JP2002150718A - 内挿装置 - Google Patents

内挿装置

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JP2002150718A
JP2002150718A JP2000341772A JP2000341772A JP2002150718A JP 2002150718 A JP2002150718 A JP 2002150718A JP 2000341772 A JP2000341772 A JP 2000341772A JP 2000341772 A JP2000341772 A JP 2000341772A JP 2002150718 A JP2002150718 A JP 2002150718A
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JP2000341772A
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Takeyuki Takayama
強之 高山
Hiroshi Yasuda
博 安田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フェーズエンコード変調信号入力にノイズによ
る「偽のパルス」が重畳されたり、ディスク上のディフ
ェクト等によりパルスが欠落した場合に復調信号のビッ
トずれをなくすことができる内挿装置を提供する。 【解決手段】前回の復調出力6を遅延させるための遅延
レジスタ7と、遅延レジスタ7の値と周期検出信号31
の値に応じて復調信号6を出力する内挿デコーダ8と、
「偽のパルス」が検出された時に次の周期検出信号31
に対して「+1」演算を行うための周期検出値加算レジ
スタ9とを有し、前回の復調出力6と周期検出信号32
のパターンに応じて通常出力、出力禁止、出力内挿の判
断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェーズエンコー
ド変調された信号を復調し、復調後に誤り訂正等の処理
を行い、誤ったデータを訂正するシステムにおける内挿
装置に関するものである。例えばDVDディスクにおけ
るBCA領域に記録されたデータを再生する際に本発明
を用いる事ができる。
【0002】
【従来の技術】従来のフェーズエンコード復調回路の構
成を図6に示し、その動作タイミングを図7に示す。ま
ず図6における、2はエッジ検出回路であり、フェーズ
エンコード変調信号入力1の立ち上がりエッジを検出す
る。そして、3はエッジ周期検出回路であり、エッジ検
出回路2から出力されたエッジ検出信号21の周期を基
準クロック信号5により検出し、周期検出信号31を出
力する。さらに、4はデコーダであり、周期検出信号3
1の図6に示す値に基づいて復調信号6を出力する。
【0003】以上の様に構成された従来のフェーズエン
コード復調回路に以下図7を参考にその動作を説明す
る。まず図7に示した様にフェーズエンコード変調とは
一定周期のサンプル期間においてパルスの位相が前半に
あるか後半にあるかで「0」「1」を識別する方式であ
る。図7における従来例ではパルスの位相が前半にある
場合を「0」としている。フェーズエンコード変調にお
いては、エンコードすべき値が「0」→「1」または
「1」→「0」に変化した場合は、そのパルス出力が特
有のパターンとなるため容易に識別できるが、同じ値が
続いた場合はそれが「0」の場合も「1」の場合も同じ
パルス列となるため、識別出来ない。従ってこの場合は
過去の出力値を「前値ホールド」して出力する事とな
る。
【0004】図6に示した従来例では、エッジ検出回路
2によりフェーズエンコード変調信号入力1の立ち上が
りエッジが検出され、図7に示すエッジ検出信号21が
得られる。このエッジ検出信号21の周期を基準クロッ
ク信号5により検出する事で、周期検出信号31が得ら
れる。そしてデコーダ4では周期検出信号31の個々の
値に応じて「0」出力、「1」出力、もしくは「前値ホ
ールド」のいずれかを切換えて、復調信号6を出力す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のフェーズエンコード復調回路ではフェーズエン
コード変調信号入力1にノイズによる「偽のパルス」が
付加されたり、ディスク上のディフェクト等によりパル
スが欠落した場合に、復調信号6がビットずれを起こ
し、以降のデータが全て誤ったデータに変化してしまう
といった問題があった。
【0006】これを図8及び図9を用いて説明する。ま
ず図8にフェーズエンコード変調信号入力1にノイズに
よる「偽のパルス」Pが付加された場合のタイミングを
示す。この場合、エッジ検出回路2は間違ったエッジ検
出信号21を余計に出力する。しかしエッジ周期検出回
路3では、間違ったパルスが付加された状態であっても
パルスの周期がTであるため、エッジ検出信号21がノ
イズによる間違ったパルスなのか正規の状態なのか識別
する事が出来ない。従って周期検出信号31図7に示
すように「3」→「1」→「2」→「3」となるところ
を、「3」→「1」→「1」→「1」→「3」として出
力してしまい、復調信号6もこれに応じて「1」→
「0」→「0」→「0」→「1」といった5ビットの値
を出力する。ところがこの時の復調信号6の正規の出力
値は図7に示すように「1」→「0」→「0」→「1」
の4ビットであり、1ビット余計なデータを出力してし
まった事になる。
【0007】また図9にフェーズエンコード変調信号入
力1からパルス(破線で示す)が欠落した場合のタイミ
ングを示す。この場合エッジ検出回路2は1個分のパル
スが欠落した状態でエッジ検出信号21を出力する。し
かしエッジ周期検出回路3では、1個分のパルスが欠落
した状態であっても、パルスの周期が3Tであるため、
エッジ検出信号21がパルスが欠落したものなのか正規
の状態なのか識別する事が出来ない。従って周期検出信
号31は、「3」→「1」→「2」→「3」となるとこ
ろが、「3」→「3」→「3」として出力してしまい、
復調信号6もこれに応じて「1」→「1」→「1」とい
った3ビットの値を出力する。ところがこの時の復調信
号6の正規の出力値は「1」→「0」→「0」→「1」
の4ビットであり、1ビット分のデータが欠落してしま
った事になる。
【0008】この様にビットずれが起こると、ただ単に
ディフェクトが発生した部分のデータが間違うだけでな
く、ディフェクト以降の全てのデータが間違ってしまう
といった問題点がある。この場合、復調処理の後に誤り
訂正を施しても、誤ったデータの数が多すぎて訂正不能
となってしまう。
【0009】本発明の目的は、この様な問題を解決する
ためになされたもので、フェーズエンコード変調信号入
力1にノイズによる「偽のパルス」が付加されたり、デ
ィスク上のディフェクト等によりパルスが欠落した場合
であっても、復調信号6がビットずれを起こさない様に
構成されたフェーズエンコード復調回路における内挿装
置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の内挿装置
は、入力信号の立ち上がり又は立下りのいずれかを検出
するエッジ検出回路と、エッジ検出回路が出力するエッ
ジ検出信号を入力とし、エッジ検出信号間の周期を検出
するエッジ周期検出回路と、前回の復調信号を遅延させ
るための遅延レジスタと、エッジ周期検出回路の周期検
出信号と遅延レジスタの値をデコードし、内挿値もしく
は復調信号を出力する内挿デコーダとを備え、内挿デコ
ーダは、入力信号のパターンが予め決められた所定のパ
ターン以外である場合に、周期検出信号と遅延レジスタ
の値に応じて予め決められた手順に従って内挿すること
を特徴とするものである。
【0011】請求項1記載の内挿装置によれば、例えば
フェーズエンコード変調信号入力にノイズによる「偽の
パルス」が付加されたり、ディスク上のディフェクト等
によりパルスが欠落した場合であっても、復調信号がビ
ットずれを起こさないようにすることができる。
【0012】請求項2記載の内挿装置は、請求項1にお
いて、内挿デコーダが、入力信号が予め決められた所定
のパターンに対して、不要な信号を付加されたこと検出
し、不要な信号が付加されたデータを、予め決められた
手順に従って出力禁止するものである。
【0013】請求項2記載の内挿装置によれば、請求項
1と同様に、フェーズエンコード変調信号入力に「偽の
パルス」が発生した場合はそれを排除することでビット
ずれをなくす事が出来る。
【0014】請求項3記載の内挿装置は、請求項1にお
いて、内挿デコーダが、入力信号が予め決められた所定
のパターンに対して、特定のパルスが欠落したことを検
出し、必要なパルスが欠落したデータを、予め決められ
た手順に従って出力内挿するものである。
【0015】請求項3記載の内挿装置によれば、請求項
1と同様に、フェーズエンコード変調信号入力のパルス
が欠落した場合には必要な分のデータを内挿する事でビ
ットずれをなくす事が出来る。
【0016】請求項4記載の内挿装置は、請求項2にお
いて、エッジ検出回路における基準周期をTとした場
合、遅延レジスタの値が「0」であり、エッジ周期検出
回路の出力である周期検出信号の値がTであった場合
に、入力信号に不要な信号が付加されたと判断して、内
挿デコーダにより不要な信号が付加されたデータを、予
め決められた手順に従って出力禁止するものである。
【0017】請求項4記載の内挿装置によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0018】請求項5記載の内挿装置は、請求項2にお
いて、エッジ検出回路における基準周期をTとした場
合、遅延レジスタの値が「1」であり、エッジ周期検出
回路の出力である周期検出信号の値がTであった場合
に、入力信号に不要な信号が付加されたと判断して、内
挿デコーダにより不要な信号が付加されたデータを、予
め決められた手順に従って出力禁止するものである。
【0019】請求項5記載の内挿装置によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0020】請求項6記載の内挿装置は、請求項4にお
いて、エッジ周期検出回路の出力に加算する値を保持す
る周期検出値加算レジスタを有し、内挿デコーダは周期
検出値加算レジスタの出力をエッジ周期検出回路の周期
検出信号に加算した信号と遅延レジスタの値により復調
出力を決定するものであり、入力信号に不要な信号が付
加されたと判断した場合に周期検出値加算レジスタの値
を「1」とし、それ以外の場合は「0」とするものであ
る。
【0021】請求項6記載の内挿装置によれば、請求項
4と同様な効果がある。
【0022】請求項7記載の内挿装置は、請求項5にお
いて、エッジ周期検出回路の出力に加算する値を保持す
る周期検出値加算レジスタを有し、内挿デコーダは周期
検出値加算レジスタの出力をエッジ周期検出回路の周期
検出信号に加算した信号と遅延レジスタの値により、復
調出力を決定するものであり、入力信号に不要な信号が
付加されたと判断した場合に周期検出値加算レジスタの
値を「1」とし、それ以外の場合は「0」とするもので
ある。
【0023】請求項7記載の内挿装置によれば、請求項
5と同様な効果がある。
【0024】請求項8記載の内挿装置は、請求項3にお
いて、エッジ検出回路における基準周期をTとした場
合、遅延レジスタの値が「0」であり、エッジ周期検出
回路の出力である周期検出信号の値が4T以上であった
場合及び、遅延レジスタの値が「1」であり、エッジ周
期検出回路の出力である周期検出信号の値が3T以上で
あった場合に、入力信号から特定のパルスが欠落したと
判断して、内挿デコーダにより欠落したデータを、予め
決められた手順に従って出力内挿するものである。
【0025】請求項8記載の内挿装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0026】請求項9記載の内挿装置は、請求項3にお
いて、エッジ検出回路における基準周期をTとした場
合、遅延レジスタの値が「1」であり、エッジ周期検出
回路の出力である周期検出信号の値が4T以上であった
場合及び、遅延レジスタの値が「0」であり、エッジ周
期検出回路の出力である周期検出信号の値が3T以上で
あった場合に、入力信号から特定のパルスが欠落したと
判断して、内挿デコーダにより欠落したデータを、予め
決められた手順に従って出力内挿するものである。
【0027】請求項9記載の内挿装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0028】請求項10記載の内挿装置は、請求項3、
請求項8または請求項9において、入力信号のパターン
が予め決められた所定のパターン以外である事を内挿デ
コーダにより検出した場合、出力内挿の内挿値を常に
「0」データとするものである。
【0029】請求項10記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0030】請求項11記載の内挿装置は、請求項3、
請求項8または請求項9において、入力信号のパターン
が予め決められた所定のパターン以外である事を内挿デ
コーダにより検出した場合、出力内挿の内挿値を常に
「1」データとするものである。
【0031】請求項11記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0032】請求項12記載の内挿装置は、請求項3、
請求項8または請求項9において、入力信号のパターン
が予め決められた所定のパターン以外である事を内挿デ
コーダにより検出した場合、出力内挿の内挿値を「0」
データによる内挿と「1」データによる内挿を交互に繰
り返すものである。
【0033】請求項12記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0034】請求項13記載の内挿装置は、請求項3、
請求項8または請求項9において、入力信号のパターン
が予め決められた所定のパターン以外である事を内挿デ
コーダにより検出した場合、出力内挿の内挿値を「0」
データによる内挿と「1」データによる内挿をランダム
に行うものである。
【0035】請求項13記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0036】請求項14記載の内挿装置は、請求項3、
請求項8または請求項9において、入力信号のパターン
が予め決められた所定のパターン以外である事を内挿デ
コーダにより検出した場合、出力内挿の内挿値を遅延レ
ジスタの値によるデータとするものである。
【0037】請求項14記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0038】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態につい
て、図1を用いて説明する。まず図1に示したフェーズ
エンコード変調信号入力1、エッジ検出回路2、エッジ
検出信号21、エッジ周期検出回路3、周期検出信号3
1に関しては図6に示した従来例と同じである。そして
7は、前回の復調出力を遅延させるための遅延レジスタ
であり、1クロック前のデコード出力データを保持す
る。8は遅延レジスタ7の値と周期検出信号31の値に
応じて復調信号6を出力する内挿デコーダであり、エッ
ジ周期検出回路3の周期検出信号31と遅延レジスタ7
の値をデコードし、内挿値もしくは復調信号を出力す
る。この内挿デコーダ8は図2に示された変換テーブル
に基づき復調信号6を出力する。そして最後に、9は
「偽のパルス」が検出された時に、次の周期検出信号3
1に対して「+1」演算を行うための周期検出値加算レ
ジスタである。
【0039】この様に構成された本発明による内挿装置
の回路について以下図4及び図5に示したタイミングチ
ャートを用いて説明する。まず図4にフェーズエンコー
ド変調信号入力1にノイズすなわち偽せパルスPが付加
された場合のタイミングを示す。この場合エッジ検出回
路2は図8に示した従来例と同様に間違ったエッジ検出
信号21を余計に出力する。そしてエッジ周期検出回路
3でも、図8と同じ周期検出信号31を「3」→「1」
→「1」→「1」→「3」として出力する。しかしこの
場合、本発明による内挿回路では直前の復調信号6の値
に応じて復調信号6の出力を決定する事により上記ノイ
ズの影響を排除する事が出来る。まず図4の場合直前の
復調信号6は、「0」である。従って図2の関係式によ
り、遅延レジスタ7の値が「0」で、周期検出信号31
が「3」であるので、復調信号6を「1」として出力す
る。次に周期検出信号31が「1」となった時点で遅延
レジスタ7の値は「1」が格納される。そして図2の関
係式により、遅延レジスタ7の値が「1」で、周期検出
信号31が「1」であるので、復調信号6を「0」とし
て出力する。そして次に周期検出信号31が「1」とな
った時点で遅延レジスタ7の値には前回出力された
「0」が格納される。この場合、図2に示した関係図で
は「出力禁止」の条件を検出したこととなり、かつ加算
レジスタ9により周期検出値に「1」を加算することと
なっている。従ってこの時の周期検出信号31の値は
「偽のパルス」として無視され、復調信号6は出力され
ない。さらにその次の周期検出信号31が「1」となっ
た時点では、遅延レジスタの値は「0」のままとなり、
周期検出値加算レジスタ9の値が「1」となる。このた
め内挿デコーダ8には周期検出値として「2」が入力さ
れ、図2の関係図に従い復調信号6として「0」が出力
される。そしてこの様な動作により、結果的に復調信号
6には「1」→「0」→「0」→「1」の4ビットが出
力され、「偽のパルス」をキャンセルする事が出来る。
【0040】また図5に本発明による内挿回路において
フェーズエンコード変調信号入力1からパルスが欠落し
た場合のタイミングを示す。この場合エッジ検出回路2
は1個分のパルスが欠落した状態でエッジ検出信号21
を出力する。そしてエッジ周期検出回路3でも、図9と
同じ周期検出信号31を「3」→「3」→「3」として
出力する。しかしこの場合、本発明による内挿回路では
直前の復調信号6の値に応じて復調信号6の出力を決定
する事によりパルス欠落による影響を最小限に抑える事
が出来る。まず図5の場合直前の復調信号6は、「0」
である。従って図2の関係式により、遅延レジスタ7の
値が「0」で、周期検出信号31が「3」であるので、
復調信号6を「1」として出力する。次に周期検出信号
31が「3」となった時点で遅延レジスタ7の値は
「1」が格納される。この場合図2の関係式により、遅
延レジスタ7の値が「1」で、周期検出信号31が
「3」であるので、復調信号6を内挿値+「0」として
2bit分のデータを出力する。そして次に周期検出信号
31が「3」となった時点で遅延レジスタ7の値には前
回出力された「0」が格納されているため、復調信号6
は「1」となる。この様な動作により、復調信号6には
「1」→「内挿値」→「0」→「1」の4ビットが出力
され、ビット(bit)ずれが発生しない。
【0041】この場合の「内挿値」として何が適切であ
るかに関しては、復調信号6におけるデータの発生確率
により決定される。比較的「0」データの発生確率が高
い場合には内挿値として「0」が適切であり、「1」デ
ータの発生確率が高い場合には「1」が適切であると言
える。さらにデータとしての発生確率は同等であるが、
一つ前のデータを前値ホールドする確立が高い場合は、
内挿値として直前の復調信号6の値すなわち遅延レジス
タ7の値を用いるのが望ましく、いずれの傾向もない場
合は、「0」データと「1」データを交互に繰り返す
か、または全くランダムに内挿値を決定する事が有効で
ある。いずれの場合も「内挿値」が偶然に正規の値と一
致する確率を上げて、フェーズエンコード変調信号入力
1にノイズによる「偽のパルス」が付加されたり、ディ
スク上のディフェクト等によりパルスが欠落した場合で
も最終的に訂正処理により完全訂正する事が出来る頻度
を上げるという効果がある。
【0042】また上記実施の形態では1ビット分のデー
タを内挿する場合に関して説明したが、図2に示した関
係式を図3の様に拡張する事により、2ビット以上のデ
ータを内挿する事も可能である。この時に何ビット分の
データまで内挿する必要があるかは、後段の訂正処理に
より何ビット分のデータまで訂正可能であるかにより決
定される。
【0043】また上記実施の形態では1サンプル期間の
前半にパルスがある場合を「0」にし、後半にパルスが
ある場合を「1」にエンコードした場合のフェーズエン
コード変調信号を復調する場合に関して説明したが、1
サンプル期間の前半にパルスがある場合を「1」にし、
後半にパルスがある場合を「0」にエンコードした場合
のフェーズエンコード変調信号に対しても同様の手法で
復調する事も可能である。この場合は図2及び図3に示
した内挿デコーダ8の入出力関係において、復調出力値
の「0出力」と「1出力」が逆転する事になる。
【0044】以上のように本発明の内挿装置は、前回の
復調信号6の出力を遅延させるための遅延レジスタ7
と、遅延レジスタ7の値と周期検出信号31の値に応じ
て復調信号6を出力する内挿デコーダ8と、「偽のパル
ス」が検出された時に次の周期検出信号31に対して
「+1」演算を行うための周期検出値加算レジスタ9と
を有し、前回の復調出力6と周期検出信号32のパター
ンに応じて通常出力、出力禁止、出力内挿の判断を行
う。これによりフェーズエンコード変調信号入力1に
「偽のパルス」が発生した場合はそれを排除し、パルス
が欠落した場合には必要な分のデータを内挿する事でビ
ットずれをなくす事が出来る。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の内挿装置によれば、例え
ばフェーズエンコード変調信号入力にノイズによる「偽
のパルス」が付加されたり、ディスク上のディフェクト
等によりパルスが欠落した場合であっても、復調信号が
ビットずれを起こさないようにすることができる。
【0046】請求項2記載の内挿装置によれば、請求項
1と同様に、フェーズエンコード変調信号入力に「偽の
パルス」が発生した場合はそれを排除することでビット
ずれをなくす事が出来る。
【0047】請求項3記載の内挿装置によれば、請求項
1と同様に、フェーズエンコード変調信号入力のパルス
が欠落した場合には必要な分のデータを内挿する事でビ
ットずれをなくす事が出来る。
【0048】請求項4記載の内挿装置によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0049】請求項5記載の内挿装置によれば、請求項
2と同様な効果がある。
【0050】請求項6記載の内挿装置によれば、請求項
4と同様な効果がある。
【0051】請求項7記載の内挿装置によれば、請求項
5と同様な効果がある。
【0052】請求項8記載の内挿装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0053】請求項9記載の内挿装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0054】請求項10記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0055】請求項11記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0056】請求項12記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0057】請求項13記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【0058】請求項14記載の内挿装置によれば、請求
項3、請求項8または請求項9と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の内挿装置のブロック図
である。
【図2】内挿デコーダの入出力関係を示す変換テーブル
の説明図である。
【図3】内挿デコーダの入出力関係を示す別の変換テー
ブルの説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態において「偽のパルス」
入力時のタイミングを示す図である。
【図5】一の実施の形態において「パルス欠落」時のタ
イミングを示す図である。
【図6】従来のフェーズエンコード復調回路のブロック
図である。
【図7】従来のフェーズエンコード復調回路において正
規信号入力時のタイミングを示す図である。
【図8】従来のフェーズエンコード復調回路において
「偽のパルス」入力時のタイミングを示す図である。
【図9】従来のフェーズエンコード復調回路において
「パルス欠落」時のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 フェーズエンコード変調信号入力 2 エッジ検出回路 3 エッジ周期検出回路 4 デコーダ 5 基準クロック信号 6 復調信号 7 遅延レジスタ 8 内挿デコーダ 9 周期検出値加算レジスタ 21 エッジ検出信号 31 周期検出信号 32 周期検出値

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の立ち上がり又は立下りのいず
    れかを検出するエッジ検出回路と、前記エッジ検出回路
    が出力するエッジ検出信号を入力とし、前記エッジ検出
    信号間の周期を検出するエッジ周期検出回路と、前回の
    復調信号を遅延させるための遅延レジスタと、前記エッ
    ジ周期検出回路の周期検出信号と前記遅延レジスタの値
    をデコードし、内挿値もしくは復調信号を出力する内挿
    デコーダとを備え、前記内挿デコーダは、前記入力信号
    のパターンが予め決められた所定のパターン以外である
    場合に、前記周期検出信号と前記遅延レジスタの値に応
    じて予め決められた手順に従って内挿することを特徴と
    する内挿装置。
  2. 【請求項2】 内挿デコーダは、入力信号が予め決めら
    れた所定のパターンに対して、不要な信号を付加された
    ことを検出し、不要な信号が付加されたデータを、予め
    決められた手順に従って出力禁止する請求項1記載の内
    挿装置。
  3. 【請求項3】 内挿デコーダは、入力信号が予め決めら
    れた所定のパターンに対して、特定のパルスが欠落した
    ことを検出し、必要なパルスが欠落したデータを、予め
    決められた手順に従って出力内挿する請求項1記載の内
    挿装置。
  4. 【請求項4】 エッジ検出回路における基準周期をTと
    した場合、遅延レジスタの値が「0」であり、エッジ周
    期検出回路の出力である周期検出信号の値がTであった
    場合に、入力信号に不要な信号が付加されたと判断し
    て、内挿デコーダにより不要な信号が付加されたデータ
    を、予め決められた手順に従って出力禁止する請求項2
    記載の内挿装置。
  5. 【請求項5】 エッジ検出回路における基準周期をTと
    した場合、遅延レジスタの値が「1」であり、エッジ周
    期検出回路の出力である周期検出信号の値がTであった
    場合に、入力信号に不要な信号が付加されたと判断し
    て、内挿デコーダにより不要な信号が付加されたデータ
    を、予め決められた手順に従って出力禁止する請求項2
    記載の内挿装置。
  6. 【請求項6】 エッジ周期検出回路の出力に加算する値
    を保持する周期検出値加算レジスタを有し、内挿デコー
    ダは前記周期検出値加算レジスタの出力を前記エッジ周
    期検出回路の周期検出信号に加算した信号と遅延レジス
    タの値により復調出力を決定するものであり、入力信号
    に不要な信号が付加されたと判断した場合に前記周期検
    出値加算レジスタの値を「1」とし、それ以外の場合は
    「0」とする請求項4記載の内挿装置。
  7. 【請求項7】 エッジ周期検出回路の出力に加算する値
    を保持する周期検出値加算レジスタを有し、内挿デコー
    ダは前記周期検出値加算レジスタの出力を前記エッジ周
    期検出回路の周期検出信号に加算した信号と前記遅延レ
    ジスタの値により、復調出力を決定するものであり、入
    力信号に不要な信号が付加されたと判断した場合に前記
    周期検出値加算レジスタの値を「1」とし、それ以外の
    場合は「0」とする請求項5記載の内挿装置。
  8. 【請求項8】 エッジ検出回路における基準周期をTと
    した場合、遅延レジスタの値が「0」であり、エッジ周
    期検出回路の出力である周期検出信号の値が4T以上で
    あった場合及び、前記遅延レジスタの値が「1」であ
    り、前記エッジ周期検出回路の出力である周期検出信号
    の値が3T以上であった場合に、入力信号から特定のパ
    ルスが欠落したと判断して、内挿デコーダにより欠落し
    たデータを、予め決められた手順に従って出力内挿する
    請求項3記載の内挿装置。
  9. 【請求項9】 エッジ検出回路における基準周期をTと
    した場合、遅延レジスタの値が「1」であり、エッジ周
    期検出回路の出力である周期検出信号の値が4T以上で
    あった場合及び、前記遅延レジスタの値が「0」であ
    り、前記エッジ周期検出回路の出力である周期検出信号
    の値が3T以上であった場合に、入力信号から特定のパ
    ルスが欠落したと判断して、内挿デコーダにより欠落し
    たデータを、予め決められた手順に従って出力内挿する
    請求項3記載の内挿装置。
  10. 【請求項10】 入力信号のパターンが予め決められた
    所定のパターン以外である事を内挿デコーダにより検出
    した場合、出力内挿の内挿値を常に「0」データとする
    請求項3、請求項8または請求項9記載の内挿装置。
  11. 【請求項11】 入力信号のパターンが予め決められた
    所定のパターン以外である事を内挿デコーダにより検出
    した場合、出力内挿の内挿値を常に「1」データとする
    請求項3、請求項8または請求項9記載の内挿装置。
  12. 【請求項12】 入力信号のパターンが予め決められた
    所定のパターン以外である事を内挿デコーダにより検出
    した場合、出力内挿の内挿値を「0」データによる内挿
    と「1」データによる内挿を交互に繰り返す請求項3、
    請求項8または請求項9記載の内挿装置。
  13. 【請求項13】 入力信号のパターンが予め決められた
    所定のパターン以外である事を内挿デコーダにより検出
    した場合、出力内挿の内挿値を「0」データによる内挿
    と「1」データによる内挿をランダムに行う請求項3、
    請求項8または請求項9記載の内挿装置。
  14. 【請求項14】 入力信号のパターンが予め決められた
    所定のパターン以外である事を内挿デコーダにより検出
    した場合、出力内挿の内挿値を遅延レジスタの値による
    データとする請求項3、請求項8または請求項9記載の
    内挿装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7724635B2 (en) 2004-05-04 2010-05-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Recording medium having EFM demodulation unit for adaptively re-aligning EFM demodulation point, device and method for playing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7724635B2 (en) 2004-05-04 2010-05-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Recording medium having EFM demodulation unit for adaptively re-aligning EFM demodulation point, device and method for playing the same

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