JP3541000B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、1回の遊技範囲中、所定条件の下、2種類のフラグ成立報知を行うことを特徴とする遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機としては、通常、遊技範囲中、入賞抽選の結果を報知する、すなわち、入賞フラグ成立に関する情報を報知するものが知られている。この入賞フラグ成立に関する情報を報知するか否かは、通常、抽選により決定されている。
【0003】
そして、入賞フラグ成立に関する情報を報知するか否かの抽選の結果、報知することに決定した場合、1回の遊技範囲内において、通常、所定の入賞図柄の組合せからなる入賞フラグが成立したことの報知や、或いは入賞フラグ成立の可能性が高い旨の報知を、1回行うように設定されているものがほとんどであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の遊技機では、入賞フラグ成立に関する情報が報知されるか否かが抽選により決定されるため、報知を行うか否かが遊技機まかせであり、そこに遊技者の技量が入る余地が無く、遊技者によっては、その点が面白くないと感じる者がいるといった第一の問題点があった。
【0005】
また、入賞フラグ成立に関する情報を報知する場合、通常、1回の遊技範囲中、1回の報知で完了してしまうため、報知による興奮を徐々に高めることができないという第二の問題点があった
そこで、請求項に記載された発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
【0006】
すなわち、請求項1及記載の発明は、上記した従来の技術の有する第一及び第二の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、第1の報知後、第1乃至第3の特別入賞態様の異種入賞図柄のうちから、入賞フラグ成立の可能性を有する異種入賞図柄を特定するための第2の報知を得るために、同一入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に停止させるという、新たな遊技性を有する遊技を行うことができ、遊技性を向上させることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0008】
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0009】
すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周囲に複数の図柄(61)を表示した三個の回転リール(40)と、前記回転リール(40)の回転駆動を制御すると共に、入賞図柄(61)の抽選を行うための制御装置(20)とを備えている。そして、当該遊技機(10)は、前記制御装置(20)による抽選結果が入賞である場合に当該入賞図柄(61)の入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記回転リール(40)が停止した状態で、予め設定した所定の方向の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄(61)が所定の組合せで揃うことを条件として入賞が確定して遊技者に利益を付与するように設定されている。
【0010】
そして、前記遊技機(10)は、入賞図柄 (61) の組合せからなる入賞態様として、第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様とを設けている。また、入賞フラグ成立の可能性を有する入賞図柄 (61) の組合せを遊技者に向かって報知可能な入賞報知装置 (170) を備えている。
【0011】
そして、前記第1の特別入賞態様と、前記第2の特別入賞態様と、前記第3の特別入賞態様との入賞図柄 (61) は、その組み合わせを前記回転リール (40) 毎に比較した場合、特定の一つの前記回転リール (40) 上の入賞図柄 (61) は、異種入賞図柄 (61) となり、残りの二つの前記回転リール (40) 上の入賞図柄 (61) は、同一入賞図柄 (61) となるように設定されている。
【0012】
そして、前記異種入賞図柄 (61) を有する前記回転リール (40) には、停止操作により、前記第1の特別入賞態様の異種入賞図柄 (61) と、前記第2の特別入賞態様の異種入賞図柄 (61) と、前記第3の特別入賞態様の異種入賞図柄 (61) とを同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無いものである。
そして、前記入賞報知装置 (170) は、前記同一入賞図柄 (61) を有する二つの前記回転リール (40) のうち少なくとも一つの前記回転リール (40) の前記特別入賞態様の同一入賞図柄 (61) を特定するための第1の報知後、この第1の報知により特定した当該同一入賞図柄 (61) を所定の有効入賞ライン上に停止できたことを条件として、前記異種入賞図柄 (61) を有する前記回転リール (40) の前記特別入賞態様の異種入賞図柄 (61) を特定するための第2の報知を行うことを特徴とする。
【0013】
ここで、「回転リール(40)」とあるのは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示されるようなものも含まれるものである。具体的には、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
【0014】
また、ここで、「入賞フラグ成立の可能性を有する入賞図柄の組合せを遊技者に向かって報知可能」とは、具体的には、入賞フラグ成立の可能性を有する入賞図柄の組合せ、例えば、「赤7、赤7、赤7」のように一つの入賞図柄を演出用回転リール46に表示することによりビッグボーナスゲーム(以下、「BBゲーム」という。)の入賞フラグ成立の可能性が高いことを報知するものを含むものである。また、「赤7、赤7、赤7又は赤7、赤7、青7」のように二つの入賞図柄の組合せを演出用回転リール46に表示することによりBBゲームと、レギュラーボーナスゲーム(以下、「RBゲーム」という。)とからなるボーナスゲームの組合せグループのいずれかの入賞フラグ成立の可能性が高いことを報知するものを含むものである。なお、ここで、入賞図柄の組合せは、必ずしも「赤7,赤7、赤7」のように全ての入賞図柄を表示させる必要はなく、「BBゲーム」や、「ボーナスゲーム」のように、その入賞図柄の組合せ、或いはそれらの入賞図柄の組合せを含む組合せグループであることを遊技者が認識できるようなものも含まれるものである。
【0015】
なお、ここで、「第1の特別入賞態様と、前記第2の特別入賞態様と、前記第3の特別入賞態様との入賞図柄 (61) は、その組み合わせを前記回転リール (40) 毎に比較した場合、特定の一つの前記回転リール (40) 上の入賞図柄 (61) は、異種入賞図柄 (61) となり、残りの二つの前記回転リール (40) 上の入賞図柄 (61) は、同一入賞図柄 (61) となるように設定とは、複数の特別入賞態様が、特定の一つの回転リール (40) を除いて、同時に入賞確定待ちの状態、いわゆるテンパイ状態となることができるような入賞図柄の組合せに設定されているものである。具体的には、例えば、特別入賞態様が、「リプレイ、リプレイ、赤7」と、「リプレイ、リプレイ、青7」と、「リプレイ、リプレイ、黄7」との三つの特別入賞態様が設定されているようなときに、それらの入賞図柄の組合せを回転リール (40) 毎に比較した場合、右側回転リール (45) 上の異種入賞図柄は、「赤7」と「青7」と「黄7」とで異なり、残りの左側回転リール (43) 及び中央回転リール (44) の同一入賞図柄は、「リプレイ」で同一となるように設定されているようなものを含むものである。
【0016】
また、ここで、「前記異種入賞図柄 (61) を有する前記回転リール (40) には、停止操作により、前記第1の特別入賞態様の異種入賞図柄 (61) と、前記第2の特別入賞態様の異種入賞図柄 (61) と、前記第3の特別入賞態様の異種入賞図柄 (61) とを同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無くとは、遊技者が前記異種入賞図柄を有する回転リール (40) の停止操作を行った場合、前記異種入賞図柄を有する回転リール (40) の周囲に配置された複数の異種入賞図柄を、同時に有効入賞ライン上に引き込むことができるような停止操作位置が回転リール (40) 上に無いことを意味する。具体的には、例えば、引き込み可能図柄の範囲が、当該停止操作を行った位置から、4個までに設定されているような場合、複数の特別入賞態様の互いに異なる異種入賞図柄、上記例では、「赤7」と「青7」と「黄7」との異種入賞図柄のうち、少なくとも二つの異種入賞図柄が、引き込み可能な4個の範囲内に同時に存在するようなことが無いように設定されているようなものを含む ものである。例えば、回転リール (40) の全ての停止位置において、「赤7」及び「青7」が引き込み可能な範囲内に同時に存在しないこと、「赤7」及び「黄7」が引き込み可能な範囲内に同時に存在しないこと、「青7」及び「黄7」が引き込み可能な範囲内に同時に存在しないこと、並びに、「赤7」、「青7」及び「黄7」が引き込み可能な範囲内に同時に存在しないことを意味するものである。具体的には、特定の一つの回転リール (40) において、特別入賞態様の異種入賞図柄同士が、引き込み可能な範囲である図柄数(例えば4個)以上に離れて回転リール (40) の円周上に配置されているものである。
【0017】
また、ここで、前記入賞報知装置 (170) による「前記同一入賞図柄を有する前記回転リール (40) のうち少なくとも一つの回転リール (40) の前記特別入賞態様の同一入賞図柄を特定するための第1の報知」とは、複数の特別入賞態様の入賞図柄の組合せを比較したときに同一となる同一入賞図柄を表示することにより、入賞フラグ成立の可能性を有する特別入賞態様の一つを具体的に特定することなく、複数の特別入賞態様のうち、いずれか一つの特別入賞態様が、入賞フラグ成立の可能性を有する入賞図柄であることを、遊技者に向かって報知するようなものを含むものである。具体的には、上述した例の場合、特定入賞態様のうち、「リプレイ、リプレイ、赤7」と、「リプレイ、リプレイ、青7」と、「リプレイ、リプレイ、黄7」との三つの特別入賞態様のうち、同一入賞図柄である「リプレイ」を表示することにより、上記三つの特別入賞態様のうち、いずれか一つが入賞していることを報知するようなものを含むものである。
【0018】
(0030)
また、「前記同一入賞図柄を有する前記回転リール (40) のうち少なくとも一つの回転リール (40) の前記特別入賞態様の同一入賞図柄を特定するための第1の報知」とは、当該行為を行うことにより、結果として複数の特別入賞態様の入賞図柄の組合せを含む特別入賞態様の組合せグループを特定することにもなる場合があるものである。例えば、BBゲームとRBゲームとの同一入賞図柄となる「赤7」を報知することにより、BBゲームとRBゲームとを含むボーナスゲームの組合せグループを特定するようなものである。
【0019】
(作用)
本発明によれば、第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様との入賞図柄の組合せが、異種入賞図柄を有する回転リール (40) を除いて、同一入賞図柄を有する回転リール (40) 上では同一である。このため、同一入賞図柄を特定する第1の報知が行われただけでは、異種入賞図柄を有する一つの回転リール (40) を除いた同一入賞図柄を有する残りの二つの回転リール (40) の停止図柄が、特定されるだけで、遊技者から見て、第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様とのいずれもが入賞確定待ちの状態、いわゆる複数の特別入賞態様のいずれもがテンパイ状態となる。
【0020】
そして、前記異種入賞図柄を有する回転リール (40) には、停止操作により、第1の特別入賞態様の異種入賞図柄と、第2の特別入賞態様の異種入賞図柄と、第3の特別入賞態様の異種入賞図柄とを同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無い。このため、入賞報知装置 (170) により特別入賞態様の特定の異種入賞図柄が入賞していることを、第2の報知によって報知されない限り、いわゆる目押しの技術に熟練している者であっても、第1乃至第3の特別入賞態様のうち、いずれの入賞図柄が入賞しているか判断することができない。
【0021】
したがって、入賞報知装置 (170) による第1の報知後、第1乃至第3の特別入賞態様の異種入賞図柄のうちから、入賞フラグ成立の可能性を有する異種入賞図柄を特定するための第2の報知を得るために、同一入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に停止させるという、新たな遊技性を有する遊技を行うことができる。これにより、遊技性を向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1乃至図7は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技機の外観正面図及び図3乃至図7は遊技機の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
【0023】
(遊技機10)
図2中、10は、遊技機10を示すものである。
遊技機10は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
【0024】
上記回転リール40は、向かって左側の3個からなる入賞抽選用の抽選用回転リール41と、向かって右側の1個からなり、入賞フラグ成立を報知するための演出用回転リール46とを備えている。前記抽選用回転リール41は、図3の向かって左端側に位置する左側回転リール43と、この左側回転リール43の右側に位置する中央回転リール44と、この中央回転リール44の向かって右側に位置する右側回転リール45とからなるものである。そして、この抽選用回転リール41の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成されている。
【0025】
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有するものである。
【0026】
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。
【0027】
また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21)
上記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の手段として機能する。
【0028】
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)入賞抽選手段110
なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
【0029】
また、遊技制御装置21としては、上記した(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22)
上記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、ランプやスピーカ等の表示装置66、入賞報知装置170を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、抽選確率等の入賞抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
【0030】
そして、この演出制御装置22は、次の(1)及び(2)の手段として機能する。
(1)入賞演出データ記憶手段141
(2)入賞演出制御手段142
また、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至(2)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
【0031】
また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配置したサブ基板24を設けているものである。このため、サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけが異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に交換することができるため、演出内容だけを、例えば、比較的簡単な演出内容のものから、複雑な種々の演出内容のもの等に容易に変更することができる。
【0032】
また、遊技機に使用する制御プログラムを開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離されていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなければならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図ることができる。
【0033】
また、遊技の制御を行う主基板23と、演出データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付けることが可能となる。これにより、演出データ等は、簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等の重要データは外部から操作できないような構造のものに設計することが容易となる。
【0034】
なお、本実施の形態は、上述したような主基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定されるものではなく、主基板23のみからなるようなものや、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているようなものでも良いものである。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
【0035】
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
【0036】
(出力段)
上記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)ホッパーユニット65
(2)リールユニット60
(3)入賞報知装置170
(4)表示装置66(ランプ及びスピーカ)
なお、出力段としては、上記した(1)乃至(4)のパーツに限定されるものではない。
【0037】
(投入スイッチ15)
上記投入スイッチ15は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
上記ベットスイッチ16は、図2に示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
【0038】
(精算スイッチ17)
上記精算スイッチ17は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
上記スタートスイッチ30は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0039】
なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Replay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(リプレイ、Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
【0040】
(ストップスイッチ50)
上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各回転リール40の配置に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
【0041】
(ホッパーユニット65)
上記ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものである。
(リールユニット60)
上記リールユニット60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された四個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された四個の回転リール40とから構成されている。この回転リール40は、入賞抽選用の三個の抽選用回転リール41と、入賞フラグ成立を報知するための演出用回転リール46とを備えている。なお、演出用回転リール46は、所定の回転リール40の入賞フラグ成立の可能性を有する入賞図柄を報知するための入賞報知装置170の一つの構成要素でもあるものである。
【0042】
上記抽選用回転リール41は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0043】
【表1】
Figure 0003541000
【0044】
表1に、各抽選用回転リール41の円周上の21箇所の各位置の図柄態様を示す。そして、表2にBBゲームの小役遊技中の各入賞態様と、その種別とを示す。
表2に示すように、BBゲームの小役遊技中の入賞態様は、3個の小役と、1個の再遊技と、3個の特殊役とからなり、全部で合計して7個設定されている。この7個の入賞態様のうち、第1の特別入賞態様として、特殊役「リプレイ、リプレイ、赤7」が設定され、第2の特別入賞態様として、特殊役「リプレイ、リプレイ、青7」が設定され、第3の特別入賞態様として、特殊役「リプレイ、リプレイ、黄7」が設定されている。この第1乃至第3の特別入賞態様の入賞図柄は、その組合せを各回転リール40毎に比較した場合、右側回転リール45上の図柄が「赤7」、「青7」及び「黄7」で互いに異なる異種入賞図柄と、残りの左側回転リール43及び中央回転リール44上の図柄が「リプレイ」で同一となる同一入賞図柄とを備えているものである。
【0045】
【表2】
Figure 0003541000
【0046】
この第1の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、赤7」と、第2の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、青7」との入賞図柄の組合せを回転リール40毎に比較した場合、右側回転リール45上の異種入賞図柄は、「赤7」と「青7」とで互いに異なり、残りの回転リール40である左側回転リール43及び中央回転リール44上の同一入賞図柄は、いずれも「リプレイ」で同一となるように設定されている。そして、表1に示すように、右側回転リール45には、停止操作により、第1の特別入賞態様の異種入賞図柄「赤7」と、第2の特別入賞態様の異種入賞図柄「青7」との間には、6個の他の図柄が存在し、また、第2の特別入賞態様の異種入賞図柄「青7」と、第1の特別入賞態様の異種入賞図柄「赤7」との間には、13個の他の図柄が存在している。このように、右側回転リール45上の異種入賞図柄「赤7」と「青7」とは、遊技者のストップスイッチ50による停止操作により、所定の図柄を有効入賞ライン上に引き込むことができる図柄の最大数(具体的には4個)以上に離れて配置されている。すなわち、異種入賞図柄である「赤7」及び「青7」を同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無いように設定されている。
【0047】
そして、この第1の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、赤7」と、第3の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、黄7」との入賞図柄の組合せを回転リール40毎に比較した場合、右側回転リール45上の異種入賞図柄は、「赤7」と「黄7」とで互いに異なり、残りの回転リール40である左側回転リール43及び中央回転リール44上の同一入賞図柄は、いずれも「リプレイ」で同一となるように設定されている。そして、表1に示すように、右側回転リール45には、停止操作により、第1の特別入賞態様の異種入賞図柄「赤7」と、第3の特別入賞態様の異種入賞図柄「黄7」との間には、13個の他の図柄が存在し、また、第3の特別入賞態様の異種入賞図柄「黄7」と、第1の特別入賞態様の異種入賞図柄「赤7」との間には、6個の他の図柄が存在している。このように、右側回転リール45上の異種入賞図柄「赤7」と「黄7」とは、遊技者のストップスイッチ50による停止操作により、所定の図柄を有効入賞ライン上に引き込むことができる図柄の最大数(具体的には4個)以上に離れて配置されている。すなわち、「赤7」及び「黄7」を同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無いように設定されている。
【0048】
そして、この第2の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、青7」と、第3の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、黄7」との入賞図柄の組合せを回転リール40毎に比較した場合、右側回転リール45上の異種入賞図柄は、「青7」と「黄7」とで互いに異なり、残りの回転リール40である左側回転リール43及び中央回転リール44上の同一入賞図柄は、いずれも「リプレイ」で同一となるように設定されている。そして、表1に示すように、右側回転リール45には、停止操作により、第2の特別入賞態様の異種入賞図柄「青7」と、第3の特別入賞態様の異種入賞図柄「黄7」との間には、6個の他の図柄が存在し、また、第3の特別入賞態様の異種入賞図柄「黄7」と、第2の特別入賞態様の異種入賞図柄「青7」との間には、13個の他の図柄が存在している。このように、右側回転リール45上の異種入賞図柄「青7」と「黄7」とは、遊技者のストップスイッチ50による停止操作により、所定の図柄を有効入賞ライン上に引き込むことができる図柄の最大数(具体的には4個)以上に離れて配置されている。すなわち、「青7」及び「黄7」を同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無いように設定されている。
【0049】
なお、ここで、入賞図柄のうち、特別入賞態様は、第1、第2及び第3の三つ形成されているが、特別入賞態様は、特にこの三つに限定されるものではなく、いずれか一つの特別入賞態様を省略して、上述したような条件を満足するような配置からなる二つの特別入賞態様からなるものでも良いものであり、また、回転リール40の停止制御における引き込み可能な図柄数を調整することにより、第4の特別入賞態様を設けても良いものであり、さらに、上述した特別入賞態様の条件を満足する範囲内で、5個以上の特別入賞態様を設けるようにしても良いものである。
【0050】
(入賞報知装置170)
上記入賞報知装置170は、少なくとも一つの回転リール40の入賞フラグ成立の可能性を有する入賞図柄を遊技者に向かって報知可能なものである。この入賞報知装置170は、演出用回転リール46からなるものであって、演出用回転リール46の周囲の図柄を遊技者に向かって表示することにより、入賞フラグ成立に関する情報を報知可能なものである。
【0051】
上記演出用回転リール46のリールテープ42の外周面には、複数個の図柄61が表示されている。具体的には、演出用回転リール46のリールテープ42の外周面には、「赤7」、「青7」及び「黄7」を含む複数個の図柄が配置されているものである。この「赤7」、「青7」及び「黄7」は、同時に図柄表示窓13の前面側に表示可能に配置されている。さらに、この表示窓の「赤7」、「青7」及び「黄7」が図柄表示窓13に停止表示した場合、そのリールテープ42の三個の図柄の背面側に対応する位置には、それぞれの図柄を独立して点灯可能なランプが配置されている。
【0052】
上記入賞報知装置170は、入賞フラグ成立の可能性が大きい入賞態様として、第1乃至第3の特別入賞態様のうち、いずれか二つの特別入賞態様を表示する第1の報知と、入賞フラグ成立の可能性が大きい入賞態様として、第1乃至第3の特別入賞態様のうち、いずれか一つの特別入賞態様を具体的に特定して表示する第2の報知と行うことができるものである。
【0053】
具体的には、第1の報知の場合、「赤7」及び「青7」の背面側のランプが点灯して、「赤7」及び「青7」の異種入賞図柄が点灯表示すると、第1又は第2の特別入賞態様図柄の入賞フラグ成立の可能性が大きいことを報知するものである。また、「赤7」及び「黄7」の背面側のランプが点灯して、「赤7」及び「黄7」の異種入賞図柄が点灯表示すると、第1又は第3の特別入賞態様図柄の入賞フラグ成立の可能性が大きいことを報知するものである。また、「青7」及び「黄7」の背面側のランプが点灯して、「青7」及び「黄7」の異種入賞図柄が点灯表示すると、第2又は第3の特別入賞態様図柄の入賞フラグ成立の可能性が大きいことを報知するものである。
【0054】
そして第2の報知の場合、「赤7」の背面側のランプのみが点灯して、「赤7」の異種入賞図柄のみが点灯表示すると、第1の特別入賞態様図柄の入賞フラグ成立の可能性が大きいことを報知するものである。また、「青7」の背面側のランプのみが点灯して、「青7」の異種入賞図柄のみが点灯表示すると、第2の特別入賞態様図柄の入賞フラグ成立の可能性が大きいことを報知するものである。また、「黄7」の背面側のランプのみが点灯して、「黄7」の異種入賞図柄のみが点灯表示すると、第3の特別入賞態様図柄の入賞フラグ成立の可能性が大きいことを報知するものである。
【0055】
上記入賞報知装置170は、1回の遊技範囲中、入賞報知装置170による左側回転リール43の同一入賞図柄を特定するための第1の報知後、この第1の報知により特定した所定の同一入賞図柄を中央の有効入賞ライン上に停止できたことを条件として、右側回転リール45の入賞フラグ成立の可能性を有する異種入賞図柄を特定するための第2の報知を行うように設定されている。
【0056】
具体的には、前記入賞報知装置170は、左側回転リール43の特別入賞態様の同一入賞図柄「リプレイ」を特定するための第1の報知後、この第1の報知により特定した当該同一入賞図柄「リプレイ」を含む、表1の太線で示した左側回転リール43の特定箇所(「赤7」(上段)、「リプレイ」(中段)、「赤7」(下段))を図柄表示窓13に停止できたことを条件として、前記異種入賞図柄を有する右側回転リール45の第1乃至第3の特別入賞態様の異種入賞図柄(「赤7」、「青7」及び「黄7」)のいずれかを具体的に特定するための第2の報知を行うように設定されているものである。なお、「表1の太線で示した左側回転リール43の特定箇所を図柄表示窓13に停止」とは、左側回転リール43上の位置の1乃至3番目に相当する部分を、左側回転リール43の上段に「赤7」、中段に「リプレイ」、下段に「赤7」となるように左側回転リール43を目押しによって停止表示させることを意味するものである。もちろん、第2の報知の条件となる停止表示させる特定箇所は、上述したものに限定されるものではなく、他の箇所でも良いものである。例えば、左側回転リール43上の他の同一入賞図柄である「リプレイ」を中央の有効入賞ライン上に停止できることを第2の報知の条件としても良いものである。さらに、かかる特定箇所は左側回転リール43に限定されるものではなく、同一入賞図柄を有する中央回転リール44の特定箇所や、同一入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に停止できることを第2の報知の条件としても良いものである。
【0057】
また、上述した実施の形態において、第1の報知は、第1乃至第3の特別入賞態様の中で、いずれか二つの特別入賞態様のうち、どちらか一方が入賞していることを、どちらか一方を具体的に特定せずに報知するように設定しているが、特にこれに限定されるものではなく、第1の報知を、第1乃至第3の特別入賞態様の三つの特別入賞態様のうち、いずれか一つが入賞していることを、いずれか一つを具体的に特定せずに報知するように設定しても良いものである。これにより、第2の報知が行われる場合と、行われない場合との遊技メダルの獲得枚数の差を大きなものにすることができる。
【0058】
(表示装置66)
上記表示装置66は、スピーカや表示ランプ等であって、遊技者に入賞等を報知させるためのものである。具体的には、演出制御装置22の制御により、入賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ランプを点灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等を報知させるためのものである。
【0059】
(通常遊技制御手段70)
上記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓13の有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0060】
入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの入賞となった場合(内部的当選、内部的入賞または内部当たりとも言う。)、その入賞に対応した入賞フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そして、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0061】
また、いずれかの入賞フラグが成立中に、対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができない。
【0062】
(特別遊技制御手段80)
上記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定入賞遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、第1乃至第3の特別入賞態様の入賞フラグ成立に関する入賞報知装置170を用いた第1及び第2の報知を行うのは、BBゲームの小役遊技中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0063】
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
【0064】
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
上記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。
【0065】
具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
【0066】
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良いものである。
【0067】
そして、BBゲームの小役遊技中は、上述したように、第1乃至第3の特別入賞態様からなる特殊役を使用して、所定の条件を満足することにより、入賞フラグ成立に関する情報を第1及び第2の報知により行われることが可能な遊技が行われるように設定されている。もちろん、かかる遊技は、BBゲームの小役遊技中に限定されるものではなく、通常遊技中に第1乃至第3の特別入賞態様からなる特殊役を設けて、同様な遊技が行われるように設定しても良いものであり、また、通常遊技及びBBゲームの小役遊技のいずれにおいても、かかる特殊役を設けた遊技が可能なように設定しても良いものである。
【0068】
(特定遊技制御手段101)
上記特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が図柄表示窓13のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
【0069】
(入賞抽選手段110)
上記入賞抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110による抽選結果が入賞である場合(内部的当選、内部的入賞または内部当たりとも言う。)に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0070】
上記入賞抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)入賞判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
【0071】
(乱数発生手段111)
上記乱数発生手段111は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるものである。
なお、ここで、「乱数発生手段」とは、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0乃至16383の範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。このように結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考えるものである。
【0072】
(乱数抽出手段112)
上記乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(入賞判定テーブル113)
上記入賞判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の入賞領域を有するものである。
【0073】
(判定手段114)
上記判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テーブル113の抽選確率データを基に乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0074】
なお、本実施の形態では、特に記述していないが、上述した入賞抽選手段110と同様な構成からなるものであって、入賞報知装置170により入賞を報知するか否かを抽選するための報知抽選手段を設けて、抽選の結果に基づいて、入賞報知装置170による報知を行うように設定しても良いものである。
(入賞演出データ記憶手段141)
上記入賞演出データ記憶手段141は、表示装置66及び入賞報知装置170の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、BBゲームの入賞確定時の表示装置66のスピーカから発生させるサウンドや、ランプの点灯、点滅の時間や順序等のデータが記憶されているものである。また、入賞フラグ成立に関する情報を入賞報知装置170の演出用回転リール46によって報知する場合、単に、入賞フラグ成立の可能性が高い入賞図柄を前面側に停止させるような演出データだけではなく、入賞フラグ成立の可能性が高い入賞図柄を前面側に停止させるまでに、演出用回転リール46の回転方向を複数回変更し、回転速度も緩やかに、或いは断続的に、変更させるような演出データも含むものである。もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、例えば、回転リール40を照らす光の色の変更や、回転リール40へのフラッシュ光の照射や、演出用回転リール46の回転速度の変更や、演出用回転リール46の回転開始のタイミングを、標準よりも、遅く或いは早くずらす等の種々の報知手段の組合せによるものでも良いものである。
【0075】
(入賞演出制御手段142)
上記入賞演出制御手段142は、入賞演出データ記憶手段141からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、表示装置66又は入賞報知装置170に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
具体的には、BBゲームや、RBゲームや、他の小役等の入賞フラグが成立したときや、所定の入賞フラグ成立中に所定の有効入賞ライン上に当該入賞図柄が揃うことにより入賞が確定したときに、入賞演出データ記憶手段141からの演出情報に基づいて、表示装置66の所定のランプを点灯や点滅させたり、表示装置66のスピーカから所定の電子音を発生させるためのものである。また、入賞フラグ成立を報知するために、入賞報知装置170の演出用回転リール46の停止位置や、回転速度や、回転方向を所定の条件に設定するためのものである。
【0076】
(遊技機10の動作)
次に、上記構成を備えた遊技機の動作の概略について、図3乃至図5に示したフローを用いて説明する。
先ず、図3に示すステップ100において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
【0077】
ステップ101において、既に前回までの遊技でBBゲームに入賞確定して、BB移行フラグが成立しているか(BB移行フラグONとなっているか)否かが判定される。なお、ここで、BB移行フラグは、入賞抽選手段110の抽選により成立するBB入賞フラグとは異なるもので、BBゲームの入賞確定から、BBゲームの終了条件が成立してBBゲームが終了するまで成立するもので、BBゲームに移行するための判断フラグとなるものである。そして、BB移行フラグが成立していないと判定された場合、次のステップ102に進む。
【0078】
ステップ102において、入賞抽選手段110の通常抽選手段120により、通常の抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始される。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ105に進む。
【0079】
ステップ105において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ107に進む。
【0080】
ステップ107において、BBゲームの入賞図柄である「赤7、赤7、赤7」、「青7、青7、青7」又は「黄7、黄7、黄7」のいずれかが有効入賞ラインに揃うことにより、BBゲームが入賞確定しているか否かが判定される。そして、BBゲームに入賞確定していないと判定された場合、次のステップ108に進む。
【0081】
ステップ108において、BB以外の他の入賞項目に入賞確定したか否かが判定される。そして、他の入賞項目に入賞確定していると判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ109において、入賞確定した入賞項目に対応した枚数のメダルが払い出される。そして、当該遊技が終了する。
【0082】
前記ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ104に戻る。
前記ステップ107において、BBゲームに入賞確定していると判定された場合、次のステップ110に進む。
ステップ110において、BBゲームに入賞確定した場合の予め定められた枚数のメダルが払い出される。そして、次のステップ111に進む。
【0083】
ステップ111において、BB移行フラグがONとなって、BB移行フラグが成立する。そして、当該遊技が終了する。
前記ステップ108において、他の入賞項目に入賞確定していないと判定された場合、当該遊技は終了する。
前記ステップ101において、BB移行フラグが成立していると判定された場合、すなわち、現在の遊技状態がBBゲーム中であると判定された場合、次のステップ140に進む。
【0084】
ステップ140において、BBゲーム中の抽選処理が入賞抽選手段110により行われる。そして、次のステップ141に進む。
ステップ141において、第1の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、赤7」か、第2の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、青7」か、第3の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、黄7」かのいずれかに入賞しているか否かが判定される。そして、第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様とのいずれにも入賞していないと判定された場合、次のステップ142に進む。
【0085】
ステップ142において、回転リール40の回転が開始される。そして、次のステップ143に進む。
ステップ143において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ144に進む。
ステップ144において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ145に進む。
【0086】
ステップ145において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ146に進む。
ステップ146において、第1の特別入賞態様、第2の特別入賞態様及び第3の特別入賞態様以外に入賞が確定しているか否かが判定される。そして、第1の特別入賞態様、第2の特別入賞態様及び第3の特別入賞態様以外に入賞が確定していると判定された場合、次のステップ147に進む。
【0087】
ステップ147において、特別入賞態様以外に入賞確定した入賞項目に対応する枚数のメダルが払い出される。そして、次のステップ148に進む。
ステップ148において、BBゲームの終了条件が成立しているか否かが判定される。そして、BBゲームの終了条件が成立していないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0088】
前記ステップ145において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ143に戻る。
前記ステップ146において、第1の特別入賞態様、第2の特別入賞対及び第3の特別入賞態様以外に入賞が確定していないと判定された場合、ステップ148に進む。
【0089】
前記ステップ148において、BBゲームの終了条件が成立していると判定された場合、次のステップ149に進む。
ステップ149において、BB移行フラグがOFFとなって、当該遊技が終了する。
前記ステップ141において、第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様とのいずれかに入賞していると、すなわち、第1乃至第3の特別入賞態様のいずれかの入賞フラグが成立していると判定された場合、次のステップ160(図5)に進む。
【0090】
ステップ160において、複数の入賞図柄の組み合わせを含む組み合わせグループを特定するための第1の報知が行われる。
具体的には、第1の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、赤7」の入賞フラグが成立している場合、入賞報知装置170の演出用回転リール46を用いて、演出用回転リール46の図柄表示窓13に「赤7」と「青7」とを交互に点滅表示させて、第1の特別入賞態様と第2の特別入賞態様とのいずれかの入賞フラグが成立していることを報知する。または、演出用回転リール46の図柄表示窓13に「赤7」と「黄7」とを交互に点滅表示させて、第1の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様とのいずれかの入賞フラグが成立していることを報知する。
【0091】
また、第2の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、青7」の入賞フラグが成立している場合、入賞報知装置170の演出用回転リール46を用いて、演出用回転リール46の図柄表示窓13に「青7」と「赤7」とを交互に点滅表示させて、第2の特別入賞態様と第1の特別入賞態様とのいずれかの入賞フラグが成立していることを報知する。または、演出用回転リール46の図柄表示窓13に「青7」と「黄7」とを交互に点滅表示させて、第2の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様とのいずれかの入賞フラグが成立していることを報知する。
【0092】
また、第3の特別入賞態様「リプレイ、リプレイ、黄7」の入賞フラグが成立している場合、入賞報知装置170の演出用回転リール46を用いて、演出用回転リール46の図柄表示窓13に「黄7」と「赤7」とを交互に点滅表示させて、第3の特別入賞態様と第1の特別入賞態様とのいずれかの入賞フラグが成立していることを報知する。または、演出用回転リール46の図柄表示窓13に「黄7」と「青7」とを交互に点滅表示させて、第3の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様とのいずれかの入賞フラグが成立していることを報知する。
【0093】
なお、ここで、第1の報知は、上述したものに限定されず、第1乃至第3の特別入賞態様のいずれかの入賞フラグが成立している場合、入賞報知装置170の演出用回転リール46を用いて、演出用回転リール46の図柄表示窓13に「赤7」と、「青7」と、「黄7」とを順番に点滅表示させて、第1乃至第3の特別入賞態様のいずれか一つの入賞フラグが成立していることを報知するようにしても良いものである。また、かかる場合に、第1の報知により、第1乃至第3の特別入賞態様の同一入賞図柄「リプレイ」を特定するようにしても良いものである。例えば、入賞報知装置170の演出用回転リール46の図柄表示窓13に同一入賞図柄「リプレイ」を点滅表示させるものである。
【0094】
さらに、また、上述した実施の形態において、演出用回転リール46の上述したような演出が行われているが、入賞フラグが成立していないにも拘わらず入賞フラグ成立の報知を行う、いわゆるガセ報知を含むように設定しても良いものである。
そして、上述したような第1の報知が行われた後、次のステップ161に進む。
【0095】
ステップ161において、抽選用回転リール41の回転が開始される。そして、次のステップ162に進む。
ステップ162において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ163に進む。
ステップ163において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ164に進む。
【0096】
ステップ164において、左側回転リール43の同一入賞図柄「リプレイ」を含む特定箇所(「赤7」、「リプレイ」及び「赤7」からなる表1に示す太文字範囲の箇所)を、最初に、すなわち順押しの停止操作により、左側回転リール43の図柄表示窓13に停止できたか否かが判定される。具体的には、左側回転リール43の上段に「赤7」が停止し、中断に「リプレイ」が停止し、下段に「赤7」が停止しているか否かが判定されるものである。そして、上述した特定箇所が、最初に、左側回転リール43の図柄表示窓13に停止できたと判定された場合、次のステップ165に進む。
【0097】
ステップ165において、入賞報知装置170の演出用回転リール46により、第2の報知が行われる。この第2の報知は、第1乃至第3の特別入賞態様のうち、入賞フラグ成立の可能性を有するいずれか一つの特別入賞態様の組み合わせを特定するものである。具体的には、第1乃至第3の特別入賞態様の異種入賞図柄「赤7」、「青7」、「黄7」のうち、いずれか一つを点滅表示させて、特定するものである。そして、次のステップ166に進む。
【0098】
ステップ166において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ167に進む。
ステップ167において、入賞図柄が有効入賞ライン上に停止することにより、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確定していると判定された場合、次のステップ168に進む。
【0099】
ステップ168において、入賞確定した入賞図柄に相当する枚数のメダルが遊技者に払い出される。そして、次のステップ169に進む。
ステップ169において、BBゲームの終了条件が成立しているか否かが判定される。そして、BBゲームの終了条件が成立していないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0100】
前記ステップ164において、左側回転リール43の上述した特定箇所を最初に停止できなかったと判定された場合、第2の報知が行われることなく、ステップ166に進む。
前記ステップ166において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ162に戻る。
【0101】
前記ステップ167において、入賞が確定していないと判定された場合、ステップ169に進む。
前記ステップ169において、BBゲームの終了条件が成立していると判定された場合、次のステップ170に進む。
ステップ170において、BB移行フラグがOFFとなり、当該遊技は終了する。
【0102】
上述したステップ102及びステップ140の抽選処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ200において、入賞抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
【0103】
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル113の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
【0104】
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113のどの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
【0105】
上述したステップ105及びステップ163の演出用回転リール46の回転停止処理について、図7を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
【0106】
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0107】
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
【0108】
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
【0109】
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
【0110】
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
【0111】
なお、テーブル停止制御においても、入賞フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグが成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
【0112】
また、上述した停止制御において、左側回転リール43の「リプレイ」を含む特定箇所(表1の太線枠部分)のみに関して、引き込み制御の引き込み可能図柄数を3個、2個、1個又は0個となるように設定しても良いものである。このように、特定箇所の引き込み可能図柄数を減少させることにより、第1の報知後、目押しの技量により特定箇所を所定位置に停止させることが難易度を上げることができるものである。
【0113】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、第1の報知後、第1乃至第3の特別入賞態様の異種入賞図柄のうちから、入賞フラグ成立の可能性を有する異種入賞図柄を特定するための第2の報知を得るために、同一入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に停止させるという、新たな遊技性を有する遊技を行うことができ、遊技性を向上させることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図4】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図7】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
15 投入スイッチ 16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
23 主基板 24 サブ基板
30 スタートスイッチ 40 回転リール
41 抽選用回転リール 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 46 演出用回転リール
50 ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 65 ホッパーユニット
66 表示装置 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム制御手段
91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム制御手段
101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手段
111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段
113 入賞判定テーブル 114 判定手段
141 入賞演出データ記憶手段 142 入賞演出制御手段
170 入賞報知装置

Claims (1)

  1. 周囲に複数の図柄を表示した三個の回転リールと、
    前記回転リールの回転駆動を制御すると共に、入賞図柄の抽選を行うための制御装置とを備え、
    前記制御装置による抽選結果が入賞である場合に当該入賞図柄の入賞フラグが成立し、 前記入賞フラグ成立中に、前記回転リールが停止した状態で、予め設定した所定の方向の有効入賞ライン上に前記入賞フラグ成立中の入賞図柄が所定の組合せで揃うことを条件として入賞が確定して遊技者に利益を付与するように設定された遊技機において、
    前記遊技機は、入賞図柄の組合せからなる入賞態様として、第1の特別入賞態様と、第2の特別入賞態様と、第3の特別入賞態様とを備え、
    前記入賞フラグ成立の可能性を有する入賞図柄の組合せを遊技者に向かって報知可能な入賞報知装置を備え、
    前記第1の特別入賞態様と、前記第2の特別入賞態様と、前記第3の特別入賞態様との入賞図柄は、その組み合わせを前記回転リール毎に比較した場合、特定の一つの前記回転リール上の入賞図柄は、異種入賞図柄となり、残りの二つの前記回転リール上の入賞図柄は、同一入賞図柄となるように設定されており、
    前記異種入賞図柄を有する前記回転リールには、停止操作により、前記第1の特別入賞態様の異種入賞図柄と、前記第2の特別入賞態様の異種入賞図柄と、前記第3の特別入賞態様の異種入賞図柄とを同時に有効入賞ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無く、
    前記入賞報知装置は、
    前記同一入賞図柄を有する二つの前記回転リールのうち少なくとも一つの前記回転リールの前記特別入賞態様の同一入賞図柄を特定するための第1の報知後、
    この第1の報知により特定した当該同一入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に停止できたことを条件として、
    前記異種入賞図柄を有する前記回転リールの前記特別入賞態様の異種入賞図柄を特定するための第2の報知を行うことを特徴とする遊技機。
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