JP2002152529A - 画像処理方法、装置および記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、装置および記録媒体

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JP2002152529A
JP2002152529A JP2000338958A JP2000338958A JP2002152529A JP 2002152529 A JP2002152529 A JP 2002152529A JP 2000338958 A JP2000338958 A JP 2000338958A JP 2000338958 A JP2000338958 A JP 2000338958A JP 2002152529 A JP2002152529 A JP 2002152529A
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color
colors
correction table
primary
lines
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JP2000338958A
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Kazuhiro Saito
和浩 齋藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー出力装置で用いる色材色の2次色及び
3次色の色再現を高精度にキャリブレートする。 【解決手段】 入力色成分信号をカラー出力装置で用い
る色材色に対応した色成分信号に変換する為のテーブル
をキャリブレートする際に前記色材色の1、2、3次色に
対応するパッチを前記カラー出力装置で出力させ前記出
力されたパッチを測定し得られたパッチ測定データから
前記色材色の1、2、3次色に対応する階調修正テーブル
をキャリブレートし前記階調修正テーブルに基づき前記
入力色成分信号を示す複数の色成分で示される色立体に
おけるホワイトから1次色、2次色への複数の第1のラ
インを規定し前記階調修正テーブルに基づき前記色立体
における前記1次色、前記2次色からブラックへの複数
の第2のラインを規定し前記階調修正テーブルに基づき
前記色立体におけるホワイトからブラックへの第3のラ
インを規定し前記第1、前記第2および前記第3のライ
ンから前記テーブルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】入力色成分信号をカラー出力
装置で用いる色材色に対応した色成分信号に変換するた
めのテーブルをキャリブレートする画像処理方法、装置
および記録媒体。
【0002】
【従来の技術】従来、カラープリンターのキャリブレー
ション技術は、図26のブロック図のように構成されて
いる。図26において、2601はインク色分解処理
部、2602はキャリブレーション用CMYK1次元L
UT部、2603はハーフトーン処理部、2604はカ
ラープリンタエンジン部、2605は、CMYK一次元
LUT作成部、2606はセンサー部である。2601
は、入力されてくる多値のRGB画像データをカラープ
リンターの色材色(以下、インク色と記す)であるシア
ンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKへインク色
分解処理する。インク色分解処理部2601から出力さ
れた多値のCMYKデータは、2602にて、プリンタ
ーの色再現特性に応じたCMYK一次元のLUTを介し
て階調特性を修正し、多値のC′M′Y′K′を出力す
る。この処理によりカラープリンターの特性に応じたキ
ャリブレーションが実現される。ハーフトーン処理部2
603では、修正された多値のC′M′Y′K′データ
をカラープリンターで印刷可能な階調数、例えば2値プ
リンターならば、2値化するためのハーフトーン処理が
なされ、C″M″Y″K″2値データが出力される。カ
ラープリンターエンジン部2604では、入力された
C″M″Y″K″2値データに基づき印刷がなされる。
ここで、センサー部2606は、カラープリンターエン
ジン部の色再現特性を調べるためのセンサー部であり、
CMYK一次元LUT作成部2605は、センサー部2
605からのCMYK各色毎の色再現特性に基づき、各
色毎に目標となる色再現特性になるようにCMYKの一
次元LUTの作成を行い、その結果をCMYK一次元L
UT部2602への書き込みを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、CMYK各色毎に独立にキャリブレートする
ため1次色に関しては高精度のキャリブレーションが実
現できたが、Red、Green、Blue等の2次色
やグレーラインを構成する3次色や4次色など、1次色
以外の色に関しては、高精度のキャリブレーションを実
現することができないという問題が存在した。
【0004】そこで、本発明は、2次色やグレーライン
を構成する3次色に関しても、高精度のキャリブレーシ
ョンを実現することができるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下の構成を有する。
【0006】本願の画像処理方法は、入力色成分信号を
カラー出力装置で用いる色材色に対応した色成分信号に
変換するためのテーブルをキャリブレートする画像処理
方法において、前記色材色の1、2、3次色に対応する
パッチを前記カラー出力装置で出力させ、前記出力され
たパッチを測定し得られたパッチ測定データから、前記
色材色の1、2、3次色に対応する階調修正テーブルを
キャリブレートし、前記階調修正テーブルに基づき、前
記入力色成分信号を示す複数の色成分で示される色立体
におけるホワイトから1次色、2次色への複数の第1の
ラインを規定し、前記階調修正テーブルに基づき、前記
色立体における前記1次色、前記2次色からブラックへ
の複数の第2のラインを規定し、前記階調修正テーブル
に基づき、前記色立体におけるホワイトからブラックへ
の第3のラインを規定し、前記第1、前記第2および前
記第3のラインから前記テーブルを作成することを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本実施形
態の構成を示すブロック図である。図2は、カラープリ
ンターを含むシステム構成が示されており、図2におい
て、201は、画像データが保持されているコンピュー
ター、202は、コンピューター201に保持されてい
る画像データを表示するためのモニタ、203は、画像
データを印刷するためのカラープリンターである。図1
に示されている本実施例は、図2におけるカラープリン
ター203内部に実装されている。
【0008】図1において、101は、入力画像データ
RGBの再現特性とプリンターの色を合わせるためのカ
ラーマッチング処理部であり、102は、カラーマッチ
ング処理部101からのR′G′B′8ビットデータを
インク色分解テーブル部105に基づきプリンターの色
材色(インク色)C′(シアン)、M′(マゼンタ)、
Y′(イエロー)、K′(ブラック)へ変換するための
インク色処理分部であり、103は、インク色分解処理
部102からのC′M′Y′K′8ビットデータをプリ
ンターで表現できる階調数に変換するためのハーフトー
ン処理部である。104は、カラープリンターエンジン
部であり、ハーフトーン処理部103からのC″M″
Y″K″に基づき現像印刷処理する。
【0009】本実施形態では、インク色分解テーブル部
105の内容を変更することにより、カラープリンター
のキャリブレーションを実現するものである。キャリブ
レーションコントローラ部106は、インク分解テーブ
ル部105の内容を変更し、カラープリンター203の
キャリブレーションを実行する一連の制御をコントロー
ルするためのものである。図示されていないカラープリ
ンター203全体を制御しているコントローラより、キ
ャリブレーション命令が、キャリブレーションコントロ
ーラ部106に下されると、キャリブレーションコント
ローラ部106は、カラープリンターエンジン104の
特性を調べるためのカラーパッチをハーフトーン部10
3へ出力する。ハーフトーン部103では、入力された
カラーパッチデータをハーフトーン処理し、カラープリ
ンターエンジン部104へ転送する。カラープリンター
エンジン部104では、ハーフトーン処理部103から
のカラーパッチデータに基づき、現像処理を行う。現像
処理としては、印刷用紙に印刷する場合もあれば、印刷
用紙に印刷する前の途中段階における現像処理等考えら
れる。センサー部107は、カラープリンターエンジン
104における現像処理結果のカラーパッチを測定し、
その結果をキャリブレーションコントローラ部106へ
転送する。
【0010】キャリブレーションコントローラ部106
では、カラープリンターエンジン部104の目標特性が
格納されているリファレンステーブル部110とセンサ
ー部107からの結果に基づきWhiteから1、2、
3次色までの修正テーブルを作成し、その結果を7ライ
ンテーブル部109へ転送する。7ラインテーブル部1
09では、1、2、3次色までの修正テーブルに基づき
W−Bk、W−C−Bk、W−M−Bk、W−Y−B
k、W−R−Bk、W−G−Bk、W−B−Bkの7ラ
インテーブルを作成する。次に、補間処理部108は、
7ラインテーブル部109を用いて、その内部テーブル
データを求めるための補間処理を実行し、その結果をイ
ンク色分解テーブル部105へ格納する。
【0011】以上で、キャリブレーション命令が終了
し、以降カラープリンター203は、修正されたインク
色分解テーブル部105を用いてインク分解処理を実行
し、印刷を行う。
【0012】図3は、Whiteから1、2、3の修正
テーブルを作成するための処理フローを説明するための
図であり、図4〜図10までを用いてその処理内容を説
明する。
【0013】図3において、ステップS3−0は、スタ
ートステップであり、S3−1は、カラープリンターエ
ンジン部104のCMYK一次色階調特性を調べるため
の1次色パッチパターン生成ステップであり、図4で示
されるようなパッチパターンの生成を行う。図4は、C
MYK一次色階調特性を調べるためのパッチパターンを
示す図であり、図5の1次色初期テーブルの値に基づ
き、CMYK色ごとに5つのサンプル点を設定してパッ
チパターンを決定する。ステップS3−2は、1次色パ
ッチ現像処理ステップであり、図4で示される1次色カ
ラーパッチデータを図1のハーフトーン処理部103に
てハーフトーン処理、カラープリンターエンジン部10
4にて現像処理される。ステップS3−3は、1次色パ
ッチ測定処理ステップであり、上記現像処理結果をセン
サー部107にて測定処理する。
【0014】図6は、その測定結果のグラフとリファレ
ンステーブル部110に格納された1次色目標特性が示
された図である。同図において、測定結果の1次色実特
性は、1次色目標特性に対して出力濃度が高くなってい
る様子が示されている。ステップS3−4は、1次色誤
差が許容範囲内にあるかどうかを判定するステップであ
る。ステップS3−4では、図6に示されているように
測定した5つの代表点(α1、α2、α3、α4、α
5)からその間の値を補間してCMYK各色の階調特性
を生成し、1次色実特性と1次色目標特性の誤差を算出
し、その誤差の最大値が許容値(例えば、ε1)以内に
あるかどうかを判定する。
【0015】ステップS3−4の判定結果が、Noの場
合は、ステップS3−5へ進む。ステップS3−5は、
1次色修正テーブル作成ステップであり、図6に示され
ているように出力信号α3の出力濃度がβ2の時、出力
信号α3の目標特性は、β1であるので、β1の出力濃
度を実現するであろうα3′をα3に対する1次色修正
テーブルとする。α1、α2、α3、α4、α5に対し
ても同様に1次色目標特性を実現するであろう値を算出
し、その間の値は補間処理により、図5で示されるよう
な1次色修正テーブルが生成される。
【0016】次に、ステップS3−1では、ステップS
3−5にて生成された1次色修正テーブルに基づき、新
たなパッチパターンを生成する。以下、前回と同様にス
テップS3−2、ステップS3−3の処理を行い、ステ
ップS3−4にて、1次色誤差が許容値ε1内にあるか
どうかを判定し、Noの場合は、ステップS3−5に進
みステップS3−1からステップS3−5までの処理を
繰り返し、Yesの場合は、ステップS3−6へ進む。
以上のステッからS3−5までの処理は、C、M、Y、
K色毎に行い、図7で示されるようなCMYK1次色修
正テーブルが生成される。
【0017】次に、ステップS3−6からS3−11ま
での処理により、2,3次色修正テーブルの生成が実行
される。ステップS3−6は、2,3次色初期修正テー
ブル作成ステップであり、ステップS3−1からステッ
プS3−5までのステップにて作成された1次色修正テ
ーブルに基づき2,3次色の初期修正テーブルを作成す
る。
【0018】図8は、WhiteからRed間の2次色
ラインM,Yインクテーブルが修正されているようすを
示す図である。図8において、M,Yインク初期テーブ
ルは、修正される前の初期状態におけるRed2次色を
構成するM,Yインクのテーブルを示す図である。プリ
ンターの状態が理想的な状態であるならば、初期状態の
ままで目標とする2次色ラインを構成することができる
が、プリンターの印刷枚数や使用環境によって、プリン
ターが理想的な状態から変動しており、それを1次色修
正テーブルを用いて修正する。図8におけるM,Yイン
ク初期修正テーブルが、その図7で示されている1次色
修正テーブルを用いてRed2次色の修正テーブルを作
成されたもので、図8におけるM,Yインクの初期テー
ブルの出力信号を図7の1次色修正テーブルの入力信号
として与え、その出力信号値をM,Yインク初期修正テ
ーブルとする。
【0019】次に、ステップS3−7は、2,3次色パ
ッチパターン生成ステップであり、2,3次色初期修正
テーブルを用いて、図9で示されるRed,Gree
n,Blueの2次色とGrayの3次色パッチパター
ンを生成する。例えば、Redのパッチの値は、図8の
入力信号値α1、α2、α3、α4、α5に対するM,
Yインク初期修正テーブルの出力信号値を用いて構成さ
れる。ステップS3−8は、2,3次色パッチ現像処理
ステップであり、図9で示される2,3次色カラーパッ
チデータを図1のハーフトーン処理部103にてハーフ
トーン処理、カラープリンターエンジン部104にて現
像処理される。ステップS3−9は、2,3次色パッチ
測定処理ステップであり、上記現像処理結果をセンサー
部107にて測定処理する。ステップS3−10は、
2,3次色誤差が許容値(例えば、ε2)以内にあるか
どうかを判定するステップであり、2,3次色の目標色
と2,3色パッチ測定処理ステップS3−9の測定値と
の色差により判定する。
【0020】図10は、ステップS3−10,11を説
明するための図であり、P0〜P7は、リファレンステ
ーブル部110に格納された2,3次色の目標色とその
周辺の色をCIEのL*a*b*空間上にプロットした
ものであり、P8は、2,3次色パッチ測定処理ステッ
プS3−9の測定値(L8,a8,b8)からプロット
したものである。各点には、その点の色を示すL*a*
b*の値とその点を構成するインク量が示されている。
例えば、P0は、CIEのL*がL0、CIEのa*が
a0、CIEのb*がb0で、シアンインク量がC0、
マゼンタインク量がM0,イエローインク量がY0、ブ
ラックインク量がK0であることを示している。ただ
し、P8の要素(C8,M8,Y8,K8)は、(L
8,a8,b8)に基づき周辺のP0〜P7までのイン
ク量から補間により求めたものである。ここで、図8に
示されているRedの入力信号α3に対するパッチ
(0,Mr,Yr,0)の測定結果がP8であり、目標
色が、P0だとすると誤差ΔEは、ΔE=sqrt(L
0−L8)^2+(a0−a8)^2+(b0−b8)
^2)であり、ステップS3−10では、誤差ΔEがε
2以内にあるかどうかを判定し、Noの場合は、ステッ
プS3−11へ進む。ステップS3−11は、2,3次
色修正テーブル作成ステップであり、目標色のインク量
と測定値に基づくインク量の差分を用いて、インク量の
修正を行う。例えば、Redの入力信号α3のポイント
のマゼンタインクの補正値をMr1とし、イエローイン
クの補正値をYr1とすると、Mr1,Mr2は、 Mr1=Mr+(M0−M8) Yr1=Yr+(Y0−Y8) となる。WhiteからRedへの2次色ラインのその
他の値α1、α2、α4、α5も同様にして求め、図8
のM,Yインク修正テーブル1が作成される。また、G
reen,blueの2次色、grayの3次色ライン
の5点も同様にして修正テーブルを作成し、2,3次色
修正テーブル作成ステップS3−11の処理が完了し、
ステップS3−7へ進む。
【0021】ステップS3−7では、2,3次色修正テ
ーブル作成ステップS3−11の結果に基づき、2,3
次色修正テーブル1を用いて、図9で示されるRed,
Green,Blueの2次色とGrayの3次色パッ
チパターンを生成する。例えば、Redのパッチの値
は、図8の入力信号α1、α2、α3、α4、α5に対
するM,Yインク修正テーブル1の出力信号値を用いて
構成される。以下、前回と同様にステップS3−8、ス
テップS3−9の処理を行い、ステップS3−10に
て、2,3次色誤差が許容値ε2以内にあるかどうかを
判定し、Noの場合は、ステップS3−11に進みステ
ップS3−7からステップS3−11までの処理を繰り
返す。ステップS3−10の判定結果が、Yesの場合
は、ステップS3−12へ進み、1,2,3次色の修正
テーブルの作成が終了する。
【0022】以下、ステップS3−0からS3−12ま
での処理で求められた1,2,3次色の修正テーブルに
基づきインク分解テーブルの作成方法の説明を行う。
【0023】図11−1は、インク色分解テーブル部1
05を説明する図であり、同図に示されているように、
入力データR′G′B′に対応して、RGB次元空間上
の立方体に格子状に分布された格子点に対応するデータ
がテーブルとして格納されている。インク色分解処理部
102では、入力されたR′G′B′データが、インク
色分解テーブル部105の格子上にない場合は、近傍の
格子点データを用いて補間処理がなされる。補間方法と
しては、四面体補間や立方体補間等多々あるが、インク
分解テーブル作成方法、及び、画像処理はある特定の補
間方法に依存するものではないため、どのような補間方
法を用いても良い。
【0024】図11−2は、図12以降の具体的なテー
ブル作成方法を説明するための図であり、図11−1で
示された立方体の8頂点をそれぞれ、W,C,M,Y,
R,G,B,Bkとし、W−C,M,YR,G,B−B
k、及びW−Bkを結ぶラインを実線もしくは、点線に
て図示している。ここで、インク色分解処理部102の
入力データのビット数を8とした場合、W,C,M,
Y,R,G,B,Bk、各頂点の座標は、 W=(255,255,255)であり、White、
即ちプリントペーパーの色を示す。 C=(0,255,255)であり、Cyan原色を示
す。 M=(255,0,255)であり、Magenta原
色を示す。 Y=(255,255,0)であり、Yellow原色
を示す。 R=(255,0,0)であり、Red原色を示す。 G=(0,255,0)であり、Green原色を示
す。 B=(0,0,255)であり、Blue原色を示す。 Bk=(0,0,0)であり、Black、即ちプリン
ターの最暗点 を示す。
【0025】本実施形態におけるインク色分解テーブル
作成方法は、このW−C,M,Y,R,G,B−Bk、
及び、W−Bkを結ぶラインのインク分解テーブルを作
成し、その後、内部の格子点に対応するインク色は、内
部補間処理により、全てのテーブルデータを作成する。
【0026】図11−3は、墨入れポイントを説明する
ための図であり、W−Bk、C,M,Y,R,G,B−
Bkの7ライン上の7点により、3次元連続的に墨入れ
ポイントを制御することができることを説明するための
図である。
【0027】図12は、インク色分解テーブル部105
を作成するためのフローチャートである。同図におい
て、ステップS12−0は、スタートステップであり、
インク色分解テーブル部105にダウンロードするため
のテーブル作成を開始する。ステップS12−1は、W
−Bkラインのインク色分解テーブルの作成ステップで
あり、3次色修正テーブルの最終結果とKインクの修正
テーブルに基づき、WhiteからBlackへのグレ
イラインのインク色分解テーブルを作成する。ステップ
S12−2は、W−C,M,Y,R,G,Bラインのイ
ンク色分解テーブルの作成ステップであり、1,2次色
修正テーブルの最終結果に基づきWhite−Cya
n、W−Magenta、W−Yelow、W−Re
d、W−Green、W−Blueラインのインク色分
解テーブルの作成を行なう。ステップS12−3は、
C,M,Y,R,G,B−Bkラインのインク色分解テ
ーブルの作成ステップであり、1,2次色修正テーブル
の最終結果に基づきCyan−Black、Magen
ta−Black、Yellow−Black、Red
−Black、Green−Black、Blue−B
lackラインのインク色分解テーブルの作成を行な
う。ステップS12−4は、内部補間処理を実行するス
テップであり、ステップS12−1からS12−3まで
のステップで作成されたラインの内部空間の各格子点に
対応するインク色分解テーブルの作成を行なうステップ
である。
【0028】このステップS12−3のテーブル作成に
おいて、色相ごとに最適なUCR量やBG量を設定した
テーブルを作成することにより、プリンターの色再現範
囲を最大にしつつ、墨による粒状度の影響をできるだけ
抑制したテーブルを設定することができる。
【0029】以下、ステップS12−4内部補間処理の
内容を図13以降を用いて説明する。ステップS12−
4内部補間処理は、図13に示されるような1つの面が
三角形で構成される6つの四面体に分割されて、各四面
体毎に補間処理が実行される。図13−1は、頂点W,
R,M,Bkで構成される四面体であり、図13−2
は、頂点W,M,B,Bkで構成される四面体であり、
図13−3は、頂点W,C,B,Bkで構成される四面
体であり、図13−4は、頂点W,Y,R,Bkで構成
される四面体であり、図13−5は、頂点W,Y,G,
Bkで構成される四面体であり、図13−6は、頂点
W,C,G,Bkで構成される四面体である。
【0030】図14は、ステップS12−4内部補間処
理の具体的な処理を説明するためのフローチャートであ
る。図14はにおいて、ステップS14−1は、インク
色の選択ステップであり、以降のステップにて各グリッ
ドに対応するインク量を決定するため、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックのインク色を順次選択する。ス
テップS14−2は、四面体を選択し、複数の三角形に
分割するステップであり、図13−1〜6に示された6
つの四面体を順次選択し、複数の三角形に分割する。複
数の三角形への分割方法としては、例えば、図13−1
の場合は、まず、四面体を構成する三角形WMR、三角
形WMBk、三角形WRBk、三角形MRBkの4つの
三角形に分割する、次に四面体WMRBkの内部を三角
形WRMに平行な面で、グリッド数に応じて、複数の三
角形に分割する。次に、ステップS14−3は、対象三
角形に対して2次元の補間処理の実行ステップである。
この各三角形に対する2次元の補間処理内容は、図15
以降を用いて詳しく説明する。
【0031】ステップS14−4は、補間処理結果のイ
ンク等高線と各グリッドの距離の算出ステップであり、
各三角形に対して2次元の補間処理の実行ステップS1
4−3により作成された図15の等高線とインク色分解
テーブル部105に対応するグリッドとの距離を算出す
る。ステップS14−5は、対象グリッドのインク量の
決定ステップであり、補間処理結果のインク等高線と各
グリッドの距離の算出ステップS14−4の結果算出さ
れた距離の最も小さいものを対象グリッドのインク量と
して決定する。ステップS14−6は、未決グリッドが
存在するかどうかを判定するステップであり、未決定グ
リッドが存在する場合は、ステップS14−4へ行き、
次のグリッドに対してステップS14−4とS14−5
を行なう。ステップS14−3にて対象となった三角形
において、すべてのグリッドのインク量が決定した場合
は、ステップS14−7へ進む。
【0032】ステップS14−7は、未処理の三角形が
あるかどうかを判定するステップであり、ステップS1
4−2にて分割された複数の三角形に対して処理が終了
したかどうかを判定し、未処理三角形が存在する場合
は、ステップS14−3へ進み、ステップS14−3〜
S14−6までの処理を繰り返す。ステップS14−2
にて選択された四面体の全ての三角形に対して処理が終
了した場合は、ステップS14−8へ進む。
【0033】ステップS14−8は、未処理の四面体が
存在するかどうかを判定するステップであり、未処理の
四面体が存在する場合は、ステップS14−2へ進み、
ステップS14−2からS14−7までを繰り返す。
【0034】全ての四面体に対して処理が終了した場合
は、ステップS14−9へ進む。ステップS14−9
は、未処理のインク色が、存在するかどうかを判定する
ステップであり、未処理のインク色が存在する場合は、
ステップS14−1へ進み、ステップS14−1〜S1
4−8までを繰り返す。全てのインク色に対して処理が
終了した場合は、12−2へ戻る。
【0035】次に、対象三角形に対して2次元の補間処
理の実行ステップS14−3における具体的な処理の内
容を図15以降を用いて説明する。図15は、ある三角
形の三辺のインク量が図のようなカーブ示されている場
合の内部補間結果のインク量等高線を示す図である。同
図において、辺0Aにおけるインク量の変化が、その辺
の右側グラフに示されており、ピークのインク量は90
%となる。辺0Bにおけるインク量の変化は、その辺の
左上グラフに示されており、ピーク時のインク量は30
%である。そして、辺ABにおけるインク量の変化は、
その辺の下のグラフに示されており、そのピークは60
%である。
【0036】図16、17、18は、対象三角形に対し
て2次元の補間処理の実行を詳細に説明するためのフロ
ーチャートである。以下、図16、17、18の説明を
図15の場合を例にとりながら記述する。図16におい
て、ステップS16−1は、対象三角形の3辺における
インク量の最大値のポイント検出ステップである。ステ
ップS16−2は、3辺の3つの最大値間の大小関係を
導くステップである。ステップS16−3は、3辺の最
大値ポイント間の補間ステップであり、3辺における3
つの最大値間を直線で結び、その間を両端値から補間演
算を行う。ステップS16−4は、対象三角形の3辺と
3つの最大値ポイントによる3つの直線、計6直線にお
いて、インク量の等レベルの点を結んでインク量等高線
の生成を行うステップである。そして、ステップS16
−5は、インク量等高線の非線型近似を行うステップで
あり、ステップS16−4にて生成されたインク量等高
線の内、三角形内部の領域において矩形状に変化してい
るところを非線型に近似して、滑らかにインク量等高線
が生成されるようにするためのステップである。
【0037】ステップS16−4の詳細説明を図17を
用いて行う。同図において、ステップS17−1は、ス
テップS16−1とS16−2の結果に基づき、3つの
最大値ポイントにおいて、最も大きいポイントを点Dと
し、その大きさをd、中間の大きさのポイントを点Hと
し、その大きさをh、最も小さいポイントを点Jとし、
その大きさをjと設定する。図15の例では、d=9
0,h=60,j=30となる。ステップS17−2
は、点Dを含む辺と点Hを含む辺の頂点をA、点Hを含
む辺と点Jを含む辺の頂点をB、点Jを含む辺と点Dを
含む辺の頂点を0と設定するステップである。ステップ
S17−3は、生成する等高線の間隔sと初期値i=d
−sの設定を行うステップである。
【0038】以下、ステップS17−4からS17−1
2のループにインク量0になるまで順次等高線の作成を
行う。ステップS17−4は、d>i≧hかどうかを判
定するステップであり、Yesの場合は、ステップS1
7−6にて、直線DAと直線DH間、直線DHと直線D
J間、直線DJと直線D0間における値iの点を各々結
ぶ。図15の例では、等高線の間隔s=15のため、i
=15の等高線は、G0−G1−G2−G3と生成さ
れ、i=60の等高線は、H0−H−H1−H2と生成
される。
【0039】また、ステップS17−4にて、Noの場
合は、ステップS17−5へ進む。ステップS17−5
は、h>i≧jかどうかを判定するステップであり、Y
esの場合は、ステップS17−7にて、直線DAと直
線AH間、直線HBと直線HJ間、直線HJと直線DJ
間、直線DJと直線D0間における値iの点を各々結
ぶ。図15の例では、i=45の等高線は、I0−I
1,I2−I3−I4−I5と生成され、i=30の等
高線は、J0−J1,J2−J−J3と生成される。
【0040】ステップS17−5てに、Noの場合は、
ステップS17−8に進む。ステップS17−8は、直
線DAと直線AH間、直線HBと直線BJ間、直線JD
と直線D0間における値iの点を各々結ぶステップであ
る。図15の例では、i=15の等高線が、K0−K
1,K2−K3,K4−K5と生成される。
【0041】ステップS17−9は、i=0かどうかを
判定するステップであり、Yesの場合は、全ての対象
となる三角形の等高線の生成が終了し7−2へ戻る。N
oの場合は、ステップS17−10へ進む。ステップS
17−10では、i=i−sの演算を行い、ステップS
17−11では、i>0かどうかの判定を行い、Yes
の場合は、ステップS17−4へ進み、Noの場合は、
ステップS17−12にてi=0の演算を行い、ステッ
プS17−4へ進む。以上、説明したように等高線の値
iが0となるまで、ステップS17−4からS17−1
2までのループを繰り返し行う。
【0042】図15では、説明を分かりやすくするため
s=15と設定した場合を例示したが、グリッドの値を
より正確にするためには、s=1と設定して1ステップ
毎に等高線を生成すべきことは、言うまでもない。
【0043】次に、ステップS16−5の詳細説明を図
18を用いて行う。同図において、ステップS18−1
は、近似度パラメータaの設定ステップであり、非線形
近似を曲線を生成する際の非線形度を設定するためのス
テップである。近似度パラメータaは、a=1,2,
3,4,…と設定することが可能であり、a=1のとき
は、線形近似で近似度が大きく、a=2,3,4,…と
値を大きくするに従い近似度が小さくなる一方で、イン
ク量等高線の滑らかさは大きくなる。
【0044】図19は、図15におけるi=75の等高
線G0−G1−G2−G3に対して、近似度パラメータ
aの値を1,2,3,4と設定した時、その設定値に対
応する曲線curve1,curve2,curve
3,curve4が示されている。図19より明らかな
ように、近似パラメータaの値を大きくするに従い、イ
ンク量等高線の滑らかさが増していることがわかる。ユ
ーザーは、プリンターの特性の応じてのこの近似度パラ
メータaの値を設定することが可能である。非線形近似
曲線の生成方法としては、多々あるが、例えば、スプラ
イン曲線を用いた場合には、a=1の時は1次のスプラ
イン曲線、a=2の時は2次のスプライン曲線、a=3
の時は3次のスプライン曲線、a=4の時は4次のスプ
ライン曲線と設定することにより実現することができ
る。
【0045】ステップS18−2は、初期値i=d−s
の設定を行うステップであり、非線形近似をおこなうイ
ンク等高線の初期値を設定するパラメータである。ステ
ップS18−3は、d>i>jの判定を行うステップで
あり、Noの場合は、14−2に戻りインク量等高線の
非線形近似処理を終了する。Yesの場合は、ステップ
S18−4に進む。ステップS18−4は、頂点の設定
を行うステップであり、図15の例では、i=75の等
高線を構成している頂点G0,G1,G2,G3の設定
行う。ステップS18−5は、非線形近似曲線の生成ス
テップであり、近似度パラメータaの設定値と設定され
た頂点に基づき非線形曲線の生成を実行する。図15の
例では、細線で結ばれたG0,G1,G2,G3に対し
て、太線で表された近似曲線が生成される。ステップS
18−6は、i=i−sステップであり、i=i−sの
演算が実行される。図15の例では、i=60と設定さ
れ、以降ステップS18−3からS18−6までループ
が繰り返される。
【0046】i=60の時は、ステップS18−4に
て、H,H1,H2が選択され、ステップS18−5に
て非線形近似が、i=45の時は、ステップS18−4
にて、12,13,14,15が選択され、ステップS
18−5にて非線形近似が生成される。i=30の場合
は、ステップS18−3にて、Noが選択され14−2
に戻る。
【0047】以下、3辺のインクカーブが図15の例と
異なる場合に関して、図20,21,22の例に関し
て、その動作説明を行う。図20は、3辺の最大値が同
じ場合の例であり、この場合は、図17には、明記され
ていないが、ステップS17−8の等高線生成ステップ
のみ実行されて図20のような等高線が生成される。図
21は、一つの辺のインク量がすべて0の場合で、か
つ、他の2つの辺の最大値が同じ場合であり、この場合
は、直線DAと直線AH間、直線HBと直線D0間にお
ける値iの点を各々結び、図21のようになる。図22
は、2つの辺の最大値が同じで、かつ、点Aと重なって
いる場合である。この場合は、図17において、ステッ
プS17−6では、D,A,Hは、同じ点のため等高線
生成処理されず、ステップS17−7は、直線DAと直
線AH間は、D,A,Hが同じ点のため存在せず、直線
HJと直線DJ間は、D,Hが同じ点のため実行され
ず、直線HBと直線HJ間と直線DJと直線D0間のみ
における値iの点を夫々結ぶ処理がなされる。また、S
17−8は、直線DAと直線AHは、D,A,Hが同じ
点のため存在せず、直線HBと直線BJ間と直線J0と
直線D0間のみにおける値iの点を夫々結ぶ処理がなさ
れる。そして、ステップS16−5のインク等高線の非
線形近似処理がなされて、図22に示されるような等高
線となる。
【0048】図23は、図11における頂点W−C−B
kによる三角形内の補間例を説明する図であり、各辺に
おけるC,M,Y,Kのインク色テーブルの曲線例が示
されている。そして、図24は、図23のインク色毎の
等高線が示されたもので、図24−1は、Cインク量等
高線が示されており、この場合は、図22のケースであ
る。図24−2は、Mインク量等高線が示されており、
この場合は、図21のケースである。図24−3は、Y
インク量等高線が示されており、この場合も、図21の
ケースである。図24−4は、Kインク量等高線が示さ
れており、この場合は、図21のケースであるが、Kイ
ンクは、途中から挿入されているため、インク量0の領
域が広く存在し、途中からKインク量等高線が生成され
ている。
【0049】以上説明したように、プリンターの出力枚
数が多くなったり、使用環境が極端に変化した場合に、
そのプリンターの色再現特性が変動するという問題が存
在したが、従来の方式では、CMYK1次色のみしか高
精度にキャリブレートできなかったものが、本実施例で
は、Red(MY),Green(YC),Blue
(CM)の2次色やCMYの3次色など1次色以外の色
に関しても高精度にキャリブレートすることができる。
【0050】(変形例)実施形態1では、プリンターの
色材色として、インク色という表現を用いたが、これ
は、色材色としてインクに限ったものでなく、電子写真
方式で用いられているトナーなどカラープリンターに用
いられている色材色ならば良い。1次色修正テーブルの
作成において、1次色の測定値やリファレンスデータと
して濃度を用いたが、このデータの単位は、濃度に限ら
ず明度や輝度など1次色の再現状態を調べられる物なら
ば良い。また、2,3次色修正テーブルの作成におい
て、2,3次色の測定値やリファレンスデータとして、
CIE−L*a*b*を用いたが、このデータの単位は
これに限らず、RGB,XYZ等の輝度やCMYフィル
タ濃度など3次元的に色みを表現できるものであるなら
ばよい。
【0051】また、実施形態1では、プリンターのイン
ク色としてCMYKの4色の場合の実施例を示したが、
シアン、マゼンタに淡いインクと濃いインクを用いた計
6色プリンターの場合もインク色を2つ増やすだけで容
易に実現することができる。
【0052】また、CMYK以外のレッドやグリーン等
の別のカラーインク場合には、1次色がC,M,Y,
R,G,Kの6色、2次色がRM,B,CG,GY,Y
Rの5色、そして、グレイラインの一部を構成するCM
YRGの5次色に関して、1,2,5次色の修正テーブ
ルを作成する。そして、図25のように、RとMの中間
にRM,RとYの中間にRY,GとYの中間にGY,G
とCの中間にGCを新たに設定し、四面体W,C,B,
Bkと四面体W,B,M,Bkと、新たな四面体W,
M,RM,Bkと四面体W,RM,R,Bkと四面体
W,R,RY,Bkと四面体W,RY,Y,Bkと四面
体W,Y,GY,Bkと四面体W,GY,G,Bkと四
面体W,G,GC,Bkと四面体W,GC,C,Bkの
計10個の四面体を定義することにより、インク色が増
えた場合にも容易に6色プリンタの最適なインク色分解
を提供することができる。
【0053】また、実施形態1では、プリンター内のコ
ントローラで実施されたが、これに限らず、図2におけ
るコンピュータ内のソフトウエアにても、プリンター内
部に実装されたセンサー部107のデータをコンピュー
タに吸い上げ、ソフトウエア処理によりインク色分解テ
ーブルを作成し、その結果をプリンター内部に実装され
たインク色分解テーブル部105にダウンロードするこ
とによっても実現することができる。
【0054】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0055】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることが出来る。
【0056】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0057】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言う
までもない。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、2次色やグレーライン
を構成する3次色に関しても高精度のキャリブレーショ
ンを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるキャリブレーションに係
る構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態に係るシステム構成が示された図
である。
【図3】Whiteから1,2,3次色の修正テーブル
を作成するための処理フローを説明するための図であ
る。
【図4】CMYK一次色階調特性を調べるためのパッチ
パターンを示す図である。
【図5】1次色初期テーブル、1次色修正テーブルを示
す図である。
【図6】センサー部107からの測定結果の1次色実特
性と1次色目標特性を示す図である。
【図7】ステップS3−1からS3−5までの処理によ
り導かれたCMYK1次色修正テーブルを示す図であ
る。
【図8】Red2次色を構成するM,Yインク初期テー
ブル、M,Y初期修正テーブル、そして、M,Y修正テ
ーブル1を示す図である。
【図9】2,3次色のパッチパターンを示す図である。
【図10】ステップS3−10,11を説明するための
図である。
【図11】インク色分解テーブル部105のテーブルを
説明するための図である。
【図12】インク色分解テーブル作成部の基本構成を示
すフローチャートである。
【図13】入力立方体を分割して得られた6つの四面体
を説明するための図である。
【図14】ステップS3−4を詳しく説明するためのフ
ローチャートである。
【図15】三角形の三辺のインク量が変化曲線が例示さ
れている場合の内部補間結果のインク量等高線を示す図
である。
【図16】ステップS5−3を説明するためのフローチ
ャートである。
【図17】ステップS7−4を説明するためのフローチ
ャートである。
【図18】図7のインク量等高線の非線形近似ステップ
の具体的な内容を説明するための図である。
【図19】ステップS9−1において、aの値を変えた
時の近似曲線を説明するための図である。
【図20】3辺の最大値が同じ場合の対象三角形の等高
線生成を説明するための図である。
【図21】2辺の最大値の大きさが同じで、かつ、1辺
の最大値の大きさが0の場合の対象三角形の等高線生成
を説明するための図である。
【図22】対象三角形の2辺の最大値の大きさが同じ
で、かつ、一つの頂点に重なった場合の対象三角形の等
高線生成を説明するための図である。
【図23】図2における頂点W−C−Bkによる三角形
内の補間例を説明する図であり、各辺におけるC,M,
Y,Kのインク量の曲線例が示されている。
【図24】図12の対象三角形におけるC,M,Y,K
インクの夫々の等高線が示された図である。
【図25】CMYK以外のレッドやグリーンのカラーイ
ンクが用いられた場合に入力立方体を8つの四面体への
分割を説明するための図である。
【図26】従来のカラープリンターのキャリブレーショ
ン技術を説明するための図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AB11 BA02 BA07 BA09 BC01 BC10 BC19 FA13 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 CE18 5C077 LL19 MP08 PP15 PP32 PP33 PP36 PP37 PP44 PP45 5C079 HB01 HB03 HB12 KA15 LA12 LB02 MA05 MA10 NA03 NA29 PA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力色成分信号をカラー出力装置で用い
    る色材色に対応した色成分信号に変換するためのテーブ
    ルをキャリブレートする画像処理方法において、 前記色材色の1、2、3次色に対応するパッチを前記カ
    ラー出力装置で出力させ、 前記出力されたパッチを測定し得られたパッチ測定デー
    タから、前記色材色の1、2、3次色に対応する階調修
    正テーブルをキャリブレートし、 前記階調修正テーブルに基づき、前記入力色成分信号を
    示す複数の色成分で示される色立体におけるホワイトか
    ら1次色、2次色への複数の第1のラインを規定し、 前記階調修正テーブルに基づき、前記色立体における前
    記1次色、前記2次色からブラックへの複数の第2のラ
    インを規定し、 前記階調修正テーブルに基づき、前記色立体におけるホ
    ワイトからブラックへの第3のラインを規定し、 前記第1、前記第2および前記第3のラインから前記テ
    ーブルを作成することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記色材色の1次色に対応する階調修正
    テーブルに基づき、前記2、3次色の初期修正階調テー
    ブルを作成し、 前記作成された前記2、3次色の初期修正階調テーブル
    を用いて、前記2、3次色に対応するパッチを前記カラ
    ー出力装置で出力させることを特徴とする画像処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第2のラインおよび前記第3のライ
    ンにおける墨入れ点を制御することが可能であることを
    特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記カラー出力装置で用いる色材色は、
    シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色材色であ
    り、 前記2次色は、シアンとマゼンタ、マゼンタとイエロ
    ー、イエローとシアンの混色であることを特徴とする請
    求項1記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 入力色成分信号をカラー出力装置で用い
    る色材色に対応した色成分信号に変換するためのテーブ
    ルをキャリブレートする画像処理装置において、 前記色材色の1、2、3次色に対応するパッチを前記カ
    ラー出力装置で出力させる手段と、 前記出力されたパッチを測定し得られたパッチ測定デー
    タから、前記色材色の1、2、3次色に対応する階調修
    正テーブルをキャリブレートする手段と、 前記階調修正テーブルに基づき、前記入力色成分信号を
    示す複数の色成分で示される色立体におけるホワイトか
    ら1次色、2次色への複数の第1のラインを規定する手
    段と、 前記階調修正テーブルに基づき、前記色立体における前
    記1次色、前記2次色からブラックへの複数の第2のラ
    インを規定する手段と、 前記階調修正テーブルに基づき、前記色立体におけるホ
    ワイトからブラックへの第3のラインを規定する手段
    と、 前記第1、前記第2および前記第3のラインから前記テ
    ーブルを作成する手段とを有することを特徴とする画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 入力色成分信号をカラー出力装置で用い
    る色材色に対応した色成分信号に変換するためのテーブ
    ルをキャリブレートする画像処理方法を実現するための
    プログラムを記録する記録媒体において、 前記色材色の1、2、3次色に対応するパッチを前記カ
    ラー出力装置で出力させ、 前記出力されたパッチを測定し得られたパッチ測定デー
    タから、前記色材色の1、2、3次色に対応する階調修
    正テーブルをキャリブレートし、 前記階調修正テーブルに基づき、前記入力色成分信号を
    示す複数の色成分で示される色立体におけるホワイトか
    ら1次色、2次色への複数の第1のラインを規定し、 前記階調修正テーブルに基づき、前記色立体における前
    記1次色、前記2次色からブラックへの複数の第2のラ
    インを規定し、 前記階調修正テーブルに基づき、前記色立体におけるホ
    ワイトからブラックへの第3のラインを規定し、 前記第1、前記第2および前記第3のラインから前記テ
    ーブルを作成するプログラムを記録することを特徴とす
    る記録媒体。
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