JP2002147618A - タンデムシール - Google Patents

タンデムシール

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JP2002147618A JP2000346146A JP2000346146A JP2002147618A JP 2002147618 A JP2002147618 A JP 2002147618A JP 2000346146 A JP2000346146 A JP 2000346146A JP 2000346146 A JP2000346146 A JP 2000346146A JP 2002147618 A JP2002147618 A JP 2002147618A
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mechanical seal
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宜昭 瀧ヶ平
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3464Mounting of the seal
    • F16J15/348Pre-assembled seals, e.g. cartridge seals
    • F16J15/3484Tandem seals

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次側メカニカルシール3から中間室Bに漏
れた密封対象液SLの気化したガスに起因する密封性能
への悪影響を解消する。 【解決手段】 回転軸2と軸封部ハウジング1との間の
軸周空間に、一次側及び二次側メカニカルシール3,4
を軸方向二段に配置し、両メカニカルシール3,4の間
の中間室Bに、その容積に満たない量で二次側メカニカ
ルシール4の回転側の一部を浸漬可能な量の中間液CL
を封入する。軸封部ハウジング1に中間室Bに臨んでガ
スベントラインGV1を開設し、中間室Bの円周方向と
交差する邪魔板5を設ける。このため、中間液CLは、
軸回転時に、邪魔板5との衝突によって撹拌・飛散され
て密封摺動面4Sを潤滑し、一次側メカニカルシール3
から中間室Bに漏れた密封対象液SLの気化したガス
は、中間室Bの内周部に集まってガスゾーンを形成する
ことなく、ガスベントラインGV1から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に液化ガス等、
気化しやすい液体を密封対象とし、軸方向に二段に配置
したメカニカルシールを用いて軸封を行うタンデムシー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】メカニカルシールを軸方向二段に配置し
た構造の軸封装置は、特にタンデムシールと呼ばれ、例
えば液化ガスなどを密封対象とする場合に好適に用いら
れる。タンデムシールによれば、一次側すなわち密封対
象流体側のメカニカルシールに多量の漏れが発生した場
合でも、二次側すなわち大気側のメカニカルシールがバ
ックアップとなるため、両メカニカルシール間の中間室
に回収機構を設けて、一次側のメカニカルシールから中
間室に漏れた密封対象流体を回収するようにすれば、大
気側への漏洩を確実に防止することができる。
【0003】タンデムシールにおいては、二次側のメカ
ニカルシールの回転側密封要素と静止側密封要素による
密封摺動面を液体潤滑によって保護する必要があり、こ
のため、両メカニカルシール間の中間室に、潤滑用の中
間液を介在させている。また、二次側のメカニカルシー
ルにおける密封摺動面で発生する摺動熱を効率良く除去
するために、通常、前記中間液を外部の冷却器との間で
循環させるシステムが構築される。
【0004】図3は、液化ガス用ポンプの回転軸を軸封
する手段として用いられるタンデムシールの典型的な従
来技術を示すもので、図中の参照符号100はポンプの
回転軸、110は回転軸100の外周を軸封位置で複数
のハウジング部材111〜113により包囲するように
組み立てられた軸封部ハウジングである。また、回転軸
100及び軸封部ハウジング110の軸心は、ほぼ水平
に延びており、図における左側が、密封対象液SL(液
化ガス)が充満するポンプ室が存在する機内、右側が、
大気側となる機外である。
【0005】軸封部ハウジング110と回転軸100と
の間の軸周空間には、軸方向に二段のシール120,1
30、すなわち機内側の一次側メカニカルシール120
と、機外側の二次側メカニカルシール130が配置され
ている。
【0006】一次側メカニカルシール120は、軸封部
ハウジング110のハウジング部材112の内周部にO
リング122を介して支持された非回転の固定環121
と、回転軸100のスリーブ101にリテーナ124及
びOリング125を介して気密的かつ軸方向移動可能な
状態で設けられ回転軸100と共に回転する回転環12
3とを備える。そして、回転環123がスプリング12
6の軸方向付勢力によって固定環121に密接され、そ
の密封摺動面120Sにおいて軸封機能を奏するもので
ある。
【0007】二次側メカニカルシール130も基本的に
は一次側メカニカルシール120と同様の構成を有し、
すなわち軸封部ハウジング110のハウジング部材11
3の内周部にOリング132を介して支持された非回転
の固定環131と、回転軸100のスリーブ101にポ
ンピングリング134及びOリング135を介して気密
的かつ軸方向移動可能な状態で設けられ回転軸100と
共に回転する回転環133とを備える。そして、回転環
133がスプリング136の軸方向付勢力によって固定
環131に密接され、その密封摺動面130Sにおいて
軸封機能を奏するものである。
【0008】一次側メカニカルシール120は、機内の
ポンプ室の被送流体である液化ガスを密封対象とするも
ので、この密封対象液SLの一部は一次側メカニカルシ
ール120の外周空間Aに送られて、そこから軸封部ハ
ウジング110のハウジング部材112に開設されたフ
ラッシング排出孔FOUTを通じて前記ポンプ室へ還流
されるといったフラッシングが行われており、これによ
って一次側メカニカルシール120の密封摺動面120
Sを潤滑・冷却するようになっている。
【0009】また、一次側メカニカルシール120の密
封摺動面120Sの内周空間から二次側メカニカルシー
ル130の密封摺動面130Sの外周空間にかけての中
間室Bには、中間液CLが介在している。この中間液C
Lは、二次側メカニカルシール130に設けられたポン
ピングリング134の螺旋溝134aによる軸流ポンプ
作用によって、軸封部ハウジング110のハウジング部
材112に開設されたサーキュレーション注入孔CL
IN及びハウジング部材113に開設されたサーキュレ
ーション排出孔CLOUTを通じて、外部に設置された
リザーバタンク(図示省略)との間で循環され、二次側
メカニカルシール130の密封摺動面130Sを潤滑・
冷却するようになっている。したがって、中間室B、前
記リザーバタンクとその間のサーキュレーション注入孔
CLIN及びサーキュレーション排出孔CLOUTを含
む流路配管内には、通常、中間液CLが充満している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
よるタンデムシールにおいては、中間液CLを循環させ
るポンピングリング134が軸封部ハウジング110の
内周の狭い中間室Bに配置されることから、その寸法
や、シール部品との装着スペースの取り合いによる制約
によって、ポンプ効率を向上させることが困難であると
いった問題が指摘される。
【0011】また、機内の液化ガスからなる密封対象液
SLが所定の圧力に加圧されているのに対し、中間室B
における中間液CLの圧力が低いため、一次側メカニカ
ルシール120から中間室Bに漏れた密封対象液SLが
この中間室Bで気化し、これによる中間液CL中の気泡
が多くなると、ポンピングリング134によるポンプ効
率が著しく低下してしまう。しかも回転するポンピング
リング134の近傍で中間液CLに発生するキャビテー
ション現象によって、このポンピングリング134が振
動し、その振動が二次側メカニカルシール130の回転
環133に伝達されるので、二次側メカニカルシール1
30の密封性能に悪影響を及ぼす問題がある。
【0012】更に、一次側メカニカルシール120から
から中間室Bに漏れた密封対象液SLが気化することに
より中間液CL中に混入した気泡は、中間室Bにおける
内周側に集まって、ガスゾーンを形成することがある。
これは、中間室B内の中間液CLは、二次側メカニカル
シール130の回転側シール部品との接触によって、回
転軸100の回転と同方向に旋回流動しているため、こ
の中間液CLと漏洩ガスの気泡に、比重の差による遠心
分離作用が生じるからである。したがって、二次側メカ
ニカルシール130の密封摺動面130Sが、前記ガス
ゾーンによって、ドライ摺動状態すなわち液体潤滑がな
されない摺動状態となり、過熱による異常摩耗や損傷を
生じて、早期に密封性能が損なわれてしまうおそれがあ
る。
【0013】本発明は、以上のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その技術的課題とするところは、一次側メ
カニカルシールから中間室に漏れた密封対象液の気化し
たガスに起因する密封性能への悪影響を解消することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を有
効に解決するため、請求項1の発明に係るタンデムシー
ルは、回転軸とその外周を包囲する軸封部ハウジングと
の間の軸周空間に、一次側メカニカルシールと、その機
外側の二次側メカニカルシールが軸方向二段に配置さ
れ、前記両メカニカルシールの間の中間室に、その容積
に満たない量で、かつ二次側メカニカルシールの回転側
の一部を浸漬可能な量の中間液が封入され、前記軸封部
ハウジングに、前記中間室に臨んで開口したガスベント
ラインが設けられる。すなわち、本発明は、中間室の容
積に満たない量の中間液を、二次側メカニカルシールの
回転側部品との接触によって撹拌・飛散させて、密封摺
動面を潤滑するもので、中間液を中間室に充満させた場
合と比較して、撹拌による中間液の発熱が少なくなるこ
とから、中間液を循環・冷却させる従来のような循環・
冷却機構を排除し、一次側メカニカルシールから中間室
に漏れた密封対象液の気化したガスを、ガスベントライ
ンから自然排出するようにしたものである。
【0015】また、請求項2の発明に係るタンデムシー
ルは、請求項1に記載の構成において、軸封部ハウジン
グに、中間室の円周方向と交差する邪魔板が設けられ
る。したがって、中間室にその容積に満たない量だけ封
入された中間液は、回転側部品との接触によって、回転
軸の回転と同方向に旋回流動する過程で、前記邪魔板と
衝突することによって撹拌され、飛散して、前記中間室
における内周部へのガスゾーンの形成が防止される。
【0016】また、請求項3の発明に係るタンデムシー
ルは、請求項1に記載の構成において、軸封部ハウジン
グに、内周縁が両メカニカルシールの間で回転軸側に微
小隙間をもって対向し中間室を軸方向に概略的に分離す
る仕切板が設けられる。この構成によれば、一次側メカ
ニカルシールから中間室へ大量の漏れが発生したような
場合に、その気化したガスが直ちに二次側メカニカルシ
ール側へ達するのを防止することができる。
【0017】また、請求項4の発明に係るタンデムシー
ルは、請求項1に記載の構成において、軸封部ハウジン
グに、外部からの冷却液が流通される冷却液ジャケット
が設けられる。中間室に封入された中間液は、一次側メ
カニカルシールからの漏洩液が気化する際の気化熱(潜
熱)によって冷却される場合もあるが、この構成によれ
ば、中間液が冷却液ジャケット内の冷却液との熱交換に
よって確実に冷却されるので、二次側メカニカルシール
の密封摺動面の冷却効果が高まる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るタンデムシ
ールの好適な実施の形態を軸心を通る平面で切断して示
す断面図、図2は図1におけるII−II線位置で軸心と直
交する方向に切断した断面図で、図1における参照符号
1は液化ガス用ポンプの軸封部ハウジング、2は機内の
ポンプ機構を回転させる回転軸である。回転軸2はその
軸心がほぼ水平であり、軸封部ハウジング1は回転軸2
における軸封位置の外周を包囲するように設けられてい
る。また、図1における左側が、密封対象液SLが充満
するポンプ室が存在する機内であり、右側が、大気側と
なる機外である。
【0019】軸封部ハウジング1は、ポンプの軸孔部1
1と、その機外側に配置されて螺子部材15,16によ
って軸方向に互いに連結されたシールカバー12〜14
からなる。ポンプ軸孔部11及びシールカバー12〜1
4の間は、それぞれOリング17〜19によって密封さ
れている。
【0020】回転軸2には、軸封部ハウジング1におけ
るシールカバー12〜14の内周側に位置して軸スリー
ブ21が外挿されている。この軸スリーブ21は、機外
側の端部21aの外周に配置されたスリーブカラー22
と、このスリーブカラー22を前記端部21aに固定す
るセットスクリュ23と、このスリーブカラー22を、
前記端部21aに開設された固定用孔を貫通して回転軸
2に固定するセットスクリュ24とによって、回転軸2
に一体的に固定されている。また、軸スリーブ21と回
転軸2の外周面との間は、Oリング25によって密封さ
れている。
【0021】軸封部ハウジング1と回転軸2の軸スリー
ブ21との間の軸周空間には、当該タンデムシールの主
体をなす軸方向に二段のメカニカルシール3,4、すな
わち機内側(密封対象液SL側)の一次側メカニカルシ
ール3と、機外側(大気側)の二次側メカニカルシール
4が配置されている。
【0022】一次側メカニカルシール3は、軸スリーブ
21における機内側の端部外周に固定され回転軸2と共
に回転する回転環31と、軸封部ハウジング1における
最も機内寄りのシールカバー12の内周に配置された非
回転の固定環33とを備え、この回転環31と固定環3
3が、スプリング37の軸方向付勢力によって、対向端
面同士で密接し、密封摺動面3Sを形成するものであ
る。
【0023】詳しくは、回転環31は軸スリーブ21に
おける機内側の端部に形成されたフランジ部21bに背
面を支持されて、軸スリーブ21との間をOリング32
により密封されると共に、ノックピン21cにより軸ス
リーブ21と円周方向に係合され、回転軸2と一体的に
回転するものである。一方、シールカバー12の内周凹
部には、環状ケース34がOリング35を介して密嵌さ
れると共にノックピン12aにより回り止めされてお
り、固定環33は、この環状ケース34にOリング36
を介して軸方向移動可能な状態に支持されると共にノッ
クピン34aにより回り止めされ、環状ケース34に円
周方向複数配置されたスプリング37によって回転環3
1側へ付勢されている。
【0024】機内のポンプ室の被送流体である密封対象
液SLの一部は、一次側メカニカルシール3の外周空間
Aに送られ、そこから、環状ケース34の外周部に開設
された通液孔34b及び軸封部ハウジング1におけるハ
ウジング部材12に開設されたフラッシング排出孔F
OUTを通じて前記ポンプ室へ還流されるといったフラ
ッシングが行われている。すなわち、密封対象液SLの
一部が一次側メカニカルシール3における回転環31と
固定環33の外周を経由して流れることによって、密封
摺動面3Sを潤滑すると共に、摺動熱を有効に除去する
ようになっている。
【0025】二次側メカニカルシール4は、軸封部ハウ
ジング1における中間のシールカバー13の内周に位置
して軸スリーブ21に固定され回転軸2と共に回転する
回転環41と、軸封部ハウジング1における最も機外側
のシールカバー14の内周に配置された非回転の固定環
46とを備え、この回転環41と固定環46が、スプリ
ング48の軸方向付勢力によって、対向端面同士で密接
し、密封摺動面4Sを形成するものである。
【0026】詳しくは、回転環41は、軸スリーブ21
における軸方向中間位置にOリング43を介して外挿さ
れてセットスクリュ44により固定されたカラー42に
Oリング45を介して支持されると共に、ノックピン4
2aにより円周方向に係合され、回転軸2と一体的に回
転するものである。一方、固定環46は、シールカバー
14の内周凹部にOリング47を介して軸方向移動可能
な状態に密嵌されると共にノックピン14aにより回り
止めされており、シールカバー14に円周方向複数配置
されたスプリング48によって回転環41側へ付勢され
ている。
【0027】軸封部ハウジング1と軸スリーブ21との
間の軸周空間には、一次側メカニカルシール3と二次側
メカニカルシール4で仕切られることによって、一次側
メカニカルシール3の密封摺動面3Sの内周空間から二
次側メカニカルシール4の密封摺動面4Sの外周空間に
かけて中間室Bが形成されている。この中間室Bには、
その容積に満たない量で、かつ二次側メカニカルシール
4の密封摺動面4Sを潤滑するのに十分な量、好ましく
は図2に示されるように、静止時の液面レベルがほぼ回
転軸2(軸封部ハウジング1)の軸心Oのレベルとなる
ような量の中間液CLが封入されている。中間液CLと
しては、例えば冷凍機油が採用される。
【0028】すなわち、一次側メカニカルシール3は、
機内のポンプ室の被送流体である液化ガスを密封対象と
するものであるのに対し、二次側メカニカルシール4
は、主に中間室Bに封入された中間液CLを密封対象と
するものである。
【0029】軸封部ハウジング1におけるシールカバー
13には、中間室Bの円周方向上端位置に開口した第一
のガスベントラインGV1が開設されている。この第一
のガスベントラインGV1は、図示されていない漏洩ガ
ス回収部へ接続されている。また、前記シールカバー1
3の内周面には、中間室Bの円周方向と直交する平面を
なすような、少なくとも一枚の邪魔板5が設けられてい
る。
【0030】中間室Bには、一次側メカニカルシール3
と二次側メカニカルシール4の間に位置して、環状の仕
切板6が配置され、軸封部ハウジング1におけるシール
カバー12にボルト61を介して固定されている。この
仕切板6の内周縁は、回転軸2の軸スリーブ21の外周
面に径方向の微小隙間Gを介して近接対向している。ま
た、軸封部ハウジング1におけるシールカバー12に
は、中間室Bのうち仕切板6よりも一次側メカニカルシ
ール3寄りの位置に開口した第二のガスベントラインG
V2が開設され、この第二のガスベントラインGV2
は、図示されていない漏洩ガス回収部へ接続されてい
る。
【0031】軸封部ハウジング1におけるシールカバー
14の内周部には、円周方向に連続した冷却水ジャケッ
トCが形成されており、この冷却水ジャケットCには、
外部からの冷却水が通水孔CWIN/CWOUTを通じ
て流通させることができるようになっている。
【0032】以上の構成において、密封対象液SLが、
一次側メカニカルシール3から中間室Bへ漏洩した場
合、この密封対象液SLは、この中間室Bが機内のポン
プ室よりも低圧であることによって気化するが、この気
化により発生したガス(以下、漏洩ガスという)は、従
来のように、中間室Bの内周側へ集まって、ガスゾーン
を形成するようなことはない。これは、回転軸2がその
軸心Oの周りに回転している状態では、中間室Bにその
容積に満たない量だけ封入されている中間液CLは、軸
スリーブ21の外周面や、二次側メカニカルシール4の
回転環41及びカラー42等に引きずられて、中間室B
内を、回転軸2の回転と同方向へ旋回する過程で、邪魔
板5と衝突することによって撹拌され、かつ飛散してミ
ストを発生し、中間液CLは、このようなミストと液の
混在状態となっているからである。
【0033】したがって、従来のようにガスゾーンの発
生によって二次側メカニカルシール4の密封摺動面4S
が無潤滑摺動状態となるようなことはなく、ミストと液
の混在状態で中間室Bに充満している中間液CLが、二
次側メカニカルシール4の密封摺動面4Sの外周に飛来
して、良好な潤滑作用を奏する。そしてこのため、従来
のようにポンピングリングによる中間液CLの強制循環
を行わなくても、前記密封摺動面4Sにおける摺動発熱
が有効に抑えられる。
【0034】しかも、上述のように、漏洩ガスが内周側
へ集まってしまうことがないので、中間室Bの上端位置
に開口した第一のガスベントラインGV1から効率良く
排出される。また、中間液CLを中間室Bに充満させた
場合に比較して、この中間液CLに、撹拌により発生す
る熱が少ないものとなる。
【0035】また、中間室Bは、一次側メカニカルシー
ル3と二次側メカニカルシール4の間に位置する環状の
仕切板6によって、軸方向に概略的に分離されているの
で、一次側メカニカルシール3から漏洩した密封対象液
SLが気化した漏洩ガスが、二次側メカニカルシール4
の近傍へ容易に侵入することができないようになってい
る。したがって、この漏洩ガスの大部分は、仕切板6よ
りも一次側メカニカルシール3寄りの位置に開口した第
二のガスベントラインGV2へ誘導されて排出され、機
外の図示されていない漏洩ガス回収部へ回収される。し
たがって、この構成は、密封対象液SLが高圧であっ
て、一次側メカニカルシール3からの漏れが大量に発生
するおそれがあるような場合にきわめて有効である。
【0036】一次側メカニカルシール3から密封対象液
SLが漏洩した場合、この密封対象液SLが気化する際
には、熱エネルギが気化熱として消費されるので、中間
液CLの冷却効果が期待できるが、使用条件によって過
度の温度上昇が予想される場合には、軸封部ハウジング
1におけるシールカバー14の内周部に形成された冷却
水ジャケットCに、通水孔CWIN/CWOUTを通じ
て外部からの冷却水を流通させることによって、シール
カバー14の内周壁を介して中間液CLの冷却を行うこ
とができる。このため、二次側メカニカルシール4の密
封摺動面4Sの摺動発熱が有効に除去され、しかも熱に
よる中間液CLの蒸発も抑制することができる。
【0037】図1に二点鎖線及び参照符号7で示される
部材は、当該タンデムシールを組み立てる際に用いられ
るセッティング治具である。このセッティング治具7
は、それぞれボルト71を介して、軸封部ハウジング1
におけるシールカバー14の機外側の端部に複数取付可
能になっていると共に、内周部が、スリーブカラー22
の外周面に形成された係合突起22aと軸方向に係合さ
れるようになっている。
【0038】すなわち、当該タンデムシールの組立に際
しては、セッティング治具7の内周部をスリーブカラー
22の係合突起22aと係合させると共に、ボルト71
で軸封部ハウジング1に固定することによって、セッテ
ィング治具7及びスリーブカラー22を介して、軸封部
ハウジング1に対する軸スリーブ21の軸方向相対位置
が規定されることになる。
【0039】そして、一次側メカニカルシール3におけ
る回転環31は、軸スリーブ21におけるフランジ部2
1bに固定され、二次側メカニカルシール4における回
転環41は、軸スリーブ21における段差部21dにカ
ラー42を介して固定されるものであるため、セッティ
ング治具7で軸封部ハウジング1に対する軸スリーブ2
1の軸方向相対位置が規定されることによって、これら
回転環31,41の軸方向取付位置も規定されることに
なる。したがって、軸封部ハウジング1側に保持される
両メカニカルシール3,4の固定環33,46の背面側
のコイルスプリング37,48が所定の軸方向長さに圧
縮され、これによって、両メカニカルシール3,4の密
封摺動面3S,4Sに所定の密接荷重が与えられる。
【0040】なお、タンデムシールが図1に示される状
態に組み立てられた後は、セッティング治具7は取り外
される。
【0041】上述した実施の形態によるタンデムシール
について、実機による摺動試験を行ったので、その結果
について説明する。なお、各メカニカルシール3,4に
おける回転環31,41はSiCからなり、固定環3
3,46はカーボンあるいはカーボンを基材とする複合
材からなるものとし、密封摺動面3S,4Sの直径寸法
は110mm程度とした。また、その他の試験条件は、
次のとおりとした。 1.密封対象液SL 液種;液化プロパンガス 温度;30℃ 圧力;17MPaG 2.中間液CL 液種;冷凍機油 液量;油面軸心 3.冷却水ジャケットCによる冷却;5.0L/mi
n. 4.軸回転数;3600min−1 5.試験時間;100hrs
【0042】試験では、一定時間おきに一次側メカニカ
ルシール3より故意に密封対象の液化プロパンガスを中
間室Bへ漏洩させる操作を行ったが、中間液CLの液温
(液‐ミスト混合状態の雰囲気温度)は、60〜65℃
で安定して推移し、また、二次側メカニカルシール4か
ら大気へのガス漏れは確認されなかった。更に、試験終
了後の密封摺動面の状態は良好で、摩耗量も数μmとご
く僅かであった。
【0043】すなわち、中間室Bへの中間液CLの封入
量を、軸心Oの油面レベル程度としても、二次側メカニ
カルシール4の密封摺動面4Sに対する良好な潤滑・冷
却状態を維持でき、また、回転環と固定環の摺動材料の
組合せを適切に選定すると共に中間室Bを冷却水ジャケ
ットCへの通水によって適宜冷却することで、優れた性
能を発揮できることが確認された。
【0044】なお、本発明は図示された実施の形態に限
定されるものではない。例えば、仕切板6や冷却水ジャ
ケットCは、必要に応じて設けられるものであり、各メ
カニカルシール3,4の細部の構成や形状も、種々のも
のがある。また、上述した実施の形態では、回転軸2が
ほぼ水平に延びるものとして説明したが、回転軸2が傾
斜又は鉛直方向に延びるものであっても、本発明は実施
可能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明に係るタンデムシールに
よれば、一次側メカニカルシールと二次側メカニカルシ
ールの間の中間室に、その容積に満たない量だけ封入さ
れた中間液が、回転時に撹拌され、飛散してミスト状と
なるので、一次側メカニカルシールから漏れた密封対象
液の気化したガスが、中間室の内周部に集積されてガス
ゾーンを形成することがなく、二次側メカニカルシール
の密封摺動面を良好に潤滑することができる。そして、
一次側メカニカルシールからの漏洩ガスを、中間室に臨
んで開設したガスベントラインから、効率良く自然排出
させることができる。しかも、中間液を中間室に充満さ
せた場合に比較して、撹拌熱の発生も少ないため、中間
液を循環させるポンピングリングや外部冷却装置を不要
となり、機器の小型化や低価格化を図ることができる。
またポンピングリングが不要となることによって、中間
液への気泡の混入によるポンピングリングのポンプ効率
低下や、キャビテーション現象による振動の発生といっ
た問題も解消されることになる。
【0046】請求項2の発明に係るタンデムシールによ
れば、請求項1の構成に加えて、軸封部ハウジングに、
中間室の円周方向と交差する邪魔板が設けたため、中間
液が、回転側部品との接触によって旋回流動する過程
で、前記邪魔板と衝突することによって、有効に撹拌さ
れると共に確実に飛散してミストを形成するため、中間
室における内周部へのガスゾーンの形成を確実に防止す
ると共に、二次側メカニカルシールの密封摺動面に対す
る潤滑効果を向上させることができる。
【0047】請求項3の発明に係るタンデムシールによ
れば、請求項1の構成に加えて、中間室を軸方向に概略
的に分離する仕切板を設けることによって、一次側メカ
ニカルシールから漏れた密封対象液の気化したガスが、
二次側メカニカルシールの近傍に侵入しにくくなるの
で、漏洩ガスによる二次側メカニカルシールへの影響を
一層有効に防止することができる。
【0048】請求項4の発明に係るタンデムシールによ
れば、請求項1の構成に加えて、軸封部ハウジングに、
外部からの冷却液が流通される冷却液ジャケットを設け
ることによって、中間液を強制的に冷却できるので、二
次側メカニカルシールの密封摺動面の冷却効果を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンデムシールの好適な実施の形
態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図2】図1におけるII−II線位置で軸心と直交する方
向に切断して示す断面図である。
【図3】従来の技術に係るタンデムシールを、軸心を通
る平面で切断して示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸封部ハウジング 2 回転軸 3 一次側メカニカルシール 4 二次側メカニカルシール 5 邪魔板 6 仕切板 A 一次側メカニカルシールの外周空間 B 中間室 C 冷却水ジャケット(冷却液ジャケット) CL 中間液 CWIN/CWOUT 通水孔 FOUT フラッシング排出孔 GV1 第一のガスベントライン GV2 第二のガスベントライン SL 密封対象液
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月5日(2001.11.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】上述した実施の形態によるタンデムシール
について、実機による摺動試験を行ったので、その結果
について説明する。なお、各メカニカルシール3,4に
おける回転環31,41はSiCからなり、固定環3
3,46はカーボンあるいはカーボンを基材とする複合
材からなるものとし、密封摺動面3S,4Sの直径寸法
は110mm程度とした。また、その他の試験条件は、
次のとおりとした。 1.密封対象液SL 液種;液化プロパンガス 温度;30℃圧力;1.7MPaG 2.中間液CL 液種;冷凍機油 液量;油面軸心 3.冷却水ジャケットCによる冷却;5.0L/mi
n. 4.軸回転数;3600min−1 5.試験時間;100hrs
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H022 BA06 CA23 CA39 CA40 DA00 3J041 AA03 BA04 BD01 DA01 DA05 DA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸とその外周を包囲する軸封部ハウ
    ジングとの間の軸周空間に、一次側メカニカルシール
    と、その機外側の二次側メカニカルシールが軸方向二段
    に配置され、 前記両メカニカルシールの間の中間室に、その容積に満
    たない量で、かつ二次側メカニカルシールの回転側の一
    部を浸漬可能な量の中間液が封入され、 前記軸封部ハウジングに、前記中間室に臨んで開口した
    ガスベントラインが設けられたことを特徴とするタンデ
    ムシール。
  2. 【請求項2】 軸封部ハウジングに、中間室の円周方向
    と交差する邪魔板が設けられたことを特徴とする請求項
    1に記載のタンデムシール。
  3. 【請求項3】 軸封部ハウジングに、内周縁が両メカニ
    カルシールの間で回転軸側に微小隙間をもって対向し中
    間室を軸方向に概略的に分離する仕切板が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタンデムシール。
  4. 【請求項4】 軸封部ハウジングに、外部からの冷却液
    が流通される冷却液ジャケットが設けられたことを特徴
    とする請求項1に記載のタンデムシール。
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