する。そして、図5を図11及び図12と入れ替えるこ
とにより、本実施の形態の動作の概略のフローとなるも
のである。したがって、第一の実施の形態と異なる部分
である図11及び図12のみについて、以下に説明す
る。
【0219】先ず、ステップ351において、BBゲー
ムに入賞確定したか否かが判定される。具体的には、B
Bゲームの特別入賞フラグ成立中に、BBゲームの入賞
図柄「7、7、7」を所定の有効入賞ライン上に揃える
ことができて、入賞確定することができたか否かが判定
される。そして、BBゲームに入賞確定していないと判
定された場合、次のステップ352に進む。
【0220】ステップ352において、RBゲームを含
む他の入賞が確定したか否かが判定される。そして、他
の入賞が確定していると判定された場合、次のステップ
353に進む。ステップ353において、入賞が確定し
た入賞図柄に相当する枚数のメダルの払い出し処理が行
われる。そして、当該遊技は終了する。
【0221】前記ステップ352において、他の入賞が
確定していないと判定された場合、当該遊技は修了す
る。前記ステップ351において、BBゲームに入賞確
定していると判定された場合、次のステップ354に進
む。ステップ354において、BBゲームの入賞後、フ
ラグ成立報知手段170によるBBゲームの特別入賞フラ
グ成立に関する情報の報知が行われているか否かが判定
される。そして、BBゲームの入賞後、フラグ成立報知
手段170によるかかる報知が行われていると判定された
場合、次のステップ355に進む。
【0222】ステップ355において、入賞確定までの
遊技回数が1回以上且つ3回未満(1回又は2回)か否
かが判定される。すなわち、フラグ成立報知手段170に
より最初にBBゲームの特別入賞フラグ成立に関する情
報の報知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ
成立中の入賞図柄「7、7、7」を遊技者のストップス
イッチ50の操作により、所定の有効入賞ライン上に揃え
ることができて、入賞確定した遊技までの遊技回数が1
回以上且つ3回未満(1回又は2回)か否かが、得点カ
ウント手段143により判定される。そして、かかる入賞
確定までの遊技回数が1回以上且つ3回未満(1回又は
2回)であると判定された場合、次のステップ356に
進む。
【0223】ステップ356において、得点カウント手
段143は、得点記憶手段144に記憶された現状の得点に点
数2を加算する。但し、得点の上限は3に設定されてあ
り、点数2を加算後、得点が3を上回るような数値とな
っても、得点は、上限の3に設定される。そして、次の
ステップ357に進む。ステップ357において、BB
ゲームの入賞図柄「7、7、7」に対応する枚数(例え
ば15枚)のメダルの払い出し処理が行われる。そし
て、当該遊技は終了する。
【0224】前記ステップ355において、かかる入賞
確定までの遊技回数が1回以上且つ3回未満(1回又は
2回)でないと判定された場合、次のステップ358に
進む。ステップ358において、入賞確定までの遊技回
数が3回以上且つ5回未満(3回又は4回)か否かが判
定される。すなわち、フラグ成立報知手段170により最
初にBBゲームの特別入賞フラグ成立に関する情報の報
知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ成立中
の入賞図柄「7、7、7」を遊技者のストップスイッチ
50の操作により、所定の有効入賞ライン上に揃えること
ができて、入賞確定した遊技までの遊技回数が3回以上
且つ5回未満(3回又は4回)か否かが、得点カウント
手段143により判定される。そして、かかる入賞確定ま
での遊技回数が3回以上且つ5回未満(3回又は4回)
であると判定された場合、次のステップ359に進む。
【0225】ステップ359において、得点カウント手
段143は、得点記憶手段144に記憶された現状の得点に点
数1を加算する。但し、得点の上限は3に設定されてあ
り、点数1を加算後、得点が3を上回るような数値とな
っても、得点は、上限の3に設定される。そして、次の
ステップ360に進む。ステップ360において、BB
ゲームの入賞図柄「7、7、7」に対応する枚数(例え
ば15枚)のメダルの払い出し処理が行われる。そし
て、当該遊技は終了する。
【0226】前記ステップ358において、かかる入賞
確定までの遊技回数が3回以上且つ5回未満(3回又は
4回)でないと判定された場合、かかる入賞確定までの
遊技回数は、5回以上となり、次のステップ376に進
む。ステップ376において、得点カウント手段143
は、得点記憶手段144に記憶された現状の得点に−1を
加算(1を減算)する。但し、得点の下限は1に設定さ
れてあり、−1を加算後、1を下回るような数値となっ
ても、得点は、下限の1に設定される。そして、次のス
テップ377に進む。
【0227】ステップ377において、BBゲームの入
賞図柄「7、7、7」に対応する枚数(例えば15枚)
のメダルの払い出し処理が行われる。そして、次のステ
ップ378に進む。ステップ378において、BBゲー
ム中フラグをONにする。これにより、現在の遊技状態
がBBゲーム中となる。そして、当該遊技が終了する。
【0228】なお、上述した第二の実施の形態は、フラ
グ成立報知手段170による報知が行われ、BBゲームが
修了した後、通常遊技に移行した場合の得点は、前回の
通常遊技における最終的な得点が、そのまま保持される
ものである。もちろん、BBゲームの修了により、得点
を初期設定値に変更しても良いものである。 (第三の実施の形態)図13及び図14は、本発明の第
三の実施の形態であって、遊技機の動作の概略のフロー
を示すものである。
【0229】本実施の形態は、得点カウント手段143
が、利益付与手段160による利益付与の実行の後、すな
わち報知決定手段145によるフラグ成立報知手段170を用
いたBBゲームの小役遊技中の小役の入賞フラグ成立に
関する情報の報知が終了した後、次の通常遊技に移行す
る前に、得点記憶手段144に記憶した得点をキャンセル
して初期設定の得点2に戻すようにしたことを特徴とす
るものである。
【0230】さらに、本実施の形態は、フラグ成立報知
手段170により最初に報知を行った遊技から数えて、B
Bゲームの特別入賞フラグ成立中の入賞図柄「7、7、
7」を所定の有効入賞ライン上に揃えることができて、
入賞確定した遊技までの遊技回数を予め3つの範囲に分
類しておくものである。具体的には、かかる入賞確定ま
での遊技回数を、1回以上且つ3回未満(1回又は2
回)と、3回以上且つ5回未満(3回又は4回)と、5
回以上との全部で3つの範囲に分類するものである。
【0231】そして、得点カウント手段143が、上述し
たように3つに分類した範囲に対応する点数を新たな得
点として設定することを特徴とするものである。具体的
には、上述した3つの範囲に対応する点数を、順に、
3、2、1と予め設定する。そして、入賞確定するまで
の前記遊技回数が1以上且つ3未満(1回又は2回)の
範囲に属するとき、得点を3に設定する。また、前記遊
技回数が3以上且つ5未満(3回又は4回)の範囲に属
するとき、得点を2に設定する。また、前記遊技回数が
5以上(5回、6回・・・)の範囲に属するとき、得点
を1に設定する。このように、本発明に係る得点カウン
ト手段143が、前記遊技回数が属する範囲に対応する点
数(3、2、1)を新たな得点として設定するものであ
る。その他の構成の内容や、作用や、効果等は、第一の
実施の形態と同一であって、説明を省略する。
【0232】(遊技機10の動作)本実施の形態に係る遊
技機10の動作の特徴部分を図13及び図14のフローに
示す。図13及び図14に示す本実施の形態に係る遊技
機の動作のフローは、第一の実施の形態で説明した図1
1及び図12に示すフローと比較して、ステップ38
5、388及び391が異なるのみで、その他の内容は
同一となるものである。すなわち、図11のステップ3
51乃至360の箇所が、図13のステップ380乃至
389に相当し、図12のステップ376乃至378の
箇所が、図14のステップ391乃至393に相当し、
そのうち、ステップ385、388及び391の内容の
みが異なるものである。以下にステップ385、388
及び391の内容のみ説明して、その他の説明を省略す
る。
【0233】ステップ385において、得点カウント手
段143は、現状の得点を、3に設定する。そして、次の
ステップ386に進む。ステップ388において、得点
カウント手段143は、現状の得点を、2に設定する。そ
して、次のステップ389に進む。ステップ391にお
いて、得点カウント手段143は、現状の得点を、1に設
定する。そして、次のステップ392に進む。
【0234】このように第二の実施の形態では、所定条
件の下、得点カウント手段143が、過去の得点に無関係
に、通常遊技中の上述した入賞確定までの遊技回数に基
づいて、新たな得点を設定するものである。そして、当
該得点は、BBゲームの終了後、キャンセルされて初期
設定値となるものである。上述した第一乃至第三の実施
の形態では、通常遊技中に採取した得点が1のとき、B
Bゲーム中の報知回数を5回に設定し、通常遊技中に採
取した得点が2のとき、BBゲーム中の報知回数を15
回に設定し、通常遊技中に採取した得点が3のとき、B
Bゲーム中の報知回数を30回に設定している。このよ
うに、通常遊技中に採取した得点の増加に伴ってBBゲ
ーム中の報知回数も増加するように設定すると、いわゆ
る目押しの技量に優れた遊技者は、通常遊技中もBBゲ
ーム中も、常にメダルを多く獲得することになり、一
方、目押しの技量に劣る遊技者は、通常遊技中も、BB
ゲーム中の、メダルを少なくしか獲得できないことにな
る。これを解決するために、上述したような設定を変更
しても良いものである。例えば、通常遊技中に採取した
得点の増加に伴って、BBゲーム中の報知回数を減少す
るように設定しても良い。具体的には、例えば、通常遊
技中に採取した得点が1のとき、BBゲーム中の報知回
数を30回に設定し、通常遊技中に採取した得点が2の
とき、BBゲーム中の報知回数を15回に設定し、通常
遊技中に採取した得点が3のとき、BBゲーム中の報知
回数を5回に設定するものである。これにより、遊技者
の目押しの技量の差によるメダル獲得枚数の差を抑える
ことができ、異なる遊技性を有する遊技機を提供するこ
とができる。
【0235】(第四の実施の形態)図15及び図16
は、本発明の第四の実施の形態であって、図15は報知
抽選手段のブロック図、図16は遊技機の動作の概略の
フローをそれぞれ示すものである。本実施の形態は、B
Bゲーム中の小役入賞を報知するか否かを抽選により決
定するものであって、報知入賞判定テーブル153とし
て、抽選確率が高い高確率報知判定テーブル220と、こ
の高確率報知判定テーブル220よりも抽選確率が低い低
確率報知判定テーブル230とを備えているものである。
その他の構成は、第一の実施の形態と同一であって、説
明を省略する。そして、報知決定手段145は、第一の実
施の形態で説明したような通常遊技中に採取される得点
に基づいて、BBゲーム中のフラグ成立報知手段170に
よる小役の入賞フラグ成立に関する報知の出現確率を決
定していることに特徴を有するものである。すなわち、
報知決定手段145は、通常遊技中の得点(1、2又は
3)に基づいて、BBゲーム中の報知抽選手段146に使
用する報知入賞判定テーブル153として、高確率報知判
定テーブル220と低確率報知判定テーブル230とのいずれ
かを選択するものである。具体的には、通常遊技中に得
点記憶手段144に記憶された得点が、1のとき、BBゲ
ーム中の報知入賞判定テーブル153として、低確率報知
判定テーブル230を使用する。そして、通常遊技中に得
点記憶手段144に記憶された得点が、2又は3のとき、
BBゲーム中の報知入賞判定テーブル153として、高確
率報知判定テーブル220を使用するものである。このた
め、通常遊技中の遊技者の技量の結果得られる得点によ
り、BBゲーム中の入賞フラグ成立に関する報知確率が
左右され、結果として、遊技者へ付与する利益量に影響
を与えることができる。これにより、遊技者に、自分の
技量により、メダルを獲得することができるという達成
感を得ることができ、遊技を興味溢れるものにすること
ができるものである。
【0236】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の特徴部分について、図16に示したフ
ローを用いて説明する。本実施の形態は、第一の実施の
形態において説明した図4乃至図10のうち、図6を除
く、図4、図5、図7、図8、図9及び図10は、第一
の実施の形態と同一であって、説明を省略する。そし
て、図6を図16と入れ替えることにより、本実施の形
態の動作の概略のフローとなるものである。したがっ
て、第一の実施の形態と異なる部分である図16のみに
ついて、以下に説明する。
【0237】先ず、ステップ402において、入賞抽選
手段110による抽選処理が行われる。そして、次のステ
ップ403に進む。ステップ403において、RBゲー
ム中であるか否かが判定される。そして、RBゲーム中
でないと判定された場合、次のステップ404に進む。
ステップ404において、報知決定手段145により、得
点記憶手段144に記憶された現時点における得点が1で
あるか否かが判定される。そして、現時点における得点
が1であると判定された場合、次のステップ405に進
む。
【0238】ステップ405において、報知入賞判定テ
ーブル153として、低確率報知判定テーブル230が採取さ
れる。そして、次のステップ406に進む。ステップ4
06において、報知抽選手段146による報知抽選処理が
行われる。そして、次のステップ407に進む。ステッ
プ407において、報知抽選手段146の抽選結果に基づ
いて、小役入賞の入賞フラグ成立に関する報知を行うか
否かが判定される。そして、報知を行うと判定された場
合、次のステップ408に進む。
【0239】ステップ408において、小役の入賞フラ
グ成立に関する報知がフラグ成立報知手段170の抽選用
回転リール41により行われる。具体的には、所定の小役
入賞図柄の入賞フラグが成立しているときには、当該小
役の入賞図柄を特定して報知する。また、小役の入賞フ
ラグが成立していないときには、外れに相当する外れ図
柄「ハズレ」を表示する。そして、次のステップ170
(図7)に進む。
【0240】前記ステップ403において、RBゲーム
中であると判定された場合、次のステップ170(図
7)に進む。前記ステップ407において、小役入賞の
入賞フラグ成立に関する報知を行わないと判定された場
合、次のステップ170(図7)に進む。前記ステップ
404において、現時点における得点が1でないと判定
された場合、得点は2又は3となり、次のステップ40
9に進む。
【0241】ステップ409において、報知入賞判定テ
ーブル153として、高確率報知判定テーブル220が採取さ
れる。そして、次のステップ410に進む。ステップ4
10において、報知抽選手段146による報知抽選処理が
行われる。そして、次のステップ411に進む。ステッ
プ411において、報知抽選手段146の抽選結果に基づ
いて、小役入賞の入賞フラグ成立に関する報知を行うか
否かが判定される。そして、報知を行うと判定された場
合、次のステップ412に進む。
【0242】ステップ412において、小役の入賞フラ
グ成立に関する報知がフラグ成立報知手段170の抽選用
回転リール41により行われる。具体的には、所定の小役
入賞図柄の入賞フラグが成立しているときには、当該小
役の入賞図柄を特定して報知する。また、小役の入賞フ
ラグが成立していないときには、外れに相当する外れ図
柄「ハズレ」を表示する。そして、次のステップ170
(図7)に進む。
【0243】前記ステップ411において、小役入賞の
入賞フラグ成立に関する報知を行わないと判定された場
合、次のステップ170(図7)に進む。上述したステ
ップ402の入賞抽選手段110による抽選処理は、図8
に示すフローで行われるものであって、第一の実施の形
態で説明したものと同一であるため説明を省略する。
【0244】上述したステップ406及びステップ41
0の報知抽選手段146による報知抽選処理は、報知入賞
判定テーブル153として、高確率報知判定テーブル220又
は低確率報知判定テーブル230のいずれを使用するかを
除いて、図9に示すフローで行われるものであって、第
一の実施の形態で説明したものと同一であるため説明を
省略する。
【0245】なお、ここで、上述した第四の実施の形態
では、BBゲームの小役遊技中の入賞フラグ成立に関す
る報知確率を変化させるために、報知入賞判定テーブル
153として、高確率報知判定テーブル220と、低確率報知
判定テーブル230との二つを得点に基づいて、変更させ
ている。しかし、入賞フラグ成立に関する報知確率を変
化させるのは、上述したものに限定されるものではな
い。具体的には、例えば、さらに得点に基づいて、細か
く設定しても良いものである。すなわち、得点が1のと
きの入賞フラグ成立に関する報知を行うか否かの抽選確
率、いわゆる報知確率を6分の1に設定し、得点が2の
ときの報知確率を6分の3に設定し、得点が3のときの
報知確率を6分の5に設定するようにしても良いもので
ある。これにより、上述した高確率報知判定テーブル22
0と、低確率報知判定テーブル230との二つに分類するも
のよりも、通常遊技中の得点結果を、それに基づく利益
付与の内容により詳細に反映させることができ、遊技を
よりゲーム性のあるものにすることができる。さらに、
また、上述した条件を、得点が1のときの報知確率を6
分の5に設定し、得点が2のときの報知確率を6分の3
に設定し、得点が3のときの報知確率を6分の1に設定
するようにしても良いものである。これは、得点が増加
する程、報知確率を減少させるように設定しているもの
である。これにより、遊技者の目押しの技量の差による
メダル獲得枚数の差を抑えることができ、遊技内容に熟
練していない者や、初心者であっても遊技を楽しませる
ことができる。
【0246】上述した第一乃至第四の実施の形態では、
通常遊技中の特別入賞フラグ成立図柄を入賞確定できる
までの遊技回数に基づいて得点を採取している。すなわ
ち、かかる得点を採取する所定期間として、通常遊技期
間を設定している。しかし、得点を採取する所定期間
は、上述したものに限定されるものではなく、入賞フラ
グ成立の権利が次の遊技に持ち越し可能な特別入賞フラ
グが存在するような他の特別遊技中の期間に設定しても
良いものである。また、例えば、得点を採取する期間と
して、BBゲームや、RBゲーム等の特別遊技終了後の
一定期間(例えば、遊技回数50回等)に設定しても良
いものである。
【0247】また、上述した第一乃至第四実施の形態で
は、通常遊技中に特別入賞フラグ成立図柄を入賞確定で
きるまでの遊技回数に基づいて、得点を採取し、当該得
点結果によって、BBゲーム中の小役遊技の入賞フラグ
成立の有無の報知回数を決定している。すなわち、採取
した得点結果に基づいた利益を付与する期間として、B
Bゲームの小役遊技中の期間を設定している。しかし、
得点結果に基づいた利益を付与する期間は、これに限定
されるものではなく、他の所定期間に設定しても良いも
のである。具体的には、例えば、得点に基づいた利益を
付与する期間として、通常遊技期間を設定しても良く、
また、RBゲーム等の他の特別遊技期間に設定しても良
く、また、BBゲームやRBゲーム等の特別遊技終了後
の所定遊技回数(例えば、遊技回数50回)の通常遊技
期間に設定しても良いものである。
【0248】さらに、得点を採取する期間と、採取した
得点結果に基づいて利益を付与する期間との組合せは、
上述した例の任意の組合せからなるものを含むものであ
る。例えば、得点を採取する期間を、通常遊技中に設定
し、この採取した得点に基づいて利益を付与する期間
を、BBゲーム終了後の所定回数(例えば、100回)
の遊技回数からなる通常遊技中に設定しても良いもので
ある。すなわち、得点カウント手段143が、通常遊技中
に得点を採取し、当該得点結果に基づいて、報知決定手
段145が、BBゲーム終了後の通常遊技(例えば100
回)のフラグ成立報知手段170による報知の出現を決定
するような組合せに設定しても良いものである。
【0249】また、上述した第四の実施の形態のフロー
において、低確率報知判定テーブル230と高確率報知判
定テーブル220とを入れ替えて採用することにより、遊
技者の目押しの技量の差によるメダル獲得枚数の差を抑
えることができ、異なる遊技性を有する遊技機を提供す
ることができる。 (第五の実施の形態)図17及び図18は、本発明の第
五の実施の形態であって、図17は抽選手段のブロック
図、図18は遊技機の動作の概略のフローをそれぞれ示
すものである。
【0250】本実施の形態は、図17に示すように、入
賞抽選手段110として、抽選確率が異なる複数の入賞判
定テーブル113を有しているものである。具体的には、
入賞判定テーブル113は、BBゲームの小役遊技中の入
賞図柄「ベル」の入賞確率を高めに設定した高確率入賞
判定テーブル241と、BBゲームの小役遊技中の入賞図
柄「ベル」の入賞確率を低めに設定した低確率入賞判定
テーブル242とを有している。そして、利益付与手段160
は、得点記憶手段144により記憶された前記得点に基づ
いて、入賞抽選手段110の高確率入賞判定テーブル241
と、低確率入賞判定テーブル242とのうちから、いずれ
か一方を選択するための抽選確率決定手段161を備えて
いるものである。
【0251】上記抽選確率決定手段161は、通常遊技中
に採取した得点が1のとき、入賞判定テーブル113とし
て低確率入賞判定テーブル242を採取する。そして、抽
選確率決定手段161は、通常遊技中に採取した得点が2
又は3のとき、入賞判定テーブル113として高確率入賞
判定テーブル241を採取する。これにより、得点が1の
ときは、BBゲームの小役遊技中の入賞図柄「ベル」の
抽選確率が低めに設定され、当該小役遊技中の遊技メダ
ルの獲得枚数が相対的に少なくなる。一方、得点が2又
は3のときは、BBゲームの小役遊技中の入賞図柄「ベ
ル」の抽選確率が高めに設定され、当該小役遊技中の遊
技メダルの獲得枚数が相対的に多くなる。
【0252】なお、本実施の形態では、図1に示すブロ
ック図のうち報知回数カウント手段147、報知回数記憶
手段148及び報知回数表示手段180は有しておらず、得点
により、上述した入賞判定テーブル113の変更による抽
選確率に影響を与えるものである。もちろん、これに限
定されるものではなく、報知回数カウント手段147、報
知回数記憶手段148及び報知回数表示手段180も有して、
得点により、かかる報知の出現と、抽選確率との両方に
影響を与えるように設定しても良いものである。すなわ
ち、第一の実施の形態で説明したように、得点に基づい
て報知の出現を変化させ、これに加えて、本実施の形態
のように、得点に基づいて、抽選確率も変化させるよう
に設定するものである。
【0253】なお、本実施の形態において、その他の構
成は、第一の実施の形態と同一であって、説明を省略す
る。 (遊技機10の動作)本実施の形態に係る遊技機10の動作
の特徴部分を図18のフローに示す。本実施の形態にお
ける遊技機10の動作を示すフローは、第一の実施の形態
において説明した図4乃至図10のうち、図6を除いた
図4、図5、図7、図8、図9及び図10は同一であっ
て、これらに関する説明を省略する。そして、図6を図
18と入れ替えることにより、本実施の形態の動作の概
略のフローとなるものである。したがって、第一の実施
の形態と異なる部分である図18のみについて、以下に
説明する。
【0254】先ず、ステップ501において、現在の遊
技状態がRBゲーム中であるか否かの判定が行われる。
そして、現在の遊技状態がRBゲーム中でないと判定さ
れた場合、次のステップ502に進む。ステップ502
において、抽選確率決定手段161により、得点記憶手段1
44に記憶された得点が1であるか否かが判定される。そ
して、現時点における得点が1であると判定された場
合、次のステップ503に進む。
【0255】ステップ503において、抽選確率決定手
段161により、入賞判定テーブル113として、低確率入賞
判定テーブル242が採取される。そして、次のステップ
504に進む。ステップ504において、入賞抽選手段
110による抽選処理が行われる。そして、次のステップ
170(図7)に進む。
【0256】前記ステップ501において、現在の遊技
状態がRBゲーム中であると判定された場合、ステップ
170(図7)に進む。前記ステップ502において、
現時点における得点が1でない、すなわち、現時点にお
ける得点が2又は3であると判定された場合、次のステ
ップ505に進む。
【0257】ステップ505において、抽選確率決定手
段161により、入賞判定テーブル113として、高確率入賞
判定テーブル241が採取される。そして、次のステップ
506に進む。ステップ506において、入賞抽選手段
110による抽選処理が行われる。そして、次のステップ
170(図7)に進む。
【0258】上述したステップ504及びステップ50
6の入賞抽選手段110による抽選処理は、図8に示すフ
ローで行われるものであって、第一の実施の形態で説明
したものと同一であるため、説明を省略する。本実施の
形態では、抽選確率決定手段161により、得点の増加に
伴って、抽選確率が高い高確率入賞判定テーブル241を
選択するように設定されている。このため、いわゆる目
押しの技量に優れた遊技者は、自己の技量により得点を
増加させることができ、それに伴って、高確率入賞判定
テーブル241を選択することができ、結果として、メダ
ルを多く獲得することができる。これにより、遊技者
は、自己の技量により、メダルを獲得することができる
という達成感や満足感を得ることができ、遊技を興味溢
れるものにすることができる。
【0259】もちろん、得点の増加に伴って、抽選確率
が低い低確率入賞判定テーブル242を選択するように設
定しても良いものである。かかる場合、遊技者の目押し
の技量の差によるメダル獲得枚数の差を抑えることがで
きて、遊技者の技量の差の影響を抑えることができ、技
量に優れた熟練者も、技量に劣る初心者も同じように楽
しむことができる。
【0260】(第六の実施の形態)図19及び図20
は、本発明の第六の実施の形態であって、図19は遊技
機の入力、制御及び出力のブロック図、図20は遊技機
の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。本実
施の形態は、報知決定手段145が、得点記憶手段144によ
り通常遊技中に記憶された得点に基づいて、BBゲーム
の小役遊技中のフラグ成立報知手段170による報知内容
の範囲を決定するものである。ここで、報知内容の範囲
とは、報知内容の具体性や、詳細さ等を意味するもので
ある。本実施の形態は、得点に基づいて、報知内容の具
体性のレベルを決定するものである。
【0261】(リールユニット60)表1に、本実施の形
態に係る各回転リールの円周上の21箇所の各位置の図
柄態様を示す。そして、表2に各入賞態様と、その種別
とを示す。表2に示すように、入賞態様は、2個のBB
と、1個のRBと、5個の小役と、1個の再遊技とから
なり、全部で合計して9個設定されている。この9個の
入賞態様のうち、第1の特別入賞態様として、小役「リ
プレイ、リプレイ、セブン」が設定され、第2の特別入
賞態様として、小役「リプレイ、リプレイ、ジュピタ
ー」が設定されている。
【0262】
【表1】 この第1の特別入賞態様(「リプレイ、リプレイ、セブ
ン」)と、第2の特別入賞態様(「リプレイ、リプレ
イ、ジュピター」)との入賞図柄の組合せを回転リール
40毎に比較した場合、右側回転リール45上の入賞図柄
は、「セブン」と「ジュピター」とで互いに異なり、残
りの回転リール40である左側回転リール43及び中央回転
リール44上の入賞図柄は、いずれも「リプレイ」で同一
となるように設定されている。
【0263】
【表2】 そして、表1に示すように、右側回転リール45には、停
止操作により、第1の特別入賞態様の入賞図柄(「セブ
ン」)から、第2の特別入賞態様の入賞図柄(「ジュピ
ター」)までの間には、8個の他の図柄が存在し、ま
た、第2の特別入賞態様の入賞図柄(「ジュピター」)
から、第1の特別入賞態様の入賞図柄(「セブン」)ま
での間には、11個の他の図柄が存在している。このよ
うに、右側回転リール45上の「セブン」と「ジュピタ
ー」とは、遊技者のストップスイッチ50による停止操作
により、所定の図柄を有効入賞ライン上に引き込むこと
ができる図柄の最大数(具体的には4個)以上に離れて
配置されている。すなわち、「セブン」及び「ジュピタ
ー」を同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操
作位置は、右側回転リール45上に無いように設定されて
いる。
【0264】なお、ここで、入賞図柄のうち、特別入賞
態様は、第1及び第2の特別入賞態様の二つ形成されて
いるが、特別入賞態様は、特にこの二つに限定されるも
のではなく、上述したような条件を満足するような配置
からなる第3の特別入賞態様を設けても良いものであ
る。さらに、上述した特別入賞態様の条件を満足する範
囲内で、4個以上の特別入賞態様を設けるようにしても
良いものである。
【0265】(フラグ成立報知手段170)上記フラグ成
立報知手段170は、第一の実施の形態で説明した構成
や、作用や、効果等に加えて、以下の構成や、作用や、
効果を有する。上記フラグ成立報知手段170は、BBゲ
ームの小役遊技中、報知決定手段145の決定に基づい
て、入賞抽選手段110による抽選の結果による小役入賞
の入賞フラグの成立に関する情報を遊技者に向かって報
知するものである。具体的には、フラグ成立報知手段17
0は、図3に示すように、回転リール40のうちの向かっ
て右側に位置する演出用回転リール46を有するものであ
る。
【0266】上記フラグ成立報知手段170は、第1の特
別入賞態様(「リプレイ、リプレイ、セブン」)と、第
2の特別入賞態様(「リプレイ、リプレイ、ジュピタ
ー」)との特定の一方が入賞していることを、特定の一
方を具体的に明示して遊技者に向かって報知する(以
下、「特定報知」という。)ことができるものである。
具体的には、例えば、演出用回転リール46の前面側に、
「リプレイ、リプレイ、セブン」の図柄が表示されるも
のである。もちろん、「リプレイ、リプレイ、セブンが
入賞」の文字が表示されるものでも良いものである。
【0267】また、上記フラグ成立報知手段170は、第
1の特別入賞態様(「リプレイ、リプレイ、セブン」)
と、第2の特別入賞態様(「リプレイ、リプレイ、ジュ
ピター」)とのうち、特定の一方を明示することなく、
いずれか一方が入賞していることだけを遊技者に向かっ
て報知する(以下、「非特定報知」という。)ことがで
きるものである。具体的には、例えば、演出用回転リー
ル46の前面側に、「リプレイ、リプレイ、セブン」と
「リプレイ、リプレイ、ジュピター」との両方の図柄が
並んだものが表示されるものである。もちろん、「リプ
レイ、リプレイ、セブンか、リプレイ、リプレイ、ジュ
ピターのいずれか入賞!」の文字が表示されるように設
定しても良いものである。
【0268】本実施の形態では、第一の実施の形態で説
明した、報知回数表示手段180、報知回数カウント手段1
47及び報知回数記憶手段148の代わりに、図19に示す
ように、特定報知回数表示手段251、特定報知回数カウ
ント手段252及び特定報知回数記憶手段253を有してい
る。 (特定報知回数表示手段251)上記特定報知回数表示手
段251は、特定報知回数記憶手段253に記憶されているB
Bゲームの小役遊技中の残りの特定報知の回数を、遊技
者に向かって表示するためのものである。具体的には、
特に図示しないが、上部の表示窓12の向かって左側に位
置する方形状の二個の7セグメントLEDからなり、二
桁の数値を表示可能なものである。
【0269】上記特定報知回数表示手段251は、BBゲ
ームへ移行したとき、報知決定手段145の決定に基づい
て、得点が1のとき、当初、残りの特定報知回数15回
を表示し、得点が2又は3のとき、当初、残りの特定報
知回数30回を表示するように設定されている。そし
て、BBゲーム中、フラグ成立報知手段170による報知
を行うごとに、当該表示の数値が一つずつ減少して、残
りの特定報知回数が表示されるように設定されている。
【0270】(特定報知回数カウント手段252)上記特
定報知回数カウント手段252は、特定報知回数記憶手段2
53からの現状の残りの特定報知回数が0になっていない
場合であって、BBゲームの小役遊技において、特定報
知が行われた際、特定報知回数記憶手段253からの特定
報知回数に1を加算し、残りの特定報知回数に−1を加
算(1を減算)するためのものである。
【0271】そして、この特定報知回数カウント手段25
2は、当該計算結果からなる信号を、特定報知回数記憶
手段253に出力するものである。そして、当該特定報知
回数記憶手段253は、計算結果後の特定報知回数及び残
りの特定報知回数を、その内部に記憶するものである。 (特定報知回数記憶手段253)上記特定報知回数記憶手
段253は、BBゲーム中の小役遊技において、現在まで
の特定報知回数と、残りの特定報知回数とを、その内部
に記憶するためのものである。BBゲームに移行したと
きには、報知決定手段145からの信号により、得点記憶
手段144からの得点に基づいて、残りの特定報知回数
は、15回又は30回のいずれかの数値が記憶される。
そして、その後、BBゲーム中の小役遊技において、遊
技が行われたときは、特定報知回数カウント手段252の
計算結果により、現状の特定報知回数と、残りの特定報
知回数とを記憶するように設定されている。
【0272】その他の構成は、第一の実施の形態と同一
であって、説明を省略する。 (遊技機10の動作)本実施の形態に係る遊技機10の動作
の特徴部分を図20のフローに示す。本実施の形態にお
ける遊技機10の動作を示すフローは、第一の実施の形態
において説明した図4乃至図10のうち、図6を除いた
図4、図5、図7、図8、図9及び図10と同一であっ
て、これらの説明を省略する。そして、図6を図20と
入れ替えることにより、本実施の形態の動作の概略のフ
ローとなるものである。したがって、第一の実施の形態
と異なる部分である図20のみについて、以下に説明す
る。
【0273】先ず、ステップ601において、入賞抽選
手段110により、抽選処理が行われる。そして、次のス
テップ602に進む。ステップ602において、現在の
遊技状態がRBゲーム中であるか否かが判定される。そ
して、現在の遊技状態がRBゲーム中でないと判定され
た場合、次のステップ603に進む。
【0274】ステップ603において、報知決定手段14
5により、通常遊技中に採取されて得点記憶手段144に記
憶された得点が1であるか否かが判定される。そして、
得点が1であると判定された場合、次のステップ604
に進む。ステップ604において、報知決定手段145に
より、当該BBゲーム中の小役遊技の現時点までの遊技
回数が15回以内であるか否かが判定される。そして、
当該BBゲーム中の小役遊技の遊技回数が15回以内で
あると判定された場合、次のステップ605に進む。
【0275】ステップ605において、第1の特別入賞
態様又は第2の特別入賞態様のいずれかに入賞している
とき、フラグ成立報知手段170により特定報知が行われ
る。具体的には、第1の特別入賞態様又は第2の特別入
賞態様のいずれかに入賞しているとき、いずれかの入賞
フラグが成立しているとき、実際に入賞フラグが成立し
ている特定の一方の入賞図柄を具体的にフラグ成立報知
手段170により明示して、どちらに入賞しているかの報
知が行われる。そして、次のステップ606に進む。
【0276】ステップ606において、特定報知回数カ
ウント手段252により、現時点までのフラグ成立報知手
段170による特定報知回数に1が加算される。なお、同
時に残りの特定報知回数に−1が加算(1が減算)され
る。そして、次のステップ170(図7)に進む。前記
ステップ604において、当該BBゲーム中の小役遊技
の遊技回数が15回以内でないと判定された場合、すな
わち小役遊技の遊技回数が15回を越えていると判定さ
れた場合、次のステップ607に進む。
【0277】ステップ607において、第1の特別入賞
態様又は第2の特別入賞態様のいずれかに入賞している
とき、フラグ成立報知手段170により非特定報知が行わ
れる。すなわち、第1の特別入賞態様又は第2の特別入
賞態様のいずれかに入賞して、いずれかの入賞フラグが
成立しているとき、実際に入賞フラグが成立している特
定の一方の入賞図柄を具体的にフラグ成立報知手段170
により明示せずに、いずれか一方に入賞していることだ
けを、フラグ成立報知手段170により報知する。具体的
には、第1の特別入賞態様の図柄と、第2の特別入賞態
様の図柄との両方が描かれたものが演出用回転リール46
の前面側に表示されるものである。そして、次のステッ
プ170(図7)に進む。
【0278】前記ステップ602において、現在の遊技
状態がRBゲーム中であると判定された場合、次のステ
ップ170(図7)に進む。前記ステップ603におい
て、報知決定手段145により、通常遊技中に採取されて
得点記憶手段144に記憶された得点が1でないと判定さ
れた場合、得点は2又は3となり、次のステップ608
に進む。
【0279】ステップ608において、第1の特別入賞
態様又は第2の特別入賞態様のいずれかに入賞している
とき、フラグ成立報知手段170により特定報知が行われ
る。すなわち、第1の特別入賞態様又は第2の特別入賞
態様のいずれかに入賞しているとき、実際に入賞フラグ
が成立している特定の一方の入賞図柄を具体的にフラグ
成立報知手段170により明示して、どちらに入賞してい
るかを報知する。そして、次のステップ609に進む。
【0280】ステップ609において、特定報知回数カ
ウント手段252により、現時点までのフラグ成立報知手
段170による特定報知回数に1が加算される。なお、同
時に、特定報知回数カウント手段252により、残りの特
定報知回数に−1が加算(1が減算)される。そして、
次のステップ170(図7)に進む。上述したステップ
601の入賞抽選手段110による抽選処理は、図8に示
すフローで行われるものであって、第一の実施の形態で
説明したものと同一であるため、説明を省略する。
【0281】上述した第六の実施の形態において、第1
の特別入賞態様か第2の特別入賞態様かの特定の一方が
入賞していることのフラグ成立報知手段170による特定
報知の遊技回数を、得点に基づいて、得点1のとき最大
15回、得点2又は3のとき最大30回に設定している
が、得点に基づいて変化させるのは、かかる特定報知の
遊技回数に限定されるものではない。例えば、特別入賞
態様のうち、いずれか一方が入賞していることの特定報
知を抽選により決定するような場合、得点に基づいて、
かかる抽選の抽選確率の数値を変化させるように設定し
ても良いものである。例えば、得点が1のとき、特定報
知の抽選確率を3分の1に設定して、得点が2又は3の
とき、かかる抽選確率を3分の2に設定するようなもの
である。これにより、得点が増加するに伴い、特定報知
の抽選確率が高くなり、結果として、入賞確定できる可
能性を高めることができて、獲得メダル枚数の増加を促
すことができるものである。もちろん、得点が増加する
に伴い、特定報知の抽選確率を低下させるように設定す
ることにより、目押しの技量に優れている者と、目押し
の技量に熟練していない者や、初級者との獲得メダル枚
数の差を縮めるようにすることもできるものである。
【0282】上述した第一乃至第六の実施の形態におい
て、入賞フラグ成立と、入賞フラグ成立の報知との両者
の関係は、報知抽選手段146による抽選の条件を除い
て、1対1の対応関係として説明している。すなわち、
例えば、第一の実施の形態において、通常遊技中、特別
入賞フラグが成立し、且つ報知抽選手段146により報知
することに決定した場合、必ずフラグ成立報知手段170
の演出用回転リール46による特別入賞フラグ成立の報知
が行われ、逆にかかる特別入賞フラグ成立の報知が行わ
れた場合は、必ず特別入賞フラグが成立しているよう
に、両者の関係を1対1の対応関係として説明してい
る。しかし、上述した両者の関係は、特に上述したもの
に限定されるものではない。具体的には、例えば、入賞
フラグが成立していないにも拘わらず、あたかも入賞フ
ラグが成立しているかのごとく、フラグ成立報知手段17
0の演出用回転リール46による報知を行う、いわゆるが
せ報知を含ませるようにしても良いものである。また、
入賞フラグが成立しているにも拘わらず、フラグ成立報
知手段170の演出用回転リール46による報知を行わない
ものを含ませるようにしても良いものである。これによ
り、同一の報知があっても、必ずしも入賞フラグが成立
しているとは限らず、ゲーム性を豊かなものにすること
ができる。
【0283】(第七の実施の形態)図21は、本発明の
第七の実施の形態であって、遊技機の動作の概略のフロ
ーを示すものである。本実施の形態は、報知決定手段14
5が、得点記憶手段144により通常遊技中に記憶された得
点に基づいて、BBゲームの小役遊技中のフラグ成立報
知手段170による報知内容の信頼性を決定するものであ
る。ここで、報知内容の信頼性とは、フラグ成立報知手
段170による入賞フラグ成立に関する報知のうち、どれ
くらいの割合で実際に入賞フラグが実際に成立している
かを意味するものである。フラグ成立報知手段170によ
り、入賞フラグが成立中であることの報知が、10回行
われた場合、実際に入賞フラグが成立している回数が5
回であって、残りの5回が入賞フラグが成立していない
にも拘わらず報知が行われる、いわゆるがせ報知のと
き、フラグ成立報知手段170による報知内容の信頼性は
50%となるものである。なお、その際、入賞フラグが
成立しているにも拘わらずフラグ成立報知手段170によ
る入賞フラグ成立の報知が行われない遊技を別途5回行
うようにしても良いものである。また、フラグ成立報知
手段170により、10回、報知が行われた場合、実際に
入賞フラグが成立している回数が10回であって、入賞
フラグが成立していないにも拘わらず報知が行われる、
いわゆるがせ報知が0回のとき、フラグ成立報知手段17
0による報知内容の信頼性は100%となるものであ
る。
【0284】具体的には、通常遊技中に採取した得点が
1のとき、BBゲームの小役遊技中のフラグ成立報知手
段170による報知内容の信頼性を50%に設定し、かか
る得点が2又は3のとき、その信頼性を100%に設定
しているものである。この報知内容の信頼性は、報知決
定手段145により行われるものである。なお、本実施の
形態では、図1に示すブロック図のうち報知回数カウン
ト手段147、報知回数記憶手段148及び報知回数表示手段
180は有しておらず、得点により、上述した報知決定手
段145による報知内容の信頼性にのみ影響を与えるもの
である。もちろん、これに限定されるものではなく、第
一の実施の形態で説明した報知回数カウント手段147、
報知回数記憶手段148及び報知回数表示手段180も有し
て、得点により、かかる報知の出現と、報知内容の信頼
性との両方に影響を与えるように設定しても良いもので
ある。その他の構成は、第一の実施の形態と同一であっ
て、説明を省略する。
【0285】本実施の形態では、通常遊技中に採取した
得点が1から2又は3に増加するに伴って、フラグ成立
報知手段170による報知内容の信頼性を50%から10
0%に上げることができる。このため、入賞フラグが真
に成立しているときの報知回数が増加し、目押しにより
入賞確定できる回数が多くなり、結果として、得点の増
加により獲得できる遊技メダル枚数を増加させることが
できて、遊技者への利益を大きなものにすることができ
る。これにより、遊技者は、自己の目押しの技量によっ
て、遊技メダルを獲得することができるという達成感
や、満足感を得ることができる。
【0286】なお、得点とフラグ成立報知手段170によ
る信頼性との関係は、上述したようなものに限定される
ものではない。例えば、得点が1から2又は3に増加す
るに伴って、フラグ成立報知手段170による報知内容の
信頼性を100%から50%となるように小さな数値に
変更するように設定しても良いものである。このように
設定することにより、得点の増加に伴って、入賞フラグ
が真に成立しているときの報知回数が減って、目押しに
より入賞確定できる回数が少なくなり、結果として、遊
技者への利益を小さなものにすることができる。これに
より、目押しの技量に優れた熟練者と、目押しの技量に
劣る初級者とにおけるメダル獲得枚数の差を抑えること
ができる。したがって、目押しの技量に熟練していない
者や、初級者でも楽しむことができる。
【0287】上述したように、得点に基づき報知内容の
信頼性を増加又は減少させることにより、遊技者の技量
に基づいて、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方向
にも調整することができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができるものである。 (遊技機10の動作)本実施の形態に係る遊技機10の動作
の特徴部分を図21のフローに示す。
【0288】本実施の形態における遊技機10の動作を示
すフローは、第一の実施の形態において説明した図4乃
至図10のうち、図6を除いた図4、図5、図7、図
8、図9及び図10と同様であって、説明を省略する。
そして、図6を図21と入れ替えることにより、本実施
の形態の動作の概略のフローとなるものである。したが
って、第一の実施の形態と異なる部分である図21のみ
について、以下に説明する。
【0289】先ず、ステップ701において、入賞抽選
手段110による抽選処理が行われる。そして、次のステ
ップ702に進む。ステップ702において、現在の遊
技状態がRBゲーム中であるか否かの判定が行われる。
そして、現在の遊技状態がRBゲーム中でないと判定さ
れた場合、次のステップ703に進む。
【0290】ステップ703において、通常遊技中に採
取した得点が1であるか否かが判定される。そして、得
点が1であると判定された場合、次のステップ704に
進む。ステップ704において、フラグ成立報知手段17
0による入賞フラグ成立の報知の信頼性が50%に設定
される。すなわち、小役入賞フラグ成立のうち、50%
はフラグ成立報知手段170による入賞フラグ成立の報知
が行われるが、残りの50%は、入賞フラグ成立してい
ないにも拘わらず入賞フラグ成立の報知となる、いわゆ
るがせ報知となるものである。そして、がせ報知が行わ
れた分だけ、入賞フラグが成立しているにも拘わらずフ
ラグ成立報知手段170による入賞フラグ成立の報知が行
われないように設定されている。そして、次のステップ
705に進む。
【0291】ステップ705において、BBゲームの小
役遊技中の報知回数に1が加算される。なお、同時に残
りの報知回数に−1が加算(1が減算)される。そし
て、次のステップ170(図7)に進む。前記ステップ
702において、現在の遊技状態がRBゲーム中である
と判定された場合、次のステップ170(図7)に進
む。
【0292】前記ステップ703において、通常遊技中
に採取された得点が1でないと判定された場合、得点は
2又は3となり、次のステップ706に進む。ステップ
706において、フラグ成立報知手段170による入賞フ
ラグ成立の報知の信頼性が100%に設定される。すな
わち、小役入賞フラグ成立のうちの100%において、
フラグ成立報知手段170による入賞フラグ成立の報知が
行われる。そして、入賞フラグが成立していないにも拘
わらず入賞フラグ成立の報知となる、いわゆるがせ報知
は含まれない。そして、次のステップ707に進む。
【0293】ステップ707において、BBゲームの小
役遊技中の報知回数に1が加算される。なお、同時に残
りの報知回数に−1が加算(1が減算)される。そし
て、次のステップ170(図7)に進む。上述したステ
ップ701の入賞抽選手段110による抽選処理は、図8
に示すフローで行われるものであって、第一の実施の形
態で説明したものと同一であるため、説明を省略する。
【0294】なお、上述した第四乃至第七の実施の形態
では、得点1と、得点2又は3との二段階に分けて利益
付与を変化させているが、これは、一例であって、特に
これに限定されるものではなく、第一の実施の形態のよ
うに、得点1と、得点2と、特定3とにより、三段階に
利益付与の内容を分類しても良いものである。さらに、
得点の範囲をさらに増やして、四段階以上に利益付与の
内容を分類しても良いものである。これにより、通常遊
技中に採取した得点結果を、それに基づく利益付与の内
容により詳細に反映させることができ、遊技をよりゲー
ム性のあるものにすることができる。
【0295】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0296】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
自己の技量により、利益を増加させることができるとい
う満足感や達成感を得ることができ、また、遊技者の技
量の差の影響を抑えることもできて、技量に劣る者も熟
練者と同じように楽しむことができ、また、緊張感を持
って、興味溢れる遊技を行うことができる遊技機を提供
することができる。
【0297】(請求項2)請求項2記載の発明によれ
ば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によ
れば、n回の遊技回数範囲内に、入賞確定することがで
きるか否かを考慮しながら遊技を進めるという新たな遊
技性を有する遊技を行うことができる遊技機を提供する
ことができる。
【0298】(請求項3)請求項3記載の発明によれ
ば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に
加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記
載の発明によれば、入賞確定するまでの遊技回数が、予
め定めたどの範囲に分類されるかを考慮しながら遊技を
進めるという新たな遊技性を有する遊技を行うことがで
きる遊技機を提供することができる。
【0299】(請求項4)請求項4記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項4記載の発明によれば、自己の技量により、多く
の利益を獲得することができるという満足感や達成感を
得ることができ、また、遊技者の技量の差の影響を抑え
ることもできて、技量に劣る者も熟練者と同じように楽
しむことができる遊技機を提供することができる。
【0300】(請求項5)請求項5記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項5記載の発明によれば、自己の技量により、入賞
判定テーブルを選択することができて、結果として、メ
ダルを獲得することができるという達成感や満足感を得
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることがで
き、また、遊技者の技量の差の影響を抑えることがで
き、技量に優れた熟練者も、技量に劣る初心者も同じよ
うに楽しむことができる遊技機を提供することができ
る。
【0301】(請求項6)請求項6記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項6記載の発明によれば、新たな特別入賞フラグ成
立を、前回の得点結果に左右されることなく、新たな気
分で迎えることができる遊技機を提供することができ
る。
【0302】(請求項7)請求項7記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項7記載の発明によれば、遊技者の目押しの技量に
より、得点の増加だけでなく減少にも影響を与えること
ができて、目押しの技量と得点との相関関係をより大き
なものにすることができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができる遊技機を提供することができる。
【0303】(請求項8)請求項8記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項8記載の発明によれば、通常遊技中における遊技
性を異なるものにすることができ、通常遊技中の遊技内
容が単調となることなく、遊技を興味溢れるものにする
ことができる遊技機を提供することができる。
【0304】(請求項9)請求項9記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項9記載の発明によれば、通常遊技中における遊技
性を異なるものにすることができ、通常遊技中の遊技内
容が単調となることなく、遊技を興味溢れるものにする
ことができる遊技機を提供することができる。
【0305】(請求項10)請求項10記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項10記載の発明によれば、特別遊技中におけ
る遊技性を異なるものにすることができ、特別遊技中の
遊技内容が単調となることなく、遊技を興味溢れるもの
にすることができる遊技機を提供することができる。
【0306】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求
項11記載の発明によれば、特別遊技終了後の通常遊技
中における遊技性を異なるものにすることができ、特別
遊技終了後の通常遊技中の遊技内容が単調となることな
く、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技機を
提供することができる。
【0307】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項12記載の発明によれば、得点に基づ
き報知の出現回数を決定することにより、遊技者の技量
に基づいて、遊技者へ付与する利益量をいずれの方向に
も調整することができ、遊技を興味溢れるものにするこ
とができる遊技機を提供することができる。
【0308】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項11記載の発明によれば、得点に基づ
き報知の出現確率を決定することにより、遊技者の技量
に基づいて、遊技者へ付与する利益量をいずれの方向に
も調整することができ、遊技を興味溢れるものにするこ
とができる遊技機を提供することができる。
【0309】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項14記載の発明によれば、得点に基づ
き報知内容の信頼性を決定することにより、遊技者の技
量に基づいて、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方
向にも調整することができ、遊技を興味溢れるものにす
ることができる遊技機を提供することができる。
【0310】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、6乃至11のいずれか1項
に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項15記載の発明によれば、得点に基づ
き報知内容の範囲を決定することにより、遊技者の技量
に基づいて、遊技者へ付与する利益量を、いずれの方向
にも調整することができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができる遊技機を提供することができる。
【0311】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項15記載の発明の効果に加え、次の点を
ような効果を奏する。すなわち、請求項16記載の発明
によれば、得点に基づきフラグ成立報知手段の報知の出
現を決定することにより、遊技者の技量に基づいて、遊
技者へ付与する利益量を、いずれの方向にも調整するこ
とができ、遊技を興味溢れるものにすることができる遊
技機を提供することができる。
【0312】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1乃至16のいずれか1項に記載の発明
の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請
求項17記載の発明によれば、演出制御装置を変更する
ことにより、得点の採取期間や、かかる得点に基づく、
報知決定の条件が異なる同一シリーズの遊技機や、全く
演出内容が異なる別のものに変更可能な遊技機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、抽選手段
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図7】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図8】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作のうち、入賞抽選処理の概略を示すフローである。
【図9】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作のうち、報知抽選処理の概略を示すフローである。
【図10】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【図11】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図12】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図13】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図14】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図15】本発明の第四の実施の形態であって、報知抽
選手段を示すブロック図である。
【図16】本発明の第四の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図17】本発明の第五の実施の形態であって、抽選手
段を示すブロック図である。
【図18】本発明の第五の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図19】本発明の第六の実施の形態であって、遊技機
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図20】本発明の第六の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図21】本発明の第七の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 23 主基板 24 サブ基板 30 スタートスイッチ 40 回転リール 41 抽選用回転リール 42 リールテー
プ 43 左側回転リール 44 中央回転リ
ール 45 右側回転リール 46 演出用回転
リール 50 ストップスイッチ 60 リールユニ
ット 61 図柄 65 ホッパーユ
ニット 66 表示装置 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム
制御手段 101 特定遊技制御手段 105 抽選手段 110 入賞抽選手段 111 乱数発生手
段 112 乱数抽出手段 113 入賞判定テ
ーブル 114 判定手段 141 入賞演出デ
ータ記憶手段 142 入賞演出制御手段 143 得点カウン
ト手段 144 得点記憶手段 145 報知決定手
段 146 報知抽選手段 147 報知回数カ
ウント手段 148 報知回数記憶手段 151 報知乱数発
生手段 152 報知乱数抽出手段 153 報知入賞判
定テーブル 154 報知判定手段 160 利益付与手
段 161 抽選確率決定手段 170 フラグ成立
報知手段 175 得点表示手段 180 報知回数表
示手段 220 高確率報知判定テーブル 230 低確率報知
判定テーブル 241 高確率入賞判定テーブル 242 低確率入賞
判定テーブル 251 特定報知回数表示手段 252 特定報知回
数カウント手段 253 特定報知回数記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 康夫 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内 (72)発明者 米田 利宏 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 前記回転リールの回転を制御するとともに、入賞図柄の
    抽選を行うための制御装置とを備え、 前記制御装置による抽選結果が入賞である場合に当該入
    賞図柄の入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中
    に、前記回転リールが停止した状態で、予め設定した所
    定の方向の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の
    入賞図柄が所定の組合せで揃うことを条件として入賞が
    確定して遊技者に利益を付与するように設定され、 前記入賞フラグとして、前記入賞フラグが成立したにも
    拘わらず、当該遊技で入賞確定することができなかった
    場合に、次の遊技に当該入賞フラグ成立の権利を持ち越
    し可能な特別入賞フラグを備えた遊技機において、 前記遊技機は、 前記制御装置による抽選結果、前記特別入賞フラグの成
    立に関する情報を遊技者に向かって報知するためのフラ
    グ成立報知手段と、 前記フラグ成立報知手段により最初に報知を行った遊技
    から数えて、当該特別入賞フラグ成立中の入賞図柄を所
    定の有効入賞ライン上に揃えることができて、入賞確定
    した遊技までの遊技回数に基づいた得点をカウントする
    ための得点カウント手段と、 前記得点カウント手段の前記得点を記憶するための得点
    記憶手段と、 前記得点記憶手段により記憶された前記得点に基づい
    て、遊技者に利益を付与する利益付与手段とを備えたこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記得点カウント手段は、前記フラグ成
    立報知手段により最初に報知を行った遊技から数えて、
    n(n>1)回の遊技回数範囲内に、当該特別入賞フラ
    グ成立中の入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に揃える
    ことができて、入賞確定した場合に得点をカウントする
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記フラグ成立報知手段により最初に報
    知を行った遊技から数えて、当該特別入賞フラグ成立中
    の入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に揃えることがで
    きて、入賞確定した遊技までの遊技回数を予め複数の範
    囲に分類し、 前記得点カウント手段は、前記遊技回数が属する当該範
    囲に対応する得点をカウントすることを特徴とする請求
    項1記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記利益付与手段は、前記得点記憶手段
    により記憶された前記得点に基づいて、前記フラグ成立
    報知手段による報知の出現を決定するための報知決定手
    段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、予め定めた抽選確率に
    基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行うための入賞
    抽選手段を備え、 前記入賞抽選手段は、抽選確率が異なる複数の入賞判定
    テーブルを有し、 前記利益付与手段は、前記得点記憶手段により記憶され
    た前記得点に基づいて、前記入賞抽選手段の複数の入賞
    判定テーブルのうちから一つの入賞判定テーブルを選択
    するための抽選確率決定手段を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記得点カウント手段は、前記利益付与
    手段による利益付与の実行の後、前記得点をキャンセル
    して初期設定に戻すことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1項に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記得点カウント手段は、 前記フラグ成立報知手段により最初に報知を行った遊技
    から数えて、当該特別入賞フラグ成立中の入賞図柄を所
    定の有効入賞ライン上に揃えることができて、入賞確定
    した遊技までの遊技回数に基づいた点数を、前記得点か
    ら減算することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    1項に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 遊技として、通常遊技と、特定の入賞確
    定或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少な
    くとも備え、 前記得点カウント手段による前記得点の採取期間を、前
    記通常遊技中に設定したことを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 遊技として、通常遊技と、特定の入賞確
    定或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少な
    くとも備え、 前記利益付与手段による利益を付与する期間を、前記通
    常遊技中に設定したことを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれか1項に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 遊技として、通常遊技と、特定の入賞
    確定或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少
    なくとも備え、 前記利益付与手段による利益を付与する期間を、前記特
    別遊技中に設定したことを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれか1項に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 遊技として、通常遊技と、特定の入賞
    確定或いは抽選結果に基づいて開始する特別遊技とを少
    なくとも備え、 前記利益付与手段による利益を付与する期間を、前記特
    別遊技終了後の所定の遊技回数からなる通常遊技中に設
    定したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項
    に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記報知決定手段は、前記得点記憶手
    段の前記得点に基づいて、前記フラグ成立報知手段によ
    る報知の出現回数を決定することを特徴とする請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項6乃至11のいずれか
    1項に記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記報知決定手段は、前記得点記憶手
    段の前記得点に基づいて、前記フラグ成立報知手段によ
    る報知の出現確率を決定することを特徴とする請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項6乃至11のいずれか
    1項に記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記報知決定手段は、前記得点記憶手
    段により記憶された前記得点に基づいて、前記フラグ成
    立報知手段による報知内容の信頼性を決定することを特
    徴とする請求項2、請求項3、請求項4、請求項6乃至
    11のいずれか1項に記載の遊技機。
  15. 【請求項15】 前記報知決定手段は、前記得点記憶手
    段により記憶された前記得点に基づいて、前記フラグ成
    立報知手段による報知内容の範囲を決定することを特徴
    とする請求項2、請求項3、請求項4、請求項6乃至1
    1のいずれか1項に記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 前記入賞の態様として、第1の特別入
    賞態様と、第2の特別入賞態様とを少なくとも設け、 前記第1の特別入賞態様の入賞図柄の組合せと、前記第
    2の特別入賞態様の入賞図柄の組合せとを前記回転リー
    ル毎に比較した場合、特定の一つの前記回転リール上の
    入賞図柄は、互いに異なり、残りの前記回転リール上の
    入賞図柄は、同一となるように設定され、 前記特定の一つの回転リールには、停止操作により、前
    記第1の特別入賞態様の入賞図柄と、前記第2の特別入
    賞態様の入賞図柄とを同時に有効入賞ライン上に引き込
    み可能な停止操作位置が無く、 前記フラグ成立報知手段は、前記第1の特別入賞態様
    と、前記第2の特別入賞態様との特定の一方が入賞して
    いることを、当該特定の一方を明示して遊技者に向かっ
    て報知可能に設定され、 前記報知決定手段は、前記得点記憶手段により記憶され
    た前記得点に基づいて、前記特別入賞態様のうち、特定
    の一方が入賞していることの前記フラグ成立報知手段に
    よる報知の所定期間内における出現を決定することを特
    徴とする請求項15記載の遊技機。
  17. 【請求項17】 前記制御装置は、 入賞に関する抽選確率を記憶するとともに主として入賞
    抽選に関する遊技の制御を行うための遊技制御装置と、 演出情報を記憶するとともに前記遊技制御装置からの出
    力信号に基づいて演出の実施を制御するための演出制御
    装置とを備え、 前記演出制御装置は、 入賞演出に関するデータを記憶するための入賞演出デー
    タ記憶手段と、 前記入賞演出データ記憶手段からの入賞演出データに基
    づいて、入賞演出を表示可能な表示装置を制御するため
    の入賞演出制御手段と、 前記得点カウント手段と、 前記得点記憶手段と、 前記利益付与手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    乃至16のいずれか1項に記載の遊技機。
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